JP2002095820A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002095820A
JP2002095820A JP2000292647A JP2000292647A JP2002095820A JP 2002095820 A JP2002095820 A JP 2002095820A JP 2000292647 A JP2000292647 A JP 2000292647A JP 2000292647 A JP2000292647 A JP 2000292647A JP 2002095820 A JP2002095820 A JP 2002095820A
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JP2000292647A
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English (en)
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Kishio Sugijima
紀志男 杉島
Satoru Iwata
岩田  悟
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Sansei R&D Co Ltd
Original Assignee
Sansei R&D Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 趣向性を向上させると共に遊技の進行状態が
異なる遊技者間で差をつけることを可能とし、競争心、
満足感を与えることのできる遊技機を提供する。 【解決手段】 当否判定手段と、複数の図柄を変動及び
停止表示して判定結果を表示する判定結果表示手段43
と、判定結果が当たりとなったことに起因して特別遊技
を実行する特別遊技実行手段と、複数の図柄が変動表示
中にリーチ状態となる場合に複数のリーチ態様を有する
リーチ態様群の中から当該リーチ状態を演出するリーチ
態様を選択するリーチ態様選択手段と、選択されたリー
チ態様を表示制御する表示制御手段とを備えた遊技機1
において、リーチ態様群を複数有しているとともにリー
チ態様群同士は互いに異なるリーチ態様を少なくとも1
つ含んでおり、リーチ状態となった場合にリーチ態様が
選択されるリーチ態様群を、判定結果の当たり回数によ
って異ならせるリーチ態様群切換手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機に関し、特
には複数の図柄が変動表示中にリーチ状態となる場合
に、複数のリーチ態様を有するリーチ態様群の中から当
該リーチ状態を演出するリーチ態様が選択されて表示さ
れる遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ遊技機等の遊技機には、
遊技中に「大当たり」と称される所定の特別遊技を実行
する機種がある。このような機種においては、遊技の当
たり外れを判定する当否判定手段と、該当否判定手段に
よる判定結果を表示する判定結果表示手段を有してお
り、判定結果表示手段の複数の表示領域に複数の図柄を
変動表示させ、判定結果が当たりの場合には複数の図柄
の組合せによる大当たり図柄組合せを停止表示し、一
方、外れの場合には複数の図柄の組合せによる外れ図柄
組合せを停止表示して、当たりの場合に特別遊技を実行
するようになっている。
【0003】また、この種の遊技機では、複数の表示領
域のうち最後に図柄が停止表示される表示領域に停止表
示される図柄によっては前記大当たり図柄組合せとなる
可能性があるリーチ状態となる場合に、複数のリーチ態
様を有する一のリーチ態様群の中からリーチ状態を演出
するリーチ態様を選択して表示し、当たりへの期待感を
向上させるようになっているものが多い。
【0004】さらに、近年、互いに異なるリーチ態様を
有する複数のリーチ態様群を有し、ランダム抽選により
リーチ態様群を切り換えることによって、切り換え以前
とは全く異なるリーチ態様を出現可能として趣向性を向
上させた遊技機も登場している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな遊技機においては、常に一定の確率となるランダム
抽選によりリーチ態様群が切り換えられるのみ、すなわ
ち遊技の進行状態に関係なく遊技者すべてが同条件で単
にリーチ態様群が切り換えられるのみとなるため、飽き
やすく、遊技の進行状態が異なる遊技者間で差をつける
ことによる競争心や満足感を与えることができないとい
う問題がある。
【0006】本発明はこのような状況に鑑みなされたも
ので、趣向性を向上させるとともに遊技の進行状態が異
なる遊技者間で差をつけることを可能とし、競争心、満
足感を与えることのできる遊技機を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、判定開始条件の成立に起因して遊技の当たり外れ
を判定する当否判定手段と、複数の図柄を変動表示した
後に停止表示し、当該停止表示した複数の図柄の組合せ
により、前記当否判定手段による判定結果を表示する判
定結果表示手段と、前記当否判定手段による判定結果が
当たりとなったことに起因して特別遊技を実行する特別
遊技実行手段と、前記判定結果表示手段における複数の
図柄が変動表示中にリーチ状態となる場合に、複数のリ
ーチ態様を有するリーチ態様群の中から当該リーチ状態
を演出するリーチ態様を選択するリーチ態様選択手段
と、前記リーチ態様選択手段により選択されたリーチ態
様を表示制御する表示制御手段とを備えた遊技機におい
て、前記リーチ態様群を複数有しているとともに該リー
チ態様群同士は互いに異なるリーチ態様を少なくとも1
つ含んでおり、前記リーチ状態となった場合にリーチ態
様が選択されるリーチ態様群を、前記当否判定手段によ
る判定結果の当たり回数によって異ならせるリーチ態様
群切換手段を設けたことを特徴とする。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1におい
て、所定条件の成立に起因して、特別遊技における特典
とは異なる特典を遊技者に付与する特典遊技を実行する
特典遊技実行手段を備え、リーチ態様群を切り換える当
否判定手段の当たり回数は、前記特典遊技実行中に発生
した当たりの回数であることを特徴とする。
【0009】請求項3の発明は、請求項1において、少
なくとも当否判定手段による判定結果が当たりであるこ
とを条件として、特別遊技における特典とは異なる特典
を遊技者に付与する特典遊技を実行する特典遊技実行手
段を備え、リーチ態様群を切り換える当否判定手段の当
たり回数は、判定結果が当たりとなったときに特典遊技
の実行が決定された回数であることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に基づき本発明の
好適な実施形態を説明する。図1は本発明の一実施例に
係る遊技機全体の正面図、図2は同遊技機の遊技盤の正
面図、図3は同遊技機の遊技盤の裏面図、図4は同遊技
機全体の裏面図、図5は同遊技機の制御系を簡略に示す
ブロック図、図6は同遊技機の主制御回路が実行するメ
イン処理に関するフローチャート、図7は乱数更新処理
に関するフローチャート、図8は大当たり判定乱数取得
処理に関するフローチャート、図9は大当たり当否判定
処理に関するフローチャート、図10は特別図柄決定処
理に関するフローチャート、図11は特典遊技付与決定
処理に関するフローチャート、図12はリーチ態様決定
処理に関する第1フローチャート、図13はリーチ態様
決定処理に関する第2フローチャート、図14はリーチ
態様決定処理に関する第3フローチャート、図15はリ
ーチ態様決定処理に関する第4フローチャート、図16
は大当たり回数カウント処理に関するフローチャート、
図17は特別図柄表示処理に関するフローチャート、図
18は確率設定処理に関するフローチャート、図19は
始動入賞口開放処理に関するフローチャート、図20は
特別遊技実行処理に関するフローチャートである。
【0011】図1ないし図3に示すパチンコ遊技機等の
遊技機1は、遊技盤3の縁に遊技球の外側ガイドレール
4及び内側ガイドレール5が略円形に立設され、前記内
側ガイドレール5によって囲まれた遊技領域6の中心線
上にその上部から下部に向かって順に表示装置9、上側
第1種始動入賞口10及び普通電動役物である下側第1
種始動入賞口11、特別電動役物である大入賞口15、
アウト口17が配設され、また上方両側にはランプ風車
18a,18b、その下方に普通図柄変動開始用左ゲー
ト19及び普通図柄変動開始用右ゲート21、その下方
に風車22a,22b、その下方に左袖入賞口23と右
袖入賞口25、さらには前記大入賞口15の両側に左落
とし入賞口27と右落とし入賞口29が配設されてい
る。前記種々の入賞口に遊技球が入賞すると所定数の遊
技球が賞品球として払い出される。なお、後に詳述する
大当たりとなると大入賞口15が開放され、遊技球が入
賞し易い特別遊技が実行される。
【0012】また、前記遊技機1の前面側には、遊技状
態を報知するランプ表示器35、払い出された遊技球を
受けるための上側球受け皿36、該上側球受け皿36の
飽和時に遊技球を受けるための下側球受け皿37、遊技
者の発射操作に応じて遊技球を遊技領域6に向けて弾発
発射する発射装置91等がそれぞれ組み付けられてい
る。以下、所要の各部についてさらに詳述する。
【0013】前記表示装置9は、その上部の普通図柄表
示装置41と中部の特別図柄表示装置43とよりなり、
数字,アルファベット,記号或いは絵(キャラクタ)等
の図柄を変動表示及び停止表示(最終的に確定停止する
前の仮停止表示を含む、以下同じ)可能となっている。
普通図柄表示装置41は7セグメントLED等からなる
普通図柄表示部45を有する。また、普通図柄表示部4
5の両側にはLED等からなる普通図柄変動数記憶表示
器47が設けられ、前記普通図柄変動開始用左ゲート1
9及び普通図柄変動開始用右ゲート21を遊技球が通過
することによって発生する図柄変動開始の数を、現在変
動中のものを除いて保留回数(この例では最高4回)と
して記憶し表示するようになっている。
【0014】前記特別図柄表示装置43は、大当たりか
否かの判定結果を表示する判定結果表示手段に該当する
ものである。この特別図柄表示装置43は、液晶,ドッ
トマトリックスもしくはLED表示装置等の表示装置か
らなり、この実施例では、窓枠部49内に液晶表示器
(TFT−LCDモジュール)等からなる画像表示部5
0が設けられている。この画像表示部50の表示画面
は、横に並ぶ3つの表示領域に分割されて左側表示領
域、中央表示領域、右側表示領域となっており、左側表
示領域には左特別図柄が、中央表示領域には中特別図柄
が、右側表示領域には右特別図柄が、それぞれ判定結果
表示用の特別図柄として、変動表示及び停止表示可能と
されている。また、前記画像表示部50には、前記特別
図柄に加えて背景画像(キャラクタ,背景,文字等を含
む。)が表示されることもあり、該背景画像が特別図柄
の変動開始等の所定条件に起因して変動表示可能となっ
ていてもよい。さらに、前記窓枠部49の左右内側には
LED等からなる特別図柄変動数記憶表示器51が設け
られている。なお、この実施例における前記左側表示領
域、中央表示領域、右側表示領域にそれぞれ表示される
特別図柄は、『0,1,2,3,4,5,6,7,8,
9』の10通りの図柄とされている。
【0015】前記第1種始動入賞口10,11は表示装
置9の真下に設けられ、下側第1種始動入賞口11につ
いては2つの可動片11a,11bが背面の第1種始動
入賞口用ソレノイド53によって通常状態である略垂直
の狭小開放状態と略V字形の拡開開放状態間を変化可能
に制御されているのに対し、上側第1種始動入賞口10
は単に開口したものとされている。前記下側第1種始動
入賞口11の拡開開放は、後述するように、前記普通図
柄表示部45の図柄が変動した後特定の図柄が停止表示
されて小当たり(普通図柄当たり)が成立した時に行わ
れる。
【0016】また、前記遊技盤3の背面には、第1種始
動入賞口10,11に入賞した球を検出する特別図柄変
動開始スイッチ(始動入賞口センサ)55a,55bが
入賞球用通路に設けられており、該入賞球の検出によっ
て前記特別図柄表示装置43の図柄変動を開始するよう
になっている。その際、特別図柄変動中に第1種始動入
賞口10,11に入賞した球の個数、すなわち特別図柄
の変動を開始する回数については、保留回数(この例で
は最高4回)を、前記特別図柄変動数記憶表示器51に
表示し、記憶数の減少によって前記表示器51の表示個
数を減らすようになっている。
【0017】前記普通図柄変動開始用左ゲート19及び
普通図柄変動開始用右ゲート21は表示装置9の左右に
設けられ、普通図柄変動開始スイッチ56,57を備
え、該普通図柄変動開始スイッチ56,57で両ゲート
19,21を通過する遊技球を検出することによって前
記普通図柄表示装置41の図柄変動を開始させるように
なっている。また、前記左袖入賞口23と右袖入賞口2
5の入賞球を検出する左袖入賞口用検出スイッチ78と
右袖入賞口用検出スイッチ79、前記左落とし入賞口2
7と右落とし入賞口29の入賞球を検出する左落とし入
賞口用検出スイッチ81と右落とし入賞口用スイッチ8
2が、それぞれ対応する遊技盤背面に設けられている。
【0018】前記大入賞口15は第1種始動入賞口1
0,11の下方に設けられ、大入賞口開放用ソレノイド
59と該ソレノイド59によって開閉する開閉板61と
を備えている。この大入賞口15は、通常は開閉板61
が閉じた状態とされ、当該大入賞口15の一部には、該
入賞口15が開いた際に開口して入賞可能にする特定領
域入賞口63を有する。さらに、該特定領域入賞口63
には、所定条件時に特定領域開放用ソレノイド64によ
り開閉される開閉扉(図示せず)が設けられている。ま
た、前記特定領域入賞口63には特定入賞球を検出する
特定入賞球検出スイッチ(特定領域センサ)65が設け
られ、該入賞球の検出により大入賞口15を再度開ける
継続権利が成立するようにされている。また、大入賞口
15内の略中央には、前記大入賞口15に入賞し、かつ
前記特定領域入賞口63に入賞しなかった入賞球を検出
する入賞球数カウントスイッチ(カウントセンサ)67
が設けられている。
【0019】前記発射装置91は、図1及び図4から理
解されるように、操作レバー92と、該操作レバー92
の操作により駆動する発射モータ93と、該発射モータ
93の駆動により間欠的に揺動して遊技球を弾発発射す
る打球杆94とを有している。前記発射装置91により
発射された発射球は、前記遊技盤面に立設された外側誘
導レール4と内側誘導レール5間で構成される発射球誘
導路を介して遊技領域6に誘導されるようになってい
る。前記発射球誘導路により遊技領域6に誘導された遊
技球は、転動しつつ下方へ落下し、前記各装置及び各入
賞口に入賞するか、或いは何処にも入賞しなければ前記
アウト口17から遊技盤3の裏側へ排出されるように構
成される。
【0020】なお、図4中の符号101は遊技球を溜め
るタンク、102はタンクレール、103は枠用外部出
力端子、104は枠用外部出力端子基板、105は枠飾
りランプ中継基板、106は受電基板、107は空切り
防止スイッチ、108は空切り防止スイッチ基板、10
9は盤面用外部出力端子、110は盤面用外部出力基
板、111は中央カバー、112は音声制御基板、11
3はフォト分配基板、114は電源基板、115はラン
プ制御基板、116はエラー表示部、117はミドルプ
レート、118はCR賞品球払出制御基板、119は発
射装置制御基板、120は下基板ベース、121は主基
板、122はカードインターフェイス接続部、123,
124は電源プラグである。
【0021】特別遊技実行手段(後述する主制御回路1
40)による前記大入賞口15の作動について説明す
る。前記のように第1種始動入賞口10,11に遊技球
が入賞し、特別図柄変動開始スイッチ55a,55bに
よって入賞球が検出されると、前記特別図柄表示装置
(判定結果表示手段)43の左側表示領域、中央表示領
域、右側表示領域で特別図柄の変動を開始する。そし
て、所定時間変動後、例えば、左側表示領域、中央表示
領域、右側表示領域の順や左側表示領域、右側表示領
域、中央表示領域の順等で特別図柄が変動停止して、停
止図柄の組合せが確定表示される。その際、決定された
停止図柄及び図柄変動パターン等によっては、リーチ状
態が成立することがある。
【0022】ここで、リーチ状態とは、画像表示部50
で特別図柄が変動表示開始された後、表示制御が進行し
て表示結果が停止表示される前段階において、特定の表
示態様、つまり大当たりの組合せが表示されやすい可変
表示態様となったと遊技者に思わせるための表示態様を
いう。この実施例では、リーチ状態の1つとして、前記
画像表示部50の各表示領域の内、最終停止図柄を表示
する表示領域、ここでは右側表示領域だけを残して、残
りの2つの表示領域で図柄が特定の組合せ(例えば同一
図柄)となるように停止表示する表示態様がなされてい
る。また、リーチ状態が成立した場合には、該リーチ状
態を演出する種々のリーチ態様が表示される場合が多
い。ここでは、複数のリーチ態様を有するリーチ態様群
の中から一のリーチ態様を選択して表示するようになっ
ている。
【0023】前記停止表示図柄の組合せが、あらかじめ
決められた特定の大当たり図柄組合せ、例えば、同一図
柄の組合せからなる通称ぞろ目であると、大当たり状態
(特別遊技状態)に移行する。大当たり状態になると、
前記大入賞口15の開閉板61が開いて遊技領域6表面
を落下してくる遊技球を受け止め、大入賞口15内へ入
賞可能にし、該大入賞口15への入賞があると、図示し
ない賞品球払出装置により所定数の遊技球が賞品球とし
て払い出される。前記開閉板61は、所定時間経過(例
えば29秒)するか或いは入賞球数カウントスイッチ6
7で検出された入賞球数が所定個数(例えば9個)とな
った時点で閉じるようにされている。なお、前記入賞球
数カウントスイッチ67で検出された入賞球数は、特別
図柄表示装置43の画像表示部50に、0〜9までの数
字又は棒グラフのように表示されるようになっている。
また、大入賞口15の開放中又は大入賞口が閉じてから
約2秒以内に、特定領域入賞口63への入賞球を特定入
賞球検出スイッチ65が検出すると、前記大当たりを再
度繰り返す継続権利が発生し、所定最高回数(例えば最
高16回)、前記開閉板61の開放を繰り返すようにな
っている。
【0024】前記普通図柄表示装置41及び特別図柄表
示装置43における図柄変動の制御は、図5に示す主制
御回路140及び該回路140と前記表示装置9とを接
続する表示制御回路(表示制御手段)150によって行
われる。なお、図5中の符号95は賞球払出装置、96
は球貸装置である。
【0025】前記主制御回路140は、CPU,RA
M,ROM,複数のカウンタを備えたコンピュータと、
該コンピュータと表示制御回路150等を結ぶ入出力回
路と、前記コンピュータと大入賞口15に接続される中
継回路等を結ぶ入出力回路等で構成される。前記CPU
は、制御部,演算部,各種カウンタ,各種レジスタ,各
種フラグ等を備え、演算制御を行う他、大当たりの発生
確率や小当たり(下側第1種始動入賞口11の拡開開放
を行う普通図柄当たり)の発生確率を定める乱数等も生
成している。また、前記RAMは、特別図柄変動開始ス
イッチ55a,55bの検出信号及び普通図柄変動開始
スイッチ56,57の検出信号用の記憶領域,CPUで
生成される各種乱数値用の記憶領域,各種データを一時
的に記憶する記憶領域やフラグ,CPUの作業領域を備
えている。さらに、前記ROMには、遊技上の制御プロ
グラムや制御データが書き込まれている他、後述する各
遊技状態における大当たり及び小当たりの判定値等が書
き込まれている。
【0026】また、前記表示制御回路150は、CP
U,RAM,ROMを備えたコンピュータと、該コンピ
ュータと前記主制御回路140を結ぶ入力回路と、前記
コンピュータと普通図柄表示装置41及び特別図柄表示
装置(判定結果表示手段)43を結ぶ出力回路等で構成
される。前記CPUは、内部に制御部,演算部,各種カ
ウンタ,各種レジスタ,各種フラグ等を有し演算制御を
行うようになっている。また、前記RAMは、各種デー
タの記憶領域と前記CPUによる作業領域等を有してい
る。さらに、前記ROMには、前記画像表示部50への
表示データや各種表示プログラム等の図柄データが書き
込まれている。
【0027】なお、前記主制御回路140或いは表示制
御回路150に設けられる複数のフラグとしては、この
実施例では大当たり判定用フラグF1,小当たり(普通
図柄当たり)判定用フラグF2,特典遊技決定用フラグ
F3,特別遊技実行中フラグF4,特典遊技実行中フラ
グF5,通常遊技実行中フラグF6の6種類が挙げられ
る。これらのフラグは、初期設定時には全て0にセット
される。
【0028】さらに、前記主制御回路140に設けられ
る複数のカウンタは、この実施例では表1に示すよう
に、C1〜C7及びC10カウンタの8種類からなる。
各カウンタの作用については次に示す。
【0029】
【表1】
【0030】C1カウンタは、遊技機1の当否判定手段
に該当し、前記遊技領域6に発射された遊技球の挙動に
起因して大当たり及び外れを判定する。このC1カウン
タは、その数値が遊技機の電源投入時に‘0’から始ま
り、所定の割り込み時間(例えば4.000ms)ごと
に1ずつ加算され、数値が‘314’になると、次に再
び‘0’に戻って前記加算を繰り返すようになってい
る。C1カウンタの数値は、遊技球が第1種始動入賞口
10,11に入賞して特別図柄変動開始スイッチ55
a,55bによって検出された時に取得され、予め決定
されている大当たり用対比数値、実施例では通常遊技状
態時(低確率状態時)には‘7’と対比され、後述する
特典遊技状態時(高確率状態時)には‘7’,‘5
7’,‘107’,‘157’,‘207’,‘25
7’,‘307’と対比されて大当たりか否か判断され
る。また、当否の判定が終了するまでの間に、遊技球が
第1種始動入賞口10,11に入賞してC1カウンタの
数値が再び取得されることがあるため、前記C1カウン
タの記憶取得数値(更新取得数値)は、現在判定中の取
得数値を除いて最大4個が、前記主制御回路140のR
AMの該当格納領域に格納され、順次判定に供される。
【0031】C2カウンタは、大当たり時、前記特別図
柄表示装置(判定結果表示手段)43の画像表示部50
の左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域に同一停
止して揃う大当たり図柄組合せを決定するものである。
このC2カウンタは、その数値が電源投入時に‘0’か
ら始まって前記割り込み時間毎に‘1’ずつ加算し、
‘9’に至ると次に再び‘0’に戻る繰り返しを行う。
このC2カウンタの数値は、前記第1種始動入賞口1
0,11の入賞球が特別図柄変動開始スイッチ55a,
55bによって検出された時に取得され、図柄表示中に
対するものを除き、最大4個まで前記主制御回路140
のRAMに格納される。前記C2カウンタの数値には、
各数値に対応する大当たり図柄組合せが予め割り当てら
れている。実施例においては、前記C2カウンタの取得
数値が‘1’のときは大当たり図柄組合せが『1,1,
1』となる等、C2カウンタの取得数値がそのまま大当
たり図柄組合せにおける図柄として割り当てられてい
る。
【0032】なお、この実施例の遊技機1は、前記C2
カウンタの取得数値に対応する大当たり図柄が、予め定
められた確変図柄、例えば『3』,『5』,『7』で揃
うときには、大当たりの遊技状態(特別遊技状態)の発
生に加えて、特典遊技実行手段によって特典遊技状態を
発生させる機種となっている。ここでは、前記特典遊技
実行手段によって、次に説明する確率変動、判定結果表
示時間短縮、判定機会増大の各特典遊技が、特別遊技終
了後に実行されるようになっている。
【0033】確率変動とは、特典遊技実行手段中の確率
変動手段(ここでは前記主制御回路140)の指示に従
って、当否判定手段による大当たり判定確率を、確率が
低い通常確率状態(低確率状態)から確率が高い確率変
動状態(高確率状態)に変化させるものである。また、
判定結果表示時間短縮とは、特典遊技実行手段中の判定
結果表示時間短縮手段(ここでは前記主制御回路140
及び表示制御回路150)の指示に従って、前記特別図
柄表示装置(判定結果表示手段)43の画像表示部50
における特別図柄変動時間(判定結果表示に要する時
間)を通常時より短くするものである。さらに、判定機
会増大とは、特典遊技実行手段中の判定機会増大手段
(ここでは前記主制御回路140及び表示制御回路15
0)の指示に従って、前記普通図柄表示装置41の普通
図柄の変動時間を短縮したり、小当たり(普通図柄当た
り)による下側第1種始動入賞口11の拡開開放時間を
長くしたり該拡開開放状態の発生頻度を多くする等によ
って下側第1種始動入賞口11へ遊技球を入賞し易くし
たりするものである。
【0034】前記特典遊技状態となると、大当たり発生
確率が高くなる(この例では当該大当たり発生確率が7
倍になる)とともに、特別図柄表示装置43及び普通図
柄表示装置41における判定結果表示時間が短縮され、
かつ下側第1種始動入賞口11の開放時間が長くなるた
め、遊技球が減り難くなるとともに、前記C1カウンタ
による大当たり当否判定の機会が増大し、遊技の進行を
早めることができ、大当たりを早期に獲得し易くなる。
【0035】なお、特典遊技の内容は、上記例示のもの
に限定されることはなく、例えば、特典遊技実行中の入
賞に対する賞球数を通常時の入賞よりも増加させたり、
第1種始動入賞口10,11への1回(1球)の入賞に
対して複数回の当否判定(大当たり当否判定)を行う等
でも良く、要するに特別遊技(大当たり遊技)とは異な
る特典(価値)を遊技者に付与するものであれば良い。
また、この実施例では、前記特典遊技は特別遊技終了後
に実行するようにしているが、これに限らず、特別遊技
実行中に実行するようにしてもよい。さらに、特別遊技
実行中及び特別遊技終了後の双方で実行可能にしてもよ
い。
【0036】C3〜C5カウンタは、前述した当否の判
定による外れ時、特別図柄表示装置(判定結果表示手
段)43の画像表示部50に停止表示する外れ図柄の決
定に用いられるものである。前記C3カウンタは左側表
示領域、C4カウンタは中央表示領域、C5カウンタは
右側表示領域の図柄に対応し、それぞれ‘0’〜‘9’
の数値で構成される。そして、前記C3カウンタは、そ
の数値が電源投入時に‘0’から始まり、前記C2カウ
ンタの数値が加算の繰り返しによって‘9’から再び
‘0’に戻る際に‘1’ずつ加算されるようになってい
る。また、C4及びC5カウンタについては、前記C3
カウンタの数値がその加算の繰り返しによって‘9’ま
で増加し再び‘0’に戻る際にC4カウンタの数値が
‘1’ずつ加算され、その加算の繰り返しによってC4
カウンタの数値が‘9’まで増加し再び‘0’に戻る際
にC5カウンタの数値が‘1’ずつ加算されるようにな
っている。これによって、C2〜C5カウンタが同期
(同一の組合せで加算)するのを避けることができる。
さらに、この実施例では、偶発的にC3〜C5カウンタ
の数値が一致、すなわち大当たり図柄組合せを構成した
場合には、C5カウンタの数値を1減算、すなわち外れ
図柄組合せを構成するようになっている。
【0037】前記C3〜C5カウンタの各数値には、対
応する図柄が予め割り当てられている。実施例において
は、前記各カウンタの取得数値が‘1’のときは外れ図
柄が『1』となる等、各カウンタの取得数値がそのまま
外れ図柄として割り当てられている。そして、前記特別
図柄変動開始スイッチ55a,55bによって入賞球が
検出される毎にC3〜C5カウンタから取得される数値
の組合せによって、外れ時に画像表示部50の左側表示
領域、中央表示領域、右側表示領域に表示される停止図
柄の組合せが定まる。また、C3〜C5カウンタの取得
数値は、前記主制御回路140におけるRAMの外れ図
柄格納領域に所定数、この例では、表示中の外れ図柄に
対する数値を除き、最大4個まで格納される。また、こ
の実施例では、通常遊技状態時(判定結果表示時間が短
縮されていない状態時)における前記特別図柄の変動開
始から停止するまでに要する時間(但し、リーチ状態に
おけるリーチ態様表示がない場合)は8.5秒であり、
一方、特典遊技状態時(判定結果表示時間短縮状態時)
における前記特別図柄の変動開始から停止するまでに要
する時間(但し、リーチ態様表示がない場合)は5.2
秒である。
【0038】C6カウンタは、前記普通図柄表示装置4
1の普通図柄表示部45に停止表示する普通図柄を決定
するとともに小当たり(普通図柄の当たり)及び外れを
判定するもので、その数値が電源投入時に‘0’から始
まって前記割り込み時間毎に‘1’ずつ加算され、
‘8’に至った後、再び‘0’から始まって加算が繰り
返される。このC6カウンタの数値は、普通図柄変動開
始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21
を通過した遊技球を普通図柄変動開始スイッチ56,5
7で検出する毎に取得され、表示中の普通図柄当たり用
のものを除き、最大4個まで前記主制御回路140のR
AMに格納される。
【0039】また、前記C6カウンタの数値には、各数
値に対応する普通図柄が予め割り当てられている。この
実施例においては、C6カウンタの取得数値が‘1’の
ときは普通図柄表示部45に停止表示する普通図柄が
『1』となる等、C6カウンタの取得数値がそのまま停
止表示される普通図柄として割り当てられている。な
お、この実施例では、通常遊技状態時(判定結果表示時
間が短縮されていない状態時)における前記普通図柄の
変動開始から停止するまでに要する時間は11.8秒で
あり、一方、特典遊技状態時(判定結果表示時間短縮状
態時)における前記普通図柄の変動開始から停止するま
でに要する時間は5.9秒である。
【0040】さらに、この実施例では、前記C6カウン
タの取得数値が‘7’である場合、小当たりとなり、通
常遊技状態時(判定機会が増大されていない状態時)に
おいては、拡開開放の間に第1種始動入賞口10,11
への入賞球数が6個に達するか、或いは拡開開放時間が
0.4秒経過するかの何れかの条件が成立したときに終
了されるように下側第1種始動入賞口11の拡開開放が
行われ、他方、特典遊技状態時(判定機会増大状態時)
においては、拡開開放の間に第1種始動入賞口10,1
1への入賞球数が6個に達するか、或いは拡開開放時間
が5.1秒経過するかの何れかの条件が成立したときに
終了されるように下側第1種始動入賞口11の拡開開放
が行われるようになっている。これに対して、前記C6
カウンタの取得数値が‘7’以外の場合、普通図柄の外
れとなり、下側第1種始動入賞口11は狭小開放状態の
ままである。
【0041】C7カウンタは、遊技機1のリーチ態様選
択手段に相当し、判定結果表示手段における複数の図柄
が変動表示中に前記リーチ状態となる場合に、複数のリ
ーチ態様を有する一のリーチ態様群の中から当該リーチ
状態を演出するリーチ態様を選択するものである。前記
C7カウンタは、その数値が電源投入時に‘0’から始
まって前記割り込み時間毎に‘1’ずつ加算し、‘4
9’に至ると次に再び‘0’に戻る繰り返しを行う。前
記C7カウンタの数値は、前記第1種始動入賞口10,
11の入賞球が特別図柄変動開始スイッチ55a,55
bによって検出された時に、C1カウンタ等の数値とと
もに取得され、現在決定中のものを除き、最大4個まで
前記主制御回路140のRAMに格納される。
【0042】この実施例では、後述するC10カウンタ
の数値が5以上であるか否か、及び前記当否判定手段
(C1カウンタ)の判定結果が当たりであるか否かによ
って、C7カウンタの取得数値に割り当てるリーチ態様
を変化させている。具体的には、以下のようになってい
る。
【0043】まず、C10カウンタの数値が5未満でか
つ当否判定手段の判定結果が当たりである場合、C7カ
ウンタの取得数値が‘0’〜‘24’のときはリーチ態
様A、C7カウンタの取得数値が‘25’〜‘39’の
ときはリーチ態様B、C7カウンタの取得数値が‘4
0’〜‘49’のときはリーチ態様Cが、リーチ状態を
演出するリーチ態様として選択される。
【0044】また、C10カウンタの数値が5未満でか
つ当否判定手段の判定結果が外れである場合、C7カウ
ンタの取得数値が‘0’〜‘24’のときはリーチ態様
C、C7カウンタの取得数値が‘25’〜‘39’のと
きはリーチ態様B、C7カウンタの取得数値が‘40’
〜‘49’のときはリーチ態様Aが、リーチ状態を演出
するリーチ態様として選択される。
【0045】さらに、C10カウンタの数値が5以上で
かつ当否判定手段の判定結果が当たりである場合、C7
カウンタの取得数値が‘0’〜‘24’のときはリーチ
態様D、C7カウンタの取得数値が‘25’〜‘39’
のときはリーチ態様E、C7カウンタの取得数値が‘4
0’〜‘49’のときはリーチ態様Fが、リーチ状態を
演出するリーチ態様として選択される。
【0046】そして、C10カウンタの数値が5以上で
かつ当否判定手段の判定結果が外れである場合、C7カ
ウンタの取得数値が‘0’〜‘24’のときはリーチ態
様F、C7カウンタの取得数値が‘25’〜‘39’の
ときはリーチ態様E、C7カウンタの取得数値が‘4
0’〜‘49’のときはリーチ態様Dが、リーチ状態を
演出するリーチ態様として選択されるようになってい
る。
【0047】C10カウンタは、遊技機1のリーチ態様
群切換手段に相当し、当否判定手段による判定で当たり
となった回数をカウントして前記主制御回路140のR
AMに格納し、カウントした当たり回数によって後述す
る複数のリーチ態様群の中から一のリーチ態様群を選択
するものである。この実施例では、特典遊技実行中に連
続的に発生した当たりの回数をカウントし、その回数が
所定回数(ここでは5回)以上になると、リーチ態様群
を、前記リーチ態様A,B,Cで構成される通常リーチ
態様群から、前記リーチ態様D,E,Fで構成される特
別リーチ態様群に切り換えるようになっている。
【0048】次に、本発明に係る遊技機1において前記
主制御回路140が行う一連の処理について、具体例を
示しつつ前記カウンタとの関係から詳述する。なお、図
5に示した主制御回路140のCPUは、リセット割り
込み(4.000ms)毎に主制御回路140のROM
に記憶されている各プログラムを実行する。
【0049】図6のフローチャートに示すように、メイ
ン処理Mにおいては、初期設定(S10)、乱数更新処
理(S20)、始動入賞口10,11又は始動ゲートへ
の入球確認(S30,40)、大当たり判定乱数取得処
理(S50)、大当たり当否判定処理(S60)、特別
図柄決定処理(S70)、特典遊技付与決定処理(S8
0)、リーチ態様決定処理(S90)、大当たり回数カ
ウント処理(S120)、小当たり判定乱数取得処理
(S190)、小当たり当否判定処理(S200)、普
通図柄決定処理(S210)、図柄表示処理(S13
0)、確率設定処理(S140)、始動入賞口開放処理
(S150)、特別遊技実行処理(S170)、その他
の処理(S180)が行われる。
【0050】初期設定(S10)では、スタックの設
定、定数設定、CPUの設定、SIO,PIO,CTC
の設定等を行う。なお、電源投入時のみに必要な処理は
1順目のみに実行され、後は実行されることがない。
【0051】乱数更新処理(S20)では、図7に示す
ように、C1,C2,C6,C7カウンタの各数値Rn
(n=1,2,6,7)が前記所定時間毎に1ずつ加算
され(S21)、前記各数値Rnが所定値X(C1カウ
ンタの場合は314、C2カウンタの場合は9、C6カ
ウンタの場合は8、C7カウンタの場合は49)に至る
と次に再び‘0’に戻る繰り返しを行う(S22,S2
3)。そして、各カウンタの更新数値が主制御回路14
0のRAMの各カウンタと対応する乱数記憶エリアにそ
れぞれ記憶される(S24)。図7中における『R
n’』は、加算される前の各カウンタの数値を意味す
る。なお、C3〜C5カウンタについては、前述したよ
うにC2カウンタと関連して数値が加算されるようにな
っている。
【0052】前記乱数更新処理(S20)の後、前記第
1種始動入賞口10,11又は普通図柄変動開始用ゲー
ト19,21のいずれかに入球があるか否かの確認がさ
れ(S30)、入球がある場合、それが前記第1種始動
入賞口10,11への入賞を前記特別図柄変動開始スイ
ッチ55a,55bが検出したものか、前記普通図柄変
動開始用ゲート19,21への遊技球の通過を前記普通
図柄変動開始スイッチ56,57が検出したものかが確
認される(S40)。そして、前記第1種始動入賞口1
0,11への入賞ありと判断された場合には、以降で、
大当たり判定乱数取得処理(S50)、大当たり当否判
定処理(S60)、特別図柄決定処理(S70)、特典
遊技付与決定処理(S80)、リーチ態様決定処理(S
90)、大当たり回数カウント処理(S120)が実行
される。また、前記普通図柄変動開始用ゲート19,2
1への遊技球の通過ありと判断された場合には、以降
で、小当たり判定乱数取得処理(S190)、小当たり
当否判定処理(S200)、普通図柄決定処理(S21
0)が実行される。なお、前記S30でいずれにも入球
なしと判断された場合には、大当たり判定乱数取得処理
(S50)、大当たり当否判定処理(S60)、特別図
柄決定処理(S70)、特典遊技付与決定処理(S8
0)、リーチ態様決定処理(S90)、大当たり回数カ
ウント処理(S120)や、小当たり判定乱数取得処理
(S190)、小当たり当否判定処理(S200)、普
通図柄決定処理(S210)は省略され、図柄表示処理
(S130)にジャンプする。
【0053】まず、前記S40において、第1種始動入
賞口10,11への入賞ありと判断された場合の各処理
について説明する。大当たり判定乱数取得処理(S5
0)では、図8のフローチャートから理解されるよう
に、まず、C1〜C5及びC7カウンタの更新数値Rn
(n=1〜5,7)が読み出され(S51)、次いで、
前記取得された各数値Rnを、前記主制御回路140の
RAMの取得乱数記憶エリアに各々記憶する(S5
2)。
【0054】大当たり当否判定処理(S60)では、図
9のフローチャートから理解されるように、最初に、前
記C1カウンタの取得数値R1と、予め決定されている
大当たり用対比数値が対比され(S61)、両値が一致
すれば特別遊技実行可、つまり大当たりとなり、大当た
り判定用フラグF1が1にセットされる(S62)。こ
の実施例では、予め決定されている大当たり用対比数値
は、特典遊技実行中フラグF5が0にセットされた通常
確率状態時(1/315)では‘7’、特典遊技実行中
フラグF5が1にセットされた確率変動状態時(7/3
15)では‘7’,‘57’,‘107’,‘15
7’,‘207’,‘257’,‘307’である。
【0055】図10に示すように、特別図柄決定処理
(S70)では、前記大当たり当否判定処理(S60)
に基づき特別図柄表示装置(判定結果表示手段)43の
画像表示部50に最終停止表示する特別図柄の決定が行
われる。この特別図柄決定処理(S70)では、まず、
前記大当たり判定用フラグF1の値が1か否か判断され
(S71)、該値が1と判断された場合、すなわち特別
遊技実行可(大当たり)となる場合、前記C2カウンタ
の記憶取得数値R2が読み出され、その取得数値R2に
対して予め決定されている図柄の組合せが、画像表示部
50の左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域にお
ける大当たり図柄組合せとして決定され、左側表示領
域、中央表示領域、右側表示領域で各種図柄が所定時間
変動表示された後に前記決定された大当たり図柄が停止
図柄としてそれぞれ表示されるように指示する(S7
2)。また、実施例では、前記停止図柄の表示指示に加
えて、後述するリーチ態様決定処理(S90)で、大当
たり図柄組合せを停止表示する前に所要のリーチ態様の
表示(リーチアクション表示)を行うように指示してい
る。
【0056】それに対して、前記大当たり判定用フラグ
F1の値が1でない、すなわち前記値が0と判断され、
外れと判定された場合には、前記C3〜C5カウンタの
記憶取得数値R3〜R5が読み出され、その数値R3〜
R5に対して予め決定されている図柄が、左側表示領
域、中央表示領域、右側表示領域に表示される外れ図柄
組合せの図柄として決定され、左側表示領域、中央表示
領域、右側表示領域において、各種図柄が所定時間変動
表示された後に、前記決定された外れ図柄が停止表示図
柄としてそれぞれ表示されるように指示する(S7
3)。また、前記外れ図柄組合せがリーチ外れ、すなわ
ちリーチ状態を経て外れとなる組合せの場合には、後述
するリーチ態様決定処理(S90)において、上記停止
図柄の表示指示に加えて、前記外れ図柄組合せを停止表
示する前に、前記所要のリーチ態様の表示(リーチアク
ション表示)を行うように指示する。この実施例におい
てリーチ外れとなる場合は、左特別図柄を決定するC3
カウンタの値R3と中特別図柄を決定するC4カウンタ
の値R4が一致する場合である。なお、前記大当たり判
定用フラグF1の値が0の場合、偶然C3〜C5カウン
タの記憶取得数値が大当たり図柄組合せとなるときに
は、上述したようにC5カウンタの数値を1減算し、大
当たり図柄組合せが前記各表示領域に表示されるのを避
けるようになっている。
【0057】特典遊技付与決定処理(S80)では、図
11に示すように、まず、前記大当たり判定用フラグF
1の値が1か否か判断され(S81)、該値が1と判断
された場合、すなわち特別遊技実行可(大当たり)とな
る場合、前記特別図柄決定処理(S70)で決定された
大当たり図柄が『3』,『5』,『7』のいずれか、つ
まり大当たり図柄組合せが『3,3,3』,『5,5,
5』,『7,7,7』のいずれかであるか否かが判断さ
れる(S82)。そして、前記大当たり図柄組合せが
『3,3,3』,『5,5,5』,『7,7,7』のい
ずれかであれば、特典遊技実行可となり、特典遊技決定
用フラグF3が1にセットされる(S83)。一方、前
記大当たり図柄組合せが『3,3,3』,『5,5,
5』,『7,7,7』以外の組合せである場合には、特
典遊技実行不可、つまり特別遊技終了後は通常遊技状態
となる。この場合、現在、特典遊技決定用フラグF3の
値が1にセットされているか否か判断され(S84)、
F3値が1の場合には、0にセットされる(S85)。
【0058】なお、特典遊技の付与について、この実施
例では、当否判定手段による判定結果が当たりとなって
大当たりが成立し、かつ大当たり図柄組合せが所定の図
柄組合せである場合、確率変動,判定結果表示時間短
縮,判定機会増大の各特典遊技が付与されるようになっ
ているが、これに限るものではない。例えば、大当たり
図柄組合せと関係なく単に大当たりとなれば特典遊技が
付与される、若しくは大当たり成立時に抽選等を行って
当選した場合に特典遊技が付与される、というように少
なくとも当否判定手段による判定結果が当たりであるこ
とを条件として特典遊技が付与されるようになっていて
もよい。さらに、大当たり判定とは関係なく抽選等を行
って当選した場合に特典遊技が付与される等、他の条件
によって特典遊技が付与されるようになっていてもよ
い。
【0059】リーチ態様決定処理(S90)では、図1
2ないし15に示すように、まず、後述する大当たり回
数カウント処理(S120)で説明するC10カウンタ
の数値R10が5以上となっているか否かの判断がされ
る(S91)。ここで、R10が5未満である場合、こ
の実施例では、特典遊技実行中に連続的に発生した大当
たり回数が5回に達していない場合は、リーチ態様が選
択されるリーチ態様群として、リーチ態様A,B,Cで
構成される通常リーチ態様群が選択され、次に大当たり
判定用フラグF1の値が1か否かの判断がされる(S9
2)。F1値が1の場合、すなわち特別遊技実行可(大
当たり)となる場合、C7カウンタの取得数値R7が0
〜24の数値であるか(S93)、或いは25〜39の
数値であるか(S95)が順次判断される。そして、取
得数値R7が0〜24のときはリーチ態様A(S9
4)、取得数値が25〜39のときはリーチ態様B(S
96)、取得数値R7がいずれの範囲にもないとき、つ
まり40〜49であるときにはリーチ態様Cが選択され
(S97)、それぞれ表示指示がなされる。
【0060】また、前記S92で、大当たり判定用フラ
グF1の値が1でなく0である場合、つまり特別遊技実
行不可(外れ)となる場合、次に外れ図柄組合せがリー
チ外れとなるか否かが判断される(S98)。ここで、
リーチ外れとなる場合には、C7カウンタの取得数値R
7が0〜24の数値であるか(S99)、或いは25〜
39の数値であるか(S101)が順次判断される。そ
して、取得数値R7が0〜24のときはリーチ態様C
(S100)、取得数値が25〜39のときはリーチ態
様B(S102)、取得数値R7がいずれの範囲にもな
いとき、つまり40〜49であるときにはリーチ態様A
が選択され(S103)、それぞれ表示指示がなされ
る。
【0061】S91で、R10が5以上である場合、こ
の実施例では、特典遊技実行中に連続的に発生した大当
たり回数が5回に達している場合は、リーチ態様が選択
されるリーチ態様群として、リーチ態様D,E,Fで構
成される特別リーチ態様群が選択され、次に大当たり判
定用フラグF1の値が1か否かの判断がされる(S10
4)。F1値が1の場合、すなわち特別遊技実行可(大
当たり)となる場合、C7カウンタの取得数値R7が0
〜24の数値であるか(S105)、或いは25〜39
の数値であるか(S107)が順次判断される。そし
て、取得数値R7が0〜24のときはリーチ態様D(S
106)、取得数値が25〜39のときはリーチ態様E
(S108)、取得数値R7がいずれの範囲にもないと
き、つまり40〜49であるときにはリーチ態様Fが選
択され(S109)、それぞれ表示指示がなされる。
【0062】また、前記S104で、大当たり判定用フ
ラグF1の値が1でなく0である場合、つまり特別遊技
実行不可(外れ)となる場合、次に外れ図柄組合せがリ
ーチ外れとなるか否かが判断される(S110)。ここ
で、リーチ外れとなる場合には、C7カウンタの取得数
値R7が0〜24の数値であるか(S111)、或いは
25〜39の数値であるか(S113)が順次判断され
る。そして、取得数値R7が0〜24のときはリーチ態
様F(S112)、取得数値が25〜39のときはリー
チ態様E(S114)、取得数値R7がいずれの範囲に
もないとき、つまり40〜49であるときにはリーチ態
様Dが選択され(S115)、それぞれ表示指示がなさ
れる。なお、前記各リーチ態様の具体例としては、例え
ば、最終停止図柄の変動時間を比較的長くするロングリ
ーチアクションや、最終停止図柄の変動時間を比較的短
くするノーマルリーチアクション、キャラクタなどを前
記画像表示部50に表示したり、背景画像を変化させた
りするいわゆるスーパーリーチアクション等が挙げられ
る。
【0063】上記のように、当該遊技機においては、選
択されるリーチ態様群が、大当たり回数によって、一の
リーチ態様群からそのリーチ態様群とは異なるリーチ態
様を含む他のリーチ態様群に切り換えられるため、同じ
機種であっても遊技の進行状態が異なる遊技者間で異な
るリーチ態様を表示させることができる。これにより、
趣向性を向上させるとともに遊技の進行状態が異なる遊
技者間で差をつけることを可能とし、遊技者に競争心、
満足感を与えることができる。
【0064】また、この実施例では、大当たり時と外れ
時とで、リーチ態様群内における各リーチ態様の選択確
率を変えているため、表示されるリーチ態様によって判
定結果が当たりである可能性(いわゆる信頼度)が変化
するようになっている。以下、詳述する。
【0065】まず、リーチ態様A及びDは、大当たり判
定用フラグF1の値が1の場合(大当たり時)には、C
7カウンタの乱数範囲0〜49に対して、取得数値R7
が0〜24の数値であれば選択される、つまりF1値が
1の場合には25/50の確率で選択される。一方、大
当たり判定用フラグF1の値が0の場合(外れ時)に
は、取得数値R7が40〜49のときに選択される、つ
まりF1値が0の場合には10/50の確率で選択され
る。このように、リーチ態様A及びDは、大当たり時に
は選択され易く、外れ時には選択され難くなっており、
このリーチ態様が表示された場合には、判定結果が当た
りである可能性が高いと言える。
【0066】また、リーチ態様B及びEは、大当たり判
定用フラグF1の値に関わらず(大当たりか否かに関わ
らず)、C7カウンタの乱数範囲0〜49に対して、取
得数値R7が25〜39の数値であれば選択される、つ
まりF1値に関わらず15/50の確率で選択される。
このように、リーチ態様B及びEは、大当たり時であっ
ても外れ時であっても選択される確率は変わらず、この
リーチ態様が表示された場合には、判定結果が当たりで
ある可能性は中程度と言える。
【0067】さらに、リーチ態様C及びFは、大当たり
判定用フラグF1の値が1の場合(大当たり時)には、
取得数値R7が40〜49の数値のときに選択される、
つまりF1値が1の場合には10/50の確率で選択さ
れる。一方、大当たり判定用フラグF1の値が0の場合
(外れ時)には、取得数値R7が0〜24のときに選択
される、つまりF1値が0の場合には25/50の確率
で選択される。このように、リーチ態様C及びFは、大
当たり時には選択され難く、外れ時には選択され易くな
っており、このリーチ態様が表示された場合には、判定
結果が当たりである可能性が低いと言えるのである。
【0068】なお、この実施例では、切り換えられるリ
ーチ態様群としては、通常リーチ態様群と特別リーチ態
様群の2つであるが、これに限るものではなく、例えば
当たり回数が5回以上で一のリーチ態様群から他のリー
チ態様群に切り換えられ、10回以上でさらに他のリー
チ態様群に切り換えられる等、3つ以上のリーチ態様群
を有していてもよい。また、この実施例では、通常リー
チ態様群と特別リーチ態様群では、リーチ態様群を構成
するリーチ態様が全て異なるようにされているが、これ
に限らず、リーチ態様群同士で異なるリーチ態様が1つ
以上含まれていればよい。さらに、リーチ態様群を切り
換える当たり回数、各リーチ態様群を構成するリーチ態
様の種類、数等も適宜でよく、各リーチ態様同士で信頼
度が変わらなくてもよい。加えて、この実施例において
は、大当たり及びリーチ外れ等のリーチ状態となる場合
には、必ずいずれかのリーチ態様が選択されるようにな
っているが、これに限るものではなく、リーチ状態とな
っても判定結果表示時間短縮状態になっている等の条件
によっては何らリーチ態様が選択されることなく、最終
停止図柄を単に停止させる場合があってもよい。
【0069】大当たり回数カウント処理(S120)で
は、図16に示すように、まず、特典遊技実行中フラグ
F5の値が1か否かの判断がされる(S121)。ここ
で、F5値が1の場合、すなわち特典遊技実行中である
場合、次に大当たり判定用フラグF1の値が1か否かの
判断がされる(S122)。そして、F1値が1、つま
り特別遊技実行可の場合、C10カウンタの数値R10
を1加算する(S123)。なお、図16中における
『R10’』は、加算前のC10カウンタの数値を意味
する。また、この実施例では、F5値が1のときを特典
遊技実行中と判断しているため、F5値が1でないと
き、例えば通常遊技状態時に特典遊技状態に移行するよ
うに指示されたとき(特典遊技決定用フラグF3の値が
0から1にセットされ、F5値はまだ0のままであると
き)は、特典遊技実行中と判断されず、その際の大当た
りは当たり回数としてカウントされない。
【0070】前記したS40で、普通図柄変動開始用ゲ
ート19,21への遊技球の通過ありと判断された場合
の各処理について説明する。小当たり判定乱数取得処理
(S190)では、C6カウンタの更新数値R6が読み
出され、次いで、前記取得された数値R6を、前記主制
御回路140のRAMの取得乱数記憶エリアに記憶す
る。なお、小当たり判定乱数取得処理については図8に
示す処理とカウンタ取得数値の取得時が異なるのみであ
るため、図示は省略する。
【0071】小当たり当否判定処理(S200)、すな
わち下側第1種始動入賞口11の開放に対する普通図柄
当たり当否判定処理(図示省略)では、前記大当たり当
否判定処理(S60)と同様にして、前記C6カウンタ
の取得数値R6が小当たり用対比数値である‘7’と対
比され、両値が一致すれば小当たりとなり、小当たり判
定用フラグF2が1にセットされる。
【0072】普通図柄決定処理(S210)では、普通
図柄表示装置41の普通図柄表示部45に表示される小
当たり当否判定処理(S200)の結果としての普通図
柄(停止図柄)の決定が行われる。ここでは、前記C6
カウンタの取得数値R6に対して予め決められている図
柄を、前記普通図柄表示部45に停止表示図柄として表
示するように指示する。なお、図示は省略する。
【0073】メイン処理Mにおいて、図柄表示処理(S
130)では、特別図柄表示装置(判定結果表示手段)
43の画像表示部50に特別図柄を変動及び停止表示す
る特別図柄表示処理と、普通図柄表示装置41の普通図
柄表示部45に普通図柄を変動及び停止表示する普通図
柄表示処理が、前記表示制御回路(表示制御手段)15
0を介して実行される。
【0074】図17に示すように、前記特別図柄表示処
理(S131)では、最初に、特別遊技実行中フラグF
4が1にセットされているか否か、つまり現在特別遊技
実行中か否か確認され(S132)、前記フラグF4に
1がセットされておらず特別遊技実行中でない場合、さ
らに前記特別図柄決定処理(S70)の表示指示(S7
2,S73)があるか否か確認される(S133)。前
記表示指示がある場合、画像表示部50で特別図柄がリ
ーチ状態となるか否か判断される(S134)。ここ
で、特別図柄がリーチ状態となる場合とは、大当たり判
定用フラグF1が1にセットされて大当たりとなる場合
と、大当たり判定用フラグF1は1にセットされていな
い(大当たりにはならない)がリーチ外れとなる場合、
つまり左特別図柄を決定するC3カウンタの値R3と中
特別図柄を決定するC4カウンタの値R4が一致する場
合がある。
【0075】S134でリーチなしと判断された場合、
次に前記特典遊技実行中フラグF5が1に設定されてい
るか否か、つまり現在特典遊技実行中か否か判断され
(S135)、F5値が1に設定されていれば、短縮さ
れた変動表示時間(具体的には約5.2秒間)図柄を画
像表示部50の各表示領域で変動表示した後、前記特別
図柄決定処理(S70)の表示指示に基づき前記各特別
図柄を最終停止表示(確定表示)する変動時間短縮変動
停止処理を行う(S136)。これに対して、前記S1
34においてリーチありと判断された場合、及びS13
4においてリーチなしと判断されかつS135でF5値
が1でなく0に設定されている場合には、通常の変動表
示時間(具体的にはリーチ態様の表示がない場合約8.
5秒間)図柄を画像表示部50の各表示領域で変動表示
した後、前記特別図柄決定処理(S70)の表示指示に
基づき各特別図柄を最終停止表示(確定表示)する通常
変動停止処理を行う(S137)。また、前記S134
でリーチありと判断された場合には、前記リーチ態様決
定処理(S90)での表示指示に基づくリーチ態様を表
示制御回路(表示制御手段)150によって表示した後
に、各特別図柄を確定表示する。なお、この例では、特
典遊技実行中(判定結果表示時間短縮中)においてリー
チ状態となる場合には、必ずいずれかのリーチ態様が表
示されて通常変動停止処理(S137)が行われるよう
になっているが、前記特典遊技実行中にリーチ状態とな
ってもリーチ態様が選択されないで、変動時間短縮表示
処理(S136)で最終停止図柄を単に停止する場合が
あってもよい。さらに、この例では、左特別図柄,中特
別図柄,右特別図柄の順で特別図柄の停止表示が行われ
ているが、停止順序はこれに限定されない。
【0076】前記普通図柄表示処理では、最初に、前記
普通図柄決定処理(S210)の表示指示があるか否か
確認され、該指示がある場合、前記普通図柄表示部45
で普通図柄変動表示中でないことを確認した後、前記特
典遊技実行中フラグF5が1に設定されているか否か、
つまり特典遊技実行中か否か判断され、特典遊技実行中
であれば、短縮された変動表示時間(具体的には約5.
9秒間)普通図柄を普通図柄表示部45で変動表示した
後、前記普通図柄決定処理(S210)の表示指示に基
づき普通図柄を最終停止表示する。これに対して、前記
特典遊技実行中でない、つまり通常遊技実行中と判断さ
れた場合には、通常の変動表示時間(具体的には約1
1.8秒間)普通図柄を普通図柄表示部45で変動表示
した後、前記普通図柄決定処理(S210)の表示指示
に基づき前記普通図柄表示部45で普通図柄を最終停止
表示する。
【0077】確率設定処理(S140)では、図18に
示すように、まず、前記特典遊技決定用フラグF3の値
が1にセットされているかどうか確認する(S14
1)。フラグF3の値が1にセットされていれば、次に
特典遊技実行中フラグF5が1にセットされているか否
か判断され(S142)、F5値が1にセットされて特
典遊技が実行中であれば、そのまま確率設定処理(S1
40)を終了する。F5値が1にセットされておらず通
常遊技実行中である場合は、特典遊技実行中フラグF5
の値を1にセットし(S143)、通常遊技実行中フラ
グF6の値を0にセットし(S144)、C10カウン
タの数値R10を0にリセットする(S145)。な
お、F5値を1にセットすることにより、大当たり用対
比数値が‘7’,‘57’,‘107’,‘157’,
‘207’,‘257’,‘307’の7個に変更さ
れ、C10カウンタの数値R10を0にリセットするこ
とにより、R10がそれまで5以上であっても、リーチ
態様決定処理(S90)で選択されるリーチ態様群が通
常リーチ態様群となる。
【0078】一方、前記S141において、特典遊技決
定用フラグF3の値が1でなく0にセットされていると
きには、次に特典遊技実行中フラグF5が1にセットさ
れているか否か判断される(S146)。ここで、F5
値が1にセットされておらず通常遊技実行中であれば、
そのまま確率設定処理(S140)を終了する。F5値
が1にセットされて特典遊技実行中である場合は、通常
遊技実行中フラグF6の値を1にセットし(S14
7)、特典遊技実行中フラグF5の値を0にセットする
(S148)。F5値を0にセットすることにより、大
当たり用対比数値が‘7’の1個に変更される。なお、
本実施例では、このときにC10カウンタの数値R10
をリセットしないため、数値R10が5以上となってい
るときには、そのまま次に特典遊技が付与されるまで、
リーチ態様D,E,Fで構成される特別リーチ態様群か
らリーチ状態の際のリーチ態様が選択される。
【0079】始動入賞口開放処理(S150)において
は、図19に示すように、まず、前記小当たりが成立し
ているか否か、すなわち前記小当たり判定用フラグF2
の値が1か否か判断され(S151)、両値が一致すれ
ば、前記普通図柄表示部45の普通図柄の停止を確認し
た後(S152)、特別遊技実行中フラグF4の値が1
か否か判断される(S153)。ここで、該フラグF4
の値が1でなく0であれば、次に特典遊技実行中フラグ
F5の値が1か否か判断され(S154)、F5値が1
である場合、すなわち現在特典遊技実行手段中の判定機
会増大手段による特典遊技の実行中であると判断された
場合、拡開開放の間に第1種始動入賞口10,11への
入賞球数が6個に達するか、或いは拡開開放時間が5.
1秒経過するかの何れかの条件が成立したときに終了さ
れるように下側第1種始動入賞口11の拡開開放が行わ
れる特別開放処理を行う(S155)。
【0080】前記S153でF4値が1である場合、拡
開開放の間に第1種始動入賞口10,11への入賞球数
が6個に達するか、或いは拡開開放時間が0.4秒経過
するかの何れかの条件が成立したときに終了されるよう
に下側第1種始動入賞口11の拡開開放が行われる通常
開放処理を行う(S156)。また、S153でF4値
が0でかつS154でF5値が1でない場合も、前記S
153でF4値が1であった場合と同様に通常開放処理
を行う(S156)。そして、前記特別開放処理(S1
55)又は通常開放処理(S156)が終了した後、小
当たり判定用フラグF2の値を0にセットして(S15
7)、当該始動入賞口開放処理(S150)を終了す
る。
【0081】ここで、前記下側第1種始動入賞口11の
閉鎖時においては左右の可動片11a,11bが略垂直
状態であり遊技球は入賞し難くなり、一方、拡開開放時
には前記左右の可動片11a,11bが略V字(逆ハの
字)状態となり遊技球が入賞し易くなる。なお、前記第
1種始動入賞口10,11への入賞に対して、1個の入
賞につき所定個、実施例では5個の遊技球が前記賞球払
出装置95により賞品球として払い出される。
【0082】特別遊技実行処理(S170)において
は、図20に示すように、最初に、特別遊技実行中フラ
グF4の値が1か否か判断され(S171)、該値が1
でなければ、さらに前記大当たり判定用フラグF1の値
が1か否か判断される(S172)。該値が1と判断さ
れると、すなわち特別遊技実行可と判断されると、前記
画像表示部50における特別図柄の停止表示の完了を確
認した後(S173)、前記特別遊技実行中フラグF4
が1にセットされる(S174)と共に、前記大当たり
判定用フラグF1が0にセットされる(S175)。そ
して、特別遊技実行手段(この例では主制御回路140
が相当する。)の指示に基づいて、前記大入賞口開放用
ソレノイド59の励磁により前記大入賞口15の開閉板
61を開放して遊技領域6表面を落下してくる遊技球を
受け止め、大入賞口15内へ入賞可能にする、すなわち
特別遊技(大当たり遊技)処理を行う(S176)。
【0083】具体的には、前記特別遊技処理(S17
6)においては、前記開閉板61は、所定時間(例えば
29秒)経過後、或いは前記入賞球数カウントスイッチ
67で検出された入賞球数が所定個数(例えば9個)と
なった時点で閉じるようにされている。また、前記特定
領域入賞口63への入賞球を特定入賞球検出スイッチ6
5が検出する毎に前記開閉板61の開放を再度繰り返す
継続権利が発生し、前記開閉板61の開放を所定最高回
数(例えば最高16回)繰り返す。そして、前記開閉板
61の開放中に特定入賞球検出スイッチ65による入賞
球の検出が無いか、或いは前記最高回数の開閉板61の
開放が終了するかの何れかの終了条件が成立すると、特
別遊技は終了し、前記特別遊技実行中フラグF4の値が
0にリセットされる(S177)。なお、前記大入賞口
15への入賞に対しては、1個の入賞につき所定時、実
施例では15個の遊技球が前記賞球払出装置95により
賞品球として払い出される。
【0084】また、メイン処理Mにおいては、上述した
各処理の他、遊技状態時に必要となるその他の処理(S
180)、例えばエラーの処理等が行われて、爾後の処
理に備えて待機状態となる。
【0085】なお、本発明は、上記例に限定されるもの
ではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において構成の
一部を適宜に変更して実施することができる。また、上
記実施例では、特典遊技実行中に発生した当たりの回数
でリーチ態様群を切り換えているため、特典遊技実行中
でない通常遊技状態から特典遊技状態に移行する際の大
当たりはリーチ態様群を切り換える当たり回数に含まれ
ず、特典遊技実行中に当たりとなった回数がリーチ態様
群を切り換える回数になったときに、その当たりが特典
遊技が付与されない当たりであってもリーチ態様群が切
り換えられるようになっているが、本発明はこれに限る
ものではない。
【0086】例えば、当否判定手段による判定結果が当
たりとなったときに特典遊技の実行が決定された回数で
リーチ態様群を切り換えてもよい。このときには、特典
遊技実行中でない通常遊技状態から特典遊技状態に移行
する決定がされたときの大当たりはリーチ態様群を切り
換える当たり回数に含まれ、その後、特典遊技の実行が
決定される当たり回数が連続し、リーチ態様群を切り換
える回数となったときに、その大当たりが特典遊技の付
与されない当たりであれば、リーチ態様群は切り換えら
れない。
【0087】さらに、リーチ態様群の切り換えについて
は、特典遊技とは関係なく単に当否判定手段による判定
で当たりとなった回数によって切り換えられたり、当た
り回数と他の条件が整ったときに切り換えられるように
してもよい。
【0088】
【発明の効果】以上図示し説明したように、本発明に係
る遊技機においては、リーチ状態となった場合にリーチ
態様が選択されるリーチ態様群を、当否判定手段による
判定結果の当たり回数によって異ならせるリーチ態様群
切換手段を設けているため、当たり回数の異なる遊技者
間で異なるリーチ態様を表示させて差をつけることがで
きる。これにより、遊技の趣向性が向上するとともに、
遊技者に競争心、満足感、期待感を与えることができ、
ひいては遊技者の遊技意欲を増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る遊技機全体の正面図で
ある。
【図2】同遊技機の遊技盤の正面図である。
【図3】同遊技機の遊技盤の裏面図である。
【図4】同遊技機全体の裏面図である。
【図5】同遊技機の制御系を簡略に示すブロック図であ
る。
【図6】同遊技機の主制御回路が実行するメイン処理に
関するフローチャートである。
【図7】乱数更新処理に関するフローチャートである。
【図8】大当たり判定乱数取得処理に関するフローチャ
ートである。
【図9】大当たり当否判定処理に関するフローチャート
である。
【図10】特別図柄決定処理に関するフローチャートで
ある。
【図11】特典遊技付与決定処理に関するフローチャー
トである。
【図12】リーチ態様決定処理に関する第1フローチャ
ートである。
【図13】リーチ態様決定処理に関する第2フローチャ
ートである。
【図14】リーチ態様決定処理に関する第3フローチャ
ートである。
【図15】リーチ態様決定処理に関する第4フローチャ
ートである。
【図16】大当たり回数カウント処理に関するフローチ
ャートである。
【図17】特別図柄表示処理に関するフローチャートで
ある。
【図18】確率設定処理に関するフローチャートであ
る。
【図19】始動入賞口開放処理に関するフローチャート
である。
【図20】特別遊技実行処理に関するフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 遊技機 3 遊技盤 9 表示装置 10,11 第1種始動入賞口 15 大入賞口 43 特別図柄表示装置(判定結果表示手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 判定開始条件の成立に起因して遊技の当
    たり外れを判定する当否判定手段と、 複数の図柄を変動表示した後に停止表示し、当該停止表
    示した複数の図柄の組合せにより、前記当否判定手段に
    よる判定結果を表示する判定結果表示手段と、 前記当否判定手段による判定結果が当たりとなったこと
    に起因して特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、 前記判定結果表示手段における複数の図柄が変動表示中
    にリーチ状態となる場合に、複数のリーチ態様を有する
    リーチ態様群の中から当該リーチ状態を演出するリーチ
    態様を選択するリーチ態様選択手段と、 前記リーチ態様選択手段により選択されたリーチ態様を
    表示制御する表示制御手段とを備えた遊技機において、 前記リーチ態様群を複数有しているとともに該リーチ態
    様群同士は互いに異なるリーチ態様を少なくとも1つ含
    んでおり、前記リーチ状態となった場合にリーチ態様が
    選択されるリーチ態様群を、前記当否判定手段による判
    定結果の当たり回数によって異ならせるリーチ態様群切
    換手段を設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 所定条件の成立に起因して、特別遊技に
    おける特典とは異なる特典を遊技者に付与する特典遊技
    を実行する特典遊技実行手段を備え、 リーチ態様群を切り換える当否判定手段の当たり回数
    は、前記特典遊技実行中に発生した当たりの回数である
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 少なくとも当否判定手段による判定結果
    が当たりであることを条件として、特別遊技における特
    典とは異なる特典を遊技者に付与する特典遊技を実行す
    る特典遊技実行手段を備え、 リーチ態様群を切り換える当否判定手段の当たり回数
    は、判定結果が当たりとなったときに特典遊技の実行が
    決定された回数であることを特徴とする請求項1に記載
    の遊技機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010131077A (ja) * 2008-12-02 2010-06-17 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2012125287A (ja) * 2010-12-13 2012-07-05 Sammy Corp 弾球遊技機
JP2022132518A (ja) * 2021-11-25 2022-09-08 株式会社三洋物産 遊技機

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