JPH05199990A - 電子内視鏡の撮像手段ドライブ用アダプタ - Google Patents

電子内視鏡の撮像手段ドライブ用アダプタ

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JPH05199990A
JPH05199990A JP4304367A JP30436792A JPH05199990A JP H05199990 A JPH05199990 A JP H05199990A JP 4304367 A JP4304367 A JP 4304367A JP 30436792 A JP30436792 A JP 30436792A JP H05199990 A JPH05199990 A JP H05199990A
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Japan
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solid
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image pickup
electronic endoscope
adapter
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JP4304367A
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Inventor
Shigeru Nishimura
茂 西村
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 制御装置の構成を格別複雑化したり、大型化
させたりすることなく、多種類の電子内視鏡を制御装置
に接続可能ならしめることにある。 【構成】 所定の画素数の固体撮像素子16を持った電
子内視鏡1が接続される制御装置3に、それとは異なる
画素数の固体撮像素子を有する電子内視鏡101を接続
可能ならしめるために、アダプタ50を用い、このアダ
プタ50は、マスタークロック回路32からの同期信号
HD,VDに基づいて電子内視鏡101の固体撮像素子
に必要な駆動信号を供給するための第2の固体撮像素子
駆動回路133と、これ以外の非共用回路であるエミッ
タフォロワ回路134及びローパスフィルタ135を装
着したアダプタ本体51に、制御装置3のコネクタ部3
aに着脱可能に接続される制御装置側接続コネクタ52
と、電子内視鏡101の電気コネクタ119に着脱可能
に接続される内視鏡側接続コネクタ53とを設ける構成
となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子内視鏡装置におい
て、固体撮像素子駆動回路を内蔵した制御装置に着脱可
能に接続されて、この制御装置に内蔵した固体撮像素子
駆動回路とは異なる駆動パルスで駆動される固体撮像素
子を備えた電子内視鏡が接続されたときに、それを駆動
して信号の読み出しを可能ならしめるための電子内視鏡
の撮像手段ドライブ用アダプタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子内視鏡は、体腔等の内部を観察,検
査するに当って、CCD等の固体撮像素子を用い、この
固体撮像素子からの映像信号に基づいてモニタ画面に表
示するようにしたものである。即ち、体腔内等への挿入
部に観察対象部を照明するための光ファイバーバンドル
からなるライトガイドを挿通させて、その照明光出射端
を挿入先端部に装着した照明光拡散用の照明レンズに対
面させて設け、またこの挿入先端部に対物レンズを設け
て、この対物レンズの結像位置に固体撮像素子を配設
し、ライトガイドを介しての照明下で被写体となる体腔
内部等の撮影が行われる。
【0003】挿入部の細径化を図るために、映像信号を
処理する機構は挿入部内には設けられてはおらず、映像
信号処理回路を備えた制御装置を内視鏡とは別個に設
け、この制御装置にケーブルを接続して、このケーブル
を介して映像信号処理回路に固体撮像素子からの出力信
号を伝送し、この映像信号処理回路により所定の信号処
理を行って映像信号を作り出して、モニタ装置に映像を
表示する構成としている。また、固体撮像素子から信号
電荷を読み出すには、この固体撮像素子に駆動パルスを
供給する必要があるが、この駆動パルスを出力する固体
撮像素子駆動回路も制御装置内に設け、この固体撮像素
子駆動回路からの信号をケーブルを介して固体撮像素子
に供給する。
【0004】ここで、近年においては、固体撮像素子の
高集積化が可能となり、小型で画素数の多い素子が開発
されている。このように画素数の多い固体撮像素子を用
いれば画像の解像度が向上することから、電子内視鏡に
も多画素の固体撮像素子を装着されるようになってきて
いる。画素数の異なる固体撮像素子であっても、その出
力信号を処理する映像信号処理回路は大部分が共通の回
路構成とすることができるが、固体撮像素子に供給する
駆動パルス等は画素数に依存するため、共通化を図るこ
とはできない。
【0005】以上のことから、制御装置に複数の固体撮
像素子駆動回路を設けて、画素数の異なる固体撮像素子
が接続されたときには、それぞれ最適な固体撮像素子駆
動回路を選択して、そのドライブに必要な駆動パルスを
供給して信号の読み出す構成としたものは従来から知ら
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うに、種類の異なる固体撮像素子に対応する固体撮像素
子駆動回路を制御装置内に予め組み込むと、接続される
固体撮像素子の種類に応じた数の固体撮像素子駆動回路
が必要となり、かつこの制御装置に電子内視鏡を接続し
たときに、その種類を認識するための手段と、この種類
を認識した後に、その電子内視鏡にマッチングする固体
撮像素子駆動手段を選択する切換手段を設けなければな
らない。このために、制御装置の構成が著しく複雑にな
り、かつ大型化するという問題点がある。実際上は、制
御装置に内蔵できる固体撮像素子駆動回路の数には限度
もあり、せいぜい2種類乃至3種類程度しか組み込め
ず、制御装置に汎用性を持たせるのには限度がある。し
かも、制御装置に内視鏡を接続したときには、複数ある
固体撮像素子駆動回路のうちの1つの回路だけが作動す
ればよいのにも拘らず、全ての駆動回路が作動状態とな
ることから、消費電力に無駄が生じ、また回路が増えた
分だけ制御装置の信頼性が低下するという欠点もある。
【0007】一方、制御装置に他の種類の固体撮像素子
駆動回路を増設できるように構成したものも知られてい
るが、制御装置には、この増設された固体撮像素子駆動
回路を接続するためのコネクタを別途設ける必要があ
り、また接続される電子内視鏡の種類を認識する手段も
必要があることから、制御装置の構成が複雑になるとい
う問題点を解消できず、しかも固体撮像素子駆動回路は
通常は1個しか増設できないのが普通であり、さらに別
のタイプの固体撮像素子を持った電子内視鏡を接続する
場合には、増設固体撮像素子駆動回路を交換しなければ
ならず、このような交換作業は極めて面倒である等とい
った問題点がある。
【0008】本発明は、以上のような従来技術の欠点や
問題点を解決するためになされたものであって、その目
的とするところは、制御装置の構成を格別複雑化した
り、大型化させたりすることなく、多種類の内視鏡を制
御装置に接続可能ならしめることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、固体撮像素子駆動回路及び信号処理
回路を有する制御装置に、この固体撮像素子駆動回路か
ら出力される駆動パルスとは異なる駆動パルスでドライ
ブされる固体撮像素子を設けた電子内視鏡を接続するた
めに用いられ、この電子内視鏡の固体撮像素子に駆動パ
ルスを供給する他の固体撮像素子駆動回路を内蔵したア
ダプタ本体に、この制御装置における内視鏡の接続部に
着脱可能に接続される制御装置側接続部と、電子内視鏡
の電気コネクタに着脱可能に接続される内視鏡側接続部
とを設ける構成としたことをその特徴とするものであ
る。
【0010】
【作用】このような構成を採用することによって、制御
装置に内蔵されている固体撮像素子駆動回路から供給さ
れる駆動パルスとは異なる駆動パルスで駆動される固体
撮像素子を装着した内視鏡を接続する場合には、アダプ
タを制御装置における内視鏡の接続部に接続した上で、
このアダプタに内視鏡を接続する。これによって、種類
の異なる固体撮像素子を備えた電子内視鏡を同じ制御装
置に接続して、このアダプタに内蔵した固体撮像素子駆
動回路によって固体撮像素子に必要な信号を供給するこ
とによりドライブして、この固体撮像素子から信号の読
み出しを行うことができる。
【0011】而して、通常は、ある一定の制御装置に接
続される電子内視鏡としては、その大半が同じものであ
り、異なる駆動パルスが必要な固体撮像素子を装着した
電子内視鏡が接続されることはあまり多くはない。この
ような稀な場合のために、従来技術のように、制御装置
に複数の固体撮像素子駆動回路を内蔵させるのは、必ず
しも合理的とはいえない。しかも、固体撮像素子の画素
数が異なる場合だけでなく、例えばフレーム転送タイプ
の固体撮像素子とインターライン転送タイプの固体撮像
素子というように、転送方式の異なる固体撮像素子にあ
っても、それぞれ必要な駆動パルスは異なる。以上のこ
とから、使用される頻度の最も高い電子内視鏡に装着さ
れている固体撮像素子をドライブするのに最適な固体撮
像素子駆動回路を制御装置に内蔵させ、この制御装置に
接続される電子内視鏡に装着される他の種類の固体撮像
素子に必要な信号を供給できる他の固体撮像素子駆動回
路を内蔵したアダプタを1乃至複数種類用意しておき、
これらを使用する際には、それぞれ適切なアダプタを装
着すればよい。また、単一のアダプタに複数の固体撮像
素子駆動回路を内蔵させておけば、アダプタを交換する
ことなく、より多くの種類の電子内視鏡を接続できるこ
とになる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。まず、図1に電子内視鏡の撮像システム全
体の構成を示す。同図から明らかなように、電子内視鏡
の撮像システムは、電子内視鏡1,光源装置2,制御装
置3及びモニタ装置4とから大略構成される。電子内視
鏡1は、本体操作部10に体腔内等に挿入される挿入部
11と、光源装置2及び制御装置3に着脱可能に接続さ
れる可撓性コード12を有し、内部には観察すべき部位
に向けて照明光を照射するためのライトガイド13が挿
通されている。
【0013】ライトガイド13は可撓性コード12から
本体操作部10を経て挿入部11の先端部にまで延在さ
れており、その入射端13aは、光源装置2内に臨み、
この光源装置2に内蔵した光源ランプ20から出射され
る照明光は光量絞り部材21,コンデンサレンズ22及
び回転カラーフィルタ23を経てこのライトガイド13
の入射端13aに入射される。ライトガイド13は挿入
部11の先端部にまで延在されて、出射端13bがこの
先端部に装着した照明用レンズ14に臨んでいる。従っ
て、この光源ランプ20からの照明光は、光量絞り部材
21によって光量の調整が行われ、回転カラーフィルタ
23によってR,G,Bの各波長光の順次照明光として
ライトガイド13の入射端13aに入射されて、このラ
イトガイド13の出射端13bから出射されて、照明用
レンズ14により所定の角度範囲に拡散されて、被写体
に照射される。挿入部11の先端部には、また、対物レ
ンズ15が設けられており、この対物レンズ15の結像
位置にCCD等からなる固体撮像素子16が設置されて
いる。そして、この固体撮像素子16には、ケーブル1
7が接続されており、このケーブル17は挿入部11,
本体操作部10及び可撓性コード12を順次介して制御
装置3に接続される。従って、可撓性コード13の先端
部分は2又に分岐して、一方が光源装置2の光源コネク
タ2aに接続される光源コネクタ18となり、また他方
は制御装置3のコネクタ部3aに接続される電気コネク
タ19となっている。
【0014】制御装置3は、固体撮像素子駆動部30
と、信号処理部31とから構成される。固体撮像素子駆
動部30としては、マスタークロック回路32を有し、
このマスタークロック回路32によって、HD(水平同
期信号)及びVD(垂直同期信号)からなる同期信号が
出力される。そして、このマスタークロック回路32か
らの信号に基づいて、固体撮像素子駆動回路33で固体
撮像素子16をドライブするのに必要な駆動パルス等が
作り出される。そして、この固体撮像素子駆動回路33
から出力される信号は、ケーブル17を介して固体撮像
素子16に供給される。
【0015】固体撮像素子16から読み出された信号
は、ケーブル17を介して制御装置3における信号処理
部31に伝送されて、所定の信号処理が行われる。この
信号処理部31には、エミッタフォロワ回路34が設け
られている。固体撮像素子16から出力される信号が同
軸ケーブルで制御装置3の信号処理部31の入力端に送
られ、エミッタフォロワ回路34に入力されて、インピ
ーダンスの調整が行われる。そして、このエミッタフォ
ロワ回路34の出力側には、ローパスフィルタ35が設
けられており、また相関二重サンプリング(CDS)処
理が行われる場合は、ローパスフィルタ35はノイズ除
去フィルタとしても機能するものである。このローパス
フィルタ35で高周波成分が除かれてアナログ連続信号
に変換された出力信号は、プロセッサ36に送り込まれ
る。プロセッサ36では、周知の映像信号の処理が行わ
れ、A/D変換器37R,37G,37Bによってデジ
タル信号に変換されて、フィールドメモリ38R,38
G,38Bに記憶される。これら各フィールドメモリ3
8R,38G,38Bに記憶された各色の画像信号は同
時に読み出されて、D/A変換器39R,39G,39
Bによってアナログ信号に戻され、カラーエンコーダ4
0によって同時式のカラー映像信号として出力される。
なお、これらプロセッサ36,フィールドメモリ38
R,38G,38Bの書き込み及び読み出し制御を行う
ためのメモリ駆動回路41等はマスタークロック回路3
2における同期信号に基づいて駆動される。
【0016】いま、電子内視鏡1に設けられる固体撮像
素子16がフレーム転送方式のものであって、所定の画
素数を備えているものとしたときに、この固体撮像素子
16をドライブするために供給される信号としては、φ
V1〜φV4からなる4相の垂直転送パルスと、φS1〜φS4
からなる4相の蓄積部垂直転送パルスと、φH1,φH2
らなる2相の水平転送パルス及びリセットパルスφR
と、出力ゲート電圧OGとが必要であり、またこれ以外
にも、所定の直流電圧DCVを印加しなければならない
(図3参照)。ここで、前述した垂直転送パルスφV1
φV4、蓄積部垂直転送パルスφS1〜φS4、水平転送パル
スφH1,φH2、リセットパルスφR 及び出力ゲート電圧
OGは、固体撮像素子16の画素数によってパルス幅等
が異なってくる。従って、制御装置3に画素数の異なる
固体撮像素子を備えた内視鏡を接続したときには、この
固体撮像素子から信号の読み出しを行うことができない
だけでなく、固体撮像素子の損傷に至らしめることにな
る。
【0017】ただし、異なる画素数の固体撮像素子であ
っても、制御装置3の全体構成から見れば、大半の構成
要素は共用可能である。即ち、マスタークロック回路3
2は共用でき、また信号処理部31のうち、プロセッサ
36及びその後段側の諸回路は映像表示系に依存し、画
素数の異なる固体撮像素子で撮影したものでも同じ処理
が行われることから、これらも共用は可能である。しか
しながら、固体撮像素子駆動回路32は固体撮像素子1
6をドライブするために、垂直転送パルスφV1〜φV4
蓄積部垂直転送パルスφS1〜φS4、水平転送パルス
φH1,φH2、リセットパルスφR 及びゲートパルスOG
等を作り出すものであり、これらの諸パルスは固体撮像
素子の画素数に応じてパルス周期等波形が異なる。ま
た、固体撮像素子の出力インピーダンスもその種類によ
り異なることから、インピーダンスを変換するためのエ
ミッタフォロワ回路34も共用できない場合があり、さ
らには、ローパスフィルタ35のカットオフ周波数は固
体撮像素子の画素数によって差が生じるので、やはり画
素数の異なる固体撮像素子間に共用できない。なお、共
用できない信号処理回路としては、前述したエミッタフ
ォロワ回路34,ローパスフィルタ35だけでなく、回
路構成によっては、サンプルホールド回路等他の信号処
理回路もある。
【0018】そこで、本発明においては、図2及び図3
に示したように、アダプタ50を用い、このアダプタ5
0によって異なる画素数の固体撮像素子を有する電子内
視鏡101を、所定の画素数の固体撮像素子16を持っ
た電子内視鏡1が接続される制御装置3に接続可能なら
しめるように構成している。
【0019】アダプタ50は、マスタークロック回路3
2からの同期信号HD,VDに基づいて電子内視鏡10
1の固体撮像素子に必要な垂直転送パルスφV1〜φV4
蓄積部垂直転送パルスφS1〜φS4、水平転送パルス
φH1,φH2、リセットパルスφR及びゲートパルスOG
を生成するための第2の固体撮像素子駆動回路133を
有し(ただし、電子内視鏡101に装着されている固体
撮像素子は、水平転送パルスφH1,φH2の一方のパルス
をリセットパルスとして用い、独立のリセットパルスφ
R を用いない構造としたものとする)、またこれ以外の
非共用回路であるエミッタフォロワ回路134及びロー
パスフィルタ135を装着したアダプタ本体51に、制
御装置3のコネクタ部3aに着脱可能に接続される制御
装置側接続コネクタ52と、電子内視鏡101の電気コ
ネクタ119に着脱可能に接続される内視鏡側接続コネ
クタ53とを設ける構成となっている。また、この制御
装置側接続コネクタ52と内視鏡側接続コネクタ53と
は、その形状が異なっており、この結果電子内視鏡10
1の電気コネクタ119が制御装置3に直接接続できな
い構造となっている。従って、誤って電子内視鏡101
が制御装置3に直接接続されるのを防止するための誤接
続防止機構を構成するものであり、この誤接続防止機構
としては、これ以外にも適宜の手段が採用される。
【0020】このように、アダプタ50を用い、このア
ダプタ50を制御装置3に接続すれば、当該の制御装置
3に画素数の異なる固体撮像素子を備えた内視鏡を接続
して、このアダプタ50に内蔵されている第2の固体撮
像素子駆動回路133によりこの固体撮像素子をドライ
ブすることができる。そして、その出力信号はエミッタ
フォロワ回路134及びローパスフィルタ135を経た
後に、制御装置3内のプロセッサ36に伝送されて信号
処理が行われた上で、モニタ装置4にその映像が表示さ
れる。
【0021】而して、図3から明らかなように、制御装
置3のコネクタ部3aには、電子内視鏡1が接続された
ときに、その電気コネクタ19に設けた各端子と接続す
るために、固体撮像素子駆動系を構成する垂直転送パル
スφV1〜φV4,蓄積部垂直転送パルスφS1〜φS4,水平
転送パルスφH1,φH2及びリセットパルスφR ,ゲート
パルスOG,直流電圧DCV用の各出力端子と、電源出
力端子、接地用端子、さらにはR,G,Bの各ゲイン用
端子,R,G,Bのペデスタル端子,映像のマスク領域
を決めるために必要なID用の端子と、映像信号の入力
端子及び接地端子が必須の端子であるが、これらに加え
て、アダプタ50に設けた固体撮像素子駆動回路13
3,エミッタフォロワ回路134及びローパスフィルタ
135に電源を供給するための電源出力端子(これら各
回路を駆動するためには、4つのレベルの異なる電圧が
必要なため、4本の端子が必要となる)と接地端子が設
けられ、またマスタークロック回路32から固体撮像素
子駆動回路133にHD,VDの同期信号を供給するた
めのHD端子及びVD端子と、さらにはローパスフィル
タ135の出力信号をバイパスさせて、直接プロセッサ
36に接続するための第2の映像入力端子を設ければ良
く、従って無闇に端子数が増えて、コネクタ部3aの構
成が複雑になるということもない。
【0022】このように、アダプタ50を用いることに
よって、構成を殆ど複雑化させることなく制御装置3を
複数の内視鏡を接続させることができる。ただし、制御
装置3自体に種類の異なる複数の固体撮像素子に駆動信
号を供給できる回路を組み込んだものと比較して、アダ
プタ50を装着しなければならない分だけ内視鏡の接続
操作が面倒になることは否定できない。しかしながら、
実際の医療現場等では、殆どの内視鏡はアダプタ50を
装着することなく制御装置3に接続可能なものが用いら
れ、アダプタ50を装着しなければならないのは、比較
的稀であるのが一般的であり、従って、複数の固体撮像
素子駆動回路を内蔵させて、いたずらに装置構成を複雑
化,大型化させるより、使用頻度の少ない異なる固体撮
像素子を装着した内視鏡を用いる場合にのみアダプタ5
0を接続するように構成する方が合理的である。しか
も、異なる固体撮像素子駆動回路が必要となるのは、固
体撮像素子の画素数の違いだけでなく、画素数は同じで
も、転送方式その他、構造の異なる固体撮像素子を有す
る内視鏡も接続可能とする等のように、アダプタの種類
を所要数だけ揃えてくことによって、多種多様の内視鏡
に対応させることも可能となる。
【0023】次に、図4及び図5は、本発明の第2の実
施例を示すものであって、本実施例においては、図4か
ら明らかなように、アダプタ250はそれぞれ異なる種
類の固体撮像素子を備えた複数の電子内視鏡が接続可能
な構成となっている。このアダプタ250には、複数の
固体撮像素子駆動回路233a,233b,・・・が内
蔵されており、またこの固体撮像素子駆動回路と同様に
ローパスフィルタ235a,235b,・・・が設けら
れている。一方、エミッタフォロワ回路234は共用可
能であれば、1個で良いが、共用できない場合には、仮
想線で示したように、必要な数のエミッタフォロワ回路
234b,・・・を設けるようにすれば良い。
【0024】そして、アダプタ250には、制御装置側
接続コネクタ252と内視鏡側接続コネクタ253とが
設けられているが、これら各コネクタ252,253は
前述した第1の実施例におけるそれらと実質的に同じ構
造のものとなっている。即ち、複数の固体撮像素子駆動
回路233a,233b,・・・がアダプタ250に設
けられているが、これらにおける制御装置3及び電子内
視鏡への接続用のコネクタピンは共用されるようになっ
ている。従って、電子内視鏡が接続された時に、当該の
電子内視鏡における固体撮像素子を駆動するのに適した
固体撮像素子駆動回路及びローパスフィルタを選択して
作動させるための切換器60,61が設けられており、
これら切換器60,61は、図5に示したように、アダ
プタ250の壁面に設けたマニュアルスイッチ62によ
り選択できるようになっている。従って、制御装置3に
1個のアダプタ250を接続しておき、そのマニュアル
スイッチ62の操作を行うことによって、2種類,3種
類等というように多種類の電子内視鏡を接続できる。
【0025】なお、前述した各実施例では、アダプタに
エミッタフォロワ回路及びローパスフィルタを内蔵させ
る構成としたものを示したが、電子内視鏡の本体操作部
等に中継基板を設け、この中継基板にこれらを装着する
構成等となっておれば、アダプタにこれらを設ける必要
はない。また、異なる固体撮像素子を有する電子内視鏡
に共用できない信号処理回路としては、前述したエミッ
タフォロワ回路及びローパスフィルタだけでなく、回路
構成によっては、サンプルホールド処理回路等他の信号
処理回路もあり、従って他の固体撮像素子駆動回路と共
にアダプタに内蔵される回路としては、これらに限定さ
れるものではなく、共用できない全ての回路構成を対象
とすることができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、アダプ
タ本体に制御装置とは異なるパルス信号を生成する第2
の固体撮像素子駆動回路を装着し、このアダプタ本体に
制御装置における内視鏡の接続部に着脱可能に接続され
る制御装置側接続部と、電子内視鏡の電気コネクタに着
脱可能に接続される内視鏡側接続部とを設ける構成とし
たので、制御装置に内蔵されている固体撮像素子駆動回
路からの信号によってドライブできない固体撮像素子を
備えた電子内視鏡を用いる場合に、このアダプタを介し
て制御装置に接続して、使用することができ、制御装置
の構造を複雑化したり、大型化させたりすることなく、
それに汎用性を持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子内視鏡の撮像システムの概略構成図であ
る。
【図2】本発明の一実施例を示すアダプタの外観図であ
る。
【図3】アダプタの回路構成図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示すアダプタの外観図
である。
【図5】図4のアダプタの回路構成図である。
【符号の説明】
1,101 電子内視鏡 3 制御装置 3a コネクタ部 19,119 電気コネクタ 30 固体撮像素子駆動部 31 信号処理部 32 マスタークロック回路 33 固体撮像素子駆動回路 133 第2の固体撮像素子駆動回路 34 エミッタフォロワ回路 35 ローパスフィルタ 50,250 アダプタ 51 アダプタ本体 52,252 制御装置側接続コネクタ 53,253 内視鏡側接続コネクタ 60,61 切換器 62 マニュアルスイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体撮像素子駆動回路及び信号処理回路
    を有する制御装置に、この固体撮像素子駆動回路から出
    力される駆動パルスとは異なる駆動パルスでドライブさ
    れる固体撮像素子を設けた電子内視鏡を接続するために
    用いられ、この電子内視鏡の固体撮像素子に駆動パルス
    を供給する他の固体撮像素子駆動回路を内蔵したアダプ
    タ本体に、前記制御装置における電子内視鏡の接続部に
    着脱可能に接続される制御装置側接続部と、電子内視鏡
    の電気コネクタに着脱可能に接続される内視鏡側接続部
    とを設ける構成としたことを特徴とする電子内視鏡の撮
    像手段ドライブ用アダプタ。
  2. 【請求項2】 前記アダプタ本体には、前記他の固体撮
    像素子駆動回路と共に前記他の固体撮像素子出力信号を
    処理する処理回路を設ける構成としたことを特徴とする
    請求項1記載の電子内視鏡の撮像手段ドライブ用アダプ
    タ。
  3. 【請求項3】前記他の固体撮像素子信号処理回路は、エ
    ミッタフォロワ回路及びローパスフィルタであることを
    特徴とする請求項2記載の電子内視鏡の撮像素子ドライ
    ブ用アダプタ。
  4. 【請求項4】前記アダプタ本体には、それぞれ異なる駆
    動パルスを供給する他の固体撮像素子用信号処理回路を
    複数個設け、またアダプタ本体には、これら各固体撮像
    素子対応の信号処理回路のうち、いずれか1個の固体撮
    像素子対応の信号処理回路を選択的に作動させるスイッ
    チを設ける構成としたことを特徴とする請求項1記載の
    電子内視鏡の撮像手段ドライブ用アダプタ。
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