JP2004333694A - 画像記録処理方法及び熱現像記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】記録処理を続行したまま、蓄積された記録ジョブに対する表示、変更等の記録処理を受け付けて、この処理の実行を可能にする柔軟な画像記録処理方法及び熱現像記録装置を提供する。
【解決手段】画像情報源から送られた複数の画像情報を複数の記録ジョブとして発生させ、該記録ジョブを熱現像記録装置で実行することによって熱現像記録材料を露光して潜像を形成し、該潜像の形成された熱現像記録材料を加熱することで、熱現像による記録処理を順次実行する画像記録処理方法であって、記録処理の実行中に入力操作部からの操作指示を受け付けて、該操作指示の処理を記録処理と同時に実行可能にした。
【選択図】 図1
【解決手段】画像情報源から送られた複数の画像情報を複数の記録ジョブとして発生させ、該記録ジョブを熱現像記録装置で実行することによって熱現像記録材料を露光して潜像を形成し、該潜像の形成された熱現像記録材料を加熱することで、熱現像による記録処理を順次実行する画像記録処理方法であって、記録処理の実行中に入力操作部からの操作指示を受け付けて、該操作指示の処理を記録処理と同時に実行可能にした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱現像感光材料又は感光感熱記録材料からなる熱現像記録材料に露光記録して熱現像する熱現像記録装置及びその画像記録処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディジタルラジオグラフィーシステム、CT,MR等の医療用の画像を記録する画像記録装置として、従来、銀塩写真式感光材料に撮影又は記録後、湿式処理して再現画像を得るウエットシステムが用いられている。これに対して、近年、熱現像感光材料を用いた湿式処理を含まないドライシステムによる記録装置(熱現像記録装置)が注目されている。この種の熱現像記録装置は、記録材料表面への潜像記録、その潜像の現像及び定着、さらには転写をすべて乾燥状態で行う。より具体的には、画像情報によりレーザ変調部で変調されたレーザ光ビームを露光部において記録材料である熱現像感光材料に照射(走査)して潜像を形成し、その後、この露光済みの熱現像感光材料を熱現像部で加熱手段に接触させて熱現像処理を行って画像を得る(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−98576号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来、医療用の熱現像記録装置(ドライイメージャ)は、CTやMR等の画像情報源と直接通信ケーブルで接続され、例えば1台の熱現像記録装置が5〜10台又はそれ以上の画像情報源と同時に接続されることはなく(通常、直接接続の場合は最大3入力程度が一般的)、記録のためのジョブも装置内に多く溜まることはなかった。また、直接接続される画像情報源の台数を増やしたい場合には、プリントサーバ機能を持つ画像サーバを接続し、その装置内に溜まっている例えば図13に示す複数の記録ジョブA、B、C、D、E、F〜を操作することは従来より行われていた。
【0005】
しかしながら、この場合、図14に示すように、例えば後順の記録ジョブQを、記録ジョブCの前に優先して処理させる操作を行った場合、記録ジョブBの処理を終了したタイミングで、記録処理を一旦停止させた状態にて、記録順位の変更操作を行った後、記録ジョブQの記録を開始する形態であった。つまり、記録処理を続行したままでは操作入力が不能な状態となり、順位変更の操作を行うことができなかった。
【0006】
また、システムのオープン化が進む中、ネットワークで接続することが標準的になってきたこと、熱現像記録装置の処理性能が向上してきたこと等の理由から、1台の熱現像記録装置で例えば5台以上の多くの画像情報源と接続されるシステム構成が増えてきた。このような状況から一度に数十もの記録ジョブが熱現像記録装置に溜まる場合が増えてきたため、例えば緊急患者用の記録ジョブの出力を最優先とする操作を行いたいとする要求や、出力要求を取り消す操作を最終出力装置である熱現像記録装置で容易に行いたいとする要求が生じてきた。これに対し、従来では熱現像記録装置自体に、最優先で記録処理を要求する操作や機能はなく、蓄積された記録ジョブに対する状況把握や柔軟な記録変更処理を可能にすることが望まれていた。
【0007】
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、記録処理を続行したまま、蓄積された記録ジョブに対する表示、変更等の記録処理を受け付けて、この処理の実行を可能にする柔軟な画像記録処理方法及び熱現像記録装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係る請求項1記載の画像記録処理方法は、画像情報源から送られた複数の画像情報を複数の記録ジョブとして発生させ、該記録ジョブを熱現像記録装置で実行することによって熱現像記録材料を露光して潜像を形成し、該潜像の形成された熱現像記録材料を加熱することで、熱現像による記録処理を順次実行する画像記録処理方法であって、前記記録処理の実行中に入力操作部からの操作指示を受け付けて、該操作指示の処理を前記記録処理と同時に実行することを特徴とする。
【0009】
この画像記録処理方法によれば、入力操作部からの操作指示を受けたときに、この操作指示の処理を、記録処理が実行中であっても、その記録処理と同時に実行される。これにより、記録処理の実行中か否かを意識することなく、任意のタイミングで入力操作部から操作指示を与えることが可能となる。
【0010】
請求項2記載の画像記録処理方法は、前記入力操作部からの操作指示を受けて、発生した記録ジョブを前記熱現像記録装置の表示部に一覧画像として表示させることを特徴とする。
【0011】
この画像記録処理方法によれば、入力操作部からの操作指示を受けて、発生した記録ジョブが表示部に一覧画像で表示されるので、ある記録ジョブが現在記録処理中か否か、或いは後何番目に記録処理が開始されるか等を知ることができ、これにより、記録処理を続行したまま、蓄積された未処理ジョブの状況が熱現像記録装置にて把握可能となる。
【0012】
請求項3記載の画像記録処理方法は、入力操作部からの操作を受けて、前記一覧画像の中から特定の記録ジョブが処理対象として選択され、該選択された処理対象ジョブが記録前の未処理状態である場合に、入力操作部からの操作指示に基づき、この処理対象ジョブを他の記録ジョブより優先して先に記録することを特徴とする。
【0013】
この画像記録処理方法によれば、特定の記録ジョブを他の記録ジョブより優先して先に記録することが可能であるので、緊急に記録したい記録ジョブが他のジョブより後に発生した場合であっても、この記録したい記録ジョブの実行順序を変更して、他の記録ジョブより優先して先に記録するこができる。
【0014】
請求項4記載の画像記録処理方法は、入力操作部からの操作を受けて、前記一覧画像の中から特定の記録ジョブが処理対象として選択され、該選択された処理対象ジョブが記録前の未処理状態である場合に、入力操作部からの操作指示に基づき、この処理対象ジョブを削除することを特徴とする。
【0015】
この画像記録処理方法によれば、表示部に表示された一覧画像の中から特定の記録ジョブを処理対象として選択したときに、この処理対象ジョブが未処理ジョブである場合に、この処理対象ジョブを削除できる。これにより、出力が不要となった記録ジョブを簡単に取り消すことができる。
【0016】
請求項5記載の画像記録処理方法は、入力操作部からの操作を受けて、前記一覧画像の中から特定の記録ジョブが処理対象として選択された場合に、入力操作部からの操作指示に基づき、この処理対象ジョブの詳細情報を表示することを特徴とする。
【0017】
この画像記録処理方法によれば、表示部に表示された一覧画像の中から特定の記録ジョブを処理対象として選択したときに、この処理対象ジョブが未処理ジョブである場合に、この処理対象ジョブの詳細情報(例えば、AEタイトル、別名、受付日時、画像情報源の識別子(IPアドレス)、状態、ファイルサイズ、プリント枚数等)を表示することができる。これにより、記録処理の有無や記録順番等の設定の際に、処理対象ジョブの内容を記録処理前に確認でき、無駄な記録を無くすことができる。
【0018】
請求項6記載の画像記録処理方法は、前記一覧画像を所定のタイミングで最新の記録ジョブの一覧に更新することを特徴とする。
【0019】
この画像記録処理方法によれば、記録ジョブの更新を所定のタイミングで行うことで、正確な記録ジョブの一覧を確認することができる。
【0020】
請求項7記載の画像記録処理方法は、前記一覧画像を、所定期間毎に自動更新することを特徴とする。
【0021】
この画像記録処理方法によれば、前記一覧画像を所定期間毎に自動更新することで、操作者が意識して更新させることがなくなり、常に正確な記録ジョブの一覧を確認することができる。
【0022】
請求項8記載の画像記録処理方法は、前記一覧画像を、入力操作部からの操作により指示された期間毎に自動更新することを特徴とする。
【0023】
この画像記録処理方法によれば、前記一覧画像の更新を任意の期間毎に行うことができるので、記録ジョブの処理頻度に応じた最適な更新期間を設定できる。
【0024】
請求項9記載の熱現像記録装置は、画像情報源から送られた複数の画像情報を複数の記録ジョブとして発生させ、該記録ジョブを熱現像記録装置で実行することによって熱現像記録材料を露光して潜像を形成し、該潜像の形成された熱現像記録材料を加熱することで、熱現像による記録処理を順次実行する熱現像記録装置であって、前記記録ジョブの状態を表示する表示部と、前記記録ジョブへの操作指示を入力する入力操作部と、請求項1〜請求項8のいずれか1項記載の画像記録処理方法に基づいて熱現像記録を制御する制御部とを具備したことを特徴とする。
【0025】
この熱現像記録装置によれば、表示部に表示された記録ジョブに対して、特定の記録ジョブに対する入力操作部からの操作指示を受けたときに、この操作指示の処理を、熱現像記録装置の記録処理中であっても、その記録処理と同時に実行する。これにより、記録処理の実行中か否かを意識することなく、任意のタイミングで入力操作部から操作指示を与えることが可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像記録処理方法及び熱現像記録装置の好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る熱現像記録装置の概略構造を説明する構成図、図2は熱現像記録装置の制御系を示すブロック図である。
まず、本画像記録処理方法が実行される熱現像記録装置の構成とその動作について説明する。
【0027】
図1に示す熱現像記録装置100は、湿式の現像処理を必要としない熱現像感光材料又は感光感熱記録材料等からなる熱現像記録材料を用い、画像情報源から入力される画像信号に基づいて画像露光部の出力光を変調しつつ走査露光し、熱現像記録材料上に潜像を形成した後、この熱現像記録材料を熱現像処理することで可視像を得、その後、常温まで冷却する。
【0028】
従って、この熱現像記録装置100は主に、熱現像記録材料の搬送方向順に、熱現像記録材料供給部Aと、画像露光部Bと、熱現像部Cと、冷却部Dとを備えており、また、各部間の要所に設けられ熱現像記録材料を搬送するための搬送手段と、各部を駆動し制御する電源/制御部Eとを備えている。
【0029】
また、上記熱現像記録装置100は、最下段に電源/制御部E、その上段に熱現像記録材料供給部A、さらにその上段に画像露光部Bと熱現像部Cと冷却部Dとを配置した構成となっており、画像露光部Bと熱現像部Cとを隣接させた配置としている。従って、露光工程と熱現像工程を短い搬送距離内で行うことができ、熱現像記録材料の搬送パス長を最短化し、1枚の出力時間を短縮することができる。また、1枚の熱現像記録材料に対して露光工程と熱現像工程との両工程を同時に実施することが可能となる。
【0030】
熱現像記録材料としては、前述の熱現像感光材料又は感光感熱記録材料等を使用することができる。熱現像感光材料は、光ビーム(例えば、レーザビーム)によって画像を記録(露光)し、その後、熱現像して発色させる記録材料である。また、感光感熱記録材料は、光ビームによって画像を記録し、その後、熱現像して発色させるか、或いは、レーザビームのヒートモード(熱)によって画像を記録すると同時に発色させ、その後、光照射で定着する記録材料である。
【0031】
熱現像記録材料供給部Aは、熱現像記録材料を一枚ずつ取り出して、熱現像記録材料の搬送方向の下流に位置する画像露光部Bに供給する部分であり、三つの装填部10a,10b,10cと、各装填部にそれぞれ配置される供給ローラ対13a,13b,13cと、不図示の搬送ローラ及び搬送ガイドとを有して構成される。また、三段構成となっている各装填部10a,10b,10cの内部には、異なる熱現像記録材料(例えば、B4サイズ、及び半切サイズ等)が収容されたマガジン15a,15b,15cが挿入され、各段に装填されたサイズや向きの、いずれかを選択的に使用できるようにしている。
【0032】
なお、上記熱現像記録材料は、シート状に加工され、通常、150枚等の所定単位の積層体(束)とされ、袋体や帯等で包装されてパッケージとされている。パッケージはそれぞれマガジンに収容されて熱現像記録材料供給部Aの各段に装填される。
【0033】
画像露光部Bは、熱現像記録材料供給部Aから搬送されてきた熱現像記録材料に対して光ビームLBを主走査方向に走査露光し、また、主走査方向に略直交する副走査方向(即ち、搬送方向)に搬送することで、所望の画像を熱現像記録材料に記録して潜像を形成する。
【0034】
熱現像部Cは、走査露光後の熱現像記録材料を搬送しながら昇温処理して、熱現像を行う。そして、冷却部Dにおいて現像処理後の熱現像記録材料を冷却して、排出トレイ17に搬出する。
【0035】
ここで、熱現像記録材料供給部Aと画像露光部Bとの間の搬送路には幅寄せ機構19が設けられており、熱現像記録材料供給部Aから搬入されてきた熱現像記録材料を、その幅方向端部を揃えた状態で画像露光部Bへ供給している。
【0036】
次に、画像露光部Bについて具体的に説明する。
画像露光部Bは、光ビーム走査露光によって熱現像記録材料を露光する部位であり、熱現像材料の搬送面からのばたつきを防止しつつ搬送するばたつき防止機構を有した副走査搬送部(副走査手段)27と、走査露光部(レーザ照射手段)29とを備えている。走査露光部29は、別途用意された画像データに従ってレーザの出力を制御しつつ、このレーザを走査(主走査)させる。このとき熱現像記録材料21を副走査搬送部27によって副走査方向に移動させる。
【0037】
副走査搬送部27は、照射するレーザ光の主走査ラインを挟んで、軸線がこの走査ラインに対して略平行に配置された2本の駆動ローラ31,33と、これら駆動ローラ31,33に対向して配置され、熱現像記録材料21を支持するガイド板35を備えている。ガイド板35は、各駆動ローラ31,33との間に挿入される熱現像記録材料21を、並設されたこれら駆動ローラ同士間の外側で該駆動ローラ周面の一部に沿って撓ませて、駆動ローラ同士間で熱現像記録材料21の撓みによる弾性反発力を当接して受け止めるようにしている。
【0038】
この撓みにより熱現像記録材料自身に弾性反発力が発生する。この弾性反発力により、熱現像記録材料21と駆動ローラ31,33との間に所定の摩擦力が生じ、駆動ローラ31,33から熱現像記録材料21へ確実に搬送駆動力が伝達されて、熱現像記録材料21が搬送されるようになる。従って、熱現像記録材料21の搬送面からのばたつき、即ち、上下方向のばたつきが確実に抑制される。この駆動ローラ同士間の熱現像記録材料21に向けてレーザ光を照射することで、露光位置ずれのない良好な記録が行えることになる。なお、駆動ローラ31,33は、図示しないモータ等の駆動手段の駆動力を、歯車やベルト等の伝達手段を介して受け、図1の時計回り方向へ回転するようになっている。
【0039】
次に、熱現像部Cについて説明する。
熱現像部Cは、熱処理を適用されるタイプの被熱処理熱現像記録材料を加熱するものであり、構成としては、熱現像記録材料21を処理するのに必要な温度となる加熱体としての熱現像記録材料の移送方向に並ぶ複数のプレートヒータ37a,37b,37cを湾曲させ、かつ、これらのプレートヒータ37a,37b,37cを一連の円弧状配置としている。
【0040】
即ち、このプレートヒータ37a,37b,37cを含む熱現像部Cの構成としては、図示されるように、各プレートヒータに凹面を設け、熱現像記録材料21をこのプレートヒータの凹面に対して接触させつつ滑らせて、相対的に移動させる。このときの熱現像記録材料21の移送手段として、供給ローラ39と、各プレートヒータから熱現像記録材料21への伝熱用でもある複数の押さえローラ41とを配設している。
【0041】
押さえローラ41は、歯車43に噛合して歯車43の回転に従動して回転駆動される。これらの押さえローラ41としては、金属ローラ、樹脂ローラ、ゴムローラ等が利用できる。この構成により、搬送される熱現像記録材料21がプレートヒータ37a,37b,37cに押し付けられつつ搬送されるので、熱現像記録材料21の座屈が防止される。なお、上記の湾曲プレートヒータは一例であり、この他、加熱手段としては平坦なプレートヒータや加熱ドラム等を用いる構成であってもよい。
【0042】
熱現像部C内における熱現像記録材料21の搬送路の終端には、熱現像記録材料を移送する排出ローラ45が配設されている。そして、熱現像部Cから搬出された熱現像記録材料21は、冷却部Dによってシワが発生しないように、かつ湾曲ぐせが付かないように注意しながら冷却される。冷却部Dから排出された熱現像記録材料21は搬送路途中に設けられた冷却ローラ対47によりガイドプレート49内に案内され、さらに、排出ローラ対51から排出トレイ17に排出される。
【0043】
このように冷却部D内には、複数の冷却ローラ対47が熱現像記録材料21の搬送経路に所望の一定曲率Rを与えるように配置されている。これは、熱現像記録材料21がその材料のガラス転移点以下に冷却されるまで一定の曲率Rにより搬送されるということであり、このように意図的に熱現像記録材料に曲率を付けることで、ガラス転移点以下に冷却される前に余計なカールが付かなくなり、ガラス転移点以下となれば、新たなカールが付くこともなく、カール量がばらつかない。
【0044】
また、冷却ローラ自体及び冷却部Dの内部雰囲気を温度調節している。このような温度調節は、熱処理装置の立ち上げ直後と十分にランニングを行った後との状態をなるべく同様なものにし、濃度変動を小さくすることができる。
【0045】
なお、熱現像記録材料21に対する画像記録に関しては、詳しくは、例えば、国際公開番号WO95/31754号の公報、国際公開番号WO95/30934号公報に記載されているので、必要に応じて適宜参照されたい。
【0046】
図2に示すように、熱現像記録装置100の制御部Eは、CPU61を有しており、このCPU61には、少なくとも記録処理プログラム記憶部63、操作説明画像記憶部65、テンポラリ記憶部67が接続されている。記録処理プログラム記憶部63は、記録ジョブの一覧画像の表示、未処理の記録ジョブの記録順位変更、記録ジョブの削除等、それぞれの記録処理方法に対応した処理プログラムを格納している。
また、操作説明画像記憶部65は、表示部73に表示する複数の操作説明画像を記憶している。そして、テンポラリ記憶部67は、熱現像記録装置100の記録動作中に、一時的に作られる記憶領域で、記録処理のための全記録ジョブ及びそれらの状態が格納される。ただし、画像情報自体は、容量が大きいために後述する画像記憶部77に格納され、また、記録が完了して出力された記録ジョブに対しては、自動的に削除される。
【0047】
上記制御部Eは、インターフェース(I/O)69を介して装置内の各部及び外部装置に接続される。即ち、インターフェース69には駆動部71が接続され、駆動部71は熱現像記録装置100の各駆動機構部分を駆動させる。
また、インターフェース69には、上記の他に、表示部73、入力操作部75、画像処理部79、画像記憶部77、画像情報源81や画像サーバ83等の外部装置等がそれぞれ接続されている。
【0048】
表示部73は、記録ジョブの実行状態、操作説明の画像を表示したり、操作説明画像や熱現像記録材料21への記録や熱現像の条件等を表示するもので、表示ドライバ75により駆動される。この表示部73としては、例えば液晶表示パネル等が用いられる。
【0049】
入力操作部75は、制御内容等の各種の入力事項を入力するもので、熱現像記録材料21への記録や熱現像の条件等を設定する他、各種記録処理に対する操作指示を入力可能としている。本実施の形態においては、入力操作部75は、表示部73の特定表示領域に重ねて設けられた複数の透明入力スイッチからなるタッチパネル方式となっている。
【0050】
また、画像記憶部77は、外部装置の画像情報源81から送られてきた画像情報を記憶するもので、画像処理部79は、画像記憶部77の画像情報や画像情報源81から入力された画像情報を記録処理可能な所定規格の画像データに処理するものである。
なお、本実施の形態では、画像処理部79が熱現像記録装置100側に設けた場合を例に説明するが、画像処理部79は画像情報源81側や外部装置との接続途中に設けてあってもよい。また、画像記憶部77に対しても、外部の画像サーバ83等に設けてあってもよい。
【0051】
制御部Eは、露光動作及び熱現像動作による記録処理中に、入力操作部75からの操作指示を受け付けて、記録ジョブの実行状態、操作説明の画像を表示部73に表示させる等の操作指示を実施するとともに、操作説明の画像に従って入力された入力操作部75からの操作指示に基いて、記録ジョブの実行内容を変更自在としている。即ち、記録処理と並行して操作指示の動作処理を可能にしている。
【0052】
図3は図1に示す熱現像記録装置が接続されるシステムの一例を示す構成図である。
上記のように構成された熱現像記録装置100は、図3に示すように、CT(コンピュータ トモグラフィー)装置81a、81b、MRI(核磁気共鳴イメージング)装置81c等の各種画像情報源(モダリティ)81等がLAN(Local Area Network)に接続されたシステムに組み込まれる。また、このシステムには、上記した画像サーバ83が設けられる場合もある。即ち、画像情報源81から得られた画像情報は、図2に示す画像記憶部77に格納されたり、画像処理部79によって特定の規格のデータ形式に処理されて画像記憶部77に格納される。
【0053】
上記システムに接続された熱現像記録装置100は、複数の画像情報源81から出力要求を受けた出力要求状態、画像情報源81からの画像転送状態や、画像処理部79による画像処理の実施状態や、画像の出力状態等の各種情報をテンポラリ記憶部67に記憶している。
【0054】
次に、熱現像記録装置100による画像記録処理方法を表示画面と共に説明する。
図4に表示部への表示内容と操作の実行手順を説明するフローチャート、図5〜図7に熱現像記録装置の表示部の表示内容を示した。
熱現像記録装置100は、記録処理実行中には図5に示す画面表示が表示部73になされる。この記録処理の続行中に、タッチパネル式の表示部73上に設けられた入力操作部75の一つであるハードディスクのアイコン75aが押下されると(st1)、記録処理プログラム記憶部63に記憶された特定のプログラムが実行され、この時点での全記録ジョブ及びその状態がテンポラリ記憶部67に保存される(st3)。そして、テンポラリ記憶部67に格納された全記録ジョブとその状態が図6に示す一覧画像として表示部73に表示される(st5)。
【0055】
この一覧画像が表示された表示部73には、入力操作部75である詳細表示アイコン75b、優先プリントアイコン75c、削除アイコン75d、更新アイコン75e、終了アイコン75f及びスクロールアイコン75g、75hが表示される。なお、記録ジョブが蓄積されていない場合には、図7に示すブランクの一覧画像が表示され、更新アイコン75e、終了アイコン75fのみが動作可能となる。
【0056】
入力操作部75が操作されると(st7)、その操作が可能か否かが判断される(st9)。即ち、選択された記録ジョブが、記録前の未処理ジョブである場合は優先プリントや削除等の操作処理を可能とし、既に出力を開始している記録ジョブや現在処理中の記録ジョブに対しては、上記操作処理を禁止する。入力された処理が可能な操作内容であれば、その操作が実行され(st11)、操作の禁止された操作内容であれば、再び一覧画像を表示する。
【0057】
ここで、入力操作部75によってなされる各操作内容について図8を用いてさらに詳しく説明する。
図8は操作内容の詳細な実行手順を説明するフローチャートである。
(詳細表示)
まず、図6に示す一覧画像において、例えばスクロールアイコン75g、75hが操作され、一覧画像の中から特定の記録ジョブ78が処理対象として選択され(st21)、この選択された記録ジョブ78が未処理ジョブである場合(st23)、例えば詳細表示アイコン75bが押下されると(st25)、記録処理プログラム記憶部63の詳細表示プログラムが実行され、テンポラリ記憶部67に格納された選択ジョブの詳細情報が図9に示すように表示部73に表示される(st27)。一方、選択された記録ジョブ78が未処理ジョブでなかった場合には一覧画像のままとなる。また、選択ジョブが未処理ジョブでなかった場合には、選択ジョブが詳細表示不可能である旨を表示部73に表示して、操作者へ誤入力を報知するようにしてもよい。さらには、必要に応じて画像処理中や出力中のジョブであっても詳細表示可能な構成にしてもよい。
【0058】
選択ジョブの詳細情報としては、例えば、AEタイトル(画像情報源のアプリケーション識別子(DICOM規格))、任意に設定可能な別名、出力要求を受けた受付日時、画像情報源の識別子(ネットワーク上のIPアドレス等)、記録ジョブの状態、フィルムサイズ、プリント枚数等が表示される。これらの表示に際しては、記録ジョブの一覧表示が操作指示されると、その時点での全記録ジョブ及びその状態がテンポラリ記憶部67に保存され、詳細情報表示の操作指示があった時点で、該当記録ジョブの識別番号を元に当該記録ジョブの詳細情報がテンポラリ記憶部76から参照されて表示される。
【0059】
(記録ジョブ削除)
図4に示した一覧画像の中から特定の記録ジョブ78が処理対象として選択され(st21)、この選択ジョブが未処理ジョブの場合(st23)、削除アイコン75dが押下されると(st25)、図10に示す削除確認画像が表示される(st29)。ここで、YESアイコン75iが押下されることにより、選択ジョブが削除される(st31)。より具体的には、記録ジョブの一覧表示が操作指示されると、その時点での全記録ジョブ及びその状態がテンポラリ記憶部67に保存され、削除の操作指示があった時点で、該当記録ジョブの識別番号を元に当該記録ジョブの削除が可能であるか否かが判断され、可能であれば当該記録ジョブの削除処理がなされる。一覧画像から削除処理が行われた場合、カーソル位置は変わらず、カーソル以降の記録ジョブ情報が一段上に繰り上がる。また、削除処理は、上記詳細情報の削除アイコン75dを押下することによっても同様な処理が行える。
一方、選択ジョブが未処理ジョブでなかった場合、或いは図10のNOアイコン75jが押下された場合には、元の一覧画像へと戻る。また、選択ジョブが未処理ジョブでなかった場合には、選択ジョブが削除不可能である旨を表示部73に表示して、操作者へ誤入力を報知するようにしてもよい。なお、削除処理中には、図11に示す処理中画像が表示部73に表示され、無用な入力を受け付けなくなる。
【0060】
(優先プリント)
図6に示した一覧画像の中から特定の記録ジョブ78が処理対象として選択され(st21)、この選択ジョブが未処理ジョブである場合(st23)、優先プリントアイコン75cが押下されると(st25)、この選択ジョブが他の未処理ジョブより優先して先に記録される。なお、選択ジョブが未処理ジョブでなかった場合には一覧画像のままとなる。
具体的には、記録ジョブの一覧表示が操作指示されると、その時点での全記録ジョブ及びその状態がテンポラリ記憶部67に保存され、優先記録の操作指示があった時点で、該当記録ジョブの識別番号を元に当該記録ジョブの優先記録処理が可能であるか否かが判断され、可能であれば、記録順位の変更がテンポラリ記憶部67でなされる(st33)。
【0061】
これにより、現在実行中の記録ジョブ終了の次に当該記録ジョブQの優先記録処理がなされる(st35)。また、優先処理は、図6に示した詳細情報の優先プリントアイコン75cを押下することによっても同様な処理が行えるようになっている。優先記録不可時には一覧画像の表示に戻る。また、その場合には、選択ジョブが優先記録不可能である旨を表示部73に表示して、操作者へ誤入力を報知するようにしてもよい。なお、優先処理による記録実行中には、図11に示す処理中画像が表示部73に表示され、無用な入力を受け付けなくなる。
そして、優先記録完了時には所定のソート条件に従って再ソートがなされる。優先記録完了後に表示される一覧画像では、その一覧画像のカーソルは優先記録を行った記録ジョブの位置に表示される。なお、詳細情報表示時には優先記録を行った記録ジョブの内容が表示される。これにより、記録して出力された画像が優先して出力させた画像であることを、他の記録ジョブと区別して表示して、操作者に明確に報知できる。
【0062】
この優先記録によれば、例えば図12にタスクスケジュールの一例を示すように、記録ジョブA,B,C,Dがこの順に記録要求があった場合、例えば記録ジョブBの記録処理中(或いは画像処理中)に優先プリントアイコン75cが押下されると、現在処理中の記録ジョブの次に控えている記録ジョブCが、優先指定された記録ジョブQを割り込ませるために繰り下げられる。従って、優先プリントアイコン75cの押下されたタイミングから、次に記録処理に投入できるタイミングに優先指定の記録ジョブQが投入されて記録処理される。この割り込み処理に伴って、本来の記録順では次の順番であった記録ジョブCと、記録ジョブCの次であった記録ジョブDとが、それぞれ記録ジョブQの後に繰り下げられて記録処理が実行される。
【0063】
(記録ジョブ更新)
図6に示した一覧画像の表示中又は図9に示した詳細情報の表示中に更新アイコン75eが押下されると、一覧画像又は詳細情報が最新の記録ジョブ内容に更新される。即ち、更新アイコン75eが押下された時点で、全記録ジョブ及びその状態がテンポラリ記憶部67に上書き保存されて更新され、その保存内容が一覧画像又は詳細情報として表示されることになる。従って、操作指示を入力した任意の時点での全記録ジョブの状態が正確に把握可能となる。
【0064】
なお、更新処理は、一定期間毎に自動更新されてもよい。この場合、全記録ジョブ及びその状態が一定時間間隔でテンポラリ記憶部67に上書き保存されて自動更新され、その保存内容が一定時間間隔で一覧画像又は詳細情報として表示されることになる。これにより、入力操作部75から操作指示を入力することなく一定間隔で常に最新の一覧画像が得られるようになる。
【0065】
また、自動更新処理を行う場合には、更新時間を任意に設定可能とすることが好ましい。この場合、入力操作部75からの操作により自動更新時間が入力されると、一覧画像が当該設定時間ごとに自動更新されるようになる。これにより、自動更新される時間が任意に設定可能となり、記録ジョブの処理頻度に応じた最適な更新期間が設定できる。
【0066】
このように、上記の熱現像記録装置100によれば、記録処理中であっても、入力操作部75からの操作指示を受け付けることができ、記録ジョブの実行状態が把握可能になるとともに、記録ジョブの実行内容が変更可能となる。また、操作説明の表示により操作自体が簡単化され、しかも、操作説明に従って入力操作部75から操作指示が入力されることで、記録処理中であっても、緊急に得たい画像情報の記録ジョブを最優先で実行したり、不要な画像情報の記録ジョブを削除したりすることが熱現像記録装置100側で行えるようになり、熱現像記録装置100が接続されているネットワークのサーバ等に操作指示を行うような煩雑な処理を行うことなく、簡単にしかも短時間で蓄積された未処理ジョブに対する柔軟な記録処理が可能となる。
【0067】
また、入力操作部75からの操作指示に基づき記録処理中ジョブ及び未処理ジョブが表示部73に一覧画像として表示され、記録処理を一時停止しなければ把握することのできなかった未処理ジョブの状態(例えば、現在記録処理中か否か、或いは後何番目に記録処理が開始されるか等)を、記録処理を続行したまま知ることが可能になる。このように、記録処理を続行したまま、蓄積された未処理ジョブの状況が熱現像記録装置で把握可能となり、円滑な医療行為を行うことができるようになる。
【0068】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係る画像記録処理方法によれば、記録処理の実行中に入力操作部からの操作指示を受け付けて、この操作指示の処理を記録処理と同時に実行することができる。つまり、入力操作部からの操作指示を受けたときに、この操作指示の処理を、記録処理が実行中であっても、その記録処理と同時に実行することができる。これにより、記録処理の実行中か否かを意識することなく、任意のタイミングで入力操作部から操作指示を与えることが可能となる。
【0069】
また、本発明に係る熱現像記録装置によれば、記録ジョブの状態を表示する表示部と、記録ジョブへの操作指示を入力する入力操作部と、上記画像記録処理方法に基づいて熱現像記録を制御する制御部とを具備したことで、表示部に表示された記録ジョブに対して、特定の記録ジョブに対する入力操作部からの操作指示を受けたときに、この操作指示の処理を、熱現像記録装置の記録処理中であっても、その記録処理と同時に実行することができる。これにより、記録処理を続行したままで、蓄積された記録ジョブに対する表示、変更等の柔軟な記録処理を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱現像記録装置の概略構造を説明する構成図である。
【図2】熱現像記録装置の制御系を示すブロック図である。
【図3】熱現像記録装置が接続されるシステムの構成図である。
【図4】表示部への表示内容と操作の実行手順を説明するフローチャートである。
【図5】プリント中の表示部に表示される画像の説明図である。
【図6】表示部に表示される一覧画像の説明図である。
【図7】表示部に表示されるジョブ無し画像の説明図である。
【図8】操作内容の詳細な実行手順を説明するフローチャートである。
【図9】表示部に表示される詳細情報の説明図である。
【図10】表示部に表示される削除確認画像の説明図である。
【図11】表示部に表示される処理待ち画像の説明図である。
【図12】本発明に係る熱現像記録装置のタスクスケジュールを表す説明図である。
【図13】従来装置におけるタスクリストを表す説明図である。
【図14】従来装置のタスクスケジュールを表す説明図である。
【符号の説明】
21 熱現像記録材料
73 表示部
75 入力操作部
81 画像情報源
100 熱現像記録装置
E 制御部
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱現像感光材料又は感光感熱記録材料からなる熱現像記録材料に露光記録して熱現像する熱現像記録装置及びその画像記録処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディジタルラジオグラフィーシステム、CT,MR等の医療用の画像を記録する画像記録装置として、従来、銀塩写真式感光材料に撮影又は記録後、湿式処理して再現画像を得るウエットシステムが用いられている。これに対して、近年、熱現像感光材料を用いた湿式処理を含まないドライシステムによる記録装置(熱現像記録装置)が注目されている。この種の熱現像記録装置は、記録材料表面への潜像記録、その潜像の現像及び定着、さらには転写をすべて乾燥状態で行う。より具体的には、画像情報によりレーザ変調部で変調されたレーザ光ビームを露光部において記録材料である熱現像感光材料に照射(走査)して潜像を形成し、その後、この露光済みの熱現像感光材料を熱現像部で加熱手段に接触させて熱現像処理を行って画像を得る(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−98576号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来、医療用の熱現像記録装置(ドライイメージャ)は、CTやMR等の画像情報源と直接通信ケーブルで接続され、例えば1台の熱現像記録装置が5〜10台又はそれ以上の画像情報源と同時に接続されることはなく(通常、直接接続の場合は最大3入力程度が一般的)、記録のためのジョブも装置内に多く溜まることはなかった。また、直接接続される画像情報源の台数を増やしたい場合には、プリントサーバ機能を持つ画像サーバを接続し、その装置内に溜まっている例えば図13に示す複数の記録ジョブA、B、C、D、E、F〜を操作することは従来より行われていた。
【0005】
しかしながら、この場合、図14に示すように、例えば後順の記録ジョブQを、記録ジョブCの前に優先して処理させる操作を行った場合、記録ジョブBの処理を終了したタイミングで、記録処理を一旦停止させた状態にて、記録順位の変更操作を行った後、記録ジョブQの記録を開始する形態であった。つまり、記録処理を続行したままでは操作入力が不能な状態となり、順位変更の操作を行うことができなかった。
【0006】
また、システムのオープン化が進む中、ネットワークで接続することが標準的になってきたこと、熱現像記録装置の処理性能が向上してきたこと等の理由から、1台の熱現像記録装置で例えば5台以上の多くの画像情報源と接続されるシステム構成が増えてきた。このような状況から一度に数十もの記録ジョブが熱現像記録装置に溜まる場合が増えてきたため、例えば緊急患者用の記録ジョブの出力を最優先とする操作を行いたいとする要求や、出力要求を取り消す操作を最終出力装置である熱現像記録装置で容易に行いたいとする要求が生じてきた。これに対し、従来では熱現像記録装置自体に、最優先で記録処理を要求する操作や機能はなく、蓄積された記録ジョブに対する状況把握や柔軟な記録変更処理を可能にすることが望まれていた。
【0007】
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、記録処理を続行したまま、蓄積された記録ジョブに対する表示、変更等の記録処理を受け付けて、この処理の実行を可能にする柔軟な画像記録処理方法及び熱現像記録装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係る請求項1記載の画像記録処理方法は、画像情報源から送られた複数の画像情報を複数の記録ジョブとして発生させ、該記録ジョブを熱現像記録装置で実行することによって熱現像記録材料を露光して潜像を形成し、該潜像の形成された熱現像記録材料を加熱することで、熱現像による記録処理を順次実行する画像記録処理方法であって、前記記録処理の実行中に入力操作部からの操作指示を受け付けて、該操作指示の処理を前記記録処理と同時に実行することを特徴とする。
【0009】
この画像記録処理方法によれば、入力操作部からの操作指示を受けたときに、この操作指示の処理を、記録処理が実行中であっても、その記録処理と同時に実行される。これにより、記録処理の実行中か否かを意識することなく、任意のタイミングで入力操作部から操作指示を与えることが可能となる。
【0010】
請求項2記載の画像記録処理方法は、前記入力操作部からの操作指示を受けて、発生した記録ジョブを前記熱現像記録装置の表示部に一覧画像として表示させることを特徴とする。
【0011】
この画像記録処理方法によれば、入力操作部からの操作指示を受けて、発生した記録ジョブが表示部に一覧画像で表示されるので、ある記録ジョブが現在記録処理中か否か、或いは後何番目に記録処理が開始されるか等を知ることができ、これにより、記録処理を続行したまま、蓄積された未処理ジョブの状況が熱現像記録装置にて把握可能となる。
【0012】
請求項3記載の画像記録処理方法は、入力操作部からの操作を受けて、前記一覧画像の中から特定の記録ジョブが処理対象として選択され、該選択された処理対象ジョブが記録前の未処理状態である場合に、入力操作部からの操作指示に基づき、この処理対象ジョブを他の記録ジョブより優先して先に記録することを特徴とする。
【0013】
この画像記録処理方法によれば、特定の記録ジョブを他の記録ジョブより優先して先に記録することが可能であるので、緊急に記録したい記録ジョブが他のジョブより後に発生した場合であっても、この記録したい記録ジョブの実行順序を変更して、他の記録ジョブより優先して先に記録するこができる。
【0014】
請求項4記載の画像記録処理方法は、入力操作部からの操作を受けて、前記一覧画像の中から特定の記録ジョブが処理対象として選択され、該選択された処理対象ジョブが記録前の未処理状態である場合に、入力操作部からの操作指示に基づき、この処理対象ジョブを削除することを特徴とする。
【0015】
この画像記録処理方法によれば、表示部に表示された一覧画像の中から特定の記録ジョブを処理対象として選択したときに、この処理対象ジョブが未処理ジョブである場合に、この処理対象ジョブを削除できる。これにより、出力が不要となった記録ジョブを簡単に取り消すことができる。
【0016】
請求項5記載の画像記録処理方法は、入力操作部からの操作を受けて、前記一覧画像の中から特定の記録ジョブが処理対象として選択された場合に、入力操作部からの操作指示に基づき、この処理対象ジョブの詳細情報を表示することを特徴とする。
【0017】
この画像記録処理方法によれば、表示部に表示された一覧画像の中から特定の記録ジョブを処理対象として選択したときに、この処理対象ジョブが未処理ジョブである場合に、この処理対象ジョブの詳細情報(例えば、AEタイトル、別名、受付日時、画像情報源の識別子(IPアドレス)、状態、ファイルサイズ、プリント枚数等)を表示することができる。これにより、記録処理の有無や記録順番等の設定の際に、処理対象ジョブの内容を記録処理前に確認でき、無駄な記録を無くすことができる。
【0018】
請求項6記載の画像記録処理方法は、前記一覧画像を所定のタイミングで最新の記録ジョブの一覧に更新することを特徴とする。
【0019】
この画像記録処理方法によれば、記録ジョブの更新を所定のタイミングで行うことで、正確な記録ジョブの一覧を確認することができる。
【0020】
請求項7記載の画像記録処理方法は、前記一覧画像を、所定期間毎に自動更新することを特徴とする。
【0021】
この画像記録処理方法によれば、前記一覧画像を所定期間毎に自動更新することで、操作者が意識して更新させることがなくなり、常に正確な記録ジョブの一覧を確認することができる。
【0022】
請求項8記載の画像記録処理方法は、前記一覧画像を、入力操作部からの操作により指示された期間毎に自動更新することを特徴とする。
【0023】
この画像記録処理方法によれば、前記一覧画像の更新を任意の期間毎に行うことができるので、記録ジョブの処理頻度に応じた最適な更新期間を設定できる。
【0024】
請求項9記載の熱現像記録装置は、画像情報源から送られた複数の画像情報を複数の記録ジョブとして発生させ、該記録ジョブを熱現像記録装置で実行することによって熱現像記録材料を露光して潜像を形成し、該潜像の形成された熱現像記録材料を加熱することで、熱現像による記録処理を順次実行する熱現像記録装置であって、前記記録ジョブの状態を表示する表示部と、前記記録ジョブへの操作指示を入力する入力操作部と、請求項1〜請求項8のいずれか1項記載の画像記録処理方法に基づいて熱現像記録を制御する制御部とを具備したことを特徴とする。
【0025】
この熱現像記録装置によれば、表示部に表示された記録ジョブに対して、特定の記録ジョブに対する入力操作部からの操作指示を受けたときに、この操作指示の処理を、熱現像記録装置の記録処理中であっても、その記録処理と同時に実行する。これにより、記録処理の実行中か否かを意識することなく、任意のタイミングで入力操作部から操作指示を与えることが可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像記録処理方法及び熱現像記録装置の好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る熱現像記録装置の概略構造を説明する構成図、図2は熱現像記録装置の制御系を示すブロック図である。
まず、本画像記録処理方法が実行される熱現像記録装置の構成とその動作について説明する。
【0027】
図1に示す熱現像記録装置100は、湿式の現像処理を必要としない熱現像感光材料又は感光感熱記録材料等からなる熱現像記録材料を用い、画像情報源から入力される画像信号に基づいて画像露光部の出力光を変調しつつ走査露光し、熱現像記録材料上に潜像を形成した後、この熱現像記録材料を熱現像処理することで可視像を得、その後、常温まで冷却する。
【0028】
従って、この熱現像記録装置100は主に、熱現像記録材料の搬送方向順に、熱現像記録材料供給部Aと、画像露光部Bと、熱現像部Cと、冷却部Dとを備えており、また、各部間の要所に設けられ熱現像記録材料を搬送するための搬送手段と、各部を駆動し制御する電源/制御部Eとを備えている。
【0029】
また、上記熱現像記録装置100は、最下段に電源/制御部E、その上段に熱現像記録材料供給部A、さらにその上段に画像露光部Bと熱現像部Cと冷却部Dとを配置した構成となっており、画像露光部Bと熱現像部Cとを隣接させた配置としている。従って、露光工程と熱現像工程を短い搬送距離内で行うことができ、熱現像記録材料の搬送パス長を最短化し、1枚の出力時間を短縮することができる。また、1枚の熱現像記録材料に対して露光工程と熱現像工程との両工程を同時に実施することが可能となる。
【0030】
熱現像記録材料としては、前述の熱現像感光材料又は感光感熱記録材料等を使用することができる。熱現像感光材料は、光ビーム(例えば、レーザビーム)によって画像を記録(露光)し、その後、熱現像して発色させる記録材料である。また、感光感熱記録材料は、光ビームによって画像を記録し、その後、熱現像して発色させるか、或いは、レーザビームのヒートモード(熱)によって画像を記録すると同時に発色させ、その後、光照射で定着する記録材料である。
【0031】
熱現像記録材料供給部Aは、熱現像記録材料を一枚ずつ取り出して、熱現像記録材料の搬送方向の下流に位置する画像露光部Bに供給する部分であり、三つの装填部10a,10b,10cと、各装填部にそれぞれ配置される供給ローラ対13a,13b,13cと、不図示の搬送ローラ及び搬送ガイドとを有して構成される。また、三段構成となっている各装填部10a,10b,10cの内部には、異なる熱現像記録材料(例えば、B4サイズ、及び半切サイズ等)が収容されたマガジン15a,15b,15cが挿入され、各段に装填されたサイズや向きの、いずれかを選択的に使用できるようにしている。
【0032】
なお、上記熱現像記録材料は、シート状に加工され、通常、150枚等の所定単位の積層体(束)とされ、袋体や帯等で包装されてパッケージとされている。パッケージはそれぞれマガジンに収容されて熱現像記録材料供給部Aの各段に装填される。
【0033】
画像露光部Bは、熱現像記録材料供給部Aから搬送されてきた熱現像記録材料に対して光ビームLBを主走査方向に走査露光し、また、主走査方向に略直交する副走査方向(即ち、搬送方向)に搬送することで、所望の画像を熱現像記録材料に記録して潜像を形成する。
【0034】
熱現像部Cは、走査露光後の熱現像記録材料を搬送しながら昇温処理して、熱現像を行う。そして、冷却部Dにおいて現像処理後の熱現像記録材料を冷却して、排出トレイ17に搬出する。
【0035】
ここで、熱現像記録材料供給部Aと画像露光部Bとの間の搬送路には幅寄せ機構19が設けられており、熱現像記録材料供給部Aから搬入されてきた熱現像記録材料を、その幅方向端部を揃えた状態で画像露光部Bへ供給している。
【0036】
次に、画像露光部Bについて具体的に説明する。
画像露光部Bは、光ビーム走査露光によって熱現像記録材料を露光する部位であり、熱現像材料の搬送面からのばたつきを防止しつつ搬送するばたつき防止機構を有した副走査搬送部(副走査手段)27と、走査露光部(レーザ照射手段)29とを備えている。走査露光部29は、別途用意された画像データに従ってレーザの出力を制御しつつ、このレーザを走査(主走査)させる。このとき熱現像記録材料21を副走査搬送部27によって副走査方向に移動させる。
【0037】
副走査搬送部27は、照射するレーザ光の主走査ラインを挟んで、軸線がこの走査ラインに対して略平行に配置された2本の駆動ローラ31,33と、これら駆動ローラ31,33に対向して配置され、熱現像記録材料21を支持するガイド板35を備えている。ガイド板35は、各駆動ローラ31,33との間に挿入される熱現像記録材料21を、並設されたこれら駆動ローラ同士間の外側で該駆動ローラ周面の一部に沿って撓ませて、駆動ローラ同士間で熱現像記録材料21の撓みによる弾性反発力を当接して受け止めるようにしている。
【0038】
この撓みにより熱現像記録材料自身に弾性反発力が発生する。この弾性反発力により、熱現像記録材料21と駆動ローラ31,33との間に所定の摩擦力が生じ、駆動ローラ31,33から熱現像記録材料21へ確実に搬送駆動力が伝達されて、熱現像記録材料21が搬送されるようになる。従って、熱現像記録材料21の搬送面からのばたつき、即ち、上下方向のばたつきが確実に抑制される。この駆動ローラ同士間の熱現像記録材料21に向けてレーザ光を照射することで、露光位置ずれのない良好な記録が行えることになる。なお、駆動ローラ31,33は、図示しないモータ等の駆動手段の駆動力を、歯車やベルト等の伝達手段を介して受け、図1の時計回り方向へ回転するようになっている。
【0039】
次に、熱現像部Cについて説明する。
熱現像部Cは、熱処理を適用されるタイプの被熱処理熱現像記録材料を加熱するものであり、構成としては、熱現像記録材料21を処理するのに必要な温度となる加熱体としての熱現像記録材料の移送方向に並ぶ複数のプレートヒータ37a,37b,37cを湾曲させ、かつ、これらのプレートヒータ37a,37b,37cを一連の円弧状配置としている。
【0040】
即ち、このプレートヒータ37a,37b,37cを含む熱現像部Cの構成としては、図示されるように、各プレートヒータに凹面を設け、熱現像記録材料21をこのプレートヒータの凹面に対して接触させつつ滑らせて、相対的に移動させる。このときの熱現像記録材料21の移送手段として、供給ローラ39と、各プレートヒータから熱現像記録材料21への伝熱用でもある複数の押さえローラ41とを配設している。
【0041】
押さえローラ41は、歯車43に噛合して歯車43の回転に従動して回転駆動される。これらの押さえローラ41としては、金属ローラ、樹脂ローラ、ゴムローラ等が利用できる。この構成により、搬送される熱現像記録材料21がプレートヒータ37a,37b,37cに押し付けられつつ搬送されるので、熱現像記録材料21の座屈が防止される。なお、上記の湾曲プレートヒータは一例であり、この他、加熱手段としては平坦なプレートヒータや加熱ドラム等を用いる構成であってもよい。
【0042】
熱現像部C内における熱現像記録材料21の搬送路の終端には、熱現像記録材料を移送する排出ローラ45が配設されている。そして、熱現像部Cから搬出された熱現像記録材料21は、冷却部Dによってシワが発生しないように、かつ湾曲ぐせが付かないように注意しながら冷却される。冷却部Dから排出された熱現像記録材料21は搬送路途中に設けられた冷却ローラ対47によりガイドプレート49内に案内され、さらに、排出ローラ対51から排出トレイ17に排出される。
【0043】
このように冷却部D内には、複数の冷却ローラ対47が熱現像記録材料21の搬送経路に所望の一定曲率Rを与えるように配置されている。これは、熱現像記録材料21がその材料のガラス転移点以下に冷却されるまで一定の曲率Rにより搬送されるということであり、このように意図的に熱現像記録材料に曲率を付けることで、ガラス転移点以下に冷却される前に余計なカールが付かなくなり、ガラス転移点以下となれば、新たなカールが付くこともなく、カール量がばらつかない。
【0044】
また、冷却ローラ自体及び冷却部Dの内部雰囲気を温度調節している。このような温度調節は、熱処理装置の立ち上げ直後と十分にランニングを行った後との状態をなるべく同様なものにし、濃度変動を小さくすることができる。
【0045】
なお、熱現像記録材料21に対する画像記録に関しては、詳しくは、例えば、国際公開番号WO95/31754号の公報、国際公開番号WO95/30934号公報に記載されているので、必要に応じて適宜参照されたい。
【0046】
図2に示すように、熱現像記録装置100の制御部Eは、CPU61を有しており、このCPU61には、少なくとも記録処理プログラム記憶部63、操作説明画像記憶部65、テンポラリ記憶部67が接続されている。記録処理プログラム記憶部63は、記録ジョブの一覧画像の表示、未処理の記録ジョブの記録順位変更、記録ジョブの削除等、それぞれの記録処理方法に対応した処理プログラムを格納している。
また、操作説明画像記憶部65は、表示部73に表示する複数の操作説明画像を記憶している。そして、テンポラリ記憶部67は、熱現像記録装置100の記録動作中に、一時的に作られる記憶領域で、記録処理のための全記録ジョブ及びそれらの状態が格納される。ただし、画像情報自体は、容量が大きいために後述する画像記憶部77に格納され、また、記録が完了して出力された記録ジョブに対しては、自動的に削除される。
【0047】
上記制御部Eは、インターフェース(I/O)69を介して装置内の各部及び外部装置に接続される。即ち、インターフェース69には駆動部71が接続され、駆動部71は熱現像記録装置100の各駆動機構部分を駆動させる。
また、インターフェース69には、上記の他に、表示部73、入力操作部75、画像処理部79、画像記憶部77、画像情報源81や画像サーバ83等の外部装置等がそれぞれ接続されている。
【0048】
表示部73は、記録ジョブの実行状態、操作説明の画像を表示したり、操作説明画像や熱現像記録材料21への記録や熱現像の条件等を表示するもので、表示ドライバ75により駆動される。この表示部73としては、例えば液晶表示パネル等が用いられる。
【0049】
入力操作部75は、制御内容等の各種の入力事項を入力するもので、熱現像記録材料21への記録や熱現像の条件等を設定する他、各種記録処理に対する操作指示を入力可能としている。本実施の形態においては、入力操作部75は、表示部73の特定表示領域に重ねて設けられた複数の透明入力スイッチからなるタッチパネル方式となっている。
【0050】
また、画像記憶部77は、外部装置の画像情報源81から送られてきた画像情報を記憶するもので、画像処理部79は、画像記憶部77の画像情報や画像情報源81から入力された画像情報を記録処理可能な所定規格の画像データに処理するものである。
なお、本実施の形態では、画像処理部79が熱現像記録装置100側に設けた場合を例に説明するが、画像処理部79は画像情報源81側や外部装置との接続途中に設けてあってもよい。また、画像記憶部77に対しても、外部の画像サーバ83等に設けてあってもよい。
【0051】
制御部Eは、露光動作及び熱現像動作による記録処理中に、入力操作部75からの操作指示を受け付けて、記録ジョブの実行状態、操作説明の画像を表示部73に表示させる等の操作指示を実施するとともに、操作説明の画像に従って入力された入力操作部75からの操作指示に基いて、記録ジョブの実行内容を変更自在としている。即ち、記録処理と並行して操作指示の動作処理を可能にしている。
【0052】
図3は図1に示す熱現像記録装置が接続されるシステムの一例を示す構成図である。
上記のように構成された熱現像記録装置100は、図3に示すように、CT(コンピュータ トモグラフィー)装置81a、81b、MRI(核磁気共鳴イメージング)装置81c等の各種画像情報源(モダリティ)81等がLAN(Local Area Network)に接続されたシステムに組み込まれる。また、このシステムには、上記した画像サーバ83が設けられる場合もある。即ち、画像情報源81から得られた画像情報は、図2に示す画像記憶部77に格納されたり、画像処理部79によって特定の規格のデータ形式に処理されて画像記憶部77に格納される。
【0053】
上記システムに接続された熱現像記録装置100は、複数の画像情報源81から出力要求を受けた出力要求状態、画像情報源81からの画像転送状態や、画像処理部79による画像処理の実施状態や、画像の出力状態等の各種情報をテンポラリ記憶部67に記憶している。
【0054】
次に、熱現像記録装置100による画像記録処理方法を表示画面と共に説明する。
図4に表示部への表示内容と操作の実行手順を説明するフローチャート、図5〜図7に熱現像記録装置の表示部の表示内容を示した。
熱現像記録装置100は、記録処理実行中には図5に示す画面表示が表示部73になされる。この記録処理の続行中に、タッチパネル式の表示部73上に設けられた入力操作部75の一つであるハードディスクのアイコン75aが押下されると(st1)、記録処理プログラム記憶部63に記憶された特定のプログラムが実行され、この時点での全記録ジョブ及びその状態がテンポラリ記憶部67に保存される(st3)。そして、テンポラリ記憶部67に格納された全記録ジョブとその状態が図6に示す一覧画像として表示部73に表示される(st5)。
【0055】
この一覧画像が表示された表示部73には、入力操作部75である詳細表示アイコン75b、優先プリントアイコン75c、削除アイコン75d、更新アイコン75e、終了アイコン75f及びスクロールアイコン75g、75hが表示される。なお、記録ジョブが蓄積されていない場合には、図7に示すブランクの一覧画像が表示され、更新アイコン75e、終了アイコン75fのみが動作可能となる。
【0056】
入力操作部75が操作されると(st7)、その操作が可能か否かが判断される(st9)。即ち、選択された記録ジョブが、記録前の未処理ジョブである場合は優先プリントや削除等の操作処理を可能とし、既に出力を開始している記録ジョブや現在処理中の記録ジョブに対しては、上記操作処理を禁止する。入力された処理が可能な操作内容であれば、その操作が実行され(st11)、操作の禁止された操作内容であれば、再び一覧画像を表示する。
【0057】
ここで、入力操作部75によってなされる各操作内容について図8を用いてさらに詳しく説明する。
図8は操作内容の詳細な実行手順を説明するフローチャートである。
(詳細表示)
まず、図6に示す一覧画像において、例えばスクロールアイコン75g、75hが操作され、一覧画像の中から特定の記録ジョブ78が処理対象として選択され(st21)、この選択された記録ジョブ78が未処理ジョブである場合(st23)、例えば詳細表示アイコン75bが押下されると(st25)、記録処理プログラム記憶部63の詳細表示プログラムが実行され、テンポラリ記憶部67に格納された選択ジョブの詳細情報が図9に示すように表示部73に表示される(st27)。一方、選択された記録ジョブ78が未処理ジョブでなかった場合には一覧画像のままとなる。また、選択ジョブが未処理ジョブでなかった場合には、選択ジョブが詳細表示不可能である旨を表示部73に表示して、操作者へ誤入力を報知するようにしてもよい。さらには、必要に応じて画像処理中や出力中のジョブであっても詳細表示可能な構成にしてもよい。
【0058】
選択ジョブの詳細情報としては、例えば、AEタイトル(画像情報源のアプリケーション識別子(DICOM規格))、任意に設定可能な別名、出力要求を受けた受付日時、画像情報源の識別子(ネットワーク上のIPアドレス等)、記録ジョブの状態、フィルムサイズ、プリント枚数等が表示される。これらの表示に際しては、記録ジョブの一覧表示が操作指示されると、その時点での全記録ジョブ及びその状態がテンポラリ記憶部67に保存され、詳細情報表示の操作指示があった時点で、該当記録ジョブの識別番号を元に当該記録ジョブの詳細情報がテンポラリ記憶部76から参照されて表示される。
【0059】
(記録ジョブ削除)
図4に示した一覧画像の中から特定の記録ジョブ78が処理対象として選択され(st21)、この選択ジョブが未処理ジョブの場合(st23)、削除アイコン75dが押下されると(st25)、図10に示す削除確認画像が表示される(st29)。ここで、YESアイコン75iが押下されることにより、選択ジョブが削除される(st31)。より具体的には、記録ジョブの一覧表示が操作指示されると、その時点での全記録ジョブ及びその状態がテンポラリ記憶部67に保存され、削除の操作指示があった時点で、該当記録ジョブの識別番号を元に当該記録ジョブの削除が可能であるか否かが判断され、可能であれば当該記録ジョブの削除処理がなされる。一覧画像から削除処理が行われた場合、カーソル位置は変わらず、カーソル以降の記録ジョブ情報が一段上に繰り上がる。また、削除処理は、上記詳細情報の削除アイコン75dを押下することによっても同様な処理が行える。
一方、選択ジョブが未処理ジョブでなかった場合、或いは図10のNOアイコン75jが押下された場合には、元の一覧画像へと戻る。また、選択ジョブが未処理ジョブでなかった場合には、選択ジョブが削除不可能である旨を表示部73に表示して、操作者へ誤入力を報知するようにしてもよい。なお、削除処理中には、図11に示す処理中画像が表示部73に表示され、無用な入力を受け付けなくなる。
【0060】
(優先プリント)
図6に示した一覧画像の中から特定の記録ジョブ78が処理対象として選択され(st21)、この選択ジョブが未処理ジョブである場合(st23)、優先プリントアイコン75cが押下されると(st25)、この選択ジョブが他の未処理ジョブより優先して先に記録される。なお、選択ジョブが未処理ジョブでなかった場合には一覧画像のままとなる。
具体的には、記録ジョブの一覧表示が操作指示されると、その時点での全記録ジョブ及びその状態がテンポラリ記憶部67に保存され、優先記録の操作指示があった時点で、該当記録ジョブの識別番号を元に当該記録ジョブの優先記録処理が可能であるか否かが判断され、可能であれば、記録順位の変更がテンポラリ記憶部67でなされる(st33)。
【0061】
これにより、現在実行中の記録ジョブ終了の次に当該記録ジョブQの優先記録処理がなされる(st35)。また、優先処理は、図6に示した詳細情報の優先プリントアイコン75cを押下することによっても同様な処理が行えるようになっている。優先記録不可時には一覧画像の表示に戻る。また、その場合には、選択ジョブが優先記録不可能である旨を表示部73に表示して、操作者へ誤入力を報知するようにしてもよい。なお、優先処理による記録実行中には、図11に示す処理中画像が表示部73に表示され、無用な入力を受け付けなくなる。
そして、優先記録完了時には所定のソート条件に従って再ソートがなされる。優先記録完了後に表示される一覧画像では、その一覧画像のカーソルは優先記録を行った記録ジョブの位置に表示される。なお、詳細情報表示時には優先記録を行った記録ジョブの内容が表示される。これにより、記録して出力された画像が優先して出力させた画像であることを、他の記録ジョブと区別して表示して、操作者に明確に報知できる。
【0062】
この優先記録によれば、例えば図12にタスクスケジュールの一例を示すように、記録ジョブA,B,C,Dがこの順に記録要求があった場合、例えば記録ジョブBの記録処理中(或いは画像処理中)に優先プリントアイコン75cが押下されると、現在処理中の記録ジョブの次に控えている記録ジョブCが、優先指定された記録ジョブQを割り込ませるために繰り下げられる。従って、優先プリントアイコン75cの押下されたタイミングから、次に記録処理に投入できるタイミングに優先指定の記録ジョブQが投入されて記録処理される。この割り込み処理に伴って、本来の記録順では次の順番であった記録ジョブCと、記録ジョブCの次であった記録ジョブDとが、それぞれ記録ジョブQの後に繰り下げられて記録処理が実行される。
【0063】
(記録ジョブ更新)
図6に示した一覧画像の表示中又は図9に示した詳細情報の表示中に更新アイコン75eが押下されると、一覧画像又は詳細情報が最新の記録ジョブ内容に更新される。即ち、更新アイコン75eが押下された時点で、全記録ジョブ及びその状態がテンポラリ記憶部67に上書き保存されて更新され、その保存内容が一覧画像又は詳細情報として表示されることになる。従って、操作指示を入力した任意の時点での全記録ジョブの状態が正確に把握可能となる。
【0064】
なお、更新処理は、一定期間毎に自動更新されてもよい。この場合、全記録ジョブ及びその状態が一定時間間隔でテンポラリ記憶部67に上書き保存されて自動更新され、その保存内容が一定時間間隔で一覧画像又は詳細情報として表示されることになる。これにより、入力操作部75から操作指示を入力することなく一定間隔で常に最新の一覧画像が得られるようになる。
【0065】
また、自動更新処理を行う場合には、更新時間を任意に設定可能とすることが好ましい。この場合、入力操作部75からの操作により自動更新時間が入力されると、一覧画像が当該設定時間ごとに自動更新されるようになる。これにより、自動更新される時間が任意に設定可能となり、記録ジョブの処理頻度に応じた最適な更新期間が設定できる。
【0066】
このように、上記の熱現像記録装置100によれば、記録処理中であっても、入力操作部75からの操作指示を受け付けることができ、記録ジョブの実行状態が把握可能になるとともに、記録ジョブの実行内容が変更可能となる。また、操作説明の表示により操作自体が簡単化され、しかも、操作説明に従って入力操作部75から操作指示が入力されることで、記録処理中であっても、緊急に得たい画像情報の記録ジョブを最優先で実行したり、不要な画像情報の記録ジョブを削除したりすることが熱現像記録装置100側で行えるようになり、熱現像記録装置100が接続されているネットワークのサーバ等に操作指示を行うような煩雑な処理を行うことなく、簡単にしかも短時間で蓄積された未処理ジョブに対する柔軟な記録処理が可能となる。
【0067】
また、入力操作部75からの操作指示に基づき記録処理中ジョブ及び未処理ジョブが表示部73に一覧画像として表示され、記録処理を一時停止しなければ把握することのできなかった未処理ジョブの状態(例えば、現在記録処理中か否か、或いは後何番目に記録処理が開始されるか等)を、記録処理を続行したまま知ることが可能になる。このように、記録処理を続行したまま、蓄積された未処理ジョブの状況が熱現像記録装置で把握可能となり、円滑な医療行為を行うことができるようになる。
【0068】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係る画像記録処理方法によれば、記録処理の実行中に入力操作部からの操作指示を受け付けて、この操作指示の処理を記録処理と同時に実行することができる。つまり、入力操作部からの操作指示を受けたときに、この操作指示の処理を、記録処理が実行中であっても、その記録処理と同時に実行することができる。これにより、記録処理の実行中か否かを意識することなく、任意のタイミングで入力操作部から操作指示を与えることが可能となる。
【0069】
また、本発明に係る熱現像記録装置によれば、記録ジョブの状態を表示する表示部と、記録ジョブへの操作指示を入力する入力操作部と、上記画像記録処理方法に基づいて熱現像記録を制御する制御部とを具備したことで、表示部に表示された記録ジョブに対して、特定の記録ジョブに対する入力操作部からの操作指示を受けたときに、この操作指示の処理を、熱現像記録装置の記録処理中であっても、その記録処理と同時に実行することができる。これにより、記録処理を続行したままで、蓄積された記録ジョブに対する表示、変更等の柔軟な記録処理を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱現像記録装置の概略構造を説明する構成図である。
【図2】熱現像記録装置の制御系を示すブロック図である。
【図3】熱現像記録装置が接続されるシステムの構成図である。
【図4】表示部への表示内容と操作の実行手順を説明するフローチャートである。
【図5】プリント中の表示部に表示される画像の説明図である。
【図6】表示部に表示される一覧画像の説明図である。
【図7】表示部に表示されるジョブ無し画像の説明図である。
【図8】操作内容の詳細な実行手順を説明するフローチャートである。
【図9】表示部に表示される詳細情報の説明図である。
【図10】表示部に表示される削除確認画像の説明図である。
【図11】表示部に表示される処理待ち画像の説明図である。
【図12】本発明に係る熱現像記録装置のタスクスケジュールを表す説明図である。
【図13】従来装置におけるタスクリストを表す説明図である。
【図14】従来装置のタスクスケジュールを表す説明図である。
【符号の説明】
21 熱現像記録材料
73 表示部
75 入力操作部
81 画像情報源
100 熱現像記録装置
E 制御部
Claims (9)
- 画像情報源から送られた複数の画像情報を複数の記録ジョブとして発生させ、該記録ジョブを熱現像記録装置で実行することによって熱現像記録材料を露光して潜像を形成し、該潜像の形成された熱現像記録材料を加熱することで、熱現像による記録処理を順次実行する画像記録処理方法であって、
前記記録処理の実行中に入力操作部からの操作指示を受け付けて、該操作指示の処理を前記記録処理と同時に実行することを特徴とする画像記録処理方法。 - 前記入力操作部からの操作指示を受けて、発生した記録ジョブを前記熱現像記録装置の表示部に一覧画像として表示させることを特徴とする請求項1記載の画像記録処理方法。
- 入力操作部からの操作を受けて、前記一覧画像の中から特定の記録ジョブが処理対象として選択され、該選択された処理対象ジョブが記録前の未処理状態である場合に、入力操作部からの操作指示に基づき、この処理対象ジョブを他の記録ジョブより優先して先に記録することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像記録処理方法。
- 入力操作部からの操作を受けて、前記一覧画像の中から特定の記録ジョブが処理対象として選択され、該選択された処理対象ジョブが記録前の未処理状態である場合に、入力操作部からの操作指示に基づき、この処理対象ジョブを削除することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像記録処理方法。
- 入力操作部からの操作を受けて、前記一覧画像の中から特定の記録ジョブが処理対象として選択された場合に、入力操作部からの操作指示に基づき、この処理対象ジョブの詳細情報を表示することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像記録処理方法。
- 前記一覧画像を所定のタイミングで最新の記録ジョブの一覧に更新することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項記載の画像記録処理方法。
- 前記一覧画像を、所定期間毎に自動更新することを特徴とする請求項6記載の画像記録処理方法。
- 前記一覧画像を、入力操作部からの操作により指示された期間毎に自動更新することを特徴とする請求項6又は請求項7記載の画像記録処理方法。
- 画像情報源から送られた複数の画像情報を複数の記録ジョブとして発生させ、該記録ジョブを熱現像記録装置で実行することによって熱現像記録材料を露光して潜像を形成し、該潜像の形成された熱現像記録材料を加熱することで、熱現像による記録処理を順次実行する熱現像記録装置であって、
前記記録ジョブの状態を表示する表示部と、
前記記録ジョブへの操作指示を入力する入力操作部と、
請求項1〜請求項8のいずれか1項記載の画像記録処理方法に基づいて熱現像記録を制御する制御部とを具備したことを特徴とする熱現像記録装置。
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