JP2006268450A - プリントシステム及びプリント注文受付装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
プリント注文受付装置の設定が写真処理装置におけるプリント処理の状況に応じて自動的に切り換わるようにする。
【解決手段】
写真処理装置では、顧客が受付装置に対してプリント注文の受付を行う前において、特急モードでのプリント注文を受け付けた場合に、そのプリント注文に対応したプリント処理が終了するまでのプリント時間が算出される。そして、そのプリント時間を含む情報が写真処理装置から受付装置に送信されると、受付装置において、プリント時間と特急モード規定時間とを比較することによって、特急モードでのプリント注文の受付が可能であるか否かが判断される。受付装置のディスプレイに表示される「プリントモード選択画面」には、特急モードでのプリント注文の受付が可能である場合に限って、特急モードのプリントモードが選択可能になる。
【選択図】図17

Description

本発明は、顧客から写真プリントの注文を受け付け、その注文に基づいて写真プリントを作成するプリントシステムに関するものである。
近年のデジタルカメラの普及に伴い、デジタルカメラで撮影された画像データを、従来からの写真処理装置を用いて銀塩印画紙等に対して高い品質でプリントする要望が高まっている。従って、写真店には、複数のデジタル画像受付装置(プリント注文受付装置)と写真プリント装置(写真処理装置)とを備えたデジタル画像処理システム(プリントシステム)が設置されることが一般的になってきている(例えば、特許文献1参照)。このシステムでは、顧客によってデジタルカメラで撮影された画像データが保存されたメディアがセットされ、プリント枚数などの種々の指定を含むプリント注文が行われると、その注文に対応したプリント処理が写真処理装置で行われる。そして、写真店では、完成した写真プリントが顧客に手渡されると共に、プリント代金の精算が行われる。
プリント注文を行う顧客のなかには、完成した写真プリントを早急に取得したいと望む顧客もいる。従って、このような要望に応えるために、受付装置には、プリント注文の受け付けを行う際に、写真プリントが完成するまでの時間が互いに異なる複数のプリントモードのなかからいずれかを指定できるものがある。例えば、通常モードまたは特急モードのいずれかを指定可能な受付装置では、特急モードを指定することによって、顧客は写真プリントを通常モードを指定した場合よりも早く取得することが可能になる。
特開2003−75930号公報(図1)
しかしながら、プリント注文の受け付けを行う際に、既に特急モードでのプリント注文を受け付けている場合は、新規に特急モードでのプリント注文を受け付けた場合でも、そのプリント注文に対応したプリント処理を即座に開始することができないため、顧客に対して写真プリントを早急に手渡すことができないことがある。従って、写真店では、写真プリント装置におけるプリント処理の状況に応じて、店員によって特急モードでのプリント注文を受け付けない設定が受付装置に対して行われることが多い。つまり、店員は、写真プリント装置におけるプリント処理の状況を確認しながら、特急モードでのプリント処理が可能か否かを判断し、受付装置に対して特急モードでのプリント注文の有効または無効の設定を行う。
ここで、写真プリント装置におけるプリント処理の状況は刻々と変化するが、この変化にあわせて店員が受付装置に対する設定を変更するのは非常に困難である。そのため、実際には、写真プリント装置におけるプリント処理の状況は特急モードでのプリント注文を受付可能な状況であるにもかかわらず、受付装置に対して特急モードでのプリント注文を受け付けない設定が行われているために、特急モードでのプリント注文を受け付けることができないという問題が生じてしまう。
そこで、本発明の主な目的は、特急モードでの注文の受付の可否がプリント処理の状況に応じて自動的に切り換わる写真プリントシステム及びプリント注文受付装置を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
本発明のプリントシステムは、写真プリントの注文を受け付け、写真プリントを作成するプリントシステムにおいて、注文を受け付けてからプリント処理が完成するまでに要する時間に関して、通常モード及び通常モードよりも要する時間が短い特急モードの2つのモードを記憶するモード記憶手段と、前記モード記憶手段に記憶された2つのモードのいずれかでの注文を受け付ける注文受付手段と、プリント処理状況に関する情報に基づいて、特急モードでの注文の受付が可能であるか否かを判断し、特急モードでの注文の受付の可否を切り換える切り換え手段とを備えている。
本発明のプリント注文受付装置は、写真プリントの注文を受け付けるプリント注文受付装置において、注文を受け付けてからプリント処理が完成するまでに要する時間に関して、通常モード及び通常モードよりも要する時間が短い特急モードの2つのモードを記憶するモード記憶手段と、前記モード記憶手段に記憶された2つのモードのいずれかでの注文を受け付ける注文受付手段と、プリント処理状況に関する情報に基づいて、特急モードでの注文の受付が可能であるか否かを判断し、特急モードでの注文の受付の可否を切り換える切り換え手段とを備えている。
この構成によると、特急モードでの注文の受付の可否がプリント処理の状況に応じて自動的に切り換えられる。つまり、特急モードでの注文に対応したプリント処理が行われているかまたはプリント待ち状態である場合には、特急モードでの注文を受け付けても、その注文に対応したプリント処理を即座に行うことができない。従って、その注文に対応したプリント処理が終了するまでに長時間が必要な場合には、特急モードでの注文の受付が不可能になる。一方、特急モードでの注文に対応したプリント処理が行われてないでプリント待ち状態でもない場合には、特急モードでの注文を受け付けると、その注文に対応したプリント処理を速やかに行うことができる。従って、その注文に対応したプリント処理が終了するまでに長時間が必要でない場合には、特急モードでの注文の受付が可能になる。従って、オペレータ(写真店の店員)が特急モードでの注文の受付の可否を設定しなくても、プリント処理の状況に応じて最適な状態に自動的に切り換えられる。そのため、特急モードにおけるプリント処理が可能である(写真プリントを顧客に対して早急に手渡すことができる)場合に限って、特急モードでの注文を受け付けることが可能になる。つまり、特急モードにおけるプリント処理が不可能である(写真プリントを顧客に対して早急に手渡すことができない)にもかかわらず、特急モードでの注文を受け付けてしまうのを防止することができる。また、顧客は、プリント処理の状況に応じた最適な注文方法を選択できる。
本発明のプリントシステムにおいて、注文を受け付ける前において、特急モードでの注文を受け付けた場合に、その注文に対応したプリント処理が完成するまでのプリント時間を算出する算出手段と、特急モードでの注文に対応したプリント処理が完成するまでに要する時間としてあらかじめ設定された規定時間を記憶する所要時間記憶手段とをさらに備え、前記切り換え手段は、前記プリント時間が前記規定時間と同じまたはそれより短い場合に、特急モードでの注文の受付が可能であると判断し、特急モードでの注文の受付が可能になるように切り換えてもよい。
本発明のプリント注文受付装置において、注文を受け付ける前において、特急モードでの注文を受け付けた場合に、その注文に対応したプリント処理が完成するまでのプリント時間を算出する算出手段と、特急モードでの注文に対応したプリント処理が完成するまでに要する時間としてあらかじめ設定された規定時間を記憶する所要時間記憶手段とをさらに備え、前記切り換え手段は、前記プリント時間が前記規定時間と同じまたはそれより短い場合に、特急モードでの注文の受付が可能であると判断し、特急モードでの注文の受付が可能になるように切り換えてもよい。
この構成によると、特急モードでの注文に対応したプリント処理が終了するまでのプリント時間と規定時間とを比較することによって、特急モードでの注文の受付が可能であるか否かを容易に判断することができる。
本発明のプリントシステムにおいて、注文画面を表示するディスプレイをさらに備え、前記ディスプレイには、前記規定時間が表示されてもよい。
本発明のプリント注文受付装置において、注文画面を表示するディスプレイをさらに備え、前記ディスプレイには、前記規定時間が表示されてもよい。
この構成によると、顧客は、ディスプレイに表示された時間を見ることによって、特急モードでの注文に対応したプリント処理に要する時間を確認することができる。従って、この時間を確認した上で、特急モードでの注文を行うか否かを判断することができる。また、特急モードでの注文を行った場合に、顧客が写真プリントを受け取りに来るタイミングを知ることができる。
本発明のプリントシステムにおいて、前記切り換え手段は、前記プリント時間が前記規定時間より長い場合に、特急モードでの注文の受付が不可能であると判断し、特急モードでの注文の受付が不可能になるように切り換えてもよい。
本発明のプリント注文受付装置において、前記切り換え手段は、前記プリント時間が前記規定時間より長い場合に、特急モードでの注文の受付が不可能であると判断し、特急モードでの注文の受付が不可能になるように切り換えてもよい。
この構成によると、特急モードでの注文に対応したプリント処理が終了するまでのプリント時間と規定時間とを比較することによって、特急モードでの注文の受付が不可能であるか否かを容易に判断することができる。
本発明のプリントシステムにおいて、前記所要時間記憶手段に記憶される時間の変更可能範囲を記憶する変更範囲記憶手段と、前記所要時間記憶手段に記憶される時間を変更する変更手段とをさらに備え、前記プリント時間が前記規定時間より長く且つ前記変更範囲記憶手段に記憶された変更可能範囲内である場合に、前記変更手段は、前記所要時間記憶手段に記憶される時間を前記プリント時間に変更すると共に、前記切り換え手段は、特急モードでの注文の受付が可能であると判断し、特急モードでの注文の受付が可能になるように切り換えてもよい。
本発明のプリント注文受付装置において、前記所要時間記憶手段に記憶される時間の変更可能範囲を記憶する変更範囲記憶手段と、前記所要時間記憶手段に記憶される時間を変更する変更手段とをさらに備え、前記プリント時間が前記規定時間より長く且つ前記変更範囲記憶手段に記憶された変更可能範囲内である場合に、前記変更手段は、前記所要時間記憶手段に記憶される時間を前記プリント時間に変更すると共に、前記切り換え手段は、特急モードでの注文の受付が可能であると判断し、特急モードでの注文の受付が可能になるように切り換えてもよい。
この構成によると、特急モードでの注文を受け付けた場合に、規定時間よりも長くかかるとしても、写真プリントを変更可能範囲内の時間にユーザに対して手渡すことができる場合には、特急モードでの注文の受け付けを可能にすることによって、特急モードでの注文を受け付けることができる。
本発明のプリントシステムにおいて、注文画面を表示するディスプレイをさらに備え、前記ディスプレイには、前記プリント時間が表示されてもよい。
本発明のプリント注文受付装置において、注文画面を表示するディスプレイをさらに備え、前記ディスプレイには、前記プリント時間が表示されてもよい。
この構成によると、顧客は、ディスプレイに表示された時間を見ることによって、特急モードでの注文に対応したプリント処理に要する時間を確認することができる。従って、この時間を確認した上で、特急モードでの注文を行うか否かを判断することができる。また、特急モードでの注文を行った場合に、顧客が写真プリントを受け取りに来るタイミングを知ることができる。ここで、特急モードでの注文を受け付けた場合に、例えば他の注文に対応したプリント処理が行われていることにより、その注文に対応したプリント処理に要する時間(プリント時間)が通常の場合(規定時間)よりも長くかかることになるが、顧客は、特急モードでの注文を行う前に、この時間を確認しているので問題は生じない。
本発明のプリントシステムにおいて、前記変更手段は、前記プリント時間が前記規定時間と同じまたはそれより短くなった時点で、前記所要時間記憶手段に記憶された時間を前記規定時間に変更してもよい。
本発明のプリント注文受付装置において、前記変更手段は、前記プリント時間が前記規定時間と同じまたはそれより短くなった時点で、前記所要時間記憶手段に記憶された時間を前記規定時間に変更してもよい。
この構成によると、プリント時間が、規定時間よりも長く且つ変動可能範囲内である状態から、写真処理装置のプリント処理の状況が変化することによって、規定時間と同じまたはそれより短くなった時点で、所要時間記憶手段に記憶された時間が規定時間に変更される。従って、特急モードでの注文の受付の可否がプリント処理の状況に応じて最適な状態に自動的に切り換えられる。
本発明のプリントシステムにおいて、前記切り換え手段は、前記プリント時間が前記規定時間より長く且つ前記変更範囲記憶手段に記憶された変更可能範囲内でない場合に、特急モードでの注文の受付が不可能であると判断し、特急モードでの注文の受付が不可能になるように切り換えてもよい。
本発明のプリント注文受付装置において、前記切り換え手段は、前記プリント時間が前記規定時間より長く且つ前記変更範囲記憶手段に記憶された変更可能範囲内でない場合に、特急モードでの注文の受付が不可能であると判断し、特急モードでの注文の受付が不可能になるように切り換えてもよい。
この構成によると、特急モードでの注文に対応したプリント処理が終了するまでのプリント時間と規定時間とを比較することによって、特急モードでの注文の受付が不可能であるか否かを容易に判断することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るデジタル画像処理システムの外観斜視図である。図2は、図1に示すデジタル画像処理システムの構成を示す図である。
〔デジタル画像処理システム〕
図1に示すデジタル画像処理システム(プリントシステム)は、複数のプリント注文受付装置R(以下、受付装置Rと略称する)と、銀塩式の印画紙1に画像データのプリントを行うデジタル型の写真処理装置Pと、これらの間で情報のアクセスを行う通信ネットワークN(図2参照)とを備えている。
デジタル画像処理システムは、写真店に設置されるのが一般的であり、このシステムでは、デジタルカメラで撮影された画像データを保存したスマートメディアSM、コンパクトフラッシュ(登録商標)CF、メモリースティックMS、PCカードPC−Cや、画像データを保存したCD−ROM、MO等の記憶媒体(以下、これらをメディアMと総称する)からの画像データに基づくプリント注文を受付装置Rで受付けることができる。
また、このシステムでは、この受付時に発行される受付証re(図16参照)を顧客が図1に示すサービスカウンターCで写真店の担当者に提示することにより、その担当者が受付証reにプリントされた情報に基づき、完成した写真プリントを受付証reを提示した顧客に対して代金と引き換えに手渡す処理が行われる。
〔写真処理装置P〕
まず、写真処理装置Pの構成について、図1及び図2を参照して説明する。写真処理装置Pは、テーブル上に配置されたオペレート部Poと現像処理部Pdとが一体化された装置本体と、この装置本体から分離した位置のスキャナーユニットPsとを備えている。
オペレート部Poには、印画紙マガジン5からの印画紙1をプリントサイズに切断してデジタル型の露光ヘッド6に供給する露光系が内装されている。また、オペレート部Poは、CD−ROMまたはDVDからの情報の読出し、及び、CD−Rに対する情報の書き込みを行うコンボドライブ10と、スマートメディアSM、コンパクトフラッシュ(登録商標)CF及びMO等の各種メディアに対応した複数のマルチドライブ11と、画像データや各種情報の表示を行うディスプレイ12と、キーボード13と、マウス14と、マイクロプロセッサを有する制御部15を備えている。
制御部15は、汎用コンピュータを用いて構成されており、各種のソフトウエアの作動が可能になっている。制御部15は、画像処理ソフトによって、スキャナユニットPsでデジタル信号化された画像データの補正や、必要な場合には画像データのトリミングを行い、この処理の結果を制御部15の半導体メモリやハードディスクに保存し、印画紙1に対する画像データの露光時に露光ヘッド6に転送することができる。
また、制御部15は、作業領域が形成されるRAM型の半導体メモリや、プログラムやパラメータが保存されるROM型の半導体メモリの総称としてのメモリ(図示しない)を備えると共に、ハードウエアまたはソフトウエア、あるいは、ハードウエアとソフトウエアとの組合わせによって、算出部71と、送受信部72とが形成されている(図4参照)。
また、現像処理部Pdには、露光ヘッド6で露光された印画紙1の現像処理を行う現像処理槽7が内装されている。現像処理部Pdでは、現像処理槽7で現像処理が行われた印画紙1が、乾燥された後で、現像処理部Pdの上面の横送りコンベア8に送出される。そして、横送りコンベア8からの印画紙1が仕分けコンベア9に送出される。
スキャナーユニットPsは、底部にキャスタを備えた筐体17の上面に対して交換自在にフィルムキャリア18を備えると共に、筐体内部に光学レンズやCCD等の光電変換素子を有する光電変換部(図示しない)を備えている。また、筐体内部に備えた光源から光ファイバーを介して送られる光線をフィルムキャリア18の上面側に導くアーム19を備えている。
そして、写真フィルム2のスキャニングを行う場合には、ネガティブフィルムまたはポジティブフィルムをフィルムキャリア18にセットし、このフィルムキャリア18で設定速度で移動させながらアーム19の先端から下方に向けて照射する光線により、写真フィルム2の各コマの画像データを光電変換部でデジタル信号化し、ケーブル20を介して制御部15に転送し得るよう構成されている。
〔受付装置R〕
次に、受付装置Rの構成を図3を参照して説明する。受付装置Rは、図3に示すように、筐体21の上面に配置され且つタッチパネル22が形成された液晶型のディスプレイ23と、筐体21の前面に設けられた媒体ドライブとしての複数のメディアドライブ24と、筐体21の上面におけるディスプレイ23より前面側に設けられ且つ受付証reを発行する熱転写式の受付証プリンタ25と、筐体21の内部に内蔵されたコントローラ26とを備えている。なお、複数のメディアドライブ24は、スマートメディアSM、コンパクトフラッシュ(登録商標)CF、メモリスティックMS、メディアMのアタッチメントとして機能するPCカードPC−C、CD−ROM、MO等のそれぞれに対応している。
コントローラ26は、メディアドライブ24との情報のアクセス及びタッチパネル22との情報のアクセスが可能であると共に、ディスプレイ23に対する画像データの出力及び受付証プリンタ25に対する情報の出力が可能である。また、コントローラ26は、作業領域が形成されるRAM型の半導体メモリや、プログラムやパラメータが保存されるROM型の半導体メモリの総称としてのメモリ(図示しない)を備えると共に、ハードウエアまたはソフトウエア、あるいは、ハードウエアとソフトウエアとの組合わせによって、モード記憶部81と、所要時間記憶部82と、変更範囲記憶部83と、変更部84と、切り換え部85と、注文受付部86と、送受信部87とが形成されている(図4参照)。
次に、写真処理装置Pの制御部15及び受付装置Rのコントローラ26の構成について、図4を参照して説明する。図4は、写真処理装置の制御部及び受付装置Rのコントローラの構成を示すブロック図である。なお、図4では、1台の受付装置Rだけが図示されているが、その他の受付装置Rにおいても同様である。
モード記憶部81は、受付装置Rでプリント注文を受け付けてから写真処理装置Pでのプリント処理が完了するまでに要する時間に関して、通常モード及び通常モードよりも要する時間が短い特急モードの2つのモードを記憶する。ここで、通常モード及び特急モードでのプリント注文に対応したプリント処理に要する時間は同じであるが、通常モードでのプリント注文を受け付けた場合には、その受付からプリント処理開始までの時間が長く設定されており、特急モードでのプリント注文を受け付けた場合には、その受付からプリント処理開始までの時間が短く設定されているので、プリント注文の受付からプリント処理の完了までの時間に差が出る。
所要時間記憶部82は、通常モードまたは特急モードでのプリント注文にそれぞれ対応したプリント処理に要する時間を記憶する。所要時間記憶部82は、通常モード記憶部82aと、特急モード記憶部82bとを有している。本実施の形態では、通常モード記憶部82aは、通常モード規定時間として20分を記憶しており、特急モード記憶部82bは、特急モード規定時間として5分を記憶している。なお、通常モード規定時間及び特急モード規定時間は変更可能である。
変更範囲記憶部83は、特急モードでのプリント注文を受け付けた場合に、このプリント注文に対応したプリント処理に要する時間として許容される時間の範囲を記憶する。変更範囲記憶部83は、最短時間記憶部83aと、最長時間記憶部83bとを有しており、最短時間記憶部83aに記憶された最短時間から最長時間記憶部83bに記憶された最長時間までの範囲が変更可能範囲となる。本実施の形態では、最短時間記憶部83aは、最短時間として特急モード規定時間と同じ5分を記憶しており、最長時間記憶部83bは、最長時間として10分を記憶している。
変更部84は、写真処理装置Pから送信されたプリント時間が特急モード規定時間より長く且つ最長時間と同じまたはそれより短い場合に、特急モード記憶部82bに記憶されている時間を、特急モード規定時間からそのときのプリント時間に変更する。変更部84は、その後、写真処理装置Pから送信されたプリント時間が特急モード規定時間と同じまたはそれより短くなった時点で、特急モード記憶部82bに記憶されている時間を、特急モード規定時間に変更する。
切り換え部85は、写真処理装置Pから送信されたプリント時間が、特急モード規定時間と同じまたはそれより短い場合、または、特急モード規定時間より長く且つ最長時間と同じまたはそれより短い場合に、注文受付部87による特急モードでのプリント注文の受付が可能であると判断し、注文受付部87による特急モードでのプリント注文の受け付けが可能になるように切り換える。一方、切り換え部85は、写真処理装置Pから送信されたプリント時間が最長時間より長い場合に、注文受付部86による特急モードでのプリント注文の受け付けが不可能であると判断し、注文受付部86による特急モードでのプリント注文の受け付けが不可能になるように切り換える。
注文受付部86は、受付装置Rのディスプレイに対する操作によって受け付けた種々の注文内容(プリントサイズ、プリントモード、プリント枚数などの指定を含む)を記憶する。
送受信部87は、写真処理装置Pから送信されるプリント時間を含む情報などを受信すると共に、プリント注文に基づく種々の設定を写真処理装置Pに送信する。
算出部71は、顧客が受付装置Rに対してプリント注文の受付を行う前において、特急モードでのプリント注文を受け付けた場合に、そのプリント注文に対応したプリント処理が終了するまでのプリント時間を算出する。本実施の形態では、算出部71は、プリント時間が、写真処理装置Pにおけるプリント処理の状況に応じて変化するように、所定時間(例えば1分)間隔で算出される。
送受信部72は、算出部71によりプリント時間が算出される度に、その算出されたプリント時間を受付装置Rに送信すると共に、受付装置Rから送信されるプリント注文に基づく種々の設定を受信する。
〔受付装置Rでの注文受付〕
次に、受付装置Rにおけるプリント注文の受付の手順について、図5〜図16を参照して説明する。図5は、受付装置におけるプリント注文の受付の手順を示すフローチャートである。図6〜図15は、注文受付の際に受付装置のディスプレイに表示される表示画面の一例である。図16は、受付証の一例を示す図である。
受付装置Rでは、待機状態においては、図6に示すように、受付装置Rの機能や写真店のロゴマーク等を含む待機画面(初期画面)が表示される(ステップS1)。そして、顧客が画像のプリントの注文を行う場合には、ディスプレイ23のタッチパネル22に指を接触させることにより、図7に示す「サービス選択画面」が表示される(ステップS2)。この画面には、「サービスを選択して下さい」とのメッセージと共に、プリントの受付を行わせるプリント受付スイッチ部45aと、メディア保存受付を行わせるメディア保存受付スイッチ部45bとが表示され、顧客に選択を求める。なお、メディア保存受付スイッチ部45bが操作された場合には、メディアMに保存された画像データを、写真処理装置Pに転送して、写真処理装置PにおいてCD−RやMOに保存する処理が行われるが、プリントを受付ける処理と基本的に同じ処理形態であるので、詳細な説明は省略する。
「サービス選択画面」が表示された状態で、プリント受付スイッチ部45aが操作された場合には、図8に示す「メディア選択画面」が表示される(ステップS3)。この「メディア選択画面」には、「メディアを選択して下さい」とのメッセージと共に、メディアを選択する複数のスイッチ部47が表示され、顧客に選択を求める。この「サービス選択画面」の下側には処理を中止する中止ボタン48と、前の処理に戻る戻るボタン49とが表示され、これら中止ボタン48と戻るボタン49とは、後述する処理においても同じ位置に表示され、操作することにより同様に機能する。
そして、「メディア選択画面」が表示された状態で、顧客が使用するメディアに対応するスイッチ部47が操作された場合には、図9に示す「メディアセット案内画面」が表示される(ステップS4)。この画面には、「メディアをセットしてOKボタンを押して下さい」とのメッセージと共に、対応するメディアをセットする際の具体的な画像が表示される。
「メディアセット案内画面」にしたがってメディアMがセットされ、顧客がOKボタン50を操作することで、セットされたメディアMから画像データを読出した後(ステップS5)、図10に示す「プリントサイズ選択画面」が表示される(ステップS6)。この画面には、「プリントサイズを選択して下さい」とのメッセージと共に、複数のプリントサイズに対応したサイズ指定スイッチ部51が表示され、顧客に選択を求める。「プリントサイズ選択画面」のサイズ指定スイッチ部51には、プリントサイズを示す「L版」や「2L版」の文字の他に、プリントサイズを示す数値、プリントの単価及びプリントの基本料金などが表示される。
そして、「プリントサイズ選択画面」が表示された状態で、いずれか1つのサイズ指定スイッチ部51が操作された場合には、図11に示す「プリントモード選択画面」が表示される(ステップS7)。この画面には、「プリントモードを選択して下さい」とのメッセージと共に、2つのプリントモードに対応したモード指定スイッチ部52が表示され、顧客に選択を求める。「プリントモード選択画面」のモード指定スイッチ部52には、プリントモードを示す「通常モード」や「特急モード」の文字の他に、各モードでのプリント処理に要する時間及び特急モードにおける追加料金などが表示される。なお、本実施の形態のように、プリント時間が特急モード規定時間よりも長く且つ最長時間より短いときに、特急モードでのプリント注文を受け付ける場合には、その時間に応じて、特急モードにおける追加料金が変更されてもよい、
「プリントモード選択画面」が表示された状態で、モード指定スイッチ部52が操作された場合には、図12に示す「プリント枚数設定画面」が表示される(ステップS8)。この画面には、「プリント枚数を設定して下さい」とのメッセージと共に、メディアMから読出された複数の画像データがサムネイル画像Sとが表示される。
「プリント枚数設定画面」では、各サムネイル画像Sのフレーム54の上段に画像データを特定するファイルの名称とファイルの種類を示す拡張子とが表示され、フレーム54の下段にはプリント枚数を示す数値を表示する枚数表示エリア55が設けられている。また、このプリント枚数表示エリア55を挟む位置にプリント枚数を1枚ずつ増加させる+ボタン56と、プリント枚数を1枚ずつ減少させる−ボタン56とが表示されている。
また、この画面下端部近傍には、中止ボタン48と、戻るボタン49と、更新スイッチとして機能する次へボタン53と、全てのプリント枚数を1枚ずつ増加させる全体+ボタン57と、全てのプリント枚数を1枚ずつ減少させる全体−ボタン57とが表示されると共に、その中央位置に情報エリアDEが表示される。情報エリアDEには、選択されたプリントサイズの情報、設定されたプリントの合計枚数、プリントに要する合計金額、ページを示す数字が表示される。
「プリント枚数設定画面」が表示された状態で、全てのプリントすべき画像データの選択が終了し、OKボタン50が操作されると、図13に示す「注文内容確認画面」が表示される(ステップS9)。この画面には「注文の内容を確認して下さい」とのメッセージと共に、顧客が受付装置Rから入力したプリントの詳細と金額とを一覧化した確認シート65が表示される。そして、この表示内容に誤りがなければOKボタン50を操作することで、オーダ情報と画像データとにID情報を付与した形態のフォルダが新たに生成され、これらの情報が写真処理装置Pに送信される。
「注文内容確認画面」が表示された状態で、OKボタン50が操作されると、図14に示す「メディア抜取り案内画面」が表示される(ステップS10)。この画面には「メディアを抜取って下さい」とのメッセージが表示され、この表示にしたがいメディアを抜取り、OKボタン50を操作することで、図15に示す「受付発行案内画面」が表示される(ステップS11)。この画面には「受付証を発行中です、しばらくお待ち下さい」及び「受付証はカウンタに持参して下さい」のメッセージが表示され、所定の時間が経過すると受付証プリンタ25で受付証reがプリントされて送出される(ステップS12)。このように受付証reが発行されると、受付処理の全てが終了して待機画面に復帰する。
受付証reは、図16に示すように、受付証本体と、お客様控えとが連なった形態となっており、お客様名、電話番号、受付ID、端末ID、受付日、注文番号等の他に注文の詳細を示す内容がプリントされている。なお、即日に写真のプリントを手渡せない場合には、受付証本体と、お客様控えとを切り離し、受付証本体をDP店の控えとして残し、お客様控えを顧客に手渡す処理も可能にしている。
次に、受付装置Rにおける「プリントモード選択画面」の表示及びプリントモードの指定手順について、図17及び図18を参照して説明する。図17は、受付装置Rにおける「プリントモード選択画面」の表示及びプリントモードの指定手順を示すフローチャートである。図18は、受付装置Rにおける「プリントモード選択画面」の表示及びプリントモードの指定手順を説明するための図である。なお、図17及び図18では、説明を分かりやすくするために、写真処理装置Pにおけるプリント動作が行われていない状態で、受付装置Rに対してプリント注文が行われる場合を説明する。
まず、受付装置Rのディスプレイに「プリントモード選択画面」の表示を行う前に、特急モードでのプリント注文の受け付けが可能であるか否かを検知する必要がある。そこで、写真処理装置Pにおけるプリント処理の状況を確認するために、写真処理装置Pにおけるプリント待ちのオーダー登録が確認される。具体的には、特急モードでのプリント注文に対応したオーダーがプリント待ちであるか否かが判断される(ステップS101)。ここで、図18(a)は、写真処理装置Pには通常モードでのプリント注文に対応したオーダーAがプリント待ちである状態において、特急モードでのプリント注文に対応したオーダーBの受け付けが行われる状況を示している。
そして、特急モードでのプリント注文に対応したオーダーがプリント待ちでない場合には(S101:NO)、特急モードでのプリント注文を受け付けたときに、そのプリント注文に対応したプリント処理に要するプリント時間が算出される(ステップS102)。図18(a)では、写真処理装置Pにおいて、プリント待ち状態の特急モードでのプリント注文に対応したオーダーはないので、特急モードでのプリント注文を受け付けた場合には、そのプリント注文に対応したプリント処理を即座に行うことができる。従って、写真処理装置Pでは、プリント時間は特急モード記憶部82bに記憶された特急モード規定時間と同じ時間の5分と算出される。その後、写真処理装置Pから受付装置Rに対して、プリント時間は5分であるとの情報が送信される(ステップS103)。
すると、受付装置Rに送信されたプリント時間は5分であり、これは特急モード規定時間の5分と同じであるので、切り換え部85は特急モードでのプリント注文の受け付けは可能であると判断する(ステップS104)。そして、切り換え部85は特急モードでのプリント注文の受け付けを可能にするために、「プリントモード選択画面」には、通常モード及び特急モードの2つのモード指定スイッチ部52を表示する(ステップS105)。
従って、図18(a)の状況では、顧客は、オーダーBの画像に関しては、通常モードでのプリント注文及び特急モードでのプリント注文のいずれかを選択して、プリント注文の受け付けを行うことができる(ステップS106)。そして、オーダーBのプリント注文が特急モードで受け付けられた場合には、特急モードでのプリント注文に対応したオーダーBのプリント処理は、通常モードでのプリント注文に対応したオーダーAのプリント処理よりも先に行われる。
一方、特急モードでのプリント注文に対応したオーダーがプリント待ちである場合には(S101:YES)、そのプリント待ちのオーダーは1つか否かが判断される(ステップS107)。そして、プリント待ちの特急モードでのプリント注文に対応したオーダーが1つである場合には(S107:YES)、特急モードでのプリント注文を受け付けたときに、そのプリント注文に対応したプリント処理に要するプリント時間が算出される(ステップS108)。
図18(b)では、写真処理装置Pにおいて、プリント待ち状態の特急モードでのプリント注文に対応したオーダーは1つあるので、特急モードでのプリント注文を受け付けた場合には、そのプリント注文に対応したプリント処理を即座に行うことはできないで、既にプリント待ち状態の特急モードでのプリント注文に対応したオーダーのプリント処理が終了した後で行われることになる。従って、写真処理装置Pでは、プリント時間は特急モード記憶部82bに記憶された特急モード規定時間の2倍の時間の10分と算出される。その後、写真処理装置Pから受付装置Rに対して、プリント時間は10分であるとの情報が送信される(ステップS109)。
すると、受付装置Rに送信されたプリント時間は10分であり、これは特急モード規定時間の5分より長く且つ最長時間の10分と同じであるので、変更部84は特急モード記憶部82bに記憶された時間をプリント時間の10分に変更する(ステップS110)。その後、切り換え部85は特急モードでのプリント注文の受け付けは可能であると判断する(ステップS111)。そして、切り換え部85は特急モードでのプリント注文の受け付けを可能にするために、「プリントモード選択画面」には、通常モード及び特急モードの2つのモード指定スイッチ部52を表示する(ステップS112)。
従って、図18(b)の状況では、顧客は、オーダーCの画像に関しては、通常モードでのプリント注文及び特急モードでのプリント注文のいずれかを選択して、プリント注文の受け付けを行うことができる(ステップS106)。そして、オーダーCのプリント注文が特急モードで受け付けられた場合には、特急モードでのプリント注文に対応したオーダーCのプリント処理は、特急モードでのプリント注文に対応したオーダーBのプリント処理の後であって、通常モードでのプリント注文に対応したオーダーAのプリント処理よりも先に行われる。
なお、変更部84は、写真処理装置Pから送信されたプリント時間が特急モード規定時間の5分と同じまたはそれより短くなった時点で、特急モード記憶部82bに記憶された時間を、元の特急モード規定時間の5分に変更する。
また、プリント待ちの特急モードでのプリント注文に対応したオーダーが1つではない(2つ以上)である場合には(S107:NO)、特急モードでのプリント注文を受け付けたときに、そのプリント注文に対応したプリント処理に要するプリント時間が算出される(ステップS113)。
図18(c)では、写真処理装置Pにおいて、プリント待ち状態の特急モードでのプリント注文に対応したオーダーは2つあるので、特急モードでのプリント注文を受け付けた場合には、そのプリント注文に対応したプリント処理を即座に行うことはできないで、既にプリント待ち状態の特急モードでのプリント注文に対応したオーダーのプリント処理が終了した後で行われることになる。従って、写真処理装置Pでは、プリント時間は特急モード記憶部82bに記憶された特急モード規定時間の3倍の時間の15分と算出される。その後、写真処理装置Pから受付装置Rに対して、プリント時間は15分であるとの情報が送信される(ステップS114)。
すると、受付装置Rに送信されたプリント時間は15分であり、これは最長時間の10分よりも長いので、切り換え部85は特急モードでのプリント注文の受け付けは不可能であると判断する(ステップS115)。そして、切り換え部85は特急モードでのプリント注文の受け付けを不可能にするために、「プリントモード選択画面」には、特急モードのモード指定スイッチ部を表示しないで、通常モードのモード指定スイッチ部だけを表示する(ステップS116)。
従って、図18(c)の状況では、顧客は、オーダーDの画像に関しては、通常モードでのプリント注文の受け付けしか行うことはできない(ステップS106)。
以上説明したように、本実施の形態のプリントシステムでは、受付装置Rにおいて特急モードでのプリント注文の受付の可否が、写真処理装置Pにおけるプリント処理の状況に応じて自動的に切り換えられる。つまり、写真処理装置Pにおいて、特急モードでのプリント注文に対応したプリント処理が行われているかまたはプリント待ち状態である場合には、特急モードでのプリント注文を受け付けても、そのプリント注文に対応したプリント処理を即座に行うことができない。従って、そのプリント注文に対応したプリント処理が終了するまでに長時間が必要な場合には、受付装置Rにおいて特急モードでのプリント注文の受付が不可能になる。一方、写真処理装置Pにおいて、特急モードでのプリント注文に対応したプリント処理が行われてないで且つプリント待ち状態でもない場合には、特急モードでのプリント注文を受け付けると、そのプリント注文に対応したプリント処理を速やかに行うことができる。従って、そのプリント注文に対応したプリント処理が終了するまでに長時間が必要でない場合には、受付装置Rにおいて特急モードでのプリント注文の受付が可能になる。従って、写真店の店員が受付装置Rに対して特急モードでのプリント注文の受け付けの可否を設定しなくても、受付装置Rの設定が写真処理装置Pのプリント処理の状況に応じて最適な状態に自動的に切り換えられる。そのため、特急モードにおけるプリント処理が可能である(写真プリントを顧客に対して早急に手渡すことができる)場合に限って、特急モードでのプリント注文を受け付けることが可能になる。つまり、特急モードにおけるプリント処理が不可能である(写真プリントを顧客に対して早急に手渡すことができない)にもかかわらず、特急モードでのプリント注文を受け付けてしまうのを防止することができる。また、顧客は、写真処理装置Pのプリント処理の状況に応じた最適な注文方法を選択できる。
また、受付装置Rでは、写真処理装置Pから送信されたプリント時間と規定時間とを比較することによって、注文受付部86による特急モードでのプリント注文の受付が可能であるか否かを容易に判断することができる。
また、受付装置Rのディスプレイ23に表示される「プリントモード選択画面」には、特急モードでのプリント注文に対応した所要時間が表示されるので、顧客は、この時間を見ることによって、特急モードでのプリント注文に対応したプリント処理に要する時間を確認することができる。従って、この時間を確認した上で、特急モードでのプリント注文を行うか否かを判断することができる。また、特急モードでのプリント注文を行った場合に、顧客が写真プリントを受け取りに来るタイミングを知ることができる。
また、特急モードでのプリント注文を受け付けた場合に、プリント時間が、特急モード規定時間よりも長く且つ最長時間より短い場合には、特急モード記憶部82bに記憶された時間がプリント時間に変更された後で、特急モードでのプリント注文の受付が可能になる。従って、特急モード規定時間よりも長くかかるとしても、写真プリントを比較的早く顧客に対して手渡すことができる場合には、特急モードでのプリント注文の受け付けを可能にすることによって、特急モードでのプリント注文を受け付けることができる。
また、この場合には、受付装置Rのディスプレイ23に表示される「プリントモード選択画面」には、特急モードでのプリント注文に対応した所要時間として、変更された後の特急モード規定時間よりも長い時間が表示されるので、顧客は、この時間を見ることによって、特急モードでのプリント注文に対応したプリント処理に要する時間を確認することができる。従って、この時間を確認した上で、特急モードでのプリント注文を行うか否かを判断することができる。また、特急モードでのプリント注文を行った場合に、顧客が写真プリントを受け取りに来るタイミングを知ることができる。
また、写真処理装置Pから送信されるプリント時間が、特急モード規定時間よりも長く且つ最長時間と同じまたはそれより短い状態から、写真処理装置Pのプリント処理の状況が変化することによって、特急モード規定時間と同じまたはそれより短くなった時点で、特急モード記憶部82bに記憶された時間が特急モード規定時間に変更される。従って、受付装置Rの設定が写真処理装置Pのプリント処理の状況に応じて最適な状態に自動的に切り換えられる。
以上、本発明の好適な一実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。例えば、上述の実施の形態では、写真処理装置Pにおけるプリント動作が行われていない状態で、受付装置Rに対してプリント注文が行われる場合について説明しているが、写真処理装置Pにおけるプリント動作が行われている状態で、受付装置Rに対してプリント注文が行われた場合には、プリント時間が算出される際に、プリント処理中のオーダーのプリント動作が完了するまでの時間が追加されることになる。
また、上述の実施の形態では、写真処理装置Pから送信されたプリント時間が、特急モード規定時間よりも長く且つ最長時間と同じかまたはそれより短い場合に、特急モード記憶部82bに記憶された時間がプリント時間に変更された後で、特急モードでのプリント注文の受付が可能に切り換えられているが、プリント時間が、特急モード規定時間よりも長い場合には、最長時間と同じかまたはそれより短い場合でも、特急モードでのプリント注文の受付が不可能に切り換えられてもよい。
また、上述の実施の形態では、受付装置Rのディスプレイ23に表示される「プリントモード選択画面」には、特急モードでのプリント注文に対応した所要時間が表示されているが、所要時間は表示されなくてもよい。
また、上述の実施の形態では、写真処理装置Pにおいてプリント時間が算出され、写真処理装置Pから受付装置Rに対して、プリント時間を含む情報が送信されているが、写真処理装置Pから受付装置Rに対して、プリント時間を含んでいないプリント処理に関する情報が送信され、受付装置Rにおいてプリント時間が算出されてもよい。
本発明の実施の形態に係るデジタル画像処理システムの外観斜視図である。 図1に示すデジタル画像処理システムの構成を示す図である。 図1に示す受付装置の構成を示す図である。 写真処理装置の制御部及び受付装置Rのコントローラの構成を示すブロック図である。 受付装置におけるプリント注文の受付の手順を示すフローチャートである。 注文受付の際に受付装置のディスプレイに表示される表示画面の一例である。 注文受付の際に受付装置のディスプレイに表示される表示画面の一例である。 注文受付の際に受付装置のディスプレイに表示される表示画面の一例である。 注文受付の際に受付装置のディスプレイに表示される表示画面の一例である。 注文受付の際に受付装置のディスプレイに表示される表示画面の一例である。 注文受付の際に受付装置のディスプレイに表示される表示画面の一例である。 注文受付の際に受付装置のディスプレイに表示される表示画面の一例である。 注文受付の際に受付装置のディスプレイに表示される表示画面の一例である。 注文受付の際に受付装置のディスプレイに表示される表示画面の一例である。 注文受付の際に受付装置のディスプレイに表示される表示画面の一例である。 受付証の一例を示す図である。 受付装置Rにおける「プリントモード選択画面」の表示及びプリントモードの指定手順を示すフローチャートである。 受付装置Rにおける「プリントモード選択画面」の表示及びプリントモードの指定手順を説明するための図である。
符号の説明
R プリント注文受付装置
P 写真処理装置
22 タッチパネル(注文受付手段)
23 ディスプレイ
71 算出部(算出手段)
81 モード記憶部(モード記憶手段)
82 所要時間記憶部(所要時間記憶手段)
83 変更範囲記憶部(変更範囲記憶手段)
84 変更部(変更手段)
85 切り換え部(切り換え手段)
86 注文受付部(注文受付手段)

Claims (16)

  1. 写真プリントの注文を受け付け、写真プリントを作成するプリントシステムにおいて、
    注文を受け付けてからプリント処理が完成するまでに要する時間に関して、通常モード及び通常モードよりも要する時間が短い特急モードの2つのモードを記憶するモード記憶手段と、
    前記モード記憶手段に記憶された2つのモードのいずれかでの注文を受け付ける注文受付手段と、
    プリント処理状況に関する情報に基づいて、特急モードでの注文の受付が可能であるか否かを判断し、特急モードでの注文の受付の可否を切り換える切り換え手段とを備えていることを特徴とするプリントシステム。
  2. 注文を受け付ける前において、特急モードでの注文を受け付けた場合に、その注文に対応したプリント処理が完成するまでのプリント時間を算出する算出手段と、
    特急モードでの注文に対応したプリント処理が完成するまでに要する時間としてあらかじめ設定された規定時間を記憶する所要時間記憶手段とをさらに備え、
    前記切り換え手段は、
    前記プリント時間が前記規定時間と同じまたはそれより短い場合に、特急モードでの注文の受付が可能であると判断し、特急モードでの注文の受付が可能になるように切り換えることを特徴とする請求項1に記載のプリントシステム。
  3. 注文画面を表示するディスプレイをさらに備え、
    前記ディスプレイには、前記規定時間が表示されることを特徴とする請求項2に記載のプリントシステム。
  4. 前記切り換え手段は、
    前記プリント時間が前記規定時間より長い場合に、特急モードでの注文の受付が不可能であると判断し、特急モードでの注文の受付が不可能になるように切り換えることを特徴とする請求項2または3に記載のプリントシステム。
  5. 前記所要時間記憶手段に記憶される時間の変更可能範囲を記憶する変更範囲記憶手段と、
    前記所要時間記憶手段に記憶される時間を変更する変更手段とをさらに備え、
    前記プリント時間が前記規定時間より長く且つ前記変更範囲記憶手段に記憶された変更可能範囲内である場合に、
    前記変更手段は、前記所要時間記憶手段に記憶される時間を前記プリント時間に変更すると共に、
    前記切り換え手段は、特急モードでの注文の受付が可能であると判断し、特急モードでの注文の受付が可能になるように切り換えることを特徴とする請求項2に記載のプリントシステム。
  6. 注文画面を表示するディスプレイをさらに備え、
    前記ディスプレイには、前記プリント時間が表示されることを特徴とする請求項5に記載のプリントシステム。
  7. 前記変更手段は、前記プリント時間が前記規定時間と同じまたはそれより短くなった時点で、前記所要時間記憶手段に記憶された時間を前記規定時間に変更することを特徴とする請求項5または6に記載のプリントシステム。
  8. 前記切り換え手段は、前記プリント時間が前記規定時間より長く且つ前記変更範囲記憶手段に記憶された変更可能範囲内でない場合に、特急モードでの注文の受付が不可能であると判断し、特急モードでの注文の受付が不可能になるように切り換えることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載のプリントシステム。
  9. 写真プリントの注文を受け付けるプリント注文受付装置において、
    注文を受け付けてからプリント処理が完成するまでに要する時間に関して、通常モード及び通常モードよりも要する時間が短い特急モードの2つのモードを記憶するモード記憶手段と、
    前記モード記憶手段に記憶された2つのモードのいずれかでの注文を受け付ける注文受付手段と、
    プリント処理状況に関する情報に基づいて、特急モードでの注文の受付が可能であるか否かを判断し、特急モードでの注文の受付の可否を切り換える切り換え手段とを備えていることを特徴とするプリント注文受付装置。
  10. 注文を受け付ける前において、特急モードでの注文を受け付けた場合に、その注文に対応したプリント処理が完成するまでのプリント時間を算出する算出手段と、
    特急モードでの注文に対応したプリント処理が完成するまでに要する時間としてあらかじめ設定された規定時間を記憶する所要時間記憶手段とをさらに備え、
    前記切り換え手段は、
    前記プリント時間が前記規定時間と同じまたはそれより短い場合に、特急モードでの注文の受付が可能であると判断し、特急モードでの注文の受付が可能になるように切り換えることを特徴とする請求項9に記載のプリント注文受付装置。
  11. 注文画面を表示するディスプレイをさらに備え、
    前記ディスプレイには、前記規定時間が表示されることを特徴とする請求項10に記載のプリント注文受付装置。
  12. 前記切り換え手段は、
    前記プリント時間が前記規定時間より長い場合に、特急モードでの注文の受付が不可能であると判断し、特急モードでの注文の受付が不可能になるように切り換えることを特徴とする請求項10または11に記載のプリント注文受付装置。
  13. 前記所要時間記憶手段に記憶される時間の変更可能範囲を記憶する変更範囲記憶手段と、
    前記所要時間記憶手段に記憶される時間を変更する変更手段とをさらに備え、
    前記プリント時間が前記規定時間より長く且つ前記変更範囲記憶手段に記憶された変更可能範囲内である場合に、
    前記変更手段は、前記所要時間記憶手段に記憶される時間を前記プリント時間に変更すると共に、
    前記切り換え手段は、特急モードでの注文の受付が可能であると判断し、特急モードでの注文の受付が可能になるように切り換えることを特徴とする請求項10に記載のプリント注文受付装置。
  14. 注文画面を表示するディスプレイをさらに備え、
    前記ディスプレイには、前記プリント時間が表示されることを特徴とする請求項13に記載のプリント注文受付装置。
  15. 前記変更手段は、前記プリント時間が前記規定時間と同じまたはそれより短くなった時点で、前記所要時間記憶手段に記憶された時間を前記規定時間に変更することを特徴とする請求項13または14に記載のプリント注文受付装置。
  16. 前記切り換え手段は、前記プリント時間が前記規定時間より長く且つ前記変更範囲記憶手段に記憶された変更可能範囲内でない場合に、特急モードでの注文の受付が不可能であると判断し、特急モードでの注文の受付が不可能になるように切り換えることを特徴とする請求項13〜15のいずれか1項に記載のプリント注文受付装置。
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