JP2004335756A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】膜中にボイドがない高品質なSiGe薄膜をゲート絶縁膜上に形成する。
【解決手段】シリコン基板2上にゲート絶縁膜6としてのSiO膜を介して形成されたゲート電極を有する半導体装置であって、ゲート電極は、ゲート絶縁膜6上に形成されたシードSi膜8と、シードSi膜8上に形成され、膜厚が50nm以下であるSiGe薄膜10と、SiGe薄膜10上に形成され、膜厚が0.5nm〜5nmであるキャップSi薄膜12とを備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、半導体装置及びその製造方法に係り、特にSiGe薄膜を含むゲート電極及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体装置としてのMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)の微細化及び高集積化が進められている。これに伴い、駆動電流確保や消費電力低減の観点から、ゲート絶縁膜の薄膜化が進められている。しかし、ゲート絶縁膜の薄膜化により、ポリシリコンからなるゲート電極で発生する空乏化に起因した寄生容量の値が無視できなくなっており、MOSFETの高性能化及び低消費電力化において課題となっている。
【0003】
その対策として、ゲート電極にシリコンゲルマニウム(以下「SiGe」という。)膜を用いることが提案されている。MOSFETのゲート電極にSiGe膜を用いることにより、ゲート電極中の導電型不純物(例えば、ボロン)の活性化率が向上し、ゲート電極の空乏化が抑制され、寄生容量を減少させることができる。これにより、ゲート絶縁膜の膜厚を厚くすることができ、ゲート漏れ電流を抑制することができる。
【0004】
また、上述したMOSFETの微細化に伴い、ゲート電極の幅(以下「ゲート長」という。)を縮小させる必要があるが、ゲート配線パターンの安定性や加工精度確保の観点から、ゲート電極の膜厚を縮小させる必要もある。例えば、2001年版のITRSロードマップでは、ゲート長が35nm世代の半導体装置において、ゲート電極の膜厚を35nm〜70nmに縮小する必要があるとされている。
【0005】
また、ゲート電極を低抵抗化するために、SiGe膜の上方にシリサイド膜を形成する場合がある。この場合、シリサイド膜形成時に、SiGe膜のGeに起因したサリサイド凝集や抵抗不良が発生してしまう問題があった。この問題を解決するため、SiGe膜上にキャップSi膜を形成し、そのキャップSi膜表面におけるGe濃度の比率を2%以下に調整することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−261274号公報 (第5頁、図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、次世代の半導体装置においては、ゲート電極としてのSiGe膜を薄膜化することが要求されている。さらに、SiGe膜上にキャップSi膜を形成してシリサイド膜を形成する場合には、SiGe膜の膜厚を、ゲート電極全体の膜厚からシリコン膜の膜厚を引いた値に設定する必要があるため、SiGe膜を更に薄膜化する必要がある。
【0008】
しかしながら、本発明者による独自の調査によって、SiGe膜を薄膜化しようとする際に、次のような問題が発生することが分かった。
【0009】
図10は、SiO膜からなるゲート絶縁膜上に成長させるSiGe膜を薄膜化した場合の、SiGe膜の断面を示すSEM写真である。詳細には、図10(a)はSiGe膜を150nmの膜厚で形成した場合、図10(b)はSiGe膜を50nmの膜厚で形成した場合、図10(c)はSiGe膜を20nmの膜厚で形成した場合のSiGe膜の状態をそれぞれ示す図である。
図10(a)に示すように、SiGe膜の膜厚が比較的厚い場合(150nm)には、膜中でボイドの発生がない連続したSiGe膜が得られている。しかし、成長時間を短くしてSiGe膜の膜厚を50nmにした場合には、図10(b)に示すように、SiGe膜中でボイド(図中の丸印で示す部分)が発生してしまう。さらに成長時間を短くしてSiGe膜の膜厚を20nmにした場合には、図10(c)に示すように、表面ラフネスにより不連続なSiGe膜が形成されてしまう。
【0010】
以上のように、SiGe膜を薄膜化した場合には、SiGe膜のグレイン成長中にSiGe膜中にボイドが発生したり、SiGe膜表面のラフネスによりSiGe膜が不連続膜となってしまう、すなわち膜不良が発生してしまうという問題があった。また、SiGe膜形成後に行われる熱処理によって、SiGe膜の膜形態が変化し、欠陥が形成されてしまうという問題もあった。
SiGe膜の薄膜化により上記膜不良が発生した場合には、絶縁膜とゲート電極との界面において、均一なGe組成を有するSiGe膜を形成することが困難となってしまう。そして、ドライエッチングによりゲート電極を形成する際、SiGe膜の膜厚不均一性に起因して、局所的な加工不良を引き起こしてしまう。また、SiGe膜中に発生したボイドにより、ゲート配線の配線抵抗や、トランジスタの駆動能力にバラツキが生じるため、トランジスタ製造における歩留りが劣化してしまう。
【0011】
本発明は、上記従来の課題を解決するためになされたもので、膜中にボイドがない高品質なSiGe薄膜をゲート絶縁膜上に形成することを目的とする。
【0012】
【課題を解決する為の手段】
この発明に係る半導体装置は、基板上にゲート絶縁膜を介して形成されたSiGe薄膜を含むゲート電極を有する半導体装置であって、
前記ゲート電極が、
前記ゲート絶縁膜上に形成されたシードSi膜と、
前記シードSi膜上に形成されたSiGe薄膜と、
前記SiGe薄膜上に形成され、膜厚が0.5nm〜5nmであるキャップSi薄膜と、
を備えたことを特徴とするものである。
【0013】
この発明に係る半導体装置において、前記ゲート電極は、前記キャップSi薄膜上に形成された上部Si膜を更に備えることが好適である。
【0014】
この発明に係る半導体装置において、前記SiGe薄膜中のGe組成が0.15〜0.4の範囲であることが好適である。
【0015】
この発明に係る半導体装置において、前記SiGe薄膜の膜厚が50nm以下であることが好適である。
【0016】
この発明に係る半導体装置の製造方法は、基板上にゲート絶縁膜を形成する工程と、
前記ゲート絶縁膜上にシードSi膜を形成する工程と、
前記シードSi膜上にSiGe薄膜を形成する工程と、
前記シードSi膜上にSiGe薄膜を形成した後、前記SiGe薄膜上にキャップSi薄膜を0.5nm〜5nmの膜厚で連続して同一温度で形成する工程と、
前記キャップSi薄膜、前記SiGe薄膜および前記シードSi膜をパターニングしてゲート電極を形成する工程と、
前記ゲート電極をマスクとしたイオン注入により基板上層にソース/ドレイン領域を形成する工程と、
を含むことを特徴とするものである。
【0017】
この発明に係る製造方法において、前記キャップSi薄膜を形成した後、前記キャップSi薄膜上に上部Si膜を形成する工程を更に含み、
前記ゲート電極を形成する工程で、前記上部Si膜を更にパターニングすることが好適である。
【0018】
この発明に係る製造方法において、前記上部Si膜を530℃〜620℃の温度で形成することが好適である。
【0019】
この発明に係る製造方法において、前記SiGe薄膜を450℃〜494℃の温度で形成することが好適である。
【0020】
この発明に係る製造方法において、前記SiGe薄膜を30Pa未満または150Pa以上の圧力で形成することが好適である。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図中、同一または相当する部分には同一の符号を付してその説明を簡略化ないし省略することがある。
【0022】
実施の形態1.
先ず、本発明の実施の形態1による半導体装置の構造について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1による半導体装置を説明するための断面図である。
図1に示すように、基板2としてのシリコン基板には、トランジスタのような半導体素子が形成される素子領域と、この素子領域を分離する分離領域とがあり、該分離領域にフィールド絶縁膜(「素子分離絶縁膜」ともいう。)4が形成されている。また、図示しないが、素子領域の基板2内には、ウェル領域が形成されている。
【0023】
素子領域の基板2上には、ゲート絶縁膜6が形成されている。ゲート絶縁膜6としては、例えば、SiO膜、Si膜、SiON膜(以下、「SiO膜等」という。)を用いることができる。SiO膜等からなるゲート絶縁膜6の膜厚は、例えば、1.0nm〜1.5nmである。また、SiO膜等に代えて、高誘電体膜(High−k膜)をゲート絶縁膜6として用いることができる。またSiO膜等と高誘電体膜との積層膜をゲート絶縁膜6とすることもできる。このとき、SiO膜等の膜厚は、1.0nm未満とする。ここで、高誘電体膜としては、例えば、Al膜、HfO膜、ZrO膜、La膜のような金属酸化物や、金属窒化物や、金属酸窒化物や、HfSiOx、ZrSiOxのような金属シリケートや、HfAlOx、ZrAlOxのような金属アルミネート等を用いることができる。
【0024】
ゲート絶縁膜6上には、シードSi膜8と、SiGe薄膜10と、キャップSi薄膜12とを積層してなるゲート電極が形成されている。また、該ゲート電極下方のチャネル領域(図示省略)を挟んで、シリコン基板2の上層にソース/ドレイン領域14が形成されている。
【0025】
次に、ゲート電極について説明する。
ゲート絶縁膜6上には、シードSi膜8としての非晶質Si膜が形成されている。シードSi膜8の膜厚は、例えば、1nm〜5nmが好適である。
シードSi膜8上には、下部電極膜としてのSiGe薄膜10が形成されている。SiGe薄膜10の膜厚は、例えば、50nm以下が好適である。また、SiGe薄膜10は、Si(100−x)Geなる組成式で表されるが、Ge組成X(%)は、15%よりも大きく且つ40%未満が好適であり、30%程度が更に好適である(後述)。また、SiGe薄膜10は、450℃以上且つ525℃未満の成長圧力で成長させたものが好適である(後述)。また、SiGe薄膜10は、30Pa未満の成長圧力で成長させた多結晶SiGe薄膜、または150Pa以上の成長圧力で成長させた非晶質SiGe膜が好適である(後述)。
SiGe薄膜10上には、キャップSi薄膜12が形成されている。キャップSi薄膜12の膜厚は、例えば、0.5nm〜5nmが好適である。また、SiGe薄膜10とキャップSi薄膜12は、同一の装置を用いて、同一温度で連続して形成されることが好適である。
【0026】
次に、上記半導体装置の製造方法について説明する。
図2は、図1に示した半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図である。
先ず、図2(a)に示すように、シリコン基板2の分離領域に、STI(Shallow Trench Isolation)技術を用いて、フィールド絶縁膜4を形成する。そして、図示しないが、シリコン基板2の素子領域に導電型不純物のイオン注入を行い、さらにアニール処理を行うことによって、ウェル領域を形成する。
【0027】
次に、所定の前処理(例えば、自然酸化膜の除去)を行った後、熱酸化(あるいは熱窒化あるいは熱酸窒化)又はプラズマ酸化(あるいはプラズマ窒化あるいはプラズマ酸窒化)等の方法を用いて、シリコン基板2上にゲート絶縁膜6としてのSiO膜等(上述)を、例えば1.0nm〜1.5nmの膜厚で形成する。
なお、上述したように、SiO膜等に代えて、又は、SiO膜等と共に、高誘電体膜をゲート絶縁膜6として形成することができる。ゲート絶縁膜6としてSiO膜等と高誘電体膜との積層構造を用いる場合には、SiO膜等を1.0nm未満の膜厚で形成する。また、高誘電体膜の成長には、ALD(Atomic Layer Deposition)法やMOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法を用いることができる。
【0028】
次に、図2(a)に示すように、ゲート絶縁膜6上に、CVD(Chemical Vapor Deposition)法を用いて、シードSi膜8としての非晶質Si膜を、例えば、1nm〜5nmの膜厚で形成する。シードSi膜8の形成には、例えば、バッチ式の縦型LPCVD装置を用いることができる。このLPCVD装置におけるシードSi膜8の形成条件は、例えば、SiH流量:1slm;成長温度:475℃;成長時間:5分〜20分である。
【0029】
続いて、図2(b)に示すように、上記LPCVD装置を用いて、シードSi膜8上にSiGe薄膜10を形成する。すなわち、シードSi膜8とSiGe薄膜10とを連続して形成する。
【0030】
ここで、Si(100−x)Geの組成式で表されるSiGe薄膜10中のGe組成X(%)は、15%よりも大きく且つ40%未満とするのが好適であり、30%とするのが最も好適である。このGe組成に関する本発明者による独自の調査について、以下に説明する。本発明者は、ゲート絶縁膜上にシードSi膜を介して形成したSiGe薄膜中のGe組成と、MOSキャパシタにおける空乏化率との関係を調査した。
図3は、SiGe薄膜中のGe組成と、MOSキャパシタにおける空乏化率との関係を示す図である。すなわち、MOSキャパシタにおける空乏化率のGe組成依存性を示す図である。詳細には、図3(a)はPMOSキャパシタにおける空乏化率のGe組成依存性を示す図であり、図3(b)はNMOSキャパシタにおける空乏化率のGe組成依存性を示す図である。ここで、空乏化率とは、MOSキャパシタにおける蓄積容量に対する反転容量の比率である。
図3(a)に示すように、Ge組成の増加に伴ってPMOSキャパシタにおける空乏化率は改善され、Ge組成が15%未満では改善効果が不十分であるが、Ge組成が30%以上になると改善効果が飽和している。これより、Ge組成を15%以上にすることにより、PMOSキャパシタにおける空乏化率が改善され、PMOSトランジスタの駆動能力が改善される。一方、図3(b)に示すように、Ge組成が30%以下では空乏化率の変化はほとんどないが、Ge組成が40%ではNMOSキャパシタにおける空乏化率が劣化し、NMOSトランジスタの駆動能力が低下してしまう。
従って、PMOSトランジスタにおけるゲート空乏化改善及び駆動能力の向上と、NMOSトランジスタにおける駆動能力低下の回避とを両立させるため、上述したように、SiGe薄膜10中のGe組成は、15%よりも大きく且つ40%未満が好適であり、30%が最も好適である。
【0031】
また、SiGe薄膜10の成長温度は、450℃以上且つ494℃以下が好適であり、475℃が最も好適である。この成長温度に関する本発明者による独自の調査について、以下に説明する。本発明者は、SiO膜からなるゲート絶縁膜上へシードSi膜を介して形成するSiGe薄膜の成長温度と、SiGe薄膜の成長速度および膜厚面内均一性との関係を調査した。
図4は、SiGe薄膜の成長温度と、SiGe薄膜の成長速度および膜厚面内均一性との関係を示す図である。ここで、膜厚面内均一性とは、面内49点で測定したSiGe薄膜厚のバラツキσ(%)をいう。なお、SiHに対するH希釈10%GeHの流量比を0.96として、Ge組成が30%であるSiGe薄膜を成長させた。
図4に示すように、成長温度の増加に伴い、成長速度は増加するが、SiGe薄膜の膜厚面内均一性(膜厚バラツキσ)は劣化してしまう。成長温度が525℃以上では、膜厚バラツキσの値が2%よりも大きくなり、膜厚面内均一性が悪くなってしまう。さらに、成長温度が高いほど、SiGe薄膜表面に生じる表面ラフネスが増加し、後工程のゲート電極のエッチング加工が困難になってしまう。膜厚バラツキσの値を1%にするため、すなわち良好な膜厚面内均一性を得るためには、成長温度を494℃以下にすることが好適であり、475℃にすることが更に好適である。なお、図示しないが、成長温度が450℃未満の場合には、SiGe薄膜の成長速度が遅くスループットが低いため、生産性の観点から好ましくない。
従って、SiGe薄膜10の良好な膜厚面内均一性を得るため、SiGe薄膜10の成長温度は、450℃以上且つ494℃以下が好適であり、475℃が最も好適である。
【0032】
また、SiGe薄膜10は成長圧力に応じてその膜質が変化するが、SiGe薄膜の成長圧力は30Pa未満又は150Pa以上とするのが好適であり、10Paとするのがより好適である。この成長圧力に関する本発明者による独自の調査について、以下に説明する。本発明者は、SiO膜からなるゲート絶縁膜上へシードSi膜を介して形成するSiGe薄膜の成長圧力を変化させてSiGe薄膜の膜形態を調査した。
【0033】
図5は、SiGe薄膜の成長圧力を変化させた場合のSiGe薄膜の断面を示すSEM写真である。詳細には、図5(a)は圧力30Paで成長させた場合、図5(b)は圧力20Paで成長させた場合、図5(c)は圧力200Paで成長させた場合におけるそれぞれのSiGe薄膜の膜形態を示す図である。
図5(a)に示すように、30Paの圧力で成長させた場合には、SiGe薄膜中にボイド(図中の丸印で示す部分)が形成されている。一方、図5(b)に示すように、20Paの圧力で成長させると、SiGe薄膜中のボイド(図中の丸印で示す部分)は著しく減少し、膜質が改善されている。この理由は、30Pa未満の圧力でSiGe薄膜を成長させた場合には、膜の堆積速度が遅いため、膜堆積中に水素などの不純物が脱離し、膜中不純物が少なく、非晶質成分の含有率が低い多結晶SiGe薄膜を形成することができるためである。これにより、温度変化による体積変化が小さく熱的安定性に優れ、ボイドのない多結晶SiGe薄膜が得られる。
また、図5(c)に示すように、200Paの圧力で成長させた場合には、SiGe薄膜中にはボイドが形成されておらず、表面ラフネスが著しく改善されていた。この理由は、200Pa以上の圧力でSiGe薄膜を形成すると、膜の堆積速度が速いため、膜の結晶成長よりも膜堆積が速く進行するためである。X線回折法を用いた分析により、このSiGe薄膜は非晶質であることが分かった。これにより、表面平坦性に優れ、ボイドのない非晶質SiGe薄膜が得られる。
従って、良好な熱的安定性又は表面平坦性を得るため、SiGe薄膜10の成長圧力は、30Pa未満又は150Pa以上とするのが好適であり、10Paとするのがより好適である。
【0034】
次に、図2(b)に示すように、上記LPCVD装置を用いて、SiGe薄膜10上にキャップSi薄膜12を形成する。すなわち、SiGe薄膜10とキャップSi薄膜12とを同一温度で連続して形成する。ここで、本発明者は、SiGe薄膜10上にキャップSi薄膜12を形成することによる効果について調査した。
図6は、SiGe薄膜を形成した後と、その上にキャップSi薄膜を形成した後におけるSiGe薄膜の断面を示すSEM写真である。ここで、SiGe薄膜中のGe組成は30%、成長温度は475℃、成長圧力は10Pa、成長膜厚は50nmである。また、キャップSi薄膜の成長温度は、SiGe薄膜の成長温度と同じ475℃であり、SiH流量は1slm、成長膜厚は5nmである。図6(a)に示すように、キャップSi薄膜を形成しない場合には、すなわちSiGe薄膜10の形成直後では、SiGe薄膜10中にボイド(図中の丸印で示す部分)が発生している。また、図6(b)に示すように、キャップSi薄膜12を形成することにより、SiGe薄膜10中のボイドが無くなり、良質なSiGe薄膜が得られている。ボイドが無くなった理由は、キャップSi薄膜12を形成することにより、SiGe薄膜10が表面に露出する場合に比べて表面エネルギーが低下し、SiGe薄膜10が熱的に安定化するためである。
従って、ゲート絶縁膜6上にシードSi膜8を介してSiGe薄膜10を成長させた後、このSiGe薄膜10の成長に連続してキャップSi薄膜12を成長させることにより、ボイドの無い良質なSiGe薄膜が得られる。また、SiGe薄膜10の形態の熱的安定性も向上する。ボイドのない表面平坦性に優れたSiGe薄膜を得ることができる。
また、本発明者は、SiGe薄膜10とキャップSi薄膜12とを連続して形成しない場合または同一温度で形成しない場合、すなわち温度変化を伴う場合には、SiGe薄膜の表面ラフネスの増加や、膜中のボイド発生等の問題があることを確認した。表面ラフネスの増加は、後工程での不純物導入の不均一化やゲート加工の不均一性の増加となり、ボイド発生は、たとえ微細なボイドであってもゲート絶縁膜の還元・分解促進により電気的特性を劣化させる。しかし、上述したように、SiGe薄膜10とキャップSi薄膜12とを連続して同一温度で形成することにより、かかる問題の発生を防止することができる。
【0035】
次に、図2(c)に示すように、公知のリソグラフィ技術とエッチング技術とを用いて、キャップSi薄膜12、SiGe薄膜10、シードSi膜8、ゲート絶縁膜6を順次パターニングする。これにより、MOSFETのゲート電極が形成される。
最後に、図2(d)に示すように、ゲート電極をマスクとして導電型不純物をイオン注入することにより、シリコン基板2上層にソース/ドレイン領域14を形成する。
【0036】
以上説明したように、本実施の形態1では、ゲート絶縁膜6上にシードSi膜8を介してSiGe薄膜10を形成し、その上に膜厚が0.5nm〜5nmであるキャップSi薄膜12を形成した。このキャップSi薄膜12を形成することにより、ゲート絶縁膜6上にボイドが無い高品質なSiGe薄膜10を形成することができる。よって、ゲート絶縁膜6とゲート電極との界面において、膜厚均一性に優れたSiGe薄膜10が形成可能となり、均一な界面Ge組成が得られる。従って、SiGe薄膜10の薄膜化が可能となり、高性能なトランジスタを再現性良く製造することができる。
また、上述したようにSiGe薄膜10は良好な膜厚均一性を有する薄膜であるため、ゲート電極形成のドライエッチングにおいて、SiGe薄膜中のボイドに起因するシリコン基板2掘れ等の局所的な加工不良が回避できる。これにより、ゲート加工におけるプロセスマージンを拡大させることができ、高性能なトランジスタを安定して製造することができる。
【0037】
実施の形態2.
先ず、本発明の実施の形態2による半導体装置の構造について説明する。
図7は、本発明の実施の形態2による半導体装置を説明するための断面図である。
図7に示す本実施の形態2による半導体装置と、前述した実施の形態1による半導体装置との相違点は、キャップSi薄膜12上に上部Si膜16が更に形成されている点である。
すなわち、図7に示すように、本実施の形態2による半導体装置は、シリコン基板2上にゲート絶縁膜6を介して形成されたゲート電極が、シードSi膜8と、SiGe薄膜10と、キャップSi薄膜12と、上部Si膜16とを備えたものである。
【0038】
次に、上記半導体装置の製造方法について説明する。
先ず、実施の形態1による製造方法と同様にして、キャップSi薄膜12まで形成する。
次に、図示しないが、LPCVD法を用いて、キャップSi薄膜12上に上部Si膜16を形成する。上部Si膜16の形成には、上述したバッチ式の縦型LPCVD装置を用いることができ、上部Si膜16の成長条件は、例えば、SiH流量:1slm、成長温度:530℃、成長圧力:100Paである。
【0039】
ここで、本発明者は、上部Si膜16の下層にキャップSi薄膜12を有することによる効果について調査した。
図8は、SiGe薄膜上にキャップSi薄膜を形成した場合と形成しない場合において、上部Si膜の成長に相当する熱処理を加えた後のSiGe薄膜の断面を示すSEM写真である。詳細には、図8(a)は、ゲート絶縁膜上にシードSi膜を介してSiGe薄膜を形成した後、このSiGe薄膜上にキャップSi薄膜を形成せずに、上部Si膜16の成長に相当する熱処理を加えた後のSiGe薄膜の状態を示す図であり、図8(b)は、ゲート絶縁膜上にシードSi膜を介してSiGe薄膜を形成した後、このSiGe薄膜上にキャップSi薄膜を形成して、上部Si膜16の成長に相当する熱処理を加えた後のSiGe薄膜の状態を示す図である。なお、SiGe薄膜のGe組成は30%、成長温度は475℃、成長膜厚は40nm、成長圧力は200Paである。また、上部Si膜16の成長に相当する熱処理として、温度530℃で約60分間熱処理を行っている。
図8(a)に示すように、キャップSi薄膜を形成しない場合には、熱処理前(すなわちSiGe薄膜成長直後)において連続して平坦であったSiGe薄膜の膜形態が大きく変化し、表面ラフネスが大きくなり、不連続な膜となっている(図中の丸印で示す部分参照)。また、熱処理後のSiGe薄膜中にはボイドが形成されている。しかし、図8(b)に示すように、キャップSi薄膜を形成した場合には、熱処理後のSiGe薄膜は連続膜を維持しており、その平坦性も維持されている。また、熱処理後のSiGe薄膜中にはボイドが形成されていない。
従って、SiGe薄膜10と上部Si膜16との間にキャップSi薄膜12を形成することにより、上部Si膜16形成時のSiGe薄膜中のボイド形成を抑制することができる。
【0040】
また、上部Si膜16の形成温度は、下層のキャップSi薄膜12やSiGe薄膜10の形成温度よりも高い温度、例えば、530℃〜620℃とすることが好適である。かかる高温で上部Si膜16を形成することにより、成長速度が高くなり、スループットが向上するため、生産性が向上する。
図9は、ゲート絶縁膜上にシードSi膜を介してSiGe薄膜を形成した後、このSiGe薄膜上にキャップSi薄膜を介して上部Si膜を形成する際、上部Si膜の成長温度を変化させた場合のSiGe薄膜の断面を示すSEM写真である。詳細には、図9(a)は、上部Si膜を、SiH流量:1slm、温度530℃、圧力100Paの条件で形成した場合の積層膜の状態を示す図であり、図9(b)は、上部Si膜を、SiH流量:0.6slm、温度620℃、圧力20Paの条件で形成した場合の積層膜の状態を示す図である。なお、SiGe薄膜のGe組成は30%、成長温度は475℃、成長膜厚は40nmである。また、キャップSi薄膜の成長温度はSiGe薄膜と同じ475℃、成長膜厚は5nmである。
図9(a),(b)に示すように、何れの条件で上部Si膜を形成する場合でも、SiGe薄膜中にボイドは形成されておらず、連続したSiGe薄膜が形成されている。
【0041】
次に、実施の形態1と同様に、公知のリソグラフィ技術とエッチング技術とを用いて、上部Si膜16、キャップSi薄膜12、SiGe薄膜10、シードSi膜8、ゲート絶縁膜6を順次パターニングする。これにより、MOSFETのゲート電極が形成される。最後に、ゲート電極をマスクとして導電型不純物をイオン注入することにより、シリコン基板2上層にソース/ドレイン領域14を形成する。なお、この後、必要に応じて、サリサイドプロセスを用いて、上部Si膜16をシリサイド化することができる。
【0042】
以上説明したように、本実施の形態2では、ゲート絶縁膜6上にシードSi膜8を介してSiGe薄膜10を形成し、その上に膜厚が0.5nm〜5nmであるキャップSi薄膜12を形成した。前述した実施の形態1と同様に、このキャップSi薄膜12を形成することにより、ゲート絶縁膜6上にボイドが無い高品質なSiGe薄膜10を形成することができる。よって、ゲート絶縁膜6とゲート電極との界面において、一様なSiGe薄膜10が形成可能となり、均一な界面Ge組成が得られる。従って、SiGe薄膜10の薄膜化が可能となり、高性能なトランジスタを再現性良く製造することができる。
また、上述したようにSiGe薄膜10は良好な膜厚均一性を有する薄膜であるため、ゲート電極形成のドライエッチングにおいて、SiGe薄膜10中のボイドに起因するシリコン基板2掘れ等の局所的な加工不良が回避できる。これにより、ゲート加工におけるプロセスマージンを拡大させることができ、高性能なトランジスタを安定して製造することができる。
【0043】
また、本実施の形態2では、キャップSi薄膜12上に上部Si膜16を形成した。よって、上部Si膜16を公知のサリサイド技術を用いてサリサイド配線を形成する際、キャップSi薄膜12によりGeに起因したサリサイド不良を回避できる。これにより、歩留まりが向上し、生産性が向上する。
さらに、上部Si膜16の成長を高温で行うことができるため、上部Si膜16の成長速度が上昇し、スループットが高くなり、生産性が向上する。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、膜中にボイドがない高品質なSiGe薄膜をゲート絶縁膜上に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による半導体装置を説明するための断面図である。
【図2】図1に示した半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図である。
【図3】SiGe薄膜中のGe組成と、MOSキャパシタにおける空乏化率との関係を示す図である。
【図4】SiGe薄膜の成長温度と、SiGe薄膜の成長速度および膜厚面内均一性との関係を示す図である。
【図5】SiGe薄膜の成長圧力を変化させた場合のSiGe薄膜の断面を示すSEM写真である。
【図6】SiGe薄膜を形成した後と、その上にキャップSi薄膜を形成した後におけるSiGe薄膜の断面を示すSEM写真である。
【図7】本発明の実施の形態2による半導体装置を説明するための断面図である。
【図8】SiGe薄膜上にキャップSi薄膜を形成した場合としない場合において、上部Si膜の成長に相当する熱処理を加えた後のSiGe薄膜の断面を示すSEM写真である。
【図9】SiGe薄膜上にキャップSi薄膜を介して上部Si膜を形成する際、上部Si膜の成長温度を変化させた場合の積層膜の断面を示すSEM写真である。
【図10】SiO膜からなるゲート絶縁膜上に成長させるSiGe膜を薄膜化した場合の、SiGe膜の断面を示すSEM写真である。
【符号の説明】
2 基板(シリコン基板)
4 フィールド絶縁膜(素子分離絶縁膜)
6 ゲート絶縁膜(SiO膜)
8 シードSi膜
10 SiGe薄膜
12 キャップSi薄膜
14 ソース/ドレイン領域
16 上部Si膜

Claims (9)

  1. 基板上にゲート絶縁膜を介して形成されたSiGe薄膜を含むゲート電極を有する半導体装置であって、
    前記ゲート電極が、
    前記ゲート絶縁膜上に形成されたシードSi膜と、
    前記シードSi膜上に形成されたSiGe薄膜と、
    前記SiGe薄膜上に形成され、膜厚が0.5nm〜5nmであるキャップSi薄膜と、
    を備えたことを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記ゲート電極は、前記キャップSi薄膜上に形成された上部Si膜を更に備えたことを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1又は2に記載の半導体装置において、
    前記SiGe薄膜中のGe組成が0.15〜0.4の範囲であることを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項1から3の何れかに記載の半導体装置において、
    前記SiGe薄膜の膜厚が50nm以下であることを特徴とする半導体装置。
  5. 基板上にゲート絶縁膜を形成する工程と、
    前記ゲート絶縁膜上にシードSi膜を形成する工程と、
    前記シードSi膜上にSiGe薄膜を形成した後、前記SiGe薄膜上にキャップSi薄膜を0.5nm〜5nmの膜厚で連続して同一温度で形成する工程と、
    前記キャップSi薄膜、前記SiGe薄膜および前記シードSi膜をパターニングしてゲート電極を形成する工程と、
    前記ゲート電極をマスクとしたイオン注入により基板上層にソース/ドレイン領域を形成する工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 請求項5に記載の製造方法において、
    前記キャップSi薄膜を形成した後、前記キャップSi薄膜上に上部Si膜を形成する工程を更に含み、
    前記ゲート電極を形成する工程で、前記上部Si膜を更にパターニングすることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 請求項6に記載の製造方法において、
    前記上部Si膜を530℃〜620℃の温度で形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 請求項5から7の何れかに記載の製造方法において、
    前記SiGe薄膜を450℃〜494℃の温度で形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 請求項5から8の何れかに記載の製造方法において、
    前記SiGe薄膜を30Pa未満または150Pa以上の圧力で形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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