JP2014093105A - 対物レンズ駆動装置および光ピックアップ装置 - Google Patents

対物レンズ駆動装置および光ピックアップ装置 Download PDF

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謙一 今井
Hiroki Azuma
博喜 東
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Abstract

【課題】ディスク毎に異なる開口数が要求される場合にも、各フォーカス位置において、可動部に生じる共振を適正に抑制することが可能な対物レンズ駆動装置およびそれを用いた光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】レンズホルダ21には、互いに異なる開口数を持つ2つの対物レンズ113、114が装着されている。また、レンズホルダ21の四隅には、それぞれ、フォーカスコイル22a〜22dが装着され、これらフォーカスコイル22a〜22dにZ軸方向に対向するように、マグネット32a〜32dが配置されている。マグネット32a、32cは、上部が互いに離れるように傾けて配置され、マグネット32b、32dも、上部が互いに離れるように傾けて配置される。
【選択図】図9

Description

本発明は、対物レンズ駆動装置およびそれを用いた光ピックアップ装置に関する。
従来、複数の記憶媒体に対応可能な互換型の光ピックアップ装置が開発されている。かかるピックアップ装置では、異なる波長のレーザ光を用いて、光ディスクに対する情報の読み書きが行われる。
この種の光ピックアップ装置では、対応する光ディスクの記録密度に応じて、要求される対物レンズの開口数が異なっている。たとえば、異なる規格の光ディスクに対応するために、開口数の異なる複数の対物レンズを用いて、フォーカスサーボおよびトラッキングサーボを行う対物レンズ駆動装置が知られている。
特開2009−277304号公報
対物レンズ駆動装置では、軽量化のため、可動部が、肉薄で軽い素材によって形成される。このため、たとえば、フォーカスサーボ時に、可動部が共振し、これにより、記録再生特性に劣化が生じる惧れがある。したがって、かかる共振による影響を適正に抑制する必要がある。
上記のように、ディスク間で互いに異なる開口数が要求される場合、開口数毎にレーザ光のフォーカス位置が異なる。このため、それぞれのフォーカス位置において、適正に、可動部に生じる共振を抑制することが必要となる。しかしながら、可動部が一のフォーカス位置から他のフォーカス位置にシフトすると、フォーカスコイルに印加される磁界の状態が変化するため、可動部に生じる共振の状況も異なることとなる。したがって、互換型の光ピックアップ装置に搭載される対物レンズ駆動装置では、各フォーカス位置における共振の状況に応じて、適正に、可動部に生じる共振を抑制する必要がある。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、ディスク毎に異なる開口数が要求される場合にも、各フォーカス位置において、可動部に生じる共振を適正に抑制することが可能な対物レンズ駆動装置およびそれを用いた光ピックアップ装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、対物レンズ駆動装置に関する。この態様に係る対物レンズ駆動装置は、互いに異なる開口数で対応するディスクにレーザ光を照射可能な対物レンズ部と、前記対物レンズ部を保持するホルダと、前記ホルダの両側に配置された第1および第2のフォーカスコイルと、前記第1および第2のフォーカスコイルに磁界を印加する磁気回路と、を備える。前記磁気回路は、前記第1および第2のフォーカスコイルの並び方向に交差する方向において前記第1および第2のフォーカスコイルにそれぞれ対向する第1および第2の磁石を備える。前記第1および第2の磁石からそれぞれ第1および第2のフォーカスコイルへと向かう磁束が、前記対物レンズ部の光軸に平行な方向の位置の変化に伴って、次第に離れるように、前記磁気回路が構成されている。
本発明の第2の態様は、光ピックアップ装置に関する。この態様に係る光ピックアップ装置は、上記第1の態様に係る対物レンズ駆動装置と、レーザ光源から出射されたレーザ光を前記対物レンズ駆動装置に保持された前記対物レンズによってディスク上に収束させると共に、前記ディスクによって反射された前記レーザ光を光検出器に導く光学系とを備える。
本発明によれば、ディスク毎に異なる開口数が要求される場合にも、各フォーカス位置において、可動部に生じる共振を適正に抑制することが可能な対物レンズ駆動装置およびそれを用いた光ピックアップ装置を提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下の実施の形態は、あくまでも、本発明を実施する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施の形態によって何ら制限されるものではない。
実施の形態に係る光ピックアップ装置の光学系を示す図である。 実施の形態に係る対物レンズアクチュエータの分解斜視図である。 実施の形態に係るレンズユニットの組立過程を示す図である。 実施の形態に係るレンズユニットの組立過程を示す図である。 実施の形態に係るレンズユニットの組立過程を示す図である。 実施の形態に係るレンズユニットの構成を示す図である。 実施の形態に係るベースユニットの組立過程を示す図である。 実施の形態に係る対物レンズアクチュエータの組立過程を示す図である。 実施の形態に係る対物レンズアクチュエータの構成を示す図である。 実施の形態に係る半田とレンズユニットの重心位置の関係を示す図である。 実施の形態に係る対物レンズアクチュエータの磁気回路を示す図である。 レンズユニットに生じる共振について説明する図である。 レンズユニットに生じる共振について説明する図である。 DVD光の照射時とBD光の照射時におけるフォーカス駆動力の着力点を示す図である。 比較例および実施例1の構成およびレンズユニットを所定の周波数でフォーカス方向に駆動したときの位相特性を示す図である。 実施例2および実施例3の構成およびレンズユニットを所定の周波数でフォーカス方向に駆動したときの位相特性を示す図である。 比較例および実施例1の構成において、レンズユニットを所定の周波数でトラッキング方向に駆動したときの位相特性を示す図である。 実施例2および実施例3の構成において、レンズユニットを所定の周波数でトラッキング方向に駆動したときの位相特性を示す図である。 変更例に係る対物レンズ駆動装置の構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態につき図面を参照して説明する。
本実施の形態において、対物レンズ113、114は、請求項に記載の「対物レンズ部」および「第1および第2の対物レンズ」に相当する。図1(a)、(b)に記載された光学部材は、請求項に記載の「光学系」に相当する。対物レンズアクチュエータ2は、請求項に記載の「対物レンズ駆動装置」に相当する。レンズホルダ21は、請求項に記載の
「ホルダ」に相当する。フォーカスコイル22a、22bは、請求項に記載の「第1のフォーカスコイル」に相当し、フォーカスコイル22c、22dは、請求項に記載の「第2のフォーカスコイル」に相当する。マグネット32a、32bは、請求項に記載の「第1の磁石」に相当し、マグネット32c、32dは、請求項に記載の「第2の磁石」に相当する。ヨーク31f、31gは、請求項に記載の「第1のヨーク」に相当し、ヨーク31h、31iは、請求項に記載の「第2のヨーク」に相当する。図7(b)の構成は、請求項に記載の磁気回路に相当する。ただし、上記請求項と本実施の形態との対応の記載はあくまで一例であって、請求項に係る発明を本実施の形態に限定するものではない。
本実施の形態は、BD(Blu-ray Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)およびCD(Compact Disc)に対応可能な互換型の光ピックアップ装置に本発明を適用したものである。
<光学系の構成>
まず、本実施の形態に係る光ピックアップ装置1の光学系の構成について説明する。
図1(a)、(b)は、本実施の形態に係る光ピックアップ装置1の光学系を示す図である。図1(a)は、立ち上げミラー111、112よりもディスク側の構成を省略した光学系の平面図、図1(b)は、立ち上げミラー111、112以降の光学系を側面から透視した図である。
図1(a)、(b)に示すように、光ピックアップ装置1は、半導体レーザ101と、1/2波長板102と、半導体レーザ103と、回折格子104と、ダイクロイックミラー105と、偏光ビームスプリッタ(PBS)106と、フロントモニタ107と、コリメータレンズ108と、駆動機構109と、1/4波長板110と、立ち上げミラー111、112と、対物レンズ113、114と、非点収差板115と、光検出器116を備えている。これら光学系の各部は、光ピックアップ装置1のハウジングに対して、直接または他の部材を介して設置されている。なお、BD用の光学系には1ビーム方式が適用され、DVD用の光学系とCD用の光学系には、従来の3ビーム方式(インライン方式)が適用される。
半導体レーザ101は、波長405nm程度のレーザ光(以下、「BD光」という)を出射する。1/2波長板102は、BD光の偏光方向が、PBS106に対してS偏光からややずれた方向となるように、BD光の偏光方向を調整する。半導体レーザ103は、波長780nm程度のCD用レーザ光(以下、「CD光」という)と、波長650nm程度のDVD用レーザ光(以下、「DVD光」という)をそれぞれ出射する2つのレーザ素子103a、103bを収容している。半導体レーザ103は、出射するDVD光とCD光の偏光方向が、PBS106に対してS偏光からややずれた方向となるよう設置されている。
図1(c)は、半導体レーザ103をビーム出射側から見たときの図である。レーザ素子103a、103bから、CD光とDVD光が発光され、レーザ素子103aとレーザ素子103bの間には、所定のギャップが存在している。
図1(a)、(b)に戻り、回折格子104は、DVD光とCD光を、それぞれ、メインビームと2つのサブビームに分割する。ダイクロイックミラー105は、BD光を反射し、DVD光とCD光を透過する。
BD光、DVD光、CD光は、それぞれ、一部がPBS106を透過し、大部分がPBS106によって反射される。PBS106を透過したBD光、DVD光、CD光は、フ
ロントモニタ107に照射される。フロントモニタ107は、受光光量に応じた信号を出力する。フロントモニタ107からの信号は、半導体レーザ101、103の出射パワー制御に用いられる。
コリメータレンズ108は、PBS106側から入射するBD光、DVD光、CD光を平行光に変換する。駆動機構109は、収差補正の際に、制御信号に応じてコリメータレンズ108を光軸方向に移動させる。駆動機構109は、コリメータレンズ108を保持するホルダ109aと、ホルダ109aをコリメータレンズ108の光軸方向に送るためのギア109bとを備え、ギア109bは、モータ109cの駆動軸に連結されている。
コリメータレンズ108により平行光とされたBD光、DVD光、CD光は、1/4波長板110に入射する。1/4波長板110は、コリメータレンズ108側から入射するBD光、DVD光、CD光を円偏光に変換するとともに、立ち上げミラー111側から入射するBD光、DVD光、CD光を、コリメータレンズ108側から入射する際の偏光方向に直交する直線偏光に変換する。これにより、ディスクからの反射光は、PBS106をZ軸正方向に透過する。
立ち上げミラー111は、ダイクロイックミラーであり、BD光を透過するとともに、DVD光とCD光を対物レンズ113に向かう方向(Y軸正方向)に反射する。立ち上げミラー112は、BD光を対物レンズ114に向かう方向(Y軸正方向)に反射する。
対物レンズ113は、DVD光とCD光を、それぞれ、DVDとCDに対して適正に収束させるよう構成されている。また、対物レンズ114は、BD光をBDに適正に収束させるよう構成されている。対物レンズ113、114は、レンズホルダ21に保持された状態で、対物レンズアクチュエータ2により、フォーカス方向(Y軸方向)およびトラッキング方向(X軸方向)に駆動される。
なお、レンズホルダ21に保持される2つの対物レンズ113、114のうち、対物レンズ113がCDおよびDVD用の対物レンズであり、対物レンズ114がBD用の対物レンズである構成は、請求項8に記載の構成の一例である。
ディスクからの反射光は、1/4波長板110によりPBS106に対してP偏光となる直線偏光に変換され、PBS106を透過する。PBS106は、片面に偏光膜が形成された平行平板からなっており、BD光、DVD光、CD光の光軸に対して45度傾くように配置されている。非点収差板115もまた、平行平板であり、BD光、DVD光、CD光の光軸に対して傾くように配置されている。対応するディスクによって反射されたBD光、DVD光、CD光は、PBS106と非点収差板115を透過することにより、所定の非点収差が導入される。
光検出器116の受光面には、BD光、DVD光、CD光が照射される位置に、各光を受光するための複数のセンサが配置されている。各センサからの出力により、従来周知の手法にて、再生RF信号、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号が生成される。
<対物レンズアクチュエータの基本構成>
次に、対物レンズアクチュエータ2の基本構成について説明する。
図2は、対物レンズアクチュエータ2の構成を示す分解斜視図である。
図2を参照して、対物レンズアクチュエータ2は、レンズユニット20と、ベースユニ
ット30と、接続部40とを備えている。
レンズユニット20は、上述の対物レンズ113、114と、レンズホルダ21と、フォーカスコイル22a〜22dと、トラッキングコイル23a〜23dと、回路基板24、25と、プロテクタ26、27を備えている。ベースユニット30は、ベース31とマグネット32a〜32dを備えている。接続部40は、レンズユニット20とベースユニット30を接続する。接続部40は、ゲルホルダ41と、回路基板42と、サスペンションワイヤー43、44と、ネジ45を備えている。
図3〜図8を参照して、レンズユニット20、ベースユニット30の各部材の構成と、組立過程について説明する。なお、図3〜図8では、各部材の向きが、図2に対して、Z軸方向において反転している。
図3は、レンズホルダ21の構成と、レンズホルダ21に対するフォーカスコイル22a〜22dおよびトラッキングコイル23a〜23dの装着過程を示す斜視図である。
レンズホルダ21は、YZ平面に平行な面に対して面対称な形状を有する。レンズホルダ21は、軽量化のため、樹脂材等により構成されている。レンズホルダ21には、レンズ保持部211と、コイル保持部212a、212bが形成されている。レンズ保持部211は、略直方体の輪郭を有する。
コイル保持部212a、212bは、それぞれ、レンズ保持部211の側面からX軸正負の方向に延びる枠部からなっている。コイル保持部212aには、X軸正方向にフォーカスコイル22a、22bを嵌め込むことが可能な隙間が設けられている。同様に、コイル保持部212bには、X軸負方向にフォーカスコイル22c、22dを嵌め込むことが可能な隙間が設けられている。また、コイル保持部212a、212bには、上下方向(Y軸方向)に並ぶ位置に開口212c〜212fが形成されている。
コイル保持部212a、212bのZ軸負側の側面には、それぞれ、Z軸負方向に突出する鍔状のトラッキングコイル装着部212g、212iが形成されている。また、コイル保持部212a、212bのZ軸正側の側面には、それぞれ、Z軸正方向に突出する鍔状のトラッキングコイル装着部212h、212jが形成されている。
コイル保持部212aのX軸負側の側面の中央からややZ軸正方向に進んだ位置には、X軸負方向に突出する鍔部212kが形成されている。鍔部212kには、後述する3本のサスペンションワイヤー43(図2参照)をレンズホルダ21に固定するための3つのワイヤー孔212lが形成されている。また、コイル保持部212aの側面の左端(Z軸正方向)には、X軸負方向に突出する鍔部212mが形成されている。
同様に、コイル保持部212bの側面の中央からややZ軸正方向に進んだ位置には、X軸正方向に突出する鍔部212nが形成されている。鍔部212nには、後述する3本のサスペンションワイヤー44(図2参照)をレンズホルダ21に固定するための3つのワイヤー孔212oが形成されている。また、コイル保持部212aの側面の左端(Z軸正方向)には、X軸正方向に突出する鍔部212pが形成されている。
フォーカスコイル22a〜22dは、後述するベース31に固定されたマグネット32a〜32dからの磁束を受け、レンズホルダ21にフォーカス方向(Y軸方向)の電磁駆動力が生じるように、巻回方向と巻き数が調整されている。また、フォーカスコイル22a〜22dは、内周が開口212c〜212fと略同様の輪郭を有するように巻回される。なお、図3では、フォーカスコイル22a、22bが互いに分離された状態で示されて
いるが、実際には、フォーカスコイル22a、22bは、一続きとなっている。また、フォーカスコイル22c、22dも、同様に、一続きとなっている。
トラッキングコイル23a〜23dは、後述するベース31に固定されたマグネット32a〜32dからの磁束を受け、レンズホルダ21にトラッキング方向(X軸方向)の電磁駆動力が生じるように、巻回方向と巻き数が調整されている。なお、図3では、便宜上、トラッキングコイル23a〜23dは、互いに分離された状態で示されているが、実際には、一続きとなっている。
レンズユニット20の組立時には、まず、フォーカスコイル22a、22bが、X軸負側から、コイル保持部212aの隙間に挿入され、コイル保持部212aに接着固定される。また、同様に、フォーカスコイル22c、22dが、X軸正側から、コイル保持部212bの隙間に挿入され、コイル保持部212bに接着固定される。そして、トラッキングコイル23a〜23dが、それぞれ、トラッキングコイル装着部212g〜212jに装着される。これにより、図4に示す構成体が完成する。
なお、この状態で、フォーカスコイル22a、22bの始端と終端、および、トラッキングコイル23a〜23dの始端の3本の導線がレンズホルダ21のX軸負側に位置付けられる。また、フォーカスコイル22c、22dの始端と終端、および、トラッキングコイル23a〜23dの終端の3本の導線がレンズホルダ21のX軸正側に位置付けられる。
図4は、レンズホルダ21への回路基板24、25の装着過程を示す斜視図である。
回路基板24、25は、板状の形状を有している。回路基板24の表面(X軸負側の面)には、所定の回路パターン24a〜24cが形成されている。回路基板25の表面(X軸正側の面)にも、同様に所定の回路パターン25a〜25cが形成されている(図10参照)。
レンズユニット20の組立時には、回路基板24のX軸正側の側面が、コイル保持部212aのX軸負側の側面に当接し、回路基板24のZ軸正側の側面が、鍔部212kのZ軸負側の側面に当接するように、回路基板24がコイル保持部212aのX軸負側の側面に配置される。また、同様に、回路基板25のX軸負側の側面が、コイル保持部212bのX軸正側の側面に当接し、回路基板25のZ軸正側の側面が、鍔部212nのZ軸負側の側面に当接するように、回路基板25がコイル保持部212bのX軸正側の側面に配置される。この状態で、回路基板24、25が、レンズホルダ21に接着固定される。これにより、回路基板24、25の一部が、レンズホルダ21の側面のZ軸方向の中央に位置付けられる。こうして、図5に示す構成体が完成する。
図5は、レンズホルダ21に対する対物レンズ113、114とプロテクタ26、27の装着過程を示す斜視図である。
レンズ保持部211の中央には、Z軸方向に並ぶように、略円形状のレンズ装着部211a、211bが形成されている。レンズ保持部211のX軸負側の縁とX軸正側の縁には、それぞれ、一段低くなったプロテクタ装着部211c、211dが形成されている。レンズ保持部211のZ軸負側の側面には、レンズホルダ21全体の重量を調整するためのバランサ211eが形成されている。また、レンズ保持部211のY軸負側は、立ち上げミラー111、112(図1(b)参照)を内部に収容するため、中空となっている。レンズ保持部211のZ軸正側の側面には、レーザ光を立ち上げミラー111、112(図1(b)参照)に導くための光路孔211f(図2参照)が形成されている。
レンズ装着部211aは、対物レンズ113を嵌め込むための凹部R1aと、この凹部R1aの中央に形成された開口R2aとを備える。また、凹部R1aの周囲には、接着剤を塗布するための4つの接着溝R3aが形成されている。
レンズ装着部211bは、対物レンズ114を嵌め込むための凹部R1bと、この凹部R1bの中央に形成された開口R2bとを備える。また、凹部R1bの周囲には、接着剤を塗布するための接着溝R3bが形成されている。
プロテクタ装着部211cには、Y軸正方向に突出する鍔部P1a、P1bが形成されている。同様に、プロテクタ装着部211dには、Y軸正方向に突出する鍔部P2a、P2bが形成されている。
プロテクタ26、27は、角が面取りされ、XZ平面に平行な面を有するレンズ保護部材である。プロテクタ26、27のY軸方向の高さは、鍔部P1a、P1b、P2a、P2bのY軸方向の高さよりもやや高い。プロテクタ26、27には、それぞれ、レンズ保持部211に向かう方向に突出する鍔部26a、27aが形成されている。プロテクタ26のX軸負側の面には、接着溝26b、26cが形成されている。同様に、プロテクタ27のX軸正側の面には、接着溝27b、27c(図示せず)が形成されている。
レンズユニット20の組立時には、対物レンズ113の下面(Y軸負側の面)が、レンズ装着部211aの凹部R1aに嵌め込まれる。この状態で、接着溝R3aに接着剤が塗布され、これにより、対物レンズ113がレンズホルダ21に接着固定される。また、同様にして、対物レンズ114の下面(Y軸負側の面)が、レンズ装着部211bの凹部R1bに嵌め込まれる。この状態で、接着溝R3bに接着剤が塗布され、これにより、対物レンズ114がレンズホルダ21に接着固定される。
次に、プロテクタ26が、鍔部P1a、P1bとレンズ保持部211の間のプロテクタ装着部211cに嵌め込まれる。そして、接着溝26b、26cに接着剤が塗布されて、プロテクタ26がレンズホルダ21に接着固定される。同様にして、プロテクタ27が、鍔部P2a、P2bとレンズ保持部211の間のプロテクタ装着部211dに嵌め込まれて接着固定される。これにより、プロテクタ26、27の上面は、対物レンズ113、114のレンズ面よりも高い位置に位置付けられる。したがって、ディスクが対物レンズ113、114のレンズ面に接触することが抑制される。こうして、図6に示すレンズユニット20が完成する。図6は、組み立てられた状態のレンズユニット20を示す斜視図である。
なお、図6のように、対物レンズ113、114の並び方向に垂直な方向に離れた位置に、フォーカスコイル22a、22bとフォーカスコイル22c、22dが配置される構成は、請求項6に記載の構成の一例である。また、図6のように、レンズホルダ21の片側に、2つのフォーカコイル22a、22bが対物レンズ113、114の並び方向に並ぶように配置され、レンズホルダ21のもう一方の片側に、2つのフォーカコイル22c、22dが対物レンズ113、114の並び方向に並ぶように配置される構成は、請求項7に記載の構成の一例である。
レンズユニット20が組み立てられた状態で、X−Z平面の面内方向におけるレンズユニット20の重心G0は、対物レンズ113と、対物レンズ114の間に位置付けられる。具体的には、レンズユニット20の重心G0は、レンズホルダ21の略中央の位置に位置付けられている。
図7(a)は、ベース31へのマグネット32a〜32dの装着過程を示す斜視図である。
ベース31は、上面視において、略長方形の輪郭を有する。ベース31は、磁性材料により構成されている。ベース31は、底部31aと、壁部31b、31cを有する。ベース31は、YZ平面に平行な面に対して面対称な形状を有する。
底部31aには、中央に立ち上げミラー111、112(図1(b)参照)を収容するための開口31dが形成されている。また、壁部31cには、レーザ光を立ち上げミラー111、112(図1(b)参照)に導くための光路孔31eが形成されている。さらに、底部31aには、図示の如く、Y軸正方向に突出するように、四角柱状のヨーク31f〜31iが形成されている。平面視において、ヨーク31f〜31iは長方形の形状を有する。ヨーク31f〜31iは、略同じ厚み、幅で構成されている。
壁部31bの両端には、Z軸正方向に延びるマグネット装着部31j、31lが形成されている。同様に、壁部31cの両端には、Z軸負方向に延びるマグネット装着部31k、31mが形成されている。マグネット装着部31j〜31mの内側面には、それぞれ、2つの矩形状の凸部Maが形成されている。また、底部31aのマグネット装着部31j〜31mに対面する位置には、円柱状の凸部Mbが形成されている。
壁部31bの上端には、鉤部31nが形成されている。鉤部31nには、ベース31とゲルホルダ41、回路基板42をネジ45で固定するためのネジ穴31oが形成されている。また、鉤部31nには、ゲルホルダ41と係合するための2つの孔31pが形成されている。
マグネット32a〜32dは、略直方体の形状を有する。マグネット32a〜32dは、互いに同じ形状および大きさとなっており、同じ大きさの磁力を有している。
ベースユニット30の組立時には、マグネット32a〜32dの側面が、それぞれ、マグネット装着部31j〜31mの内側面に形成された2つの凸部Maと、壁部31c、31bの側面に当接し、且つ、マグネット32a〜32dの底面が、それぞれ、底部31aに形成された円柱状の凸部Mbに当接するように、マグネット32a〜32dがベース31に設置される。この状態で、マグネット32a〜32dとベース31の隙間に接着剤が流入され、マグネット32a〜32dがベース31に接着固定される。これにより、図7(b)に示すベースユニット30が完成する。この状態で、マグネット32a〜32dにより生じた磁束は、それぞれに対向するヨーク31f〜31iに入射する。なお、マグネット32a〜32dと、これらマグネット32a〜32dにそれぞれ対向するヨーク31f〜31iとの間の距離は、同じである。
その後、レンズホルダ21の開口212c〜212f(図3参照)が、ベース31のヨーク31f〜31hに通されて、レンズユニット20がベースユニット30内に位置付けられる。これにより、図8に示す構成が完成する。さらに、図2に示すゲルホルダ41と回路基板42が鉤部31nに装着され、さらに、サスペンションワイヤー43、44が装着される。
図2を参照して、ゲルホルダ41は、中央がZ軸負方向に凹んだ形状を有する。ゲルホルダ41のX軸方向の両端には、Z軸方向に貫通する貫通孔41a、41bが形成されている。また、ゲルホルダ41の凹部には、ベース31の2つの孔31pと係合する2つの突部41cが形成されている。ゲルホルダ41の凹部の中央には、ネジ孔41dが形成されている。また、ゲルホルダ41のZ軸負側の面には、回路基板42を嵌め込むための嵌
合部41eが形成されている。
回路基板42は、ゲルホルダ41の嵌合部41eの形状に沿って、複数の段差を有している。回路基板42の両端には、3つのサスペンションワイヤー43を通すための3つのワイヤー孔42aと、3つのサスペンションワイヤー43を通すための3つのワイヤー孔42bが形成されている。また、回路基板42の中央には、ネジ孔42cが形成されている。
サスペンションワイヤー43、44は、りん青銅、ベリリウム銅等、導電性に優れ、可撓性を有する材料からなっている。
対物レンズアクチュエータ2の組立時には、サスペンションワイヤー43、44がゲルホルダ41の貫通孔41a、41bに通された状態で、サスペンションワイヤー43、44の一端が回路基板42のワイヤー孔42a、42bに通される。また、回路基板42がゲルホルダ41の嵌合部41eに嵌め込まれる。この状態で、3つのサスペンションワイヤー43がレンズホルダ21の3つのワイヤー孔212l(図8参照)に通され、3つのサスペンションワイヤー44がレンズホルダ21の3つのワイヤー孔212o(図8参照)に通される。そして、ゲルホルダ41の2つの突部41cがベース31の2つの孔31p(図7参照)に嵌められるようにして、ゲルホルダ41がベース31の鉤部31nの背面に押し当てられる。この状態で、ベース31のネジ穴31o(図7参照)と、ゲルホルダ41のネジ孔41dと、回路基板42のネジ孔42cが合わされ、ネジ45により、回路基板42がゲルホルダ41に、ゲルホルダ41がベース31に螺着される。
図9は、対物レンズアクチュエータ2の構成を示す斜視図である。
図9に示すように、鍔部212k、212m、212n、212pに接着剤が塗布されて、サスペンションワイヤー43、44がレンズホルダ21に固着される。その後、レンズホルダ21がXZ平面に平行、且つ、XY平面に平行となるように、直線状に張った状態でサスペンションワイヤー43、44が、回路基板42に半田42d、42eにより半田付けされる。これにより、レンズホルダ21がベース31上に浮いた状態で保持される。そして、ゲルホルダ41の貫通孔41a、41bにゲル状緩衝剤が充填される。これにより、フォーカスサーボ、トラッキングサーボ時の光ピックアップ装置1に対する振動が軽減される。
そして、サスペンションワイヤー43がレンズホルダ21に固着された状態で、サスペンションワイヤー43と、フォーカスコイル22a、22bの始端、終端の導線と、トラッキングコイル23a〜23dの始端の導線が回路基板24に半田付けされて電気的に接続される。また、同様に、サスペンションワイヤー44がレンズホルダ21に固着された状態でサスペンションワイヤー44と、フォーカスコイル22c、22dの始端、終端の導線と、トラッキングコイル23a〜23dの終端の導線が回路基板25に半田付けされて電気的に接続される。
図10(a)は、回路基板25周辺を示す一部拡大図である。図10(b)は、対物レンズアクチュエータ2をレンズユニット20の重心G0を含むXY平面に平行な平面で切断したときの断面を示す斜視図である。
上述したように、回路基板25には、所定の回路パターン25a〜25cが形成されている。
回路パターン25aの左端(Z軸正方向)には、トラッキングコイル23a〜23dの
終端の導線が半田25fにより接続される。回路パターン25aの右端(Z軸負方向)には、サスペンションワイヤー44が半田25dにより接続される。また、図示を省略するが、反対側の回路基板24も同様に回路パターン24a(図4参照)と、トラッキングコイル23a〜23dの始端の導線およびサスペンションワイヤー43が半田により接続される。これにより、サスペンションワイヤー43、44を介して、トラッキングコイル23a〜23dに電流が供給される。
回路パターン25b、25cの左端(Z軸正方向)には、フォーカスコイル22c、22dの始端、終端の導線が半田25eにより接続される。回路パターン25b、25cの右端(Z軸負方向)には、サスペンションワイヤー44が半田25dにより接続される。また、図示を省略するが、反対側の回路基板24も同様に回路パターン24b、24c(図4参照)と、フォーカスコイル22a、22bの始端、終端の導線およびサスペンションワイヤー44が半田24eにより接続される。これにより、サスペンションワイヤー43、44を介して、フォーカスコイル22a〜22dに電流が供給される。
なお、図10(b)に示すように、半田24dと半田25dは、X軸方向に並ぶ位置に塗布されており、半田24dと半田25dを結ぶ直線上に、レンズユニット20の重心G0が位置付けられている。
このようにして、図9に示すように対物レンズアクチュエータ2の組立が完了する。
図11(a)、図11(b)は、対物レンズアクチュエータ2の磁気回路の構成を示す図である。図11(a)は、対物レンズアクチュエータ2をヨーク31g、31fを含むYZ平面に平行な断面で切断した断面図である。図11(b)は、対物レンズアクチュエータ2を上面から見たときの一部上面図である。なお、図11(b)では、便宜上、フォーカスコイル22a〜22d、トラッキングコイル23a〜23d以外のレンズユニット20の部材が省略されている。また、図11(a)、図11(b)中、円に黒点のマークおよび円にバツのマークは、電流が流れる方向を示す。円に黒点のマークは図面参照者に向かってくる方向を示し、円にバツのマークは図面参照者から遠ざかる方向を示す。
図11(a)、(b)を参照して、マグネット32a〜32dは、それぞれ、ヨーク31f〜31iに対向している。したがって、マグネット32a〜32dで生じた磁界の磁束は、主にヨーク31f〜31iに向かう。
また、フォーカスコイル22a〜22dは、それぞれ、マグネット32a〜32dのN極の領域に対向している。フォーカスコイル22a、22bに図11(a)に示す方向の電流が流れると、フォーカスコイル22a、22bに上方向(Y軸正方向)の電磁駆動力が作用する。また、同様に、フォーカスコイル22c、22dに図11(a)に示す方向の電流が流れると、フォーカスコイル22c、22dに上方向(Y軸正方向)の電磁駆動力が作用する。
フォーカスコイル22a〜22dに生じる電磁駆動力の合力(力点)がレンズユニット20の重心G0と略同位置に位置付けられるように、フォーカスコイル22a〜22dの巻き数、ヨーク31f〜31iの幅、厚み等が調整されている。本実施の形態では、バランサ211e(図6参照)により、レンズユニット20の重心G0がレンズホルダ21の略中央に位置するよう、レンズユニット20の重量が調整され、且つ、フォーカスコイル22a〜22dが、この重心G0に対して対称となる位置、すなわち、レンズユニット20上の対角の位置にそれぞれ配置されているため、フォーカスコイル22a〜22dの巻き数、ヨーク31f〜31iの幅、厚み等は略同じとなっている。なお、フォーカスサーボの際、フォーカスコイル22a〜22dには、互いに同じ量の電流(フォーカスサーボ
信号)が流入する。
図11(a)に示すように電流がフォーカスコイル22a〜22dに印加されると、レンズホルダ21は、上方向に変位する。他方、反対方向に電流がフォーカスコイル22a〜22dに印加されると、レンズホルダ21は、下方向(Y軸負方向)に変位する。このようにして、対物レンズ113、114(図9参照)のフォーカス位置が調整される。
また、トラッキングコイル23a〜23dは、それぞれ、X軸方向に並ぶ2つの辺の内、レンズホルダ21の中心側の辺が、マグネット32a〜32dのN極の領域に対向し、他方の辺は、マグネット32a〜32dに対向しないように位置付けられている。したがって、トラッキングコイル23a〜23dに図11(b)に示す方向の電流が流れると、トラッキングコイル23a〜23dにX軸正方向の電磁駆動力が作用する。また、これと反対方向に電流がトラッキングコイル23a〜23dに印加されると、トラッキングコイル23a〜23dにX軸負方向の電磁駆動力が作用する。これらの電磁駆動力によって、対物レンズ113、114(図9参照)がトラッキング方向に駆動される。
ところで、本実施の形態では、図3に示すように、軽量化のため、レンズホルダ21が肉薄の枠状部材からなっており、また、樹脂材等の撓みやすい材料により構成されている。このため、フォーカスサーボ時に、レンズホルダ21が変形し、レンズホルダ21に不所望な共振が生じるとの問題がある。
図12(a)、(b)は、フォーカスサーボ時にレンズユニット20に生じる共振を模式的に示す図である。
本実施の形態では、レンズホルダ21に、レーザ光を通すための光路孔211fが設けられているため、この光路孔211fの周りの部分の剛性が低くなっている。このため、フォーカスコイル22a〜22dに駆動力が生じると、光路孔211fが開閉するように、レンズホルダ21が変形し、フォーカスコイル22a〜22dに生じる駆動力(印加電圧)と、この駆動力により生じる対物レンズ113、114の移動との間に位相のずれが生じる。すなわち、対物レンズ113、114は、フォーカスコイル22a〜22dに生じる駆動力に対して、所定の位相だけずれて移動することとなる。
通常、フォーカスサーボ時には、レーザ光の焦点を記録層上に追従させるために、フォーカスコイル22a〜22dには、上下方向(Y軸方向)に振動する駆動力が生じる。この場合、対物レンズ113、114の移動とフォーカスコイル22a〜22dに生じる駆動力との間の位相のずれが一定であれば、フォーカスサーボ信号の位相制御によって、位相のずれを補償することができる。しかしながら、フォーカスコイル22a〜22dに生じる駆動力の振動周波数が、レンズユニット20に固有の共振周波数に近づくと、レンズユニット20が上下方向に共振し、対物レンズ113、114の移動とフォーカスコイル22a〜22dに生じる駆動力との間に、位相の乱れが生じる。この場合、対物レンズ113、114に不所望な振動が生じ、記録再生特性に劣化が生じる惧れがある。
このようなレンズユニット20の共振は、フォーカスサーボ時にレンズホルダ21に生じる変形の回転中心に、フォーカスコイル22a〜22dの着力点を一致させることにより抑制することができる。
図13(a)〜(c)は、フォーカスコイル22a〜22dの着力点F0と、フォーカスサーボ時にレンズホルダ21に生じる変形の回転中心V0との関係を示す図である。
図13(a)に示すように、着力点F0と回転中心V0とを一致させると、レンズユニ
ット20に生じる共振が抑制され得る。なお、図13(b)に示すように、着力点F0が回転中心V0に対してレンズユニット20の中心から離れる方向にシフトすると、駆動力に対する対物レンズ113、114の移動に位相の遅れが生じる。また、図13(c)に示すように、着力点F0が回転中心V0に対してレンズユニット20の中心に近づく方向にシフトすると、駆動力に対する対物レンズ113、114の移動に位相の進みが生じる。
以上のように、着力点F0と回転中心V0とを一致させると、レンズユニット20に生じる共振が抑制され得る。しかしながら、本実施の形態では、BD光、DVD光、CD光がそれぞれ対応するディスクに照射され、各レーザ光に対して要求される開口数が互いに異なっているため、用いるレーザ光が異なると、対物レンズ113、114の光軸方向(Y軸方向)におけるレンズユニット20の位置が異なることとなる。このようにレンズユニット20の位置が異なると、各位置において、フォーカスコイル22a〜22dに印加される磁界の状況が変化し、これに伴い、フォーカスコイル22a〜22dに生じる駆動力の着力点F0も変化することになる。
たとえば、図14(a)および図14(b)に示すように、照射されるレーザ光がDVD光からBD光に切り替えられると、DVD光に比べてBD光の方が、要求される開口数が大きいため、レンズユニット20は、上方向にΔDだけシフトする。このようにレンズユニット20がシフトすると、フォーカスコイル22b、22dの上部が、マグネット32b、32dの上端に接近するため、フォーカスコイル22b、22dの上部に印加される磁界が不安定となる。このため、フォーカスコイル22b、22dに生じる駆動力が変化し、着力点F0が、回転中心V0からX軸方向にずれることが起こり得る。この現象は、フォーカスコイル22b、22dが配置された側面と反対の側面に配置されたフォーカスコイル22a、22cにおいても同様に起こり得る。
したがって、本実施の形態のように、異なる種類の複数のディスクに対応可能な光ピックアップ装置では、各レーザ光のフォーカス位置に応じて、フォーカスコイル22a〜22dの着力点F0を回転中心V0に近づけるための構成が必要となる。以下、この構成を具体化した実施例を、比較例を参照しながら説明する。
<実施例と比較例>
図15(a)は、比較例に係る構成を示す図である。図15(a)には、Z軸正側から見たときのマグネット32a、32cとヨーク31f、31hの位置関係が模式的に示されている。比較例では、上記実施の形態と同様、マグネット32a、32cとヨーク31f、31hが、何れも、Y軸方向に平行に立つように配置されている。マグネット32b、32dとヨーク31g、31iの位置関係も、図15(a)と同様である。
図15(b)は、比較例の構成において、フォーカスコイル22a〜22dに印加される交流電圧の周波数を変化させたときの、交流電圧に対する対物レンズ113、114の移動の位相の遅れを解析した解析結果である。横軸は、交流電圧の周波数、縦軸は、対物レンズ113、114の位相の遅れである。ここでは、DVD光がDVDにフォーカスされる場合の解析結果と、BD光がBDにフォーカスされる場合の解析結果が示されている。図14(a)、(b)を参照して説明したように、BD光の照射時には、DVD光の照射時に比べて、レンズユニット20が上方向(Y軸正方向)にシフトしている。
図15(b)を参照すると、破線の丸で囲まれた周波数帯域において、レンズユニット20に共振が生じている。この解析結果によれば、共振時の位相遅れは、BD光照射時よりもDVD光の照射時の方が大きい。換言すると、共振時の位相は、BD光の照射時の方がDVD光の照射時よりも進んでいる。したがって、図13(b)、(c)の関係を考慮
すると、フォーカスコイル22a〜22dに生じる着力点F0の状態は、BD光の照射時の方が、DVD照射時よりも、内側にあるものと推測できる。
したがって、この場合には、BD光の照射時の着力点F0を外側にずらす措置が有効であると推測できる。すなわち、マグネット32a、32cからそれぞれフォーカスコイル22a、22cへと向かう磁束が、Y軸正方向の位置の変化に伴って、次第に離れるように、図7(b)に示す磁気回路を構成し、これにより、BD光の照射時の着力点F0を外側にずらすことが有効であると推測できる。
図15(c)は、実施例1に係る構成を示す図である。実施例1では、マグネット32a、32cの上部が外側に開くように、マグネット32a、32cを比較例の構成から角度αだけX−Y平面に平行な方向に傾けて配置することで、BD光の照射時の着力点F0が、比較例に比べて外側にずらされている。他のマグネット32b、32dも、同様に、角度αだけX−Y平面に平行な方向に傾けて配置されている。
図15(d)は、実施例1の構成において、フォーカスコイル22a〜22dに印加される交流電圧の周波数を変化させたときの、交流電圧に対する対物レンズ113、114の移動の位相の遅れを解析した解析結果である。ここでは、角度αが10度に設定されている。また、マグネット32a、32cの間隔等の各パラメータが調整されている。
図15(d)を参照すると、破線の丸で囲まれた周波数帯域において、レンズユニット20に共振が生じている。しかしながら、この共振における位相の乱れは、比較例に比べて顕著に改善されている。よって、実施例1のようにマグネット32a〜32dを傾けて配置することにより、フォーカスサーボ時にレンズユニット20に生じる共振を抑制できることが確認できる。
なお、実施例1のようにマグネット32a〜32dを傾けて配置する構成は、請求項2に記載の構成の一例である。
図16(a)は、実施例2に係る構成を示す図である。実施例2では、ヨーク31f、31hの上部が外側に開くように、ヨーク31f、31hが比較例の構成から角度βだけX−Y平面に平行な方向に傾けられ、これにより、BD光の照射時の着力点F0が、比較例に比べて外側にずらされている。他のヨーク31g、31iも、同様に、角度βだけX−Y平面に平行な方向に傾けて配置されている。なお、実施例2では、マグネット32a〜32dは傾けられていない。また、マグネット32a、32cの間隔等の各パラメータが調整されている。
図16(b)は、実施例2の構成において、フォーカスコイル22a〜22dに印加される交流電圧の周波数を変化させたときの、交流電圧に対する対物レンズ113、114の移動の位相の遅れを解析した解析結果である。ここでは、角度βが5度に設定されている。
図16(b)を参照すると、破線の丸で囲まれた周波数帯域において、レンズユニット20に共振が生じている。しかしながら、この共振における位相の乱れは、比較例に比べると改善されている。よって、実施例2のようにヨーク31f〜31iを傾けることにより、フォーカスサーボ時にレンズユニット20に生じる共振を抑制できることが確認できる。
なお、実施例2のようにヨーク31f〜31iを傾ける構成は、請求項5に記載の構成の一例である。
図16(c)は、実施例3に係る構成を示す図である。実施例3では、マグネット32a、32cの上部が外側に開くように、Z軸方向に見たときのマグネット32a、32cの形状が平行四辺形とされ、これにより、BD光の照射時の着力点F0が、比較例に比べて外側にずらされている。マグネット32a、32cの互いに対向する面は、それぞれ、X−Z平面に対して、角度γだけ傾いている。他のマグネット32b、32dも、同様に、上部が外側に開くように、Z軸方向に見たときの形状が平行四辺形とされている。
図16(d)は、実施例3の構成において、フォーカスコイル22a〜22dに印加される交流電圧の周波数を変化させたときの、交流電圧に対する対物レンズ113、114の移動の位相の遅れを解析した解析結果である。ここでは、角度γが80度に設定されている。また、マグネット32a、32cの間隔等の各パラメータが調整されている。
図16(d)を参照すると、破線の丸で囲まれた周波数帯域において、レンズユニット20に共振が生じている。しかしながら、この共振における位相の乱れは、比較例に比べて顕著に改善されている。よって、実施例3のようにマグネット32a〜32dの形状を平行四辺形とすることにより、フォーカスサーボ時にレンズユニット20に生じる共振を抑制できることが確認できる。
なお、実施例3のようにマグネット32a〜32dの形状を平行四辺形にする構成は、請求項3、4に記載の構成の一例である。
なお、図15(d)、図16(b)、図16(d)において、共振時に残存する位相の乱れは、さらに、マグネット32a、32c間の間隔およびマグネット32b、32d間の間隔を調整することにより抑制できる。すなわち、マグネット32a、32c間の間隔およびマグネット32b、32d間の間隔を狭めると位相を進めることができ、マグネット32a、32c間の間隔およびマグネット32b、32d間の間隔を広げると位相を遅らせることができる。
ただし、この調整は、位相を進めるか遅らせるかの何れか一方のみにおいて可能であるため、図15(d)のように、BD光照射時の位相が−180度から進み、DVD光照射時の位相が−180度から遅れているような場合には、何れか一方を−180度に近づけるように調整がなされると、他方は−180度から離れることになる。これに対し、実施例3では、BD光照射時の位相とDVD光照射時の位相が、何れも、−180度から進んだ状態にあるため、それぞれの位相を−180度に接近させることができる。このことから、上記実施例1〜3の中では、実施例3による解析結果が最も好ましいものと言える。
なお、実施例2では、BD光照射時の位相とDVD光照射時の位相が、何れも、−180度から遅れた状態にあるが、これらの位相の差がやや大きいため、何れか一方の位相を−180度に近づけても、他方の位相は、未だ−180度から離れている。したがって、実施例2に比べると、実施例1の解析結果の方が好ましいものと言える。
なお、図15(d)および図16(b)、(d)の解析において示した角度α、β、γは、一例であって、これ以外の角度を設定することにより、さらに好ましい解析結果が得られる可能性もある。
また、実施例3では、図16(c)に示すように、Z軸方向に見たときのマグネット32a〜32dの形状が平行四辺形であったが、マグネット32a〜32dの形状は必ずしも平行四辺形でなくても良く、上部が外側に開く形状であれば、他の形状であっても良い。
なお、実施例1、3の構成によれば、さらに、ローリングの発生を抑制できるとの効果が確認できた。ここで、ローリングとは、トラッキングコイル23a〜23dに交流電圧を印加したときに、レンズユニット20が、対物レンズ113、114の並び方向(Z軸方向)に平行な軸の周りに回転する現象のことである。
図17(b)は、比較例の構成において、トラッキングコイル23a〜23dに印加される交流電圧の周波数を変化させたときの、交流電圧に対する対物レンズ113、114の移動の位相の遅れを解析した解析結果である。ここでは、DVD光が照射される場合の解析結果と、BD光が照射される場合の解析結果が示されている。なお、図17(a)には、図15(a)と同様、比較例の構成が示されている。
図17(b)を参照すると、破線の丸で囲まれた周波数帯域において、レンズユニット20にローリングが生じている。この解析結果によれば、ローリング発生時の位相遅れは、DVD光照射時よりもBD光の照射時の方が大きい。
図17(d)および図18(b)は、それぞれ、実施例1、3の構成において、トラッキングコイル23a〜23dに印加される交流電圧の周波数を変化させたときの、交流電圧に対する対物レンズ113、114の移動の位相の遅れを解析した解析結果である。図17(d)および図18(b)の解析結果では、図15(d)および図16(d)の場合と同様、角度α、γが、それぞれ、10度および80度に設定されている。なお、図17(c)および図18(a)には、図15(c)および図16(c)と同様、比較例の構成が示されている。
図17(d)および図18(b)を参照すると、破線の丸で囲まれた周波数帯域において、レンズユニット20にローリングが生じている。しかしながら、このローリングにおける位相の乱れは、比較例に比べて顕著に改善されている。よって、実施例1、3のようにマグネット32a〜32dを配置することにより、トラッキングサーボ時にレンズユニット20に生じるローリングを抑制できることが確認できる。
なお、実施例2の構成では、ローリングが抑制される効果を確認できなかった。
<実施例の効果>
以上のとおり、実施例1〜3によれば、ディスク毎に異なる開口数が要求される場合にも、各フォーカス位置において、レンズユニット20に生じる共振を適正に抑制することができる。
加えて、実施例1、3の構成によれば、トラッキングサーボ時にレンズユニット20に生じるローリングを抑制することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に何ら制限されるものではなく、また、本発明の実施の形態も上記以外に種々の変更が可能である。
たとえば、上記実施の形態では、2つの対物レンズ113、114を保持する対物レンズアクチュエータ2が示されたが、図19に示すように、1つの対物レンズ121を保持する対物レンズアクチュエータに本発明が適用されても良い。この場合、対物レンズ121は、異なる開口数で対応するディスクにレーザ光を可能なように構成されている。たとえば、対物レンズ121は、BD、DVDおよびCDに対して異なる開口数にてレーザ光を照射可能な構成を備えている。
また、上記実施の形態では、フォーカスコイル22a〜22dが、レンズホルダ21の4箇所に分かれて巻回されたが、図19に示すように、レンズホルダ21の2箇所に、フォーカスコイル22e、22fが巻回されても良い。
また、上記実施例1のようにマグネット32a〜32dを傾けつつ、上記実施例2のようにヨーク31f〜31iを傾けても良く、あるいは、上記実施例3のようにマグネット32a〜32dの形状を平行四辺形としつつ、上記実施例2のようにヨーク31f〜31iを傾けても良い。さらに、ヨーク31f〜31iの形状が、上記実施例3のように、平行四辺形であっても良い。
この他、本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
1 … 光ピックアップ装置
113、114 … 対物レンズ(対物レンズ部、第1および第2の対物レンズ)
121 … 対物レンズ(対物レンズ部)
2 … 対物レンズアクチュエータ(対物レンズ駆動装置)
21 … レンズホルダ(ホルダ)
22a、22b … フォーカスコイル(第1のフォーカスコイル)
22c、22d … フォーカスコイル(第2のフォーカスコイル)
22e … フォーカスコイル(第1のフォーカスコイル)
22f … フォーカスコイル(第2のフォーカスコイル)
32a、32b … マグネット(第1の磁石、磁気回路)
32c、32d … マグネット(第2の磁石、磁気回路)
31f、31g … ヨーク(第1のヨーク、磁気回路)
31h、31i … ヨーク(第2のヨーク、磁気回路)

Claims (10)

  1. 互いに異なる開口数で対応するディスクにレーザ光を照射可能な対物レンズ部と、
    前記対物レンズ部を保持するホルダと、
    前記ホルダの両側に配置された第1および第2のフォーカスコイルと、
    前記第1および第2のフォーカスコイルに磁界を印加する磁気回路と、を備え、
    前記磁気回路は、前記第1および第2のフォーカスコイルの並び方向に交差する方向において前記第1および第2のフォーカスコイルにそれぞれ対向する第1および第2の磁石を備え、
    前記対物レンズ部の光軸に平行な方向に前記対物レンズ部の位置が変化するに伴って、前記第1および第2のフォーカスコイルに駆動電流を印加したときの着力点の位置を調整するように、前記磁気回路が構成されている、
    ことを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  2. 請求項1に記載の対物レンズ駆動装置において、
    前記対物レンズ部の光軸に平行な方向に前記対物レンズ部の位置が変化するに伴って、前記第1および第2のフォーカスコイルに駆動電流を印加したときの着力点の位置と前記ホルダの共振の回転中心とがずれることを抑制するように、前記磁気回路が構成されている、
    ことを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  3. 請求項1または2に記載の対物レンズ駆動装置において、
    前記第1および第2のフォーカスコイルに対向する前記第1および第2の磁石の磁極面が、それぞれ、長方形となっており、
    前記長方形の長辺が前記対物レンズ部の光軸に平行な方向から前記磁極面に平行な方向に所定の角度だけ傾くように、前記第1および第2の磁石が配置されている、
    ことを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  4. 請求項1または2に記載の対物レンズ駆動装置において、
    前記第1および第2のフォーカスコイルに対向する前記第1および第2の磁石の磁極面の間隔が次第に離れるように、前記第1および第2の磁石の磁極面の形状が設定されている、
    ことを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  5. 請求項4に記載の対物レンズ駆動装置において、
    前記第1および第2のフォーカスコイルにそれぞれ対向する前記第1および第2の磁石の前記磁極面の形状が、平行四辺形である、
    ことを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  6. 請求項1ないし5の何れか一項に記載の対物レンズ駆動装置において、
    前記磁気回路は、前記第1の磁石とともに前記第1のフォーカスコイルを挟む第1のヨークと、前記第2の磁石とともに前記第2のフォーカスコイルを挟む第2のヨークを備え、
    前記第1および第2のヨークの間隔が次第に離れるように、前記第1および第2のヨークが、前記対物レンズ部の光軸に平行な方向から傾いている、
    ことを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  7. 請求項1ないし6の何れか一項に記載の対物レンズ駆動装置において、
    前記対物レンズ部は、互いに開口数が異なる第1および第2の対物レンズを備え、
    前記第1および第2の対物レンズの並び方向に垂直な方向に離れた位置に、前記第1お
    よび第2のフォーカスコイルが配置されている、
    ことを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  8. 請求項7に記載の対物レンズ駆動装置において、
    前記第1および第2の対物レンズの並び方向に、2つの前記第1のフォーカスコイルが配置され、前記第1および第2の対物レンズの並び方向に、2つの前記第2のフォーカスコイルが配置されている、
    ことを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  9. 請求項7または8に記載の対物レンズ駆動装置において、
    前記第1の対物レンズは、CDおよびDVD用の対物レンズであり、前記第2の対物レンズは、BD用の対物レンズである、
    ことを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  10. 請求項1ないし9の何れか一項に記載の対物レンズ駆動装置と、
    レーザ光源から出射されたレーザ光を前記対物レンズ駆動装置に保持された前記対物レンズによってディスク上に収束させると共に、前記ディスクによって反射された前記レーザ光を光検出器に導く光学系とを備える、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017151145A (ja) * 2016-02-22 2017-08-31 シャープ株式会社 光源装置および投影装置

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JP2017151145A (ja) * 2016-02-22 2017-08-31 シャープ株式会社 光源装置および投影装置

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