JP3816915B2 - ワンタッチフレキシブルコンテナー - Google Patents

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Description

本発明は、粉体、粒体、細片体等からなる各種材料の運搬に好適に使用されるフレキシブルコンテナーに係り、特に排出開口部が大型であって排出が安全で容易に行なえるフレキシブルコンテナーに関するものである。
従来より粉体等を運搬、貯蔵する手段として低コストでかつ自重も軽いことからフレキシブルコンテナーは多数使用されると共にその改善が提案されてきた。
例えば、図5にも示されるように、出願人らの開発した特許文献1に記載のフレキシブルコンテナーは、フレキシブルコンテナー本体4の頂面部および底面部には、それぞれ粉粒体等の投入口と排出口5を開設し、前記投入口にフレキシブルコンテナー本体4と同質材料でしかも略等径に形成した筒型の投入路6を延設し、さらにこの投入路6の側部に緊締紐7を付設して投入口を適宜閉塞し得るよう構成されている。
そして、排出口5には、前記投入路6と同様にフレキシブルコンテナー本体4と同質材料で形成した筒型の排出路10を延設し、この排出路10の取付基部にこの排出路10を包持する略台形状の内蓋片14を設けると共にこの内蓋片14の周囲に4枚の菊割型外蓋片16を溶着等適宜の手段で配設し、さらに前記菊割形外蓋片16のそれぞれの先端部にはループ部材20を配設する。この場合、菊割形外蓋片16a及び16cに配設したループ部材20aおよび20cは他のループ部材よりも若干長く設定すると共に菊割形外蓋片16dには2つのループ部材20d,20eを並設する。
一方、フレキシブルコンテナー本体4の外周側部には締結紐23の一端部を溶着等の手段により固着してその他端部に係止ループ25を設け、さらに締結紐23の固着側に2本の締結紐31を設ける。
このフレキシブルコンテナー2に粉粒体を充填するためには、フレキシブルコンテナー本体4の底部に延設した排出路10を折畳む等の適宜の手段によりその開口部を閉塞して内蓋片14で包み込み、次いで菊割型外蓋片16cのループ部材20cを対向する菊割型外蓋片16b,16dのループ部材20d,20b,20eに順次挿通した後このループ部材20cに残余のループ部材20aを挿通して各ループ部材を相互に連結する。さらにこのようにして各ループ部材を連結したループ部材20aに締結紐23を挿通し、この締結紐23の係止ループ25を締結紐31で締結することにより袋本体10の底部の閉塞を行なう。
一方、粉粒体の排出に際して、フレキシブルコンテナーを懸吊具を介して懸吊したまま貯留装置等の粉粒受容口の直上に位置させて締結状態の締結紐23を解き、締結紐23を下方に垂下させた後、この締結紐23の固着側をフレキシブルコンテナー本体4の半径方向外方に引張して締結紐23をループ部材20aから引き抜くと、フレキシブルコンテナー本体内部に充填した粉粒体の重量により各ループ部材20の連結状態が解除されてそれぞれの菊割形外蓋片16及び内蓋片14が順次垂下し、本体内の粉粒体は排出路10を介して排出される。
実公昭61−8940号公報(第2頁第4コラム第3行〜第29行、図1)
上記のような構成である場合に排出部の面積が本体の断面積に対して小さいため排出時間がかかってしまう。このためにフレキシブルコンテナーの底部全面を排出口とする必要が生じていた。
しかし、底部全面から排出させる方式を採用した場合は、必ずしも従来の方式のようなフレキシブルコンテナーの側面で操作が可能な方式で排出することができず、排出時に排出部の締結紐23を開放するためには操作者がフレキシブルコンテナー2の下側に潜り込み、紐を解くと共にフレキシブルコンテナー2の下側から脱出する必要が生じていた。このような状態で開放作業を行なうのは危険であり操作者に対して不安感を抱かせていた。
また、一方で昨今の事情を鑑みるとフレキシブルコンテナー1袋当りの収容物の排出に対して時間を掛けることはコスト上困難である。このため、特にフレキシブルコンテナーの排出時にできるだけ、簡便な操作で、短時間に排出作業が見込めるフレキシブルコンテナーの出現が望まれていた。すなわち、排出操作を行なうに当たり操作工程数が少なく操作自体が簡便である必要があった。
特許文献1に記載されるフレキシブルコンテナーを検討すると、開放作業が容易ではないという課題も生じていた。この締結紐23の固着側をフレキシブルコンテナー本体4の半径方向外方に引張して締結紐23をループ部材20aから引き抜く場合に、ループ部材20aの素材が布製品である場合に、締結紐23とループ部材20aの摩擦係数が高く、必ずしも締結紐23をループ部材20aから直ちに開放することができず、開放に時間がかかっていた。
そこで、本発明の目的は、フレキシブルコンテナーの排出時に操作者が安全性を保ちながら作業が可能で、また迅速に粉粒体の排出が可能なフレキシブルコンテナーを提供することにある。
出願人らは上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、フレキシブルコンテナーの開放時に操作者が安全性を保ちながら作業が可能であり、また迅速に粉粒体の開放が可能なフレキシブルコンテナーとする構成を突き止めた。
本発明に係るフレキシブルコンテナーは、可撓性シート部材からなる長形の袋本体を形成し、前記袋の頂部に充填物投入口を設け、前記袋の底部は排出口とするワンタッチフレキシブルコンテナーにおいて、前記袋の中間部周囲に縫着される二重布部と、前記袋の前記二重布部の下側部分である排出開口部材と、前記排出開口部材の側部に吊設される弾性ゴム環と、前記二重布部下端に配設される複数の菊割型外蓋片と、前記複数の菊割型外蓋片の頂点に布部で縫着される剛性環と、前記菊割型外蓋片の一つに縫着された排出用ロープ固定部と、排出用ロープ固定部に接続される排出用ロープと、排出用ロープ固定部と二重布部を挿んで対称となる位置に配置されてその先端に第2剛性環が設けられる排出用ロープ第2固定部と、排出用ロープ固定部と排出用ロープ第2固定部との中間点近傍に紐部で固定されるストッパ部とを有し、前記排出開口部材が締め込まれて弾性ゴム環に挿入されて封止され、前記排出用ロープが前記複数の剛性環を挿通し、その先端を前記第2剛性環に引き解け固定し、その引き解け部にストッパ部を挿入することで結紐して前記排出開口部材を複数の菊割型外蓋片が包持することで排出口が封止され、ストッパ部を引き解け部から抜いて引き解け部の結紐を開放することで前記排出用ロープ、菊割型外蓋片の緊結が緩み排出口が開放されることを特徴とする。
さらに前記複数の菊割型外蓋片の1つの外側に外蓋片を設けることができる。外蓋の存在により懸吊時の底ズレ等が生じても、菊割型外蓋片が保護されるため、移動時の摩擦による排出部の破損を生じることなく充填することが可能となる。
また、前記菊割型外蓋片の底辺両端の二重布部上にそれぞれ外蓋固定紐が設けられてもよい。外蓋の固定が確実となり、外蓋の開放を防ぐことができる。
さらに、前記ストッパ部に挿通された排出用ロープの引き解け部は、その両脇から被覆可能なカバーを備えることもできる。カバーを備えることで充填時のストッパ部の摩擦等による不用意な開放を防止することができる。
本発明に係るワンタッチフレキシブルコンテナーを適用することで、収容物の排出工程は、外蓋28の開放を含めていずれも、ワンタッチフレキシブルコンテナー本体4の側面で作業可能であり、さらに、固定帯体27と締結紐31の結紐を開放又は、強制引抜帯33の引張、あるいは引き解け部の結紐の開放のみという実に簡易な方法で行なうことができる。また、操作者はワンタッチフレキシブルコンテナー本体4の下部に潜りこむことなく作業ができるため操作者の安全を図ることができる。
以下、本発明の一実施の形態は次の通りである。本発明に係るフレキシブルコンテナーは、可撓性シート部材からなる長形の袋本体を形成し、前記袋の頂部に充填物投入口を設け、前記袋の底部は排出口とするワンタッチフレキシブルコンテナーにおいて、前記袋の中間部周囲に縫着される二重布部と、前記袋の前記二重布部の下側部分である排出開口部材と、前記排出開口部材の側部に吊設される弾性ゴム環と、前記二重布部下端に配設される複数の菊割型外蓋片と、前記複数の菊割型外蓋片の頂点に布部で縫着される剛性環と、前記菊割型外蓋片の一つに縫着された排出用ロープ固定部と、排出用ロープ固定部に接続される排出用ロープと、排出用ロープ固定部と二重布部を挿んで対称となる位置に配置されてその先端に第2剛性環が設けられる排出用ロープ第2固定部と、排出用ロープ固定部と排出用ロープ第2固定部との中間点近傍に紐部で固定されるストッパ部とから構成される。
本発明について添付の図1乃至図4より説明する。図1は、本発明に係るフレキシブルコンテナー2の側面図を示し、図2の(a)は上面図を示し、図2の(b)は底面図を示す。
図1に示されるワンタッチフレキシブルコンテナー2は、粉粒体、細片体等の粒状の収容物を充填するものである。このワンタッチフレキシブルコンテナー2は、シート材を用いて略柱形状の袋状に形成したワンタッチフレキシブルコンテナー本体4の頂部に、粒状の収納物を充填する充填物投入口3を開設するとともに、ワンタッチフレキシブルコンテナー本体4の底部に、同ワンタッチフレキシブルコンテナー本体4に充填した収納物を排出するための排出口11を設けてある。
充填物投入口3は、収容物を注入する部分であり、注入物を通過させると共に注入後に折畳まれて充填物投入口3を遮蔽する投入路6と、投入路6が折畳まれた後に投入路6の基部で接続されて充填物投入口3全体より大きく6角形状の板状に形成されて充填物投入口3を遮蔽する上蓋8から構成される。また、ワンタッチフレキシブルコンテナー本体4の側部上方には、ワンタッチフレキシブルコンテナー本体4を懸垂するための懸垂紐17が3本配置されて、両端がワンタッチフレキシブルコンテナー本体4に摺動可能に装着される。
一方、排出口11はワンタッチフレキシブルコンテナー2の下側部である排出開口部材13の端部に開口して設けられる。排出開口部材13の側面には、幅広紐で懸吊される弾性ゴム環12が配置される。弾性ゴム環12は、ゴム等の伸縮性を有する素材から構成される環状の紐から構成される。
ワンタッチフレキシブルコンテナー2の中央に周回して縫着されるのが二重布部15である。二重布部15は、ワンタッチフレキシブルコンテナー本体4と同一のシート材から構成される。
二重布部15の下端に接してワンタッチフレキシブルコンテナー本体4の全周に配置されるのが6枚の菊割型外蓋片16a〜16fであり、頂点を下にして底辺でワンタッチフレキシブルコンテナー本体4に縫着される。内蓋片14が菊割型外蓋片16の内側にその端部が融着され、懸吊される。内蓋片14の形状は、ワンタッチフレキシブルコンテナー本体4の断面形状により、図面では円形である。
菊割型外蓋片16a〜16fは、三角形状であり、その二重布部15に縫着されない二斜辺が幅広布で被覆され、頂点には幅広布で固定された剛性環18が懸吊される。剛性環18は、剛性を有する金属または相当の強度を有する樹脂から構成される。但し、ステンレススチールが帯体の滑りやすさ、費用の点から好ましく用いられる。さらに、二重布部15の下端に接して縫着され、内蓋片14の懸吊された菊割型外蓋片16aの頂点部には、帯体21が環状となるようにその開放側が固着される。
菊割型外蓋片16aの底辺両端の二重布部上にそれぞれ外蓋28固定用帯紐24,26が懸垂される。この固定用帯紐24,26の中央であって二重布部上に平面ファスナを有する2枚の固定部包持用布部30,32が縫着される。
内蓋片14に対して、ワンタッチフレキシブルコンテナー本体4を挟んで対称となる位置であって、前記菊割型外蓋片16dの外側に外蓋28の端部が融着され懸吊される。
図2に本発明に係るワンタッチフレキシブルコンテナーの上面図(a)と、底面図(b)を示す。上面図(a)は、ワンタッチフレキシブルコンテナー本体4上に上蓋8が投入路6の基部で接続されて充填物投入口3全体より大きく6角形状の板状に形成されて充填物投入口3を遮蔽し、さらにその上に懸垂紐17が3本配置される。
一方、底面図(b)は、ワンタッチフレキシブルコンテナー本体4上に菊割型外蓋片16a〜fが頂点を中心として底部を包持しており、この頂点部にある6個の剛性環18を帯体21が順次挿通され、さらに帯体21に挿通される締結紐31と帯体と直結されて強制引抜帯33がワンタッチフレキシブルコンテナー本体4の側部へ引張されて底部が閉塞されている。
これら菊割型外蓋片16a〜f、帯体21および締結紐31はその上部に外蓋28が重ねられ、包持される。この外蓋28の裏面に留具36,38が縫着されて、それぞれに外蓋28固定用帯紐24,26が結紐される。
図3に帯体21と固定部包持用布部30,32について示す。菊割型外蓋片16aの頂点部には、帯体21が環状となるようにその開放側が固着され、さらに締結紐31が帯体21の環状部の先端に挿通され、強制引抜帯33の一端が帯体21の環状部の根本の分岐部と結束される。締結紐31と強制引抜帯33は他端部で一体化されて固定帯体27が連結される。この固定帯体27を固定するための固定部34が固定部包持用布部30,32の中央に配置される。
図4に、先端結合帯29を示す。先端結合帯29は、菊割型外蓋片16aと対称位置となる菊割型外蓋片16d、菊割型外蓋片16eにその端部が縫着される。先端結合帯29が設けられることで、内容物の放出時に菊割型外蓋片16a〜fが拡がりすぎたことによる内容物の飛散の防止や放出側速度の抑制がなされる。すなわち、内容物が菊割型外蓋片16a〜fに接触されて落下速度が低下するためである。このため、安全性の向上を図ることができる。
次にこのように構成した本発明に係るワンタッチフレキシブルコンテナーの使用態様につき、図1,図6,図7および図8を用いて説明する。
まず、粒状の収納物を充填する場合は、ワンタッチフレキシブルコンテナー本体4の底部にある排出口11を閉塞するため排出開口部材13の端部を束ねて2つ折とする。この排出開口部材13の端部の2つ折りにした部分を弾性ゴム環12に挿通させて封止させる(図6)。
この排出開口部材13の端部を封止した後に、内蓋片14が懸吊状態からワンタッチフレキシブルコンテナー本体4の底部に重ねられる。その際、弾性ゴム環に挿通した排出開口部材の端部が先端結合帯29に挿通して係止される。
さらに、帯体21を菊割型外蓋片16a〜16fの各剛性環18にその順序で挿通させるとともに、菊割型外蓋片16a〜16fの頂点がワンタッチフレキシブルコンテナー本体4の底部中央に位置するように全菊割型外蓋片16a〜16fを折畳む(図7)。
帯体21は、さらに締結紐31を環状部に挿通させて菊割型外蓋片16a〜16fの頂部が開放されないように緊結される。
締結紐31は、一端が固定帯体27と固定されると共に、もう一端が帯体が形成する環状部に挿通した後、固定部34に固着された固定帯体27に結紐される。その後、固定部包持用布部30,32が両脇から折畳まれて、固定帯体27と締結紐31と強制引抜帯33が結紐したものを包持する。この固定部包持用布部30,32はその両者に配設される面ファスナで固定される。
その後、外蓋28が緊結された菊割型外蓋片16a〜16f上へ重ねられて包持され、この外蓋28の裏面に留具36,38が縫着されて、それぞれ外蓋固定用帯紐24,26が結紐されて、排出口11が完全に閉塞される。
次いで、懸垂紐17がフォークリフトのフォーク等で懸垂されて、この状態で、収容物の供給装置から充填物投入口3へ収容物が充填される。
充填後に充填物投入口3が封口されて移送が可能となる。
この後に、収容物の排出を行なう。まず、ワンタッチフレキシブルコンテナー2を懸垂された状態で、収容物の貯留装置の受容口の直上に配置する。
この状態で、外蓋28固定用帯紐24,26が解かれて外蓋28が開放される。
さらに、面ファスナが開放されて固定部包持用布部30,32が両脇に開かれて、固定帯体27と締結紐31の結紐を開放する(図8)。
開放すると、帯体21と締結紐31とが同時に開放されて、全菊割型外蓋片16a〜16fの頂部の緊結が緩む。菊割型外蓋片16a〜16fの頂部の緊結が緩むと、さらに自重で収容物が排出開口部材13へ移動し、ついには菊割型外蓋片16a〜16fの頂部を押し開き、帯体21が剛性環18から全て抜ける。このため、全菊割型外蓋片16a〜16fが開放されて、内蓋片14も同時に開放される。
その後、収容物が排出開口部材13へ移動が更に進むため、収容物が排出開口部材13を押し開き、この押し開きに従って排出開口部材の端部が先端結合帯29からはずれ、さらには弾性ゴム環12が排出開口部材13からはずれて、収容物が貯留装置の受容口に落下する。
このとき、固定帯体27と締結紐31の結紐の開放で排出口11の開放が進まない場合は、強制引抜帯33を引張する。この場合、強制引抜帯33は帯体21根本の分岐部と結束しているため、帯体21を菊割型外蓋片16の剛性環18から強制的に解かれる。このため、排出開口部材13の開放が促進される。
図9に本発明に係る第2の実施例であるワンタッチフレキシブルコンテナー52の下部側面図を示し、図10に封止時の側面図を示し、図11に封止時の底面図を示す。
本ワンタッチフレキシブルコンテナー52は、図示しないが上部については実施例1に示すワンタッチフレキシブルコンテナー2と同様の構成であり、その特徴である下部について示す。このワンタッチフレキシブルコンテナー52の排出口61はワンタッチフレキシブルコンテナー52の下側部である排出開口部材63の端部に開口して設けられる。排出開口部材63の側面には、幅広紐で懸吊される弾性ゴム環62が配置される。弾性ゴム環62は、弾性ゴム環12同様にゴム等の伸縮性を有する素材から構成される環状の紐から構成される。
ワンタッチフレキシブルコンテナー52の中央に周回して縫着されるのが二重布部65である。二重布部65は、ワンタッチフレキシブルコンテナー本体54と同一のシート材から構成される。
二重布部65の下端に接してワンタッチフレキシブルコンテナー本体54の全周に配置されるのが6枚の菊割型外蓋片66a〜66fであり、頂点を下にして底辺でワンタッチフレキシブルコンテナー本体54に縫着される。
菊割型外蓋片66a〜66fは、三角形状であり、その二重布部65に縫着されない二斜辺が幅広布で被覆され、頂点には幅広布で固定された剛性環68a〜68fが懸吊される。剛性環68a〜68fは、剛性を有する金属または相当の強度を有する樹脂から構成される。但し、ステンレススチールが帯体の滑りやすさ、費用の点から好ましく用いられる。さらに、二重布部65の下端に接して縫着され、菊割型外蓋片66aの頂点部近傍には、排出用ロープ固定部である排出用ロープ固定フック70が縫着される。この排出用ロープ固定フック70の一端が菊割型外蓋片66aの頂点部近傍に縫着され、他端は環状部が形成され排出用ロープ71が締結固定される。
菊割型外蓋片66aの底辺両端の二重布部65上にそれぞれ外蓋固定用帯紐74,76が懸垂される。この固定用帯紐74,76の中央であって二重布部上に平面ファスナを有する2枚の固定部包持用布部80,82が縫着される。
菊割型外蓋片66aに対して、ワンタッチフレキシブルコンテナー本体54を挟んで対称となる位置であって、前記菊割型外蓋片66dの外側に外蓋78(図示していない)の端部が融着され懸吊される。
排出用ロープ固定フック70に対して、二重布部65を挟んで対称となる位置であって、固定部包持用布部80,82近傍に排出用ロープ第2固定部である排出用ロープ結束フックベルト83が縫着され、縫着される端部と反対側端部に第2剛性環である金属製の環部84が懸吊される。環部84も、剛性を有する金属または相当の強度を有する樹脂から構成される。但し、ステンレススチールが帯体の滑りやすさ、費用の点から好ましく用いられる。
さらに固定部包持用布部80と固定部包持用布部82の中央にストッパとしてカラビナ94が細紐92を介して二重布部65に縫着される。カラビナ94を用いることで強度と外し易さの両方を兼ね備えることができる。その他、開閉可能な金属製環や樹脂製環を利用することができる。
続いて、図10、11を用いて、本発明に係る実施例2の作用について説明する。図11に本発明に係るワンタッチフレキシブルコンテナーの底面図を示す。底面図は、ワンタッチフレキシブルコンテナー本体54上に菊割型外蓋片66a〜fが頂点を中心として底部を包持しており、この頂点部にある6個の剛性環68a〜68fを排出用ロープ71が順次挿通され、さらに排出用ロープ71がワンタッチフレキシブルコンテナー本体54の側部へ引張されて底部が閉塞されている。
これら菊割型外蓋片66a〜f、排出用ロープ71はその上部に外蓋78が重ねられ、包持される。この外蓋78の裏面に留具86,88(図示していない)が縫着されて、それぞれに固定用帯紐74,76が結紐される。
図10に排出用ロープ71と排出用ロープ結束フックベルト83について示す。ワンタッチフレキシブルコンテナー本体54の底部を閉塞した排出用ロープ71は、本体54の側面に縫着される排出用ロープ結束フックベルト83に引き解け結びで固定される。この引き解け結びで作製された排出用ロープ71の環状部に細紐92で締結されるカラビナ94が挿通されて、引き解け結びの端部が作業者の意図に反して引張されても引き解けされぬようにスットパとしての役割を果たしている。排出用ロープ71がカラビナ94によるスットパとしての挿通後に固定部包持用布部80と固定部包持用布部82とが重ね合わせられる。この固定部包持用布部80と固定部包持用布部82によって、排出用ロープ71端部が保護されて輸送時の摩擦等による磨耗等を防止することができる。さらに、外蓋78がワンタッチフレキシブルコンテナー本体54の底部を被覆するように折りたたまれて、外蓋78の端部にある留具86,88と固定用帯紐74,76とが結紐されて本体底部54が保護される。
一方、開放時は、留具86,88と固定用帯紐74,76の結紐を開放し、固定部包持用布部80と固定部包持用布部82を開く。
さらにカラビナ94を排出用ロープ71を開放して、引き解け結びの端部を引張すると、ワンタッチフレキシブルコンテナー内部の自重で排出開口部材63と菊割型外蓋片66a〜fとが押圧されて、剛性環68a〜68fから排出用ロープ71が開放されて、ワンタッチフレキシブルコンテナーの下側に内部品が放出される。
以上本発明の好適な実施例について説明をしたが、本発明は前記実施例に限定されることなく、その精神を逸脱しない範囲内において多くの設計変更が可能である。例えば、本実施例ではワンタッチフレキシブルコンテナーの形状を円柱形状としたが、直方体や多角形状とすることは設計変更の一つに過ぎず、その際は内蓋及び外蓋の形状を四角形や多角形とすることができる。
本発明に係るワンタッチフレキシブルコンテナーは、600kg〜1tものコメ・肥料などを入れることのできる大きな袋状コンテナとして、フレキシブルコンテナー使用による物流合理化および低コスト化を図ることができる。特に大量の充填物を危険な環境で開放する場合など、側面からワンタッチで開放可能であるため、様々な場面で使用することができる。
本発明に係るワンタッチフレキシブルコンテナーの側面図である。 本発明に係るワンタッチフレキシブルコンテナーの(a)は上面図を示し、(b)は底面図を示す。 本発明に係るワンタッチフレキシブルコンテナーの帯体と固定部包持用布部の構成図を示す。 本発明に係るワンタッチフレキシブルコンテナーの先端結合帯の構成図を示す。 従来のフレキシブルコンテナーの構成図を示す。 本発明に係るワンタッチフレキシブルコンテナーの使用において弾性ゴム環に挿通させて封止する態様を示す。 本発明に係るワンタッチフレキシブルコンテナーの使用において帯体を菊割型外蓋片の各剛性環に挿通させる態様を示す。 本発明に係るワンタッチフレキシブルコンテナーの使用において固定帯体27と締結紐31の結紐を開放する態様を示す。 本発明に係るワンタッチフレキシブルコンテナーの実施例2の側面図である。 本発明に係るワンタッチフレキシブルコンテナーの実施例2の側面の拡大図である。 本発明に係るワンタッチフレキシブルコンテナーの実施例2の底面図を示す。
符号の説明
2 ワンタッチフレキシブルコンテナー
3 充填物投入口
4 ワンタッチフレキシブルコンテナー本体
5 排出口
6 投入路
7 緊締紐
8 上蓋
10 排出路
11 排出口
12 弾性ゴム環
13 排出開口部材
14 内蓋片
15 二重布部
16a,16b,16c,16d,16e,16f 菊割型外蓋片
17 懸垂紐
18 剛性環
20a,20b,20c,20d,20e ループ部材
21 帯体
23 締結紐
25 係止ループ
24,26 固定用帯紐
27 固定帯体
28 外蓋
29 先端結合帯
30,32 固定部包持用布部
31 締結紐
33 強制引抜帯
34 固定部
36,38 留具
39 懸垂環
40 懸垂紐
52 ワンタッチフレキシブルコンテナー
61 排出口
63 排出開口部材
62 弾性ゴム環
65 二重布部
66a〜66f 菊割型外蓋片
68a〜68f 剛性環
70 排出用ロープ固定フック
71 排出用ロープ
74,76 外蓋固定用帯紐
78 外蓋
80,82 固定部包持用布部
83 排出用ロープ結束フックベルト
84 環部
86,88 留具
92 細紐
94 カラビナ

Claims (4)

  1. 可撓性シート部材からなる長形の袋本体を形成し、前記袋の頂部に充填物投入口を設け、前記袋の底部は排出口とするワンタッチフレキシブルコンテナーにおいて、前記袋の中間部周囲に縫着される二重布部と、前記袋の前記二重布部の下側部分である排出開口部材と、前記排出開口部材の側部に吊設される弾性ゴム環と、前記二重布部下端に配設される複数の菊割型外蓋片と、前記複数の菊割型外蓋片の頂点に布部で縫着される剛性環と、前記菊割型外蓋片の一つに縫着された排出用ロープ固定部と、排出用ロープ固定部に接続される排出用ロープと、排出用ロープ固定部と二重布部を挿んで対称となる位置に配置されてその先端に第2剛性環が設けられる排出用ロープ第2固定部と、排出用ロープ固定部と排出用ロープ第2固定部との中間点近傍に紐部で固定されるストッパ部とを有し、前記排出開口部材が締め込まれて弾性ゴム環に挿入されて封止され、前記排出用ロープが前記複数の剛性環を挿通し、その先端を前記第2剛性環に引き解け固定し、その引き解け部にストッパ部を挿入することで結紐して前記排出開口部材を複数の菊割型外蓋片が包持することで排出口が封止され、ストッパ部を引き解け部から抜いて引き解け部の結紐を開放することで前記排出用ロープ、菊割型外蓋片の緊結が緩み排出口が開放されることを特徴とするワンタッチフレキシブルコンテナー。
  2. ワンタッチフレキシブルコンテナーは、前記複数の菊割型外蓋片の一つの外側に外蓋片を吊設することを特徴とする請求項1記載のワンタッチフレキシブルコンテナー。
  3. 前記菊割型外蓋片の底辺両端の二重布部上にそれぞれ外蓋固定紐を懸吊することを特徴とする請求項記載のワンタッチフレキシブルコンテナー。
  4. 前記ストッパ部に挿通された排出用ロープの引き解け部は、その両脇から被覆可能なカバーを備えることを特徴とする請求項1または2記載のワンタッチフレキシブルコンテナー。
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