JP5742456B2 - シリアル・データ通信装置のdpll回路 - Google Patents
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Description
複数のデータシフト回路を縦続接続した構成で、データシフト回路に入力される受信データをソースクロックによるサンプリングで同期をとってシリアル・データを生成し、初段のデータシフト回路におけるシリアル・データはメタステーブル除去用とし、後段のデータシフト回路で同期化した受信データを生成すると共に、
前記縦続接続したデータシフト回路のうち、後段のデータシフト回路の入力側と出力側のシリアル・データを入力して受信データの変化点を検出する排他的論理和回路と、
受信データの変化点から次の変化点までを最大カウント値としてソースクロックをカウントするカウンタと、
前記カウンタのカウント値が予め設定したカウント値に一致したときにソースクロックの1周期期間の一致判定パルスを受信クロックとして出力する一致判定回路を備えたことを特徴とする。
前記カウンタの最大カウント値および一致判定回路に予め設定するカウント値をシリアル・データ通信装置の通信速度とソースクロックの関係で設計・構成することを特徴とする。
・受信クロックの同期化にはカウンタの計数動作と論理判定のみになり、PLCで設計・構成するシリアル・データ通信の高速化が容易になる。
図1は、本発明の実施形態を示すDPLL回路の構成図である。同図は、トランスミッタ(TM)から受信する受信データRXDをサンプリングしたシリアル・データRXD_S3、およびシリアル・データRXD_S3と同期した受信クロックSPXCを生成するDPLL回路10と、このシリアル・データの転送制御を行うハイレベル・データ・リンク・コントローラ・モジュール(HDLC−IP)20で構成する。これらのDPLL回路10とHDLC−IP20は、PLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)で設計・構成することができる。
(b)EVENT_DETが検出された場合にカウント値をクリア
(c)DPLCNTが最大カウント値nに達した場合にカウント値をクリア
一致判定回路ANDは、カウンタDPLCNTのカウント値が予め設定した値n/2に一致したときに、ソースクロックCLKの1周期期間の一致判定パルス出力を得、このパルス出力を受信クロックSRXCとして出力する。
図2は、図1における各回路の信号波形例を示し、最大カウント値nの場合である。受信データRXDに対し、シリアル・データRXD_S1〜RXD_S3は前段のものから順次1クロックだけシフトして追従し、カウンタDPLCNTのカウント値nで、シリアル・データRXD_S2が“H”レベルに立ち上がった時点からシリアル・データRXD_S3が立ち上がる時点までを受信データRXDの変化点EVENT_DETとして検出する。このタイミングを最大カウント値nとしてカウントを開始するカウンタDPLCNTの2進出力Q0〜QXが予め設定するカウント値n/2に達したときに、一致判定回路ANDに一致判定を得、この判定信号として受信クロックSRXCを得る。
図3は、通信速度10Mbps,ソースクロック100MHzの場合で、受信データRXDに歪みが無い場合の動作タイムチャートを示す。
図1のDPLL回路は、受信データRXDが歪んだ場合についても問題なく受信データRXD_S3と受信クロックSRXCの抽出が可能である。最大カウント値nとすると、許容できるジッタの最大値、最小値は以下の式(1)で求められる。
前記のように、図1のDPLL回路で実現される通信速度は、ソースクロックとジッタの許容値によって定まる。ソースクロックCLKは回路の最大動作周波数(fmax)によって上限が異なるため、適用するシステムに依存する。
20 ハイレベル・データ・リンク・コントローラ・モジュール(HDLC−IP)
DS1〜DS3 データシフト回路
EX_OR 排他的論理和回路
DPLCNT カウンタ
AND 一致判定回路
Claims (2)
- シリアル・データ構成の受信データからそれに同期した受信クロックを生成するシリアル・データ通信装置のDPLL回路であって、
複数のデータシフト回路を縦続接続した構成で、データシフト回路に入力される受信データをソースクロックによるサンプリングで同期をとったシリアル・データを生成し、初段のデータシフト回路でのシリアル・データはメタステーブル除去用とし、後段のデータシフト回路で同期化した受信データを生成すると共に、
前記縦続接続したデータシフト回路のうち、後段のデータシフト回路の入力側と出力側のシリアル・データを入力して受信データの変化点を検出する排他的論理和回路と、
受信データの変化点から次の変化点までを最大カウント値としてソースクロックをカウントするカウンタと、
前記カウンタのカウント値が予め設定したカウント値に一致したときにソースクロックの1周期期間の一致判定パルスを受信クロックとして出力する一致判定回路を備えたことを特徴とするシリアル・データ通信装置のDPLL回路。 - 前記データシフト回路、排他的論理和回路、カウンタおよび一致判定回路をPLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)で設計・構成し、
前記カウンタの最大カウント値および一致判定回路に予め設定するカウント値をシリアル・データ通信装置の通信速度とソースクロックの関係で設計・構成することを特徴とする請求項1に記載のシリアル・データ通信装置のDPLL回路。
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JP2011110115A JP5742456B2 (ja) | 2011-05-17 | 2011-05-17 | シリアル・データ通信装置のdpll回路 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011110115A JP5742456B2 (ja) | 2011-05-17 | 2011-05-17 | シリアル・データ通信装置のdpll回路 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2012244269A JP2012244269A (ja) | 2012-12-10 |
JP5742456B2 true JP5742456B2 (ja) | 2015-07-01 |
Family
ID=47465536
Family Applications (1)
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JP2011110115A Active JP5742456B2 (ja) | 2011-05-17 | 2011-05-17 | シリアル・データ通信装置のdpll回路 |
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2011
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