JP2007076791A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 記録シート使用前に、誤装填であることを知ることができる画像形成装置を得、開封記録シートパッケージ全体の無駄を防止する。
【解決手段】 複数種類の医用画像生成装置から、これら医用画像生成装置を特定する付帯情報が画像データと同時に入力されるとともに、異なる種類の記録シート13を装填する複数のトレイ25,27を有し、かつ付帯情報と、トレイ毎に設定された記録シート13の種別情報とに基づき、画像出力に使用する記録シート13をトレイ25,27の選択によって使い分ける画像形成装置100であって、付帯情報と異なる種別の記録シート13がトレイ25,27に装填されたときにエラー信号を出力する制御部Eを備えた。
【選択図】図1
【解決手段】 複数種類の医用画像生成装置から、これら医用画像生成装置を特定する付帯情報が画像データと同時に入力されるとともに、異なる種類の記録シート13を装填する複数のトレイ25,27を有し、かつ付帯情報と、トレイ毎に設定された記録シート13の種別情報とに基づき、画像出力に使用する記録シート13をトレイ25,27の選択によって使い分ける画像形成装置100であって、付帯情報と異なる種別の記録シート13がトレイ25,27に装填されたときにエラー信号を出力する制御部Eを備えた。
【選択図】図1
Description
本発明は、医用画像生成装置を特定する付帯情報が画像データと同時に入力されるとともに、当該付帯情報と、トレイ毎に設定された記録シートの種別情報とに基づき、使用する記録シートがトレイの選択によって使い分けられる画像形成装置に関する。
近年、CT(Computed Tomography)装置、CR(Computed Radiography)装置、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置、乳房画像撮影装置(マンモグラフィ)等のコンピュータ支援診断装置(以下、これらの装置を総称して「医用画像生成装置」と称す)が医療分野において広汎に利用されている。これらの医用画像生成装置を用いて得られた電気信号としての被写体の画像データは、画像形成装置に転送された後、診断に適した所望の画像処理が施され、ディスプレイあるいは記録シート等の画像記録材料に出力される。
この場合、画像記録材料に対して医用画像情報を記録する画像形成装置では、例えば、積層状態で供給されるシート状の記録シートを枚葉して画像記録部まで搬送した後、医用画像情報に応じて変調されたレーザビームを記録シートに照射することにより、所望の画像処理が施された医用画像を得ている。
また、近年では上述した医用画像生成装置や画像形成装置が、病院内の情報を管理するシステム(「HIS;Hospital Information System」と称す)や放射線科内の情報を管理するシステム(「RIS;Radiology Information System」と称す)等にLAN(Local Area Network)等の通信ネットワークを介して接続され、撮影された医用画像がネットワークを介して送受信され、各装置において利用されている。
ところで、このような画像形成装置では、医用画像情報の種類や画像の大きさ等に応じて、最適な記録シート(例えば感度特性)を選択して医用画像情報を記録する必要がある。例えば、マンモグラフィでは、他の一般の医用画像に比べ、より高い濃度(例えば、Dmax=4.0)を有する記録媒体(記録シート)が使用される。このような背景から、複数の医用画像生成装置が接続され、一般の医用画像とマンモグラフィとが混在するシステムにおいては、オペレータが手動により、医用画像の特性に応じた濃度の記録シートを選択して、医用画像の記録を行っていた。
このため、記録シートの濃度に応じて記録シートに高画質な医用画像を形成する医用画像システムとしては、例えば、医用画像に付帯する付帯情報に基づいて医用画像の種別を判別し、医用画像の種別に応じた濃度の記録シートが装填されているトレイを選択して、当該トレイから記録シートを搬送させる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−88353号公報
しかしながら、上記従来の医用画像システムは、医用画像の種別に応じた濃度の記録シートが装填されているトレイを選択して、当該トレイから記録シートを搬送させることは可能であるが、その前段階である記録シートを記録シート包装体(記録シートパッケージ)のままの状態でトレイへ装填した時点での誤装填を判定することはできなかった。すなわち、記録シートは、装填時、複数枚が積層状態で遮光袋に封止された記録シートパッケージの形態で取り扱われる。このため、トレイに誤った種類の記録シートパッケージが装填された後は、誤装填されたこと自体が判別不能な状況となり、指定の種類の記録シートへの画像形成が行なわれないことになる。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、記録シート使用前に、誤装填であることを確実に検出し、常に良好な画像形成が行い得る画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、記録シート使用前に、誤装填であることを確実に検出し、常に良好な画像形成が行い得る画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1)複数種類の医用画像生成装置から、該医用画像生成装置を特定する付帯情報が画像データと同時に入力されるとともに、異なる種類の記録シートを装填する複数のトレイを有し、かつ前記付帯情報と、前記トレイ毎に設定された前記記録シートの種別情報とに基づき、画像出力に使用する記録シートを前記トレイの選択によって使い分ける画像形成装置であって、前記付帯情報とは異なる種別の記録シートが前記トレイに装填されたときにエラー信号を出力する制御部を備えたことを特徴とする画像形成装置。
(1)複数種類の医用画像生成装置から、該医用画像生成装置を特定する付帯情報が画像データと同時に入力されるとともに、異なる種類の記録シートを装填する複数のトレイを有し、かつ前記付帯情報と、前記トレイ毎に設定された前記記録シートの種別情報とに基づき、画像出力に使用する記録シートを前記トレイの選択によって使い分ける画像形成装置であって、前記付帯情報とは異なる種別の記録シートが前記トレイに装填されたときにエラー信号を出力する制御部を備えたことを特徴とする画像形成装置。
この画像形成装置によれば、医用画像生成装置から送られる付帯情報に基づいてトレイ毎に記録シートの種別情報が設定されている状態において、トレイに記録シートが装填されると、当該トレイに対応する記録シートの種別情報と、実際に装填された記録シートの種別とが制御部によって判定され、トレイに設定された種別情報と記録シート種類とが異なる場合にはエラー信号が出力される。これにより、記録シート使用の前に、誤装填であることが把握可能となる。
(2)前記トレイには遮光袋に収容されたままの前記記録シートが装填され、該遮光袋には前記記録シートの種別情報を有する識別手段が付され、前記トレイには、前記制御部に接続され前記識別手段から前記記録シートの種別情報を読み取る検出手段が設けられたことを特徴とする(1)項記載の画像形成装置。
この画像形成装置によれば、複数枚の記録シートが遮光袋に封止された記録シートパッケージのままトレイに装填され、その表面等に付設される識別手段がトレイに設けられた検出手段によって読み取られ、トレイに装填された記録シートが記録シートパッケージごと判定される。これにより、遮光袋の開封前に記録シートパッケージの誤装填が把握可能となり、確実に誤装填が回避できる。
(3)前記トレイには、装置外部より引き抜かれる前記遮光袋を挟持する回動自在な扱きローラと、該扱きローラの回動を阻止するロック手段とが設けられ、前記エラー信号の出力に伴って前記制御部が前記ロック手段へ前記扱きローラの回動阻止信号を送出することを特徴とする(2)項記載の画像形成装置。
この画像形成装置によれば、トレイに装填された記録シートが誤装填であると判断されると、エラー信号の出力と共に、扱きローラロック手段へ回動阻止信号が出力され、扱きローラの回動が阻止される。これにより、誤装填の場合に、遮光袋が装置外部から引き抜かれ、誤装填された記録シートパッケージを無駄にすることが防止される。
本発明に係る画像形成装置によれば、医用画像生成装置を特定する付帯情報が画像データと同時に入力されるとともに、この付帯情報と、トレイ毎に設定された記録シートの種別情報とに基づき、使用記録シートが使い分けられる画像形成装置において、付帯情報と異なる種別の記録シートがトレイに装填されたときにエラー信号を出力する制御部が備えられているので、記録シート使用の前に、誤装填であることを確実に検出することができ、常に良好な画像形成を行うことができる。
以下、本発明に係る画像形成装置の好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る画像形成装置の構成図、図2は記録シートパッケージの装填手順を(a),(b),(c)で表した説明図である。
画像形成装置100は、熱現像記録材料である記録シート13の搬送方向順に、熱現像記録材料供給部Aと、画像露光部Bと、熱現像部Cと、冷却部Dとを備えており、また、各部間の要所に設けられ記録シート13を搬送するための搬送手段と、各部を駆動し制御する電源/制御部Eとを備えている。
図1は本発明に係る画像形成装置の構成図、図2は記録シートパッケージの装填手順を(a),(b),(c)で表した説明図である。
画像形成装置100は、熱現像記録材料である記録シート13の搬送方向順に、熱現像記録材料供給部Aと、画像露光部Bと、熱現像部Cと、冷却部Dとを備えており、また、各部間の要所に設けられ記録シート13を搬送するための搬送手段と、各部を駆動し制御する電源/制御部Eとを備えている。
また、画像形成装置100は、最下段に電源/制御部E、その上段に熱現像記録材料供給部A、さらにその上段に画像露光部Bと熱現像部Cと冷却部Dとを配置した構成となっており、画像露光部Bと熱現像部Cとを隣接させた配置としている。したがって、露光工程と熱現像工程を短い搬送距離内で行うことができ、記録シート13の搬送パス長を最短化し、一枚の出力時間を短縮することができるようになっている。また、一枚の記録シート13に対して露光工程と熱現像工程との両工程を同時に実施することが可能となる。
記録シート13としては、熱現像感光材料又は感光感熱記録材料等を使用することができる。熱現像感光材料は、光ビーム(例えば、レーザビーム)によって画像を記録(露光)し、その後、熱現像して発色させる記録材料である。また、感光感熱記録材料は、光ビームによって画像を記録し、その後、熱現像して発色させるか、或いは、レーザビームのヒートモード(熱)によって画像を記録すると同時に発色させ、その後、光照射で定着する記録材料である。
熱現像記録材料供給部Aは、記録シート13を一枚ずつ取り出して、記録シート13の搬送方向の下流に位置する画像露光部Bに供給する部分であり、例えば二つの装填部15,17と、各装填部にそれぞれ配置される枚葉機構19と、供給ローラ対21,23と、不図示の搬送ローラ及び搬送ガイドとを有して構成される。また、二段構成となっている各装填部15,17の内部には、異なる、例えば、B4サイズ、及び半切サイズ等の記録シート13,13がトレイ25,27内に収納され、各段に装填されたサイズや向きの記録シート13,13を選択的に使用できるようにしている。
記録シート13は、シート状に加工され、通常、150枚等の所定単位の積層体(束)とされて、当て紙に収納された状態で、アルミニウム箔等の遮光袋30内に包装される。これにより、記録シート13は、図2(a)に示すように、所定枚数がパッケージされた記録シートパッケージ29として取り扱われる。そして、記録シート13は、遮光袋30の一部に切込みが入れられ、図2(b)に示すように、端部に形成されたひれ部30aがトレイ25,27の外側に引き出されて、各トレイ25,27内に装填される。そして、図2(c)に示すように、トレイ25,27の外側に導出されたひれ部30aが引き抜かれることにより、記録シート13はトレイ25,27内に装填される。
ここで、遮光袋30の片側(図では下側)表面には、記録シート13のサイズ、枚数、感度、製造時期、製造場所、製造ロット番号、製造会社名等の識別情報及びこの識別情報に対応する数値データ等を記録したバーコードラベル等の識別手段が貼着又は印刷されている。
トレイ25,27の下側には、バーコードラベルを表出させるバーコード表出開口部が穿設される。このバーコード表出開口部の近傍にはバーコードラベルに対向するようにバーコードリーダ等の検出手段31が配設され、検出手段31で読み取ったデータは制御部Eに送信される。したがって、遮光袋30に封止された記録シート13は、トレイ25,27に装填される際、遮光袋30に付されたバーコードラベル等が検出手段31により読み取られることによって、制御部Eが記録シート13の種別情報を判別するようになっている。つまり、トレイ25,27に装填された記録シート13が、記録シート13の装填時に、記録シートパッケージ29毎に判定される。
ここで、上記の遮光袋30を引く抜くための機構を詳細に説明する。
図3は記録シートパッケージが収容されたトレイの概略説明図である。
トレイ25,27に装填された記録シートパッケージ29は、前述の通り、最初は、その遮光袋30のひれ部30aをトレイ25,27の外側に引き出した状態となる。トレイ25,27が画像形成装置100内に収容された後は、トレイ25,27は画像形成装置100内で遮光状態となり、遮光袋30は不要となる。そこで、前述のように遮光袋30がひれ部30aを引き抜くことで取り除かれる。
図3は記録シートパッケージが収容されたトレイの概略説明図である。
トレイ25,27に装填された記録シートパッケージ29は、前述の通り、最初は、その遮光袋30のひれ部30aをトレイ25,27の外側に引き出した状態となる。トレイ25,27が画像形成装置100内に収容された後は、トレイ25,27は画像形成装置100内で遮光状態となり、遮光袋30は不要となる。そこで、前述のように遮光袋30がひれ部30aを引き抜くことで取り除かれる。
このとき、遮光袋30は、上下一対の扱きローラ33,37により扱かれながら取り除かれる。扱きローラ33,37は共に回転ローラであり、下側の扱きローラ37には、ローラの回転動作を阻止するロック機構(ロック手段)39が設けられている。このロック機構39は、制御部Eから入力される回動阻止信号によって扱きローラ37の回動を阻止するよう作動する。したがって、ロック機構39によって扱きローラ37の回動が阻止されれば、遮光袋30はひれ部30aが引き抜き不能となる。つまり、記録シートパッケージ29の開封が阻止されるようになっている。ロック機構39としては、例えば回動阻止信号の入力によってプランジャによってロックピンを突出させ、扱きローラ37の回動を規制するストッパーピン式のロック機構等が挙げられる。
再び図1に戻り画像形成装置100を説明する。
画像露光部Bは、熱現像記録材料供給部Aから搬送されてきた記録シート13に対して光ビームLBを主走査方向に走査露光し、また、主走査方向に略直交する副走査方向(即ち、搬送方向)に搬送することで、所望の画像を記録シート13に記録して潜像を形成する。
画像露光部Bは、熱現像記録材料供給部Aから搬送されてきた記録シート13に対して光ビームLBを主走査方向に走査露光し、また、主走査方向に略直交する副走査方向(即ち、搬送方向)に搬送することで、所望の画像を記録シート13に記録して潜像を形成する。
熱現像部Cは、走査露光後の記録シート13を搬送しながら昇温処理して、熱現像を行う。そして、冷却部Dにおいて現像処理後の記録シート13を冷却して、排出トレイ41に搬出する。
ここで、熱現像記録材料供給部Aと画像露光部Bとの間の搬送路には幅寄せ機構43が設けられており、熱現像記録材料供給部Aから搬入されてきた記録シート13を、その幅方向端部を揃えた状態で画像露光部Bへ供給している。
次に、画像露光部Bについて具体的に説明する。
画像露光部Bは、光ビーム走査露光によって記録シート13を露光する部位であり、熱現像材料の搬送面からのばたつきを防止しつつ搬送するばたつき防止機構を有した副走査搬送部(副走査手段)45と、走査露光部(レーザ照射手段)47とを備えている。走査露光部47は、別途用意された画像データに従ってレーザの出力を制御しつつ、このレーザを走査(主走査)させる。このとき記録シート13を副走査搬送部45によって副走査方向に移動させる。
画像露光部Bは、光ビーム走査露光によって記録シート13を露光する部位であり、熱現像材料の搬送面からのばたつきを防止しつつ搬送するばたつき防止機構を有した副走査搬送部(副走査手段)45と、走査露光部(レーザ照射手段)47とを備えている。走査露光部47は、別途用意された画像データに従ってレーザの出力を制御しつつ、このレーザを走査(主走査)させる。このとき記録シート13を副走査搬送部45によって副走査方向に移動させる。
副走査搬送部45は、照射するレーザ光の主走査ラインを挟んで、軸線がこの走査ラインに対して略平行に配置された2本の駆動ローラ49,51と、これら駆動ローラ49,51に対向して配置され、記録シート13を支持するガイド板53を備えている。ガイド板53は、各駆動ローラ49,51との間に挿入される記録シート13を、並設されたこれら駆動ローラ同士間の外側で該駆動ローラ周面の一部に沿って撓ませて、駆動ローラ同士間で記録シート13の撓みによる弾性反発力を当接して受け止めるようにしている。
この撓みにより記録シート13自身に弾性反発力が発生する。この弾性反発力により、記録シート13と駆動ローラ49,51との間に所定の摩擦力が生じ、駆動ローラ49,51から記録シート13へ確実に搬送駆動力が伝達されて、記録シート13が搬送されるようになる。従って、記録シート13の搬送面からのばたつき、即ち、上下方向のばたつきが確実に抑制される。この駆動ローラ同士間の記録シート13に向けてレーザ光を照射することで、露光位置ずれのない良好な記録が行えることになる。なお、駆動ローラ49,51は、図示しないモータ等の駆動手段の駆動力を、歯車やベルト等の伝達手段を介して受け、図1の時計回り方向へ回転するようになっている。
次に、熱現像部Cについて説明する。
熱現像部Cは、熱処理を適用されるタイプの被熱処理熱現像記録材料を加熱するものであり、構成としては、記録シート13を処理するのに必要な温度となる加熱体としての熱現像記録材料の移送方向に並ぶ複数のプレートヒータ55,57,59を湾曲させ、かつ、これらプレートヒータ55,57,59を一連の円弧状配置としている。
熱現像部Cは、熱処理を適用されるタイプの被熱処理熱現像記録材料を加熱するものであり、構成としては、記録シート13を処理するのに必要な温度となる加熱体としての熱現像記録材料の移送方向に並ぶ複数のプレートヒータ55,57,59を湾曲させ、かつ、これらプレートヒータ55,57,59を一連の円弧状配置としている。
即ち、これらプレートヒータ55,57,59を含む熱現像部Cの構成としては、図示されるように、各プレートヒータに凹面を設け、記録シート13をプレートヒータの凹面に対して接触させつつ滑らせて、相対的に移動させる。このときの記録シート13の移送手段として、供給ローラ61と、各プレートヒータから記録シート13への伝熱用でもある複数の押さえローラ63と、を配設している。
押さえローラ63は、歯車65に噛合して歯車65の回転に従動して回転駆動される。これら押さえローラ63としては、金属ローラ、樹脂ローラ、ゴムローラ等が利用できる。この構成により、搬送される記録シート13がプレートヒータ55,57,59に押し付けられつつ搬送されるので、記録シート13の座屈が防止される。なお、上記の湾曲プレートヒータは一例であり、この他、加熱手段としては平坦なプレートヒータや加熱ドラム等を用いる構成であってもよい。
熱現像部C内における記録シート13の搬送路の終端には、記録シート13を移送する排出ローラ67が配設されている。そして、熱現像部Cから搬出された記録シート13は、冷却部Dによってシワが発生しないように、かつ湾曲ぐせが付かないように注意しながら冷却される。冷却部Dから排出された記録シート13は搬送路途中に設けられた冷却ローラ対69によりガイドプレート71内に案内され、さらに、排出ローラ対73から排出トレイ41に排出される。
このように冷却部D内には、複数の冷却ローラ対69が記録シート13の搬送経路に所望の一定曲率Rを与えるように配置されている。これは、記録シート13がその材料のガラス転移点以下に冷却されるまで一定の曲率Rにより搬送されるということであり、このように意図的に熱現像記録材料に曲率を付けることで、ガラス転移点以下に冷却される前に余計なカールが付かなくなり、ガラス転移点以下となれば、新たなカールが付くこともなく、カール量がばらつかない。
また、冷却ローラ自体及び冷却部Dの内部雰囲気を温度調節している。このような温度調節は、熱処理装置の立ち上げ直後と十分にランニングを行った後との状態をなるべく同様なものにし、濃度変動を小さくすることができる。
排出トレイ41の上方にはソーター機構75が取り付けられ、ソーター機構75はガイドプレート71から搬送された記録シート13を、排出ローラ対73の直前で任意に振り分け可能としている。排出トレイ41近傍の装置最上部には、画像形成装置100の動作状態や所望の作業指示を行うための表示部77と、画像形成装置100に対してデータを入力するためのデータ入力部79とが配設される。
図4は図1に示す画像形成装置の機能的構成を示すブロック図、図5は機種毎設定テーブルの説明図、図6はトレイ設定テーブルの説明図である。
画像形成装置100は、始動スイッチSWのオン操作により、電源/制御部Eに電源が投入される。制御部Eには、表示部77、データ入力部79、バーコードリーダ31、駆動部81、ロック機構39が、インターフェース(I/O)83を介して接続されている。また、制御部Eは、枚葉機構19と、記録シートを画像記録装置100内で搬送する搬送路ガイド機構21,23,49,51とを制御する。さらに、制御部Eは、熱現像部Cの加熱ヒータ55,57,59等の熱現像手段を制御する。また、制御部Eには、バーコードリーダ31によって読み取られた識別情報を判別するための機種毎設定テーブル85、トレイ設定テーブル87を格納した不図示の記憶部が接続されている。
画像形成装置100は、始動スイッチSWのオン操作により、電源/制御部Eに電源が投入される。制御部Eには、表示部77、データ入力部79、バーコードリーダ31、駆動部81、ロック機構39が、インターフェース(I/O)83を介して接続されている。また、制御部Eは、枚葉機構19と、記録シートを画像記録装置100内で搬送する搬送路ガイド機構21,23,49,51とを制御する。さらに、制御部Eは、熱現像部Cの加熱ヒータ55,57,59等の熱現像手段を制御する。また、制御部Eには、バーコードリーダ31によって読み取られた識別情報を判別するための機種毎設定テーブル85、トレイ設定テーブル87を格納した不図示の記憶部が接続されている。
機種毎設定テーブル85は、メモリ領域が例えば機種フィールドと、シート種類フィールドとに分けられ、機種フィールドにはCT,MRI,マンモグラフィ等の機種データが格納され、シート種類フィールドには機種フィールドに対応した一般記録シート、マンモ用記録シート等の記録シート種データが格納される。また、トレイ設定テーブル87は、メモリ領域が例えばトレイフィールドと、設定シートフィールドとに分けられ、トレイフィールドにはトレイ25、トレイ27等のトレイ段データが格納され、設定シートフィールドにはトレイフィールドに対応した一般記録シート、マンモ用記録シート等の記録シート種データが格納される。
図7は医用画像生成装置、画像形成装置の接続されるネットワークの構成図である。
画像形成装置100は、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)、インターネット等の様々な回線形態のネットワーク91によって、医用画像生成装置であるCT93、MRI95、マンモグラフィ97等に接続されている。病院内のネットワーク91による通信方式は、一般的に、DICOM(Digital Image and Communications in Medicine)規格が用いられており、上述した医用画像生成装置93,95,97と画像形成装置100との通信では、DICOM MWM(Modality Worklist Management)やDICOM MPPS(Modality Performed Procedure Step)が用いられる。
画像形成装置100は、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)、インターネット等の様々な回線形態のネットワーク91によって、医用画像生成装置であるCT93、MRI95、マンモグラフィ97等に接続されている。病院内のネットワーク91による通信方式は、一般的に、DICOM(Digital Image and Communications in Medicine)規格が用いられており、上述した医用画像生成装置93,95,97と画像形成装置100との通信では、DICOM MWM(Modality Worklist Management)やDICOM MPPS(Modality Performed Procedure Step)が用いられる。
医用画像生成装置93,95,97は、被写体を撮影することによって得た撮影画像をデジタル変換して、画像データ99a,99bを生成し、ネットワーク91を介して画像形成装置100へと送出する。医用画像生成装置93,95,97は、上述したDICOM規格に準拠した装置であるものとし、DICOM規格に応じた付帯情報が画像データ99a,99b付帯される。すなわち、画像形成装置100には、複数種類の医用画像生成装置93,95,97から、これに医用画像生成装置を特定する付帯情報が画像データ99a,99bと同時に入力されるようになっている。画像形成装置100は、この付帯情報に基づき、画像データ99a,99bがいずれの医用画像生成装置93,95,97からのものであるかを制御部Eによって判定可能としている。
これにより、制御部Eは、機種毎設定テーブル85に記憶された医用画像のヘッダに付帯するDICOMの付帯情報を取得して、入力された画像データ99a,99bに対して医用画像を記録する濃度に適当な記録シート13を決定する。ここで、記録シート13の好適な濃度とは、例えば、医用画像の種別がマンモグラフィ97である場合、記録シート13の濃度は、Dmax=3.6〜4.0程度が好ましく、医用画像の種別がCT93やMRI95の一般医用画像である場合、記録シート13の濃度は、Dmax=3.0程度が好ましい。本実施の形態では、マンモグラフィ97の場合の好適な濃度をDmax=4.0とし、一般医用画像の場合の好適な濃度をDmax=3.0として説明する。
以下、ネットワーク91上における画像形成装置100の動作を説明する。
図8は画像形成装置における記録シート選択手順を表すフローチャート、図9は誤装填検出手順を表すフローチャートである。
まず、画像形成装置100にネットワーク91を介して画像データ99a,99bが入力されると(st1)、制御部Eにより、画像データ99a,99bに付帯する付帯情報が取得され、取得された付帯情報に基づいて、機種毎設定テーブル85が参照され、指定記録シートが設定される(st2)。
図8は画像形成装置における記録シート選択手順を表すフローチャート、図9は誤装填検出手順を表すフローチャートである。
まず、画像形成装置100にネットワーク91を介して画像データ99a,99bが入力されると(st1)、制御部Eにより、画像データ99a,99bに付帯する付帯情報が取得され、取得された付帯情報に基づいて、機種毎設定テーブル85が参照され、指定記録シートが設定される(st2)。
次いで、制御部Eは、トレイ設定テーブル87を参照し、使用するトレイ25,27を特定し(st3)、トレイ選択信号を装填部15,17に出力する。つまり、画像データ99bがマンモグラフィ97からのデータであり、好適な濃度をDmax=4.0として決定した場合、制御部Eは、Dmax=4.0の記録シート13が装填されているトレイ27(トレイ2とする)を選択して、選択信号を出力する。また、画像データ99aが一般のMRI95(CT93も同様)であり、好適な濃度をDmax=3.0として決定した場合、制御部Eは、Dmax=3.0の記録シート13が装填されているトレイ25(トレイ1とする)を選択して、選択信号を出力する。
次いで、制御部Eから出力された選択信号に基づいて、トレイ25,27に装填された記録シート13が画像露光部Bへに搬送され、画像データ99a,99bに基づく記録が行われる(st4)。このように、画像形成装置100は、画像データに付帯する付帯情報に基づいて、画像データの種別に応じた濃度の記録シート13が装填されているトレイ25,27のいずれかを選択して、当該トレイ25,27から記録シート13を搬送させる。
ここで、トレイ25,27へ記録シート13の新規装填を行う場合を説明する。
まず、トレイ25,27が引き出され、記録シートパッケージ29が装填される(st11)。トレイ25,27が閉じられると(st12)、トレイ25,27に装填された記録シートパッケージ29のバーコードラベルの識別手段が、バーコードリーダ等の検出手段31によって読み取られる(st13)。
まず、トレイ25,27が引き出され、記録シートパッケージ29が装填される(st11)。トレイ25,27が閉じられると(st12)、トレイ25,27に装填された記録シートパッケージ29のバーコードラベルの識別手段が、バーコードリーダ等の検出手段31によって読み取られる(st13)。
制御部Eは、トレイ25,27に設定された記録シート13の種別情報と、実際にトレイ25,27に装填された記録シート13の種別とを判定し(st14)、トレイ25,27に設定された種別情報と記録シート種類とが異なる場合には、エラー信号を出力し(st15)、エラーメッセージを表示部77に表示させる。これにより、ユーザーは、記録シートパッケージ29の開封前に、誤装填であることが把握可能となる。
誤装填が確認された後、ユーザーによって誤装填記録シートパッケージ29が取り出され(st16)、正規の記録シートパッケージ29が装填されることになる。その結果、再び、装填された記録シートパッケージ29のバーコードラベル等の識別手段が、バーコードリーダ等の検出手段31によって読み取られ(st13)、トレイ25,27に設定された種別情報と記録シート種類とが一致すれば、画像記録が開始される(st17)。
また、制御部Eは、表示部77へのエラーメッセージの表示と同時に、トレイ25,27に設けられたロック機構39へ、扱きローラ37の回動阻止信号を送出する。これにより、装置外に導出された記録シートパッケージ29のひれ部30aが、回転規制された一対の扱きローラ33と37とによって挟持され、引き抜きが阻止されることで、誤って遮光袋30が開封されることを確実に防止することができる。
したがって、本実施の形態による画像形成装置100によれば、医用画像生成装置93,95,97を特定する付帯情報が画像データ99a,99bと同時に入力されるとともに、この付帯情報と、トレイ毎に設定された記録シート13の種別情報とに基づき、使用記録シートが使い分けられる画像形成装置100に対し、付帯情報と異なる種別の記録シート13がトレイ25,27に装填されたときに、エラー信号を出力する制御部Eが備えられているので、記録シート使用の前に、誤装填であることを確実に知ることができる。すなわち、遮光袋30の開封前に記録シートパッケージ29の誤装填が把握可能となり、遮光袋30から取り出された後には識別不能となる記録シートの誤装填が未然に防止される。また、誤装填された記録シートパッケージ29を無駄にすることがなくなる。そして、この誤装填による濃度不足の画像形成等の発生を確実に防止でき、常に良好な画像形成が可能となる。
13 記録シート
25,27 トレイ
30 遮光袋
30a ひれ部
31 バーコードリーダ(検出手段)
33,37 扱きローラ
39 ロック機構(ロック手段)
93,95,97 医用画像生成装置
99a,99b 画像データ
100 画像形成装置
E 制御部
25,27 トレイ
30 遮光袋
30a ひれ部
31 バーコードリーダ(検出手段)
33,37 扱きローラ
39 ロック機構(ロック手段)
93,95,97 医用画像生成装置
99a,99b 画像データ
100 画像形成装置
E 制御部
Claims (3)
- 複数種類の医用画像生成装置から、該医用画像生成装置を特定する付帯情報が画像データと同時に入力されるとともに、異なる種類の記録シートを装填する複数のトレイを有し、かつ前記付帯情報と、前記トレイ毎に設定された前記記録シートの種別情報とに基づき、画像出力に使用する記録シートを前記トレイの選択によって使い分ける画像形成装置であって、
前記付帯情報とは異なる種別の記録シートが前記トレイに装填されたときにエラー信号を出力する制御部を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記トレイには遮光袋に収容されたままの前記記録シートが装填され、
該遮光袋には前記記録シートの種別情報を有する識別手段が付され、
前記トレイには、前記制御部に接続され前記識別手段から前記記録シートの種別情報を読み取る検出手段が設けられたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記トレイには、装置外部より引き抜かれる前記遮光袋を挟持する回動自在な扱きローラと、該扱きローラの回動を阻止するロック手段とが設けられ、
前記エラー信号の出力に伴って前記制御部が前記ロック手段へ前記扱きローラの回動阻止信号を送出することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005265291A JP2007076791A (ja) | 2005-09-13 | 2005-09-13 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005265291A JP2007076791A (ja) | 2005-09-13 | 2005-09-13 | 画像形成装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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JP2005265291A Pending JP2007076791A (ja) | 2005-09-13 | 2005-09-13 | 画像形成装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8789911B2 (en) | 2011-07-01 | 2014-07-29 | Riso Kagaku Corporation | Image forming device |
JP2021075058A (ja) * | 2021-01-13 | 2021-05-20 | カシオ計算機株式会社 | 熱膨張性シート及び熱膨張性シートの製造方法 |
-
2005
- 2005-09-13 JP JP2005265291A patent/JP2007076791A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8789911B2 (en) | 2011-07-01 | 2014-07-29 | Riso Kagaku Corporation | Image forming device |
JP2021075058A (ja) * | 2021-01-13 | 2021-05-20 | カシオ計算機株式会社 | 熱膨張性シート及び熱膨張性シートの製造方法 |
JP7060117B2 (ja) | 2021-01-13 | 2022-04-26 | カシオ計算機株式会社 | 熱膨張性シート及び熱膨張性シートの製造方法 |
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