JP2006120205A - 対物レンズ駆動装置およびそれを用いた光ピックアップ - Google Patents

対物レンズ駆動装置およびそれを用いた光ピックアップ Download PDF

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Abstract

【課題】
対物レンズ駆動装置において、発生する振動を低減する。
【解決手段】
対物レンズ駆動装置50は、対物レンズ1を用いて光ディスクとの間で情報を読み書きする光ピックアップに用いられる。対物レンズ駆動装置は、中央部に対物レンズを保持するレンズホルダ2と、このレンズホルダの両側面に配置される複数のトラッキングコイル4a〜4dとを有する。一方の側面に配置した1対の第1のトラッキングコイルの質量が、他方の側面に配置した1対の第2のトラッキングコイルの質量よりも大である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ディスクとの間で情報を記録または再生する光ディスク装置が備える対物レンズ駆動装置および光ピックアップに関する。
従来の光ディスク装置に用いる対物レンズ駆動装置の例が、特許文献1に記載されている。この公報に記載の対物レンズ駆動装置は、対物レンズを保持するレンズホルダに、駆動コイルであるフォーカシングコイルとトラッキングコイルを取り付けている。そして、可動部を支持する支持部材の一端を固定部に固定し、他端をレンズホルダに固定している。可動部の一側方ではトラッキングコイルを中央寄りに、可動部の他側方ではトラッキングコイルを外側に配置している。
特開2004−171662号公報(第4頁、図1)
上記特許文献1に記載の対物レンズ駆動装置は、レンズホルダを支持する支持部材が各コイルへの電流供給を兼ねており、支持部材と各コイルの端部をはんだ等で電気的に接続しなければならない。その際、支持部材がレンズホルダを固定する位置が、レンズホルダの中心線上になるのが望ましいので、各コイルと支持部材の接続位置を固定部から遠い方の支持部材の先端寄りにせざるを得ない。その結果、はんだ等の接続部材の質量が、固定部から遠い方のレンズホルダ側に付加される。
光ディスク装置の小型化、延いては対物レンズ駆動装置の小型軽量化のためには、はんだ等の接続部材の質量の影響を無視できない。つまり、はんだ等の接続部材の質量により、可動部に質量のアンバランスを生じる恐れがある。可動部の質量がアンバランスになると、対物レンズをフォーカシング方向やトラッキング方向に駆動したときに、可動部の重心と駆動力の中心とがずれて、可動部に回転モードの振動を発生する。このような振動が発生すると、フォーカシング制御やトラッキング制御において発振現象を生じるおそれがあり、情報を正確に記録再生できなくなる。
本発明は上記従来技術の不具合に鑑みなされたものであり、その目的は対物レンズ駆動装置において振動の発生を防止または低減することにある。本発明の他の目的は、対物レンズ駆動装置を用いる光ディスクにおいて、情報を正確に記録再生することにある。
上記目的を達成する本発明の特徴は、対物レンズを用いて光ディスクとの間で情報を読み書きする光ピックアップに用いる対物レンズ駆動装置において、中央部に対物レンズを保持するレンズホルダと、このレンズホルダの両側面に配置される複数のトラッキングコイルとを有し、一方の側面に配置した1対の第1のトラッキングコイルの質量が、他方の側面に配置した1対の第2のトラッキングコイルの質量よりも大であることにある。
そしてこの特徴において、第1のトラッキングコイル間の距離が第2のトラッキングコイル間の距離よりも大きいのが望ましく、第1のトラッキングコイルに対向して1対の第1の永久磁石を配し、前記第2のトラッキングコイルに対向して1対の第2の永久磁石を配し、第1の永久磁石間の距離が第2の永久磁石間の距離よりも小とするのがさらに望ましい。また、レンズホルダの端部であって、対物レンズを挟んだ位置にフォーカシングコイルを配置し、このフォーカシングコイル内に第3の永久磁石を配置するのがよい。
上記目的を達成する本発明の他の特徴は、光ディスクの記録面に光を集光する対物レンズと、対物レンズを保持するレンズホルダと、レンズホルダに取り付けたフォーカシングコイルおよび複数のトラッキングコイルと、レンズホルダを支持するための固定部と、レンズホルダを含む可動部を固定部に対してフォーカシング方向およびトラッキング方向に動作可能に支持する支持部材と、レンズホルダの両側面に対向して配置した永久磁石とを有する対物レンズ駆動装置において、支持部材の反固定部側の先端部を、フォーカシングコイルの端末およびトラッキングコイルの端末に接続部材を介して接続し、レンズホルダの固定部側の側面であってレンズホルダのトラッキング方向両端側に少なくとも2個の前記トラッキングコイルを配置し、前記レンズホルダの反固定部側の側面であってレンズホルダのトラッキング方向中央寄りに少なくとも2個のトラッキングコイルを配置することにある。
そしてこの特徴において、固定部側のトラッキングコイルの質量が、反固定部側のトラッキングコイルの質量よりも大きく、接続部材がはんだであるのがよく、永久磁石は、固定部側のトラッキングコイルに対向する第1の永久磁石と、反固定部側のトラッキングコイルに対向する第2の永久磁石とを有し、第1の永久磁石とこれに対向するトラッキングコイルの間隔が、第2の永久磁石とこれに対向するトラッキングコイルの間隔よりも大きいものであってもよい。また、対物レンズのトラッキング方向の両側にインナーヨークを配置し、インナーヨークの上部中央に切り欠きを形成してもよい。
上記目的を達成する本発明のさらに他の特徴は、レーザ発光素子と、光ディスクからの反射光を受光する光検出器とを有する光ピックアップが、上記いずれかの特徴を有する対物レンズ駆動装置を備えることにある。
本発明によれば、対物レンズ駆動装置のコイルと支持部材を接続する接続部材により発生するモーメントをバランスさせたので、対物レンズ駆動装置をトラッキング方向およびフォーカシング方向に移動させても、対物レンズ駆動装置を回転させるモーメントの発生を防止または低減できる。その結果、対物レンズ駆動装置における振動の発生を低減または防止でき、対物レンズ駆動装置を用いて光ディスクの情報を正確に記録あるいは再生できる。
以下、本発明に係る光ピックアップの一実施例を、図1ないし図5を用いて説明する。初めに、光ピックアップ110を搭載した光ディスク装置100を、図5のブロック図を用いて説明する。光ディスク装置100は、光ディスク101を回転させるスピンドルモータ120を有する。光ピックアップ110が、光ディスク101との間で情報の読み出し/書き込みを実行する。スピンドルモータ120および光ピックアップ110は、コントローラ130により制御される。光ピックアップ110は、詳細を後述する対物レンズ駆動装置と、レーザ発光素子111等の光学部品を搭載している。
コントローラ130に、ディスク回転制御回路131が接続されている。コントローラ130からの指令が入力されると、ディスク回転制御回路131は光ディスク101を搭載したスピンドルモータ120を回転駆動する。コントローラ130には、送り制御回路132も接続されている。送り制御回路132は、コントローラ130からの指令信号により、光ピックアップ110を光ディスク101の半径方向に移動させる。
光ピックアップ110に搭載されたレーザ発光素子111に、発光素子駆動回路133が接続されている。コントローラ130からの指令信号により、発光素子駆動回路133は駆動信号をレーザ発光素子111に送信する。駆動信号が入力されると、レーザ発光素子111はレーザ光を発光する。レーザ光を対物レンズ1が光ディスク101上に集光する。集光されたレーザ光は、光ディスク101で反射し、対物レンズ1を通過して光検出器112に入射する。光検出器112で処理されて得られた検出信号134は、サーボ信号検出回路135および再生信号検出回路137に送信される。サーボ信号検出回路135に入力された検出信号134に基づいてサーボ信号が生成され、アクチュエータ駆動回路136に入力される。
アクチュエータ駆動回路136は、光ピックアップ110の図示しない対物レンズ駆動装置に駆動信号を入力し、対物レンズ1を位置決め制御する。一方、再生信号検出回路137に入力された検出信号134から再生信号検出回路137で再生信号が生成され、光ディスク101の情報が再生される。この図5で示した光ピックアップ110が有する対物レンズ駆動装置の詳細を、以下に説明する。
図1は、対物レンズ駆動装置50の上面図であり、図2はその分解斜視図である。対物レンズ1を光ディスク面に接近または離遠させる方向(フォーカシング方向)がz方向であり、光ディスクの半径方向(トラッキング方向)がy方向である。y方向とz方向の双方に直交する方向を、x方向とする。
対物レンズ駆動装置50のほぼ中央部には、図示しない光ディスクの情報を読み書きするための対物レンズ1が配置されている。レンズホルダ2は、対物レンズ1を上面中央部に保持する。レンズホルダ2および対物レンズ1を有する可動部は、支持部材6により固定部7に支持される。
レンズホルダ2の両端部であって、対物レンズ1を挟んでy方向両側に、フォーカシングコイル3が配置される。レンズホルダ2の左右両側面(x方向両側面)には、トラッキングコイル4a〜4dがそれぞれ間隔を置いて取り付けられている。このトラッキングコイル4a〜4dを、以下のように配置する。レンズホルダ2の固定部7に近い方(図の左側)の側面では、2個のトラッキングコイル4c、4dをレンズホルダ2のy方向両端側に配置する。レンズホルダ2の固定部7から遠い方(図の右側)の側面では、2個のトラッキングコイル4a、4bをレンズホルダ2のy方向中央寄りに配置する。
すなわち、レンズホルダ2の左側側面では、トラッキングコイル4c、4d間の距離が長く、レンズホルダ2の右側側面では、トラッキングコイル4a、4b間の距離が短くなっている。それとともに、固定部7に近い方(左側)の側面に配置したトラッキングコイル4c、4dは、固定部から遠い方(右側)の側面に配置したトラッキングコイル4a、4bよりも、質量が大きい。質量を大きくするためには、コイルの巻数を増やしてコイル線長を長くするか、線径の太いコイル線を用いる。
支持部材6は、レンズホルダ2のy方向両外側に位置しており、一端側を固定部7に固定する。支持部材6の他端側を、レンズホルダ2の突起部2aに固定する。支持部材6のレンズホルダ2側の先端部と、フォーカシングコイル3およびトラッキングコイル4a〜4dの端末とは、レンズホルダ2のy方向(図の上下方向)両外側に取り付けた接続基板21に、はんだ等の導電性接続部材22を介して接続される。支持部材6は導電性を有しており、この支持部材6を介してフォーカシングコイル3およびトラッキングコイル4a〜4dに電流が供給される。
可動部のx方向(図の左右方向)の端部には、y方向(図の上下方向)に延びる1対のアウターヨーク11a、11bが配置されている。このアウターヨーク11a、11bの内側には、各1対の永久磁石8a〜8dが互いに離隔して配置されている。フォーカシングコイル3の内側であって、アウターヨーク11a、11bとほぼ直交する位置には、1対のインナーヨーク11c、11dがx方向に延びて配置されている。インナーヨーク11c、11dは、ヨーク部材11の底板部から端部を折り曲げて形成される。インナーヨーク11c、11dの内側に隣り合って、永久磁石9、9が配置されている。ヨーク11a〜11dおよび永久磁石8a〜8d、9は、磁気回路を形成する。
ところで、支持部材6と、フォーカシングコイル3およびトラッキングコイル4a〜4dの各端末とを、レンズホルダ2の反固定部7側(図の右側端部)で接続したので、接続基板21と導電性接続部材22の質量が、モーメント荷重として無視できなくなる。すなわち、こられの質量が、x方向についてはレンズホルダ2の固定部7から遠い側にあり、y方向についてはレンズホルダ2のy方向外側にあるので、x軸周りにモーメント荷重として作用する。この場合、トラッキングコイル4a、4b間およびトラッキングコイル4c、4d間のy方向距離が同じであると、接続基板21と導電性接続部材22の質量により、可動部の質量バランスが崩される。
そこで本実施例においては、以下に述べる方法により、質量バランスを図っている。すなわち、レンズホルダ2の反固定部7側の側面に取り付けたトラッキングコイル4a、4bを、固定部7側の側面に取り付けたトラッキングコイル4c、4dよりも、y方向中央側に配置した。これにより、対物レンズ1の中心に座標軸を設定したときのx軸周りのモーメントをバランスさせることができる。また、レンズホルダ2の固定部7側の側面に取り付けたトラッキングコイル4c、4dの質量を、反固定部7側の側面に取り付けたトラッキングコイル4a、4bの質量より大きくしたので、y軸周りのモーメントをバランスさせることができる。
なお、前者のトラッキングコイル4a、4b間のy方向距離をトラッキングコイル4c、4d間のy方向距離よりも短くすること、および後者のトラッキングコイル4c、4dの質量をトラッキングコイル4a、4bの質量より大きくすること、のいずれかを用いれば、y方向あるいはx方向の質量バランスが改善される。さらに、これらの双方を用いれば、x方向とy方向の両方向の質量バランスが改善される。
質量バランスの詳細を、図3を用いて説明する。レンズホルダ2の反固定部7側の側面に取り付けたトラッキングコイル4a、4bの質量をm、y軸からの距離をx、x軸からの距離をy、固定部7側の側面に取り付けたトラッキングコイル4c、4dの質量をm、y軸からの距離をx、x軸からの距離をy、接続基板および導電性接続部材の質量をm、y軸からの距離をx、x軸からの距離をyとする。
対物レンズ1の中心に座標原点を設定したときの、x軸周りの質量バランスの条件は、
・y+m・y=m・y
である。同様に、y軸周りの質量バランスの条件は、
・x+m・x=m・x
である。例えば、x=x、x=0.5x、y=1.3y、m=0.5mとすると、m=0.8m、y=0.6yとなる。したがって、トラッキングコイル4a〜4dの質量と配置が、この値になるように各トラッキングコイル4a〜4dを定める。
なお、固定部7側のトラッキングコイル4c、4dの質量を、反固定部7側のトラッキングコイル4a、4bの質量より大きくするために、トラッキングコイル4c、4dの巻数をトラッキングコイル4a、4bの巻数より多くすると、トラッキングコイル4a〜4dに作用する磁束密度の大きさが同じ条件では、トラッキングコイル4c、4dで発生する駆動力がトラッキングコイル4a、4bで発生する駆動力よりも大きくなり、駆動力にアンバランスが生じる。
そこで、本実施例では、図4に示すように固定部7側のトラッキングコイル4c、4dとこれに対向する永久磁石8c、8dの間隔Dを、反固定部7側のトラッキングコイル4a、4bとこれに対向する永久磁石8a、8bの間隔Dよりも広くした。これにより、固定部7側のトラッキングコイル4c、4dに作用する磁束密度が小さくなり、固定部7側のトラッキングコイル4c、4dと反固定部7側のトラッキングコイル4a、4bで発生する駆動力の差を縮小できる。
したがって、トラッキングコイル4c、4dの巻数をトラッキングコイル4a、4bの巻数より多くし、トラッキングコイル4c、4dの質量をトラッキングコイル4a、4bの質量より大きくするときは、固定部7側のトラッキングコイル4c、4dと永久磁石8c、8dの間隔を、反固定部7側のトラッキングコイル4a、4bと永久磁石8a、8bの間隔よりも広くすれば、質量バランスと駆動力バランスの両方を改善することができる。なお上記実施例においては、固定部7側のトラッキングコイル4c、4dに作用する磁束密度を、対向する永久磁石との距離を変えて変化させているが、固定部7側の永久磁石8c、8dの寸法を反固定部7側の永久磁石8a、8bの寸法より小さくしたり、固定部7側の永久磁石8c、8dの磁力を反固定部7側の永久磁石8a、8bの磁力より小さくしてもよい。
ところで、対物レンズ駆動装置50の振動特性は、レーザ光を測定対象である対物レンズ1に照射し、その反射光を検出して測定するのが一般的である。トラッキング方向の振動特性を測定する場合は、y方向からレーザ光を対物レンズ1に照射する。この場合、y方向から見て対物レンズ1がインナーヨーク11c、11dにより遮蔽されていると、振動特性を測定できないので、インナーヨーク11c、11dのz方向の高さよりも高い位置に反射面を有する測定用の反射部材をレンズホルダ2に取り付ける必要が生じる。また、測定用のレーザ光が遮蔽されるのを回避するために、インナーヨーク11c、11dの高さを全体的に低くすると、永久磁石8a〜8dからの磁束の流れが下向きになり、z方向における磁束密度の分布が非対称になる。
本実施例では、インナーヨーク11c、11dの上部中央に切り欠き20を形成し、対物レンズ駆動装置50のy方向の外部から対物レンズ1にレーザ光を通す光路を確保した。これにより、測定用だけの反射部材を別部品として取り付ける必要がなく、対物レンズ駆動装置50のトラッキング方向の振動特性を容易に測定できる。また、インナーヨーク11c、11dの高さを永久磁石8a〜8dの上端の高さよりも高くすることができるので、z方向における磁束密度分布を対称な分布に近づけることができる。
上記実施例によれば、接続部材が配置されるレンズホルダの反固定部側の側面では、トラッキングコイルをトラッキング方向の中央側に配置し、固定部側側面ではトラッキングコイルをトラッキング方向両端側に配置したので、トラッキング方向において質量バランスが改善される。固定部側のトラッキングコイルの質量を、反固定部側のトラッキングコイルの質量よりも大きくしたので、トラッキング方向とフォーカシング方向の両方に直交する方向において質量バランスが改善される。これにより、対物レンズ駆動装置は質量バランスに優れ、振動の発生が少なくなり、光ディスクの情報を正確に記録あるいは再生正確できる
本発明に係る対物レンズ駆動装置の一実施例の上面図である。 図1に示した対物レンズ駆動装置の分解斜視図である。 対物レンズ駆動装置の質量バランスを説明する図である。 図1に示した対物レンズ駆動装置における永久磁石の配置を説明する図である。 本発明に係る光ディスク装置の一実施例のブロック図である。
符号の説明
1…対物レンズ、2…レンズホルダ、3…フォーカシングコイル、4…トラッキングコイル、6…支持部材、7…固定部、8…永久磁石、9…永久磁石、11…ヨーク、20…切り欠き、21…接続基板、22…導電性接続部材、50…対物レンズ駆動装置、100…光ディスク装置、101…光ディスク、110…光ピックアップ、111…レーザ発光素子、112…光検出器。

Claims (9)

  1. 対物レンズを用いて光ディスクとの間で情報を読み書きする光ピックアップに用いる対物レンズ駆動装置において、中央部に対物レンズを保持するレンズホルダと、このレンズホルダの両側面に配置される複数のトラッキングコイルとを有し、一方の側面に配置した1対の第1のトラッキングコイルの質量が、他方の側面に配置した1対の第2のトラッキングコイルの質量よりも大であることを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  2. 前記第1のトラッキングコイル間の距離が前記第2のトラッキングコイル間の距離よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の対物レンズ駆動装置。
  3. 前記第1のトラッキングコイルに対向して1対の第1の永久磁石を配し、前記第2のトラッキングコイルに対向して1対の第2の永久磁石を配し、前記第1の永久磁石間の距離が前記第2の永久磁石間の距離よりも小としたことを特徴とする請求項2に記載の対物レンズ駆動装置。
  4. 前記レンズホルダの端部であって、前記対物レンズを挟んだ位置にフォーカシングコイルを配置し、このフォーカシングコイル内に第3の永久磁石を配置したことを特徴とする請求項3に記載の対物レンズ駆動装置。
  5. 光ディスクの記録面に光を集光する対物レンズと、前記対物レンズを保持するレンズホルダと、前記レンズホルダに取り付けたフォーカシングコイルおよび複数のトラッキングコイルと、前記レンズホルダを支持するための固定部と、前記レンズホルダを含む可動部を固定部に対してフォーカシング方向およびトラッキング方向に動作可能に支持する支持部材と、前記レンズホルダの両側面に対向して配置した永久磁石とを有する対物レンズ駆動装置において、
    前記支持部材の反固定部側の先端部を、前記フォーカシングコイルの端末およびトラッキングコイルの端末に接続部材を介して接続し、前記レンズホルダの固定部側の側面であって前記レンズホルダのトラッキング方向両端側に少なくとも2個の前記トラッキングコイルを配置し、前記レンズホルダの反固定部側の側面であって前記レンズホルダのトラッキング方向中央寄りに少なくとも2個の前記トラッキングコイルを配置したことを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  6. 固定部側の前記トラッキングコイルの質量が、反固定部側の前記トラッキングコイルの質量よりも大きく、前記接続部材がはんだであることを特徴とする請求項5に記載の対物レンズ駆動装置。
  7. 前記永久磁石は、固定部側の前記トラッキングコイルに対向する第1の永久磁石と、反固定部側の前記トラッキングコイルに対向する第2の永久磁石とを有し、前記第1の永久磁石とこれに対向するトラッキングコイルの間隔が、前記第2の永久磁石とこれに対向するトラッキングコイルの間隔よりも大きいことを特徴とする請求項6に記載の対物レンズ駆動装置。
  8. 前記対物レンズのトラッキング方向の両側にインナーヨークを配置し、前記インナーヨークの上部中央に切り欠きを形成したことを特徴とする請求項5に記載の対物レンズ駆動装置。
  9. レーザ発光素子と、光ディスクからの反射光を受光する光検出器とを有する光ピックアップにおいて、請求項1ないし8のいずれかに記載の対物レンズ駆動装置を備えることを特徴とする光ピックアップ。
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