JP2004325678A - 画像形成装置 - Google Patents

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Tetsuko Oomoto
大本  哲子
Naohiko Haniyu
羽生  直彦
Miho Toyoda
豊田  美帆
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Abstract

【課題】画像形成装置の誘導加熱定着装置において、誘導コイルの自己発熱による過昇温を、温度センサやサーモスタット及び温度ヒューズ等の複数の手段を使わずに防止し、非通紙部の過度の温度上昇を防止するとともに定着装置の機械的強度を向上させ、誘導コイルの耐久性を確保し、定着装置の焼損を防止することである。
【解決手段】本発明に係る画像形成装置における定着装置40によれば、誘導コイル13Aと、加熱ローラ10と、加圧ローラ20とを有し、加熱ローラ10は、支持体層11と離型層12からなり、支持体層11はキュリー温度の異なる2種類以上の整磁合金から形成され、誘導コイル13Aに電力を供給する電源制御部52と、電源制御部52から誘導コイル13Aへの入力電力を検出する電流検出部53と電流検出部53により検知された電流値に応じて誘導コイル13Aへの通電を停止及び開始する制御部50とを備える。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に係り、詳しくは、誘導加熱定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式の画像形成装置は、感光体、例えば感光ドラムの表面を所定の電位に帯電し、これに画像露光を施して静電潜像を形成し、この感光ドラム表面の潜像を現像手段により現像剤(トナー)を用いて現像してトナー画像として可視化し、得られたトナー画像を感光ドラムに搬送された紙等の記録材に転写し、このようにしてトナー画像を担持した記録材を定着装置に送って、定着装置により記録材上の未定着トナー画像を定着させて、記録材上にプリント画像を得る装置である。
【0003】
上記画像形成装置の定着装置は、内側に加熱源を備える加熱部材としての加熱ローラと、この加熱ローラに圧接してニップ部を形成する加圧部材としての加圧ローラとを備え、加熱ローラは駆動源により回転駆動され、加圧ローラは加熱ローラに従動して回転される。加熱ローラと加圧ローラは、記録材をニップ部で挟持して搬送する間に記録材上の未定着トナー画像を加熱及び加圧して、記録材上にトナー画像を溶融定着させる。
【0004】
従来、この加熱ローラの加熱源にはハロゲンランプが用いられていたが、近年、省エネルギー化を図るために、高エネルギー効率の加熱源として、誘導コイルを用いた誘導加熱方式が採用されている。
【0005】
誘導加熱方式の加熱ローラは、支持体層内に誘導コイルを備え、支持体層は磁性材料から成る加熱部材層及び基体層からなり、支持体層上に離型層を設けている。誘導コイルに交流電流が供給されると、誘導コイルに磁界(磁束)が発生し、加熱部材層に作用して渦電流が誘導され、基体層及び加熱部材層が発熱する。発生した熱は離型層に伝えられ、加熱ローラが加熱される。通常、誘導コイルには数10kHzの交流電流が供給される。
【0006】
加熱ローラが加熱されると、加熱ローラからの伝導熱や輻射熱によって誘導コイルも加熱される。また誘導コイル自身の抵抗によるジュール損によっても自己発熱する。誘導コイル自身の抵抗によるジュール損による自己発熱は、コイル通電オンデューティ(所定時間当たりのコイル通電時間の割合)が相対的に高いプリント時に顕著であり、そのためプリント時にコイル温度が高くなる傾向にある。誘導コイルが過剰に昇温すると、誘導コイルの耐久性が低下し、場合によっては誘導コイルが焼損することもある。
従って、温度センサにて加熱ローラを監視し、温度が過昇温した場合、サーモスタットや温度ヒューズによって誘導コイルへの通電を遮断し、加熱ローラ及び周辺部材の発火を防止している。
【0007】
通常、サーモスタットや温度ヒューズは、加熱ローラ表面の磨耗傷を防止するために、加熱ローラとは非接触で設けられることが多い。サーモスタットや温度ヒューズが加熱ローラに対して非接触で設けられていると、加熱ローラからサーモスタットや温度ヒューズへの熱移動に時間がかかるため、通電遮断動作に応答遅れが発生する。また、サーモスタットや温度ヒューズが作動するときは、過昇温になっており、加熱ローラ及びその周辺部材が発火してしまう可能性が高い。
【0008】
温度センサやサーモスタット及び温度ヒューズ等の手段を使わずに、加熱ローラ及びその周辺部材を所定温度以上に上昇させない方法として、例えば、特許文献1には、加熱部材として磁気コアを使用しており、磁気コアの一部を制御希望温度以上になると飽和磁束密度が減少する整磁合金で構成した定着装置が開示されている。
【0009】
【特許文献1】
特開平11−320700号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、コアの一部を整磁合金とした場合は、コア全体としての飽和磁束密度が減少しても、誘導コイルの温度が高くなるプリント時には、通常サイズより小さい用紙を通紙する場合において、加熱ローラの非通紙部の温度上昇が発生し、誘導コイル及び加熱ローラ、周辺部材の熱損傷を防ぐことは困難であった。
通常より小さい用紙を通紙するプリント時に適切な温度を保つには、サイズ毎に複数の誘導コイルを分割して配置する構成があるが、部品コストが高く、複数の誘導コイルを制御するための回路コストも高くなっていた。
【0011】
本発明の課題は、画像形成装置の定着装置において、誘導加熱定着装置の加熱部材に設けられた誘導コイルの自己発熱による過昇温を、温度センサやサーモスタット及び温度ヒューズ等の複数の手段を使わずに防止し、プリント時における非通紙部の過度の温度上昇を防止するとともに定着装置の機械的強度を向上させ、誘導コイルの耐久性を確保し、焼損を防止することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、駆動電源部からの供給電流により誘導磁界を発生する誘導コイルと、整磁合金を含み前記誘導コイルからの誘導磁界により誘導加熱される加熱部材と、前記加熱部材に圧接される加圧部材とを有し、前記加熱部材と加圧部材との間に形成されるニップ部を通過する記録材を加圧かつ加熱することにより、前記記録材上のトナー画像を定着させる誘導加熱定着装置を備えた画像形成装置において、前記駆動電源部から前記誘導コイルに供給される電流量を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段により検出された電流値が予め定められた基準値より低下したとき、前記駆動電源部から前記誘導コイルに対する電流の供給を停止させる制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0013】
この請求項1に記載の発明によれば、温度センサやサーモスタット及び温度ヒューズ等の複数の手段を使わずに誘導加熱定着装置の加熱部材に設けられた誘導コイルの自己発熱による過昇温を防止し、誘導コイル、加熱ローラ及びその周辺部材の発火の可能性を極度に低下させることができる。
【0014】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記加熱部材は、少なくともキュリー温度の異なる2種類以上の整磁合金によって、前記加熱部材の長手方向に分割されていることを特徴としている。
【0015】
請求項3に記載の発明は、請求項2記載の画像形成装置において、前記整磁合金は、一方は他方よりもキュリー温度が低い整磁合金であることを特徴としている。
【0016】
請求項4に記載の発明は、請求項2及び3記載の画像形成装置において、前記整磁合金は、前記記録材の寸法に合わせて分割されていることを特徴としている。
【0017】
この請求項2、3及び4に記載の発明によれば、記録材の寸法にあわせてキュリー温度の異なる整磁合金からなる支持体層を用いることにより、プリント時に発生する加熱部材に生じる通紙部以外の部分の温度過昇を防ぐことができ、誘導コイル、加熱ローラ及び周辺部材の熱損傷を防ぐことができる。
【0018】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4記載の画像形成装置において、前記加熱部材は支持体層と離型層から形成され、該支持体層は、整磁合金からなる層と、整磁合金より低抵抗率かつ非磁性の材料からなる複数の層から構成されることを特徴としている。
【0019】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜4記載の画像形成装置において、前記加熱部材は支持体層と離型層から形成され、該支持体層は、整磁合金からなる層と、整磁合金より低抵抗率かつ非磁性の材料からなる層と、金属より低熱伝導率である材料からなる層から構成されることを特徴としている。
【0020】
この請求項5及び6に記載の発明によれば、誘導コイルの絶縁皮膜などに損傷を与えることなく、誘導加熱定着装置の機械的強度が増し、高い定着荷重をかけることができる。
【0021】
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6記載の画像形成装置において、前記制御手段は、前記誘導コイルへの電流供給停止から所定時間が経過すると電流供給を開始し、前記誘導コイルに一定時間電流供給を行い、前記電流検出手段により検知された電流値が予め定められた基準値に応じて前記誘導コイルへの通電を開始することを特徴としている。
【0022】
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7記載の画像形成装置において、前記誘導コイルへの通電を停止する電流値は、前記加熱部材に含まれる整磁合金の特性によって定められる値であることを特徴としている。
【0023】
請求項9に記載の発明は、請求項1〜7記載の画像形成装置において、前記誘導コイルへの通電を開始する電流値は前記加熱部材に含まれる整磁合金の特性によって定められる値である、ことを特徴としている。
【0024】
この請求項7、8及び9に記載の発明によれば、温度センサやサーモスタット及び温度ヒューズ等の複数の手段を使わずに誘導加熱定着装置の加熱部材に設けられた誘導コイルの自己発熱による過昇温を防止しすると共に、加熱ローラが十分安全な温度であるかを判断することができ、焼損を発生させない温度で通電を開始することによりが誘導コイルの耐久性を確保できる。
【0025】
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9記載の画像形成装置において、前記加熱部材は、剛性を持つローラ又は可撓性を持つベルトであることを特徴としている。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
[実施の形態1]
図1に、本発明の実施の形態1における画像形成装置の模式図を示し、図2及び図3は、図1の画像形成装置が備える誘導加熱定着装置の断面図の一例を示す。
図1に示すように、本実施形態の画像形成装置は、感光ドラム30を備え、この感光ドラム30の表面を帯電器31により所定の電位に帯電し、露光手段32により画像を露光して感光ドラム30の表面に静電潜像を形成し、この潜像を現像器33により現像剤(トナー)を用いて現像してトナー画像として可視化し、得られたトナー画像を感光ドラム30に搬送された紙などの記録材Pに転写手段34により転写する。トナー画像の転写が終了した感光ドラム30は、その表面に残留した転写の残りのトナーをクリーナ35により除去した後、つぎの画像形成に供される。
【0027】
一方、トナー画像を担持した記録材Pは、感光ドラム30から誘導加熱定着装置(以下、定着装置と称す。)40に送られ、定着装置40により記録材P上の未定着トナー画像が定着され、記録材P上にプリント画像が得られる。
【0028】
本発明に用いる定着装置40は、図2の断面図に示すように、誘導加熱方式を採用しており、誘導加熱される加熱部材としての加熱ローラ10と、この加熱ローラ10に圧接してニップ部Nを形成する加圧部材としての加圧ローラ20と、加熱ローラ10に供給する磁束を発生させる誘導コイル13Aを備える。定着装置40は、加熱ローラ10及び加圧ローラ20を回転することにより、ニップ部Nに挿通される記録材Pを加熱及び加圧して、記録材P上のトナー画像をその記録材P上に定着させる。
【0029】
前記加熱ローラ10は、支持体層11と離型層12から構成され、支持体層11は、基体層11aと加熱部材層11bから形成され、加熱部材層11bは整磁合金から成り、基体層11aは加熱部材層11bの外周に整磁合金より低抵抗率かつ非磁性の金属層から形成されており、誘導コイル13Aが前記加熱ローラ10の内部に同心に配置されている。
整磁合金とは、温度が高くなると磁性を失う特性を有する合金のことで、磁性が無くなる温度をキュリー温度と言う。
【0030】
基体層11aは、アルミ等の非磁性の金属から形成されており、加熱ローラ10の機械的な強度を満足する厚み以上を持ち、かつ、熱容量の適正な範囲を有する材料を選択する必要がある。例えば、0.5mm程度の厚さのアルミを用いることができる。
【0031】
加熱部材層11bは、温度が高くなると磁性を失う特性を有し、誘導コイル13Aや加熱ローラ10及び周辺部材の焼損を発生しない適正なキュリー温度特性を持った整磁合金を用いる必要がある。
例えば、0.2〜0.5mm程度の厚さのNi含有量でキュリー温度が変化する整磁合金Fe−Ni合金を用いることができる。
【0032】
離型層12は、加熱部材層11bの渦電流による発熱によって生じる熱損傷による劣化と、加圧ローラ20の表面層22との回転による磨耗によって生じる表面の劣化とを防ぐための十分な耐久性を考慮して、材料と厚さを選択する必要がある。例えば、10〜30μm程度の厚さを持つPFA、PTFE等フッ素系樹脂等を用いることができる。
【0033】
更に、定着装置40は加熱ローラ10と加圧ローラ20とを荷重をかけて圧着回転させるため、加熱ローラ10及び加圧ローラ20は、機械的な強度を持たせることが必要である。
より高い荷重をかけるためには、基体層11aの肉厚を更に厚くするか、強度の高い材料を使う必要があった。しかし、強度を増すために肉厚を厚くすると熱伝導性がよい材料を用いる必要となり、加熱ローラ10からの熱によって誘導コイル13Aが高温となり、誘導コイル13Aの絶縁皮膜を劣化させてしまう問題が生じていた。
【0034】
そこで、加熱ローラ10の基体層11aを材料及び厚さの異なる複数の層によって形成することにより、更に高い強度を持った加熱ローラ10を構成することができる。
例えば、加熱ローラ10からの熱を誘導コイル13Aに伝えない材料と、非磁性で低抵抗の材料とによって形成することができる。加熱ローラ10からの熱を誘導コイル13Aに伝えない材料としては、フェノール樹脂、PPSなどの耐熱性樹脂や、アルミナセラミックなどがある。非磁性で低抵抗の材料としては、アルミや銅などがある。
【0035】
前記加圧ローラ20は、シリコンゴム等の弾性層21の外周に、導電性の表面層22にて構成されている。
【0036】
なお、上記特性を持った材料であれば適宜使用することができ、これに限定されるものではない。
【0037】
また、定着装置40の他の例として、図3の断面図に示すように誘導電流により発熱する加熱ローラ10と、該加熱ローラ10に対し圧接してニップ部Nを形成する加圧ローラ20と、前記加熱ローラ10に供給する磁束を発生させる誘導コイル13Bを備える。定着装置40は、加熱ローラ10及び加圧ローラ20を回転することにより、ニップ部Nに挿通される記録材Pを加熱及び加圧して、記録材P上のトナー画像をその記録材P上に定着させる。
【0038】
前記加熱ローラ10は、支持体層11と離型層12から構成され、支持体層11は、基体層11aと加熱部材層11bから形成され、基体層11aは整磁合金より低抵抗率かつ非磁性の金属層から成り、加熱部材層11bは基体層11aの外周に整磁合金層から形成され、誘導コイル13Bが前記加熱ローラ10の外部に配置されている。
【0039】
本発明に用いる上記定着装置40の別の実施の形態は、特に図示はしないが、薄肉の耐熱性フィルムと、該フィルムの一方に固定支持された、誘導電流により発熱する加熱部材と、該加熱部材に供給する磁束を発生する誘導コイルと、前記フィルムの他方面側に前記加熱部材と対向して加圧部材が圧接配置され、前記フィルムを挟んで前記加熱部材と前記加圧部材のニップ部を通過する記録材としてのトナー像が転写された転写材を加熱部材からの熱で定着する定着装置であり、前記加熱部材は少なくとも整磁合金層と整磁合金より低抵抗率かつ非磁性の金属層の層からなり、前記誘導コイルに面した側に前記整磁合金層を配置し構成されたものでもよい。
【0040】
図4に、図2の定着装置において、誘導コイル13Aへの電流制御フローを示す。
図4に示すように、誘導コイル13Aへの電流制御を行う構成は、誘導コイル13Aへの電源の供給及び制御を行う制御手段である制御部50と定着装置40からなり、定着装置40は、誘導コイル13A、加熱ローラ10、加圧ローラ20から構成される装置系と、駆動電源手段である整流回路部51、インバータ回路部52、交流電源部54、コンデンサCと、電流検出手段である電流検出部53、電流検出器CT、とから構成される。
【0041】
制御部50は、誘導コイル13Aの電流供給停止から電流供給開始までを計時する機能と、誘導コイル13Aの電流供給停止後の一次通電開時間を計時する機能とを備えている。
また、加熱部材層11bに使用されている整磁合金の特性に基づいたキュリー温度時の電流値を電流遮断値とした設定値ITcを保持している。
更に、制御部50は、加熱部材層に使用されている整磁合金の特性に基づいた、電流再開値ITrを保持している。
電流再開値ITrは、整磁金属を用いた加熱部材層の温度特性と誘導コイル13A流れる電流値特性の関係により、誘導コイル13Aに電流を流しても加熱部材層11bや加熱ローラ10、誘導コイル13A及び周辺部材に損傷を与えない温度であるかを判定する電流再開値ITrを設定することができる。
【0042】
なお、制御部50は、定着装置40内に含まれた固有の制御部であってもよく、また、画像形成装置内の各部と相互に各種情報を送受信可能に接続されており、各部からの情報を受信し、受信した情報を判断して、判断結果である動作指示等の情報を各部に出力し、各部を統括している制御部に含まれるものでもよい。
【0043】
整流回路部51は、電源部54からの交流電流を直流に変換する回路を形成している。また、インバータ回路部52は、整流回路部51からの直流電流を誘導コイル13Aに誘導磁界を発生させるための交流電流に変換し、誘導コイル13Aに出力する回路を形成しており、また制御部50からの電流制御信号に基づいて誘導コイル13Aへの電流供給を行う。
電流検出部53は、誘導コイル13Aの電圧Vを検出し、電流検出器CTからの電流Iとを制御部50へ出力する。電流検出器CTは、誘導コイル13Aに流れる電流値を検出する検出器である。
コンデンサCは、誘導コイル13Aと並列に誘導コイル13Aに常に一定周波数の交流電流が流れるように接続されている。
【0044】
制御部50は、定着装置40のインバータ回路部52に接続されており、インバータ回路部52は、誘導コイル13Aに接続されている。インバータ回路部52は、整流回路部51から誘導コイル13Aへの電流が供給されている。そして、インバータ回路部52から誘導コイル13Aへ供給される交流電流(コイル電流I)の通電は、制御部50によって制御される。更に、制御部50は、電流検出部53に接続されており、電流検出部53から電流検出器CTより検出される誘導コイル13Aに流れるコイル電流Iを受信する。
【0045】
図5に、制御部50からの信号に基づいて誘導コイル13Aに流れる電流の供給制御フローを示す。
誘導コイル13Aに電流が供給されている場合において、電流検出部53は電流検出器CTから誘導コイル13Aへ供給されるコイル電流Iを検出し、制御部50へ送信する。制御部50は、電流検出部53からのコイル電流Iを読み込む(ステップS1)。
【0046】
制御部50は、コイル電流Iが設定値ITcより小さいか否かを判別し(ステップS2)、コイル電流Iが設定値ITcより小さい場合(ステップS2:YES)、誘導コイル13Aへの電流供給を停止するようインバータ回路部52へ指示を出す。インバータ回路部52は、制御部50からの信号に基づいて、誘導コイル13Aへの電流供給を停止する(ステップS3)。
一方、コイル電流Iが設定値ITcより小さくない場合(ステップS2:NO)、誘導コイル13Aへの電流供給を続け、コイル電流Iを監視し続ける。
【0047】
制御部50は、誘導コイル13Aへの電流供給の停止後、誘導コイル13Aへの電流供給停止時間が所定時間を経過したかを判断する(ステップS4)。
【0048】
所定時間を経過した場合(ステップS4:YES)、制御部50は、誘導コイル13Aへの電流供給を再開するようインバータ回路部52へ指示を出す。インバータ回路部52は、制御部50からの信号に基づいて誘導コイル13Aへの電流の供給を開始する(ステップS5)。電流検出部53は、電源制御部52から誘導コイル13Aへ供給されるコイル電流Iを検出し、制御部50へ送信する。制御部50は、電流検出手段からのコイル電流Iを読み込む(ステップS6)。
【0049】
制御部50は、コイル電流Iが再開値ITrより大きい否かを判別し(ステップS7)、コイル電流Iが再開値ITrより大きい場合(ステップS7:YES)、誘導コイル13Aへの電流の供給を再開するよう電源制御部52へ指示を出す。電源制御部52は、制御部50からの信号に基づいて、電源部51からの電流供給を再開し、誘導コイル13Aへの電流供給を行う(ステップS8)。
【0050】
コイル電流Iが設定値ITrより小さい場合(ステップS7:NO)、制御部50は、誘導コイル13Aへの電流供給開始後、誘導コイル13Aへの電流供給開始時間が所定時間を経過したかを判断する(ステップS9)。
【0051】
所定時間を経過した場合(ステップS9:YES)、制御部50は、誘導コイル13Aへの電流供給を停止するよう電源制御部52へ指示を出す(ステップS3へ戻る)。一方、所定時間を経過していない場合(ステップS9:NO)、誘導コイル13Aへの電流供給を続け、コイル電流Iを監視し続ける。
【0052】
図6に、経過時間に対する加熱ローラ10の加熱温度特性と電源制御部52から誘導コイル13Aに入力されるコイル電流Iの特性を示す。
【0053】
図6(a)に示すように、本発明の整磁合金を用いた加熱ローラ10は、加熱部材層11bの整磁合金のキュリー温度Tcを超えると、加熱部材層に整磁合金を用いない従来の加熱ローラと比べて、温度上昇が激減することを示している。加熱ローラ10の加熱部材層11bに整磁合金を用いることにより、キュリー温度Tcを超えた後の加熱ローラ10の温度上昇速度が小さくなるため、サーモスタットや温度ヒューズ等の通電遮断応答の遅れがあっても、発火の可能性を極度に低下させることが可能になる。
【0054】
また、図6(a)及び(b)に示すように、本発明の整磁合金を用いた加熱ローラ10は、加熱部材層11bが整磁合金のキュリー温度Tcになるまでは、温度変化に対しての電流変化量は小さいが、キュリー温度Tcに達した時点で電流値が急激に低下することを示している。
【0055】
整磁合金は、キュリー温度に達すると磁性を失い急激な磁性変化を起こす特性を持つ。誘導コイルへ13Aへの通電を遮断する設定値ITcをキュリー温度Tc時の電流値として設定することにより、サーモスタットや温度ヒューズ等の通電遮断器が無くても、発火の可能性を極度に低下させることが可能になる。
また、温度センサ等が無くても、加熱ローラ10が十分安全な温度であるかが誘導コイル13Aに流れる電流値によって判断することができ、誘導コイル13Aへの通電再開電流値としての電流再開値ITrを設定することが可能になる。
【0056】
図7に、整磁合金の例として、Fe−Ni合金のキュリー温度とNi含有量の関係を示す。
Fe−Ni合金は、Ni含有量に基づいてキュリー温度を連続的に変更することが可能であるため、所要のキュリー温度の近辺にとるようにNi含有量を決める事によって、適正な定着温度を持った整磁合金を容易に得ることが可能である。
このように、定着装置40の使用温度等に対して最適なキュリー温度が得られるように整磁合金の組成を設定すること出来る。
【0057】
[実施の形態2]
図8及び9に、キュリー温度の異なる2種類の整磁合金を用いた加熱ローラの例を示す。
従来、通常使用する用紙(通常用紙a′)よりも小さい用紙、例えば葉書等の特定用紙b′を通紙するプリント時において、特定用紙b′が通紙されない非通紙部aは加熱ローラと加圧ローラが直接圧接するため、長時間プリントを行うと非通紙部aに温度上昇が発生し、誘導コイル、加熱ローラ及び周辺部材の熱損傷が生じていた。本発明では、非通紙部aを通紙部bよりもキュリー温度の低い特性を持った整磁合金を用いて加熱部材層を形成することによって、非通紙部の過度の温度上昇を防ぐことができる。
なお、用紙寸法によって通紙部bと非通紙部aの組合せが多くなる場合においては、整磁合金の種類は2種類以上でもよく、この限りではない。
【0058】
図8に、加熱ローラ温度に対する加熱ローラの加熱部材層に用いた整磁合金A及びBの比透磁率の関係を示す。
加熱部材層に用いるキュリー温度の異なる整磁合金A及びBは、例えば、前述したように、Fe−Ni合金のNi含有量を調整して作成することが出来、加熱ローラ温度が上昇するに伴い比透磁率は減少する特性を持つ。
【0059】
整磁合金Aは整磁合金Bよりキュリー温度が低く、整磁合金Bは整磁合金Aよりもキュリー温度が高い特性を持つ。
誘導コイルに流れる通電時間が経過すると共に整磁合金A及びBの温度も上昇していくが、整磁合金Aは整磁合金Aのキュリー温度に達するにつれ比透磁率が低下し磁性を失うため、キュリー温度に達すると温度上昇は激減する。また、整磁合金Bも同様に整磁合金Bのキュリー温度に達するにつれ比透磁率が低下し磁性を失うため、キュリー温度に達すると温度上昇は激減する。
また、整磁合金Aのキュリー温度は、整磁合金Bのキュリー温度よりも低い特性を有しているため、整磁合金Bよりも低い温度で磁性を失い、整磁合金Bの温度よりも高い温度になることを防ぐことができる。
【0060】
図9に、キュリー温度の異なる2種類の整磁合金を用いた加熱ローラの構成例を示す。
加熱ローラの加熱部材層に図8に前述した特性を有する整磁合金A及びBを用いて構成する。加熱ローラの非通紙部aにキュリー温度の低い整磁合金Aを、通紙部bにキュリー温度の高い整磁合金Bを用いる。
通常用紙a′より小さい特定用紙b′を通紙した場合、キュリー温度の低い非通紙部aに用いた整磁合金Aが通紙部bに用いた整磁合金Bよりも低い温度でキュリー温度に達し、磁性を失い温度上昇が激減する。
従って、非通紙部aの温度過昇を防ぐことが可能になり、誘導コイル及び加熱ローラ、周辺部材の熱損傷を防ぐことが可能となる。
【0061】
更に、整磁合金A及びBに前述した電力制御手段を備えることにより、加熱ローラにキュリー温度を過ぎて磁性を失った後も流れる電流を流すことが無くなり、サーモスタットや温度ヒューズ等の通電遮断器が無くても、発火の可能性を極度に低下させることが可能になる。
【0062】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、温度センサやサーモスタット及び温度ヒューズ等の複数の手段を使わずに誘導加熱定着装置の加熱部材に設けられた誘導コイルの自己発熱による過昇温を防止し、誘導コイル、加熱ローラ及びその周辺部材の発火の可能性を極度に低下させることができる。
【0063】
請求項2、3及び4に記載の発明によれば、請求項1と同様の効果を得られるのは勿論のこと、記録材の寸法にあわせてキュリー温度の異なる整磁合金からなる支持体層を用いることにより、プリント時に発生する加熱部材に生じる通紙部以外の部分の温度過昇を防ぐことができ、誘導コイル、加熱ローラ及び周辺部材の熱損傷を防ぐことができる。
【0064】
請求項5及び6に記載の発明によれば、請求項1〜4と同様の効果を得られるのは勿論のこと、誘導コイルの絶縁皮膜などに損傷を与えることなく、誘導加熱定着装置の機械的強度が増し、高い定着荷重をかけることができる。
【0065】
請求項7、8及び9に記載の発明によれば、請求項1〜6と同様の効果を得られるのは勿論のこと、温度センサやサーモスタット及び温度ヒューズ等の複数の手段を使わずに誘導加熱定着装置の加熱部材に設けられた誘導コイルの自己発熱による過昇温を防止しすると共に、加熱ローラが十分安全な温度であるかを判断することができ、焼損を発生させない温度で通電を開始することによりが誘導コイルの耐久性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施の形態を示す模式図である。
【図2】図1の画像形成装置が備える誘導加熱定着装置を示す断面図である。
【図3】図1の画像形成装置が備える誘導加熱定着装置の他の例を示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態1における誘導加熱定着装置の制御系を示すブロック図である。
【図5】実施の形態1における電流制御処理を示すフローチャートである。
【図6】実施の形態1における経過時間に対する加熱ローラ温度及びコイル電流特性を示すグラフである。
【図7】Fe−Ni合金のキュリー温度とNi量の関係を示すグラフである。
【図8】実施の形態2における整磁合金Aと整磁合金Bの加熱ローラ温度に対する比透磁率の関係を表すグラフである。
【図9】実施の形態2における加熱ローラの構成例である。
【符号の説明】
10 加熱ローラ
11 支持体層
11a 基体層
11b 加熱部材層
12 離型層
13A、13B 誘導コイル
20 加圧ローラ
21 弾性層
22 表面層
30 感光ドラム
31 帯電器
32 露光手段
33 現像器
34 転写手段
35 クリーナ
40 定着装置
50 制御部
51 整流回路部
52 インバータ回路部
53 電流検出部
54 電源部
a 非通紙部
a′ 通常用紙
b 通紙部
b′ 特定用紙
C コイル
CT 電流検出器
I コイル電流
Tc 設定値
Tr 電流再開値
P 記録材
N ニップ部
Tc キュリー温度
Tr 通電再開温度

Claims (10)

  1. 駆動電源部からの供給電流により誘導磁界を発生する誘導コイルと、整磁合金を含み前記誘導コイルからの誘導磁界により誘導加熱される加熱部材と、前記加熱部材に圧接される加圧部材とを有し、前記加熱部材と加圧部材との間に形成されるニップ部を通過する記録材を加圧かつ加熱することにより、前記記録材上のトナー画像を定着させる誘導加熱定着装置を備えた画像形成装置において、
    前記駆動電源部から前記誘導コイルに供給される電流量を検出する電流検出手段と、
    前記電流検出手段により検出された電流値が予め定められた基準値より低下したとき、前記駆動電源部から前記誘導コイルに対する電流の供給を停止させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記加熱部材は、少なくともキュリー温度の異なる2種類以上の整磁合金によって、前記加熱部材の長手方向に分割されていること
    を特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2記載の画像形成装置において、
    前記整磁合金は、一方は他方よりもキュリー温度が低い整磁合金であること
    を特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項2又は3記載の画像形成装置において、
    前記整磁合金は、前記記録材の寸法に対応して分割されていること
    を特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項記載の画像形成装置において、
    前記加熱部材は支持体層と離型層から形成され、
    該支持体層は、整磁合金からなる層と、
    整磁合金より低抵抗率かつ非磁性の材料からなる複数の層から構成されること
    を特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1〜4のいずれか一項記載の画像形成装置において、
    前記加熱部材は支持体層と離型層から形成され、
    該支持体層は、整磁合金からなる層と、
    整磁合金より低抵抗率かつ非磁性の材料からなる層と、
    金属より低熱伝導率である材料からなる層から構成されること
    を特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項記載の画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記誘導コイルへの電流供給停止から所定時間が経過すると電流供給を開始し、
    前記誘導コイルに一定時間電流供給を行い、
    前記電流検出手段により検知された電流値が予め定められた基準値に応じて前記誘導コイルへの通電を開始すること、
    を特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項記載の画像形成装置において、
    前記誘導コイルへの通電を停止する電流値は、前記加熱部材に含まれる整磁合金の特性によって定められる値であること
    を特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1〜7のいずれか一項記載の画像形成装置において、
    前記誘導コイルへの通電を開始する電流値は前記加熱部材に含まれる整磁合金の特性によって定められる値であること、
    を特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項記載の画像形成装置において、
    前記加熱部材は、剛性を持つローラ又は可撓性を持つベルトであること、
    を特徴とする画像形成装置。
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