JP2004322199A - 曲げ加工装置 - Google Patents

曲げ加工装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004322199A
JP2004322199A JP2003124621A JP2003124621A JP2004322199A JP 2004322199 A JP2004322199 A JP 2004322199A JP 2003124621 A JP2003124621 A JP 2003124621A JP 2003124621 A JP2003124621 A JP 2003124621A JP 2004322199 A JP2004322199 A JP 2004322199A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
dies
die
predetermined position
positioning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003124621A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Naito
義紀 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP2003124621A priority Critical patent/JP2004322199A/ja
Publication of JP2004322199A publication Critical patent/JP2004322199A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

【課題】作業者とフットペダルを一箇所に停止させた状態で加工可能にすることにより、作業効率の向上を図り、また、金型の数を必要最小限に抑えることにより、加工前の段取り作業を軽減し、更に、ラムテーブルのストローク補正を不要にすることにより、加工時間の短縮を図る。
【解決手段】上部テーブル1と下部テーブル2に取り付けられた各工程に使用する金型P2、P1、P3とD2、D1と、該金型のうちで必要な金型を、各工程ごとに所定位置に位置決めする金型位置決め機構を有する。
また、製品情報に基づいて、工程、各工程に使用する金型、及び金型を位置決めすべき所定位置を演算する情報演算手段30Cと、該演算結果に基づいて、前記金型位置決め機構を駆動制御し、各工程ごとに必要な金型を所定位置に位置決めする金型位置決め手段30Dから成る。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は曲げ加工装置、特に上部テーブルと下部テーブルに取り付けた金型を所定位置に移動させるようにした曲げ加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、曲げ加工装置、例えばプレスブレーキは(図8)、上部テーブル50に装着されたパンチp1・・・と、下部テーブル51に装着されたダイd1・・・を有し、いずれか一方のテーブルを上下動させることにより、前記パンチとダイの協働によりワークwを曲げ加工する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記プレスブレーキにおいては、前記パンチp1やd1などがテーブル50、51に固定されているので、次のような課題がある。
【0004】
(1)ステップベンド加工の場合には、作業者は、ワークwを手に持ち、工程ごとに所定の加工ステーションa1、a2、a3へ移動しなければならず、そのため、作業効率が低下する。
【0005】
また、この場合、経験が浅い未熟練者は、加工ステーションを間違うことがあり、そのまま加工を続行すると、規格どおりの製品ができないことがある。
【0006】
(2)前記(1)の場合には、フットペダル52も、工程ごとに各加工ステーションa1、a2、a3へ移動させなければならず、この点でも、作業者にとっては負担であり、作業効率が低下する。
【0007】
(3)パンチとダイの組み合わせが多くなると、各加工ステーションa1、a2、a3ごとの金型の保有数を増やす必要がある。
【0008】
例えば、加工ステーションa1とa3において、金型p1とp5が全く同じで重複していても、従来は金型が固定されているので、図示するように、同じ金型p1とp5を重複して取り付ける必要がある。
【0009】
従って、作業者にとっては、その分金型の取付け工数が増えることになり、加工前の段取り作業に時間がかかる。
【0010】
(4)上記加工ステーションa1、a2、a3が機械センタmcでない場合に、該機械センタmcから外れたオフセット加工になり、そのため、前記テーブル50、51の左右が偏荷重を受けて傾斜するので、ラムテーブル50又は51のストロークが異なる値となるような補正が必要になり、そのための時間が無駄になる。
【0011】
実公平5−30087には、金型交換装置が開示されているが、この場合でも、ステップベンド加工においては、作業者とフットペダルを加工ステーションに移動させなければならず、また、パンチとダイの組み合わせが多くなると、加工ステーションごとの金型保有数を増やす必要があり、更に、オフセット加工においては、ラムテーブルのストローク補正が必要となるので、前記(1)〜(4)の課題は解決できない。
【0012】
本発明の目的は、作業者とフットペダルを一箇所に停止させた状態で加工可能にすることにより、作業効率の向上を図り、また、金型の数を必要最小限に抑えることにより、加工前の段取り作業を軽減し、更に、ラムテーブルのストローク補正を不要にすることにより、加工時間の短縮を図る。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、図1〜図7に示すように、
上部テーブル1と下部テーブル2に取り付けられた各工程に使用する金型P2、P1、P3とD2、D1と、
該金型のうちで必要な金型を、各工程ごとに所定位置に位置決めする金型位置決め機構を有することを特徴とする曲げ加工装置と、
製品情報に基づいて、工程、各工程に使用する金型、及び金型を位置決めすべき所定位置を演算する情報演算手段30Cと、
該演算結果に基づいて、前記金型位置決め機構を駆動制御し、各工程ごとに必要な金型を所定位置に位置決めする金型位置決め手段30Dから成ることを特徴とする曲げ加工装置という技術的手段を講じている。
【0014】
従って、本発明の構成によれば、金型を所定位置(例えば機械センタMC(図1)に位置決めできるようにしたので、作業者Sとフットペダル27をこの所定位置に停止させた状態で、各工程ごとに金型を所定位置に位置決めできるので、作業効率の向上が図られ、また、このように金型を位置決めできるようにしたので、上部テーブル1と下部テーブル2には、工程間で重複する同じ金型を取り付ける必要が無くなり、使用する金型の数を必要最小限に抑えることができるようになったので、金型の取り付け工数が減少して加工前の段取り作業が軽減され、更に、常に所定位置で加工できるので、テーブル1、2に加わる荷重が均一になり、そのため、ラムテーブルのストローク補正が不要となり、補正時間が節約できて、全体の加工時間が短縮される。
【0015】
これにより、本発明によれば、作業者とフットペダルを一箇所に停止させた状態で加工可能にすることにより、作業効率の向上を図り、また、金型の数を必要最小限に抑えることにより、加工前の段取り作業を軽減し、更に、ラムテーブルのストローク補正を不要にすることにより、加工時間の短縮を図ることが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、実施の形態により添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態を示す全体図である。
【0017】
図1において、図示する曲げ加工装置は、例えばプレスブレーキであり、該プレスブレーキは、上部テーブル1に長手方向(X軸方向)に移動自在に取り付けられたパンチP2・・・と、下部テーブル2に長手方向(X軸方向)に移動自在に取り付けられたダイD2・・・を有し、例えば下降式の場合には、側板7、8に取り付けられた油圧シリンダ5、6により上部テーブル1が上下動するようになっている。
【0018】
例えば、後述する下位NC装置30の曲げ制御手段30Eにより油圧シリンダ5、6を駆動すれば、ラムテーブルである上部テーブル1が下降することにより、突当3、4に当接されて位置決めされたワークWに対して、前記パンチとダイにより所定の曲げ加工を施す。
【0019】
上記上部テーブル1(図2)の下端には、長手方向に延びる凹部1Aが形成され、該凹部1Aには、モータM1で回転駆動するボールねじ10が配置され、該ボールねじ10には、パンチP2・・・が取り付けられている金型クランプ9が螺合している。
【0020】
上記金型クランプ9は(図3)、前記凹部1Aの内側面に敷設されたガイドレール15、16に滑り結合し、該金型クランプ9の下端には、締め板13とボルト14を介して、前記パンチP2・・・が取り付けられている。
【0021】
また、下部テーブル2(図2)の上端には、長手方向に延びる凹部2Aが形成され、該凹部2Aには、モータM2で回転駆動するボールねじ12が配置され、該ボールねじ12には、ダイD2・・・が取り付けられているダイホルダ11が螺合している。
【0022】
上記ダイホルダ11は(図3)、前記凹部2Aの底面に敷設されたガイドレール19、20に滑り結合し、該ダイホルダ11の上端には、締め板17とボルト18を介して、前記ダイD2・・・が取り付けられている。
【0023】
この構成により、下位NC装置30(図1)の金型位置決め手段30Dにより、モータM1、M2を駆動制御すれば、ボールねじ10(図2)、12が回転することにより、該ボールねじ10、12に螺合した前記金型クランプ9、ダイホルダ11が、ガイドレール15(図3)と16、19と20に沿って長手方向に移動し、各工程ごとに(図6(B)〜図6(D))該当する金型P1、D1・・・を所定位置、例えば機械センタMCに移動させることができる(図7のステップ105、ステップ106のYES)。
【0024】
従って、本発明によれば、作業者S(図1)とフットペダル27を一箇所(例えば前記機械センタMC)に停止させた状態で加工可能にすることにより、作業効率の向上を図ることができる。
【0025】
また、前記したように金型を移動自在としたことにより、各工程ごとに必要な金型の数を最小限に抑えることができるので(例えばパンチは、P2(図6(A))、P1、P3の3種類、ダイは、D2、D1の2種類だけで済む)、当初の金型取り付け工数が減少し、加工前の段取り作業を軽減することができる。
【0026】
更に、常に所定位置(例えば前記機械センタMC)で加工が行われることから、テーブル1、2には均等に荷重が加わり、このため、ラムテーブル1のストローク補正が不要になり、補正時間が節約できるので、全体の加工時間の短縮を図ることができる。
【0027】
そして、各工程ごとに使用する金型と(図5(A))、各金型を位置決めすべき所定位置、即ち移動位置は、後述する情報演算手段30Cにより(図1)演算される。
【0028】
即ち、後述する入出力手段30Bを(図1)介して上位NC装置31から製品情報、例えばCAD情報が入力されると(図7のステップ101)、情報演算手段30Cは(図1)、該CAD情報を構成する2次元展開図、3次元立体姿図などを解析することにより、加工すべきワークWの工程、及び各工程で使用する金型を演算し(図7のステップ102)、更には、前記したように、所定位置(図5(A))を演算する。
【0029】
この場合、所定位置は、上部テーブル1と下部テーブル2に偏荷重が加わらないような、ワークWの精度が最も出やすい位置であり、例えば前記したように機械センタMCである。
【0030】
また、本発明によれば、パンチとダイが、モータM1(図2)、M2とボールねじ10、12機構から成る金型位置決め機構により、位置決め自在であり、しかも、各パンチ・ダイは、既述したように、金型クランプ9・ダイホルダ11を介して、一本ずつのボールねじ10、12に螺合している。
【0031】
このため、例えば、工程1において(図6(B))、ダイD1を機械センタMCに移動させようとすれば、それに隣接するダイD2も移動し、該ダイD2の下部テーブル2に対する当初の取り付け位置によっては、ダイD2が下部テーブル2を通り越してその左端から外れるおそれがある。
【0032】
従って、各金型の当初の取付位置(図6(A))、換言すれば、各金型の初期位置は、該当する金型を移動させても他の金型がテーブル1、2から外れないように設定する必要があり、このため、情報演算手段30Cは(図1)、前記入力されたCAD情報に基づいて、金型の取付位置(初期位置)も演算する(図5(B))。
【0033】
図5(B)の例は、金型の取付位置を機械センタMCを基準として演算したものであり、例えばパンチP1は、機械センタMCに、パンチP2は、それより左側(図6(A))のMC−XP2の位置に取り付けるようになっており、このような情報演算手段30Cの演算結果は、前記工程(図5(A))と金型と所定位置(移動位置)と共に、入出力手段30Bの(図1)画面に表示されるようになっている(図5(B))。
【0034】
従って、この画面の表示を見た作業者は、加工開始前に(図7のステップ104)、必要な金型を、既述した締め板13(図3)、17とボルト14、18を用いて、金型クランプ9、ダイホルダ11に取り付ければ(図7のステップ103)、その後は、前記金型位置決め手段30Dにより、各工程ごとに金型が所定位置に自動的に位置決めされる(図7のステップ105以降)。
【0035】
一方、下部テーブル2の(図1)後方には、突当3、4を有するバックゲージが設けられ、該突当3(図4)、4は、よく知られているように、ストレッチ21上でX軸モータ(図示省略)により長手方向(X軸方向)に移動可能であり、またストレッチ21は、Y軸モータ(図示省略)とZ軸モータ(図示省略)により前後方向(Y軸方向)と上下方向(Z軸方向)に移動可能である。
【0036】
この場合、本発明によれば、パンチ・ダイが移動することから、作業者Sは一箇所、例えば前記機械センタMCに停止しているだけで加工が可能であり、そのため、突当3、4は、従来のように、工程ごとに各加工ステーションに移動する必要はなく、後述する曲げ制御手段30E(図1)の制御の元に、機械センタMC(図4)の近傍に待機していて、各工程ごとのワークWの曲げ線mの長さに応じて、内側又は外側に変位するだけである(図7のステップ110)。
【0037】
上記構成を有するプレスブレーキの制御装置としては、既述した下位NC装置30と(図1)、上位NC装置31がある。
【0038】
このうち、上位NC装置31には、製品情報、例えばCAD情報が内蔵され、該CAD情報は、ワークWの板厚、材質、曲げ線mの長さ、製品の曲げ角度、フランジ寸法などの情報を含み、これらが前記したように、2次元展開図や3次元立体姿図として構成されている。
【0039】
これらの情報から成るCAD情報は、下位NC装置30に入力され(図7のステップ101)、その後、本発明による所定の動作が行われる(図7のステップ102〜111)。
【0040】
下位NC装置30は(図1)、CPU30Aと、入出力手段30Bと、情報演算手段30Cと、金型位置決め手段30Dと、曲げ制御手段30Eにより構成されている。
【0041】
CPU30Aは、本発明の動作手順(図7に相当)に従って、情報演算手段30C、金型位置決め手段30Dなど図1に示す装置全体を統括制御する。
【0042】
入出力手段30Bは、例えばプレスブレーキを(図1)構成する上部テーブル1の近傍に設けられ、キーボードや液晶などの画面から成る。
【0043】
この入出力手段30Bは、作業者Sがキーボードを操作し画面を見ながら、手動によりCAD情報を入力し、又は下位NC装置30を有線又は無線で上位NC装置31に接続することにより、自動によりCAD情報を入力することができる。
【0044】
情報演算手段30Cは、例えば前記入出力手段30Bを介して上位NC装置31から入力されたCAD情報に基づいて、既述した(図5(A))工程、金型、所定位置(移動位置)、更には(図5(B))金型の取付位置(初期位置)などを演算し(図7のステップ102)、これらの演算結果は、金型位置決め手段30D、曲げ制御手段30Eにそれぞれ入力される。
【0045】
金型位置決め手段30Dは、前記情報演算手段30Cによる演算結果に基づいて、前記ボールねじ10(図2)、モータM1などから成る金型位置決め機構を駆動制御し、各工程ごとに必要な金型を所定位置に位置決めする。
【0046】
この場合、金型位置決め手段30Dは、パンチ位置決め手段30D1とダイ位置決め手段30D2により構成され、各手段30D1、30D2は、モータM1、M2からのフィードバック信号を入力し、それを現在値として予め記憶した目標値(図5(A)の所定位置)と一致するように該モータM1、M2を駆動制御する。
【0047】
曲げ制御手段30Eは(図1)、前記情報演算手段30Cによる演算結果に基づいて、ワークW(図4)の曲げ線mの長さに応じて、所定位置、例えば機械センタMCに関して、突当3、4を内側又は外側に変位させる(図7のステップ110、ステップ111のYES)。
【0048】
また、曲げ制御手段30Fは(図1)、機械センタMC(図1)に居る作業者Sが、前記変位した突当3、4にワークWを突き当てて位置決めした後(図7のステップ107)、作業者Sが(図1)、同じ機械センタMCに設置したフットペダル27を踏んだときには、それを検知して油圧シリンダ5、6を作動し上部テーブル1を下降させることにより、曲げ加工を行う(図7のステップ108)。
【0049】
以下、前記構成を有する本発明の動作を図7に基づいて説明する。
【0050】
(1)加工開始までの動作。
【0051】
図7のステップ101において、上位NC装置31からCAD情報を入力し、ステップ102において、工程、及び各工程で使用する金型などを演算し、ステップ103において、作業者Sが必要な金型を取り付ける。
【0052】
即ち、上位NC装置31(図1)から下位NC装置30へ、入出力手段30Bを介してCAD情報が入力されると、該下位NC装置30を構成する情報演算手段30Cにより、工程(図5)、金型、所定位置などが演算されると共に、該情報演算手段30C(図1)からのデータが金型位置決め手段30Dと、曲げ制御手段30Eに送信される。
【0053】
また、同時に情報演算手段30Cによる演算結果が(図5)、入出力手段30Bの(図1)画面に表示されるので、作業者Sはそれを見て、当初に必要な金型を(図5(B))上部テーブル1と下部テーブル2のしかるべき位置に取り付ける(図6(A))。
【0054】
更に、作業者Sは(図1)、その取り付けた金型が、その後に位置決めされる所定位置(図5(A))はどこかを確認し、フットペダル27(図1)を所定位置である機械センタMCに移動させておくなど必要な処置をしておく。
【0055】
(2)加工開始後の動作。
【0056】
そして、図7のステップ104において、加工が開始され、ステップ105において、金型を所定位置に位置決めし、ステップ106において、位置決めが完了した場合には(YES)、ステップ107に進む。
【0057】
また、同時に、ステップ110において、突当3、4を変位させ、ステップ111において、変位が完了すると、次段のステップ107に進む。
【0058】
即ち、作業者Sがスタートボタンなどを押すと、それを検知したCPU30Aは(図1)、加工が開始されたと判断し、金型位置決め手段30Dと曲げ制御手段30Eを指示し、前記情報演算手段30Cにより演算されたデータに基づいて、先ず、工程1について(図6(B))、金型P1、D1と突当3、4(図4)を同時に駆動制御する。
【0059】
これにより、工程1については(図6(B))、図示するように、パンチP1は当初のとおり(図6(A))機械センタMCに停止させたままで、ダイD1のみを左側に移動させ、同じ機械センタMCに位置決めする。
【0060】
また、突当3、4を(図4)、ワークWの曲げ線mの長さに応じて、機械センタMCに関して、内側又は外側に変位させる。
【0061】
そして、このとき作業者Sは、フットペダル27と共に所定位置である機械センタMCに停止しているので、前記変位が完了した突当3、4にワークWを突き当てて位置決めした後(図7のステップ107)、作業者Sがフットペダル27を踏めば、それを検知したCPU30Aは(図1)、曲げ制御手段30Eを介して油圧シリンダ5、6を作動しラムテーブル1を下降させることにより、前記突当3、4に突き当てられたワークWに対して曲げ加工を行う(図7のステップ108)。
【0062】
その後、CPU30Aは(図1)、全ての工程が終了したか否かを判断し(図7のステップ109)、終了しない場合には(NO)、ステップ105と110に戻り、次の工程2(図6(C))について、前記と同じ動作を繰り返し、パンチP2とダイD2を機械センタMCに位置決めすると共に、突当3、4を(図4)ワークWの曲げ線mの長さに応じて変位させるなどの所定の動作を行い、曲げ加工を行う。
【0063】
このようにして、工程3(図6(D))について、同様の動作を行った後、CPU30Aは(図1)、全ての工程が終了したと判断した場合には(図7のステップ109のYES)、金型位置決め手段30D(図1)などの動作を完了させる(END)。
【0064】
【発明の効果】
上記のとおり、本発明によれば、作業者とフットペダルを一箇所に停止させた状態で加工可能にすることにより、作業効率の向上を図り、また、金型の数を必要最小限に抑えることにより、加工前の段取り作業を軽減し、更に、ラムテーブルのストローク補正を不要にすることにより、加工時間の短縮を図るという効果を奏することとなった。
【0065】
また、各工程ごとに金型を所定位置に位置決め可能としたことにより、ワークを突き当てる突当を、従来のように各工程ごとに該当する加工ステーションに移動させることなく、所定位置の近傍に待機させておいて、該ワークの曲げ線の長さに応じて変位させるだけなので、該突当の移動距離が短縮されるという効果もある。
【0066】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す全体図である。
【図2】本発明による曲げ加工装置の正面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】図2の上面図である。
【図5】本発明による工程、及び各工程ごとに使用される金型、金型を位置決めすべき所定位置(移動位置)の関係並びに金型の取付位置(初期位置)を示す図である。
【図6】本発明の動作説明図である。
【図7】本発明による動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 上部テーブル
2 下部テーブル
3、4 突当
5、6 油圧シリンダ
7、8 側板
9 金型クランプ
10、12 ボールねじ
11 ダイホルダ
13、17 締め板
14、18 ボルト
15、16、19、20 ガイドレール
21 ストレッチ
27 フットペダル
30 下位NC装置
30A CPU
30B 入出力手段
30C 情報演算手段
30D 金型位置決め手段
30E 曲げ制御手段
31 上位NC装置
D1、D2 ダイ
P1、P2、P3 パンチ
W ワーク

Claims (5)

  1. 上部テーブルと下部テーブルに取り付けられた各工程に使用する金型と、
    該金型のうちで必要な金型を、各工程ごとに所定位置に位置決めする金型位置決め機構を有することを特徴とする曲げ加工装置。
  2. 上記金型位置決め機構が、パンチを取り付けた金型クランプに螺合したボールねじ、ダイを取り付けたダイホルダに螺合するボールねじ、及び各ボールねじを回転駆動するモータにより構成されている請求項1記載の曲げ加工装置。
  3. 製品情報に基づいて、工程、各工程に使用する金型、及び金型を位置決めすべき所定位置を演算する情報演算手段と、
    該演算結果に基づいて、前記金型位置決め機構を駆動制御し、各工程ごとに必要な金型を所定位置に位置決めする金型位置決め手段から成ることを特徴とする曲げ加工装置。
  4. 上記情報演算手段が、金型の当初の取付位置を演算する請求項3記載の曲げ加工装置。
  5. 上記金型が位置決めされる所定位置が、機械センタである請求項1、又は3記載の曲げ加工装置。
JP2003124621A 2003-04-30 2003-04-30 曲げ加工装置 Pending JP2004322199A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003124621A JP2004322199A (ja) 2003-04-30 2003-04-30 曲げ加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003124621A JP2004322199A (ja) 2003-04-30 2003-04-30 曲げ加工装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004322199A true JP2004322199A (ja) 2004-11-18

Family

ID=33502106

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003124621A Pending JP2004322199A (ja) 2003-04-30 2003-04-30 曲げ加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004322199A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE1023128B1 (nl) * 2015-06-16 2016-11-25 Zeiser Engineering Uab Geautomatiseerde afkantpers of plooibank voor het plooien van metalen plaatmateriaal en werkwijze voor het plooien van metalen plaatmateriaal met zulke geautomatiseerde afkantpers of plooibank
CN113840672A (zh) * 2019-05-16 2021-12-24 株式会社天田集团 弯曲加工系统以及金属模具输送方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE1023128B1 (nl) * 2015-06-16 2016-11-25 Zeiser Engineering Uab Geautomatiseerde afkantpers of plooibank voor het plooien van metalen plaatmateriaal en werkwijze voor het plooien van metalen plaatmateriaal met zulke geautomatiseerde afkantpers of plooibank
WO2016203398A1 (en) 2015-06-16 2016-12-22 Zeiser Engineering Uab Automated press brake or bending machine for bending metal sheet material and method for bending metal sheet material with such an automated press brake or bending machine
JP2018521857A (ja) * 2015-06-16 2018-08-09 ツァイザー エンジニアリング ウアベZeiser Engineering,UAB メタルシート材を曲げる自動プレスブレーキ又は曲げ機、及びそのような自動プレスブレーキ又は曲げ機でメタルシート材を曲げる方法
AU2016280233B2 (en) * 2015-06-16 2021-06-17 Zeiser Engineering Uab Automated press brake or bending machine for bending metal sheet material and method for bending metal sheet material with such an automated press brake or bending machine
US11141768B2 (en) 2015-06-16 2021-10-12 Zeiser Engineering Uab Automated press brake or bending machine for bending metal sheet material and method for bending metal sheet material with such an automated press brake or bending machine
CN113840672A (zh) * 2019-05-16 2021-12-24 株式会社天田集团 弯曲加工系统以及金属模具输送方法
CN113840672B (zh) * 2019-05-16 2023-08-15 株式会社天田集团 弯曲加工系统以及金属模具输送方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3442590B2 (ja) パンチング加工機およびその加工方法
CN206406072U (zh) 一种送取料机械手
JP4743688B2 (ja) 曲げ加工装置
JP6152600B2 (ja) ワーク操作用ロボットにおけるワーククランプ装置及びその方法
KR200479453Y1 (ko) 포밍용 성형장치
JP2010162558A (ja) 曲げ加工機
JP2004322199A (ja) 曲げ加工装置
JP2016007609A (ja) ワーク操作用ロボットにおけるワーククランプ装置及びその方法
JP2002143929A (ja) 可搬式溝形材用矯正機
JP2011131226A (ja) パンチプレス
JP4955489B2 (ja) 曲げ加工装置
JP3908103B2 (ja) 曲げ加工装置
JP4444688B2 (ja) 板金加工装置およびその装置を用いた折り曲げ加工方法
JP2003181542A (ja) 曲げ加工装置
JP4424525B2 (ja) 曲げ加工装置
CN219853129U (zh) 用于工程机械驾驶室上金属零件的大r角成型加工装置
JPH09155452A (ja) 板金加工機械の金型取付方法及び装置
JP2005230898A (ja) 板金加工装置および板金加工装置を用いた折り曲げ加工方法
CN216937789U (zh) 一种车用铜排加工用矫直机
JPH10263740A (ja) 数値制御逐次成形装置及び数値制御逐次成形方法
JPS6313622A (ja) Nc折曲げ機におけるワーク位置決め方法
JP2938890B2 (ja) 位置決めストッパの制御装置
JP2003191015A (ja) 段曲げ加工方法および曲げ加工装置並びにその装置に用いる段曲げ用金型
JP2002018525A (ja) ダイとの非干渉安全領域へ移動・退避操作可能なバックゲージ突き当て装置及び突き当て操作方法並びに記録媒体
JP2001259743A (ja) 曲げ加工装置及び曲げ加工装置を用いた曲げ加工方法