JP2004349692A - レーザ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 波長選択型の波長可変レーザ装置に含まれるDFBレーザ(又はDBRレーザ)の個数を10以上、装置の光出力強度を20mW以上にし、且つ、出力光のスペクトル線幅を10MHz以下に抑える。
【解決手段】 レーザ装置10は、12個のDFBレーザ11と、DFBレーザ11の出力光を合流する光合流器(MMIカプラ)13と、光合流器13の出力光を増幅する半導体光増幅器(SOA)14とを有する。SOA14の信号利得を16dB以下に抑えることにより、20mW以上の高い光出力強度が得られるレーザ装置の光出力についても、スペクトル線幅の狭線幅化を達成できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、レーザ装置に関し、更に詳しくは、複数の波長選択機能を有するレーザを有するレーザアレイのうち少なくとも1つの波長選択機能を有するレーザを駆動して出力する型式の波長選択型のレーザ装置(以下、単に波長選択型のレーザ装置と呼ぶ)に関する。
WDM(波長分割多重)光通信用のデバイスとして、出力レーザ光の波長を可変とする波長可変レーザ装置が知られている。従来の波長可変レーザ装置のなかでも、図11に示す構造を有する波長選択型のレーザ装置は、波長安定性に優れていること、動作温度を変化させることにより広帯域の波長可変特性が得られること等から、特に注目を集めている。この型式の波長可変レーザ装置30は、複数の分布帰還型(DFB)レーザ31がアレイ状に配設されたレーザアレイと、複数のDFBレーザ31の出力光を、各導波路32を介して入力し、これを合流する光合流器(MMIカプラ)33と、光合流器33の出力光を増幅する半導体光増幅器(SOA)34とを備え、複数のDFBレーザ31の出力波長の内からその1つを選択して出力する。
現在実用化されている波長選択型のレーザ装置として、図11に示した8個のDFBレーザ31を有するものが挙げられる。DFBレーザ31の共振器長は400μm程度、SOAの活性層の長さとして600〜800μm程度が採用される。このレーザ装置30の光出力強度は常温で40mW程度である。DFBレーザの信頼性等の観点から、一般に、波長選択素子におけるDFBレーザの駆動電流として50〜100mA程度の値が採用される。
実用化されている波長選択型のレーザ装置の別の例では、16個のDFBレーザをレーザアレイとして有するものも知られており、このレーザ装置では、光ファイバへの光出力強度が10mWと報告されている。DFBレーザの駆動電流は50mAである。
波長選択型のレーザ装置では、選択できる波長の増加による広帯域化と、レーザ装置の光出力強度の増大とが特に望まれている。例えば、波長選択型のレーザ装置をWDM光通信システムのC−band(波長1.53〜1.56μm)、L−band(波長1.57〜1.60μm)等をカバーする予備光源として利用するためには、その装置構成として、レーザアレイ中のDFBレーザの個数が10以上であることが望まれ、また、その出力特性として、光出力強度が20mW以上であること、出力波長のスペクトル線幅が10MHz以下であること等が望まれている。
"Effect of Mirror Facets on Lasing Characteristics of Distributed Feedback InGaAsP/InP Laser Diodes at 1.5 μm Range" (IEEE JOURNAL OF QUANTUM ELECTRONICS VOl.QE-20, NO3. MARCH 1984, Katsuyuki Utaka et al.) "High-Gain Array of Semiconductor Optical Amplifier Integrated With Bent Spot-Size Converter (BEND SS-SOA)" (JOURNAL OF LIGHTWAVE TECHNOLOGY, VOl.19, NO11, NOVEMBER 2001,Yasumasa Suzaki et al.) Journal of Quantum Electronics, Vol.138, Mo11, November 2002, p1493-1502 Journal of Quantum Electronics,QE-22,7(19861042-1051) Journal of lightwave technology vol7,No.2 Feb.,1989,p336-339 特開2003−69149号公報
ところで、上記型式のレーザ装置では、レーザアレイに含まれるDFBレーザの個数を増やし光合流器の入力ポート数を増加させるにつれて、光合流器における結合損失が増大し、SOAの光入力強度が減少するという問題がある。この問題は、DBRレーザについても同様である。このため、光合流器の入力ポート数が10を越えるような広帯域のレーザ装置では、SOAの信号利得を大きくすることが、充分な光出力強度を得るために不可欠となる。ところが、SOAの信号利得を大きくすると、SOAにおける雑音特性やスペクトル線幅への影響が特に懸念される。しかし、従来は、波長選択型のレーザ装置におけるこのような問題については、詳しい報告が成されておらず、また、前述の装置構成を持ち且つ前述の出力特性を満足するレーザ装置についての報告もない。
そこで、発明者らは、種々の特性を有する波長選択型のレーザ装置を試作し、上記の観点からそのスペクトル線幅を調べた。試作したレーザ装置の各DFBレーザは、従来のDFBレーザの標準的なものであり、共振器長Lが400μm、回折格子の結合係数κと共振器長Lとの積κLが1.3、DFBレーザの個数Nが12、SOAのレーザ出射面の光反射率が5×10-4であった。
測定されたスペクトル線幅特性を図12に示す。同図では、選択したDFBレーザの駆動電流と、SOAの出力におけるスペクトル線幅との関係を、SOAの駆動電流が100mAの場合(実線)と300mAの場合(点線)の双方について示している。SOAの駆動電流は、その信号利得に大きく関係するものである。同図の結果から、従来の波長選択型のレーザ装置では、DFBレーザの駆動電流の大きさに依存して、スペクトル線幅に大きな振動が生じていることが判明した。また、レーザ装置の出力として20mW以上の光出力強度を得るために、SOAの駆動電流を300mAに上げてその信号利得を大きくすると、出力光のスペクトル線幅が大きく拡がることも判明した。
従来の波長選択素子におけるDFBレーザは、一般に駆動電流が100mA以下で使用されるものであるが、この条件下では、上記のように、SOAの駆動電流を100mA以下としても、スペクトル線幅が10MHzを越えることがあった。ここで、SOAの駆動電流の増加は、SOAにおけるノイズの増加につながり、スペクトル線幅の絶対値を増大させるものである。また、SOAの出射端面から反射する戻り光がSOA内で増幅され、DFBレーザ内での安定な発振に影響を及ぼすことによって、DFBレーザの駆動電流とスペクトル線幅との関係に振動を与えることも判明した。
上記に鑑み、本発明は、従来の波長選択型のレーザ装置について、そのレーザアレイ内のDFBレーザの個数を増大させても、所望の光出力強度及びスペクトル線幅が得られるように出力特性を改善し、もって、WDM光通信の分野で利用可能な広帯域波長可変レーザ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明者らは、DFBレーザの個数が12の波長選択型のレーザ装置を試作し、その出力光の強度を20mW以上にし、且つ、出力光のスペクトル線幅を所望の狭線幅に抑えるために必要なレーザ装置の構造について鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成するに至った。本発明の波長選択型のレーザ装置は以下の構成を有する。
本発明の第1の視点に係るレーザ装置は、複数の波長選択機能を有するレーザと、該複数の波長選択機能を有するレーザの出力光を合流する光合流器と、該光合流器の出力光を増幅する半導体光増幅器(SOA)とを備え、前記波長選択機能を有するレーザの出力波長の1つを選択して出力する型式の波長可変レーザ装置において、
前記光合流器と前記波長選択機能を有するレーザとを結合する結合ポート数Nが10以上であり、
前記SOAの光出力強度が20mW以上で且つ信号利得が16dB以下であることを特徴とする。
本発明の第1の視点に係るレーザ装置では、光合流器と波長選択機能を有するレーザの結合ポート数が10以上の広帯域のレーザ装置についても、SOAの信号利得を16dB以下に選定することにより、光出力強度が20mW以上と充分に高いレーザ装置についても、WDM光通信の分野に使用する際に良好な狭線幅のスペクトルが得られる。
また、本発明の第2の視点に係るレーザ装置は、複数の波長選択機能を有するレーザと、該複数の波長選択機能を有するレーザの出力光を合流する光合流器と、該光合流器の出力光を増幅する半導体光増幅器(SOA)とを備え、前記波長選択機能を有するレーザの少なくとも1つを駆動して出力する型式のレーザ装置において、
前記光合流器と前記波長選択機能を有するレーザとを結合する結合ポート数Nが10以上であり、
前記SOAの光出力強度が20mW以上で且つ光出射端部における出力光のスペクトル線幅が10MHz以下であることを特徴とする。
本発明の第2の視点に係るレーザ装置では、光合流器とDFBレーザの結合ポート数が10以上の広帯域のレーザ装置についても、光出射端部における出力光のスペクトル線幅を10MHz以下と狭くした構成により、本発明の第1の視点に係るレーザ装置と同様に、光出力強度が20mW以上と充分に高いレーザ装置についても、WDM光通信の分野に使用する際に良好な狭線幅のスペクトルが得られる。
更に、本発明の第3の視点に係るレーザ装置は、複数の波長選択機能を有するレーザと、該複数の波長選択機能を有するレーザの出力光を合流する光合流器と、該光合流器の出力光を増幅する半導体光増幅器(SOA)とを備え、前記波長選択機能を有するレーザの少なくとも1つを駆動して出力する型式のレーザ装置において、
前記光合流器と前記DFBレーザとを結合する結合ポート数Nが10以上であり、
前記SOAの光出力強度が20mW以上で且つ光出射端部における光反射率が10-4以下であることを特徴とする。
本発明の第3の視点に係るレーザ装置では、光合流器と波長選択機能を有するレーザの結合ポート数が10以上の広帯域のレーザ装置についても、SOAの光出射端部における光反射率を10-4以下と低くした構成により、出力光が波長選択機能を有するレーザに戻る戻り光の強度が低く抑えられ、本発明の第1の視点に係るレーザ装置と同様に、光出力強度が20mW以上と充分に高いレーザ装置についても、WDM光通信に使用する際に良好な狭線幅のスペクトルが得られる。
本発明の第3の視点のレーザ装置での好ましい態様では、前記光出射端部に窓構造及び曲げ構造を有し、前記窓構造の窓長Lwindowが50μm以下であり、
前記窓長Lwindowと、前記曲げ構造と光出射端面との成す角度θとが、以下の関係
Lwindow>0.4464×θ2−13.161θ+87.464
を満たし、且つ
前記光出射端部の等価的な反射率が3×10-5以下である。
更に本発明の第4の視点に係るレーザ装置は、複数の波長選択機能を有するレーザと、該複数の波長選択機能を有するレーザの出力光を合流する光合流器と、該光合流器の出力光を増幅する半導体光増幅器(SOA)とを備え、前記波長選択機能を有するレーザの少なくとも1つを駆動して出力する型式のレーザ装置において、
前記光合流器と前記DFBレーザとを結合する結合ポート数Nが10以上であり、
前記SOAの光出力強度が20mW以上であり、
前記波長選択機能を有するレーザの回折格子の結合係数κと共振器長Lとの積κLが1.5以上であることを特徴とする。
本発明の第4の視点に係るレーザ装置では、光合流器と波長選択機能を有するレーザの結合ポート数が10以上の広帯域のレーザ装置についても、波長選択機能を有するレーザの回折格子における結合係数κと共振器長Lとの積κLを1.5以上とした構成により、スペクトル線幅の増大が抑えられ、本発明の第1の視点に係るレーザ装置と同様に、光出力強度が20mW以上と充分に高いレーザ装置についても、WDM光通信に使用する際に良好な狭線幅のスペクトルが得られる。
上記本発明のレーザ装置について、上記作用効果は、波長選択機能を有するレーザの光出力強度を大きくすることによって、特に効果的に得られる。所望の狭線幅は、例えば、10MHz以下のスペクトル線幅である。
本発明のレーザ装置が上記作用効果を奏するように、波長選択機能を有するレーザの光出力強度を大きくするには、
(1)波長選択機能を有するレーザの共振器長を500μm以上とすること、
(2)波長選択機能を有するレーザの回折格子構造が非対称な構造をもち光軸方向前方の光出力が光軸方向後方の光出力より大きい構造とすること、
(3)波長選択機能を有するレーザの後端面に反射率が50%以上の反射構造を設けること、
(4)波長選択機能を有するレーザの活性層幅を1.5μm以上とすること、
などが挙げられる。
本発明のレーザ装置は、広い帯域幅、高い波長安定性、高い光出力、及び、狭いスペクトル線幅を持つ優れた出力特性を有し、特にWDM光通信の分野で好適に使用できる。
本発明の実施形態例の説明に先立って、本発明の理解を容易にするために本発明の原理を説明する。図10は、試作した種々のレーザ装置について、SOAの信号利得(光出力Poutと光入力Pinの比のデシベル値)と、出力光のスペクトル線幅との関係を調べた結果を示すグラフである。なお、信号利得を示すPout/Pin(dB)は、Pout及びPinのそれぞれを種々に変えてその比(dB)をとったものである。
図10から理解できるように、レーザ装置の出力光のスペクトル線幅は、増幅器利得の大きさにほぼ依存しており、増幅器利得が16dB以上では、スペクトル狭線幅化、ここでは、10MHz以下を達成できなかった。そこで、本発明では、波長選択機能を有するレーザの個数Nが10以上のレーザアレイを有する波長選択型のレーザ装置について、SOAの信号利得として16dB以下を採用することによって、出力光スペクトルの狭線幅化を達成するものである。好ましくは、信号光源の増幅器利得は13dB以下であり、スペクトル線幅は5MHz以下である。
本発明では、上記のように、信号利得を16dB以下に抑えるために、波長選択機能を有するレーザの光出力強度を大きくする。例えば、
(1)波長選択機能を有するレーザの共振器長を500μm以上とすること、
(2)波長選択機能を有するレーザの回折格子が光軸方向中心に関して非対称な構造をもち、光軸方向前方の光出力が光軸方向前方の光出力が光軸方向後方の光出力より大きい構造とすること、
(3)波長選択機能を有するレーザの光出射端面と逆側の後端面に、反射率が50%以上の反射構造を設けること、
(4)波長選択機能を有するレーザの活性層幅を1.5μm以上とすること、
などを採用し、波長選択機能を有するレーザの光出力強度を大きくする。これによって、レーザ装置の光出力として20mW以上、信号利得16dB以下を達成する波長選択型のレーザ装置を提供する。
また、本発明では、好ましくは、信号利得を13dB以下に抑えるために、波長選択機能を有するレーザの出力強度を大きくする。例えば、
(1)波長選択機能を有するレーザの共振器長を600μm以上とすること、
(2)波長選択機能を有するレーザの回折格子が光軸方向中心に関して非対称な構造をもち、光軸方向前方の光出力が光軸方向後方の光出力より30%程度大きい構造とすること、
(3)波長選択機能を有するレーザの光出射端面と逆側の後端面に、反射率が80%以上の反射構造を設けること、
(4)波長選択機能を有するレーザの活性層幅を1.8μm以上とすること、
などを採用し、波長選択機能を有するレーザの光出力強度を大きくする。これによって、レーザ装置の光出力として20mW以上、信号利得13dB以下を達成する波長選択型のレーザ装置を提供する。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態例に基づいて本発明を更に詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施形態例に係る波長選択型のレーザ装置を構成する半導体光集積装置を示している。レーザ装置10は、12個のDFBレーザ11を光軸と直交方向に並べて集積したレーザアレイと、これらDFBレーザ11の出力光を導く光導波路12と、この光導波路12を介してDFBレーザ11の出力光を受光し、これを合流する光合流器(MMIカプラ)13と、MMIカプラ13の出力を増幅する半導体光増幅器(SOA)14とから構成され、これらは1つのチップ上に集積形成される。
各DFBレーザ11は、λ/4の位相シフト領域を回折格子の中央に有しており、レーザ発振のしきい値電流Ithが20mAである。MMIカプラ13は、入力数(結合数)が12で出力数が1のカプラであり、導波路12を介して受光する12個のDFBレーザ11の出力光を合流してSOA13に与える。MMIカプラ13における合流により、選択されるDFBレーザ11によるレーザ装置の光強度は、SOA14の入力値で約1/12に低下する。
SOA14は、800μm長さの活性層を有しており、MMIカプラ13の光出力を増幅して、レーザ装置10の光出射端部から外部に向けて出力光を出射する。
図2は、本実施形態例の波長選択型のレーザ装置における出力特性を、DFBレーザの駆動電流(mA)との関係で示している。測定した出力特性は、スペクトル線幅(MHz)を実線で、光出力強度(mW)を破線で、SOAの信号利得(Pout/Pin(dB))を点線でそれぞれ示している。図2において、DFBレーザの駆動電流を0から上昇させていき、SOAの駆動電流は一定の150mAとした。DFBレーザの駆動電流Idfbがしきい値を越えるとDFBレーザの発振が始まり、その駆動電流の増加と共にレーザ装置の出射端の光出力強度が増加する。DFBレーザの駆動電流がある程度大きくなると、光出力強度の飽和が始まり、その結果、SOAの信号利得が小さくなる。
図2から、点線で示したSOAの信号利得が16dB以下となる、DFBレーザの駆動電流Idfbが140mA以上では、実線で示した出力光のスペクトル線幅は10MHz以下であり、スペクトル線幅の振動が特に抑制されていることが示されている。また、破線で示すように、このとき20mW以上の大きな光出力が得られることが示されている。
図3は、本発明の第2の実施形態例に係る波長選択型のレーザ装置の構成を示している。本実施形態例のレーザ装置10Aは、DFBレーザ11Aの共振器長が400μmであること、DFBレーザ11Aの回折格子が、共振器の光軸方向前方部分で周期的に間引かれた構造を有することにおいて、第1の実施形態例と異なり、その他の構成は第1の実施形態例と同様である。
図4は、本実施形態例におけるDFBレーザ11Aの断面構造を示している。DFBレーザ11Aは、n−InP基板21上に順次に形成されたn−InPバッファ層22、n−InPクラッド層23、MQW活性層24、p−InPクラッド層25、及び、InGaAsコンタクト層26を有し、p−InPクラッド層25中に埋め込まれた回折格子27を有する。n−InP基板21の底面及びInGaAsコンタクト層の上面には、それぞれn型電極28及びp型電極29が形成されている。
回折格子27の中央部には、λ/4の位相シフト領域27Aが設けてある。その位相シフト領域27Aよりも光軸方向前方側の回折格子27が、周期的に間引かれた構造を有している。掛かる構造を採用することによって、回折格子27の光軸方向前方側のフィードバック量が低下し、光軸方向前方の光出力が光軸方向後方の光出力よりも大きくなり、その結果、第1の実施形態例で使用した通常の位相シフトDFBレーザよりも大きな光出力が得られる。
図5は、本実施形態例のレーザ装置の出力特性を図2と同様に示している。SOAの駆動電流は、図2と同様に150mAに設定した。点線で示したSOAの信号利得が16dB以下となる、DFBレーザの駆動電流Idfbが100mA以上の領域では、実線で示したスペクトル線幅は10MHz以下であり、その振動が良好に抑制されていることが判る。また、破線で示したレーザ装置の光出力Poutとして、20mW以上の大きな値が得られている。
図6は、本発明の第3の実施形態例に係る波長選択型のレーザ装置を示している。本実施形態例に係るレーザ装置10Bは、DFBレーザ11Bの共振器長が400μmであること、回折格子の結合係数κと共振器長Lとの積κLが1.4であること、及び、SOA14Bの光出射側の端面の反射率が10-4以下であることにおいて、第1の実施形態例と異なり、その他の構成は第1の実施形態例と同様である。
本実施形態例では、SOA14Bの光出射側の端面には、低屈折率の半導体層からなる窓構造をSOAの活性層の延長上に形成してあり、その窓構造に2層のコーティング膜を形成することで、60nmの帯域で10-4以下の低光反射率を実現している。窓構造は、例えば、特許文献1及び非特許文献1に記載されている。本実施形態例における好ましい窓構造の長さは、50μm以下、更に好ましくは、30μm以下である。
図7は、上記レーザ装置におけるDFBレーザの駆動電流と出力光のスペクトル線幅との関係を、SOA14Bの出射側端面の反射率が10-4(実施例)と10-3(比較例)の双方の場合について示している。SOAの駆動電流は150mAとした。本実施形態例では、SOAの出射側端面の光反射率を10-4以下と低く抑えることにより、スペクトル線幅の振動が低く抑えられることが理解できる。出射側端面の光反射率は、好ましくは3×10-5である。
上記実施形態例のレーザ装置におけるSOA14Bの窓構造に代えて、曲げ構造を採用し、その窓構造に無反射コーティングを塗布した場合にも同様な効果が得られた。また、これに、3層及び4層の無反射コーティングを塗布した場合にも同様な効果が得られた。曲げ構造は、例えば非特許文献1に記載されているように、SOAの出射側端面近傍の導波路構造をなだらかに曲げることにより、出射側端面への光の入射に角度を付けた構造である。本実施形態例における好ましい曲げ構造の曲げ角度は15度以下、更に好ましくは10度以下である。
SOAの出射側端面に窓構造及び曲げ構造を採用する場合について、DFBレーザを例として説明する。図1のレーザ装置において、DFBレーザ11の素子温度を変えることにより、1素子あたり3〜4nm程度の波長可変が可能である。素子数を12個とすれば、36〜48nmの範囲で波長可変が可能となり、WDM通信システムにおけるC−bandを一つの素子でカバーでき、次世代のシステムである波長プロビジョニングなどの応用が考えられる。この素子において、チップ端面の光出力が30mW(ファイバへの結合係数を2/3とすると、ファイバ端出力で20mW)のときの、線幅の振幅率と端面反射率の関係を、非特許文献1の理論に基づいて計算した結果を図13に示す。
非特許文献3では、DFBレーザとSOAが一つずつ直接に接続されているモデルに対して計算が行われているが、図1のような素子においては、MMIカプラ13による損失、導波損失を考慮した解析が必要となる。解析に際して、DFBレーザ11からの光出力を15mW、アレイ素子数を12個、MMIカプラ13での損失を1/12、導波損失を1dBとし、SOA14を通過したチップ端面からの光出力が30mWとなる利得をSOAが持っているとした。ここでいう線幅の振動率とは、DFBレーザの発振波長が変化した際に起きるスペクトル線幅の振動の振幅と本来のDFBレーザが持つスペクトル線幅の比である。例えばDFBレーザ本来のスペクトル線幅が8MHZの時、振幅が8MHZであれば、振動率は100%である。一般的にWDM通信システムのLonghaul系において必要とされるスペクトル線幅は10MHZ以下といわれている。DFBレーザ単体のスペクトル線幅が5〜10MHZであり、駆動条件によりばらつきがあることを考えると、振幅の振動率は50%以下がよい。この場合、図13から理解できるように、端面の反射率を3×10-5程度以下にする必要がある。
AR膜を端面に形成することにより、出射側端面の反射率を低減することができる。この場合、10-5オーダーの極低反射率を実現するには、膜の屈折率及び膜厚を高精度に制御する必要がある。しかし、膜形成中のin−situモニタ等を用いて能動的な制御を行ったとしても、PCVD装置やスパッタ装置等の成膜装置の面内バラツキや、超低反射膜の波長帯域を考慮すると、そのようなAR膜の形成は現実的ではなく、実際のAR膜は3×10-3程度の反射率である。
そこで、端面付近の導波構造をなくす窓構造(非特許文献4)や、端面への導波路の入射角を傾ける曲がり導波構造(非特許文献5)、或いは、それらを組み合わせた構造が知られている。
図14に、曲がり導波路+窓構造による反射率低減の効果と、スポットサイズの関係の計算結果を示す。計算に際して、低減効果だけを見積もるために、端面の反射率を1とした。図14から理解できるように、スポットサイズを大きくすればするほど、反射率の低減効果は大きくなる。しかし、ファイバへの結合とSOAの効率から、導波路を単一横モードとする必要があるので、光通信用の光半導体素子において、SOAの活性層幅は2.3μm程度が上限である。また、また素子の電気抵抗や、光出力の観点から、活性層幅を1.2μm以下にすることは実用的でない。この活性層幅の範囲は、スポットサイズに換算すると、おおよそ1.0〜1.3μmに対応する。
図15に、曲がり導波路+窓構造による反射率の低減効果と窓長Lwindowとの関係を、曲げ角度が4度から12度の範囲である場合について示す。ここで、この構造による低減効果のみを見積もるために、チップ端面での反射率を1とする。また、図14に示すように、スポットサイズが小さいときに反射率が高くなるので、実用的なスポットサイズの範囲において、最も高い反射率が得られるスポットサイズである1.0μmを選定した。
図示した曲げ角度の範囲において、必要な極低反射率3×10-5以下を得るためには、ARの反射率が3×10-3程度であるので、10-2以下の反射率低減効果が必要である。図15から、10-2以下の反射率低減効果を得るための曲げ角度と反射率の関係を導くことができ、その関係を図16に示す。図16から、必要な反射率を得るための条件は、窓長をLwindow、曲げ角度をθとして、
Lwindow>0.4464×θ2−13.161θ+87.464
となる。
窓長Lwindowを長くすればするほど反射率低減効果が得られるが、窓が長すぎると、窓の近傍を伝播する際に光が広がり、チップ上部に当たりFFPが乱れるという現象が起こり、ファイバへの結合係数を下げる要因となる(特許文献1)。したがって、窓長は50μm以下が良い。
7度曲がり波路構造+窓構造の反射率低減効果を計算した。図17に、7度曲げ+窓構造の模式図を示す。反射率を低減するために、図17(b)に示すように、導波路の延長線上をクラッドと同じ屈折率の材料で埋め込んでいる。この構造によって、窓部で光が回析してモードが広がるため、端面からの反射光と導波路との結合係数を小さくすることができる。端面に対して導波路を傾けておくことにより、図17(a)に示すように、反射光の進行方向が導波路の軸方向とずれるため、窓構造のみに比べ更に反射率の低減を図ることができる。
計算を簡単にするため、伝播光をガウシアンビームとし、その結合効率を求めることにより計算を行う。この計算モデルを図8に示す。素子の水平方向をx、垂直(紙面に垂直)方向をy、端面に垂直な方向をzとする。図18は水平断面を表している。SOAの導波路がチップ端面に対して角度θ曲がっており、端面に光が斜めに入射する構造である。端面からの反射光のSOA導波路への結合係数を求めることでηxを求め、これから反射率の低減効果を見積もる。
結合係数を求めるには、端面で折り返した位置から出射する仮想的なガウシアンビームE2を考え、E2とSOA導波路の結合係数を求めればよい。実際には、出射光E1と仮想的なビームE2の結合を求めることになる。二つのビームの結合を考える場合には、ビーム間の任意の面で積分を行うことで求めることができる。図18に示すように、それぞれのビーム出射点を原点として、進行方向をzi=1,2軸、水平方向をxi=1,2軸と座標系を考える。このときビームの電解分布は以下のように表現される。
Figure 2004349692
ただし、あるzでのスポットサイズω、曲率半径Rはビームウェストでのスポットサイズω0(電界強度1/eでの半幅)を用いて以下のように表される。
Figure 2004349692
この積分を行うために、x1,z1,x2,z2をxで表現する必要がある。
図8からx1,z1,x2,z2をx,zで表すと以下のようになる。
1=cosθ (6)
1=Lwindow+x・sinθ (7)
2=x・cos(-θ) (8)
2=−Lwindow+x・sin(−θ) (9)
チップ端面での水平方向の結合効率は式(1)−(8)を式(5)に代入してηxを求めることができる。また垂直方向の結合効率ηyは通常の窓構造と同様に求めることができる。これより等価的な端面の反射率RfはARコーティング膜の反射率をRARとすると
f=ηx・ηy・RAR (10)
となり、これにより七度曲げ+窓構造の効果を見積もることができる。
上記において、曲げ角度の上限を特に設けなかったが、組立や、小型化の観点からは、曲げ角度を12度以下とすることが好ましい。この12度以下は、必要な角度に曲げる際の曲がり導波路部における放射損失の観点からも好ましい角度である。
効果の検証は以下のように行われる。まず、出力光の遠視野像(FFP)の半値全幅からスポットサイズが求められる。窓長Lwindowは、FIB加工し、電子望遠鏡にて撮影することにより求められる。また、端面への入射角は容易に求められる。
図8は、本発明の第4の実施形態例に係る波長選択型のレーザ装置を示す。本実施形態例に係るレーザ装置10Cは、DFBレーザ11Cの共振器長が400μmであること、及び、回折格子の結合係数κと共振器長Lとの積κLが3であることにおいて第1の実施形態例と異なり、その他の構成は第1の実施形態例と同様である。
図9は、上記レーザ装置におけるDFBの駆動電流と出力光のスペクトル線幅との関係を、κLが3.0(実施例)と1.0(比較例)の双方の場合について示している。本実施形態例では、κLを3.0に選定したことにより、出力光のスペクトル線幅の平均値及び振動が大幅に改善されている。
以上、本発明をその好適な実施形態例に基づいて説明したが、本発明のレーザ装置は、上記実施形態例の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態例の構成から種々の修正及び変更を施したものも、本発明の範囲に含まれる。上記実施形態例では、DFBレーザを用いているが、本発明は、波長選択機能を有するレーザ、例えば分布反射型(DBR)レーザ等であっても同様な効果が得られる。
本発明の第1の実施形態例に係る波長選択型のレーザ装置の平面図。 第1の実施形態例におけるDFBレーザの駆動電流と光出力特性との関係を示すグラフ。 本発明の第2の実施形態例に係る波長選択型のレーザ装置の平面図。 図3のレーザ装置におけるDFBレーザの波長回折格子の詳細を示す断面図。 第2の実施形態例におけるDFBレーザの駆動電流と光出力特性との関係を示すグラフ。 本発明の第3の実施形態例に係る波長選択型のレーザ装置の平面図。 第3の実施形態例におけるDFBレーザの駆動電流とスペクトル線幅との関係を示すグラフ。 本発明の第4の実施形態例に係る波長選択型のレーザ装置の平面図。 第4の実施形態例におけるDFBレーザの駆動電流とスペクトル線幅との関係を示すグラフ。 試作した波長選択型のレーザ装置におけるSOAの信号利得とスペクトル線幅との関係を示すグラフ。 従来の波長選択型のレーザ装置の平面図。 従来の波長選択型のレーザ装置におけるDFBレーザの駆動電流とスペクトル線幅との関係を示すグラフ。 計算で得られた線幅の振幅率と端面反射率の関係を示すグラフ。 曲げ構造+窓構造におけるスポットサイズと、反射率の低減効果との関係を示すグラフ。 曲げ構造+窓構造における窓長と、反射率の低減効果との関係を示すグラフ。 窓長と曲げ角度の関係を示すグラフ。 (a)及び(b)はそれぞれ、7度曲げ+窓構造における導波路及びSOAを模式的に示す平面図。 7度曲げ構造+窓構造における反射光の結合係数を求めるための模式的水平方向断面図。
符号の説明
10、10A、10B、10C:波長選択型のレーザ装置
11、11A、11B、11C:DFBレーザ
12:導波路
13:光合流器(MMIカプラ)
14、14B:半導体光増幅器(SOA)

Claims (15)

  1. 複数の波長選択機能を有するレーザと、該複数の波長選択機能を有するレーザの出力光を合流する光合流器と、該光合流器の出力光を増幅する半導体光増幅器(SOA)とを備え、前記波長選択機能を有するレーザの少なくとも1つを駆動して出力する型式のレーザ装置において、
    前記光合流器と前記波長選択機能を有するレーザとを結合する結合ポート数Nが10以上であり、
    前記SOAの光出力強度が20mW以上で且つ信号利得が16dB以下であることを特徴とするレーザ装置。
  2. 複数の波長選択機能を有するレーザと、該複数の波長選択機能を有するレーザの出力光を合流する光合流器と、該光合流器の出力光を増幅する半導体光増幅器(SOA)とを備え、前記波長選択機能を有するレーザの少なくとも1つを駆動して出力する型式のレーザ装置において、
    前記光合流器と前記波長選択機能を有するレーザとを結合する結合ポート数Nが10以上であり、
    前記SOAの光出力強度が20mW以上で且つ光出射端部における出力光のスペクトル線幅が10MHz以下であることを特徴とするレーザ装置。
  3. 前記波長選択機能を有するレーザの共振器長が500μm以上であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のレーザ装置。
  4. 前記波長選択機能を有するレーザの回折格子が共振器の軸方向中心に関して非対称な構造を持ち、該波長選択機能を有するレーザの軸方向前方の光出力が軸方向後方の光出力よりも大きいことを特徴とする、請求項1又は2に記載のレーザ装置。
  5. 前記波長選択機能を有するレーザの後端面に、反射率が50%以上の反射構造が形成されることを特徴とする、請求項1乃至4の何れかに記載のレーザ装置。
  6. 前記波長選択機能を有するレーザの活性層幅が1.5μm以上であることを特徴とする、請求項1乃至5の何れかに記載のレーザ装置。
  7. 複数の波長選択機能を有するレーザと、該複数の波長選択機能を有するレーザの出力光を合流する光合流器と、該光合流器の出力光を増幅する半導体光増幅器(SOA)とを備え、前記波長選択機能を有するレーザの少なくとも1つを駆動して出力する型式のレーザ装置において、
    前記光合流器と前記波長選択機能を有するレーザとを結合する結合ポート数Nが10以上であり、
    前記SOAの光出力強度が20mW以上で且つ光出射端部における光反射率が10-4以下であることを特徴とするレーザ装置。
  8. 前記光出射端部における出力光のスペクトル線幅が10MHz以下である、請求項7に記載のレーザ装置。
  9. 前記SOAの信号利得が16dB以下であることを特徴とする、請求項7又は8に記載のレーザ装置。
  10. 前記光出射端部に窓構造が形成されることを特徴とする、請求項7乃至9の何れかに記載のレーザ装置。
  11. 前記光出射端部に曲げ構造が形成されることを特徴とする、請求項7乃至9の何れか一に記載のレーザ装置。
  12. 前記光出射端部に窓構造及び曲げ構造を有し、前記窓構造の窓長Lwindowが50μm以下であり、
    前記窓長Lwindowと、前記曲げ構造と光出射端面との成す角度θとが、以下の関係
    Lwindow>0.4464×θ2−13.161θ+87.464
    を満たし、且つ
    前記光出射端部の等価的な反射率が3×10-5以下であることを特徴とする、請求項7〜9の何れか一に記載のレーザ装置。
  13. 複数の波長選択機能を有するレーザと、該複数の波長選択機能を有するレーザの出力光を合流する光合流器と、該光合流器の出力光を増幅する半導体光増幅器(SOA)とを備え、前記波長選択機能を有するレーザの少なくとも1つを駆動して出力する型式のレーザ装置において、
    前記光合流器と前記波長選択機能を有するレーザとを結合する結合ポート数Nが10以上であり、
    前記SOAの光出力強度が20mW以上であり、
    前記波長選択機能を有するレーザの回折格子の結合係数(κ)と共振器長(L)との積(κL)が1.5以上であることを特徴とするレーザ装置。
  14. 前記波長選択機能を有するレーザの回折格子の結合係数(κ)と共振器長(L)との積(κL)が
    1.8≦κL≦3.0
    の範囲にあることを特徴とする、請求項13に記載のレーザ装置。
  15. 光出射端部における出力光のスペクトル線幅が10MHz以下である、請求項13又は14に記載のレーザ装置。
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