JP4400038B2 - 医療用画像出力装置及び医療用画像処理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、医療用画像出力装置及び医療用画像処理方法に係り、特に画像の向きに応じて余白領域及び画像記録領域を自動的に決定する医療用画像出力装置及び医療用画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、例えば、X線コンピュータ断層撮影装置(X線CT装置)や磁気共鳴画像形成装置(MRI装置)等のように、画像データをデジタル形式で得る画像入力装置が用いられている。この画像入力装置により得た画像データを記録媒体に記録する画像出力装置として、例えば、感光材からなる記録シートに露光する露光装置を有し、この露光装置により所定の出力用画像データに基づいて画像を記録する画像出力装置がある。
【0003】
ここで、記録シートに記録された画像を、例えば、医師が診断等に用いる場合、記録シートをシャーカステンに設けられた把持部に把持させて読影することが行われている。したがって、記録シートのシャーカステンに把持させる部分にまで画像を記録してしまうと、画像の一部が把持部によって隠されてしまい、読影の妨げとなるため、この部分を余白領域とする必要がある。また、記録シートの端部に、病院名、撮影年月日、患者氏名、撮影部位等の情報を記録することが行われている。この情報を記録する部分も、読影の妨げとならないように余白領域とする必要がある。
【0004】
そこで、記録シートの所定の位置に所定の余白領域を設けて画像を記録する画像出力装置としては、従来、ケーシングの上面に設けられたキーボードやタッチパネル等の入力操作部より入力されたフォーマット情報に含まれる余白情報に基づいて、記録シートに余白領域を形成する画像出力装置がある(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
また、画像が縦長である場合と横長である場合とにかかわらず、両者に対応し得る余白領域を画一的に定め、この余白領域以外の領域を画像を記録する画像記録領域として、自動的に記録シートに画像記録する画像出力装置もある。
【0006】
【特許文献1】
特開平6−314334号公報(第3頁〜第4頁、第3図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の入力操作部より入力されたフォーマット情報に含まれる余白情報に基づいて、記録シートに余白領域を形成する画像出力装置(特許文献1)では、ユーザが入力操作部から余白領域を選択してフォーマット情報を入力する必要があるため、手間がかかる上、入力を誤ると画像の向きに応じた余白領域が形成されない場合や、画像の向きに応じた画像記録領域に画像が出力されない場合が生じ、記録シートが無駄になる。
【0008】
一方、従来の余白領域を画一的に定め、この余白領域以外の領域を画像記録領域として、自動的に記録シートに画像記録する画像出力装置では、画像が縦長である場合と横長である場合との両者に対応し得るように余白領域が設けられているため、無駄な余白領域が形成されてしまう。例えば、シャーカステンにより把持するための余白領域を、画像が縦長である場合に対応させるために記録シートの長手方向の上端部に設けるとともに、横長である場合に対応させるために左側部に設けた場合、実際に撮影された画像が縦長であったときには、左側部の余白領域が無駄な余白となる。そして、このような無駄な余白領域が形成されることによって、画像記録領域が侵食されるため、記録される画像が小さくなってしまい、読影がしづらくなるという問題がある。
【0009】
そこで、本発明は、必要最小限の余白領域を自動的に選択することにより、簡易かつ確実に最大限に大きな画像を記録シートに記録することができる医療用画像出力装置及び医療用画像処理方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明による医療用画像出力装置は、
医療用画像データ生成装置から画像データを入力して展開する制御部と、
展開された画像データの長手方向または横方向のデータ量と、予め定められた標準データ量とを比較した結果に基づいて、前記展開された画像データを90度回転するか否かを判断するとともに、余白領域を形成する位置を示す余白情報を選択し、選択した余白情報に基づいて画像記録領域を特定する画像領域情報を決定する判定部と、
前記判定部が決定した結果に基づいて、前記展開された画像データを90度回転し、前記余白領域を生成し、前記画像記録領域に90度回転された画像データを配列して出力用画像データを生成する画像処理部とを有することを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、判定部により画像の向きに基づいて余白領域が決定されるため、画像の向きに応じて必要最小限の余白領域が取得される。そして、決定された余白領域に基づいて、判定部により画像を記録する画像記録領域が決定されるため、画像記録領域が最大限に大きく設定される。
【0012】
また、判定部により、画像の向きに基づいて自動的に余白情報が取得されるため、ユーザがキーボードやタッチパネル等の入力操作部から余白領域を選択して余白情報を入力する必要がない。
【0013】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の医療用画像出力装置において、前記画像処理部で生成された出力用画像データに基づいて、シャーカステン把持領域となる余白領域を含む画像を記録シートに記録する記録部を有することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の医療用画像出力装置において、前記判定部は、画像が縦長である場合と横長である場合のそれぞれについて予め定められた記録シートに形成する必要がある余白領域の中から、外部から入力した画像データにより表される画像の向きに基づいて余白領域を選択することを特徴とする。
本発明によれば、予め画像が縦長である場合と横長である場合のそれぞれについて記録シートに形成する必要がある余白領域が定められており、判定部により画像の向きに基づいていずれかの余白情報が選択されるため、より容易に、必要最小限の余白領域が取得される。
【0014】
請求項4に記載の発明は、医療用画像処理方法において、
医療用画像データ生成装置から画像データを入力して制御部で展開する工程と、
展開された画像データの長手方向または横方向のデータ量と、予め定められた標準データ量とを比較した結果に基づいて、前記展開された画像データを90度回転するか否かを判断するとともに余白領域を形成する位置を示す余白情報を選択し、選択した余白情報に基づいて画像記録領域を特定する画像領域情報を判定部により決定する工程と、
前記判定部が決定した結果に基づいて、前記展開された画像データを90度回転し、前記余白領域を生成し、前記画像記録領域に90度回転された画像データを配列して出力用画像データを画像処理部により生成する工程とを有することを特徴とする。
本発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図1から図4を参照して説明する。
【0016】
図1に示すように、画像出力装置1の上部には、銀塩記録材料を用いた複数の記録シートSを収容する2つの収容トレイ41が上下二段にわたって設けられており、この収容トレイ41の上方には画像を記録しようとする記録シートSを一枚ずつ吸着させて収容トレイ41から取り出す取出装置42が設けられている。これら収容トレイ41の下方には、記録シートSに出力用画像データに基づいてレーザ光Lを走査させて潜像を形成させる露光装置43が設けられている。また、画像出力装置1の上部には、潜像が形成された記録シートSを熱現像する熱現像装置44と、熱現像された記録シートSを冷却する冷却装置45とから構成される熱現像処理装置46が設けられている。画像出力装置1の上面であって図1において熱現像処理装置46の右側には、画像が記録された記録シートSを排出する排出トレイ47が設けられている。また、画像出力装置1には、収容トレイ41から供給された記録シートSを、図1において画像出力装置1内の右側を下方へ搬送し、露光装置43の下部を通って反対側を上方へ搬送し、熱現像処理装置46内を通って排出トレイへ排出する搬送経路Rが設けられている。この搬送経路Rの所定位置には、搬送方向に記録シートSを搬送する搬送装置48が設けられている。なお、記録シートSは、記録シートSの長手方向が搬送経路Rの進行方向と平行になるように搬送され、露光装置43は、記録シートSの長手方向と直交する方向にレーザ光Lを走査させるようになっている。
【0017】
画像出力装置1には、図2に示すように、画像入力装置としてX線CT装置5が接続されている。ここで、X線CT装置5は、X線を発生させ被撮影者に照射するX線管51を有しており、このX線管51と対向する位置には被撮影者を透過したX線量を検出するX線検出装置52が設けられている。また、X線CT装置5には、X線検出装置52により検出されたX線量のアナログデータを入力し、A/D変換等の処理を行ってデジタルの画像データとして画像出力装置1に対して出力する画像データ生成装置53が設けられている。
【0018】
また、画像出力装置1は、図2に示すように、画像処理に関する制御を行う画像制御部2と、搬送装置48及び露光装置43等の駆動系4の制御を行う駆動制御部3とを有している。
【0019】
画像制御部2には、X線CT装置5から画像データを入力する制御部21、入力された画像データを展開して作業するための作業領域22、記録シートSに余白領域を形成させる余白情報を記憶する記憶部23、入力された画像データに基づいて余白情報を選択し画像記録領域を決定する判定部24、及び画像記録領域に画像データを配列して出力すべき画像の出力用画像データを形成する画像処理部25が、それぞれ設けられている。
【0020】
記憶部23には、図3(A)に示すように記録シートSの長手方向の上下両端部に余白領域を形成させる余白情報と、図3(B)に示すように記録シートSの長手方向の左右両側部に余白領域を形成させる余白情報とが、予め記憶されている。なお、余白領域の上端部及び左側部は、シャーカステンにより把持されるシャーカステン把持領域H1,H2となり、余白領域の下端部及び右側部は、例えば病院名や患者氏名等を記録する情報記録領域J1,J2となるものである。
【0021】
ところで、上述のように、記録シートSは、記録シートSの長手方向と直交する方向にレーザ光Lを走査されるようになっている。したがって、画像が横長の場合に、画像を最大限に大きく記録させるには、図3(B)のように画像を90度回転させた状態で、記録を行うことになる。
【0022】
判定部24は、作業領域22に展開されている画像データの図3において横方向のデータ量D1,D2と、X線CT装置5による撮影領域が縦長である場合の標準的な横方向のデータ量である基準データ量とを比較することにより、作業領域22に展開されている画像データの画像を90度回転させる必要があるか否かを判断するようになっている。作業領域22に展開されている画像データの横方向のデータ量D1,D2と横方向標準データ量とが一致する場合には、判定部24は、画像データの画像を90度回転させる必要はないと判断し、記憶部23に記憶されている余白情報のうち、図3(A)に示すように記録シートSの長手方向の上下両端部に余白領域が形成される余白情報を選択するようになっている。一方、作業領域22に展開されている画像データの横方向のデータ量D1,D2の方が多い場合には、判定部24は、画像データの画像を90度回転させる必要があると判断し、記憶部23に記憶されている余白情報のうち、図3(B)に示すように記録シートSの長手方向の左右両側部に余白領域が形成される余白情報を選択するようになっている。
【0023】
そして、判定部24は、選択された余白情報に基づいて、余白領域以外の領域を、画像を記録する領域である画像記録領域Gとして決定するようになっている。また、判定部24は、画像処理部25に対して、画像記録領域Gに関する情報である画像領域情報を出力するようになっている。
【0024】
画像処理部25は、判定部24より入力された画像領域情報に基づいて、画像記録領域Gに、作業領域22に展開されている画像データを配列して、出力すべき画像の出力用画像データを生成するようになっている。このとき、作業領域22に展開されている画像データの横方向のデータ量D1,D2が、横方向標準データ量よりも多い場合には、図3(B)に示すように画像が90度回転された状態で記録シートSに記録されるように、画像データを配列するようになっている。また、画像処理部25は、生成した出力用画像データを駆動系制御部3に対して出力するようになっている。
【0025】
駆動系制御部3は、画像処理部25から入力された出力用画像データに基づいて、駆動系4の中の搬送装置48による記録シートSの搬送量を制御するとともに、露光装置43による記録シートSへのレーザ光Lの走査動作を制御するようになっている。
【0026】
次に、本実施形態の作用について説明する。
【0027】
X線CT装置5のX線管51より照射され被撮影者を透過したX線量が、X線検出装置52によって検出され、この検出されたX線量に基づいて画像データ生成装置52によりデジタルの画像データが生成される。生成された画像データは、画像出力装置1の制御部21に入力され、作業領域22に展開される。作業領域22に展開された画像データに基づいて、判定部24による余白領域及び画像記録領域Gの決定が行われ、この画像記録領域Gに関する情報である画像領域情報が、画像処理部25に対して出力される。この画像領域情報及び作業領域に展開されている画像データに基づいて、画像処理部25による出力用画像データの生成が行われる。
【0028】
ここで、余白領域と画像記録領域Gの決定及び出力用画像データの生成について、図4を参照して説明する。判定部24によって、作業領域22に展開されている画像データの横方向のデータ量D1,D2と、横方向標準データ量とが比較されることにより、作業領域22に展開されている画像データの画像を90度回転させる必要があるか否かが判断される(S1)。作業領域22に展開されている画像データの横方向のデータ量D1,D2と、横方向標準データ量とが一致するときには、画像データの画像を90度回転させる必要はないと判断され、この場合には、記録シートSの長手方向の上下両端に余白領域を形成する余白情報が選択される(S2)。一方、作業領域22に展開されている画像データの横方向のデータ量D1,D2と、横方向標準データ量とが一致しないときには、画像データの画像を90度回転させる必要があると判断され、この場合には、記録シートSの長手方向の左右両端に余白領域を形成する余白情報が選択される(S3)。そして、選択された余白情報に基づいて、余白領域以外の領域が画像記録領域Gとして決定され、画像領域情報として画像処理部に対して出力される(S4,S5)。その後、画像を90度回転させる必要はない場合には、画像処理部により、画像領域情報に基づいて、画像記録領域Gに画像データがそのまま配列される(S6)。一方、画像を90度回転させる必要がある場合には、画像処理部により、画像領域情報に基づいて、画像記録領域Gに90度回転させた画像の画像データが配列される(S7)。そして、画像記録領域Gに配列された画像データに基づいて、出力用画像データが生成される(S8)。画像処理部25により生成された出力用画像データは、駆動系制御部3に対して出力される。
【0029】
一方、記録シートSは、取出装置42により収容トレイ41から取り出されて、搬送装置48により搬送され、搬送経路Rの途中において、露光装置43によりレーザ光Lが走査されて所定の潜像が形成される。このとき、駆動系制御部3によって、画像処理部25により生成された出力用画像データに基づいて、搬送装置48による記録シートSの搬送量が制御されるとともに、露光装置43による記録シートSへのレーザ光Lの走査動作が制御される。そして、潜像が形成された記録シートSは、熱現像処理装置46により熱現像処理がなされ、所定の画像が形成されて排出トレイ47に排出される。
【0030】
排出トレイ47に排出された記録シートSは、画像を回転させずに記録した場合は、シャーカステン把持領域H1をシャーカステンに把持させ、長手方向から縦長の画像として読影されることになる。画像を90度回転させて記録した場合は、シャーカステン把持領域H2をシャーカステンに把持させ、短手方向から横長の画像として読影されることになる。
【0031】
以上より、本発明の実施の形態によれば、記憶部23には、記録シートSの長手方向の上下両端部に余白領域を形成させる余白情報と、記録シートSの長手方向の左右両側部に余白領域を形成させる余白情報とが、予め記憶されている。そして、画像が縦長の場合には、判定部24により、上下両端部に余白領域を形成させる余白情報が選択され、画像が横長の場合には、左右両側部に余白領域を形成させる余白情報が選択され、選択された余白領域以外の部分が画像記録領域とされる。したがって、簡易かつ確実に最大限に大きな画像を記録シートに記録することができ、読影を容易にすることができる。
【0032】
また、画像の向きに基づいて自動的に余白情報が取得されるため、余白情報についてのユーザによる入力操作が不要となり、手間が省ける上に、入力誤りによる記録シートSの浪費を防止することができる。
【0033】
なお、本発明の実施形態では、画像出力装置1の制御部21は、画像データを、X線CT装置5より入力するようにしたが、磁気共鳴画像形成装置(MRI装置)等、画像データをデジタル形式で得る他の画像入力装置より入力するようにしてもよい。
【0034】
また、本発明の実施形態では、画像出力装置1を、露光装置43により銀塩記録材料を用いた記録シートSにレーザ露光を行って画像を記録する画像出力装置としたが、インクノズルにより紙やPET(Poly Ethylene Terephthalate Resin:ポリエチレンテレフタレート樹脂)等を支持体とした反射記録シートにインク液滴を吐出させて画像を記録する画像出力装置としてもよい。
【0035】
また、本発明の実施形態では、判定部24は、作業領域22に展開されている画像データの横方向のデータ量D1,D2と横方向標準データ量とが一致する場合には、画像データの画像を90度回転させる必要はないと判断し、記録シートSの長手方向の上下両端部に余白領域が形成される余白情報を選択し、画像データの横方向のデータ量D1,D2の方が多い場合には、画像データの画像を90度回転させる必要があると判断し、左右両側部に余白領域が形成される余白情報を選択するようになっているが、これを逆にしてもよい。すなわち、作業領域22に展開されている画像データの横方向のデータ量D1,D2と横方向標準データ量とが一致する場合には、画像データの画像を90度回転させる必要があると判断し、記録シートSの長手方向の左右両側部に余白領域が形成される余白情報を選択し、画像データの横方向のデータ量D1,D2の方が多い場合には、画像データの画像を90度回転させる必要がないと判断し、上下両端部に余白領域が形成される余白情報を選択するようにしてもよい。この場合、記録シートSは、記録シートSの長手方向と直交する方向が搬送経路Rの進行方向と平行になるように収容トレイ42に収容され、露光装置43は、記録シートSの長手方向にレーザ光Lを走査させるようにする。
【0036】
また、本発明の実施形態では、記録シートSの上端部や左側部に、シャーカステン把持領域H1,H2となる余白領域を設け、下端部や右側部に病院名や患者氏名等を記録する情報記録領域J1,J2となる余白領域を設けるようにしたが、上端部や左側部に、把持領域H1,H2と情報記録領域J1,J2とをまとめた余白領域を設けるようにしてもよい。この場合、判定部24には、記録シートSの長手方向の上端部に余白領域を形成させる余白情報と、記録シートSの長手方向の左側部に余白領域を形成させる余白情報とを、予め記憶させておく。
【0037】
【発明の効果】
請求項1,4に記載の発明によれば、判定部により画像の向きに基づいて余白領域が決定されるため、必要最小限の余白領域が取得される。そして、決定された余白領域に基づいて、判定部により画像を記録する画像記録領域が決定されるため、画像記録領域が最大限に大きく設定される。これにより、簡易かつ確実に最大限に大きな画像を記録シートに記録することができ、読影を容易にすることができる。
【0038】
また、画像の向きに基づいて自動的に余白情報が取得されるため、余白情報についてのユーザによる入力操作が不要となり、手間が省ける上に、入力誤りによる記録シートの浪費を防止することができる。
【0039】
請求項3に記載の発明によれば、予め画像が縦長である場合と横長である場合のそれぞれについて記録シートに形成する必要がある余白領域が定められており、判定部により画像の向きに基づいていずれかの余白情報が選択されるため、より容易に、必要最小限の余白領域を取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像出力装置の一実施形態の構成を示す断面図である。
【図2】本発明による画像出力装置を適用した画像記録システムの一実施形態の構成を示すブロック図である。
【図3】(A)は、本発明による画像出力装置において、撮影した画像が縦長である場合に記録シートに形成される余白領域を示す図であり、(B)は、撮影した画像が横長である場合に記録シートに形成される余白領域を示す図である。
【図4】本発明による画像出力装置における出力用画像データの生成の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像出力装置
2 画像制御部
21 制御部
23 記憶部
24 判定部
25 画像処理部
3 駆動系制御部
4 駆動系
5 X線CT装置
S 記録シート
H1,H2 シャーカステン把持領域
J1,J2 情報記録領域
Claims (4)
- 医療用画像データ生成装置から画像データを入力して展開する制御部と、
展開された画像データの長手方向または横方向のデータ量と、予め定められた標準データ量とを比較した結果に基づいて、前記展開された画像データを90度回転するか否かを判断するとともに、余白領域を形成する位置を示す余白情報を選択し、選択した余白情報に基づいて画像記録領域を特定する画像領域情報を決定する判定部と、
前記判定部が決定した結果に基づいて、前記展開された画像データを90度回転し、前記余白領域を生成し、前記画像記録領域に90度回転された画像データを配列して出力用画像データを生成する画像処理部とを有することを特徴とする医療用画像出力装置。 - 前記画像処理部で生成された出力用画像データに基づいて、シャーカステン把持領域となる余白領域を含む画像を記録シートに記録する記録部を有することを特徴とする請求項1に記載の医療用画像出力装置。
- 前記判定部は、画像が縦長である場合と横長である場合のそれぞれについて予め定められた記録シートに形成する必要がある余白領域の中から、外部から入力した画像データにより表される画像の向きに基づいて余白領域を選択することを特徴とする請求項2に記載の医療用画像出力装置。
- 医療用画像データ生成装置から画像データを入力して制御部で展開する工程と、
展開された画像データの長手方向または横方向のデータ量と、予め定められた標準データ量とを比較した結果に基づいて、前記展開された画像データを90度回転するか否かを判断するとともに余白領域を形成する位置を示す余白情報を選択し、選択した余白情報に基づいて画像記録領域を特定する画像領域情報を判定部により決定する工程と、
前記判定部が決定した結果に基づいて、前記展開された画像データを90度回転し、前記余白領域を生成し、前記画像記録領域に90度回転された画像データを配列して出力用画像データを画像処理部により生成する工程とを有することを特徴とする医療用画像処理方法。
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