JP2004345710A - フレキシブルコンテナバッグ、およびその使用方法 - Google Patents

フレキシブルコンテナバッグ、およびその使用方法 Download PDF

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Abstract

【課題】粉粒体の供給および排出作業を効率的に行うことができ、しかも吊下げ運搬、移動に好都合となる新規な構造からなるフレキシブルコンテナバッグ、およびその新規な使用方法を提供する。
【解決手段】筒体部21の上下に開閉機構4を有する筒状口3を備えた端面部22を一体化してなる上下略対称構造としたコンテナバッグ本体2を有し、均衡する四箇所に補強ベルト5を配し、潜し帯環52、端面補強ベルト53を形成した上、筒状口を包囲する上下環状ロープ6で各端面補強ベルトを連繋してなるフレキシブルコンテナバッグ1である。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の目的】
この発明は、米、麦、粟、黍、豆類等の穀物食品、肥料や飼料等の農・畜産業用品、炭酸カルシウム、カーボンブラック等の工業薬品、セメント、土石類等の窯業用鉱物類、あるいは樹脂ペレット、リサイクル用の粉砕樹脂といった樹脂原料等の様々な粉粒体貨物を、所定量収容可能として輸送、保管のときの取扱いを効率化するコンテナバッグに関するものであって、特に、粉粒体の供給および排出作業を効率的に行うことができ、しかも吊下げ運搬、移動に好都合の新規な構造からなるフレキシブルコンテナバッグ、およびその新規な使用方法を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】
糠層と胚芽を完全に除去したクリーン米(一般に無洗米、パール米、真珠米等)は、酸化して脂肪酸になり易い脂肪分を多く含む糠の殆どが除去されているため、籾米や玄米に比較して貯蔵性に秀れる上、家庭で研ぎ汁を出さないので自然環境にも優しく、水を注いで炊くだけで美味しいご飯が炊き上がり、しかも冷えても艶があり、美味しさや粘りが保たれる等の理由から、通常の精米が施された精白米に比較して高価であるにも拘らず、年々需要が増加して、各地に設置された大規模なライスセンターでも、そのニーズに応えようとして、処理能力に秀れた無洗米装置を導入する動きが盛んになってきている。
【0003】
大量に精米された米を、一時的に保管するのに常用されているのが、不要のときには折り畳んで収納し、必要なときには簡便に展開させて利用することができ、耐久性に秀れ耐用年数も比較的長い、天然繊維製あるいはポリエステル強化繊維製等の大型袋からなり、袋の上部か周壁面の複数適所に吊り索条を繋着して吊り上げ自在としたフレキシブルコンテナバッグであり、こうしたフレキシブルコンテナバッグは、米を迅速に注入し、また必要に応じて簡便に排出させることができ、さらに、使用後には速やかに折り畳んで収納したり、あるいは次の収容物の運搬や保管に簡便に対応できる構造とするのが望ましいといえる。
【0004】
こうした作業を実現できるものとして、例えば特開平8−164908号公報に開示された「微粉体の輸送方法および輸送具」発明のように、フレキシブルコンテナバッグの底部排出口にフィルムを装着し、尖った先端を有する排出ノズルをフィルムに突き刺して押し込み、ノズル円錐部をフィルムを突き抜けてフレキシブルコンテナバッグ内に侵入させ、フィルムが縮小したところをフィルム締め付けネジで固定、吸出開口から微粉体を排出可能とする構造とし、内容物を排出するときにフレキシブルコンテナバッグを天地反転させる必要がなく、反転作業を行う場所が不要となると共に排出作業時間を短縮することができるようにしたものがある。
【0005】
しかしながら、底部排出口に設けたフィルムに吸出ノズルを、突き刺して吸い出す構造は、排出時に微粉体を周辺に撒き散らさないという効果が得られるものの、内容物を排出した後、再使用前に新品のフィルムに張り替える必要があり、無洗米のように微粉体を含まない粒状体を収容する場合には有効なものとは言えず、しかも排出ポンプやホースおよびノズル等の設備を必要とするので、経費が嵩むという課題もある。
【0006】
こうした課題を解決しようとして、実開平6−76186公報に掲載された「フレキシブルコンテナー」考案では、天地側の双方に材料出入口ならびに一対の略U字型の上下吊りロープを設けて上下反転利用、可能な構造とすることにより、最初に上方に配置された材料出入口を通じて供給された粉粒体を、その後、排出するときには、下方に配置された材料出入口を通じて排出可能とした提案がなされている。
【0007】
この提案済みのフレキシブルコンテナーは、そのコンテナー本体の側面に、吊りロープ垂れ下がり防止機構を設け、吊り上げたときに、下側配置となった不使用状態の一対の吊りロープ夫々を、ロープ垂れ下がり防止機構に脱着可能に取り付け、コンテナー周壁面に沿うように保持させて運搬することにより、移送経路で周辺の設置器具等に引っ掛かり、コンテナーの充填、移送作業全体の遅延を招いたり、引っ掛かり、あるいは引き摺りによるコンテナーの損傷等を防止しようとするものであって、作業者が、繁雑な作業を繰り返す中に、垂れ下がり防止機構の使用をうっかり忘れてしまうと、従前までの天地反転型のフレキシブルコンテナーと何等変わらないものとなってしまい、やはり、周辺物への引っ掛かりによるトラブルを発生させてしまうことが懸念されるものであった。
【0008】
この発明は、以上のようにフレキシブルコンテナーついての広範に渡る改善が加えられてきているものの、未だに作業員への負担が多く、作業者の不注意等によって簡単に作業効率を悪化させてしまう等、粉粒体の供給、排出作業や、吊り下げ運搬作業、および折り畳み収納作業等の効率化が阻まれてきているという事情に疑問を抱き、粉粒体の輸送、保管作業の効率化と安全性の向上とを真に実現できるフレキシブルコンテナーの改良はできないものかとの判断から、逸速くその開発、研究に着手し、長期に渡る試行錯誤と幾多の試作、実験とを繰り返してきた結果、今回、遂に新規な構造のフレキシブルコンテナバッグ、およびその新規な使用方法を実現化することに成功したものであり、以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構成を詳述することとする。
【0009】
【発明の構成】
図面に示すこの発明を代表する実施例からも明確に理解されるように、この発明に包含されるフレキシブルコンテナバッグは、基本的に次のような構成から成り立っている。 即ち、所要大きさの筒体部と、その上下に一体化されて閉鎖状とする各端面部とより、全体が上下を略対称構造とした袋状で軟質素材製のコンテナバッグ本体を有し、それら上下各端面部が、共にその中央に仮閉鎖可能な開閉機構の組み込まれている筒状口を備えると共に、当該筒体部外側周りの少なくとも三箇所以上の均衡した箇所における夫々の上下方向には、筒体部全長に相当する補強ベルトを配して一体化した上、夫々の補強ベルト上下に、吊り索条装着用の潜し帯環を一体形成すると共に、さらに夫々の潜し帯環を越えて上下各端面部の筒状口方向に向けて所定長さだけ端面補強ベルトを延伸形成した上、筒状口を包囲するようにした環状ロープで各端面補強ベルトの自由端同士を連繋してなるものとした構成を要旨とするフレキシブルコンテナバッグである。
【0010】
この基本的な構成からなるフレキシブルコンテナバッグを、より具体的な構成のものとして示すと、所要大きさの筒体部と、その上下に一体化されて閉鎖状とする各端面部とより、全体が上下を略対称構造とした袋状で軟質素材製のコンテナバッグ本体を有し、それら上下各端面部が、共にその中央に仮閉鎖可能な開閉機構の組み込まれている筒状口を備えると共に、当該筒体部外側周りの少なくとも三箇所以上の均衡した箇所における夫々の上下方向には、筒体部全長に相当する補強ベルトを配して一体化した上、夫々の補強ベルト上下に、吊り索条装着用の潜し帯環を一体形成すると共に、さらに夫々の潜し帯環を越えて上下各端面部の筒状口方向に向けて所定長さだけ端面補強ベルトを延伸形成した上、筒状口を包囲するようにした環状ロープで各端面補強ベルトの自由端同士を連繋する一方、各補強ベルトの上位にある潜し帯環には、脱着自在に吊り索条を装着してなる構成のフレキシブルコンテナバッグとなる。
【0011】
そして、さらに具体的には、所要大きさの筒体部と、その上下に一体化されて閉鎖状とする各端面部とより、全体が上下を略対称構造とした袋状で軟質素材製のコンテナバッグ本体を有し、それら上下各端面部が、共にその中央に仮閉鎖可能な開閉機構の組み込まれている筒状口を備えると共に、当該筒体部外側周りの少なくとも三箇所以上の均衡した箇所における夫々の上下方向には、筒体部全長に相当する補強ベルトを配して一体化した上、夫々の補強ベルト上下に、吊り索条装着用の潜し帯環を一体形成すると共に、さらに夫々の潜し帯環を越えて上下各端面部の筒状口方向に向けて所定長さだけ端面補強ベルトを延伸形成した上、筒状口を包囲するようにした環状ロープで各端面補強ベルトの自由端同士を連繋する一方、各補強ベルトの略同じ箇所に、別体で用意される下部保護シート取着紐結着用の補助潜し帯環を一体化してなるものとしたフレキシブルコンテナバッグであるということができる。
【0012】
コンテナバッグ本体は、米、麦、粟、黍、豆類等の穀物食品や、飼料、肥料といった農・畜産用品類、炭酸カルシウム、カーボンブラック等の工業薬品やセメント、土石類等の窯業用鉱物類、および樹脂ペレット、リサイクル用の粉砕樹脂といった樹脂原料等の粉粒体貨物を、所定量収容可能として輸送、保管のときの取扱いを効率化する機能を果たすものであり、円筒形や矩形あるいはその他多角形状に形成した筒状部の上下端夫々に、上下端面部を形成し、仮止め封止可能な容器状のものとしなければならず、空の状態では、容易に折り畳み収納することができる程度の柔軟性を持ち、しかも収容の対象となる内容物の重量や形状、硬さ、柔らかさ等に応じてジュート、ケナフ、ラミー等の天然繊維素材や、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリアミド、等を用いた強化化学繊維素材、あるいは炭素繊維やガラス繊維を添加して強化した複合樹脂製シート素材等、各種シート状素材の中から適宜選択して製造するのが望ましい。
【0013】
筒体部は、コンテナバッグ本体内に収容された内容物を、周壁面側から保持して粉粒体が外部に漏れ出すのを阻止し、コンテナバッグ本体が吊り上げられたときや、複数のコンテナバッグ本体が積み上げられた場合にも、十分な強度をもって輸送、保管できるよう形状維持する機能を果たし、上下端面に設けられた端面部と共に、コンテナバッグ本体の袋形状を形成、維持すると共に、周壁面には、複数本の補強ベルトを、接着、熔着あるいは縫合等の結合構造によって吊り下げに耐える十分な強度で取着されたものとしなければならず、長い筒状の素材を輪切り状に切断して周壁面に継ぎ目が無い構造とするか、略矩形状のシート状素材の略平行な対辺縁同士を、適宜構造によって結合し、継ぎ目部分を減らして破損原因を減らし、製造工数を削減可能な構造とするのが望ましい。
【0014】
上下端面部は、コンテナバッグ本体内の内容物を、底面および天面側から保持し、収容された粉粒体を外部に漏れ出させないよう保持し、吊り上げや積み上げにときして十分な強度を発揮して安全な輸送、保管を可能とするという機能を果たすものであり、しかもそれらの中央付近には夫々開閉機構を有する筒状口を有して、底面側に配置された一方の筒状口を、内容物が漏れ出さないように閉鎖し、天面側の配置となった他方の筒状口を粉粒体の供給口として開口させることにより、粉粒体を供給可能とし、天面側配置の筒状口を閉鎖して輸送、保管可能とし、内容物を目的の場所に放出するときには、吊り上げられたコンテナバッグ本体の底面側に位置した筒状口を、開放して粉粒体を排出できるものとしなければならず、前記筒体部の上下端縁との結合部分は、筒体部および上下端面部の夫々の強度と同等か、それらよりも高い強度を確保できる構造とすべきである。
【0015】
筒状口は、コンテナバッグ本体の上方に配置されたときに粉粒体の供給口の役目を果たし、同下方に配置されたときには内容物を放出する吐出口の役割を果たし、輸送や保管に際しては、上下端面部に設けられた双方が閉鎖状且つ折畳み状となってコンテナバッグ本体を封止状の容器とする機能を果たすものであり、粉粒体の供給用ノズルや、ホッパあるいは漏斗等を容易に挿入可能な程度の直径であって開口を、閉鎖するのに容易な程度の突出長さ寸法を有するものとし、折り畳み容易な軟質素材から形成され、縛り紐、ファスナー、開閉弁、開閉口金、巾着構造、あるいはそれらの組合せ等の、比較的簡便且つ確実に開閉操作を行うことができる開閉機構を設けたものとしなければならず、より具体的には、軟質素材製であって、夫々の属する端面部に添うような状態に格納可能に形成され、夫々の開放端近傍には、ファスナー等閉鎖用手段が装備されてなるものとし、さらにその基端またはその近傍からは、その外周に沿うようにして適宜長さで、その縁部には巾着用紐を挿通状にした巾着用襟が形成されてなるものとし、該巾着用襟内に、対応する筒状口を収めた上、同巾着用紐を緊定して巾着用襟を仮閉鎖する開閉機構が装備されてなるものとすることができる。
【0016】
開閉機構は、筒状口を折り畳み収容可能であり、内容物を収容したコンテナバッグ本体の荷重が加わった場合にも不用意に破損せず、しかも筒状口を通じて粉粒体を供給あるいは排出するときに、作業者が容易にしかも確実に筒状口を開閉可能とする機能を果たすものであり、コンテナバッグ本体の底面側に位置して内容物荷重が加わったときに、内容物に不要な干渉を生ずることがなく、それ自体が破損する虞れも少ない構造としなければならず、軟質素材製であって、夫々の属する端面部に添うような状態に格納状とすることが可能である上、外部摩擦や干渉から筒状口を保護する上、折り畳まれた筒状口から万が一収容物が漏れ出してしまったときに、外部への溢れ出しや、外部からの虫や異物等の侵入を阻止できる構造とすべきであり、筒状口の基部付近にあって同筒状口を収容可能な巾着袋状か、あるいは先端側に巾着用紐を通した複数枚の襟型に形成されたものとすることが可能である。
【0017】
補強ベルトは、筒体部が形成するコンテナバッグ本体の周壁面を補強すると共に、筒体部への十分な装着力を確保して吊り索条あるいは環状ロープによる吊り上げを可能とする機能を果たし、コンテナバッグ本体と同様に折り畳み可能な程度に軟質な素材からなり、内容物を収容したコンテナバッグ本体を吊り上げるときの荷重に耐え、しかもコンテナバッグ本体の姿勢を、安定に吊り下げることができる程度の強度と寸法、形状、本数、配置に設定されたものとしなければならず、筒体部外周の少なくとも三箇所以上の均衡した箇所の夫々に、略筒体部全長に相当する長さに設定されたものとすべきであり、筒体部形状の鉛直軸芯に平行状、あるいはコンテナバッグ本体の重心を通る鉛直線と略平行する直線状に装着、一体化されたものとするのが望ましい。
【0018】
潜し帯環は、各補強ベルトの上下側の夫々に、吊り索条を脱着自在に装着可能とする機能を果たすものであり、内容物を収容したコンテナバッグ本体の重量に耐える補強ベルトと略同等以上の強度を有するものとしなければならず、補強ベルトの一部に重なる帯環状、あるいは補強ベルトを挟んで両脇に設けられた筒状輪もしくは環状金具等とすることができる。
【0019】
補助潜し帯環は、コンテナバッグ本体の天面側あるいは底面側を覆う防水カバーや緩衝材カバーあるいは保温カバー等の保護シート取付紐を結着可能とし、これら保護シートのズレ動きや外れを防止可能とする機能を果たし、補強ベルトの上下方向略中央辺りに一箇所か、中央からずらした位置の上下対称位置に二箇所ずつ設けられてなるものとしてコンテナバッグ本体の天地を反転させた場合にも全く同様に保護シートを装着できる構造とするのが望ましい。
【0020】
端面補強ベルトは、筒体部の補強ベルトが配置された位置に対応する上下端面の外周縁付近から筒状口付近に至る範囲を、補強可能とすると共に、筒状口の周囲に配置された環状ロープの対応箇所の夫々を、各補強ベルトの端部に繋ぎ、環状ロープを引き上げることにより、コンテナバッグ本体を吊り上げ可能とする機能を果たし、補強ベルトと略同等の強度を確保したものとすべきであり、各補強ベルトに伴い、下方配置となった環状ロープと、上方配置となった吊り索条あるいは環状ロープとを繋いで、コンテナバッグ本体の吊り下げのときの補強を担うものとするのが望ましい。
【0021】
吊り索条は、各補強ベルトに設けられた各潜し帯環の夫々に装着することによって当該吊り索条を引き上げてコンテナバッグ本体を吊上げ移動可能なものにするものであり、コンテナバッグ本体に対して別体に設けられ、脱着可能な構造としなければならず、コンテナバッグ本体を積み上げ保管、あるいは載置するとき等、不要なときにはコンテナバッグ本体から比較的簡便且つ迅速に取り外し可能な構造とすべきであり、潜し帯環に対応する数の端部にシャックル等の脱着金具を設けた吊りロープ(樹脂繊維、天然繊維、ワイヤー等)や吊りベルト、あるいは金属製チェーン等とすることができる。
【0022】
環状ロープは、同一の筒状口周りに形成、配置された各端面補強ベルトの端部同士を連繋させ、下側配置となって内容物の荷重を受ける端面部を補強すると共に、緊張状となって自らが垂れ下がり状態とならないよう、下側端面部の外側面に沿って自動的に引き締まり、しかも上側配置となったものは、必要に応じてコンテナバッグ本体を吊り上げるときの吊り紐の役目を果たすものであり、上下端面部の夫々に同一の構造によって設けられたものとし、内容物を収容したコンテナバッグ本体を安全に吊り下げ可能な程度の十分な強度を有するものとしなければならず、コンテナバッグ本体を折り畳む場合には、端面部と共に容易に変形可能な程度に柔軟な素材から形成すべきである。
【0023】
【関連する発明】
上記したフレキシブルコンテナバッグに関連して、この発明には、このフレキシブルコンテナバッグの使用方法も含まれており、その構成は、基本的に次のとおりのものである。
即ち、下方配置とした何れか一方の端面部筒状口の開閉機構を仮閉鎖した後に、上方配置とした何れか他方の端面部筒状口より、コンテナバッグ本体中に所望量の粉粒物等内容物を注入し、同筒状口も閉鎖することにより、上下各端面部の両筒状口とも閉鎖したまま、補強ベルトに形成した上位の潜し帯環に吊り索条を脱着自在に装着して運搬、移動した直後か、必要に応じて所定期間に渡って載置あるいは積み上げ保管した後の何れかの段階で、内容粉粒物を排出する必要が生じたときには、運搬時と同様にして吊り上げて運搬、放出場所まで移動し、下端面部を所定高さに浮かせた状態に保持した上、下方配置の筒状口の開閉機構を開放して内容物を放出し、全ての放出を終えたところで、そのまま下方配置の筒状口を開放状としてコンテナバッグ本体の天地を反転させ、それまで閉鎖状となっていた上方配置の筒状口を、今度は新たに下方配置の筒状口とし、開放状とした下方配置の筒状口は、今度はそのままで所望の粉粒物等内容物を注入可能とする新たな上方配置の筒状口として使用するようにしたフレキシブルコンテナバッグの使用方法である。
【0024】
さらに、フレキシブルコンテナバッグは、地上や床面等に接地させ、あるいは荷台や貨物用パレット等に積み重ねて移動もしくは保管するときには、下側の端面部および筒体部下側周囲を覆うことのできる防水、保温または防虫等の各種性能を有する保護シートを装着し、同保護シートの取着紐を下側に位置して対応する補助潜し帯環に結着し、また、必要に応じて上側の端面部および同体部上側周囲を覆う防水、保温等の外、害虫の侵入や紫外線、赤外線等の透過を防止する等の各種性能をもつ保護シートを被着させ、上側に位置して対応する補助潜し帯環に結着し、装着したものとすることができる。
【0025】
また、補強ベルトに形成した上位の潜し帯環に吊り索条を脱着自在に装着する手段に換え、環状ロープを使うようにして当該フレキシブルコンテナバッグの吊り下げを行うことが可能である。
以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構造について詳述することとする。
【0026】
【実施例】
図1のフレキシブルコンテナバッグの斜視図、図2の図1中における鎖線円A部分の断面図、図3の粉粒体を収容したフレキシブルコンテナバッグの斜視図、および図4のフレキシブルコンテナバッグの使用方法を(a),(b),(c)の順に概念的に示す斜視図に示される事例は、以下に示すとおりのこの発明の基本的な構成を兼ね備えたフレキシブルコンテナバッグ1の代表的な一実施例を示すものである。
【0027】
即ち、筒体部21の上下に夫々端面部22,22を閉鎖状に一体化した袋状で軟質素材製のコンテナバッグ本体2を有し、各上下端面部22,22の中央に開閉機構4が組み込まれた筒状口3,3を備え、筒体部21周りの均衡する四箇所に、筒体部21全長に相当する補強ベルト5,5,……を上下方向に配して一体化した上、夫々の補強ベルト5,5,……上下に潜し帯環52,52,……を形成すると共に、夫々の潜し帯環52,52,……を越えて上下各端面部22,22の筒状口3,3方向に向けて所定長さだけ端面補強ベルト53,53,……を延伸形成した上、筒状口3,3,……を包囲するようにした環状ロープ6,6で各端面補強ベルト53,53,……の自由端同士を連繋する一方、各補強ベルト5,5,……の略同じ箇所に、別体で用意される下部保護シート取着紐結着用の補助潜し帯環54,54,……を一体化してなるフレキシブルコンテナバッグ1の事例によるである。
【0028】
当該フレキシブルコンテナバッグ1は、図1中に示すとおり、天然繊維か合成樹脂あるいはそれらの複合素材製の軟質且つ通気性を有する略円筒状の筒体部21、およびその上下端に同様の素材からなり、略円板状に形成された上下端面部22,22を縫合して形成されたコンテナバッグ本体2よりなり、その縫合部分は、図2に示すように、筒体部21の上下端縁と上下端面部22,22の外周縁とを、コンテナバッグ本体2の内側に向けて折り返し、強固に縫合したものとなっている。
【0029】
上下端面部22,22は、互いに上下対称的な構造となっているので、何れか一方のみの構造を示すと、端面部22の中心位置には、折り畳み可能な程度に柔軟な筒状口3が、鉛直状に突出形成され、当該筒状口3を通じて粉粒体を供給、排出可能とするようコンテナバッグ本体2内部と外部とを連通状とするものとなっており、その先端開口縁付近には、筒状口3の開口自体を閉鎖可能な、軟質素材からなる掩塞蓋31が設けられ、さらに、同開口付近には、マジックファスナ(登録商標)を有して筒状口3を束ねた状態に縛り、閉鎖可能とする閉鎖用手段としての締付けバンド32を設けたものとなっている。
【0030】
筒状口3には、その基端付近から外周に沿うようにして同筒状開口3の半径に略等しいか、それよりも僅かに長い高さ寸法の略台形状としたシート状軟質素材製の複数枚の巾着用襟41,41,……を延伸させ、それら先端側縁部に輪状をなすよう順次挿通し、結び合わされた端部が、近接した端面部22の外周縁を越えて筒体部21外周壁面の近接端側付近まで届く程度の寸法に設定され、巾着用襟41,41,……を絞り上げ、および弛緩する作業を簡便化できる仮止め金具43を装着した巾着用紐42を装着してなる開閉機構4が設けられており、絞り上げた巾着用紐42の端部が、到達可能な筒体部21外周壁面の近接端側付近に、同巾着用紐42の端部側を、マジックファスナ(登録商標)を有して仮止め始末、可能とする挟持バンド44,44を設けたものとなっている。
【0031】
筒体部21の外側周りには、互いに均衡する配置となる四箇所、即ち、内容物を収容したときのコンテナバッグ本体2の重心位置からの距離が略等しく、隣接するもの同士の間隔も略同じになる四箇所の夫々に、上下間略全長に渡って略鉛直状の配置とした補強ベルト5,5,……の各上下端付近を、環形状とするよう二つ折りにした短尺帯の端部を外側から重ね合わせ状とし、図示しない吊り索条を装着可能とする潜し帯環52,52,……と共に、同筒体部21の周壁面に対し、補強布51,51,……を当てて縫合、一体化したものとなっている。
【0032】
また、各補強ベルト5,5,……の補強布51,51,……に近接する上下中央寄りのコンテナバッグ本体2を天地反転したときに、互いに略同一の高さ位置となる箇所の夫々に、上下部保護シート取着紐結着用の補助潜し帯環54,54,……を縫合、一体化し、さらに、各補強ベルト5,5,……の各上下端には、潜し帯環52,52,……を越えて上下各端面部22,22の筒状口3,3方向に向けて延伸された端面補強ベルト53,53,……を一体形成したものとし、上下各端面補強ベルト53,53,……の筒状口3を取巻き状に配置させた自由端の夫々に、順次、輪状に挿通されることによって連繋状とする環状ロープ6を挿通したものとなっている。
【0033】
【発明の作用】
以上のとおりの構成からなるこの発明のフレキシブルコンテナバッグ1は、以下に示す通りの使用方法を実施可能とするものである。
当該フレキシブルコンテナバッグ1を使用するときには、上下端面部22,22中の何れか一方を上方に、他方を下方に配置させ、筒体部21を略鉛直状の姿勢とし、下方配置となった筒状口3を手繰り寄せるようにして窄め、その外周を、閉鎖用手段としての締付けバンド32で縛り着け、内容物が漏れ出ないよう確りと閉鎖させると共に、その外側から掩塞蓋31を被せて隠蔽状とし、さらに、開閉機構4の巾着用紐42を仮止め金具43で絞り上げるようにして複数枚の巾着用襟41,41,……の先端側縁を、筒状口3の中心付近に引き寄せ、掩塞蓋31の外側を覆うよう完全に閉鎖させたものとして有底袋状とし、絞り上げ操作によって長尺延伸状となった巾着用紐42の端部側を、筒体部21外周面の挟持バンド44に挟み着け、さらに挟持バンド44から先に出た端部を、補強ベルト5と筒体部21外周面との間に挟み込み状に固定する。
【0034】
このように、有底袋状としたフレキシブルコンテナバッグ1は、図4中の(a)に示すように、筒状部21の筒型形状を略維持できる状態に適宜支持し、筒状口3を粉粒体供給用の図示しないホッパーに仮固定状とし、例えば1300リットルの無洗米を供給して満杯状態とした後、供給を停止させてホッパーから取り外し、下側配置となった筒状口3と同様の作業によって閉鎖用手段としての締付けバンド32および開閉機構4を閉鎖させ、図3中に示されるように、上下筒状口3,3が共に閉鎖された袋状として運搬ならびに保管可能な状態とする。
【0035】
無洗米を収容したフレキシブルコンテナバッグ1を運搬するときには、各補強ベルト5,5,……の上位の潜し帯環52,52,……に図示しない吊り索条を脱着自在に装着してフォークリフトあるいはクレーン等を用いて運搬、移動することが可能であり、目的位置に運搬して載置した後に、吊り索条を取り外すことにより、積み上げ保管することも可能となる。また、当該フレキシブルコンテナバッグ1は、図3中の鎖線矢印で示すように、上位となる各端面補強ベルト53,53,……に連繋状に挿通された環状ロープ6の下側と、上位端面部22との間に、フォークリフトのフォークを差し込み、あるいは環状ロープ6の略平行状に対峙する中途部の双方にクレーンのフックを掛ける等して吊り上げ、運搬することが可能である。
【0036】
フレキシブルコンテナバッグ1が吊り下げ状態にあるとき、下位端面部22に配置された環状ロープ6は、筒体部21からの荷重を受けた各端面補強ベルト53,53,……およびこれに繋がる補強ベルト5,5,……からの力を受け、下位端面部22外側で緊張状となり、収容物の荷重を担って補強するものとなり、しかも下位端面部22から下側に垂れ下がり状とならないので、吊上げ移送中に、周囲の物に引っ掛かったりするのを防止することとなり、端部を挟持バンド44に挟み留められた巾着用紐42の端部も同様に、周辺物に引っ掛かるのを防止される。
【0037】
フレキシブルコンテナバッグ1の内容粉粒物を排出するときには、運搬時と同様にして吊り上げ、放出場所まで運搬、移動させて下位配置となっている端面部22を、図4中の(b)に示すように、所定の高さに浮かせた状態に保持し、下方配置の筒状口3の開閉機構4ならびに閉鎖用手段としての締付けバンド32を、閉鎖時とは逆の手順で順次、開放し、コンテナバッグ本体2中に収容されている無洗米を放出し、全ての放出を終えたところで、図4中の(c)に示すように、下方配置となっている筒状口3を開放状のまま、コンテナバッグ本体2の天地を反転させ、それまで閉鎖状となっていた上方配置の筒状口3を、今度は新たに下方配置の筒状口3とし、開放状とした下方配置となっていた筒状口3は、今度はそのままで所望の粉粒物等内容物を注入可能とする新たな上方配置の筒状口3として使用することが可能である。(図4中の※印は、コンテナバッグ本体2の天地反転状態を示す目印である。)
【0038】
また、図1中に示したように、各補強ベルト5,5,……に設けられた上下の補助潜し帯環54,54,……を利用すれば、上下を反転させたコンテナバッグ本体2の下位となった何れか端面部22,22であっても、同構造の図示しない下部保護シートを装着し、その取着紐を結着可能とするものとなる。
【0039】
【発明の効果】
以上のとおり、この発明のフレキシブルコンテナバッグによれば、何よりも先ず、筒体部外側周りの少なくとも三箇所以上の均衡する箇所に設けられた補強ベルト、およびその上下端から延伸された端面補強ベルト、ならびに、上下筒状口の夫々を包囲し、対応する各端面補強ベルトの自由端同士を連繋する上下の環状ロープを設けた構造としたことから、上位となった潜し環に装着した吊り索条あるいは環状ロープを吊り上げてコンテナバッグ本体を浮上させたときに、筒体部外壁面を各補強ベルトが、下位となった端面部を、対応する端面補強ベルトおよび環状ロープが補強して全体の強度を向上すると共に、同外壁面の上下端に夫々一体化されていて、それから上または下の端面部に掛かる端面補強ベルトおよび環状ロープの長さが一定に保持される結果、内容物の荷重を受けても端面部の形はその長さ範囲で引き締まって幾分膨れる程度で全体縦横形状を大きく変化させる心配がなく、移送中における垂れ下がりや大幅な形状変更による周辺物への引っ掛かりや、引き摺りが確実に阻止され、不要な移送作業の遅延や、フレキシブルコンテナバッグ自体の破損を、防止して粉粒体荷物の輸送、保管の作業効率と作業安全性を、従前までには不可能であった程度に格段に向上することができるという秀れた特徴が得られるものである。
【0040】
さらに、この発明のフレキシブルコンテナバッグの使用方法によれば、下方配置の筒状口を仮閉鎖し、上方配置の筒状口から粉粒物を注入して仮閉鎖し、上位の潜し帯環に装着した吊り索条、もししくは上位の環状ロープを吊り上げて運搬し、必要な所定期間に渡って載置あるいは積み上げ保管することができ、内容物を排出させる場合には、前記同様に吊り上げて下方配置の端面部を浮上させ、筒状口の開閉機構を開放して内容物を放出させることができ、このときに下位の環状ロープは、排出を終了するまでの間、内容物の荷重を受けて緊張が保たれ、筒状口の周囲に自動的且つ強制的に配置されるので、垂れ下がり状となって内容物の円滑な流出を阻害するのを防止することができる。全ての内容物を排出した後に、下方配置の筒状口を開放状としたまま、コンテナバッグ本体の天地を反転させ、上方配置の閉鎖状の筒状口を、今度は新たに下方配置の筒状口とし、新たに上方配置となった筒状口を通じて、所望の粉粒物等内容物を注入可能することにより、大幅に作業効率を高めることができ、しかも、コンテナバッグ本体の天地を反転させたときにも、下方配置となった環状ロープが、自動的に筒状口の周囲に配置されるので、環状ロープの垂れ下がり防止機構が不要であり、構造を簡素化し、耐久性を高め、耐用年数を延ばすことができるという秀れた効果を発揮するものとなる。
【0041】
特に、実施例に説明したフレキシブルコンテナバッグ1は、上記した特徴に加え、図1中に示すように各補強ベルト5,5,……の上下略中央の一箇所か、あるいは中央からずらした上下対称の二箇所ずつに補助潜し帯環を設けたことにより、コンテナバッグ本体2の天地を反転させた場合にも、同一構造の図示しない下部保護シートを装着し、その取着紐を結着、仮固定することができるので、濡れた床面上や屋外等に保管する場合に、下部保護シートの装着のために、一々コンテナバッグ本体2の天地を変更する作業が不要となり、作業効率を一段と向上させるという有利な効果が得られるものとなる。
【0042】
また、上下の筒状口3の開閉機構4に夫々設けられた巾着用紐42,42の端部を、筒体部21外周壁面の適所に設けられた上下挟持バンド44,44に夫々、脱着自在に挟着可能としたものでは、巾着用紐42,42端部の始末を容易にし、作用性を向上すると共に、運搬のときの周辺物への引っ掛かりも確実に防止できるという実用的な効果を発揮することとなる。
【0043】
叙述の如く、この発明のフレキシブルコンテナバッグ、およびその使用方法は、その新規な構成によって所期の目的を遍く達成可能とするものであり、しかも製造も容易で、従前からのフレキシブルコンテナに比較して構造を簡素化し、耐久性を向上できるので、遥かに経済的なものとすることができる上、粉粒体荷物の輸送や保管作業の効率も大幅に高めることができることから、経費の削減と作業工数の短縮とを確実に達成可能にするものであり、安全且つ円滑な作業性に加え、異物混入や内容物の漏れ出し等を確実に防ぎ得るという高い信頼性の求められるコンテナ製造業界からは勿論のこと、これらを利用する農業、畜産業、建設業、窯業、化学工業等の各業界からも高い評価が得られ、広範に渡って利用、普及していくものになると予想される。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明のフレキシブルコンテナバッグ、およびその使用方法の技術的思想を具現化した代表的な一実施例を示すものである。
【図1】フレキシブルコンテナバッグの構造を示す斜視図である。
【図2】図1中の鎖線円A部分の断面構造を示す側面図である。
【図3】粉粒荷物を収容したフレキシブルコンテナバッグを示す斜視図である。
【図4】フレキシブルコンテナバッグの使用方法を順次示した斜視図である。
【符号の説明】
1 フレキシブルコンテナバッグ
2 コンテナバッグ本体
21 同 筒体部
22 同 端面部
3 筒状口
31 同 掩塞蓋
32 同 締付けバンド(閉鎖用手段)
4 開閉機構
41 同 巾着用襟
42 同 巾着用紐
43 同 仮止め金具
44 同 挟持バンド
5 補強ベルト
51 同 補強布
52 同 潜し帯環
53 同 端面補強ベルト(吊り索条用)
54 同 補助潜し帯環
6 環状ロープ

Claims (9)

  1. 所要大きさの筒体部と、その上下に一体化されて閉鎖状とする各端面部とより、全体が上下を略対称構造とした袋状で軟質素材製のコンテナバッグ本体を有し、それら上下各端面部が、共にその中央に仮閉鎖可能な開閉機構の組み込まれている筒状口を備えると共に、当該筒体部外側周りの少なくとも三箇所以上の均衡した箇所における夫々の上下方向には、筒体部全長に相当する補強ベルトを配して一体化した上、夫々の補強ベルト上下に、吊り索条装着用の潜し帯環を一体形成すると共に、さらに夫々の潜し帯環を越えて上下各端面部の筒状口方向に向けて所定長さだけ端面補強ベルトを延伸形成した上、筒状口を包囲するようにした環状ロープで各端面補強ベルトの自由端同士を連繋してなるものとしたことを特徴とするフレキシブルコンテナバッグ。
  2. 所要大きさの筒体部と、その上下に一体化されて閉鎖状とする各端面部とより、全体が上下を略対称構造とした袋状で軟質素材製のコンテナバッグ本体を有し、それら上下各端面部が、共にその中央に仮閉鎖可能な開閉機構の組み込まれている筒状口を備えると共に、当該筒体部外側周りの少なくとも三箇所以上の均衡した箇所における夫々の上下方向には、筒体部全長に相当する補強ベルトを配して一体化した上、夫々の補強ベルト上下に、吊り索条装着用の潜し帯環を一体形成すると共に、さらに夫々の潜し帯環を越えて上下各端面部の筒状口方向に向けて所定長さだけ端面補強ベルトを延伸形成した上、筒状口を包囲するようにした環状ロープで各端面補強ベルトの自由端同士を連繋する一方、各補強ベルトの上位にある潜し帯環には、脱着自在に吊り索条を装着してなるものとしたことを特徴とするフレキシブルコンテナバッグ。
  3. 所要大きさの筒体部と、その上下に一体化されて閉鎖状とする各端面部とより、全体が上下を略対称構造とした袋状で軟質素材製のコンテナバッグ本体を有し、それら上下各端面部が、共にその中央に仮閉鎖可能な開閉機構の組み込まれている筒状口を備えると共に、当該筒体部外側周りの少なくとも三箇所以上の均衡した箇所における夫々の上下方向には、筒体部全長に相当する補強ベルトを配して一体化した上、夫々の補強ベルト上下に、吊り索条装着用の潜し帯環を一体形成すると共に、さらに夫々の潜し帯環を越えて上下各端面部の筒状口方向に向けて所定長さだけ端面補強ベルトを延伸形成した上、筒状口を包囲するようにした環状ロープで各端面補強ベルトの自由端同士を連繋する一方、各補強ベルトの略同じ箇所に、別体で用意される下部保護シート取着紐結着用の補助潜し帯環を一体化してなるものとしたことを特徴とするフレキシブルコンテナバッグ。
  4. 上下各筒状口は、軟質素材製であって、夫々の属する端面部に添うような状態に格納可能に形成されてなるものとした、請求項1ないし3何れか一項記載のフレキシブルコンテナバッグ。
  5. 上下各筒状口は、軟質素材製であって、夫々の開放端近傍には、ファスナー等閉鎖用手段が装備されてなるものとした、請求項1ないし4何れか一項記載のフレキシブルコンテナバッグ。
  6. 上下各筒状口は、軟質素材製であって、その基端またはその近傍からは、その外周に沿うようにして適宜長さで、その縁部には巾着用紐を挿通状にした巾着用襟が形成されてなるものとし、該巾着用襟内に、対応する筒状口を収めた上、同巾着用紐を緊定して巾着用襟を仮閉鎖する開閉機構が装備されてなるものとした、請求項1ないし5何れか一項記載のフレキシブルコンテナバッグ。
  7. 補助潜し帯環は、補強ベルトの上下方向略中央辺りに一箇所か、中央からずらした位置の上下対称位置に二箇所ずつ設けられてなるものとした、請求項1ないし6何れか一項記載のフレキシブルコンテナバッグ。
  8. 下方配置とした何れか一方の端面部筒状口の開閉機構を仮閉鎖した後に、上方配置とした何れか他方の端面部筒状口より、コンテナバッグ本体中に所望量の粉粒物等内容物を注入し、同筒状口も閉鎖することにより、上下各端面部の両筒状口とも閉鎖したまま、補強ベルトに形成した上位の潜し帯環に吊り索条を脱着自在に装着して運搬、移動した直後か、必要に応じて所定期間に渡って載置あるいは積み上げ保管した後の何れかの段階で、内容粉粒物を排出する必要が生じたときには、運搬時と同様にして吊り上げて運搬、放出場所まで移動し、下端面部を所定高さに浮かせた状態に保持した上、下方配置の筒状口の開閉機構を開放して内容物を放出し、全ての放出を終えたところで、そのまま下方配置の筒状口を開放状としてコンテナバッグ本体の天地を反転させ、それまで閉鎖状となっていた上方配置の筒状口を、今度は新たに下方配置の筒状口とし、開放状とした下方配置の筒状口は、今度はそのままで所望の粉粒物等内容物を注入可能とする新たな上方配置の筒状口として使用するようしたことを特徴とする、請求項1ないし7何れか一項記載のフレキシブルコンテナバッグの使用方法。
  9. 上記請求項8記載のフレキシブルコンテナバッグの使用方法において、当該フレキシブルコンテナバッグの吊り下げには、補強ベルトに形成した上位の潜し帯環に吊り索条を脱着自在に装着する手段に換え、環状ロープを使うようにして実施するようにした、請求項1ないし7何れか一項記載のフレキシブルコンテナバッグの使用方法。
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