JP2002260257A - 対物レンズ駆動装置及びこれを備えたディスク装置 - Google Patents

対物レンズ駆動装置及びこれを備えたディスク装置

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JP2002260257A
JP2002260257A JP2001388717A JP2001388717A JP2002260257A JP 2002260257 A JP2002260257 A JP 2002260257A JP 2001388717 A JP2001388717 A JP 2001388717A JP 2001388717 A JP2001388717 A JP 2001388717A JP 2002260257 A JP2002260257 A JP 2002260257A
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Teruaki Higashihara
輝明 東原
Ichiro Sasaki
一郎 佐々木
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対物レンズ駆動装置に必要とされる条件を
確保して対物レンズ駆動装置の動作の適正化等を図る。 【解決手段】 ディスク装置は、支持軸とマグネット
とを有するベースと、支持軸に軸回り方向に回動自在か
つ軸方向に摺動自在に支持されると共に、フォーカシン
グコイル及びトラッキングコイルを有する可動部とを備
える。該可動部は、第1の部材と第2の部材とを結合す
ることにより構成される。第1の部材に、対物レンズを
保持するホルダー部と、支持軸に支持される被支持筒部
とを設ける。第2の部材に、フォーカシングコイルの端
末部又はトラッキングコイルの端末部がそれぞれ巻回さ
れる端末巻回部と、コイルボビン部とを設ける。第1の
部材を第2の部材よりも剛性及び摺動性が高い材料で形
成し、第2の部材を第1の部材よりも耐熱性の高い非導
電性の材料で形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は対物レンズ駆動装置
及びこれを備えたディスク装置に関する。詳しくは、可
動部が支持軸に回動自在かつ摺動自在に支持された対物
レンズ駆動装置、及び該対物レンズ駆動装置を備えたデ
ィスク装置についての技術分野に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク等のディスク状記録媒体に記
録された信号の再生を行うディスク装置がある。このよ
うなディスク装置には、ディスク状記録媒体に対して、
支持軸にその軸回り方向に回動自在かつ軸方向に摺動自
在に支持された可動部を動作させてフォーカシング調整
及びトラッキング調整を行う、対物レンズ駆動装置が設
けられているものがある。
【0003】このような対物レンズ駆動装置の可動部に
は、対物レンズを保持するホルダー部、支持軸に支持さ
れる被支持筒部、フォーカシングコイルの端末部又はト
ラッキングコイルの端末部がそれぞれ巻回され半田付け
処理される端末巻回部、及びマグネットに対向して位置
されフォーカシングコイル又はトラッキングコイルがそ
れぞれ巻回されるコイルボビン部の4つの部分を有して
いるものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、対物レンズ
駆動装置にあっては、高次共振等の振動の発生を防止す
るために剛性が高いこと、支持軸に対する円滑な動作を
確保するために被支持筒部の摺動性が高いこと、各コイ
ルの端末部が巻回される端末巻回部が半田ディップ処理
可能な程度の耐熱性を有すること、及び各コイルが巻回
された状態で被覆が剥がれたとしてもショートしないよ
うにコイルボビン部が導電性を有しないことが必要とさ
れる。
【0005】上記の対物レンズ駆動装置では、高い剛性
と高い摺動性を確保するために、可動部の材料としてカ
ーボン繊維が配合された液晶ポリマー樹脂を使用してい
る。しかしながら、可動部に液晶ポリマー樹脂を用いる
ことにより、耐熱性が低くなり、半田ディップ処理に支
障を来たす場合があり、また、可動部が導電性を有する
ことになるため、各コイルの被覆が剥がれたときにショ
ートを起こすおそれがあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した問題
点を克服することを目的とする。
【0007】本発明の実施の形態に係る対物レンズ駆動
装置は、支持軸が対物レンズの光軸方向へ突出して設け
られると共に、少なくとも一対のマグネット取付部を有
し、該マグネット取付部にマグネットが取り付けられた
ベースと、上記支持軸に軸回り方向に回動自在かつ軸方
向に摺動自在に支持されると共に、対物レンズを保持
し、該対物レンズを介してディスク状記録媒体に照射さ
れるレーザー光のフォーカシング調整時に駆動電流が供
給されるフォーカシングコイル、及びレーザー光のトラ
ッキング調整時に駆動電流が供給されるトラッキングコ
イルを有する可動部とを備える。該可動部は、対物レン
ズを保持する第1の部材と、フォーカシングコイル及び
トラッキングコイルが巻回される第2の部材とを結合す
ることにより構成される。第1の部材に、対物レンズを
保持するホルダー部と、支持軸に支持される被支持筒部
とを設け、第2の部材に、マグネットに対向して位置さ
れフォーカシングコイル及びトラッキングコイルがそれ
ぞれ巻回されるコイルボビン部と、半田付けにより固定
されるフォーカシングコイルの端末部及びトラッキング
コイルの端末部がそれぞれ巻回される端末巻回部とを設
ける。そして、第1の部材を第2の部材よりも剛性及び
摺動性が高い材料で形成し、第2の部材を第1の部材よ
りも耐熱性の高い非導電性の材料で形成する。
【0008】また、本発明の実施の形態に係るディスク
装置は、対物レンズ駆動装置を備えており、この対物レ
ンズ駆動装置は、支持軸が対物レンズの光軸方向へ突出
して設けられると共に、少なくとも一対のマグネット取
付部を有し、該マグネット取付部にマグネットが取り付
けられたベースと、支持軸に軸回り方向に回動自在かつ
軸方向に摺動自在に支持されると共に、対物レンズを保
持し、該対物レンズを介してディスク状記録媒体に照射
されるレーザー光のフォーカシング調整時に駆動電流が
供給されるフォーカシングコイル、及びレーザー光のト
ラッキング調整時に駆動電流が供給されるトラッキング
コイルを有する可動部とを有する。該可動部は、対物レ
ンズを保持する第1の部材と、フォーカシングコイル及
びトラッキングコイルが巻回される第2の部材とを結合
することにより構成される。第1の部材に、対物レンズ
を保持するホルダー部と、支持軸に支持される被支持筒
部とを設け、第2の部材に、マグネットに対向して位置
されフォーカシングコイル及びトラッキングコイルがそ
れぞれ巻回されるコイルボビン部と、半田付けにより固
定されるフォーカシングコイルの端末部及びトラッキン
グコイルの端末部がそれぞれ巻回される端末巻回部とを
設ける。そして、第1の部材を第2の部材よりも剛性及
び摺動性が高い材料で形成し、第2の部材を第1の部材
よりも耐熱性の高い非導電性の材料で形成する。
【0009】従って、本発明の実施の形態に係る対物レ
ンズ駆動装置及びこれを備えたディスク装置にあって
は、当該対物レンズ駆動装置の各部に必要とされる条件
が満たされる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付図面に従って説明する。本実施の形態に係るディスク
装置(ディスクドライブ)は、光ディスク等のディスク
状記録媒体に記録された信号の再生及び/又はディスク
状記録媒体への信号の記録を行うための装置である。デ
ィスク状記録媒体は、例えば、CD(Compact Disc)、
CD−ROM(CD-Read Only Memory)、CD−R(CD-
Recordable)、CD−RW(CD-Rewritable)、DVD
(Digital Versatile (or Video) Disc)、DVD−R
OM、DVD−RAM(DVD-Random Access Memory)、
DVD−R、DVD−RW等である。
【0011】図1に示すように、ディスク装置1は、外
筐2内に所要の各部材が配置されて成る。外筐2内には
シャーシ3が配置され、該シャーシ3の所定の位置に配
置孔3aが形成されている。シャーシ3の下方には駆動
モーター4が配置され、該駆動モーター4のモーター軸
にディスクテーブル5が固定されている。ディスクテー
ブル5は配置孔3aからシャーシ3の上方へ突出されて
いる。
【0012】シャーシ3の下面側には、リードスクリュ
ー6とガイド軸7とが平行な状態で配置されている。ま
た、シャーシ3の配置孔3aに対応する位置に、光学ピ
ックアップ8が配置されている。この光学ピックアップ
8は、ディスクテーブル5に装着されるディスク状記録
媒体100の半径方向に沿って移動自在に支持されてい
る。
【0013】光学ピックアップ8は、移動ベース9に所
要の各部材が配置されて成る。この移動ベース9は、一
端部がリードスクリュー6に螺合されると共に、他端部
がガイド軸7に摺動自在に支持される。そして、移動ベ
ース9は、リードスクリュー6の回転により、ガイド軸
7に案内されながらディスク状記録媒体100の半径方
向へ移動される。
【0014】図2に示すように、移動ベース9上には、
光学ブロック10が配置されている。該光学ブロック1
0は、半導体レーザー11、グレーティング12、ビー
ムスプリッター13、シリンドリカルレンズ14、光検
出器15等により構成されている。ビームスプリッター
13は反射面13aを有している。
【0015】図1に示すように、移動ベース9上には、
対物レンズ駆動装置16が配置されている。図3及び図
4に示すように、対物レンズ駆動装置16は、ベース1
7に可動部18が支持されて成る。
【0016】図5に示すように、ベース17は、基部1
9と、該基部19の両側縁からそれぞれ上方へ折り曲げ
られて形成された外ヨーク部20、20と、該外ヨーク
部20、20に対向して位置する内ヨーク部21、21
と、基部19の後縁から上方へ折り曲げられて形成され
た基板取付部22とを有し、これらの各部は一体に形成
されている。基部19の略中央部には、上方へ突出され
た支持軸23が設けられている。基部19の後端部から
基板取付部22にかけては、基板挿通孔24が形成され
ている。外ヨーク部20、20はマグネット取付部とし
ての役割をも果たし、その内面にはそれぞれ単極着磁さ
れたマグネット25、25が固定される。マグネット2
5、25は、例えば、何れもS極とされている。また、
マグネット25、25は、支持軸23の中心線に対して
互いに対称となるように配置されている。
【0017】図3に示すように、可動部18は、第1の
部材26と第2の部材27とが結合されて構成される。
【0018】図6、図7、図9及び図10に示すよう
に、第1の部材26は、結合部28と、該結合部28か
ら突出されたホルダー部29とを備えている。これら結
合部28及びホルダー部29は、例えば、カーボン繊維
含有の液晶ポリマー樹脂によって一体に形成されてい
る。このカーボン繊維含有の液晶ポリマー樹脂として
は、例えば、ベクトラB230(ポリプラスチックス株
式会社の型名)が用いられる。
【0019】結合部28は、略角筒状に形成された枠部
30と、該枠部30の略中央部に位置される円筒状を為
す被支持筒部(被支持部)31とを有している。被支持
筒部31は、複数の連結部32によって枠部30に連結
されている。枠部30は、前壁部30aと、側壁部30
b、30bと、後壁部30cとから成る。前壁部30a
は、側壁部30b、30b及び後壁部30cより上下方
向における厚みが小さくされており、左右両側縁がそれ
ぞれ側壁部30b、30bの前縁部の下端部に連続され
ている。被支持筒部31は軸方向に長く形成されてお
り、枠部30より上方及び下方へ突出されている。図6
に示すように、枠部30の後壁部30cの上縁には、左
右に離間して前方へ突出された押さえ片30d、30d
が設けられている。また、図7に示すように、枠部30
の前壁部30aの下縁には、左右に離間して後方へ突出
された押さえ片30e、30eが設けられている。
【0020】図6、図9及び図10に示すように、ホル
ダー部29の上面には、周方向に離間して円弧状を為す
位置決め片29a、29a、29aが設けられている。
図6及び図7に示すように、該位置決め片29a、29
a、29aによって囲まれた部分に透過孔29bが形成
されている。ホルダー部29には位置決め片29a、2
9a、29aによって対物レンズ33が位置決めされ、
例えば接着によって保持される。
【0021】図8乃至図10に示すように、第2の部材
27は、コイルボビン部34と、該コイルボビン部34
の上縁から後方へ突出された突出部35とを有してい
る。第2の部材27の各部は、例えば、ガラス繊維含有
の導通性(伝導性)を有しない樹脂によって一体に形成
されている。このガラス繊維含有の樹脂としては、例え
ば、ザイダーRC−210(日本石油株式会社の型名)
や、スミカスーパーE5008、スミカスーパーE50
08L、スミカスーパーE5006L、またはスミカス
ーパーE5002L(何れも住友化学工業株式会社の型
名)が用いられる。
【0022】コイルボビン部34は、略角筒状を為す枠
状部36と、該枠状部36の外面に設けられた複数のコ
イル巻回部37とから成る。枠状部36は、前壁部36
aと側壁部36b、36bと後壁部36cとから成る。
コイル巻回部37は、枠状部36の各側面に上下前後に
離間して4つずつ設けられている。枠状部36の各側壁
部36b、36bの前後方向における中央部には、その
上縁と下縁にそれぞれ支持スリット36d、36d、3
6e、36eが形成されている。
【0023】突出部35の後面には、後方へ突出された
4つの端末巻回部(端末取付部)35a、35a、35
b、35bが左右に離間して設けられている。図3及び
図4に示すように、左側に位置する2つの端末巻回部3
5a、35aは、フォーカシングコイル用のものであ
り、フォーカシングコイル38用のコイル線38エの端
末部38a、38bがそれぞれ巻回されることにより取
り付けられる。右側に位置する2つの端末巻回部35
b、35bは、トラッキングコイル用のものであり、ト
ラッキングコイル39用のコイル線39エの端末部39
a、39bがそれぞれ巻回されることにより取り付けら
れる。中央側に位置する端末巻回部35a、35bは、
その両側に位置する端末巻回部35a、35bより稍下
側に位置されている。
【0024】図11乃至図13に示すように、第1の部
材26と第2の部材27とは、例えば、熱硬化性の接着
剤を用いて接着されることにより結合される。第1の部
材26と第2の部材27とが結合された状態において
は、第1の部材26の枠部30が第2の部材27の枠状
部36に内嵌状に配置される。従って、第1の部材26
のホルダー部29は第2の部材27から前方へ突出さ
れ、第2の部材27の突出部35は第1の部材26から
後方へ突出される。
【0025】図14及び図15に示すように、コイル線
38エは、その端末部38aが一方の端末巻回部35a
に巻回され、次に、枠状部36の上下方向における中間
部に巻回されてフォーカシングコイル38が形成され、
最後に、端末部38bが他方の端末巻回部35aに巻回
される。また、コイル線39エは、その端末部39aが
一方の端末巻回部35bに巻回され、次に、上下に位置
する一対のコイル巻回部37、37を架け渡すように巻
回される。上下に位置する一対のコイル巻回部37、3
7に対するコイル線39エの巻回は、4つある一対のコ
イル巻回部37、37の全てに対して順に行われ、これ
により4つのトラッキングコイル39、39、39、3
9が形成される。そして最後に、端末部39bが他方の
端末巻回部35bに巻回される。
【0026】端末部38a、38b、39a、39bが
巻回された端末巻回部35a、35a、35b、35b
は、硬化前の半田が充填された半田漕に浸され、これに
より各端末部38a、38b、39a、39bが半田デ
ィップ処理される。図4に示すように、半田ディップ処
理された各端末部38a、38b、39a、39bに
は、それぞれフレキシブルプリント基板40の一端部4
0aに設けられた各端子が接続される。
【0027】図3、図4、図17、図18及び図19に
示すように、可動部18には、磁性金属材料(例えば、
強磁性体)により線状に形成された磁性部材41、42
がそれぞれ取り付けられる。磁性部材41、42は、弾
性変形されたときに反発力を発生するバネ(弾性体)と
しての性質を有し、この反発力を利用して可動部18に
取り付けられる。なお、磁性部材41、42を、板バネ
状に形成するようにしてもよい。
【0028】図17に示すように、磁性部材41は、左
右方向に長い基部41aと、該基部41aの両端からそ
れぞれ略前方へ突出されたバネ部41b、41bと、該
バネ部41b、41bの前端から互いに離間する方向へ
突出された被支持部41c、41cと、該被支持部41
c、41cの外端からそれぞれ下方へ突出されたマグネ
ット対向部41d、41dとが一体に形成されて成る。
磁性部材42は、左右方向に長い基部42aと、該基部
42aの両端からそれぞれ略後方へ突出されたバネ部4
2b、42bと、該バネ部42b、42bの後端から互
いに離間する方向へ突出された被支持部42c、42c
と、該被支持部42c、42cの外端からそれぞれ上方
へ突出されたマグネット対向部42d、42dとが一体
に形成されて成る。
【0029】図3及び図4に示すように、磁性部材41
は、基部41aの略中央部が第1の部材26の押さえ片
30d、30dによって上方から押さえられ、バネ部4
1b、41bがそれぞれ第2の部材27の側壁部36
b、36bの後半部内面に弾接され、被支持部41c、
41cがそれぞれ第2の部材27の支持スリット36
d、36dに挿入されることにより、可動部18に支持
される。従って、マグネット対向部41d、41dは可
動部18から突出された状態とされる。
【0030】図18及び図19に示すように、磁性部材
42は、基部42aの略中央部が第1の部材26の押さ
え片30e、30eによって下方から押さえられ、バネ
部42b、42bがそれぞれ第2の部材27の側壁部3
6b、36bの前半部内面に弾接され、被支持部42
c、42cがそれぞれ第2の部材27の支持スリット3
6e、36eに挿入されることにより、可動部18に支
持される。従って、マグネット対向部42d、42dは
可動部18から突出された状態とされ、このマグネット
対向部42d、42dと磁性部材41のマグネット対向
部41d、41dとが上下に離間して位置される。
【0031】上記のように、磁性部材41、42には、
それぞれバネ部41b、41b、42b、42bが設け
られ、該バネ部41b、41b、42b、42bが側壁
部36b、36bの内面に弾接される。このため、可動
部18に対する磁性部材の41、42の位置決めを極め
て容易に行うことができ、従って、マグネット対向部4
1d、41d、42d、42dが可動部18に対して適
正に位置される。
【0032】また、磁性部材41、42の可動部18へ
の取り付けの際には、基部41a又は基部42aを押さ
え片30d、30d又は押さえ片30e、30eに係合
し、バネ部41b、41b又はバネ部42b、42bを
側壁部36b、36bの内面に弾接させ、被支持部41
c、41c又は被支持部42c、42cを支持スリット
36d、36d又は支持スリット36e、36eに挿入
すればよい。このため、磁性部材41、42の可動部1
8に対する取り付けを極めて容易に行うことができる。
尚、磁性部材41、42の可動部18に対する取り付け
状態の信頼性を確保するため、上記のように磁性部材4
1、42を可動部18に取り付けた状態において磁性部
材41、42を接着により可動部18に固定してもよ
い。
【0033】図4に示すように、可動部18は、被支持
筒部31にベース17の支持軸23が挿入されることに
より、支持軸23に、その軸方向に摺動自在かつ軸回り
方向に回動自在に支持される。支持軸23の軸方向が、
それに沿ってディスク状記録媒体100に対してフォー
カシング調整が為されるフォーカシング方向であり、支
持軸23の軸回り方向が、それに沿ってディスク状記録
媒体100に対してトラッキング調整が為されるトラッ
キング方向である。
【0034】図3及び図4に示すように、可動部18が
支持軸23に支持された状態においては、マグネット2
5、25が磁性部材41、42のマグネット対向部41
d、41d、42d、42dの直ぐ外側に対向して位置
され、ベース17の内ヨーク部21、21が第1の部材
26の枠部30の側壁部30b、30bの直ぐ内側に位
置される。
【0035】図4に示すように、フレキシブルプリント
基板40は、その一端部40aに設けられた各端子がコ
イル線38エ又はコイル線39エの各端末部38a、38
b、39a、39bに接続され、他端部40bがベース
17の基板取付部22の外面に貼着される。他端部40
bには、図示しない電源に接続される各端子が設けられ
ており、該各端子を介して、フォーカシングコイル38
又はトラッキングコイル39に給電される。
【0036】図20乃至図22に示すように、ベース1
7には、可動部18を覆うようにカバー43が取り付け
られる。カバー43は、透孔43bが形成された天板部
43aを有する。図20に示すように、透孔43bは、
支持軸23に支持された可動部18の対物レンズ33の
上方に位置され、対物レンズ33を介してディスク状記
録媒体100に照射されるレーザー光の経路とされる。
【0037】以下に、ディスク装置1の動作について説
明する。
【0038】図1に示すように、ディスク状記録媒体1
00がディスクテーブル5に装着され、図示しない再生
スイッチが操作されると、駆動モーター4が駆動され、
ディスクテーブル5上のディスク状記録媒体100が回
転される。図2に示すように、ディスク状記録媒体10
0が回転されると、半導体レーザー11からレーザー光
が出射される。このレーザー光は、グレーティング12
によって、0次光と+1次光と−1次光の3つの回析光
に分離され、ビームスプリッター13及び対物レンズ3
3を介してディスク状記録媒体100の信号記録面(記
録層:recording layer)に照射される。
【0039】ディスク状記録媒体100の信号記録面に
照射されたレーザー光は、該信号記録面で反射され、戻
りレーザー光としてビームスプリッター13に入射され
る。そして、この戻りレーザー光は、ビームスプリッタ
ー13の反射面13aでさらに反射されてシリンドルカ
ルレンズ14に入射される。このシリンドルカルレンズ
14によって非点収差が発生された後、戻りレーザー光
は光検出器15に入射される。入射されたレーザー光
は、光検出器15において光電変換され、その結果得ら
れた電気信号がRF(Radio Frequency)アンプ44に
送出される。RFアンプ44においてRF信号が生成さ
れると共に、フォーカシングエラー信号及びトラッキン
グエラー信号が生成される。RF信号は図示しない信号
処理回路に入力され、フォーカシングエラー信号及びト
ラッキングエラー信号はサーボ回路45に入力される。
【0040】サーボ回路45は、RFアンプ44からの
フォーカシングエラー信号に基づき、該フォーカシング
エラー信号の値が「0」となるようなフォーカシングサ
ーボ信号を生成する。そして、このフォーカシングサー
ボ信号に基づいてフォーカシングコイル38に電流が供
給され、対物レンズ駆動装置16(図1参照)によるフ
ォーカシング調整が行われる。また、サーボ回路45
は、RFアンプ44からのトラッキングエラー信号に基
づき、該トラッキングエラー信号の値が「0」となるよ
うなトラッキングサーボ信号を生成する。そして、この
トラッキングサーボ信号に基づいてトラッキングコイル
39に電流が供給され、対物レンズ駆動装置16による
トラッキング調整が行われる。
【0041】図2及び図19に示すように、フォーカシ
ング調整時には、対物レンズ33を介して照射されるレ
ーザー光のスポットがディスク状記録媒体100の信号
記録面に合焦するように、可動部18が支持軸23の軸
方向に動作される。トラッキング調整時には、対物レン
ズ33を介して照射されるレーザー光のスポットが、デ
ィスク状記録媒体100の信号記録面における所望の位
置に合焦するように、可動部18が支持軸23の軸回り
方向に動作される。
【0042】図23乃至図25に基づいて、フォーカシ
ング方向における可動部18の動作を説明する。
【0043】図23は、可動部18が中立位置に保持さ
れている状態を示している。このとき磁性部材41、4
2のマグネット対向部41d、41d、42d、42d
がマグネット25、25に引き寄せられ、該マグネット
対向部41d、41d、42d、42dの各先端が磁束
の中心部に位置することにより、可動部18がフォーカ
シング方向における中立位置に保持されている。
【0044】図24は、フォーカシング調整が行われ、
可動部18がF1方向へ移動された状態を示している。
フォーカシングコイル38に、可動部18がF1方向へ
移動する向きの電流が供給されると、可動部18は中立
位置からF1方向へ移動される。このとき、可動部18
には、マグネット対向部41d、41d、42d、42
dがマグネット25、25から発生される磁束の中心部
に引き寄せられるF2方向への力が生じているため、フ
ォーカシングコイル38への電流(可動部18をF1方
向へ移動させるための電流)の供給が停止されると、可
動部18は再び中立位置に戻る。
【0045】図25は、フォーカシング調整が行われ、
可動部18がF2方向へ移動された状態を示している。
フォーカシングコイル38に可動部18がF2方向へ移
動する向きの電流が供給されると、可動部18は中立位
置からF2方向へ移動される。このとき、可動部18に
は、マグネット対向部41d、41d、42d、42d
がマグネット25、25から発生される磁束の中心部に
引き寄せられるF1方向への力が生じているため、フォ
ーカシングコイル38への電流(可動部18をF2方向
へ移動させるための電流)の供給が停止されると、可動
部18は再び中立位置に戻る。
【0046】図26乃至図28に基づいて、トラッキン
グ方向における可動部18の動作を説明する。
【0047】図26は、可動部18が中立位置に保持さ
れている状態を示している。このとき、磁性部材41、
42のマグネット対向部41d、41d、42d、42
dがマグネット25、25に引き寄せられ、該マグネッ
ト対向部41d、41d、42d、42dの各先端が磁
束の中心部に位置されることによって、可動部18がト
ラッキング方向における中立位置に保持されている。
【0048】図27は、トラッキング調整が行われ、可
動部18がT1方向へ移動(回転)された状態を示して
いる。各トラッキングコイル39に、可動部18がT1
方向へ移動する向きの電流が供給されると、可動部18
は中立位置からT1方向へ移動される。このとき、可動
部18には、マグネット対向部41d、41d、42
d、42dがマグネット25、25から発生される磁束
の中心部に引き寄せられるT2方向への力が生じている
ため、トラッキングコイル39への電流(可動部18を
T1方向へ移動させるための電流)の供給が停止される
と、可動部18は再び中立位置に戻る。
【0049】図28は、トラッキング調整が行われ、可
動部18がT2方向へ移動された状態を示している。各
トラッキングコイル39に、可動部18がT2方向へ移
動する向きの電流が供給されると、可動部18は中立位
置からT2方向へ移動される。このとき、可動部18に
は、マグネット対向部41d、41d、42d、42d
がマグネット25、25から発生される磁束の中心部に
引き寄せられるT1方向への力が生じているため、トラ
ッキングコイル39への電流(可動部18をT2方向へ
移動させるための電流)の供給が停止されると、可動部
18は再び中立位置に戻る。
【0050】図29は、可動部18がフォーカシング方
向へ移動したときに、マグネット対向部41d、41
d、42d、42dがマグネット25、25から発生さ
れる磁束の中心部に引き寄せられることによって磁性部
材41、42に生じる力Fzを示すグラフ図である。
【0051】このグラフ図中、縦軸は、磁性部材41、
42に生じる力Fzであり、原点より上側が図23乃至
図25に示すF1(+)方向への力を表し、原点より下
側が図23乃至図25に示すF2(−)方向への力を表
す。横軸は、フォーカシング方向における可動部18の
位置であり、原点より左側が中立位置を基準としたF2
(−)方向における位置を表し、原点より右側が中立位
置を基準としたF1(+)方向における位置を表す。
尚、図中の「フォーカス駆動範囲」は、可動部18が、
通常、フォーカシング方向に移動される範囲を示してい
る。
【0052】また、グラフ図中、「○」で示すプロット
は、可動部18がトラッキング方向における中立位置に
ある状態でのデーターであり、「△」で示すプロット
は、可動部18がトラッキング方向における中立位置か
ら5.66[deg]回動された位置にある状態でのデ
ーターである。
【0053】この図29に示すように、対物レンズ駆動
装置16では、可動部18が中立位置からフォーカシン
グ方向に移動された場合に、該可動部18に中立位置へ
向けての移動力が生じるため、フォーカシング調整が行
われないときは、可動部18はフォーカシング方向にお
ける中立位置に保持される。
【0054】図30は、可動部18がトラッキング方向
へ回転したときに、マグネット対向部41d、41d、
42d、42dがマグネット25、25から発生される
磁束の中心に引き寄せられることによって磁性部材4
1、42に生じる回転トルクTzを示すグラフ図であ
る。
【0055】このグラフ図中、縦軸は、磁性部材41、
42に生じる回転トルクTzであり、原点より上側が図
26乃至図28に示すT1(−)方向への回転トルクを
表し、原点より下側が図26乃至図28に示すT2
(+)方向への回転トルクを表す。横軸は、可動部18
のフォーカシング方向における位置であり、原点より左
側が中立位置を基準としたF2(−)方向における位置
を表し、原点より右側が中立位置を基準としたF1
(+)方向における位置を表す。尚、図中の「フォーカ
ス駆動範囲」は、可動部18が、通常、フォーカシング
方向に移動される範囲を示している。
【0056】また、グラフ図中、「○」で示すプロット
は、可動部18がトラッキング方向(T2方向)におけ
る中立位置から7.69[deg]回動された位置にあ
る状態でのデーターであり、「△」で示すプロットは、
可動部18がトラッキング方向(T2方向)における中
立位置から5.66[deg]回動された位置にある状
態でのデーターであり、「□」で示すプロットは、可動
部18がトラッキング方向における中立位置にある状態
でのデーターである。
【0057】この図30に示すように、対物レンズ駆動
装置16では、可動部18が中立位置からトラッキング
方向に回転された場合に、該可動部18に中立位置へ向
けての回転力が生じるため、トラッキング調整が行われ
ないときは、該可動部18はトラッキング方向における
中立位置に保持される。
【0058】対物レンズ駆動装置16では、磁性部材4
1、42の各部とマグネット25、25との位置関係に
よって、可動部18に、支持軸23に対して図31に示
すR1方向へ傾斜する向きの回転トルクが常時発生する
ようにされている。すなわち、磁性部材41、42が、
支持軸23に直交する仮想の面に対して非対称となり、
且つマグネット25、25の対称面に対して対称となる
ように位置関係を決めることにより、可動部18をR1
方向に回転させようとするトルクが得られる。このよう
な位置関係は、斜め方向に支持軸23を挟むように磁性
部材41、42を配置することによって実現される。
【0059】図32に、可動部18が中立位置に保持さ
れている場合に、磁性部材41、42の各部に生じるR
1又はR2方向への回転トルクを示す。このグラフ図
中、縦軸は、図31に示すR1又はR2方向に生じる回
転トルクであり、原点より上側がR2(+)方向への回
転トルクを表し、原点より下側がR1(−)方向への回
転トルクを表す。横軸は、磁性部材41、42の各部を
表しており、各記号(RA1〜RA7及びRB1〜RB
7)は図17に示す磁性部材41、42の各部を示す。
【0060】この図32において、R1(−)方向への
回転トルクとR2(+)方向への回転トルクをそれぞれ
合算すると、R1(−)方向への回転トルクがR2
(+)方向への回転トルクより大きい。従って、中立位
置に保持されている可動部18には、支持軸23に対し
て、常時、R1方向へ傾斜する向きの回転トルクが発生
していることが解る。
【0061】図33は、可動部18がフォーカシング方
向における各位置にあるときに、磁性部材41、42に
生じるR方向への回転トルクを示すグラフ図である。こ
のグラフ図中、縦軸は、磁性部材41、42に生じるR
1(−)方向への回転トルクを表す。横軸は、可動部1
8のフォーカシング方向における位置であり、原点より
左側が中立位置を基準とした図23乃至図25に示すF
2(−)方向における位置を表し、原点より右側が中立
位置を基準とした図23乃至図25に示すF1(+)方
向における位置を表す。尚、図中の「フォーカス駆動範
囲」は、通常、可動部18がフォーカシング方向に移動
される範囲を示している。
【0062】また、グラフ図中、「○」で示すプロット
は、可動部18がトラッキング方向における中立位置に
ある状態でのデーターであり、「△」で示すプロット
は、可動部18がトラッキング方向における中立位置か
ら5.66[deg]回動された位置にある状態でのデ
ーターである。
【0063】この図33に示すように、対物レンズ駆動
装置16では、可動部18に、支持軸23に対してR1
(−)方向へ傾斜する向きの回転トルクが常時生じてい
ることが解る。従って、可動部18は、支持軸23に対
して一定の方向へ傾斜されることになり、このため、図
31に示すように、点A及び点Bにおいて支持軸23と
可動部18とが接触される。この場合、支持軸23への
負荷の中心P(支持軸23の軸中心上の一点)と可動部
18の駆動中心とが近づくため、可動部18の安定した
動作を常に確保することができる。
【0064】尚、可動部18には、自重によるR方向へ
の回転トルクや、フレキシブルプリント基板40が接続
されていること等によるR方向への回転トルク等の、他
のトルクが生じるが、これら他のトルクと磁性部材4
1、42に生じるR1方向への回転トルクとを合算した
合計の回転トルクは、R1方向に向いたトルクとなるよ
うになっている。従って、特に、携帯用のディスク装置
のように、使用時の向きによって自重による回転トルク
が変化し易いような装置にあっても、可動部18には、
支持軸23に対してR1方向へ傾斜する向きの回転トル
クが常に生じる。このため、可動部18の安定した動作
を確保することができる。
【0065】また、対物レンズ駆動装置16では、マグ
ネット25、25が単極着磁とされているため、構造が
簡素となり、安定した動作が得られると共に、製造コス
トの低減を図ることができる。さらに、可動部18に
は、一対の磁性部材41、42が設けられているため、
良好な感度を得ることができ、可動部18の動作の一層
の適正化を図ることができる。
【0066】次に、可動部18の第1の部材26又は第
2の部材27に用いられる材料について説明する。
【0067】図34に示すように、第1の部材26に使
用されるカーボン繊維含有の液晶ポリマー樹脂であるベ
クトラB230は、高い摺動性を有しており、曲げ弾性
率が高く剛性も非常に高い。一方、表面抵抗率は所定の
値を示し(すなわち、導通性を有し)、荷重たわみ温度
が低い(すなわち、耐熱性は低い)。また、第2の部材
27に使用されるガラス繊維含有の液晶ポリマー樹脂で
あるザイダーRC−210及びスミカスーパーE500
8は、ベクトラB230に比較して摺動性及び剛性が低
い。一方、導通性がなく、ベクトラ230に比し耐熱性
が高い。
【0068】このように、対物レンズ33を保持すると
共に被支持筒部31を有する第1の部材26は、第2の
部材27よりも剛性及び摺動性が高い材料で形成され、
一方、フォーカシングコイル38及びトラッキングコイ
ル39が巻回されると共に端末巻回部35a、35a、
35b、35bを有する第2の部材27は、第1の部材
26よりも耐熱性の高い非導電性の材料で形成されてい
る。従って、対物レンズ駆動装置16では、第1の部材
26の高い剛性と高い摺動性により動作の適正化を図る
ことができる。さらに、第2の部材27の高い耐熱性に
より半田ディップ処理に支障を来たすことがなく、非道
通性によりショートの防止を図ることができる。
【0069】また、第1の部材26に用いるベクトラB
230や、第2の部材27に用いるザイダーRC−21
0又はスミカスーパーE5008のような好適な材料を
選定することにより、動作の信頼性が高く、半田ディッ
プ処理に支障を来たさず、且つショート発生のおそれの
ない、良好な対物レンズ駆動装置16を製造することが
できる。
【0070】尚、対物レンズ駆動装置16では、フォー
カシングコイル38及び各トラッキングコイル39をコ
イルボビン部34の各部に巻回しているため、予めコイ
ル線を巻回して形成した空芯コイルを貼り付けて可動部
を形成する場合に比し、空芯コイルの可動部への貼り付
け作業及び各コイルの端部のフレキシブルプリント基板
への半田付け作業を必要としない。このため、対物レン
ズ駆動装置16の製造コストの低減を図ることができ
る。
【0071】また、上記には、可動部18を第1の部材
26と第2の部材27の2つの部材を結合して形成した
場合を示したが、これに限らず、可動部を2色成型によ
り形成してもよい。この場合、コイルを巻き付けたり半
田付けを行ったりするための所定の部分のみを耐熱性の
高い材料や導通性を有しない材料で形成してもよい。2
色成型により可動部を形成すれば、2つの部材を結合す
る作業が必要ない等、製造コストの低減を図ることがで
きる。
【0072】上記した実施の形態において示した各部の
具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施する際の
具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによ
って本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあ
ってはならないものである。
【0073】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明の実施の形態に係る対物レンズ駆動装置は、
支持軸が対物レンズの光軸方向へ突出して設けられ、少
なくとも一対のマグネット取付部を有し、且つ該マグネ
ット取付部にマグネットが取り付けられたベースと、上
記支持軸に軸回り方向に回動自在かつ軸方向に摺動自在
に支持され、ディスク状記録媒体にレーザー光を照射す
るための対物レンズを保持し、レーザー光のフォーカシ
ング調整時に駆動されるフォーカシングコイル及びレー
ザー光のトラッキング調整時に駆動されるトラッキング
コイルを有する可動部とを備える。該可動部は、対物レ
ンズを保持する第1の部材と、フォーカシングコイル及
びトラッキングコイルが巻回される第2の部材とが結合
されて成る。第1の部材は、対物レンズを保持するホル
ダー部と、支持軸に支持される被支持筒部とを有する。
第2の部材は、フォーカシングコイルの端末部又はトラ
ッキングコイルの端末部がそれぞれ巻回される端末巻回
部と、マグネットに対向して位置され、フォーカシング
コイル又はトラッキングコイルがそれぞれ巻回されるコ
イルボビン部とを有し、フォーカシングコイルの端末部
又はトラッキングコイルの端末部は、半田付けにより固
定される。
【0074】そして、第1の部材は第2の部材よりも剛
性及び摺動性が高い材料で形成され、第2の部材は第1
の部材よりも耐熱性の高い非導電性の材料で形成され
る。従って、第1の部材の高い剛性と高い摺動性によ
り、対物レンズ駆動装置の動作の適正化を図ることがで
きると共に、第2の部材の高い耐熱性により、半田ディ
ップ処理に支障を来たすことを防ぎ、該第2の部材の非
道通性により、ショートの防止を図ることができる。
【0075】さらに、本発明の実施の形態では、上記第
1の部材の材料としてカーボン繊維を含有する液晶ポリ
マー樹脂を用いたので、動作の信頼性が高い対物レンズ
駆動装置を製造することができる。
【0076】また、本発明の実施の形態に係るディスク
装置は、駆動モーターによってディスクテーブルに装着
されたディスク状記録媒体を回転させると共に、対物レ
ンズ駆動装置に保持された対物レンズを介して、回転さ
れたディスク状記録媒体の記録面にレーザー光を照射し
て情報の記録再生を行うディスク装置である。上記対物
レンズ駆動装置は、支持軸が対物レンズの光軸方向へ突
出して設けられ、少なくとも一対のマグネット取付部を
有し、且つ該マグネット取付部にマグネットが取り付け
られたベースと、支持軸に軸回り方向に回動自在かつ軸
方向に摺動自在に支持され、ディスク状記録媒体にレー
ザー光を照射するための対物レンズを保持し、且つ該レ
ーザー光のフォーカシング調整時に駆動されるフォーカ
シングコイル及びレーザー光のトラッキング調整時に駆
動されるトラッキングコイルを有する可動部とを備え
る。該可動部は、対物レンズを保持する第1の部材と、
フォーカシングコイル及びトラッキングコイルが巻回さ
れる第2の部材とが結合されて成る。第1の部材は、対
物レンズを保持するホルダー部と、支持軸に支持される
被支持筒部とを有する。第2の部材は、フォーカシング
コイルの端末部又はトラッキングコイルの端末部がそれ
ぞれ巻回される端末巻回部と、マグネットに対向して位
置され、フォーカシングコイル又はトラッキングコイル
がそれぞれ巻回されるコイルボビン部とを有し、フォー
カシングコイルの端末部又はトラッキングコイルの端末
部は、半田付けにより固定される。
【0077】そして、第1の部材は第2の部材よりも剛
性及び摺動性が高い材料で形成され、第2の部材は第1
の部材よりも耐熱性の高い非導電性の材料で形成され
る。従って、第1の部材の高い剛性と高い摺動性によ
り、対物レンズ駆動装置の動作の適正化を図ることがで
きると共に、第2の部材の高い耐熱性により、半田ディ
ップ処理に支障を来たすことを防ぎ、該第2の部材の非
道通性により、ショートの防止を図ることができる。
【0078】さらに、本発明の実施の形態では、上記第
1の部材の材料としてカーボン繊維を含有する液晶ポリ
マー樹脂を用いたので、動作の信頼性が高い対物レンズ
駆動装置を有するディスク装置を製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、ディスク装置の概略斜視図である。
【図2】図2は、ディスク装置の構成を示す概念図であ
る。
【図3】図3は、対物レンズ駆動装置の拡大分解側面図
である。
【図4】図4は、対物レンズ駆動装置の拡大平面図であ
る。
【図5】図5は、ベースの拡大斜視図である。
【図6】図6は、第1の部材の拡大平面図である。
【図7】図7は、第1の部材の拡大底面図である。
【図8】図8は、第2の部材の拡大平面図である。
【図9】図9は、第1の部材と第2の部材を分離して示
す側面図である。
【図10】図10は、第1の部材と第2の部材を分離し
て示す正面図である。
【図11】図11は、第1の部材と第2の部材を結合し
た状態を示す拡大平面図である。
【図12】図12は、第1の部材と第2の部材を結合し
た状態を示す拡大側面図である。
【図13】図13は、第1の部材と第2の部材を結合し
た状態を示す拡大正面図である。
【図14】図14は、可動部の拡大平面図である。
【図15】図15は、可動部の拡大側面図である。
【図16】図16は、可動部の拡大正面図である。
【図17】図17は、磁性部材の拡大斜視図である。
【図18】図18は、可動部の拡大底面図である。
【図19】図19は、可動部がベースに支持された状態
を一部を断面にして示す拡大側面図である。
【図20】図20は、カバー体が取り付けられた対物レ
ンズ駆動装置を示す拡大平面図である。
【図21】図21は、カバー体が取り付けられた対物レ
ンズ駆動装置を示す拡大側面図である。
【図22】図22は、図20のXXII−XXII線に
沿う拡大断面図である。
【図23】図23は、図24及び図25と共に可動部の
フォーカシング方向における動作を示すものであり、本
図は可動部が中立位置に保持されている状態を示す概略
拡大断面図である。
【図24】図24は、可動部がF1方向へ移動された状
態を示す概略拡大断面図である。
【図25】図25は、可動部がF2方向へ移動された状
態を示す概略拡大断面図である。
【図26】図26は、図27及び図28と共に可動部の
トラッキング方向における動作を示すものであり、本図
は可動部が中立位置に保持されている状態を示す概略拡
大平面図である。
【図27】図27は、可動部がT1方向へ移動された状
態を示す概略拡大平面図である。
【図28】図28は、可動部がT2方向へ移動された状
態を示す概略拡大平面図である。
【図29】図29は、可動部がフォーカシング方向へ移
動したときに磁性部材に生じるフォーカシング方向への
力Fzを示すグラフ図である。
【図30】図30は、可動部がトラッキング方向へ移動
したときに磁性部材に生じるトラッキング方向への回転
トルクTzを示すグラフ図である。
【図31】図31は、可動部が支持軸に対して傾斜され
た状態を示す概念図である。
【図32】図32は、可動部が中立位置に保持されてい
る場合に、磁性部材の各部に生じる回転トルクを示すグ
ラフ図である。
【図33】図33は、可動部がフォーカシング方向にお
ける各位置にあるときに、磁性部材に生じる回転トルク
を示すグラフ図である。
【図34】図34は、第1の部材又は第2の部材に用い
られる材料の特性を示す表図である。
【符号の説明】
1ディスク装置、 4駆動モーター、 5ディスクテー
ブル、 16対物レンズ駆動装置、 17ベース、 1
8可動部、 20外ヨーク部(マグネット取付部)、
23支持軸、 25マグネット、 26第1の部材、
27第2の部材、 29ホルダー部、 31被支持筒
部、 33対物レンズ、 34コイルボビン部、 35
a端末巻回部、 35b端末巻回部、 38フォーカシ
ングコイル、 38a端末部、 38b端末部、 39
トラッキングコイル、 39a端末部、 39b端末
部、 100ディスク状記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 一郎 千葉県木更津市潮見8−4 ソニーイーエ ムシーエス株式会社内 Fターム(参考) 5D118 AA06 AA12 AA13 AA23 DC03 EA02 EB13 EB15 EF00 EF06 EF09 FA07 FB18

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持軸が対物レンズの光軸方向へ突出し
    て設けられると共に、少なくとも一対のマグネット取付
    部を有し、該マグネット取付部にマグネットが取り付け
    られたベースと、 上記支持軸に軸回り方向に回動自在かつ軸方向に摺動自
    在に支持されると共に、上記対物レンズを保持し、該対
    物レンズを介してディスク状記録媒体に照射されるレー
    ザー光のフォーカシング調整時に駆動電流が供給される
    フォーカシングコイル、及びレーザー光のトラッキング
    調整時に駆動電流が供給されるトラッキングコイルを有
    する可動部とを備え、 上記可動部は、上記対物レンズを保持する第1の部材
    と、上記フォーカシングコイル及び上記トラッキングコ
    イルが巻回される第2の部材とが結合されて成り、 上記第1の部材は、上記対物レンズを保持するホルダー
    部と、上記支持軸に支持される被支持筒部とを有し、 上記第2の部材は、上記マグネットに対向して位置され
    上記フォーカシングコイル及び上記トラッキングコイル
    がそれぞれ巻回されるコイルボビン部と、半田付けによ
    り固定される上記フォーカシングコイルの端末部及び上
    記トラッキングコイルの端末部がそれぞれ巻回される端
    末巻回部とを有し、 上記第1の部材は上記第2の部材よりも剛性及び摺動性
    が高い材料で形成され、 上記第2の部材は上記第1の部材よりも耐熱性の高い非
    導電性の材料で形成されたことを特徴とする対物レンズ
    駆動装置。
  2. 【請求項2】 上記第1の部材の材料としてカーボン繊
    維を含有する液晶ポリマー樹脂を用いたことを特徴とす
    る請求項1に記載の対物レンズ駆動装置。
  3. 【請求項3】 駆動モーターによってディスクテーブル
    に装着されたディスク状記録媒体を回転させると共に、
    対物レンズ駆動装置に保持された対物レンズを介して、
    回転された上記ディスク状記録媒体の記録面にレーザー
    光を照射し該ディスク状記録媒体に記録された情報信号
    を読み出して再生するディスク装置であって、 上記対物レンズ駆動装置は、 支持軸が上記対物レンズの光軸方向へ突出して設けられ
    ると共に、少なくとも一対のマグネット取付部を有し、
    該マグネット取付部にマグネットが取り付けられたベー
    スと、 上記支持軸に軸回り方向に回動自在かつ軸方向に摺動自
    在に支持されると共に、上記対物レンズを保持し、該対
    物レンズを介して上記ディスク状記録媒体に照射される
    レーザー光のフォーカシング調整時に駆動電流が供給さ
    れるフォーカシングコイル、及びレーザー光のトラッキ
    ング調整時に駆動電流が供給されるトラッキングコイル
    を有する可動部と、を備え、 上記可動部は、上記対物レンズを保持する第1の部材
    と、上記フォーカシングコイル及び上記トラッキングコ
    イルが巻回される第2の部材とが結合されて成り、 上記第1の部材は、上記対物レンズを保持するホルダー
    部と、上記支持軸に支持される被支持筒部とを有し、 上記第2の部材は、上記マグネットに対向して位置され
    上記フォーカシングコイル及び上記トラッキングコイル
    がそれぞれ巻回されるコイルボビン部と、半田付けによ
    り固定される上記フォーカシングコイルの端末部及び上
    記トラッキングコイルの端末部がそれぞれ巻回される端
    末巻回部とを有し、 上記第1の部材は上記第2の部材よりも剛性及び摺動性
    が高い材料で形成され、 上記第2の部材は上記第1の部材よりも耐熱性の高い非
    導電性の材料で形成されたことを特徴とするディスク装
    置。
  4. 【請求項4】 上記第1の部材の材料としてカーボン繊
    維を含有する液晶ポリマー樹脂を用いたことを特徴とす
    る請求項3に記載のディスク装置。
  5. 【請求項5】 対物レンズを介してディスク状記録媒体
    にレーザー光を照射することによって、該ディスク状記
    録媒体に対する情報の記録及び再生の少なくとも一方を
    行うためのディスク装置であって、 前記対物レンズを保持する可動部と、 前記可動部を支持するベースと、を備え、 前記ベースは、 前記対物レンズの光軸方向に沿って設けられた、前記可
    動部を支持するための支持軸と、 マグネットと、を有し、 前記可動部は、 前記対物レンズを保持するホルダー部と、 前記支持軸に、その軸回り方向に回動自在かつ軸方向に
    摺動自在に支持される被支持部と、 前記可動部を前記軸回り方向に回転させるための磁界を
    発生する第1のコイルと、 前記可動部を前記軸方向に移動させるための磁界を発生
    する第2のコイルと、 前記第1のコイル及び前記第2のコイルが巻回されるコ
    イルボビン部と、 前記第1のコイル及び前記第2のコイルの端末部がそれ
    ぞれ取り付けられる端末取付部と、を有し、 前記ホルダー部及び前記被支持部は、第1の材料で形成
    され、 前記コイルボビン部及び前記端末取付部は、第2の材料
    で形成され、 前記第1の材料は、前記第2の材料よりも剛性が高い材
    料であり、 前記第2の材料は、非導電性の材料である、ディスク装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のディスク装置におい
    て、 前記第1の材料は、前記第2の材料よりも摺動性が高い
    材料である、ディスク装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のディスク装置におい
    て、 前記第2の材料は、前記第1の材料よりも耐熱性の高い
    材料である、ディスク装置。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載のディスク装置におい
    て、 前記可動部は、前記第1の材料からなる部材と、前記第
    2の材料からなる部材とを結合することにより形成され
    る、ディスク装置。
  9. 【請求項9】 請求項5に記載のディスク装置におい
    て、 前記可動部は、前記第1の材料と前記第2の材料とか
    ら、2色成型により形成される、ディスク装置。
  10. 【請求項10】 請求項5に記載のディスク装置におい
    て、 前記第1の材料は、カーボン繊維含有の液晶ポリマー樹
    脂である、ディスク装置。
  11. 【請求項11】 請求項5に記載のディスク装置におい
    て、 前記第2の材料は、ガラス繊維含有の樹脂である、ディ
    スク装置。
  12. 【請求項12】 対物レンズを介してディスク状記録媒
    体にレーザー光を照射することによって、該ディスク状
    記録媒体に対する情報の記録及び再生の少なくとも一方
    を行うためのディスク装置であって、 前記対物レンズを保持する可動部と、 前記可動部を支持するベースと、を備え、 前記ベースは、 前記対物レンズの光軸方向に沿って設けられた、前記可
    動部を支持するための支持軸と、 マグネットと、を有し、 前記可動部は、 前記対物レンズを保持するホルダー部と、 前記支持軸に、その軸回り方向に回動自在かつ軸方向に
    摺動自在に支持される被支持部と、 前記可動部を前記軸回り方向に回転させるための磁界を
    発生する第1のコイルと、 前記可動部を前記軸方向に移動させるための磁界を発生
    する第2のコイルと、 前記第1のコイル及び前記第2のコイルが巻回されるコ
    イルボビン部と、 前記第1のコイル及び前記第2のコイルの端末部がそれ
    ぞれ取り付けられる端末取付部と、を有し、 前記ホルダー部及び前記被支持部は、第1の材料で形成
    され、 前記端末取付部は、第2の材料で形成され、 前記第1の材料は、前記第2の材料よりも剛性が高い材
    料であり、 前記第2の材料は、前記第1の材料よりも耐熱性の高い
    材料である、ディスク装置。
  13. 【請求項13】 対物レンズを介してディスク状記録媒
    体にレーザー光を照射することによって、該ディスク状
    記録媒体に対する情報の記録及び再生の少なくとも一方
    を行うためのディスク装置であって、 前記対物レンズを保持する可動部と、 前記可動部を支持するベースと、を備え、 前記ベースは、 前記対物レンズの光軸方向に沿って設けられた、前記可
    動部を支持するための支持軸と、 マグネットと、を有し、 前記可動部は、 前記対物レンズを保持するホルダー部と、 前記支持軸に、その軸回り方向に回動自在かつ軸方向に
    摺動自在に支持される被支持部と、 前記可動部を前記軸回り方向に回転させるための磁界を
    発生する第1のコイルと、 前記可動部を前記軸方向に移動させるための磁界を発生
    する第2のコイルと、前記第1のコイル及び前記第2の
    コイルが巻回されるコイルボビン部と、 前記第1のコイル及び前記第2のコイルの端末部がそれ
    ぞれ取り付けられる端末取付部と、を有し、 前記被支持部は、第1の材料で形成され、 前記端末取付部は、第2の材料で形成され、 前記第1の材料は、前記第2の材料よりも摺動性が高い
    材料であり、 前記第2の材料は、前記第1の材料よりも耐熱性の高い
    材料である、ディスク装置。
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