JP2004330584A - シーラントフィルム及び積層包装材料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】環状ポリオレフィン樹脂単体若しくは環状ポリオレフィン樹脂と他のポリオレフィン樹脂との混合樹脂からなる樹脂フィルムの片面、あるいは環状ポリオレフィン樹脂単体若しくは環状ポリオレフィン樹脂と他のポリオレフィン樹脂との混合樹脂からなる樹脂フィルムを少なくとも1軸方向に延伸した延伸樹脂フィルムの片面に金属、無機酸化物、又は無機酸化物同士の混合物からなる蒸着薄膜層を積層した積層構成、あるいは蒸着薄膜層の上にさらにオーバーコート層を積層した積層構成のものからなるシーラントフィルムと、そのシーラントフィルムの蒸着薄膜層若しくはオーバーコート層上に基材層を積層した積層体からなる積層包装材料。
【選択図】図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は包材から溶出される種々の化学物質や、酸素、水蒸気などのガス透過を嫌う食品、飲料、医療・医薬品及び電気・電子部品等の包装材料に使用するシーラントフィルム及びそのシーラントフィルムを積層した積層包装材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
食品や非食品等の包装材料として用いられる積層体は、内容物の変質を抑制し、機能や性質を保持するために、積層体を透過する酸素、水蒸気等のガスバリア性あるいは積層体からの各種物質の溶出を防止する機能が求められている。そのため、アルミニウム等の金属箔やエチレン・ポリビニルアルコール共重合体、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリロニトリル等のガスバリア性樹脂フイルムあるいはこれらの樹脂をコーティングしたプラスチックフィルム、更に、酸化珪素や酸化アルミニウム等の無機酸化物を蒸着したセラミック蒸着フィルム等を基材層とシーラント層の中間に積層した積層体が主に用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記金属箔を積層した積層体はガスバリア性は優れているが、屈曲を繰り返した場合などは亀裂等の発生により、ガスバリア性が劣化したり、あるいは包装材料として使用後廃棄、焼却する場合に金属箔が燃焼しないで残ってしまう等の問題があり、また、ガスバリア性樹脂フィルムやガスバリア性樹脂をコーティングしたフィルムを積層した積層体は温湿度依存性が大きく、ボイル殺菌、レトルト殺菌時にガスバリア性が大きく劣化する問題があり、さらに、酸化珪素や酸化アルミニウム等の無機酸化物を蒸着したセラミック蒸着フィルムを中間に積層した積層体はガスバリア性は良好であるが、接着剤等に由来する物質がシーラント層を通過して包装体中に溶出し、内容物に悪影響を及ぼす等の弊害があった。近年、積層体からの溶出物質が食品、飲料等の味を損なったり、人体に悪い影響を与えたり、医療・医薬品自身の効能に悪影響を及ぼしたり、電気・電子部品が本来所有する機能を損なわせる要因になっていること等が示唆されており、また、酸素や水蒸気等の高いガスバリア性は食品、飲料、医療・医薬品、さらに電気・電子部品等の包装分野で不可欠な機能である。従って、高温殺菌した場合等でも包装体内への溶出物質が少なく、かつ、優れたガスバリア性を保持する積層包装材料が求められていた。
【0004】
本発明の課題は、内容物を包装した場合に包装体内への溶出物質が少なく、かつ、優れたガスバリア性を有するシーラントフィルム及びそれを用いた積層包装材料を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る発明は、環状ポリオレフィン樹脂単体若しくは環状ポリオレフィン樹脂と他のポリオレフィン樹脂との混合樹脂からなる樹脂フィルムの片面にプライマー層、蒸着薄膜層を積層したものからなることを特徴とするシーラントフィルムである。
【0006】
本発明の請求項2に係る発明は、環状ポリオレフィン樹脂単体若しくは環状ポリオレフィン樹脂と他のポリオレフィン樹脂との混合樹脂からなる樹脂フィルムを少なくとも1軸方向に延伸した延伸樹脂フィルムの片面にプライマー層、蒸着薄膜層を積層したものからなることを特徴とするシーラントフィルムである。
【0007】
本発明の請求項3に係る発明は、上記請求項1又は請求項2に係る発明において、前記蒸着薄膜層が金属、無機酸化物、又は無機酸化物同士の混合物からなることを特徴とするシーラントフィルムである。
【0008】
本発明の請求項4に係る発明は、上記請求項1乃至請求項3のいずれか1項に係る発明において、前記蒸着薄膜層の上にさらにオーバーコート層が積層されていることを特徴とするシーラントフィルムである。
【0009】
本発明の請求項5に係る発明は、上記請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載のシーラントフィルムの蒸着薄膜層若しくはオーバーコート層上に、接着剤層を介して単層若しくは多層のフィルムからなる基材層を積層した積層体からなることを特徴とする積層包装材料である。
【0010】
【作用】
本発明によれば、シーラントフィルムが環状ポリオレフィン樹脂単体若しくは環状ポリオレフィン樹脂と他のポリオレフィン樹脂との混合樹脂からなる樹脂フィルムの片面、あるいは環状ポリオレフィン樹脂単体若しくは環状ポリオレフィン樹脂と他のポリオレフィン樹脂との混合樹脂からなる樹脂フィルムを少なくとも1軸方向に延伸した延伸樹脂フィルムの片面に、プライマー層を介して金属、無機酸化物、又は無機酸化物同士の混合物からなる蒸着薄膜層を積層した積層構成、あるいは前記積層構成の蒸着薄膜層の上にさらにオーバーコート層を積層した積層構成のものからなっているので、ガスバリア性が優れており、積層包装材料が前記シーラントフィルムの蒸着薄膜層面若しくはオーバーコート層面に接着剤層を介して基材層を積層した積層体からなっているので、この積層包装材料からなる包装体に内容物を包装し、例えば高温殺菌処理を施した場合でも、蒸着薄膜層が接着剤等に起因する化学物質等の包装体内部への溶出を防ぐ役割を果たし、結果的には溶出量が少なくなり、内容物に悪影響を与えない。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明のシーラントフィルム及びそれを用いた積層包装材料を実施の形態に沿って以下に詳細に説明する。
【0012】
図1(a)は本発明のシーラントフィルムの一実施例の側断面図であり、シーラントフィルム(10)は樹脂フィルム(1)の片面にプライマー層(3)、蒸着薄膜層(4)が積層されており、(b)は他の実施例の側断面図であり、シーラントフィルム(11)は樹脂フィルム(1)の片面にプライマー層(3)、蒸着薄膜層(4)、オーバーコート層(5)が積層されており、(c)はさらに他の実施例の側断面図であり、シーラントフィルム(12)は、少なくとも1軸方向に延伸した延伸樹脂フィルム(2)の片面にプライマー層(3)、蒸着薄膜層(4)が積層されており、(d)はさらに他の実施例の側断面図であり、シーラントフィルム(13)は、少なくとも1軸方向に延伸した延伸樹脂フィルム(2)の片面にプライマー層(3)、蒸着薄膜層(4)、オーバーコート層(5)が積層されている。
【0013】
前記樹脂フィルム(1)及び延伸樹脂フィルム(2)は、環状ポリオレフィン樹脂単体若しくは環状ポリオレフィン樹脂と他のポリオレフィン樹脂との混合樹脂からなっている。
【0014】
前記環状ポリオレフィン樹脂の環状オレフィン成分としては、例えば、シクロヘキセンまたはその誘導体、シクロヘプテンまたはその誘導体、シクロオクテンまたはその誘導体、シクロノネンまたはその誘導体、シクロデセンまたはその誘導体、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エンまたはその誘導体、テトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセンまたはその誘導体,ヘキサシクロ[6.6.1.13,6 .110,13 .02,7.09,14]−4−ヘプタデセンまたはその誘導体、オクタシクロ[8.8.0.12,9 .14,7 .111,10.113,16 .03,8 .012,17 ]−5−ドコセンまたはその誘導体、ペンタシクロ[6.6.1.13,6 .02,7 .09,14]−4−ヘキサデセンまたはその誘導体、ペンタシクロ[6.5.1.13,6 .02,7 .09,13]−4−ペンタデセンまたはその誘導体、ヘプタシクロ[8.7.0.12,9.14,7 .111,17 .03,8 .012,16 ]−5−エイコセンまたはその誘導体、ヘプタシクロ[8.8.0.12,9 .14,7 .111,16 .03,8 .012,17 ]−5−ヘンエイコセンまたはその誘導体、トリシクロ[4.4.0.12,5 ]−3−ウンデセンまたはその誘導体、トリシクロ[4.3.0.12,5 ]−3−デセンまたはその誘導体、トリシクロ[4.3.0.12,5]−3,7−デカジエンまたはその誘導体、ペンタシクロ[6.5.1.13,6 .02,7 .09,13]−4,10−ペンタデカジエンまたはその誘導体、ペンタシクロ[4.7.0.12,5 .08,13.19,12]−3−ペンタデセンまたはその誘導体、ヘプタシクロ[7.8.0.13,6 .02,7 .110,17 .011,16 .112,15 ]−4−エイコセンまたはその誘導体、ノナシクロ[9.10.1.14,7 .03,8 .02,10.012,21 .113,20 .014,19 .115,19 ]−5−ペンタセコンまたはその誘導体等を挙げることができ、これらの1成分若しくは2成分以上と、α−オレフィン、好ましくはエチレン、プロピレン、ブテン、1−ヘキセンや4−メチル−1−ペンテン等との共重合体を環状ポリオレフィン樹脂として挙げることができる。
【0015】
さらに、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エンまたはその誘導体、テトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセンまたはその誘導体、ヘキサシクロ[6.6.1.13,6 .110,13 .02,7.09,14]−4−ヘプタデセンまたはその誘導体、オクタシクロ[8.8.0.12,9 .14,7 .111,10.113,16 .03,8 .012,17 ]−5−ドコセンまたはその誘導体、ペンタシクロ[6.6.1.13,6 .02,7 .09,14]−4−ヘキサデセンまたはその誘導体、ペンタシクロ[6.5.1.13,6 .02,7 .09,13]−4−ペンタデセンまたはその誘導体、ヘプタシクロ[8.7.0.12,9.14,7 .111,17 .03,8 .012,16 ]−5−エイコセンまたはその誘導体、ヘプタシクロ[8.8.0.12,9 .14,7 .111,16 .03,8 .012,17 ]−5−ヘンエイコセンまたはその誘導体、トリシクロ[4.4.0.12,5 ]−3−ウンデセンまたはその誘導体、トリシクロ[4.3.0.12,5 ]−3−デセンまたはその誘導体、トリシクロ[4.3.0.12,5]−3,7−デカジエンまたはその誘導体、ペンタシクロ[6.5.1.13,6 .02,7 .09,13]−4,10−ペンタデカジエンまたはその誘導体、ペンタシクロ[4.7.0.12,5 .08,13.19,12]−3−ペンタデセンまたはその誘導体、ヘプタシクロ[7.8.0.13,6 .02,7 .110,17 .011,16 .112,15 ]−4−エイコセンまたはその誘導体、ノナシクロ[9.10.1.14,7 .03,8 .02,10.012,21 .113,20 .014,19 .115,19 ]−5−ペンタセコンまたはその誘導体等の開環物及びその水素添加物も環状オレフィン成分として挙げることができ、これらの1成分若しくは2成分以上と、α−オレフィン、好ましくはエチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセンや4−メチル−1−ペンテン等との共重合体を環状ポリオレフィン樹脂として用いることも可能である。
【0016】
前記環状ポリオレフィン樹脂と混合するポリオレフィン樹脂としては、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)又はポリプロピレン(PP)を用いることができ、ポリプロピレンの場合は、ランダム、ホモまたはブロックタイプのいずれでもよいがホモタイプの方が好ましい。また、エチレンと他のα−オレフィン、例えばプロピレン、1−ブテン、ブタジエン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン等との低結晶性二元あるいは三元共重合体を用いることも可能である。その他アクリロニトリル、酢酸ビニルや酢酸イソプロペニル、あるいはアクリル酸やメタクリル酸等の不飽和脂肪酸とそれらのエステル化物等、無水マレイン酸や無水イタコン酸等の酸無水物もコモノマーとして使用することは可能である。
【0017】
環状ポリオレフィン成分と共重合させているα−オレフィン成分との比率は環状ポリオレフィン成分40〜95モル%とα−オレフィン成分5〜60モル%の範囲が適当であり、得られた共重合体のガラス転移点温度(Tg)は60〜160℃が望まれるが、耐ボイル殺菌性及び耐レトルト殺菌性を考慮すると、好ましくは80〜140℃である。
【0018】
前記延伸樹脂フィルム(2)は、縦方向、横方向、又は両方向同時に延伸したものであり、延伸することにより蒸着薄膜層(4)の密着強度が増加し、フィルム自身のバリア性も大きく向上することになる。
【0019】
前記延伸樹脂フィルム(2)が環状ポリオレフィン樹脂単体からなっている場合は、延伸すればヒートシール性はより低下する方向であるが、環状ポリオレフィン樹脂と他ポリオレフィン樹脂との混合樹脂からなっている場合は、延伸してもヒートシール性は充分認められ、シーラントフィルムとしての機能を発揮するものである。
【0020】
前記プライマー層(3)は、蒸着薄膜層(4)の密着性を向上させる為に積層するものであり、アクリルポリオール、イソシアネート化合物およびシランカップリング剤等の混合組成物からなっている。プライマー層(3)を積層することにより、ボイル殺菌及びレトルト殺菌処理時の蒸着薄膜層(4)の剥離を防止できる。
【0021】
前記アクリルポリオールは、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸誘導体モノマーを単独重合させたものや、スチレン等の他モノマーとの共重合体が好ましい。
【0022】
また、前記イソシアネート化合物は、キシリレンジイソシアネート(XDI)、水素添加XDI、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ノルボルネンジイソシアネート(NBDI)、トリレンジイソシアネート(TDI)、水素添加TDI、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、水素添加MDI等のモノマー類とその誘導体が単独またはその混合物等が用いられる。
【0023】
さらに、前記シランカップリング剤は、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−イソシアネートプロピルトリメトキシシラン、γ−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン等の単独または2種類以上の混合物が用いられる。
【0024】
前記プライマー層(3)は、これらの混合組成物を希釈溶剤中で反応させ、ロールコート、ナイフエッジコート、グラビアコート等の公知の方法で塗工、乾燥して形成する。その乾燥被膜の厚みとしては、0.01〜2μm、好ましくは0.05〜0.5μmである。
【0025】
前記蒸着薄膜層(4)に使用される金属としては、アルミニウム、スズ、ニッケル、コバルト、クロム等が挙げられ、無機酸化物としては酸化アルミニウム、酸化ケイ素、酸化マグネシウム、酸化スズ等あるいはそれらの混合物が用いられる。蒸着薄膜層(4)の厚さは用いられる材料の種類によって異なるが、一般的には5〜300nmが好ましく、さらに10〜150nmの範囲が好ましい。
【0026】
前記オーバーコート層(5)は、蒸着薄膜層(4)の耐摩耗性保護及びバリアー性向上の為に積層する。使用するコート液は水溶性高分子と(a)1種類以上の金属アルコキシドおよび加水分解物または(b)塩化錫の少なくとも一方を含む水溶液あるいは水/アルコール混合溶液を主剤としており、このコート液を金属や無機酸化物からなる蒸着薄膜層(4)上に塗工後、加熱乾燥して形成する。
【0027】
前記水溶性高分子は、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、デンプン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム等が挙げられる。特に、その中でもポリビニルアルコールを用いた場合にガスバリアー性能が向上する。
【0028】
前記金属アルコキシドは、一般式でM(OR)n(M:Si、Ti、Al、Zr等の金属、R:CH3 、C2H5 等のアルキル基)で表せる化合物であり、具体的にはテトラエトキシシラン、トリイソプロポキシアルミニウム等が挙げられ、それらが加水分解後に水系溶媒中で安定であるのが好ましい。
【0029】
また、前記塩化錫は、塩化第一錫(SnCl2 )、塩化第二錫(SnCl4 )あるいはそれらの混合物でもよく、無水物でも水和物でもよい。
【0030】
前記オーバーコート層(5)の塗工方法には、通常用いられるディッピング法、ロールコート法、スプレー法、シルクスクリーン法、グラビア法等の公知手段を用いられる。乾燥後の被膜厚みは0.01〜50μm、好ましくは0.1〜10μmの範囲であることが好ましい。
【0031】
図2(a)は本発明のシーラントフィルムを積層した積層包装材料の一実施例の側断面図であり、厚み方向に順に、基材層(15)、接着剤層(14)、蒸着薄膜層(4)、プライマー層(3)、樹脂フィルム(1)が積層されており、(b)は他の実施例の側断面図であり、厚み方向に順に、基材層(15)、接着剤層(14)、オーバーコート層(5)、蒸着薄膜層(4)、プライマー層(3)、樹脂フィルム(1)が積層されており、(c)はさらに他の実施例の側断面図であり、厚み方向に順に、基材層(15)、接着剤層(14)、蒸着薄膜層(4)、プライマー層(3)、延伸樹脂フィルム(2)が積層されており、(d)はさらに他の実施例の側断面図であり、厚み方向に順に、基材層(15)、接着剤層(14)、オーバーコート層(5)、蒸着薄膜層(4)、プライマー層(3)、延伸樹脂フィルム(2)が積層されている。
【0032】
前記基材層(15)としては、単層若しくは多層のフィルムが使用可能であり、単層フィルムとしては、例えばポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ナイロンフィルム、ポリプロピレンフィルムなどが使用でき、特に延伸したフィルムが好ましい。多層フィルムとしては、前記の単層フィルム同士を積層したもの、前記のいずれかの単層フィルムに金属若しくは無機酸化物を蒸着したもの、あるいは前記のいずれかの単層フィルムにポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、エチレン・ビニルアルコール共重合体又はポリアクリロニトリル等のプラスチックフィルムやアルミニウムで代表される金属箔を積層したもの等が使用可能である。
【0033】
前記接着剤層(14)は、ポリエステル・ポリウレタン系やポリエーテル・ポリウレタン系等の接着剤からなっており、塗布量は1〜5g/m2(乾燥状態)である。
【0034】
【実施例】
本発明のシーラントフィルム及びそれを用いた積層包装材料を以下に具体的な実施例に従って説明するが、本発明がこれらの実施例に限定されるものではない。
【0035】
〈プライマー層のプライマーコート液の調整〉
希釈溶媒中で、2−(エポキシシクロヘキサン)エチルトリメチルシラン(以下EETMSとする。)にアクリルポリオールを2.5倍量(重量比)を混合し、さらに塩化錫/メタノ−ル溶液(0.003mol/g)をEETMSに対して1/135molとなるように添加し、次いでトリレンジイソシアネートを前記アクリルポリオールのOH基に対して、NCO基が等量になるように混合し、プライマーコート液を調整した。
【0036】
〈オーバーコート層のオーバーコート液の調整〉
テトラエトキシシラン10.4gに0.1N塩酸を89.6g加え、30分攪拌し加水分解させた固形分3重量%(SiO2 換算)の溶液とポリビニルアルコール3重量%水/イソプロピルアルコール溶液(水/イソプロピルアルコ−ルは重量%比で90/10)を重量%比で60/40に混合し、オーバーコート液を調整した。
【0037】
〈実施例1〉
コーティング機及び真空蒸着機を用いて、エチレン・テトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセン共重合体樹脂80重量%と密度0.930g/cm3 の直鎖状低密度ポリレチレン樹脂20重量%との混合樹脂からなる厚さ40μmの樹脂フィルム(1)の片面に前記調整したプライマーコート液を厚みが0.05μm(乾燥状態)になるように塗布、乾燥してプライマー層(3)を積層し、そのプライマー層(3)の上に厚さ50nmの酸化アルミニウムの蒸着薄膜層(4)を積層した構成のシーラントフィルム(10)を作成した。引き続き、ドライラミネート機を用いて、厚さ12μmの二軸延伸ポリエステルフィルムの片面に塗布量3g/m2(乾燥状態)のポリウレタン系接着剤(三井・武田ケミカル社、商品名:A−515/A−50)を介して厚さ15μmの二軸延伸ナイロンフィルムを積層し、さらにその二軸延伸ナイロンフィルムの上に塗布量3g/m2(乾燥状態)のポリウレタン系接着剤(三井・武田ケミカル社、商品名:A−515/A−50)を介して前記作成したシーラントフィルム(10)の蒸着薄膜層(4)面を積層し、本発明の積層包装材料を作成した。
【0038】
〈実施例2〉
コーティング機及び真空蒸着機を用いて、エチレン・テトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセン共重合体樹脂80重量%と密度0.930g/cm3 の直鎖状低密度ポリレチレン樹脂20重量%との混合樹脂からなる厚さ40μmの樹脂フィルム(1)の片面に前記調整したプライマーコート液を厚みが0.05μm(乾燥状態)になるように塗布、乾燥してプライマー層(3)を積層し、そのプライマー層(3)の上に厚さ50nmの酸化アルミニウムの蒸着薄膜層(4)を積層し、さらにその蒸着薄膜層(4)の上に前記調整したオーバーコート液を塗布、乾燥し、厚さ0.5μmのオーバーコート層(5)を積層した構成のシーラントフィルム(11)を作成し、そのシーラントフィルム(11)のオーバーコート層(5)面を積層した以外は、実施例1と同様にして本発明の積層包装材料を作成した。
【0039】
〈実施例3〉
コーティング機及び真空蒸着機を用いて、エチレン・テトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセン共重合体樹脂80重量%と密度0.930g/cm3 の直鎖状低密度ポリレチレン樹脂20重量%との混合樹脂からなる樹脂フィルムを2軸方向に延伸した厚さ40μmの延伸樹脂フィルム(2)の片面に前記調整したプライマーコート液を厚みが0.05μm(乾燥状態)になるように塗布、乾燥してプライマー層(3)を積層し、そのプライマー層(3)の上に厚さ50nmの酸化アルミニウムの蒸着薄膜層(4)を積層し、さらにその蒸着薄膜層(4)の上に前記調整したオーバーコート液を塗布、乾燥し、厚さ0.5μmのオーバーコート層(5)を積層した構成のシーラントフィルム(13)を作成し、そのシーラントフィルム(13)のオーバーコート層(5)面を積層した以外は、実施例1と同様にして本発明の積層包装材料を作成した。
【0040】
〈実施例4〉
コーティング機及び真空蒸着機を用いて、エチレン・ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン共重合体樹脂80重量%と密度0.940g/cm3 の直鎖状低密度ポリレチレン樹脂20重量%との混合樹脂からなる厚さ40μmの樹脂フィルム(1)の片面に前記調整したプライマーコート液を厚みが0.05μm(乾燥状態)になるように塗布、乾燥してプライマー層(3)を積層し、そのプライマー層(3)の上に厚さ50nmの酸化珪素の蒸着薄膜層(4)を積層した構成のシーラントフィルム(10)を作成し、そのシーラントフィルム(10)の蒸着薄膜層(4)面を積層した以外は、実施例1と同様にして本発明の積層包装材料を作成した。
【0041】
〈実施例5〉
コーティング機及び真空蒸着機を用いて、エチレン・ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン共重合体樹脂80重量%と密度0.940g/cm3 の直鎖状低密度ポリレチレン樹脂20重量%との混合樹脂からなる厚さ40μmの樹脂フィルム(1)の片面に前記調整したプライマーコート液を厚みが0.05μm(乾燥状態)になるように塗布、乾燥してプライマー層(3)を積層し、そのプライマー層(3)の上に厚さ50nmの酸化珪素の蒸着薄膜層(4)を積層し、さらにその蒸着薄膜層(4)の上に前記調整したオーバーコート液を塗布、乾燥し、厚さ0.5μmのオーバーコート層(5)を積層した構成のシーラントフィルム(11)を作成し、そのシーラントフィルム(11)のオーバーコート層(5)面を積層した以外は、実施例1と同様にして本発明の積層包装材料を作成した。
【0042】
〈実施例6〉
コーティング機及び真空蒸着機を用いて、エチレン・ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン共重合体樹脂80重量%と密度0.940g/cm3 の直鎖状低密度ポリレチレン樹脂20重量%との混合樹脂からなる樹脂フィルムを2軸方向に延伸した厚さ40μmの延伸樹脂フィルム(2)の片面に前記調整したプライマーコート液を厚みが0.05μm(乾燥状態)になるように塗布、乾燥してプライマー層(3)を積層し、そのプライマー層(3)の上に厚さ50nmの酸化珪素の蒸着薄膜層(4)を積層し、さらにその蒸着薄膜層(4)の上に前記調整したオーバーコート液を塗布、乾燥し、厚さ0.5μmのオーバーコート層(5)を積層した構成のシーラントフィルム(13)を作成し、そのシーラントフィルム(13)のオーバーコート層(5)面を積層した以外は、実施例1と同様にして本発明の積層包装材料を作成した。
【0043】
〈実施例7〉
コーティング機及び真空蒸着機を用いて、エチレン・トリシクロ[4.3.0.12,5]−3−デセンの開環共重合体の水素添加樹脂80重量%と密度0.930g/cm3 の直鎖状低密度ポリレチレン樹脂20重量%との混合樹脂からなる厚さ40μmの樹脂フィルム(1)の片面に前記調整したプライマーコート液を厚みが0.05μm(乾燥状態)になるように塗布、乾燥してプライマー層(3)を積層し、そのプライマー層(3)の上に厚さ50nmの酸化アルミニウムの蒸着薄膜層(4)を積層した構成のシーラントフィルム(10)を作成し、そのシーラントフィルム(10)の蒸着薄膜層(4)面を積層した以外は、実施例1と同様にして本発明の積層包装材料を作成した。
【0044】
〈実施例8〉
コーティング機及び真空蒸着機を用いて、エチレン・トリシクロ[4.3.0.12,5]−3−デセンの開環共重合体の水素添加樹脂80重量%と密度0.930g/cm3 の直鎖状低密度ポリレチレン樹脂20重量%との混合樹脂からなる厚さ40μmの樹脂フィルム(1)の片面に前記調整したプライマーコート液を厚みが0.05μm(乾燥状態)になるように塗布、乾燥してプライマー層(3)を積層し、そのプライマー層(3)の上に厚さ50nmの酸化アルミニウムの蒸着薄膜層(4)を積層し、さらにその蒸着薄膜層(4)の上に前記調整したオーバーコート液を塗布、乾燥し、厚さ0.5μmのオーバーコート層(5)を積層した構成のシーラントフィルム(11)を作成し、そのシーラントフィルム(11)のオーバーコート層(5)面を積層した以外は、実施例1と同様にして本発明の積層包装材料を作成した。
【0045】
〈実施例9〉
コーティング機及び真空蒸着機を用いて、エチレン・トリシクロ[4.3.0.12,5]−3−デセンの開環共重合体の水素添加樹脂80重量%と密度0.930g/cm3 の直鎖状低密度ポリレチレン樹脂20重量%との混合樹脂からなる樹脂フィルムを2軸方向に延伸した厚さ40μmの延伸樹脂フィルム(2)の片面に前記調整したプライマーコート液を厚みが0.05μm(乾燥状態)になるように塗布、乾燥してプライマー層(3)を積層し、そのプライマー層(3)の上に厚さ50nmの酸化アルミニウムの蒸着薄膜層(4)を積層し、さらにその蒸着薄膜層(4)の上に前記調整したオーバーコート液を塗布、乾燥し、厚さ0.5μmのオーバーコート層(5)を積層した構成のシーラントフィルム(13)を作成し、そのシーラントフィルム(13)のオーバーコート層(5)面を積層した以外は、実施例1と同様にして本発明の積層包装材料を作成した。
【0046】
〈比較例1〉
厚さ12μmの二軸延伸ポリエステルフィルムの片面に前記調整したプライマーコート液を厚みが0.05μm(乾燥状態)になるように塗布、乾燥してプライマー層を積層し、その上に厚さ50nmの酸化アルミニウムの蒸着薄膜層を積層し、さらにその上に前記調整したオーバーコート液を塗布、乾燥し、厚さ0.5μmのオーバーコート層を積層した構成の積層フィルムを作成し、その積層フィルムの蒸着薄膜層面に塗布量3g/m2(乾燥状態)のポリウレタン系接着剤(三井・武田ケミカル社、商品名:A−515/A−50)を介して厚さ15μmのナイロンフィルムを積層し、さらにそのナイロンフィルムの上に塗布量3g/m2(乾燥状態)のポリウレタン系接着剤(三井・武田ケミカル社、商品名:A−515/A−50)を介して密度0.940g/cm3 の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂からなる厚さ40μmのシーラントフィルムを積層し、比較用の積層包装材料を作成した。
【0047】
〈評価〉
実施例1〜9及び比較例1の積層包装材料を用いて、内寸10×30cmの三方シール袋を作成し、その袋に蒸留水を200ml充填し、95℃で30分間ボイル殺菌又は110℃で30分間レトルト殺菌後にその袋に使用した積層包装材料の酸素透過度及び水蒸気透過度を以下の方法で測定し、さらに殺菌処理後の蒸留水中への化学物質の溶出量を以下の測定方法で測定し、評価した。その結果を表1に示す。
(1)酸素透過度測定方法
モダンコントロール社製(MOCON OXTRAN 10/50A)を用いて、30℃、70%RH雰囲気下で測定した。
(2)水蒸気透過度測定方法
モダンコントロール社製(MOCON PERMATRAN W6)を用いて、40℃、90%RH雰囲気下で測定した。
(3)溶出量測定方法
殺菌処理後の袋内の蒸留水への化学物質の溶出量をガスクロマトグラフィー水素炎イオン化検出器及びガスクロマトグラフィー質量検出器を用いて測定し、溶出物質量をジオクチルフタレート換算して定量した。
【0048】
【表1】
【0049】
表1の結果より、実施例1〜9の積層包装材料は、その積層包装材料を用いた三方袋に内容物を充填、密封し、95℃で30分間又は110℃で30分間殺菌処理した後でも、その酸素透過度及び水蒸気透過度は共に小さく、さらに三方袋内への溶出物質量もppbオーダーで非常に少なく、一方、比較例1の積層包装材料を用いた三方袋は前記同様の殺菌処理後、三方袋内への溶出物質量は1ppm以上で非常に多く、不良であった。
【0050】
【発明の効果】
本発明のシーラントフィルムは、環状ポリオレフィン樹脂単体若しくは環状ポリオレフィン樹脂と他のポリオレフィン樹脂との混合樹脂からなる樹脂フィルムの片面、あるいは環状ポリオレフィン樹脂単体若しくは環状ポリオレフィン樹脂と他のポリオレフィン樹脂との混合樹脂からなる樹脂フィルムを少なくとも1軸方向に延伸した延伸樹脂フィルムの片面に、プライマー層を介して金属、無機酸化物、又は無機酸化物同士の混合物からなる蒸着薄膜層を積層した積層体、あるいは前記積層体の蒸着薄膜層の上にさらにオーバーコート層と積層した積層体からなっているので、優れたガスバリ性を有しており、このシーラントフィルムの蒸着薄膜層面若しくはオーバーコート層面に接着剤層を介して単層若しくは多層のフィルムからなる基材層を積層した積層包装材料からなる包装体に内容物を充填、密封し、例えば高温度で殺菌処理を施した場合でも、接着剤等に起因する化学物質等の包装体内への溶出量が非常に少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明のシーラントフィルムの一実施例の側断面図であり、(b)は他の実施例の側断面図であり、(c)はさらに他の実施例の側断面図であるあり、(d)はさらに他の実施例の側断面図である。
【図2】(a)は本発明のシーラントフィルムを積層した積層包装材料の一実施例の側断面図であり、(b)は他の実施例の側断面図であり、(c)はさらに他の実施例の側断面図であり、(d)はさらに他の実施例の側断面図である。
【符号の説明】
1…樹脂フィルム
2…延伸樹脂フィルム
3…プライマー層
4…蒸着薄膜層
5…オーバーコート層
10,11,12,13…シーラントフィルム
14…接着剤層
15…基材層
Claims (5)
- 環状ポリオレフィン樹脂単体若しくは環状ポリオレフィン樹脂と他のポリオレフィン樹脂との混合樹脂からなる樹脂フィルムの片面にプライマー層、蒸着薄膜層を積層したものからなることを特徴とするシーラントフィルム。
- 環状ポリオレフィン樹脂単体若しくは環状ポリオレフィン樹脂と他のポリオレフィン樹脂との混合樹脂からなる樹脂フィルムを少なくとも1軸方向に延伸した延伸樹脂フィルムの片面にプライマー層、蒸着薄膜層を積層したものからなることを特徴とするシーラントフィルム。
- 前記蒸着薄膜層が金属、無機酸化物、又は無機酸化物同士の混合物からなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のシーラントフィルム。
- 前記蒸着薄膜層の上にさらにオーバーコート層が積層されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載のシーラントフィルム。
- 前記請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載のシーラントフィルムの蒸着薄膜層若しくはオーバーコート層上に、接着剤層を介して単層若しくは多層のフィルムからなる基材層を積層した積層体からなることを特徴とする積層包装材料。
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