JP3855729B2 - 対物レンズ駆動装置及びディスクドライブ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は対物レンズ駆動装置及びディスクドライブ装置に関する。詳しくは、対物レンズを有する可動部が支持軸部に回動自在かつ摺動自在に支持された対物レンズ駆動装置及び該対物レンズ駆動装置を備えたディスクドライブ装置についての技術分野に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ディスク等のディスク状記録媒体に対して情報信号の記録や再生を行うディスクドライブ装置があり、このようなディスクドライブ装置には、支持軸部にその軸回り方向に回動自在かつ軸方向に摺動自在に支持された可動部を動作させて、ディスク状記録媒体に照射されるレーザー光のフォーカシング調整及びトラッキング調整を行う対物レンズ駆動装置が設けられているものがある。
【0003】
このような従来の対物レンズ駆動装置を図19及び図20に示す。
【0004】
対物レンズ駆動装置aは、磁性金属材料によって形成された固定部bと該固定部bに支持された可動部cとを備えている。
【0005】
固定部bは、ベース部dと該ベース部dの両側縁から立ち上げられたヨーク部e、eとベース部dの略中央部から上方へ突出された支持軸部fとを有している。ヨーク部e、eの内面には、それぞれマグネットg、gが取り付けられている。
【0006】
可動部cはボビンhに所要の各部材が取り付けられて成る。
【0007】
ボビンhは本体部iと該本体部iから前方へ突出されたレンズホルダー部jとを有している。本体部iの略中央部には下方へ突出された円筒状を為す被支持筒部kが設けられている。レンズホルダー部jには対物レンズlが保持されている。
【0008】
ボビンhには、コイル体mが取り付けられている。コイル体mは軸方向が上下となるように略角筒状に巻回されたフォーカシングコイルnの両側部にそれぞれ前後に隣接した状態で2つずつのトラッキングコイルo、o、・・・が取り付けられて成る。
【0009】
ボビンhの被支持筒部kには、磁性金属材料によって形成された磁性部材pが取り付けられている。磁性部材pは可動部cをフォーカシング方向及びトラッキング方向における中立位置に保持する役割を果たすものである。
【0010】
可動部cは固定部bの支持軸部fが被支持筒部kに挿入されることにより、支持軸部fに、その軸方向に摺動自在かつ軸回り方向に回動自在に支持されている。支持軸部fの軸方向がディスク状記録媒体に対してフォーカシング調整が為されるフォーカシング方向であり、ディスク状記録媒体の略半径方向がディスク状記録媒体に対してトラッキング調整が為されるトラッキング方向である。
【0011】
可動部cが支持軸部fに支持された状態においては、フレキシブルプリント配線板qの一端部rがボビンhの後面部に取り付けられ、フレキシブルプリント配線板qの中間部sが固定部bのベース部dの下面に取り付けられる(図20参照)。フレキシブルプリント配線板qの図示しない他端部は、図示しない電流供給回路に接続されている。
【0012】
ボビンhに取り付けられたフレキシブルプリント配線板qの一端部rはフォーカシングコイルn及びトラッキングコイルo、o、・・・に電気的に接続され、電流供給回路からフレキシブルプリント配線板qを介してフォーカシングコイルn及びトラッキングコイルo、o、・・・に各別に駆動電流が供給される。
【0013】
このような可動部cが支持軸部fに支持された軸摺動型の対物レンズ駆動装置aは、可動部が固定部に対してサスペンションによって支持されているタイプの対物レンズ駆動装置に比して、可動部cの重量バランスが良好であるため、フォーカシング方向に直交する方向における耐振動性に優り、自重による可動部cの変位が小さい等の長所を有する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した従来の対物レンズ駆動装置aにあっては、フォーカシングコイルn及びトラッキングコイルo、o、・・・に駆動電流を供給するために可動部cに取り付けられたフレキシブルプリント配線板qを用いているため、可動部cが固定部bに対して動作されるときに、フレキシブルプリント配線板qの剛性によって可動部cに大きな負荷がかかり易く、共振周波数が高くなり低域における感度が低くなる等の不具合が生じ、可動部cの動作に支障を来たすおそれがある。
【0015】
また、フレキシブルプリント配線板qの剛性により可動部cが支持軸部fに押し付けられる方向への力が付与されると、可動部cの中立位置が不安定になったり、可動部cが支持軸部fに線接触した状態で押し付けられることにより摺動ロスが大きく感度の低下等を来たすという問題もある。
【0016】
そこで、本発明対物レンズ駆動装置及びディスクドライブ装置は、上記した問題点を克服し、当該対物レンズ駆動装置の可動部の動作の安定化を図ることを課題とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明対物レンズ駆動装置は、上記した課題を解決するために、対物レンズの光軸方向へ突出して設けられた支持軸部とフォーカシング調整時に駆動電流が供給されるフォーカシングコイルとトラッキング調整時に駆動電流が供給されるトラッキングコイルとを有する固定部と、上記支持軸部の軸回り方向に回動自在かつ支持軸部の軸方向に摺動自在に支持されると共にフォーカシング調整時にディスクテーブルに装着されたディスク状記録媒体の記録面に離接する方向であるフォーカシング方向に動作されトラッキング調整時にディスクテーブルに装着されたディスク状記録媒体の略半径方向であるトラッキング方向に動作される可動部とを設け、該可動部にフォーカシングコイル及びトラッキングコイルに対向して配置されると共に極対数が2のマグネットを取り付け、上記固定部に取り付けられると共に上記マグネットを引き寄せて可動部をフォーカシング方向及びトラッキング方向における中立位置にそれぞれ保持する磁性部材を設け、上記マグネットのフォーカシングコイル及びトラッキングコイルに対向する面側の2極の境界線に対して上記磁性部材を傾斜させたものである。
【0018】
また、本発明ディスクドライブ装置は、上記した課題を解決するために、対物レンズ駆動装置に、対物レンズの光軸方向へ突出して設けられた支持軸部とフォーカシング調整時に駆動電流が供給されるフォーカシングコイルとトラッキング調整時に駆動電流が供給されるトラッキングコイルとを有する固定部と、上記支持軸部の軸回り方向に回動自在かつ支持軸部の軸方向に摺動自在に支持されると共にフォーカシング調整時にディスクテーブルに装着されたディスク状記録媒体の記録面に離接する方向であるフォーカシング方向に動作されトラッキング調整時にディスクテーブルに装着されたディスク状記録媒体の略半径方向であるトラッキング方向に動作される可動部とを設け、該可動部にフォーカシングコイル及びトラッキングコイルに対向して配置されると共に極対数が2のマグネットを取り付け、上記固定部に取り付けられると共に上記マグネットを引き寄せて可動部をフォーカシング方向及びトラッキング方向における中立位置にそれぞれ保持する磁性部材を設け、上記マグネットのフォーカシングコイル及びトラッキングコイルに対向する面側の2極の境界線に対して上記磁性部材を傾斜させたものである。
【0019】
従って、本発明対物レンズ駆動装置及びディスクドライブ装置にあっては、フレキシブルプリント配線板を用いてフォーカシングコイル及びトラッキングコイルに駆動電流を供給する必要がない。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明対物レンズ駆動装置及びディスクドライブ装置の実施の形態を添付図面に従って説明する。
【0021】
先ず、第1の実施の形態について説明する(図1乃至図12参照)。
【0022】
ディスクドライブ装置1は、薄い箱状を為す外筐2内に所要の各部材及び各機構が配置されて成り、外筐2の前面には横長の矩形状を為す挿脱口2aが形成されている(図1参照)。ディスク状記録媒体100は挿脱口2aを介して外筐2の内部に挿入され又は取り出される。
【0023】
外筐2内にはシャーシ3が配置されている(図1参照)。シャーシ3の略中央部の下面側には図示しないスピンドルモーターが配置され、該スピンドルモーターのモーター軸にディスクテーブル4が固定されている。
【0024】
シャーシ3には配置孔3aが形成され、ディスクテーブル4が配置孔3aからシャーシ3の上方へ突出されている(図1参照)。
【0025】
シャーシ3の下面側には、リードスクリュー5とガイド軸6、6とが平行な状態で配置されている(図1参照)。シャーシ3の配置孔3aには、光学ピックアップ7がディスクテーブル4に装着されるディスク状記録媒体100の半径方向へ移動可能な状態で配置されている(図1参照)。
【0026】
光学ピックアップ7は移動ベース8に所要の各部材が配置されて成る。光学ピックアップ7は、移動ベース8の一端部がリードスクリュー5に螺合されると共に移動ベース8の両端部がそれぞれガイド軸6、6に摺動自在に支持され(図1参照)、リードスクリュー5の回転によりガイド軸6、6に案内されてディスク状記録媒体100の半径方向へ移動される。
【0027】
対物レンズ駆動装置9は、固定部10と該固定部10に支持された可動部11とを備えている(図2乃至図5参照)。
【0028】
固定部10は、移動ベース8の上面に取り付けられるベース部12と該ベース部12の両側縁からそれぞれ上方へ折り曲げられて形成されたヨーク部13、13とベース部12の略中央部から上方へ突出された支持軸部14とを有し、ベース部12とヨーク部13、13と支持軸部14とは何れも磁性金属材料によって形成されている。
【0029】
ヨーク部13、13の内面には、それぞれコイル体15、15が取り付けられている(図2、図3及び図5参照)。
【0030】
コイル体15はFPコイルと称されるコイルであり、基板16にそれぞれ小さな略角筒状を為すフォーカシングコイル17、17、・・・と大きな略角筒状を為すトラッキングコイル18とが一体に形成されて成るものである(図6乃至図8参照)。フォーカシングコイル17、17、・・・は周方向に等間隔に離間した状態で4つが設けられており、トラッキングコイル18は略全体がフォーカシングコイル17、17、・・・に重なるようにして設けられている。
【0031】
コイル体15の後端部には、上下に離間して4つの端子部15a、15a、・・・が形成されており、そのうちの2つの端子部15a、15aにフォーカシングコイル17の両端部が接続され、他の2つの端子部15a、15aにトラッキングコイル18の両端部が接続されている。
【0032】
コイル体15は端子部15a、15a、・・・が図示しない電流供給回路に電気的に接続され、電流供給回路からフォーカシングコイル17、17、・・・及びトラッキングコイル18に駆動電流が供給される。
【0033】
可動部11はボビン19に所要の各部材が取り付けられて成る。
【0034】
ボビン19は本体部20と該本体部20から前方へ突出されたレンズホルダー部21とを有している(図2及び図3参照)。
【0035】
本体部20の中央部には被支持孔20aが形成されている(図5参照)。本体部20の両側面部には、それぞれマグネット22、22とバックヨーク23、23とが取り付けられている(図2、図3及び図5参照)。
【0036】
マグネット22、22は前後に長い矩形状を為し、それぞれ極対数が2とされており、左右両面側とも前半部と後半部とで異なる着磁が為されている(図3参照)。バックヨーク23、23は、それぞれマグネット22、22の内面に接した状態でボビン19に取り付けられている。
【0037】
レンズホルダー部21には対物レンズ24が取り付けられている(図2乃至図4参照)。
【0038】
固定部10のヨーク部13、13の外面には、それぞれ磁性部材25、25が取り付けられている。磁性部材25は、例えば、鉄材料によって形成された厚みの薄い長方形状を為し、可動部11に設けられたマグネット22の前後方向における2極の境界線22aに対して傾斜された状態でヨーク部13、13に取り付けられている(図4参照)。
【0039】
可動部11は支持軸部14が被支持孔20aに挿入されることにより、支持軸部14に、その軸方向に摺動自在かつ軸回り方向に回動自在に支持される(図2、図3及び図5参照)。支持軸部14の軸方向がディスク状記録媒体100に対してフォーカシング調整が為されるフォーカシング方向(図2に示すF―F方向)であり、ディスク状記録媒体100の略半径方向がディスク状記録媒体100に対してトラッキング調整が為されるトラッキング方向(図2に示すT―T方向)である。
【0040】
可動部11が支持軸部14に支持された状態においては、マグネット22、22が、それぞれコイル体15、15のフォーカシングコイル17、17、・・・及びトラッキングコイル18、18に対向して位置される。可動部11は、マグネット22、22の磁力とフォーカシングコイル17、17、・・・の前後に流れる駆動電流との関係(図7参照)によってフォーカシング方向へ動作され、マグネット22、22の磁力とトラッキングコイル18、18の上下に流れる駆動電流との関係(図8参照)によってトラッキング方向へ動作される。
【0041】
固定部10のヨーク部13、13の上面に、可動部11を覆う平板状のカバー26が取り付けられている(図2、図4及び図5参照)。
【0042】
以下に、ディスクドライブ装置1の動作について説明する。
【0043】
ディスク状記録媒体100がディスクテーブル4に装着され図示しない記録スイッチ又は再生スイッチが操作されると、スピンドルモーターの駆動によるディスクテーブル4の回転に伴ってディスク状記録媒体100が回転される。ディスク状記録媒体100が回転されると、移動ベース8に設けられた図示しない発光素子からレーザー光が出射され対物レンズ24を介してディスク状記録媒体100の記録面に照射される。
【0044】
ディスク状記録媒体100の記録面に照射されたレーザー光は当該記録面で反射され、移動ベース8に設けられた図示しない受光素子に入射され、光電変換されて情報信号の記録又は再生が行われる。
【0045】
情報信号の記録又は再生が行われるときには、対物レンズ駆動装置9によってフォーカシング調整及びトラッキング調整が行われる。フォーカシング調整時には、電流供給回路からコイル体15、15のフォーカシングコイル17、17、・・・に駆動電流が供給され、対物レンズ24を介して照射されるレーザー光のスポットがディスク状記録媒体100の記録面に集光するように、可動部11が支持軸部14の軸方向に動作される。トラッキング調整時には、電流供給回路からコイル体15、15のトラッキングコイル18、18に駆動電流が供給され、対物レンズ24を介して照射されるレーザー光のスポットがディスク状記録媒体100の記録面に集光するように、可動部11が支持軸部14の軸回り方向に動作される。
【0046】
対物レンズ駆動装置9にあっては、固定部10のヨーク部13、13にそれぞれ磁性部材25、25が取り付けられているため、磁性部材25、25にマグネット22、22の中央部が引き寄せられる。従って、フォーカシングコイル17、17、・・・に駆動電流が供給されていないときに可動部11をフォーカシング方向における中立位置に確実に保持することができ、また、トラッキングコイル18、18に駆動電流が供給されていないときに可動部11をトラッキング方向における中立位置に確実に保持することができる。
【0047】
この中立位置においては、可動部11に設けられたマグネット22は、それぞれコイル体15の4つのフォーカシングコイル17、17、・・・の全体の略中央部及びトラッキングコイル18の略中央部に対向するように位置される(図7及び図8参照)。
【0048】
磁性部材25、25は、上記したように、それぞれ可動部11に設けられたマグネット22、22の境界線22a、22aに対して傾斜された状態でヨーク部13、13に取り付けられているため、マグネット22、22は境界線22a、22aが磁性部材25、25に沿うように引き寄せられ、可動部11が支持軸部14に対して該支持軸部14と被支持孔20aとのクリアランス分傾斜される(図9参照)。
【0049】
従って、可動部11は支持軸部14に対して常に一方に傾斜した状態でフォーカシング方向及びトラッキング方向に動作され、耐振動性が良好となり、支持軸部14に対する可動部11の傾斜方向の変動を来たすことなく安定して動作される。
【0050】
以上に記載した通り、対物レンズ駆動装置9にあっては、固定部10にフォーカシングコイル17、17、・・・及びトラッキングコイル18、18を有するコイル体15、15が設けられているため、駆動電流を供給するためのフレキシブルプリント配線板を可動部11に取り付ける必要がなく、動作中に可動部11に負荷がかかることがなく、可動部11の感度の向上による動作の安定化を図ることができる。
【0051】
また、フレキシブルプリント配線板の配置スペースを確保する必要がないため、その分、対物レンズ駆動装置9の小型化を図ることができる。
【0052】
さらに、可動部11に設けられたマグネット22、22は極対数が2とされており、マグネット22、22における磁束は前後方向において隣接するN極とS極との間で小さなループを描くようにして発生する(図3参照)。
【0053】
従って、例えば、極対数が1であるマグネットを用いたときの当該マグネットからヨーク部13、ベース部12、支持軸部14及び当該マグネットに至るような大きなループを描く磁束とはならず、マグネット22、22の吸着力が必要以上に大きくならないため、可動部11の支持軸部14に対する重量バランスが崩れたときに当該バランスを悪化させ難く、可動部11の良好な動作状態を維持することができる。
【0054】
また、磁束が前後方向において隣接するN極とS極との間でループを描くようにして発生するため、ヨークの一部を省略しても可動部11が動作可能であるため、ヨークの一部を省略したときには対物レンズ駆動装置9の小型化を図ることが可能である。
【0055】
尚、上記には、支持軸部14と被支持孔20aとのクリアランス分、可動部11を支持軸部14に対して傾斜させた状態で動作させる方法として、磁性部材25、25をそれぞれマグネット22、22の境界線22a、22aに対して傾斜させた状態でヨーク部13、13の外面に取り付ける例を示したが、可動部11を支持軸部14に対して該支持軸部14と被支持孔20aとのクリアランス分傾斜させた状態で動作させる他の方法として、例えば、磁性部材25、25を境界線22a、22aの前方又は後方に対応した位置に配置すること、磁性部材25、25をマグネット22、22の中央部の上方又は下方に対応した位置に配置すること、左右の磁性部材25、25の材質や大きさやマグネット22、22との距離を変えること等の方法を用いることができる。
【0056】
次に、マグネット22の変形例であるマグネット22Aについて説明する(図10乃至図12参照)。
【0057】
マグネット22A、22Aは、前後方向における中央部がそれぞれ外方へ突出するように屈曲されている。マグネット22A、22Aを用いた対物レンズ駆動装置9Aにあっては、可動部11Aが支持軸部14に対してその軸回り方向へ回動されてトラッキング方向へ動作されたときに、コイル体15、15のマグネット22A、22Aに対向する面が該マグネット22A、22Aの外面と略平行になるため(図11及び図12参照)、その分、マグネット22A、22Aとコイル体15、15との間隔を小さくすることができ、小型化を図ることができる。
【0058】
尚、上記のように前後方向における中央部をそれぞれ外方へ突出させるようにするために、前半部と後半部をそれぞれ極対数が1のマグネットによって各別に形成し、両者を互いに傾斜させた状態でボビン19に取り付けることによっても構成することが可能である。
【0059】
次に、第2の実施の形態について説明する(図13乃至図18参照)。尚、以下に示す対物レンズ駆動装置9Bは、上記した対物レンズ駆動装置9と比較して、マグネットの着磁の方向が異なること及びコイル体の構成が異なることのみが相違するため、対物レンズ駆動装置9と比較して異なる部分についてのみ詳細に説明をし、その他の部分については対物レンズ駆動装置9における同様の部分に付した符号と同じ符号を付して説明は省略する。
【0060】
対物レンズ駆動装置9Bは、ヨーク部13、13の内面に、それぞれコイル体27、27が取り付けられている(図13及び図15参照)。
【0061】
コイル体27はFPコイルと称されるコイルであり、基板28にそれぞれ大きな略角筒状を為すフォーカシングコイル29と小さな略角筒状を為すトラッキングコイル30、30、・・・とが一体に形成されて成るものである(図16乃至図18参照)。トラッキングコイル30、30、・・・は周方向に等間隔に離間した状態で4つが設けられており、フォーカシングコイル29は略全体がトラッキングコイル30、30、・・・に重なるようにして設けられている。
【0062】
コイル体27の後端部には、上下に離間して4つの端子部27a、27a、・・・が形成されており、そのうちの2つの端子部27a、27aにフォーカシングコイル29の両端部が接続され、他の2つの端子部27a、27aにトラッキングコイル30の両端部が接続されている。
【0063】
コイル体27は端子部27a、27a、・・・が図示しない電流供給回路に電気的に接続され、電流供給回路からフォーカシングコイル29及びトラッキングコイル30、30、・・・に駆動電流が供給される。
【0064】
可動部11Bはボビン19に所要の各部材が取り付けられて成る。
【0065】
ボビン19の本体部20の両側面部には、それぞれマグネット31、31が取り付けられている(図13及び図15参照)。マグネット31、31は上下に長い矩形状を為し、それぞれ極対数が2とされており、左右両面側とも上半部と下半部とで異なる着磁が為されている(図15参照)。
【0066】
固定部10Bのヨーク部13、13の外面には、それぞれ磁性部材25、25が取り付けられている。磁性部材25は、例えば、鉄材料によって形成された厚みの薄い長方形状を為し、可動部11Bに設けられたマグネット31の上下方向における2極の境界線31aに対して傾斜された状態でヨーク部13、13に取り付けられている(図14参照)。
【0067】
可動部11Bは支持軸部14が被支持孔20aに挿入されることにより、支持軸部14に、その軸方向に摺動自在かつ軸回り方向に回動自在に支持される(図13及び図15参照)。
【0068】
可動部11Bが支持軸部14に支持された状態においては、マグネット31、31が、それぞれコイル体27、27のフォーカシングコイル29、29及びトラッキングコイル30、30、・・・に対向して位置される。可動部11Bは、マグネット31、31の磁力とフォーカシングコイル29の前後に流れる駆動電流との関係(図18参照)によってフォーカシング方向へ動作され、マグネット31、31の磁力とトラッキングコイル30、30、・・・の上下に流れる駆動電流との関係(図17参照)によってトラッキング方向へ動作される。
【0069】
対物レンズ駆動装置9Bにあっては、固定部10Bのヨーク部13、13にそれぞれ磁性部材25、25が取り付けられているため、磁性部材25、25にマグネット31、31の中央部が引き寄せられる。従って、フォーカシングコイル29、29に駆動電流が供給されていないときに可動部11をフォーカシング方向における中立位置に確実に保持することができ、また、トラッキングコイル30、30、・・・に駆動電流が供給されていないときに可動部11をトラッキング方向における中立位置に確実に保持することができる。
【0070】
この中立位置においては、可動部11Bに設けられたマグネット31は、それぞれコイル体27のフォーカシングコイル29の略中央部及び4つのトラッキングコイル30、30、・・・の全体の略中央部に対向するように位置される(図17及び図18参照)。
【0071】
磁性部材25、25は、上記したように、それぞれ可動部11Bに設けられたマグネット31、31の境界線31a、31aに対して傾斜された状態でヨーク部13、13に取り付けられているため、マグネット31、31は境界線31a、31aが磁性部材25、25に沿うように引き寄せられ、可動部11Bが支持軸部14に対して該支持軸部14と被支持孔20aとのクリアランス分傾斜される。
【0072】
従って、可動部11Bは支持軸部14に対して常に一方に傾斜した状態でフォーカシング方向及びトラッキング方向に動作され、耐振動性が良好となり、支持軸部14に対する可動部11Bの傾斜方向の変動を来たすことなく安定して動作される。
【0073】
上記した対物レンズ駆動装置9Bにあっては、固定部10Bにフォーカシングコイル29、29及びトラッキングコイル30、30、・・・を有するコイル体27、27が設けられているため、駆動電流を供給するためのフレキシブルプリント配線板を可動部11Bに取り付ける必要がなく、動作中に可動部11Bに負荷がかかることがなく、可動部11Bの感度の向上による動作の安定化を図ることができる。
【0074】
また、フレキシブルプリント配線板の配置スペースを確保する必要がないため、その分、対物レンズ駆動装置9Bの小型化を図ることができる。
【0075】
さらに、可動部11Bに設けられたマグネット31、31は極対数が2とされているため、対物レンズ駆動装置9と同様の理由により、可動部11Bの支持軸部14に対する重量バランスが崩れたときに当該バランスを悪化させ難く、可動部11Bの良好な動作状態を維持することができ、また、ヨークの一部を省略しても可動部11Bが動作可能であるため、ヨークの一部を省略したときには対物レンズ駆動装置9Bの小型化を図ることが可能である。
【0076】
加えて、対物レンズ駆動装置9Bにあっては、マグネット27、27が縦長の形状にされ前後の幅が小さいため、可動部11Bが支持軸部14の軸回り方向へ回動されたときにコイル体27、27とマグネット31、31とが干渉し難い。従って、その分、コイル体27、27とマグネット31、31との距離を小さくすることができ、対物レンズ駆動装置9Bの小型化を図ることができる。
【0077】
上記した各実施の形態において示した各部の具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施する際の具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
【0078】
【発明の効果】
以上に記載したところから明らかなように、本発明対物レンズ駆動装置は、ディスクテーブルに装着されるディスク状記録媒体の半径方向へ移動する移動ベースを有すると共に該移動ベースに設けられた発光素子から照射されたレーザー光を対物レンズを介してディスク状記録媒体の記録面に照射する光学ピックアップに設けられ、ディスク状記録媒体の記録面にレーザー光が集光するようにフォーカシング調整及びトラッキング調整を行う対物レンズ駆動装置であって、上記対物レンズの光軸方向へ突出して設けられた支持軸部とフォーカシング調整時に駆動電流が供給されるフォーカシングコイルとトラッキング調整時に駆動電流が供給されるトラッキングコイルとを有する固定部と、上記支持軸部の軸回り方向に回動自在かつ支持軸部の軸方向に摺動自在に支持されると共にフォーカシング調整時にディスクテーブルに装着されたディスク状記録媒体の記録面に離接する方向であるフォーカシング方向に動作されトラッキング調整時にディスクテーブルに装着されたディスク状記録媒体の略半径方向であるトラッキング方向に動作される可動部とを備え、該可動部にフォーカシングコイル及びトラッキングコイルに対向して配置されると共に極対数が2のマグネットが取り付けられ、上記固定部に取り付けられると共に上記マグネットを引き寄せて可動部をフォーカシング方向及びトラッキング方向における中立位置にそれぞれ保持する磁性部材を設け、上記マグネットのフォーカシングコイル及びトラッキングコイルに対向する面側の2極の境界線に対して上記磁性部材を傾斜させたことを特徴とする。
【0079】
従って、フレキシブルプリント配線板を可動部に取り付ける必要がなく、動作中に可動部に負荷がかかることがなく、可動部の感度の向上による動作の安定化を図ることができる。
【0080】
また、フレキシブルプリント配線板の配置スペースを確保する必要がないため、その分、対物レンズ駆動装置の小型化を図ることができる。
【0081】
さらに、可動部に設けられたマグネットの極対数が2とされており、マグネットにおける磁束が隣接するN極とS極との間で小さなループを描くようにして発生し、マグネットの吸着力が必要以上に大きくならないため、可動部の支持軸部に対する重量バランスが崩れたときに当該バランスを悪化させ難く、可動部の良好な動作状態を維持することができる。
【0082】
加えて、磁束が隣接するN極とS極との間でループを描くようにして発生するため、ヨークの一部を省略可能であり、当該ヨークの一部の省略による対物レンズ駆動装置の小型化を図ることが可能である。
【0083】
そして、上記固定部に取り付けられると共に上記マグネットを引き寄せて可動部をフォーカシング方向及びトラッキング方向における中立位置にそれぞれ保持する磁性部材を設けたので、可動部をフォーカシング方向及びトラッキング方向における中立位置に確実に保持することができる。
【0084】
そして、さらに、上記マグネットのフォーカシングコイル及びトラッキングコイルに対向する面側の2極の境界線に対して上記磁性部材を傾斜させたので、可動部が支持軸部に対して傾斜された状態でフォーカシング方向及びトラッキング方向に動作され、耐振動性が良好となり、支持軸部に対する可動部の傾斜方向の変動を来たすことなく安定した動作を確保することができる。
【0085】
本発明ディスクドライブ装置は、ディスクテーブルに装着されるディスク状記録媒体の半径方向へ移動する移動ベースを有すると共に該移動ベースに設けられた発光素子から照射されたレーザー光を対物レンズを介してディスク状記録媒体の記録面に照射する光学ピックアップを備え、該光学ピックアップに設けられた対物レンズ駆動装置によってディスク状記録媒体の記録面にレーザー光が集光するようにフォーカシング調整及びトラッキング調整が行われるディスクドライブ装置であって、上記対物レンズ駆動装置は、対物レンズの光軸方向へ突出して設けられた支持軸部とフォーカシング調整時に駆動電流が供給されるフォーカシングコイルとトラッキング調整時に駆動電流が供給されるトラッキングコイルとを有する固定部と、上記支持軸部の軸回り方向に回動自在かつ支持軸部の軸方向に摺動自在に支持されると共にフォーカシング調整時にディスクテーブルに装着されたディスク状記録媒体の記録面に離接する方向であるフォーカシング方向に動作されトラッキング調整時にディスクテーブルに装着されたディスク状記録媒体の略半径方向であるトラッキング方向に動作される可動部とを備え、該可動部にフォーカシングコイル及びトラッキングコイルに対向して配置されると共に極対数が2のマグネットが取り付けられ、上記固定部に取り付けられると共に上記マグネットを引き寄せて可動部をフォーカシング方向及びトラッキング方向における中立位置にそれぞれ保持する磁性部材を設け、上記マグネットのフォーカシングコイル及びトラッキングコイルに対向する面側の2極の境界線に対して上記磁性部材を傾斜させたことを特徴とする。
【0086】
従って、フレキシブルプリント配線板を可動部に取り付ける必要がなく、動作中に可動部に負荷がかかることがなく、可動部の感度の向上による動作の安定化を図ることができる。
【0087】
また、フレキシブルプリント配線板の配置スペースを確保する必要がないため、その分、対物レンズ駆動装置の小型化に伴うディスクドライブ装置の小型化を図ることができる。
【0088】
さらに、可動部に設けられたマグネットの極対数が2とされており、マグネットにおける磁束が隣接するN極とS極との間で小さなループを描くようにして発生し、マグネットの吸着力が必要以上に大きくならないため、可動部の支持軸部に対する重量バランスが崩れたときに当該バランスを悪化させ難く、可動部の良好な動作状態を維持することができる。
【0089】
加えて、磁束が隣接するN極とS極との間でループを描くようにして発生するため、ヨークの一部を省略可能であり、当該ヨークの一部の省略による対物レンズ駆動装置の小型化に伴うディスクドライブ装置の小型化を図ることが可能である。
【0090】
そして、上記固定部に取り付けられると共に上記マグネットを引き寄せて可動部をフォーカシング方向及びトラッキング方向における中立位置にそれぞれ保持する磁性部材を設けたので、可動部をフォーカシング方向及びトラッキング方向における中立位置に確実に保持することができる。
【0091】
そして、さらに、上記マグネットのフォーカシングコイル及びトラッキングコイルに対向する面側の2極の境界線に対して上記磁性部材を傾斜させたので、可動部が支持軸部に対して傾斜された状態でフォーカシング方向及びトラッキング方向に動作され、耐振動性が良好となり、支持軸部に対する可動部の傾斜方向の変動を来たすことなく安定した動作を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図12と共に本発明の第1の実施の形態を示すものであり、本図はディスクドライブ装置の概略斜視図である。
【図2】カバーを分離して示す対物レンズ駆動装置の拡大斜視図である。
【図3】カバーを取り外した状態で示す対物レンズ駆動装置の拡大平面図である。
【図4】対物レンズ駆動装置の拡大側面図である。
【図5】カバーを取り付けた状態で示す図3のV―V線に沿う断面図である。
【図6】コイル体の拡大側面図である。
【図7】フォーカシングコイルとマグネットとの関係をトラッキングコイルを省略して示すコイル体の拡大側面図である。
【図8】トラッキングコイルとマグネットの関係をフォーカシングコイルを省略して示すコイル体の拡大側面図である。
【図9】可動部が支持軸部に対して傾斜された状態を示す概念図である。
【図10】図11及び図12と共に別のマグネットが用いられた対物レンズ駆動装置を示すものであり、本図はカバーを取り外した状態で示す拡大平面図である。
【図11】可動部が支持軸部に対して一方へ回動された状態を示す示す拡大平面図である。
【図12】可動部が支持軸部に対して他方へ回動された状態を示す示す拡大平面図である。
【図13】図14乃至図18と共に本発明の第2の実施の形態を示すものであり、本図はカバーを取り外した状態で示す対物レンズ駆動装置の拡大平面図である。
【図14】対物レンズ駆動装置の拡大側面図である。
【図15】カバーを取り付けた状態で示す図13のXV―XV線に沿う断面図である。
【図16】コイル体の拡大側面図である。
【図17】トラッキングコイルとマグネットとの関係をフォーカシングコイルを省略して示すコイル体の拡大側面図である。
【図18】フォーカシングコイルとマグネットとの関係をトラッキングコイルを省略して示すコイル体の拡大側面図である。
【図19】図20と共に従来の対物レンズ駆動装置を示すものであり、本図は概略拡大平面図である。
【図20】概略拡大断面図である。
【符号の説明】
1…ディスクドライブ装置、4…ディスクテーブル、7…光学ピックアップ、8…移動ベース、9…対物レンズ駆動装置、10…固定部、11…可動部、14…支持軸部、17…フォーカシングコイル、18…トラッキングコイル、22…マグネット、22a…境界線、24…対物レンズ、25…磁性部材、100…ディスク状記録媒体、9A…対物レンズ駆動装置、11A…可動部、22A…マグネット、9B…対物レンズ駆動装置、10B…固定部、11B…可動部、29…フォーカシングコイル、30…トラッキングコイル、31…マグネット、31a…境界線
Claims (2)
- ディスクテーブルに装着されるディスク状記録媒体の半径方向へ移動する移動ベースを有すると共に該移動ベースに設けられた発光素子から照射されたレーザー光を対物レンズを介してディスク状記録媒体の記録面に照射する光学ピックアップに設けられ、ディスク状記録媒体の記録面にレーザー光が集光するようにフォーカシング調整及びトラッキング調整を行う対物レンズ駆動装置であって、
上記対物レンズの光軸方向へ突出して設けられた支持軸部とフォーカシング調整時に駆動電流が供給されるフォーカシングコイルとトラッキング調整時に駆動電流が供給されるトラッキングコイルとを有する固定部と、
上記支持軸部の軸回り方向に回動自在かつ支持軸部の軸方向に摺動自在に支持されると共にフォーカシング調整時にディスクテーブルに装着されたディスク状記録媒体の記録面に離接する方向であるフォーカシング方向に動作されトラッキング調整時にディスクテーブルに装着されたディスク状記録媒体の略半径方向であるトラッキング方向に動作される可動部とを備え、
該可動部にフォーカシングコイル及びトラッキングコイルに対向して配置されると共に極対数が2のマグネットが取り付けられ、
上記固定部に取り付けられると共に上記マグネットを引き寄せて可動部をフォーカシング方向及びトラッキング方向における中立位置にそれぞれ保持する磁性部材を設け、
上記マグネットのフォーカシングコイル及びトラッキングコイルに対向する面側の2極の境界線に対して上記磁性部材を傾斜させた
ことを特徴とする対物レンズ駆動装置。 - ディスクテーブルに装着されるディスク状記録媒体の半径方向へ移動する移動ベースを有すると共に該移動ベースに設けられた発光素子から照射されたレーザー光を対物レンズを介してディスク状記録媒体の記録面に照射する光学ピックアップを備え、該光学ピックアップに設けられた対物レンズ駆動装置によってディスク状記録媒体の記録面にレーザー光が集光するようにフォーカシング調整及びトラッキング調整が行われるディスクドライブ装置であって、
上記対物レンズ駆動装置は、
対物レンズの光軸方向へ突出して設けられた支持軸部とフォーカシング調整時に駆動電流が供給されるフォーカシングコイルとトラッキング調整時に駆動電流が供給されるトラッキングコイルとを有する固定部と、
上記支持軸部の軸回り方向に回動自在かつ支持軸部の軸方向に摺動自在に支持されると共にフォーカシング調整時にディスクテーブルに装着されたディスク状記録媒体の記録面に離接する方向であるフォーカシング方向に動作されトラッキング調整時にディスクテーブルに装着されたディスク状記録媒体の略半径方向であるトラッキング方向に動作される可動部とを備え、
該可動部にフォーカシングコイル及びトラッキングコイルに対向して配置されると共に極対数が2のマグネットが取り付けられ、
上記固定部に取り付けられると共に上記マグネットを引き寄せて可動部をフォーカシング方向及びトラッキング方向における中立位置にそれぞれ保持する磁性部材を設け、
上記マグネットのフォーカシングコイル及びトラッキングコイルに対向する面側の2極の境界線に対して上記磁性部材を傾斜させた
ことを特徴とするディスクドライブ装置。
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