JP2004281018A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レンズホルダをラジアルチルト方向へ安定して補正駆動させることが難しいものであった。
【解決手段】レンズホルダ23が4本のワイヤ22a,22bによって片持ち支持されている。またレンズホルダ23のY1側とY2側には、それぞれ第1のコイルT1と第2のコイルT2が設けられている。前記第1のコイルT1の駆動中心Q1は、前記ワイヤの支持中心O−OよりもZ1側に位置し、前記第2のコイルT2の駆動中心Q2はZ2側に位置している。またこのとき、フォーカシングコイルFの駆動中心Fa,Fbとマグネット26a,26bが前記コイルT1,T2のずれに合わせてZ1側,Z2側にずれて配置されている。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、DVDなどの高記録密度のディスク装置に搭載される光ピックアップ装置に係り、特に、レンズホルダを3軸方向に駆動させることができる光ピックアップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の光ピックアップ装置としては、下記特許文献1と2に示すものがある。
下記特許文献1に示すものは、対物レンズを保持するレンズホルダが支持材によって片持ち支持され、また前記レンズホルダにはフォーカシングコイルとトラッキングコイルと傾動コイルの3種類のコイルが設けられている。前記フォーカシングコイルは、レンズホルダの周囲において水平方向に向けて巻かれ、前記トラッキングコイルは、前記レンズホルダの支持側とそれに対向する側にそれぞれ一対づつ設けられている。また前記傾動コイルも両側に一対づつ設けられ、各側において前記一対のトラッキングコイルの一方に対して前記傾動コイルの一方がディスクに近い位置に、そしてトラッキングコイルの他方に対して前記傾動コイルの他方がディスクから離れた位置に互いにずれた状態で設けられている。
【0003】
この光ピックアップ装置では、フォーカシングコイルへの通電によってレンズホルダをフォーカシング方向へ動作させ、トラッキングコイルへの通電によってトラッキング方向へ動作させるとともに、前記傾動コイルへの通電により、レンズホルダを、光軸がトラッキング方向へ倒れるラジアルチルト方向へ補正駆動することを可能としている。
【0004】
下記特許文献2に示すものは、前記と同様に対物レンズを保持するレンズホルダが片持ち支持されているものである。レンズホルダにはフォーカシングコイルが設けられ、レンズホルダの支持側に向くフォーカシングコイルの側面において、第一のコイルがディスクに近い側に、第二のコイルがディスクから離れる側にそれぞれ設けられている。
【0005】
第一のコイルと第二のコイルへの通電により、レンズホルダをトラッキング方向へ駆動できるとともに、両コイルをラジアルチルト補正用のコイルとして使用し、両コイルでトラッキング方向へ発揮される駆動力のモーメントによってレンズホルダをトラッキング方向へ向けて倒すことが可能となっている。
【0006】
このように光ピックアップ装置をラジアルチルト補正方向へ駆動することが必要になった背景は、DVDなどの高密度記録用のディスクに対応する光ピックアップでは、ディスクに照射されるレーザ光のスポット径を小さくすることが必要であるため、開口数(NA)の大きい対物レンズを使用しなくてはならない点にある。開口数が大きくなった結果、対物レンズから照射されるレーザ光の光軸がディスクの記録面に対して垂直ではなく傾いたときの、スポット内での焦点深度のずれが大きくなって、データの再生精度が低下しやすくなる。
【0007】
ディスクの記録面に対する対物レンズの垂直度の確保は、光ピックアップを製造する際の光軸のスキュー(skew)調整で行われるが、前記のように開口数の大きい対物レンズを使用したときには、スキュー調整の許容範囲がきわめて小さくなり、調整のみで前記垂直度を維持することは難しい。また、DVDなどのディスクには反りが発生することを避けることができず、この反りを加味すると、前記スキュー調整の許容範囲がさらに小さくなる。
【0008】
そこで、ディスクの記録面でのレーザ光のスポット径の変形量などからラジアルチルトエラー信号を生成し、このエラー信号に基づいて、対物レンズの光軸をトラッキング方向へ向けて倒すようにラジアルチルト補正を行えるようにすることで、ディスクの記録面と対物レンズの光軸との垂直度を常に維持できるようになる。
【0009】
【特許文献1】
特開平8−180441号公報
【特許文献2】
特開平11−66587号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した特許文献1に示すものは、対物レンズを第3の方向へ駆動させるために、フォーカシングコイルとトラッキングコイルに加えてさらに第3の別の傾動コイルが設けられている。このためコイル数が多くなって、可動部であるレンズホルダの質量が大きくなるのみならず、3種類のコイルのそれぞれに異なる駆動信号を通電することが必要になって、コイルへの通電経路が複雑になる。
【0011】
また、特許文献2に示すものは、第一のコイルおよび第二のコイルをトラッキングコイルとして機能させるとともに、両コイルをラジアルチルト補正用のコイルとしても使用している。しかし、第一のコイルと第二のコイルが、レンズホルダに固着されたフォーカシングコイルの一方の側面にのみ設けられた構造であるため、トラッキング方向およびラジアルチルト方向への駆動力をレンズホルダに対して安定して与えることが困難である。
【0012】
しかも、第一のコイルと第二のコイルが上下に偏って設けられているため、この両コイルがマグネットの上下の端部に対向することになる。そのため、レンズホルダがフォーカシング方向へ動作したときに、第一のコイルと第二のコイルを鎖交する磁束密度が前記フォーカシング補正量により変動しやすく、よってトラッキング補正とラジアルチルト補正のリニアリティが低下しやすい欠点がある。
【0013】
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、簡単な構造でレンズホルダを3方向へ安定して駆動することができる光ピックアップ装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、対物レンズを保持するレンズホルダと、前記レンズホルダを前記対物レンズの光軸に沿うフォーカシング方向と、記録媒体の記録トラックを横断する方向であるトラッキング方向とへ可動状態に支持する弾性支持部材とが設けられ、
前記レンズホルダは、トラッキング方向と交叉する方向で対向する第1の側面と第2の側面とを有し、前記レンズホルダには、前記光軸を囲むように周回し、第1の側面と第2の側面においてトラッキング方向へ電流が流れる横方向通電部を有するフォーカシングコイルと、前記第1の側面に位置してフォーカシング方向へ電流が流れる縦方向通電部を有する第1のコイルと、前記第2の側面に位置して縦方向通電部を有する第2のコイルとを有し、
前記第1のコイルの縦方向通電部をフォーカシング方向へ二分する駆動中心が、前記弾性支持部材による前記レンズホルダの支持中心よりもフォーカシング方向の一方の側に位置し、第2のコイルの縦方向通電部の前記駆動中心が、前記支持中心よりもフォーカシング方向の他方の側に位置しており、
固定側には、前記第1の側面に対向するマグネットと前記第2の側面に対向するマグネットとが設けられ、
第1のコイルの縦方向通電部で発揮される駆動力と、第2のコイルの縦方向通電部で発揮される駆動力との和によって、前記レンズホルダがトラッキング方向へ駆動され、前記駆動力の差によって、前記光軸がトラッキング方向へ向けて倒れるようにレンズホルダが駆動されることを特徴とするものである。
【0015】
この光ピックアップ装置では、トラッキング方向と交叉する方向に対向する2つの側面のそれぞれに第1のコイルと第2のコイルが分離して設けられたため、トラッキング方向への補正駆動力およびラジアルチルト方向への補正駆動力が、前記両側面に対して作用することになり、安定したトラッキング補正およびラジアルチルト補正が可能になる。
【0016】
上記において、前記フォーカシングコイルは、前記第1の側面に位置する横方向通電部と第2の側面に位置する横方向通電部とが、フォーカシング方向への同じ高さに位置しておらず、第1の側面に位置する横方向通電部が第1のコイルの前記駆動中心側に位置し、第2の側面に位置する横方向通電部が第2のコイルの前記駆動中心側に位置していることが好ましい。
【0017】
さらには、第1の側面に位置する横方向通電部をフォーカシング方向に二分する駆動中心と、第1のコイルの前記駆動中心とが、フォーカシング方向において一致しており、第2の側面に位置する横方向通電部をフォーカシング方向に二分する駆動中心と、第2のコイルの前記駆動中心とが、フォーカシング方向において一致していることが好ましい。
【0018】
フォーカシングコイルの横方向通電部を、第1のコイルと第2のコイルの位置ずれに合わせてずらして配置することにより、第1のコイルと一方の横方向通電部に与えられる磁束の密度を同等にでき、また第2のコイルと他方の横方向通電部に与えられる磁束の密度を同等にすることが可能になる。
【0019】
さらに、前記第1の側面に対向するマグネットと第2の側面に対向するマグネットとが、フォーカシング方向への同じ高さに位置しておらず、第1の側面に対向するマグネットが第1のコイルの前記駆動中心側に位置し、第2の側面に対向するマグネットが第2のコイルの前記駆動中心側に位置していることが好ましい。
【0020】
さらに、第1の側面に対向するマグネットをフォーカシング方向に二分する中心と、第1のコイルの前記駆動中心とが、フォーカシング方向において一致しており、第2の側面に対向するマグネットをフォーカシング方向に二分する中心と、第2のコイルの前記駆動中心とが、フォーカシング方向において一致していることがさらに好ましい。
【0021】
このように、第1のコイルと第2のコイルの位置ずれに対向させてマグネットの位置を変えておくことにより、第1のコイルと第2のコイルのそれぞれの縦方向通電部をマグネットの中央部に対応させることができ、フォーカス補正動作の際のトラッキング補正動作とラジアルチルト補正動作のリニアリティを高く維持しやすい。
【0022】
また、本発明は、レンズホルダには4個の中継端子が設けられて、その内の1つが共通端子で、残りが第1の端子、第2の端子および第3の端子であり、前記フォーカシングコイルの両端が第3の端子と共通端子に導通され、前記第1のコイルの両端が第1の端子と共通端子に導通され、第2のコイルの両端が第2の端子と共通端子に導通されており、前記共通端子では、第1のコイルと第2のコイルの中間部において巻き線が切断されることなく止められているものである。
【0023】
前記構成では、レンズホルダに設けられる中継端子を4個にでき、しかも2つの巻き線を用いて、フォーカシングコイルと第1のコイルおよび第2のコイルを巻くことが可能になる。
【0024】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施の形態の光ピックアップ装置の全体構造を示す外観斜視図、図2は光ピックアップ装置を移動ベースに搭載した状態を示す平面図、図3はレンズホルダを含む駆動部を上側から見たときの平面図、図4は図3のIV矢視の側面図、図5は図3のV矢視の側面図、図6はコイルの配線図、図7はレンズホルダをトラッキング補正動作およびラジアルチルト補正動作させる際の駆動力の作用状態を図4と逆側の側面から示した動作説明図である。
【0025】
図1および図2に示すように、この光ピックアップ装置1は磁性材からなる固定ベース20を有し、前記固定ベース20上にはY2側に合成樹脂製の支持体21が固定されている。前記支持体21のY2側の側端面に取り付けられた基板21aに、弾性支持部材としての4本の金属製のワイヤ22a,22b,22c,22dの基端部がそれぞれ固定されている。各ワイヤ22a〜22dの先端部にはレンズホルダ23が支持されている。
【0026】
レンズホルダ23には、4本の金属製の係止ピン23a,23b,23c,23dがX方向に突出して形成されている。前記係止ピン23a,23bはX2方向へ突出して且つZ方向へ並列に形成され、係止ピン23c,23dはX1方向へ突出して且つZ方向へ並列に形成され、各係止ピン23a,23b,23c,23dに各ワイヤ22a〜22dの先端が半田付けされて固定されている。これにより前記レンズホルダ23は、前記固定ベース20上において片持ち状態で支持されている。なお、後に説明するように、前記各係止ピン23a,23b,23c,23dは、コイルの巻き線が半田付けされて中継端子として機能している。
【0027】
前記レンズホルダ23は、全体が合成樹脂で形成されており、Z1側が記録媒体であるディスクに接近する側であり、Z2側がディスクから離れる側である。
【0028】
レンズホルダ23には、保持凹部23jが形成されており、この保持凹部23j内に対物レンズ24が保持されて、接着固定されている。なお、対物レンズ24は、一般的には凸レンズで形成されている。
【0029】
図1に示すように、固定ベース20は底板20dを有し、前記底板20dのY1側とY2側には、垂直に折り曲げ形成されたヨーク25a,25bが互いに対向して形成されている。このヨーク25a,25bのそれぞれ内側にマグネット26a,26bが固定されている。
【0030】
前記レンズホルダ23には、トラッキング方向と直交するY方向に対向している一対の側面23p,23qのうちの一方の側面23pに1対のコイル巻付部23e,23hが前記マグネット26aに対向して設けられ、他方の側面23qにも1対のコイル巻付部23f,23gが前記マグネット26bに対向して設けられている。図4に示すように、それぞれの前記コイル巻付部23e,23f,23g,23hは、側面23p,23qの前方から見たときの形状が略半円状の部材であり、前記コイル巻付部23eと23f、およびコイル巻付部23gと23hが、フォーカシング方向(Z方向)へ所定間隔離れた状態で形成されている。
【0031】
図5に示すように、側面23pに設けられた前記コイル巻付部23eおよび23hは、レンズホルダ23のY1側の側面に対してZ1側寄りに形成され、側面23qに設けられた前記コイル巻付部23fおよび23gは、レンズホルダ23のY2側の側面に対してZ2側寄りに形成されて、前記コイル巻付部23e,23hとコイル巻付部23f,23gとが互いにZ方向への相反する方向へずれて配置されている。
【0032】
また前記レンズホルダ23の外側面には、対物レンズ24の光軸Sを囲むように凹状の溝部23mが形成されている。前記溝部23mは、Y1側に向く側面23pにおいて、前記コイル巻付部23e,23hの離間部分を通る水平方向へ直線状に延びる溝23m1と、Y2側に向く側面23qにおいて、前記コイル巻付部23f,23gの離間部分を通る水平方向に直線状に延びる溝23m2と、他の側面において前記溝23m1と23m2をそれぞれ繋ぐように斜めに延びる直線状の傾斜溝23m3を有している。ここで、レンズホルダ23のY1側の側面23pとY2側の側面23qは、一つの平面ではなく、溝23m1や23m2をの内底面を含む外側面を指している。
【0033】
前記溝部23mにフォーカシングコイルFが設けられ、前記コイル巻付部23eと23hに一対の第1のコイルT1が設けられ、前記コイル巻付部23fと23gに一対の第2のコイルT2が設けられている。
【0034】
以下、図4と図5に基づいて、フォーカシングコイルF、第1のコイルT1及び第2のコイルT2の巻線方法を説明する。
【0035】
この実施の形態では、1本の導線(巻き線)によって、フォーカシングコイルFが形成され、さらに1本の導線で第1のコイルT1および第2のコイルT2が形成されている。
【0036】
前記フォーカシングコイルFでは、前記導線(巻き線)が前記溝部23m(23m1〜23m3)に巻き形成されるが、フォーカシングコイルFの一端は係止ピン23aに所定回数巻回されて、これが第3の独立端子27fとなり、またフォーカシングコイルFの他端は係止ピン23bに所定回数巻回されて、これが共通端子27cとなる。レンズホルダ23の側面23pでは、フォーカシングコイルFのうちの前記溝23m1に巻かれている部分が、X方向に水平に延びる横方向通電部Faであり、側面23qでは、溝23m2に巻かれている部分が、X方向に水平に延びる横方向通電部Fbである。また、図5に表れている側面、およびこれに対向する側面では、フォーカシングコイルFが溝23m3に沿って水平方向に対して斜めに延びている。
【0037】
次に、他の導線の端部が掛止ピン23cに巻かれて、第1の独立端子27t1とされ、この導線が側面23pの前記コイル巻付部23hと23eに巻かれて第1のコイルT1が形成される。第1のコイルT1の巻き後の端部は、前記共通端子27cに巻き付けられるとともに、切断されることなく延ばされて側面23qの前記コイル巻付部23fと23gに巻かれて第2のコイルT2が形成され、その端部が掛止ピン23dに巻かれて第2の独立端子27t2となる。
【0038】
このように、2本の導線を用いることで、フォーカシングコイルF、第1のコイルT1および第2のコイルT2という3種類のコイルを形成でき、コイルの形成工程を簡単にできる。また、共通端子27cとして設定される係止ピン23bに巻き付ける導線が2本であるため、この共通端子27cの部分に極端に多くの導線が集中することがなくなる。この実施の形態では、係止ピン23a,23b,23c,23dにワイヤ22a〜22dが固定されているが、各係止ピン23a,23b,23c,23dでの巻き線数と半田の量のバランスを取ることができ、支持バランスを良好にできる。
【0039】
図4に示すように、各コイル巻付部23fと23gに巻かれている第2のコイルT2,T2は、側面23qの面に沿って巻かれており、それぞれの第2のコイルT2,T2の互いに対向する縦方向通電部T2a,T2a、すなわちそれぞれの第2のコイルT2,T2のレンズホルダ23の中心側に向いている縦方向通電部T2a,T2aが、マグネット26aに対向してトラッキング方向への動力発生部となっている。側面23pに設けられた第1のコイルT1,T1の巻き形状も同じであり、第1のコイルT1はそれぞれ縦方向通電部T1a,T1aを有している。
【0040】
図6の回路図に示すように、フォーカシングコイルF、第1のコイルT1及び第2のコイルT2の一端はすべて前記係止ピン23bの共通端子27cに接続され、ワイヤ22bを介して接地され、各コイルF,T1,T2の他端はそれぞれ独立端子27f,27t1,27t2に接続され、ワイヤ22a,22c,22dを介して制御部28に接続されている。
【0041】
図4と図5では、レンズホルダ23に対する4本のワイヤ22a〜22dによる支持中心をO−O線で示している。また図7では、第1のコイルT1の駆動中心をQ1,Q2で示し、第2のコイルT2の駆動中心をQ3,Q4で示している。第1のコイルT1の駆動中心Q1,Q2は、縦方向通電部T2aをフォーカシング方向に二分した高さ位置にあり、第2のコイルT2の駆動中心Q3,Q4は、縦方向通電部T2aを高さ方向に二分した高さ位置にある。第1のコイルT1の駆動中心Q1,Q2は、前記支持中心O−O線よりも上側(Z1側)に配置され、第2のコイルT2の駆動中心Q3,Q4は支持中心O−O線よりも下側(Z2側)に配置されている。そして、第1のコイルT1の駆動中心Q1,Q2と、前記支持中心O−O線との距離と、第2のコイルT2の駆動中心Q3,Q4と支持中心O−O線との距離は同じである。
【0042】
また、フォーカシングコイルFの横方向通電部Faによる駆動中心は、この横方向通電部Faをフォーカシング方向に二分する位置にあるが、この横方向通電部Faによる駆動中心は、前記駆動中心Q1,Q2と同じ高さ位置にある。また、横方向通電部Fbの駆動中心は、前記駆動中心Q3,Q4と同じ高さ位置にある。
【0043】
図5に示すように、側面23pに対向するマグネット26aは、そのフォーカシング方向(Z方向)に二分する中心M1が、前記駆動中心Q1,Q2と同じ高さ位置にあり、側面23qに対向するマグネット26bのZ方向の中心M2が、前記駆動中心Q3,Q4と同じ高さ位置にある。
【0044】
このように、側面23pに設けられた第1のコイルT1,T1の駆動中心Q1,Q2、およびフォーカシングコイルFの横方向通電部Faの駆動中心と、マグネット26aの中心M1とが、Z方向の高さにおいて一致しているため、マグネット26aからの磁界が、第1のコイルT1の縦方向通電部T1aと、フォーカシングコイルFの横方向通電部Faに対して均一な磁束密度で与えられるようになる。またレンズホルダ23がフォーカシング方向へ動作したときに、前記縦方向通電部T1aと横方向通電部Faに与えられる磁束密度の変化を小さくでき、フォーカシング方向へ動作しながらトラッキング方向で駆動される際のリニアリティを補償しやすくなっている。
【0045】
これは、側面23qに設けられた第2のコイルT2,T2およびフォーカシングコイルFの横方向通電部Fbと、マグネット26bとの関係においても同じである。
【0046】
なお、上述した第1のコイルT1,第2のコイルT2,フォーカシングコイルF,マグネット26a,26bのZ方向における位置関係は、フォーカシングコイルFの非通電時、あるいは設計上におけるスポット光のジャストフォーカス時に成立するものである。
【0047】
図2に示すように、光ピックアップ装置1は、アルミ合金などの金属あるいは合成樹脂で成型された移動ベース10に搭載されている。この移動ベース10にはZ1側が開口する凹状の設置部11が形成され、この設置部11内に前記光ピックアップ装置1が設けられている。
【0048】
前記移動ベース10のY1側とY2側の両側部には、円形状のガイド穴10aとU字状のガイド溝10bがそれぞれ形成されている。前記ガイド穴10aとガイド溝10bは、装置本体の機構シャーシに互いに平行に固定された1対の金属製のガイド軸2,3に摺動自在に挿通され、移動ベース10がX1−X2方向にスライド自在となっている。前記装置本体の機構シャーシには、一方のガイド軸と平行に延びるスクリュー軸(図示せず)が設けられ、前記移動ベース10には、このスクリュー軸のスクリュー溝に係合する係合部が設けられている。スレッドモータによって前記スクリュー軸が回転させられると、前記移動ベース10がディスクの記録面に沿ってディスクの半径方向であるX1−X2方向へ移動させられる。
【0049】
前記移動ベース10には、レーザダイオードなどの発光素子と、この発光素子から発せられるレーザ光を対物レンズ24に送る光学部品と、ディスクの記録面から反射されて前記対物レンズ24を経て戻った戻り光を受光する受光素子などが搭載されている。
【0050】
次に、前記光ピックアップ装置1の動作を説明する。
フォーカシング駆動信号は、ワイヤ22a,22bを経て、共通端子27cと第3の独立端子27fとから、フォーカシングコイルFに与えられて、レンズホルダ23がZ方向へ補正駆動される。
【0051】
またトラッキング駆動信号と、ラジアルチルト駆動信号は、第1のコイルT1と第2のコイルT2に別々に与えられる。すなわち、ワイヤ22cとワイヤ22bを経て、第1の独立端子27t1と共通端子27cから第1のコイルT1に前記駆動信号が与えられ、ワイヤ22dとワイヤ22bを経て、第2の独立端子27t2と共通端子27cから、第2のコイルT2に前記駆動信号が与えられる。
【0052】
ここで、図4に示すように、コイル巻付部23fに巻かれている第2のコイルT2と、コイル巻付部23gに巻かれている第2のコイルT2の巻付け方向は逆向きであり、2つの第2のコイルT2,T2の縦方向通電部T2aとT2aには同じ向きの電流が与えられる。これは、コイル巻付部23eとコイル巻付部23hに巻かれている第1のコイルT1,T1においても同じである。
【0053】
図7は、レンズホルダ23を側面23p側から示しており、個々の第1のコイルT1,T1により発揮されるトラッキング方向(X方向)の駆動力をFt1,Ft1で示し、個々の第2のコイルT2,T2により発揮されるトラッキング方向(X方向)の駆動力をFt2,Ft2で示している。
【0054】
トラッキング方向の補正駆動成分は、第1のコイルT1,T1で発揮される水平方向への駆動力2・Ft1と、第2のコイルT2,T2で発揮される水平方向への駆動力2・Ft2との和であり、ラジアルチルト方向の補正駆動成分は、前記駆動力2・Ft1と、2・Ft2との差である。トラッキング方向の補正駆動成分により、光軸SがX方向へシフトする補正動作が行われる。また、ラジアルチルト方向の補正駆動成分では、前記駆動力の差と、駆動中心Q1,Q2と駆動中心Q3,Q4との距離Δhとで決まるモーメントにより、図4に示すように光軸SがXS方向へ傾く補正動作が行われる。
【0055】
前記ラジアルチルト方向の補正駆動成分により、ディスクの記録面に対して光軸Sが常に垂直に対向できるように補正が行われるようになる。
【0056】
この実施の形態では、レンズホルダ23の対向する一方の側面23pに、一対の第1のコイルT1が同じ高さ位置で配置され、他方の側面23qにおいても、一対の第2のコイルT2が同じ高さ位置で配置されている。トラッキング方向への補正駆動成分とラジアルチルト方向の補正駆動成分とが、両側面23p,23qの双方に作用することにより、レンズホルダ23のトラッキング補正動作と、ラジアルチルト補正動作が、安定して行われるようになる。
【0057】
また、第1のコイルT1,T1の高さ位置と、第2のコイルT2,T2の高さ位置の差に合わせて、フォーカシングコイルFの横方向通電部Faと横方向通電部Fbの高さ位置がずれている。さらに、マグネット26aの高さ位置とマグネット26bの高さ位置も相違している。したがって、フォーカシングコイルFの横方向通電部Fa,Fbと、第1のコイルT1と第2のコイルT2の縦方向通電部T1a,T2aがマグネット26a,26bの中心M1,M2に対向するようになり、各方向への補正動作の際に、駆動リニアリティの低下を防止できる。
【0058】
【発明の効果】
以上説明した本発明では、レンズホルダをフォーカシング補正方向、トラッキング補正方向、さらにラジアルチルト補正方向へ安定して駆動できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ピックアップ装置の一例を示す外観斜視図、
【図2】本発明の光ピックアップ装置の全体を示す平面図、
【図3】レンズホルダを含む駆動部を上側から見たときの拡大平面図、
【図4】図3のIV矢視の側面図、
【図5】図3のV矢視の側面図、
【図6】駆動部を示す回路図、
【図7】レンズホルダの補正駆動動作を説明するものであり、図4と逆側の側面から見た説明図、
【符号の説明】
F フォーカシングコイル
Fa,Fa 横方向通電部
T1 第1のコイル
T2 第2のコイル
T1a,T2a 縦方向通電部
Q1〜Q4 駆動中心
20 固定ベース
22a〜22d ワイヤ(弾性支持部材)
23 レンズホルダ
23a〜23d 係止ピン
23e,23f,23g,23h コイル巻付部
24 対物レンズ
26a,26b マグネット
27f,27t1,27t2 独立端子
27c 共通端子

Claims (6)

  1. 対物レンズを保持するレンズホルダと、前記レンズホルダを前記対物レンズの光軸に沿うフォーカシング方向と、記録媒体の記録トラックを横断する方向であるトラッキング方向とへ可動状態に支持する弾性支持部材とが設けられ、
    前記レンズホルダは、トラッキング方向と交叉する方向で対向する第1の側面と第2の側面とを有し、前記レンズホルダには、前記光軸を囲むように周回し、第1の側面と第2の側面においてトラッキング方向へ電流が流れる横方向通電部を有するフォーカシングコイルと、前記第1の側面に位置してフォーカシング方向へ電流が流れる縦方向通電部を有する第1のコイルと、前記第2の側面に位置して縦方向通電部を有する第2のコイルとを有し、
    前記第1のコイルの縦方向通電部をフォーカシング方向へ二分する駆動中心が、前記弾性支持部材による前記レンズホルダの支持中心よりもフォーカシング方向の一方の側に位置し、第2のコイルの縦方向通電部の前記駆動中心が、前記支持中心よりもフォーカシング方向の他方の側に位置しており、
    固定側には、前記第1の側面に対向するマグネットと前記第2の側面に対向するマグネットとが設けられ、
    第1のコイルの縦方向通電部で発揮される駆動力と、第2のコイルの縦方向通電部で発揮される駆動力との和によって、前記レンズホルダがトラッキング方向へ駆動され、前記駆動力の差によって、前記光軸がトラッキング方向へ向けて倒れるようにレンズホルダが駆動されることを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 前記フォーカシングコイルは、前記第1の側面に位置する横方向通電部と第2の側面に位置する横方向通電部とが、フォーカシング方向への同じ高さに位置しておらず、第1の側面に位置する横方向通電部が第1のコイルの前記駆動中心側に位置し、第2の側面に位置する横方向通電部が第2のコイルの前記駆動中心側に位置している請求項1記載の光ピックアップ装置。
  3. 第1の側面に位置する横方向通電部をフォーカシング方向に二分する駆動中心と、第1のコイルの前記駆動中心とが、フォーカシング方向において一致しており、第2の側面に位置する横方向通電部をフォーカシング方向に二分する駆動中心と、第2のコイルの前記駆動中心とが、フォーカシング方向において一致している請求項2記載の光ピックアップ装置。
  4. 前記第1の側面に対向するマグネットと第2の側面に対向するマグネットとが、フォーカシング方向への同じ高さに位置しておらず、第1の側面に対向するマグネットが第1のコイルの前記駆動中心側に位置し、第2の側面に対向するマグネットが第2のコイルの前記駆動中心側に位置している請求項1ないし3のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
  5. 第1の側面に対向するマグネットをフォーカシング方向に二分する中心と、第1のコイルの前記駆動中心とが、フォーカシング方向において一致しており、第2の側面に対向するマグネットをフォーカシング方向に二分する中心と、第2のコイルの前記駆動中心とが、フォーカシング方向において一致している請求項4記載の光ピックアップ装置。
  6. レンズホルダには4個の中継端子が設けられて、その内の1つが共通端子で、残りが第1の端子、第2の端子および第3の端子であり、前記フォーカシングコイルの両端が第3の端子と共通端子に導通され、前記第1のコイルの両端が第1の端子と共通端子に導通され、第2のコイルの両端が第2の端子と共通端子に導通されており、前記共通端子では、第1のコイルと第2のコイルの中間部において巻き線が切断されることなく止められている請求項1ないし5のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
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