JP5563517B2 - ロールベール用吊ベルト - Google Patents

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Description

本発明は、ロールベールの運搬用具に関し、詳しくは、ロールベールを吊って運搬することを可能にする吊ベルトに関するものである。
ロール状に成形されたロールベールは、大型のもので直径及び高さが夫々1m以上もあり、その重量は600kg〜1tにもなる。かかるロールベールを運搬するに際しては、その大きさ及び重量から専用重機が必要であり、大規模農家であればその必要性から該重機を所有している場合もあるが、小規模な一般農家には該重機を所有することはコスト的・スペース的に困難であり、結果としてロールベールを運搬することは困難若しくは不可能なものであった。
かかる問題を解決すべく、特開2005−151883号公報(特許文献1)には、「前後端に持ち手を備えた二本の支持棒を並列に並べて該二本の支持棒間にシートを張って荷受台を形成した担架状のロールベール運搬具」の発明が記載されている。この発明によれば、荷受台にロールベールを載せて支持棒前後端の持ち手を二人乃至四人で手分けして持つことにより、専用重機を使用せずに人手によりロールベールを運搬することが可能となる。
しかしながら、上記特許文献1記載の発明によると、そもそも重量40〜45kg程度の小型なロールベールの運搬を想定した運搬具であるとともに、確かに専用重機は不要であるものの、運搬に二人以上の人出を要するものであって、人的・労力的負担を要するものであった
特開2005−151883号公報
本発明は、上記問題点に鑑み、簡易にロールベールを運搬可能とし、人的・労力的負担の軽減を実現したロールベールの運搬具を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、請求項1記載の本発明は、ロールベールを運搬するための器具であって、所定幅・長さを有する無端状帯体から成る一以上の横ベルトと、所定幅・長さを有する無端状帯体から成る一の縦ベルトと、から成り、前記縦ベルトは、中間箇所で略直交に交差させた状態で該交差箇所を固定して二つの環状体が形成されて成り、前記形成された二つの環状体夫々の中間所定箇所と前記横ベルトとを固定して構成されている。
また、請求項2記載の本発明は、ロールベールを運搬するためのロールベール用吊ベルトであって、所定幅・長さを有する無端状帯体から成る一以上の横ベルトと、所定幅・長さを有する無端状帯体から成る二以上の縦ベルトと、から成り、前記複数の縦ベルト同士を交差させた状態に配置するとともに、該縦ベルトの交差箇所の一方を固定して二以上の環状体が形成されて成り二つの環状体が形成されて成り、前記縦ベルトにおける形成された二以上の環状体夫々の中間所定箇所と前記横ベルトとを固定して構成されている。
さらに、請求項3記載の本発明は、ロールベールを運搬するためのロールベール用吊ベルトであって、所定幅・長さを有する無端状帯体から成る一以上の横ベルトと、所定幅・長さを有する有端状帯体から成る二以上の縦ベルトと、所定長さを有する一の緊結紐と、から成り、前記縦ベルトは、各端部に緊結紐を挿通するための挿通孔を設けて成り、前記複数の縦ベルトにおける夫々の中間所定箇所と前記横ベルトとを固定するとともに、前記各挿通孔に緊結紐を挿通することで該緊結紐を介して各縦ベルト端部が連結状態となった構成を採用している。
またさらに、請求項4記載の本発明は、前記ロールベール用吊ベルトにおいて、前記横ベルトを所定幅・長さを有する有端状帯体により成形し、該横ベルトの各端部に該端部同士を締結するための締結部が備えられている構成を採用する。
さらにまた、請求項5記載の本発明は、前記ロールベール用吊ベルトにおいて、前記横ベルトの締結部に、該横ベルトの長さ調節機能を有する調節部が備えられている構成となっている。

前記ロールベール用吊ベルトにおいて、
該横ベルトの長さ調節機能を有する調節部が備えられていることを特徴とする請求項4に記載のロールベール用吊ベルト。
本発明にかかるロールベール用吊ベルトによれば、重量600kgを越えるような大型のロールベールを運搬するに際し、フォークリフトその他吊り上げ機などを使用して容易に運搬可能であって、従来のように専用重機を使用することなく、機械設備コストの低減に資することとなる。
また、本発明にかかるロールベール用吊ベルトによれば、簡単にロールベールへの取り付け・取り外しが可能であるとともに、該取り付けから吊り上げ運搬、取り外しまでを全て一人で作業することができるため、作業性向上に資するとともに、人的・労力的負担軽減にも資し、さらには、不使用時の収納に際し容易かつ省スペース化を図ることが可能である。
第一の実施形態にかかるロールベール用吊ベルトを示す斜視図である。(実施例1) 第二の実施形態にかかるロールベール用吊ベルトを示す斜視図である。(実施例2) 第三の実施形態にかかるロールベール用吊ベルトを示す斜視図である。(実施例3) 第三の実施形態にかかるロールベール用吊ベルトの要部を示す部分的斜視図である。(実施例3) 本発明にかかるロールベール用吊ベルトの使用態様を示す説明図である。(実施例4)
本発明は、横ベルト2と縦ベルト3とから成り、縦ベルト3における中間所定箇所と横ベルト3とを固定してできる中空間HにロールベールRを保持させた状態で、該縦ベルト3を上方へ吊り上げることで、ロールベールRを容易に運搬可能ならしめたことを最大の特徴とする。以下、本発明にかかるロールベール用吊ベルト1の実施形態を、図面に基づき説明する。
なお、本発明は、下記の実施形態に示した構成に特に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の要旨に逸脱しない範囲で任意に変更することができるものである。
図1は、本発明にかかるロールベール用吊ベルト1の第一の実施形態を示す斜視図である。
すなわち、本実施形態にかかるロールベール用吊ベルト1は、横ベルト2と、縦ベルト3と、から構成されている。
横ベルト2は、ロールベールRの外周面に一周されるものであって、無端状帯体から構成されている。そしてまた、該横ベルト2は、所定幅を有しているとともに、少なくともロールベールRの外周面を一周できるだけの長さを有している。該横ベルト2の材質については、特に限定するものではないが、大型のロールベールRの重量(600kgを超える重量)に耐え得るだけの強度を有し、例えばナイロン製や布製などが考え得る。
ところで、図3に示すように、前記横ベルト2を所定幅・長さを有する有端状帯体により成形し、該横ベルト2の各端部に該端部同士を締結するための締結部5が備えられている構成を採用することが考え得る。該締結部5を備える構成を採用することで、中間所定箇所において横ベルト2を切り離すことができるため、本発明にかかるロールベール用吊ベルト1のロールベールRへの着脱を容易に行うことが可能となる。
なお、該締結部5の構造については、特に限定は無く、ベルクロファスナーを備えることで締結機能をもたせたり、締結器具を取り付けることなどが考え得る。
また、横ベルト2の締結部5には、図3に示すように、該横ベルト2の長さ調節機能を有する調節部6が備えられている構成を採用することも考え得る。該調節部6を備える構成を採用することで、横ベルト2の長さを自由に調節することができるため、本発明にかかるロールベール用吊ベルト1の装着時において、横ベルト2をロールベールRの外周面にフィットさせることができるとともに、着脱時に横ベルト2を緩ませて着脱を容易に行うことが可能となる。
なお、該調節部6の構造については、従来からある一般的な帯状物の長さ調節機構を用いればよく、特に限定するものではない
縦ベルト3は、ロールベールRの底面から外周面を通ってさらに上方位置に配置されるものであって、無端状帯体から構成され、一のロールベール用吊ベルト1につき一の縦ベルト3が用いられる。
また、該縦ベルト3は、所定幅を有しているとともに、所定長さを有している。該縦ベルト3の材質については、特に限定するものではなく、前記横ベルト2と同様、大型のロールベールRの重量(600kgを超える重量)に耐え得るだけの強度を有し、例えばナイロン製や布製などが考え得る。
該縦ベルト3は、中間位置で略直交に交差させた状態とし、その交差箇所3aは縫い付け等により固定される。この固定された交差箇所3aを備えることで、縦ベルト3には二つの環状体3A・3Bが形成されることとなる。
縦ベルト3の中間所定箇所には、図3に示すように、該縦ベルト2の長さ調節機能を有する調節部7が備えられている構成を採用することが考え得る。該調節部7を備える構成を採用することで、縦ベルト3の長さを自由に調節することができるため、本発明にかかるロールベール用吊ベルト1の装着時における吊り上げに必要な縦ベルト3の長さを自由に設定することが可能となる。
なお、該調節部7の構造については、特に限定するものではなく、従来の一般的な帯状物の長さ調節機構を用いればよい。
上記の通り構成される横ベルト2と縦ベルト3とは、その交点において縫い付け等により固定され、固定部3bを形成することとなる。具体的には、図1に示すように、縦ベルト3を中間位置で交差させて形成された二つの環状体3A・3Bの夫々の中間所定箇所において、一の横ベルト2と交差する箇所は全部で4箇所あり、その交点4箇所において横ベルト2と縦ベルト3とが固定されて固定部3bを形成する。
ところで、図面では、本発明にかかるロールベール用吊ベルト1において一の横ベルト2から成る場合について示しているが、複数の横ベルト2を採用する構成も可能であり、すなわち複数の横ベルト2から構成される場合には、該横ベルト2と縦ベルト3との固定すべき交点は、4の倍数で増加することとなる。
なお、本発明にかかるロールベール用吊ベルト1につて、横ベルト2と縦ベルト3とを色違いとする態様が考え得る。すなわち、横ベルト2と縦ベルト3とが同色である場合、該ロールベール用吊ベルト1の上下を見分けることが困難な場合がある。したがって、横ベルト2と縦ベルト3とを色違いにすることで、該ロールベール用吊ベルト1の上下判断が容易となり、作業性の向上に資することとなる。
以上の通り構成される本発明にかかるロールベール用吊ベルト1は、図1に示すように、縦ベルト3における交差箇所3aを中心とする所定長さαを直径として、底面部を形成する。また、横ベルト2及び該横ベルト2と固定された固定部3bを含む縦ベルト3の所定長さβにより、側面部を形成する。さらに、縦ベルト3における上方位置に配置されている部分は、その頂点に位置する折り返し箇所を掛部3cとした吊り上げ用帯体を形成する。
そして、形成された底面部、側面部、吊り上げ用帯体に囲まれた中空間Hに、ロールベールRが保持されることとなる。このとき、底面部にロールベールRの底面が当接し、側面部にロールベールRの外周面が当接するように保持される。
図2は、本発明にかかるロールベール用吊ベルト1の第二の実施形態を示す斜視図である。
すなわち、本実施形態にかかるロールベール用吊ベルト1は、横ベルト2と、縦ベルト3と、から構成されている。
なお、横ベルト2の構成については、上記第一の実施形態と同様である。
縦ベルト3は、ロールベールRの底面から外周面を通ってさらに上方位置に配置されるものであって、無端状帯体から構成され、一のロールベール用吊ベルト1につき少なくとも二以上の縦ベルト3が用いられる。なお、図面では、二つの縦ベルト3を用いた場合について示している。また、該縦ベルト3は、所定幅を有しているとともに、所定長さを有している。なお、該縦ベルト3の材質、並びに、縦ベルト3の中間所定箇所に調節部7を備えた構成が採用可能であることについては、上記第一の実施形態と同様である。
前記複数の縦ベルト3同士は、互いに交差させた状態に配置される。交差させることにより、夫々の縦ベルト3には他の縦ベルト3と二箇所において交差する箇所を備えることとなる。かかる二つの交差箇所3a・3cのうち一方の交差箇所3aについて、複数の縦ベルト3同士を縫い付け等により固定する。この固定された交差箇所3aを備えることで、縦ベルト3には二以上の環状体が形成されることとなる。なお、図面では、二つの縦ベルト3を用いることで、二つの環状体3A・3Bが形成された場合について示している。
上記の通り構成される横ベルト2と縦ベルト3とは、その交点において縫い付け等により固定され、固定部3bを形成することとなる。具体的には、図2に示すように、二つの縦ベルト3を用いた場合に形成される二つの環状体3A・3Bの夫々の中間所定箇所において、一の横ベルト2と交差する箇所は全部で4箇所あり、その交点4箇所において横ベルト2と縦ベルト3とが固定されて固定部3bを形成する。
ところで、図面では、本発明にかかるロールベール用吊ベルト1において二つの縦ベルト3から成る場合について示している。すなわち、本実施形態にかかるロールベール用吊ベルト1に使用する縦ベルト3の数は二以上であるため、該横ベルト2と縦ベルト3との固定すべき交点は、図面に示すように、少なくとも4箇所となり、該縦ベルト3の使用数が増加するに従って固定部3bの数も増加する。
また、図面では、本発明にかかるロールベール用吊ベルト1において一の横ベルト2から成る場合について示しているが、複数の横ベルト2を採用する構成も可能であり、すなわち複数の横ベルト2から構成される場合には、該横ベルト2と縦ベルト3との固定すべき交点は、縦ベルト3の数×2の割合で増加することとなる。
なお、本発明にかかるロールベール用吊ベルト1につて、横ベルト2と縦ベルト3とを色違いとする態様を採用し得る点については、上記第一の実施形態と同様である。
以上の通り構成される本発明にかかるロールベール用吊ベルト1は、図2に示すように、縦ベルト3における交差箇所3aを中心とする所定長さαを直径として、底面部を形成する。また、横ベルト2及び該横ベルト2と固定された固定部3bを含む縦ベルト3の所定長さβにより、側面部を形成する。さらに、縦ベルト3における上方位置に配置されている部分は、その頂点に位置する交差箇所を掛部3cとした吊り上げ用帯体を形成する。
そして、形成された底面部、側面部、吊り上げ用帯体に囲まれた中空間Hに、ロールベールRが保持されることとなる。このとき、底面部にロールベールRの底面が当接し、側面部にロールベールRの外周面が当接するように保持される。
図3は、本発明にかかるロールベール用吊ベルト1の第三の実施形態を示す斜視図である。
すなわち、本実施形態かかるロールベール用吊ベルト1は、横ベルト2と、縦ベルト3と、緊結紐4と、から構成されている。
なお、横ベルト2の構成については、上記第一・第二の実施形態と同様である。
縦ベルト3は、ロールベールRの底面から外周面を通ってさらに上方位置に配置されるものであって、複数の有端状帯体から構成されている。そしてまた、該縦ベルト3は、所定幅を有しているとともに、所定長さを有している。該縦ベルト3の材質については、上記第一・第二の実施形態と同様である。
該縦ベルト3は、その各端部に緊結紐4を挿通するための挿通孔3dが設けられている。
なお、縦ベルト3の中間所定箇所に、調節部7が備えられている構成を採用することが考え得ることは、上記第一・第二の実施形態と同様である。
このとき、前記複数の縦ベルト3同士は、図面に示すように、上方位置にて交差させた状態で配置してもよく、あるいは、図1と同様に上方位置を交差させずに配置させる態様が考え得る。
緊結紐4は、前記縦ベルト3の各端部に設けられた挿通孔3dに一連に挿通されるものであって、有端状・無端状を問わず、所定長さを有している。また、該緊結紐4の材質については、特に限定するものではないが、大型のロールベールRの重量(600kgを超える重量)に耐え得るだけの強度を有し、例えばナイロン製や布製などが考え得る。
各挿通孔3bに緊結紐4を一連に挿通することで、該緊結紐4を介して各縦ベルト3の端部が連結状態となる。そしてまた、図4に示すように、各挿通孔3bに挿通された緊結紐4を絞ることで、各縦ベルト3の端部が緊結状態となる。このとき、緊結紐4を絞ることで余った部分は、緩みの生じないよう拘束具で固定したり、あるいは単純に縛るなどして拘束状態とする。
上記の通り構成される横ベルト2と縦ベルト3とは、その交点において縫い付け等により固定され、固定部3bを形成することとなる。具体的には、図3に示すように、一の縦ベルト3における交差箇所と端部との中間所定箇所において、一の横ベルト2と交差する箇所は全部で2箇所あり、その交点2箇所において横ベルト2と縦ベルト3とが固定されて固定部3bを形成する。
なお、図面では、本発明にかかるロールベール用吊ベルト1において二つの縦ベルト3から成る場合について示している。すなわち、本実施形態にかかるロールベール用吊ベルト1に使用する縦ベルト3の数は二以上であるため、該横ベルト2と縦ベルト3との固定すべき交点は、図面に示すように、少なくとも4箇所となり、該縦ベルト3の使用数が増加するに従って固定部3bの数も増加する。
また、図面では、本発明にかかるロールベール用吊ベルト1において一の横ベルト2から成る場合について示しているが、複数の横ベルト2を採用する構成も可能であり、すなわち複数の横ベルト2から構成される場合には、該横ベルト2と縦ベルト3との固定すべき交点は、縦ベルト3の数×2の割合で増加することとなる。
なお、本発明にかかるロールベール用吊ベルト1につて、横ベルト2と縦ベルト3とを色違いとする態様を採用し得る点については、上記第一・第二の実施形態と同様である。
以上の通り構成される本発明にかかるロールベール用吊ベルト1は、図3に示すように、緊結紐4を絞ることでできる縦ベルト3の各端部近傍箇所γ及び緊結紐4によって、底面部を形成する。また、横ベルト2及び該横ベルト2と固定された固定部3bを含む縦ベルト3の所要長さβにより、側面部を形成する。さらに、縦ベルト3における上方位置に配置されている部分は、その頂点箇所を掛部3cとした吊り上げ用帯体を形成する。
そして、形成された底面部、側面部、吊り上げ用帯体に囲まれた中空間Hに、ロールベールRが保持されることとなる。このとき、底面部にロールベールRの底面が当接し、側面部にロールベールRの外周面が当接するように保持される。
次に、本発明にかかるロールベール用吊ベルト1の使用態様について、図面に基づき例示説明する。図5は、本発明の第二の実施形態にかかるロールベール用吊ベルト1の使用態様を示す説明図である。
まず初めに、ロールベールRに対し、上からロールベール用吊ベルト1を被せるように装着する。このとき、横ベルト2に締結部5が備えられている場合には、該締結部5を外した状態でロールベール用吊ベルト1装着した後に締結部5を締結・固定する。また、横ベルト2に調節部6が備えられている場合には、該調節部6の調節機能を使って、横ベルト2の締め付け状態の調節を行う。同様に、縦ベルト3に調節部7が備えられている場合についても、該調節部7の調節機能を使って、縦ベルト3の長さ調節を行う。
なお、第三の実施形態にかかるロールベール用吊ベルト1の装着に際しては、上記に加え、ロールベール用吊ベルト1をロールベールRへ被せた後に緊結紐4を絞り、余った部分を緩みの生じないよう縛るなどして拘束状態とする。
次に、ロールベール用吊ベルト1が装着された状態で、ロールベールRを反転させる。反転に際しては、人力によることも考えられるが、大型のロールベールRの重量(600kgを超える重量)を考慮すると、フォークリフトF等により機械的に力を加えて反転させることが好ましい。
ロールベールRの反転後、その上方位置に配置されている縦ベルト3の掛部3cにフォークリフトFのフォーク部F1を引っ掛けるなどして機械的に吊り上げられ、任意の場所に運搬される。
運搬後にロールベールRからロールベール用吊ベルト1を外す際は、上記した装着手順の逆を行うことで足りる。
なお、上記において説明した使用態様は一例であって、本発明が上記以外の使用態様により使用された場合であっても、本発明の技術的範囲に含まれることは言うまでもない。
例えば、ロールベール用吊ベルト1を外すに際し、ロールベールRの反転を行うことなく、ロールベール用吊ベルト1をロールベールR最下方までズリ下げ、その状態でロールベールRを機械的に押すなどして、ロールベール用吊ベルト1上からロールベールRをズラして外す態様なども考え得る。
本発明は、大型のロールベールRの運搬に際し、従来のように専用重機を使用することなく、機械設備コストの低減に資するとともに、本発明品の製品コスト低廉化の実現も見込め、かつ、本発明品の取り付け・取り外しからロールベールRの吊り上げ運搬まで全てを一人で作業することができ、作業性向上に資するとともに、人的・労力的負担軽減にも資することとなって、本発明の産業上の利用可能性は非常に高いものと思量する。
1 ロールベール用吊ベルト
2 横ベルト
3 縦ベルト
3A・3B 環状体
3a 交差箇所
3b 固定部
3c 掛部
3d 挿通孔
4 緊結紐
5 締結部
6 調節部
7 調節部
8 拘束具
F フォークリフト
F1 フォーク部
H 中空間
R ロールベール

Claims (5)

  1. ロールベールを運搬するための器具であって、
    所定幅・長さを有する無端状帯体から成る一以上の横ベルトと、所定幅・長さを有する無端状帯体から成る一の縦ベルトと、から成り、
    前記縦ベルトは、中間箇所で略直交に交差させた状態で該交差箇所を固定して二つの環状体が形成されて成り、
    前記形成された二つの環状体夫々の中間所定箇所と前記横ベルトとを固定して成ることを特徴とするロールベール用吊ベルト。
  2. ロールベールを運搬するための器具であって、
    所定幅・長さを有する無端状帯体から成る一以上の横ベルトと、所定幅・長さを有する無端状帯体から成る二以上の縦ベルトと、から成り、
    前記複数の縦ベルト同士を交差させた状態に配置するとともに、該縦ベルトの交差箇所の一方を固定して交差した二以上の環状体が形成されて成り、
    前記形成された二以上の環状体夫々の中間所定箇所と前記横ベルトとを固定して成ることを特徴とするロールベール用吊ベルト。
  3. ロールベールを運搬するための器具であって、
    所定幅・長さを有する無端状帯体から成る一以上の横ベルトと、所定幅・長さを有する有端状帯体から成る二以上の縦ベルトと、所定長さを有する一の緊結紐と、から成り、
    前記縦ベルトは、各端部に緊結紐を挿通するための挿通孔を設けて成り、
    前記複数の縦ベルトにおける夫々の中間所定箇所と前記横ベルトとを固定するとともに、前記各挿通孔に緊結紐を挿通することで該緊結紐を介して各縦ベルト端部が連結状態となっていることを特徴とするロールベール用吊ベルト。
  4. 前記ロールベール用吊ベルトにおいて、
    前記横ベルトを所定幅・長さを有する有端状帯体により成形し、
    該横ベルトの各端部に該端部同士を締結するための締結部が備えられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のロールベール用吊ベルト。
  5. 前記ロールベール用吊ベルトにおいて、
    前記横ベルトの締結部に、該横ベルトの長さ調節機能を有する調節部が備えられていることを特徴とする請求項4に記載のロールベール用吊ベルト。
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