JP2006301342A - プリント注文受付装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
プリント注文の受付に要する時間を短縮する。
【解決手段】
メディアドライブによって読み出された複数の画像データファイルの中から、連続撮影された一群の画像が判別され、画像群毎に1つの代表画像が決定される。そして、連続撮影された一群の画像に関しては、1つの代表画像だけが表示される「プリント枚数設定画面」がディスプレイに表示される。
【選択図】図16
プリント注文の受付に要する時間を短縮する。
【解決手段】
メディアドライブによって読み出された複数の画像データファイルの中から、連続撮影された一群の画像が判別され、画像群毎に1つの代表画像が決定される。そして、連続撮影された一群の画像に関しては、1つの代表画像だけが表示される「プリント枚数設定画面」がディスプレイに表示される。
【選択図】図16
Description
本発明は、顧客から写真プリントの注文を受け付けるプリント注文受付装置に関するものである。
近年のデジタルカメラの普及に伴い、デジタルカメラで撮影された画像データを、従来からの写真処理装置を用いて銀塩印画紙等に対して高い品質でプリントする要望が高まっている。従って、写真店には、複数のデジタル画像受付装置と写真プリント装置とを備えたデジタル画像処理システムが設置されることが一般的になってきている(例えば、特許文献1参照)。このシステムでは、顧客によってデジタルカメラで撮影された画像データが保存されたメディアがセットされ、プリント枚数などの種々の指定を含むプリント注文が行われると、その注文に対応したプリント処理が写真処理装置で行われる。そして、写真店では、完成した写真プリントが顧客に手渡されると共に、プリント代金の精算が行われる。
ここで、顧客は、受付装置のタッチパネル方式のディスプレイに表示された注文画面を見ながら、各画像のプリント枚数などの指定を行う。そして、多数の画像データがメディアに保存されている場合には、それらを一度に注文画面に表示することができないので、所定数(例えば8コマ)の画像毎に表示されることが多い。従って、顧客は、所定数の画像の各プリント枚数を指定を行い、その指定が終了する度に、次の所定数の画像が表示される画面に切り換えて、これらの画像の各プリント枚数の指定を行う。
特開2003−75930号公報(図1)
ここで、1つの写真店には数台の受付装置が設置されていることが多いが、この写真店に多くの顧客がプリント注文を行うために訪れた場合には、これらの顧客は同時に受付装置を利用することができないので、顧客は自分の順番が来るのを待つ必要がある。このとき、受付装置を利用する顧客は、上述したように、ディスプレイに表示された注文画面を見ながら注文を行うが、多数の画像に関する注文が行われる場合には、1人の顧客が注文が完了するまでに長時間を要する場合がある。特に、メディアから読み出された画像が非常に多い場合には、顧客が注文を希望する画像を見つけ出すのに時間がかかってしまう。このような場合には、顧客は自分の順番が来るまで長時間待たなければならなくなる。特に、受付装置を利用している顧客の注文に要する時間は、待っている顧客からは全く分からないので、受付装置が空くのを待つ顧客は非常に大きなストレスを感じることになる。
そこで、本発明の主な目的は、プリント注文の受付に要する時間を短縮することができるプリント注文受付装置を提供することである。
本発明のプリント注文受付装置は、写真プリントの注文を受け付けるプリント注文受付装置において、記録媒体に記録された複数の画像データファイルを読み出すための読み出し部と、前記読み出し部によって読み出された画像データファイルに係る画像の撮影日時に関するパラメータを前記記録媒体又は画像データファイルから取得するパラメータ取得手段と、前記読み出し部によって読み出された画像データファイルに係る画像のうち、所定時間内の撮影日時を有する画像を連続撮影された一群の画像と判別する判別手段と、前記判別手段によって連続撮影された一群の画像と判別された画像群に含まれる画像に関しては画像群中の代表画像だけが表示される注文画面をディスプレイに表示させる注文画面表示制御手段とを備えている。
この構成によると、記録媒体から読み出された複数の画像データファイルの中から、記録媒体又は画像データファイルから取得された画像の撮影日時に関するパラメータに基づいて、連続撮影された一群の画像が判別され、その画像群に含まれる画像に関しては代表画像だけが表示される注文画面がディスプレイに表示される。ここで、連続撮影された一群の画像は、それらの内容を1つずつ確認しなくても、代表画像の内容だけを確認すれば、その画像群に含まれる複数の画像の内容をある程度把握できることが多い。そのため、顧客は、代表画像の内容だけを確認することによって、その画像群に含まれる複数の画像に対する注文情報の入力を一括で行うことができる。従って、顧客は、連続撮影された一群の画像に対する注文情報の入力を短時間で行うことができる。そのため、プリント注文の受付に要する時間を短縮することができ、一人の顧客が受付装置を占有する時間が短くなる。また、受付装置の時間効率を向上させることができる。
本発明のプリント注文受付装置は、写真プリントの注文を受け付けるプリント注文受付装置において、記録媒体に記録された複数の画像データファイルを読み出すための読み出し部と、前記読み出し部によって読み出された画像データファイルに係る画像の撮影日時に関するパラメータを前記記録媒体又は画像データファイルから取得するパラメータ取得手段と、前記読み出し部によって読み出された画像データファイルに係る画像のうち、所定時間内の撮影日時を有する画像を連続撮影された一群の画像と判別する判別手段と、前記判別手段によって連続撮影された一群の画像と判別された画像群に含まれる画像が同じ領域内に順次表示される注文画面をディスプレイに表示させる注文画面表示制御手段とを備えている。
この構成によると、記録媒体から読み出された複数の画像データファイルの中から、記録媒体又は画像データファイルから取得された画像の撮影日時に関するパラメータに基づいて、連続撮影された一群の画像が判別され、その画像群に含まれる画像が同じ領域内に順次表示される注文画面がディスプレイに表示される。ここで、連続撮影された一群の画像は、それらの内容を1つずつ十分に確認しなくても、順次表示される画像の内容を確認すれば、その画像群に含まれる複数の画像の内容をある程度把握できることが多い。そのため、顧客は、順次表示される画像の内容を確認することによって、その画像群に含まれる複数の画像に対する注文情報の入力を一括で行うことができる。従って、顧客は、連続撮影された一群の画像に対する注文情報の入力を短時間で行うことができる。そのため、プリント注文の受付に要する時間を短縮することができ、一人の顧客が受付装置を占有する時間が短くなる。また、受付装置の時間効率を向上させることができる。
本発明のプリント注文受付装置において、前記注文画面表示制御手段は、連続撮影された一群の画像毎の画像数をディスプレイに表示させてもよい。
この構成によると、連続撮影された一群の画像数がディスプレイに表示されるので、各画像群に含まれる画像数を容易に確認することができる。
本発明のプリント注文受付装置は、写真プリントの注文を受け付けるプリント注文受付装置において、記録媒体に記録された複数の画像データファイルを読み出すための読み出し部と、前記読み出し部によって読み出された複数の画像データファイルに対して画像認識処理を行う画像認識手段と、前記読み出し部によって読み出された複数の画像データファイルに係る画像が互いに類似しているか否かを判別する判別手段と、前記判別手段によって互いに類似した一群の画像と判別された画像群に含まれる画像に関しては画像群中の代表画像だけが表示される注文画面をディスプレイに表示させる注文画面表示制御手段とを備えている。
この構成によると、記録媒体から読み出された複数の画像データファイルの中から、画像データファイルに対する画像認識処理の結果を用いて計算される画像間の類似度を示す評価データに基づいて、互いに類似した一群の画像が判別され、その画像群に含まれる画像に関しては代表画像だけが表示される注文画面がディスプレイに表示される。ここで、互いに類似した一群の画像は、それらの内容を1つずつ確認しなくても、代表画像の内容だけを確認すれば、その画像群に含まれる複数の画像の内容をある程度把握できることが多い。そのため、顧客は、代表画像の内容だけを確認することによって、その画像群に含まれる複数の画像に対する注文情報の入力を一括で行うことができる。従って、顧客は、互いに類似した一群の画像に対する注文情報の入力を短時間で行うことができる。そのため、プリント注文の受付に要する時間を短縮することができ、一人の顧客が受付装置を占有する時間が短くなる。また、受付装置の時間効率を向上させることができる。
本発明のプリント注文受付装置は、写真プリントの注文を受け付けるプリント注文受付装置において、記録媒体に記録された複数の画像データファイルを読み出すための読み出し部と、前記読み出し部によって読み出された複数の前記画像データファイルに対して画像認識処理を行う画像認識手段と、前記読み出し部によって読み出された複数の画像データファイルに係る画像が互いに類似しているか否かを判別する判別手段と、前記判別手段によって互いに類似した一群の画像と判別された複数の画像が同じ領域内に順次表示される注文画面をディスプレイに表示させる注文画面表示制御手段とを備えている。
この構成によると、記録媒体から読み出された複数の画像データファイルの中から、画像データファイルに対する画像認識処理の結果を用いて計算される画像間の類似度を示す評価データに基づいて、互いに類似した一群の画像が判別され、その画像群に含まれる画像が同じ領域内に順次表示される注文画面がディスプレイに表示される。ここで、互いに類似した一群の画像は、それらの内容を1つずつ十分に確認しなくても、順次表示される画像の内容を確認すれば、その画像群に含まれる複数の画像の内容をある程度把握できることが多い。そのため、顧客は、順次表示される画像の内容を確認することによって、その画像群に含まれる複数の画像に対する注文情報の入力を一括で行うことができる。従って、顧客は、互いに類似した一群の画像に対する注文情報の入力を短時間で行うことができる。そのため、プリント注文の受付に要する時間を短縮することができ、一人の顧客が受付装置を占有する時間が短くなる。また、受付装置の時間効率を向上させることができる。
本発明のプリント注文受付装置において、前記画像認識手段によって行われた画像認識処理の結果を用いて、前記読み出し部によって読み出された画像データファイルに係る画像間の類似度を示す評価データを計算する評価データ計算手段をさらに備えており、前記判別手段は、前記読み出し部によって読み出された画像データファイルに係る画像のうち、前記評価データ計算手段によって計算された評価データが閾値以上である画像を互いに類似した一群の画像と判別してもよい。
この構成によると、互いに類似した一群の画像を容易に判別することができる。
本発明のプリント注文受付装置において、前記注文画面表示制御手段は、互いに類似した一群の画像毎の画像数をディスプレイに表示させてもよい。
この構成によると、互いに類似した一群の画像数がディスプレイに表示されるので、各画像群に含まれる画像数を容易に確認することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係るプリント注文受付装置を含むデジタル画像処理システムの外観斜視図である。図2は、図1に示すデジタル画像処理システムの構成を示す図である。
〔デジタル画像処理システム〕
図1に示すデジタル画像処理システムは、複数のプリント注文受付装置R(以下、受付装置Rと略称する)と、銀塩式の印画紙1に画像データのプリントを行うデジタル型の写真処理装置Pと、これらの間で情報のアクセスを行う通信ネットワークN(図2参照)とを備えている。
図1に示すデジタル画像処理システムは、複数のプリント注文受付装置R(以下、受付装置Rと略称する)と、銀塩式の印画紙1に画像データのプリントを行うデジタル型の写真処理装置Pと、これらの間で情報のアクセスを行う通信ネットワークN(図2参照)とを備えている。
デジタル画像処理システムは、写真店に設置されるのが一般的であり、このシステムでは、デジタルカメラで撮影された画像データを保存したスマートメディアSM、コンパクトフラッシュ(登録商標)CF、メモリスティックMS、PCカードPC−Cや、画像データを保存したCD−ROM、MO等の記録媒体(以下、これらをメディアMと総称する)からの画像データに基づくプリント注文を受付装置Rで受付けることができる。
また、このシステムでは、この受付時に発行される受付証re(図15参照)を顧客が図1に示すサービスカウンターCで写真店の担当者に提示することにより、その担当者が受付証reにプリントされた情報に基づき、完成した写真プリントを受付証reを提示した顧客に対して代金と引き換えに手渡す処理が行われる。
〔写真処理装置P〕
まず、写真処理装置Pの構成について、図1及び図2を参照して説明する。写真処理装置Pは、テーブル上に配置されたオペレート部Poと現像処理部Pdとが一体化された装置本体と、この装置本体から分離した位置のスキャナユニットPsとを備えている。
まず、写真処理装置Pの構成について、図1及び図2を参照して説明する。写真処理装置Pは、テーブル上に配置されたオペレート部Poと現像処理部Pdとが一体化された装置本体と、この装置本体から分離した位置のスキャナユニットPsとを備えている。
オペレート部Poには、印画紙マガジン5からの印画紙1をプリントサイズに切断してデジタル型の露光ヘッド6に供給する露光系が内装されている。また、オペレート部Poは、CD−ROMまたはDVDからの情報の読出し、及び、CD−Rに対する情報の書き込みを行うコンボドライブ10と、スマートメディアSM、コンパクトフラッシュ(登録商標)CF及びMO等の各種メディアに対応した複数のマルチドライブ11と、画像データや各種情報の表示を行うディスプレイ12と、キーボード13と、マウス14と、マイクロプロセッサを有する制御部15を備えている。
制御部15は、汎用コンピュータを用いて構成されており、各種のソフトウエアの作動が可能になっている。制御部15は、画像処理ソフトによって、スキャナユニットPsでデジタル信号化された画像データの補正や、必要な場合には画像データのトリミングを行い、この処理の結果を制御部15の半導体メモリやハードディスクに保存し、印画紙1に対する画像データの露光時に露光ヘッド6に転送することができる。
また、現像処理部Pdには、露光ヘッド6で露光された印画紙1の現像処理を行う現像処理槽7が内装されている。現像処理部Pdでは、現像処理槽7で現像処理が行われた印画紙1が、乾燥された後で、現像処理部Pdの上面の横送りコンベア8に送出される。そして、横送りコンベア8からの印画紙1が仕分けコンベア9に送出される。
スキャナユニットPsは、底部にキャスタを備えた筐体17の上面に対して交換自在にフィルムキャリア18を備えると共に、筐体内部に光学レンズやCCD等の光電変換素子を有する光電変換部(図示しない)を備えている。また、筐体内部に備えた光源から光ファイバーを介して送られる光線をフィルムキャリア18の上面側に導くアーム19を備えている。
そして、写真フィルム2のスキャニングを行う場合には、ネガティブフィルムまたはポジティブフィルムをフィルムキャリア18にセットし、このフィルムキャリア18で設定速度で移動させながらアーム19の先端から下方に向けて照射する光線により、写真フィルム2の各コマの画像データを光電変換部でデジタル信号化し、ケーブル20を介して制御部15に転送し得るよう構成されている。
〔受付装置R〕
次に、受付装置Rの構成を図3を参照して説明する。受付装置Rは、図3に示すように、筐体21の上面に配置され且つタッチパネル22が形成された液晶型のディスプレイ23と、筐体21の前面に設けられた媒体ドライブとしての複数のメディアドライブ24と、筐体21の上面におけるディスプレイ23より前面側に設けられ且つ受付証reを発行する熱転写式の受付証プリンタ25と、筐体21の内部に内蔵されたコントローラ26とを備えている。なお、複数のメディアドライブ24は、スマートメディアSM、コンパクトフラッシュ(登録商標)CF、メモリスティックMS、メディアMのアタッチメントとして機能するPCカードPC−C、CD−ROM、MO等のそれぞれに対応している。
次に、受付装置Rの構成を図3を参照して説明する。受付装置Rは、図3に示すように、筐体21の上面に配置され且つタッチパネル22が形成された液晶型のディスプレイ23と、筐体21の前面に設けられた媒体ドライブとしての複数のメディアドライブ24と、筐体21の上面におけるディスプレイ23より前面側に設けられ且つ受付証reを発行する熱転写式の受付証プリンタ25と、筐体21の内部に内蔵されたコントローラ26とを備えている。なお、複数のメディアドライブ24は、スマートメディアSM、コンパクトフラッシュ(登録商標)CF、メモリスティックMS、メディアMのアタッチメントとして機能するPCカードPC−C、CD−ROM、MO等のそれぞれに対応している。
コントローラ26は、メディアドライブ24との情報のアクセス及びタッチパネル22との情報のアクセスが可能であると共に、ディスプレイ23に対する画像データの出力及び受付証プリンタ25に対する情報の出力が可能である。また、コントローラ26は、作業領域が形成されるRAM型の半導体メモリや、プログラムやパラメータが保存されるROM型の半導体メモリの総称としてのメモリ(図示しない)を備えると共に、ハードウエアまたはソフトウエア、あるいは、ハードウエアとソフトウエアとの組合わせによって、画像データ記憶部81と、パラメータ取得部82と、閾値記憶部83と、判別部84と、決定部85と、抽出部86と、制御部87とが形成されている(図4参照)。
次に、受付装置Rのコントローラ26の構成について、図4を参照して説明する。図4は、受付装置のコントローラの構成を示すブロック図である。なお、図4では、1台の受付装置Rだけが図示されているが、その他の受付装置Rにおいても同様である。
画像データ記憶部81は、メディアドライブ24によって読み出された複数の画像データファイルを記憶する。
パラメータ取得部82は、メディアドライブ24によって読み出された画像データファイルに係る画像の撮影日時に関するパラメータを記録媒体又は画像データファイルから取得する。例えばEXIF形式(Exchangeable Image File Format)で画像が記録されている場合、各画像の撮影日時に関するパラメータは、各画像データファイル内にタグ情報として記録されているので、パラメータ取得部82は、画像データファイルから画像の撮影日時に関するパラメータを取得する。一方、例えばDPOF形式(Digital Print Order Format)で画像が記録されている場合、各画像の撮影日時に関するパラメータは、画像データファイルとは別のファイル内に記憶されているので、パラメータ取得部82は、記録媒体から画像の撮影日時に関するパラメータを取得する。
本実施の形態では、各画像の撮影日時に関するパラメータが、EXIF形式の場合はタグ情報として各画像データファイル内に、またDPOF形式の場合は各画像データと対応するように記録媒体内に記録されているものとする。
閾値記憶部83は、メディアドライブ24によって読み出された画像データファイルに係る画像の中から連続撮影された一群の画像(連続画像)を判別するために用いられる所定時間を記憶する。ここで、本実施の形態では、閾値記憶部83は、所定時間として1秒が記憶されている。
判別部84は、メディアドライブ24によって読み出された画像データファイルに係る画像のうち、閾値記憶部83に記憶された所定時間内の撮影日時を有する画像を連続画像と判別する。本実施の形態では、所定時間1秒内の撮影日時を有する複数の画像がある場合に、これらの画像が連続画像と判別される。
決定部85は、判別部84によって連続画像と判別された画像群毎に1つの代表画像を決定する。本実施の形態では、決定部85は、連続画像の中で最も撮影日時の早い画像を代表画像に決定する。
抽出部86は、メディアドライブ24が読み出した画像データファイルの中から、連続画像に含まれる画像に関しては、決定部85によって決定された代表画像に係る画像データファイルを抽出すると共に、連続画像に含まれない画像に関しては、全ての画像に係る画像データファイルを抽出する。
制御部87は、ディスプレイ23における表示を制御し、プリント注文が行われる際に種々の画面をディスプレイ23に表示させる。ここで、連続画像がある場合には、制御部87は、連続画像と判別された画像群に含まれる画像に関しては代表画像だけが表示される「プリント枚数設定画面」を表示させる。なお、メディアドライブ24によって読み出された複数の画像データファイルに係る画像のなかに連続画像が含まれる場合の「プリント枚数設定画面」の表示方法は後で詳述する。
〔受付装置Rでの注文受付〕
次に、受付装置Rにおけるプリント注文の受付の手順について、図5〜図15を参照して説明する。図5は、受付装置におけるプリント注文の受付の手順を示すフローチャートである。図6〜図14は、注文受付の際に受付装置のディスプレイに表示される表示画面の一例を示す図である。図15は、受付証の一例を示す図である。
次に、受付装置Rにおけるプリント注文の受付の手順について、図5〜図15を参照して説明する。図5は、受付装置におけるプリント注文の受付の手順を示すフローチャートである。図6〜図14は、注文受付の際に受付装置のディスプレイに表示される表示画面の一例を示す図である。図15は、受付証の一例を示す図である。
受付装置Rでは、待機状態においては、図6に示すように、受付装置Rの機能や写真店のロゴマーク等を含む待機画面(初期画面)が表示される(ステップS1)。そして、顧客が画像のプリントの注文を行う場合には、ディスプレイ23のタッチパネル22に指を接触させることにより、図7に示す「サービス選択画面」が表示される(ステップS2)。この画面には、「サービスを選択してください」とのメッセージと共に、プリントの受付を行わせるプリント受付スイッチ部45aと、メディア保存の受付を行わせるメディア保存受付スイッチ部45bとが表示され、顧客に選択を求める。なお、メディア保存受付スイッチ部45bが操作された場合には、メディアMに保存された画像データを、写真処理装置Pに転送して、写真処理装置PにおいてCD−RやMOに保存する処理が行われるが、プリントを受付ける処理と基本的に同じ処理形態であるので、詳細な説明は省略する。
「サービス選択画面」が表示された状態で、プリント受付スイッチ部45aが操作された場合には、図8に示す「メディア選択画面」が表示される(ステップS3)。この「メディア選択画面」には、「メディアを選択してください」とのメッセージと共に、メディアを選択する複数のスイッチ部47が表示され、顧客に選択を求める。この「サービス選択画面」の下側には処理を中止する中止ボタン48と、前の処理に戻る戻るボタン49とが表示され、これら中止ボタン48と戻るボタン49とは、後述する処理においても同じ位置に表示され、操作することにより同様に機能する。
そして、「メディア選択画面」が表示された状態で、顧客が使用するメディアに対応するスイッチ部47が操作された場合には、図9に示す「メディアセット案内画面」が表示される(ステップS4)。この画面には、「メディアをセットしてOKボタンを押してください」とのメッセージと共に、対応するメディアをセットする際の具体的な画像が表示される。
「メディアセット案内画面」にしたがってメディアMがセットされ、顧客がOKボタン50を操作することで、セットされたメディアMから画像データを読出した後(ステップS5)、図10に示す「プリントサイズ選択画面」が表示される(ステップS6)。この画面には、「プリントサイズを選択してください」とのメッセージと共に、複数のプリントサイズに対応したサイズ指定スイッチ部51が表示され、顧客に選択を求める。「プリントサイズ選択画面」のサイズ指定スイッチ部51には、プリントサイズを示す「L版」や「2L版」の文字の他に、プリントサイズを示す数値、プリントの単価及びプリントの基本料金などが表示される。
そして、「プリントサイズ選択画面」が表示された状態で、いずれか1つのサイズ指定スイッチ部51が操作された場合には、図11に示す注文画面である「プリント枚数設定画面」が表示される(ステップS7)。この画面には、「プリント枚数を設定してください」とのメッセージと共に、メディアドライブ24によって読み出された複数の画像データファイルに係る画像がサムネイル画像Sとして表示される。
注文画面である「プリント枚数設定画面」では、各サムネイル画像Sのフレーム54の上段に画像データを特定するファイルの名称(ファイル番号)が表示され、フレーム54の下段にはプリント枚数を示す数値を表示する枚数表示エリア55が設けられている。また、このプリント枚数表示エリア55を挟む位置にプリント枚数を1枚ずつ増加させる+ボタン56と、プリント枚数を1枚ずつ減少させる−ボタン56とが表示されている。
また、この画面下端部近傍には、中止ボタン48と、戻るボタン49と、OKボタン50(複数の「プリント枚数設定画面」が表示される場合には、最終画面以外にはOKボタンの代わりに次へボタン50が表示される)と、全てのプリント枚数を1枚ずつ増加させる全体+ボタン57と、全てのプリント枚数を1枚ずつ減少させる全体−ボタン57とが表示されると共に、その中央位置に情報エリアDEが表示される。情報エリアDEには、選択されたプリントサイズの情報、設定されたプリントの合計枚数、プリントに要する合計金額、ページを示す数字が表示される。
「プリント枚数設定画面」が表示された状態で、全てのプリントすべき画像データの選択が終了し、OKボタン50が操作されると、図12に示す「注文内容確認画面」が表示される(ステップS8)。この画面には「注文の内容を確認してください」とのメッセージと共に、顧客が受付装置Rから入力したプリントの詳細と金額とを一覧化した確認シート65が表示される。そして、この表示内容に誤りがなければOKボタン50を操作することで、オーダ情報と画像データとにID情報を付与した形態のフォルダが新たに生成され、これらの情報が写真処理装置Pに送信される。
「注文内容確認画面」が表示された状態で、OKボタン50が操作されると、図13に示す「メディア抜取り案内画面」が表示される(ステップS9)。この画面には「メディアを抜取ってください」とのメッセージが表示され、この表示にしたがいメディアを抜取り、OKボタン50を操作することで、図14に示す「受付証発行案内画面」が表示される(ステップS10)。この画面には「受付証を発行中です、しばらくお待ちください」及び「受付証はカウンタに持参してください」のメッセージが表示され、所定の時間が経過すると受付証プリンタ25で受付証reがプリントされて送出される(ステップS11)。このように受付証reが発行されると、受付処理の全てが終了して待機画面に復帰する。
受付証reは、図15に示すように、受付証本体と、お客様控えとが連なった形態となっており、お客様名、電話番号、受付ID、端末ID、受付日、注文番号等の他に注文の詳細を示す内容がプリントされている。なお、即日に写真のプリントを手渡せない場合には、受付証本体と、お客様控えとを切り離し、受付証本体をDP店の控えとして残し、お客様控えを顧客に手渡す処理も可能にしている。
次に、「プリント枚数設定画面」の表示手順について、図16〜図19を参照しつつ具体例に基づいて説明する。図16は、「プリント枚数設定画面」の表示手順を示すフローチャートである。図17は、複数の画像の撮影日時を示す図である。図18及び図19は、注文受付の際に受付装置のディスプレイに表示される表示画面の一例を示す図である。
まず、メディアドライブ24によって複数の画像データファイルが読み出され、それらの画像データファイルが画像データ記憶部81に記憶される(ステップS101)。このとき、パラメータ取得部82は、記録媒体または画像データファイルから各画像の撮影日時に関するパラメータを取得する(ステップS102)。ここでは、図17に示すように、ファイル番号001〜018の18個の画像に係る画像データファイルが読み出されると共に、各画像の撮影日時に関するパラメータが取得された場合について説明する。
そして、パラメータ取得部82によって取得されたパラメータに基づいて、所定時間である1秒内の撮影日時を有する複数の画像があるか否かが判断される(ステップS103)。ここで、所定時間内の撮影日時を有する複数の画像があると判断された場合には(S103:YES)、それらの画像が連続画像であると判別される(ステップS104)。
本実施の形態では、図17に示すように、ファイル番号001〜005の5個の画像、ファイル番号007〜009の3個の画像、ファイル番号012〜016の5個の画像は、それぞれ同じ撮影日時を有しているので、これらの画像はそれぞれ1秒以内に連続撮影されたものである。従って、ファイル番号001〜005の5個の画像、ファイル番号007〜009の3個の画像、ファイル番号012〜016の5個の画像は、それぞれ連続画像である。
そして、連続画像毎に、各画像群に含まれる複数の画像の中で最も撮影日時の早い画像(最もファイル番号が小さい画像)が代表画像に決定される(ステップS105)。つまり、ファイル番号001〜005の5個の画像群の代表画像はファイル番号001の画像になり、ファイル番号007〜009の3個の画像群の代表画像はファイル番号007の画像になり、ファイル番号012〜016の5個の画像群の代表画像はファイル番号012の画像になる。
従って、抽出部86では、各連続画像に含まれる複数の画像に関しては1つの代表画像に係る画像データファイルだけが抽出されると共に、各連続画像に含まれない画像に関しては全ての画像に係る画像データファイルが抽出される(ステップS106)。従って、抽出部86では、ファイル番号001、006、007、010、011、012、017、018の8個の画像に係る画像データファイルが抽出される。
このようにして抽出された画像データファイルに係る画像が含まれる「プリント枚数設定画面」がディスプレイ23に表示される(ステップS107)。従って、メディアドライブ24によって読み出された複数の画像の中に連続画像がある場合には、図18に示すように、各連続画像に含まれる複数の画像に関しては代表画像だけが含まれると共に、各連続画像に含まれない複数の画像に関しては全ての画像が含まれる「プリント枚数設定画面」がディスプレイ23に表示される。
ここで、図18に示す「プリント枚数設定画面」を詳細に説明すると、ファイル番号001の画像に対応したサムネイル画像のフレーム54には、上述したように、枚数表示エリア55が設けられており、それを挟む位置に+ボタン56及び−ボタン56が表示されている。また、その下方には、そのサムネイル画像が連続画像の代表画像であることを示すと共に、その画像群に含まれる画像数を示す連続画像枚数表示エリア60が設けられている。図18では、ファイル番号001の画像に対応したサムネイル画像のフレーム54の連続画像枚数表示エリア60には、ファイル番号001〜005の5個の画像が連続画像であるので、「連続画像 5枚」と表示されている。
また、その下方には、連続画像に含まれる複数の画像のプリント枚数を一括で設定可能な一括ボタン61と、連続画像に含まれる複数の画像のプリント枚数を個別に設定可能な個別ボタン62とが設けられている。ここで、図18では、一括ボタン61が選択された状態(一括ボタン61が太枠で囲まれている状態)が図示されており、+ボタン56及び−ボタン56が操作されることによって、連続画像に含まれる各画像のプリント枚数は一括して設定可能である。従って、連続画像に含まれる各画像のプリント枚数が一括して設定される場合には(S108:YES)、図18の「プリント枚数設定画面」において、各連続画像に含まれる各画像のプリント枚数が一括して設定されると共に、その他の画像のプリント枚数が設定される。
一方、連続画像に含まれる各画像のプリント枚数が一括して設定されない場合には(S108:NO)、図18の「プリント枚数設定画面」において、個別ボタン62が操作される。ここで、連続画像であるファイル番号001〜005の画像のプリント枚数を個別に設定する場合には、ファイル番号001の画像に対応したサムネイル画像のフレーム54内の個別ボタン62が操作される。すると、図19に示す「プリント枚数設定画面」がディスプレイ23に表示される(ステップS109)。図19の「プリント枚数設定画面」には、連続画像に含まれるファイル番号001〜005の画像がサムネイル画像として全て表示されており、各画像のプリント枚数が個別に設定可能である。そして、図19の「プリント枚数設定画面」で各画像のプリント枚数の設定が完了し、戻るボタン49が操作されると、図18の「プリント枚数設定画面」に戻る。なお、連続画像であるファイル番号007〜009の画像または連続画像であるファイル番号012〜016の画像のプリント枚数を個別に設定する場合には、ファイル番号007、012の画像に対応したサムネイル画像のフレーム54内の個別ボタン62が操作される。
また、ステップS103において、所定時間内の撮影日時を有する複数の画像がないと判断された場合には(S103:NO)、全ての画像がサムネイル画像として順次表示される。従って、ファイル番号001〜008の画像がサムネイル画像として表示された「プリント枚数設定画面」、ファイル番号009〜016の画像がサムネイル画像として表示された「プリント枚数設定画面」、ファイル番号017、018の画像がサムネイル画像として表示された「プリント枚数設定画面」の順にディスプレイ23に表示される。
そして、「プリント枚数設定画面」における各画像のプリント枚数の設定が完了すると(ステップS110)、「注文内容確認画面」がディスプレイ23に表示される(ステップS111)。
以上説明したように、本実施の形態の受付装置Rでは、メディアドライブ24によって読み出された複数の画像データファイルの中から、連続撮影された一群の画像が判別され、その画像群に含まれる画像に関しては1つの代表画像だけが表示される「プリント枚数設定画面」がディスプレイ23に表示される。そのため、顧客は、代表画像の内容だけを確認することによって、その画像群に含まれる複数の画像に対する注文情報の入力を一括で行うことができる。従って、顧客は、連続画像に対する注文情報の入力を短時間で行うことができる。そのため、プリント注文の受付に要する時間を短縮することができ、一人の顧客が受付装置を占有する時間が短くなる。また、受付装置の時間効率を向上させることができる。
また、連続撮影された一群の画像数がディスプレイ23に表示されるので、各画像群に含まれる画像数を容易に確認することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る受付装置Rについて、図20〜図25を参照して説明する。図20は、受付装置のコントローラの構成を示すブロック図である。
第2の実施の形態の受付装置Rが、第1の実施の形態の受付装置Rと異なる点は、第1の実施の形態の受付装置Rでは、記録媒体または画像データファイルから取得した画像の撮影日時に関するパラメータを用いて判別された連続撮影された一群の画像がまとめて表示されるのに対し、第2の実施の形態の受付装置Rでは、画像認識処理の結果を用いて判別された互いに類似した一群の画像がまとめて表示される点である。なお、第2の実施の形態の受付装置Rのその他の構成は、第1の実施の形態の受付装置Rと同様であるので、同一符号を付けて詳細な説明は省略する。
コントローラ126には、画像データ記憶部181と、画像認識部182と、評価データ計算部183と、閾値記憶部184と、判別部185と、抽出部186と、制御部187とが形成されている。
画像データ記憶部181は、メディアドライブ24によって読み出された複数の画像データファイルを記憶する。
画像認識部182は、画像データ記憶部181に記憶された画像データファイルに対して画像認識処理を行うことによって、各画像データファイルに係る画像の内容を認識することができる。本実施の形態では、画像認識部182は、各画像について、画像データとその度数との関係を示すヒストグラムを作成する。ここで、図21は、各画像のヒストグラムの一例を示している。画像認識部182では、横軸にR、GまたはBの画像データをとり、縦軸に各画像データの度数をとったときの度数分布がRGBごとに作成される。
評価データ計算部183は、画像認識部182により作成された各ヒストグラムに基づいて、互いに類似した画像を判別するための評価データをRGB毎に計算する。本実施の形態では、評価データ計算部183は、メディアドライブ24によって読み出された複数の画像が撮影順に並べられた場合に、連続する2つの画像毎に類似しているか否かを判別するための評価データを計算する。
ここで、評価データとは、例えばSN比(Signal-to-Noise ratio )のことである。SN比は、一般的には、分析目的に由来する信号(応答値)Sと、それ以外の要因に基づく信号(通常はノイズ)Nとの強度比S/Nを指すが、ここでは、品質工学の分野で用いるSN比の概念を指している。すなわち、品質工学におけるSN比とは、目標に対して対象がどれだけばらついているかを示し、SN比の値が大きいほど、ばらつきが少ないことを示す。このような品質工学におけるSN比の概念を本実施形態に導入した場合、SN比は、一方のデータ(画像)に対する他方のデータ(画像)のばらつき、つまり、一方のデータに他方のデータがどれだけ近いかを示すことになり、SN比の値が大きいほど、上記両データ(画像)は類似していることになる。
本実施形態において扱うSN比は、具体的には、以下の式のη(db)で示される。本実施の形態では、8ビットの画像データを用いてSN比を求めるため、n=255である。
閾値記憶部184は、2つの画像が互いに類似した画像か否かを判別する際に用いられる評価データの閾値をRGB毎に記憶する。本実施の形態では、閾値記憶部184は、SN比の閾値をRGB毎に記憶する。
判別部185は、評価データ計算部183で計算されたRGB毎のSN比の値と、閾値記憶部184に記憶されたRGB毎の閾値とを比較することによって、メディアドライブ24によって読み出された複数の画像の中から互いに類似した一群の画像(類似画像)を判別する。本実施の形態では、判別部185は、メディアドライブ24によって読み出された複数の画像が撮影順に並べられた場合に、連続する2つの画像毎に類似しているか否かを順に判断することにより、類似画像を判別する。ここで、判別部185は、RGB毎の各SN比の値が全て閾値よりも大きい場合に、2つの画像は類似していると判断する。
抽出部186は、メディアドライブ24が読み出した画像データファイルの中から、判別部185によって類似画像と判別された画像に係る画像データファイルを抽出すると共に、それとは別に、類似画像に含まれない画像に関しては、全ての画像に係る画像データファイルを抽出する。
制御部187は、ディスプレイ23における表示を制御し、プリント注文が行われる際に種々の画面をディスプレイ23に表示させる。ここで、類似画像がある場合には、制御部187は、類似画像と判別された画像群に含まれる画像に関しては、各画像群毎に、類似画像が同じ領域内に順次表示されると共に、類似画像以外の画像が表示される「プリント枚数設定画面」を表示させる。
次に、「プリント枚数設定画面」の表示手順について、図22〜図25を参照しつつ具体例に基づいて説明する。図22は、「プリント枚数設定画面」の表示手順を示すフローチャートである。図23は、複数の画像の内容を示す図である。図24は、注文受付の際に受付装置のディスプレイに表示される表示画面の一例を示す図である。図25は、互いに類似した一群の画像の表示順序を示す図である。
まず、メディアドライブ24によって複数の画像データファイルが読み出され、それらの画像データファイルが画像データ記憶部181に記憶される(ステップS201)。ここでは、図23に示すように、ファイル番号031〜048の18個の画像に係る画像データファイルが読み出された場合について説明する。
そして、画像認識部182は、メディアドライブ24によって読み出された複数の画像データファイルに対する画像認識処理を行うことによって、RGB別のヒストグラムを作成する(ステップS202)。その後、画像認識部182により作成された各ヒストグラムに基づいて、互いに類似した画像を判別するためのSN比がRGB毎に計算される(ステップS203)。ここで、SN比は、メディアドライブ24によって読み取られた複数の画像が撮影順に並べられた場合に、連続する2つの画像毎に計算される。
本実施の形態では、図23に示すように、メディアドライブ24によって読み取られた複数の画像が撮影順に並べられると、ファイル番号031〜048の順に並べられる。そのため、まず、ファイル番号031の画像とファイル番号032の画像とが互いに類似しているかを判断するためのSN比が計算される。次に、ファイル番号032の画像とファイル番号033の画像とが互いに類似しているかを判断するためのSN比が計算される。その後、同様に、連続する2つの画像が互いに類似しているかを判断するためのSN比が計算される。
そして、上述で計算された各SN比と閾値とがそれぞれ比較され、連続する2つの画像毎に類似しているか否かが順に判断されることによって、類似画像が判別される(ステップS204)。ここでは、ファイル番号032〜039の8個の画像において、連続する2つの画像に対応したRGB毎の各SN比の値が全て閾値よりも大きくなり、これらの8個の画像は類似していると判断される。また、ファイル番号043〜048の6個の画像についても同様である。
従って、抽出部186では、各類似画像に含まれる複数の画像に関しては全ての画像に係る画像データファイルが抽出されると共に、それとは別に、各類似画像に含まれない画像に関しては全ての画像に係る画像データファイルが抽出される(ステップS205)。つまり、抽出部186では、類似画像として、ファイル番号032〜039の8個の画像に係る画像データファイル及びファイル番号043〜048の6個の画像に係る画像データファイルが抽出される。また、抽出部186では、類似画像以外の画像として、ファイル番号031、040、041、042の4個の画像に係る画像データファイルが抽出される。
このようにして抽出された画像データファイルに係る画像が含まれる「プリント枚数設定画面」がディスプレイ23に表示される(ステップS206)。従って、メディアドライブ24によって読み出された複数の画像の中に類似画像がある場合には、図24に示すように、各類似画像に含まれる複数の画像に関しては、同じフレーム内に順次表示されると共に、各類似画像に含まれない複数の画像に関しては全ての画像が含まれる「プリント枚数設定画面」がディスプレイ23に表示される。
つまり、図24の領域Aには、互いに類似した画像であるファイル番号032〜039の8個の画像が、図25(a)に示す順に表示される。また、図24の領域Bには、互いに類似した画像であるファイル番号043〜048の6個の画像が、図25(b)に示す順に表示される。従って、図24の「プリント枚数設定画面」では、ファイル番号031、040、041、042の画像は常に表示されているのに対し、領域A、Bでは画像が順次変化するので動画のように見える。
そして、類似画像に含まれる各画像のプリント枚数が一括して設定される場合には(S207:YES)、図24の「プリント枚数設定画面」において、各類似画像に含まれる各画像のプリント枚数が一括して設定されると共に、その他の画像のプリント枚数が設定される。
一方、類似画像に含まれる各画像のプリント枚数が一括して設定されない場合には(S207:NO)、図24の「プリント枚数設定画面」において、個別ボタン62が操作される。すると、類似画像に含まれる画像がサムネイル画像として全て表示された「プリント枚数設定画面」(図19参照)に切り換わり、類似画像に含まれる各画像のプリント枚数が個別に設定される。そして、類似画像に含まれる各画像のプリント枚数の設定が完了し、戻るボタン49が操作されると、図24の「プリント枚数設定画面」に戻る。
そして、「プリント枚数設定画面」における各画像のプリント枚数の設定が完了すると(ステップS209)、「注文内容確認画面」がディスプレイ23に表示される(ステップS210)。
以上説明したように、本実施の形態の受付装置Rでは、メディアドライブ24によって読み出された複数の画像データファイルの中から、互いに類似した一群の画像が判別され、その画像群に含まれる画像が同じ領域内に順次表示される「注文内容確認画面」がディスプレイ23に表示される。そのため、顧客は、順次表示される画像の内容を確認することによって、その画像群に含まれる複数の画像に対する注文情報の入力を一括で行うことができる。従って、顧客は、互いに類似した一群の画像に対する注文情報の入力を短時間で行うことができる。そのため、プリント注文の受付に要する時間を短縮することができ、一人の顧客が受付装置を占有する時間が短くなる。また、受付装置の時間効率を向上させることができる。
また、判別部185では、評価データ計算部183で計算されたRGB毎のSN比の値と、閾値記憶部184に記憶されたRGB毎の閾値とを比較することによって、互いに類似した一群の画像を容易に判別することができる。
また、互いに類似した一群の画像数がディスプレイ23に表示されるので、各画像群に含まれる画像数を容易に確認することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。例えば、上述の第1の実施の形態では、連続撮影された一群の画像に関しては、その代表画像だけが表示されているが、その画像群に含まれる複数の画像が同じ領域内に順次表示されてもよい。また、上述の第2の実施の形態では、互いに類似した一群の画像に関しては、その画像群に含まれる複数の画像が同じ領域内に順次表示されているが、その代表画像だけが表示されてもよい。
また、上述の第2の実施の形態では、RGB毎のSN比の値と、RGB毎の閾値とを比較することによって、互いに類似した一群の画像が判別されているが、互いに類似した一群の画像の判別方法は変更することができる。
また、上述の第1及び第2の実施の形態では、連続撮影された一群の画像または互いに類似した一群の画像の画像数がディスプレイに表示されるが、これらの画像数は表示されなくてもよい。
R プリント注文受付装置
P 写真処理装置
22 タッチパネル
23 ディスプレイ
24 メディアドライブ(読み出し部)
81、181 画像データ記憶部
82 パラメータ取得部(パラメータ取得手段)
83、184 閾値記憶部
84、185 判別部(判別手段)
85 決定部
86、186 抽出部
87、187 制御部(注文画面表示制御手段)
182 画像認識部(画像認識手段)
183 評価データ計算部(評価データ計算手段)
P 写真処理装置
22 タッチパネル
23 ディスプレイ
24 メディアドライブ(読み出し部)
81、181 画像データ記憶部
82 パラメータ取得部(パラメータ取得手段)
83、184 閾値記憶部
84、185 判別部(判別手段)
85 決定部
86、186 抽出部
87、187 制御部(注文画面表示制御手段)
182 画像認識部(画像認識手段)
183 評価データ計算部(評価データ計算手段)
Claims (7)
- 写真プリントの注文を受け付けるプリント注文受付装置において、
記録媒体に記録された複数の画像データファイルを読み出すための読み出し部と、
前記読み出し部によって読み出された画像データファイルに係る画像の撮影日時に関するパラメータを前記記録媒体又は画像データファイルから取得するパラメータ取得手段と、
前記読み出し部によって読み出された画像データファイルに係る画像のうち、所定時間内の撮影日時を有する画像を連続撮影された一群の画像と判別する判別手段と、
前記判別手段によって連続撮影された一群の画像と判別された画像群に含まれる画像に関しては画像群中の代表画像だけが表示される注文画面をディスプレイに表示させる注文画面表示制御手段とを備えていることを特徴とするプリント注文受付装置。 - 写真プリントの注文を受け付けるプリント注文受付装置において、
記録媒体に記録された複数の画像データファイルを読み出すための読み出し部と、
前記読み出し部によって読み出された画像データファイルに係る画像の撮影日時に関するパラメータを前記記録媒体又は画像データファイルから取得するパラメータ取得手段と、
前記読み出し部によって読み出された画像データファイルに係る画像のうち、所定時間内の撮影日時を有する画像を連続撮影された一群の画像と判別する判別手段と、
前記判別手段によって連続撮影された一群の画像と判別された画像群に含まれる画像が同じ領域内に順次表示される注文画面をディスプレイに表示させる注文画面表示制御手段とを備えていることを特徴とするプリント注文受付装置。 - 前記注文画面表示制御手段は、連続撮影された一群の画像毎の画像数をディスプレイに表示させることを特徴とする請求項1または2に記載のプリント注文受付装置。
- 写真プリントの注文を受け付けるプリント注文受付装置において、
記録媒体に記録された複数の画像データファイルを読み出すための読み出し部と、
前記読み出し部によって読み出された複数の画像データファイルに対して画像認識処理を行う画像認識手段と、
前記読み出し部によって読み出された複数の画像データファイルに係る画像が互いに類似しているか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段によって互いに類似した一群の画像と判別された画像群に含まれる画像に関しては画像群中の代表画像だけが表示される注文画面をディスプレイに表示させる注文画面表示制御手段とを備えていることを特徴とするプリント注文受付装置。 - 写真プリントの注文を受け付けるプリント注文受付装置において、
記録媒体に記録された複数の画像データファイルを読み出すための読み出し部と、
前記読み出し部によって読み出された複数の前記画像データファイルに対して画像認識処理を行う画像認識手段と、
前記読み出し部によって読み出された複数の画像データファイルに係る画像が互いに類似しているか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段によって互いに類似した一群の画像と判別された複数の画像が同じ領域内に順次表示される注文画面をディスプレイに表示させる注文画面表示制御手段とを備えていることを特徴とするプリント注文受付装置。 - 前記画像認識手段によって行われた画像認識処理の結果を用いて、前記読み出し部によって読み出された画像データファイルに係る画像間の類似度を示す評価データを計算する評価データ計算手段をさらに備えており、
前記判別手段は、前記読み出し部によって読み出された画像データファイルに係る画像のうち、前記評価データ計算手段によって計算された評価データが閾値以上である画像を互いに類似した一群の画像と判別することを特徴とする請求項4または5に記載のプリント注文受付装置。 - 前記注文画面表示制御手段は、互いに類似した一群の画像毎の画像数をディスプレイに表示させることを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載のプリント注文受付装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005123561A JP2006301342A (ja) | 2005-04-21 | 2005-04-21 | プリント注文受付装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005123561A JP2006301342A (ja) | 2005-04-21 | 2005-04-21 | プリント注文受付装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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