JP2004321611A - 電子内視鏡装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レベル変換機能を有しない汎用のプロセッサを使用でき、しかも新たにアダプタを使用することなく、スコープ側のコネクタ部に搭載可能な小規模のレベル変換回路で実現できる電子内視鏡装置を提供すること。
【解決手段】固体撮像素子としてのCCD3を有するスコープ1と、該スコープ1に接続され、CCD3からの出力信号を処理するプロセッサ2と、を有した電子内視鏡装置において、スコープ1側のCCD3の前段側に、CCD3に入力する駆動信号の振幅レベルを所定のレベルに変換する振幅レベル変換回路4,5,6を配設した構成とする。振幅レベル変換回路を、Π型アッテネータ回路とそれに並列接続したコンデンサで構成すれば、特性インピーダンスを維持しながら振幅を調整でき、かつ高周波減衰を補正できる。小規模のレベル変換回路で実現できるので、スコープコネクタ部20に搭載でき、場所を取らずかつ省電力化できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子内視鏡装置に係り、特に、内視鏡本体の挿入部の先端に固体撮像素子を設け、該固体撮像素子から得られる撮像信号をプロセッサで処理し、被写体像をモニター装置に表示して観察を行う電子内視鏡装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子内視鏡は、体腔等の内部を観察,検査するに当って、CCD等の固体撮像素子を用い、この固体撮像素子からの映像信号に基づいてモニタ画面に表示するようにしたものである。
【0003】
ところで、近年、固体撮像素子を含む半導体素子の分野では、省電力化のため半導体素子を駆動する駆動電圧が低電圧化する傾向にある。例えば、固体撮像素子である電荷結合素子(以下、CCD)についても、水平駆動パルスφH1,φH2及びリセットパルスφRの振幅が従来の8Vp−pから5Vp−p、あるいは3Vp−pとなってきている。
【0004】
図7は従来の電子内視鏡装置の構成を示している。内視鏡本体(以下、スコープ)と制御装置(以下、プロセッサ)の組み合わせ時の構成を示す。
【0005】
スコープ101はスコープ接続用ケーブル17を介してプロセッサ2と接続されている。プロセッサ2では基準パルス発生回路8からの信号を受けて、H駆動パルス発生回路9ではCCD103の水平駆動信号のタイミングパルスを生成しHドライバ10に伝送し、V駆動パルス発生回路11ではCCD103の垂直駆動信号のタイミングパルスを生成しVドライバ12に伝送している。Hドライバ、及びVドライバはスコープ接続用ケーブル17及びCCDケーブル118を介してCCD103に駆動信号(φR、φH1、φH2、φV1、φV2、φV3、φV4)を伝送するためのドライバ回路であって、特にHドライバは伝送する信号の周波数が高いため、伝送系のインピーダンス整合とケーブル通過による高周波成分の減衰の補正も行っている。その結果、CCD103直近ではオーバーシュート、アンダーシュート、歪み等のない波形が得られる。また、この波形はCCD103の駆動波形の規格(例えば、図8を参照)を満足している。なお、図7において、φRはリセットパルス、φH1及びφH2は水平駆動パルス、φV1〜φV4は垂直駆動パルス、Vddはプロセッサから出力されるCCD用電源電圧、Voutはスコープ101からのCCD出力信号である。図8において、φH(V)は7.5〜8.5V、HL(V)は0〜0.3V、φR(V)は7.5〜8.5V、RL(V)は2.5〜3.5Vである。
【0006】
また、CCD用電源7からスコープ接続用ケーブル17及びCCDケーブル118を介してCCD103に電源電圧を供給している。CCD103からは撮像信号Voutが出力され、CCDケーブル118及びスコープ接続用ケーブル17を介してプロセッサ2内のプリアンプ13に伝送され所望の信号レベルに増幅される。プリアンプ13の出力は相関二重サンプリング回路(以下、CDS)14に入力されて基準パルス発生回路8からのパルスタイミングによって撮像信号Voutのリセット信号部を除きベースバンドの信号に変換され、その変換信号はアナログ/デジタル変換器(以下、A/D)15に入力される。A/D15では基準パルス発生回路8からのパルスタイミングによって量子化されたデジタル信号に変換して映像処理回路16に入力する。映像処理回路16では基準パルス発生回路8からのパルスタイミングによって標準的な映像信号を生成し、TVモニター(図示せず)へ伝送し検査対象部位の画像を表示する。
【0007】
前記のようなCCDの駆動パルスの変換を実現するために、従来の電子内視鏡装置では、特開昭60−244161号公報に記載されているように、固体撮像素子の駆動信号のレベル調整を行うレベル調整部を内視鏡側に設けた内視鏡が提案されている。
【0008】
また、特開平5−199990号公報に記載されているように、プロセッサと電子内視鏡を接続するアダプタに他の固体撮像素子に対応した駆動回路を設けた電子内視鏡が提案されている。
【0009】
【特許文献1】
特開昭60−244161号公報(第1,2頁、第4図)
【0010】
【特許文献2】
特開平5−199990号公報(第1,2頁、第3図)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1では、内視鏡側(スコープ)のレベル調整部から制御装置(プロセッサ)内のドライバ回路の設定を変更する構成となっているため、予め制御装置には対応可能な回路を設けておかなければならず、従来から使用されている制御装置では対応できず、新たな制御装置を容易しなければならない。
【0012】
また、特許文献2では、別体のアダプタを設け、アダプタ内に第2の駆動回路を搭載しているため、回路規模が大きくなり、かつ煩雑である。
【0013】
そこで、本発明は、上記の問題に鑑み、レベル変換機能を有しない汎用のプロセッサを使用でき、しかも新たにアダプタを使用することなく、スコープ側のコネクタ部に搭載可能な小規模のレベル変換回路で実現できる電子内視鏡装置を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の電子内視鏡装置は、固体撮像素子を有する内視鏡本体と、該内視鏡本体に接続され、前記固体撮像素子からの出力信号を処理するプロセッサと、前記内視鏡本体側の固体撮像素子の前段側に配置されて、前記固体撮像素子に入力する駆動信号の振幅レベルを所定のレベルに変換する振幅レベル変換回路とを具備したものである。
【0015】
上記振幅レベル変換回路は、Π型アッテネータ回路とそれに並列接続したコンデンサとで構成することが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は本発明の第1の実施の形態の電子内視鏡装置の構成を示している。
【0017】
図1において、電子内視鏡装置は、少なくともCCD3及び振幅レベル変換手段を含む内視鏡本体としてのスコープ1と、該スコープ1にCCD3を駆動する水平,垂直などの駆動信号を供給してCCD3を駆動する一方、CCD3からの撮像信号を信号処理して映像信号を生成し、TVモニター(図示せず)に出力する制御装置としてのプロセッサ2と、スコープ1とプロセッサ2とを電気的に接続するためのスコープ接続用ケーブル17と、を有して構成されている。スコープ接続用ケーブル17は複数本のケーブルを束ねた複合ケーブルとなっており、スコープ1とプロセッサ2とをスコープ接続用ケーブル17で接続する際には、スコープ1に設けられた複数の接続端子とプロセッサ2に設けられた複数の接続端子との間に前記スコープ接続用ケーブル17内の複数本のケーブルが接続される。CCD3は、スコープ1の体腔内への挿入を行う挿入部の先端に配設されている。プロセッサ2からは駆動信号(φR、φH1、φH2、φV1、φV2、φV3、φV4)及びCCD用電源電圧Vddがスコープ1に対して供給され、スコープ1からプロセッサ2に対してはCCD出力信号としての撮像信号が供給される。
【0018】
本実施の形態で使用されるCCD3は、水平駆動パルスφH1,φH2及びリセットパルスφRの振幅が例えば3Vp−p対応となったものである。スコープ1内のスコープコネクタ部20には、第1,第2,第3の振幅レベル変換回路4,5,6がそれぞれ駆動信号φH1,φH2,φRの各ライン(即ちCCDケーブル)に挿入してあり、振幅レベル変換回路4,5,6にはそれぞれ電源電圧Vddの電源ラインから電源電圧Vddが供給されるようになっている。
【0019】
一方、プロセッサ2は、図7の従来例の構成と同様のものであり、プロセッサ2から出力される駆動信号φH1,φH2,φRの各ラインには例えば8Vp−pに相当する振幅の駆動信号が出力される。
【0020】
プロセッサ2では基準パルス発生回路8からの信号を受けて、H駆動パルス発生回路9ではCCD3の水平駆動信号のタイミングパルスを生成しHドライバ10に伝送し、V駆動パルス発生回路11ではCCD3の垂直駆動信号のタイミングパルスを生成しVドライバ12に伝送している。Hドライバ10、及びVドライバ12はスコープ接続用ケーブル17及びCCDケーブル18を介してCCD3に駆動信号(φR、φH1、φH2、φV1、φV2、φV3、φV4)を伝送するドライバであって、Hドライバ10は伝送する水平駆動信号の周波数が高いため、伝送系のインピーダンス整合とケーブル通過による高周波成分の減衰の補正も行っている。Vドライバ12からは低い周波数の垂直駆動信号が出力される。CCD3からは撮像信号Voutが出力され、CCDケーブル18及びスコープ接続用ケーブル17を介してプロセッサ2内のプリアンプ13に伝送され所望の信号レベルに増幅される。プリアンプ13の出力はCDS14に入力されて、基準パルス発生回路8からのパルスタイミングによって撮像信号Voutのリセット信号部を除きベースバンドの信号に変換され、その変換信号はA/D15に入力される。A/D15では基準パルス発生回路8からのパルスタイミングによって量子化されたデジタル信号に変換されて映像処理回路16に入力する。映像処理回路16では基準パルス発生回路8からのパルスタイミングによって標準的な映像信号を生成し、TVモニター(図示せず)へ伝送し検査対象部位の画像を表示する。
【0021】
上記第1,第2,第3の振幅レベル変換回路4,5,6は、プロセッサ2からの駆動信号φH1,φH2,φRのCCD直近の振幅を8Vp−pから3Vp−pに変換する機能を有したものである。すなわち、第1,第2,第3の振幅レベル変換回路4,5,6は、低電圧駆動のCCD(ここでは3Vp−p対応のもの)3を搭載したスコープ1を従来のプロセッサ2で駆動するためにスコープ1内のスコープコネクタ部20に設けられている。なお、低電圧駆動のCCD3としては、3Vp−p対応のもののほかに、5Vp−p対応のものであっても良く、その際には振幅レベル変換回路4,5,6としてはCCD直近の振幅を8Vp−pから5Vp−pに変換する機能を有したものにすればよい。
【0022】
図2は第1の実施の形態における振幅レベル変換回路の詳細な構成を示している。振幅レベル変換回路4,5,6の構成は何れも同様であるので、以後、振幅レベル変換回路4のみで説明する。
【0023】
振幅レベル変換回路4は、抵抗R1,R2,R3をΠ型に配して構成され、水平駆動パルスφH1のCCDケーブルラインに挿入されたΠ型アッテネータ30と、このΠ型アッテネータ30の抵抗R2に並列に接続した高周波減衰補正用のコンデンサC1と、Π型アッテネータ30とコンデンサC1の並列回路を通過した水平駆動信号に直流(以下、DC)バイアスを与えるためのDCバイアス調整回路40と、を有して構成されている。DCバイアス調整回路40は、直流電圧Vddを抵抗R4,R6で分圧した電圧を、抵抗R5を介して、Π型アッテネータ30の出力に直列接続したコンデンサC2の出力端に供給する構成としてある。
【0024】
このように構成された振幅レベル変換回路では、図3の2点鎖線にて示すようにプロセッサ2から水平駆動パルスφH1が例えば8Vp−pの振幅で出力され、抵抗R1,R2,R3で構成されるΠ型アッテネータ20を通過することによって、特定の特性インピーダンスを保ちつつ所望の振幅レベルに変換される。このときΠ型アッテネータ20の抵抗R2と並列に高周波減衰補正用のコンデンサC1が接続されていることによって、ケーブル通過による減衰分の高周波成分を補正し、DCレベルから高周波帯域まで安定した減衰特性を得ている。すなわち、アッテネータを通過することによって鈍るパルス波形の高周波成分を補正することができる。Π型アッテネータ30とコンデンサC1の並列回路を通過して振幅レベルが8Vp−pから3Vp−pに変換された駆動信号は、DCレベルが変動しているので、直流カット用コンデンサC2を通すことによって一旦DC成分を除く。これによって、後段のDCバイアス調整回路40が無ければ図3の点線にて示すようなグランド(GND)レベルに対して上下に振れるパルス波形が出力されるが、直流カット用コンデンサC2,抵抗R4,R5,R6からなるDCバイアス調整回路40でDCバイアスが与えられることによって、図3の実線にて示すようにDCレベルを1.5V持ち上げた(プルアップした)波形となり、CCD3直近で所望の振幅レベル(3Vp−p)が得られる。
【0025】
第1の実施の形態によれば、レベル変換機能を有しない汎用のプロセッサを使用でき、しかも新たにアダプタを使用することなく、スコープ側のコネクタ部に搭載可能な小規模のレベル変換回路で実現できる。すなわち、既存のプロセッサで、駆動信号の振幅が異なるCCDを駆動することができる。振幅レベル変換回路を、Π型アッテネータとそれに並列に接続したコンデンサとで構成したので、Π型アッテネータでは伝送路のインピーダンスマッチングを保ち歪のない波形が得られ、並列に接続したコンデンサでは、ケーブル伝送における高周波成分の減衰を補正して鈍りのない波形が得られるようにすることができる。
【0026】
〔第2の実施の形態〕
図4は本発明の第2の実施の形態の電子内視鏡装置における振幅レベル変換回路の詳細な構成を示している。振幅レベル変換回路4のみについて説明するが、振幅レベル変換回路5,6の構成についても同様である。
【0027】
図2で示した振幅レベル変換回路4を2種類設けてスイッチにより切替えられるようにしたものである。すなわち、水平駆動パルスφH1のラインに、抵抗R11〜R16,コンデンサC11,C12から成る振幅レベル変換回路4Aを構成し、更に振幅レベル変換回路4Aに並列的に接続されるように抵抗R21〜R26,コンデンサC21,C22から成る振幅レベル変換回路4Bを構成し、振幅レベル変換回路4A,4Bの各出力端にスイッチS11,S21を配して、一方の振幅レベル変換回路4A又は4Bを選択できるようにしている。
【0028】
これにより、ケーブルの特性インピーダンスや抵抗値のバラツキ度合いに応じて、2種類の振幅レベル変換回路4A,4Bの一方を選択して使用するようにすれば、駆動信号の振幅レベルを所望のレベルに維持することができる。
【0029】
ケーブルの特性インピーダンスや単位長あたりの導体抵抗は同じ仕様で作成しても、ある程度バラツキが発生する。本実施の形態は使用するケーブルのバラツキに応じて振幅レベル変換回路を選択できるようにしている。例えば、「ケーブルの特性インピーダンス=小,導体抵抗=大」と「ケーブルの特性インピーダンス=大,導体抵抗=小」用の2種類の振幅レベル変換回路を設けている。具体的には、振幅レベル変換回路4Aを「ケーブルの特性インピーダンス=小,導体抵抗=大」用に設定し、この際にはΠ型アッテネータの特性インピーダンスを小さくし、Π型アッテネータの減衰量を少なくし、高周波減衰補正用のコンデンサの値を大きくした振幅レベル変換回路を使用するようにする。また、振幅レベル変換回路4Bを「ケーブルの特性インピーダンス=大,導体抵抗=小」用に設定し、上記の振幅レベル変換回路4Aとは逆にΠ型アッテネータの特性インピーダンスを大きくし、Π型アッテネータの減衰量を大きくし、高周波減衰補正用のコンデンサの値を小さくした振幅レベル変換回路を使用するようにする。
【0030】
なお、本実施の形態では、2種類の振幅レベル変換回路を切替える構成としたが、3種類以上の振幅レベル変換回路を切替える構成としてもよいことは勿論である。
【0031】
第2の実施の形態によれば、ケーブルの特性インピーダンスや導体抵抗のバラツキを吸収して駆動信号の振幅レベルを一定とすることが可能となる。
【0032】
〔第3の実施の形態〕
図5は本発明の第3の実施の形態の電子内視鏡装置における振幅レベル変換回路の詳細な構成を示している。振幅レベル変換回路4のみについて説明するが、振幅レベル変換回路5,6の構成についても同様である。
【0033】
図2で示した振幅レベル変換回路4におけるコンデンサC1を2種類設けてスイッチにより切替えられるようにしたものである。すなわち、水平駆動パルスφH1のラインに、抵抗R101〜R106,高周波減衰補正用コンデンサC101,C102から成る振幅レベル変換回路を構成し、更に前記高周波減衰補正用コンデンサC101に並列的に接続されるように高周波減衰補正用コンデンサC103を配し、高周波減衰補正用コンデンサC101,C103の各入力端にスイッチS101,S102を配して、一方の高周波減衰補正用コンデンサC101又はC103を選択できるようにしている。
【0034】
ケーブルの特性のバラツキに正確に対応するためには図4で述べた第2の実施の形態のように振幅レベル変換回路の全体を複数設けることが望ましいが、この回路はスコープコネクタ部20内(図1参照)に設置するため、スコープコネクタ部のサイズを現状のままの大きさに維持しようとすると、回路の設置面積は制限される。本実施の形態は限られた回路設置面積内で、必要最小限のケーブルバラツキの補正回路を設けるようにしたものである。
【0035】
Π型アッテネータ120を変更し特性インピーダンス、及び減衰量が変わると、CCD先端部でのDCバイアスが変動するためコンデンサC102,抵抗R104,R105,R106で構成しているDCバイアス調整回路も新たに設ける必要があるため、高周波減衰補正用コンデンサのみを2種類設けて切替えられるようにした。
【0036】
なお、本実施の形態では、振幅レベル変換回路において2種類の高周波減衰補正用コンデンサを切替える構成としたが、3種類以上の高周波減衰補正用コンデンサを切替える構成としてもよいことは勿論である。
【0037】
第3の実施の形態によれば、限られた回路設置面積内で、必要最小限のケーブルバラツキの補正を行える回路を設けることが可能となる。
【0038】
次に、図6を参照して電子内視鏡装置の全体的な構成の一例を説明する。
図6において、電子内視鏡装置は、内視鏡本体としてのスコープ1と、制御装置としてのプロセッサ2と、スコープ1とプロセッサ2とを電気的に接続するスコープ接続用ケーブル17とで構成されている。スコープ1は、先端に固体撮像素子3を配設した挿入部1Aと、該挿入部1Aを支持しかつ操作可能な操作部1Bと、該操作部1Bにケーブルを介して接続したスコープコネクタ部20と、を備えて構成されている。そして、スコープコネクタ部20には、図1で述べた振幅レベル変換回路4,5,6が収容されている。本発明における振幅レベル変換手段は、スコープコネクタ部の限られた回路設置面積内に搭載可能な小規模回路で実現できる。
【0039】
尚、本発明はスコープに搭載したCCDの駆動電圧の違いに応じて振幅レベルを変換する場合に限らず、スコープに使用するケーブルの特性や長さに起因する駆動波形のバラツキの補正にも利用することができる。
【0040】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、レベル変換機能を有しない汎用のプロセッサを使用でき、しかも新たにアダプタを使用することなく、スコープ側のコネクタ部に搭載可能な小規模のレベル変換回路で実現できる電子内視鏡装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の電子内視鏡装置の構成を示すブロック図。
【図2】第1の実施の形態における振幅レベル変換回路の回路図。
【図3】図2の動作を説明する波形図。
【図4】本発明の第2の実施の形態の電子内視鏡装置における振幅レベル変換回路の回路図。
【図5】本発明の第3の実施の形態の電子内視鏡装置における振幅レベル変換回路の回路図。
【図6】電子内視鏡装置の全体的な構成の一例を示す構成図。
【図7】従来の電子内視鏡装置の構成を示すブロック図。
【図8】CCDの駆動波形の規格を示す図。
【符号の説明】
1…スコープ(内視鏡本体)
2…プロセッサ(制御装置)
4,5,6…振幅レベル変換回路
17…スコープ接続用ケーブル
30…Π型アッテネータ
40…DCレベル調整回路
C1…高周波減衰補正用コンデンサ

Claims (2)

  1. 固体撮像素子を有する内視鏡本体と、
    該内視鏡本体に接続され、前記固体撮像素子からの出力信号を処理するプロセッサと、
    前記内視鏡本体側の固体撮像素子の前段側に配置されて、前記固体撮像素子に入力する駆動信号の振幅レベルを所定のレベルに変換する振幅レベル変換回路と、 を具備したことを特徴とする電子内視鏡装置。
  2. 上記振幅レベル変換回路は、Π型アッテネータ回路とそれに並列接続したコンデンサとで構成したことを特徴とする請求項1記載の電子内視鏡装置。
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