JP2005279308A5 - - Google Patents

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遊技機
本発明は、パチンコ遊技機に代表される遊技機に関する。
従来、パチンコ遊技機に代表される遊技機においては、遊技の制御を行うと共に複数種類の制御信号を送信する主制御装置(例えば主制御基板の主制御回路)と、前記主制御装置から送信される複数種類の制御信号に基づき遊技の制御を行う従制御装置(例えば表示制御基板の表示制御回路)と、前記従制御装置に接続された遊技装置(例えば液晶表示器)とが設けられ、前記主制御装置から送信される複数種類の制御信号に基づき前記従制御装置が遊技装置を制御している。
前記遊技機にあっては、一つの従制御装置に接続されている遊技装置の制御範囲が異なる場合、例えば液晶表示器の左表示領域、中央表示領域、右表示領域でそれぞれ変動及び停止表示される左図柄、中図柄及び右図柄の変動態様に対する制御や、左停止図柄、中停止図柄及び右停止図柄の種類決定に対する制御や、遊技の大当たり表示開始に対する制御等のように遊技装置の制御範囲が異なる場合、制御範囲毎に送信タイミングの異なる別々の独立した制御信号(例えば変動態様用制御信号、停止図柄用制御信号、大当たり表示開始用制御信号等)に分けて、前記主制御装置からそれぞれのタイミングで複数種類の制御信号を従制御装置へ送信していた(例えば、特許文献1参照。)。また、前記複数種類の制御信号は、前記主制御装置において予め設定された制御時間(2msや4ms等)毎に繰り返される制御プログラムにしたがって、従制御装置に送信されている。
特開2002−191795号公報(図20、図21)
しかし、前記遊技機にあっては、制御信号を遊技装置の制御範囲毎に別々の独立したものに分けて送信しているため、一つの従制御装置に接続されている遊技装置(例えば液晶表示器)を、遊技の趣向性向上等の理由から多種多様に制御しようとする場合などには、前記制御信号が多種類に及ぶことになる。その結果、前記複数種類の制御信号を送信する主制御装置側の制御プログラムの送信回数が多くなり、送信処理(出力処理)に時間がかかる場合があった。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、主制御装置から一つの従制御装置へ送信される少なくとも一タイミングで送る特定の制御信号を、一つの従制御装置に接続される遊技装置の制御範囲が異なる複数種の制御データで構成することにより、前記制御信号を送信する側の制御プログラム内容の簡素化、前記制御プログラムの制御時間短縮を可能とする遊技機の提供を目的とする。なお、一制御信号は一タイミングで送信されるものを言い、異なるタイミングで送信されるものを言わない。
請求項1の発明は、遊技の制御を行い、複数種類の制御信号を送信する主制御装置と、前記主制御装置から送信される前記制御信号に基づいて遊技の制御を行う従制御装置と、前記従制御装置に接続された遊技に関連して作動する遊技装置とを備え、前記主制御装置から送信される前記制御信号を前記従制御装置が受信することに起因して前記遊技装置を制御するように構成されると共に、前記複数種類の制御信号の内、少なくとも二つの制御信号は、互いに前記遊技装置が別々に独立した制御を行うために必要とする制御範囲が異なる制御データで構成されている遊技機において、前記複数種類の制御信号のうち少なくとも一タイミングで送る特定制御信号は、一つの前記従制御装置に接続され、前記複数種類の制御信号には少なくとも一タイミングで送る前記特定制御信号が複数種類含まれると共に、前記複数種類の前記特定信号はそれぞれ制御装置の処理の大分類が異なり、前記主制御装置から前記従制御装置に送られるMODEデータによって前記制御装置の処理の大分類を設定し、前記複数種類の特定制御信号のうち一つの特定制御信号は、一つの前記従制御装置に接続された前記遊技装置に対する複数種類の制御データで構成されると共に、前記複数種類の制御データは前記遊技装置が別々に独立した制御を行うために必要とする制御範囲が異なるそれぞれの専用制御データで構成されていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、前記従制御装置が、該従制御装置に接続された複数の遊技装置を制御するように構成されたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2において、前記一タイミングで送る特定制御信号には、前記一タイミングで送る特定制御信号を構成する複数種の制御データのうち少なくとも一つの制御データを前記従制御装置に有効又は無効とするように判断させる識別信号が含まれていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1から3の何れか一項において、前記遊技機が、複数種類の図柄の変動態様を表示する図柄表示部と、前記図柄の変動態様に関係する情報について記憶すると共に前記記憶された変動態様に関係する情報に基づく図柄の変動が行われていない図柄変動保留記憶回数を記憶する記憶手段と、前記記憶手段による図柄変動保留記憶回数を表示する図柄変動保留記憶回数表示部とを備え、前記一タイミングで送る特定制御信号を構成する複数種の制御データのうち少なくとも一つの制御データは前記変動態様の種類を指示する制御データであり、他の少なくとも一つの制御データは前記図柄変動保留記憶回数表示部への前記図柄変動保留記憶回数の表示を指示する制御データであることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、複数種類の制御信号のうち少なくとも一タイミングで送る特定制御信号は、一つの従制御装置に接続される遊技装置に対する複数種類の制御データで構成されると共に、複数種類の制御データは遊技装置が別々に独立した制御を行うために必要とする制御範囲が異なるそれぞれの専用制御データで構成されているため、制御範囲が一つのみで構成される制御信号と比べ、主制御装置が一つの従制御装置へ複数種の制御信号を送る場合に、制御信号の送信回数を減らすことができ、送信側の制御プログラムを短縮することができる。それにより、制御プログラムの処理時間短縮も可能になり、遊技装置の複雑な制御に対する自由度が高くなる効果もある。また、一つの従制御装置側も制御信号の受信回数が減り、受信側の制御プログラムの制御処理時間の短縮ができる。
請求項2の発明によれば、前記従制御装置は複数の遊技装置を制御するように構成されているため、従制御装置に接続される遊技装置が一つでない場合にも本発明を適用することができる。
請求項3の発明によれば、前記一タイミングで送る特定制御信号には、前記一タイミングで送る特定制御信号を構成する複数種の制御データのうち少なくとも一つの制御データを前記従制御装置に有効又は無効とするように判断させる識別信号が含まれているため、一つの制御信号を構成する全ての制御データを使用しない場合でも、一つの制御信号として構成することができ、従制御装置が、無効制御データ以外の有効制御データによって制御を行うことができる。
請求項4の発明によれば、一タイミングで送る特定制御信号を構成する複数種の制御データのうち少なくとも一つの制御データは図柄の変動態様の種類を指示する制御データであり、他の少なくとも一つの制御データは図柄変動保留記憶回数表示部への図柄変動保留記憶回数の表示を指示する制御データであるため、図柄の変動開始時に表示状況が変化する図柄変動態様の種類を指示する制御データと、同じく図柄の変動開始時に表示状況が変化する図柄変動保留記憶回数の表示を指示する制御データとを、一つの制御信号で送信することができる。これにより、制御信号の送信回数を減らすことができ、送信側の制御プログラムを短縮でき、制御プログラムの処理時間短縮が可能になり、さらには遊技装置の複雑な制御に対する自由度が高まる効果もある。
以下、添付の図面に基づき本発明の好適な実施の形態を説明する。図1は本発明の一実施例に係る遊技機全体の正面図、図2は同遊技機の特別図柄表示部の概略正面図、図3は同遊技機の電気制御を簡略に示すブロック図、図4は同遊技機の表示制御回路のブロック図である。
図1に示すこの実施例の遊技機1は、遊技媒体として遊技球を用いるパチンコ遊技機であって、遊技盤3の縁に遊技球の外側ガイドレール4及び内側ガイドレール5が略円形に立設され、前記内側ガイドレール5によって囲まれた遊技領域6の中心線上にその上部から下部に向かって順に表示装置9、始動口(始動入賞口)10、特別電動役物である大入賞口15、アウト口17が配設され、また上方両側にはランプ風車18a,18b、その下方に普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21、その下方に左袖入賞口23と右袖入賞口25、前記右袖入賞口25の下方に普通図柄変動保留記憶回数表示部47、さらに前記大入賞口15の両側に左落とし入賞口27と右落とし入賞口29が配設されている。前記種々の入賞口に遊技球が入賞すると所定数の遊技球が賞品球として払い出される。なお、後に詳述する大当たりになると大入賞口15が開放され、遊技球が入賞し易い特別遊技が実行される。符号22a,22bは風車である。
また、前記遊技機1の前面側には、ランプ表示器35、払い出された遊技球を受けるための上側球受け皿36、該上側球受け皿36の飽和時に遊技球を受けるための下側球受け皿37、効果音等を発するスピーカ38、遊技者の発射操作に応じて遊技球を遊技領域6に向けて弾発発射する発射装置91等がそれぞれ組み付けられている。以下、所要の各部についてさらに詳述する。
前記表示装置9は、上部の普通図柄表示部45と、中央の特別図柄表示部42と、下部の特別図柄変動保留記憶回数表示部51とで構成されている。
前記普通図柄表示部45は、7セグメントLED等からなり、数字、アルファベット、記号等からなる小当たり判定用普通図柄を変動表示及び停止表示可能になっている。この実施例の普通図柄は、『0,1,2,3,4,5,6,7,8,9』の10通りの図柄とされている。
前記特別図柄表示部42は、本発明における従制御装置に接続された遊技装置の一つに相当すると共に、複数種類の図柄変動態様を表示する図柄表示部に相当するもので、液晶、ドットマトリックス若しくはLED表示装置等の表示装置からなり、この実施例では、液晶表示器(TFT−LCDモジュール)で構成されている。また、この実施例の特別図柄表示部42は、左、中、右に並ぶ3つの表示領域に分割されて左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域で構成され、図2に示すように、左側表示領域には左特別図柄ZLが、中央表示領域には中特別図柄ZMが、右側表示領域には右特別図柄ZRが、それぞれ判定結果表示用の特別図柄(判定図柄)として、変動表示及び停止表示可能とされている。また、前記特別図柄表示部42には、前記特別図柄に加えて背景画像(キャラクタ,背景,文字等を含む。)が表示されることもあり、当該背景画像が特別図柄の変動開始等の所定条件に起因して変動表示可能となっていてもよい。この実施例における前記左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域にそれぞれ表示される特別図柄は、『0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11』の12種類の特別図柄とされている。なお、この実施例においては、表示領域を左、中、右と並ぶようにしたが、これに限定されることなく、上、中、下と並ぶような表示領域としてもよい。
前記特別図柄変動保留記憶回数表示部51は、本発明における図柄変動保留記憶回数表示部に相当し、後に詳述する特別図柄変動保留記憶回数(図柄変動保留記憶回数)を表示するためのものである。この実施例では、特別図柄変動保留記憶回数と対応する数字及び文字が付された表示ランプ(疑似ランプ)51aの点灯により、特別図柄変動保留記憶回数を表示するようになっている。なお、前記特別図柄変動保留記憶回数の表示は、ランプ表示に限られず、数字による表示、棒グラフによる表示等、他の表示方法であってもよい。
前記始動口(始動入賞口)10は表示装置9の真下に設けられ、2つの可動片10a,10b間が入賞領域とされ、前記可動片10a,10bが背面の始動入賞口用ソレノイドにより略垂直にされて入賞のし難い入賞領域狭小状態と、略V字形(逆ハの字形)にされて入賞のし易い入賞領域拡大状態間を変化可能に制御されている。前記始動口10の入賞領域拡大は、前記普通図柄表示部45の普通図柄が変動した後に特定の普通図柄で確定停止表示されて小当たり(普通図柄当たり)が成立した時に行われる。
また、前記遊技盤3の背面には、前記始動口10に入賞した遊技球を検出する特別図柄変動開始スイッチ(始動口センサー)が入賞球用通路に設けられており、該入賞球の検出によって乱数値が取得され、前記取得乱数値に割り当てられている前記特別図柄の変動態様に関係する情報に基づいて、前記特別図柄表示部42で特別図柄の変動を開始し、その後停止表示するようになっている。その際、前記特別図柄の変動中に前記始動口10に遊技球が入賞して検出されることがあるため、前記入賞検出によって取得される乱数値(特別図柄の変動態様に関係する情報の乱数値を含む)については、前記特別図柄変動回数の所定回数分だけ記憶され、前記特別図柄の変動開始によって1回分の特別図柄に関係する記憶及び特別図柄変動保留記憶回数を減らすようになっている。また、前記記憶された乱数値(特別図柄の変動態様に関係する情報の乱数値)に基づく特別図柄変動の行われていない特別図柄変動保留記憶回数についても、記憶されると共に前記特別図柄変動保留記憶回数表示部51で表示され、前記記憶されている特別図柄変動保留記憶回数の減少によって前記特別図柄変動保留記憶回数表示部51の保留記憶回数表示を減らすようになっている。前記各取得乱数値及び特別図柄変動保留記憶回数の記憶個数は、この例では現在特別図柄変動中に関するものを除き、最大4個とされている。
前記普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21は、該両ゲート19,21を通過する遊技球を検出する普通図柄変動開始スイッチを備え、該普通図柄変動開始スイッチで遊技球を検出することによって前記普通図柄表示部45で普通図柄変動を開始させるようになっている。前記普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21を遊技球が通過することによって発生する図柄変動開始の数は、現在変動中のものを除いて最高4回記憶し、前記遊技盤3の右下部にある普通図柄変動保留記憶回数表示部47で表示するようになっている。また、前記左袖入賞口23と右袖入賞口25には入賞球を検出する左袖入賞口用検出スイッチと右袖入賞口用検出スイッチが、他方前記左落とし入賞口27と右落とし入賞口29には入賞球を検出する左落とし入賞口用検出スイッチと右落とし入賞口用検出スイッチが、それぞれ対応する遊技盤背面に設けられている。
前記大入賞口15は、遊技盤背面の大入賞口開放用ソレノイドによって開閉する開閉板61を備えている。この大入賞口15は、通常は開閉板61が閉じた状態とされ、当該大入賞口15の一部には、該大入賞口15が開いた際に開口して入賞可能にする特定領域入賞口63を有する。さらに、前記特定領域入賞口63には、所定条件時に特定領域開放用ソレノイドにより開閉される開閉扉(図示せず)が設けられている。また、前記特定領域入賞口63には特定入賞球を検出する特定入賞球検出スイッチ(特定領域センサー)が設けられ、該入賞球の検出により大入賞口15を再度開ける継続権利が成立するようにされている。前記大入賞口15内の略中央には、前記大入賞口15に入賞し、かつ前記特定領域入賞口63に入賞しなかった入賞球を検出する入賞球数カウントスイッチ(カウントセンサー)が設けられている。
前記発射装置91は、操作レバー92の操作により遊技機内側の発射モータが作動して遊技球を弾発発射するようになっている。前記発射装置91により発射された発射球は、前記遊技盤面に立設された外側誘導レール4と内側誘導レール5間で構成される発射球誘導路を介して遊技領域6に誘導されるようになっている。前記発射球誘導路により遊技領域6に誘導された遊技球は、転動しつつ下方へ落下し、前記各装置及び各入賞口に入賞するか、或いは何処にも入賞しなければ前記アウト口17から遊技盤3の裏側へ排出されるように構成されている。なお、この例の遊技機1はプレイペイドカードユニット93が接続されている。
また、前記遊技機1の裏側には、遊技を制御するための複数の制御装置が制御手段として設けられている。図3のブロック図は同遊技機の電気制御を簡略に示すものであり、前記制御装置として、主制御回路70、表示制御回路90、音声制御回路120、払出制御回路110等が図示されている。なお、各制御回路はそれぞれ制御基板に形成されている。
主制御回路70は、遊技の主制御を行う主制御装置に相当し、前記遊技機1における遊技制御手段、特別図柄の変動態様に関係する情報や該情報が割り当てられた乱数値の生成や記憶手段等として機能する。また、前記主制御回路70は、主制御プログラムに従って制御動作を行うCPU72、該CPU72のワーク用メモリとして機能するRAM73、主制御プログラムを記憶するROM74を備えたワンチップマイクロコンピュータ71、該ワンチップマイクロコンピュータ71と表示制御回路90等を結ぶI/O(入出力)バス75,76、出力ポート77、ドライバ78、バッファゲート79、インターフェイス80等により構成されている。なお、表示制御回路90、音声制御回路120、払出制御回路110、発光体制御回路88等は、前記主制御装置である主制御回路70から送信される複数種類の制御信号に基づいて遊技の制御を行う従制御装置に相当する。
前記CPU72は、制御部、演算部、各種レジスタ、各種フラグ等を備え、演算制御を行う他、遊技の制御に使用する乱数値(特別図柄の変動態様に関係する情報の乱数値を含む)の生成、例えば、停止特別図柄決定のための乱数、大当たり(特別遊技状態)の発生確率や普通図柄による当たり(始動口10の入賞領域拡大)の発生確率を定める乱数、さらには他の制御装置に対する制御信号等を主制御プログラムに従って生成する。
前記RAM73は特別図柄変動開始スイッチの検出信号及び普通図柄変動開始スイッチの検出信号用の記憶領域、CPU72で生成される各種乱数用の記憶領域、各種データを一時的に記憶する記憶領域やフラグ、並びにCPU72の作業領域を備えている。さらに、前記ROM74には、遊技上の制御プログラムや制御データ、制御信号(制御コマンド)が書き込まれている他、大当たり及び普通図柄による当たりの判定値等が書き込まれている。なお、前記RAM73は、前記特別図柄表示部の特別図柄変動態様に関係する情報及び前記特別図柄変動保留記憶回数についての記憶手段に相当する。
その他、前記ワンチップマイクロコンピュータ71には、遊技機1の電源投入時に各種制御情報を初期化する初期リセット回路と、ワンチップマイクロコンピュータ71のROM74に記憶されている主制御プログラムを定期的(この例では2msec毎)に実行させる定期リセット回路が設けられている。
また、前記ドライバ78には始動口10、大入賞口15、情報出力回路83等が接続され、前記出力ポート77には表示制御回路90と発光体制御回路88が接続され、前記I/Oバス75には音声制御回路120が接続されている。なお、前記情報出力回路83にはホストコンピュータであるホール用の管理装置84が接続され、大当たり情報や図柄確定情報、確率変動情報等の各種遊技情報が出力される。
前記表示制御回路90は、前記主制御回路70(主制御装置)から送信される表示制御信号を受信し、受信した表示制御信号に基づいて所定の表示制御処理を行う従制御装置に相当し、この表示制御回路90に接続されている遊技装置、すなわち、前記普通図柄表示部45、普通図柄変動保留記憶回数表示部47、特別図柄変動保留記憶回数表示部51、特別図柄表示部42の制御及び、発光体制御回路88、音声制御回路120の一部制御を行う。
前記表示制御回路90は、図4に示すように、前記特別図柄表示部42に表示する遊技画像(特別図柄(判定図柄)、背景、予告キャラクタ等が含まれる。)及び文字画像(スクロール文字等が含まれる。)を表示するための表示制御プログラム等の制御データを記憶する制御データROM92、前記制御データを書き換え可能に記憶する制御データRAM93、画像データ等を記憶する画像データROM96、前記制御データROM92及び制御データRAM93にしたがって演算及び制御等する表示制御用CPU91、前記表示制御用CPU91からの指令に基づいて画像データROM96から必要なデータを読み出し、前記特別図柄や背景等のマップデータを生成するVDP94、該VDP94で生成したデータを格納するVRAM95、初期リセット回路98からなる。前記表示制御回路90のVDP94からの信号は特別図柄表示部42等に送信され、特別図柄表示部42で遊技画像を表示する。
前記発光体制御回路88には、前記ランプ表示器35が接続され、前記ランプ表示器35の制御を行う。また、前記払出制御回路110では、遊技媒体払出装置(図示せず)による遊技媒体(賞品球や貸球)の払い出しを制御する。
前記音声制御回路120は、前記主制御回路70及び表示制御回路90から音声制御信号を受信し、受信した音声制御信号に基づいて前記スピーカ38からの音声を制御する。
また、前記主制御回路70のインターフェィス80には、特別図柄変動開始スイッチ、普通図柄変動開始スイッチ、特定入賞球検出スイッチ、入賞球数カウントスイッチ、その他の入賞口用検出スイッチ等が接続され、各検出スィッチ等から出力される検出信号が前記インターフェイス80を介してワンチップマイクロコンピュータ71に送信されるようになっている。
その他、前記主制御回路70には、電源回路87と、前記発射装置91による遊技球の発射を制御するための発射制御回路100が接続されている。
ここで、前記遊技機1が行う遊技について説明する。前記遊技機1では、前記発射装置91により遊技領域6へ向けて発射された遊技球が、前記種々の入賞口に入賞すると所定数の遊技球が賞品球として上側球受け皿36に払い出される。また、前記普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21に遊技球が通過し、前記普通図柄変動開始スイッチで遊技球が検出されると、前記主制御回路70へ検出信号が送られ、それに伴って、主制御回路70で普通図柄当たり判定及び普通図柄決定用乱数値が取得され、その取得乱数値が主制御回路70のRAM73の普通図柄数値記憶領域に一旦格納される。そして、当該格納された数値に基づいて普通図柄の当たりの判定が行われ、当たりの場合には、前記普通図柄表示部45で普通図柄が変動を開始し、所定値で停止、この例では奇数で停止し、始動口10が入賞領域拡大状態になり、遊技球が入賞し易くなる。そして、前記始動口10に遊技球が入賞すると、所定数の遊技球が賞品球として払い出される。その際、前記普通図柄変動中に前記普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21を遊技球が通過することによって発生する図柄変動開始の数は、現在変動中のものを除いて最高4回、前記主制御回路70のRAM73に記憶され、前記遊技盤3の右下部にある普通図柄変動保留記憶回数表示部47で表示され、記憶個数の減少により表示個数が減らされる。
また、前記始動口10に遊技球が入賞し、特別図柄変動開始スイッチによって入賞球が検出されると、前記主制御回路70へ入賞信号が送られ、それに伴って、主制御回路70では、特別図柄の変動態様に関係する情報のための乱数値(変動態様決定用乱数値)、大当たり当否判定用乱数値、リーチ有無決定用乱数値、停止特別図柄組合せ用乱数値、あるいはその他の各種乱数値が取得され、その取得乱数値が主制御回路70のRAM73の該当する記憶領域に一旦格納される。そして、当該格納された各乱数値に基づいて大当たりの判定、リーチの有無決定、変動態様の決定、停止図柄組合せの決定等が行われ、前記表示制御回路90等へ制御信号が送信され、前記特別図柄表示部42の左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域で特別図柄の変動を開始する。
前記特別図柄の変動開始から所定時間(前記選択された変動態様で定められている時間)変動後、特別図柄が変動停止して、停止図柄が確定表示される。この例では、左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域で前記特別図柄が同時に変動を開始し、左側表示領域、右側表示領域、中央表示領域の順で特別図柄が変動停止して、停止図柄が確定表示される。その際、前記リーチ有無決定用乱数値の取得乱数値によっては、リーチ状態が成立することがある。この実施例では、リーチ状態の1つとして、前記特別図柄表示部42の各表示領域のうち、最終停止図柄(ここでは中特別図柄)を表示する表示領域(ここでは中央表示領域)だけを残して、残りの二つの表示領域で図柄が特定の組合せ(例えば同一図柄)となるように停止表示する場合がリーチを構成するものとして設定されている。
前記特別図柄が特定の組み合せである当たり停止図柄組合せ、この例ではぞろ目で停止表示されると、大当たりになり、特別遊技状態に移行する。前記特別遊技状態になると、前記大入賞口15の開閉板61が開いて遊技領域6表面を落下してくる遊技球を受け止め、大入賞口15へ入賞可能にし、該大入賞口15への入賞があると、図示しない賞球払出装置により所定数の遊技球が賞品球として払い出される。前記開閉板61は、所定時間(例えば29.5秒)経過後、或いは入賞球数カウントスイッチで検出された入賞球数が所定個数(例えば10個)となった時点で閉じるようにされている。なお、前記入賞球数カウントスイッチで検出された入賞球数は、特別図柄表示部42に、0〜10までの数字又は棒グラフのように表示されるようになっている。
前記特別図柄の変動中に前記始動口10に遊技球が入賞し、特別図柄変動開始スイッチによって入賞球が検出されることによって取得された乱数値(特別図柄の変動態様に関係する情報のための乱数値)に基づく特別図柄変動が行われていない前記特別図柄変動保留記憶回数については、前記特別図柄変動保留記憶回数表示部51で表示される。
また、前記大入賞口15の開放中又は大入賞口15が閉じてから約2秒以内に、前記特定領域入賞口への入賞球を特定入賞球検出スイッチが検出すると、前記大当たりを再度繰り返す継続権利が発生し、所定最高回数(例えば最高15回又は13回)、前記開閉板61の開放を繰り返すようになっている。
さらに、前記大当たりの際に、前記大当たり停止図柄組合せが確変図柄である‘1’、‘3’、‘5’、‘7’、‘9’、‘11’の何れかの奇数のぞろ目であるときには、大当たり終了後に、次回の大当たり発生確率が通常遊技状態(低確率状態、1/315)よりも高い確率変動状態(高確率状態、5/315)に移行する。
また、前記確率変動状態(高確率状態)時に普通図柄が当たりとなると、前記始動口10の入賞領域拡大回数を通常の1回から3回に増大させると共に、入賞領域拡大時間を通常の0.3秒から1.7秒に増加させる。
次に、前記主制御回路70が実行する処理について、前記表示制御回路90への制御信号送信との関係から詳述する。前記主制御回路70のCPU72は、所定の割り込み時間(この例では2msec)ごとに、主制御回路70のROM74に記憶されているプログラムに従いメイン処理Mを行う。図5はメイン処理Mのフローチャートである。
メイン処理Mでは、まず今回電源が投入されたか否か判断され(S10)、今回電源投入された場合には、初期設定処理(S20)が行われる。初期設定処理(S20)では、スタックの設定、割り込み時間(この例では2msec)の設定、CPUの設定、SIO、PIO、CTCの設定等が行われる。このメイン処理Mは割り込み時間ごとに繰り返し行われるが、初期設定処理(S20)については、電源投入時のみに必要な処理であり、最初の1巡目のみに実行され、その後は実行されずに次の出力処理(S30)に移る。
前記出力処理(S30)では、図6に示すように、まず前記主制御回路70におけるRAM73のコマンドバッファ内に送信用制御信号として始動口入賞時コマンドデータが有るか否か判断される(S31)。この実施例における前記制御信号は、8ビットからなるビットデータの2バイトから構成され、1バイト目がMODEデータ用とされて大分類を定め、また2バイト目がDATAデータ用とされて前記定められた大分類のなかの細かい作動を定めている。前記MODEとしては、電源投入処理関連、普通図柄処理関連、始動口入賞処理関連、大当たり処理関連、遊技媒体払出処理関連等がある。それに対し、前記DATAデータとしては、MODEデータが普通図柄処理関連の場合には、普通図柄変動開始や普通図柄確定停止指定があり、MODEデータが始動口入賞処理関連の場合には、変動態様の種類指示や特別図柄変動保留記憶回数表示指示等があり、またMODEデータが遊技媒体払出処理関連の場合には、遊技媒体の個数指定等がある。
この実施例では、MODEデータが『E0』(16進法表示)の制御信号は、始動口入賞時コマンドデータに設定されており、図11に示すように、DATAデータが複数種の制御データで構成された兼用コマンドデータになっている。すなわち、前記始動口入賞時コマンドデータにおけるDATAデータは、ビット7を始動入賞結果(大当たりか否か)データ、ビット4〜6を特別図柄変動保留記憶回数表示指示用データ、ビット1〜3を特別図柄変動態様種類指示用データ、ビット0を特別図柄変動態様データの有効無効判断識別用データとする、遊技装置の制御範囲が異なる複数種の制御データで構成されている。前記兼用コマンドデータを構成する前記複数種の制御データは、前記のものに限られないが、送信対象とされる一つの従制御装置に同一タイミング(一タイミング)で送信可能な制御データの中から選択される。なお、前記兼用コマンドデータが本発明の一タイミングで送る特定制御信号の一実施例である。図12は前記主制御回路70から前記表示制御回路90に送信される制御信号(コマンド)と、出力(送信)タイミング及び内容の例である。図12におけるコマンド欄は16進法表示となっている。なお、本実施例では一タイミングで送る特定制御信号は8ビット構成となっているが、これに限らず、16ビットの制御信号を一タイミングで送る構成や、その他のビット構成の制御信号を一タイミングで送る構成にしてもよい。
前記S31において、始動口入賞時コマンドデータが有ると判断された場合、前記表示制御回路90にMODEデータとDATAデータからなる制御信号(コマンドデータ)が送信され(S32)、前記主制御回路70のRAM73内にある送信済みの制御信号(MODEデータとDATAデータ)がクリアされる(S33)。その後、その他のコマンド(制御信号)出力処理、例えば電源投入処理関連、普通図柄処理関連、大当たり処理関連、遊技媒体払出処理関連等に対するコマンド(制御信号)が、それぞれ対応する従制御処理に出力され、出力済みのコマンドデータ(制御信号)がクリアされた(S34)後、この出力処理(S30)が終了する。なお、前記S31において、前記始動口入賞時コマンドデータが無いと判断された場合には、その他のコマンド出力処理(S34)にジャンプし、その他のコマンドが出力され、出力済みのコマンドがクリアされた後、この出力処理(S30)が終了する。
始動口入賞処理(S40)では、図7に示すように、まず前記始動口10に入賞したか否か判断される(S41)。前記S41において、始動口10に入賞したと判断された場合には、次に、前記主制御回路70のRAM73内に記憶されている特別図柄変動保留記憶回数が‘5’より小さいか否か判断される(S42)。前記特別図柄変動保留記憶回数は、前記のように特別図柄の変動態様に関係する情報に基づいて特別図柄の変動が行われていない保留記憶回数であり、図柄変動保留記憶回数に相当する。前記特別図柄変動保留記憶回数が‘5’より小さい場合、前記取得された大当たり当否判定用乱数値の数値が、予め設定された大当たりの数値であるか否か判断され(S43)、当該乱数値が大当たり数値である場合には、前記兼用コマンドデータ(8ビットデータ)の大当たりか否か用ビット7がオン(1にセット)にされる(S44)。そして、記憶されている前記特別図柄変動保留記憶回数の数値に‘1’加算され(S46)、始動口入賞データ送信フラグがオン(1にセット)にされて(S47)、この始動口入賞処理(S40)が終了する。
一方、前記S42において特別図柄変動保留記憶回数が‘5’以上の場合、若しくは前記S43において取得乱数値の数値が大当たり数値でない場合には、前記兼用コマンドデータ(8ビットデータ)のビット7がオフ(0にセット)にされ(S45)、始動口入賞データ送信フラグがオン(1にセット)にされた(S47)後、この始動口入賞処理(S40)が終了する。なお、前記S41において、始動口に入賞していないと判断された場合、この始動口入賞処理(S40)は直ちに終了する。
特別図柄動作処理(S50)では、図8に示すように、まず特別図柄変動開始条件が成立しているか否か(S51)、前記特別図柄変動保留記憶回数の数値が‘0’より大きいか否か、すなわち保留記憶回数が有るか無いか判断される(S52)。前記特別図柄変動開始条件成立とは、大当たり中(特別遊技実行中)でなかったり、前記特別図柄が変動中でなかったりすることを指す。前記特別図柄変動開始条件が成立し(S51)、しかも前記特別図柄変動保留記憶回数が有る(S52)と判断された場合、大当たり判定処理(S53)、リーチ判定処理(S54)、特別図柄変動態様選択処理(S55)が順次行われる。前記大当たり判定処理(S53)では大当たりか否かが判断され、前記リーチ判定処理(S54)ではリーチの有無が判断され、また前記特別図柄変動態様選択処理(S55)では特別図柄の変動時間、背景の種類等が選択される。前記各判断及び選択は前記取得された各乱数値を利用して行われる。その後、前記兼用コマンドデータ(8ビットデータ)の変動態様有効又は無効判断識別用ビット0がオン(1にセット)にされる(S56)と共に、前記兼用コマンドデータ(8ビットデータ)の特別図柄変動態様種類指示用ビット1〜3に特別図柄変動態様データがセットされる(S57)。そして、特別図柄変動態様データ送信フラグがオン(1にセット)にされ(S58)、前記記憶されている特別図柄変動保留記憶回数の数値を‘1’減算して(S59)、この特別図柄動作処理(S50)を終了する。なお、前記S51で特別図柄変動開始条件が不成立と判断されるか、前記S52で特別図柄変動保留記憶回数が零と判断された場合、この特別図柄動作処理(S50)は直ちに終了する。
特別図柄変動保留記憶回数処理(S60)では、図9に示すように、まず特別図柄変動保留記憶回数が変化したか否か判断される(S61)。前記特別図柄変動保留記憶回数が変化したと判断された場合、前記兼用コマンドデータ(8ビットデータ)の特別図柄変動保留記憶回数表示指示用ビット4〜6に特別図柄変動保留記憶回数データがセットされ(S62)、特別図柄変動保留記憶回数データ送信フラグがオン(1にセット)にされて(S63)、この特別図柄変動保留記憶回数処理(S60)が終了する。なお、前記S61において、特別図柄変動保留記憶回数に変化が無いと判断された場合には、この特別図柄変動保留記憶回数処理(S60)は、直ちに終了する。
兼用コマンドのMODEデータセット処理(S70)では、図10に示すように、まず前記始動口入賞データ送信フラグ、特別図柄変動態様データ送信フラグ、特別図柄変動保留記憶回数データ送信フラグのうち何れか一つのフラグがオン(1にセット)になっているか否か判断される(S71)。前記フラグのうち一つでもフラグがオン(1にセット)とされている場合、前記主制御回路70におけるRAM73のコマンドバッファ内の送信用制御信号のMODEデータに識別信号となる『E0』がセットされる(S72)と共に、DATAデータに前記の各処理で設定された兼用コマンドデータがセットされる(S73)。そして、前記始動口入賞データ送信フラグ、特別図柄変動態様データ送信フラグ、特別変動保留記憶回数データ送信フラグのうちオン(1にセット)にされていたフラグがオフ(0にセット)にされて(S74)、この兼用コマンドのMODEデータセット処理(S70)が終了する。
その他の処理(S80)では、その他の様々な処理が実行されるが、本発明に特に関わりの無い処理であるため、省略する。
前記主制御回路70(主制御装置)から送信された種々の制御信号は、前記送信された制御信号と対応する従制御装置、例えば前記表示制御回路90で受信される。その際、受信側の制御装置では、それぞれ制御信号を受信するための処理や、受信したデータに対する処理が行われる。以下、前記表示制御回路90の場合を例にして説明する。
前記主制御回路70から送信された表示制御信号を受信する表示制御回路90では、図13に示す表示制御処理(S100)が行われる。前記表示制御処理(S100)では、まず電源が投入された直後か否か判断され(S110)、電源投入直後であれば初期設定処理が行われる(S120)。前記初期設定処理(S120)では、スタックポインタの設定、割り込み時間(この例では20msec)の設定等が行われる。この初期設定処理(S120)は、遊技機1の電源投入時における一巡目のみにおいて行われ、二巡目以降は省略される。
受信処理(S130)では、図14に示すように、まず前記主制御回路70から送信されて受信したコマンドデータ(受信制御信号)が有るか否か判断される(S131)。受信コマンドデータが有ると判断された場合、前記表示制御回路90に当該受信コマンドデータがセットされて(S132)、この受信処理(S130)が終了する。なお、受信データが無い場合には(S131)、この受信処理(S130)は直ちに終了する。
コマンドデータ解析処理(S140)では、図15に示すように、まず受信コマンドデータの1バイト目のMODEデータが、前記『E0』であるか否か判断される(S141)。受信コマンドデータの1バイト目のMODEデータが前記『E0』である場合(S141)、当該受信コマンドデータの2バイト目のDATAデータにおける前記大当たりか否か用ビット7のデータが、始動口入賞データとして前記表示制御回路90にセットされる(S142)。そして、前記受信コマンドデータの2バイト目のDATAデータにおける前記変動態様有効又は無効判断識別用ビット0がオン(1にセット)にされているか否か判断される(S143)。前記受信コマンドデータの2バイト目のDATAデータの変動態様有効又は無効判断識別用ビット0がオンとされている(1にセット)場合、当該受信コマンドデータの2バイト目のDATAデータにおける前記特別図柄変動態様種類指示用ビット1〜3のデータが、特別図柄変動態様データとして前記表示制御回路90にセットされる(S144)。前記S143において、前記受信コマンドデータの2バイト目のDATAデータにおける前記変動態様有効又は無効判断識別用ビット0がオンにされていない(0にセット)場合には、前記特別図柄変動態様種類指示用ビット1〜3のデータは無効とされて前記表示制御回路90にセットされず、当該受信コマンドデータの2バイト目のDATAデータにおける特別図柄変動保留記憶回数表示指示用ビット4〜6のデータが、特別図柄変動保留記憶回数表示データとして、前記表示制御回路90にセットされる(S145)。その後、その他の処理(S146)において、他のコマンドデータの解析がなされ、このコマンドデータ解析処理(S140)が終了する。すなわち、受信コマンドデータの1バイト目のMODEデータが前記『E0』ではないと判断された場合(S141)、その他の受信コマンドデータの解析と、データのセットがなされる(S146)。
前記コマンドデータ解析処理(S140)に続く実行処理(S150)では、前記表示制御回路90にセットされた始動入賞口データ、特別図柄変動態様データにより、前記特別図柄表示部42で特別図柄の変動開始等の制御が行われ、また前記表示制御回路90にセットされた特別図柄変動保留記憶回数表示データにより、前記特別図柄変動保留記憶回数表示部51で特別図柄変動保留記憶回数が表示制御される。その後、その他の処理がなされる(S160)。前記その他の処理(S160)では様々な処理が行われるが、本発明に特に関わりの無い処理であるため、省略する。
なお、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において構成の一部を適宜に変更して実施することができる。たとえば、前記実施例においては、図柄の変動態様は特別図柄の変動としたが、特別図柄の変動態様の変化に付随してキャラクタ,背景,文字等の背景画像を変化させてもよい。
また、前記実施例においては、従制御装置としての表示制御回路に対する制御信号の中に一タイミングで送る特定制御信号が含まれる例を挙げたが、これに限定されることなく、発光体制御回路、音声制御回路等を従制御装置とし、その制御信号の中に一タイミングで送る特定制御信号として複数種の制御データが含まれるようにしてもよい。その場合には、接続される遊技装置はランプ表示器、スピーカ等とされる。さらに、前記実施例においては、主制御装置を主制御回路としたが、前記主制御回路を表示制御回路とし、前記表示制御に従って音声制御を行う場合には、音声制御回路を従制御装置としてもよい。また、本発明の遊技機は前記実施例のパチンコ遊技機に限られるものではなく、コイン遊技機やスロットマシン等にも適用される。
この発明の一実施例に係る遊技機全体の正面図である。 この発明の一実施例に係る遊技機の特別図柄表示部の概略正面図である。 同遊技機の電気制御を簡略に示すブロック図である。 同遊技機の表示制御を簡略に示すブロック図である。 同遊技機におけるメイン処理に関するフローチャートである。 出力処理に関するフローチャートである。 始動口入賞処理に関するフローチャートである。 特別図柄動作処理に関するフローチャートである。 特別図柄変動保留記憶回数処理に関するフローチャートである。 兼用コマンドのMODEデータセット処理に関するフローチャートである。 兼用コマンドデータ(一タイミングで送る特定制御信号(DATAデータ))の制御範囲の構成を示す。 主制御回路から表示制御回路に送信されるコマンド(制御信号)の例である。 表示制御処理に関するフローチャートである。 表示制御処理における受信処理に関するフローチャートである。 表示制御処理におけるコマンドデータ解析処理に関するフローチャートである。
符号の説明
1 遊技機
3 遊技盤
10 始動口
42 特別図柄表示部
38 スピーカ
70 主制御回路(主制御装置)
73 主制御回路のRAM
90 表示制御回路(従制御装置)

Claims (4)

  1. 遊技の制御を行い、複数種類の制御信号を送信する主制御装置と、前記主制御装置から送信される前記制御信号に基づいて遊技の制御を行う従制御装置と、前記従制御装置に接続された遊技に関連して作動する遊技装置とを備え、
    前記主制御装置から送信される前記制御信号を前記従制御装置が受信することに起因して前記遊技装置を制御するように構成されると共に、前記複数種類の制御信号の内、少なくとも二つの制御信号は、互いに前記遊技装置が別々に独立した制御を行うために必要とする制御範囲が異なる制御データで構成されている遊技機において、
    前記複数種類の制御信号のうち少なくとも一タイミングで送る特定制御信号は、一つの前記従制御装置に接続され
    前記複数種類の制御信号には少なくとも一タイミングで送る前記特定制御信号が複数種類含まれると共に、前記複数種類の前記特定信号はそれぞれ制御装置の処理の大分類が異なり、前記主制御装置から前記従制御装置に送られるMODEデータによって前記制御装置の処理の大分類を設定し、
    前記複数種類の特定制御信号のうち一つの特定制御信号は、一つの前記従制御装置に接続された前記遊技装置に対する複数種類の制御データで構成されると共に、前記複数種類の制御データは前記遊技装置が別々に独立した制御を行うために必要とする制御範囲が異なるそれぞれの専用制御データで構成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記従制御装置は、該従制御装置に接続された複数の遊技装置を制御するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記一タイミングで送る特定制御信号には、前記一タイミングで送る特定制御信号を構成する複数種の制御データのうち少なくとも一つの制御データを前記従制御装置に有効又は無効とするように判断させる識別信号が含まれていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記遊技機は、複数種類の図柄の変動態様を表示する図柄表示部と、前記図柄の変動態様に関係する情報について記憶すると共に前記記憶された変動態様に関係する情報に基づく図柄の変動が行われていない図柄変動保留記憶回数を記憶する記憶手段と、前記記憶手段による図柄変動保留記憶回数を表示する図柄変動保留記憶回数表示部とを備え、
    前記一タイミングで送る特定制御信号を構成する複数種の制御データのうち少なくとも一つの制御データは前記変動態様の種類を指示する制御データであり、他の少なくとも一つの制御データは前記図柄変動保留記憶回数表示部への前記図柄変動保留記憶回数の表示を指示する制御データであることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の遊技機。
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