JPH048146Y2 - - Google Patents

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JPH048146Y2
JPH048146Y2 JP1986070887U JP7088786U JPH048146Y2 JP H048146 Y2 JPH048146 Y2 JP H048146Y2 JP 1986070887 U JP1986070887 U JP 1986070887U JP 7088786 U JP7088786 U JP 7088786U JP H048146 Y2 JPH048146 Y2 JP H048146Y2
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annular
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、粉粒体、細片体その他の輸送、保
管及び荷役に用いられる可撓性容器に関する。
(従来の技術) 従来より、主として粉粒体の荷役、輸送或は保
管のために用いられる種々の構造の可撓性容器が
提案されている。
この種の従来の可撓性容器の構成につき図面を
参照して概略的に説明する。
第5図は従来容器の一構成例を示す側面図、第
6図Aは第5図の従来容器の排出口閉成時の底面
図及び第6図Bは第5図の従来容器の注入口閉成
時の上面図である。
第5図において、11は可撓性容器の容器本体
を示しており、この容器本体11の袋状に構成さ
れていると共にその頂部に注入口13及び底部に
排出口15を具えており、注入口13及び排出口
15は容器本体11の頂部及び底部からそれぞれ
延出させると共に開閉自在に構成されている。
17は容器本体11と注入口13との接合部及
び容器本体11と排出口15との接合部のそれぞ
れの外周部に設けられた複数のストツパー、及び
19は容器本体11の底面部から側面部にかけて
設けられた吊りベルトを示す。吊りベルト19は
容器本体11と、容器本体11の側面部に接合さ
れた吊りベルトカバー21との間に挿通され、さ
らに容器本体11の頂部側に延出させた吊りベル
ト19の端部を吊りロープ23と連結させてあ
る。
また、25は注入口フツク27を掛止するため
注入口13の上端部に設けられた穴を、29は注
入口13及び排出口15に設けられた縛りテープ
を、及び31はストツパー17を閉成するために
用いる縛りロープを示す。
このような構成を有する従来容器を用いて例え
ば粉体を積載物として輸送するに当つては、まず
排出口15を適宜折りたたんで閉塞し、次いで縛
りロープ31を絞り込んで排出口15を覆うよう
にしてストツパー17を閉じる(第6図A)。そ
の後、注入口フツク27を穴25に掛止して可撓
性容器を吊り下げた状態で、粉体供給装置から注
入口13を介して本体11内に粉体を充填する。
次に、注入口13を適宜折りたたんで閉塞し、そ
の後縛りロープ31を絞り込みながら注入口13
を覆うようにしてストツパー17を閉じる(第6
図B)。
粉体を充填し終えた可撓性容器は、吊りロープ
23を例えばフオークリフトのフオークに挿通さ
せて吊り下げた状態で移動させ、船その他の輸送
手段に積載される。その後輸送目的地へ到着した
可撓性容器を吊り下げて移動し排出口15を粉体
貯蔵器の受容口直上に位置させ、これと共に閉塞
状態の排出口15を開口し、よつて容器本体11
内の粉体を排出させていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、従来構成の可撓性容器によれ
ば、容器内に充填した積載物を排出させる場合、
荷役作業者は容器直下に潜り込むようにしてスト
ツパーの縛りロープを解き、また排出口の縛りロ
ープを外す等の排出作業を行なうことが多く、こ
れがため、可撓性容器の落下或は積載物の不慮の
排出といつた危険に作業者が晒されるという問題
点があつた。また、積載荷重の大きなものになる
と容器内に充填された積載物の重量によつてスト
ツパーの縛りロープに大きな張力が掛かり、これ
がためこの縛りロープを解く作業が困難になると
いう問題点があつた。
そこでこの考案の出願人によつて安全かつ容易
に排出作業の行なえる構造の可撓性容器が提案さ
れた。
次に、この提案された可撓性容器の一実施例に
つき、第7図A及びBに示した可撓性容器の斜視
図を参照して簡単に説明する。尚、同図におい
て、第5図に示した構成成分と同一の構成成分に
ついては同一の符号を付して示しその詳細な説明
は省略する。
第7図Aは可撓性容器の容器本体の説明に供す
る説明図であり、同図において33は可撓性容器
の容器本体を示しており、容器本体33は閉成自
在の注入口13が形成されていると共に容器本体
33の下端部を開口端35と成してある。容器本
体33の外周部の複数の所定位置に吊りベルト4
3をそれぞれ設けてある。例えばこれら吊りベル
ト43を、その下端側を、容器本体33に固定し
その上側に吊りベルトカバー45を設けてある。
又、吊りベルト43の他端部を例えば容器本体3
3の頂部側に延出させてある。吊りベルト43の
延出端部には吊り金具47を取り付け、さらに吊
り金具47に吊りロープ23を取り付ける。
次に第7図Bは可撓性容器の底部の説明図であ
り、同図において37は容器本体33の下端側に
着脱自在に接合される可撓性容器の底部を示す。
この底部37は容器本体33の下端部及び底部3
7の端縁部39にそれぞれ設け接合手段構成部と
してのフアスナ構成部41a,41bによつて、
容器本体33と接合され、その結果開口端35が
閉成される。尚、接合手段構成部41a,41b
によつて接合手段41例えばスライドフアスナを
構成している。接合手段41はスライドフアス
ナ、面フアスナその他の任意好適な手段とするこ
とができる。
このような構造の可撓性容器では例えば長い柄
の先端部に設けた刃物で可撓性容器の直下に潜り
込むことなく底部37を引き裂いて開口を形成
し、この開口から充填した積載物の排出を行なう
ことが出来る。その結果、積載物の排出作業が安
全かつ容易に行なえる。このように構成された可
撓性容器は、容器本体が再使用出来る状態にある
ので、引き裂かれた底部37を別の底部と交換す
ることにより、再び粉粒体等の輸送に供される。
しかしながら、この構造の可撓性容器では積載
重量が大きくなつた場合に、積載物の重量を支え
る接合手段、接合手段の付設箇所周辺部及び底部
等に過大な負荷が掛かるためその過大な負荷が掛
かつた部位の破壊を招くおそれがある。
この考案の目的は、上述の問題点を除去し、着
脱自在な底部、その接合手段及び接合手段の付設
部分等にかかる負荷を軽減でき、かつ底部の着脱
を容易に行なうことの出来る構造の可撓性容器を
提供することにある。
(問題点を解決するための手段) この目的の達成を図るため、この考案の可撓性
容器は、閉成自在の注入口が形成され及び当該容
器本体の下端部を開口端とした容器本体と、容器
本体の下端側に着脱自在に接合され開口端を閉成
する底部と、容器本体の母線方向に沿つて少なく
とも部分的に垂下した垂下部をそれぞれ有する複
数の吊りベルト部と、この吊りベルト部の垂下端
部のそれぞれと連結する環状吊りベルト部と、相
隣接する吊りベルト部の間の距離をほぼ一定に保
持する位置決め部とを具え、垂下部及び環状吊り
ベルト部と底部とを互いに非固着状態と成し、垂
下部及び環状吊りベルト部を、開口端を閉成する
底部の外周部に沿わせて接触させるように配置し
て成る。
この考案の実施に当つては吊りベルト部の垂下
端部に環状吊りベルト部挿通用のループ部を設け
た構成とするのが好適である。この際環状吊りベ
ルト部は、接合自在の取付手段を設けた端部を具
えた構成とするのが好適である。
(作用) このような構成によれば、吊りベルト部の垂下
部と環状吊りベルト部とを可撓性容器の底部の外
周部に沿わせて接触させこれら吊りベルト部及び
環状吊りベルト部によつてこの底部を支持するの
で、底部の補強を行なえ、容器本体及び底部の接
合部分にかかる負荷を軽減出来る。また着脱自在
に構成された底部の着脱作業は、垂下部及び環状
ベルト部と底部とが互いに非固着状態にあるの
で、容易に行なえる。しかも位置決め部は相隣接
する吊りベルト部の間の距離をほぼ一定に保持す
る。従つて吊りベルト部及び環状吊りベルト部を
接合してこれら接合状態のベルト部が構成する吊
り具の内側領域に容器本体及び底部を保持した際
に、容器本体及び又は底部が相隣接する吊りベル
ト部間から吊り具の外側領域へ抜け出すのを防止
できる。
(実施例) 以下、図面を参照しながらこの考案の実施例に
つき説明する。尚、図はこの考案が理解出来る程
度に概略的に示してあるにすぎず、従つて各構成
成分の寸法、形状及び配置関係はこれに限定され
るものではない。また以下に参照する図におい
て、第5図及び第7図に示した構成成分と同一の
構成成分については同一の符号を付して示し、そ
の詳細な説明は省略する。
第一実施例 第1図A及びBはこの考案の第一実施例の説明
に供する斜視図である。第1図Aは底部37の離
脱時の容器本体33に吊りベルト部を装着した状
態を示す吊りベルト部の説明図及び第1図Bは環
状吊りベルト部の説明図である。
第1図Aにおいて、49は例えば可撓性材料か
ら成る、吊りベルト部を示す。複数の例えば4本
の吊りベルト部49はそれぞれ可撓性容器の容器
本体の母線方向に沿つて少なくとも部分的に垂下
した垂下部51をそれぞれ有する。53は環状吊
りベルト部挿通用のループ部を示す。これら各ル
ープ部53を好ましくは垂下部51の垂下端部に
設けるのが良い。
また、垂下端部と反対側の吊りベルト部49の
端部には吊り金具47が設ける。これと共に垂下
端部と吊り金具47が設けられた端部との間の中
間部分を、例えば容器本体33の側面部の任意好
適な箇所に設けられた吊りベルト21と容器本体
33との間に、介挿する。
第1図Bにおいて、55は各ループ部53を介
してそれぞれの吊りベルト部49の垂下端部と連
結する環状吊りベルト部を示す。この実施例では
この環状吊りベルト部55を、好ましくは、ロー
プ状部56と、その両端部に設けた結合自在の取
付手段57とで構成する。この場合、この取付手
段57を、例えばロープ状部56の一方端部に設
けループ部59aと、他方の端部に設けループ部
59bと、ループ部59a或は59bに取り付け
カラビナ、シヤツクル又はその他の好適な連結金
具61とで構成するのが好ましい。環状吊りベル
ト部55を吊りベルト部49のループ部53に挿
通した後、環状吊りベルト部55はそのループ部
59aと59bとを連結金具61によつて接続さ
れて環状に成された状態で用いられる。
第1図にも示すように、垂下部51及び環状ベ
ルト部55と底部37とを互いに非固着状態とな
しており、従つて容器本体33内に粉粒体等を収
納していない状態において底部37の脱着作業を
容易に行なえる。ここで非固着状態とは逢着、接
着、熱溶着或はこれらと同等の方法により固着し
ていない状態を表す。
また吊りベルトカバー21は、相隣接する吊り
ベルト部49の間の距離をほぼ一定に保持する位
置決め部として機構する。従つて吊りベルト部4
9及び環状吊りベルト部55を接合してこれら接
合状態のベルト部49,55が構成する吊り具の
内側領域に容器本体33及び底部37を保持した
際に、吊りベルトカバー21の位置決め機能によ
つて、容器本体33及び又は底部37が相隣接す
る吊りベルト49の間から吊り具の外側領域へ抜
け出すのを防止でき、従つて容器本体33内に粉
粒体等を注入した状態において容器本体33及び
底部37を吊り具の内側領域に確実に保持するこ
とができる。
第2図は、このように構成された吊りベルト部
49及び環状吊りベルト部55から成る吊り具
を、底部37の装着時の容器本体33に、装着し
た状態を示す要部斜視図である。
底部37を容器本体33に装着するに当つて
は、第1図Aにおいて、先ず吊りベルト部49と
環状吊りベルト部55とを分離した状態で容器本
体のフアスナ構成部41aと、着脱自在の底部3
7のフアスナ構成部41bとを接合し、然る後、
第2図に示すように吊りベルト部49のそれぞれ
のループ部53に環状吊りベルト部55を挿通さ
せ、然る後環状吊りベルト部55のループ部59
aと59bとを連結金具61によつて連結する。
この状態で、垂下部51及び環状吊りベルト部5
5を、第2図にも示すように、開口端35を閉成
する底部37の外周部に沿わせて接触させるよう
に配置する。その結果、可撓性容器内へ粉体その
他の積載物を充填した際に、ベルト部及び55か
ら成る吊り具によつて底部37の支持及び補強が
行なわれ、これと共にフアスナ41の付設箇所周
辺部や底部37等に掛かる負荷を軽減出来る。
積載物の排出を終えて底部37を交換する際に
は連結金具61をはずしてループ部59aと59
bとを分離し、次いで環状吊りベルト部55を吊
りベルト部49のそれぞれのループ部53から引
き抜く。その後フアスナ構成部41a及び41b
をはずして容器本体33と底部37とを分離し、
然る後新たな底部37を容器本体33に装着す
る。
底部37の脱着は吊りベルト部49と環状吊り
ベルト部55とを分離した状態で行なうるので、
その脱着作業を非常に容易に行なうことが出来
る。或は吊りベルト部49及び環状吊りベルト部
55を分離しない状態では、相隣接する吊りベル
ト部49の間を底部37を通過させて、底部37
の脱着作業を容易に行なえる。
この実施例では取付手段をループ部59a及び
59bと、連結金具61とで構成したが、取付手
段は上述した実施例の構成にのみ限定されるもの
ではなく、容易にかつしつかりと連結出来る任意
好適な構成とすることが出来る。例えば、環状吊
りベルト部としてのロープ状部56の一方の端部
にループ部或はOリングを設け、他方の端部にフ
ツクを設けた構成としても良い。或は又ロープ状
部56の両端部をループ部として構成しないで他
の任意手法で取付手段57の構成部品をロープ状
部56の両端部にそれぞれ一体に作り込んでも良
い。
第二実施例 第3図はこの考案の第二実施例の説明に供する
斜視図である。同図は、底部37の離脱時の容器
本体33に、吊りベルト部63及び環状吊りベル
ト部67から成る吊り具を装着した状態を示す。
第3図において、63は例えば可撓性材料から
成る吊りベルト部を示しており、複数例えば4本
の吊りベルト部63はそれぞれ可撓性容器の容器
本体33の母線方向に沿つて少なくとも部分的に
垂下した垂下部65を有する。
67は吊りベルト部63の垂下端部のそれぞれ
と連結した環状吊りベルト部を示しており、吊り
ベルト部63の垂下端部のそれぞれとこの環状吊
りベルト部67とは好ましくは逢着及び又は接着
によつて或はその他の好適な連結手段によつて連
結されている。
また、この実施例においても、第一実施例と同
様に、垂下端部と反対側の吊りベルト部63の端
部には吊り金具47が設けられており、さらに垂
下端部及び吊り金具47を設けられており、さら
に垂下端部及び吊り金具47を設けた端部との間
の部分の吊りベルト部63は、吊りベルトカバー
21と容器本体33との間に介挿する。
第3図にも示すように、垂下部65及び環状ベ
ルト部67と底部37とを互いに非固着状態とな
しており、底部の脱着作業は容易である。
第4図は底部37の装着時の容器本体33に吊
りベルト部63及び環状ベルト部67から成る吊
り具を装着した状態を示す要部斜視図である。
底部37を容器本体33に装着する際には、第
3図においてまず相隣接する吊りベルト部63及
び63間を広げるようにしつつ、容器本体33の
下端部の、垂下端部65及び環状吊りベルト部6
7で囲まれた領域に底部37を差し入れる。然る
後、第4図に示すように、容器本体33のフアス
ナ構成部41aと底部37のフアスナ構成部41
bとを接続する。この状態で垂下部65及び環状
吊りベルト部67を、第4図にも示すように、開
口端35を閉成する底部37の外周部に沿わせて
接触させるように配置する。その結果、吊りベル
ト部63及び環状吊りベルト部67によつて、底
部37の支持・補強が行なわれ、これと共にフア
スナ41の付設箇所周辺部及び底部37等に掛か
る負荷を軽減出来る。
底部37の脱着作業は、相隣接する吊りベルト
部63及び63間を底部37を通過させて容易に
行なうことが出来る。
上述した第一及び第二実施例では、吊りベルト
部49或63吊りベルトカバー21及び容器本体
33間に介挿させただけなので、吊り金具47に
取り付け吊りロープ23を釣支した際に容器本体
33の下端部から延出する吊りベルト部49及び
63の垂下部の長さが自然に調節されて吊りベル
ト部49,63及び環状吊りベルト部55,67
と底部37との密着性が良好に保たれる。その結
果、この考案の吊り具による底部37の支持・補
強をしつかり行なうことが出来る。
又、吊りベルト部の長さは容器に合せて任意に
設定することが出来、又、その設定本数も設計に
応じて任意に設定出来る。
吊りベルト部は、上述した実施例とは異なり容
器本体の任意好適な箇所に固着させても良く、こ
の場合この固着部分が位置決め部として機能す
る。また、上述の実施例では吊りベルト部の垂下
端部とは反対側の端部に吊りロープを取り付ける
ための吊り金具を設けたが、吊りベルト部に吊り
金具を設ける代わりにこの吊り金具を、例えば容
器本体に、固着させても良い。
さらに上述した第一及び第二実施例において、
吊りベルトカバー21及び容器本体33間に吊り
ベルト部49或は63を介挿させないで、従つて
吊りベルトカバー21を除去して吊りベルト部同
志を互いに連結する複数の帯状連結部を相隣接す
る吊りベルト部間を渡すように、しかも容器本体
33の外周部に沿うように設けても良く、この場
合帯状連結部が位置決め部として機能する。
(考案の効果) 上述した説明からも明らかなように、この考案
の可撓性容器によれば、吊りベルト部の垂下部と
環状吊りベルト部とを可撓性容器の底部の外周部
に沿わせて接触させこれら吊りベルト部及び環状
ベルト部によつてこの底部を支持するので、底部
の補強を行なえ、容器本体及び底部の接合部分に
かかる負荷を軽減できる。
また着脱自在に構成された底部の脱着作業は、
垂下部及び環状ベルト部と底部とが互いに非固着
状態にあるので、容器本体内に粉粒体等を収納し
ていない状態において容易に行なえる。
しかも位置決め部は相隣接する吊りベルト部の
間の距離をほぼ一定に保持する。従つて吊りベル
ト部及び環状吊りベルト部を接合してこれら接合
状態のベルト部が構成する吊り具の内側領域に容
器本体及び底部を保持し、容器本体内に粉粒体等
を収納した状態において、容器本体及び又は底部
が相隣接する吊りベルト部の間から吊り具の外側
領域へ抜け出すのを防止できる。
また容器本体内に収納した粉粒体等の排出を行
なう場合、排出作業員は容器本体の直下に潜り込
んで排出作業を行なうのではなく、例えば長い柄
の先端部に設けた刃物で可撓性容器を切り裂いた
り、或は粉粒体等の貯蔵装置受容口に設け先鋭な
突起物で可撓性容器を切り裂いたりして、容器本
体の直下に潜り込まないようにすることが作業の
安全上非常に好ましいことである。しかし可撓性
容器を切り裂く度に可撓性容器全体を廃棄したの
では不経済である。ところがこの考案の可撓性容
器は、容器本体及び底部が着脱自在であり従つて
粉粒体等の排出を底部に切り裂いて行なう場合に
切り裂いた底部のみを交換し容器本体をそのまま
再使用できるので経済的であり安全な排出作業を
低コストに維持できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図Aはこの考案の可撓性容器の第一実施例
の吊りベルト部特に長尺吊りベルト部を説明する
ための説明図、及び第1図Bはこの考案の可撓性
容器の第一実施例の環状吊りベルト部を説明する
ための説明図、第2図は第1図A及びBに示した
長尺吊りベルト部及び環状吊りベルト部から成る
吊り具を、底部装着の容器本体に、装着した状態
を示す要部斜視図、第3図はこの考案の可撓性容
器の第二実施例の長尺吊りベルト部及び環状吊り
ベルト部を説明するための説明図、第4図は第3
図に示した長尺吊りベルト部及び環状吊りベルト
部から成る吊り具を、底部装着の容器本体に、装
着した状態を示す要部斜視図、第5図は従来の可
撓性容器を示す側面図、第6図Aは従来の可撓性
容器の排出口閉成時の底面図、及び第6図Bは従
来の可撓性容器の注入口閉成時の上面図、第7図
A及びBはこの考案の出願人によつて提案されて
いる可撓性容器の構成を概略的に示す斜視図であ
る。 47……吊り金具、49,63……吊りベルト
部、51,65……垂下部、53……ループ部、
55,67……環状吊りベルト部、57……取付
手段、59a,59b……ループ部、61……連
結金具。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 閉成自在の注入口が形成され及び当該容器本
    体の下端部を開口端とした容器本体と、 該容器本体の下端側に着脱自在に接合され前
    記開口端を閉成する底部と、 前記容器本体の母線方向に沿つて少なくとも
    部分的に垂下した垂下部をそれぞれ有する複数
    の吊りベルト部と、 該吊りベルト部の垂下端部のそれぞれと連結
    する環状吊りベルト部と、 相隣接する吊りベルト部の間の距離をほぼ一
    定に保持する位置決め部とを具え、 前記垂下部及び環状吊りベルト部と前記底部
    とを互いに非固着状態と成し、 前記垂下部及び環状吊りベルト部を、前記開
    口端を閉成する底部の外周部に沿わせて接触さ
    せるように配置して成ることを特徴とする可撓
    性容器。 (2) 吊りベルト部の垂下端部に環状吊りベルト部
    挿通用のループ部を設けて成ることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項に記載の可撓
    性容器。 (3) 環状吊りベルト部は、接合自在の取付手段を
    設けた端部を具えて成ることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第2項に記載の可撓性容
    器。
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JPS62181589U (ja) 1987-11-18

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