JPH09275754A - ロールベール運搬機 - Google Patents

ロールベール運搬機

Info

Publication number
JPH09275754A
JPH09275754A JP11843896A JP11843896A JPH09275754A JP H09275754 A JPH09275754 A JP H09275754A JP 11843896 A JP11843896 A JP 11843896A JP 11843896 A JP11843896 A JP 11843896A JP H09275754 A JPH09275754 A JP H09275754A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
loading
roll bale
vehicle body
port
loading port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11843896A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3768593B2 (ja
Inventor
Takeshi Yoshimura
雄志 吉村
Hiroshi Okajima
弘 岡嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takakita Co Ltd
Original Assignee
Takakita Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takakita Co Ltd filed Critical Takakita Co Ltd
Priority to JP11843896A priority Critical patent/JP3768593B2/ja
Publication of JPH09275754A publication Critical patent/JPH09275754A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3768593B2 publication Critical patent/JP3768593B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Storage Of Harvested Produce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 一度に複数のロールベールを、変形が生じな
いように搬送するようにしながら、複数のロールベール
の積込みが行なえるようにしてコストを低減し得るよう
にし、さらに、搬送したロールベールを取り降ろすとき
に、ラッピングフィルムの破損を防止し得るようにす
る。 【解決手段】 車体1の上面側に、中心部を回転軸心と
した回転式荷台2を装架し、それの上面に、複数の荷台
2a…を回転軸心を中心とする巴状に配設し、車体1の
周縁の一部で、複数の荷台2a…のうちの一つの荷台2
aと対応する部位に、積込口wを形成して、その積込口
wにロールベールを荷台2aに向けて掬い上げるリフト
アーム3を伸縮および起伏回動自在に装架し、各荷台2
a…には、ロールベールBを安定した姿勢に支承さす平
行する複数の支承杆22・22を、荷台2aが積込口w
に臨む状態位置において積込口wの口縁と平行する状態
に装設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主として、フィルム
によりラッピングしたロールベールの積込み、運搬、荷
降ろしを行なうように用いるロールベール運搬機につい
ての改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のロールベールの運搬機Aとして
は、図1に示しているように、トラクタTに装着したフ
ロントローダaの機体の前端側に昇降自在に設けたアー
ムbの前端に、図2に示している如く、一対のロールc
・cを左右に拡縮移動するよう対向させてホーク状に設
けたハンドリング装置dを装架して構成し、それの一対
のロールc・cによりロールベールBを掬い上げ、トラ
ック等の運搬車の荷台に積込むように用いる形態のもの
がある。
【0003】また、図3に示しているように、フロント
ローダaの機体の前端側に設けたアームbの前端に、図
4に示している如く、一対のグリップアームe・eを左
右に開閉回動するように設けたグリップ装置fを装架し
て構成し、それの一対のグリップアームe・eの開閉作
動でロールベールBを掴み取り、トラック等の運搬車の
荷台に積込むように用いる形態のものがある。
【0004】また、図5に示している如く、トラクタT
に牽引させる被牽引式の車体gの上面側の左右の中央部
に、仕切枠hを前後方向に設け、車体の左右の両側に、
ロールベールBを掬い上げるバケット状のリフトアーム
i…を、それぞれ前後に2連づつ並列させて装設するこ
とで、車体gの上面側の左半側および右半側に、ロール
ベールB…を2個づづ装架し得るようにしたワゴン形態
のロールベール運搬機Aがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の従前手段のうち
で、図1および図3に示すフロントローダaを利用する
形態のものは、トラックの荷台に対するロールベールB
の積込み、荷降ろし時にそのロールベールBが変形し易
く、またトラックにより運搬する行程中に、ロールベー
ルBが働くためそれの外周にラップしたフィルムを傷つ
け易く、良質のサイレージを得るためには傷ついたフィ
ルムの修復作業が不可欠という問題がある。
【0006】また、図5に示すワゴン形態のロールベー
ル運搬機Aは、一度に4個のロールベールB…を、運搬
行程中に損傷を生ぜしめることなく運搬し得るようにな
るが、一度に運搬するロールベールB…の数に対応する
数のリフトアーム…を要することで、コストが嵩むよう
になる問題がある。また、このワゴンタイプののロール
ベール運搬機Aは、運搬したロールベールBを取り降ろ
すときに、胴周面を地表面に衝突させるようになること
で、ラッピングしたフイルムを傷めることが多い問題が
ある。
【0007】この発明は、従前手段に生じている上述の
問題を解消するためになされたもので、一度に複数のロ
ールベールB…を、変形が生じないように搬送するよう
にしながら、積込み用のリフトアームを一つ装備せしめ
ることで、複数のロールベールB…の積込みが行なえる
ようにしてコストを低減し得るようにし、さらに、搬送
したロールベールBを取り降ろすときに、ラッピングし
たフィルムが多層に重合する軸方向の端面が接地してい
くようにして、ラッピングフィルムの破損を防止し得る
ようにする新たな手段を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】そして、本発明において
は、上述の目的を達成するための手段として、車体1の
上面側に、中心部を回転軸心として回転テーブル状に回
転する回転式荷台2を装架し、それの上面に、複数の荷
台2a…を前記回転軸心を中心とする巴状に配設し、車
体1の周縁の一部で、前記複数の荷台2a…のうちの一
つの荷台2aと対応する部位に、積込口wを形成して、
その積込口wにロールベールBを荷台2aに向けて掬い
上げるリフトアーム3を伸縮および起伏回動自在に装架
し、各荷台2a…には、ロールベールBを安定した姿勢
に支承さす平行する複数の支承杆22・22を、荷台2
aが積込口wに臨む状態位置において積込口wの口縁と
平行する状態に装設したことを特徴とするロールベール
運搬機を提起し、またこれに併せて、車体1の上面側
に、中心部を回転軸心として回転テーブル状に回転する
回転式荷台2を装架し、それの上面に、複数の荷台2a
…を前記回転軸心を中心とする巴状に配設し、車体1の
周縁の一部で、前記複数の荷台2a…のうちの一つの荷
台2aと対応する部位に、積込口wを形成して、その積
込口wにロールベールBを荷台2aに向けて掬い上げる
リフトアーム3を伸縮および起伏回動自在に装架し、各
荷台2a…には、ロールベールBを安定した姿勢に支承
さす平行する複数の支承杆22・22を、荷台2aが積
込口wに臨む状態位置において積込口wの口縁と平行す
る状態に装設し、車体1の周縁の一部で、各荷台2a…
のうちのそれに設けた平行する複数の支承杆22・22
が車体1の外側に向う姿勢となる荷台2aと対応する部
位に、ロールベールBを取り降ろす荷降口yを形成した
ことを特徴とするロールベール運搬機を提起するもので
ある。
【0009】
【作用】上述の如く構成せる本発明手段においては、車
体1の上面に中心部を軸心として回転テーブル状に回転
するよう装架した回転式荷台2を回転させることで、そ
の回転式荷台2の上面に、回転軸心を中心として回転方
向に巴状に区分けした4つの荷台2a…を、車体1の周
縁の一部に設けた積込口wに、順次切り換えて位置さ
せ、その積込口wに起伏回動自在に装設してあるリフト
アーム3により、ロールベールB…を順次積込んでいく
ことによって、ロールベールB…を一つのリフトアーム
3により各荷台2a…上に積込んでいけるようになる。
【0010】また、回転式荷台2の上面に、それの回転
軸心を中心として回転方向に巴状に配設した4つの荷台
2a…のそれぞれに、ロールベールBを安定して支承さ
すように設ける平行する複数の軸杆状の支承杆22・2
2を、各荷台2a…がそれぞれ積込口wに対面する位置
を占めた状態において、その平行する軸杆状の支承杆2
2・22が積込口wの口縁と平行する状態に設け、積込
口wと隣接位置に荷降口yを設けたときには、積込口w
に設けたリフトアーム3により掬い上げていくロールベ
ールBを、そのベールBの軸心線と平行する複数の軸杆
状の支承杆22…が、安定した状態に支承して荷台2a
上に積込んでいくようになり、また、荷降口yからロー
ルベールBを取り降ろすときは、荷台2aの平行する軸
杆状の支承杆22・22が、荷降口yに向う状態となる
ので、ロールベールBを、それの軸心線が縦方向になる
ように回動させながら降ろせるようになって、ラップし
たフィルムが多層に巻かれている軸方向の端面を接地さ
せた状態に取り降ろせるようになる。
【0011】また、荷台2a…のうちの荷降口yに臨む
位置の下方に、ロールベールBを押し上げて転倒させる
押上装置4を設けたときは、荷降口yからロールベール
Bを降ろすときに、軸方向の端面が接地する姿勢として
取り降ろす作業が、押上装置4の作動で簡単に行なえる
ようになる。
【0012】また、積込口wに設けるリフトアーム3
に、ロールベールBを抱え込むように装設しておく補助
ロール33…を着脱自在としておくときは、それの取り
外しで、リフトアーム3によりコンテナ8等の荷を吊り
上げて、複数の荷台2a…のそれぞれに順次積込んで、
運搬できるようになる。
【0013】
【実施例】次に実施例を図面に従い詳述する。なお、図
面符号は、従前手段のものと同効の構成部材については
同一の符号を用いるものとする。
【0014】図6は、本発明を実施せるロールベール運
搬機Aの斜視図で、同図において1は車体、10はその
車体1のフレーム、2はその車体1の上面に軸支した回
転式荷台、2a…はその回転式荷台2の上面側に装設し
た4つの荷台、wは車体1の周縁の一部に形成したロー
ルベールBの積込口、3はその積込口wに装設したリフ
トアーム、yは積込口wの隣側位置に装設した荷降口、
4は荷降口yに臨むよう車体1に設けた押上装置を示
す。
【0015】車体1は、この例においては、図7に示し
ているよう平面視において前後に長い長方形状の囲い枠
状に形成したフレーム10の前端側(図において上側)
に装設せる連結金具11を、トラクタ等の牽引車に装設
してある連結ヒッチに連結することで、牽引車により牽
引されて走行する被牽引式に構成してあり、その車体1
のフレーム10の左右の両側の前後の中間部位には走行
輪12…を軸支し、前端部には自由車輪に形成した案内
輪13を軸支した台車状に形成してある。
【0016】また、この車体1の前端側には、牽引車に
設けられているPTO軸とユニバーサルジョイント軸1
4を介して伝導することで、そのジョイント軸14によ
り駆動される油圧ポンプユニットuと、それを牽引車に
座乗するオペレーターが操作する制御装置15が装備せ
しめてある。
【0017】回転式荷台2は、それのフレーム20が図
8に示している如く、平面視において正方形の囲い枠状
に形成した外枠200の内側に、十字状の内枠201を
渡架して四角な四つ目の格子枠状に形成してあって、そ
れの中心部位を、前記車体のフレーム10の上面の一側
寄りで前方に寄せた部位に設けた旋回機構16に支架す
ることで、十字状の内枠201の中心部位を回転軸心と
して自在に旋回するよう車体1の上面に軸架してある。
【0018】そして、この回転式荷台2には、それのフ
レーム20の上面に、平面視において十字状の仕切枠2
1を、四つ目の格子枠状のフレーム20の十字状の内枠
201と上下に重合するように装架し、その仕切枠21
で仕切られる四つの区分枠のそれぞれに、一対に平行す
る二本の軸杆状の支承杆22・22を、囲い枠状の外枠
200と十字状の内枠201との間に渡架してベール支
持用の荷台2aに形成することで、前記十字状の仕切枠
21により四つに区分されたフレーム20の上面側の各
区分内に、平行する一対の支承杆22・22よりなる荷
台2aが、それぞれ装設される。
【0019】そしてまた、この各荷台2a…を形成する
一対の支承杆22・22は、図8に示しているように、
隣接する荷台2aの支承杆22・22に対し軸方向が平
面視において90度回動した状態となるように装設して
あって、これにより、4つの荷台2a…にそれぞれ装設
する一対の支承杆22・22が、図8にあるよう回転式
荷台2の回転軸心を中心とする巴状に配設されるように
してある。
【0020】前記車体1の周縁の一部に装設するロール
ベールBの積込口wは、車体1の左右の一側の後半部と
なる部位に形成してあり、これにより、回転式荷台2の
回転でそれの四つの荷台2a…が順次この積込口wに臨
む位置に移動してきたときに、各荷台2aの支承杆22
・22が、それの軸線方向を積込口wの口縁に平行する
前後方向に沿う状態となるようにしてある。この積込口
wは、各荷台2aに設ける支承杆22・22が、図8に
示す状態から90度回転させた姿勢に装設してあるとき
は、車体1の周縁の左右の一側の前半部となる部位に装
設して、それの口縁とそこに位置してくる荷台2a…の
支承杆22・22とが平行する状態となるようにする。
【0021】この積込口wに装設するリフトアーム3
は、図6および図7ならびに図9にあるように、車体1
のフレーム10の左右の一側で、積込口wを形成してい
る例の後半部位の外側位置に、積込口wの軸受支持部材
17を、前後方向に長く装設し、これに支架した支軸3
0に、後面視においてL形に屈曲している該リフトアー
ム3の基端部を支架するとともに、車体1のフレーム1
0の後縁に沿う方向に伸縮するよう車体1に設けたリフ
ト回動用の油圧シリンダ装置5のロッド50を連繋し、
その油圧シリンダ装置5の伸縮作動で、図9において支
軸30中心に左右方向に沿い起伏回動するように装設し
てある。
【0022】このリフトアーム3は、図10にあるよう
に、外筒3aとそれに摺動自在に嵌合する内筒3bと
で、伸縮自在に形成してあり、かつ、それの内筒3b
は、外筒3aの内腔に収蔵した伸縮用の油圧シリンダ3
4の伸縮作動で、外筒3aに対し出入りするように構成
してある。
【0023】また、このリフトアーム3の内筒3bの先
端側には、前後方向に長いループ状のグリップアーム3
2の後端部が一体に連結するように組付けられ、また、
外筒3aの長手方向の中間における外周には前記ループ
状のグリップアーム32と対向する補助ロール33の基
端側が、着脱自在に組付けてある。
【0024】そして、これにより、図11の如く、リフ
ト用の油圧シリンダ装置5を引込み側に作動させて、リ
フトアーム3を、車体1の側方に倒伏回動させること
で、ロール状に巻き縮めた状態または外周をフィルムで
ラッピングした状態として圃場に載置してあるロールベ
ールBを、先端のグリップアーム32と中間の補助ロー
ル33との間に位置させ、その状態からリフトアーム3
の外筒3a内に収蔵してある伸縮用の油圧シリンダ34
の収縮作動で、内筒3bを引き込むことで、ロールベー
ルBを、図11において鎖線に示している如く、グリッ
プアーム32と補助ロール33とにより抱き込んだ状態
とし、その状態からリフト用の油圧シリンダ装置5の伸
長作動でリフトアーム3を、図12および図13に示し
ている如く起立回動させることにより、ロールベールB
を回転式荷台2の上面に装設してある4つの荷台2a…
のうちの、積込口wに対向している荷台2aの上に、安
定させて積込んでいけるようにしてある。
【0025】そして、このようにして、ロールベールB
を積込んだ回転式荷台2は、図15にあるよう、4つの
荷台2a…のうちの一つにロールベールBが積込まれた
状態となるが、旋回機構16を駆動して90度旋回させ
ることで、隣接する空の荷台2aが、それの支承杆22
・22を積込口wの口縁に平行させた状態となって位置
してくるから、リフトアーム3を前述と同様の工程で操
作することにより次のロールベールBを、移動してきた
空の荷台2aの上に積込め、それにより図16の状態と
なる。
【0026】次に、この図16の状態からさらに90度
回転式荷台2を旋回させ、リフトアーム3を前述と同様
に操作することで、図17に示す状態となり、さらに、
この状態から90度回転式荷台2を旋回させて、同様の
操作を行なうことで図18にあるよう4つの荷台2a…
のそれぞれに、ロールベールB…を積込んだ状態とな
る。
【0027】このロールベールB…の積込作業におい
て、リフトアーム3の起伏回動の作動および伸縮作動な
らびに回転式荷台2を旋回させるための旋回機構16の
駆動は、車体1の前端側に設けた油圧ポンプユニットu
を、車体1を連結したトラクタ等の牽引車のPTO軸か
らユニバーサルジョイント軸14を介して伝達される回
転動力により作動させておいて、牽引車に座乗するオペ
レーターが後に手を伸ばして制御装置15の操作レバー
150を操作し、制御弁機構を切換えることにより導く
油圧によって行なわれる。
【0028】押上装置4は、上述の如く回転式荷台2の
荷台2a…上に載架して車体1の走行により運搬したロ
ールベールB…を、車体1から取り降ろすときに、その
ロールベールB…を、それの軸線方向が上下方向となる
竪の姿勢として荷降しするのが、自動的に行なわれるよ
うにするための手段である。
【0029】この押上装置4は、図7および図19・図
20に示している如く、車体1のフレーム10の左右の
一側で、積込口wと並列する荷降口yが形成してある部
位の内側位置に設けた支軸40により上下に回動するア
ーム41と、それの回動端部に軸支した押上ローラー4
2と、そのアーム41を押上回動させる油圧シリンダ4
3と、前記支軸40の上方に配位して荷降口yの口縁部
位に設けた支軸44により起伏回動する反転リンク45
と、この反転リンク45の回動端部に揺動自在に軸支し
た揺動リンク46と、これの左右の両端部にそれぞれ軸
支した一対の反転ローラー47・47と、揺動リンク4
6が前記アーム41と連動して起伏回動するようそれら
を連繋する連繋リンク48とからなり、油圧シリンダ4
3の伸長作動でアーム41が支軸40中心に起立回動す
ると同時に反転リンク45が起立回動して、押上ローラ
ー42と一対の反転ローラー47・47が上昇していく
ように構成してある。
【0030】そして、この押上装置4は、それの押上ロ
ーラー42と一対の反転ローラー47・47が、図8に
あるように、回転式荷台2の4つの荷台2a…のうちの
荷降口yに臨む位置を占める荷台2aの、一対に並列す
る支承杆22と支承杆22との間隔内において昇降する
ように配設してあり、かつ、図19にあるよう、前述の
位置にある荷台2a上のロールベールBの底面に対し押
上ローラー42が内端側の下方に位置し反転ローラー4
7・47が内外の略中間部位の下方に位置するように配
設してある。
【0031】そして、これにより、油圧シリンダ43を
伸長させてアーム41および反転リンク45を起立回動
させると、図21の如く、荷台2a上のロールベールB
の下方に位置していた押上ローラー42および反転ロー
ラー47・47が上昇して、図22の如く、ロールベー
ルBの底面に当接し、さらに上昇していくことで、図2
3・図24・図25の如く、ロールベールBを押上ロー
ラー42と反転ローラー47・47とで荷降口yの側に
向けてスライドさせ、それにより、図25にあるよう
に、ロールベールBの重心Gが揺動リンク46の回動支
点460を外側に越えると、図26にあるように、揺動
リンク46が反転リンク45に対し外側(図において左
側)に傾斜回動して、ロールベールBを揺動リンク46
の回動支点460中心に荷降口yの外側に回転させなが
らその外側に下降スライドさせ、図27にあるよう軸線
方向が略垂直な姿勢として地表GLに落し、図28にあ
るよう縦置きの状態に荷降ししていけるようにしてあ
る。
【0032】そして、一つのロールベールBの荷降しが
終えたところで、押上装置4を図21の状態に戻し、回
転式荷台2を90度旋回させ、新たに荷降口yに対面し
てくる荷台2a上のロールベールBに対し、前述の作動
を行なわせ、これを繰返すことで、4つのロールベール
B…の荷降しが完了するようになる。
【0033】なお、49は荷降しの際にロールベールB
の下降作動を案内するよう荷降口yに配位して車体1に
位置を固定して軸支しておく補助ロールである。
【0034】また、図6において、6は回転式荷台2を
90度づつ旋回させるときに、所定位置においてその旋
回作動を停止させるための規制部材である。
【0035】次に図29乃至図32は、別の実施例を示
している。この例は、リフトアーム3をクレーンに利用
することで、パレット7上に載架したコンテナ8…を、
パレット7ごと回転式荷台2の各荷台2a…の上に順次
搭載していくようにした例である。
【0036】このように、リフトアーム3をクレーンに
利用して回転式荷台2の荷台2a上に荷を積込むように
するときは、荷を、リフトアーム3のグリップアーム3
2に懸架したワイヤーまたはロープ9で吊上げるように
することから、リフトアーム3の外筒3aの長手方向の
中間部位に装設しておく補助ロール33は取り外してお
き、吊上げる荷の邪魔にならないようにする。
【0037】このとき、回転式荷台2のフレーム20の
上面に設ける十字状の仕切枠21および各荷台2aを形
成する支承杆22・22は、それを回転式荷台2のフレ
ーム20に対し着脱自在に組付けておくことで、それの
取り外しにより、大きな荷も積込めるようになる。
【0038】
【発明の効果】上述の如く構成せる本発明手段は、車体
1の上面に中心部を軸心として回転テーブル状に回転す
るよう装架した回転式荷台2を回転させることで、その
回転式荷台2の上面に、回転軸心を中心としてそれの回
わりに回転方向に巴状に配設した複数の荷台2a…のそ
れぞれが、車体1の周縁の一部に設けた積込口wに臨む
位置に、順次切り換わって位置するようになり、その荷
台2a…に対し、積込口wに伸縮及び起伏回動自在に装
設してあるリフトアーム3により、ロールベールB…を
順次積込んでいくことによって、ロールベールB…を一
つのリフトアーム3により四つの荷台2a…のそれぞれ
に積込んでいけるようになる。
【0039】そして、回転式荷台2の上面に、それの回
転軸心を中心として回転方向に巴状に配設した複数の荷
台2a…のそれぞれに、ロールベールBを安定して支承
さすように設ける平行する複数の軸杆状の支承杆22・
22を、各荷台2a…がそれぞれ積込口wに対面する位
置を占めた状態において、その平行する軸杆状の支承杆
22・22が積込口wの口縁と平行する状態に設け、積
込口wと隣接位置に荷降口yを設けたときには、積込口
wに設けたリフトアーム3により掬い上げていくロール
ベールBを、そのベールBの軸心線と平行する複数の軸
杆状の支承杆22…が、安定した状態に支承して荷台2
a上に積込んでいくようになり、また、荷降口yからロ
ールベールBを取り降ろすときは、荷台2aの平行する
軸杆状の支承杆22・22が、荷降口yに向う状態とな
るので、ロールベールBを、それの軸心線が縦方向にな
るように回動させながら降ろせるようになって、ラップ
したフィルムが多層に巻かれている軸方向の端面を接地
させた状態に取り降ろせるようになる。
【0040】また、荷台2a…のうちの荷降口yに臨む
位置の下方に、ロールベールBを押し上げて転倒させる
押上装置4を設けたときは、荷降口yからロールベール
Bを降ろすときに、軸方向の端面が接地する姿勢として
取り降ろす作業が、押上装置4の作動で簡単に行なえる
ようになる。
【0041】また、積込口wに設けるリフトアーム3
に、ロールベールBを抱え込むように装設しておく補助
ローラ33…を着脱自在としておくときは、それの取り
外しで、リフトアーム3によりコンテナ等の荷を吊り上
げて、複数の荷台2a…のそれぞれに順次積込んで、運
搬できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従前のロールベール運搬機の側面図である。
【図2】同上の部分の拡大斜視図である。
【図3】従前の別の形態のロールベール運搬機の側面図
である。
【図4】同上の部分の拡大斜視図である。
【図5】従前のさらに別のロールベール運搬機の一部省
略した斜視図である。
【図6】本発明を実施せるロールベール運搬機の斜視図
である。
【図7】同上の車体の平面図である。
【図8】同上の平面図である。
【図9】同上の一部破断した後面図である。
【図10】同上のリフトアームの一部破断した後面図で
ある。
【図11】同上の荷台にロールベールを積込むときの始
動時の説明図である。
【図12】同上のロールベールを掬い上げていく途中の
説明図である。
【図13】同上の掬い上げたロールベールが荷台の支承
杆に支承されていく状態の説明図である。
【図14】同上の荷台に対するロールベールの積込みが
終了した状態の説明図である。
【図15】同上の状態の斜視図である。
【図16】同上の2つ目のロールベールを積込んだ状態
の斜視図である。
【図17】同上の3つ目のロールベールを積込んだ状態
の斜視図である。
【図18】同上の4つ目のロールベールを積込んだ状態
の斜視図である。
【図19】同上の押上装置部分の一部破断した後面図で
ある。
【図20】同上の押上装置の平面図である。
【図21】同上の押上装置の作用の説明図で、押上作動
の始動前の状態の説明図である。
【図22】同上の押上装置のロールベールの底面を押上
げる作動が開始した状態の説明図である。
【図23】同上の押上装置がロールベールを荷降口に向
け傾斜するように押上げた状態の説明図である。
【図24】同上の押上装置の作動でロールベールが荷降
口側にスライドし出した状態の説明図である。
【図25】同上の押上装置の作動でロールベールの重心
が揺動リンクの揺動支点を越した状態の説明図である。
【図26】同上の押上装置の作動で、ロールベールが荷
降口に向け転倒しながら下降していく状態の説明図であ
る。
【図27】同上の押上装置の作動で、ロールベールが軸
線方向を略垂直な姿勢として接地した状態の説明図であ
る。
【図28】同上の押上装置の作動で、ロールベールが
縦置きの状態として荷降しされた状態の説明図である。
【図29】同上のロールベール運搬機の別の実施例の後
面図である。
【図30】同上のロールベール運搬機の荷を吊上げてい
く状態の後面図である。
【図31】同上のロールベール運搬機の、吊上げた荷を
回転式荷台の上方に移動させた状態の後面図である。
【図32】同上のロールベール運搬機の、荷を回転式荷
台の上面に載架した状態の後面図である。
【符号の説明】
A…ロールベール運搬機、B…ロールベール、G…重
心、GL…地表、T…トラクタ、a…フロントローダ、
b…アーム、c…ロール、d…ハンドリング装置、e…
グリップアーム、f…グリップ装置、g…車体、h…仕
切枠、i…リフトアーム、u…油圧ポンプユニット、w
…積込口、y…荷降口、1…車体、10…フレーム、1
1…連結金具、12…走行輪、13…案内輪、14…ユ
ニバーサルジョイント軸、15…制御装置、150…操
作レバー、16…旋回機構、17…軸受支持部材、2…
回転式荷台、2a…荷台、20…フレーム、200…外
枠、201…内枠、21…仕切枠、22…支承杆、3…
リフトアーム、3a…外筒、3b…内筒、30…支軸、
31…グリップアーム、33…補助ロール、34…油圧
シリンダ、4…押上装置、40…支軸、41…アーム、
42…押上ローラー、43…油圧シリンダ、44…支
軸、45…反転リンク、46…揺動リンク、460…回
動支点、47…反転ローラー、48…連繋リンク、49
…補助ロール、5…油圧シリンダ装置、50…ロッド、
6…規制部材、7…パレット、8…コンテナ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体1の上面側に、中心部を回転軸心と
    して回転テーブル状に回転する回転式荷台2を装架し、
    それの上面に、複数の荷台2a…を前記回転軸心を中心
    とする巴状に配設し、車体1の周縁の一部で、前記複数
    の荷台2a…のうちの一つの荷台2aと対応する部位
    に、積込口wを形成して、その積込口wにロールベール
    Bを荷台2aに向けて掬い上げるリフトアーム3を伸縮
    および起伏回動自在に装架し、各荷台2a…には、ロー
    ルベールBを安定した姿勢に支承さす平行する複数の支
    承杆22・22を、荷台2aが積込口wに臨む状態位置
    において積込口wの口縁と平行する状態に装設したこと
    を特徴とするロールベール運搬機。
  2. 【請求項2】 車体1の上面側に、中心部を回転軸心と
    して回転テーブル状に回転する回転式荷台2を装架し、
    それの上面に、複数の荷台2a…を前記回転軸心を中心
    とする巴状に配設し、車体1の周縁の一部で、前記複数
    の荷台2a…のうちの一つの荷台2aと対応する部位
    に、積込口wを形成して、その積込口wにロールベール
    Bを荷台2aに向けて掬い上げるリフトアーム3を伸縮
    および起伏回動自在に装架し、各荷台2a…には、ロー
    ルベールBを安定した姿勢に支承さす平行する複数の支
    承杆22・22を、荷台2aが積込口wに臨む状態位置
    において積込口wの口縁と平行する状態に装設し、車体
    1の周縁の一部で、各荷台2a…のうちのそれに設けた
    平行する複数の支承杆22・22が車体1の外側に向う
    姿勢となる荷台2aと対応する部位に、ロールベールB
    を取り降ろす荷降口yを形成したことを特徴とするロー
    ルベール運搬機。
  3. 【請求項3】 車体1の上面側に、中心部を回転軸心と
    して回転テーブル状に回転する回転式荷台2を装架し、
    それの上面に、複数の荷台2a…を前記回転軸心を中心
    とする巴状に配設し、車体1の周縁の一部で、前記複数
    の荷台2a…のうちの一つの荷台2aと対応する部位
    に、積込口wを形成して、その積込口wにロールベール
    Bを荷台2aに向けて掬い上げるリフトアーム3を伸縮
    および起伏回動自在に装架し、各荷台2a…には、ロー
    ルベールBを安定した姿勢に支承さす平行する複数の支
    承杆22・22を、荷台2aが積込口wに臨む状態位置
    において積込口wの口縁と平行する状態に装設し、車体
    1の周縁の一部で、各荷台2a…のうちのそれに設けた
    平行する複数の支承杆22・22が車体1の外側に向う
    姿勢となる荷台2aと対応する部位に、ロールベールB
    を取り降ろす荷降口yを形成し、車体1には、荷降口y
    に臨む荷台2aの下面側に、その荷台2aの平行する支
    承杆22・22に支承されるロールベールBを荷降口y
    に向け傾斜転倒さすよう押上げる押上装置4を装設した
    ことを特徴とするロールベール運搬機。
  4. 【請求項4】 伸縮および起伏回動自在に形成して車体
    1の積込口wに装設するリフトアーム3の外筒3aの長
    手方向の中間部位に、内筒3b先端のグリップアーム3
    2と共同してロールベールBを掬い上げる補助ロール3
    3を、装脱自在に組付けたことを特徴とする請求項1記
    載のロールベール運搬機。
JP11843896A 1996-04-16 1996-04-16 ロールベール運搬機 Expired - Fee Related JP3768593B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11843896A JP3768593B2 (ja) 1996-04-16 1996-04-16 ロールベール運搬機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11843896A JP3768593B2 (ja) 1996-04-16 1996-04-16 ロールベール運搬機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09275754A true JPH09275754A (ja) 1997-10-28
JP3768593B2 JP3768593B2 (ja) 2006-04-19

Family

ID=14736647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11843896A Expired - Fee Related JP3768593B2 (ja) 1996-04-16 1996-04-16 ロールベール運搬機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3768593B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012235706A (ja) * 2011-05-10 2012-12-06 Kyokuto Material:Kk ロールベール用吊ベルト

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012235706A (ja) * 2011-05-10 2012-12-06 Kyokuto Material:Kk ロールベール用吊ベルト

Also Published As

Publication number Publication date
JP3768593B2 (ja) 2006-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3924765A (en) Hydraulic side lift loader
CA1135223A (en) Cargo handling loader for pallets
CN1003988B (zh) 后伸式渣罐货车
JPH01195150A (ja) 荷役装置
US11198384B2 (en) Container carrier and dumping pallet
US3499561A (en) Slag pot carrying vehicle
JPH09275754A (ja) ロールベール運搬機
FI89148C (fi) Lyfttransportvagn kopplad till en draganordning
CN111994564B (zh) 一种移动式提升机及运粮系统
WO1996017750A1 (fr) Materiel de levage et de manutention de charges diverses, associe a un vehicule
JP4036645B2 (ja) ラッピングマシンにおけるロールベールの積み込み荷降ろし装置
EP0405727B1 (en) Bale wrapper with tiltable turntable
JP2008308059A (ja) タイヤ運搬車
JP4062590B2 (ja) 被搬送物吊下搬送用ハンガー
JP3223068B2 (ja) 荷物受け渡し装置および荷物積み降ろし装置
JP2003002108A (ja) ロールベール運搬車
US3863785A (en) Self-loading coil carrier
JPH0662072B2 (ja) 穀粒運搬車における穀粒ホツパ−のダンプ回動用の荷揚装置
JPH1075637A (ja) ロールベール運搬機
JPH0355461Y2 (ja)
JPH06107397A (ja) 移送装置
JP3929211B2 (ja) 荷役手段付き産業車両
JPH0676032B2 (ja) 穀粒運搬車における穀粒ホツパ−のダンプ回動用の荷揚装置
JPH10129329A (ja) 運搬車両
US2860798A (en) Straddle carrier with dumping device

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060202

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100210

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110210

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120210

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120210

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130210

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140210

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees