JP2004342408A - シート状導電路用コネクタ - Google Patents
シート状導電路用コネクタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004342408A JP2004342408A JP2003136061A JP2003136061A JP2004342408A JP 2004342408 A JP2004342408 A JP 2004342408A JP 2003136061 A JP2003136061 A JP 2003136061A JP 2003136061 A JP2003136061 A JP 2003136061A JP 2004342408 A JP2004342408 A JP 2004342408A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- conductive path
- terminal
- connector
- ffc
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Abandoned
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R12/00—Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
- H01R12/70—Coupling devices
- H01R12/77—Coupling devices for flexible printed circuits, flat or ribbon cables or like structures
- H01R12/771—Details
- H01R12/774—Retainers
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R12/00—Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
- H01R12/70—Coupling devices
- H01R12/77—Coupling devices for flexible printed circuits, flat or ribbon cables or like structures
- H01R12/79—Coupling devices for flexible printed circuits, flat or ribbon cables or like structures connecting to rigid printed circuits or like structures
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/46—Bases; Cases
- H01R13/52—Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof cases
- H01R13/5216—Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof cases characterised by the sealing material, e.g. gels or resins
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S439/00—Electrical connectors
- Y10S439/933—Special insulation
- Y10S439/936—Potting material or coating, e.g. grease, insulative coating, sealant or, adhesive
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Dispersion Chemistry (AREA)
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Multi-Conductor Connections (AREA)
Abstract
【解決手段】ハウジング21内にはFFC10の挿入路24が形成され、入口25から挿入されたのちリテーナ35を装着することで固定される。ここで、FFC10の表裏両面には、一対の厚肉のジェル板45が予め挟着され、FFC10を挿入することに伴い、両ジェル板45が入口25内に押し込まれ、FFC10の端末が入口45に挿入される部分でシールが取られる。シール材として一対の厚肉のジェル板45を用いたから、特に内周がFFC10の端末における断面の角の部分にもよく馴染んで密着し、十分な防水機能を発揮することができる。よって、被水箇所においてもFFC10の使用が可能となる。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート状導電路の端末を収容することに用いるコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
シート状導電路の一例であるFFC(フレキシブルフラットケーブル)は、帯状をなす絶縁フィルム上に複数条の導電路が互いに平行に配線され、端末部分を除いて上面を保護フィルムで覆うことによって、全体として可撓性を有するリボン状に形成されている。そして、このFFCの端末がコネクタハウジング内に収容され、このコネクタハウジングが相手のコネクタハウジングに嵌合されることにより、各導電路が相手のコネクタハウジングに収容された対応する端子金具と接続されるようになっている。
なお、この種のFFC(シート状導電路)用コネクタは、例えば特許文献1に記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−188145公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記したFFC等のシート状導電路は、電線を束ねたワイヤハーネスと比べて配設スペースが少なくて済むことから、ワイヤハーネスに代わっての採用が検討されている。一方、自動車のエンジンルーム等の被水の可能性のある箇所に配設する場合には、例えばシート状導電路の端末がコネクタハウジング内に挿入される部分でシールを採る必要があるが、シート状導電路の端末は基本的には方形断面であるため、特に角の部分でシールが採り辛いと言う事情があり、被水箇所ではシート状導電路の採用を見合わせているのが実状であった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、防水機能を備えたシート状導電路用コネクタを提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、絶縁シートに導電路が配線されたシート状導電路の端末が収容されるコネクタハウジングを備え、このコネクタハウジングが相手のコネクタハウジングに嵌合されることにより、前記各導電路が前記相手のコネクタハウジングに収容された対応する端子金具と接続されるようにしたシート状導電路用コネクタにおいて、前記コネクタハウジングには前記シート状導電路の端末が挿入される挿入口が形成されており、前記シート状導電路の端末の外周には軟質材からなるシール材が予め装着され、このシール材が前記挿入口の内周面に密着して嵌められつつ前記シート状導電路の端末が前記コネクタハウジング内に収容されている構成としたところに特徴を有する。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記シール材が一対のジェル板からなり、前記シート状導電路の端末の表裏両面に前記ジェル板が挟着されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記シール材が、前記シート状導電路の端末の外周にモールド成形されたゴムリングであるところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記シール材が、前記シート状導電路の端末の挿通開口を設けた熱可塑性エラストマからなるリング材であって、このリング材の前記挿通開口に前記シート状導電路の端末が挿通された状態で加熱されることにより、前記挿通開口の内周が前記シート状導電路の端末の外周に溶融密着されているところに特徴を有する。
【0007】
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のものにおいて、前記コネクタハウジングが前記相手のコネクタハウジングの内周側にシールリングを介して嵌合され、前記両コネクタハウジングの間に密閉空間が構成されるものであって、前記相手のコネクタハウジングの外面には前記密閉空間に連通する開口が形成され、この開口には、液体の通過は遮断するが気体の通過は許容する通気膜が張られているところに特徴を有する。
【0008】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
シール材が軟質材で形成されているから、その内周がシート状導電路の端末における断面の角の部分にもよく馴染んで密着し、このシール材の外周が挿入口の内周面に密着して嵌められることで、シート状導電路の端末がコネクタハウジングに挿入される部分において、十分な防水機能が発揮される。よって、被水箇所においても、シート状導電路の使用が可能となる。また、シール材はシート状導電路の端末に先付けしておき、シート状導電路の挿入作業に伴って挿入口に嵌め込むようにしたから、組付工程も簡単なものにできる。
【0009】
<請求項2の発明>
一対のジェル板がシート状導電路の端末の表裏両面に挟着されることで、シート状導電路の端末の外周には断面の角の部分も含んでジェル板が良く馴染んで密着し、確実な防水が図られる。
<請求項3の発明>
ゴムリングはモールド成形されていることで、シート状導電路の端末の外周には断面の角の部分も含んで良く馴染んで密着される。
<請求項4の発明>
リング材が熱可塑性エラストマ製であるから、加熱時に挿通開口の内周がシート状導電路の端末の外周に対して、断面の角の部分も含んで良く馴染んで溶融密着される。
【0010】
<請求項5の発明>
両コネクタハウジングが密閉空間を形成した状態に嵌合され、係る状態でコネクタの内外に温度差が生じると、密閉空間内の空気が膨張または収縮することでコネクタハウジング等が変形し、それに伴いシール材と挿入口やシート状導電路との密着部分に洩れが生じるおそれがある。
その点この発明では、コネクタの内外で温度差が生じた場合にも、通気膜を通して空気が流通し、すなわち呼吸をして密閉空間での空気の膨張、収縮を来さず、コネクタハウジングの変形等が未然に防止され、シール材の浮き上がり等が防がれて密着性が確保される。もちろん通気膜を通して浸水は阻止されるから、両コネクタハウジング間の防水は担保される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態を図1ないし図8によって説明する。
この実施形態のシート状導電路用コネクタ20は、図1及び図2に示すように、シート状導電路の一例として示したFFC10(フレキシブルフラットケーブル)の端末が収容され、プリント回路基板17に装着された相手の基板用コネクタ50と嵌合されるようになっている。
【0012】
FFC10は、図6に示すように、帯状の絶縁フィルム11の表面に、複数条(図示8条)の導電路12が所定のピッチで印刷により配線され、その上が保護フィルム13で覆われて全体として可撓性を有するリボン状に形成されている。このFFC10の端末部では、その端縁側の所定範囲にわたり保護フィルム13が剥ぎ取られて、各導電路12の端末が露出されている。また、端縁における幅方向の両端部には突出部14が形成されているとともに、導電路12が露出された領域の後方の両側縁には切欠部15が形成されている。
【0013】
シート状導電路用コネクタ20は、図3に示すように、ともに合成樹脂製のコネクタハウジング21(以下単にハウジングという)とリテーナ35とを備えている。
ハウジング21は全体としては、上端側から下端側に向けて3段階に断面積が縮径された段付きのブロック状に形成され、上段と中段とが長円形断面で、下段がほぼ方形断面となっている。中段部の外周面には、シールリング22が嵌着されている。
【0014】
ハウジング21内には、FFC10の挿入路24が上下両面を貫通して形成されている。この挿入路24は詳細には、図4にも示すように、ハウジング21の上面における短径方向の一側(同図の右側)に寄った位置に、間隔が広く取られた入口25が形成され、途中で主に図3の右側の壁面が張り出すことで間隔が狭められ、さらに下端部では、左側の壁面が後退することで間隔が広げられている。挿入路24の右側壁の下端部には突部26が形成されているとともに、左側壁には係止孔27が開口されている。
【0015】
ハウジング21には、このハウジング21の上面を覆うカバー29が一体的に形成されている。このカバー29は詳細には、上記したFFC10の挿入路24とほぼ同幅の帯状をなし、成形時には、ハウジング21の上面における一方の側縁(図4の右側縁)から、ヒンジ部30を介して右側に延出して形成されている。カバー29の表面の延出端には操作部29Aが突設されている。このカバー29は、ヒンジ部30から折り返し可能であり、挿入路24の入口25を含んでハウジング21の上面の中央部を覆うようになっている。
【0016】
一方、ハウジング21の上面には、挿入路24の入口25を挟むようにして一対のガイド突条32が形成されている。ガイド突条32は、挿入路24の入口25の部分から、ハウジング21の上面の左側縁を越えた位置まで形成され、両ガイド突条32間には、FFC10並びに折り返されたカバー29が嵌められるようになっている。ガイド突条32の突出端側の対向した面には、折り返されたカバー29の両側縁を押さえて抜け止めする押さえ突部33が形成されている。
【0017】
ハウジング21の下端側には、リテーナ35が装着可能とされている。このリテーナ35は、図2にも示すように、その一面側にFFC10の装着面36が形成され、ほぼ上半分が、挿入路24における下部側に進入可能とされている。装着面36の上端部には突部37が形成され、また装着面36の下端には、FFC10の先端を突き当てる突当部38と、その両側に、FFC10の先端の突出部14が差し込まれる保持溝39が形成されている。リテーナ35における装着面36とは反対側の面には、挿入路24の係止孔27に嵌まる係止突部40が形成されている。
FFC10は、上記したハウジング21の挿入路24に挿通されて組み付けられ、挿入路24の入口25は、ジェル板45によってシールされるが、このシール構造については後述する。
【0018】
一方、基板用コネクタ50は、プリント回路基板17に取り付けられる合成樹脂製のコネクタハウジング51(以下、相手ハウジングという)を備えている。相手ハウジング51には、図5にも示すように、上記したシート状導電路用コネクタ20を嵌合可能な嵌合凹部52が上面に開口して形成されている。
嵌合凹部52の底部側には、端子金具54が、FFC10の導電路12と同数(8個)、同じピッチで収容されている。端子金具54は、図2に示すように、横長の基部55の上面に、差込片56と弾性接触片57とが対向して形成され、差込片56を壁面の溝60内に圧入することで取り付けられるようになっている。基部55の下面からは、タブ状の接続片58が突設されている。
【0019】
相手ハウジング51の長さ方向の両外面には、金属製の取付片65が下方に突出して装着されている。
そして、この相手ハウジング51は、プリント回路基板17の所定箇所に載せられて、取付片65をプリント回路基板17に開口された取付孔に嵌入することで取り付けられる。それに伴い、各端子金具54の接続片58がスルーホールを通してプリント回路基板17の裏面側に突出し、ハンダ付けにより対応する導電路と接続されている。
【0020】
また、相手ハウジング51の外面の所定位置には、図1及び図8に示すように、内部の嵌合凹部52に開口する円形の窓孔62が形成され、この窓孔62には、ポアフロン(フッ素樹脂製微小多孔質体)からなる通気膜63が張られている。この通気膜63は、水等の液体の通過は遮断するが、気体の通過は許容する性質を有している。
【0021】
続いて、本実施形態の作用を説明する。
シート状導電路用コネクタ20は、以下のようにして組み付けられる。図3に示すように、ハウジング21の中段部の外周にシールリング22が嵌着される。一方FFC10に対しては、その端末から所定寸法入った位置(例えば、切欠部15の後方位置)に、一対の厚肉のジェル板45が挟み付けられ、図6に示すように、ジェル板45の持つ粘性で保持される。両ジェル板45を重ねたときの嵩は、挿入路24の入口25の内容積よりも大きい。
【0022】
この状態から、FFC10の端末が、表面(導電路12が露出した面)を図3の右側に向けた姿勢で、ハウジング21の挿入路24内に挿入される。所定量挿入されると、両ジェル板45がFFC10を挟んだ状態で挿入路24の入口25内に押し込まれ、FFC10の端末は所定寸法が挿入路24の下方に突出する。次に、FFC10の突出した端末が装着面36に添えられつつ、リテーナ35が挿入路24の下端部に押し込まれる。
【0023】
図2に示すように、リテーナ35が挿入路24の段付部24Aに当たるまで押し込まれると、係止突部40が係止孔27に嵌まってリテーナ35が取り付けられ、このときFFC10は、リテーナ35の突部37と挿入路24の右壁面との間、挿入路24の右壁面の突部26とリテーナ35の装着面36との間の上下2箇所で挟み付けられることによって、ハウジング21内に固定される。それとともに、FFC10の先端がリテーナ35の装着面36の突当部38に当てられつつ、突出部14が保持溝39に差し込まれて保持される。また、FFC10の露出された導電路12は、挿入路24の下端から突出した箇所に位置し、外部に露出した状態とされる。
【0024】
リテーナ35の装着が完了したら、FFC10の挿入路24の入口25から突出した部分が、ハウジング21の上面に沿うように直角曲げされて両ガイド突条32の間に嵌められる。続いて、開いていたカバー29が、ヒンジ部30から折り返されて両ガイド突条32の間に嵌められてFFC10をハウジング21の上面に押し付け、カバー29自身は、図7に示すように、押さえ突部33で押さえられて保持される。以上により、シート状導電路用コネクタ20の組み付けが完了する。
【0025】
基板用コネクタ50は、既述した要領によりプリント回路基板17に取り付けられ、上記のように組み付けられたシート状導電路用コネクタ20が、相手ハウジング51の嵌合凹部52内に図2の矢線に示すように嵌合される。これに伴い、図8に示すように、リテーナ35の下端部が、端子金具54の列の差込片56と弾性接触片57との間に進入し、各端子金具54の弾性接触片57が、FFC10の露出した対応する導電路12に弾性的に接触され、対応する端子金具54と導電路12同士の電気的接続が取られる。
また、ハウジング21に嵌着されたシールリング22が、相手ハウジング51の嵌合凹部52の内周面に弾縮しつつ嵌められることで、両ハウジング21,51間のシールが取られる。
【0026】
本実施形態のシート状導電路用コネクタ20では、FFC10の端末をハウジング21の挿入路24に挿通する部分で防水を図る場合に、一対の厚肉のジェル板45をFFC10の表裏両面を挟んで装着して、これを挿入路24の入口25に嵌入する構造としたから、特に内周がFFC10の端末における断面の角の部分にもよく馴染んで密着し、十分な防水機能を発揮することができる。よって、被水箇所においても、FFC10の使用が可能となる。ジェル板45はFFC10の端末に先付けしておき、FFC10のハウジング21への挿通動作に伴って挿入路24の入口25に嵌め込むようにしたから、組付工程も簡単なものにできる。
【0027】
また、両ハウジング21,51間がシールリング22でシールされることにより、両ハウジング21,51の間に言わば密閉空間が形成されるが、この状態でコネクタ20,50の内外に温度差が生じると、密閉空間内の空気が膨張または収縮することでハウジング21,51等が変形し、それに伴いジェル板45と、挿入路24の入口25やFFC10との密着部分において洩れが生じるおそれがある。
その点この実施形態では、コネクタ20,50の内外で温度差が生じた場合にも、通気膜63を通して空気が流通し、すなわち呼吸をして密閉空間での空気の膨張、収縮を来さず、ハウジング21,51の変形等が未然に防止され、ジェル板45の浮き上がり等が防がれて密着性が確保される。もちろん通気膜63を通して浸水は阻止されるから、両ハウジング21,51間の防水は担保される。
【0028】
<第2実施形態>
図9は、本発明の第2実施形態を示す。この第2実施形態では、FFC10の端末から所定寸法入った位置に、シール材としてのゴムリング70がモールド成形により装着されている。このゴムリング70が挿入路24の入口25に嵌入される。
ゴムリング70はモールド成形されていることで、FFC10の端末の外周に対して、断面の角の部分も含んで良く馴染んで密着される。
確実な防水が図られる等、第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
【0029】
<第3実施形態>
図10は、本発明の第3実施形態を示す。この第3実施形態では、シール材が、FFC10の端末の挿通開口73を設けた熱可塑性エラストマからなるリング材72であって、このリング材72の挿通開口73にFFC10の端末が挿通された状態で加熱されることにより、挿通開口73の内周がFFC10の端末の外周に溶融密着されている。このリング材72が挿入路24の入口25に嵌入される。
リング材72が熱可塑性エラストマ製であるから、加熱時に挿通開口73の内周がFFC10の端末の外周に対して、断面の角の部分も含んで良く馴染んで溶融密着される。第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0030】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)コネクタハウジングはカバーを備えないものであってもよく、またFFCを固定するのにリテーナ以外の手段を用いてもよい。
(2)本発明は上記実施形態に例示したFFCに限らず、要は断面形状が方形となるようなシート状導電路の端末を収容することに用いるコネクタに好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るシート状導電路用コネクタを基板用コネクタに嵌合する前の状態の正面図
【図2】その断面図
【図3】シート状導電路用コネクタの一部切欠分解側面図
【図4】ハウジングの平面図
【図5】基板用コネクタの平面図
【図6】ジェル板が装着されたFFCの平面図
【図7】シート状導電路用コネクタの平面図
【図8】両コネクタが嵌合された状態の断面図
【図9】(A)本発明の第2実施形態に係るゴムリングが装着されたFFCの平面図
(B)その一部切欠側面図
(C)(B)のX−X線断面図
【図10】(A)本発明の第3実施形態に係るリング材をFFCに装着する動作を示す平面図
(B)その一部切欠側面図
(C)リング材が装着されたFFCの断面図
【符号の説明】
10…FFC(シート状導電路)
11…絶縁フィルム(絶縁シート)
12…導電路
20…シート状導電路用コネクタ
21…ハウジング
22…シールリング
24…挿入路
25…入口(挿入口)
35…リテーナ
45…ジェル板(シール材)
50…基板用コネクタ
51…相手ハウジング
52…嵌合凹部
54…端子金具
62…窓孔(開口)
63…通気膜
70…ゴムリング(シール材)
72…リング材(シール材)
73…挿通開口
Claims (5)
- 絶縁シートに導電路が配線されたシート状導電路の端末が収容されるコネクタハウジングを備え、このコネクタハウジングが相手のコネクタハウジングに嵌合されることにより、前記各導電路が前記相手のコネクタハウジングに収容された対応する端子金具と接続されるようにしたシート状導電路用コネクタにおいて、
前記コネクタハウジングには前記シート状導電路の端末が挿入される挿入口が形成されており、前記シート状導電路の端末の外周には軟質材からなるシール材が予め装着され、このシール材が前記挿入口の内周面に密着して嵌められつつ前記シート状導電路の端末が前記コネクタハウジング内に収容されていることを特徴とするシート状導電路用コネクタ。 - 前記シール材が一対のジェル板からなり、前記シート状導電路の端末の表裏両面に前記ジェル板が挟着されていることを特徴とする請求項1記載のシート状導電路用コネクタ。
- 前記シール材が、前記シート状導電路の端末の外周にモールド成形されたゴムリングであることを特徴とする請求項1記載のシート状導電路用コネクタ。
- 前記シール材が、前記シート状導電路の端末の挿通開口を設けた熱可塑性エラストマからなるリング材であって、このリング材の前記挿通開口に前記シート状導電路の端末が挿通された状態で加熱されることにより、前記挿通開口の内周が前記シート状導電路の端末の外周に溶融密着されていることを特徴とする請求項1記載のシート状導電路用コネクタ。
- 前記コネクタハウジングが前記相手のコネクタハウジングの内周側にシールリングを介して嵌合され、前記両コネクタハウジングの間に密閉空間が構成されるものであって、前記相手のコネクタハウジングの外面には前記密閉空間に連通する開口が形成され、この開口には、液体の通過は遮断するが気体の通過は許容する通気膜が張られていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のシート状導電路用コネクタ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003136061A JP2004342408A (ja) | 2003-05-14 | 2003-05-14 | シート状導電路用コネクタ |
DE102004022913A DE102004022913B4 (de) | 2003-05-14 | 2004-05-10 | Verbinder für ein Leiterbahnenblatt, Verbinderanordnung und Verbinderzusammenbauverfahren |
US10/844,011 US7063560B2 (en) | 2003-05-14 | 2004-05-12 | Connector for conductor-path sheet, a connector assembly and a connector assembling method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003136061A JP2004342408A (ja) | 2003-05-14 | 2003-05-14 | シート状導電路用コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004342408A true JP2004342408A (ja) | 2004-12-02 |
Family
ID=33410731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003136061A Abandoned JP2004342408A (ja) | 2003-05-14 | 2003-05-14 | シート状導電路用コネクタ |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7063560B2 (ja) |
JP (1) | JP2004342408A (ja) |
DE (1) | DE102004022913B4 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012020690A1 (ja) * | 2010-08-10 | 2012-02-16 | 矢崎総業株式会社 | 平板状ケーブル用コネクタ |
KR101438057B1 (ko) | 2013-09-02 | 2014-09-05 | 주식회사 유라코퍼레이션 | 방수 커넥터 및 그 방수 커넥터의 조립방법 |
Families Citing this family (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8584353B2 (en) | 2003-04-11 | 2013-11-19 | Neoconix, Inc. | Method for fabricating a contact grid array |
US7758351B2 (en) | 2003-04-11 | 2010-07-20 | Neoconix, Inc. | Method and system for batch manufacturing of spring elements |
US7114961B2 (en) | 2003-04-11 | 2006-10-03 | Neoconix, Inc. | Electrical connector on a flexible carrier |
US7244125B2 (en) | 2003-12-08 | 2007-07-17 | Neoconix, Inc. | Connector for making electrical contact at semiconductor scales |
WO2005091998A2 (en) | 2004-03-19 | 2005-10-06 | Neoconix, Inc. | Electrical connector in a flexible host |
JP4713380B2 (ja) * | 2006-03-24 | 2011-06-29 | タイコエレクトロニクスジャパン合同会社 | 防水型スクイブコネクタ |
US20080045076A1 (en) * | 2006-04-21 | 2008-02-21 | Dittmann Larry E | Clamp with spring contacts to attach flat flex cable (FFC) to a circuit board |
DE102007028836A1 (de) * | 2007-06-20 | 2008-12-24 | Murrplastik Systemtechnik Gmbh | Vorrichtung zur Zugentlastung |
DE102007048663A1 (de) * | 2007-10-10 | 2009-04-23 | Tyco Electronics Amp Gmbh | Elektrische Verbindungsvorrichtung |
US8641428B2 (en) | 2011-12-02 | 2014-02-04 | Neoconix, Inc. | Electrical connector and method of making it |
US9680273B2 (en) | 2013-03-15 | 2017-06-13 | Neoconix, Inc | Electrical connector with electrical contacts protected by a layer of compressible material and method of making it |
JP6579384B2 (ja) * | 2016-08-10 | 2019-09-25 | 住友電装株式会社 | 防水コネクタ |
US10158191B2 (en) | 2016-09-06 | 2018-12-18 | Apple Inc. | Vacuum sealed connector for electronic devices |
US11296438B1 (en) * | 2020-10-07 | 2022-04-05 | Lear Corporation | Electrical connector assembly having a terminal-less connection system |
US11469539B2 (en) | 2020-12-29 | 2022-10-11 | Lear Corporation | Seals for a flat flexible conductor in an electrical connector assembly |
DE102022211784A1 (de) | 2022-11-08 | 2024-05-08 | Robert Bosch Gesellschaft mit beschränkter Haftung | Verfahren zur Überwachung eines Fügevorgangs eines Flexkabels und Flexkabel |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3141720A (en) * | 1961-09-22 | 1964-07-21 | James G Johnson | Connector for printed or etched flat conductor cables |
US3144288A (en) * | 1962-02-21 | 1964-08-11 | Kent Mfg Co | Elongated wire to flat cable connector |
US3278887A (en) * | 1964-03-16 | 1966-10-11 | Westinghouse Electric Corp | Electrical circuit assembly and method of manufacture |
ES2067473T3 (es) * | 1987-07-16 | 1995-04-01 | Raychem Ltd | Articulo para proteger un conector multiconductor. |
DE19835670A1 (de) * | 1998-08-06 | 2000-04-20 | Delphi Automotive Systems Gmbh | Dichtungsanordnung zwischen einem elektrischen Verbinder und einem elektrischen Leiter |
US6113407A (en) * | 1998-09-30 | 2000-09-05 | The Whitaker Corporation | Electrical connector with gas exchange membrane |
JP2000188145A (ja) | 1998-12-21 | 2000-07-04 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 基板用コネクタの取付構造 |
KR200188145Y1 (ko) * | 2000-02-17 | 2000-07-15 | 천광일 | 침대용 이불걸이 |
US6533588B1 (en) * | 2000-03-30 | 2003-03-18 | Delphi Technologies, Inc. | Connector assembly for flexible circuits |
DE20108376U1 (de) * | 2000-07-08 | 2001-09-06 | Kostal Leopold Gmbh & Co Kg | Befestigungseinrichtung von für elektrische Leitungen bestimmte Dichtmittel innerhalb von Gehäusen |
JP2002252048A (ja) * | 2001-02-23 | 2002-09-06 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | コネクタ端子及び同コネクタ端子の製造方法 |
-
2003
- 2003-05-14 JP JP2003136061A patent/JP2004342408A/ja not_active Abandoned
-
2004
- 2004-05-10 DE DE102004022913A patent/DE102004022913B4/de not_active Expired - Fee Related
- 2004-05-12 US US10/844,011 patent/US7063560B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012020690A1 (ja) * | 2010-08-10 | 2012-02-16 | 矢崎総業株式会社 | 平板状ケーブル用コネクタ |
JP2012038640A (ja) * | 2010-08-10 | 2012-02-23 | Yazaki Corp | 平板状ケーブル用コネクタ |
KR101438057B1 (ko) | 2013-09-02 | 2014-09-05 | 주식회사 유라코퍼레이션 | 방수 커넥터 및 그 방수 커넥터의 조립방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20040229506A1 (en) | 2004-11-18 |
DE102004022913B4 (de) | 2007-11-29 |
DE102004022913A1 (de) | 2005-01-27 |
US7063560B2 (en) | 2006-06-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004342408A (ja) | シート状導電路用コネクタ | |
CN108151290B (zh) | 电加热装置和用于电加热装置的ptc加热元件 | |
KR101463132B1 (ko) | 플랫 케이블용 커넥터 | |
JP3547988B2 (ja) | 防水コネクタ及び防水処理方法 | |
US7201609B2 (en) | Connector with a sealing boot having inner and outer sealing lips | |
JP2002134219A (ja) | 防水コネクタ及び該防水コネクタの製造方法 | |
JP3591280B2 (ja) | コネクタ | |
JP2008186706A (ja) | フラットハーネス用コネクタ | |
CN110880659B (zh) | 连接器 | |
JP2009016306A (ja) | コネクタ | |
JP2000268908A (ja) | コネクタ | |
US6638090B2 (en) | Waterproof connector used for a flexible flat cable | |
JP2001176617A (ja) | コネクタ | |
JP2007335298A (ja) | 防水コネクタ用シール部材 | |
JP2000082527A (ja) | 防水コネクタ | |
JPH05129046A (ja) | フレキシブル配線板用コネクタ構造 | |
JP2000150057A (ja) | 防水コネクタ | |
JP4733562B2 (ja) | コネクタ | |
JP4612601B2 (ja) | コネクタ | |
JPH1167330A (ja) | 防水型コネクタ | |
JP3119119B2 (ja) | 圧接ジョイントコネクタ | |
JP3963801B2 (ja) | 電気接続箱用グロメットのシール構造 | |
JP2004288500A (ja) | コネクタ | |
JP2554457Y2 (ja) | フラットケーブル用コネクタ構造 | |
JPH10302882A (ja) | 接続構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050829 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20061025 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070404 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070412 |
|
A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20070531 |