JP2009020978A - 光ピックアップ及びディスクドライブ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 タンジェンシャル方向のスキュー調整時における動作の信頼性の向上を図る。
【解決手段】 樹脂材料によって形成された固定ブロック10と、固定ブロックに対して少なくともフォーカス方向及びトラッキング方向へ動作される可動ブロック11と、固定ブロックと可動ブロックを連結し導電性材料によって形成された複数の支持バネ26、26、・・・と、可動ブロックをフォーカス方向へ動作させるフォーカス調整用磁気回路60と、可動ブロックをトラッキング方向へ動作させるトラッキング調整用磁気回路70と、可動ブロックをタンジェンシャル方向の傾きを調整する方向へ動作させるタンジェンシャルスキュー用磁気回路50とを設け、固定ブロックに、移動ベースに固定された固定部13と、支持バネの一端部に連結された変位部14と、固定部と変位部を連結し該変位部を固定部に対してディスク状記録媒体の記録面に離接する方向へ動作させる弾性変形部15、15とを一体に設けた。
【選択図】 図10
【解決手段】 樹脂材料によって形成された固定ブロック10と、固定ブロックに対して少なくともフォーカス方向及びトラッキング方向へ動作される可動ブロック11と、固定ブロックと可動ブロックを連結し導電性材料によって形成された複数の支持バネ26、26、・・・と、可動ブロックをフォーカス方向へ動作させるフォーカス調整用磁気回路60と、可動ブロックをトラッキング方向へ動作させるトラッキング調整用磁気回路70と、可動ブロックをタンジェンシャル方向の傾きを調整する方向へ動作させるタンジェンシャルスキュー用磁気回路50とを設け、固定ブロックに、移動ベースに固定された固定部13と、支持バネの一端部に連結された変位部14と、固定部と変位部を連結し該変位部を固定部に対してディスク状記録媒体の記録面に離接する方向へ動作させる弾性変形部15、15とを一体に設けた。
【選択図】 図10
Description
本発明は光ピックアップ及びディスクドライブ装置に関する。詳しくは、固定ブロックに樹脂材料によって形成された弾性変形部を固定部と変位部に一体に設けて可動ブロックのタンジェンシャル方向のスキュー調整時における動作の信頼性の向上を図る技術分野に関する。
光ディスクや光磁気ディスク等のディスク状記録媒体に対して情報信号の記録や再生を行うディスクドライブ装置があり、このようなディスクドライブ装置には、ディスク状記録媒体の半径方向へ移動され該ディスク状記録媒体に対してレーザー光を照射する光ピックアップが設けられている。
光ピックアップはディスク状記録媒体の半径方向へ移動される移動ベースと該移動ベースに配置された対物レンズ駆動装置とを備え、該対物レンズ駆動装置は、固定ブロックと該固定ブロックに金属製のワイヤー等の支持バネを介して支持された可動ブロックとを備えている。
光ピックアップにあっては、対物レンズを有する可動ブロックを固定ブロックに対してディスク状記録媒体の記録面に離接する方向であるフォーカス方向へ動作させてフォーカス調整を行うと共に可動ブロックを固定ブロックに対してディスク状記録媒体の略半径方向であるトラッキング方向へ動作させてトラッキング調整を行い、対物レンズを介してディスク状記録媒体に照射されるレーザー光のスポットがディスク状記録媒体の記録トラックに集光されるようにしている。
このような光ピックアップにあっては、対物レンズを介してディスク状記録媒体の記録面に対して照射されるレーザー光の光軸がディスク状記録媒体の記録面に対して垂直となるように対物レンズのディスク状記録媒体に対する傾きを調整する所謂スキュー調整を行う必要がある。
スキュー調整には、ディスク状記録媒体の半径方向(ラジアル方向)の傾きを調整するラジアル方向のスキュー調整やディスク状記録媒体に形成された記録トラックの接線方向(タンジェンシャル方向)の傾きを調整するタンジェンシャル方向のスキュー調整がある。
従来の光ピックアップには、固定ブロックに金属製の板バネを介してサスペンションベースを連結し、該サスペンションベースと可動ブロックをワイヤー等の支持バネによって連結し、スキュー調整用磁気回路を設けてタンジェンシャル方向のスキュー調整を行うようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された光ピックアップにあっては、スキュー調整用磁気回路としてトラッキング方向に並んで配置された一対のマグネットと一対のコイルを設け、双方のマグネットに同じ方向への力を発生させるように各コイルに電流を流すことによりタンジェンシャル方向のスキュー調整を行い、各マグネットに逆方向への力を発生させるように各コイルに電流を流すことによりラジアル方向のスキュー調整を行うようにしている。
タンジェンシャル方向のスキュー調整が行われるときには、金属製の板バネがその厚み方向に撓んでサスペンションベースと可動ブロックが固定ブロックに対して動作され、ラジアル方向のスキュー調整が行われるときには、金属製の板バネが捻れてサスペンションベースと可動ブロックが固定ブロックに対して動作される。
ところが、特許文献1に記載された光ピックアップにあっては、サスペンションベースが金属製の板バネによって固定ブロックに支持されているため、タンジェンシャル方向のスキュー調整を行ったときに板バネが撓むと同時に板バネに捻れが生じるおそれがあり、タンジェンシャル方向のスキュー調整時における動作の信頼性が低下する可能性がある。
また、特許文献1に記載された光ピックアップにあっては、金属製の板バネが捻れるようにすることによりラジアル方向のスキュー調整を行うようにしているため、設計状態において予め板バネに捻れが生じることが意図され、捻れが生じる程度の剛性を有する板バネが用いられており、タンジェンシャル方向のスキュー調整を行ったときに板バネに捻れが生じる可能性が高い。
一方、特許文献1に記載された光ピックアップにおいて、ラジアル方向のスキュー調整を行ったときには、板バネが捻れると同時に板バネに撓みが生じるおそれがあり、ラジアル方向のスキュー調整時における動作の信頼性が低下する可能性もある。
そこで、本発明光ピックアップ及びディスクドライブ装置は、上記した問題点を克服し、タンジェンシャル方向のスキュー調整時における動作の信頼性の向上を図ることを課題とする。
光ピックアップ及びディスクドライブ装置は、上記した課題を解決するために、対物レンズ駆動装置に、少なくとも一部が移動ベースに固定され樹脂材料によって形成された固定ブロックと、対物レンズと該対物レンズを保持するレンズホルダーとを有すると共に固定ブロックに対して少なくともディスク状記録媒体の記録面に離接する方向であるフォーカス方向及びディスク状記録媒体の略半径方向であるトラッキング方向へ動作される可動ブロックと、固定ブロックと可動ブロックを連結し導電性材料によって形成された複数の支持バネと、可動ブロックをフォーカス方向へ動作させるフォーカス調整用磁気回路と、可動ブロックをトラッキング方向へ動作させるトラッキング調整用磁気回路と、可動ブロックをトラッキング方向に直交する面内においてタンジェンシャル方向の傾きを調整する方向へ動作させるタンジェンシャルスキュー用磁気回路とを設け、固定ブロックに、移動ベースに固定された固定部と、支持バネの一端部に連結された変位部と、固定部と変位部を連結し該変位部を固定部に対してディスク状記録媒体の記録面に離接する方向へ動作させる弾性変形部とを一体に設け、タンジェンシャルスキュー用磁気回路に発生する駆動力により弾性変形部が弾性変形して変位部が固定部に対して動作され可動ブロックが変位部の動作に伴ってタンジェンシャル方向の傾きを調整する方向へ動作されるようにしたものである。
従って、光ピックアップ及びディスクドライブ装置にあっては、樹脂材料によって固定部と変位部に一体に設けられた弾性変形部が弾性変形して可動ブロックがタンジェンシャル方向の傾きを調整する方向へ動作される。
本発明光ピックアップは、ディスクテーブルに装着されるディスク状記録媒体の半径方向へ移動される移動ベースと該移動ベースに配置された対物レンズ駆動装置とを備えると共にディスクテーブルに装着されたディスク状記録媒体に対してレーザー光を照射する光ピックアップであって、対物レンズ駆動装置は、少なくとも一部が移動ベースに固定され樹脂材料によって形成された固定ブロックと、対物レンズと該対物レンズを保持するレンズホルダーとを有すると共に固定ブロックに対して少なくともディスク状記録媒体の記録面に離接する方向であるフォーカス方向及びディスク状記録媒体の略半径方向であるトラッキング方向へ動作される可動ブロックと、固定ブロックと可動ブロックを連結し導電性材料によって形成された複数の支持バネと、可動ブロックをフォーカス方向へ動作させるフォーカス調整用磁気回路と、可動ブロックをトラッキング方向へ動作させるトラッキング調整用磁気回路と、可動ブロックをトラッキング方向に直交する面内においてタンジェンシャル方向の傾きを調整する方向へ動作させるタンジェンシャルスキュー用磁気回路とを備え、固定ブロックに、移動ベースに固定された固定部と、支持バネの一端部に連結された変位部と、固定部と変位部を連結し該変位部を固定部に対してディスク状記録媒体の記録面に離接する方向へ動作させる弾性変形部とを一体に設け、タンジェンシャルスキュー用磁気回路に発生する駆動力により弾性変形部が弾性変形して変位部が固定部に対して動作され可動ブロックが変位部の動作に伴ってタンジェンシャル方向の傾きを調整する方向へ動作されるようにしたことを特徴とする。
従って、タンジェンシャル方向のスキュー調整時に弾性変形部が捻れる方向へ変形し難く、タンジェンシャル方向のスキュー調整時における動作の信頼性の向上を図ることができる。
請求項2に記載した発明にあっては、固定ブロックの弾性変形部をトラッキング方向に離隔して複数設けたので、弾性変形部に捻れが生じる可能性が低く、タンジェンシャル方向のスキュー調整における調整精度の向上を図ることができる。
請求項3に記載した発明にあっては、可動ブロックにフォーカスコイル及びトラッキングコイルを取り付け、フォーカスコイルとトラッキングコイルにそれぞれ支持バネを接続し、固定ブロックの表面に電源供給用の回路パターンを形成し、電源供給用の回路パターンを支持バネに接続したので、レンズホルダーの移動に対して負荷を付与するおそれのあるフレキシブルプリント配線板等をフォーカスコイル又はトラッキングコイルに接続して電源を供給する必要がなく、可動ブロックの動作の信頼性の向上を図ることができる。
請求項4に記載した発明にあっては、固定ブロックの変位部にタンジェンシャルスキュー用磁気回路のスキュー用コイルを取り付け、固定ブロックの表面に電源供給用の回路パターンを形成し、電源供給用の回路パターンをスキュー用コイルに接続したので、変位部の移動に対して負荷を付与するおそれのあるフレキシブルプリント配線板等をスキュー用コイルに接続して電源を供給する必要がなく、変位部及び該変位部に伴って動作される可動ブロックの動作の信頼性の向上を図ることができる。
請求項5に記載した発明にあっては、フォーカス調整用磁気回路に複数のフォーカスコイルを設け、複数のフォーカスコイルに供給する電流の向きを異なるようにし、タンジェンシャル方向に直交する面内において可動ブロックのディスク状記録媒体に対するラジアル方向の傾きを調整するようにしたので、特に専用のラジアル方向のスキュー調整を行うラジアルスキュー調整用磁気回路を設けることなくラジアル方向のスキュー調整を行うことができ、光ピックアップの構造の簡素化を図ることができる。
本発明ディスクドライブ装置は、ディスク状記録媒体が装着されるディスクテーブルと該ディスクテーブルに装着されるディスク状記録媒体に対して対物レンズを介してレーザー光を照射する光ピックアップとを備え、該光ピックアップはディスクテーブルに装着されるディスク状記録媒体の半径方向へ移動される移動ベースと該移動ベースに配置された対物レンズ駆動装置とを有するディスクドライブ装置であって、対物レンズ駆動装置は、少なくとも一部が移動ベースに固定され樹脂材料によって形成された固定ブロックと、対物レンズと該対物レンズを保持するレンズホルダーとを有すると共に固定ブロックに対して少なくともディスク状記録媒体の記録面に離接する方向であるフォーカス方向及びディスク状記録媒体の略半径方向であるトラッキング方向へ動作される可動ブロックと、固定ブロックと可動ブロックを連結し導電性材料によって形成された複数の支持バネと、可動ブロックをフォーカス方向へ動作させるフォーカス調整用磁気回路と、可動ブロックをトラッキング方向へ動作させるトラッキング調整用磁気回路と、可動ブロックをトラッキング方向に直交する面内においてタンジェンシャル方向の傾きを調整する方向へ動作させるタンジェンシャルスキュー用磁気回路とを備え、固定ブロックに、移動ベースに固定された固定部と、支持バネの一端部に連結された変位部と、固定部と変位部を連結し該変位部を固定部に対してディスク状記録媒体の記録面に離接する方向へ動作させる弾性変形部とを一体に設け、タンジェンシャルスキュー用磁気回路に発生する駆動力により弾性変形部が弾性変形して変位部が固定部に対して動作され可動ブロックが変位部の動作に伴ってタンジェンシャル方向の傾きを調整する方向へ動作されるようにしたことを特徴とする。
従って、タンジェンシャル方向のスキュー調整時に弾性変形部が捻れる方向へ変形し難く、タンジェンシャル方向のスキュー調整時における動作の信頼性の向上を図ることができる。
以下に、本発明光ピックアップ及びディスクドライブ装置の最良の形態を添付図面を参照して説明する。
ディスクドライブ装置1は、外筐2の内部に所要の各部材及び各機構が配置されて成り(図1参照)、外筐2には図示しないディスク挿入口が形成されている。
外筐2の内部には図示しないシャーシが配置され、該シャーシに取り付けられたスピンドルモーターのモーター軸にディスクテーブル3が固定されている。
シャーシには、平行なガイド軸4、4が取り付けられると共に図示しない送りモーターによって回転されるリードスクリュー5が支持されている。
光ピックアップ6は、移動ベース7と該移動ベース7に設けられた所要の光学部品と移動ベース7上に配置された対物レンズ駆動装置8とを有し、移動ベース7の両端部に設けられた軸受部7a、7bがそれぞれガイド軸4、4に摺動自在に支持されている。
移動ベース7に設けられた図示しないナット部材がリードスクリュー5に螺合され、送りモーターによってリードスクリュー5が回転されると、ナット部材がリードスクリュー5の回転方向へ応じた方向へ送られ、光ピックアップ6がディスクテーブル3に装着されたディスク状記録媒体100の半径方向(ラジアル方向)へ移動される。
ディスク状記録媒体100としては、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)とCD(Compact Disc)に加え、BD(Blu-ray Disc)が用いられる。これらの各ディスク状記録媒体100のレーザー光の使用波長は、DVDが約660nm、CDが約780nm、BDが約405nmである。
対物レンズ駆動装置8はベース部材9と固定ブロック10と該固定ブロック10に対して動作される可動ブロック11とを有している(図2乃至図5参照)。
ベース部材9は磁性金属材料によって形成され、上下方向を向く平板状のベース部9aと該ベース部9aの前後両縁からそれぞれ直角に立ち曲げられたヨーク部9b、9c、9cとベース部9aの左右両側縁からそれぞれ直角に立ち曲げられた側壁部9d、9dとから成る。ヨーク部9bとヨーク部9c、9cは前後方向、即ち、ディスク状記録媒体100のタンジェンシャル方向に離隔して設けられ、ヨーク部9c、9cは左右方向、即ち、ディスク状記録媒体100の半径方向に離隔して設けられている。前側に位置するヨーク部9bの上端部には左右に離隔して前方へ突出されたストッパー突部9e、9eが設けられている。
ヨーク部9bとヨーク部9c、9cの互いに対向する面には、それぞれマグネット12、12、12が取り付けられている。
固定ブロック10は固定部13と変位部14と弾性変形部15、15とが樹脂材料によって一体に形成されて成り、固定部13が移動ベース7に固定されている。
固定部13はベース底面部16と該ベース底面部16の左右両端部に連続して設けられ後半部がベース底面部16より後方に位置されたサイド底面部17、17と該サイド底面部17の左右両端部からそれぞれ上方へ突出された外側面部18、18とベース底面部16の後端部から上方へ突出された壁面部19と該壁面部19の左右両端部に連続されサイド底面部17、17の内側の側縁部からそれぞれ上方へ突出された側面部20、20と壁面部19の左右方向における中央部から後方へ突出された突出部21とを有している。
外側面部18、18はベース部材9の側壁部9d、9dの後側に結合された状態で位置されている。一方の外側面部18の外面には側方へ突出された突片部18aが設けられ、該突片部18aは前後に長い板状に形成されている。外側面部18、18の外面には、それぞれ前後両端部に側方へ突出された固定用突部18b、18b、・・・が設けられている。
壁面部19の上端部には左右に離隔して前方へ突出されたストッパー突部19a、19aが設けられている。ストッパー突部19a、19aの下面の高さ位置はベース部材9のヨーク部9bに設けられたストッパー突部9e、9eの下面の高さ位置と同じにされている。
突出部21の後端部にはヨーク22とマグネット23が前後で結合された状態で取り付けられている。
固定部13は、例えば、外側面部18、18に設けられた固定用突部18b、18b、・・・が移動ベース7に接着や半田付け等により固定されている。
変位部14は固定部13の後方に位置され、前後方向を向く略平板状に形成されている。変位部14の左右方向における中央部にはスキュー用コイル24が取り付けられ、該スキュー用コイル24はマグネット23に対向して位置されている。
変位部14の後面には、左右に離隔して三つずつの端子部25、25、・・・が設けられている(図6参照)。端子部25、25、・・・には、それぞれ変位部14を貫通された支持バネ26、26、・・・の各後端部が接続されている。支持バネ26、26、・・・は導電性金属材料によって、例えば、ワイヤー状又は板状に形成されている。
固定部13に取り付けられたヨーク22及びマグネット23と変位部14に取り付けられたスキュー用コイル24とによってタンジェンシャルスキュー用磁気回路50が構成される(図2乃至図4参照)。
弾性変形部15、15は固定部13の壁面部19と変位部14を連結するように設けられ、前後方向に長く上下に扁平な板状に形成されている。
固定ブロック10の各部の表面にはメッキ処理が施されて回路パターン27が形成されている(図6及び図7参照)。回路パターン27のうち、突片部18aに設けられた部分は接続端子部27a、27a、・・・として形成されている。接続端子部27a、27a、・・・は図示しない電源供給回路に接続されている。回路パターン27の一部は変位部14の後面に形成された端子部25、25、・・・に接続されている。また、回路パターン27の別の一部は変位部14の前面に取り付けられたスキュー用コイル24に接続されている。
可動ブロック11はレンズホルダー28と該レンズホルダー28に保持された対物レンズ29、29とを有している(図2乃至図5参照)。
レンズホルダー28は樹脂材料によって形成され、本体部30と該本体部30の後面における下端部から後方へ突出された被規制突部31、31とから成る。
本体部30の前端部には左右に離隔して上下に貫通された光透過孔30a、30aが形成されている。本体部30の左右両側面にはそれぞれ外方へ突出された連結用突部30b、30bが設けられている。本体部30には上下に貫通されたマグネット挿通孔30c、30d、30dが形成され、該マグネット挿通孔30cとマグネット挿通孔30d、30dは光透過孔30a、30aの後方において前後に離隔して位置されている。
本体部30の下端部には後方へ突出された被規制片30e、30eが設けられている(図5参照)。被規制片30e、30eは前側に位置するマグネット挿通孔30cの前側開口縁に対応した位置に設けられている。被規制片30e、30eの上面の高さ位置は被規制突部31、31の上面の高さ位置と同じにされている。
対物レンズ29、29は、図2乃至図4に示すように、光透過孔30a、30aを上側から覆う状態でレンズホルダー28に取り付けられて該レンズホルダー28に保持される。対物レンズ29、29は、例えば、一方がDVDとCDの使用波長のレーザー光を集光する機能を有し、他方がBDの使用波長のレーザー光を集光する機能を有する。対物レンズ29は略平板状に形成されたプレート部29aと該プレート部29aの下面に連続し下方へ凸の略半球状に形成された球状部29bとによって構成されている。
本体部30の連結用突部30b、30bにはそれぞれ三つずつの支持バネ26、26、・・・の前端部が連結されている。従って、可動ブロック11は支持バネ26、26、・・・によって固定ブロック10と連結されて中空に保持される。
レンズホルダー28にはコイル体32が取り付けられる。コイル体32は可動ブロック11をフォーカス方向へ動作させるためのフォーカスコイル33、33と可動ブロック11をトラッキング方向へ動作させるためのトラッキングコイル34、34、34とから成る。フォーカスコイル33、33は左右で結合され、トラッキングコイル34、34、34はフォーカスコイル33、33の前面に左右に並ぶようにして取り付けられている。フォーカス方向はディスク状記録媒体100に離接する方向(図4に示すF方向)、即ち、上下方向であり、トラッキング方向はディスク状記録媒体100の半径方向(図4に示すTR方向)、即ち、左右方向である。また、フォーカス方向及びトラッキング方向にともに直交する方向がディスク状記録媒体100の記録トラックの接線方向であるタンジェンシャル方向(図4に示すTAN方向)、即ち、前後方向とされる。
コイル体32はフォーカスコイル33、33がマグネット挿通孔30d、30dに対応した状態でレンズホルダー28の下面に取り付けられ、トラッキングコイル34、34、34はマグネット挿通孔30cとマグネット挿通孔30d、30dの間に位置される。
コイル体32が取り付けられた可動ブロック11が支持バネ26、26、・・・に支持された状態においては、コイル体32のフォーカスコイル33、33の内部にそれぞれベース部材9のヨーク部9c、9cと該ヨーク部9c、9cに取り付けられたマグネット12、12とが挿入され、トラッキングコイル34、34、34がベース部材9のヨーク部9bに取り付けられたマグネット12に対向して位置される。このときヨーク部9c、9cとこれに取り付けられたマグネット12、12の上方にはレンズホルダー28のマグネット挿通孔30d、30dが位置され、ヨーク部9bとこれに取り付けられたマグネット12の上方にはレンズホルダー28のマグネット挿通孔30cが位置される。
コイル体32が取り付けられた状態における可動ブロック11の駆動中心は、固定ブロック10の壁面部19に設けられたストッパー突部19a、19aとベース部材9のヨーク部9bに設けられたストッパー突部9e、9eとによって囲まれた位置に存在する。
ベース部材9と該ベース部材9に取り付けられたマグネット12、12、12とコイル体32のフォーカスコイル33、33とによってフォーカス調整用磁気回路60が構成され、ベース部材9と該ベース部材9に取り付けられたマグネット12、12、12とコイル体32のトラッキングコイル34、34、34とによってトラッキング調整用磁気回路70が構成される。
レンズホルダー28の連結用突部30b、30bに連結された支持バネ26、26、・・・の前端部は、フォーカスコイル33、33又はトラッキングコイル34、34、34に接続されている。
レンズホルダー28の上面には、保護部材35が取り付けられている。保護部材35は、例えば、ゴム材料やウレタン等の耐衝撃性が高い材料によって形成され、可動ブロック11とコイル体32が結合された状態における重心の真上に位置されている。
また、保護部材35は、図8に示すように、対物レンズ29、29に対してディスク状記録媒体100の回転方向Rと反対側に位置されている。
電源回路から固定ブロック10の表面に形成された回路パターン27及び支持バネ26、26、・・・を介してフォーカスコイル33、33又はトラッキングコイル34、34、34に駆動電流が供給されると、これらの駆動電流の向きとマグネット12、12、12及びヨーク部9b、9c、9cにより発生する磁束の方向とに応じた向きの力が発生し、可動ブロック11がフォーカス方向又はトラッキング方向へ移動される。
可動ブロック11がフォーカス方向又はトラッキング方向へ動作されるときには、支持バネ26、26、・・・が弾性変形される。
以上のようにして構成されたディスクドライブ装置1において、スピンドルモーターの回転に伴ってディスクテーブル3が回転されると、該ディスクテーブル3に装着されたディスク状記録媒体100が回転され、同時に、光ピックアップ6がディスク状記録媒体100の半径方向へ移動されて該ディスク状記録媒体100に対する記録動作又は再生動作が行われる。
この記録動作及び再生動作において、フォーカスコイル33、33に駆動電流が供給されると、上記したように、対物レンズ駆動装置8の可動ブロック11が固定ブロック10に対して図4に示すフォーカス方向F−Fへ動作され、移動ベース7に設けられた図示しない半導体レーザーから出射され対物レンズ29を介して照射されるレーザー光のスポットがディスク状記録媒体100の記録面に集光するようにフォーカス調整が行われる。
また、トラッキングコイル34、34、34に駆動電流が供給されると、上記したように、対物レンズ駆動装置8の可動ブロック11が固定ブロック10に対して図4に示すトラッキング方向TR−TRへ動作され、半導体レーザーから出射され対物レンズ29を介して照射されるレーザー光のスポットがディスク状記録媒体100の記録トラック上に集光するようにトラッキング調整が行われる。
尚、記録動作又は再生動作時におけるフォーカス調整において、可動ブロック11がディスク状記録媒体100の記録面に近付く方向へ大きく移動される可能性があるが、この場合には、レンズホルダー28の上面に取り付けられた保護部材35がディスク状記録媒体100の記録面に接触し、レンズホルダー28や対物レンズ29、29はディスク状記録媒体100の記録面に接触しない。
従って、レンズホルダー28、対物レンズ29、29及びディスク状記録媒体100の記録面の傷付きや損傷を防止することができる。
また、上記したように、保護部材35は、可動ブロック11とコイル体32が結合された状態における重心の真上に位置されているため、可動ブロック11がディスク状記録媒体100の記録面に近付く方向へ大きく移動されたときに、保護部材35が必ずディスク状記録媒体100の記録面に接触され他の部分がディスク状記録媒体100に接触されることがなく、レンズホルダー28、対物レンズ29、29及びディスク状記録媒体100の記録面の傷付きや損傷を確実に防止することができる。
さらに、上記したように、保護部材35は、対物レンズ29、29に対してディスク状記録媒体100の回転方向Rと反対側に位置されているため、ディスク状記録媒体100の回転時に可動ブロック11がディスク状記録媒体100の記録面に近付く方向へ大きく移動されたときに、対物レンズ29、29よりも保護部材35がディスク状記録媒体100の記録面に接触し易く、レンズホルダー28、対物レンズ29、29及びディスク状記録媒体100の記録面の傷付きや損傷を回避することができる。
一方、電源回路から固定ブロック10の表面に形成された回路パターン27を介してスキュー用コイル24に駆動電流が供給されると、これらの駆動電流の向きとマグネット23及びヨーク22より発生する磁束の方向とに応じた向きの力が発生し、弾性変形部15、15が上下方向へ撓んで変位部14が固定部13に対して略上下方向へ変位される。変位部14が略上下方向へ変位されると、該変位部14に支持バネ26、26、・・・を介して連結されている可動ブロック11が変位部14の変位に伴ってトラッキング方向に直交する面内において移動され、光軸がディスク状記録媒体100の記録面に垂直となるようにタンジェンシャル方向のスキュー調整が行われる。
また、可動ブロック11に取り付けられたコイル体32のフォーカスコイル33、33に供給する駆動電流の量を左右で変化させたり、フォーカスコイル33、33に逆方向への駆動電流を供給することにより、タンジェンシャル方向の軸を中心とした回転方向に可動ブロック11を移動させて、光軸がディスク状記録媒体100の記録面に垂直となるようにラジアル方向のスキュー調整を行うことが可能である。
従って、特に専用のラジアル方向のスキュー調整を行うラジアルスキュー調整用磁気回路を設けることなくラジアル方向のスキュー調整を行うことができ、光ピックアップ6の構造の簡素化を図ることができる。
尚、ディスクドライブ装置1に落下等の衝撃による外力が付与された場合には、可動ブロック11がフォーカス方向へ大きく移動されるおそれがあるが、このような場合には、固定ブロック10の壁面部19に設けられたストッパー突部19a、19aとベース部材9のヨーク部9bに設けられたストッパー突部9e、9eに、それぞれレンズホルダー28の被規制片30e、30eと被規制突部31、31が接触されて可動ブロック11のディスク状記録媒体100の記録面に近付く方向への移動が規制される。
従って、ディスク状記録媒体100と可動ブロック11の傷付き及び損傷を回避することができると共に支持バネ25、25、・・・からの可動ブロック11の外れを防止することができる。
また、上記したように、コイル体32が取り付けられた状態における可動ブロック11の駆動中心が、ストッパー突部19a、19aとストッパー突部9e、9eとによって囲まれた位置に存在するため、ストッパー突部19a、19aとストッパー突部9e、9eによって可動ブロック11の移動が規制された状態において該可動ブロック11がディスク状記録媒体100の記録面に対して傾くことがなく、可動ブロック11とディスク状記録媒体100の記録面との接触を確実に防止することができる。
尚、上記には、可動ブロック11の移動を規制する部分としてストッパー突部19a、19aとストッパー突部9e、9eの四つの部分を設けた例を示したが、可動ブロック11の移動を規制する部分の数は四つに限られることはなく、三つ以上あれば任意の数とすることが可能である。
以上に記載した通り、光ピックアップ6にあっては、対物レンズ駆動装置8の固定ブロック10に、固定部13に対して変位部14をディスク状記録媒体100の記録面に離接する方向へ動作させる弾性変形部15、15とを一体に設けてタンジェンシャル方向のスキュー調整を行うようにしているため、このスキュー調整時に弾性変形部15、15が捻れる方向へ変形し難く、タンジェンシャル方向のスキュー調整時における動作の信頼性の向上を図ることができる。
また、ラジアル方向のスキュー調整を、フォーカスコイル33、33に供給する駆動電流の量を調節して可動ブロック11を変位部14に対して移動させることにより行うことが可能であるため、ラジアル方向のスキュー調整時に支持バネ26、26、・・・の捻れのみにより可動ブロック11が動作され弾性変形部15、15には撓みが生じないため、ラジアル方向のスキュー調整時における動作の信頼性の向上を図ることができる。
さらに、固定ブロック10の弾性変形部15、15がトラッキング方向に離隔して複数設けられているため、弾性変形部15、15に捻れが生じる可能性が低く、タンジェンシャル方向のスキュー調整における調整精度の向上を図ることができる。
さらにまた、光ピックアップ6にあっては、固定ブロック10の表面に電源供給用の回路パターン27を形成し、固定部13に対して移動可能な変位部14又はレンズホルダー28に取り付けられたスキュー用コイル24、フォーカスコイル33、33及びトラッキングコイル34、34、34に電源を供給しているため、変位部14及びレンズホルダー28の移動に対して負荷を付与するおそれのあるフレキシブルプリント配線板等をスキュー用コイル24、フォーカスコイル33、33又はトラッキングコイル34、34、34に接続して電源を供給する必要がなく、変位部14及び可動ブロック11の動作の信頼性の向上を図ることができる。
尚、上記には、固定部13に対して移動可能な変位部14とレンズホルダー28にそれぞれスキュー用コイル24とコイル体32を取り付けた所謂ムービングコイル型の対物レンズ駆動装置8を例として示したが、逆に、変位部14とレンズホルダー28にそれぞれマグネットを取り付けた所謂ムービングマグネット型の対物レンズ駆動装置とすることも可能である。
また、例えば、図11に示すように、固定ブロック10の変位部14の後方に補助マグネット36を配置してタンジェンシャルスキュー用磁気回路50に生じる力を大きくして、タンジェンシャル方向のスキュー調整時における動作の感度の向上を図るようにすることも可能である。
さらに、上記には、二つの対物レンズ29、29を有する対物レンズ駆動装置8を例として示したが、対物レンズ29の数は用いられるディスク状記録媒体100の種類や対物レンズ29の特性に応じて任意に定められ、対物レンズ29の数は任意である。
但し、上記した二つの対物レンズ29、29を有する対物レンズ駆動装置8において、弾性変形部15、15を弾性変形させてタンジェンシャル方向のスキュー調整を行うことにより、何れの対物レンズ29、29を透過して照射されるレーザー光の光軸をもディスク状記録媒体100の記録面に垂直となるように適正に調整することができる。
上記には、フォーカス方向を上下方向、トラッキング方向を左右方向、タンジェンシャル方向を前後方向として説明したが、これらの方向は説明の便宜上、例として示したものであり、特にこれらの方向に限定されることはない。
上記した発明を実施するための最良の形態において示した各部の具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施する際の具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
1…ディスクドライブ装置、3…ディスクテーブル、6…光ピックアップ、7…移動ベース、8…対物レンズ駆動装置、10…固定ブロック、11…可動ブロック、13…固定部、14…変位部、15…弾性変形部、26…支持バネ、27…回路パターン、28…レンズホルダー、29…対物レンズ、33…フォーカスコイル、34…トラッキングコイル、50…タンジェンシャルスキュー用磁気回路、60…フォーカス調整用磁気回路、70…トラッキング調整用磁気回路、100…ディスク状記録媒体
Claims (6)
- ディスクテーブルに装着されるディスク状記録媒体の半径方向へ移動される移動ベースと該移動ベースに配置された対物レンズ駆動装置とを備えると共に上記ディスクテーブルに装着された上記ディスク状記録媒体に対してレーザー光を照射する光ピックアップであって、
上記対物レンズ駆動装置は、
少なくとも一部が上記移動ベースに固定され樹脂材料によって形成された固定ブロックと、
対物レンズと該対物レンズを保持するレンズホルダーとを有すると共に上記固定ブロックに対して少なくとも上記ディスク状記録媒体の記録面に離接する方向であるフォーカス方向及び上記ディスク状記録媒体の略半径方向であるトラッキング方向へ動作される可動ブロックと、
上記固定ブロックと上記可動ブロックを連結し導電性材料によって形成された複数の支持バネと、
上記可動ブロックをフォーカス方向へ動作させるフォーカス調整用磁気回路と、
上記可動ブロックをトラッキング方向へ動作させるトラッキング調整用磁気回路と、
上記可動ブロックをトラッキング方向に直交する面内においてタンジェンシャル方向の傾きを調整する方向へ動作させるタンジェンシャルスキュー用磁気回路とを備え、
上記固定ブロックに、上記移動ベースに固定された固定部と、上記支持バネの一端部に連結された変位部と、上記固定部と上記変位部を連結し該変位部を上記固定部に対して上記ディスク状記録媒体の記録面に離接する方向へ動作させる弾性変形部とを一体に設け、
タンジェンシャルスキュー用磁気回路に発生する駆動力により上記弾性変形部が弾性変形して上記変位部が上記固定部に対して動作され上記可動ブロックが上記変位部の動作に伴って上記タンジェンシャル方向の傾きを調整する方向へ動作されるようにした
ことを特徴とする光ピックアップ。 - 上記固定ブロックの上記弾性変形部を上記トラッキング方向に離隔して複数設けた
ことを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ。 - 上記可動ブロックにフォーカスコイル及びトラッキングコイルを取り付け、
上記フォーカスコイルと上記トラッキングコイルにそれぞれ上記支持バネを接続し、
上記固定ブロックの表面に電源供給用の回路パターンを形成し、
上記電源供給用の回路パターンを上記支持バネに接続した
ことを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ。 - 上記固定ブロックの上記変位部に上記タンジェンシャルスキュー用磁気回路のスキュー用コイルを取り付け、
上記固定ブロックの表面に上記電源供給用の回路パターンを形成し、
上記電源供給用の回路パターンを上記スキュー用コイルに接続した
ことを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ。 - 上記フォーカス調整用磁気回路に複数のフォーカスコイルを設け、
上記複数のフォーカスコイルに供給する電流の向きを異なるようにし、
上記タンジェンシャル方向に直交する面内において上記可動ブロックの上記ディスク状記録媒体に対するラジアル方向の傾きを調整するようにした
ことを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ。 - ディスク状記録媒体が装着されるディスクテーブルと該ディスクテーブルに装着される上記ディスク状記録媒体に対して対物レンズを介してレーザー光を照射する光ピックアップとを備え、該光ピックアップが上記ディスクテーブルに装着される上記ディスク状記録媒体の半径方向へ移動される移動ベースと該移動ベースに配置された対物レンズ駆動装置とを有するディスクドライブ装置であって、
上記対物レンズ駆動装置は、
少なくとも一部が上記移動ベースに固定され樹脂材料によって形成された固定ブロックと、
対物レンズと該対物レンズを保持するレンズホルダーとを有すると共に上記固定ブロックに対して少なくとも上記ディスク状記録媒体の記録面に離接する方向であるフォーカス方向及び上記ディスク状記録媒体の略半径方向であるトラッキング方向へ動作される可動ブロックと、
上記固定ブロックと上記可動ブロックを連結し導電性材料によって形成された複数の支持バネと、
上記可動ブロックをフォーカス方向へ動作させるフォーカス調整用磁気回路と、
上記可動ブロックをトラッキング方向へ動作させるトラッキング調整用磁気回路と、
上記可動ブロックをトラッキング方向に直交する面内においてタンジェンシャル方向の傾きを調整する方向へ動作させるタンジェンシャルスキュー用磁気回路とを備え、
上記固定ブロックに、上記移動ベースに固定された固定部と、上記支持バネの一端部に連結された変位部と、上記固定部と上記変位部を連結し該変位部を上記固定部に対して上記ディスク状記録媒体の記録面に離接する方向へ動作させる弾性変形部とを一体に設け、
タンジェンシャルスキュー用磁気回路に発生する駆動力により上記弾性変形部が弾性変形して上記変位部が上記固定部に対して動作され上記可動ブロックが上記変位部の動作に伴って上記タンジェンシャル方向の傾きを調整する方向へ動作されるようにした
ことを特徴とするディスクドライブ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007184852A JP2009020978A (ja) | 2007-07-13 | 2007-07-13 | 光ピックアップ及びディスクドライブ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007184852A JP2009020978A (ja) | 2007-07-13 | 2007-07-13 | 光ピックアップ及びディスクドライブ装置 |
Publications (1)
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JP2009020978A true JP2009020978A (ja) | 2009-01-29 |
Family
ID=40360489
Family Applications (1)
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JP2007184852A Pending JP2009020978A (ja) | 2007-07-13 | 2007-07-13 | 光ピックアップ及びディスクドライブ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009020978A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012174316A (ja) * | 2011-02-23 | 2012-09-10 | Jvc Kenwood Corp | 対物レンズ駆動装置 |
-
2007
- 2007-07-13 JP JP2007184852A patent/JP2009020978A/ja active Pending
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JP2012174316A (ja) * | 2011-02-23 | 2012-09-10 | Jvc Kenwood Corp | 対物レンズ駆動装置 |
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