JP2003132565A - 対物レンズ駆動装置及びディスクドライブ装置 - Google Patents

対物レンズ駆動装置及びディスクドライブ装置

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JP2003132565A
JP2003132565A JP2001328886A JP2001328886A JP2003132565A JP 2003132565 A JP2003132565 A JP 2003132565A JP 2001328886 A JP2001328886 A JP 2001328886A JP 2001328886 A JP2001328886 A JP 2001328886A JP 2003132565 A JP2003132565 A JP 2003132565A
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tracking
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coil
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対物レンズ駆動装置の可動部の動作の安定化
を図る。 【解決手段】 支持軸部14とフォーカシングコイル1
7、17、・・・とトラッキングコイル18、18とを
有する固定部10と、支持軸部の軸回り方向に回動自在
かつ支持軸部の軸方向に摺動自在に支持された可動部1
1とを設け、該可動部にフォーカシングコイル及びトラ
ッキングコイルに対向して配置されると共に極対数が2
のマグネット22、22を取り付けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は対物レンズ駆動装置
及びディスクドライブ装置に関する。詳しくは、対物レ
ンズを有する可動部が支持軸部に回動自在かつ摺動自在
に支持された対物レンズ駆動装置及び該対物レンズ駆動
装置を備えたディスクドライブ装置についての技術分野
に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク等のディスク状記録媒体に対
して情報信号の記録や再生を行うディスクドライブ装置
があり、このようなディスクドライブ装置には、支持軸
部にその軸回り方向に回動自在かつ軸方向に摺動自在に
支持された可動部を動作させて、ディスク状記録媒体に
照射されるレーザー光のフォーカシング調整及びトラッ
キング調整を行う対物レンズ駆動装置が設けられている
ものがある。
【0003】このような従来の対物レンズ駆動装置を図
19及び図20に示す。
【0004】対物レンズ駆動装置aは、磁性金属材料に
よって形成された固定部bと該固定部bに支持された可
動部cとを備えている。
【0005】固定部bは、ベース部dと該ベース部dの
両側縁から立ち上げられたヨーク部e、eとベース部d
の略中央部から上方へ突出された支持軸部fとを有して
いる。ヨーク部e、eの内面には、それぞれマグネット
g、gが取り付けられている。
【0006】可動部cはボビンhに所要の各部材が取り
付けられて成る。
【0007】ボビンhは本体部iと該本体部iから前方
へ突出されたレンズホルダー部jとを有している。本体
部iの略中央部には下方へ突出された円筒状を為す被支
持筒部kが設けられている。レンズホルダー部jには対
物レンズlが保持されている。
【0008】ボビンhには、コイル体mが取り付けられ
ている。コイル体mは軸方向が上下となるように略角筒
状に巻回されたフォーカシングコイルnの両側部にそれ
ぞれ前後に隣接した状態で2つずつのトラッキングコイ
ルo、o、・・・が取り付けられて成る。
【0009】ボビンhの被支持筒部kには、磁性金属材
料によって形成された磁性部材pが取り付けられてい
る。磁性部材pは可動部cをフォーカシング方向及びト
ラッキング方向における中立位置に保持する役割を果た
すものである。
【0010】可動部cは固定部bの支持軸部fが被支持
筒部kに挿入されることにより、支持軸部fに、その軸
方向に摺動自在かつ軸回り方向に回動自在に支持されて
いる。支持軸部fの軸方向がディスク状記録媒体に対し
てフォーカシング調整が為されるフォーカシング方向で
あり、ディスク状記録媒体の略半径方向がディスク状記
録媒体に対してトラッキング調整が為されるトラッキン
グ方向である。
【0011】可動部cが支持軸部fに支持された状態に
おいては、フレキシブルプリント配線板qの一端部rが
ボビンhの後面部に取り付けられ、フレキシブルプリン
ト配線板qの中間部sが固定部bのベース部dの下面に
取り付けられる(図20参照)。フレキシブルプリント
配線板qの図示しない他端部は、図示しない電流供給回
路に接続されている。
【0012】ボビンhに取り付けられたフレキシブルプ
リント配線板qの一端部rはフォーカシングコイルn及
びトラッキングコイルo、o、・・・に電気的に接続さ
れ、電流供給回路からフレキシブルプリント配線板qを
介してフォーカシングコイルn及びトラッキングコイル
o、o、・・・に各別に駆動電流が供給される。
【0013】このような可動部cが支持軸部fに支持さ
れた軸摺動型の対物レンズ駆動装置aは、可動部が固定
部に対してサスペンションによって支持されているタイ
プの対物レンズ駆動装置に比して、可動部cの重量バラ
ンスが良好であるため、フォーカシング方向に直交する
方向における耐振動性に優り、自重による可動部cの変
位が小さい等の長所を有する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来の対物レンズ駆動装置aにあっては、フォーカシング
コイルn及びトラッキングコイルo、o、・・・に駆動
電流を供給するために可動部cに取り付けられたフレキ
シブルプリント配線板qを用いているため、可動部cが
固定部bに対して動作されるときに、フレキシブルプリ
ント配線板qの剛性によって可動部cに大きな負荷がか
かり易く、共振周波数が高くなり低域における感度が低
くなる等の不具合が生じ、可動部cの動作に支障を来た
すおそれがある。
【0015】また、フレキシブルプリント配線板qの剛
性により可動部cが支持軸部fに押し付けられる方向へ
の力が付与されると、可動部cの中立位置が不安定にな
ったり、可動部cが支持軸部fに線接触した状態で押し
付けられることにより摺動ロスが大きく感度の低下等を
来たすという問題もある。
【0016】そこで、本発明対物レンズ駆動装置及びデ
ィスクドライブ装置は、上記した問題点を克服し、当該
対物レンズ駆動装置の可動部の動作の安定化を図ること
を課題とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明対物レンズ駆動装
置は、上記した課題を解決するために、対物レンズの光
軸方向へ突出して設けられた支持軸部とフォーカシング
調整時に駆動電流が供給されるフォーカシングコイルと
トラッキング調整時に駆動電流が供給されるトラッキン
グコイルとを有する固定部と、上記支持軸部の軸回り方
向に回動自在かつ支持軸部の軸方向に摺動自在に支持さ
れると共にフォーカシング調整時にディスクテーブルに
装着されたディスク状記録媒体の記録面に離接する方向
であるフォーカシング方向に動作されトラッキング調整
時にディスクテーブルに装着されたディスク状記録媒体
の略半径方向であるトラッキング方向に動作される可動
部とを設け、該可動部にフォーカシングコイル及びトラ
ッキングコイルに対向して配置されると共に極対数が2
のマグネットを取り付けたものである。
【0018】また、本発明ディスクドライブ装置は、上
記した課題を解決するために、対物レンズ駆動装置に、
対物レンズの光軸方向へ突出して設けられた支持軸部と
フォーカシング調整時に駆動電流が供給されるフォーカ
シングコイルとトラッキング調整時に駆動電流が供給さ
れるトラッキングコイルとを有する固定部と、上記支持
軸部の軸回り方向に回動自在かつ支持軸部の軸方向に摺
動自在に支持されると共にフォーカシング調整時にディ
スクテーブルに装着されたディスク状記録媒体の記録面
に離接する方向であるフォーカシング方向に動作されト
ラッキング調整時にディスクテーブルに装着されたディ
スク状記録媒体の略半径方向であるトラッキング方向に
動作される可動部とを設け、該可動部にフォーカシング
コイル及びトラッキングコイルに対向して配置されると
共に極対数が2のマグネットを取り付けたものである。
【0019】従って、本発明対物レンズ駆動装置及びデ
ィスクドライブ装置にあっては、フレキシブルプリント
配線板を用いてフォーカシングコイル及びトラッキング
コイルに駆動電流を供給する必要がない。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明対物レンズ駆動装
置及びディスクドライブ装置の実施の形態を添付図面に
従って説明する。
【0021】先ず、第1の実施の形態について説明する
(図1乃至図12参照)。
【0022】ディスクドライブ装置1は、薄い箱状を為
す外筐2内に所要の各部材及び各機構が配置されて成
り、外筐2の前面には横長の矩形状を為す挿脱口2aが
形成されている(図1参照)。ディスク状記録媒体10
0は挿脱口2aを介して外筐2の内部に挿入され又は取
り出される。
【0023】外筐2内にはシャーシ3が配置されている
(図1参照)。シャーシ3の略中央部の下面側には図示
しないスピンドルモーターが配置され、該スピンドルモ
ーターのモーター軸にディスクテーブル4が固定されて
いる。
【0024】シャーシ3には配置孔3aが形成され、デ
ィスクテーブル4が配置孔3aからシャーシ3の上方へ
突出されている(図1参照)。
【0025】シャーシ3の下面側には、リードスクリュ
ー5とガイド軸6、6とが平行な状態で配置されている
(図1参照)。シャーシ3の配置孔3aには、光学ピッ
クアップ7がディスクテーブル4に装着されるディスク
状記録媒体100の半径方向へ移動可能な状態で配置さ
れている(図1参照)。
【0026】光学ピックアップ7は移動ベース8に所要
の各部材が配置されて成る。光学ピックアップ7は、移
動ベース8の一端部がリードスクリュー5に螺合される
と共に移動ベース8の両端部がそれぞれガイド軸6、6
に摺動自在に支持され(図1参照)、リードスクリュー
5の回転によりガイド軸6、6に案内されてディスク状
記録媒体100の半径方向へ移動される。
【0027】対物レンズ駆動装置9は、固定部10と該
固定部10に支持された可動部11とを備えている(図
2乃至図5参照)。
【0028】固定部10は、移動ベース8の上面に取り
付けられるベース部12と該ベース部12の両側縁から
それぞれ上方へ折り曲げられて形成されたヨーク部1
3、13とベース部12の略中央部から上方へ突出され
た支持軸部14とを有し、ベース部12とヨーク部1
3、13と支持軸部14とは何れも磁性金属材料によっ
て形成されている。
【0029】ヨーク部13、13の内面には、それぞれ
コイル体15、15が取り付けられている(図2、図3
及び図5参照)。
【0030】コイル体15はFPコイルと称されるコイ
ルであり、基板16にそれぞれ小さな略角筒状を為すフ
ォーカシングコイル17、17、・・・と大きな略角筒
状を為すトラッキングコイル18とが一体に形成されて
成るものである(図6乃至図8参照)。フォーカシング
コイル17、17、・・・は周方向に等間隔に離間した
状態で4つが設けられており、トラッキングコイル18
は略全体がフォーカシングコイル17、17、・・・に
重なるようにして設けられている。
【0031】コイル体15の後端部には、上下に離間し
て4つの端子部15a、15a、・・・が形成されてお
り、そのうちの2つの端子部15a、15aにフォーカ
シングコイル17の両端部が接続され、他の2つの端子
部15a、15aにトラッキングコイル18の両端部が
接続されている。
【0032】コイル体15は端子部15a、15a、・
・・が図示しない電流供給回路に電気的に接続され、電
流供給回路からフォーカシングコイル17、17、・・
・及びトラッキングコイル18に駆動電流が供給され
る。
【0033】可動部11はボビン19に所要の各部材が
取り付けられて成る。
【0034】ボビン19は本体部20と該本体部20か
ら前方へ突出されたレンズホルダー部21とを有してい
る(図2及び図3参照)。
【0035】本体部20の中央部には被支持孔20aが
形成されている(図5参照)。本体部20の両側面部に
は、それぞれマグネット22、22とバックヨーク2
3、23とが取り付けられている(図2、図3及び図5
参照)。
【0036】マグネット22、22は前後に長い矩形状
を為し、それぞれ極対数が2とされており、左右両面側
とも前半部と後半部とで異なる着磁が為されている(図
3参照)。バックヨーク23、23は、それぞれマグネ
ット22、22の内面に接した状態でボビン19に取り
付けられている。
【0037】レンズホルダー部21には対物レンズ24
が取り付けられている(図2乃至図4参照)。
【0038】固定部10のヨーク部13、13の外面に
は、それぞれ磁性部材25、25が取り付けられてい
る。磁性部材25は、例えば、鉄材料によって形成され
た厚みの薄い長方形状を為し、可動部11に設けられた
マグネット22の前後方向における2極の境界線22a
に対して傾斜された状態でヨーク部13、13に取り付
けられている(図4参照)。
【0039】可動部11は支持軸部14が被支持孔20
aに挿入されることにより、支持軸部14に、その軸方
向に摺動自在かつ軸回り方向に回動自在に支持される
(図2、図3及び図5参照)。支持軸部14の軸方向が
ディスク状記録媒体100に対してフォーカシング調整
が為されるフォーカシング方向(図2に示すF―F方
向)であり、ディスク状記録媒体100の略半径方向が
ディスク状記録媒体100に対してトラッキング調整が
為されるトラッキング方向(図2に示すT―T方向)で
ある。
【0040】可動部11が支持軸部14に支持された状
態においては、マグネット22、22が、それぞれコイ
ル体15、15のフォーカシングコイル17、17、・
・・及びトラッキングコイル18、18に対向して位置
される。可動部11は、マグネット22、22の磁力と
フォーカシングコイル17、17、・・・の前後に流れ
る駆動電流との関係(図7参照)によってフォーカシン
グ方向へ動作され、マグネット22、22の磁力とトラ
ッキングコイル18、18の上下に流れる駆動電流との
関係(図8参照)によってトラッキング方向へ動作され
る。
【0041】固定部10のヨーク部13、13の上面
に、可動部11を覆う平板状のカバー26が取り付けら
れている(図2、図4及び図5参照)。
【0042】以下に、ディスクドライブ装置1の動作に
ついて説明する。
【0043】ディスク状記録媒体100がディスクテー
ブル4に装着され図示しない記録スイッチ又は再生スイ
ッチが操作されると、スピンドルモーターの駆動による
ディスクテーブル4の回転に伴ってディスク状記録媒体
100が回転される。ディスク状記録媒体100が回転
されると、移動ベース8に設けられた図示しない発光素
子からレーザー光が出射され対物レンズ24を介してデ
ィスク状記録媒体100の記録面に照射される。
【0044】ディスク状記録媒体100の記録面に照射
されたレーザー光は当該記録面で反射され、移動ベース
8に設けられた図示しない受光素子に入射され、光電変
換されて情報信号の記録又は再生が行われる。
【0045】情報信号の記録又は再生が行われるときに
は、対物レンズ駆動装置9によってフォーカシング調整
及びトラッキング調整が行われる。フォーカシング調整
時には、電流供給回路からコイル体15、15のフォー
カシングコイル17、17、・・・に駆動電流が供給さ
れ、対物レンズ24を介して照射されるレーザー光のス
ポットがディスク状記録媒体100の記録面に集光する
ように、可動部11が支持軸部14の軸方向に動作され
る。トラッキング調整時には、電流供給回路からコイル
体15、15のトラッキングコイル18、18に駆動電
流が供給され、対物レンズ24を介して照射されるレー
ザー光のスポットがディスク状記録媒体100の記録面
に集光するように、可動部11が支持軸部14の軸回り
方向に動作される。
【0046】対物レンズ駆動装置9にあっては、固定部
10のヨーク部13、13にそれぞれ磁性部材25、2
5が取り付けられているため、磁性部材25、25にマ
グネット22、22の中央部が引き寄せられる。従っ
て、フォーカシングコイル17、17、・・・に駆動電
流が供給されていないときに可動部11をフォーカシン
グ方向における中立位置に確実に保持することができ、
また、トラッキングコイル18、18に駆動電流が供給
されていないときに可動部11をトラッキング方向にお
ける中立位置に確実に保持することができる。
【0047】この中立位置においては、可動部11に設
けられたマグネット22は、それぞれコイル体15の4
つのフォーカシングコイル17、17、・・・の全体の
略中央部及びトラッキングコイル18の略中央部に対向
するように位置される(図7及び図8参照)。
【0048】磁性部材25、25は、上記したように、
それぞれ可動部11に設けられたマグネット22、22
の境界線22a、22aに対して傾斜された状態でヨー
ク部13、13に取り付けられているため、マグネット
22、22は境界線22a、22aが磁性部材25、2
5に沿うように引き寄せられ、可動部11が支持軸部1
4に対して該支持軸部14と被支持孔20aとのクリア
ランス分傾斜される(図9参照)。
【0049】従って、可動部11は支持軸部14に対し
て常に一方に傾斜した状態でフォーカシング方向及びト
ラッキング方向に動作され、耐振動性が良好となり、支
持軸部14に対する可動部11の傾斜方向の変動を来た
すことなく安定して動作される。
【0050】以上に記載した通り、対物レンズ駆動装置
9にあっては、固定部10にフォーカシングコイル1
7、17、・・・及びトラッキングコイル18、18を
有するコイル体15、15が設けられているため、駆動
電流を供給するためのフレキシブルプリント配線板を可
動部11に取り付ける必要がなく、動作中に可動部11
に負荷がかかることがなく、可動部11の感度の向上に
よる動作の安定化を図ることができる。
【0051】また、フレキシブルプリント配線板の配置
スペースを確保する必要がないため、その分、対物レン
ズ駆動装置9の小型化を図ることができる。
【0052】さらに、可動部11に設けられたマグネッ
ト22、22は極対数が2とされており、マグネット2
2、22における磁束は前後方向において隣接するN極
とS極との間で小さなループを描くようにして発生する
(図3参照)。
【0053】従って、例えば、極対数が1であるマグネ
ットを用いたときの当該マグネットからヨーク部13、
ベース部12、支持軸部14及び当該マグネットに至る
ような大きなループを描く磁束とはならず、マグネット
22、22の吸着力が必要以上に大きくならないため、
可動部11の支持軸部14に対する重量バランスが崩れ
たときに当該バランスを悪化させ難く、可動部11の良
好な動作状態を維持することができる。
【0054】また、磁束が前後方向において隣接するN
極とS極との間でループを描くようにして発生するた
め、ヨークの一部を省略しても可動部11が動作可能で
あるため、ヨークの一部を省略したときには対物レンズ
駆動装置9の小型化を図ることが可能である。
【0055】尚、上記には、支持軸部14と被支持孔2
0aとのクリアランス分、可動部11を支持軸部14に
対して傾斜させた状態で動作させる方法として、磁性部
材25、25をそれぞれマグネット22、22の境界線
22a、22aに対して傾斜させた状態でヨーク部1
3、13の外面に取り付ける例を示したが、可動部11
を支持軸部14に対して該支持軸部14と被支持孔20
aとのクリアランス分傾斜させた状態で動作させる他の
方法として、例えば、磁性部材25、25を境界線22
a、22aの前方又は後方に対応した位置に配置するこ
と、磁性部材25、25をマグネット22、22の中央
部の上方又は下方に対応した位置に配置すること、左右
の磁性部材25、25の材質や大きさやマグネット2
2、22との距離を変えること等の方法を用いることが
できる。
【0056】次に、マグネット22の変形例であるマグ
ネット22Aについて説明する(図10乃至図12参
照)。
【0057】マグネット22A、22Aは、前後方向に
おける中央部がそれぞれ外方へ突出するように屈曲され
ている。マグネット22A、22Aを用いた対物レンズ
駆動装置9Aにあっては、可動部11Aが支持軸部14
に対してその軸回り方向へ回動されてトラッキング方向
へ動作されたときに、コイル体15、15のマグネット
22A、22Aに対向する面が該マグネット22A、2
2Aの外面と略平行になるため(図11及び図12参
照)、その分、マグネット22A、22Aとコイル体1
5、15との間隔を小さくすることができ、小型化を図
ることができる。
【0058】尚、上記のように前後方向における中央部
をそれぞれ外方へ突出させるようにするために、前半部
と後半部をそれぞれ極対数が1のマグネットによって各
別に形成し、両者を互いに傾斜させた状態でボビン19
に取り付けることによっても構成することが可能であ
る。
【0059】次に、第2の実施の形態について説明する
(図13乃至図18参照)。尚、以下に示す対物レンズ
駆動装置9Bは、上記した対物レンズ駆動装置9と比較
して、マグネットの着磁の方向が異なること及びコイル
体の構成が異なることのみが相違するため、対物レンズ
駆動装置9と比較して異なる部分についてのみ詳細に説
明をし、その他の部分については対物レンズ駆動装置9
における同様の部分に付した符号と同じ符号を付して説
明は省略する。
【0060】対物レンズ駆動装置9Bは、ヨーク部1
3、13の内面に、それぞれコイル体27、27が取り
付けられている(図13及び図15参照)。
【0061】コイル体27はFPコイルと称されるコイ
ルであり、基板28にそれぞれ大きな略角筒状を為すフ
ォーカシングコイル29と小さな略角筒状を為すトラッ
キングコイル30、30、・・・とが一体に形成されて
成るものである(図16乃至図18参照)。トラッキン
グコイル30、30、・・・は周方向に等間隔に離間し
た状態で4つが設けられており、フォーカシングコイル
29は略全体がトラッキングコイル30、30、・・・
に重なるようにして設けられている。
【0062】コイル体27の後端部には、上下に離間し
て4つの端子部27a、27a、・・・が形成されてお
り、そのうちの2つの端子部27a、27aにフォーカ
シングコイル29の両端部が接続され、他の2つの端子
部27a、27aにトラッキングコイル30の両端部が
接続されている。
【0063】コイル体27は端子部27a、27a、・
・・が図示しない電流供給回路に電気的に接続され、電
流供給回路からフォーカシングコイル29及びトラッキ
ングコイル30、30、・・・に駆動電流が供給され
る。
【0064】可動部11Bはボビン19に所要の各部材
が取り付けられて成る。
【0065】ボビン19の本体部20の両側面部には、
それぞれマグネット31、31が取り付けられている
(図13及び図15参照)。マグネット31、31は上
下に長い矩形状を為し、それぞれ極対数が2とされてお
り、左右両面側とも上半部と下半部とで異なる着磁が為
されている(図15参照)。
【0066】固定部10Bのヨーク部13、13の外面
には、それぞれ磁性部材25、25が取り付けられてい
る。磁性部材25は、例えば、鉄材料によって形成され
た厚みの薄い長方形状を為し、可動部11Bに設けられ
たマグネット31の上下方向における2極の境界線31
aに対して傾斜された状態でヨーク部13、13に取り
付けられている(図14参照)。
【0067】可動部11Bは支持軸部14が被支持孔2
0aに挿入されることにより、支持軸部14に、その軸
方向に摺動自在かつ軸回り方向に回動自在に支持される
(図13及び図15参照)。
【0068】可動部11Bが支持軸部14に支持された
状態においては、マグネット31、31が、それぞれコ
イル体27、27のフォーカシングコイル29、29及
びトラッキングコイル30、30、・・・に対向して位
置される。可動部11Bは、マグネット31、31の磁
力とフォーカシングコイル29の前後に流れる駆動電流
との関係(図18参照)によってフォーカシング方向へ
動作され、マグネット31、31の磁力とトラッキング
コイル30、30、・・・の上下に流れる駆動電流との
関係(図17参照)によってトラッキング方向へ動作さ
れる。
【0069】対物レンズ駆動装置9Bにあっては、固定
部10Bのヨーク部13、13にそれぞれ磁性部材2
5、25が取り付けられているため、磁性部材25、2
5にマグネット31、31の中央部が引き寄せられる。
従って、フォーカシングコイル29、29に駆動電流が
供給されていないときに可動部11をフォーカシング方
向における中立位置に確実に保持することができ、ま
た、トラッキングコイル30、30、・・・に駆動電流
が供給されていないときに可動部11をトラッキング方
向における中立位置に確実に保持することができる。
【0070】この中立位置においては、可動部11Bに
設けられたマグネット31は、それぞれコイル体27の
フォーカシングコイル29の略中央部及び4つのトラッ
キングコイル30、30、・・・の全体の略中央部に対
向するように位置される(図17及び図18参照)。
【0071】磁性部材25、25は、上記したように、
それぞれ可動部11Bに設けられたマグネット31、3
1の境界線31a、31aに対して傾斜された状態でヨ
ーク部13、13に取り付けられているため、マグネッ
ト31、31は境界線31a、31aが磁性部材25、
25に沿うように引き寄せられ、可動部11Bが支持軸
部14に対して該支持軸部14と被支持孔20aとのク
リアランス分傾斜される。
【0072】従って、可動部11Bは支持軸部14に対
して常に一方に傾斜した状態でフォーカシング方向及び
トラッキング方向に動作され、耐振動性が良好となり、
支持軸部14に対する可動部11Bの傾斜方向の変動を
来たすことなく安定して動作される。
【0073】上記した対物レンズ駆動装置9Bにあって
は、固定部10Bにフォーカシングコイル29、29及
びトラッキングコイル30、30、・・・を有するコイ
ル体27、27が設けられているため、駆動電流を供給
するためのフレキシブルプリント配線板を可動部11B
に取り付ける必要がなく、動作中に可動部11Bに負荷
がかかることがなく、可動部11Bの感度の向上による
動作の安定化を図ることができる。
【0074】また、フレキシブルプリント配線板の配置
スペースを確保する必要がないため、その分、対物レン
ズ駆動装置9Bの小型化を図ることができる。
【0075】さらに、可動部11Bに設けられたマグネ
ット31、31は極対数が2とされているため、対物レ
ンズ駆動装置9と同様の理由により、可動部11Bの支
持軸部14に対する重量バランスが崩れたときに当該バ
ランスを悪化させ難く、可動部11Bの良好な動作状態
を維持することができ、また、ヨークの一部を省略して
も可動部11Bが動作可能であるため、ヨークの一部を
省略したときには対物レンズ駆動装置9Bの小型化を図
ることが可能である。
【0076】加えて、対物レンズ駆動装置9Bにあって
は、マグネット27、27が縦長の形状にされ前後の幅
が小さいため、可動部11Bが支持軸部14の軸回り方
向へ回動されたときにコイル体27、27とマグネット
31、31とが干渉し難い。従って、その分、コイル体
27、27とマグネット31、31との距離を小さくす
ることができ、対物レンズ駆動装置9Bの小型化を図る
ことができる。
【0077】上記した各実施の形態において示した各部
の具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施する際
の具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらに
よって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることが
あってはならないものである。
【0078】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明対物レンズ駆動装置は、ディスクテーブルに
装着されるディスク状記録媒体の半径方向へ移動する移
動ベースを有すると共に該移動ベースに設けられた発光
素子から照射されたレーザー光を対物レンズを介してデ
ィスク状記録媒体の記録面に照射する光学ピックアップ
に設けられ、ディスク状記録媒体の記録面にレーザー光
が集光するようにフォーカシング調整及びトラッキング
調整を行う対物レンズ駆動装置であって、上記対物レン
ズの光軸方向へ突出して設けられた支持軸部とフォーカ
シング調整時に駆動電流が供給されるフォーカシングコ
イルとトラッキング調整時に駆動電流が供給されるトラ
ッキングコイルとを有する固定部と、上記支持軸部の軸
回り方向に回動自在かつ支持軸部の軸方向に摺動自在に
支持されると共にフォーカシング調整時にディスクテー
ブルに装着されたディスク状記録媒体の記録面に離接す
る方向であるフォーカシング方向に動作されトラッキン
グ調整時にディスクテーブルに装着されたディスク状記
録媒体の略半径方向であるトラッキング方向に動作され
る可動部とを備え、該可動部にフォーカシングコイル及
びトラッキングコイルに対向して配置されると共に極対
数が2のマグネットが取り付けられたことを特徴とす
る。
【0079】従って、フレキシブルプリント配線板を可
動部に取り付ける必要がなく、動作中に可動部に負荷が
かかることがなく、可動部の感度の向上による動作の安
定化を図ることができる。
【0080】また、フレキシブルプリント配線板の配置
スペースを確保する必要がないため、その分、対物レン
ズ駆動装置の小型化を図ることができる。
【0081】さらに、可動部に設けられたマグネットの
極対数が2とされており、マグネットにおける磁束が隣
接するN極とS極との間で小さなループを描くようにし
て発生し、マグネットの吸着力が必要以上に大きくなら
ないため、可動部の支持軸部に対する重量バランスが崩
れたときに当該バランスを悪化させ難く、可動部の良好
な動作状態を維持することができる。
【0082】加えて、磁束が隣接するN極とS極との間
でループを描くようにして発生するため、ヨークの一部
を省略可能であり、当該ヨークの一部の省略による対物
レンズ駆動装置の小型化を図ることが可能である。
【0083】請求項2に記載した発明にあっては、上記
固定部に取り付けられると共に上記マグネットを引き寄
せて可動部をフォーカシング方向及びトラッキング方向
における中立位置にそれぞれ保持する磁性部材を設けた
ので、可動部をフォーカシング方向及びトラッキング方
向における中立位置に確実に保持することができる。
【0084】請求項3に記載した発明にあっては、上記
マグネットのフォーカシングコイル及びトラッキングコ
イルに対向する面側の2極の境界線に対して上記磁性部
材を傾斜させたので、可動部が支持軸部に対して傾斜さ
れた状態でフォーカシング方向及びトラッキング方向に
動作され、耐振動性が良好となり、支持軸部に対する可
動部の傾斜方向の変動を来たすことなく安定した動作を
確保することができる。
【0085】本発明ディスクドライブ装置は、ディスク
テーブルに装着されるディスク状記録媒体の半径方向へ
移動する移動ベースを有すると共に該移動ベースに設け
られた発光素子から照射されたレーザー光を対物レンズ
を介してディスク状記録媒体の記録面に照射する光学ピ
ックアップを備え、該光学ピックアップに設けられた対
物レンズ駆動装置によってディスク状記録媒体の記録面
にレーザー光が集光するようにフォーカシング調整及び
トラッキング調整が行われるディスクドライブ装置であ
って、上記対物レンズ駆動装置は、対物レンズの光軸方
向へ突出して設けられた支持軸部とフォーカシング調整
時に駆動電流が供給されるフォーカシングコイルとトラ
ッキング調整時に駆動電流が供給されるトラッキングコ
イルとを有する固定部と、上記支持軸部の軸回り方向に
回動自在かつ支持軸部の軸方向に摺動自在に支持される
と共にフォーカシング調整時にディスクテーブルに装着
されたディスク状記録媒体の記録面に離接する方向であ
るフォーカシング方向に動作されトラッキング調整時に
ディスクテーブルに装着されたディスク状記録媒体の略
半径方向であるトラッキング方向に動作される可動部と
を備え、該可動部にフォーカシングコイル及びトラッキ
ングコイルに対向して配置されると共に極対数が2のマ
グネットが取り付けられたことを特徴とする。
【0086】従って、フレキシブルプリント配線板を可
動部に取り付ける必要がなく、動作中に可動部に負荷が
かかることがなく、可動部の感度の向上による動作の安
定化を図ることができる。
【0087】また、フレキシブルプリント配線板の配置
スペースを確保する必要がないため、その分、対物レン
ズ駆動装置の小型化に伴うディスクドライブ装置の小型
化を図ることができる。
【0088】さらに、可動部に設けられたマグネットの
極対数が2とされており、マグネットにおける磁束が隣
接するN極とS極との間で小さなループを描くようにし
て発生し、マグネットの吸着力が必要以上に大きくなら
ないため、可動部の支持軸部に対する重量バランスが崩
れたときに当該バランスを悪化させ難く、可動部の良好
な動作状態を維持することができる。
【0089】加えて、磁束が隣接するN極とS極との間
でループを描くようにして発生するため、ヨークの一部
を省略可能であり、当該ヨークの一部の省略による対物
レンズ駆動装置の小型化に伴うディスクドライブ装置の
小型化を図ることが可能である。
【0090】請求項5に記載した発明にあっては、上記
固定部に取り付けられると共に上記マグネットを引き寄
せて可動部をフォーカシング方向及びトラッキング方向
における中立位置にそれぞれ保持する磁性部材を設けた
ので、可動部をフォーカシング方向及びトラッキング方
向における中立位置に確実に保持することができる。
【0091】請求項6に記載した発明にあっては、上記
マグネットのフォーカシングコイル及びトラッキングコ
イルに対向する面側の2極の境界線に対して上記磁性部
材を傾斜させたので、可動部が支持軸部に対して傾斜さ
れた状態でフォーカシング方向及びトラッキング方向に
動作され、耐振動性が良好となり、支持軸部に対する可
動部の傾斜方向の変動を来たすことなく安定した動作を
確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図12と共に本発明の第1の実施の形
態を示すものであり、本図はディスクドライブ装置の概
略斜視図である。
【図2】カバーを分離して示す対物レンズ駆動装置の拡
大斜視図である。
【図3】カバーを取り外した状態で示す対物レンズ駆動
装置の拡大平面図である。
【図4】対物レンズ駆動装置の拡大側面図である。
【図5】カバーを取り付けた状態で示す図3のV―V線
に沿う断面図である。
【図6】コイル体の拡大側面図である。
【図7】フォーカシングコイルとマグネットとの関係を
トラッキングコイルを省略して示すコイル体の拡大側面
図である。
【図8】トラッキングコイルとマグネットの関係をフォ
ーカシングコイルを省略して示すコイル体の拡大側面図
である。
【図9】可動部が支持軸部に対して傾斜された状態を示
す概念図である。
【図10】図11及び図12と共に別のマグネットが用
いられた対物レンズ駆動装置を示すものであり、本図は
カバーを取り外した状態で示す拡大平面図である。
【図11】可動部が支持軸部に対して一方へ回動された
状態を示す示す拡大平面図である。
【図12】可動部が支持軸部に対して他方へ回動された
状態を示す示す拡大平面図である。
【図13】図14乃至図18と共に本発明の第2の実施
の形態を示すものであり、本図はカバーを取り外した状
態で示す対物レンズ駆動装置の拡大平面図である。
【図14】対物レンズ駆動装置の拡大側面図である。
【図15】カバーを取り付けた状態で示す図13のXV
―XV線に沿う断面図である。
【図16】コイル体の拡大側面図である。
【図17】トラッキングコイルとマグネットとの関係を
フォーカシングコイルを省略して示すコイル体の拡大側
面図である。
【図18】フォーカシングコイルとマグネットとの関係
をトラッキングコイルを省略して示すコイル体の拡大側
面図である。
【図19】図20と共に従来の対物レンズ駆動装置を示
すものであり、本図は概略拡大平面図である。
【図20】概略拡大断面図である。
【符号の説明】
1…ディスクドライブ装置、4…ディスクテーブル、7
…光学ピックアップ、8…移動ベース、9…対物レンズ
駆動装置、10…固定部、11…可動部、14…支持軸
部、17…フォーカシングコイル、18…トラッキング
コイル、22…マグネット、22a…境界線、24…対
物レンズ、25…磁性部材、100…ディスク状記録媒
体、9A…対物レンズ駆動装置、11A…可動部、22
A…マグネット、9B…対物レンズ駆動装置、10B…
固定部、11B…可動部、29…フォーカシングコイ
ル、30…トラッキングコイル、31…マグネット、3
1a…境界線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクテーブルに装着されるディスク
    状記録媒体の半径方向へ移動する移動ベースを有すると
    共に該移動ベースに設けられた発光素子から照射された
    レーザー光を対物レンズを介してディスク状記録媒体の
    記録面に照射する光学ピックアップに設けられ、ディス
    ク状記録媒体の記録面にレーザー光が集光するようにフ
    ォーカシング調整及びトラッキング調整を行う対物レン
    ズ駆動装置であって、 上記対物レンズの光軸方向へ突出して設けられた支持軸
    部とフォーカシング調整時に駆動電流が供給されるフォ
    ーカシングコイルとトラッキング調整時に駆動電流が供
    給されるトラッキングコイルとを有する固定部と、 上記支持軸部の軸回り方向に回動自在かつ支持軸部の軸
    方向に摺動自在に支持されると共にフォーカシング調整
    時にディスクテーブルに装着されたディスク状記録媒体
    の記録面に離接する方向であるフォーカシング方向に動
    作されトラッキング調整時にディスクテーブルに装着さ
    れたディスク状記録媒体の略半径方向であるトラッキン
    グ方向に動作される可動部とを備え、 該可動部にフォーカシングコイル及びトラッキングコイ
    ルに対向して配置されると共に極対数が2のマグネット
    が取り付けられたことを特徴とする対物レンズ駆動装
    置。
  2. 【請求項2】 上記固定部に取り付けられると共に上記
    マグネットを引き寄せて可動部をフォーカシング方向及
    びトラッキング方向における中立位置にそれぞれ保持す
    る磁性部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の
    対物レンズ駆動装置。
  3. 【請求項3】 上記マグネットのフォーカシングコイル
    及びトラッキングコイルに対向する面側の2極の境界線
    に対して上記磁性部材を傾斜させたことを特徴とする請
    求項2に記載の対物レンズ駆動装置。
  4. 【請求項4】 ディスクテーブルに装着されるディスク
    状記録媒体の半径方向へ移動する移動ベースを有すると
    共に該移動ベースに設けられた発光素子から照射された
    レーザー光を対物レンズを介してディスク状記録媒体の
    記録面に照射する光学ピックアップを備え、該光学ピッ
    クアップに設けられた対物レンズ駆動装置によってディ
    スク状記録媒体の記録面にレーザー光が集光するように
    フォーカシング調整及びトラッキング調整が行われるデ
    ィスクドライブ装置であって、 上記対物レンズ駆動装置は、 対物レンズの光軸方向へ突出して設けられた支持軸部と
    フォーカシング調整時に駆動電流が供給されるフォーカ
    シングコイルとトラッキング調整時に駆動電流が供給さ
    れるトラッキングコイルとを有する固定部と、 上記支持軸部の軸回り方向に回動自在かつ支持軸部の軸
    方向に摺動自在に支持されると共にフォーカシング調整
    時にディスクテーブルに装着されたディスク状記録媒体
    の記録面に離接する方向であるフォーカシング方向に動
    作されトラッキング調整時にディスクテーブルに装着さ
    れたディスク状記録媒体の略半径方向であるトラッキン
    グ方向に動作される可動部とを備え、 該可動部にフォーカシングコイル及びトラッキングコイ
    ルに対向して配置されると共に極対数が2のマグネット
    が取り付けられたことを特徴とするディスクドライブ装
    置。
  5. 【請求項5】 上記固定部に取り付けられると共に上記
    マグネットを引き寄せて可動部をフォーカシング方向及
    びトラッキング方向における中立位置にそれぞれ保持す
    る磁性部材を設けたことを特徴とする請求項4に記載の
    ディスクドライブ装置。
  6. 【請求項6】 上記マグネットのフォーカシングコイル
    及びトラッキングコイルに対向する面側の2極の境界線
    に対して上記磁性部材を傾斜させたことを特徴とする請
    求項5に記載のディスクドライブ装置。
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CN100394489C (zh) * 2005-04-08 2008-06-11 广明光电股份有限公司 盘式装置聚焦调整装置及方法

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