JP2022030908A - 自立性フレキシブルコンテナ - Google Patents

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秀丸 山本
Hidemaru Yamamoto
耕平 西尾
Kohei Nishio
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YAMAMOTO SHOTEN KK
Hagiwara Industries Inc
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【課題】自立性を備えた既存のフレキシブルコンテナにおける問題点を解決し、投入環境が不十分な環境でも取り扱いやすい自立性フレキシブルコンテナを提供する。【解決手段】内部に収納物を収納するための袋本体と、袋本体を吊り上げる吊具を接続するための吊り部と、袋本体の内部が広がった状態となるように袋本体を支持して袋本体に自立性を持たせるための支持具とを備えたフレキシブルコンテナであって、袋本体上面には、収納物を投入するための開口部と、一部が袋本体上面と接合し、前記開口部を覆う上蓋と、前記上蓋に取り付けられた面ファスナーと対をなす面ファスナーと、が設けられており、前記開口部は、袋本体上面と上蓋の接合部、及び面ファスナーによって、その周囲が囲まれてなる自立性フレキシブルコンテナである。【選択図】図1

Description

本発明は、穀類や野菜等の農作物、樹脂ペレットやセラミック等の粉粒体、飼料、廃棄物などの収納・運搬・保管等に用いる自立性のフレキシブルコンテナに関する。
穀類や野菜等の農作物、樹脂やセラミック等の粉粒体、飼料、廃棄物などの収納・運搬・保管等に用いるものとして、フレキシブルコンテナと呼ばれる袋状の容器が知られている。フレキシブルコンテナは、円柱状、角柱状またはその他の柱状の袋本体に、フォークリフトやクレーンなどで吊下げ可能にする吊りベルトを取り付けた形状であり、袋本体の上部や底部に開口が設けられる。袋本体内部には収納物を投入したり、袋本体内部の収納物を排出できるようにしている。袋本体や吊りベルトは、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステルなどの合成樹脂からなる糸を織編した織編物を用いている。フレキシブルコンテナは、柔軟でコンパクトに折畳むことが可能であり、高強度である。フレキシブルコンテナは、例えば、数百キログラムから数トンの収納物を収納、貯蔵し、運搬することができる。
一方、フレキシブルコンテナは柔軟であるがゆえに、通常、収納物を投入する前は、腰がなく、折れ曲がり、その投入口や袋本体内部の空間は閉じた状態になる。収納物を投入する際は、開口を確保するだけでなく、別途、器具を用いて吊り下げる等して、袋本体内部の空間が広がった状態になるように保持する必要がある。
収納物を投入する際に器具等を用いずに袋本体内部の空間を広げて、収納物の投入を容易にするフレキシブルコンテナとして、特許文献1の自立型収納袋がある。この自立型収納袋では、袋本体の側面に設けられた弾性部材が相互に交差するように湾曲して設けられている。弾性部材が直線状に戻ろうとする力を利用することで、袋本体の内部空間が確保された状態になり、立方形状に自立するため、収納物の投入が容易となる。特別な器具等を用いて、内部空間を確保する必要がないため、特別な器具を設置することが困難な農地や工事現場などでも使用しやすい。
ところで、フレキシブルコンテナで採用されている投入口の形状は、大きく分けて二種類ある。一つは、袋本体の上部の中ほどに設けられた小径の開口の周囲に柔軟な筒状体が固定された構造である。この構造は、特に上部からホッパーを使って投入する場合に異物混入等を防ぐ構造として適しているが、投入設備が整っていない環境下では使用することが難しい。もう一つの構造は、袋本体の上端部から上方に突出させることができる袋カバーを設け、袋カバーの先端部を開口状態にして、収納物を収納する構造である。この構造では、上方から大量に粒状体を流し入れたり、大小不定形なものを収納する構造として適しており、先行文献1でもこの構造が採用されている。
実用新案登録第3101940号
上記特許文献1のような自立型収納袋は、簡易的に自立を保つものであり、外部から強固に固定されていないため、袋内部で収納された収納物の重心が偏った場合には、袋が傾き、袋がいびつに変形し、または倒れてしまうおそれがある。そのため、上方から適切に収納物を投入しなければならず、やはり投入環境が整っていない状況では使いづらいという問題があった。
また、袋カバーを上方に突出させて使うと開口位置が高くなりすぎて使いづらい。結果として、袋カバーを折り曲げて使用する必要が生じていたが、丁寧に折り曲げなければ、袋カバーが袋内部に垂れ下がり、収納物を収納したとき、袋カバーが収納物に埋もれ、袋の開口を閉じることが難しくなるという問題もあった。
本発明は、上記のような自立性を備えたフレキシブルコンテナにおける問題点を解決し、投入環境が不十分な環境でも取り扱いやすい自立性フレキシブルコンテナを提供することを目的とする。
内部に収納物を収納するための袋本体と、袋本体を吊り上げる吊具を接続するための吊り部と、袋本体の内部が広がった状態となるように袋本体を支持して袋本体に自立性を持たせるための支持具とを備えたフレキシブルコンテナであって、袋本体上面には、収納物を投入するための開口部と、一部が袋本体上面と接合し、前記開口部を覆う上蓋と、前記上蓋に取り付けられた面ファスナーと対をなす面ファスナーと、が設けられており、前記開口部は、袋本体上面と上蓋の接合部、及び面ファスナーによって、その周囲が囲まれてなる自立性フレキシブルコンテナによって、上記課題を解決する。
上記自立性フレキシブルコンテナは、上蓋が網状体からなることが好ましい。これにより、収納物の収納により開口部が変形したとしても、開口部の変形に合わせて上蓋を変形させることができ、上蓋で開口部を覆い、開口部を閉じることができる。その上、通気性が確保でき、穀類などを収納したときに結露を防止できる。
上記自立性フレキシブルコンテナは、袋本体が角柱状をなし、支持具が側面上部の隅部を付勢して袋本体上面を開拡することが好ましい。これにより、袋本体上面が広がり、袋本体の内部が空の状態であっても、面ファスナーの位置を合わせ、上方から押さえるだけで、面ファスナー同士が係止し、開口部を上蓋でしっかりと閉じることができる。
上記自立性フレキシブルコンテナは、特に穀類の収納に好適に用いることができる。
本発明の自立性フレキシブルコンテナは、収納物の収納前は、軽くて持ち運びも容易である上に、開口部の開閉もしやすく、収納物を収納するときでも倒伏しにくい。袋カバーや筒状体が設けられていなくても、開口部をしっかり閉じることができる。そのため、投入環境が不十分な使用環境下でも使用しやすい。特に穀類収納に適する。
本発明の実施形態を示す模式図であり、上蓋を開けた状態を示す。 本発明の実施形態を示す模式図であり、上蓋を閉じた状態を示す。
以下、本発明の自立性フレキシブルコンテナの一実施形態について説明する。以下に示す自立性フレキシブルコンテナは、一例に過ぎない。本発明の技術的範囲は、この実施形態に限定されるものではなく、その構成を適宜変更することができる。
本実施形態の自立性フレキシブルコンテナ1(以下、コンテナ1と称する場合がある。)は、図1及び図2に示すように袋状の袋本体2と、袋本体2に接続され、袋本体2を吊り上げ可能とするための吊り部3を備える。
図1及び図2に示すように、本実施形態のコンテナ1では、袋本体2として、ポリプロピレンを主原料とするフラットヤーンをタテ方向とヨコ方向とに密に配置して製織した織物を袋状に加工したものを用いた。これにより、袋本体2に柔軟性を持たせると共に、米や麦などの穀類を収納してもよいように透湿性を持たせた。吊り部3としては、ベルト状の織物を用いた。吊り部3を構成する織物には、ポリプロピレンを主原料とするモノフィラメントをタテ糸に配置し、ポリプロピレンを主原料とするマルチフィラメントをヨコ糸に配置して、交織した織物を用いている。これら袋本体2や吊上手段3の材料は、目的に応じ適宜選択でき、一般的なフレキシブルコンテナに用いられる織編物を用いてもよい。吊り部3は、織編物に限らず、ロープと織編物とを組み合わせてもよいし、ロープ単体で構成してもよい。袋本体2は、後述の通り、収納物を収納したときに変形しにくい方が好ましい。袋本体2の変形をおさえることにより、収納物を収納した際に袋本体2が膨張しにくくなる。袋本体2の変形をおさえるには、例えば、タテ糸とヨコ糸とを密に配置することが好ましい。
図1及び図2に示される袋本体2は、4つの側面と上面と底面とを有する角柱状をなしており、柱状を維持しコンテナ1に自立性を持たせるための支持具4として、実用新案登録第3101940号と同様、各側面に2本の円弧状の支持ロッドを側面で交差するように配置している。この側面の構造では、2本の支持ロッドを下方に向かって弓なりに反らせた状態でそれぞれ側面の対角で固定する。支持ロッドの弾性で直線状に戻ろうとする力により、側面を上下左右に広げ、柱状に保つ。コンテナ1を柱状に保ち、自立性を持たせための構造としては、支持具として棒や板を用い、隅部に柱や梁、又は筋交いの如く、袋本体2に取り付ける構造や、支持具としてパネルや段ボールを用いて側面に差し込む構造など、様々な構造が挙げられる。支持具としては、いずれを採用しても構わない。支持具として各側面に2本の円弧状の支持ロッドを側面で交差するように配置して自立性を持たせた構造では、収納物を収納前のコンテナ1を保管や移動する時に、袋本体2の側面の上下方向の一辺を対角に向かって押し込むだけで、容易に小さく折り畳むことができるため好ましい。また、特に本実施形態のコンテナ1では、角柱状の袋本体2の側面上部の隅部を支持具4が付勢して開拡することになり、袋本体2の上面が適度に緊張した状態になるため、後述の通り上蓋6の開閉が容易になる。なお、袋本体の形状は、角柱状に限定されず、例えば、円柱状にしてもよい。
本実施形態のコンテナ1では、図1に示したように、支持ロッドの両端部を、それぞれの側面の角部に設けられた袋状の固定部に挿入することにより、コンテナ1の外面側に固定される。支持ロッドは内面側に配置することも可能であるが、支持ロッドの挿入の作業性や収納物の排出性等を考慮すると外面側に配置する方が好ましい。
図1及び図2に示される吊り部3は、ベルト状の織物を用いており、袋本体2の各側面において底部から胴回り方向の中ほどを通過し、上方に延びるように配置される。2本のベルト状の織物が袋本体2の上方でU字に連結される。このベルト状の織物は、ミシン糸で袋本体2に縫い付けることで接続しており、袋本体2の底面と側面の上部でそれぞれ縫い付けられ、側面の下部は縫い付けていない。そのため図1及び図2に示す袋本体2は、上方のU字に連結している部分でも吊り上げ可能であるし、袋本体2の側面下部の非縫い付け部分を使っても吊り上げ可能である。吊り部3は、収納物の収納後にフォークリフトやクレーンなどを用いてコンテナ1が吊り上げ可能になる構造であれば、特に制限されるものではなく、U字のベルトやロープを袋本体2の側面上部に配置して接続させるだけでもよく、袋本体2の側面や上面にリングを配置して接続するだけでもよい。
本実施形態のコンテナ1では、袋本体2の上面には、図1に示すように、袋本体2の内部に収納物を投入するための開口部5が設けられる。図1の開口部5は袋本体2の上面の中ほどに矩形の開口をなしているが、開口は矩形に限らず、円形などその他の形状でもあってよい。本実施形態のコンテナ1は簡易的な構造で自立性を持たせたものであり、収容物を収納する際に、収納物が一つの側面付近に偏ると、コンテナ1が変形し、または倒れてしまうおそれがある。上面に開口部5を形成することで、収納物を投入する際に、中央から順次収納していくことができ、変形や倒伏を防ぐことができる。中央から順次収容しやすくするため、開口部5は袋本体2の上面の中ほどに設けることが好ましい。また、一般的なフレキシブルコンテナでは袋の開口に袋カバーや筒状体が接続して開口を上方に突出させているが、本実施形態のコンテナ1では、必ずしもこれらを設ける必要はない。本実施形態のコンテナ1を含め、フレキシブルコンテナは収納物を収納したとき袋本体2の胴回りが外側に向かって膨張する。開口部5が袋本体2の側面に近いほど、大きく変形する。一般的なフレキシブルコンテナでは、袋カバーや筒状体により開口部を袋本体から突出させており、袋カバーや筒状体を絞って縛ることで封をするため、袋の胴回りが膨張しても開口を閉じることにさほど影響はない。袋カバーや筒状体を用いず、後述の上蓋6で開口部5を閉じる構造では、開口部5の変形が大きいと蓋を閉じることが困難になる。このため、開口部5はより変形しにくいことが求められる。開口部5の変形は袋本体2の上面の中央に近いほど抑えられる傾向にあり、その理由からも開口部5は上面の中ほどに形成されることが好ましい。
本実施形態のコンテナ1では、開口部5の上方には、図1及び図2に示すように、開口部5を覆うことができる上蓋6が配置される。図1及び図2の例では、開口部5より大きい矩形の上蓋6が、開口部5の周囲の一辺と縫い合わされて接合されている。図1には、上蓋6と開口部5の縁部との縫い合わせによる接合部7に沿って上蓋6を折り曲げ、蓋を開けた状態を示す。収納物を投入する際には、図1のように、上蓋6を開いて開口部5を露出させる。図2には、収納物の投入をしないときの状態、すなわち上蓋を閉じた状態を示す。本実施形態のコンテナ1では、開口部5を上蓋6で覆い、蓋をすることで開口を閉じ、収納物が漏れないようにする。この上蓋6は、開口部5を外側から覆うものであり、開口部5より広い面積を持つものが用いられる。そのため、上蓋6は袋本体2とは別体で形成することが好ましい。上蓋6は袋本体2と同じ材料で形成してもよい。本実施形態では、ポリプロピレンを主原料とするモノフィラメントをタテ方向、及びヨコ方向に間隔を開けて配置して製織した網状体で上蓋6を構成した。本実施形態のコンテナ1では、このように、上蓋6と袋本体2とは異なる織編物で構成される。本実施形態のコンテナ1では、収納物を投入し、収納が進むにつれ、側面が外側に向かって膨張し、胴回りが円形に近づく。支持具4によって角柱状になるように矯正されていることや、前述の通り、上面に開口部5を設けていることなどで開口部5の変形は抑えられるが、この開口部5の変形は完全に抑えられないこともある。上蓋6を網状体で構成した場合、開口部5が変形すると、糸同士の間の空隙を埋めるように糸が移動する。本実施形態のようにタテ糸とヨコ糸との二方向に配置した網状の織物ならば、斜め方向へは手で引っ張るだけでも容易に変形するため、開口部5の変形に合わせて上蓋6を変形させ、開口部5を覆うことができる。収納物の収納が進むにつれ袋本体2が膨張すると、袋本体2の側面上辺の中央が広がり、開口部5もこれに合わせて広がるため、図2の上蓋6を構成する網状体は、網状体のタテ糸及びヨコ糸が側面の上辺と平行又は垂直をなすように配置されている。網状体における糸同士の間隔はタテ糸及びヨコ糸共に0.2~3mmであることが好ましい。0.2mmを下回ると変形が小さく、3mmを超えると収納物が織目の間から漏れやすくなる上に、異物が混入しやすくなる。なお、上蓋6に網状体を用いることは、米や麦などの穀類を収納する上で、通気性が確保でき、結露によるカビや変質を防ぐこともできる観点でも好ましい。
図1に示す開口部5の周囲には、上蓋6と開口部5との接合部7を除き、面ファスナー8aが縫い付けられ、開口部5の周囲を接合部7と面ファスナー8aとが囲んでいる。上蓋6も接合部7を除き、その外周には開口部5の周囲に設けた面ファスナー8aと対をなす面ファスナー8bが縫い付けられている。本実施形態のコンテナ1では、開口部5の周辺の面ファスナー8aと、上蓋6の面ファスナー8bを係止させて、上蓋6によって開口部5を閉じる構造である。図1に示す例では、面ファスナー8aを雌、面ファスナー8bを雄としたが、雄雌を入れ替えても支障はない。また、接合部7の接合や面ファスナーの取り付けは縫い付けにより行ったと述べたが、接着剤や熱融着などで行ってもよい。
本発明のコンテナ1は自立性を有するものの、可撓性の材料からなるため、収納物を収納した後、吊り上げ、運搬する際の袋本体2は変形しやすい。開口部5をしっかりと閉じることができなければ、開口部5から収納物が漏れてしまうおそれがある。そのため、開口部5は、接合部7及び面ファスナー8a、8bによって、その周囲を囲み、面ファスナー8a、8bを係止することで上蓋6と袋本体2上面の隙間を極力減らし、これにより収納物の漏れに備える必要がある。また、本発明のコンテナ1は、図1のように上蓋6を開いたとき、接合部7及び面ファスナー8aで開口部5の周囲を囲むことになり、開口部5の周囲は、上蓋6または面ファスナー8aが袋本体2に接合しているため、袋本体2よりも固くなることで、開口部5が変形しにくくなる。収納物の収納を終え、図2のように上蓋6を閉じるときでも、上蓋6から開口部5がはみ出しにくく、しっかりと開口部5を閉じることができる。
仮に、自立性のない一般的なフレキシブルコンテナで、図1及び図2に示すような上蓋6と開口部5の周囲とを面ファスナー8a、8bで係止する構造を採用すると、袋本体の形状が定まらず、面ファスナー8aと面ファスナー8bとの位置を合わせることが難しくなる。面ファスナー8aと8bとを上方から押さえて係止することも難しくなるため、開口部5をしっかりと閉じることができなくなる。このため、一般的なフレキシブルコンテナでは、この構造はかえって扱いづらい。しかし、本発明のコンテナ1は、自立性があり、上面も広がった状態になっているため、面ファスナー8aと面ファスナー8bの位置合わせも容易である。特に、図1及び図2のように袋本体2が角柱状で支持手段4が側面上部の隅部を付勢して開拡していれば、袋本体2の内部が空の状態または満杯に満たない状態でも、面ファスナー8aと8bとを上方から押さえるだけで十分に係止することができる。本実施形態のコンテナ1では、開口部5の周囲をほぼ隙間なく面ファスナー8aと8bと接合部7とによって囲むため、上蓋6に指が掛かりにくい場合がある。上蓋6の開閉を容易にする観点では図1及び図2のように上蓋6に掴み片9を取り付け、これを掴んで開閉することが好ましい。
コンテナ1の底部には、排出口を設けてもよいが、排出口の取り付けは任意であり、必ずしも設けなくてもよい。排出口は一般的なフレキシブルコンテナと同じ形状であってよく、底部中央に円形の開口を設け、筒状体を接続することで排出口とすることができる。
本実施形態体のコンテナ1は、様々な用途で使用することができるが、例えば、投入環境を整えにくい農地でも使用でき、通気性を確保することもできるため、特に穀類の収納に用いられるフレキシブルコンテナに適する。
1 自立性フレキシブルコンテナ(コンテナ)
2 コンテナ本体
3 吊り部
4 支持具
5 開口部
6 上蓋
7 接合部
8a 面ファスナー
8b 面ファスナー
9 掴み片

Claims (4)

  1. 内部に収納物を収納するための袋本体と、
    袋本体を吊り上げる吊具を接続するための吊り部と、
    袋本体の内部が広がった状態となるように袋本体を支持して袋本体に自立性を持たせるための支持具とを備えたフレキシブルコンテナであって、
    袋本体上面には、収納物を投入するための開口部と、
    一部が袋本体上面と接合し、前記開口部を覆う上蓋と、
    前記上蓋に取り付けられた面ファスナーと対をなす面ファスナーと、が設けられており、
    前記開口部は、袋本体上面と上蓋の接合部、及び面ファスナーによって、その周囲が囲まれてなる自立性フレキシブルコンテナ。
  2. 上蓋が網状体からなる請求項1記載の自立性フレキシブルコンテナ。
  3. 袋本体が角柱状をなし、支持具が側面上部の隅部を付勢して袋体上面を開拡する請求項1または2記載の自立性フレキシブルコンテナ。
  4. 穀類の収納に用いられる請求項1から3のいずれかに記載の自立性フレキシブルコンテナ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024074010A1 (zh) * 2022-10-08 2024-04-11 湘潭皓康生态材料有限公司 一种改进小包袋装货物专用集装袋

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