JP2004328059A - 簡易セキュリティ機能付きボタン電話システムおよび該ボタン電話システムを構成するボタン電話主装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】特定発信者電話番号記憶部およびルームモニタ特番記憶部を有する特番情報等記憶手段M22、被ルームモニタ可否記憶部およびスピーカ受話音量レベル記憶部ならびにルームモニタ時スピーカ受話音量レベル記憶部を有する内線情報記憶手段M23、特定発信者判定手段M23、プッシュ信号受信モード移行手段M20、プッシュ信号受信手段M18、プッシュ信号解析手段M19、指定内線電話番号判断手段M21、被ルームモニタ判断手段M24、ハンズフリー通話手段M14、通話路切替手段M12、話中音送出手段M16を備えたハンズフリー機能を有する複数の内線電話機と組み合わされてボタン電話システムを構成するボタン電話主装置10。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、単一若しくは複数の外線及び複数の内線電話機が接続されるボタン電話主装置と、該ボタン電話主装置に接続する内線電話機(ボタン電話機)とからなるボタン電話システム、及び該ボタン電話システムを構成するボタン電話主装置ならびに内線電話機(ボタン電話機)に関する。さらに、詳細には、本発明は、簡易セキュリティ機能を付したボタン電話システムおよびそのボタン電話主装置に関する。
【0002】
本発明のボタン電話主装置は、ボタン電話主装置および構内交換機(PBX)をも含めて、1以上の外線と複数の内線電話機(ボタン電話機)が接続されるボタン電話主装置と定義される。
【0003】
【従来の技術】
1以上の外線と複数の内線電話機(ボタン電話機)に接続されるボタン電話主装置と、複数の内線電話機(ボタン電話機)からなるボタン電話システムにおいて、外出先から内線電話機へ電話をかけ、内線電話機周辺の音をモニタしたり内線電話機のスピーカから呼びかける機能を有するボタン電話システムがある。このボタン電話システムは、不在時に外出先の電話機操作により室内の様子をチェックしたり、室内にいる不審者に対し声で威嚇することができる。
【0004】
また、ルームモニタと類似したボタン電話システムの機能として、通話に際して電話機のハンドセットでなくマイクとスピーカを用いて通話を行うハンズフリー通話があるが、ルームモニタ機能を行う場合も、ハンズフリー通話と同様に事前に電話機側のマイクをONにさせる設定や操作が必要である。
【0005】
ISDN回線を利用することにより、ルームモニタに移行させるための指示情報としてサブアドレスを使用することができるが、サブアドレスを通知できるのはISDN電話機またはPHSに限定される。外出先で通常使用される携帯電話機は、サブアドレスを送出できないのでルームモニタを行えない。発信側の電話機の種類に関係なく、ルームモニタに移行できる方式が望まれる。
【0006】
通常、ルームモニタは、不在時に外出先からボタン電話主装置の内線に接続された内線電話機の周辺の音をモニタすることを主目的とするが、ボタン電話システムや構内交換機(PBX)の場合は、複数の内線電話機が接続されるので、ルームモニタ機能を用いて、内線側の電話機から人のいない倉庫や空きの会議室等の状況を音声でモニタできる機能も必要とされる。
【0007】
ルームモニタ動作時は、マイクとスピーカを使ったハンズフリー通話と同様に行われるため、内線電話機側の操作で事前にマイクONの設定をしておく必要があり、操作を忘れた電話機の周辺の音をモニタすることができず、改善が望まれる。さらに、内線電話機側のスピーカ受話ボリュームが小さいと発信者側が声をかける場合に音量が小さいため威嚇効果がなく、事前にボリュームを上げておく必要がある。
【0008】
また、ルームモニタ機能を設定する場合には、設置場所によってはルームモニタされてはまずい内線電話機もあるため、内線電話機毎にモニタの規制を行う必要がある(例えば、特許文献1または特許文献2参照)。
【0009】
さらに、ルームモニタを行うのは、何か異常が発生した場合に特に必要であり、ボタン電話主装置にセンサ機器を接続し、該センサ機器が異常を検出すると外出先の電話機に対して自動発信して、自動的にルームモニタに移行できる機能も必要となる。
【0010】
【特許文献1】
特許第2743587号公報
【特許文献2】
特開昭63−146649号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
このような要求に対処するために、本発明は、ボタン電話主装置と複数の内線電話機とからなるボタン電話システムにおいて、サブアドレスを使用せずに内線電話機を特定してルームモニタすることが可能なボタン電話システムを提供することを第1の目的とする。
【0012】
また、本発明は、上記ボタン電話システムにおいて、ボタン電話主装置に接続された内線電話機からボタン電話主装置に接続された他の内線電話機のルームモニタを行えるボタン電話システムを提供することを第2の目的とする。
【0013】
また、本発明は、上記ボタン電話システムにおいて、ルームモニタされる内線ボタン電話機を自動的にハンズフリー状態に移行させることができるボタン電話システムを提供することを第3の目的とする。
【0014】
さらに、本発明は、上記ボタン電話システムにおいて、ルームモニタ移行の可否を内線電話機毎に選択できるシステムを提供することを第4の目的とする。
【0015】
さらに、本発明は、上記ボタン電話システムを構成するボタン電話主装置に直接または内線電話機を介してセンサ機器を接続し、センサ機器が異常の発生を検出すると特定の電話機にその旨を発信し、該電話機からルームモニタすることを可能とするボタン電話システムを提供することを第5の目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために、各種着信状態でのプッシュ信号を受信する手段、ボタン電話主装置に接続されたセンサ機器の異常検出時に登録先電話機に対して自動発信し呼出先応答後の異常を通知するガイダンス送出後にプッシュ信号受信のモードに移行する手段の何れかまたは全て、及び、発信者が押下したプッシュ信号を解析する手段、また、同一電話装置に接続された他の電話機からのダイヤル情報を解析する手段を具備し、外線からのプッシュ信号または内線からのダイヤル情報とボタン電話主装置に登録された情報との照合手段を具備することにより、ボタン電話主装置に接続された内線電話機の周囲の音を自動的に聴取し、更に発信者側の音声を通常使用時とは異なる音量で内線電話機のスピーカから出力することを可能にしたものである。
【0017】
第1の本発明は、上記課題を解決するために、1以上の外線および複数の内線を有する簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置と前記内線に接続される複数の内線電話機からなる簡易セキュリティ機能付きボタン電話システムにおいて、前記簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置が、特定の発信者の電話番号を記憶する特定発信者電話番号記憶部および着信時に内線電話機を即座にハンズフリー通話によるルームモニタ動作へ移行させるルームモニタ特番を記憶するルームモニタ特番記憶部を有する特番情報等記憶手段と、内線電話機毎のハンズフリー動作への移行の可否を記憶する被ルームモニタ可否記憶部およびルームモニタ時のスピーカ音量レベルを記憶するルームモニタ時スピーカ受話音量レベル記憶部を有する内線情報記憶手段と、外線に着信時に発信者の電話番号と前記特定発信者電話番号記憶部に記憶された特定発信者番号から特定の発信者からの着信であるか否かを判定する特定発信者判定手段と、特定の発信者の電話番号を受信したときにプッシュ信号受信のモードに移行するプッシュ信号受信モード移行手段と、発信者が押下したプッシュ信号を解析するプッシュ信号解析手段と、発信者が指定した内線電話番号を判断する指定内線電話番号判断手段と、当該指定内線電話番号と前記被ルームモニタ可否記憶部に記憶された被ルームモニタ可否情報から前記指定内線電話番号の被ルームモニタ可否を判断する被ルームモニタ可否判断手段と、前記指定内線電話番号が被ルームモニタ可であるときに該当する指定内線電話機のマイク設定に関係なくマイクを自動動作させるとともにルームモニタ時のスピーカ音量レベルで指定内線電話機のスピーカを自動動作させるルームモニタ動作を指示するハンズフリー通話手段と、前記指定内線電話番号が被ルームモニタ可であるときに前記外線と該当する指定内線電話機とをハンズフリー通話手段へ接続する通話路切替手段とを備え、前記内線電話機が、前記簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置からの指示に従って事前のマイク動作可否登録に関係なくマイクを動作させ指示されたルームモニタ時の音量でスピーカを動作させるルームモニタ動作手段を備え、特定発信者から指定内線電話機に対してルームモニタ指示があったときに、前記ルームモニタ時スピーカ受話音量レベル記憶部に記憶されたスピーカ受話音量によってスピーカから発信者の音声を出力するようにした。
【0018】
本発明は、マイクおよびスピーカを有している複数の内線電話機と組み合わされて簡易セキュリティ機能付きボタン電話システムを構成する簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置において、1以上の外線と複数の内線電話機に接続され、特定の発信者の電話番号を記憶する特定発信者電話番号記憶部および着信時に内線電話機を即座にハンズフリー通話によるルームモニタ動作へ移行させるルームモニタ特番を記憶するルームモニタ特番記憶部を有する特番情報等記憶手段と、内線電話機毎のハンズフリー動作への移行の可否を記憶する被ルームモニタ可否記憶部およびルームモニタ時のスピーカ音量レベルを記憶するルームモニタ時スピーカ受話音量レベル記憶部を有する内線情報記憶手段と、外線に着信時に発信者の電話番号と前記特定発信者電話番号記憶部に記憶された特定発信者番号から特定の発信者からの着信であるか否かを判定する特定発信者判定手段と、特定の発信者の電話番号を受信したときにプッシュ信号受信のモードに移行するプッシュ信号受信モード移行手段と、発信者が押下したプッシュ信号を解析するプッシュ信号解析手段と、発信者が指定した内線電話番号を判断する指定内線電話番号判断手段と、当該指定内線電話番号と前記被ルームモニタ可否記憶部に記憶された被ルームモニタ可否情報から前記指定内線電話番号の被ルームモニタ可否を判断する被ルームモニタ可否判断手段と、前記指定内線電話番号が被ルームモニタ可であるときに該当する指定内線電話機のマイク設定に関係なくマイクを自動動作させるとともにルームモニタ時のスピーカ音量レベルで指定内線電話機のスピーカを自動動作させるルームモニタ動作を指示するハンズフリー通話手段と、前記指定内線電話番号が被ルームモニタ可であるときに前記外線と該当する指定内線電話機とをハンズフリー通話手段へ接続する通話路切替手段と
を備えた。
【0019】
第2の発明は、1以上の外線および複数の内線を有する簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置と前記内線に接続される複数の内線電話機からなる簡易セキュリティ機能付きボタン電話システムにおいて、前記簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置が、着信時に内線電話機を即座にハンズフリー通話によるルームモニタ動作へ移行させるルームモニタ特番を記憶するルームモニタ特番記憶部を有する特番情報等記憶手段と、内線電話機毎のハンズフリー動作への移行の可否を記憶する被ルームモニタ可否記憶部およびルームモニタ時のスピーカ音量レベルを記憶するルームモニタ時スピーカ受話音量レベル記憶部を有する内線情報記憶手段と、簡易セキュリティ機能付きボタン電話システムが留守番状態時外線着信に対して自動応答後音声ガイダンスを送出する留守番時自動応答手段と、発信者が押下したプッシュ信号を解析するプッシュ信号解析手段と、発信者が指定した内線電話番号を判断する指定内線電話番号判断手段と、当該指定内線電話番号と前記被ルームモニタ可否記憶部に記憶された被ルームモニタ可否情報から前記指定内線電話番号の被ルームモニタ可否を判断する被ルームモニタ可否判断手段と、前記指定内線電話番号が被ルームモニタ可であるときに該当する指定内線電話機のマイク設定に関係なくマイクを自動動作させるとともにルームモニタ時のスピーカ音量レベルで指定内線電話機のスピーカを自動動作させるルームモニタ動作を指示するハンズフリー通話手段と、前記指定内線電話番号が被ルームモニタ可であるときに前記外線と該当する指定内線電話機とをハンズフリー通話手段へ接続する通話路切替手段とを備え、前記内線電話機が、前記簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置からの指示に従って事前のマイク動作可否登録に関係なくマイクを動作させルームモニタ時の指示された音量でスピーカを動作させるルームモニタ動作手段を備え、留守番状態時外線に発信した発信者の指定内線電話機に対してルームモニタ指示があったときに、前記ルームモニタ時スピーカ受話音量レベル記憶部に記憶されたスピーカ受話音量によってスピーカから発信者の音声を出力するようにした。
【0020】
本発明は、マイクおよびスピーカを有している複数の内線電話機と組み合わされて簡易セキュリティ機能付きボタン電話システムを構成する簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置において、1以上の外線と複数の内線電話機に接続され、着信時に内線電話機を即座にハンズフリー通話によるルームモニタ動作へ移行させるルームモニタ特番を記憶するルームモニタ特番記憶部を有する特番情報等記憶手段と、内線電話機毎のハンズフリー動作への移行の可否を記憶する被ルームモニタ可否記憶部および内線電話機毎のルームモニタ時のスピーカ音量レベルを記憶するルームモニタ時スピーカ受話音量レベル記憶部を有する内線情報記憶手段と、簡易セキュリティ機能付きボタン電話システムが留守番状態時外線着信に対して自動応答後音声ガイダンスを送出する留守番時自動応答手段と、発信者が押下したプッシュ信号を解析するプッシュ信号解析手段と、発信者が指定した内線電話番号を判断する指定内線電話番号判断手段と、当該指定内線電話番号と前記被ルームモニタ可否記憶部に記憶された被ルームモニタ可否情報から前記指定内線電話番号の被ルームモニタ可否を判断する被ルームモニタ判断手段と、前記指定内線電話番号が被ルームモニタ可であるときに該当する指定内線電話機のマイク設定に関係なくマイクを自動動作させるとともにルームモニタ時のスピーカ音量レベルで指定内線電話機のスピーカを自動動作させるルームモニタ動作を指示するハンズフリー通話手段と、前記指定内線電話番号が被ルームモニタ可であるときに前記外線と該当する指定内線電話機とをハンズフリー通話手段へ接続する通話路切替手段とを備えた。
【0021】
第3の発明は、1以上の外線および複数の内線を有する簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置と前記内線に接続される複数の内線電話機からなる簡易セキュリティ機能付きボタン電話システムにおいて、前記簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置が、着信時に内線電話機を即座にハンズフリー通話によるルームモニタ動作へ移行させるルームモニタ特番を記憶するルームモニタ特番記憶部を有する特番情報等記憶手段と、内線電話機毎のハンズフリー動作への移行の可否を記憶する被ルームモニタ可否記憶部およびルームモニタ時のスピーカ音量レベルを記憶するルームモニタ時スピーカ受話音量レベル記憶部を有する内線情報記憶手段と、発信者の操作するプッシュ信号によって特定の内線を呼び出すダイレクトインダイヤル機能と、ダイレクトインダイヤル機能の外線または一定時間内線側電話機が応答しない時にダイレクトインダイヤル状態になる外線に着信があったときにプッシュ信号受信のモードに移行するプッシュ信号受信モード移行手段と、発信者が押下したプッシュ信号を解析するプッシュ信号解析手段と、発信者が指定した内線電話番号を判断する指定内線電話番号判断手段と、当該指定内線電話番号と前記被ルームモニタ可否記憶部に記憶された被ルームモニタ可否情報から前記指定内線電話番号の被ルームモニタ可否を判断する被ルームモニタ可否判断手段と、前記指定内線電話番号が被ルームモニタ可であるときに該当する指定内線電話機のマイク設定に関係なくマイクを自動動作させるとともにルームモニタ時のスピーカ音量レベルで指定内線電話機のスピーカを自動動作させるルームモニタ動作を指示するハンズフリー通話手段と、前記指定内線電話番号が被ルームモニタ可であるときに前記外線と該当する指定内線電話機とをハンズフリー通話手段へ接続する通話路切替手段とを備え、前記内線電話機が、前記簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置からの指示に従って事前のマイク動作可否登録に関係なくマイクを動作させルームモニタ時の指示された音量でスピーカを動作させるルームモニタ動作手段を備え、ダイレクトインダイヤル機能の外線または一定時間内線側電話機が応答しない時にダイレクトインダイヤル状態になる外線への着信時に指定内線電話機に対してルームモニタ指示があったときに、前記ルームモニタ時スピーカ受話音量レベル記憶部に記憶されたスピーカ受話音量によってスピーカから発信者の音声を出力するようにした。
【0022】
本発明は、マイクおよびスピーカを有している複数の内線電話機と組み合わされて簡易セキュリティ機能付きボタン電話システムを構成する簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置において、1以上の外線と複数の内線電話機に接続され、着信時に内線電話機を即座にハンズフリー通話によるルームモニタ動作へ移行させるルームモニタ特番を記憶するルームモニタ特番記憶部を有する特番情報等記憶手段と、内線電話機毎のハンズフリー動作への移行の可否を記憶する被ルームモニタ可否記憶部およびルームモニタ時のスピーカ音量レベルを記憶するルームモニタ時スピーカ受話音量レベル記憶部を有する内線情報記憶手段と、発信者の操作するプッシュ信号によって特定の内線を呼び出すダイレクトインダイヤル機能と、ダイレクトインダイヤル機能の外線または一定時間内線側電話機が応答しない時にダイレクトインダイヤル状態になる外線に着信があったときにプッシュ信号受信のモードに移行するプッシュ信号受信モード移行手段と、発信者が押下したプッシュ信号を解析するプッシュ信号解析手段と、発信者が指定した内線電話番号を判断する指定内線電話番号判断手段と、当該指定内線電話番号と前記被ルームモニタ可否記憶部に記憶された被ルームモニタ可否情報から前記指定内線電話番号の被ルームモニタ可否を判断する被ルームモニタ可否判断手段と、前記指定内線電話番号が被ルームモニタ可であるときに該当する指定内線電話機のマイク設定に関係なくマイクを自動動作させるとともにルームモニタ時のスピーカ音量レベルで指定内線電話機のスピーカを自動動作させるルームモニタ動作を指示するハンズフリー通話手段と、前記指定内線電話番号が被ルームモニタ可であるときに前記外線と該当する指定内線電話機とをハンズフリー通話手段へ接続する通話路切替手段とを備えた。
【0023】
第4の発明は、1以上の外線および複数の内線を有する簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置と前記内線に接続される複数の内線電話機からなる簡易セキュリティ機能付きボタン電話システムにおいて、前記簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置が、着信時に内線電話機を即座にハンズフリー通話によるルームモニタ動作へ移行させるルームモニタ特番を記憶するルームモニタ特番記憶部ならびにセンサ機器が異常を検出した時に自動呼出する電話機の電話番号を記憶する異常時自動呼出電話番号記憶部を有する特番情報等記憶手段と、内線電話機毎のハンズフリー動作への移行の可否を記憶する被ルームモニタ可否記憶部およびルームモニタ時のスピーカ音量レベルを記憶するルームモニタ時スピーカ受話音量レベル記憶部を有する内線情報記憶手段と、センサ機器を直接または内線電話機を介して接続するセンサ機器接続手段と、センサ機器異常検出時に前記電話番号に対して自動発信し呼出先応答後の異常を通知するガイダンスを送出する異常時発呼手段と、ガイダンス送出後にプッシュ信号受信のモードに移行するプッシュ信号受信モード移行手段と、呼出先が押下したプッシュ信号を解析するプッシュ信号解析手段と、呼出先が指定した内線電話番号を判断する指定内線電話番号判断手段と、当該指定内線電話番号と前記被ルームモニタ可否記憶部に記憶された被ルームモニタ可否情報から前記指定内線電話番号の被ルームモニタ可否を判断する被ルームモニタ可否判断手段と、前記指定内線電話番号が被ルームモニタ可であるときに該当する指定内線電話機のマイク設定に関係なくマイクを自動動作させるとともにルームモニタ時のスピーカ音量レベルで指定内線電話機のスピーカを自動動作させるルームモニタ動作を指示するハンズフリー通話手段と、前記指定内線電話番号が被ルームモニタ可であるときに前記外線と該当する指定内線電話機とをハンズフリー通話手段へ接続する通話路切替手段とを備え、前記内線電話機が、前記簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置からの指示に従って事前のマイク動作可否登録に関係なくマイクを動作させルームモニタ時の指示された音量でスピーカを動作させるルームモニタ動作手段を備え、指定内線電話機に対してルームモニタ指示があったときに、前記ルームモニタ時スピーカ受話音量レベル記憶部に記憶されたスピーカ受話音量によってスピーカから発信者の音声を出力するようにした。
【0024】
本発明は、マイクおよびスピーカを有している複数の内線電話機と組み合わされて簡易セキュリティ機能付きボタン電話システムを構成する簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置において、1以上の外線と複数の内線電話機に接続され、着信時に内線電話機を即座にハンズフリー通話によるルームモニタ動作へ移行させるルームモニタ特番を記憶するルームモニタ特番記憶部ならびにセンサ機器が異常を検出した時に自動呼出する電話機の電話番号を記憶する異常時自動呼出電話番号記憶部を有する特番情報等記憶手段と、内線電話機毎のハンズフリー動作への移行の可否を記憶する被ルームモニタ可否記憶部およびルームモニタ時のスピーカ音量レベルを記憶するルームモニタ時スピーカ受話音量レベル記憶部を有する内線情報記憶手段と、センサ機器を直接または内線電話機を介して接続するセンサ機器接続手段と、センサ機器異常検出時に前記電話番号に対して自動発信し呼出先応答後の異常を通知するガイダンスを送出する異常時発呼手段と、ガイダンス送出後にプッシュ信号受信のモードに移行するプッシュ信号受信モード移行手段と、呼出先が押下したプッシュ信号を解析するプッシュ信号解析手段と、呼出先が指定した内線電話番号を判断する指定内線電話番号判断手段と、当該指定内線電話番号と前記被ルームモニタ可否記憶部に記憶された被ルームモニタ可否情報から前記指定内線電話番号の被ルームモニタ可否を判断する被ルームモニタ可否判断手段と、前記指定内線電話番号が被ルームモニタ可であるときに該当する指定内線電話機のマイク設定に関係なくマイクを自動動作させるとともにルームモニタ時のスピーカ音量レベルで指定内線電話機のスピーカを自動動作させるルームモニタ動作を指示するハンズフリー通話手段と、記指定内線電話番号が被ルームモニタ可であるときに前記外線と該当する指定内線電話機とをハンズフリー通話手段へ接続する通話路切替手段とを備えた。
【0025】
第5の発明は、1以上の外線および複数の内線を有する簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置と前記内線に接続される複数の内線電話機からなる簡易セキュリティ機能付きボタン電話システムにおいて、前記簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置が、同一ボタン電話主装置に接続された内線電話機からの発信時に内線電話機を即座にハンズフリー通話によるルームモニタ動作へ移行させるルームモニタ特番を記憶するルームモニタ特番記憶部を有する特番情報等記憶手段と、内線電話機毎のハンズフリー動作への移行の可否を記憶する被ルームモニタ可否記憶部およびルームモニタ時のスピーカ音量レベルを記憶するルームモニタ時スピーカ受話音量レベル記憶部を有する内線情報記憶手段と、同一ボタン電話主装置に接続された内線電話機からの発信時に発信者が指定した内線電話番号を判断する指定内線電話番号判断手段と、当該指定内線電話番号と前記被ルームモニタ可否記憶部に記憶された被ルームモニタ可否情報から前記指定内線電話番号の被ルームモニタ可否を判断する被ルームモニタ可否判断手段と、前記指定内線電話番号が被ルームモニタ可であるときに該当する指定内線電話機のマイク設定に関係なくマイクを自動動作させるとともにルームモニタ時のスピーカ音量レベルで指定内線電話機のスピーカを自動動作させるルームモニタ動作を指示するハンズフリー通話手段と、前記指定内線電話番号が被ルームモニタ可であるときに前記発信した内線と該当する指定内線とをハンズフリー通話手段へ接続する通話路切替手段とを備え、前記内線電話機が、前記簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置からの指示に従って事前のマイク動作可否登録に関係なくマイクを動作させルームモニタ時の指示された音量でスピーカを動作させるルームモニタ動作手段を備え、同一ボタン電話主装置に接続された内線電話機の発信者から指定内線電話機に対してルームモニタ指示があったときに、前記ルームモニタ時スピーカ受話音量レベル記憶部に記憶されたスピーカ受話音量によってスピーカから発信者の音声を出力するようにした。
【0026】
本発明は、マイクおよびスピーカを有している複数の内線電話機と組み合わされて簡易セキュリティ機能付きボタン電話システムを構成する簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置において、1以上の外線と複数の内線電話機に接続され、同一ボタン電話主装置に接続された内線電話機からの発信時に内線電話機を即座にハンズフリー通話によるルームモニタ動作へ移行させるルームモニタ特番を記憶するルームモニタ特番記憶部を有する特番情報等記憶手段と、内線電話機毎のハンズフリー動作への移行の可否を記憶する被ルームモニタ可否記憶部およびルームモニタ時のスピーカ音量レベルを記憶するルームモニタ時スピーカ受話音量レベル記憶部を有する内線情報記憶手段と、同一ボタン電話主装置に接続された内線電話機からの発信時に発信者が指定した内線電話番号を判断する指定内線電話番号判断手段と、当該指定内線電話番号と前記被ルームモニタ可否記憶部に記憶された被ルームモニタ可否情報から前記指定内線電話番号の被ルームモニタ可否を判断する被ルームモニタ可否判断手段と、前記指定内線電話番号が被ルームモニタ可であるときに該当する指定内線電話機のマイク設定に関係なくマイクを自動動作させるとともにルームモニタ時のスピーカ音量レベルで指定内線電話機のスピーカを自動動作させるルームモニタ動作を指示するハンズフリー通話手段と、前記指定内線電話番号が被ルームモニタ可であるときに前記発信した内線と該当する指定内線とをハンズフリー通話手段へ接続する通話路切替手段とを備えた。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面によって説明する。図1は、本発明にかかるボタン電話主装置の機能構成を説明する機能ブロック図である。図2は本発明の機能概略図、図3は本発明にかかるボタン電話システムのボタン電話主装置および内線側に接続されるボタン電話機(内線電話機)の回路ブロック図、図4は本発明にかかるボタン電話主装置の中央制御部及び記憶部の機能ブロック図、図5は外線着信時のルームモニタに至るまでのボタン電話主装置側フローチャート、図6はセンサ検出時の外出先電話機の自動呼出後のルームモニタに至るまでのボタン電話主装置側フローチャート、図7は内線からの発信によるルームモニタに至るまでのボタン電話主装置側フローチャート、図8はルームモニタ時の内線電話機側フローチャートを示している。
【0028】
ここで、本発明においては、ルームモニタとは、内線電話機がハンズフリーに設定されているか否かにかかわらず、マイクとスピーカをそれぞれONにして通話可能とする状態をいう。
【0029】
図1に示すように、本発明にかかるボタン電話主装置10は、発信者電話番号抽出手段M11と、通話路切替回路M12と、特定発信者判定手段M13と、ハンズフリー通話手段M14と、話中音送出手段M15と、留守番自動応答手段M16と、センサ機器接続手段M17と、プッシュ信号受信手段M18と、プッシュ信号解析手段M19と、プッシュ信号受信モード移行手段M20と、指定内線電話番号判断手段M21と、特番情報等記憶手段M22と、内線情報記憶手段M23と、被ルームモニタ判断手段M24と、ダイレクトインダイヤル機能M25と、異常時発呼手段M26とを有して構成される。
【0030】
発信者電話番号抽出手段M11は、外線への着信時にナンバーディスプレイサービスを利用して発信者の電話番号を抽出する手段であり、後述する外線回路13と記憶部20と、中央制御部11の働きによって形成される。
【0031】
通話路切替回路M12は、外線と内線とその他との接続を切り替える回路であり、後述する通話路切替部12で構成され、中央制御部11、外線回路13、ハンズフリー制御部14、トーン送出部15、音声ガイダンス送出部16、プッシュ信号受信部18、データ送受信回路19が接続される。
【0032】
特定発信者判定手段M13は、発信者番号抽出手段M11が抽出した発信者番号と特番情報等記憶手段M22に記憶された特定発信者電話番号とを比較して着信が特定発信者からであるか否かを判定する手段であり、後述する中央制御部11と、記憶部20によって達成される。
【0033】
ハンズフリー通話手段M14は、ハンズフリー通話時にマイクと予め設定されたスピーカ受話音量で内線電話機が動作するように指示する手段であり、被ルームモニタ時には、ルームモニタ時スピーカ受話音量レベルでスピーカを動作させる。ハンズフリー通話手段M14は、後述するハンズフリー制御部14、記憶部20、中央制御部11によって達成される。
【0034】
話中音送出手段M15は、話中音を外線に送出する手段であり、後述するトーン送出部15、中央制御部11によって達成される。
【0035】
留守番自動応答手段M16は、ボタン電話システムが留守番機能に設定されたときに、外線への着信に対して自動応答した後、音声ガイダンスなどの音声応答メッセージを送出する手段であり、後述する中央制御部11、音声ガイダンス送出部16、記憶部20によって形成される。
【0036】
センサ機器接続手段M17は、センサ機器を直接または内線電話機を介して接続する手段であり、センサインタフェースと後述するセンサ検出部17とによって構成される。
【0037】
プッシュ信号受信手段M18は、外線または内線からのプッシュ信号を受信する手段であり、後述するプッシュ信号受信部18によって構成される。
【0038】
プッシュ信号解析手段M19は、プッシュ信号受信手段M18受信したプッシュ信号の内容を解析する手段であり、中央制御部11によって達成される。
【0039】
プッシュ信号受信モード移行手段M20は、所定の条件でプッシュ信号受信状態へ移行させる手段であり、中央制御部11によって達成される。
【0040】
指定内線電話番号判断手段M21は、プッシュ信号解析手段M19が解析したプッシュ信号が指定内線電話番号であるか否かを判断する手段であり、後述する中央制御部11、記憶部20によって形成される。
【0041】
特番情報等記憶手段M22は、特定発信者電話番号、ルームモニタ特番、リモート移行特番、パスワード、センサ検出時の通知先電話番号などの情報を記憶する手段であり、後述する記憶部20の特番情報情報等記憶手段201によって形成される。
【0042】
内線情報記憶手段M23は、内線番号、内線毎の被ルームモニタ可否情報、内線毎のスピーカ受話音量レベル、ルームモニタ時のスピーカ受話音量レベル、内線毎のハンドセット受話音量レベル、内線毎のマイクON/OFF設定、センサ対応の被ルームモニタ電話機情報などの情報を記憶する手段であり、後述する記憶部20の内線情報記憶手段202によって形成される。
【0043】
被ルームモニタ可否判断手段M24は、指定内線電話番号判断手段M21が判断した指定内線番号が、ルームモニタ可能であるか否可を判断する手段であり、後述する中央制御部11、記憶部20によって形成される。
【0044】
ダイレクトインダイヤル機能M25は、ダイレクトインダイヤル着信を当該内線電話機に着信させる機能であり、後述する中央制御部11、トーン送出部15、音声ガイダンス送出部16によって形成される。
【0045】
異常時発呼手段M26は、センサ機器が異常を検出したときに特定の通話先に発呼する手段であり、後述する中央制御部11、記憶部20、外線回路13によって形成される。
【0046】
図2に示すように、本発明にかかるボタン電話システムは、複数の内線電話機30−1〜30−nおよびセンサ機器50を収容したボタン電話主装置10を少なくとも一本以上の外線を介して公衆網70に接続して構成される。このボタン電話主装置10には、公衆網70および基地局75を介して携帯電話機やPHS90−1を、公衆網70を介して電話機90−2を接続することができる。
【0047】
ここで、本明細書においては、同一の機能を有する複数の手段/装置を個別に説明するときには、符号の後に−を付した枝番を付けて説明する。また、内線電話機の内、ルームモニタの対象となる内線電話機(被モニタ内線電話機)には符号の後にAを付し、ルームモニタを行おうとする内線電話機(モニタ内線電話機)には符号の後にBを付して説明する。
【0048】
このボタン電話システムにおいては、外線側の各種電話機90−1/90−2からプッシュ信号を用いてボタン電話主装置10に接続された内線電話機30Aを着信させることなく内線電話機30Aのスピーカ36とマイク35を動作させてルームモニタを行うことができると共に、同一のボタン電話主装置10に接続された他の内線電話機30Bからのダイヤル操作で被モニタ側の内線電話機30Aのスピーカ36とマイク35を動作させてルームモニタを行うことができる。また、ボタン電話主装置10に接続されたセンサ機器50が異常を検出した時は、ボタン電話主装置10が自動発信し、外部の電話機90を呼び出し、応答後の異常を通知するガイダンス送出後に外部の電話機90からのプッシュ信号の操作によりボタン電話主装置10に接続された内線電話機30Aに対してルームモニタを行うことができる。
【0049】
図3を用いて、本発明にかかるボタン電話システムを構成するボタン電話主装置10と、ボタン電話機(内線電話機)30の構成の概要を説明する。ボタン電話システムは、複数の外線(1本の場合もあり得る)に接続されたボタン電話主装置10と該ボタン電話主装置10に接続された複数のボタン電話機30−1〜30−nから構成される。
【0050】
ボタン電話主装置10は、中央制御部11と、通話路切替部12と、複数の外線回路13−1〜13−nと、ハンズフリー制御部14と、トーン送出部15と、音声ガイダンス送出部16と、センサ検出部17と、PB信号受信部18と、複数のデータ送受信回路19−1〜19−nと、記憶部20を有して構成される。
【0051】
中央制御部11は、ボタン電話主装置10の各回路からの入力情報(ボタン電話機からの情報も含む)に対する解析や判断、記憶部20に対する情報の入出力、各回路の制御を行う手段である。
【0052】
通話路切替部12は、ボタン電話主装置10内の交換処理(外線と内線の接続、各音源の内線・外線への接続)を行う手段である。
【0053】
外線回路13−1〜13−nは、外線に接続されるインタフェース回路である。
【0054】
ハンズフリー制御部14は、電話機のマイクとスピーカを使って通話する場合に発生するハウリングを防止するための制御を行う手段である。
【0055】
トーン送出部15は、外線や内線に話中音を送出するときや、ダイレクトインダイヤル状態(プッシュ信号受信待ち)であることを通知するための一次応答信号を送出するときに通話路切替部12を経由して外線や内線に接続される手段である。
【0056】
音声ガイダンス送出部16は、ボタン電話主装置10が留守番モード時に外線着信に対して自動応答したときの応答メッセージやダイレクトインダイヤル時に一次応答信号として音声ガイダンスを送出するときに通話路切替部12を経由して外線に接続される手段である。
【0057】
センサ検出部17は、ボタン電話主装置10の外部にまたは他の室内などに設置したセンサ機器50−1もしくは内線電話機(ボタン電話機)30−1を介して接続されたセンサ機器50−nからの情報を受信し、データとして中央制御部に受け渡す手段である。
【0058】
PB信号受信部18は、外線から受信したプッシュ信号を受信し、データとして中央制御手段11に受け渡す手段である。
【0059】
データ送受信回路19−1〜19−nは、内線を介してボタン電話機(内線電話機)30−1〜30−nと音声データ、制御データの通信を行うためのインタフェースである。
【0060】
記憶部20は、通常の記憶部としての働きの他に、電話機からの登録操作によりルームモニタ特番、リモート移行特番、パスワード、各内線電話機の被ルームモニタ可否等の設定が記憶される手段である。
【0061】
また、ボタン電話機30は、制御部31と、データ送受信回路32と、D/A、A/D変換部33と、通話路切替部34と、マイク35と、スピーカ36と、送受話器37と、ダイヤルキー38と、局線キー39と、機能キー40と、マイクキー41と、局線ランプ42と、着信ランプ43と、マイクランプ44と、LCD表示器45と、センサインタフェース46を有して構成される。
【0062】
制御部31は、電話機内の各回路からの入力情報に対する解析や判断、各回路の制御を行う手段である。
【0063】
データ送受信回路32は、内線を介してボタン電話主装置10と音声データ、制御データの通信を行うためのインタフェースである。
【0064】
D/A、A/D変換部33は、音声のディジタル/アナログ変換、アナログ/ディジタル変換を行う手段である。
【0065】
通話路切替部34は、ボタン電話機内の送受器やマイク、スピーカ等との通話路切替および音量を制御する手段である。
【0066】
マイク35は、通常はハンズフリー通話の送話用に使用する手段であり、ルームモニタ時に電話機周辺の音を拾う手段として働く。
【0067】
スピーカ36は、通常はハンズフリー通話の受話用に使用する手段であり、ルームモニタ時に発信者側の音声を出力する手段として働く。
【0068】
送受器37は、一般的な通話時の送話、受話を行うためのハンドセットである。
【0069】
ダイヤルキー38は、電話番号をダイヤルする手段であり、また、各種登録操作を行うためのボタンとしても使用する。
【0070】
外線キー39は、複数ある外線から使用したい外線を選択するためのボタンであり、マイクキー等の機能キーを割り付けることもできる。
【0071】
機能キー40は、ボタン電話システムで一般的に使用する保留や内線等のキーであり、上記外線キーを機能キーとしても使用できる。
【0072】
マイクキー41は、スピーカ受話時にマイクをONさせるためのキーであり、事前にON状態にしておくとスピーカ受話時にマイクも機能する、本発明では固定のキーでなく上記外線キーにマイクキーの機能を割り付けて使用している。
【0073】
外線ランプ42は、各外線の状態や各機能の状態(機能キー割付時)をランプ表示する手段である。
【0074】
着信ランプ43は、着信があったときや通話を保留中にしたときなど、固有のランプ表示を行う手段である。
【0075】
マイクランプ44は、マイクON/OFFをランプ表示する手段である。
【0076】
LCD表示器45は、電話番号、機能登録時の情報等を表示する手段である。
【0077】
センサインタフェース46は、ボタン電話機の外部に取り付けられたセンサ機器50−nからの情報を受信し、データとしてボタン電話主装置10の中央制御部11へ受け渡すインタフェースである。
【0078】
さらに、センサ機器50−1〜50−nは、ドアセンサ等の市販のセンサであり、センサ機器50−1はボタン電話主装置10のセンサ検出部17に直接、センサ機器50−nはボタン電話機30のセンサインタフェース46を介して、ボタン電話主装置10のセンサ検出部17へ接続される。
【0079】
このボタン電話システムの各ブロックは、従来からのボタン電話システムの場合と基本的には同等な構成であるが、任意のボタン電話機30−1〜30−nからのキー操作によって今回の発明で必要となるルームモニタ特番や特定発信者の電話番号、センサ検出時の通知先電話番号、パスワード、及び被ルームモニタ可否のデータが、ボタン電話主装置10の中央制御部11によって記憶部22に記憶される点に特徴を有している。
【0080】
一方、本発明で必要となる外線回路からの発信者番号、発信者が操作したルームモニタ特番等のプッシュ信号を受信するPB信号受信部14からのデータ、センサ検出部17からのセンサ検出有無データは、中央制御部11により記憶部22に一時保存される。
【0081】
さらに、中央制御部11は、一時保存されたPB信号データと、事前に設定されたルームモニタ特番やパスワードや被ルームモニタ可否との照合、一時保存された発信者番号と事前設定された特定発信者の電話番号との照合、センサ検出時にセンサに対応した事前設定された通知先電話番号の検索を行う場合にも使用される。
【0082】
中央制御部11による上記照合処理の結果に対して、指定内線が被ルームモニタ可となった段階で、中央制御部11は通話路切替部12を制御し、外線回路13とデータ送受信回路19を、ハンズフリー制御部17を介して接続する。一方、ルームモニタ特番不一致、パスワード不一致、指定内線は、被ルームモニタ不可の何れかが中央制御部11の照合処理で判定された段階で、中央制御部11により通話路切替部12を制御し、外線回路13にはトーン送出部15を接続し話中音を送出し、操作が間違っていることを通知する。
【0083】
また、ボタン電話主装置10にセンサ機器50−1を接続することにより、センサ検出部17がセンサ動作を検出すると中央制御部11が記憶部22に記憶されている電話番号に自動発信し、発信先応答後に音声ガイダンス送出部16を外線回路13に接続してセンサ動作を音声により通知し、さらにPB信号受信部14を外線回路13に接続し通知先電話機が操作したプッシュ信号を受信する。
【0084】
なお、ボタン電話主装置10とボタン電話機30間の配線に使用するケーブルは通常4芯であるが、電話機の機能として必要なのは2芯のみであるため、残りの2芯を利用し、ボタン電話機側にセンサインタフェース46を設けることにより、電話機の近くにセンサ機器50−nを設置したいときは、ボタン電話主装置10とボタン電話機30間の配線をそのまま利用することができ、センサ専用にボタン電話主装置10からセンサまで配線を行う必要がない。センサ機器50−nはボタン電話機に接続するのみで充分である。
【0085】
図4を用いて、図3の回路ブロック図中の中央制御部11及び記憶部20内における機能構成の概要を説明する。中央制御部11は、接続処理手段111と、照合処理手段112と、登録処理手段113と、外線制御手段114と、内線制御手段115とを有している。
【0086】
接続処理手段111は、ボタン電話主装置10の交換処理を行うため、通話路切替部12に対して指示を与える機能を有する手段である。
【0087】
照合処理手段112は、特番情報等記憶手段201や内線情報記憶手段202等に記憶されている内容と各手段・回路から入力される情報の照合・解析を行い、ボタン電話主装置10内の各手段・回路に対する指示を決定する機能を有する手段である。
【0088】
登録処理手段113は、ボタン電話機30からの各種登録操作を記憶手段に記憶するための処理を行う機能を有する手段である。
【0089】
記憶部20には、特番情報等記憶手段201と、内線情報記憶手段202と、一時記憶手段203が設けられる。
【0090】
特番情報等記憶手段201には、電話機からの登録操作によりルームモニタ特番、リモート移行特番、パスワード、特定発信者の電話番号、センサ検出時の通知先電話番号などが設定記憶される。
【0091】
内線情報記憶手段202には、内線番号、内線毎の被ルームモニタ可否設定情報、内線毎のスピーカ受話音量レベル情報、ルームモニタ時のスピーカ受話音量情報、内線毎のハンドセット受話音量レベル情報、内線毎のマイクON/OFF情報、その他が記憶される。
【0092】
一時記憶手段203は、発信者電話番号、PB信号受信部からの受信PB信号データ、内線からのダイヤルデータ、センサ検出部からのセンサ検出有無の情報などを一時記憶する。
【0093】
ボタン電話機30−nに接続されているデータ送受信回路19−nから登録用データを受信すると、登録処理手段113によりルームモニタ特番、パスワード、特定発信者の電話番号、センサ検出時の通知先電話番号等が特番情報等記憶手段201に記憶され、内線毎の被ルームモニタ可否のデータは内線情報記憶手段202に記憶される。なお、電話機でスピーカ受話を行っているときに電話機側の音量キー操作を行うと、操作した内線に対するスピーカ受話音量レベルが内線情報記憶手段202記憶され、次回にルームモニタ状態以外でスピーカ受話状態となったときも本記憶内容によりスピーカ受話音量を決定する。また、内線情報記憶手段222にルームモニタ時のスピーカ受話音量レベルも記憶されている。
【0094】
PB信号受信部18からのデータは、一時記憶手段203に記憶され、照合処理手段112によって特番情報等記憶手段201のルームモニタ特番、リモート移行特番、パスワードや、内線情報記憶手段202の内線番号や内線毎の被ルームモニタ可否との照合が行われる。照合結果により、接続処理手段111により通話路切替部12を制御する。
【0095】
センサ機器の動作の有無は、センサ検出部17からのデータとして一時記憶手段203に記憶され、センサが動作した場合はセンサ番号と特番情報等記憶手段201に記憶されているセンサ番号に対応したセンサ検出時の通知先電話番号を照合処理手段112により判定し、外線制御手段114の制御、接続処理手段111の制御を行い、外線に自動発信する。発信先が応答した後は発信先電話機が押下したプッシュ信号をPB信号受信部18がデータとして出力し一時記憶手段203に記憶され、照合処理手段112によって特番情報等記憶手段201のルームモニタ特番、パスワードや内線情報記憶手段222の内線番号や内線毎の被ルームモニタ可否との照合が行われる。照合結果により、接続処理手段111により通話路切替部12を制御する。
【0096】
次に、上記実施の形態におけるボタン電話主装置10側の動作の流れについて、図5を用いて説明する。外線に着信があり、ナンバー・ディスプレイ等の発信者番号を受信する機能の利用時は、発信者番号を受信する(S101)。この発信者番号は照合処理手段112により特定発信者の電話番号かの照合を行い(S102)、一致の場合、ボタン電話主装置10は自動応答し(S103)、接続処理手段111により通話路切替部12を制御し、外線とトーン送出部15または音声ガイダンス送出部16およびPB信号受信部18を接続して一次応答信号を外線に送出する(S104)。
【0097】
一次応答信号を聴取した発信者がルームモニタ特番をダイヤルすると、ボタン電話主装置10はPB信号受信部18にてプッシュ信号を受信し(S105)、一時記憶手段203へ記憶する。特番情報等記憶手段201に記憶されているルームモニタ特番とPB信号受信部18が受信した特番とを照合処理手段112にて照合処理し(S106)、一致していないと判断した場合は、他の特番と一致しているかを照合する(S118)。該当する特番があれば各種特番動作を行い(S119)、最終的に一致する特番がない場合は接続処理手段111により通話路切替部12を制御し、外線とトーン送出部15を接続して話中音送出(S120)となる。
【0098】
ステップS106において、ルームモニタ特番の照合結果が一致であった場合、続けてPB信号受信部18が受信した(S107)パスワードと特番情報等記憶手段201に記憶されているパスワードとを照合処理手段112にて照合処理し(S108)、不一致であった場合は接続処理手段111により通話路切替部12を制御し、外線回路13とトーン送出部15を接続して話中音送出(S109)となる。
【0099】
ステップS208において、パスワードが一致であった場合は、続けてPB信号受信部18が受信した(S110)内線番号に対して被ルームモニタ可能かを照合処理手段112が内線情報記憶手段201に対して照会し(S111)、被ルームモニタ不可の場合は接続処理手段111により通話路切替部12を制御し、外線回路13とトーン送出部15を接続して話中音送出(S112)となる。被ルームモニタ可能な場合は、内線情報記憶手段202に記憶されている内線毎のスピーカ受話音量設定レベルやマイクON/OFF設定データは無視し、指定内線番号のボタン電話機30Aに対してルームモニタ時のスピーカ受話音量でスピーカを動作させるための制御データとマイクを動作させるための制御データを送信し(S113)、通話路切替部12を接続処理手段111により制御し、ボタン電話主装置10内の処理として外線回路13と指定内線のデータ送受信回路19−1とをハンズフリー制御部14に接続する(S114)。この状態で、ルームモニタ状態が成立したことになる。
【0100】
ルームモニタ中、外線側が終話した場合(S115)、外線制御手段114が終話を検出すると当該ボタン電話機30Aに対してスピーカOFF、マイクOFFの状態にするための制御データを送信し(S116)、接続処理手段111は、通話路切替部12を待機状態に戻す(S117)。
【0101】
このように、ルームモニタを行う人が特定される場合は、ボタン電話主装置10に予め携帯電話機等の電話番号を登録しておくことにより、外出先から上記携帯電話機を利用してボタン電話主装置10の内線電話機30Aを介してルームモニタすることができ、また一般的なプッシュ信号を利用して内線電話機を指定してルームモニタに移行できるため、外線で使用する電話機の選択範囲が広まる。
【0102】
上記は、発信者番号を受信し、さらに該発信者番号が登録済発信者番号の場合であったが、発信者番号を受信できなかった場合や受信できても登録済でなかった場合は、着信外線が留守番モードかを判定する(S201)。留守番モードの場合は、ボタン電話主装置10は自動応答し(S202)、音声ガイダンス送出部16より応答メッセージを外線に対して送出する(S203)と共に接続処理手段111により通話路切替部12を制御し、外線回路13とPB信号受信部18を接続する。応答メッセージ送出時に発信者のプッシュ信号送出操作が行われ、PB信号受信部18が受信したデータが特番情報等記憶手段201に登録されているリモート移行特番であるかを照合処理し(S205)、不一致の場合は留守番モード動作となり(S206)、一致の場合は接続処理手段111により通話路切替部12を制御し、外線回路13とトーン送出部15を接続して一次応答信号を外線に送出(S104)となる。
【0103】
また、留守番モードの判断(S201)で留守番モードでない場合は、DID設定外線かを判断し(S301)、DID設定外線でない場合は各種着信動作となり(S303)、DID設定外線の場合にはボタン電話主装置10が自動応答し(S302)、接続処理手段111により通話路切替部12を制御し、外線回路13とトーン送出部15または音声ガイダンス送出部16およびPB信号受信部18を接続して一次応答信号送出(S104)となる。
【0104】
なお、ボタン電話主装置10の設定として、内線側電話機が一定時間応答しないときにDIDと同等になる外線がある場合は、この外線もDID外線として定義する。
【0105】
このように、外出時に留守番モードに設定されている外線またはDID設定外線がある場合は、一般的なプッシュ信号を送出できる電話機であればサブアドレスを用いずに内線番号を指定することができ、発信する電話機を特に選ばずに、外出先からボタン電話主装置10の内線電話機30Aを介してルームモニタすることができる。
【0106】
図6は、ボタン電話主装置10にセンサ機器50−1を接続してセンサ機器50−1が異常を検出した時に、センサ検出部17がセンサ動作を認識し、外線制御手段114が特番情報等記憶手段201内のセンサ検出時の通知先電話番号に対して自動発信し、通知先が着信に応答した時点からのフローを示している。通知先の電話機が応答すると、音声ガイダンス送出部16(トーン送出部15の場合もある)からセンサ検出を通知するガイダンス(トーンの場合もある)が送出される(S401)。ガイダンス送出完了後(S402)、リモート移行可能かを特番情報等記憶手段201を参照して判断し(S403)、リモート移行不可の場合は外線切断を行い(S423)、リモート移行可能な場合は接続処理手段111により通話路切替部12を制御し、外線とトーン送出部15または音声ガイダンス送出部16およびPB信号受信部18を接続して一次応答信号を外線に送出する(S404)。ステップS404以降は、図5のステップS104と同様に遷移する。なお、センサに対応した被ルームモニタ電話機が設定されていると(S421)、通知先電話機がプッシュ信号送出操作を行わずにルームモニタに移行することもできる。本処理の流れにより、センサ機器50−1が異常を検出したタイミングで外出先に通知が行われ、同時に一般的なプッシュ信号により指示することでルームモニタを行え、室内の異常有無を音により確認できるため、ルームモニタの有用性が高まる。
【0107】
図7を用いて、ボタン電話主装置10に接続された1つの内線電話機30Bから他の内線電話機30Aのルームモニタを行う例を説明する。以下の説明では発信側電話機30Bはデータ送受信回路19−nに接続され、被ルームモニタ側電話機39Aはデータ送受信回路を19−1に接続される例として説明する。外出先から特定の内線電話機を選択してルームモニタを行う場合の操作の場合はプッシュ信号を利用しているが、内線発信の場合は電話機の種類(ボタン電話機、単独電話機)によってダイヤル情報が異なるので、ダイヤルデータを受信(S501)としている。発信電話機30Bが内線に接続された単独電話機の場合、ダイヤルデータはダイヤルパルス若しくはプッシュ信号となる。ステップS502〜S508の処理は発信者から送出されるダイヤルデータの受信ルートが異なるが、基本的には図5のステップS106〜S112と同等である。
【0108】
内線制御手段115が受信したダイヤルデータ(特番、パスワード、内線番号、等)は一時記憶手段203に記憶される。特番情報等記憶手段201に記憶されているルームモニタ特番と一時記憶手段203に記憶されたダイヤルデータ(特番)とを照合処理手段112にて照合し(S502)、一致していないと判断した場合は、他の特番または内線番号と一致しているかを照合する(S514)。一致している場合は各種特番操作または通常に内線呼び出しとなる(S515)。
【0109】
最終的に一致する特番がない場合は接続処理手段111により通話路切替部12を制御し、発信側内線のデータ送受信回路19−nとトーン送出部15を接続して話中音送出(S516)となる。
【0110】
ルームモニタ特番の照合処理(S507)で結果が一致(ルームモニタ特番)であった場合、続けて特番情報等記憶手段201に記憶されているパスワードと一時記憶手段203に記憶されたダイヤルデータ(パスワード)(S503)とを中央制御手段11にて照合処理し(S504)、不一致であった場合は接続処理手段111により通話路切替部12を制御し、発信側内線のデータ送受信回路19−nとトーン送出部18を接続して話中音送出(S505)となる。パスワードが一致であった場合は、続けて一時記憶手段223に記憶されたダイヤルデータ(内線番号)に対して被ルームモニタ可能かを照合処理手段112が内線情報記憶手段222に対して照会し(S507)、被ルームモニタが不可の場合は接続処理手段111により通話路切替部12を制御し、発信側内線電話機30Aのデータ送受信回路19−nとトーン送出部15を接続して話中音送出(S508)となる。被ルームモニタが可能な場合は、内線情報記憶手段202に記憶されている内線毎のスピーカ受話音量設定レベルやマイクON/OFF設定データは無視し、ボタン電話機30Aに対してルームモニタ時のスピーカ受話音量でスピーカを動作させるための制御データとマイクを動作させるための制御データを送信し(S113)、通話路切替部12を接続処理手段111により制御し、ボタン電話主装置10内の処理として発信側内線電話機30Bのデータ送受信回路19−nと指定内線のデータ送受信回路19−1とをハンズフリー制御部17に接続する(S510)。この状態で、ルームモニタ状態が成立したことになる。
【0111】
ルームモニタ中、発信側ボタン電話機30Bが終話した場合(S511)、内線制御手段115が終話を検出するとルームモニタされていたボタン電話機のためのデータ送受信回路19−1を介してボタン電話機30Aに対してスピーカOFF、マイクOFFの状態にするための制御データを送信し(S512)、接続処理手段111は、通話路切替手段12を待機状態に戻す(S513)。
【0112】
このように、外出先だけでなく、ボタン電話主装置10に接続された内線電話機から他の内線電話機に対してルームモニタを行うことも可能になり、社内で空きの会議室が本当に空きなのかを音でチェックしたり、倉庫等、人が普段いない場所に不審者がいないか等をその場所まで行かなくてもモニタすることができる。
【0113】
図8を用いて、ルームモニタ時における被ルームモニタ側の内線電話機30Aの動きを説明する。被ルームモニタ側の内線電話機30Aのデータ送受信回路32は、ボタン電話主装置10からルームモニタ時の電話機制御データを受信し制御部31に受け渡す(S601)。制御部31は通話路切替部34のスピーカ受話音量を通常時とは異なるルームモニタ時の規定音量に制御し(S602)、通話路切替部34をマイク35とスピーカ36に接続する(S603)。なお、ルームモニタ時は、被ルームモニタ側の内線電話機30Aのマイクキー41を事前にONにする操作無くしてマイク35をONにできる。また、ルームモニタ時にマイクが機能しても通常のハンズフリー通話時と異なりマイクランプ44の制御は行わない。
【0114】
一方、ボタン電話主装置10側は図5〜図7の例で示したとおり、ハンズフリー制御部14が通話路切替部12により接続されておりハンズフリー通話が可能な状態になっている。よって、被ルームモニタ側の内線電話機30Aは、ルームモニタ状態(S604)となる。発信者側が終話すると、被ルームモニタ側の内線電話機30Aはボタン電話主装置10側からの待機時電話機制御データを受信し(S605)、電話機内を待機状態に切り替える(S606)。
【0115】
このように、被ルームモニタ側のボタン電話機30A側のマイクONやスピーカ音量調整を事前に行わなくても、ルームモニタとして必要なマイクON動作とスピーカ受話ONの状態及びスピーカ音量最適の状態にすることができる。
【0116】
外線からの発信を例にとって説明すると、被ルームモニタ側の内線電話機30Aのマイク35→電話機の通話路切替部34→D/A、A/D変換部33→電話機のデータ送受信回路32→ボタン電話主装置10のデータ送受信回路19−1→通話路切替部12→ハンズフリー制御部14→通話路切替部12→外線回路13−1のルートで、外線からの発信者は、被ルームモニタ側の内線電話機30A周囲の音を聞くことができる。逆に外線からの発信者が送話器から声を入れた場合、外線回路13→通話路切替部12→ハンズフリー制御部14→通話路切替部12→ボタン電話主装置10のデータ送受信回路19→被ルームモニタ側の内線電話機30Aのデータ送受信回路32→D/A、A/D変換部33→通話路切替部34→スピーカ36のルートで内線電話機30Aのスピーカ36より声を出すことができる。
【0117】
【発明の効果】
この発明にかかるボタン電話システムは、上記各実施の形態でも示したとおり、特定の発信者からの着信、留守番状態での着信、ダイレクトインダイヤル(DID)での着信、内線電話機が一定時間不応答時にダイレクトインダイヤル(DID)状態に移行する着信、等の様々な外線の着信形態からルームモニタへの移行を可能としており、さらに一般的なプッシュ信号を利用することにより、ユーザの様々な運用形態や発信側として使用される電話機の種類を限定することなくルームモニタを行える効果を奏することができる。
【0118】
また、センサ機器が異常を検出した時に外出先の特定の電話機を呼び出した際、同時にルームモニタへの移行を可能にしているため、必要時にルームモニタを行える効果を奏することができる。
【0119】
さらに、ボタン電話主装置10に接続された内線電話機30Bから同一ボタン電話主装置10に接続された他の内線電話機30Aに対してもルームモニタを行えるので、内線電話機から他の内線電話機のルームモニタを行うことができ、内線を利用することで電話料金も不要であるという効果を奏することができる。
【0120】
さらに、内線電話機からの登録操作によって被ルームモニタ可否を選択できるので、運用によっては被ルームモニタを禁止したい電話機が一部存在する場合にも対応できるという効果を奏することができる。
【0121】
また、ボタン電話機側の動作としては、事前のマイクON操作やスピーカ受話音量調整を行わなくてもルームモニタ時は自動的にマイクがONになりスピーカ受話もルームモニタに必要な規定音量となるので、普段の使用状態のままでルームモニタを行うことができる特徴がある。
【0122】
また、内線電話機の近くにルームモニタを行う機器の手段としてセンサ機器を設置する場合、通常はボタン電話主装置20からセンサ機器50−nまで専用の配線を行う必要があるが、内線電話機30側にセンサ用インタフェース46を設けてこの内線電話機にセンサ機器を接続し、通常ボタン電話主装置とボタン電話機間の配線用に使用される4芯ケーブルの余りの2芯をセンサ用に使用することにより、センサ専用でボタン電話主装置からセンサまで配線を行う必要がなく、配線コストの低減と工事性が改善される点に特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のボタン電話システムを構成するボタン電話主装置の機能ブロック図
【図2】この発明のボタン電話システム構成概略図
【図3】この発明のボタン電話システムの実施例を示した概略ブロック図
【図4】この発明のボタン電話主装置10中央制御部および記憶部の機能ブロック図
【図5】この発明の外線からのルームモニタ時のボタン電話主装置10側概略フローチャート
【図6】この発明のセンサ検出時の外線からのルームモニタ時のボタン電話主装置10側概略フローチャート
【図7】この発明の内線からのルームモニタ時のボタン電話主装置10側概略フローチャート
【図8】この発明のルームモニタ時の内線電話機側概略フローチャート
【符号の説明】
10 ボタン電話主装置
30 内線電話機(ボタン電話機)
35 マイク
36 スピーカ
50 センサ機器
70 公衆網
75 基地局
90 電話機(携帯電話機;PHS)
Claims (10)
- 1以上の外線および複数の内線を有する簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置と前記内線に接続される複数の内線電話機からなる簡易セキュリティ機能付きボタン電話システムにおいて、
前記簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置が、
特定の発信者の電話番号を記憶する特定発信者電話番号記憶部および着信時に内線電話機を即座にハンズフリー通話によるルームモニタ動作へ移行させるルームモニタ特番を記憶するルームモニタ特番記憶部を有する特番情報等記憶手段と、
内線電話機毎のハンズフリー動作への移行の可否を記憶する被ルームモニタ可否記憶部およびルームモニタ時のスピーカ音量レベルを記憶するルームモニタ時スピーカ受話音量レベル記憶部を有する内線情報記憶手段と、
外線に着信時に発信者の電話番号と前記特定発信者電話番号記憶部に記憶された特定発信者番号から特定の発信者からの着信であるか否かを判定する特定発信者判定手段と、
特定の発信者の電話番号を受信したときにプッシュ信号受信のモードに移行するプッシュ信号受信モード移行手段と、
発信者が押下したプッシュ信号を解析するプッシュ信号解析手段と、
発信者が指定した内線電話番号を判断する指定内線電話番号判断手段と、
当該指定内線電話番号と前記被ルームモニタ可否記憶部に記憶された被ルームモニタ可否情報から前記指定内線電話番号の被ルームモニタ可否を判断する被ルームモニタ可否判断手段と、
前記指定内線電話番号が被ルームモニタ可であるときに該当する指定内線電話機のマイク設定に関係なくマイクを自動動作させるとともにルームモニタ時のスピーカ音量レベルで指定内線電話機のスピーカを自動動作させるルームモニタ動作を指示するハンズフリー通話手段と、
前記指定内線電話番号が被ルームモニタ可であるときに前記外線と該当する指定内線電話機とをハンズフリー通話手段へ接続する通話路切替手段と
を備え、
前記内線電話機が、前記簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置からの指示に従って事前のマイク動作可否登録に関係なくマイクを動作させ指示されたルームモニタ時の音量でスピーカを動作させるルームモニタ動作手段を備え、
特定発信者から指定内線電話機に対してルームモニタ指示があったときに、前記ルームモニタ時スピーカ受話音量レベル記憶部に記憶されたスピーカ受話音量によってスピーカから発信者の音声を出力することを特徴とする簡易セキュリティ機能付きボタン電話システム。 - マイクおよびスピーカを有している複数の内線電話機と組み合わされて簡易セキュリティ機能付きボタン電話システムを構成する簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置において、
1以上の外線と複数の内線電話機に接続され、
特定の発信者の電話番号を記憶する特定発信者電話番号記憶部および着信時に内線電話機を即座にハンズフリー通話によるルームモニタ動作へ移行させるルームモニタ特番を記憶するルームモニタ特番記憶部を有する特番情報等記憶手段と、内線電話機毎のハンズフリー動作への移行の可否を記憶する被ルームモニタ可否記憶部およびルームモニタ時のスピーカ音量レベルを記憶するルームモニタ時スピーカ受話音量レベル記憶部を有する内線情報記憶手段と、
外線に着信時に発信者の電話番号と前記特定発信者電話番号記憶部に記憶された特定発信者番号から特定の発信者からの着信であるか否かを判定する特定発信者判定手段と、
特定の発信者の電話番号を受信したときにプッシュ信号受信のモードに移行するプッシュ信号受信モード移行手段と、
発信者が押下したプッシュ信号を解析するプッシュ信号解析手段と、
発信者が指定した内線電話番号を判断する指定内線電話番号判断手段と、
当該指定内線電話番号と前記被ルームモニタ可否記憶部に記憶された被ルームモニタ可否情報から前記指定内線電話番号の被ルームモニタ可否を判断する被ルームモニタ可否判断手段と、
前記指定内線電話番号が被ルームモニタ可であるときに該当する指定内線電話機のマイク設定に関係なくマイクを自動動作させるとともにルームモニタ時のスピーカ音量レベルで指定内線電話機のスピーカを自動動作させるルームモニタ動作を指示するハンズフリー通話手段と、
前記指定内線電話番号が被ルームモニタ可であるときに前記外線と該当する指定内線電話機とをハンズフリー通話手段へ接続する通話路切替手段と
を備えたことを特徴とする簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置。 - 1以上の外線および複数の内線を有する簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置と前記内線に接続される複数の内線電話機からなる簡易セキュリティ機能付きボタン電話システムにおいて、
前記簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置が、
着信時に内線電話機を即座にハンズフリー通話によるルームモニタ動作へ移行させるルームモニタ特番を記憶するルームモニタ特番記憶部を有する特番情報等記憶手段と、
内線電話機毎のハンズフリー動作への移行の可否を記憶する被ルームモニタ可否記憶部およびルームモニタ時のスピーカ音量レベルを記憶するルームモニタ時スピーカ受話音量レベル記憶部を有する内線情報記憶手段と、
簡易セキュリティ機能付きボタン電話システムが留守番状態時外線着信に対して自動応答後音声ガイダンスを送出する留守番時自動応答手段と、
発信者が押下したプッシュ信号を解析するプッシュ信号解析手段と、
発信者が指定した内線電話番号を判断する指定内線電話番号判断手段と、
当該指定内線電話番号と前記被ルームモニタ可否記憶部に記憶された被ルームモニタ可否情報から前記指定内線電話番号の被ルームモニタ可否を判断する被ルームモニタ可否判断手段と、
前記指定内線電話番号が被ルームモニタ可であるときに該当する指定内線電話機のマイク設定に関係なくマイクを自動動作させるとともにルームモニタ時のスピーカ音量レベルで指定内線電話機のスピーカを自動動作させるルームモニタ動作を指示するハンズフリー通話手段と、
前記指定内線電話番号が被ルームモニタ可であるときに前記外線と該当する指定内線電話機とをハンズフリー通話手段へ接続する通話路切替手段と
を備え、
前記内線電話機が、前記簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置からの指示に従って事前のマイク動作可否登録に関係なくマイクを動作させルームモニタ時の指示された音量でスピーカを動作させるルームモニタ動作手段を備え、
留守番状態時外線に発信した発信者の指定内線電話機に対してルームモニタ指示があったときに、前記ルームモニタ時スピーカ受話音量レベル記憶部に記憶されたスピーカ受話音量によってスピーカから発信者の音声を出力することを特徴とする簡易セキュリティ機能付きボタン電話システム。 - マイクおよびスピーカを有している複数の内線電話機と組み合わされて簡易セキュリティ機能付きボタン電話システムを構成する簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置において、
1以上の外線と複数の内線電話機に接続され、
着信時に内線電話機を即座にハンズフリー通話によるルームモニタ動作へ移行させるルームモニタ特番を記憶するルームモニタ特番記憶部を有する特番情報等記憶手段と、
内線電話機毎のハンズフリー動作への移行の可否を記憶する被ルームモニタ可否記憶部および内線電話機毎のルームモニタ時のスピーカ音量レベルを記憶するルームモニタ時スピーカ受話音量レベル記憶部を有する内線情報記憶手段と、
簡易セキュリティ機能付きボタン電話システムが留守番状態時外線着信に対して自動応答後音声ガイダンスを送出する留守番時自動応答手段と、
発信者が押下したプッシュ信号を解析するプッシュ信号解析手段と、
発信者が指定した内線電話番号を判断する指定内線電話番号判断手段と、
当該指定内線電話番号と前記被ルームモニタ可否記憶部に記憶された被ルームモニタ可否情報から前記指定内線電話番号の被ルームモニタ可否を判断する被ルームモニタ可否判断手段と、
前記指定内線電話番号が被ルームモニタ可であるときに該当する指定内線電話機のマイク設定に関係なくマイクを自動動作させるとともにルームモニタ時のスピーカ音量レベルで指定内線電話機のスピーカを自動動作させるルームモニタ動作を指示するハンズフリー通話手段と、
前記指定内線電話番号が被ルームモニタ可であるときに前記外線と該当する指定内線電話機とをハンズフリー通話手段へ接続する通話路切替手段と
を備えたことを特徴とする簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置。 - 1以上の外線および複数の内線を有する簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置と前記内線に接続される複数の内線電話機からなる簡易セキュリティ機能付きボタン電話システムにおいて、
前記簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置が、
着信時に内線電話機を即座にハンズフリー通話によるルームモニタ動作へ移行させるルームモニタ特番を記憶するルームモニタ特番記憶部を有する特番情報等記憶手段と、
内線電話機毎のハンズフリー動作への移行の可否を記憶する被ルームモニタ可否記憶部およびルームモニタ時のスピーカ音量レベルを記憶するルームモニタ時スピーカ受話音量レベル記憶部を有する内線情報記憶手段と、
発信者の操作するプッシュ信号によって特定の内線を呼び出すダイレクトインダイヤル機能と、
ダイレクトインダイヤル機能の外線または一定時間内線側電話機が応答しない時にダイレクトインダイヤル状態になる外線に着信があったときにプッシュ信号受信のモードに移行するプッシュ信号受信モード移行手段と、
発信者が押下したプッシュ信号を解析するプッシュ信号解析手段と、
発信者が指定した内線電話番号を判断する指定内線電話番号判断手段と、
当該指定内線電話番号と前記被ルームモニタ可否記憶部に記憶された被ルームモニタ可否情報から前記指定内線電話番号の被ルームモニタ可否を判断する被ルームモニタ可否判断手段と、
前記指定内線電話番号が被ルームモニタ可であるときに該当する指定内線電話機のマイク設定に関係なくマイクを自動動作させるとともにルームモニタ時のスピーカ音量レベルで指定内線電話機のスピーカを自動動作させるルームモニタ動作を指示するハンズフリー通話手段と、
前記指定内線電話番号が被ルームモニタ可であるときに前記外線と該当する指定内線電話機とをハンズフリー通話手段へ接続する通話路切替手段と
を備え、
前記内線電話機が、前記簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置からの指示に従って事前のマイク動作可否登録に関係なくマイクを動作させルームモニタ時の指示された音量でスピーカを動作させるルームモニタ動作手段を備え、
ダイレクトインダイヤル機能の外線または一定時間内線側電話機が応答しない時にダイレクトインダイヤル状態になる外線への着信時に指定内線電話機に対してルームモニタ指示があったときに、前記ルームモニタ時スピーカ受話音量レベル記憶部に記憶されたスピーカ受話音量によってスピーカから発信者の音声を出力することを特徴とする簡易セキュリティ機能付きボタン電話システム。 - マイクおよびスピーカを有している複数の内線電話機と組み合わされて簡易セキュリティ機能付きボタン電話システムを構成する簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置において、
1以上の外線と複数の内線電話機に接続され、
着信時に内線電話機を即座にハンズフリー通話によるルームモニタ動作へ移行させるルームモニタ特番を記憶するルームモニタ特番記憶部を有する特番情報等記憶手段と、
内線電話機毎のハンズフリー動作への移行の可否を記憶する被ルームモニタ可否記憶部およびルームモニタ時のスピーカ音量レベルを記憶するルームモニタ時スピーカ受話音量レベル記憶部を有する内線情報記憶手段と、
発信者の操作するプッシュ信号によって特定の内線を呼び出すダイレクトインダイヤル機能と、
ダイレクトインダイヤル機能の外線または一定時間内線側電話機が応答しない時にダイレクトインダイヤル状態になる外線に着信があったときにプッシュ信号受信のモードに移行するプッシュ信号受信モード移行手段と、
発信者が押下したプッシュ信号を解析するプッシュ信号解析手段と、
発信者が指定した内線電話番号を判断する指定内線電話番号判断手段と、
当該指定内線電話番号と前記被ルームモニタ可否記憶部に記憶された被ルームモニタ可否情報から前記指定内線電話番号の被ルームモニタ可否を判断する被ルームモニタ可否判断手段と、
前記指定内線電話番号が被ルームモニタ可であるときに該当する指定内線電話機のマイク設定に関係なくマイクを自動動作させるとともにルームモニタ時のスピーカ音量レベルで指定内線電話機のスピーカを自動動作させるルームモニタ動作を指示するハンズフリー通話手段と、
前記指定内線電話番号が被ルームモニタ可であるときに前記外線と該当する指定内線電話機とをハンズフリー通話手段へ接続する通話路切替手段と
を備えたことを特徴とする簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置。 - 1以上の外線および複数の内線を有する簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置と前記内線に接続される複数の内線電話機からなる簡易セキュリティ機能付きボタン電話システムにおいて、
前記簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置が、
着信時に内線電話機を即座にハンズフリー通話によるルームモニタ動作へ移行させるルームモニタ特番を記憶するルームモニタ特番記憶部ならびにセンサ機器が異常を検出した時に自動呼出する電話機の電話番号を記憶する異常時自動呼出電話番号記憶部を有する特番情報等記憶手段と、
内線電話機毎のハンズフリー動作への移行の可否を記憶する被ルームモニタ可否記憶部およびルームモニタ時のスピーカ音量レベルを記憶するルームモニタ時スピーカ受話音量レベル記憶部を有する内線情報記憶手段と、
センサ機器を接続するセンサ機器接続手段と、
センサ機器異常検出時に前記電話番号に対して自動発信し呼出先応答後の異常を通知するガイダンスを送出する異常時発呼手段と、
ガイダンス送出後にプッシュ信号受信のモードに移行するプッシュ信号受信モード移行手段と、
呼出先が押下したプッシュ信号を解析するプッシュ信号解析手段と、
呼出先が指定した内線電話番号を判断する指定内線電話番号判断手段と、
当該指定内線電話番号と前記被ルームモニタ可否記憶部に記憶された被ルームモニタ可否情報から前記指定内線電話番号の被ルームモニタ可否を判断する被ルームモニタ可否判断手段と、
前記指定内線電話番号が被ルームモニタ可であるときに該当する指定内線電話機のマイク設定に関係なくマイクを自動動作させるとともにルームモニタ時のスピーカ音量レベルで指定内線電話機のスピーカを自動動作させるルームモニタ動作を指示するハンズフリー通話手段と、
前記指定内線電話番号が被ルームモニタ可であるときに前記外線と該当する指定内線電話機とをハンズフリー通話手段へ接続する通話路切替手段と
を備え、
前記内線電話機が、前記簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置からの指示に従って事前のマイク動作可否登録に関係なくマイクを動作させルームモニタ時の指示された音量でスピーカを動作させるルームモニタ動作手段を備え、
センサ機器異常検出時の呼出先から指定内線電話機に対してルームモニタ指示があったときに、前記ルームモニタ時スピーカ受話音量レベル記憶部に記憶されたスピーカ受話音量によってスピーカから発信者の音声を出力することを特徴とする簡易セキュリティ機能付きボタン電話システム。 - マイクおよびスピーカを有している複数の内線電話機と組み合わされて簡易セキュリティ機能付きボタン電話システムを構成する簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置において、
1以上の外線と複数の内線電話機に接続され、
着信時に内線電話機を即座にハンズフリー通話によるルームモニタ動作へ移行させるルームモニタ特番を記憶するルームモニタ特番記憶部ならびにセンサ機器が異常を検出した時に自動呼出する電話機の電話番号を記憶する異常時自動呼出電話番号記憶部を有する特番情報等記憶手段と、
内線電話機毎のハンズフリー動作への移行の可否を記憶する被ルームモニタ可否記憶部およびルームモニタ時のスピーカ音量レベルを記憶するルームモニタ時スピーカ受話音量レベル記憶部を有する内線情報記憶手段と、
センサ機器を接続するセンサ機器接続手段と、
センサ機器異常検出時に前記電話番号に対して自動発信し呼出先応答後の異常を通知するガイダンスを送出する異常時発呼手段と、
ガイダンス送出後にプッシュ信号受信のモードに移行するプッシュ信号受信モード移行手段と、
呼出先が押下したプッシュ信号を解析するプッシュ信号解析手段と、
呼出先が指定した内線電話番号を判断する指定内線電話番号判断手段と、
当該指定内線電話番号と前記被ルームモニタ可否記憶部に記憶された被ルームモニタ可否情報から前記指定内線電話番号の被ルームモニタ可否を判断する被ルームモニタ可否判断手段と、
前記指定内線電話番号が被ルームモニタ可であるときに該当する指定内線電話機のマイク設定に関係なくマイクを自動動作させるとともにルームモニタ時のスピーカ音量レベルで指定内線電話機のスピーカを自動動作させるルームモニタ動作を指示するハンズフリー通話手段と、
記指定内線電話番号が被ルームモニタ可であるときに前記外線と該当する指定内線電話機とをハンズフリー通話手段へ接続する通話路切替手段と
を備えたことを特徴とする簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置。 - 1以上の外線および複数の内線を有する簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置と前記内線に接続される複数の内線電話機からなる簡易セキュリティ機能付きボタン電話システムにおいて、
前記簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置が、
同一ボタン電話主装置に接続された内線電話機からの発信時に内線電話機を即座にハンズフリー通話によるルームモニタ動作へ移行させるルームモニタ特番を記憶するルームモニタ特番記憶部を有する特番情報等記憶手段と、
内線電話機毎のハンズフリー動作への移行の可否を記憶する被ルームモニタ可否記憶部およびルームモニタ時のスピーカ音量レベルを記憶するルームモニタ時スピーカ受話音量レベル記憶部を有する内線情報記憶手段と、
同一ボタン電話主装置に接続された内線電話機からの発信時に発信者が指定した内線電話番号を判断する指定内線電話番号判断手段と、
当該指定内線電話番号と前記被ルームモニタ可否記憶部に記憶された被ルームモニタ可否情報から前記指定内線電話番号の被ルームモニタ可否を判断する被ルームモニタ可否判断手段と、
前記指定内線電話番号が被ルームモニタ可であるときに該当する指定内線電話機のマイク設定に関係なくマイクを自動動作させるとともにルームモニタ時のスピーカ音量レベルで指定内線電話機のスピーカを自動動作させるルームモニタ動作を指示するハンズフリー通話手段と、
前記指定内線電話番号が被ルームモニタ可であるときに前記発信した内線と該当する指定内線とをハンズフリー通話手段へ接続する通話路切替手段と
を備え、
前記内線電話機が、前記簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置からの指示に従って事前のマイク動作可否登録に関係なくマイクを動作させルームモニタ時の指示された音量でスピーカを動作させるルームモニタ動作手段を備え、
同一ボタン電話主装置に接続された内線電話機の特定発信者から指定内線電話機に対してルームモニタ指示があったときに、前記ルームモニタ時スピーカ受話音量レベル記憶部に記憶されたスピーカ受話音量によってスピーカから発信者の音声を出力することを特徴とするボタン電話システム。 - マイクおよびスピーカを有している複数の内線電話機と組み合わされて簡易セキュリティ機能付きボタン電話システムを構成する簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置において、
1以上の外線と複数の内線電話機に接続され、
同一ボタン電話主装置に接続された内線電話機からの発信時に内線電話機を即座にハンズフリー通話によるルームモニタ動作へ移行させるルームモニタ特番を記憶するルームモニタ特番記憶部を有する特番情報等記憶手段と、
内線電話機毎のハンズフリー動作への移行の可否を記憶する被ルームモニタ可否記憶部およびルームモニタ時のスピーカ音量レベルを記憶するルームモニタ時スピーカ受話音量レベル記憶部を有する内線情報記憶手段と、
同一ボタン電話主装置に接続された内線電話機からの発信時に発信者が指定した内線電話番号を判断する指定内線電話番号判断手段と、
当該指定内線電話番号と前記被ルームモニタ可否記憶部に記憶された被ルームモニタ可否情報から前記指定内線電話番号の被ルームモニタ可否を判断する被ルームモニタ可否判断手段と、
前記指定内線電話番号が被ルームモニタ可であるときに該当する指定内線電話機のマイク設定に関係なくマイクを自動動作させるとともにルームモニタ時のスピーカ音量レベルで指定内線電話機のスピーカを自動動作させるルームモニタ動作を指示するハンズフリー通話手段と、
前記指定内線電話番号が被ルームモニタ可であるときに前記発信した内線と該当する指定内線とをハンズフリー通話手段へ接続する通話路切替手段と
を備えたことを特徴とする簡易セキュリティ機能付きボタン電話主装置。
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