JP3408778B2 - クレーン・フォークリフト等の揚重機器用運搬袋 - Google Patents

クレーン・フォークリフト等の揚重機器用運搬袋

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば土木建築作
業、農作業その他で土砂、石材、セメント等の小さな破
砕物、肥料や穀物、雑穀、芋、玉葱等の農産物その他、
また産業廃棄物さらには各種の大小物体・品等の重量性
もしくは軽量性のある各種運搬物をクレーン・フォーク
リフト等の揚重機器の重機類によって目的の場所に運搬
し、そこで運搬物を解放落下させるようにした運搬袋で
ある所謂トン袋またはコンテナバッグ等と称されるクレ
ーン・フォークリフト等の揚重機器用運搬袋に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のクレーン・フォークリフ
ト等の揚重機器用運搬袋としては、運搬袋の底部を1回
毎に切り裂いて内部の運搬物を取り出す使い捨てタイプ
と、運搬物を運搬袋の底部に設けた取出口から取り出し
て何回も使用する再利用タイプとがある。再利用タイプ
のものでは、例えば運搬袋の底面部に開口部を設け、該
開口部を予め閉塞帯等できつく縛って閉塞させておい
て、運搬袋の上側開口部を経て運搬物を投入してから上
側開口周縁部に張出形成した吊持用帯体をクレーン・フ
ォークリフト等の揚重機器のフック部に係掛させて目的
の場所に運搬した後、運搬袋の下方に作業者が入り込
み、運搬袋の底面部の閉塞帯を解いて開口部を開放して
から所定の位置に運搬物を落下させるようにしているも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術において、使い捨てタイプの場合では、使
用後の運搬袋自体がゴミとなり、これを焼却した場合に
は例えばその形成素材が合成樹脂生地材であるとそれを
焼却した際に生じるダイオキシン、ノックス、ソックス
等が環境汚染を発生させる原因となるから、廃棄が困難
なものとなり、このため運搬袋専用の廃棄処分が必要と
なる。
【0004】一方、再利用タイプの場合では、運搬物の
落下防止のために運搬袋の底部の開口部を閉塞帯等でき
つく縛って閉塞させてあり、しかも運搬袋内に投入され
ている運搬物自体の荷重により底部の閉塞帯の締め付け
力が一層緊くなってしまう。その結果、開放落下時には
なかなか閉塞帯が解けず、しかも解くのに面倒になると
最終的には例えばカッター等で閉塞帯もしくは底部の一
部分を切断して開口させることが多く、使い捨てタイプ
の場合となんら変わりのないものとなってしまう。しか
も袋体底部の下側から閉塞帯を解いて開口部を開放し、
所定の位置に運搬物を落下させるものであるため、開口
部の開放と同時に落下する運搬物が開放作業者等の頭部
や足下に被さってしまう等、吊り下げられた袋体の下方
に作業者が入って袋体を開放するのは非常に大きな危険
が伴なう。そればかりでく、塀等で囲繞された狭い場所
に庭土等の運搬物を落下させるときには、作業者がその
落下場所に入りにくく、その開放作業が一層困難で、面
倒なものであった等の問題点を有していた。
【0005】そこで本発明は、叙上のような従来存した
諸事情に鑑み創出されたもので、従来の運搬袋に比べ
て、カッター等で閉塞帯もしくは運搬袋の底部の一部分
を切断して開口させるという面倒さを無くすことができ
るばかりでなく、運搬時においては袋体の底部をしっか
りと閉塞保持させておき、さらに従来の使い捨てタイプ
のように運搬袋の焼却廃棄処理に伴うダイオキシン等の
環境汚染の発生を抑止できるばかりでなく、何度でも再
使用が可能であり、また運搬袋の底部を開放させる際
に、その開放作業は袋体自体の底部に潜り込むことな
く、側方位置で解除作業を行えるようにして安全、簡単
に運搬物を袋体から取り出すことができ、運搬物が作業
者の頭部や足下に被さってしまう如き危険を伴うことな
く安全に所定位置に運搬物を落下させることができ、安
全性と作業効率性を大きく向上させることができるクレ
ーン・フォークリフト等の揚重機器用運搬袋を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明に係るクレーン・フォークリフト等の揚重
機器用運搬袋にあっては、内部に粉末状、粒状、顆粒
状、塊状の運搬物Pが入れられる袋体1と、一端側が袋
体1に固着され、他端側が袋体1の周側面に沿って上方
へ延出されて揚重機器のフック部Qに対し抜脱可能とな
るように係掛して袋体1の周側面を吊持させた周側面吊
持帯2と、一端開口側が袋体1の底部に形成した開口部
に連通固着され、他端開口側が下方へ垂下延出されて成
る筒状の底部開放体3と、袋体1の底部面に沿って、あ
るいは袋体1の底部面から側面にかけて畳まれた底部開
放体3を、袋体1の底部における当該底部開放体3の一
端開口側から袋体1の側面に設けた係掛部4側にかけて
張架される複数の開閉索条体5を介して閉塞保持可能と
した索条締結手段6とを有するものである。底部開放体
3は、底部の略全面が開口された袋体1の周側面に沿っ
て下方に延出されているものとできる。索条締結手段6
は、少なくとも2つの前記開閉索条体5が底部開放体3
の一端開口側から他端開口側にかけて当該底部開放体3
に固着されていて、底部開放体3の他端開口側から延出
した開閉索条体5の端部側が袋体1の側面に設けた1つ
または複数の環状の係掛部4に挿通されて緊締縛着、あ
るいは締結具16によって締結されるものとできる。開
閉索条体5は、底部開放体3の他端開口側から環状とな
って突出形成してあり、袋体1の側面に設けた環状の係
掛部4に連繋索条体7を介して当該開閉索条体5が連繋
締結されるものとできる。袋体1の上側開口周縁部に
は、例えば柔軟性のある生地により略筒状となるように
袋体閉塞縁部8を延設させ、該袋体閉塞縁部8の上縁部
を例えば紐材等の閉塞帯9で緊締して袋体1の開口部を
閉塞させるものとできる。周側面吊持帯2は環状に形成
することができ、また袋体1の上側開口周縁部と四隅側
面部に内装されて当該袋体1を略矩形箱状に保形させる
よう矩形枠11の隅角部に脚状の支柱枠部12を突設し
て成る櫓状の保形部材10を具備したものとできる。底
部開放体3の開口部には、開口部を仮止め閉塞する面フ
ァスナーの如き仮止め手段15を付設することができ
る。
【0007】以上のように構成された本発明に係るクレ
ーン・フォークリフト等の揚重機器用運搬袋において、
袋体1の底部における底部開放体3は、索条締結手段6
の開閉索条体5を袋体1の側面における係掛部4から解
くことにより開放させられ、開放された底部開放体3の
開口部から運搬物Pを所定の位置に落下させる。底部の
略全面が開口された袋体1の周側面に沿って下方に延出
された底部開放体3は、当該底部開放体3が開放される
ことで袋体1の底部全面が迅速に開放され、袋体1内の
運搬物Pを余すことなく所定の位置に瞬時に落下させ
る。前記開閉索条体5が底部開放体3の一端開口側から
他端開口側にかけて当該底部開放体3に縫着されている
索条締結手段6は、袋体1に収納した運搬物Pを下方か
ら支持したものとなり、しかもその引っ張り強度を強靭
なものとし、係掛部4への開閉索条体5の締結状態を安
定にさせる。環状の開閉索条体5を環状の係掛部4に連
繋締結させる連繋用の連繋索条体7は、当該連繋索条体
7のみを解くことにより係掛部4から容易に開閉索条体
5が取り外される。袋体1の開口部を閉塞させる袋体閉
塞縁部8は、内側に折り込まれて該袋体閉塞縁部8自体
の縛着乃至解放を容易にさせると同時に運搬の際に袋体
1の開口部から運搬物Pを外部へ落下させない。揚重機
器のフック部Qに対し抜脱可能となるように係掛させる
環状の周側面吊持帯2は、移送時には袋体1の周側面を
フック部Qに吊持させ、運搬物Pの自重による袋体1の
潰損崩壊を防止させると共に、フック部Qに対する係掛
作業を容易にさせ、また吊持状態を安定化させる。袋体
1の上側開口周縁部と四隅側面部に内装された櫓状の保
形部材10は、当該袋体1を略矩形箱状に保形させ、運
搬物Pの自重による袋体1の潰損崩壊を防止させる。底
部開放体3に付設の仮止め手段15は、底部開放体3自
体の開口部を一時的にでも閉塞維持し、底部開放体3を
袋体1側方位置に持ち来すときの底部開放体3の開口部
部分のばらつき等を抑制させ、開閉索条体5自体の締結
さらには連繋索条体7との連繋締結作業を容易にさせ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明するに、図1、図2に示される第1の実
施の形態における符号1は、例えば粉末状、粒状、顆粒
状、塊状等の自然に崩落性のある運搬物P等が内部に入
れられるようにした袋体であり、図示を省略したクレー
ン・フォークリフト等の揚重機器等のフック部Qに吊掛
させて運搬物Pを目的地に運搬するための揚重機器用運
搬袋を構成する所謂トン袋またはコンテナバッグ等と称
される袋体として使用されるものとしてある。運搬物P
は例えば農作業、土木建築作業その他の作業現場におい
て運搬される土砂、石材、セメント材等の小さな破砕
物、穀物、雑穀、芋、玉葱等の農産物や肥料、また産業
廃棄物さらには各種の大小物体・品等の重量性もしくは
軽量性のある各種のものであり、例えば重量性のもので
ある場合にはその約1トンの運搬物Pが入れられる程度
の大きさのものとしてある。通常使用されるものとする
ときの袋体1は、生地が例えばポリエステル樹脂等の合
成樹脂製材生地によって、例えば高さ約800mm、横
径幅が約1100mmの有底円筒状に形成してある。
【0009】袋体1の周側面には、揚重機器のフック部
Qに対し夫々が抜脱可能となるように係掛して袋体1を
吊持させるための引張強度の強靱な閉塞帯材、帯材等に
より環状に形成された複数の周側面吊持帯2を設けてあ
る。すなわち、袋体1の上側開口周縁部には、閉塞帯
材、帯材等の一端側が袋体1に例えば逢着、接着等によ
って一体固着され、途中を開口部上方に延出させておい
てから、他端側が袋体1に一体固着されることで周側面
吊持帯2が開口部側へ環状となって突出形成されてお
り、これを袋体1の上側開口周縁部の例えば4箇所等に
設けてある。このように、それぞれの周側面吊持帯2を
環状の構造のものとすることで、揚重機器のフック部Q
に対する係掛あるいは解除が容易となり、作業性に優れ
たものとなる。また周側面吊持帯2自体は、袋体1に対
して相互に直交状に交差するように設けても良い。
【0010】尚、周側面吊持帯2自体は、場合によって
はそのいずれか一方のみ、あるいは両者共に環状構造と
せずに上端に、揚重機器のフック部Qに係合されるよう
にしたループ状、U字状等の係合部が形成された1本
の、あるいは複数本のバンド・ベルト形状のものとする
ことも可能であり、これ等は任意に選定できるものであ
る。ただ、環状構造とする場合には、フック部Qに係掛
する部位に例えば補強片等が巻き付けられることで、ま
た、係合部自体も適当な金物部材等によることで補強を
考慮しておくと良いものである。さらに袋体1内に各種
の運搬物Pを収納する場合には、袋体1自体の開放形態
をその外方から保持する適当な保持枠が使用されること
もある。この周側面吊持帯2は必要があれば運搬物Pの
荷重が掛かる袋体1の底部位置にまで延伸しておくこと
で、運搬・移送中の荷重支持を一層確実なものとするこ
ともできる。
【0011】そして、袋体1の底部中央には、袋体1の
外径寸法よりも小さい開口部、例えば袋体1の外径寸法
の約1/4程度の内径を有する開口部を形成し、この開
口部に筒状の底部開放体3の一端開口側が連通固着され
ることで、底部開放体3の他端開口側が下方へ向けて垂
下状に延長されている。この底部開放体3は、袋体1の
底部面から側面にかけて平坦状に折り畳むことができ、
この折り畳まれた底部開放体3を、袋体1の底部におけ
る当該底部開放体3の一端開口側から袋体1の側面に設
けた例えば2つの小環状の係掛部4にかけて張架される
一対の開閉索条体5を介して閉塞保持可能とした索条締
結手段6により袋体1の底部を閉塞させるものとしてあ
る。すなわち、底部開放体3の一端開口側と袋体1の底
部の開口部との接合箇所には当該底部開放体3の開口径
よりも若干小さい間隔となって一対の開閉索条体5の一
端部が縫合されており、袋体1の底部面から側面にかけ
て平坦状に折り畳まれた底部開放体3をこの一対の開閉
索条体5の各他端部側で下側から巻き込むようにして支
え、一対の開閉索条体5の各他端部をそれぞれの小環状
の係掛部4に通してから互いに縛着固定させることで袋
体1の底部を閉塞させるものとしてある。このとき、索
条締結手段6の前記開閉索条体5は、底部開放体3の一
端開口側から他端開口側にかけて当該底部開放体3に縫
着されていても良い。
【0012】尚、本実施の形態では、袋体1、周側面吊
持帯2、底部開放体3等を運搬袋Pを構成するための夫
々別体の部材としているが、その他の構成として図示を
省略したが、袋体1、周側面吊持帯2、底部開放体3等
を当初から一体成形により構成することも可能である。
また必要に応じて袋体1の上部開口を閉塞する閉塞紐を
配設しておくこともある。
【0013】次に、本実施の形態における使用の一例を
説明するに、図4(A)に示すように、先ず、底部開放
体3を袋体1の底部面から側面にかけて平坦状に折り畳
み、この折り畳まれた底部開放体3の一端開口側から袋
体1の側面に設けた係掛部4にかけて張架させる索条締
結手段6の一対の開閉索条体5を介して底部開放体3を
閉塞保持させておく。そして袋体1の開放させた上側開
口部から内部に前記各種の運搬物Pを詰め込み、周側面
吊持帯2をクレーン、フォークリフトその他の所定の重
機である各種の揚重機器のフック部Qに掛着させて目的
の場所に移送する。
【0014】そして、運搬物Pを所定の目的落下場所に
おいて落下させる場合には、図4(B)に示すように、
その落下場所で一旦は袋体1を置き、底部開放体3を閉
塞保持させてある袋体1側面の索条締結手段6の一対の
開閉索条体5を解いて底部開放体3の他端開口側を開放
させると共に周側面吊持帯2は揚重機器のフック部Qに
取付けた状態としたままとして、袋体1を引き上げる。
このとき、袋体1に内包された重量性のある運搬物Pの
自重に任せて当該運搬物Pを袋体1底部の底部開放体3
を通して所定の位置に落下させるのである。すなわち図
1に示すように、開閉索条体5を索条締結手段6にて締
結してあることで底部開放体3が閉塞された状態のまま
で荷降ろし・落下場所まで移送し、下降させ(図1
(A)参照)、落下場所で開閉索条体5を解放し(図1
(B)参照)、再度袋体1を上昇させると(図1(C)
参照)、袋体1内に収納されている運搬物Pはその自重
によって底部開放体3の開口部を押し広げるようにして
開放し(図1(D)参照)、その結果落下されるのであ
る。このとき図2に示すように閉塞され、索条締結手段
6にて締結されることで自身の開口部が開閉索条体5に
よって閉塞されている底部開放体3は袋体1の開口部を
しっかりと閉塞しており(図2(A)参照)、底部開放
体3が開放されると、運搬物Pの自重で袋体1の開口部
を強制的にでも押し広げ(図2(B)参照)、運搬物P
はその自重で落下場所に落下されるのである(図2
(C)参照)。
【0015】図5、図6には第2の実施の形態が示され
ており、袋体1の底部中央には、袋体1の外径寸法より
も小さい開口部、例えば袋体1の外径寸法の約1/2程
度の内径を有する円形状の開口部を形成し、この開口部
に筒状の底部開放体3の一端開口側が連通固着され、底
部開放体3の他端開口側が下方へ向けて垂下状に延長さ
れている。また底部開放体3は、袋体1の底部面から側
面にかけて平坦状に折り畳むことができ、この折り畳ま
れた底部開放体3を、袋体1の底部における当該底部開
放体3の一端開口側から袋体1の側面に設けた例えば4
つの小環状の係掛部4のそれぞれ2つにかけて張架され
るよう底部開放体3の他端開口側から等間隔に延長した
4本の開閉索条体5を介して閉塞保持可能とした索条締
結手段6により袋体1の底部を閉塞させるものとしてあ
る。
【0016】図7、図8には第3の実施の形態が示され
ており、底部開放体3は、底部の略全面が開口された袋
体1の周側面に沿って下方に延出されている。また底部
開放体3は、袋体1の底部から側面にかけて平坦状に折
り畳むことができ、この折り畳まれた底部開放体3を、
袋体1の底部における当該底部開放体3の一端開口側か
ら袋体1の側面に設けた例えば6つの小環状の係掛部4
のそれぞれ2つにかけて張架されるよう底部開放体3の
他端開口側から等間隔に延長した6本の開閉索条体5を
介して閉塞保持可能とした索条締結手段6により袋体1
の底部を閉塞させるものとしてある。
【0017】図9、図10には第4の実施の形態が示さ
れており、索条締結手段6の開閉索条体5は、底部開放
体3の他端開口側から環状となって突出形成してあり、
袋体1の側面に設けた環状の係掛部4に縛結用の連繋索
条体7を介して当該開閉索条体5が繋縛緊締されるもの
としてある。すなわち袋体1の底部から側面にかけて平
坦状に折り畳まれた底部開放体3を下側から支えるよう
に開閉索条体5で押さえてから環状の開閉索条体5と環
状の係掛部4とに縛結用の連繋索条体7を通して当該連
繋索条体7を縛着させることで開閉索条体5が繋縛緊締
されるものとしてある(図10(A)参照)。このと
き、図10(B)に示すように、縛結用の連繋索条体7
のみを解くことにより係掛部4から容易に開閉索条体5
が取り外されるのである。
【0018】図11、図12には第5の実施の形態が示
されており、索条締結手段6の開閉索条体5は、底部開
放体3の他端開口側からそれぞれが環状にして一対とな
って突出形成してあり、袋体1の側面に設けた4つの環
状の係掛部4のうちの互いに隣接する左側2つと同時に
左側の環状の開閉索条体5に一方の縛結用の連繋索条体
7を通してから当該連繋索条体7を縛着させ、同様にし
て4つの環状の係掛部4のうちの互いに隣接する右側2
つと同時に右側の環状の開閉索条体5に他方の縛結用の
連繋索条体7を通してから当該連繋索条体7を縛着させ
ることで開閉索条体5が繋縛緊締されるものとしてあ
る。
【0019】図13、図14には第6の実施の形態が示
されており、索条締結手段6の開閉索条体5は、底部開
放体3の他端開口側からそれぞれが環状にして3つが並
列となって突出形成してあり、袋体1の側面に設けた6
つの環状の係掛部4のうちの互いに隣接する左側2つと
同時に左側の環状の開閉索条体5に一方の縛結用の連繋
索条体7を通してから当該連繋索条体7を縛着させ、同
様にして6つの環状の係掛部4のうちの互いに隣接する
中側2つと同時に中側の環状の開閉索条体5に他方の縛
結用の連繋索条体7を通してから当該連繋索条体7を縛
着させ、同様にして6つの環状の係掛部4のうちの互い
に隣接する右側2つと同時に右側の環状の開閉索条体5
に更に他方の縛結用の連繋索条体7を通してから当該連
繋索条体7を縛着させることで開閉索条体5が繋縛緊締
されるものとしてある。
【0020】図15、図16には第7の実施の形態が示
されており、袋体1自体を円筒状とせずに4脚付矩形枠
状の保形部材10により角筒状に成形されるようにして
ある。すなわち、矩形枠11の隅角部に脚状の支柱枠部
12を突設して成る櫓状の保形部材10を形成し、袋体
1の上側開口周縁部と四隅側面部とのそれぞれには筒部
を設ける。そして、矩形枠11が上側開口周縁部の筒部
内に挿入され、支柱枠部12が四隅側面部の筒部内に挿
入されるように保形部材10が内装されることで、必要
があれば保形部材10を着脱自在に内装することで当該
袋体1を略矩形箱状に保形するように補強してある。ま
た、袋体1を例えば所定の幅員が1000〜2000m
m、奥行長さが1000〜2000mm、深さが100
0〜1200mm程度の直方体形状に形成し、その底部
の略中央に角筒状の底部開放部3を設けると共に、上側
開口部の内側面あるいは外側面で対角線上にして相互に
交差する環状の周側面吊持帯2を配したものである。
尚、周側面吊持帯2における袋体1の四隅部分に対する
固着部位周辺には補強シート材が付設してある。
【0021】そして、袋体1の上側開口周縁部には、例
えば軟質合成樹脂製材等の柔軟性のある生地により例え
ば略角筒状となるように袋体閉塞縁部8を例えば高さ約
750mmにして延設させてあり、該袋体閉塞縁部8の
上縁部は外周を閉塞帯9等で緊締縛着することで、袋体
1乃至袋体閉塞縁部8の開口部を閉塞させるものとして
ある。
【0022】また、図16に示すように、底部縁側の一
部面が矩形状に開口形成された開口部に角筒状の底部開
放体3の一端開口側が連通固着され、底部開放体3の他
端開口側が下方へ向けて垂下状に延長されている。そし
て底部開放体3は、袋体1の底部面から側面にかけて平
坦状に折り畳むことができ、この折り畳まれた底部開放
体3を、袋体1の底部における当該底部開放体3の一端
開口側から袋体1の側面に設けた例えば2つの小環状の
係掛部4にかけて張架されるよう底部開放体3の他端開
口側から延長した2本の開閉索条体5を介して閉塞保持
可能とした索条締結手段6により袋体1の底部を閉塞さ
せるものとしてある。
【0023】図17、図18には第8の実施の形態が示
されており、底部開放体3は、底部の略全面が開口され
た袋体1の周側面に沿って下方に延出されている。また
底部開放体3は、袋体1の底部から側面にかけて平坦状
に折り畳むことができ、この折り畳まれた底部開放体3
を、袋体1の底部における当該底部開放体3の一端開口
側から袋体1の側面に設けた例えば4つの小環状の係掛
部4のそれぞれ2つにかけて張架されるよう底部開放体
3の他端開口側から等間隔で環状に延長突出した一対の
開閉索条体5を介して閉塞保持可能とした索条締結手段
6により袋体1の底部を閉塞させるものとしてある。
【0024】また、図19には第9の実施の形態が示さ
れており、底部開放体3の開口部には、開口部を仮止め
閉塞する仮止め手段15を付設してあるもので、例えば
雌雄の面ファスナー、雌雄凹凸構造のフック、係合式の
ループ構造等として底部開放体3の外側面に上下方向に
沿って例えば複数列で配列してある。そして、底部開放
体3の開口部部分を折り返し状に折り畳み、この折り畳
み状態を仮止め手段15によって平坦状に維持させてお
くことで、袋体1内に運搬物Pを入れる前に先立つ底部
開放体3自体の索条締結手段6を介する開閉索条体5に
よる閉塞作業を迅速に行わせると共に、袋体1内に運搬
物Pを入れるときの袋体1の底部開口部の閉塞を確実に
できるようになっている(図19(B)参照)。
【0025】図20には、以上の実施の形態においての
開閉索条体5、連繋索条体7それぞれが縛結されること
で締結されていたのを、ワンタッチ式に締結できるよう
にした締結具16の例が示されている。すなわちこの締
結具16は、図20(A)に示すように一方が回動式の
ループ構造体16Aのものであり、他方がこのループ構
造体16Aが着脱自在に係止するフック構造体16Bの
ものとして構成したのであり、図20(B)に示すよう
に雌部16Cと雄部16Dとの凹凸挿入係合・着脱式の
ワンタッチ式係合構造のものとしたのである。尚、この
締結具16は図示例の構造のものに限定されるものでは
なく、図示を省略したが面ファスナー、バックル尾錠そ
の他の公知の金属製、合成樹脂製等の着脱固定手段のも
のを利用できるのであり、要は底部開放体3の閉塞時の
連繋固定、開放時の解除等が確実に行われれば足りるも
のである。
【0026】さらに図21には別の実施の形態が示され
ており、底部開放体3に連結されている環状の開閉索条
体5を、底部開放体3が閉塞された状態で袋体1の側面
における係掛部4位置にまで持ち来し、開閉索条体5、
係掛部4それぞれに交互にして連繋索条体7を挿通し、
索条締結手段6によって締結したものである。そして図
21(A)に示すように締結箇所は左右の2ヶ所とする
ことで左右のいずれからでも解除できるようにしたり、
図21(B)に示すように締結箇所は左右の2ヶ所、中
央の1ヶ所の計3ヶ所とすることで左右、中央のいずれ
からでも解除できるようにしたりするように索条締結手
段6構成を考慮しておく。尚、索条締結手段6は縛結に
よる場合に限らず、図20に示される締結具16によっ
ても良いものである。
【0027】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、従来の運搬
袋に比べて、カッター等で閉塞帯もしくは運搬袋の底部
の一部分を切断して開口させるという面倒さを無くして
簡単に運搬物Pを袋体1から取り出すことができ、しか
も、運搬時において袋体1の底部をしっかりと閉塞保持
させておくことができ、さらに従来の使い捨てタイプの
ように運搬袋の焼却廃棄処理に伴うダイオキシン等の環
境汚染の発生を抑止できるばかりでなく、何度でも再使
用が可能となり、またクレーン・フォークリフト等の揚
重機器のフック部Qに吊掛したままの状態で袋体1の底
部を開放させる際に、袋体1の側方位置でその解除作業
を行うことで運搬物Pが作業者の頭部や足下に被さって
しまう如き危険を伴うことなく安全に所定位置に運搬物
Pを落下させることができ、安全性と作業効率性を大き
く向上させることができる。
【0028】すなわちこれは本発明において、内部に粉
末状、粒状、顆粒状、塊状の運搬物Pが入れられる袋体
1と、一端側が袋体1に固着され、他端側が袋体1の周
側面に沿って上方へ延出されて揚重機器のフック部Qに
対し抜脱可能となるように係掛して袋体1の周側面を吊
持させた周側面吊持帯2と、一端開口側が袋体1の底部
に形成した開口部に連通固着され、他端開口側が下方へ
垂下延出されて成る筒状の底部開放体3と、袋体1の底
部面に沿って、あるいは袋体1の底部面から側面にかけ
て畳まれた底部開放体3を、袋体1の底部における当該
底部開放体3の一端開口側から袋体1の側面に設けた係
掛部4側にかけて張架される開閉索条体5を介して閉塞
保持可能とした索条締結手段6とを有するからであり、
周側面吊持帯2をクレーン・フォークリフト等の揚重機
器のフック部Qに吊掛したままの状態で索条締結手段6
の開閉索条体5を係掛部4から取り外すことにより、作
業者自身は底部開放体3を袋体1の横側位置から開放す
ることができ、袋体1から安全に運搬物Pを所定の位置
に落下させることができる。したがって、袋体1からの
運搬物Pの取り出しに際し、袋体1の下方に作業者が入
り込む必要がないから、安全に作業を遂行でき、更に塀
等で囲繞されている場所に運搬物Pを移動後に落下させ
る場合にも簡単に行なえるのである。また、袋体1内の
運搬物Pの摩擦力で袋体1の底部にかかる圧力が分散さ
れるため、係掛部4から索条締結手段6の開閉索条体5
を簡単に解くことができ、運搬物Pを安全に取り出すこ
とができる。
【0029】底部開放体3は、底部の略全面が開口され
た袋体1の周側面に沿って下方に延出されているので、
袋体1内の運搬物Pを全て一度に瞬時にして落下させる
ことができる。
【0030】索条締結手段6は、少なくとも2つの前記
開閉索条体5が底部開放体3の一端開口側から他端開口
側にかけて当該底部開放体3に固着されていて、底部開
放体3の他端開口側から延出した開閉索条体5の端部側
が袋体1の側面に設けた1つまたは複数の環状の係掛部
4に挿通されて締結されるものとしたので、引っ張り強
度を強靭なものとした索条締結手段6が得られ、しかも
係掛部4への開閉索条体5の締結状態を安定にすること
ができる。
【0031】開閉索条体5は、底部開放体3の他端開口
側から環状となって突出形成してあり、袋体1の側面に
設けた環状の係掛部4に連繋索条体7を介して当該開閉
索条体5が連繋締結されるものとしたので、連繋索条体
7のみを解くことで容易に開閉索条体5を外すことがで
きる。
【0032】袋体閉塞縁部8によって緊締して袋体1の
開口部を閉塞させるようにしたので、袋体1の開口部の
縛着乃至解放を容易なものとできると同時に運搬の際に
袋体1の開口部から運搬物Pを外部へ落下させない。
【0033】周側面吊持帯2は、環状に形成したので、
運搬時には袋体1の周側面を強固且つ安定にしてフック
部Qに吊持させておくことができ、運搬物Pの自重によ
る袋体1の自然崩壊を防止することができる。
【0034】袋体1の上側開口周縁部と四隅側面部に内
装されて当該袋体1を略矩形箱状に保形させるよう矩形
枠11の隅角部に脚状の支柱枠部12を突設して成る櫓
状の保形部材10を具備したので、当該袋体1を略矩形
箱状に保形させることで運搬物Pの自重による袋体1の
潰損崩壊を防止させることができる。
【0035】さらに底部開放体3の開口部には仮止め手
段15を付設してあるので、この仮止め手段15によっ
て底部開放体3自体の開口部を一時的にでも閉塞維持で
き、底部開放体3を袋体1側方位置に持ち来すときの底
部開放体3の開口部部分のばらつき等を抑制させて、開
閉索条体5自体の締結さらには連繋索条体7との連繋締
結作業を確実、容易に遂行できる利点がある。
【0036】一方、本発明揚重機器用運搬袋の使用に際
し、粉末状、粒状、顆粒状、塊状の運搬物Pが入れられ
た袋体1に一端側が固着され、且つ他端側が袋体1の周
側面に沿って上方に延出された周側面吊持帯2を揚重機
器のフック部Qに取付けた状態で運搬移動し、運搬物P
の落下場所において、袋体1の底部における底部開放体
3の一端開口側から袋体1の側面に設けた係掛部4側に
かけて張架されている索条締結手段6の開閉索条体5を
袋体1の側面における当該係掛部4から解いて底部開放
体3を開放させることにより袋体1に入れられた運搬物
Pを所定の位置に落下させるものとしたので、吊り下げ
られた袋体1の下方に作業者が入らなくても、袋体1の
側方位置の横側にいながらにして袋体1の底部を開放さ
せることができ、開放時に袋体1の下方に潜り込まなく
ても良いから、運搬物Pが作業者の頭部や足下に被さっ
てしまう如き危険を伴うことなく安全に所定位置に運搬
物Pを落下させることができる。
【0037】しかも、袋体1自体を何等傷つけることな
く簡単な操作でもって何回でも使用でき、袋体1の再使
用が可能となる。また、運搬の際に袋体1の開口部から
運搬物Pを外部へ落下させず、しかも従来のように開口
部が袋体1の底部にあることで運搬物Pの重量で開口部
が堅く締まるというようなこともない。さらに、運搬時
には袋体1の周側面を強固且つ安定にしてフック部Qに
吊持させておくことができ、運搬物Pの自重による袋体
1の自然崩壊を防止することができる。
【0038】また本発明に係る運搬袋は、上述した土木
建築作業、農作業等に際する各種の粉末状、粒状、顆粒
状、塊状の運搬物Pに限らず、他の産業分野における各
種の運搬物Pの移動運搬に利用できるのであり、その適
用範囲に特に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る運搬袋によって荷降ろし場所で運
搬物を降ろし、解放するときの作業手順を示す概略側面
図で、その(A)は運搬袋の下降時、(B)は開閉索条
体の解除時、(C)は再度の運搬袋の上昇時、(D)は
運搬物の解放時それぞれを表す。
【図2】同じく荷降ろし時の断面図で、その(A)は底
部開放体による閉塞時、(B)は開放開始時、(C)は
開放途中時それぞれを表す。
【図3】本発明の第1の実施の形態における運搬袋の概
略斜視図である。
【図4】同じく斜め下方から見た場合の運搬袋を示し、
(A)は底部開放体の閉塞状態の概略斜視図、(B)は
底部開放体の開放状態の概略斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態における運搬袋の概
略斜視図である。
【図6】同じく底部開放体の閉塞状態の概略斜視図であ
る。
【図7】本発明の第3の実施の形態における運搬袋の概
略斜視図である。
【図8】同じく斜め下方から見た場合の運搬袋を示し、
(A)は底部開放体の閉塞状態の概略斜視図、(B)は
底部開放体の開放状態の概略斜視図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態における運搬袋の概
略斜視図である。
【図10】同じく斜め下方から見た場合の運搬袋を示
し、(A)は底部開放体の閉塞状態の概略斜視図、
(B)は底部開放体の開放状態の概略斜視図である。
【図11】本発明の第5の実施の形態における運搬袋の
概略斜視図である。
【図12】同じく斜め下方から見た場合の運搬袋を示し
た底部開放体の閉塞状態の概略斜視図である。
【図13】本発明の第6の実施の形態における運搬袋の
概略斜視図である。
【図14】同じく斜め下方から見た場合の運搬袋を示し
た底部開放体の閉塞状態の概略斜視図である。
【図15】本発明の第7の実施の形態における運搬袋の
底部開放体の閉塞状態の概略斜視図である。
【図16】同じく斜め下方から見た場合の運搬袋を示し
た底部開放体の開放状態の概略斜視図である。
【図17】本発明の第8の実施の形態における運搬袋の
底部開放体の閉塞状態の概略斜視図である。
【図18】同じく斜め下方から見た場合の運搬袋を示し
た底部開放体の開放状態の概略斜視図である。
【図19】本発明の第9の実施の形態における運搬袋を
示し、その(A)は概略斜視図、(B)は底部開放体の
閉塞状態時における要部断面図である。
【図20】図中の(A)、(B)それぞれは索状体を締
結するに際し使用される締結具の例を示す斜視図であ
る。
【図21】図中の(A)、(B)それぞれは索状体を締
結するに際し、他の索条締結手段とした場合の斜視図で
ある。
【符号の説明】
P…運搬物 Q…フック部 1…袋体 2…周側面吊持
帯 3…底部開放体 4…係掛部 5…開閉索条体 6…索条締結手
段 7…連繋索条体 8…袋体閉塞縁
部 9…閉塞帯 10…保形部材 11…矩形枠 12…支柱枠部 15…仮止め手段 16…締結具 16A…ループ構造体 16B…フック
構造体 16C…雌部 16D…雄部

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に粉末状、粒状、顆粒状、塊状の運
    搬物が入れられる袋体と、一端側が袋体に固着され、他
    端側が袋体の周側面に沿って上方へ延出されて揚重機器
    のフック部に対し抜脱可能となるように係掛して袋体の
    周側面を吊持させた周側面吊持帯と、一端開口側が袋体
    の底部に形成した開口部に連通固着され、他端開口側が
    下方へ垂下延出されて成る筒状の底部開放体と、袋体の
    底部面に沿って、あるいは袋体の底部面から側面にかけ
    て畳まれた底部開放体を、袋体の底部における当該底部
    開放体の一端開口側から袋体の側面に設けた係掛部側に
    かけて張架される開閉索条体を介して閉塞保持可能とし
    た索条締結手段とを有し、この索条締結手段は、少なく
    とも2つの前記開閉索条体が底部開放体の一端開口側か
    ら他端開口側にかけて当該底部開放体に固着されてい
    て、底部開放体の他端開口側から延出した開閉索条体の
    端部側が袋体の側面に設けた1つまたは複数の環状の係
    掛部に挿通されて締結されるものとしたことを特徴とす
    るクレーン・フォークリフト等の揚重機器用運搬袋。
  2. 【請求項2】 底部開放体は、底部の略全面が開口され
    た袋体の周側面に沿って下方に延出されている請求項1
    記載のクレーン・フォークリフト等の揚重機器用運搬
    袋。
  3. 【請求項3】 開閉索条体は、底部開放体の他端開口側
    から環状となって突出形成してあり、袋体の側面に設け
    た小環状の係掛部に連繋索条体を介して当該開閉索条体
    が連繋締結されるものとした請求項1または2記載のク
    レーン・フォークリフト等の揚重機器用運搬袋。
  4. 【請求項4】 袋体の上側開口周縁部には、略筒状とな
    る袋体閉塞縁部を延設させ、該袋体閉塞縁部の上縁部を
    閉塞帯で緊締して袋体の開口部を閉塞させるものとした
    請求項1乃至3のいずれか記載のクレーン・フォークリ
    フト等の揚重機器用運搬袋。
  5. 【請求項5】 周側面吊持帯は、環状に形成してある請
    求項1乃至4のいずれか記載のクレーン・フォークリフ
    ト等の揚重機器用運搬袋。
  6. 【請求項6】 袋体の上側開口周縁部と四隅側面部に内
    装されて当該袋体を略矩形箱状に保形させるよう矩形枠
    の隅角部に脚状の支柱枠部を突設して成る櫓状の保形部
    材を具備した請求項1乃至5のいずれか記載のクレーン
    ・フォークリフト等の揚重機器用運搬袋。
  7. 【請求項7】 底部開放体の開口部には、開口部を仮止
    め閉塞する仮止め手段を付設してある請求項1乃至6の
    いずれか記載のクレーン・フォークリフト等の揚重機器
    用運搬袋。
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