JP2004339142A - 皮膚化粧料 - Google Patents

皮膚化粧料 Download PDF

Info

Publication number
JP2004339142A
JP2004339142A JP2003136884A JP2003136884A JP2004339142A JP 2004339142 A JP2004339142 A JP 2004339142A JP 2003136884 A JP2003136884 A JP 2003136884A JP 2003136884 A JP2003136884 A JP 2003136884A JP 2004339142 A JP2004339142 A JP 2004339142A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
extract
acid
dermal
action
skin cosmetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003136884A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Togiya
啓 研谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanebo Ltd filed Critical Kanebo Ltd
Priority to JP2003136884A priority Critical patent/JP2004339142A/ja
Publication of JP2004339142A publication Critical patent/JP2004339142A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

【課題】皺を予防又は改善することができる皮膚化粧料を提供する。
【解決手段】(A)カルニチン類と、(B)抗酸化効果を有する植物の圧搾物又は抽出物と、(C)真皮マトリクス成分安定作用を有する化合物又は抽出物を含有することを特徴とする化粧料。
【選択図】なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、皮膚化粧料に関し、更に詳しくは、皺を改善することができる皮膚化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
加齢と紫外線障害の蓄積によって、みずみずしく、きめ細かく、弾力のある肌は、しだいに衰え、皮膚表面形態異常、皮膚粘弾性の低下により皺が形成されてくる。
【0003】
皺の形成は表皮細胞の増殖分化異常、角層物性の異常、紫外線障害による活性酸素生成、真皮のコラーゲン等のマトリクス成分の変性等の複合的要因によるものと考えられる。角層の天然保湿因子の一つでもある乳酸は近年、長期連用によって表皮ターンオーバーの改善、角層の水分量の増大作用の改善効果が報告され、抗皺剤として期待されており、化粧料において、配合されてきた。(非特許文献1参照)
【0004】
【非特許文献1】
Cosmetics & Toiletries magazine, vol.109, 42(1994)
【0005】
しかしながら、上述したように皺の形成は表皮変性、真皮変性、紫外線障害による複合要因によるものであり、皺を改善しようとした場合、乳酸を単に配合するだけでは不十分である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者は上記の事情に鑑み、鋭意研究した結果、本発明に到達したものであって、その目的とするところは、皺を改善することができる皮膚化粧料を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的は、(A)カルニチン類と、(B)抗酸化効果を有する植物の圧搾物又は抽出物と、(C)真皮マトリクス成分安定作用を有する化合物又は抽出物を含有することを特徴とする皮膚化粧料によって達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について詳述する。
【0009】
本発明で(A)成分として用いられるカルニチンは、4−トリメチルアミノ−3−ヒドロキシ酪酸のことであり、立体異性体としてD体とL体が存在し、混合物としてDL体が知られているが、特にL体及びDL体を用いることが好ましい。
【0010】
カルニチンの塩としては、塩酸塩、酢酸塩、硫酸塩等が挙げられ、特に塩化カルニチン(カルニチンの塩酸塩)が好ましいものとして挙げることができる。またカルニチンの誘導体としては、特開平11−180851号公報記載のアセチルカルニチン及びその塩を挙げることができる。アセチルカルニチンとは、下記一般式(1)で示されるものであり、具体的にはアセチル−L−カルニチン酸等が挙げられる。
【0011】
(CHCHCH(OCOCH)CHCOO ・・・(1)
【0012】
アセチルカルニチンの塩とは、下記一般式(2)で示されるものであり、
【0013】
(CHCHCH(OCOCH)CHCOOH・X ・・・(2)
[但し、Xは各種のアニオンを示す。]
【0014】
そのアニオン(X)としては、クロリド、スルフォネート、ニトレート、アセテート、シトレート、ニコチネート、サリチレート等が挙げられ、具体的にはアセチル−L−カルニチン塩酸塩、アセチル−L−カルニチン硫酸塩、アセチル−L−カルニチン硝酸塩、アセチル−L−カルニチンアセテート、アセチル−L−カルニチンシトレート、アセチル−L−カルニチンニコチネート、アセチル−L−カルニチンサリチレート等が挙げられる。
【0015】
本発明における(A)成分全体の含有量は、皮膚化粧料の総量を基準として、0.01〜5.0質量%(以下、%と略記する)が好ましく、特に好ましくは0.1〜2.0%である。0.01%以上で本発明の効果が特に高く、また5.0%以下が、コスト的にも有利だからである。
【0016】
本発明で(B)成分として用いられる抗酸化効果を有する植物の圧搾物又は抽出物としては、キクカ、キャロット、サルビア、ビワ、レンギョウ、ソウハクヒ、ペパーミント、カキョク、レモンバーム、オリーブ、オトギリソウ、ブドウ葉、アシタバ、アスパラサスリネアリス、アセンヤク、アルニカ、イチョウ、イラクサ、カワラヨモギ、ゼニアオイ、ウーロン茶、エイジツ、ヒキオコシ、オウゴン、ヨモギ、カミツレ、カンゾウ、キンギンカ、クララ、ゲンノショウコ、紅茶、コンフリー、サボンソウ、セージ、サンザシ、シナノキ、シャクヤク、ドクダミ、ワレモコウ、シラカバ、セイヨウキズタ、セイヨウネズ、ツボクサ、チャ、チョウジ、チンピ、テンチャ、トウキンセンカ、セイヨウニワトコ、ニンドウ、ハマメリス、セイヨウハッカ、ボタン、ホップ、メリッサ、モモ葉、ヤグルマギク、ユキノシタ、ユズ、ノバラ、ローズマリー等を挙げることができ、1種以上を組み合わせて用いることができる。
【0017】
本発明で用いられる(B)成分全体の含有量は、皮膚化粧料の総量を基準として、成分固形分換算で0.0001〜5.0%が好ましく、特に好ましくは0.001〜2.0%である。0.0001%以上で、皺改善効果が特に高く、また5.0%以下で、十分効果があり、コスト的に有利だからである。
【0018】
本発明で(C)成分として用いられる真皮マトリクス成分安定作用を有する化合物又は抽出物としては、真皮コラーゲン産生促進作用、真皮ヒアルロン酸産生促進作用、真皮エラスターゼ活性阻害作用、真皮コラーゲンAGE(Advanced Glycation End products)化阻害作用、コラーゲン代謝促進作用、コラーゲン線維安定化作用、コラゲナーゼ活性阻害作用等の作用を有するものが挙げられる。尚、真皮コラーゲンAGE化阻害作用とは、真皮コラーゲンが、Advanced Glycation End productsと呼ばれる化合物よる架橋を阻害する作用を意味する。
【0019】
真皮コラーゲン産生促進作用を有する化合物又は抽出物としては、レチノール、レチノールパルミチン酸エステル、レチノイン酸、アスコルビン酸又はその塩、パルミチン酸アスコルビル、ジパルミチン酸アスコルビル、ステアリン酸アスコルビル、ジステアリン酸アスコルビル、アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム、アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム、アスコルビン酸硫酸エステルナトリウム、アスコルビン酸グルコシド、ダイズエキス、オウバクエキス、スギナエキス等が挙げられる。
【0020】
真皮ヒアルロン酸産生促進作用を有する化合物又は抽出物としては、N−メチル−L−セリン等が挙げられる。
【0021】
真皮エラスターゼ活性阻害作用を有する化合物又は抽出物としては、ウコンエキス、ボタンピエキス等が挙げられる。
【0022】
真皮コラーゲンAGE化阻害作用を有する化合物又は抽出物としては、藤茶エキス、乳酸菌ホエイエキス、マロニエエキス等が挙げられる。
【0023】
コラーゲン代謝促進作用を有する化合物又は抽出物としては、ジイソプロピルアミンジクロロ酢酸、メタケイ酸、シルクペプチド等が挙げられる。
【0024】
コラーゲン線維安定化作用を有する化合物又は抽出物としては、ウルソール酸、ウルソール酸ベンジルを挙げることができ、1種以上を組み合わせて用いることができる。
【0025】
コラゲナーゼ活性阻害作用を有する化合物又は抽出物としては、ボダイジュエキス、バーチエキス等が挙げられる。
【0026】
本発明で用いられる(C)成分全体含有量は、皮膚化粧料の総量を基準として、成分固形分換算で0.0001〜5.0%が好ましく、特に好ましくは0.001〜2.0%である。0.0001%以上で、特に皺改善効果が高く、また5.0%以下で、十分効果が得られ、コスト的に有利だからである。
【0027】
本発明で(B)成分あるいは(C)成分として用いられる植物の圧搾物又は抽出物は、植物体の各種部位(全草、地上部、花、果実、果皮、葉、枝、幹、茎、樹皮、根茎、根皮、塊茎、根、種子、菌核、子実体、菌糸体等)をそのまま又は粉砕後、搾取したものか、そのまま又は粉砕後、溶媒で抽出したものである。
【0028】
抽出溶媒としては、水、アルコール類(例えば、メタノール、無水エタノール、エタノール等の低級アルコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等の多価アルコール)、アセトン等のケトン類、エチルエーテル、ジオキサン、アセトニトリル、酢酸エチルエステル等のエステル類、キシレン、ベンゼン、クロロホルム等の有機溶媒の1種類以上を任意に組み合わせて使用することができる。
【0029】
本発明で用いられる植物の圧搾物又は抽出物は、配合する皮膚化粧料の剤形・形態に応じて、乾燥、濃縮、又は希釈等を任意に行い調製すれば良い。
【0030】
尚、製造方法は特に制限されるものはないが、通常、常温、常圧下での溶媒の沸点の範囲であれば良く、抽出後は濾過又はイオン交換樹脂を用い、吸着・脱色・精製して溶液状、ペースト状、ゲル状、粉末状とすれば良い。更に多くの場合は、そのままの状態で利用できるが、必要ならば、その効果に影響のない範囲で更に脱臭、脱色等の精製処理を加えても良く、脱臭・脱色等の精製処理手段としては、活性炭カラム等を用いれば良く、抽出物質により一般的に適用される通常の手段を任意に選択して行えば良い。
【0031】
本発明の皮膚化粧料は、上述した成分を必須の構成成分とするが、当該組成物には本発明の目的を損なわない範囲で他の成分、例えば、陰イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、粘剤、油剤、粉体(色素、樹脂、顔料)、防腐剤、香料、保湿剤、生理活性成分、塩類、溶媒、酸化防止剤、キレート剤、パール化剤、中和剤、pH調整剤、昆虫忌避剤、酵素等の成分を適宜配合することができる。
以下に配合成分の具体例を示すが、これらに限られるものではない。
【0032】
陰イオン性界面活性剤としては、α−アシルスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリルスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、アルキルアミド硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアミドエーテル硫酸塩、アルキルリン酸塩、アルキルアミドリン酸塩、アルキロイルアルキルタウリン塩、N−アシルアミノ酸塩、スルホコハク酸塩、パーフルオロアルキルリン酸エステル等が挙げられる。
【0033】
両性界面活性剤としては、グリシン型、アミノプロピオン酸型、カルボキシベタイン型、スルホベタイン型、スルホン酸型、硫酸型、リン酸型等が挙げられ、好適なものとして2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン等が例示できる。
【0034】
非イオン性界面活性剤としては、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、アルキルアミンオキシド等が挙げられる。
【0035】
粘剤の例としては、アクリル酸アミド及びその誘導体、カルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリマー、セルロース、ケラチン及びコラーゲン又はその誘導体、アルギン酸カルシウム、プルラン、寒天、ゼラチン、タマリンド種子多糖類、キサンタンガム、カラギーナン、ハイメトキシルペクチン、ローメトキシルペクチン、グァーガム、アラビアゴム、結晶セルロース、アラビノガラクタン、カラヤガム、トラガカントガム、アルギン酸、アルブミン、カゼイン、カードラン、ジェランガム、デキストラン等が挙げられる。
【0036】
油剤としては、通常化粧料に用いられる揮発性及び不揮発性の油剤、溶剤及び樹脂が挙げられ、常温で液体、ペースト、固体であっても構わない。油剤の例としては、例えばセチルアルコール、イソステアリルアルコール、ラウリルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オクチルドデカノール等の高級アルコール、イソステアリン酸、ウンデシレン酸、オレイン酸等の脂肪酸、ミリスチン酸ミリスチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸イソプロピル、ジメチルオクタン酸へキシルデシル、モノステアリン酸グリセリン、トリオクタン酸グリセリン、フタル酸ジエチル、モノステアリン酸エチレングリコール、オキシステアリン酸オクチル等のエステル類、ステアリン酸コレステリル、オレイン酸コレステリル、分岐脂肪酸コレステリル等のコレステロールエステル、流動パラフィン、ワセリン、スクワラン等の炭化水素、ラノリン、還元ラノリン、カルナバロウ等のロウ、ミンク油、カカオ脂、ヤシ油、パーム核油、ツバキ油、ゴマ油、ヒマシ油、オリーブ油等の油脂、ジメチルポリシロキサン、環状ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等のシリコーン油等が挙げられる。
【0037】
粉体の例としては、赤色201号、黄色4号、青色1号、黒色401号等の色素、黄色4号Alレーキ、黄色203号Baレーキ等のレーキ色素、ナイロンパウダー、シルクパウダー、シリコーンパウダー、セルロースパウダー、シリコーンエラストマー球状粉体、ポリエチレン末等の樹脂、黄酸化鉄、赤色酸化鉄、酸化クロム、カーボンブラック、群青、紺青等の有色顔料、酸化亜鉛、酸化チタン等の白色顔料、タルク、マイカ、セリサイト、カオリン等の体質顔料、雲母チタン等のパール顔料の顔料、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸マグネシウム等の金属塩、シリカ、アルミナ等の無機粉体、ベントナイト、スメクタイト、窒化ホウ素等が挙げられる。これらの粉体の形状(球状、棒状、針状、板状、不定形状、燐片状、紡錘状等)に特に制限はない。
【0038】
生理活性成分としては、皮膚に塗布した場合に皮膚に何らかの生理活性を与える物質が挙げられる。例えば、老化防止剤、紫外線防御剤、ひきしめ剤、抗酸化剤、保湿剤、血行促進剤、抗菌剤、殺菌剤、乾燥剤、冷感剤、温感剤、ビタミン類、アミノ酸、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤、酵素成分等が挙げられる。
【0039】
本発明の皮膚化粧料は、常法に従って製造することができる。また、本発明の皮膚化粧料は、一般の皮膚化粧料に限定されるものではなく、医薬部外品、指定医薬部外品、外用医薬品等を包含するものであり、その剤形も目的に応じて任意に選択することができる。すなわち、クリーム、軟膏、乳液、溶液、ゲル等の剤形やパック、ローション、パウダー、スティック等の形態とすることができる。
【0040】
【実施例】
次に、実施例によって本発明を詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。尚、含有量は全て質量%である。
【0041】
実施例1〜2,比較例1〜14
評価方法 皺及び小皺をもつ被験者による評価
顔面目尻に小皺及び皺をもつ40−60代の女性被験者を1群20名の16群に分け、表1に示す組成のクリーム(実施例1、比較例1〜7)及び表2に示す化粧水(実施例2、比較例8〜14)の各々を、それぞれ別の1群に与え、1日2回、適量を顔面目尻に塗布し、3ヶ月連用させた。連用後、目視にて小皺、皺の状態を評価した。評価は著効(皺、小皺が殆ど目立たなくなった)、有効(皺、小皺がかなり目立たなくなった)、やや有効(皺、小皺がやや目立たなくなった)、効果なし(変化無し)の4段階で評価した。著効、有効と答えた合計人数の割合(%)によって効果を判定した。
【0042】
【表1】
Figure 2004339142
【0043】
【表2】
Figure 2004339142
【0044】
表1及び表2より、本発明の皮膚化粧料である実施例1〜2は、相乗的な皺改善効果を有することがわかる。
【0045】
実施例3
下記に示す組成の化粧水を常法により調製した。上記評価方法により評価したところ、皺改善効果に優れたものであった。
【0046】
Figure 2004339142
【0047】
実施例4
下記に示す組成のクリームを常法により調製した。上記評価方法により評価したところ、皺改善効果に優れたものであった。
【0048】
Figure 2004339142
【0049】
尚、上記実施例中で用いられた香料は、下記香料処方のものである。
【表3】
Figure 2004339142
【0050】
また、いずれの実施例の皮膚化粧料を使用した場合にも、皮膚に発赤、炎症、その他副作用と考えられる症状は発現せず、本発明に係る皮膚化粧料は安全性にも優れることが明らかであった。
【0051】
【発明の効果】
以上記載のごとく、本発明の皮膚化粧料は、皺を改善することができるものである。

Claims (5)

  1. (A)カルニチン類と、(B)抗酸化効果を有する植物の圧搾物又は抽出物と、(C)真皮マトリクス成分安定作用を有する化合物又は抽出物を含有することを特徴とする皮膚化粧料。
  2. (A)のカルニチン類が、DL−カルニチン及びL−カルニチン、並びにこれらの塩及び誘導体からなる群より選択される1種以上であることを特徴とする請求項1記載の皮膚化粧料。
  3. (B)の植物が、キクカ、キャロット、サルビア、ビワ、レンギョウ、ソウハクヒ、ペパーミント、カキョク、レモンバーム、オリーブ、オトギリソウ、ブドウ葉、アシタバ、アスパラサスリネアリス、アセンヤク、アルニカ、イチョウ、イラクサ、カワラヨモギ、ゼニアオイ、ウーロン茶、エイジツ、ヒキオコシ、オウゴン、ヨモギ、カミツレ、カンゾウ、キンギンカ、クララ、ゲンノショウコ、紅茶、コンフリー、サボンソウ、セージ、サンザシ、シナノキ、シャクヤク、ドクダミ、ワレモコウ、シラカバ、セイヨウキズタ、セイヨウネズ、ツボクサ、チャ、チョウジ、チンピ、テンチャ、トウキンセンカ、セイヨウニワトコ、ニンドウ、ハマメリス、セイヨウハッカ、ボタン、ホップ、メリッサ、モモ葉、ヤグルマギク、ユキノシタ、ユズ、ノバラ、ローズマリーからなる群より選択される1種以上であることを特徴とする請求項1又は2記載の皮膚化粧料。
  4. (C)の真皮マトリクス成分安定作用が、真皮コラーゲン産生促進作用、真皮ヒアルロン酸産生促進作用、真皮エラスターゼ活性阻害作用、真皮コラーゲンAGE化阻害作用、コラーゲン代謝促進作用、コラーゲン線維安定化作用、コラゲナーゼ活性阻害作用である、請求項1乃至3のいずれかに記載の皮膚化粧料。
  5. (C)の真皮マトリクス成分安定作用を有する化合物又は抽出物が、レチノール、レチノールパルミチン酸エステル、レチノイン酸、アスコルビン酸又はその塩、パルミチン酸アスコルビル、ジパルミチン酸アスコルビル、ステアリン酸アスコルビル、ジステアリン酸アスコルビル、アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム、アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム、アスコルビン酸硫酸エステルナトリウム、アスコルビン酸グルコシド、ダイズエキス、ウルソール酸、ウルソール酸ベンジル、ボダイジュエキス、バーチエキス、藤茶エキス、ウコンエキス、ボタンピエキス、ジイソプロピルアミンジクロロ酢酸、メタケイ酸、N−メチル−L−セリン、シルクペプチド、オウバクエキス、乳酸菌ホエイエキス、スギナエキス、マロニエエキスからなる群より選択される1種以上であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の皮膚化粧料。
JP2003136884A 2003-05-15 2003-05-15 皮膚化粧料 Pending JP2004339142A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003136884A JP2004339142A (ja) 2003-05-15 2003-05-15 皮膚化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003136884A JP2004339142A (ja) 2003-05-15 2003-05-15 皮膚化粧料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004339142A true JP2004339142A (ja) 2004-12-02

Family

ID=33526677

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003136884A Pending JP2004339142A (ja) 2003-05-15 2003-05-15 皮膚化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004339142A (ja)

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006316050A (ja) * 2005-04-13 2006-11-24 Shiseido Co Ltd 抗シワ剤
JP2007204414A (ja) * 2006-02-01 2007-08-16 Jukobi Kk 化粧料組成物及びニキビ改善用化粧料
JP2007246516A (ja) * 2006-02-15 2007-09-27 Megumi Yakkyoku:Kk 皮膚改善用添加剤及びこれを用いた飲料、化粧クリーム、化粧水並びにローション
JP2009114408A (ja) * 2007-11-09 2009-05-28 Lion Corp 衣料用液体洗浄剤組成物
JP2009132804A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Lion Corp 衣料用粒状洗剤組成物
JP2010138154A (ja) * 2008-12-15 2010-06-24 Pola Chem Ind Inc エージング対応用の皮膚外用剤
JP2011001375A (ja) * 2010-08-27 2011-01-06 Sigma Tau Ind Farmaceut Riunite Spa 美容活性成分の送達に有用なゲル
JP2011063527A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Kao Corp カルニチン産生促進剤及び皮膚外用剤
JP2011190186A (ja) * 2010-03-12 2011-09-29 Nicca Chemical Co Ltd アクアポリン3産生促進剤、及びそれを含有する化粧料
JP2011196805A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Pola Chemical Industries Inc 鑑別方法
CN103207181A (zh) * 2013-05-07 2013-07-17 西安碑林药业股份有限公司 一种治疗眼底出血症的中药制剂的质量检测方法
JP2014037448A (ja) * 2013-11-29 2014-02-27 Pola Chem Ind Inc エージング対応用の皮膚外用剤の製造方法
JP2014037447A (ja) * 2013-11-29 2014-02-27 Pola Chem Ind Inc 前処置用の皮膚外用剤の製造方法
JP2014208672A (ja) * 2006-03-24 2014-11-06 ジボダン ネーデルランド サービシーズ ビー.ヴイ.Givaudan Nederland Services B.V. 皮膚の処置のための発酵乳製品の使用
JP2014221729A (ja) * 2013-05-13 2014-11-27 昭和電工株式会社 エラスチン産生促進剤
JP2014221748A (ja) * 2013-05-14 2014-11-27 昭和電工株式会社 表皮関連因子活性剤
JP2017081884A (ja) * 2015-10-30 2017-05-18 花王株式会社 皮膚外用剤
CN113616565A (zh) * 2021-07-30 2021-11-09 云南白药集团上海科技有限公司 芍药根提取物、含其皮肤外用剂及其制备方法和应用

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06189780A (ja) * 1992-10-30 1994-07-12 Kanebo Ltd ヒアルロン酸産生促進剤
JPH1072336A (ja) * 1996-06-28 1998-03-17 Kao Corp コラーゲンゲル収縮促進剤
JPH1129457A (ja) * 1997-07-04 1999-02-02 Kanebo Ltd 皮膚化粧料
JPH11180851A (ja) * 1997-12-22 1999-07-06 Kanebo Ltd 皮膚化粧料
JP2001058920A (ja) * 1999-08-20 2001-03-06 Kao Corp 化粧料
JP2001139484A (ja) * 1999-11-16 2001-05-22 Lion Corp 皮膚外用剤
JP2001278784A (ja) * 2000-03-30 2001-10-10 Kanebo Ltd 皮膚改善剤
JP2001278783A (ja) * 2000-03-29 2001-10-10 Shiseido Co Ltd コラーゲン産生促進剤
JP2001354538A (ja) * 2000-06-08 2001-12-25 Noevir Co Ltd 皮膚外用剤
JP2002255781A (ja) * 2001-03-01 2002-09-11 Pola Chem Ind Inc シワ改善及び予防対応用皮膚外用剤
JP2003012449A (ja) * 2001-07-05 2003-01-15 Kyoei Kagaku Kogyo Kk 化粧料

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06189780A (ja) * 1992-10-30 1994-07-12 Kanebo Ltd ヒアルロン酸産生促進剤
JPH1072336A (ja) * 1996-06-28 1998-03-17 Kao Corp コラーゲンゲル収縮促進剤
JPH1129457A (ja) * 1997-07-04 1999-02-02 Kanebo Ltd 皮膚化粧料
JPH11180851A (ja) * 1997-12-22 1999-07-06 Kanebo Ltd 皮膚化粧料
JP2001058920A (ja) * 1999-08-20 2001-03-06 Kao Corp 化粧料
JP2001139484A (ja) * 1999-11-16 2001-05-22 Lion Corp 皮膚外用剤
JP2001278783A (ja) * 2000-03-29 2001-10-10 Shiseido Co Ltd コラーゲン産生促進剤
JP2001278784A (ja) * 2000-03-30 2001-10-10 Kanebo Ltd 皮膚改善剤
JP2001354538A (ja) * 2000-06-08 2001-12-25 Noevir Co Ltd 皮膚外用剤
JP2002255781A (ja) * 2001-03-01 2002-09-11 Pola Chem Ind Inc シワ改善及び予防対応用皮膚外用剤
JP2003012449A (ja) * 2001-07-05 2003-01-15 Kyoei Kagaku Kogyo Kk 化粧料

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006316050A (ja) * 2005-04-13 2006-11-24 Shiseido Co Ltd 抗シワ剤
JP2007204414A (ja) * 2006-02-01 2007-08-16 Jukobi Kk 化粧料組成物及びニキビ改善用化粧料
JP2007246516A (ja) * 2006-02-15 2007-09-27 Megumi Yakkyoku:Kk 皮膚改善用添加剤及びこれを用いた飲料、化粧クリーム、化粧水並びにローション
JP2014208672A (ja) * 2006-03-24 2014-11-06 ジボダン ネーデルランド サービシーズ ビー.ヴイ.Givaudan Nederland Services B.V. 皮膚の処置のための発酵乳製品の使用
JP2009114408A (ja) * 2007-11-09 2009-05-28 Lion Corp 衣料用液体洗浄剤組成物
JP2009132804A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Lion Corp 衣料用粒状洗剤組成物
JP2010138154A (ja) * 2008-12-15 2010-06-24 Pola Chem Ind Inc エージング対応用の皮膚外用剤
JP2011063527A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Kao Corp カルニチン産生促進剤及び皮膚外用剤
JP2011190186A (ja) * 2010-03-12 2011-09-29 Nicca Chemical Co Ltd アクアポリン3産生促進剤、及びそれを含有する化粧料
JP2011196805A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Pola Chemical Industries Inc 鑑別方法
JP2011001375A (ja) * 2010-08-27 2011-01-06 Sigma Tau Ind Farmaceut Riunite Spa 美容活性成分の送達に有用なゲル
CN103207181A (zh) * 2013-05-07 2013-07-17 西安碑林药业股份有限公司 一种治疗眼底出血症的中药制剂的质量检测方法
JP2014221729A (ja) * 2013-05-13 2014-11-27 昭和電工株式会社 エラスチン産生促進剤
JP2014221748A (ja) * 2013-05-14 2014-11-27 昭和電工株式会社 表皮関連因子活性剤
JP2014037448A (ja) * 2013-11-29 2014-02-27 Pola Chem Ind Inc エージング対応用の皮膚外用剤の製造方法
JP2014037447A (ja) * 2013-11-29 2014-02-27 Pola Chem Ind Inc 前処置用の皮膚外用剤の製造方法
JP2017081884A (ja) * 2015-10-30 2017-05-18 花王株式会社 皮膚外用剤
CN113616565A (zh) * 2021-07-30 2021-11-09 云南白药集团上海科技有限公司 芍药根提取物、含其皮肤外用剂及其制备方法和应用

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004339142A (ja) 皮膚化粧料
JPWO2004016236A1 (ja) 化粧料
KR20110131498A (ko) 패각 또는 패산호로부터 추출한 알카리용액에 은이온을 포함하는 항균제와 이를 포함하여 조성된 조성물.
KR20140027967A (ko) 화장료의 제조방법, 화장료용 겔의 조제방법 및 화장료 원료에 배합되는 고분자 증점제의 사용량을 경감하는 방법
JP2012041302A (ja) 皮膚化粧料
JP3984188B2 (ja) 皮膚化粧料
JP2005187474A (ja) 改善された香粧料
JP2006241102A (ja) Scf遊離抑制剤及び皮膚外用組成物
JP2004262853A (ja) 化粧料
JP2004262852A (ja) 化粧料
JP2004075645A (ja) 化粧料
JP2004075646A (ja) 化粧料
JP5329830B2 (ja) Scf分泌抑制剤、及び皮脂分泌抑制剤
JP3987793B2 (ja) 皮膚外用剤
JP2017193506A (ja) 皮膚化粧料
JP4377263B2 (ja) 化粧料及び皮膚外用剤
JP2011184357A (ja) 一重項酸素消去剤、並びに該一重項酸素消去剤を用いた皮膚外用剤及び化粧料
JP2004189644A (ja) 化粧料
JP2004339139A (ja) 皮膚化粧料
JP4787461B2 (ja) 皮膚化粧料
JP2004115484A (ja) 保湿性植物抽出物並びに該抽出物を含有する保湿外用剤、化粧料、浴用剤および洗剤組成物
JP2004189645A (ja) 化粧料
JP2004339138A (ja) 皮膚化粧料
JP2016113439A (ja) 皮膚外用剤
JP5429851B2 (ja) 活性酸素消去剤、並びに該活性酸素消去剤を用いた皮膚外用剤及び化粧料

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20040806

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050615

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20060328

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060705

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060718

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060914

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070313