JP2004344811A - 自走式木材破砕機 - Google Patents

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Yukio Moriya
幸雄 森谷
Takumi Onoda
匠 小野田
Yasuhiro Arimoto
康宏 有本
Toshiaki Abe
利明 阿部
Osamu Okamoto
修 岡元
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Abstract

【課題】軽量・小形化ができ、しかも高い剛性を有して車両運搬性を向上でき、製作コストを低減でき、スクリーン交換が容易な木材破砕機を提供する。
【解決手段】前記エンジン(6)を搭載するエンジン室フレーム(22,23)と、前記ホッパ(12)の側面部材(30a,31a)と、前記破砕機(15)を搭載する破砕機フレーム(30e,31e)とを、自走台車フレーム(3)に溶接等で固着して一体化構成とした。エンジン室フレーム(22,23)とホッパ(12)の側面部材(31a)との間、ホッパ(12)の左右1対の側面部材(30a,31a)の間、及び前記エンジン室側の車体基台プレート(21)と破砕機フレーム(30e,31e)との間は、それぞれ補強部材(24,25,33,34,26)で連結され固着される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自走式木材破砕機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自走式の木材破砕機としては、回転式破砕機と、外部から投入された木材を回転によって前記回転式破砕機に導入する回転式タブとを自走台車上に備え、前記回転式タブから導入した木材を回転式破砕機によって破砕し排出コンベヤで外部へ排出自在としたものがある。(例えば、特許文献1参照。)この種の木材破砕機は、自走台車上に、動力源であるエンジンと、回転式タブと、排出コンベヤとを車両前後方向に配置しているため、前後方向の車体全長が長くなり易く、大型のクラスに多く採用されている。
【0003】
これを解決したものとして、小型のクラスに採用されている、例えば図12に示した構造のものがある。図12において、自走台車91上の前後方向一側には、下部にフィードコンベヤ92を設けたホッパ93が備えられ、自走台車91上の前後方向他側で、前記フィードコンベヤ92の搬送方向先端部には水平軸周りに回転するフリーハンマー式の回転式カッタを有する破砕機94が設けられ、この破砕機94の上方には動力源であるエンジン96を設けてエンジン96によりチェーンまたはベルト等を介して直接破砕機94を駆動している。また、破砕機94の下方には所定大きさの孔を多数形成したスクリーン97が設けられ、該スクリーン97の下方には、車両の前後方向他側へ向けて傾斜して、前記破砕機94によって破砕された木材チップ(以下、単にチップと呼ぶ。)を外部に排出する排出コンベヤ95が設けられている。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−5624号公報(第2頁、第1−2図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の木材破砕機の構造には、以下のような問題がある。(1)木材破砕機は山野の林等の狭隘な現場で使用されることが多く、機動性を発揮するために更なる小形化を図る必要がある。ところが、図12で示したものは、自走台車91を構成する車台フレームに、ホッパ93を構成するフレームと、エンジン96及び破砕機94を収納するフレームとをボルトによって締着する構成としているため、車両全体としての剛性が低下しないように、各フレームを厚板で構成している。このため、木材破砕機は全体の重量が大きくなり、しかも大型となる。一方、木材破砕機は山岳地帯で使用されることも多く、この場合にはヘリコプターで吊上げて山岳地帯の現場まで運搬する必要があるが、全重量が重いので、ホッパ部、エンジン室部、車台部等に分割して運搬しなければならない。従って、運搬費用が高くなると共に、現場での分解及び組立作業に時間がかかるという問題がある。以上のことから、小形化及び軽量化した機動性及び運搬性の良い木材破砕機の製作が望まれている。
【0006】
(2)また、排出コンベヤ95でチップをトラック及び次工程処理機等に積載する際に、排出コンベヤ傾斜角度が固定して取り付けてあるので、積み込み高さ(つまりコンベヤ先端部の地上高)が一定となるから、その適用可能範囲が限定される。これを解決するために、前後に2つのコンベヤを接続した2段式コンベヤの後段コンベヤの傾斜を可変としたものを備えたものがあるが、この場合2つのコンベヤにはそれぞれ駆動用油圧モータを装着して単独で駆動可能としているので、2台の油圧モータが必要であり、そのために広い取付スペースがいるから装置が大型化する、又は部品コストや配管等の組立コストが嵩むという問題がある。
【0007】
(3)外部に排出するチップの大きさを均一化するために、スクリーン97を破砕機94の下方に設けているが、このスクリーン97はチップの所望粒度を変更する場合又は磨耗した場合には交換する必要がある。ところが、スクリーン97が破砕機94の下方に設けてあるため、作業スペースが狭くて交換作業が困難で、時間がかかるという問題もある。
【0008】
本発明は、上記の問題点に着目してなされたもので、軽量・小形化ができ、しかも高い剛性を有して車両運搬性を向上でき、製作コストを低減でき、またスクリーンの交換が容易な木材破砕機を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】
上記目的を達成するため、第1発明は、自走台車上に、走行等の動力源のエンジンと、木材を投入するホッパと、該ホッパの下方に設けたフィードコンベヤと、該フィードコンベヤで搬送した木材を破砕する破砕機と、破砕機の下方に設けた排出コンベヤとを搭載した自走式木材破砕機において、前記エンジンを搭載するエンジン室フレームと、前記ホッパの側面部材と、前記破砕機を搭載する破砕機フレームとを、自走台車フレームに溶接等で固着して一体化構成としている。
【0010】
第1発明によれば、エンジン室フレームと、ホッパの側面部材と、破砕機フレームと、自走台車フレームとを溶接一体化構造としたため、車両全体のフレーム剛性を高めることができる。従って、薄板で構成することにより、小形・軽量化することができる。
【0011】
第2発明は、第1発明に基づき、前記ホッパ及び前記破砕機が、前記自走台車フレームに固着された車体基台プレート上の車両左右いずれか一側に車両前後方向に並設され、前記エンジンが前記車体基台プレート上の車両左右いずれか他側に設置され、前記エンジン室フレームと前記ホッパの側面部材との間、ホッパの左右1対の側面部材の間、及び前記エンジン室側の車体基台プレートと前記破砕機フレームとの間は、それぞれ補強部材で連結され固着されている構成としている。
【0012】
第2発明によれば、エンジン室フレームと前記ホッパの側面部材との間、ホッパの左右1対の側面部材の間、及び前記エンジン室側の車体基台プレートと前記破砕機フレームとの間に、補強部材を溶接等で固着して連結しているため、薄板で箱構造を構成できるので、フレーム全体の軽量化が図れ、しかも高剛性を有する車体を製作できる。これにより、ヘリコプターで車両全体を吊上げて運搬することが可能となり、運搬性を向上できる。
【0013】
第3発明は、自走台車上に、木材を投入するホッパと、該ホッパの下方に設けたフィードコンベヤと、該フィードコンベヤで搬送した木材を破砕する破砕機と、破砕機の下方に設けた排出コンベヤとを搭載した自走式木材破砕機において、前記排出コンベヤを前後分割された2段式コンベヤで構成し、該2段式コンベヤを1個のモータで駆動する構成としている。
【0014】
第3発明によれば、2段式の排出コンベヤを1個のモータで駆動するため、駆動モータ及びその配管や配線等が1台分でよいので、部品コスト及び組立コストを安くできる。しかも、モータ取付スペースが1段分で済むので、車両の小形化が図れる。
【0015】
第4発明は、第3発明に基づき、前記排出コンベヤの1段目コンベヤの搬送部は金属製であり、2段目コンベヤは傾斜角度が可変である構成としている。
【0016】
第4発明によれば、1段目コンベヤの搬送部は金属製としたため、破砕機から飛散したチップによる搬送部の損傷や磨耗が無く、耐久性が向上するので、メンテナンス作業が軽減されユーザの使い勝手が非常に良い。また、2段目コンベヤは傾斜角度が可変であるから、2次処理工程であるトラックや後処理機械への積み込み高さを調整できるので、本木材破砕機の適用範囲を広くできる。
【0017】
第5発明は、自走台車上に、木材を投入するホッパと、該ホッパの下方に設けたフィードコンベヤと、該フィードコンベヤで搬送した木材を破砕する破砕機と、破砕機の下方に設けた排出コンベヤとを搭載した自走式木材破砕機において、前記破砕機と排出コンベヤとの間に、破砕されたチップの粒度を選別するスクリーンが設けられ、該スクリーンは破砕機外へ移動可能に取り付けられた構成としている。
【0018】
第5発明によれば、スクリーンが破砕機外へ移動可能に設けられているため、スクリーンの交換作業が破砕機外の広いスペースで非常に容易にできる。また、スクリーンを破砕機外に移動することによって、破砕機内への作業者のアクセスも楽になるので、カッタ交換等の保守作業、金属、石等の異物の除去等も容易にでき、メンテナンス作業性を向上できる。
【0019】
第6発明は、第5発明に基づき、前記スクリーン単体で着脱可能に取り付けられた構成としている。
【0020】
第6発明によれば、スクリーン取付部材からスクリーン単体で取外して交換できるので、交換にかかる費用を安くできる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0022】
図1は、実施形態に係る木材破砕機の右側面図であり、図2はその平面図であり、図3は図1の正面図であり、図4は図1の左側面図である。木材破砕機1は、自走台車2上に車体フレーム11を溶接により固着し、この車体フレーム11上の進行方向左右の一側(本例では左側)にエンジン室10が設けられ、他側には前後方向一端部にホッパ12が、及び該ホッパ12の下方にはフィードコンベヤ13がそれぞれ設けられ、また前後方向他端部で、フィードコンベヤ13の搬送方向下流には破砕機15が設けられている。さらに、破砕機15の下方には前後2段式の排出コンベヤ16が、車両後方へ向けて排出可能に設けられている。
【0023】
自走台車2は、走行基台フレーム3の下部に固着された左右一対のトラックフレーム4,4を備え、トラックフレーム4の前後方向両端部に回動自在に取着したスプロケット及びアイドラの周りに履帯5が巻装されている。
【0024】
エンジン室10内には、エンジン6が出力軸を前後方向に向けて設けられ、エンジン6の前方には吸い込み式の冷却ファン、及びその前方にはラジエータ7が設けられている。エンジン6の出力軸後端部には図示しない油圧ポンプが装着されており、エンジン6の後方にはフィードコンベヤ13、後述する破砕機15用回転カッタ及び排出コンベヤ16等を駆動するためのメイン制御弁9が設けられている。エンジン室10の外装パネルには、前端面及び左側面前部にエンジン冷却用の外気を吸入する、網目状部材46及び47が装着された吸気口が形成されており、左側面後部に前記エンジン冷却風を外部に排気する網目状部材50が装着された排気口が形成されている。
【0025】
また、車体フレーム11上のエンジン室10の後方部には、コントローラ8を収納した制御装置収納ボックス、及び作動油タンク55を収納する作動油タンク収納ボックスがそれぞれ設けられている。さらに、車体フレーム11上の後端部で、作動油タンク55の後方には燃料タンク54が設けられている。
【0026】
ホッパ12は平面視で略矩形状を成し、また正面視で上部が外側に開いた漏斗形状を成しており、下端部に開口部を有し、上部開口部から投入された木材を下方に設けた鉄製のフィードコンベヤ13で破砕機15へ搬送する。
破砕機15は、フィードコンベヤ13の搬送方向下流側端部の近傍に回転自在に設けた回転カッタ60と、フィードコンベヤ13の搬送方向先端部の上方に設けた押さえローラ14とを備えている。また、回転カッタ60の下方には、破砕したチップの粒度(大きさ)を選別するスクリーン59を設けている。
【0027】
また、回転カッタ60の下方には、前後2段式の排出コンベア16の1段目コンベヤ17aが設けられ、その後方には1段目コンベヤ17a側の駆動軸を回動中心として傾動自在に2段目コンベヤ17bが設けられている。1段目コンベヤ17aは破砕されたチップが落下し、突き当たっても破損しないように鉄製の搬送部を有し、2段目コンベヤ17bはゴム製又は鉄製の搬送部を有している。
【0028】
以下に、各部を詳細に説明する。
図5〜図7により、車体フレーム11を説明する。図5は、車体フレームの平面図であり、また図6及び図7はそれぞれその正面図及び背面図である。
走行基台フレーム3の上部に固着された車体基台プレート21の左側前部には、前記エンジン6を搭載するための左右1対のエンジン支持フレーム22,23が前後方向に沿って固着されており、この左右1対のエンジン支持フレーム22,23の前後端部にはそれぞれエンジン取付ボス部27が固着されている。
【0029】
また、車体基台プレート21上の右側前部には、ホッパ12の左右側面を形成する左右1対の側面部材30a,31aが固着されている。この側面部材30a,31aは、中央部30b,31bが略垂直方向に形成され、下部が該中央部30b,31bの間よりも左右幅を大きくした幅拡部30c,31cを形成している。また、側面部材30a,31aの上部には、それぞれ外側に向けて傾斜した傾斜部30d,31dが形成されており、この傾斜部30d,31dから前記中央部30b,31bに亘ってその外面部に上下方向に沿って補強リブ39,39が固着されている。さらに、前記左右幅拡部30c,31cの間には補強プレート33,34,35が固着されている。左右傾斜部30d,31dの前部間には、外側上方へ向けて傾斜させて前面ガイド部材32が固着され、前記左右幅拡部30c,31cの前端部間には前面パネル38が取り付けられている。また、なお、前記フィードコンベヤ13は左右幅拡部30c,31cの間に設置される。
【0030】
前記左右1対の側面部材30a,31aの幅拡部30c,31cは後方にも延設されており、前記排出コンベア16の1段目コンベヤ17aを支持する左右1対の支持フレーム30e,31eを形成している。この支持フレーム30e,31eの下端部は車体基台プレート21上に固着され、支持フレーム30e,31eの上部には左右1対の破砕機支持フレーム40,41が固着され、左右1対の破砕機支持フレーム40,41の前後端部下部に前後面パネル36,37が、上面前側には上面パネル44がそれぞれ固着されている。また、図4に示すように、その上面の後側には、開閉自在にメンテナンスドア43が取り付けられている。
【0031】
前記左の(車両内側の)幅拡部31cと、車体基台プレート21の上面右前部、すなわちエンジン室フレームとの間に、補強プレート24,25及び下向きU字形状の補強部材28が固着されている。また、前記左側(車両内側の)破砕機支持フレーム41と、コントローラ8積載部の車体基台プレート21上面部との間に補強プレート26が固着されている。
【0032】
また図1〜図3に示すように、エンジン室は外装カバー42で覆われており、その前面部及び側面前部には平面視でL字形状の前部カバー45が垂直ピン回りに開閉自在に設けられ、エンジン6の前部及び後方部の上面及び側面には水平ピン回りに開閉自在にメンテナンスカバー48,49が取り付けられている。前記前部カバー45の前面及び側面部に、前記網目状部材46及び47が装着された吸気口が形成されており、前記メンテナンスカバー49の側面部に前記網目状部材50が装着された排気口が形成されている。さらに、前記制御装置収納ボックス及びこれに収納されたコントローラ8には、それぞれ開閉自在にカバー51,52が設けてある。
【0033】
図8は、破砕機部及び排出コンベヤ部の構造の説明図である。回転カッタ60は前記左右1対の破砕機支持フレーム40,41に回転自在に支持されており、図示しない油圧モータで駆動されている。回転カッタ60は、その外周部にフリー回転自在に基端部が取着されたカッタ61を有している。フィードコンベヤ13の搬送方向先端部の上方に設けた押さえローラ14は、外周面に突起状の木材押さえ部を有するドラムが回転自在に支持軸69に支持されており、該支持軸69の左右部が支持プレート67,67の先端部に取着されている。支持プレート67,67の基端部は、破砕機支持フレーム40,41に揺動自在に取着されている。また、支持プレート67には、上記ドラムの回動を駆動する図示しない油圧モータが取り付けられている。前記左右1対の破砕機支持フレーム40,41には、円弧状の長孔68,68が形成されており、この円弧状の長孔68,68内には前記ドラムの端部が移動自在に係合している。上記構成において、押さえローラ14は自重で下方に向けて押さえ力を発生しつつ、フィードコンベヤ13の搬送速度に同期して回動するようになっている。
【0034】
上面パネル44から下方に向けて設けたブラケット56の下端部には、スクリーン59を先端部にボルト66で着脱自在に取り付けるスクリーン取付部材57の基端部がピン58によって揺動自在に取り付けられている。スクリーン取付部材57の前記回転カッタ60と対面する部位には、カッタ61の先端部の回転軌跡と近接させてレーキ63が取り付けてあり、回転カッタ60を挟んでスクリーン取付部材57と反対の位置に設けられている取付部材62にも同様にレーキ63が取り付けてある。また、スクリーン取付部材57とブラケット56との間には油圧シリンダ64が取り付けてあり、油圧シリンダ64の伸縮によってスクリーン59をピン58の回りに揺動するようににしている。油圧シリンダ64が伸張しているときには、スクリーン59の先端部と前記取付部材62の先端部とが当接して回転カッタ60の下方にスクリーン59を位置させ、油圧シリンダ64が縮小しているときには、スクリーン59の先端部と前記取付部材62の先端部との間に所定の隙間65を形成する。
【0035】
スクリーン59の下方には1段目コンベヤ17aが設けられており、1段目コンベヤ17aの搬送方向先端部は左右1対の支持フレーム30e,31eの後端部近傍に位置している。1段目コンベヤ17aの搬送方向先端部の下方で、車体基台プレート21の下部には、2段目コンベヤ17bの搬送方向基端部の水平回転軸82を中心に上下揺動自在に2段目コンベヤ17bが支持されており、その水平回転軸82には駆動用油圧モータ85が取り付けられている。1段目コンベヤ17aの搬送方向先端部の回転軸に設けた連動用スプロケット81と、2段目コンベヤ17bの搬送方向基端部の水平回転軸82に設けた連動用スプロケット83とにはチェーン84が巻装されている。上記構成により、1個の駆動用油圧モータ85の回動で1段目コンベヤ17a及び2段目コンベヤ17bを同時に駆動可能としている。なお、図1に示すように、2段目コンベヤ17bと破砕機支持フレーム40,41との間は、2段目コンベヤ17bの傾斜角度を調節可能とする傾斜角調整手段86で連結されている。この傾斜角調整手段86は、例えば、連結長さを調整可能なチェーン、又は2つの部材間の連結長さを調整可能な連結部材等で構成できる。
【0036】
図9〜図11に基づき、1段目コンベヤ17aの構造を説明する。図9は1段目コンベヤの平面図で、図10はその側面図であり、図11は図9のP部詳細図である。左右1対の側板70,70の前端部間及び後端部間には、それぞれ回動軸71,72が回動自在に取着されており、両回動軸71,72のそれぞれの両端部にはスプロケット74,74及びスプロケット75,75が取り付けてあり、前後2つのスプロケット74,75間にはチェーン76が巻装されている。左右のチェーン76,76の間には、複数の鉄製の搬送部材77が互いに隙間無く設けられている。鉄製の搬送部材77は断面L字形状を成し、その垂直部78がコンベヤ周回方向に対して垂直な外方へ向けて設けられている。搬送部材77の両端部にはU字形状部材79,79の一方の垂直部材が固着されており、U字形状部材79,79の他方の垂直部材がチェーン76に取着されている。また、前後の回動軸71,72の間で、上側の搬送部材77の下方には、鉄製のプレート73が設けられている。なお、搬送方向先端側の回動軸72には2段目コンベヤ17bとの連動用の前記スプロケット81が設けられている。
【0037】
次に、本実施形態の作動を説明する。
被破砕物である木材がホッパ12内に投入されると、フィードコンベヤ13は押さえローラ14と回転を同期させてその木材を破砕機15に搬送する。このとき、押さえローラ14は搬送される木材の量に応じて上下方向に揺動しつつ、自重で木材をフィードコンベヤ13に押えつけて確実に搬送する。この搬送された木材は破砕機15の回転カッタ60によってチップ状に破砕され、そのチップはスクリーン59の通過粒度以下になるとスクリーン59によって選別されて1段目コンベヤ17a上に落下する。そして、1段目コンベヤ17a及び2段目コンベヤ17bはチップを外部に排出する。このとき、2段目コンベヤ17bの傾斜角は、排出する相手のトラックや2次処理装置等外部装置の積み込み高さに応じて設定される。
【0038】
回転カッタ60とスクリーン59との間にチップが詰まって、回転カッタ60の負荷が大きくなったときには、フィードコンベヤ13及び押さえローラ14の駆動を一時停止させると共に、上記の詰まったチップを強制的に排出するために油圧シリンダ64を縮小してスクリーン59の先端部と取付部材62の先端部との間に所定隙間65を形成する。この隙間65から詰まったチップが排出されて回転カッタ60の負荷が小さくなったら、油圧シリンダ64を元の長さに伸長し、フィードコンベヤ13及び押さえローラ14の駆動を再開する。
【0039】
チップ粒度の変更、又はスクリーン59の磨耗等の理由によってスクリーン59を交換する際には、まず上面後側のメンテナンスドア43を開き、次に、前記油圧シリンダ64の取付ピン64aを抜いてスクリーン取付部材57及びスクリーン59を揺動フリーな状態とした後、図8に2点鎖線で示すようにスクリーン59をピン58の周りに揺動させて破砕機15の外部まで引き出す。そして、ボルト66を取外してスクリーン59のみを交換するか、又は、ピン58を抜き取ってスクリーン取付部材57及びスクリーン59を共に交換する。
【0040】
エンジン6の冷却風は、前部カバー45の前面及び側面部の、網目状部材46,47が装着された吸気口から吸い込まれ、ラジエータ7内及びエンジン6の周囲を通過して、メンテナンスカバー49の側面部の、網目状部材50が装着された排気口から排出される。このとき、外気に混ざっている塵埃、チップ小片、切りくず等は網目状部材46,47によってエンジン室内への進入が阻止され、エンジン室内の汚れを防止できる。
【0041】
本発明によると、以下の効果を奏する。
一枚板構造の車体基台プレート21上に、エンジンを搭載するエンジン取付フレーム(実施形態ではエンジン支持フレーム22,23とエンジン取付ボス部27とで構成されている。)、及びホッパ12の左右1対の側面部材30a,31aを固着し、さらに、該側面部材30a,31aの下部を延設した左右1対の支持フレーム30e,31eを介して破砕機15の左右1対の破砕機支持フレーム40,41を固着している。これらの構成により、エンジン室フレームと、ホッパフレームと、破砕機フレームと、自走台車フレームとが溶接で一体化された構造となるため、車両全体のフレーム剛性を高めることができる。従って、これらを薄板で構成することにより、小形・軽量化することができる。
【0042】
また、前記エンジン取付フレームと、ホッパ12のエンジン室側の側面部材31aとを、補強プレート24,25及び補強部材28により固着して連結し、ホッパ12の左右1対の側面部材30a,31aの間を、補強プレート33,34,35で固着して連結している。また、破砕機15の左右1対の破砕機支持フレーム40,41の前後端部下部には、前後面パネル36,37が固着され、さらに、前記破砕機15の支持フレーム31eと、エンジン室後端部の車体基台プレート21との間に補強プレート26を固着している。これらにより、フレームが箱構造を構成できるので、薄板を用いて軽量化が図られ、しかも車体全体が高剛性を有する構造にできる。従って、ヘリコプターで車両全体を吊上げて山岳地帯等のへき地に運搬することが可能となり、運搬性を向上できる。
【0043】
また、自走台車上に、走行等の動力源のエンジンと、ホッパと、該ホッパの下方に設けたフィードコンベヤと、該フィードコンベヤで搬送した木材を破砕する破砕機と、破砕機の下方に設けた排出コンベヤとを搭載した自走式木材破砕機において、自走台車上の左右いずれか一側に前記エンジンを搭載するエンジン室を設け、他側に前後方向に前記ホッパ、破砕機及び排出コンベヤをそれぞれ設けた構成としている。これにより、自走台車上の左右いずれか一側にエンジンを搭載し、他側に前後方向にホッパ、破砕機及び排出コンベヤをそれぞれ設けたため、エンジン室の地上高がホッパ及び破砕機等と略同等に低くなり、エンジン室へのアクセスが楽にできるので、メンテナンス作業性を向上できる。]
【0044】
また、2段式の排出コンベヤを1個のモータで駆動するため、駆動モータ及びその配管や配線等は1台分でよいので、部品コスト及び組立コストを安くできる。しかも、モータ取付スペースが1段分で済むので、車両の小形化が図れる。
【0045】
また、1段目コンベヤの搬送部を金属製としたため、破砕機から飛散したチップによる搬送部の損傷及び磨耗が無くなり、コンベヤの耐久性が向上する。これにより、メンテナンス作業が非常に軽減され、保守コストも低減されて、ユーザの使い勝手が非常に良い。また、2段目コンベヤの傾斜角度を変更できるから、2次処理工程であるトラックや後処理機械への積み込み高さを調整でき、本木材破砕機の適用範囲が広くなる。
【0046】
スクリーンを交換する際に、スクリーンを回転カッタ近傍位置から破砕機筐体の外に移動できるので、交換作業を広いスペースで楽に行うことができる。また、スクリーンを破砕機外に移動することによって、破砕機内への作業者のアクセスも楽になるので、回転カッタ等の保守作業も容易にでき、メンテナンス作業性を向上できる。
さらに、スクリーン取付部からスクリーンのみを取外して交換できるので、交換にかかる保守費用を安くでき、ユーザが使い易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る木材破砕機の右側面図である。
【図2】実施形態に係る木材破砕機の平面図である。
【図3】実施形態に係る木材破砕機の正面図である。
【図4】実施形態に係る木材破砕機の左側面図である。
【図5】車体フレームの平面図である。
【図6】同車体フレームの正面図である。
【図7】同車体フレームの背面図である。
【図8】破砕機部及び排出コンベヤ部の構造の説明図である。
【図9】1段目コンベヤの平面図である。
【図10】1段目コンベヤの側面図である。
【図11】図9のP部詳細図である。
【図12】従来技術に係る木材破砕機の側面図である。
【符号の説明】
1…木材破砕機、2…自走台車、3…走行基台フレーム、4…トラックフレーム、5…履帯、6…エンジン、7…ラジエータ、8…コントローラ、9…メイン制御弁、10…エンジン室、11…車体フレーム、12…ホッパ、13…フィードコンベヤ、14…押さえローラ、15…破砕機、16…排出コンベヤ、17a…1段目コンベヤ、17b…2段目コンベヤ、21…車体基台プレート、22,23…エンジン支持フレーム、24,25,26…補強プレート、27…エンジン取付ボス部、28…補強部材、30a,31a…側面部材、30c,31c…幅拡部、30d,31d…傾斜部、30e,31e…支持フレーム、32…前面ガイド部材、33,34,35…補強プレート、36…前面パネル、37…後面パネル、38…前面パネル、39…補強リブ、40,41…破砕機支持フレーム、42…外装カバー、43…メンテナンスドア、44…上面パネル、45…前部カバー、46,47…網目状部材、48,49…メンテナンスカバー、50…網目状部材、51,52…カバー、53…、54…燃料タンク、55…作動油タンク、56…ブラケット、57…スクリーン取付部材、58…ピン、59…スクリーン、60…回転カッタ、61…カッタ、62…取付部材、63…レーキ、64…油圧シリンダ、65…隙間、66…ボルト、67…支持プレート、68…長孔、69…支持軸、70…側板、71,72…回動軸、73…プレート、74,75…スプロケット、76…チェーン、77…搬送部材、78…垂直部、79…U字形状部材、81…連動用スプロケット、82…回転軸、83…連動用スプロケット、84…チェーン、85…油圧モータ、86…傾斜角調整手段、91…自走台車、92…フィードコンベヤ、93…ホッパ、94…破砕機、95…排出コンベヤ、96…エンジン、97…スクリーン。

Claims (6)

  1. 自走台車(2)上に、走行等の動力源のエンジン(6)と、木材を投入するホッパ(12)と、該ホッパ(12)の下方に設けたフィードコンベヤ(13)と、該フィードコンベヤ(13)で搬送した木材を破砕する破砕機(15)と、破砕機(15)の下方に設けた排出コンベヤ(16)とを搭載した自走式木材破砕機において、
    前記エンジン(6)を搭載するエンジン室フレーム(22,23)と、前記ホッパ(12)の側面部材(30a,31a)と、前記破砕機(15)を搭載する破砕機フレーム(30e,31e)とを、自走台車フレーム(3)に溶接等で固着して一体化構成とした
    ことを特徴とする自走式木材破砕機。
  2. 請求項1記載の自走式木材破砕機において、
    前記ホッパ(12)及び前記破砕機(15)が、前記自走台車フレーム(3)に固着された車体基台プレート(21)上の車両左右いずれか一側に車両前後方向に並設され、
    前記エンジン(6)が前記車体基台プレート(21)上の車両左右いずれか他側に設置され、
    前記エンジン室フレーム(22,23)と前記ホッパ(12)の側面部材(31a)との間、ホッパ(12)の左右1対の側面部材(30a,31a)の間、及び前記エンジン室側の車体基台プレート(21)と前記破砕機フレーム(30e,31e)との間は、それぞれ補強部材(24,25,33,34,26)で連結され固着されている
    ことを特徴とする自走式木材破砕機。
  3. 自走台車(2)上に、木材を投入するホッパ(12)と、該ホッパ(12)の下方に設けたフィードコンベヤ(13)と、該フィードコンベヤ(13)で搬送した木材を破砕する破砕機(15)と、破砕機(15)の下方に設けた排出コンベヤ(16)とを搭載した自走式木材破砕機において、
    前記排出コンベヤ(16)を前後分割された2段式コンベヤ(17a,17b)で構成し、該2段式コンベヤ(17a,17b)を1個のモータで駆動する
    ことを特徴とする自走式木材破砕機。
  4. 請求項3記載の自走式木材破砕機において、
    前記排出コンベヤ(16)の1段目コンベヤ(17a)の搬送部は金属製であり、2段目コンベヤ(17b)は傾斜角度が可変である
    ことを特徴とする自走式木材破砕機。
  5. 自走台車(2)上に、木材を投入するホッパ(12)と、該ホッパ(12)の下方に設けたフィードコンベヤ(13)と、該フィードコンベヤ(13)で搬送した木材を破砕する破砕機(15)と、破砕機(15)の下方に設けた排出コンベヤ(16)とを搭載した自走式木材破砕機において、
    前記破砕機(15)と排出コンベヤ(16)との間に、破砕されたチップの粒度を選別するスクリーン(59)が設けられ、該スクリーン(59)は破砕機(15)外へ移動可能に取り付けられた
    ことを特徴とする自走式木材破砕機。
  6. 請求項5記載の自走式木材破砕機において、
    前記スクリーン(59)単体で着脱可能に取り付けられた
    ことを特徴とする自走式木材破砕機。
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