JP2014044776A - レンズアクチュエータ、光ピックアップ装置、および光ディスク装置 - Google Patents

レンズアクチュエータ、光ピックアップ装置、および光ディスク装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ヨーイング方向の揺れの軸が重心からずれていても、不要共振を十分に抑制することが容易となるレンズアクチュエータを提供する。
【解決手段】第1トラッキングマグネットおよび第2トラッキングマグネットが設けられた固定部と、対物レンズ、第1トラッキングコイル、および第2トラッキングコイルを有する可動部とを備え、第1トラッキングコイルと第1トラッキングマグネットを用いて得られるローレンツ力と、第2トラッキングコイルと第2トラッキングマグネットを用いて得られるローレンツ力によって、可動部がトラッキング方向へ駆動するように形成され、第1トラッキングマグネットによって第1トラッキングコイルの位置に生じる磁場を、第2トラッキングマグネットによって第2トラッキングコイルの位置に生じる磁場よりも所定量だけ強くなるように構造調節がなされたレンズアクチュエータとする。
【選択図】図11

Description

本発明は、レンズアクチュエータ、ならびにこれを用いた光ピックアップ装置および光ディスク装置に関する。
従来、光ピックアップ装置の部品等として、レンズをフォーカス方向やトラッキング方向等へ駆動させるレンズアクチュエータが利用されている。当該レンズアクチュエータは、マグネットが設けられた固定部と、コイルやレンズが設けられた可動部を有しており、ローレンツ力を利用して可動部を駆動させることが可能となっている。
なお可動部を駆動させる際には、可動部に不要な共振(不要共振)が生じることがある。例えば、フォーカス方向への駆動の際には、ピッチング方向の不要共振が生じ易く、トラッキング方向への駆動の際には、ヨーイング方向の不要共振が生じ易い。このような不要共振は、レンズアクチュエータの動作精度に悪影響を及ぼすため、出来るだけ抑えられることが望ましい。
特開2006−286049号公報
上述した不要共振を抑えるための手法としては、例えば、(1)固定部のプリント基板の弾性を利用する手法、(2)可動部の重量バランスを調節する手法、(3)コイルの位置を調整する手法等が挙げられる。
しかし上記(1)或いは(2)の手法では、可動部におけるヨーイング方向の揺れの軸が重心からずれている場合に、ピッチング方向とヨーイング方向の両方の不要共振を抑制することは難しい。そのため、不要共振を十分に抑制することは困難である。
なおレンズアクチュエータにおいては、例えば可動部を支持するワイヤの配置形態(左右のワイヤが「ハ」の字に配置された形態等)によって、トラッキング方向への駆動の際に生じるヨーイング方向の揺れの軸が、重心からずれる。また上記(1)の手法を採用する場合には、プリント基板の弾性が低下し、高温・高湿環境下において基板が熱変形することにより、レンズチルトの発生も問題となる。
また上記(3)の手法を採用する場合には、レンズアクチュエータの構造が複雑となり易い。また特に、フォーカス方向駆動用のコイルとトラッキング方向駆動用のコイルが同じプリントコイルシートに設けられている場合には、これらのコイルの位置を別々に調整することは出来ない。そのため、可動部におけるヨーイング方向の揺れの軸が重心からずれている場合に、不要共振を十分に抑制することは難しくなる。
本発明は上記問題に鑑み、ヨーイング方向の揺れの軸が重心からずれていても、不要共振を十分に抑制することが容易となるレンズアクチュエータ、ならびにこれを用いた光ピックアップ装置および光ディスク装置の提供を目的とする。
本発明に係るレンズアクチュエータは、第1トラッキングマグネット、および第2トラッキングマグネットが設けられた固定部と、第1トラッキングマグネットと第2トラッキングマグネットに挟まれる位置に可動的に支持されており、光ディスクへの集光に用いられる対物レンズ、第1トラッキングマグネットに対向する第1トラッキングコイル、および第2トラッキングマグネットに対向する第2トラッキングコイルを有する可動部と、を備え、第1トラッキングコイルと第1トラッキングマグネットを用いて得られるローレンツ力と、第2トラッキングコイルと第2トラッキングマグネットを用いて得られるローレンツ力によって、前記可動部がトラッキング方向へ駆動するように形成されているレンズアクチュエータであって、第1トラッキングマグネットによって第1トラッキングコイルの位置に生じる磁場を、第2トラッキングマグネットによって第2トラッキングコイルの位置に生じる磁場よりも所定量だけ強くなるようにする構造調節がなされた構成とする。
本構成によれば、ヨーイング方向の揺れの軸が重心からずれていても、不要共振を十分に抑制することが容易となる。
また、前記可動部において、前記トラッキング方向への駆動の際に生じるヨーイング方向の揺れの軸が、重心よりも第1トラッキングマグネットに近い位置にある上記構成のレンズアクチュエータにおいて、前記可動部のトラッキング駆動中心が前記軸と重なるように、前記構造調節がなされた構成としてもよい。なお「トラッキング駆動中心」とは、トラッキング方向の駆動力が、可動部の一点に集中して作用すると仮定した場合の当該一点のことである。
また上記構成において、第1トラッキングマグネットの位置を第1トラッキングコイルへ近づけるように調節することにより、前記構造調節がなされた構成としてもよい。本構成によれば、第1トラッキングマグネットの形状や磁力等の変更を要することなく、構造調節が容易に行われ得る。
また上記構成としてより具体的には、トラッキング方向へ第1トラッキングマグネットを挟むように、二つの第1フォーカスマグネットが前記固定部に設けられ、トラッキング方向へ第2トラッキングマグネットを挟むように、二つの第2フォーカスマグネットが前記固定部に設けられ、トラッキング方向へ第1トラッキングコイルを挟むように、第1フォーカスマグネットの各々に対向する二つの第1フォーカスコイルが前記可動部に設けられ、トラッキング方向へ第2トラッキングコイルを挟むように、第2フォーカスマグネットの各々に対向する二つの第2フォーカスコイルが前記可動部に設けられ、第1フォーカスコイルと第1フォーカスマグネットを用いて得られるローレンツ力と、第2フォーカスコイルと第2フォーカスマグネットを用いて得られるローレンツ力によって、前記可動部がフォーカス方向へ駆動するように形成されている上記構成のレンズアクチュエータにおいて、第1トラッキングマグネットの位置を、第1フォーカスマグネットの各々から独立させて調節することにより、前記構造調節がなされた構成としてもよい。
また上記構成としてより具体的には、前記固定部は、第1トラッキングマグネットおよび第1フォーカスマグネットの各々を、前記可動部に対向する側と反対側から支持する支持部を有しており、前記支持部における第1トラッキングマグネットを支持する部分は、第1フォーカスマグネットの各々を支持する部分よりも、前記可動部に向けて突出するように形成されており、前記突出の量を調節することにより、前記構造調節がなされた構成としてもよい。
また上記構成としてより具体的には、第1トラッキングマグネットは、第1フォーカスマグネットの各々よりも、前記可動部に近い位置に配置されている構成としてもよい。
また本発明に係る光ピックアップ装置は、上記構成のレンズアクチュエータと、前記可動部のトラッキング方向の位置を調節するように、第1トラッキングコイルと第2トラッキングコイルに電流を流すトラッキング制御部と、前記可動部のフォーカス方向の位置を調節するように、第1フォーカスコイルと第2フォーカスコイルに電流を流すフォーカス制御部と、を備えた構成とする。本構成によれば、上記構成のレンズアクチュエータに係る利点を得ることが可能となる。
また本発明に係る光ディスク装置は、上記構成の光ピックアップ装置を備え、光ディスクからのデータ読取または光ディスクへのデータ記録を行う構成とする。本構成によれば、上記構成の光ピックアップ装置に係る利点を得ることが可能となる。
本発明のレンズアクチュエータによれば、ヨーイング方向の揺れの軸が重心からずれていても、不要共振を十分に抑制することが容易となる。
本実施形態に係る光ディスク再生装置の構成図である。 本実施形態に係るレンズアクチュエータの構成図である。 本実施形態に係るレンズアクチュエータの斜視図である。 本実施形態に係る可動部の斜視図である。 本実施形態に係る第1マグネット群の配置状態を表す説明図である。 本実施形態に係るプリントコイルシートの外観図である。 本実施形態に係る第1マグネット群と第1プリントコイルシートとの位置関係に関する説明図である。 本実施形態に係る第1マグネット群の支持状態を表す説明図である。 本実施形態に係る第1マグネット支持部の構成図である。 本実施形態に係る第2マグネット群の支持状態を表す説明図である。 本実施形態に係る可動部およびその周辺の構成の説明図である。 本実施形態に係る可動部の振幅の周波数特性に関するグラフである。 本実施形態に係る可動部の振幅の周波数特性に関するグラフである。
本発明の実施形態について、レンズアクチュエータを備えた光ディスク再生装置を例に挙げて、以下に説明する。
[光ディスク再生装置の構成等]
本発明の実施形態に係る光ディスク再生装置9について、図面を参照しながら以下に説明する。図1は、光ディスク再生装置9の構成図である。本図に示すように光ディスク再生装置9は、光ピックアップ装置1および再生信号処理回路2を備えている。
光ピックアップ装置1は、レーザダイオード11、ビームスプリッタ12、レンズアクチュエータ13、フォトダイオード14、検出部15、および制御部16を備えている。
レーザダイオード11は、レーザ光を出力するように形成されている。ビームスプリッタ12は、レーザダイオード11から出力されたレーザ光を、予めセットされている光ディスクDCへ導くように配置されている。なおビームスプリッタ12と光ディスクDCの間には、レンズアクチュエータ13が設けられている。
レンズアクチュエータ13は、光ディスクDCの情報記録面にレーザ光を集光させる対物レンズ(後述するBDレンズ43およびDVDレンズ44)を有しており、当該対物レンズを駆動させることが可能となっている。ビームスプリッタ12から出たレーザ光は、当該対物レンズを介して光ディスクDCに当たり、反射することになる。これにより光ディスクDCには、レーザ光による光スポットが形成される。なおレンズアクチュエータ13の構成等については、改めて詳細に説明する。
フォトダイオード14は、光ディスクDCに当たって反射したレーザ光(反射光)が入射し、当該反射光の強さに応じた電気信号Seを生成する。電気信号Seは、反射光の強さを反映しており、光ディスクDCに記録されている情報を含んでいる。電気信号Seは、検出部15および再生信号処理回路2へ送出される。
また検出部15は、フォーカスエラー検出部15a、トラッキングエラー検出部15b、およびチルトエラー検出部15cを有している。
フォーカスエラー検出部15aは、電気信号Seに基づいてフォーカスエラー(光スポットのフォーカス方向のずれ)を検出し、この検出結果に応じたフォーカスエラー信号を出力する。トラッキングエラー検出部15bは、電気信号Seに基づいてトラッキングエラー(光スポットのトラッキング方向のずれ)を検出し、この検出結果に応じたトラッキングエラー信号を出力する。チルトエラー検出部15cは、電気信号Seに基づいてチルトエラー(光スポットのチルト方向のずれ)を検出し、この検出結果に応じたチルトエラー信号を出力する。
また制御部16は、フォーカス制御部16a、トラッキング制御部16b、およびチルト制御部16cを有している。
フォーカス制御部16aは、フォーカスエラー信号に基づいてフォーカス制御を実行する。フォーカス制御は、レーザ光が光ディスクDCの情報記録面に集光するように、対物レンズの位置を調節する制御である。
トラッキング制御部16bは、トラッキングエラー信号に基づいてトラッキング制御を実行する。トラッキング制御は、光スポットが光ディスクDCの情報トラックに追従するように、対物レンズの位置を調節する制御である。
チルト制御部16cは、チルトエラー信号に基づいてチルト制御を実行する。チルト制御は、レーザ光が光ディスクDCの情報記録面に直角に照射されるように、対物レンズの角度を調節する制御である。なお詳しくは後述するが、フォーカス制御、トラッキング制御、およびチルト制御は、レンズアクチュエータ13のコイルに電流を流すことによって実現される。
再生信号処理回路2は、電気信号Seに対して各種の処理(復調処理など)を施し、電気信号Seに基づいた映像信号等を生成する。生成された信号はディスプレイ等へ出力され、映像表示等に用いられる。このように光ディスク再生装置9は、光ピックアップ装置1を用いて、光ディスクDCからのデータ読取を行うようになっている。
なお光ピックアップ装置1は、光ディスク再生装置の他、例えば光ディスク記録装置に設けられるようにしても良い。この場合、当該光ディスク記録装置は、光ピックアップ装置1を用いて、光ディスクDCへのデータ記録を行うように構成される。
[レンズアクチュエータの構成等]
次に、レンズアクチュエータ13の構成等についてより詳細に説明する。ここで図2は、上方視点(Z方向の視点)によるレンズアクチュエータ13の構成図である。図2の上側には、レンズアクチュエータ13が全体的に表示されており、下側には、レンズアクチュエータ13の一部である可動部40が拡大表示されている。また図3はレンズアクチュエータ13の斜視図であり、図4は可動部40の斜視図である
なお以降の説明では方向を表す場合、図2の左側に示すように、X、Y、Zの各方向を用いることがある。図2の場合には、X方向は左右の方向(ラジアル方向)であり、Y方向は上下の方向(タンジェンシャル方向)であり、Z方向は紙面に垂直な方向である。また特にY方向については、図2の場合の下側を「根元側」、上側を「先端側」とそれぞれ称することがある。レンズアクチュエータ13は、光ディスクDCの情報記録面に対向する位置に配置されるように、根本側の部分が固定された形態で用いられる。
図2〜図4に示すように、レンズアクチュエータ13は、固定部30および可動部40を備えている。可動部40は金属等(弾性材質)のワイヤ50によって、固定部30に弾性的(可動的に)に支持されている。
固定部30は、第1マグネット群31、第2マグネット群32、第1マグネット支持部33、および第2マグネット支持部34を備えている。第1マグネット群31には、第1トラッキングマグネット31a、第1左側フォーカスマグネット31b、および第1右側フォーカスマグネット31cが含まれる。また第2マグネット群32には、第2トラッキングマグネット32a、第2左側フォーカスマグネット32b、および第2右側フォーカスマグネット32cが含まれる。
なお、トラッキングマグネット同士(31a、32a)は磁力の強さや形状が同等であり、フォーカスマグネット同士(31b、31c、32b、32c)は磁力の強さや形状が同等である。
各トラッキングマグネット(31a、32a)は、可動部40をトラッキング方向へ駆動させるためのマグネットであり、各フォーカスマグネット(31b、31c、32b、32c)は、可動部40をフォーカス方向或いはチルト方向へ駆動させるためのマグネットである。
また第1マグネット群31は、第1マグネット支持部33に固定されている。なお第1マグネット群31は、トラッキングマグネットと各フォーカスマグネットを3分割で構成していると見ることが出来る。
また第2マグネット群32は、第2マグネット支持部33に固定されている。第2マグネット群32についても、トラッキングマグネットと各フォーカスマグネットを3分割で構成していると見ることが出来る。
第1マグネット群31と第2マグネット群32は、Y方向に可動部40を挟むように配置されている。また第2マグネット群32は、第1マグネット群31よりも先端側寄りに配置されている。
図5は、先端側(可動部40の位置する側)から見た場合の、第1マグネット群31の配置状態を表している。本図に示すように、第1左側フォーカスマグネット31bと第1右側フォーカスマグネット31cは、第1トラッキングマグネット31aをX方向に挟むように配置されている。なお第2マグネット群32の配置状態についても、この場合と同様である。すなわち、第2左側フォーカスマグネット32bと第2右側フォーカスマグネット32cは、第2トラッキングマグネット32aをX方向に挟むように配置されている。
第1マグネット支持部33は、第1マグネット群31を、主に根本側から(つまり、可動部40に対向する側と反対側から)支持する部分である。第1マグネット群31は、根本側が第1マグネット支持部33に貼り付けられている。また第2マグネット支持部34は、第2マグネット群32を、主に先端側から支持する部分である。第2マグネット群32は、先端側が第2マグネット支持部34に貼り付けられている。
また可動部40は、第1プリントコイルシート41、第2プリントコイルシート42、BDレンズ43、DVDレンズ44、レンズホルダ45、および中継基板46を備えている。
第1プリントコイルシート41は、可動部40の根本側の端部に取付けられている。また第1プリントコイルシート41には、プリントコイルとして、第1トラッキングコイル41a、第1左側フォーカスコイル41b、および第1右側フォーカスコイル41cが設けられている。
第1トラッキングコイル41aは、可動部40をトラッキング方向へ駆動するためのコイルであり、第1トラッキングマグネット31aに対応して設けられている。また第1左側フォーカスコイル41bおよび第1右側フォーカスコイル41cは、可動部40をフォーカス方向或いはチルト方向へ駆動するためのコイルである。第1左側フォーカスコイル41bおよび第1右側フォーカスコイル41cは、それぞれ、第1左側フォーカスマグネット31bおよび第1右側フォーカスマグネット31cに対応して設けられている。
第2プリントコイルシート42は、可動部40の先端側の端部に取付けられている。また第2プリントコイルシート42には、プリントコイルとして、第2トラッキングコイル42a、第2左側フォーカスコイル42b、および第2右側フォーカスコイル42cが設けられている。
第2トラッキングコイル42aは、可動部40をトラッキング方向へ駆動するためのコイルあり、第2トラッキングマグネット32aに対応して設けられている。また第2左側フォーカスコイル42bおよび第2右側フォーカスコイル42cは、可動部40をフォーカス方向或いはチルト方向へ駆動するためのコイルである。第2左側フォーカスコイル42bおよび第2右側フォーカスコイル42cは、それぞれ、第2左側フォーカスマグネット32bおよび第2右側フォーカスマグネット32cに対応して設けられている。
なお第1プリントコイルシート41および第2プリントコイルシート42としては、例えば、図6に示すプリントコイルシートPCSが適用されている。図6に示すようにプリントコイルシートPCSは、中央部分に設けられた一つのセンターコイルPCS1と、その両脇にそれぞれ設けられた二つのサイドコイルPCS2を有している。サイドコイルPCS2の各々は、同等の構成となっている。
第1プリントコイルシート41として用いられるプリントコイルシートPCSは、センターコイルPCS1が第1トラッキングコイル41aとして用いられ、一方のサイドコイルPCS2が第1左側フォーカスコイル41bとして用いられ、他方のサイドコイルPCS2が第1右側フォーカスコイル41cとして用いられることになる。
また第2プリントコイルシート41として用いられるプリントコイルシートPCSは、センターコイルPCS1が第2トラッキングコイル42aとして用いられ、一方のサイドコイルPCS2が第2左側フォーカスコイル42bとして用いられ、他方のサイドコイルPCS2が第2右側フォーカスコイル42cとして用いられることになる。
図7は、先端側(可動部40の位置する側)から見た場合の、第1マグネット群31と第1プリントコイルシート41との位置関係を表している。本図に示す通り、第1トラッキングコイル41aは第1トラッキングマグネット31aに対向するように、第1左側フォーカスコイル41bは第1左側フォーカスマグネット31bに対向するように、第1右側フォーカスコイル41cは第1右側フォーカスマグネット31cに対向するように、それぞれ配置されている。
なお第2マグネット群32と第2プリントコイルシート42との位置関係についても、この場合と同様である。すなわち、第2トラッキングコイル42aは第2トラッキングマグネット32aに対向するように、第2左側フォーカスコイル42bは第2左側フォーカスマグネット32bに対向するように、第2右側フォーカスコイル42cは第2右側フォーカスマグネット32cに対向するように、それぞれ配置されている。
BDレンズ43は、ブルーレイ(Blu-ray)規格の光ディスクDCが使われる際に用いられる対物レンズであり、DVDレンズ44は、所定のDVD規格の光ディスクDCが使われる際に用いられる対物レンズである。何れの対物レンズも、レンズホルダ45によって光軸がZ方向と一致するように固定されており、光ディスクDCへのレーザ光の集光(光スポットの形成)に用いられる。
中継基板46は、各プリントコイルシート(41、42)およびワイヤ50の双方に接続されている。各プリントコイルシート(41、42)のコイルには、固定部30側からワイヤ50および中継基板46を介して、給電を行うことが可能となっている。
ワイヤ50は、可動部40を弾性的に支持する役割と、可動部40への給電経路を形成する役割を兼ねる。ワイヤ50は、可動部40におけるX方向両端の各々において、一端が固定部30に取付けられ他端が可動部40へ取り付けられている。より具体的には、ワイヤ50は、Z方向に見て「ハ」の字を形成するように(換言すれば、先端側へ近づくに連れてワイヤ50同士の間が狭まるように)設けられている。これにより、レンズアクチュエータ13の小型化が損なわれないようにしつつ、可動部40を適切に支持することが可能となっている。
[レンズアクチュエータの制御]
次に、レンズアクチュエータ13の制御について説明する。フォーカス制御部16aは、各フォーカスコイル(41b、41c、42b、42c)に電流を流すことにより、それぞれに対向する各フォーカスマグネット(31b、31c、32b、32c)を用いてローレンツ力を発生させ、可動部40をフォーカス方向へ駆動させる。
このときの電流の大きさ(ローレンツ力の大きさに相関する)は、フォーカスエラーを最小化するように適切に制御される。これにより、可動部40のフォーカス方向の位置を調節するように、レンズアクチュエータ13が制御される。なお各フォーカスコイルに流れる電流は一括的に制御され、何れのフォーカスコイルにも同じ大きさの電流が流される。
トラッキング制御部16bは、各トラッキングコイル(41a、42a)に電流を流すことにより、それぞれに対向する各トラッキングマグネット(31a、32a)を用いてローレンツ力を発生させ、可動部40をトラッキング方向へ駆動させる。
このときの電流の大きさは、トラッキングエラーを最小化するように適切に制御される。これにより、可動部40のトラッキング方向の位置を調節するように、レンズアクチュエータ13が制御される。なお各トラッキングコイルに流れる電流は一括的に制御され、何れのトラッキングコイルにも同じ大きさの電流が流される。
チルト制御部16cは、各フォーカスコイル(41b、41c、42b、42c)に電流を流すことにより、それぞれに対向する各フォーカスマグネット(31b、31c、32b、32c)を用いてローレンツ力を発生させ、可動部40をチルト方向へ駆動させる。
このときの電流の大きさは、チルトエラーを最小化するように適切に制御される。これにより、可動部40のチルト方向の位置を調節するように、レンズアクチュエータ13が制御される。なお可動部40のチルト方向への駆動は、第1左側フォーカスコイル41bと第1右側フォーカスコイル41cに流す電流、または第2左側フォーカスコイル42bと第2右側フォーカスコイル42cに流す電流を、フォーカス方向への駆動の場合とは逆相とすることにより実現される。
[不要共振の抑制について]
一般的にレンズアクチュエータにおいては、可動部をフォーカス方向に駆動させる際にはピッチング方向の不要共振が発生し易く、トラッキング方向に駆動させる際にはヨーイング方向の不要共振が発生し易い。このような不要共振はレンズアクチュエータの動作精度に悪影響を及ぼすため、本実施形態では以下に説明する設計手法により、不要共振が抑えられるようにしている。
まずフォーカス方向への駆動時の不要共振を抑えるため、フォーカス駆動中心(フォーカス方向の駆動力が、可動部40の一点に集中して作用すると仮定した場合の当該一点)が可動部40の重心(重量重心)に一致するように設計されている。
例えば、各フォーカスマグネットおよび各フォーカスコイルの位置が定まれば、各フォーカスコイルには同じ大きさの電流が流れることになっているため、フォーカス駆動中心が定まることになる。そのため可動部40の形状等の調節により、可動部40の重心を予めフォーカス駆動中心に一致させておくことは可能である。このようにしておくことで、可動部40をフォーカス方向に駆動させる際のピッチング方向の不要共振は抑えられる。
ところでレンズアクチュエータ13は、先述した通り、可動部40を支持するワイヤ50が「ハ」の字に配置された形態となっている。このような形態により、可動部40においては、トラッキング方向への駆動の際に生じるヨーイング方向の揺れの軸(ヨーイング軸)が、重心からずれている。より具体的には図2に示すように、ヨーイング軸Pyは可動部40の重心Pgよりも、ある距離D1だけ根本側寄りの位置(第1トラッキングマグネット31aに近い位置)にある。
可動部40をトラッキング方向に駆動させる際のヨーイング方向の不要共振を抑えるためには、トラッキング駆動中心(トラッキング方向の駆動力が、可動部40の一点に集中して作用すると仮定した場合の当該一点)が、ヨーイング軸に重なるようにすることが有効である。
そしてこれを実現させるためには、上述したヨーイング軸のずれに応じて、可動部40の根本側寄りに生じるトラッキング方向の駆動力が、可動部40の先端側寄りに生じるトラッキング方向の駆動力よりも大きくなるようにすれば良い。すなわち、第1トラッキングコイル41aと第1トラッキングマグネット31aを用いて得られるローレンツ力が、第2トラッキングコイル42aと第2トラッキングマグネット32aを用いて得られるローレンツ力よりも大きくなるようにすれば良い。
そこでレンズアクチュエータ13は、第1トラッキングマグネット31aによって第1トラッキングコイル41aの位置に生じる磁場を、第2トラッキングマグネット32aによって第2トラッキングコイル42aの位置に生じる磁場よりも所定量だけ(ヨーイング軸のずれに応じた分だけ)強くなるようにするための、構造調節(レンズアクチュエータ13の構造の調節)がなされている。この構造調節の具体的形態について、以下に説明する。
図8は、第1マグネット群31が第1マグネット支持部33に支持されている状態を示している。本図に示すように第1マグネット群31は、根本側が第1マグネット支持部33に接触するように支持されている。
ここで図9に示すように、第1マグネット支持部33には、先端側に向けて(つまり可動部40に向けて)突出している突出部33aが設けられている。これにより第1マグネット支持部33において、第1トラッキングマグネット31aを支持する部分は、第1フォーカスマグネットの各々(31b、31c)を支持する部分よりも、可動部40に向けて突出している。つまり第1マグネット支持部33は、第1トラッキングマグネット31aを支持する部分と、第1フォーカスマグネットの各々(31b、31c)を支持する部分との間で、段差が設けられた形態となっている。
そのため第1トラッキングマグネット31aは、第1フォーカスマグネットの各々(31b、31c)よりも、突出部33aの突出量の分だけ可動部40に近い位置に配置される。なお突出部33aの突出量は、設計段階等において自在に変更可能である。そのため第1トラッキングマグネット31aの配置される位置は、突出部33aの突出量を調節することにより、容易に調節可能である。
一方、図10は、第2マグネット群32が第2マグネット支持部34に支持されている状態を示している。本図に示すように第2マグネット群32は、先端側が第2マグネット支持部34に接触するように支持されている。
なお第2マグネット支持部34には、突出部33aに相当するものは設けられていない。そのため第2トラッキングマグネット32aは、第2フォーカスマグネットの各々(32b、32c)とトラッキング方向へ並ぶ位置に配置されている。
また図11は、可動部40およびその周辺の構成を模式的に示したものである。なお本図において、着色矢印は、第1トラッキングマグネット31aと第1トラッキングマグネット41aによって、可動部40の根本側寄りに生じるトラッキング方向の駆動力(「駆動力F1」とする)を示す。一方、白抜矢印は、第2トラッキングマグネット32aと第2トラッキングマグネット42aによって、可動部40の先端側寄りに生じるトラッキング方向の駆動力(「駆動力F2」とする)を示す。
突出部33aの突出量に応じて、第1トラッキングマグネット31aと第1トラッキングコイル41aとの距離は、第2トラッキングマグネット32aと第2トラッキングコイル42aとの距離よりも短くされている。これにより、第1トラッキングマグネット31aによって第1トラッキングコイル41aの位置に生じる磁場の強さは、第2トラッキングマグネット32aによって第2トラッキングコイル42aの位置に生じる磁場の強さよりも強くなっており、その分、駆動力F1は駆動力F2より大きくなっている。
なお駆動力F1が駆動力F2に比べて大きくなるほど、トラッキング駆動中心は根本側に移動することになる。このことを利用して、突出部33aの突出量は、可動部40のトラッキング駆動中心がヨーイング軸に重なるように調節されている。その結果、可動部40をトラッキング方向に駆動させる際のヨーイング方向の不要共振は、抑えられるようになっている。
なお第1トラッキングマグネット31aの位置は、第1フォーカスマグネットの各々(31b、31c)から独立して調節されている。そのため本実施形態では、フォーカス駆動中心の位置に殆ど影響を与えることなく、トラッキング駆動中心の位置が調節されている。これにより、フォーカス方向の駆動の際の不要共振、および、トラッキング方向の駆動の際の不要共振の、双方の不要共振を抑えることが容易となっている。
ここで、トラッキング方向の駆動時における可動部40の振幅の周波数特性を、図12および図13に示す。なお図12は、上述した不要共振対策を行っていない場合(突出部33aを設けていない場合)のグラフであり、図13は、上述した不要共振対策を行った場合(突出部33aを設けている場合)のグラフである。
図12に示すように、不要共振対策を行っていない場合には、特定の周波数において不要共振が大きくなっている。しかし図13に示すように、不要共振対策を行った場合には、このような不要共振は十分に抑えられている。これらの比較結果から、上述の不要共振対策は非常に有効であることが分かる。
[その他]
以上に説明した通りレンズアクチュエータ13は、固定部30と可動部40を備えており、第1トラッキングコイル41aと第1トラッキングマグネット31aを用いて得られるローレンツ力と、第2トラッキングコイル42aと第2トラッキングマグネット32aを用いて得られるローレンツ力によって、可動部40がトラッキング方向へ駆動するように形成されている。
そしてレンズアクチュエータ13は、第1トラッキングマグネット31aによって第1トラッキングコイル41aの位置に生じる磁場を、第2トラッキングマグネット32aによって第2トラッキングコイル42aの位置に生じる磁場よりも所定量だけ強くなるようにする構造調節がなされている。
そのためレンズアクチュエータ13によれば、構造の複雑化を回避しつつ、ヨーイング方向の揺れの軸が重心からずれていても、不要共振を十分に抑制することが容易となっている。つまりトラッキング方向への駆動の際に生じるヨーイング方向の揺れの軸が、重心よりも第1トラッキングマグネット31aに近い位置にあっても、トラッキング駆動中心が当該軸と重なるようにする構造調節により、ヨーイング方向の不要共振を十分に抑制することが可能である。
なお構造調節の具体的手法として、本実施形態では、第1トラッキングマグネット31aの位置を第1トラッキングコイル41aへ近づけるように調節する(突出部33aの突出量を調節する)手法が採用されているが、その他の手法が採用されても良い。一例を挙げれば、第1トラッキングマグネット31aの磁力または形状を調節する手法が挙げられる。
また、第2トラッキングマグネット32aによって第2トラッキングコイル42aの位置に生じる磁場を弱くするほど、相対的に、第1トラッキングマグネット31aによって第1トラッキングコイル41aの位置に生じる磁場の方が強くなる。このことを利用して構造調節を行う場合には、第2トラッキングマグネット32aの位置、磁力、または形状を調節する手法等も採用され得る。
また本発明の構成は、上記実施形態のほか、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。また本発明は、レンズアクチュエータを有する各種装置等に利用することができる。
1 光ピックアップ装置
11 レーザダイオード
12 ビームスプリッタ
13 レンズアクチュエータ
14 フォトダイオード
15 検出部
15a フォーカスエラー検出部
15b トラッキングエラー検出部
15c チルトエラー検出部
16 制御部
16a フォーカス制御部
16b トラッキング制御部
16c チルト制御部
2 再生信号処理回路
9 光ディスク再生装置(光ディスク装置)
30 固定部
31 第1マグネット群
31a 第1トラッキングマグネット
31b 第1左側フォーカスマグネット
31c 第1右側フォーカスマグネット
32 第2マグネット群
32a 第2トラッキングマグネット
32b 第2左側フォーカスマグネット
32c 第2右側フォーカスマグネット
33 第1マグネット支持部
34 第2マグネット支持部
40 可動部
41 第1プリントコイルシート
41a 第1トラッキングコイル
41b 第1左側フォーカスコイル
41c 第1右側フォーカスコイル
42 第2プリントコイルシート
42a 第2トラッキングコイル
42b 第2左側フォーカスコイル
42c 第2右側フォーカスコイル
43 BDレンズ(対物レンズ)
44 DVDレンズ(対物レンズ)
45 レンズホルダ
46 中継基板
50 ワイヤ
DC 光ディスク
PCS プリントコイルシート

Claims (8)

  1. 第1トラッキングマグネット、および第2トラッキングマグネットが設けられた固定部と、
    第1トラッキングマグネットと第2トラッキングマグネットに挟まれる位置に可動的に支持されており、光ディスクへの集光に用いられる対物レンズ、第1トラッキングマグネットに対向する第1トラッキングコイル、および第2トラッキングマグネットに対向する第2トラッキングコイルを有する可動部と、を備え、
    第1トラッキングコイルと第1トラッキングマグネットを用いて得られるローレンツ力と、第2トラッキングコイルと第2トラッキングマグネットを用いて得られるローレンツ力によって、前記可動部がトラッキング方向へ駆動するように形成されているレンズアクチュエータであって、
    第1トラッキングマグネットによって第1トラッキングコイルの位置に生じる磁場を、第2トラッキングマグネットによって第2トラッキングコイルの位置に生じる磁場よりも所定量だけ強くなるようにする構造調節がなされたことを特徴とするレンズアクチュエータ。
  2. 前記可動部において、前記トラッキング方向への駆動の際に生じるヨーイング方向の揺れの軸が、重心よりも第1トラッキングマグネットに近い位置にある請求項1に記載のレンズアクチュエータであって、
    前記可動部のトラッキング駆動中心が前記軸と重なるように、前記構造調節がなされたことを特徴とするレンズアクチュエータ。
  3. 第1トラッキングマグネットの位置を第1トラッキングコイルへ近づけるように調節することにより、前記構造調節がなされたことを特徴とする請求項2に記載のレンズアクチュエータ。
  4. トラッキング方向へ第1トラッキングマグネットを挟むように、二つの第1フォーカスマグネットが前記固定部に設けられ、
    トラッキング方向へ第2トラッキングマグネットを挟むように、二つの第2フォーカスマグネットが前記固定部に設けられ、
    トラッキング方向へ第1トラッキングコイルを挟むように、第1フォーカスマグネットの各々に対向する二つの第1フォーカスコイルが前記可動部に設けられ、
    トラッキング方向へ第2トラッキングコイルを挟むように、第2フォーカスマグネットの各々に対向する二つの第2フォーカスコイルが前記可動部に設けられ、
    第1フォーカスコイルと第1フォーカスマグネットを用いて得られるローレンツ力と、第2フォーカスコイルと第2フォーカスマグネットを用いて得られるローレンツ力によって、前記可動部がフォーカス方向へ駆動するように形成されている請求項3に記載のレンズアクチュエータであって、
    第1トラッキングマグネットの位置を、第1フォーカスマグネットの各々から独立させて調節することにより、前記構造調節がなされたことを特徴とするレンズアクチュエータ。
  5. 前記固定部は、
    第1トラッキングマグネットおよび第1フォーカスマグネットの各々を、前記可動部に対向する側と反対側から支持する支持部を有しており、
    前記支持部における第1トラッキングマグネットを支持する部分は、第1フォーカスマグネットの各々を支持する部分よりも、前記可動部に向けて突出するように形成されており、
    前記突出の量を調節することにより、前記構造調節がなされたことを特徴とする請求項4に記載のレンズアクチュエータ。
  6. 第1トラッキングマグネットは、
    第1フォーカスマグネットの各々よりも、前記可動部に近い位置に配置されていることを特徴とする請求項5に記載のレンズアクチュエータ。
  7. 請求項1から請求項6の何れかに記載のレンズアクチュエータと、
    前記可動部のトラッキング方向の位置を調節するように、第1トラッキングコイルと第2トラッキングコイルに電流を流すトラッキング制御部と、
    前記可動部のフォーカス方向の位置を調節するように、第1フォーカスコイルと第2フォーカスコイルに電流を流すフォーカス制御部と、
    を備えたことを特徴とする光ピックアップ装置。
  8. 請求項7に記載の光ピックアップ装置を備え、
    光ディスクからのデータ読取または光ディスクへのデータ記録を行うことを特徴とする光ディスク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113906249A (zh) * 2020-07-28 2022-01-07 深圳市大疆创新科技有限公司 云台、摄像装置和可移动平台

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