JPH08276944A - コンテナバッグ - Google Patents

コンテナバッグ

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JPH08276944A
JPH08276944A JP7081455A JP8145595A JPH08276944A JP H08276944 A JPH08276944 A JP H08276944A JP 7081455 A JP7081455 A JP 7081455A JP 8145595 A JP8145595 A JP 8145595A JP H08276944 A JPH08276944 A JP H08276944A
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JP
Japan
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container bag
fastener
cut
surface fastener
female
Prior art date
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Application number
JP7081455A
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English (en)
Inventor
Masahiro Iemoto
昌弘 家本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOIZUMI SEIMA KK
Original Assignee
KOIZUMI SEIMA KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単で製造コストの低減に寄与するこ
とができるようにするとともに、排出口の閉止および開
放操作を極めて容易に行い得る操作性の優れたものにす
る。 【構成】 粉粒物の移送用または貯蔵用に使用される袋
状のコンテナバッグ1であって、コンテナバッグ1の底
布3に切れ目31が設けられ、この切れ目31に対応す
る切41aれ目の設けられた雌面ファスナ41が上記切
れ目31を覆うようにコンテナバッグ1の底布3に付設
され、この雌面ファスナ41の表面には雄面ファスナ4
2が上記切れ目31,41aを覆うように係着されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、穀類や活性炭等の粉粒
物を移送または貯蔵するために使用されるコンテナバッ
グに関するものである。
【0002】
【従来の技術】穀類や活性炭等の粉粒物を大量に移送し
たり貯蔵する場合、通常コンテナバッグが使用される。
コンテナバッグは、織製品からなる円筒状の袋体であっ
て、上面部に粉粒物を装填するための装填口が開口され
ているとともに、底部に粉粒物を排出するための排出口
が設けられている。この排出口には通常布製の案内筒が
設けられており、この案内筒を絞りこんで紐で結着する
ことにより排出口が閉止されるようになっている。
【0003】このようなコンテナバッグは、通常ハンド
リングが容易になるように内容積が約1m3に設定され
ているとともに、略1t〜1.5tの内容物の重量に耐
え得るように強度設定されている。従って、嵩密度が
1.5g/cm3以下の粉粒物、例えば米や豆類等の穀
類や、活性炭等を対象としてコンテナバッグが使用され
るのが一般的である。
【0004】ところで、コンテナバッグに粉粒物を装填
するときには、まず底部に形成された案内筒を絞り込ん
で紐で結着して排出口が閉止される。この状態で上部の
装填口から粉粒物が装填されるとともに、移送先での内
容物の排出に際しては、上記案内筒の結着を解除する操
作が行われる。しかし上記のような案内筒の結着操作や
結着を解除する操作は非常に面倒であり、特に大量の粉
粒物を移送する場合には、コンテナバッグの数量が非常
に多くなるため、上記操作のための作業時間が増大する
という不都合が存在した。
【0005】そのようなことから、近年、コンテナバッ
グの排出口の閉止手段として、例えば図6に示すよう
に、紐の代りに面ファスナーが使用されることが多い。
なお、図6に示すコンテナバッグ10は実開昭57−3
687号公報によって開示されたものである。
【0006】そして上記コンテナバッグ10の底部は、
内底101と、外底102とからなる二重底構造にさ
れ、内底101の中央部に内容物排出用の案内筒103
が設けられているとともに、外底102には案内筒10
3を通す貫通孔が穿設されている。
【0007】そして、案内筒103は上記貫通孔を貫通
して外部に突出されているとともに、案内筒103の基
端部には内蓋104の一側部が縫着され、また外底10
2の貫通孔の一縁部には貫通孔よりも大きく寸法設定さ
れた外蓋105が縫着されている。このような外蓋10
5の表面の縁部には、周方向に略等間隔で複数の面ファ
スナ106が縫着されているとともに、外底102の裏
面にも上記面ファスナ106に対応した面ファスナ10
7が縫着されている。
【0008】そして、案内筒103の排出口を閉止する
には、まず案内筒103を折り畳んでコンテナバッグ1
0内に収納し、その表面を内蓋104で覆い、さらにそ
の上を外蓋105で覆うようになっている。そして、外
蓋105で内蓋104を覆うに際しては、外蓋105の
周縁部を外底102と内底101との隙間に挿入し、そ
れぞれに設けられた面ファスナ106,107同士を互
いに係着させるようになっている。
【0009】従って、内蓋104および外蓋105によ
って排出口が閉止されたコンテナバッグ10は、上記面
ファスナ106,107による係着によって閉止状態が
補強され、コンテナバッグ10を吊下げても内部に装填
された粉粒物が漏れ出ることはない。また、外蓋105
の縁部には把手108が縫着されており、排出口の閉止
状態を解除するときには、上記把手108を強く引いて
面ファスナ106,107の係着を解除するようになっ
ている。
【0010】面ファスナーを利用したコンテナバッグの
排出口の閉止構造は、上記実開昭57−3687号公報
の他に、実公昭58−52235号公報、特公平5−3
05992号公報、特公平5−305993号公報等に
よっても開示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
6に示すような、面ファスナーを利用したコンテナバッ
グの排出口の閉止構造においては、コンテナバッグ10
の底部が内底101と外底102とからなる二重の積層
構造になっている他、内底101には案内筒103が縫
着され、さらに蓋が内蓋104と外蓋105との二重構
造になっている等全体的に非常に複雑な構造になってい
るため、材料費が嵩むとともに、縫着作業が非常に面倒
であり、製造コストが増加するという問題点を有してい
た。
【0012】また、排出口を閉止するためには、案内筒
103を折り畳んでコンテナバッグ10内に押し込み、
押し込まれた案内筒103を内蓋104で覆い、さらに
内底101と外底102との間に形成された隙間に外蓋
105の縁部を押し込むようにして内蓋104に外蓋1
05を積層させる操作を行わなければならず、蓋の装着
操作性が劣るという問題点を有していた。
【0013】さらに、一旦外蓋105がセットされる
と、外蓋105の縁部が内底101と外底102とに挟
持され、かつ面ファスナ106,107によって係着さ
れた状態になっているため、把手108を引いて外蓋1
05を開放するときは、非常に大きな力が必要になり、
蓋の開放操作性が劣るという問題点を有していた。
【0014】そして、上記のような問題点は、他の実公
昭58−52235号公報、特公平5−305992号
公報、特公平5−305993号公報等によって開示さ
れたコンテナバッグについても当てはまる。
【0015】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、構造が簡単で製造コストの
低減に寄与することができ、排出口の閉止および開放操
作が極めて容易で操作性に優れたコンテナバッグを提供
することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
コンテナバッグは、粉粒物の移送用または貯蔵用に使用
される袋状のコンテナバッグであって、底部に切れ目が
設けられ、この切れ目の両側縁部に長手方向に亘って雄
面ファスナおよび雌面ファスナの内のいずれか一方が付
設され、この一方の面ファスナの表面に沿って上記切れ
目を覆うべく他方の面ファスナを係着し得るようになさ
れていることを特徴とするものである。
【0017】本発明の請求項2記載のコンテナバッグ
は、粉粒物の移送用または貯蔵用に使用される袋状のコ
ンテナバッグであって、底部に切れ目が設けられ、上記
切れ目に対応する切れ目の設けられた雄面ファスナおよ
び雌面ファスナの内のいずれか一方が上記底部の切れ目
とファスナの切れ目とを対応させた状態でコンテナバッ
グの底部に付設され、この一方の面ファスナの表面に沿
って上記切れ目を覆うべく他方の面ファスナを係着し得
るようになされていることを特徴とするものである。
【0018】本発明の請求項3記載のコンテナバッグ
は、請求項1または2記載のコンテナバッグにおいて、
上記雄面ファスナと雌面ファスナとの間の係着強度は、
コンテナバッグ内に1.5tの粉粒物が装填された状態
で上記雄面ファスナと雌面ファスナとの間の係着が解除
されないように設定されていることを特徴とするもので
ある。
【0019】本発明の請求項4記載のコンテナバッグ
は、請求項1乃至3のいずれかに記載のコンテナバッグ
において、上記他方の面ファスナの基端部はコンテナバ
ッグの底部に一体に取り付けられているとともに、先端
部には把手が設けられていることを特徴とするものであ
る。
【0020】本発明の請求項5記載のコンテナバッグ
は、請求項1乃至4のいずれかに記載のコンテナバッグ
において、上記コンテナバッグの底部には複数の切れ目
が放射状に設けられていることを特徴とするものであ
る。
【0021】
【作用】上記請求項1および2記載のコンテナバッグに
よれば、他方の面ファスナを一方の面ファスナに係着す
ることによって、コンテナバッグの底部の切れ目すなわ
ち排出口が閉止され、コンテナバッグは粉粒体を収納す
ることができる状態になる。そして、粉粒物の装填され
たコンテナバッグを吊持し、底部の他方の面ファスナの
一側部を把持して下方に引けば、面ファスナの係着が解
除される。その結果コンテナバッグの底部に設けられた
切れ目が外部に露出し、コンテナバッグの底部に排出口
が形成された状態になり、コンテナバッグに装填されて
いた粉粒物はこの排出口から外部に排出される。
【0022】上記請求項3記載のコンテナバッグによれ
ば、雄面ファスナと雌面ファスナとの間の係着強度は、
コンテナバッグ内に1.5tの粉粒物が装填された状態
で上記雄面ファスナと雌面ファスナとの間の係着が解除
されないように設定されている。従って、例えばコンテ
ナバッグの容量を略1m3とすれば、米等の穀類や、活
性炭等の粉粒物は、嵩密度が1g/cm3前後であるた
め、それらを満杯になるまでコンテナバッグ内に装填し
ても、重量は1.5t以下になり、従って、粉粒物が満
たされたコンテナバッグを吊持しても面ファスナの係着
状態は解除されない。
【0023】上記請求項4記載のコンテナバッグによれ
ば、他方の面ファスナの先端部には把手が設けられてい
るため、コンテナバッグの底部の切れ目を閉止している
他方の面ファスナの把手を把持して下方に引くことによ
り容易に面ファスナ同士の係着が解除される。また、他
方の面ファスナの基端部はコンテナバッグの底部に一体
に取り付けられているため、面ファスナの係着を解除し
てコンテナバッグの切れ目を外部に露出させた状態でも
他方の面ファスナはコンテナバッグの底部に残留する。
【0024】上記請求項5記載のコンテナバッグによれ
ば、コンテナバッグの底部には複数の切れ目が放射状に
設けられているため、切れ目が外部に開放された状態で
開口面積の大きな排出口が形成された状態になる。
【0025】
【実施例】図1は、本発明に係るコンテナバッグの一例
を示す斜視図であり、コンテナバッグ内に粉粒物が装填
され、それが荷役設備等のフックによって吊持された状
態を示している。また、図2は図1に示すコンテナバッ
グの底部の排出口が開放された状態を示している。これ
らの図に示すように、本実施例のコンテナバッグ1は、
織製品からなる筒状のバッグ本体2と、このバッグ本体
2の底部を閉止した底布3と、この底布3の中央部に形
成された排出口4aを閉止する閉止構造4と、上記バッ
グ本体2の上部を閉止する天布5と、上記バッグ本体2
の側部に互いに対向する部分で上下方向に亘って縫着さ
れた逆U字形状を呈する一対の吊持帯6とから構成され
ている。
【0026】上記バッグ本体2、底布3および天布5
は、合成樹脂製の太いヤーン(例えば500〜2000
デニール)を平織りして得られる布体で形成されてい
る。この布体は、目付け量が適切に調節され、所定圧で
の1秒間の通気量が1cm2当り16.3cm3以上にな
るように設定されている。このような通気性能が得られ
るようにしているのは、コンテナバッグ1内に米等の穀
類を装填した際に、コンテナバッグ1内外の空気の流通
を良好にして穀類の腐敗の進行を抑制するためと、輸入
米等の燻蒸消毒時に殺虫ガスのコンテナバッグ1内への
流通が確実に行われるようにするためである。
【0027】上記天布5には、中心部から放射状に四方
に切り込まれ切れ目が設けられ、これらの切れ目によっ
て天布5の中央部に4片の蓋布51が形成された状態に
なっている。そして、これらの蓋布51を上方に跳ね上
げることによって天布5の中央部に粉状物をコンテナバ
ッグ1内に装填するための装填口5aが形成されるよう
になっている。
【0028】また、各蓋布51の三角形状の頂点部が折
り返され、その積層部分が縫着されることによって図略
の装着筒が形成され、各装着筒に図略の1本の結着紐が
順次挿通されている。そして、コンテナバッグ1内に粉
粒物が装填された状態で結着紐の両端部を絞り込んで結
着することにより、天布5に設けられた装填口5aが閉
止されるようになっている。
【0029】上記コンテナバッグ1の排出口4aを閉止
する閉止構造4は、底布3の中央部に切り込まれた1本
の切れ目31を覆うように縫着された雌面ファスナ41
と、この雌面ファスナ41に係着される雄面ファスナ4
2とから構成されている。上記各面ファスナ41,42
はそれらの係着面が互いに対向するように設定され、両
者を積層して押圧することにより相互に結着するように
なっている。そして、雌面ファスナ41の上記切れ目3
1に対応した部分には切れ目41aが形成され、これら
底布3の切れ目31と雌面ファスナ41の切れ目41a
とでコンテナバッグ1の排出口4aが形成されている。
【0030】また、上記雄面ファスナ42の基端側(図
1および図2の左側)は底布3に一体に縫着されている
とともに、先端部には腰の強い布状体で形成された把手
43が一体に縫着されている。
【0031】そして、本実施例においては、コンテナバ
ッグ1の有効直径は約110cmに設定され、有効高さ
は約130cmに設定されている。従って、コンテナバ
ッグ1の内容積は1m3強になり、例えば嵩密度が1.
0g/cm3前後の穀類を1t前後装填することができ
るようになっている。
【0032】また、本実施例においては、雌面ファスナ
41と雄面ファスナ42との間の係着強度は、コンテナ
バッグ1内に1.5tの粉粒物が装填された状態で雌面
ファスナ41と雄面ファスナ42との間の係着が解除さ
れないように強度設定されている。具体的には、各面フ
ァスナ41,42が確実に係着された状態で、各面ファ
スナ41,42を互いに離反する方向に力を加え、それ
らが剥がれるときの力(係着強度)がファスナの1cm
2当り約6kgに設定されている。従って、各ファスナ
の平面寸法を5cm×50cmに設定すれば、その面積
は250cm2になり、その結果、6kg/cm2×25
0cm2=1500kgになり、コンテナバッグ1内に
装填される粉粒物の重量が略1.0tの場合は余裕をも
って排出口4aの閉止状態が維持される。
【0033】因に、コンテナバッグ1内に装填された粉
粒物が面ファスナ41,42の係着状態を解除させるよ
うに作用する力は、各面ファスナ41,42に互いに逆
方向の垂直方向に加わる力のみではなく、各面ファスナ
41,42を互いにずらせる方向に働く剪断力も作用す
るため、実際にはコンテナバッグ1は、1.5t以上の
粉粒物の装填に耐えることができる。
【0034】以上のようなコンテナバッグ1のバッグ本
体2の外周面には、一対の吊持帯6の両側部がそれぞれ
互いに対向するように上下方向に亘って縫着されてい
る。それらの逆U字形状の頂部を図1および図2に示す
ように荷役設備等のフックHに引掛けることによってコ
ンテナバッグ1を上方に吊り上げて吊持することができ
るようになっている。
【0035】以下本発明の作用について、図3および図
4を基に説明する。図3はおよび図4は、図1に示すコ
ンテナバッグの排出口閉止構造を示す横断面図であり、
図3は排出口が閉止された状態を示しており、図4は、
排出口が開放された状態を示している。
【0036】まず図3に示すように、雄面ファスナ42
の係着面が雌面ファスナ41の係着面に当接された状態
では、それらの係着面に多数植設された雌係着突起と雄
係着突起とのそれぞれが互いに係合して雄面ファスナ4
2と雌面ファスナ41とが係着し、排出口4aが雄面フ
ァスナ42によって閉止された状態になっている。そし
て、排出口4aが閉止された状態のコンテナバッグ1内
に粉粒物を装填すると、その重量によって雄面ファスナ
42が雌面ファスナ41から離反するような力が生じる
が、各面ファスナ41,42の係着強度は粉粒物の重量
に耐え得るように強度設定されているため、雄面ファス
ナ42は雌面ファスナ41から離反せず粉粒物の排出口
4aからの漏洩は確実に阻止される。
【0037】そして、吊持されているコンテナバッグ1
内の粉粒物を外部に排出するときは、図3に示す雄面フ
ァスナ42の先端に設けられた把手43を下方に引けば
よい。そうすれば、係着状態の各面ファスナ41,42
の係着部分の端部に垂直方向にのみ互いに逆向きの力が
作用するため、両者の係着状態は容易に解除され、順次
先端側から雄面ファスナ42が剥がれていき、図4に示
すように排出口4aが完全に開放された状態になる。こ
の状態で、図2に示すように、コンテナバッグ1の内容
物(粉粒体)が排出口4aから自然落下して外部に排出
される。
【0038】図5は、閉止構造4の他の例を示すための
説明図であって、コンテナバッグの底部の切れ目の状態
および雌面ファスナの付設状態を描いている。そして、
同図の(イ)は1本の切れ目の両側縁部に一対の面ファ
スナが付設された状態、(ロ)は放射状に3本の切れ目
が形成された状態、(ハ)は十字の切れ目が形成された
状態をそれぞれ示している。
【0039】まず、図5の(イ)に示す閉止構造におい
ては、底布3の切れ目31を挟むように一対の雌面ファ
スナ410が縫着され、これら一対の雌面ファスナ41
0に跨がるように雄面ファスナが積層されるようになっ
ている。このように、一対の雌面ファスナ410を切れ
目31を挟んで縫着することにより、雌面ファスナの幅
方向の中央部に長手方向に亘って切れ目を入れていく作
業が省略され、その結果製造コストの低減を図ることが
可能になる。
【0040】つぎに、図5の(ロ)に示す閉止構造にお
いては、底布3にはその中心から放射状に3本の切れ目
310が設けられ、これらの切れ目310を挟むように
切れ目が設けられた3本の雌面ファスナ411が縫着さ
れている。従って、排出口は三角形状に開口するため、
コンテナバッグ1内の粉粒物の排出がより迅速に行われ
る。
【0041】また、図5の(ハ)に示す閉止構造におい
ては、底布3にはその中心から放射状に4本の切れ目3
11が設けられ、これらの切れ目311を挟むように切
れ目が設けられた4本の雌面ファスナ412が縫着され
ている。従って、排出口は四角形状に開口するため、コ
ンテナバッグ1内の粉粒物の排出がさらに迅速に行われ
る。
【0042】なお、底布3に設けられる切れ目の本数に
ついては制限はなく、4本を越える切れ目を設けるよう
にしてもよい。
【0043】以上の実施例においては、底布3に雌面フ
ァスナ41が縫着され、この雌面ファスナ41に雄面フ
ァスナ42が積層されるようにしているが、本発明は、
底布3に雌面ファスナ41が縫着されることに限定され
るものではなく、底布3に雄面ファスナを縫着するとと
もに、それに雌面ファスナを積層するようにしてもよい
のはもちろんである。
【0044】
【発明の効果】本発明の請求項1および2記載のコンテ
ナバッグによれば、その底部に切れ目を設けてこの切れ
目で排出口が形成され、この切れ目が閉止されないよう
に雄面ファスナおよび雌面ファスナの内のいずれか一方
の面ファスナをコンテナバッグの底部に付設し、この面
ファスナに他方の面ファスナを係着させることによって
コンテナバッグの底部の排出口が閉止されるように構成
されているため、閉止構造そのものが非常に簡単であ
り、従って、従来のコンテナバックに比較して部品点数
が非常に少なくて済み、部品コストの低減を図ることが
できるとともに、製造についても例えば面ファスナのコ
ンテナバッグの底部への縫着のみで済ませることができ
るなど非常に容易であり、コンテナバッグを安価に製造
する上で極めて好都合である。
【0045】本発明の請求項3記載のコンテナバッグに
よれば、雄面ファスナと雌面ファスナとの間の係着強度
は、コンテナバッグ内に1.5tの粉粒物が装填された
状態で上記雄面ファスナと雌面ファスナとの間の係着が
解除されないように設定されている。従って、例えばコ
ンテナバッグの容量を略1m3とすれば、米等の穀類
や、活性炭等の粉粒物は、嵩密度が1g/cm3前後で
あるため、それらを満杯になるまでコンテナバッグ内に
装填しても、重量は1.5t以下になり、従って、粉粒
物が満たされたコンテナバッグを吊持しても面ファスナ
の係着状態は解除されず、確実に排出口からの粉粒物の
漏洩を防止することができる。
【0046】本発明の請求項4記載のコンテナバッグに
よれば、他方の面ファスナの先端部には把手が設けられ
ているため、コンテナバッグの底部の切れ目を閉止して
いる他方の面ファスナの把手を把持して下方に引くこと
により容易に面ファスナ同士の係着が解除される。ま
た、他方の面ファスナの基端部はコンテナバッグの底部
に一体に取り付けられているため、面ファスナの係着を
解除してコンテナバッグの切れ目を外部に露出させた状
態でも他方の面ファスナはコンテナバッグの底部に取り
付けられた状態で残留するため、他方の面ファスナの紛
失が確実に防止され好都合である。
【0047】本発明の請求項5記載のコンテナバッグに
よれば、コンテナバッグの底部には複数の切れ目が放射
状に設けられているため、切れ目が外部に開放された状
態で開口面積の大きな排出口が形成された状態になり、
コンテナバッグ内の粉粒物を迅速に排出する上で有効で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンテナバッグの一例を示す斜視
図であり、粉粒物の装填されたコンテナバッグが吊持さ
れた状態を描いている。
【図2】図1のコンテナバッグの排出口が開放された状
態を示す斜視図である。
【図3】図1のコンテナバッグの排出口閉止構造を示す
横断面図であり、排出口が閉止された状態を描いてい
る。
【図4】図1のコンテナバッグの排出口閉止構造を示す
横断面図であり、排出口が開放された状態を描いてい
る。
【図5】コンテナバッグの底部の切れ目の状態および面
ファスナの付設状態を示す底面視の説明図であり、
(イ)は1本の切れ目の両側縁部に一対の面ファスナが
付設された状態、(ロ)は放射状に3本の切れ目が形成
された状態、(ハ)は十字の切れ目が形成された状態を
それぞれ示している。
【図6】従来のコンテナバッグの一例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 コンテナバッグ 2 バッグ本体 3 底布 31,310,311 切れ目 4 閉止構造 4a 排出口 41,411,412 雌面ファスナ 42 雄面ファスナ 43 把手 5 天布 5a 装填口 52 蓋布 6 吊持帯 H フック

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉粒物の移送用または貯蔵用に使用され
    る袋状のコンテナバッグであって、底部に切れ目が設け
    られ、この切れ目の両側縁部に長手方向に亘って雄面フ
    ァスナおよび雌面ファスナの内のいずれか一方が付設さ
    れ、この一方の面ファスナの表面に沿って上記切れ目を
    覆うべく他方の面ファスナを係着し得るようになされて
    いることを特徴とするコンテナバッグ。
  2. 【請求項2】 粉粒物の移送用または貯蔵用に使用され
    る袋状のコンテナバッグであって、底部に切れ目が設け
    られ、上記切れ目に対応する切れ目の設けられた雄面フ
    ァスナおよび雌面ファスナの内のいずれか一方が上記底
    部の切れ目とファスナの切れ目とを対応させた状態でコ
    ンテナバッグの底部に付設され、この一方の面ファスナ
    の表面に沿って上記切れ目を覆うべく他方の面ファスナ
    を係着し得るようになされていることを特徴とするコン
    テナバッグ。
  3. 【請求項3】 上記雄面ファスナと雌面ファスナとの間
    の係着強度は、コンテナバッグ内に1.5tの粉粒物が
    装填された状態で上記雄面ファスナと雌面ファスナとの
    間の係着が解除されないように設定されていることを特
    徴とする請求項1または2記載のコンテナバッグ。
  4. 【請求項4】 上記他方の面ファスナの基端部はコンテ
    ナバッグの底部に一体に取り付けられているとともに、
    先端部には把手が設けられていることを特徴とする請求
    項1乃至3のいずれかに記載のコンテナバッグ。
  5. 【請求項5】 上記コンテナバッグの底部には複数の切
    れ目が放射状に設けられていることを特徴とする請求項
    1乃至4のいずれかに記載のコンテナバッグ。
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