JP2004328030A - 光デジタル通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】NRZデータ方式又はRZデータ方式毎に個別のPLL回路を必要とせず、共通のPLL回路を用いて異なるデータ方式に対応可能な装置を得る。
【解決手段】光/電気変換器1からの受信電気データ信号のデータ方式をデータ方式識別部3により識別してデータ識別信号を出力し、データ方式変換部4がデータ識別信号に基づき受信電気データ信号のデータ方式を変換し、位相比較器6がデータ方式変換部4からの出力とクロック信号との位相を比較し、ループフィルタ7が発振器5にクロック制御信号を出力し、遅延回路9がクロック信号をデータ識別信号に基づいて遅延して再生クロックを出力し、識別器10が受信電気データ信号を再生クロックに同期させて再生データ信号を出力する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、RZデータ方式またはNRZデータ方式の何れのデータ方式にも対応可能な装置に係わり、特にNRZデータ方式及びRZデータ方式の何れの信号からもクロック信号再生が可能なCDR(Clock Data Recovery)回路を有する光デジタル通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の光デジタル通信装置は、受信データ信号からクロック再生を行う場合に、クロック抽出用フィルタにQ値の高いバンドパスフィルタを用いている。例えば、特開平11−55331号公報参照。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−55331号公報(第4頁、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の光デジタル通信装置は、Q値の高いバンド・パス・フィルタを用いているので、比較的高価になるという問題がある。また、Q値の高いバンド・パス・フィルタは、構成素子の特性バラツキにより歩留まりが悪いため大規模集積回路(以下、LSIと称する)への一体化が困難という問題点がある。また、NRZデータ方式又はRZデータ方式の異なるデータ方式の入力データ信号に対して、後段の装置が処理可能なNRZデータ方式又はRZデータ方式の何れのデータ方式にも変換可能にすることが難しいという問題点がある。
【0005】
この発明は、以上のような問題点を解消するためになされたもので、Q値の高いバンド・パス・フィルタを用いることなく、入力データ信号からクロック信号を抽出可能な光デジタル通信装置を得ること。また、NRZデータ方式又はRZデータ方式毎に個別のPLL回路を必要とせず、共通のPLL回路を用いてNRZデータ方式又はRZデータ方式の何れにも対応可能な光デジタル通信装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の光デジタル通信装置は、受信した光データ信号を受信電気データ信号に変換して出力する光/電気変換器、受信電気データ信号のデータ方式を識別してデータ識別信号を出力するデータ方式識別器、前記データ識別信号に基づき受信電気データ信号のデータ方式を変換するデータ方式変換器、前記データ方式変換器からの受信電気データ信号とクロック信号との位相を比較し、位相比較信号を出力する位相比較器、前記位相比較信号を平滑化してクロック制御信号を出力するループフィルタ、前記クロック制御信号に基づき前記クロック信号を出力する発振器、前記クロック信号を前記データ識別信号に基づいて遅延して再生クロックを出力する遅延回路、受信電気データ信号を前記再生クロックに同期させて再生データ信号を出力する識別器を備えたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
この発明による光デジタル通信装置の一実施の形態を説明する。図1は、実施の形態1による光デジタル通信装置を示す説明図、図2は、図1に示すデータ方式識別器の詳細説明図、図3は、図1に示すデータ方式変換部の詳細説明図である。図1において、受光素子1は、受信光データ信号を受信電気データ信号Dに変換して増幅器2に出力する。この受光素子1はRZ(Return to zero)データ方式又はNRZ(Non−Return to zero)データ方式の異なる入力データ方式で形成された受信光データ信号を受信電気データ信号Dに変換して出力する。
【0008】
また、増幅器2は、受信電気データ信号Dを予め定めた所定の振幅レベルまで増幅し、データ方式識別器3とデータ方式変換部4と識別器10に受信電気データ信号Dを出力する。
【0009】
また、データ方式識別器3は、受信電気データ信号Dのデータ方式を識別して識別結果を示すデータ識別信号Sをデータ方式変換部4と遅延回路9に出力する。
【0010】
また、データ方式変換器4は、データ識別信号Sに基づき位相比較器6に信号を出力する。
【0011】
また、発振器5は、ループフィルタ7からのクロック制御信号Cに基づきクロック信号Clを生成し、位相比較器6と遅延回路9へ出力する。
【0012】
また、位相比較器6は、データ方式変換器4からの信号とクロック信号Clとの位相を比較し、位相比較信号Cfを出力する。
【0013】
また、ループフィルタ7は、位相比較信号Cfを平滑化してクロック制御信号Cを生成し、発振器5に出力する。
【0014】
また、符号5〜7を付した構成によりPLL(Pulse Locked Loop)回路8を形成する。
【0015】
また、遅延回路9は、予め定められた複数の遅延量を有し、データ方式識別器3からのデータ識別信号Sに基づきクロック信号Clを遅延させて再生クロックCr出力する。
【0016】
また、識別器10は遅延回路9からのクロック信号Cr(すなわち、受信電気データ信号を再生した再生クロック信号)に同期した受信電気データ信号Drを出力する。光デジタル通信装置11は符号1〜10を付した構成を含む。
【0017】
また、図2において、データ方式識別部3は、受信電気データ信号Dを遅延素子31により所定量(この実施の形態1では、伝送速度の半周期分)遅延する。論理積部32は、遅延された受信電気データ信号Dおよび遅延されていない受信電気データ信号Dの論理積をとり信号受信電気データDaを出力する。エッジ検出部33は、受信電気データ信号Daのエッジを検出し、データ識別信号Sを出力する。
【0018】
また、図3において、データ方式変換部4は、2分周回路41が受信電気データ信号Dを分周して受信電気データDvを出力し、変換器内遅延回路42が受信データ信号を所定量遅延して出力し、セレクタ部43がデータ方式識別部3からのデータ識別信号Sに基づき受信電気データ信号D又はDvの何れか一方を選択して出力する。
【0019】
次に動作を図により説明する。受光素子1は、光データ信号を受信電気データ信号Dに変換して増幅器2に出力する。増幅器2は、受信電気データ信号Dを所定の振幅レベルまで増幅してデータ方式識別部3とデータ方式変換部4と識別器10とに出力する。
【0020】
次に、図4によりデータ方式識別部3の動作を説明する。図4は、データ方式識別部の動作を示すタイミングチャートであり、図4(a)はRZデータ方式の受信電気データ信号に対するタイミングチャート、図4(b)はNRZデータ方式の受信電気データ信号に対するタイミングチャートを示す。図4(a)に示すように、受信電気データ信号DがRZデータ方式の場合は、遅延素子31が受信電気データ信号Dを伝送速度の半周期分遅延して出力し、論理積部32が遅延素子31からの遅延された受信電気データ信号と遅延されていない受信電気データ信号との論理積をとり、その結果を受信電気データ信号Daとして出力する。次に、エッジ検出部33は受信電気データ信号Daのエッジを検出するが、図に示すように受信電気データ信号Daにはエッジがないので、“0”(Low)の信号をデータ識別信号Sとしてデータ方式変換部4と遅延回路9に出力する。
【0021】
また、図4(b)に示すように、受信電気データ信号DがNRZデータ方式の場合は、同様に遅延素子31が受信電気データ信号Dを遅延して出力し、論理積部32が遅延素子31からの遅延された受信電気データ信号と遅延されていない受信電気データ信号との積をとり、受信電気データ信号Daを出力する。また同様にエッジ検出部33は受信電気データ信号Daのエッジを検出し、“1”(High)の信号をデータ識別信号Sとしてデータ方式変換部4と遅延回路9に出力する。
【0022】
次に、図5によりデータ方式変換部4の動作を説明する。図5は、データ方式変換部の動作を示すタイミングチャートであり、図5(a)はRZデータ方式の受信電気データ信号に対するタイミングチャート、図5(b)はNRZデータ方式の受信電気データ信号に対するタイミングチャートを示す。図5(a)に示すように、受信電気データ信号DがRZデータ方式の場合は、2分周回路41が受信電気データ信号Dを2分周してNRZデータ形式の受信電気データ信号Dvを出力し、変換器内遅延回路42が受信電気データ信号を所定量遅延(この実施の形態1では遅延量なし)してRZデータ形式のままの受信電気データ信号Dを出力する。次にセレクタ部43がデータ識別信号Sに基づき出力する信号を選択する。この実施の形態1では、データ形式変換部4からの出力をNRZデータ形式に統一しているので、セレクタ部43は2分周回路41からのNRZデータ方式に変換された受信電気データ信号Dvを位相比較器6に出力する。
【0023】
また、受信電気データ信号がNRZデータ方式の場合は、2分周回路41、変換器内遅延回路42が同様に動作し、セレクタ部43が図5(b)に示すように、変換器内遅延回路42からのNRZデータ方式のままの受信電気データ信号Dを位相比較器6に出力する。
【0024】
次に、図6により位相比較器の動作を説明する。図6は、位相比較器の動作を示す説明図である。位相比較器6は、データ方式変換部4からの受信電気データD又はDvのエッジ(立ち上がり/立ち下がり)からクロック信号Clまでの位相を比較し、例えば、クロック信号Clが“0”のときと受信電気データ信号のエッジとが一致する場合は、“0”(Low)の位相比較信号Cfをループフィルタ7に出力し、両者に位相差がある場合、D又はDvのエッジ時点でのクロック信号Clの振幅値を位相比較信号Cfとしてループフィルタ7に出力する。
【0025】
次に、ループフィルタ7は、位相比較信号Cfを平滑化してクロック制御信号Cを発振器5に出力する。
【0026】
次に、発振器5は、クロック制御信号に基づき発振周波数を生成してクロック信号Clを出力する。このように発振器5、位相比較器6及びループフィルタ7の帰還制御によりクロック信号Clと受信電気データ信号Dとの位相が等しくなる。
【0027】
すなわち、データ方式変換部4により位相比較器6(又はPLL回路8)に出力する受信電気データ信号のデータ方式をNRZデータ方式に統一して出力することで、受光素子1により光/電気変換された受信電気データ信号DがNRZデータ方式/RZデータ方式の何れであっても、共通のPLL回路8で受信電気データ信号Dに位相の一致するクロック信号Clを生成することができる。
【0028】
次に遅延回路の動作を図7により説明する。図7は遅延回路の詳細説明図である。遅延素子91は、クロック信号Clを受信元データ形式がRZデータ形式の場合に適用する第1所定量遅延して出力し、遅延素子92は、クロック信号Clを受信元データ形式がNRZデータ形式の場合に適用する第2所定量遅延して出力し、セレクタ部93は、データ識別信号Sにより受信元データ形式がRZデータ形式と示された場合、遅延素子91からのクロック信号Clを選択し、データ識別信号Sにより受信元データ形式がNRZデータ形式と示された場合、遅延素子92からのクロック信号Clを選択し、再生クロック信号Crとして識別器10と外部とに出力する。
【0029】
次に、識別器10は、受信電気データ信号Dを遅延回路9からの再生クロック信号Crによりサンプリングし、再生クロック信号Crに同期した受信電気データ信号Drを出力する。
【0030】
以上説明したように、この実施の形態1による光デジタル通信装置11によれば、データ方式識別部3により、受信したデータがNRZデータ方式かRZデータ方式かを識別し、その識別結果に基づきデータ方式変換部4が受信したデータのデータ方式をNRZデータ方式に統一してPLL回路8に出力するので、受信したデータがNRZデータ方式かRZデータ方式に関係なく、共通のPLL回路8により受信したデータのクロックに位相が一致するクロック信号を再生でき、遅延回路9により元のデータ方式に基づきPLL回路8からのクロック信号Clの遅延量を調整することで再生クロック信号Crを生成することができ、受信したデータの再生データを出力することができる。
【0031】
また、データ方式識別部3、データ方式変換部4及びPLL回路8によりクロック信号を再生可能とし、構成素子の特性ばらつきが大きく歩留まりが悪い上に高価なQ値が高いバンド・パス・フィルタを用いていないので、データ方式識別部3、データ方式変換部4、PLL回路8、遅延回路9及び識別器10を大規模集積回路(LSI)に容易に一体化させることができ、小型化、コスト低減を図ることができる。
【0032】
実施の形態2.
この発明による光デジタル通信装置の他の実施態様を説明する。図8は、実施の形態2による光デジタル通信装置を示す説明図、図9は、図8に示すデータ方式変換部の詳細説明図である。図8において、図1乃至図7と同一符号は同一又は相当部分を示し説明を省略する。データ方式変換器4aは、データ識別信号Sに基づき位相比較器6に出力する信号を選択する。光デジタル通信装置11aは符号1〜3,5〜10及び符号4aを付した構成を含む。
【0033】
また、図9において、排他的論理和回路4a1は、遅延素子4a2により伝送速度の半周期分遅延された受信電気データ信号と遅延されていない受信電気データ信号とを入力し、それらの非排他的論理和をとり、受信電気データ信号Dxorを出力する。また、変換器内遅延回路4a3は、受信電気データ信号Dを所定量遅延(この実施の形態2では遅延量なし)して出力する。また、セレクタ部4a4は、データ方式識別部3からのデータ識別信号Sに基づき受信電気データ信号D又はDxorの何れか一方を選択して出力する。
【0034】
次に動作を図により説明する。受光素子1は、光データ信号を受信電気データ信号Dに変換して増幅器2に出力する。増幅器2は、受信電気データ信号Dを所定の振幅レベルまで増幅してデータ方式識別部3とデータ方式変換部4と識別器10とに出力する。
【0035】
次に、データ方式識別部3は、受信電気データ信号DがRZデータ方式の場合は、“0”(Low)の信号がデータ識別信号Sとしてデータ方式変換部4と識別器10に出力し、受信電気データ信号DがNRZデータ方式の場合は、“1”(High)の信号がデータ識別信号Sとしてデータ方式変換部4と遅延回路9に出力する。
【0036】
次に、図10によりデータ方式変換部4aの動作を説明する。図10は、データ方式変換部の動作を示すタイミングチャートであり、図10(a)はRZデータ方式の受信電気データ信号に対するタイミングチャート、図10(b)はNRZデータ方式の受信電気データ信号に対するタイミングチャートを示す。まず、受信電気データ信号DがRZデータ方式の場合は、図10(a)に示すように、排他的論理和回路4a1は、遅延されていない受信電気データ信号Dと遅延素子4a2により半周期分遅延された受信電気データ信号Dとの排他的論理和をとり受信電気データ信号Dxorを出力する。また、変換器内遅延回路4a3は、受信電気データ信号Dを無変換のまま出力する。次に、セレクタ部4a4は、データ方式識別部3からのデータ識別信号Sに基づき位相比較器6に受信電気データ信号を出力する。この実施の形態2では、データ方式変換部4aからの出力をRZデータ形式に統一しているので、セレクタ部4a4は、変換器内遅延回路4a3からのRZデータ方式のままの受信電気データ信号Dを選択して位相比較器6に出力する。
【0037】
次に、受信電気データ信号DがNRZデータ方式の場合は、図10(b)に示すように、排他的論理和回路4a1、遅延素子4a2及び変換器内遅延回路4a3が同様に動作し、セレクタ部4a4が、データ方式識別部3からのデータ識別信号Sに基づきRZデータ方式に変換された受信電気データ信号Dxorを選択して位相比較器6に出力する。
【0038】
次に、位相比較器6(図8に示す)は、データ方式変換部4aからの受信電気データD又はDxorのエッジ(立ち上がり/立ち下がり)からクロック信号Clまでの位相を比較し、例えば、クロック信号Clが“0”のときと受信電気データ信号のエッジとが一致する場合は、“0”(Low)の位相比較信号Cfをループフィルタ7に出力し、両者に位相差がある場合、D又はDxorのエッジ時点でのクロック信号Clの振幅値を位相比較信号Cfとしてループフィルタ7に出力する。
【0039】
次に、ループフィルタ7は、位相比較信号Cfを平滑化してクロック制御信号Cを発振器5に出力する。次に、発振器5は、クロック制御信号に基づき発振周波数を生成してクロック信号Clを出力する。すなわち、図1に示すものと同様に、発振器5、位相比較器6及びループフィルタ7の帰還制御によりクロック信号Clと受信電気データ信号Dとの位相を等しくできる。
【0040】
したがって、データ方式変換部4aにより位相比較器6(すなわちPLL回路8)に出力する受信電気データ信号のデータ方式をRZデータ方式に統一して出力することにより、受光素子1により光/電気変換された受信電気データ信号DがNRZデータ方式/RZデータ方式の何れであっても、共通のPLL回路8で受信電気データ信号Dに位相の一致するクロック信号Clを生成することができる。なお、遅延回路9及び識別器10の動作は図1に示すものと同等なので説明を省略する。
【0041】
以上説明したように、この実施の形態2による光デジタル通信装置11aによれば、データ方式識別部3により、受信したデータがNRZデータ方式かRZデータ方式かを識別し、その識別結果に基づきデータ方式変換部4aが受信したデータのデータ方式をRZデータ方式に統一してPLL回路8に出力するので、図1に示す光デジタル通信装置11と同等の効果を得ることができる。
【0042】
【発明の効果】
この発明の光デジタル通信装置は、受信した光データ信号を受信電気データ信号に変換して出力する光/電気変換器、受信電気データ信号のデータ方式を識別してデータ識別信号を出力するデータ方式識別器、データ識別信号に基づき受信電気データ信号のデータ方式を変換するデータ方式変換器、データ方式変換器からの受信電気データ信号とクロック信号との位相を比較し、位相比較信号を出力する位相比較器、位相比較信号を平滑化してクロック制御信号を出力するループフィルタ、クロック制御信号に基づきクロック信号を出力する発振器、クロック信号を前記データ識別信号に基づいて遅延して再生クロックを出力する遅延回路、受信電気データ信号を再生クロックに同期させて再生データ信号を出力する識別器を備えたので、例えば、受信したデータ信号がNRZデータ方式かRZデータ方式の何れであっても受信したデータ信号のクロックに位相が一致するクロック信号を再生でき、再生データを出力することができる。
【0043】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による光デジタル通信装置を示す説明図である。
【図2】図1に示すデータ方式識別部の詳細説明図である。
【図3】図1に示すデータ方式変換部の詳細説明図である。
【図4】図1に示すデータ方式識別部の動作説明図である。
【図5】図1に示すデータ方式変換部の動作説明図である。
【図6】図1に示す位相比較器の動作説明図である。
【図7】図1に示す遅延回路の詳細説明図である。
【図8】この発明の実施の形態2による光デジタル通信装置を示す説明図である。
【図9】図8に示すデータ方式変換部の詳細説明図である。
【図10】図8に示すデータ方式変換部の動作説明図である。
【符号の説明】
1 受信素子、 2 増幅器、 3 データ方式識別部、 4,4a データ方式変換部、 5 発振器、 6 位相比較器、 7 ループフィルタ、 8 PLL回路、 9 遅延回路、 10 識別器、 11,11a 光デジタル通信装置。

Claims (5)

  1. 受信した光データ信号を受信電気データ信号に変換して出力する光/電気変換器、受信電気データ信号のデータ方式を識別してデータ識別信号を出力するデータ方式識別器、前記データ識別信号に基づき受信電気データ信号のデータ方式を変換するデータ方式変換器、前記データ方式変換器からの受信電気データ信号とクロック信号との位相を比較し、位相比較信号を出力する位相比較器、前記位相比較信号を平滑化してクロック制御信号を出力するループフィルタ、前記クロック制御信号に基づき前記クロック信号を出力する発振器、前記クロック信号を前記データ識別信号に基づいて遅延して再生クロックを出力する遅延回路、受信電気データ信号を前記再生クロックに同期させて再生データ信号を出力する識別器を備えたことを特徴とする光デジタル通信装置。
  2. データ方式変換器は、受信電気データ信号を2分周して出力する2分周回路と、受信電気データ信号を遅延して出力する変換器内遅延回路と、データ識別信号に基づき前記2分周回路からの出力と前記変換器内遅延回路からの出力との何れか一方を選択して出力するセレクタ部とを有することを特徴とした請求項1に記載の光デジタル通信装置。
  3. データ方式変換器は、一方の入力側に遅延素子が接続された排他的論理和素子を有するNRZ/RZ変換回路と、入力された信号を所定量遅延する変換器内遅延回路と、データ識別信号に基づき前記NRZ/RZ変換回路からの出力と前記変換器内遅延回路からの出力との何れか一方を選択して出力するセレクタ部とを有することを特徴とした請求項1に記載の光デジタル通信装置。
  4. 遅延回路は、受信電気データ信号をそれぞれ第1,第2所定時間遅延させて出力する第1,第2遅延素子と、前記データ識別信号に基づき前記第1遅延素子からの出力と前記第2遅延素子からの出力との何れか一方を選択して出力するセレクタ部とを有することを特徴とした請求項1に記載の光デジタル通信装置。
  5. データ方式識別部とデータ方式変換部と位相比較器とループフィルタと発振器と遅延回路と識別器とが大規模集積回路に一体化されていることを特徴とする請求項1に記載の光デジタル通信装置。
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