JPH09117986A - ガスバリア性積層フィルム - Google Patents
ガスバリア性積層フィルムInfo
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- JPH09117986A JPH09117986A JP27858295A JP27858295A JPH09117986A JP H09117986 A JPH09117986 A JP H09117986A JP 27858295 A JP27858295 A JP 27858295A JP 27858295 A JP27858295 A JP 27858295A JP H09117986 A JPH09117986 A JP H09117986A
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- Japan
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- gas barrier
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- Physical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】金属酸化物蒸着層を有する蒸着フィルムの積層
を、無溶剤型接着剤層を介して積層しても、十分な層間
の接着強度が得られる透明性の優れたガスバリア積層フ
ィルムを提供することを目的とする。 【解決手段】基材１上に、金属酸化物蒸着層２を設けた
蒸着フィルム３の、蒸着層２に水溶性コーティング層４
を設け、無溶剤型接着剤層５を介して、ポリオレフィン
層６を積層したガスバリア性積層フィルムである。
を、無溶剤型接着剤層を介して積層しても、十分な層間
の接着強度が得られる透明性の優れたガスバリア積層フ
ィルムを提供することを目的とする。 【解決手段】基材１上に、金属酸化物蒸着層２を設けた
蒸着フィルム３の、蒸着層２に水溶性コーティング層４
を設け、無溶剤型接着剤層５を介して、ポリオレフィン
層６を積層したガスバリア性積層フィルムである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、酸化ケイ素、酸化
アルミニウム等の金属酸化物蒸着層を設けた蒸着フィル
ムを利用したガスバリア性積層フィルムに関するもの
で、特に、残留溶剤が少ない無溶剤型接着剤を用いたガ
スバリア性積層フィルムに関するものである。
アルミニウム等の金属酸化物蒸着層を設けた蒸着フィル
ムを利用したガスバリア性積層フィルムに関するもの
で、特に、残留溶剤が少ない無溶剤型接着剤を用いたガ
スバリア性積層フィルムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】酸化ケイ素、酸化アマミニウム等の金属
酸化物を蒸着した蒸着フィルムは、透明で、ガスバリア
性が優れた包装材料として多用されている。（例えば、
特公昭５３−１２９５３号公報参照） 前記蒸着フィルムを、袋等のとして実際に使用する場合
には、蒸着フィルムの内側にポリエチレン等のヒートシ
ール性を有するフィルム、または樹脂層からなるシーラ
ント層を設けた積層フィルムとして使用している。（例
えば、実公昭５２−２４６０８号公報参照） この時、蒸着フィルムの蒸着層に接着剤を介してシーラ
ント層を設ける場合、水酸基、イソシアネート基等の活
性もとを有する１液、または２液硬化型のドライラミネ
ート用接着剤を用いないと、十分な接着強度が得られな
かった。一方、ドライラミネート接着剤を用いるので、
作業環境問題のほか、残留溶剤の問題があった。また、
残留溶剤の問題が少ない無溶剤型接着剤を用いた場合、
接着強度が十分でない問題があった。
酸化物を蒸着した蒸着フィルムは、透明で、ガスバリア
性が優れた包装材料として多用されている。（例えば、
特公昭５３−１２９５３号公報参照） 前記蒸着フィルムを、袋等のとして実際に使用する場合
には、蒸着フィルムの内側にポリエチレン等のヒートシ
ール性を有するフィルム、または樹脂層からなるシーラ
ント層を設けた積層フィルムとして使用している。（例
えば、実公昭５２−２４６０８号公報参照） この時、蒸着フィルムの蒸着層に接着剤を介してシーラ
ント層を設ける場合、水酸基、イソシアネート基等の活
性もとを有する１液、または２液硬化型のドライラミネ
ート用接着剤を用いないと、十分な接着強度が得られな
かった。一方、ドライラミネート接着剤を用いるので、
作業環境問題のほか、残留溶剤の問題があった。また、
残留溶剤の問題が少ない無溶剤型接着剤を用いた場合、
接着強度が十分でない問題があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ガスバリア
性が優れた金属酸化物蒸着フィルムとシーラント層を、
残留溶剤の問題の少ない無溶剤型接着剤を用いて積層し
たガスバリア性積層フィルムを提供することを材料を提
供することを目的とする。
性が優れた金属酸化物蒸着フィルムとシーラント層を、
残留溶剤の問題の少ない無溶剤型接着剤を用いて積層し
たガスバリア性積層フィルムを提供することを材料を提
供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、基材に金属酸
化物蒸着層を形成した蒸着フィルムの、前記蒸着層に水
溶性コーティング剤層を設け、無溶剤型接着剤層を介し
て、ポリオレフィン層を積層したガスバリア性積層フィ
ルムである。また、前記水溶性コーティング層が、水溶
性高分子、または水溶性高分子と金属アルコキシドある
いはその加水分解物を含む組成からなるガスバリア性積
層フィルムである。さらに、前記被覆層面に印刷層を設
けたガスバリア性積層フィルムである。そして、前記蒸
着層の厚さが８００Å以下としたガスバリア性積層フィ
ルムである。
化物蒸着層を形成した蒸着フィルムの、前記蒸着層に水
溶性コーティング剤層を設け、無溶剤型接着剤層を介し
て、ポリオレフィン層を積層したガスバリア性積層フィ
ルムである。また、前記水溶性コーティング層が、水溶
性高分子、または水溶性高分子と金属アルコキシドある
いはその加水分解物を含む組成からなるガスバリア性積
層フィルムである。さらに、前記被覆層面に印刷層を設
けたガスバリア性積層フィルムである。そして、前記蒸
着層の厚さが８００Å以下としたガスバリア性積層フィ
ルムである。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明の積層フィルムは、図１に
示すように、基材１の片面に金属酸化物の蒸着層２が形
成された蒸着フィルム３の、前記蒸着層２に、水溶性コ
ーティング剤層４を設け、無溶剤型接着剤層５を介し
て、ポリオレフィン層６を積層した構成からなる。ま
た、図２に示すように、図１に示した積層フィルムの、
水溶性コーティング剤層４の面に印刷層７を設けた、ガ
スバリア性積層フィルムである。
示すように、基材１の片面に金属酸化物の蒸着層２が形
成された蒸着フィルム３の、前記蒸着層２に、水溶性コ
ーティング剤層４を設け、無溶剤型接着剤層５を介し
て、ポリオレフィン層６を積層した構成からなる。ま
た、図２に示すように、図１に示した積層フィルムの、
水溶性コーティング剤層４の面に印刷層７を設けた、ガ
スバリア性積層フィルムである。
【０００６】ここで、基材１は、高分子フィルムが好適
で、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィ
ン、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ナ
イロン、ポリカーボネート、エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体、ポリビニルアルコール等が使用できる。し
かし、高分子フィルムに特定されず、紙、または紙と高
分子フィルムの積層材料を使用することができる。
で、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィ
ン、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ナ
イロン、ポリカーボネート、エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体、ポリビニルアルコール等が使用できる。し
かし、高分子フィルムに特定されず、紙、または紙と高
分子フィルムの積層材料を使用することができる。
【０００７】そして、蒸着層２は、酸化珪素、酸化アル
ミニウム、酸化マグネシウム等の金属酸化物からなり、
前記化合物単体、またはこれらを混合物した組成からな
る。この蒸着層の厚さは、１００Å〜２０００Åの範
囲、特に１００Å〜８００Åの範囲が好適である。蒸着
層２に設ける水溶性コーティング剤層４は、表面に一定
の薄膜を形成する物質であればよく、特に水溶性高分
子、または水溶性高分子と金属アルコキシドあるいはそ
の加水分解物を含む組成が好ましい。
ミニウム、酸化マグネシウム等の金属酸化物からなり、
前記化合物単体、またはこれらを混合物した組成からな
る。この蒸着層の厚さは、１００Å〜２０００Åの範
囲、特に１００Å〜８００Åの範囲が好適である。蒸着
層２に設ける水溶性コーティング剤層４は、表面に一定
の薄膜を形成する物質であればよく、特に水溶性高分
子、または水溶性高分子と金属アルコキシドあるいはそ
の加水分解物を含む組成が好ましい。
【０００８】コーティング剤層に含まれる各成分につい
て以下に詳述する。本発明でコーティング剤に用いられ
る水溶性高分子はポリビニルアルコール、ポリビニルピ
ロリドン、デンプン、メチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロース、アルギン酸ナトリウムなどが挙げられ
る。特にポリビニルアルコール（ＰＶＡ）を本発明のガ
スバリア性積層体のコーティング剤に用いた場合にガス
バリア性が最も優れる。ここでいうＰＶＡは、一般にポ
リ酢酸ビニルをけん化して得られるもので、酢酸基が数
十％残存している、いわゆる部分けん化ＰＶＡから、酢
酸基が数％しか残存していない完全けん化ＰＶＡまでを
含み、特に限定されるものではない。
て以下に詳述する。本発明でコーティング剤に用いられ
る水溶性高分子はポリビニルアルコール、ポリビニルピ
ロリドン、デンプン、メチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロース、アルギン酸ナトリウムなどが挙げられ
る。特にポリビニルアルコール（ＰＶＡ）を本発明のガ
スバリア性積層体のコーティング剤に用いた場合にガス
バリア性が最も優れる。ここでいうＰＶＡは、一般にポ
リ酢酸ビニルをけん化して得られるもので、酢酸基が数
十％残存している、いわゆる部分けん化ＰＶＡから、酢
酸基が数％しか残存していない完全けん化ＰＶＡまでを
含み、特に限定されるものではない。
【０００９】また、前記水溶性高分子と共に用いる金属
アルコキシドは、テトラエトキシシラン〔Ｓｉ（ＯＣ2
Ｈ5 ）4 〕、トリイソプロポキシアルミニウム〔Ａｌ
（Ｏ−２’−Ｃ3 Ｈ7 ）3 〕などの一般式、 Ｍ（ＯＲ）n （Ｍ：Ｓｉ、Ｔｉ、Ａｉ、Ｚｒ等の金属、Ｒ：ＣＨ3 、
Ｃ2 Ｈ5 等のアルキル基）で表せるものである。中で
も、テトラエトキシシラン、トリイソプロポキシアルミ
ニウムが加水分解後、水系の溶媒中において比較的安定
であるので好ましい。
アルコキシドは、テトラエトキシシラン〔Ｓｉ（ＯＣ2
Ｈ5 ）4 〕、トリイソプロポキシアルミニウム〔Ａｌ
（Ｏ−２’−Ｃ3 Ｈ7 ）3 〕などの一般式、 Ｍ（ＯＲ）n （Ｍ：Ｓｉ、Ｔｉ、Ａｉ、Ｚｒ等の金属、Ｒ：ＣＨ3 、
Ｃ2 Ｈ5 等のアルキル基）で表せるものである。中で
も、テトラエトキシシラン、トリイソプロポキシアルミ
ニウムが加水分解後、水系の溶媒中において比較的安定
であるので好ましい。
【００１０】上述した各成分を単独またはいくつかを組
み合わせてコーティング剤に加えることができ、さらに
コーティング剤のバリア性を損なわない範囲で、イソシ
アネート化合物、シランカップリング剤、あるいは分散
剤、安定化剤、粘度調整剤、着色剤など公知の添加剤を
加えることができる。
み合わせてコーティング剤に加えることができ、さらに
コーティング剤のバリア性を損なわない範囲で、イソシ
アネート化合物、シランカップリング剤、あるいは分散
剤、安定化剤、粘度調整剤、着色剤など公知の添加剤を
加えることができる。
【００１１】例えばコーティング剤に加えられるイソシ
アネート化合物は、その分子中に２個以上のイソシアネ
ート基（ＮＣＯ基）を有するものであり、例えばトリレ
ンジイソシアネート（ＴＤＩ）、トリフェニルメタント
リイソシアネート（ＴＴＩ）、テトラメチルキシレンジ
イソシアネート（ＴＭＸＤＩ）などのモノマー類と、こ
れらの重合体、誘導体などがある。
アネート化合物は、その分子中に２個以上のイソシアネ
ート基（ＮＣＯ基）を有するものであり、例えばトリレ
ンジイソシアネート（ＴＤＩ）、トリフェニルメタント
リイソシアネート（ＴＴＩ）、テトラメチルキシレンジ
イソシアネート（ＴＭＸＤＩ）などのモノマー類と、こ
れらの重合体、誘導体などがある。
【００１２】コーティング剤の塗布方法には、通常用い
られる、ディッピング法、ロールコーティング法、スク
リーン印刷法、スプレー法など従来公知の手段が用いら
れる。皮膜の厚さはコーティング剤の種類によって異な
るが、乾燥後の厚さが約０．０１〜１００μｍの範囲で
あればよいが、５０μｍ以上では、膜にクラックが生じ
やすくなるため、０．０１〜５０μｍとすることが望ま
しい。
られる、ディッピング法、ロールコーティング法、スク
リーン印刷法、スプレー法など従来公知の手段が用いら
れる。皮膜の厚さはコーティング剤の種類によって異な
るが、乾燥後の厚さが約０．０１〜１００μｍの範囲で
あればよいが、５０μｍ以上では、膜にクラックが生じ
やすくなるため、０．０１〜５０μｍとすることが望ま
しい。
【００１３】一方、無溶剤型接着剤層５は、ポリエーテ
ル系樹脂、またはポリエステル系樹脂の接着剤で、厚さ
は、１ｇ／ｍ2 〜５ｇ／ｍ2 の範囲が適している。そし
て、印刷層７は、図２に示すように、全面、または部分
的に設けてもよく、特に、ウレタン基を有する硬化型の
インキが、水溶性コーティング剤層と無溶剤型接着剤層
との接着強度が優れている。
ル系樹脂、またはポリエステル系樹脂の接着剤で、厚さ
は、１ｇ／ｍ2 〜５ｇ／ｍ2 の範囲が適している。そし
て、印刷層７は、図２に示すように、全面、または部分
的に設けてもよく、特に、ウレタン基を有する硬化型の
インキが、水溶性コーティング剤層と無溶剤型接着剤層
との接着強度が優れている。
【００１４】そして、ポリオレフィン層は、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン共重合体等ヒートシール
性を有する樹脂であれば目的に応じて使用することがで
きる。本発明の積層フィルムは、蒸着層面に水溶性コー
ティング剤層を設けたので、無溶剤型接着剤層を用いて
積層したフィルムであっても、十分な層間の接着強度が
得られる。
ン、ポリプロピレン、エチレン共重合体等ヒートシール
性を有する樹脂であれば目的に応じて使用することがで
きる。本発明の積層フィルムは、蒸着層面に水溶性コー
ティング剤層を設けたので、無溶剤型接着剤層を用いて
積層したフィルムであっても、十分な層間の接着強度が
得られる。
【００１５】また、水溶性コーティング剤層として、水
溶性高分子と金属アルコキシドまたはその加水分解物を
含む組成のものを用いることにより、接着強度だけでな
く、ガスバリア性を向上させることができる。
溶性高分子と金属アルコキシドまたはその加水分解物を
含む組成のものを用いることにより、接着強度だけでな
く、ガスバリア性を向上させることができる。
【００１６】
＜実施例１＞厚さ１２μｍのポリエチレンテレフタレー
ト（以下ＰＥＴと称する）を基材とし、その裏面に膜厚
４００Åの酸化珪素からなる蒸着層を形成し、さらに下
記組成からなる塗液をバーコーターにより塗布し、乾燥
機で１２０℃、１分間乾燥させ、厚さ約０．５μｍの水
溶性コーティング剤層を形成した。次に、水溶性コーテ
ィング剤層に、ポリエステル系無溶剤型接着剤層（２ｇ
／ｍ2 ）（商品名ＡＤＮ３６９ 東洋モートン製）を介
して、無延伸ポリプロピレンフィルムを積層して、積層
フィルムを得た。
ト（以下ＰＥＴと称する）を基材とし、その裏面に膜厚
４００Åの酸化珪素からなる蒸着層を形成し、さらに下
記組成からなる塗液をバーコーターにより塗布し、乾燥
機で１２０℃、１分間乾燥させ、厚さ約０．５μｍの水
溶性コーティング剤層を形成した。次に、水溶性コーテ
ィング剤層に、ポリエステル系無溶剤型接着剤層（２ｇ
／ｍ2 ）（商品名ＡＤＮ３６９ 東洋モートン製）を介
して、無延伸ポリプロピレンフィルムを積層して、積層
フィルムを得た。
【００１７】・塗液の成分 テトラエトキシシラン〔Ｓｉ（ＯＣ2 Ｈ5 ）4 〕１０．
４ｇに塩酸（０．１Ｎ）を８９．６ｇ加え、３０分間撹
拌し加水分解させた固形分３ｗｔ％（ＳｉＯ2換算）の
加水分解溶液（Ａ）と、ポリビニルアルコールの３．０
ｗｔ％の水／イソプロピルアルコール（９０／１０）溶
液（Ｂ）を混合した組成。
４ｇに塩酸（０．１Ｎ）を８９．６ｇ加え、３０分間撹
拌し加水分解させた固形分３ｗｔ％（ＳｉＯ2換算）の
加水分解溶液（Ａ）と、ポリビニルアルコールの３．０
ｗｔ％の水／イソプロピルアルコール（９０／１０）溶
液（Ｂ）を混合した組成。
【００１８】この積層フィルムの層間の接着強度は、３
００ｇ／１５ｍｍ、酸素透過度は、０．８ｃｃ／ｍ2 ・
ａｔｍ・２４ｈｒｓ、水蒸気透過度は、０．７ｇ／ｍ2
・２４ｈｒｓであった。
００ｇ／１５ｍｍ、酸素透過度は、０．８ｃｃ／ｍ2 ・
ａｔｍ・２４ｈｒｓ、水蒸気透過度は、０．７ｇ／ｍ2
・２４ｈｒｓであった。
【００１９】＜実施例２＞実施例１の蒸着層を、酸化ア
ルミニウムに代えた以外は、実施例１と同じ構成のフィ
ルムを得た。この積層フィルムの層間の接着強度は、３
００ｇ／１５ｍｍ、酸素透過度は、０．９ｃｃ／ｍ2 ・
ａｔｍ・２４ｈｒｓ、水蒸気透過度は、０．７ｇ／ｍ2
・２４ｈｒｓであった。
ルミニウムに代えた以外は、実施例１と同じ構成のフィ
ルムを得た。この積層フィルムの層間の接着強度は、３
００ｇ／１５ｍｍ、酸素透過度は、０．９ｃｃ／ｍ2 ・
ａｔｍ・２４ｈｒｓ、水蒸気透過度は、０．７ｇ／ｍ2
・２４ｈｒｓであった。
【００２０】＜実施例３＞実施例１の水溶性コーティン
グ剤層にウレタン系の２液硬化型インキ（ＬＰスーパー
東洋インキ製造製）からなる印刷層を設けた以外は、
実施例１と同じ構成のフィルムを得た。この積層フィル
ムの層間の接着強度は、無地部が３１０ｇ／１５ｍｍ、
印刷部が２７０ｇ／１５ｍｍ、酸素透過度は、０．８ｃ
ｃ／ｍ2 ・ａｔｍ・２４ｈｒｓ、水蒸気透過度は、０．
７ｇ／ｍ2 ・２４ｈｒｓであった。
グ剤層にウレタン系の２液硬化型インキ（ＬＰスーパー
東洋インキ製造製）からなる印刷層を設けた以外は、
実施例１と同じ構成のフィルムを得た。この積層フィル
ムの層間の接着強度は、無地部が３１０ｇ／１５ｍｍ、
印刷部が２７０ｇ／１５ｍｍ、酸素透過度は、０．８ｃ
ｃ／ｍ2 ・ａｔｍ・２４ｈｒｓ、水蒸気透過度は、０．
７ｇ／ｍ2 ・２４ｈｒｓであった。
【００２１】＜比較例１＞実施例１の水溶性コーティン
グ剤層を設けない以外は、実施例１と同じ構成のフィル
ムを得た。この積層フィルムの層間の接着強度は、０〜
１０ｇ／１５ｍｍ、酸素透過度は、３．０ｃｃ／ｍ2 ・
ａｔｍ・２４ｈｒｓ、水蒸気透過度は、３．０ｇ／ｍ2
・２４ｈｒｓであった。
グ剤層を設けない以外は、実施例１と同じ構成のフィル
ムを得た。この積層フィルムの層間の接着強度は、０〜
１０ｇ／１５ｍｍ、酸素透過度は、３．０ｃｃ／ｍ2 ・
ａｔｍ・２４ｈｒｓ、水蒸気透過度は、３．０ｇ／ｍ2
・２４ｈｒｓであった。
【００２２】
【発明の効果】本発明は、以上の構成からなるので、従
来接着強度が小さい、無溶剤型接着剤を使用して積層し
ても、十分な層間の接着強度が得られる。また、接着剤
層の残留溶剤が少ないので、積層フィルムを用いて食品
等を包装しても、溶剤臭の少ない包装が可能となった。
来接着強度が小さい、無溶剤型接着剤を使用して積層し
ても、十分な層間の接着強度が得られる。また、接着剤
層の残留溶剤が少ないので、積層フィルムを用いて食品
等を包装しても、溶剤臭の少ない包装が可能となった。
【図１】本発明の積層フィルムの一実施例を説明する側
断面図である。
断面図である。
【図２】本発明の積層フィルムの他の実施例を説明する
側断面図である。
側断面図である。
１…基材 ２…蒸着層 ３…蒸着フィルム ４…コーテ
ィング剤層 ５…無溶剤型接着剤層 ６…ポリオレフィン層 ７…印
刷層
ィング剤層 ５…無溶剤型接着剤層 ６…ポリオレフィン層 ７…印
刷層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｃ２３Ｃ 14/08 Ｃ２３Ｃ 14/08 14/20 14/20 Ａ
Claims (4)
- 【請求項１】基材に金属酸化物蒸着層を形成した蒸着フ
ィルムの、前記蒸着層に水溶性コーティング剤層を設
け、この水溶性コーティング剤層に無溶剤型接着剤層を
介して、ポリオレフィン層を積層した、ガスバリア性積
層フィルム。 - 【請求項２】水溶性コーティング剤層が、水溶性高分子
と金属アルコキシドまたはその加水分解物を含む組成か
らなる請求項１に記載のガスバリア性積層フィルム。 - 【請求項３】被覆層面に印刷層を設けた請求項１または
請求項２のいずれかに記載のガスバリァ征石層フィル
ム。 - 【請求項４】蒸着層の厚さが８００Å以下とした請求項
１乃至請求項３のいずれかに記載のガスバリア性積層フ
ィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27858295A JPH09117986A (ja) | 1995-10-26 | 1995-10-26 | ガスバリア性積層フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27858295A JPH09117986A (ja) | 1995-10-26 | 1995-10-26 | ガスバリア性積層フィルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09117986A true JPH09117986A (ja) | 1997-05-06 |
Family
ID=17599277
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27858295A Pending JPH09117986A (ja) | 1995-10-26 | 1995-10-26 | ガスバリア性積層フィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09117986A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1134212A (ja) * | 1997-07-23 | 1999-02-09 | Toppan Printing Co Ltd | バリアー性ラミネートフィルム |
| GB2343196A (en) * | 1998-10-27 | 2000-05-03 | Proman Coatings Ltd | Water-based barrier applied to substrate as preparation for metal coating |
| JP2002210857A (ja) * | 2001-01-12 | 2002-07-31 | Toppan Printing Co Ltd | ガスバリア性積層材料 |
| JP2018171797A (ja) * | 2017-03-31 | 2018-11-08 | 大日本印刷株式会社 | 無溶剤型接着剤を用いた易開封性ガスバリア積層体、及び該積層体からなる易開封性ガスバリア包装材料と易開封性ピロー包装袋 |
| JP2018171795A (ja) * | 2017-03-31 | 2018-11-08 | 大日本印刷株式会社 | 無溶剤型接着剤を用いたガスバリア積層体、及び該積層体からなるガスバリア包装材料とピロー包装袋 |
| JP2019171864A (ja) * | 2018-03-26 | 2019-10-10 | 大日本印刷株式会社 | 無溶剤接着剤を用いた低溶剤臭易開封性ガスバリア積層体、及び該積層体からなる低溶剤臭ガスバリア包装材料と包装袋 |
| JP2019171863A (ja) * | 2018-03-26 | 2019-10-10 | 大日本印刷株式会社 | 無溶剤接着剤を用いた低溶剤臭ガスバリア積層体、及び該積層体からなる低溶剤臭ガスバリア包装材料と包装袋 |
-
1995
- 1995-10-26 JP JP27858295A patent/JPH09117986A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1134212A (ja) * | 1997-07-23 | 1999-02-09 | Toppan Printing Co Ltd | バリアー性ラミネートフィルム |
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