JP2523039Y2 - レンズ駆動装置 - Google Patents

レンズ駆動装置

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JP2523039Y2
JP2523039Y2 JP1986486U JP1986486U JP2523039Y2 JP 2523039 Y2 JP2523039 Y2 JP 2523039Y2 JP 1986486 U JP1986486 U JP 1986486U JP 1986486 U JP1986486 U JP 1986486U JP 2523039 Y2 JP2523039 Y2 JP 2523039Y2
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lens
objective lens
optical axis
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lens holder
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泰光 和田
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Pioneer Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は光学式情報読取装置におけるピックアップ部
のレンズ駆動装置に関する。
背景技術 光学式情報読取装置は、記録媒体の情報記録面に形成
された記録トラックに情報読取用のレーザ光をスポット
光として集束照射し、該情報記録面からの反射光の変化
を検出して情報の読み取りをなすものである。そのため
に、情報読取用レーザ光を記録媒体の面反り等に起因す
る面振れにもかかわらず記録トラック上に常に集束させ
る必要があることから、レーザ光集束用の対物レンズを
情報記録面に対して直角な方向に微小移動せしめる(フ
ォーカスサーボ)ようになっている。また、記録トラッ
クの偏心にもかかわらずレーザ光束が記録トラックを常
に正確に追跡する必要があることから、対物レンズを記
録トラックに対して直交する方向に微小移動せしめる
(トラッキングサーボ)ようにもなされている。
かかる対物レンズの移動のために、第5図及び第6図
に示されるレンズ駆動装置が既に開発されている。第5
図及び第6図に示されるように、対物レンズ1は、全体
として直行体状に形成されたレンズホルダ2の中央部に
取り付けられている。レンズホルダ2の外周にはコイル
中心軸が対物レンズ1の光軸と平行となるようにフォー
カシングコイル3が巻装されている。フォーカシングコ
イル3の外側にはコイル中心軸が対物レンズ1の光軸に
対して直角となるように4つのトラッキングコイル4が
取り付けられている。各トラッキングコイル4は、予め
各々矩形環状に巻回されたものをフォーカシングコイル
3上に貼付してなる。対物レンズ1及びレンズホルダ2
は、対物レンズ1の光軸方向において離隔して配置され
且つ該光軸方向に対して直角な方向に平行に伸長する2
対の片持梁状支持部材5の自由端部に取り付けられてい
る。但し、図には支持部材5は3本のみが示されてい
る。なお、各支持部材5はベース7に取り付けられてい
る。また、各支持部材5は対物レンズ1及びレンズホル
ダ2からなる可動部の重心を支持している。各支持部材
5は可撓性を有し、これによって、対物レンズ1及びレ
ンズホルダ2は該対物レンズの光軸方向(矢印F方向)
及びこれに直角な方向(矢印T方向)において移動自在
となっている。
前述したフォーカシングコイル3及びトラッキングコ
イル4は、マグネット8及びヨーク9から成る磁気回路
の磁気ギャップ10内に位置している。磁気ギャップ10に
は該各コイルと直角に鎖交する平行磁束が発生してお
り、該各コイルに所定電流を供給することにより矢印F
及びTの各方向へ対物レンズ1を駆動することができ
る。
第7図(a)及び(b)から明らかなように、当該レ
ンズ駆動装置においては、駆動力:Pにより各支持部材5
が撓んだ場合、該各支持部材には互いに正逆両方向の軸
力:Tが発生する。なお、対物レンズ1及びレンズホルダ
2から成る可動部の重心と各支持部材5の固定端までの
距離をlとし、支持部材5の中心軸間距離をCとすれ
ば、T=CP/2lとなる。各支持部材5はこの軸力によっ
て各々その軸方向において歪み、これにより対物レンズ
1及びレンズホルダ2は矢印A方向に回転する形とな
る。駆動周波数が対物レンズ1及びレンズホルダ2の固
有振動数と一致した場合、この回転は大きくなる。この
ため、フォーカスサーボ及びトラッキングサーボが円滑
になされなくなるという問題があった。
考案の概要 本考案は上記した点に鑑みてなされたものであって、
その目的とするところはフォーカスサーボ及びトラッキ
ングサーボが円滑になされるレンズ駆動装置を提供する
こである。
本考案によるレンズ駆動装置は、記録媒体の記録面に
スポット光を照射せしめるための対物レンズ及び駆動コ
イルを保持し可動部を構成するレンズホルダと、前記レ
ンズホルダを前記対物レンズの光軸方向及びこれに直角
な方向において移動自在に支持する支持機構と、前記駆
動コイルに磁力を付与する磁気回路とを備え、前記支持
機構は前記光軸方向及びこれに直角な方向に対して略直
角な方向に伸長し自由端部において前記可動部を支持し
た4本の可撓性片持梁状支持部材を含むレンズ駆動装置
であって、前記可動部の重心が前記支持部材の全長の略
中央部に対応して位置せしめられていることを特徴とし
ている。
実施例 以下、本考案の実施例としてのレンズ駆動装置を添付
図面を参照しつつ説明する。
第1図,第2図(a)及び(b)に示されるように、
記録媒体(図示せず)の記録面にスポット光を照射せし
めるための対物レンズ21は、全体として略直方体状に形
成されたレンズホルダ22に取り付けられている。レンズ
ホルダ22には開口部23が形成されており、コイル中心軸
が対物レンズ21の光軸と平行となるように矩形管状に巻
回されたフォーカシングコイル24がこの開口部23内に固
着されている。フォーカシングコイル24の外周面には、
コイル中心軸が対物レンズ21の光軸に対して直角となる
ように2つのトラッキングコイル25が貼着されている。
フォーカシングコイル24及びトラッキングコイル25は、
マグネット26及びヨーク27から成る磁気回路の磁気ギャ
ップ28内に位置している。磁気ギャップ28にはフォーカ
シングコイル24及びトラッキングコイル25と直角に鎖交
する平行磁束が発生している。これらフォーカシングコ
イル24,トラッキングコイル25並びに上記の磁気回路に
より、対物レンズ21及びレンズホルダ22に駆動力を付与
する駆動力付与手段が構成されている。すなわち、フォ
ーカシングコイル24及びトラッキングコイル25に所定の
電流を供給することによって、対物レンズ21及びレンズ
ホルダ22に対して矢印F及びTの各方向への駆動力が付
与されるのである。なお、上記駆動力付与手段は、対物
レンズ21及びレンズホルダ22から成る可動部の重心に駆
動力を付与する。
対物レンズ21及びレンズホルダ22は、対物レンズ21の
光軸方向(矢印F方向)に対して直角な方向において互
いに平行に伸長し且つ夫々一端部がベース29に固定され
た4本の片持梁状支持部材30の自由端部に取り付けられ
ている。4本の支持部材30は、対物レンズ21の光軸方向
において2本ずつ離隔して配置されている。各支持部材
30は可撓性を有し、これによって、対物レンズ21及びレ
ンズホルダ22は矢印F方向及び矢印T方向の2方向に移
動自在となっている。
上記したベース29と、各支持部材30とにより、対物レ
ンズ21及びレンズホルダ22を、上記の2方向において移
動自在に且つ対物レンズ21の光軸が上記記録媒体の記録
面に対して常に直角となるように支持する支持機構が構
成されている。
レンズホルダ22は、各支持部材30の自由端部に担持さ
れた基部31、と該基部と一体に形成されて各支持部材30
の固定端部側に向かって伸長する自由端部32とから成
る。対物レンズ21はこの自由端部32の端部側に設けられ
ている。第2図(b)から明らかなように、対物レンズ
21及びレンズホルダ22から成る可動部の重心:Gは、各支
持部材30の全長の中央部に対応して位置せしめられてい
る。
ここで、第3図は上述のレンズ駆動装置をモデル化し
て示すものであるが、図示されるように各支持部材30の
長さをl,各支持部材30の中心軸間距離をCにて表せば、
駆動力:Qにより各支持部材30が撓んだときに該各支持部
材に生ずる軸力:Uは(l/2−lt)Q/Cとなる。但し、ltは
支持部材30の自由端から駆動力:Qが加わる重心:Gまでの
距離である。従って、lt=l/2に選ぶことによって、レ
ンズ駆動時における各支持部材30の軸力:Uをなくすこと
ができる。これによって、共振による対物レンズ21及び
レンズホルダ22の回転は防止されるのである。
第4図(a)及び(b)は本考案の他の実施例を示す
ものであるが、当該実施例においては対物レンズ21がレ
ンズホルダ22の基部31側に配置されている。また、レン
ズホルダ22の自由端部32には該レンズホルダの一部をな
すウェイト35が設けられている。これによって、対物レ
ンズ21及びレンズホルダ22から成る可動部の重心:Gは、
各支持部材30の全長の中央部に対応して位置せしめられ
ている。
考案の効果 以上詳述した如く、本考案によるレンズ駆動装置にお
いては、記録媒体の記録面にスポット光を照射せしめる
ための対物レンズ(21)及び駆動コイル(24、25)を保
持し可動部を構成するレンズホルダ(22)と、前記レン
ズホルダを前記対物レンズの光軸方向及びこれに直角な
方向において移動自在に支持する支持機構と、前記駆動
コイルに磁力を付与する磁気回路とを備え、前記支持機
構は前記光軸方向及びこれに直角な方向に対して略直角
な方向に伸長し自由端部において前記可動部を支持した
4本の可撓性片持梁状支持部材(30)を含むレンズ駆動
装置であって、前記可動部の重心(G)が前記支持部材
の全長の略中央部に対応して位置せしめられていること
を特徴としている。従って、レンズ駆動時に上記支部部
材に軸力は発生せず、共振による対物レンズ及びレンズ
ホルダの回転は防止され、フォーカスサーボ及びトラッ
キングサーボは円滑に行なわれるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図(a)及び(b)は本考案の実施例とし
てのレンズ駆動装置の各々斜視図、平面図及び正面図、
第3図は該レンズ駆動装置をモデル化した状態を示す
図、第4図(a)及び(b)は本考案の他の実施例を示
す図、第5図ないし第7図(b)は既に開発されている
レンズ駆動装置を説明するための図である。 主要部分の符号の説明 21……対物レンズ 22……レンズホルダ 24……フォーカシングコイル 25……トラッキングコイル 26……マグネット 27……ヨーク 30……片持梁状支持部材 31……基部 32……自由端部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体の記録面にスポット光を照射せし
    めるための対物レンズ及び駆動コイルを保持し可動部を
    構成するレンズホルダと、前記レンズホルダを前記対物
    レンズの光軸方向及びこれに直角な方向において移動自
    在に支持する支持機構と、前記駆動コイルに磁力を付与
    する磁気回路とを備え、前記支持機構は前記光軸方向及
    びこれに直角な方向に対して略直角な方向に伸長し自由
    端部において前記可動部を支持した4本の可撓性片持梁
    状支持部材を含むレンズ駆動装置であって、 前記可動部の重心が前記支持部材の全長の略中央部に対
    応して位置せしめられていることを特徴とするレンズ駆
    動装置。
JP1986486U 1986-02-14 1986-02-14 レンズ駆動装置 Expired - Lifetime JP2523039Y2 (ja)

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JPS62133219U JPS62133219U (ja) 1987-08-22
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