JP3768593B2 - ロールベール運搬機 - Google Patents

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雄志 吉村
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、主として、フィルムによりラッピングしたロールベールの積込み、運搬、荷降ろしを行なうように用いるロールベール運搬機についての改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のロールベールの運搬機Aとしては、図1に示しているように、トラクタTに装着したフロントローダaの機体の前端側に昇降自在に設けたアームbの前端に、図2に示している如く、一対のロールc・cを左右に拡縮移動するよう対向させてホーク状に設けたハンドリング装置dを装架して構成し、それの一対のロールc・cによりロールベールBを掬い上げ、トラック等の運搬車の荷台に積込むように用いる形態のものがある。
【0003】
また、図3に示しているように、フロントローダaの機体の前端側に設けたアームbの前端に、図4に示している如く、一対のグリップアームe・eを左右に開閉回動するように設けたグリップ装置fを装架して構成し、それの一対のグリップアームe・eの開閉作動でロールベールBを掴み取り、トラック等の運搬車の荷台に積込むように用いる形態のものがある。
【0004】
また、図5に示している如く、トラクタTに牽引させる被牽引式の車体gの上面側の左右の中央部に、仕切枠hを前後方向に設け、車体の左右の両側に、ロールベールBを掬い上げるバケット状のリフトアームi…を、それぞれ前後に2連づつ並列させて装設することで、車体gの上面側の左半側および右半側に、ロールベールB…を2個づづ装架し得るようにしたワゴン形態のロールベール運搬機Aがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従前手段のうちで、図1および図3に示すフロントローダaを利用する形態のものは、トラックの荷台に対するロールベールBの積込み、荷降ろし時にそのロールベールBが変形し易く、またトラックにより運搬する行程中に、ロールベールBが働くためそれの外周にラップしたフィルムを傷つけ易く、良質のサイレージを得るためには傷ついたフィルムの修復作業が不可欠という問題がある。
【0006】
また、図5に示すワゴン形態のロールベール運搬機Aは、一度に4個のロールベールB…を、運搬行程中に損傷を生ぜしめることなく運搬し得るようになるが、一度に運搬するロールベールB…の数に対応する数のリフトアーム…を要することで、コストが嵩むようになる問題がある。また、このワゴンタイプののロールベール運搬機Aは、運搬したロールベールBを取り降ろすときに、胴周面を地表面に衝突させるようになることで、ラッピングしたフイルムを傷めることが多い問題がある。
【0007】
この発明は、従前手段に生じている上述の問題を解消するためになされたもので、一度に複数のロールベールB…を、変形が生じないように搬送するようにしながら、積込み用のリフトアームを一つ装備せしめることで、複数のロールベールB…の積込みが行なえるようにしてコストを低減し得るようにし、さらに、搬送したロールベールBを取り降ろすときに、ラッピングしたフィルムが多層に重合する軸方向の端面が接地していくようにして、ラッピングフィルムの破損を防止し得るようにする新たな手段を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そして、本発明においては、上述の目的を達成するための手段として、車体1の上面側に、中心部を回転軸心として回転テーブル状に回転する回転式荷台2を装架し、それの上面に、複数の荷台2a…を前記回転軸心を中心とする巴状に配設し、車体1の周縁の一部で、前記複数の荷台2a…のうちの一つの荷台2aと対応する部位に、積込口wを形成して、その積込口wにロールベールBを荷台2aに向けて掬い上げるリフトアーム3を伸縮および起伏回動自在に装架し、各荷台2a…には、ロールベールBを安定した姿勢に支承さす平行する複数の支承杆22・22を、荷台2aが積込口wに臨む状態位置において積込口wの口縁と平行する状態に装設したことを特徴とするロールベール運搬機を提起し、またこれに併せて、車体1の上面側に、中心部を回転軸心として回転テーブル状に回転する回転式荷台2を装架し、それの上面に、複数の荷台2a…を前記回転軸心を中心とする巴状に配設し、車体1の周縁の一部で、前記複数の荷台2a…のうちの一つの荷台2aと対応する部位に、積込口wを形成して、その積込口wにロールベールBを荷台2aに向けて掬い上げるリフトアーム3を伸縮および起伏回動自在に装架し、各荷台2a…には、ロールベールBを安定した姿勢に支承さす平行する複数の支承杆22・22を、荷台2aが積込口wに臨む状態位置において積込口wの口縁と平行する状態に装設し、車体1の周縁の一部で、各荷台2a…のうちのそれに設けた平行する複数の支承杆22・22が車体1の外側に向う姿勢となる荷台2aと対応する部位に、ロールベールBを取り降ろす荷降口yを形成したことを特徴とするロールベール運搬機を提起するものである。
【0009】
【作用】
上述の如く構成せる本発明手段においては、車体1の上面に中心部を軸心として回転テーブル状に回転するよう装架した回転式荷台2を回転させることで、その回転式荷台2の上面に、回転軸心を中心として回転方向に巴状に区分けした4つの荷台2a…を、車体1の周縁の一部に設けた積込口wに、順次切り換えて位置させ、その積込口wに起伏回動自在に装設してあるリフトアーム3により、ロールベールB…を順次積込んでいくことによって、ロールベールB…を一つのリフトアーム3により各荷台2a…上に積込んでいけるようになる。
【0010】
また、回転式荷台2の上面に、それの回転軸心を中心として回転方向に巴状に配設した4つの荷台2a…のそれぞれに、ロールベールBを安定して支承さすように設ける平行する複数の軸杆状の支承杆22・22を、各荷台2a…がそれぞれ積込口wに対面する位置を占めた状態において、その平行する軸杆状の支承杆22・22が積込口wの口縁と平行する状態に設け、積込口wと隣接位置に荷降口yを設けたときには、積込口wに設けたリフトアーム3により掬い上げていくロールベールBを、そのベールBの軸心線と平行する複数の軸杆状の支承杆22…が、安定した状態に支承して荷台2a上に積込んでいくようになり、また、荷降口yからロールベールBを取り降ろすときは、荷台2aの平行する軸杆状の支承杆22・22が、荷降口yに向う状態となるので、ロールベールBを、それの軸心線が縦方向になるように回動させながら降ろせるようになって、ラップしたフィルムが多層に巻かれている軸方向の端面を接地させた状態に取り降ろせるようになる。
【0011】
また、荷台2a…のうちの荷降口yに臨む位置の下方に、ロールベールBを押し上げて転倒させる押上装置4を設けたときは、荷降口yからロールベールBを降ろすときに、軸方向の端面が接地する姿勢として取り降ろす作業が、押上装置4の作動で簡単に行なえるようになる。
【0012】
また、積込口wに設けるリフトアーム3に、ロールベールBを抱え込むように装設しておく補助ロール33…を着脱自在としておくときは、それの取り外しで、リフトアーム3によりコンテナ8等の荷を吊り上げて、複数の荷台2a…のそれぞれに順次積込んで、運搬できるようになる。
【0013】
【実施例】
次に実施例を図面に従い詳述する。なお、図面符号は、従前手段のものと同効の構成部材については同一の符号を用いるものとする。
【0014】
図6は、本発明を実施せるロールベール運搬機Aの斜視図で、同図において1は車体、10はその車体1のフレーム、2はその車体1の上面に軸支した回転式荷台、2a…はその回転式荷台2の上面側に装設した4つの荷台、wは車体1の周縁の一部に形成したロールベールBの積込口、3はその積込口wに装設したリフトアーム、yは積込口wの隣側位置に装設した荷降口、4は荷降口yに臨むよう車体1に設けた押上装置を示す。
【0015】
車体1は、この例においては、図7に示しているよう平面視において前後に長い長方形状の囲い枠状に形成したフレーム10の前端側(図において上側)に装設せる連結金具11を、トラクタ等の牽引車に装設してある連結ヒッチに連結することで、牽引車により牽引されて走行する被牽引式に構成してあり、その車体1のフレーム10の左右の両側の前後の中間部位には走行輪12…を軸支し、前端部には自由車輪に形成した案内輪13を軸支した台車状に形成してある。
【0016】
また、この車体1の前端側には、牽引車に設けられているPTO軸とユニバーサルジョイント軸14を介して伝導することで、そのジョイント軸14により駆動される油圧ポンプユニットuと、それを牽引車に座乗するオペレーターが操作する制御装置15が装備せしめてある。
【0017】
回転式荷台2は、それのフレーム20が図8に示している如く、平面視において正方形の囲い枠状に形成した外枠200の内側に、十字状の内枠201を渡架して四角な四つ目の格子枠状に形成してあって、それの中心部位を、前記車体のフレーム10の上面の一側寄りで前方に寄せた部位に設けた旋回機構16に支架することで、十字状の内枠201の中心部位を回転軸心として自在に旋回するよう車体1の上面に軸架してある。
【0018】
そして、この回転式荷台2には、それのフレーム20の上面に、平面視において十字状の仕切枠21を、四つ目の格子枠状のフレーム20の十字状の内枠201と上下に重合するように装架し、その仕切枠21で仕切られる四つの区分枠のそれぞれに、一対に平行する二本の軸杆状の支承杆22・22を、囲い枠状の外枠200と十字状の内枠201との間に渡架してベール支持用の荷台2aに形成することで、前記十字状の仕切枠21により四つに区分されたフレーム20の上面側の各区分内に、平行する一対の支承杆22・22よりなる荷台2aが、それぞれ装設される。
【0019】
そしてまた、この各荷台2a…を形成する一対の支承杆22・22は、図8に示しているように、隣接する荷台2aの支承杆22・22に対し軸方向が平面視において90度回動した状態となるように装設してあって、これにより、4つの荷台2a…にそれぞれ装設する一対の支承杆22・22が、図8にあるよう回転式荷台2の回転軸心を中心とする巴状に配設されるようにしてある。
【0020】
前記車体1の周縁の一部に装設するロールベールBの積込口wは、車体1の左右の一側の後半部となる部位に形成してあり、これにより、回転式荷台2の回転でそれの四つの荷台2a…が順次この積込口wに臨む位置に移動してきたときに、各荷台2aの支承杆22・22が、それの軸線方向を積込口wの口縁に平行する前後方向に沿う状態となるようにしてある。この積込口wは、各荷台2aに設ける支承杆22・22が、図8に示す状態から90度回転させた姿勢に装設してあるときは、車体1の周縁の左右の一側の前半部となる部位に装設して、それの口縁とそこに位置してくる荷台2a…の支承杆22・22とが平行する状態となるようにする。
【0021】
この積込口wに装設するリフトアーム3は、図6および図7ならびに図9にあるように、車体1のフレーム10の左右の一側で、積込口wを形成している例の後半部位の外側位置に、積込口wの軸受支持部材17を、前後方向に長く装設し、これに支架した支軸30に、後面視においてL形に屈曲している該リフトアーム3の基端部を支架するとともに、車体1のフレーム10の後縁に沿う方向に伸縮するよう車体1に設けたリフト回動用の油圧シリンダ装置5のロッド50を連繋し、その油圧シリンダ装置5の伸縮作動で、図9において支軸30中心に左右方向に沿い起伏回動するように装設してある。
【0022】
このリフトアーム3は、図10にあるように、外筒3aとそれに摺動自在に嵌合する内筒3bとで、伸縮自在に形成してあり、かつ、それの内筒3bは、外筒3aの内腔に収蔵した伸縮用の油圧シリンダ34の伸縮作動で、外筒3aに対し出入りするように構成してある。
【0023】
また、このリフトアーム3の内筒3bの先端側には、前後方向に長いループ状のグリップアーム32の後端部が一体に連結するように組付けられ、また、外筒3aの長手方向の中間における外周には前記ループ状のグリップアーム32と対向する補助ロール33の基端側が、着脱自在に組付けてある。
【0024】
そして、これにより、図11の如く、リフト用の油圧シリンダ装置5を引込み側に作動させて、リフトアーム3を、車体1の側方に倒伏回動させることで、ロール状に巻き縮めた状態または外周をフィルムでラッピングした状態として圃場に載置してあるロールベールBを、先端のグリップアーム32と中間の補助ロール33との間に位置させ、その状態からリフトアーム3の外筒3a内に収蔵してある伸縮用の油圧シリンダ34の収縮作動で、内筒3bを引き込むことで、ロールベールBを、図11において鎖線に示している如く、グリップアーム32と補助ロール33とにより抱き込んだ状態とし、その状態からリフト用の油圧シリンダ装置5の伸長作動でリフトアーム3を、図12および図13に示している如く起立回動させることにより、ロールベールBを回転式荷台2の上面に装設してある4つの荷台2a…のうちの、積込口wに対向している荷台2aの上に、安定させて積込んでいけるようにしてある。
【0025】
そして、このようにして、ロールベールBを積込んだ回転式荷台2は、図15にあるよう、4つの荷台2a…のうちの一つにロールベールBが積込まれた状態となるが、旋回機構16を駆動して90度旋回させることで、隣接する空の荷台2aが、それの支承杆22・22を積込口wの口縁に平行させた状態となって位置してくるから、リフトアーム3を前述と同様の工程で操作することにより次のロールベールBを、移動してきた空の荷台2aの上に積込め、それにより図16の状態となる。
【0026】
次に、この図16の状態からさらに90度回転式荷台2を旋回させ、リフトアーム3を前述と同様に操作することで、図17に示す状態となり、さらに、この状態から90度回転式荷台2を旋回させて、同様の操作を行なうことで図18にあるよう4つの荷台2a…のそれぞれに、ロールベールB…を積込んだ状態となる。
【0027】
このロールベールB…の積込作業において、リフトアーム3の起伏回動の作動および伸縮作動ならびに回転式荷台2を旋回させるための旋回機構16の駆動は、車体1の前端側に設けた油圧ポンプユニットuを、車体1を連結したトラクタ等の牽引車のPTO軸からユニバーサルジョイント軸14を介して伝達される回転動力により作動させておいて、牽引車に座乗するオペレーターが後に手を伸ばして制御装置15の操作レバー150を操作し、制御弁機構を切換えることにより導く油圧によって行なわれる。
【0028】
押上装置4は、上述の如く回転式荷台2の荷台2a…上に載架して車体1の走行により運搬したロールベールB…を、車体1から取り降ろすときに、そのロールベールB…を、それの軸線方向が上下方向となる竪の姿勢として荷降しするのが、自動的に行なわれるようにするための手段である。
【0029】
この押上装置4は、図7および図19・図20に示している如く、車体1のフレーム10の左右の一側で、積込口wと並列する荷降口yが形成してある部位の内側位置に設けた支軸40により上下に回動するアーム41と、それの回動端部に軸支した押上ローラー42と、そのアーム41を押上回動させる油圧シリンダ43と、前記支軸40の上方に配位して荷降口yの口縁部位に設けた支軸44により起伏回動する反転リンク45と、この反転リンク45の回動端部に揺動自在に軸支した揺動リンク46と、これの左右の両端部にそれぞれ軸支した一対の反転ローラー47・47と、揺動リンク46が前記アーム41と連動して起伏回動するようそれらを連繋する連繋リンク48とからなり、油圧シリンダ43の伸長作動でアーム41が支軸40中心に起立回動すると同時に反転リンク45が起立回動して、押上ローラー42と一対の反転ローラー47・47が上昇していくように構成してある。
【0030】
そして、この押上装置4は、それの押上ローラー42と一対の反転ローラー47・47が、図8にあるように、回転式荷台2の4つの荷台2a…のうちの荷降口yに臨む位置を占める荷台2aの、一対に並列する支承杆22と支承杆22との間隔内において昇降するように配設してあり、かつ、図19にあるよう、前述の位置にある荷台2a上のロールベールBの底面に対し押上ローラー42が内端側の下方に位置し反転ローラー47・47が内外の略中間部位の下方に位置するように配設してある。
【0031】
そして、これにより、油圧シリンダ43を伸長させてアーム41および反転リンク45を起立回動させると、図21の如く、荷台2a上のロールベールBの下方に位置していた押上ローラー42および反転ローラー47・47が上昇して、図22の如く、ロールベールBの底面に当接し、さらに上昇していくことで、図23・図24・図25の如く、ロールベールBを押上ローラー42と反転ローラー47・47とで荷降口yの側に向けてスライドさせ、それにより、図25にあるように、ロールベールBの重心Gが揺動リンク46の回動支点460を外側に越えると、図26にあるように、揺動リンク46が反転リンク45に対し外側(図において左側)に傾斜回動して、ロールベールBを揺動リンク46の回動支点460中心に荷降口yの外側に回転させながらその外側に下降スライドさせ、図27にあるよう軸線方向が略垂直な姿勢として地表GLに落し、図28にあるよう縦置きの状態に荷降ししていけるようにしてある。
【0032】
そして、一つのロールベールBの荷降しが終えたところで、押上装置4を図21の状態に戻し、回転式荷台2を90度旋回させ、新たに荷降口yに対面してくる荷台2a上のロールベールBに対し、前述の作動を行なわせ、これを繰返すことで、4つのロールベールB…の荷降しが完了するようになる。
【0033】
なお、49は荷降しの際にロールベールBの下降作動を案内するよう荷降口yに配位して車体1に位置を固定して軸支しておく補助ロールである。
【0034】
また、図6において、6は回転式荷台2を90度づつ旋回させるときに、所定位置においてその旋回作動を停止させるための規制部材である。
【0035】
次に図29乃至図32は、別の実施例を示している。この例は、リフトアーム3をクレーンに利用することで、パレット7上に載架したコンテナ8…を、パレット7ごと回転式荷台2の各荷台2a…の上に順次搭載していくようにした例である。
【0036】
このように、リフトアーム3をクレーンに利用して回転式荷台2の荷台2a上に荷を積込むようにするときは、荷を、リフトアーム3のグリップアーム32に懸架したワイヤーまたはロープ9で吊上げるようにすることから、リフトアーム3の外筒3aの長手方向の中間部位に装設しておく補助ロール33は取り外しておき、吊上げる荷の邪魔にならないようにする。
【0037】
このとき、回転式荷台2のフレーム20の上面に設ける十字状の仕切枠21および各荷台2aを形成する支承杆22・22は、それを回転式荷台2のフレーム20に対し着脱自在に組付けておくことで、それの取り外しにより、大きな荷も積込めるようになる。
【0038】
【発明の効果】
上述の如く構成せる本発明手段は、車体1の上面に中心部を軸心として回転テーブル状に回転するよう装架した回転式荷台2を回転させることで、その回転式荷台2の上面に、回転軸心を中心としてそれの回わりに回転方向に巴状に配設した複数の荷台2a…のそれぞれが、車体1の周縁の一部に設けた積込口wに臨む位置に、順次切り換わって位置するようになり、その荷台2a…に対し、積込口wに伸縮及び起伏回動自在に装設してあるリフトアーム3により、ロールベールB…を順次積込んでいくことによって、ロールベールB…を一つのリフトアーム3により四つの荷台2a…のそれぞれに積込んでいけるようになる。
【0039】
そして、回転式荷台2の上面に、それの回転軸心を中心として回転方向に巴状に配設した複数の荷台2a…のそれぞれに、ロールベールBを安定して支承さすように設ける平行する複数の軸杆状の支承杆22・22を、各荷台2a…がそれぞれ積込口wに対面する位置を占めた状態において、その平行する軸杆状の支承杆22・22が積込口wの口縁と平行する状態に設け、積込口wと隣接位置に荷降口yを設けたときには、積込口wに設けたリフトアーム3により掬い上げていくロールベールBを、そのベールBの軸心線と平行する複数の軸杆状の支承杆22…が、安定した状態に支承して荷台2a上に積込んでいくようになり、また、荷降口yからロールベールBを取り降ろすときは、荷台2aの平行する軸杆状の支承杆22・22が、荷降口yに向う状態となるので、ロールベールBを、それの軸心線が縦方向になるように回動させながら降ろせるようになって、ラップしたフィルムが多層に巻かれている軸方向の端面を接地させた状態に取り降ろせるようになる。
【0040】
また、荷台2a…のうちの荷降口yに臨む位置の下方に、ロールベールBを押し上げて転倒させる押上装置4を設けたときは、荷降口yからロールベールBを降ろすときに、軸方向の端面が接地する姿勢として取り降ろす作業が、押上装置4の作動で簡単に行なえるようになる。
【0041】
また、積込口wに設けるリフトアーム3に、ロールベールBを抱え込むように装設しておく補助ローラ33…を着脱自在としておくときは、それの取り外しで、リフトアーム3によりコンテナ等の荷を吊り上げて、複数の荷台2a…のそれぞれに順次積込んで、運搬できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従前のロールベール運搬機の側面図である。
【図2】同上の部分の拡大斜視図である。
【図3】従前の別の形態のロールベール運搬機の側面図である。
【図4】同上の部分の拡大斜視図である。
【図5】従前のさらに別のロールベール運搬機の一部省略した斜視図である。
【図6】本発明を実施せるロールベール運搬機の斜視図である。
【図7】同上の車体の平面図である。
【図8】同上の平面図である。
【図9】同上の一部破断した後面図である。
【図10】同上のリフトアームの一部破断した後面図である。
【図11】同上の荷台にロールベールを積込むときの始動時の説明図である。
【図12】同上のロールベールを掬い上げていく途中の説明図である。
【図13】同上の掬い上げたロールベールが荷台の支承杆に支承されていく状態の説明図である。
【図14】同上の荷台に対するロールベールの積込みが終了した状態の説明図である。
【図15】同上の状態の斜視図である。
【図16】同上の2つ目のロールベールを積込んだ状態の斜視図である。
【図17】同上の3つ目のロールベールを積込んだ状態の斜視図である。
【図18】同上の4つ目のロールベールを積込んだ状態の斜視図である。
【図19】同上の押上装置部分の一部破断した後面図である。
【図20】同上の押上装置の平面図である。
【図21】同上の押上装置の作用の説明図で、押上作動の始動前の状態の説明図である。
【図22】同上の押上装置のロールベールの底面を押上げる作動が開始した状態の説明図である。
【図23】同上の押上装置がロールベールを荷降口に向け傾斜するように押上げた状態の説明図である。
【図24】同上の押上装置の作動でロールベールが荷降口側にスライドし出した状態の説明図である。
【図25】同上の押上装置の作動でロールベールの重心が揺動リンクの揺動支点を越した状態の説明図である。
【図26】同上の押上装置の作動で、ロールベールが荷降口に向け転倒しながら下降していく状態の説明図である。
【図27】同上の押上装置の作動で、ロールベールが軸線方向を略垂直な姿勢として接地した状態の説明図である。
【図28】同上の押上装置の作動で、ロールベールが 縦置きの状態として荷降しされた状態の説明図である。
【図29】同上のロールベール運搬機の別の実施例の後面図である。
【図30】同上のロールベール運搬機の荷を吊上げていく状態の後面図である。
【図31】同上のロールベール運搬機の、吊上げた荷を回転式荷台の上方に移動させた状態の後面図である。
【図32】同上のロールベール運搬機の、荷を回転式荷台の上面に載架した状態の後面図である。
【符号の説明】
A…ロールベール運搬機、B…ロールベール、G…重心、GL…地表、T…トラクタ、a…フロントローダ、b…アーム、c…ロール、d…ハンドリング装置、e…グリップアーム、f…グリップ装置、g…車体、h…仕切枠、i…リフトアーム、u…油圧ポンプユニット、w…積込口、y…荷降口、1…車体、10…フレーム、11…連結金具、12…走行輪、13…案内輪、14…ユニバーサルジョイント軸、15…制御装置、150…操作レバー、16…旋回機構、17…軸受支持部材、2…回転式荷台、2a…荷台、20…フレーム、200…外枠、201…内枠、21…仕切枠、22…支承杆、3…リフトアーム、3a…外筒、3b…内筒、30…支軸、31…グリップアーム、33…補助ロール、34…油圧シリンダ、4…押上装置、40…支軸、41…アーム、42…押上ローラー、43…油圧シリンダ、44…支軸、45…反転リンク、46…揺動リンク、460…回動支点、47…反転ローラー、48…連繋リンク、49…補助ロール、5…油圧シリンダ装置、50…ロッド、6…規制部材、7…パレット、8…コンテナ。

Claims (4)

  1. 車体1の上面側に、中心部を回転軸心として回転テーブル状に回転する回転式荷台2を装架し、それの上面に、複数の荷台2a…を前記回転軸心を中心とする巴状に配設し、車体1の周縁の一部で、前記複数の荷台2a…のうちの一つの荷台2aと対応する部位に、積込口wを形成して、その積込口wにロールベールBを荷台2aに向けて掬い上げるリフトアーム3を伸縮および起伏回動自在に装架し、各荷台2a…には、ロールベールBを安定した姿勢に支承さす平行する複数の支承杆22・22を、荷台2aが積込口wに臨む状態位置において積込口wの口縁と平行する状態に装設したことを特徴とするロールベール運搬機。
  2. 車体1の上面側に、中心部を回転軸心として回転テーブル状に回転する回転式荷台2を装架し、それの上面に、複数の荷台2a…を前記回転軸心を中心とする巴状に配設し、車体1の周縁の一部で、前記複数の荷台2a…のうちの一つの荷台2aと対応する部位に、積込口wを形成して、その積込口wにロールベールBを荷台2aに向けて掬い上げるリフトアーム3を伸縮および起伏回動自在に装架し、各荷台2a…には、ロールベールBを安定した姿勢に支承さす平行する複数の支承杆22・22を、荷台2aが積込口wに臨む状態位置において積込口wの口縁と平行する状態に装設し、車体1の周縁の一部で、各荷台2a…のうちのそれに設けた平行する複数の支承杆22・22が車体1の外側に向う姿勢となる荷台2aと対応する部位に、ロールベールBを取り降ろす荷降口yを形成したことを特徴とするロールベール運搬機。
  3. 車体1の上面側に、中心部を回転軸心として回転テーブル状に回転する回転式荷台2を装架し、それの上面に、複数の荷台2a…を前記回転軸心を中心とする巴状に配設し、車体1の周縁の一部で、前記複数の荷台2a…のうちの一つの荷台2aと対応する部位に、積込口wを形成して、その積込口wにロールベールBを荷台2aに向けて掬い上げるリフトアーム3を伸縮および起伏回動自在に装架し、各荷台2a…には、ロールベールBを安定した姿勢に支承さす平行する複数の支承杆22・22を、荷台2aが積込口wに臨む状態位置において積込口wの口縁と平行する状態に装設し、車体1の周縁の一部で、各荷台2a…のうちのそれに設けた平行する複数の支承杆22・22が車体1の外側に向う姿勢となる荷台2aと対応する部位に、ロールベールBを取り降ろす荷降口yを形成し、車体1には、荷降口yに臨む荷台2aの下面側に、その荷台2aの平行する支承杆22・22に支承されるロールベールBを荷降口yに向け傾斜転倒さすよう押上げる押上装置4を装設したことを特徴とするロールベール運搬機。
  4. 伸縮および起伏回動自在に形成して車体1の積込口wに装設するリフトアーム3の外筒3aの長手方向の中間部位に、内筒3b先端のグリップアーム32と共同してロールベールBを掬い上げる補助ロール33を、装脱自在に組付けたことを特徴とする請求項1記載のロールベール運搬機。
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