JP2004326913A - 光ヘッド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で、フォーカシングおよびトラッキング駆動させた場合に加え、チルト駆動させた場合にも期待しないチルトが発生しない光ヘッド装置を提供する。
【解決手段】レンズホルダ3をトラッキング方向とフォーカシング方向およびチルト方向に移動可能に支持するワイヤは、レンズホルダ3のフォーカシング方向の上下に、2本のワイヤ4,5を配置した複合ワイヤ30と、1本のワイヤからなる単ワイヤ6とに分配された組としてレンズホルダ3におけるトラッキング方向の左右両側に各々配置され、各組における複合ワイヤ30のバネ定数を単ワイヤ6のバネ定数とほぼ等しく設定して、レンズホルダ3をフォーカシングおよびトラッキング駆動させたときやチルト駆動させたときに、期待しないチルトの発生を防止する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CDやDVDなどの光記録ディスクの記録、再生等に用いられる光ヘッド装置に関するものである。更に詳しくは、対物レンズをトラッキング方向とフォーカシング方向に加え、チルト方向に移動可能に支持するレンズホルダ支持機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
CDやDVDなどの光記録ディスクの記録、再生等に用いられる光ヘッド装置では、対物レンズを保持したレンズホルダをワイヤによって支持し、対物レンズをトラッキング方向とフォーカシング方向およびチルト方向に駆動するワイヤサスペンション方式が知られている。このワイヤサスペンション方式の光ヘッド装置の中で、対物レンズをチルト方向に移動可能に構成した光ヘッド装置は、対物レンズを保持しているレンズホルダと、このレンズホルダをワイヤで支持しているレンズホルダ支持部材と、レンズホルダをトラッキング方向とフォーカシング方向およびチルト方向に駆動するための磁気駆動機構を有している。磁気駆動機構は、レンズホルダの側面にフォーカシング用駆動コイル、トラッキング用駆動コイル、および、チルト用駆動コイルを備え、レンズホルダ支持部材に設けたトラッキング・フォーカシング用駆動マグネットと、フォーカシング・チルト用駆動マグネットを備えている。
【0003】
図8に示すように、対物レンズ100を保持したレンズホルダ101をトラッキング方向Trとフォーカシング方向Foおよびチルト方向Tiに移動可能に支持する6本のワイヤ102、103、104、105、106、107は、3本を組とし、基端側がレンズホルダ支持部材に固定され、先端側がレンズホルダ101のトラッキング方向両側に各々3本づつ固定されている。これらワイヤ102、103、104、および、105、106、107を各々レンズホルダ101のフォーカシング方向Foの上側と下側およびその中間位置に固定している。そして、これらワイヤを通じてフォーカシング用駆動コイル、トラッキング用駆動コイル、および、チルト用駆動コイルに所定の電流を通電するように構成されている。因みに、各々上下のワイヤの間に固定されるワイヤ103、106は、チルト用駆動コイルに通電するようにしている。
【0004】
このような対物レンズ100をチルト方向Tiに移動可能に構成したワイヤサスペンション方式の光ヘッド装置は、図8に示すように、レンズホルダ101の両側に固定される6本のワイヤ102、103、104、105、106、107を同一の素材と線径(断面積)として、フォーカシング方向Foの直線上に等間隔に配置している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように構成することによって、チルト用駆動コイルへの通電を容易にすることが可能となる。ところが、対物レンズ100の移動に伴ってフォーカシング方向Foの中間に配置したワイヤ103、106が突っ張ってしまうことから、チルト用駆動コイルへ通電してチルト方向Tiの駆動制御を行ってローリング運動をさせたときに、対物レンズ100に期待しないチルトが発生する問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、簡易な構成で、フォーカシングおよびトラッキング駆動させた場合に加え、チルト駆動させた場合にも期待しないチルトが発生しない光ヘッド装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載の光ヘッド装置は、光源からの出射光を光記録媒体に収束させる対物レンズを保持するレンズホルダと、このレンズホルダを所定のバネ定数を有する複数本のワイヤによりトラッキング方向とフォーカシング方向およびチルト方向に移動可能に支持するホルダ支持部材と、前記レンズホルダの側に配置された複数の駆動コイルと、この駆動コイルに対向する位置に配置されて前記駆動コイルと複数の磁気駆動回路を構成する駆動マグネットとを有する光ヘッド装置であって、前記ワイヤは、前記レンズホルダの前記フォーカシング方向の上下に、2本のワイヤを配置した複合ワイヤと1本のワイヤからなる単ワイヤとに分配された組として、前記レンズホルダにおけるトラッキング方向の左右両側に各々配置され、これら各組の前記複合ワイヤおよび単ワイヤは、基端側を前記ホルダ支持部材に各々固定すると共に先端側を前記レンズホルダに各々固定され、各組における前記複合ワイヤのバネ定数を前記単ワイヤのバネ定数とほぼ等しく設定したことを特徴としている。
【0008】
かかる請求項1記載の光ヘッド装置によれば、レンズホルダのトラッキング方向の左右両側の対象位置に各々配置した2本のワイヤからなる複合ワイヤと、1本のワイヤからなる単ワイヤとのバネ定数をほぼ等しく設定したので、レンズホルダをフォーカシングおよびトラッキング駆動させた場合、或いはチルト駆動させた場合にも、期待しないチルトの発生を防止することができる。
【0009】
また、請求項2記載の光ヘッド装置は、各組の前記単ワイヤと前記複合ワイヤの一方のワイヤとをほぼ等しい長さに設定すると共に、前記複合ワイヤの他方のワイヤを上記一方のワイヤよりも長く設定したことを特徴としている。
【0010】
かかる請求項2記載の光ヘッド装置によれば、各組の複合ワイヤのうち、他方のワイヤのみをワイヤよりも長く設定してバネ定数を小さくしているので、この他方のワイヤによってレンズホルダの移動に対して影響を与えることがなくなり、期待しないチルトの発生を防止することが可能となる。
【0011】
更に、請求項3記載の光ヘッド装置は、各組の前記単ワイヤは、固有バネ定数を等しく設定したことを特徴としている。
【0012】
かかる請求項3記載の光ヘッド装置によれば、各組の単ワイヤの固有バネ定数を等しく設定することにより、トラッキング方向の左右両側におけるバネ定数が等しくなり、レンズホルダの移動に対して影響を与えることがなくなり、期待しないチルトの発生を防止することが可能となる。
【0013】
更にまた、請求項4記載の光ヘッド装置は、光源からの出射光を光記録媒体に収束させる対物レンズを保持するレンズホルダと、このレンズホルダを所定のバネ定数を有する複数本のワイヤによりトラッキング方向とフォーカシング方向およびチルト方向に移動可能に支持するホルダ支持部材と、前記レンズホルダの側に配置された複数の駆動コイルと、この駆動コイルに対向する位置に配置されて前記駆動コイルと複数の磁気駆動回路を構成する駆動マグネットとを有する光ヘッド装置であって、前記ワイヤは、各々3本を組として基端側を前記ホルダ支持部材に固定すると共に、各組の前記ワイヤの先端側を前記レンズホルダのトラッキング方向両側に各々固定し、かつ各3本のワイヤを前記レンズホルダの前記フォーカシング方向に各々平行に離間して固定し、かつ6本のワイヤをチルト駆動の駆動中心に対して同一円周上に配置させたことを特徴としている。
【0014】
かかる請求項4記載の光ヘッド装置によれば、6本のワイヤを同一円周上に配置すると、駆動中心位置と6本のワイヤの固定位置が等距離となるので、レンズホルダのトラッキング方向両側にワイヤを各3本づつ固定しても、レンズホルダをチルト駆動させでも、期待しないチルトの発生を防止することが可能となる。
【0015】
また、請求項5記載の光ヘッド装置は、各々3本の組からなる各ワイヤが有する固有バネ定数を同じに設定したことを特徴としている。
【0016】
かかる請求項5記載の光ヘッド装置によれば、同一円周上に配置された6本のワイヤの固有バネ定数を同じにすると、レンズホルダのトラッキング方向両側にワイヤを各3本づつ固定しても、レンズホルダをチルト駆動させたときに生ずる期待しないチルトの発生を防止することが可能となる。
【0017】
また、請求項6記載の光ヘッド装置は、各々3本の組からなる前記ワイヤは、前記レンズホルダの前記フォーカシング方向の中心位置に配置させたワイヤの固有バネ定数を上下のワイヤよりも小さく設定したことを特徴としている。
【0018】
かかる請求項6記載の光ヘッド装置によれば、前記フォーカシング方向の中心位置に配置させたワイヤの固有バネ定数を小さく設定すると、中心位置のワイヤによる影響が軽減され、レンズホルダをチルト駆動させたときに生ずる期待しないチルトの発生を防止することが可能となる。
【0019】
また、請求項7記載の光ヘッド装置は、光源からの出射光を光記録媒体に収束させる対物レンズを保持するレンズホルダと、このレンズホルダを所定のバネ定数を有する複数本のワイヤによりトラッキング方向とフォーカシング方向およびチルト方向に移動可能に支持するホルダ支持部材と、前記レンズホルダの側に配置された複数の駆動コイルと、この駆動コイルに対向する位置に配置されて前記駆動コイルと複数の磁気駆動回路を構成する駆動マグネットとを有する光ヘッド装置であって、前記ワイヤは、各々3本を組として基端側を前記ホルダ支持部材に固定すると共に、各組の前記ワイヤの先端側を前記レンズホルダのトラッキング方向両側に各々固定し、かつ2本のワイヤのバネ定数よりも他の1本のワイヤを小さくしたことを特徴としている。
【0020】
かかる請求項7記載の光ヘッド装置によれば、他の1本のワイヤのバネ定数を小さく設定することにより、この中間に配置される他の1本のワイヤを設けたことによって、レンズホルダをチルト駆動させたときに生ずる期待しないチルトの発生を防止することが可能となる。
【0021】
また、請求項8記載の光ヘッド装置は、各組における前記他の1本のワイヤをほぼ等しい長さに設定すると共に、前記他の1本のワイヤと前記2本のワイヤのうち一方のワイヤをほぼ等しい長さに設定し、前記2本のワイヤのうち他方のワイヤを一方のワイヤよりも長く設定したことを特徴としている。
【0022】
かかる請求項8記載の光ヘッド装置によれば、2本のワイヤのうち他方のワイヤを一方のワイヤよりも長く設定したことにより、この他方のワイヤのバネ定数が小さくなってワイヤによる影響が軽減され、レンズホルダをチルト駆動させたときに生ずる期待しないチルトの発生を防止することが可能となる。
【0023】
また、請求項9記載の光ヘッド装置は、前記他の1本のワイヤは、前記基端側固定点から先端側固定点までの間を弛緩させたことを特徴としている。
【0024】
かかる請求項9記載の光ヘッド装置によれば、他の1本のワイヤを弛緩させることによってバネ定数を大幅に小さくすることが可能となり、ワイヤによる影響が軽減され、レンズホルダをチルト駆動させたときに生ずる期待しないチルトの発生を防止することが可能となる。
【0025】
更にまた、請求項10記載の光ヘッド装置は、前記他の1本のワイヤは、可撓性を有する素材によって形成したことを特徴としている。
【0026】
かかる請求項10記載の光ヘッド装置によれば、可撓性を有する固有バネ定数が小さい素材からなるワイヤによって、中間のワイヤによる影響を更に小さくすることが可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる光ヘッド装置の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0028】
光ヘッド装置は、CD或いはDVDなどの光記録ディスクに対する情報記録、情報再生を行うものであり、レーザ光源から出射されたレーザ光をハーフミラーで反射し、対物レンズで集光させて光記録ディスクの情報記録面に焦点を結ぶように構成されている。光記録ディスクで反射した光は、対物レンズおよびハーフミラーを通過して光検出器に入射させ、この光検出器の受光する光信号に基づいて情報再生処理が行われる。また、光検出器から出力信号に基づいて、対物レンズ駆動機構を駆動制御して対物レンズのトラッキング方向とフォーカシング方向およびチルト方向の位置や角度をサーボ制御する一方、レーザ光源を駆動制御する。上記対物レンズは、図1に示すワイヤサスペンション方式の対物レンズ駆動機構によって駆動制御される。
【0029】
図1は、本形態における光ヘッド装置の対物レンズ駆動機構を示す斜視図である。対物レンズ駆動機構1は、対物レンズ2を保持しているレンズホルダ3と、レンズホルダ3を6本のワイヤ4、5、6、7(ワイヤ8、9は図示しない)で支持しているホルダ支持部材10と、レンズホルダ3を矢印Trで示すトラッキング方向、矢印Foで示すフォーカシング方向、および、矢印Tiで示すチルト方向に駆動するための磁気駆動機構11を有している。ワイヤ4、5、6は、後述するフォーカシング駆動コイル12、トラッキング用駆動コイル13、およびチルト用駆動コイル14へ通電するための電流路を構成している。
【0030】
磁気駆動機構11は、レンズホルダ3の胴部周囲に設けた環状のフォーカシング駆動コイル12と、フォーカシング駆動コイル12の外面に貼付された4個の平面コイルからなるトラッキング用駆動コイル13と、一対のチルト用駆動コイル14とを備えている。また、ホルダ支持部材10には、フォーカシング駆動コイル12、およびトラッキング用駆動コイル13に対向する一対のトラッキング・フォーカシング用駆動マグネット15と、フォーカシング駆動コイル12、およびチルト用駆動コイル14に対向する一対のフォーカシング・チルト用駆動マグネット16とを備えている。
【0031】
上記フォーカシング・チルト用駆動マグネット16は、レンズホルダ3に対してトラッキング方向Trの外側でホルダ支持部材10の底板から起立形成した外ヨーク17の内面に固着されている。また、ホルダ支持部材10には、外ヨーク17の内面に対向する位置に内ヨーク18が起立形成されている。
【0032】
一対のトラッキング・フォーカシング用駆動マグネット15は、フォーカシング・チルト用駆動マグネット16に対して直交する向きにホルダ支持部材10の底板から起立形成した一対の外ヨーク19の内面に固着されている。また、ホルダ支持部材10には、レンズホルダ3の内側であって外ヨーク19の内面に対向する位置に内ヨーク20が起立形成されている。
【0033】
このように構成した対物レンズ駆動機構1において、フォーカシング駆動コイル12はフォーカシング・チルト用駆動マグネット16と、トラッキング・フォーカシング用駆動マグネット15に対向させ、フォーカシング駆動コイル12に所定の電流がワイヤを介して通電されることにより、レンズホルダ3をフォーカシング方向Foに駆動することができる。
【0034】
チルト用駆動コイル14は、フォーカシング・チルト用駆動マグネット16に対向しており、チルト用駆動コイル14に所定の電流がワイヤを介して通電されることにより、レンズホルダ3をチルト方向Tiに駆動することができる。
【0035】
トラッキング用駆動コイル13は、トラッキング・フォーカシング用駆動マグネット15に対向していて、トラッキング用駆動コイル13に所定の電流がワイヤを介して通電されることにより、レンズホルダ3をトラッキング方向Trに駆動することができる。
【0036】
対物レンズ2を保持するレンズホルダ3は、所定のバネ定数を有する6本のワイヤ4、5、6・・により、トラッキング方向Trとフォーカシング方向Foおよびチルト方向Tiに移動可能に支持されている。これらワイヤ4、5、6・・は、レンズホルダ3のトラッキング方向Tr外側の両側に各々3本を組として、図2に示すように、ワイヤ4および6をレンズホルダ3のフォーカシング方向Foの上面側と下面側に配置し、ワイヤ5はワイヤ4および6のフォーカシング方向Foの中心位置より上面側のワイヤ4寄りに配置している。これらワイヤ4、5、6は、レンズホルダ3のフォーカシング方向Foの上側と下側およびその中間に各々平行に離間させている。尚、3本のワイヤからなる組は、レンズホルダ3のトラッキング方向Trの両側において対称に配置され、かつ同一に構成しているので、図2においては、ワイヤ4、5、6からなる一方の組についてのみ説明し、他方の組については一方の組と同じであるので説明を省略する。
【0037】
一方の組のワイヤ4、5、6は、基端側をホルダ支持部材10に対して垂直に取り付けた例えばプリント基板21の配線パターンに半田等により各々固定されている。また、ワイヤ4および6の先端側は、レンズホルダ3の前方側に設けた固定部23、24に、例えば接着等の手段によって固定すると共に、更に延長させてレンズホルダ3の前方側に貼設したプリント基板22の配線パターンに半田等により各々接続することにより固定している。ワイヤ4寄りに位置させたワイヤ5の先端側は、固定部23に形成した透孔に挿通させてプリント基板22の配線パターンに半田等により固定している。上記透孔は、内径をワイヤ5の外径寸法よりも十分大きく形成しているので、ワイヤ5の動きを妨げることはない。
【0038】
以上のように構成したワイヤ4、5、6からなる組は、2本のワイヤ4、5にからなる複合ワイヤ30と、ワイヤ6からなる単ワイヤに構成される。そして、複合ワイヤ30のバネ定数と単ワイヤ6のバネ定数がレンズホルダ3フォーカシング方向Foの駆動中心に上下においてほぼ等しくなるように設定されている。以下、複合ワイヤ30のワイヤ4を主ワイヤ4、中間のワイヤ5を副ワイヤ5と称し、ワイヤ6を単ワイヤ6と称する。
【0039】
これらワイヤ4、5、6は、例えばベリリウム銅、リン青銅等の弾性を有する外径寸法を例えば0.08乃至1.5mm程度の丸ワイヤからなる金属素材が使用され、各々所定のバネ定数を有している。
【0040】
上記複合ワイヤ30のうち、主ワイヤ4におけるホルダ支持部材10のプリント基板21に固定した基端側固定点f1から、レンズホルダ3の固定部23、24に固定した先端側固定点f2までの長さを、単ワイヤ6と等しくしている。更に、主ワイヤ4の断面積は、単ワイヤ6よりもやや小さくしている。このため、主ワイヤ4のバネ定数は、単ワイヤ6よりもやや小さくなっている。一方、副ワイヤ5の断面積は、主ワイヤ4よりも更に小さくし、更に、基端側固定点f1からプリント基板22に固定した先端側固定点f3までの長さを主ワイヤ4および単ワイヤ6よりも長くしていることから、副ワイヤ5のバネ定数は、主ワイヤ4よりも大幅に小さくなる。このように構成することによって、主ワイヤ4および副ワイヤ5からなる複合ワイヤ30のバネ定数と単ワイヤ6のバネ定数がほぼ等しく設定される。
【0041】
複合ワイヤ30のバネ定数と単ワイヤ6のバネ定数をほぼ等しく設定することにより、レンズホルダ3のフォーカシング方向Foの駆動中心に対してバネ定数がほぼ等しく設定される。この結果、レンズホルダ3をトラッキング方向Trに駆動したとき、実質的には、複合ワイヤ30と単ワイヤ6との4本のワイヤによってレンズホルダ3を支持することと等価となり、レンズホルダ3をほぼ平行に移動させることができる。従って、チルト用駆動コイル14に通電してチルト角を制御するときに、ワイヤによって生ずる期待しないチルトが防止され、正確なチルト制御が可能となる。
【0042】
上記複合ワイヤ30において、副ワイヤ5の線径を主ワイヤ4や単ワイヤ6よりも十分小さなワイヤを使用すると共に、基端側固定点f1から先端側固定点f3までの長さを大きくした場合には、副ワイヤ5のバネ定数が大幅に小さくすることができる。このような副ワイヤ5を使用する場合には、主ワイヤ4として単ワイヤ6と同じワイヤを使用することが可能となる。副ワイヤ5は、例えばチルト用駆動イル14への電流路として使用されるので、線径を決める場合、電流容量が満足される範囲内とすることが好ましい。
【0043】
図3は、本発明の第2の形態を示す正面図である。この形態においては、複合ワイヤをレンズホルダ3の両側の上面側近傍に外方に向けて各々並置した構成を示している。即ち、各組の複合ワイヤ31、32および単ワイヤ61、62は、前述した形態と同様に、基端側をホルダ支持部材10に対して垂直に取り付けた例えばプリント基板21の配線パターンに半田等により各々固着されている。また、各組の複合ワイヤ31、32の主ワイヤ41、42と、単ワイヤ61、62の先端側は、レンズホルダ3の前方側に設けた固定部231、241、251、261に固定すると共に、更に延長してレンズホルダ3の前方側に貼設したプリント基板22の配線パターンに各々接続している。一方、各組の複合ワイヤ31、32の副ワイヤ51、52の先端側は、固定部231、251を自由状態で挿通させて、プリント基板22の配線パターンに各々接続している。従って、主ワイヤ41、42と、単ワイヤ61、62は、基端側固定点f1と先端側固定点f2までの長さを等しくしている。
【0044】
そして、この第2の形態においても、前述した第1の実施形態と同様に、レンズホルダ3の上面側近傍に配置した主ワイヤ41、42と副ワイヤ51、52からなる複合ワイヤ31、32のバネ定数と、下面側近傍に配置し単ワイヤ61、62のバネ定数をほぼ等しくしている。この結果、レンズホルダ3をトラッキング方向Trに駆動したとき、実質的には、複合ワイヤ30と単ワイヤ6との4本のワイヤによってレンズホルダ3を支持することと等価となり、レンズホルダ3をほぼ平行に移動させることができる。従って、チルト用駆動コイル14に通電してチルト角を制御するときに、ワイヤによって生ずる期待しないチルトが防止され、正確なチルト制御が可能となる。
【0045】
図4は、本発明の第3の形態を示す正面図である。この形態は、6本のワイヤを同一円周上に配置させることにより、レンズホルダ3のチルト駆動の駆動中心に対してバネ定数をほぼ等しく設定するように構成されている。各組のワイヤ43、53、63、および44、54、64は、同一の線径、同一の長さの金属棒が使用され、その断面積も同一にしている。
【0046】
これらワイヤは、前述した形態と同様に、基端側をホルダ支持部材10に取り付けた例えばプリント基板21の配線パターンに半田等により各々固定されている。また、先端側はレンズホルダ3の前方側に設けた固定部232、242、252、262、272、282に各々固定すると共に、更に延長してレンズホルダ3の前方側に貼設したプリント基板22の配線パターンに各々接続している。従って、ワイヤ43、53、63、および44、54、64の基端側固定点f1と先端側固定点f2までの長さは等しくなっている。
【0047】
更に、このような各3本の組からなる6本のワイヤ43、53、63、および44、54、64は、チルト駆動の駆動中心位置O0から所定の半径とした同一円周上に配置している。
【0048】
6本のワイヤ43、53、63、および44、54、64をチルト駆動の駆動中心位置O0に対して同一円周上に配置すると、駆動中心O0に対して各ワイヤが全て等距離に位置しているので、レンズホルダ3をチルト方向Tiへ駆動したときに駆動中心O0を中心として回動するので、チルト駆動の駆動中心O0の変位が生じない。また、駆動位置O0と6本のワイヤ43、53、63、および44、54、64の固定位置が等距離となるので、レンズホルダ3のトラッキング方向Tr両側にワイヤを各3本づつ固定しても、レンズホルダ3のローリング運動による対物レンズ2のチルト角の変化を未然に防止することが可能となる。
【0049】
図5は、本発明の第4の形態を示す側面図である。この形態は、レンズホルダ3のトラッキング方向Tr外側の両側に各々3本からなるワイヤを組として、フォーカシング方向Foの上面側と下面側近傍に各1本のワイヤ45、65を固定すると共に、中央位置に各1本のワイヤ55を配置している。尚、3本のワイヤからなる組は、レンズホルダ3のトラッキング方向Trの両側において対称であり、ワイヤ45、55、65からなる一方の組についてのみ説明し、他方の組については一方の組と同じであるので説明を省略する。
【0050】
図5において、レンズホルダ3の上面側と下面側近傍に配置した各1本のワイヤ45、65は、同一の線径、同一の長さの棒状素材が使用され、その断面積も同一としているので、固有バネ定数も同一である。レンズホルダ3のフォーカシング方向Foのほぼ中央に配置したワイヤ55は、ワイヤ45、65よりも断面積を小さくすると共に長さを大きくしている。
【0051】
これらワイヤ45、55、65は、基端側をホルダ支持部材10に取り付けたプリント基板21の配線パターンに半田等により各々固定されている。また、ワイヤ45、65の先端側は、レンズホルダ3の前方側に設けた固定部233、243、に各々固定すると共に、更に延長してレンズホルダ3の前方側に貼設したプリント基板22の配線パターンに各々接続している。従って、ワイヤ45、65の基端側固定点f1と先端側固定点f2までの長さは等しくなっている。
【0052】
中間のワイヤ55は、レンズホルダ3の前方側に設けた保持部273に形成した透孔に挿通させると共に、先端側をプリント基板22の配線パターンに接続固定し、基端側固定点f1と先端側固定点f3までの長さを長くしている。上記保持部273の透孔は、内径をワイヤ55の外径寸法よりも十分大きく形成しているので、ワイヤ55の動きを妨げることはない。
【0053】
このように、中間のワイヤ55の断面積をワイヤ45、65よりも小さくすると共に、基端側固定点f1と先端側固定点f3までの長さを長くしたことから、バネ定数がワイヤ45、65と比較して十分小さくなる。この結果、実質的には4本のワイヤによってレンズホルダ3を支持することと等価となり、レンズホルダ3をほぼ平行に移動させることができる。従って、チルト用駆動コイル14に通電してチルト角を制御するときに、ワイヤによって生ずる期待しないチルトが防止され、正確なチルト制御が可能となる。
【0054】
図6は、本発明の第5の形態を示す側面図である。この形態は、図5に示した形態の変形例であり、中央位置に配置した各1本のワイヤによる影響を更に軽減するように構成したものである。尚、この形態においても、3本のワイヤからなる組は、レンズホルダ3のトラッキング方向Trの両側において対称であり、ワイヤ46、56、66からなる一方の組についてのみ説明し、他方の組については一方の組と同じであるので説明を省略する。
【0055】
図6において、図5に示した形態と相違する構成は、レンズホルダ3の上面側と下面側近傍に配置した各1本のワイヤ45、65の中央位置に配置した各1本のワイヤ56の基端側固定点f1から先端側固定点f3までの間を弛緩させたことである。
【0056】
ワイヤ45、65の間に配置するワイヤ56を弛緩させることにより、ワイヤ56のバネ定数が大幅に小さくなる。このため、中間のワイヤを設けたことによりレンズホルダ3がトラッキング方向Trに駆動されるときの影響を更に軽減することが可能となる。ワイヤ56のバネ定数が著しく小さい場合には、実質的に無視することができる。
【0057】
また、ワイヤ45、65の間に配置されるワイヤ56は、上下のワイヤ45、65よりも固有バネ定数が小さい可塑性を有すると共に導電性を有する金属素材やフレキシブル配線板等からなる素材を使用することにより、その影響を一層軽減することができる。このような可塑性を有する金属素材やフレキシブル配線板であっても、所定のバネ定数を有しているので全く無視することはできない。従って、可塑性を有する金属素材等を使用する場合であっても、ワイヤ45、65を含めて、バネ定数がほぼ等しく設定することが望ましい。
【0058】
図7は、本発明の第6の形態を示す側面図である。この形態は、図5に示した形態の他の変形例であり、中央位置に配置した各1本のワイヤによる影響を軽減するように構成したものである。尚、この形態においても、3本のワイヤからなる組は、レンズホルダ3のトラッキング方向Trの両側において対称であり、ワイヤ46、57、66からなる一方の組についてのみ説明し、他方の組については一方の組と同じであるので説明を省略する。
【0059】
図7において、図5に示した形態と相違する構成は、レンズホルダ3の上面側と下面側近傍に配置した各1本のワイヤ46、66の間に配設したワイヤ57の基端側固定点f1を、ワイヤ46、66の基端側固定点f11よりも更に延長させてワイヤ57を長くすることによってバネ定数を更に大きくしたことである。
【0060】
ホルダ支持部材10の後端の中央には、凸部10aを形成すると共に、上面側と下面側には凹部10bが形成されている。この凸部10aおよび凹部10bには、各々プリント基板201、202が取り付けられている。レンズホルダ3の上面側と下面側近傍に配置した各1本のワイヤ46、66の基端側は、プリント基板201の配線パターンに半田等により各々固着されている。一方、ワイヤ46、66の中央位置に配置した各1本のワイヤ57の基端側は、プリント基板202の配線パターンに半田等により固定されている。ワイヤ46、57、66の先端側は、図5に示した形態と同様に、プリント基板22の配線パターンに各々接続している。中央位置のワイヤ57の断面積は、ワイヤ46、66の断面積よりも小さく設定している。
【0061】
例えば、ホルダ支持部材10の後端に形成した凸部10aのプリント基板201を基端側固定点f1としたとき、中央位置に配置した各1本のワイヤ57の長さは、レンズホルダ3の上面側と下面側近傍に配置した各1本のワイヤ46、66の基端側固定点f11よりも長くなる。従って、ワイヤ57のバネ定数は、更に小さくなる。。
【0062】
このようにワイヤ57とワイヤ46、66のバネ定数の差を大きくするように構成すると、中央位置に配置した各1本のワイヤ57による影響が軽減され、中間のワイヤ57を設けたことにより、レンズホルダ3がチルト方向Tiに駆動されるときの影響を軽減することが可能となる。
【0063】
尚、ホルダ支持部材10の後端の形成した凸部10aと凹部10bは、相対的な関係にあり、凹部10bに取り付けたプリント基板201の基端側固定点f11を前述した基端側固定点f1とし、凸部10aに取り付けたプリント基板201を後退させて先端側固定点f3との距離を長させて、ワイヤ57のバネ定数を更に小さくしても良い。
【0064】
以上、本発明者によってなされた発明の実施形態を具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であるというのはいうまでもない。例えば、対物レンズ駆動機構1の構成は、前述の態様に限定されることなく、他の構成であっても良い。また、ワイヤは、6本全てまたは一部を、断面が円形の金属棒以外に、断面が略四角形のリボン線に変更しても良い。更に、基端側固定点と先端側固定点を各々プリント基板の配線パターンに固定した点としたが、プリント基板を用いることなく、他の絶縁部材に固定するように変更しても良い。
【0065】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明による光ヘッド装置は、レンズホルダのトラッキング方向両側に各々3本づつ固定したワイヤによるバネ定数をフォーカシング方向の中心に対してほぼ等しく設定したので、レンズホルダをフォーカシングおよびトラッキング駆動させた場合、或いはチルト駆動させた場合にも、期待しないチルトの発生を防止することができる。また、予めバネ定数を設定した各3本のワイヤを使用するだけの簡易かつ安価に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる光ヘッド装置の対物レンズ駆動機構を示す斜視図である。
【図2】図1に示された対物レンズ駆動機構を示す側面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態にかかる光ヘッド装置を示す正面図である。
【図4】本発明の第3の実施形態にかかる光ヘッド装置を示す正面図である。
【図5】本発明の第4の実施形態にかかる光ヘッド装置を示す側面図である。
【図6】本発明の第5の実施形態にかかる光ヘッド装置を示す側面図である。
【図7】本発明の第6の実施形態にかかる光ヘッド装置を示す側面図である。
【図8】本発明の前提となる光ヘッド装置を示す正面図である。
【符号の説明】
1 対物レンズ駆動機構
2 対物レンズ
3 レンズホルダ
4 ワイヤ(主ワイヤ)
5 ワイヤ(副ワイヤ)
6 ワイヤ(単ワイヤ)
10 ホルダ支持部材
12 フォーカシング駆動コイル
13 トラッキング用駆動コイル
14 チルト用駆動コイル14
21 プリント基板
23、24 固定部
30、31 複合ワイヤ
f1 基端側固定点
f2 先端側固定点
f3 先端側固定点
Fo フォーカシング方向
Ti チルト方向
Tr トラッキング方向

Claims (10)

  1. 光源からの出射光を光記録媒体に収束させる対物レンズを保持するレンズホルダと、このレンズホルダを所定のバネ定数を有する複数本のワイヤによりトラッキング方向とフォーカシング方向およびチルト方向に移動可能に支持するホルダ支持部材と、前記レンズホルダの側に配置された複数の駆動コイルと、この駆動コイルに対向する位置に配置されて前記駆動コイルと複数の磁気駆動回路を構成する駆動マグネットとを有する光ヘッド装置であって、
    前記ワイヤは、前記レンズホルダの前記フォーカシング方向の上下に、2本のワイヤを配置した複合ワイヤと1本のワイヤからなる単ワイヤとに分配された組として前記レンズホルダにおけるトラッキング方向の左右両側に各々配置され、
    これら各組の前記複合ワイヤおよび単ワイヤは、基端側を前記ホルダ支持部材に各々固定すると共に先端側を前記レンズホルダに各々固定され、
    各組における前記複合ワイヤのバネ定数を前記単ワイヤのバネ定数とほぼ等しく設定したことを特徴とする光ヘッド装置。
  2. 各組の前記単ワイヤと前記複合ワイヤの一方のワイヤとをほぼ等しい長さに設定すると共に、前記複合ワイヤの他方のワイヤを上記一方のワイヤよりも長く設定した請求項1に記載の光ヘッド装置。
  3. 各組の前記単ワイヤは、固有バネ定数を等しく設定した請求項1に記載の光ヘッド装置。
  4. 光源からの出射光を光記録媒体に収束させる対物レンズを保持するレンズホルダと、このレンズホルダを所定のバネ定数を有する複数本のワイヤによりトラッキング方向とフォーカシング方向およびチルト方向に移動可能に支持するホルダ支持部材と、前記レンズホルダの側に配置された複数の駆動コイルと、この駆動コイルに対向する位置に配置されて前記駆動コイルと複数の磁気駆動回路を構成する駆動マグネットとを有する光ヘッド装置であって、
    前記ワイヤは、各々3本を組として基端側を前記ホルダ支持部材に固定すると共に、各組の前記ワイヤの先端側を前記レンズホルダのトラッキング方向両側に各々固定し、かつ各3本のワイヤを前記レンズホルダの前記フォーカシング方向に各々平行に離間して固定し、かつ6本のワイヤをチルト駆動の駆動中心に対して同一円周上に配置させたことを特徴とする光ヘッド装置。
  5. 各々3本の組からなる前記ワイヤは、各ワイヤが有する固有バネ定数を同じに設定した請求項4に記載の光ヘッド装置。
  6. 各々3本の組からなる前記ワイヤは、前記レンズホルダの前記フォーカシング方向の中心位置に配置させたワイヤの固有バネ定数を上下のワイヤよりも小さく設定した請求項4に記載の光ヘッド装置。
  7. 光源からの出射光を光記録媒体に収束させる対物レンズを保持するレンズホルダと、このレンズホルダを所定のバネ定数を有する複数本のワイヤによりトラッキング方向とフォーカシング方向およびチルト方向に移動可能に支持するホルダ支持部材と、前記レンズホルダの側に配置された複数の駆動コイルと、この駆動コイルに対向する位置に配置されて前記駆動コイルと複数の磁気駆動回路を構成する駆動マグネットとを有する光ヘッド装置であって、
    前記ワイヤは、各々3本を組として基端側を前記ホルダ支持部材に固定すると共に、各組の前記ワイヤの先端側を前記レンズホルダのトラッキング方向両側に各々固定し、かつ2本のワイヤのバネ定数よりも他の1本のワイヤを小さくしたことを特徴とする光ヘッド装置。
  8. 各組における前記他の1本のワイヤをほぼ等しい長さに設定すると共に、前記他の1本のワイヤと前記2本のワイヤのうち一方のワイヤをほぼ等しい長さに設定し、前記2本のワイヤのうち他方のワイヤを一方のワイヤよりも長く設定した請求項7に記載の光ヘッド装置。
  9. 前記他の1本のワイヤは、前記基端側固定点から先端側固定点までの間を弛緩させた請求項7に記載の光ヘッド装置。
  10. 前記他の1本のワイヤは、可撓性を有する素材によって形成した請求項7に記載の光ヘッド装置。
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