JP3153193U - 揚重機器用運搬袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】閉塞している袋体の下端開口部を確実に閉塞でき、また容易且つ迅速に開放でき、袋体内の運搬物を所定の位置に安全に落下できる揚重機器用運搬袋を提供する。【解決手段】上下両端開口部1a,1bを有する袋体1と、両端側が袋体1に固着し、中間部分が袋体1の上方へ延出して揚重機器フックQに着脱可能に係掛して袋体1の上端開口部1a周側面を吊持する周側面吊持帯2と、複数の帯紐の各一端側を袋体1の側面で固定し且つ各他端側を集束部3を介して連結し、吊持用フック部4を有して成る開閉索条体5とを備える。開閉索条体5の吊持用フック部4を連繋可能な仮止め係止部6aを袋体1の周面に設ける。さらに、一端に連繋部7を、他端に揚重機器フックQに係掛可能な係掛部8を夫々有し、袋体1の紐通し部10に挿通する連繋索条体6を備える。【選択図】図3

Description

本考案は、例えば土木建築作業、農作業その他で土砂、石材、セメント等の小さな破砕物、肥料や穀物、雑穀、芋、玉葱等の農産物その他、また産業廃棄物さらには各種の大小物体・品等の重量性もしくは軽量性のある各種運搬物をクレーン・フォークリフト等の揚重機器の重機類によって目的の場所に運搬し、そこで運搬物を解放落下させるようにした運搬袋である所謂トン袋またはコンテナバッグ等と称されるクレーン・フォークリフト等の揚重機器用運搬袋に関する。
従来、この種の運搬袋として、特許されている特許文献1に開示されているクレーン・フォークリフト等の揚重機器用運搬袋なるものがある。これは、袋体の底部面に沿って、あるいは袋体の底部面から側面にかけて畳まれた底部開放体を、袋体の底部における当該底部開放体の一端開口側から袋体の側面に設けた係掛部側にかけて張架される開閉索条体を介して閉塞保持可能とした索条締結手段を備えて成る。そして、該索条締結手段は、少なくとも2つの前記開閉索条体が底部開放体の一端開口側から他端開口側にかけて当該底部開放体に固着されていて、底部開放体の他端開口側から延出した開閉索条体の端部側が袋体の側面に設けた1つまたは複数の環状の係掛部に挿通されて締結されることで使用される。また、開閉索条体は、底部開放体の他端開口側から環状となって突出形成し、袋体の側面に設けた小環状の係掛部に連繋索条体を介して当該開閉索条体が連繋締結されることもある。さらに、袋体の上側開口周縁部に、略筒状となる袋体閉塞縁部を延設させ、該袋体閉塞縁部の上縁部を閉塞帯で緊締して袋体の開口部を閉塞させることもあるとして使用される。
特許第3408778号公報
ただ、このような特許文献1に開示されているクレーン・フォークリフト等の揚重機器用運搬袋においては、底部開放体の他端開口側から延出した開閉索条体の端部側が袋体の側面に設けた1つまたは複数の環状の係掛部に挿通されて締結されたり、または、底部開放体の他端開口側から環状となって突出形成した開閉索条体が、袋体の側面に設けた小環状の係掛部に連繋索条体を介して連繋締結されたりしてあるから、袋体側面の係掛部に対する開閉索条体端部側の脱着作業が非常に面倒である。
しかも、開閉索条体自体が袋体の底部に回り込んでしまい、運搬後で落下開放させるときに、縛結してあった開閉索条体自体の解放が実質的に不可能となったり、極めて困難となったりすることがあった。
そこで、本考案は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創案されたもので、周側面吊持帯および連繋索条体をクレーン・フォークリフト等の揚重機器フックに直接に吊掛することで安全に運搬でき、また吊掛することで安全に運搬でき、また吊掛したままの状態で開閉索条体を連繋索条体から取り外すことにより、作業者自身で閉塞されている袋体の下端開口部を容易に開放することができ、袋体内の各種の運搬物を所定の場所に安全に落下させることができるクレーン・フォークリフト等の揚重機器用運搬袋を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本考案にあっては、上端開口部1aから内部に粉末状、粒状、顆粒状、塊状の運搬物Pが投入され、下端開口部1bからこれら運搬物Pが排出される袋体1と、両端側が袋体1に固着され、中間部分が袋体1の周側面に沿って上方へ延出されて揚重機器フックQに対し抜脱可能となるように係掛して当該袋体1の上端開口部1a周側面を吊持させた周側面吊持帯2と、複数の帯紐の各一端側が袋体1の側面に任意の間隔で固定され且つ各他端側が集束部3を介して結束され、当該集束部3による結束位置に吊持用フック部4を有して成る開閉索条体5と、下端開口部1bを閉塞した開閉索条体5の吊持用フック部4を仮止めさせるよう、袋体1の上部に固定した仮止め係止部6aと、一端に開閉索条体5の吊持用フック部4を連繋可能な連繋部7を有し、他端に揚重機器フックQに係掛可能な係掛部8を有し、袋体1の周側面に付設された紐通し部10に挿通される連繋索条体6とを備え、運搬物Pの投入時では、平坦状に折り畳み、閉塞された袋体1の下端開口部1bの折り畳み部分Rを、折り返した前記開閉索条体5を仮止め係止部6aに連繋させることで保持し、また、運搬物Pの運搬時では、前記開閉索条体5を連繋索条体6を介して揚重機器フックQに係掛可能として成るものである。
また、開閉索条体5を形成する複数の帯紐は、先端側に吊持用フック部4を備えた主帯紐5aと、該主帯紐5aを中心にして配された左右一対の副帯紐5b,5cと、主帯紐5a、副帯紐5b,5c相互間に配した左右一対の補助帯紐5d,5eとから成り、両副帯紐5b,5cの各端が主帯紐5aの吊持用フック部4側近傍に結束縫合されて集束部3とし、補助帯紐5d,5eの各端が両副帯紐5b,5cそれぞれの途中に縫合されて成るものとすることができる。
あるいは、開閉索条体5を形成する複数の帯紐は、先端側に吊持用フック部4を備えた主帯紐5aと、該主帯紐5aを中心にして左右に配された複数の副帯紐5b,5c,5d,5eとから成り、これら副帯紐5b,5c,5d,5eの各端が主帯紐5aの吊持用フック部4側近傍に結束縫合されて集束部3としているものとできる。
以上のように構成された本考案に係る揚重機器用運搬袋にあって、袋体1の仮止め係止部6aあるいは連繋索条体6を介して揚重機器フックQに係掛可能とした開閉索条体5は、袋体1の下端開口部1bにおける折り畳んで閉塞された折り畳み部分Rを下方から保持させ、袋体1内に収容した運搬物Pを下方から支持させる。
開閉索条体5は、これの仮止め係止部6aへの連繋は、袋体1内に運搬物Pを投入するときに袋体1の上端開口部1aを大きく開口させておき、投入作業を円滑に行わせる。また連繋索条体6を介しての揚重機器フックQへの係掛連繋は、運搬物Pの運搬中において袋体1の下端開口部1bを開放させず、安全に運搬させる。こうしたときの開閉索条体5の仮止め係止部6a、連繋索条体6それぞれに対する連繋替え作業は、作業員をして自身の目前で遂行させ得る。
開閉索条体5を構成する主帯紐5aと複数の副帯紐5b,5c,5d,5eとによって袋体1の下側開口部の折り畳み部分Rを下方から支持させる。
また、補助帯紐5d,5eの各端が両副帯紐5b,5cそれぞれの途中に縫合されて成る開閉索条体5は、折り畳み部分Rを下方から保持させる際に、副帯紐5b,5cと補助帯紐5d,5eとの間に折り畳み部分Rの角部を係止し保持させる。
そして、連繋索条体6の連繋部7から開閉索条体5の吊持用フック部4を解くことにより、袋体1の下端開口部1bにおける折り畳み部分Rが開放させられ、開放された下端開口部1bから運搬物Pを所定の場所に落下させる。
さらに、連繋索条体6は、作業員の手の届かない高い位置にある揚重機器フックQに対して当該連繋索条体6を予め取り付けておくことで、作業員の手近な高さ位置で開閉索条体5を揚重機器フックQに連繋可能にさせる。
本考案によれば、周側面吊持帯2および連繋索条体6をクレーン・フォークリフト等の揚重機器フックQに吊掛したままの状態で開閉索条体5を連繋索条体6から取り外すことにより、作業者自身で閉塞されている袋体1の下端開口部1bを容易に開放することができ、袋体1から運搬物Pを所定の場所に安全に落下させることができる。また、袋体1内への運搬物Pの投入時では袋体1の上端開口部1aを大きく開口させておき、運搬時では袋体1の下端開口部1bを確実に閉塞させておくと共に、開閉索条体5の吊持用フック部4が常時前面にあることで、一連の作業を円滑に遂行できる。
すなわち、これは本考案が、運搬物Pの投入時では、平坦状に折り畳み、閉塞された袋体1の下端開口部1bの折り畳み部分Rを、折り返した開閉索条体5を仮止め係止部6aに連繋させることで保持し、また、運搬物Pの運搬時では、前記開閉索条体5を連繋索条体6を介して揚重機器フックQに係掛可能として成るからである。これにより、周側面吊持帯2および連繋索条体6をクレーン・フォークリフト等の揚重機器フックQに吊掛したままの状態で開閉索条体5を連繋索条体6から簡単に取り外すことができ、作業者自身は閉塞されている袋体1の下端開口部1bを容易且つ安全に開放することができる。しかも、運搬前の運搬物Pの投入時において袋体1の下端開口部1bを閉塞するに際し、開閉索条体5を仮止め係止部6aに連繋すれば良いから、従来のように、袋体1の側面に付設されている複数の環状の係掛部に挿通してから縛着固定させるというような面倒な作業を無くすことができる。このように、投入時では開閉索条体5を仮止め係止部6aに、運搬時では開閉索条体5を連繋索条体6を介して揚重機器フックQに係掛するよう、繋ぎ替えることで一連の作業を円滑に遂行できる。
また、開閉索条体5を形成する複数の帯紐は、先端側に吊持用フック部4を備えた主帯紐5aと、該主帯紐5aを中心にして配された左右一対の副帯紐5b,5cと、主帯紐5a、副帯紐5b,5c相互間に配した左右一対の補助帯紐5d,5eとから成り、両副帯紐5b,5cの各端が主帯紐5aの吊持用フック部4側近傍に結束縫合されて集束部3とし、補助帯紐5d,5eの各端が両副帯紐5b,5cそれぞれの途中に縫合されて成るので、主帯紐5a、副帯紐5b,5cそれぞれによって袋体1の下側開口部1bの折り畳み部分Rを下方から確実に支持させることができる。と同時に、副帯紐5b,5cと補助帯紐5d,5eとの間に折り畳み部分Rの角部が係止させられることから、折り畳み部分Rのさらに安定した支持が可能となる。しかも、揚重機器フックQに吊掛したままの状態での運搬中に、袋体1の下端開口部1bにおける折り畳み部分Rの角部が不用意に開放されてしまうのを未然に防止することができる。
あるいは、開閉索条体5を形成する複数の帯紐は、先端側に吊持用フック部4を備えた主帯紐5aと、該主帯紐5aを中心にして左右に配された複数の副帯紐5b,5c,5d,5eとから成り、これら副帯紐5b,5c,5d,5eの各端が主帯紐5aの吊持用フック部4側近傍に結束縫合されて集束部3としているので、主帯紐5a、副帯紐5b,5c,5d,5eそれぞれによって袋体1の下側開口部の折り畳み部分Rを下方から確実に支持させることができる。
また、開閉索条体5は、袋体1の上部に固定した仮止め係止部6aに、袋体1の下端開口部1bを折り畳んだ折り畳み部分Rを保持した状態で連繋されることで、袋体1を確実に閉塞保持できると共に、袋体1の上端開口部1aを大きく開口できて、運搬物Pの袋体1内への投入作業を迅速に行える。
しかも、開閉索条体5は、連繋索条体6を介して揚重機器フックQに係掛させるため、開閉索条体5自体を揚重機器フックQに届く程度の十分な長さに形成しなくても済み、1本の連繋索条体6だけでもって開閉索条体5を揚重機器フックQに容易に連繋させることができる。このように連繋索条体6を採用したことで、揚重機器フックQが作業員の手の届かない高い位置にあっても、連繋索条体6を揚重機器フックQに予め取り付けておくことで、作業員の手近な高さ位置で開閉索条体5を連繋索条体6を介して揚重機器フックQに連繋できる。
そればかりでなく、開閉索条体5の仮止め係止部6a、連繋索条体6それぞれへの連繋替え、開閉索条体5自体を開放するときも作業員は地上で簡単に扱え、さらに、連繋索条体6によって袋体1の下側開口部1bを閉塞する開閉索条体5を揚重機器フックQにしっかりと連繋でき、運搬中に開くことがない。
尚、上記の課題を解決するための手段、考案の効果の項それぞれにおいて付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付したもので、図面中の符号によって示された構造・形状に本考案が限定されるものではない。
本考案を実施するための一形態を示す運搬袋の概略斜視図である。 同じく使用するときの作業手順を示す概略斜視図であり、その(a)は使用前、(b)は下端開口部を閉塞し、運搬物を投入している状態、(c)は開閉索条体を仮止め係止部から連繋索条体に連繋替えしたとき、(d)は運搬中を夫々示す。 同じく下端開口部を閉塞させた状態の概略正面図である。 同じく荷降ろし時の状態を示すもので、(a)は開閉索条体による下端開口部の閉塞時の一部を省略した断面図、(b)は開放時を示す一部を省略した断面図である。 開閉索条体の他例を示す運搬袋の概略斜視図である。 同じく下端開口部を閉塞させた状態の概略正面図である。
以下、図面を参照して本考案の実施の形態を詳細に説明すると、図において示される符号1は、例えば粉末状、粒状、顆粒状、塊状等の自然に崩落性のある運搬物P等が内部に入れられるようにした袋体である。該袋体1は、図示を省略したクレーン・フォークリフト等の揚重機器フックQに吊掛されることで、運搬物Pを目的地に運搬するための揚重機器用運搬袋を構成する所謂トン袋またはコンテナバッグ等と称されて使用されるものとしてある。
運搬物Pは例えば農作業、土木建築作業その他の作業現場において運搬される土砂、石材、セメント材等の小さな破砕物、穀物、雑穀、芋、玉葱等の農産物や肥料、また産業廃棄物さらには各種の大小物体・品等の重量性もしくは軽量性のある各種のものであり、例えば重量性のものである場合にはその約1トンの運搬物Pが入れられる程度の大きさのものとしてある。通常使用されるものとするときの袋体1は、生地が例えばポリエステル樹脂等の合成樹脂製材生地によって、例えば高さ約1700mm、偏平時の横径幅が約1700mmの円筒状に形成してある。
尚、本考案に係る運搬袋は、上述した土木建築作業、農作業等に際する各種の粉末状、粒状、顆粒状、塊状の運搬物Pに限らず、他の産業分野における各種の運搬物Pの移動運搬に利用できるのであり、その適用範囲は特に限定されるものではない。
袋体1の周側面には、揚重機器フックQに対し夫々が抜脱可能となるように係掛して袋体1を吊持させるための引張強度の強靱な帯材等により形成された例えばループ状もしくはU字状等の複数の周側面吊持帯2を設けてある。すなわち、袋体1の上端開口部1aには、帯材の両端側が袋体1に縫合され、途中を開口部上方に延出させることで周側面吊持帯2がU字状となって突出形成されており、これを袋体1の上端開口部1a周縁部の例えば2箇所等に設けてある。このように、それぞれの周側面吊持帯2をU字状の構造のものとすることで、揚重機器フックQに対する係掛あるいは解除が容易となり、作業性に優れたものとなる。また、周側面吊持帯2は運搬物Pの荷重が掛かる袋体1の底部近傍の位置にまで延伸しておくことで、運搬・移送中の荷重支持を一層確実なものとすることができる。さらに、袋体1の周側面には、複数の補強用横ベルト9が互いに等間隔毎に巻着され袋体1自体に縫合されている。
袋体1の下端開口部1bは下方へ向けて垂下状に延長されており、該下端開口部1bは平坦状に閉塞されて、これを下端から袋体1の側面にかけて例えば二重に折り畳むことで折り畳み部分Rが形成されるようにしてある。
また、袋体1の側面下部には、複数の帯紐の各一端側が任意の間隔で縫合され且つ各他端側が後述する集束部3を介して結束固定されて成る開閉索条体5が設けられており、さらに該開閉索条体5の集束部3の近傍位置には、開閉される吊持用フック部4が取り付けられている。
すなわち、開閉索条体5は、図1に示すように、中央にある1本の主帯紐5aの一端側が袋体1の側面下部に縫合され、主帯紐5aの他端側に吊持用フック部4が取り付けられる。また、中央の主帯紐5aが縫合されている袋体1の左右対称位置には各1本の副帯紐5b,5cの一端側が袋体1の側面に縫合され、両副帯紐5b,5cの各他端側が主帯紐5aの吊持用フック部4側近傍に縫合されて集束部3となっている。さらに、主帯紐5aと副帯紐5b,5cとが縫合されている各相互間には、それぞれ短尺な補助帯紐5d,5eの各一端側が袋体1の側面に縫合され、両補助帯紐5d,5eの各他端側が両副帯紐5b,5cそれぞれの途中に縫合されている。
そして、図3に示すように、袋体1の下端開口部1bが平坦状に折り畳まれることで形成された折り畳み部分Rを開閉索条体5の折り返しによって下側から当てがうようにして支え、吊持用フック部4を後述する仮止め係止部6aに連繋させ、あるいは連繋索条体6を介して揚重機器フックQに係掛させるものとしてある。このとき、主帯紐5aと副帯紐5b,5cとによって袋体1の下側開口部の折り畳み部分Rを下方から支えると同時に、副帯紐5b,5cと補助帯紐5d,5eとの間に折り畳み部分Rの角部が係止して安定に保持されるようにしてある。
仮止め係止部6aは、袋体1の周面上部に、例えばループ状・リング状に閉塞された帯紐材によって形成されることで固定されており、開閉索条体5の基部とは反対側の袋体1の周面に配置されている。この仮止め係止部6aに開閉索条体5の吊持用フック部4が連繋されることで、袋体1の下端開口部1bの閉塞状態が、運搬物Pの投入時に維持されるものとしてある。
連繋索条体6は、一端に開閉索条体5の吊持用フック部4を連繋可能とする例えば孔状に形成の、あるいは堅牢な環材から成る連繋部7を備え、他端に揚重機器フックQに係掛可能な丸環もしくはフック等の係掛部8を備えている。そして、連繋索条体6自体は、袋体1の上側開口部周側面に環状となって縫合されている紐通し部10に例えば挿通して使用されるものとなっている。
このように連繋索条体6を採用したことで、揚重機器フックQが作業員の手の届かない高い位置にあっても、連繋索条体6を揚重機器フックQに予め取り付けておくことで、作業員の手近な高さ位置で開閉索条体5は連繋索条体6を介して揚重機器フックQに連繋される。しかも、開閉索条体5を開放するときも作業員は地上で簡単に扱えるものとなるのである。
また、開閉索条体5の他例としては、図5および図6に示すように、中央にある1本の主帯紐5aの一端側が袋体1の側面に縫合され、主帯紐5aの他端側に吊持用フック部4が取り付けられると共に、中央の主帯紐5aが縫合されている袋体1の左右対称位置に各2本の副帯紐5b,5c,5d,5eの各一端側が任意の間隔で縫合され、これら副帯紐5b,5c,5d,5eの各他端側が主帯紐5aの吊持用フック部4側近傍に集束部3を介して結束縫合されているものとしても良い。
次に、以上のように構成された形態についての使用の一例について説明すると、図2(b)に示すように、先ず、袋体1の下端開口部1bを平坦状に閉塞し、これを下端から袋体1の側面にかけて例えば二重に折り畳んで折り畳み部分Rを形成しておく。そして、開閉索条体5の折り返しによって折り畳み部分Rを下方から抱えるようにして支え、開閉索条体5の吊持用フック部4を仮止め係止部6aに連繋する。このようにして、開閉索条体5を構成する主帯紐5aと副帯紐5b,5cとによって袋体1の下端開口部1bの折り畳み部分Rを下方から支えた状態で、袋体1の上端開口部1aから運搬物Pを投入し、袋体1内部に前記各種の運搬物Pを詰め込む。
袋体1内への運搬物Pの詰め込みが終了すると、開閉索条体5の吊持用フック部4を仮止め係止部6aから取り外し、今度は図2(c)に示すように、紐通し部10に取り付けられている連繋索条体6の連繋部7に開閉索条体5の吊持用フック部4を連繋する。その後、図2(d)、図4(a)に示すように、周側面吊持帯2、および連繋索条体6の丸環もしくはフック等の係掛部8をクレーン、フォークリフトその他の所定の重機である各種の揚重機器フックQに掛着させて目的の場所に移送する。このとき、袋体1の下側開口部の折り畳み部分Rは、投入された運搬物Pの荷重圧力によって膨らもうとするが、揚重機器フックQに吊り下げられて上方に引っ張られた状態の開閉索条体5によって折り畳み部分Rを角部と共に下方から支えているため、当該折り畳み部分Rの開放が阻止されている。
運搬物Pを所定の目的落下場所において落下させる場合には、図4(b)に示すように、その落下場所で一旦は袋体1を置き、連繋索条体6の連繋部7から開閉索条体5の吊持用フック部4を取り外して袋体1の下端開口部1bを開放させると共に周側面吊持帯2は揚重機器フックQに取付けた状態としたままとして、袋体1を引き上げる。このとき、袋体1に内包された重量性のある運搬物Pの自重に任せて当該運搬物Pを袋体1の下端開口部1bを通して所定の位置に落下させるのである。
落下させた後の袋体1は、これ自体が円筒状に形成されているから、偏平状に折り畳み、折り畳んだ状態ではコンパクトになるから、それによって詰め込み場所まで運び、同様に使用し、場合によってはそのまま保管し、次回の使用に備える。
P…運搬物 Q…揚重機器フック
R…折り畳み部分
1…袋体 1a…上端開口部
1b…下端開口部 2…周側面吊持帯
3…集束部 4…吊持用フック部
5…開閉索条体 5a…主帯紐
5b,5c…副帯紐 5d,5e…補助帯紐
6…連繋索条体 6a…仮止め係止部
7…連繋部 8…係掛部
9…補強用横ベルト 10…紐通し部

Claims (3)

  1. 上端開口部から内部に粉末状、粒状、顆粒状、塊状の運搬物が投入され、下端開口部からこれら運搬物が排出される袋体と、両端側が袋体に固着され、中間部分が袋体の周側面に沿って上方へ延出されて揚重機器フックに対し抜脱可能となるように係掛して当該袋体の上端開口部周側面を吊持させた周側面吊持帯と、複数の帯紐の各一端側が袋体の側面に任意の間隔で固定され且つ各他端側が集束部を介して結束され、当該集束部による結束位置に吊持用フック部を有して成る開閉索条体と、下端開口部を閉塞した開閉索条体の吊持用フック部を仮止めさせるよう、袋体の上部に固定した仮止め係止部と、一端に開閉索条体の吊持用フック部を連繋可能な連繋部を有し、他端に揚重機器フックに係掛可能な係掛部を有し、袋体の周側面に付設された紐通し部に挿通されて使用される連繋索条体とを備え、運搬物の投入時では、平坦状に折り畳み、閉塞された袋体の下端開口部の折り畳み部分を、折り返した前記開閉索条体を仮止め係止部に連繋させることで保持し、また、運搬物の運搬時では、前記開閉索条体を連繋索条体を介して揚重機器フックに係掛可能として成ることを特徴とする揚重機器用運搬袋。
  2. 開閉索条体を形成する複数の帯紐は、先端側に吊持用フック部を備えた主帯紐と、該主帯紐を中心にして配された左右一対の副帯紐と、主帯紐、副帯紐相互間に配した左右一対の補助帯紐とから成り、両副帯紐の各端が主帯紐の吊持用フック部側近傍に結束縫合されて集束部とし、補助帯紐の各端が両副帯紐それぞれの途中に縫合されて成る請求項1記載の揚重機器用運搬袋。
  3. 開閉索条体を形成する複数の帯紐は、先端側に吊持用フック部を備えた主帯紐と、該主帯紐を中心にして左右に配された複数の副帯紐とから成り、これら副帯紐の各端が主帯紐の吊持用フック部側近傍に結束縫合されて集束部としている請求項1記載の揚重機器用運搬袋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102374835B1 (ko) * 2022-01-24 2022-03-15 강래성 운반용 백 이송용 호이스트

Cited By (1)

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KR102374835B1 (ko) * 2022-01-24 2022-03-15 강래성 운반용 백 이송용 호이스트

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