JP3243811U - フレキシブルコンテナ - Google Patents

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茂樹 山口
直樹 石川
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コダマ商事株式会社
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Abstract

【課題】高強度を維持しつつ、効率よく安全に穀物の抜取検査を行うことができるフレキシブルコンテナの提供。
【解決手段】穀物の抜取検査を行う際に、採取具を挿入し前記穀物を採取するための検査採取口を有するフレキシブルコンテナであって、内部に穀物を収納することによって円筒状乃至角筒状に形成されるコンテナ本体と、前記コンテナ本体の上端を塞ぐように設けられた上面部と、前記コンテナ本体の下端を塞ぐように設けられた底面部と、を有し、前記検査採取口が前記コンテナ本体の上端の周縁と前記上面部の周縁との接合箇所に設けられ、かつ前記検査採取口は開閉手段によって開閉可能であるフレキシブルコンテナである。
【選択図】図2

Description

本考案は、穀物の抜取検査を行う際に、採取具を挿入し前記穀物を採取するための検査採取口を有し、効率よく安全に穀物の抜取検査を行うことができるフレキシブルコンテナに関する。
従来より、穀物、飼料、食品、樹脂、セラミックス等の粉末又は粒体(収納物)を収納し、運搬、保管するために、フレキシブルコンテナ(以下、「フレキシブルコンテナバッグ」、「フレコン」、「フレコンバッグ」、「コンテナバッグ」、「トンバッグ」と称することもある)という袋状の容器が用いられている。
このようなフレキシブルコンテナにおいて、前記収納物が米、小麦、大麦、そば、大豆等の抜取検査が必要とされる穀物である場合には、図1に示すように、穀物の抜取検査を行うための抜取検査口102をコンテナ本体101に設けたフレキシブルコンテナ100が提案されている(例えば、特許文献1参照)。なお、図1中103はフレキシブルコンテナ内に穀物を投入する投入口、104は化学処理を行うために薬品を投入する薬品投入口である。
登録実用新案第3004427号公報
前記提案のフレキシブルコンテナは、抜取検査を行うとき以外は、抜取検査口102をキャップで塞ぐことによって、抜取検査口102から穀物が漏れ出ることを防止しており、前記キャップをガイドで固定する構造を備えている。このため、フレキシブルコンテナの構造が複雑となり、コスト高を招いてしまう。また、検査者が、小孔である抜取検査口102に採取具を挿入し、穀物を採取する操作に熟練を要するという課題がある。また、コンテナ本体101に、抜取検査口102と薬品投入口104をそれぞれ複数個設けると、コンテナ本体101の強度が低下し、フレキシブルコンテナをフォークリフト又はクレーンで吊上げた際にコンテナ本体が破損してしまうおそれがある。
本考案は、従来における前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本考案は、高強度を維持しつつ、効率よく安全に穀物の抜取検査を行うことができるフレキシブルコンテナを提供することを目的とする。
本考案のフレキシブルコンテナは、穀物の抜取検査を行う際に、採取具を挿入し前記穀物を採取するための検査採取口を有するフレキシブルコンテナであって、内部に穀物を収納することによって円筒状乃至角筒状に形成されるコンテナ本体と、前記コンテナ本体の上端を塞ぐように設けられた上面部と、前記コンテナ本体の下端を塞ぐように設けられた底面部と、を有し、前記検査採取口が前記コンテナ本体の上端の周縁と前記上面部の周縁との接合箇所に設けられ、かつ前記検査採取口は開閉手段によって開閉可能である。
従来、検査採取口が設けられていないフレキシブルコンテナの抜取検査を行う場合には、検査者が上面部の中央に設けられた投入口を開けて、開かれた投入口に採取具を挿入し穀物の採取を行い、穀物を採取した後、投入口を閉じていた。その場合、抜取検査の際に投入口を開ける操作が煩雑であり、採取後の投入口を閉じる操作に手間がかかるという課題があった。また、フレキシブルコンテナは1トンを超える大型の容器であるため、検査者は脚立に乗った状態で距離の離れた中央の投入口に採取具を挿入しなければならず、採取具をスムーズに挿入することが困難な場合がある。また、検査者が無理な態勢で採取具の挿入を行うと脚立から落ちて怪我をしてしまうおそれがあり、安全性に問題があった。
そこで、本考案は、検査採取口がコンテナ本体の上端の周縁と上面部の周縁との接合箇所に設けられている。そのため、従来の中央の投入口に比べて、挿入し易い手前の位置に検査採取口が設けられているので、検査採取口への採取具の挿入操作を安全かつ確実に行うことができる。
また、本考案では、検査採取口は開閉手段によって開閉可能である。この態様によると、抜取検査を行う時には、開口させている検査採取口に採取具を挿入し、前記穀物を効率良く採取することができる。一方、抜取検査を行う時以外では、検査採取口を閉口させて、穀物が漏れ出ることを防止できる。
本考案の一態様において、前記開閉手段が面ファスナである。この態様によると、検査採取口の開閉手段として面ファスナを用いることにより、抜取検査を行う際に、検査採取口を簡便かつ確実に開閉することができ、利便性が大幅に向上する。
本考案の一態様において、前記検査採取口の幅方向長さが5cm以上20cm以下である。この態様によると、検査採取口の幅方向長さが小さすぎないので、採取具を検査採取口に挿入する操作に過度の熟練を要することがない。一方、検査採取口の幅方向長さが大きすぎないので、フレキシブルコンテナの高強度を維持でき、フレキシブルコンテナをフォークリフト等で吊上げた際にコンテナ本体が破損することを防止できる。
本考案の一態様において、前記フレキシブルコンテナを吊上げるための吊部材が前記コンテナ本体に取付けられ、前記検査採取口が、前記吊部材が取付けられていない前記コンテナ本体の上端の周縁と前記上面部の周縁との接合箇所に設けられている。この態様によると、フレキシブルコンテナをフォークリフト等で吊上げた際に、検査採取口に過度の負荷がかかることがないので、コンテナ本体が破損することを防止できる。
本考案の一態様において、前記穀物が米であり、前記採取具が米刺である。この態様によると、米の抜取検査を安全かつ効率良く行うことができる。
本考案によれば、従来における前記諸問題を解決し、前記目的を達成することができ、高強度を維持しつつ、効率よく安全に穀物の抜取検査を行うことができるフレキシブルコンテナを提供することができる。
図1は、抜取検査口を有する従来のフレキシブルコンテナの一例を示す概略斜視図である。 図2は、本考案の一実施態様に係るフレキシブルコンテナを示す概略斜視図である。 図3は、図2のフレキシブルコンテナの展開正面図である。 図4は、図2のフレキシブルコンテナ平面図である。 図5は、図2のフレキシブルコンテナの底面図である。 図6の(a)は検査採取口が開いた状態を示す概略図であり、図6の(b)は検査採取口が閉じた状態を示す概略図である。 図7は、検査採取口が開いた状態の一例を示す写真である。 図8は、米の抜取検査に使用する採取具としての米刺の一例を示す概略図である。
(フレキシブルコンテナ)
本考案のフレキシブルコンテナは、コンテナ本体と、上面部と、底面部と、検査採取口とを有し、吊部材を有することが好ましく、更に必要に応じてその他の部材を有する。
本考案のフレキシブルコンテナは、穀物の抜取検査を行う際に、採取具を挿入し前記穀物を採取するための検査採取口を有している。
本考案においては、前記コンテナ本体の上端の周縁と前記上面部の周縁との接合箇所に検査採取口を設けることによって、フレキシブルコンテナの強度を低下させることなく、前記検査採取口に採取具を挿入し穀物を採取して、効率良くかつ安全に抜取検査を行うことができる。また、前記検査採取口が開閉手段を有しているので、抜取検査時には、開口させている検査採取口に採取具を挿入し、前記穀物を効率良く採取することができる。抜取検査時以外では、検査採取口を閉口させて、穀物が漏れ出ることを防止できる。
前記フレキシブルコンテナは、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、各種穀物を収納し、運搬、保管するのに適したものである。前記穀物としては、抜取検査を行うことが必要とされる、米、小麦、大麦、そば、大豆などが挙げられる。
<コンテナ本体>
コンテナ本体としては、その材質、形状、大きさ、構造などについて特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
コンテナ本体の材質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、非使用時に折り畳むことができるように、柔軟性を持つシート材で形成されている。
前記シート材としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂製のフラットヤーンを織って形成したシート材を使用することができる。
コンテナ本体の形状としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、内部に穀物を収納した状態(使用時)には、円筒状乃至角筒状である。角筒状としては、三角筒状、四角筒状、五角筒状などが挙げられる。コンテナ本体は、内部に穀物を収納していない状態(非使用時)には、折り畳まれたシート状である。
コンテナ本体の大きさとしては、特に制限はなく、フレキシブルコンテナの用途に応じて適宜選定することができる。
コンテナ本体の構造としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、単層構造であっても複数層構造であっても構わない。
コンテナ本体は、フレキシブルコンテナをフォークリフト又はクレーン等で吊上げるための吊部材が取り付けられている。前記吊部材としては、例えば、吊ベルト、吊ロープなどが挙げられる。
吊りベルト及び吊ロープは、吊上げに必要な強度を備えていればよく、その素材及び形状などは特に限定されない。吊りベルトは、例えば、モノフィラメント、マルチフィラメント 、又はフラットヤーンなどからなる織編物で構成することが好ましい。
吊部材としての吊ベルトはコンテナ本体に縫い付けられており、更に強度を向上させるため補強布と共にコンテナ本体に固定されている。
コンテナ本体が角筒状である場合には、穀物を収納した際の膨張を抑えることができ、角筒状を保持するために、コンテナ本体の隅(コンテナ本体が四角筒状の場合には四隅)に隔壁が設けられている。前記隔壁は、コンテナ内に充填する内容物に応じて、適宜な素材で構成することができる。例えば、コンテナ本体を構成する織編布などの素材と同等の素材で隔壁を構成してもよいし、コンテナ本体に用いる織編布などの素材よりも目付重量の小さい素材を使用してもよい。
コンテナ本体は、フレキシブルコンテナの安全係数、耐荷重、製造日などを表記したラベルを有している。
コンテナ本体は、検査結果、収納されている穀物の情報などを記載した書類を入れる書類袋を有している。
<上面部>
上面部は、前記コンテナ本体の上端を塞ぐように設けられ、フレキシブルコンテナ内に穀物を投入する投入口を有している。
上面部は、フレキシブルコンテナを非使用時に折り畳むことができるように、柔軟性をもつシート材で形成されている。前記シート材としては、上記コンテナ本体と同様のものを用いることができる。
上面部の周縁は、コンテナ本体の上端の周縁に縫い付けて接合されている。
投入口は、柔軟性を有するシート材で形成された筒状体である。投入口の下端は上面部の中央に形成された貫通開口に挿入され、貫通開口の周縁に縫い付けられている。
投入口の上部外周には投入口縛テープが取り付けられている。投入口は、非使用時、折り畳んでコンテナ本体内に収容可能となっている。
<底面部>
底面部は、前記コンテナ本体の下端を塞ぐように設けられ、収納されている穀物をフレキシブルコンテナから排出する排出口を有することが好ましい。排出口の取り付けは任意であり、必ずしも設けなくてもよい。
底面部は、フレキシブルコンテナを未使用時に折り畳むことができるように、柔軟性をもつシート材で形成されている。シート材としては、上記コンテナ本体と同様のものを用いることができる。
底面部の周縁は、コンテナ本体の下端の周縁に縫い付けて接合されている。
排出口は、柔軟性を有するシート材で形成された筒状体である。排出口の上端は底面部の中央に形成された貫通開口に挿入され、貫通開口の周縁に縫い付けられている。排出口は、非使用時、折り畳んでコンテナ本体内に収容可能となっている。
<検査採取口>
検査採取口は、収納されている穀物の抜取検査を行う際に、採取具を挿入し前記穀物を採取するための部材である。
前記検査採取口は、開閉手段によって開閉可能である。これにより、抜取検査時には、開口させている検査採取口に採取具を挿入し、前記穀物を採取し、抜取検査を効率良く行うことができる。抜取検査時以外では、検査採取口を閉口させて、穀物が漏れ出ることを防止できる。
前記開閉手段としては、検査採取口を開閉可能な部材であれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、面ファスナ、スライドファスナ、鉤ホック、磁性シートと金属板の組み合わせなどが挙げられる。これらの中でも、取扱性及び利便性の点から、面ファスナが特に好ましい。
開閉手段としての面ファスナのコンテナ本体及び上面部への取付け方法としては、例えば、縫付け、接着剤、熱融着などが挙げられる。
前記検査採取口の幅方向長さが5cm以上20cm以下であることが好ましく、10cm以上15cm以下がより好ましい。幅方向長さが5cm未満であると、検査者が採取具を検査採取口に挿入するのに過度の熟練を要することがある。一方、幅方向長さが20cmを超えると、フレキシブルコンテナの強度が低下してしまい、フレキシブルコンテナを吊上げた時に破損してしまうおそれがある。
前記検査採取口は、コンテナ本体の上端の周縁と上面部の周縁との接合箇所に形成されている。前記接合箇所に検査採取口を設けることにより、コンテナ本体の強度を低下させることなく、検査採取口に採取具を挿入し穀物を採取して、効率良くかつ安全に抜取検査を行うことができる。
検査採取口の数は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、フレキシブルコンテナの異なる箇所の抜取検査を容易に行える点から複数個であることが好ましく、2個~4個であることがより好ましい。
前記フレキシブルコンテナを吊上げるための吊部材が前記コンテナ本体に取り付けられている場合には、前記検査採取口は、前記吊部材が取り付けられていない前記コンテナ本体の上端の周縁と前記上面部の周縁との接合箇所に形成されることが、コンテナ本体の強度の点から好ましい。
<その他の部材>
その他の部材としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ガイドテープ、投入口スライダ、排出口スライダなどが挙げられる。
<実施形態>
ここで、本考案のフレキシブルコンテナの実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。また、下記構成部材の数、位置、形状などは本実施の形態に限定されず、本考案を実施する上で好ましい数、位置、形状などにすることができる。
図2は、本考案のフレキシブルコンテナの一例を示す概略斜視図、図3は展開正面図、図4は平面図、図5は底面図である。
本実施形態のフレキシブルコンテナ10は、コンテナ本体1が四角筒状である、角型コンテナである。
フレキシブルコンテナ10は、内部に穀物を収納することによって四角筒状に形成されたコンテナ本体1と、コンテナ本体1の上端を塞ぐように設けられる四角形状の上面部2と、コンテナ本体1の下端を塞ぐように設けられる四角形状の底面部3と、収納されている穀物の抜取検査を行う際に、採取具を挿入し前記穀物を採取するための検査採取口9を有する。
コンテナ本体1は、使用時には内部に穀物を収納することによって四角筒状に形成され、非使用時には折り畳むことができるように、柔軟性を有するシート材で形成されている。本実施形態では、ポリプロピレンを主原料とするフラットヤーンをタテ方向とヨコ方向とに密に配置して製織したシート材を用いている。
コンテナ本体1は、フレキシブルコンテナをフォークリフト又はクレーン等で吊上げるための吊ベルト6が縫着されている。吊ベルト6は補強布7と共にコンテナ本体に固定されている。
四角筒状のコンテナ本体1の四隅には、穀物を充填した際の膨張を抑えることができ、コンテナ本体の四角筒状を保持するために、隔壁8がそれぞれ設けられている。図4に示すように、隔壁8は四角筒状のコンテナ本体1の四隅の角を切り取るように配置されることが好ましい。隔壁8としては、上記コンテナ本体1と同様のシート材を用いている。
上面部2は、コンテナ本体1の高さ方向の上端を塞ぐように設けられ、フレキシブルコンテナ内に穀物を投入する投入口4を有している。
上面部2の周縁は、コンテナ本体1の上端の周縁に縫い付けて接合されており、フレキシブルコンテナを非使用時に折り畳むことができるように、柔軟性を有するシート材で形成されている。上面部2のシート材としては、上記コンテナ本体1のシート材と同様のものを用いている。
投入口4は、柔軟性を有するシート材で形成された筒状体である。投入口4の下端は上面部2の中央に形成された貫通開口に挿入され、貫通開口の周縁に縫い付けられている。投入口4は、非使用時には、畳んでコンテナ本体内に収容可能となっている。
底面部3は、コンテナ本体1の高さ方向の下端を塞ぐように設けられ、収納されている穀物をフレキシブルコンテナから排出する排出口5を有している。
底面部2の周縁は、コンテナ本体の下端の周縁に縫い付けて接合されており、フレキシブルコンテナを非使用時に折り畳むことができるように、柔軟性を有するシート材で形成されている。底面部3のシート材としては、上記コンテナ本体のシート材と同様のものを用いている。
排出口5は、柔軟性を有するシート材で形成された筒状体である。排出口5の上端は底面部の中央に形成された貫通開口に挿入され、貫通開口の周縁に縫い付けられている。排出口は、非使用時には、折り畳んでコンテナ本体内に収容可能となっている。
検査採取口9は、図4に示すように、コンテナ本体1の上端の周縁と上面部2の周縁との接合箇所に形成される。本実施形態では、検査採取口9の数は2個である。
図3から図5に示すように、フレキシブルコンテナを吊上げるための吊部材としての吊ベルト6がコンテナ本体1に設けられている場合には、吊ベルト6が設けられていないコンテナ本体1の上端の周縁と上面部2の周縁との接合箇所に検査採取口9を設けることが、フレキシブルコンテナの強度低下を防止する点から好ましい。
図6の(a)は検査採取口9が開いた状態を示す概略図、図6の(b)は検査採取口9が閉じた状態を示す概略図である。検査採取口9は、開閉手段としての面ファスナ20によって開閉可能である。図6の(a)では、上面部2に設けた面ファスナ雄部材20aと、コンテナ本体1に設けた面ファスナ雌部材20bとを接合させて、検査採取口9を閉じる構造である。図6の(a)では、上面部2に面ファスナ雄部材20a、コンテナ本体1に面ファスナ雌部材20bを設けているが、面ファスナ雄部材と面ファスナ雌部材を入れ替えて設けても構わないし、取り付け時の間違いを防止するため、雄雌部材を色違いとしてもよい。
図7に示すように、本実施形態では、検査採取口9の幅方向長さは約10cmであり、直径3cm程度の採取具を検査者が容易かつ確実に挿入することができる。
図8は、抜取検査に用いられる採取具としての米刺21を示す概略図である。本実施形態では米刺21の直径は約3cmである。米刺21をフレキシブルコンテナの検査採取口9に挿入し、回転させると、米を一定量採取することができる。採取された米は種類、水分量、等級等の検査に供される。
以上、フレキシブルコンテナの実施形態について詳細に説明したが、本考案は上記実施形態に限定されず、本考案の要旨を逸脱しない範囲で種々変更しても差支えない。
1 コンテナ本体
2 上面部
3 底面部
4 投入口
5 排出口
6 吊ベルト
7 補強布
8 隔壁
9 検査採取口
10 フレキシブルコンテナ
11 投入口縛テープ
12 排出口縛テープ
13 ガイドテープ
14 書類袋
15 ラベル
16 投入口スライダ
17 排出口スライダ
18 投入口弁
19 排出口弁
20 面ファスナ
21 米刺

Claims (5)

  1. 穀物の抜取検査を行う際に、採取具を挿入し前記穀物を採取するための検査採取口を有するフレキシブルコンテナであって、
    内部に穀物を収納することによって円筒状乃至角筒状に形成されるコンテナ本体と、
    前記コンテナ本体の上端を塞ぐように設けられる上面部と、
    前記コンテナ本体の下端を塞ぐように設けられる底面部と、
    を有し、
    前記検査採取口が前記コンテナ本体の上端の周縁と前記上面部の周縁との接合箇所に設けられ、かつ前記検査採取口は開閉手段によって開閉可能であることを特徴とするフレキシブルコンテナ。
  2. 前記開閉手段が面ファスナである、請求項1に記載のフレキシブルコンテナ。
  3. 前記検査採取口の幅方向長さが5cm以上20cm以下である、請求項1又は2に記載のフレキシブルコンテナ。
  4. 前記フレキシブルコンテナを吊上げるための吊部材が前記コンテナ本体に取付けられ、
    前記検査採取口が、前記吊部材が取付けられていない前記コンテナ本体の上端の周縁と前記上面部の周縁との接合箇所に設けられている、請求項1又は2に記載のフレキシブルコンテナ。
  5. 前記穀物が米であり、
    前記採取具が米刺である、請求項1又は2に記載のフレキシブルコンテナ。
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