JP2000184246A - カメラ装置 - Google Patents

カメラ装置

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JP2000184246A
JP2000184246A JP10361709A JP36170998A JP2000184246A JP 2000184246 A JP2000184246 A JP 2000184246A JP 10361709 A JP10361709 A JP 10361709A JP 36170998 A JP36170998 A JP 36170998A JP 2000184246 A JP2000184246 A JP 2000184246A
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JP
Japan
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lens barrel
lens
camera
camera device
ring member
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JP10361709A
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English (en)
Inventor
Shinichi Kato
伸一 加藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被写体を照射する照明機構を先端部に一体に
取り付けることで、装置全体の小型化を図る。 【解決手段】 被写体を撮像するCCDイメージセンサ
25が内蔵されたカメラ本体11と、撮像レンズ群36
が支持されるとともに、撮像レンズ群36の調整を行う
レンズ調整機構38が設けられ、カメラ本体11に対し
回動可能な状態でカメラ本体11に一体的に取り付けら
れ、回動操作することにより撮像レンズ群36の調整を
行う鏡筒12と、LED素子56が内蔵されたリング部
材46を有し、リング部材46が鏡筒12の先端側の周
囲に一体的に取り付けられ、カメラ本体11により被写
体を撮像するとき、被写体を照射する照明機構13とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体を照射する
照明機構がカメラ本体の先端側に取り付けられる鏡筒に
一体的に取り付けられた小型のカメラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、小型カメラを用いる撮像装置は、
被写体を撮像する小型のカメラ機構と、被写体を照射す
る照明機構とを備える。このカメラ機構は、被写体を撮
像するCCD素子が内蔵されたカメラ本体と、このカメ
ラ本体に一体的に取り付けられ、撮像レンズが配設され
た鏡筒とを有し、鏡筒の近傍に配設された照明機構によ
り照射された被写体を撮像する。被写体を照射する照明
機構は、カメラ機構とは別に光源にハロゲンランプを用
いる光源部と、光源部と鏡筒とを接続する光ファイバ
と、鏡筒に配設されたハーフミラーとを備える。ハーフ
ミラーは、鏡筒内に、カメラ本体の光軸に対して45゜
傾斜するように配設され、光ファイバからの光を45゜
反射させ、被写体に照射する。
【0003】以上のような撮像装置は、被写体を撮像す
るとき、照明機構を動作させ、光源部からの光をハーフ
ミラーで45゜反射し、被写体を照射し、照明機構によ
り照射された被写体をカメラ機構により撮像する。被写
体を撮像したカメラ機構は、画像データを、表示装置に
供給し、この表示装置は、この画像データに基づいて、
カメラ機構により撮像された被写体を表示する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような撮像装置は、光源部をカメラ機構とは別に配設さ
れることから、装置全体を小型化することが困難であっ
た。また、撮像装置は、光源部とカメラ本体とを光ファ
イバで接続しており、また、光源部がカメラ機構とは別
に設けられていることから、構造が複雑化し、簡素化を
図ることが困難であり、また、操作性の向上を図ること
が困難であった。
【0005】そこで、本発明は、被写体を照射する照明
機構を先端部に一体に取り付けることで、装置全体の小
型化を図ることができるとともに、その取付けを容易に
行うことができるカメラ装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るカメラ装置
は、上述のような課題を解決すべく、被写体を撮像する
撮像素子が内蔵されたカメラ本体と、撮像レンズが支持
されるとともに、撮像レンズの調整を行うレンズ調整機
構が設けられ、カメラ本体に対し回動可能な状態でカメ
ラ本体に一体的に取り付けられ、回動操作することによ
りレンズ調整機構の調整を行う鏡筒と、発光素子が内蔵
されたリング部材を有し、このリング部材が鏡筒の先端
側、例えば先端部の周囲に一体的に取り付けられ、カメ
ラ本体により被写体を撮像するとき、被写体を照射する
照明機構とを備える。このカメラ装置は、鏡筒の先端側
に照明機構が取り付けられることから、撮像時、被写体
を確実に照射することができ、また、一体的に鏡筒に取
り付けられることで、リング部材を把持して、鏡筒を回
動操作し、レンズ調整機構を操作し、例えばフォーカス
調整や絞り調整、ズーム調整等レンズ調整を行うことが
でき、操作性の向上を図ることができる。
【0007】また、レンズ調整機構は、レンズ調整機構
は、鏡筒に対し回動可能に取り付けられる回動部材を有
し、この回動部材が回動操作されることで上記撮像レン
ズが調整され、上記リング部材は、上記回動部材の周囲
に一体的に取り付けられる。
【0008】照明機構は、リング部材に外周側から中心
へ向かって斜めに傾斜してねじ穴が形成され、このねじ
穴に止めねじを螺合させ、止めねじの先端部が鏡筒に係
止されて、鏡筒に取り付けられ、容易に鏡筒に取り付け
られる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用されたカメラ
装置が用いられる撮像システム1について、図面を参照
して説明する。この撮像システム1は、図1に示すよう
に、被写体2を撮像するカメラ装置2と、カメラ装置2
を制御するカメラコントロールユニット(Camera Contr
ol Unit、以下、CCUという。)3とを有し、カメラ
装置2からの撮像信号をケーブル4を介してCCU3に
供給して信号処理を施すものである。
【0010】この撮像システム1に用いられるカメラ装
置2は、図1及び図2に示すように、全体が小指程度の
大きさのカメラ装置であり、カメラ本体11の内部に、
CCDイメージセンサ等の撮像素子が内蔵され、このカ
メラ本体11の先端部に撮像レンズ群が保持された鏡筒
12が取り付けられ、この鏡筒12に被写体を照射する
照明機構13が一体的に取り付けられてなるものであ
る。
【0011】カメラ本体11は、図2及び図3に示すよ
うに、全長に亘って同一径とされた略円筒形に形成され
た筐体14を有し、この筐体14内に各種電子部品を収
納するための部品収納部15が形成されてなる。この筐
体14の外周部には、中央領域に、カメラ装置2を壁等
に取り付けるためカメラ装置2を支持するための支持部
材が取り付けられる支持部材取付け部16が設けられて
いる。また、筐体14の外周部には、先端側に、鏡筒1
2を取り付けるための鏡筒取付け部17が設けられ、後
端側に、CCU3と接続するためのケーブル4が取り付
けられるケーブル取付け部18が形成されている。
【0012】筐体14の外周部の中央領域には、光軸方
向に離間して一対の外周フランジ部19,20が突設さ
れており、これら外周フランジ部19,20間に、上述
した支持部材取付け部16が形成されている。この支持
部材取付け部16は、筐体14の中央領域に設けられる
ことで、支持部材に支持された際、安定性をよくしてい
る。そして、この支持部材取付け部16には、カメラ装
置2を適宜の場所に取り付けるための図示しない支持部
材が取り付けられる。
【0013】筐体14には、部品収納部15の先端部の
近傍に、内周側へ突出するリング状の係止部21が突設
されている。係止部21は、CCDイメージセンサの撮
像範囲を含む口径を有するとともに、筐体14の部品収
納部15内に組み込まれる電子部品の先端側位置を規制
する。筐体14は、一方の外周フランジ部19から先端
部に亘る領域の外径が支持部材取付け部16の外径より
もやや小径となるように形成され、ここに鏡筒取付け部
17が形成されている。鏡筒取付け部17は、外周フラ
ンジ部19の側面からテーパ部22を介して先端部の全
域に亘って外周ねじ部が形成されている。筐体14は、
他方の外周フランジ部20から後端部に亘る領域の外形
が支持部材取付け部16の外径よりもやや小径となるよ
うに形成され、ここにケーブル取付け部18が形成され
ている。このケーブル取付け部18には、全域に亘って
外周ねじ部が形成されている。
【0014】筐体14の部品収納部15内には、図3及
び図4に示すように、先端側から入射された光を波長に
応じて選択的に透過する光学フィルタ23と、光学フィ
ルタ23が取り付けられるフィルタ取付け部材24と、
撮像素子であるCCDイメージセンサ25と、CCDイ
メージセンサ25が取り付けられるセンサ取付け部材2
6と、CCDイメージセンサ25の駆動回路等の電気回
路が組み込まれた配線基板27と、配線基板27が配設
されるインナーケース28等が組み込まれている。
【0015】光学フィルタ23は、シリコンゴム等によ
り環状に成形されたフィルタ取付け部材24内に組み合
わされて部品収納部15に収納される。また、光学フィ
ルタ23は、部品収納部15に収納された状態におい
て、その外周縁が係止部21に係止されることにより光
軸に対して直交した状態で、取付け位置が規制された状
態で取り付けられている。
【0016】CCDイメージセンサ25は、図4に示す
ように、鏡筒12より光学フィルタ23を介して光が入
射され、受光部に照射された入射光を電気信号に変換す
ることで、電気的な撮像信号を生成する。CCDイメー
ジセンサ25は、縦横比が3:4の撮像面を有し、セラ
ミックケース内に組み込まれ、背面側がセンサ取付け部
材26に接合されることにより、センサ取付け部材26
に固定されている。センサ取付け部材26には、CCD
イメージセンサ25のリード線を貫通させるための複数
の貫通孔が穿設されており、CCDイメージセンサ25
のリード線は、これら貫通孔に挿通された配線基板27
の端子に電気的に接続されている。
【0017】配線基板27は、光軸方向の中心線に沿っ
て2つ折りされるとともに、折曲された状態において半
円形とされた両端部が協働してインナーケース28の内
径とほぼ等しい円板状の接続部を構成してなる。配線基
板27には、2つ折りされた水平部分に図示しないが駆
動回路等の電気回路を構成する電子部品等が実装されて
いる。また、配線基板27は、インナーケース28を部
品収納部15に収納した状態において、先端側の接続部
がセンサ取付け部材26と対向し、CCDイメージセン
サ25のリード線が接続されている。配線基板27は、
後端側接続部がコネクタ31と対向して電気的接続がさ
れる。
【0018】コネクタ31は、筐体14の部品収納部1
5の内径とほぼ等しい外径を有しており、後端側の側面
にケーブルコネクタ32のピンジャックが差し込まれる
多数個の接続孔が設けられている。ケーブルコネクタ3
2には、CCU3と接続されるケーブル4の一端部が接
続される。
【0019】部品収納部15に収納された光学フィルタ
23が取り付けられるフィルタ取付け部材24や、CC
Dイメージセンサ25が取り付けられたセンサ取付け部
材26や、CCDイメージセンサ25の駆動回路等の電
気回路が組み込まれた配線基板27が配設されたインナ
ーケース28等の各部品は、筐体14の後端部側を閉塞
する蓋部材33が、筐体14の後端側に設けられた開口
部が閉塞するように取り付けられることで、抜け止めが
図られている。蓋部材33は、図4に示すように、有底
筒状に形成され、筐体14のケーブル取付け部18の外
径とほぼ等しい内径を有するように形成されている。そ
して、蓋部材33の内周壁には、ケーブル取付け部18
の外周ねじと螺合される内周ねじが形成されている。ま
た、蓋部材33は、その側面壁にケーブルコネクタ32
の基部を挿通させるガイド穴34が形成されている。し
たがって、蓋部材33は、筐体14のケーブル取付け部
18に螺合されるに従ってケーブルコネクタ32を介し
て各電子部品を筐体14の先端側へと押し付ける。CC
Dイメージセンサ25は、光学フィルタ23が係止部2
1に押し付けられることで、部品収納部15内において
光軸方向の位置決めがなされる。
【0020】筐体14には、鏡筒取付け部17の先端部
から鏡筒12が螺合されることにより組み付けられる。
鏡筒12には、図3に示すように、内部に複数の撮像レ
ンズ群36が保持されている。撮像レンズ群36は、例
えば対物レンズ36aと接眼レンズ36bとからなる。
なお、撮像レンズ群36として、対物レンズ36aや接
眼レンズ36bの他に、景色等を広範囲に亘って撮像す
るため魚眼レンズを用いてもよい。鏡筒12は、図3に
示すように、撮像レンズ群36を保持するレンズ保持部
材37と、絞り機構38が内蔵された絞り調整部材39
と、レンズ保持部材37を筐体14に取り付けるための
取付け部材41とを備える。レンズ保持部材37は、先
端側に筐体14とほぼ同径の大径部42が設けられ、後
端側に小径部43が設けられてなり、大径部で対物レン
ズ36aを保持し、小径部43で接眼レンズ36bを保
持している。そして、対物レンズ36aと接眼レンズ3
6bとは、光軸を一致させて保持されている。
【0021】レンズ保持部材37には、小径部43の外
周部に絞り調整部材39が所定の角度範囲に亘って回動
可能に組み合わされている。絞り調整部材39は、レン
ズ保持部材37の大径部42とほぼ同径の外径を有する
とともに外周部に操作用のセレーションが刻設されてな
り、絞り機構38が対物レンズ36aと接眼レンズ36
bとの間に配設されている。絞り機構38は、絞り調整
部材39が回動操作されることにより筐体14内のCC
Dイメージセンサ25への入射光量の調節を行う。
【0022】レンズ保持部材37には、小径部43の外
周部に、絞り調整部材39に隣り合って取付け部材41
が組み合わされる。したがって、取付け部材41は、レ
ンズ保持部材37の小径部43に軸装された絞り調整部
材39の抜け止め部材となる。取付け部材41は、レン
ズ保持部材37の大径部42とほぼ同径の外径を有し、
内周壁に筐体14の鏡筒取付け部17に螺合するための
内周ねじ形成されている。そして、取付け部材41は、
筐体14の鏡筒取付け部17に取り付けられる。
【0023】また、筐体14には、鏡筒取付け部17の
外周部に、鏡筒12を先端側に押圧する弾性体44が嵌
装される。弾性体44は、例えばコイルバネであり、筐
体14の先端側からテーパ部22に圧入され、一端が外
周フランジ部19に当接される。このとき、弾性体44
の他端は、鏡筒取付け部17の先端部よりやや内側に位
置することで外周ねじの先端部を露呈させている。そし
て、弾性体44は、他端側から取り付け部材41を先端
側に押圧する。
【0024】以上のように構成された鏡筒12は、図5
乃至図7に示すように、筐体14の先端側から取付け部
材41の内周ねじを鏡筒取付け部17の外周ねじに螺合
させて回動可能に組み付けられる。すなわち、鏡筒12
は、図5に示すように取付け部材41を筐体14の先端
側に対向位置させる。筐体14は、鏡筒取付け部17の
外周ねじの先端部が露呈された状態にあることから、図
6に示すように、この外周ねじに取付け部材41の内周
ねじを螺合させて鏡筒12が組み合わされる。
【0025】鏡筒12は、この状態から回転操作される
ことにより、図7に示すように、鏡筒取付け部17に沿
って次第に外周フランジ部19側へと移動する。筐体1
4には、部品収納部15に光軸方向に対して固定された
CCDイメージセンサ25が収納されている。したがっ
て、撮像レンズ群36は、鏡筒12が鏡筒取付け部17
に沿って後端側へとねじ込まれるに従って、CCDイメ
ージセンサ25との対向間隔が次第に狭められていく。
【0026】このとき、鏡筒12は、回動操作され、鏡
筒12を鏡筒取付け部17に沿って後端側へねじ込まれ
るに従って、一端が外周フランジ部19に当接され、他
端が取付け部材41の開口端に当接された弾性体44を
圧縮していく。すなわち、鏡筒12は、弾性体44の弾
性力に抗して、上述した撮像レンズ群36とCCDイメ
ージセンサ25との合焦点位置まで筐体14に対して回
転操作される。そして、鏡筒12は、この合焦点位置で
回転操作を止めることによって、弾性体14の弾性力に
より噛合状態にある取付け部材41の内周ねじが鏡筒取
付け部17の外周ねじに押し付けられることにより、光
軸方向に対して弾持される。カメラ装置2は、鏡筒12
を光軸方向に移動操作させ、撮像レンズ群36の焦点を
CCDイメージセンサ25の撮像面に合わせてフォーカ
ス調整操作を行うことできるが、このとき、鏡筒12
は、弾性体44の弾性力によってその位置が保持され、
合焦点位置がずれることを防止できる。なお、撮像され
た被写体は、例えば表示装置の表示画面に表示されてお
り、利用者は、この表示装置に表示された画面を見なが
ら、鏡筒12を回動操作することで、フォーカス調整を
行うことができる。
【0027】したがって、カメラ装置2は、フォーカス
調整操作後の筐体14に対する鏡筒12のロック操作が
不要となり操作性の向上が図られ、また、フォーカス調
整操作後においても鏡筒12に対して弾性体44の弾性
力が作用していることから、振動等が加わった場合にお
いても鏡筒12が移動して焦点位置がずれることを防止
することができる。なお、これらレンズ調整は、手動で
行ってもよく、また、CCU3を介して行うようにして
もよい。
【0028】以上のような鏡筒12には、被写体を照射
する照明機構13が配設されている。この照明機構13
は、図8に示すように、鏡筒12の先端部に取り付けら
れるリング部材46を有し、このリング部材46には、
被写体を照射するための発光素子が内蔵されている。リ
ング部材46は、図9に示すように、内部に発光素子を
収納するためのリング状の収納部47が形成されてい
る。この収納部47は、リング部材46の内周壁48
と、外周壁49と、底板50とからなり、中央部に、C
CDイメージセンサ25により被写体を撮像するため挿
通孔46aが形成されているとともに、先端側となる上
面が開放して形成されてなる。そして、リング部材46
の開口端を構成する外周壁49の先端には、上面の開口
部を閉塞し、発光素子から発光される光を拡散する拡散
板51が係合される係合段部52が形成されている。ま
た、内周壁48と外周壁49との高さ方向の中程に、発
光素子が配設される配線基板48を支持するための支持
部53,54が突設されている。
【0029】支持部53,54に支持される配線基板5
5は、図9及び図10に示すように、剛性を有するリン
グ状のプリント配線基板よりなり、複数の発光素子であ
るLED(light-emitting diode)56が放射状に配設
されてなる。これらLED素子56は、色の再現性をよ
くするため白色光を発光するものが用いられる。配線基
板55には、図11に示すように、各LED素子56を
取り付けるための取付け部56aが設けられ、取付け部
56aに隣り合ってLED素子56のリード線が接続さ
れる接点56bが設けられている。そして、LED素子
56は、取付け部56aに接着剤等により固定され、リ
ード線と接点56bとが半田等により接続固定される。
【0030】なお、配線基板55は、図12に示すよう
に、構成してもよい。すなわち、配線基板55には、L
ED素子56が取り付けられる取付け部56aに反射膜
56cが設けられている。反射膜56cは、例えばクロ
ムメッキ、半田メッキ等光反射膜により形成される。こ
のように反射膜56cは、LED素子56の裏面側から
漏れた光を発光面側に反射させることから、LED素子
56の発光効率の向上を図ることができる。
【0031】LED素子56は、図13に示すように、
4つのLED素子56が直列に接続され、直列接続され
た4つのLED素子56を組に、3列に並列に接続され
ている。そして、LED素子56の一端は、接地されて
いる。なお、各LED素子56の駆動電圧は、例えば3
Vである。以上のようなLED素子56は、低電圧回路
からなる駆動回路57により駆動される。このように、
LED素子56は、並列接続されていることから、LE
D素子56の数を容易に増やすことができる。
【0032】この駆動回路57には、図13に示すよう
に、配線基板55に組み込まれており、CCU3に接続
される入力端子58より駆動電圧が入力される。駆動回
路57は、トランジスタ59を有し、トランジスタ59
のベースとコレクタ間に抵抗60が配設されてなる。ま
た、抵抗60の一端とトランジスタ59のベースは、ツ
ェナダイオード61を介して接地されている。ここで、
トランジスタ59のベースとエミッタ間の電位差は、例
えば0.7Vに設定され、ツェナダイオード61のツェ
ナ電圧は、例えば12.7Vに設定されている。以上の
ような駆動回路57では、トランジスタ59のベース電
圧は、入力電圧が12.7V以上になった場合において
も、12.7Vに固定され、エミッタ電圧は、12Vに
固定される。したがって、4つのLED素子56から構
成される各列には、12Vの電圧が印加されることにな
り、各LED素子56には、3Vの電圧が印加されるこ
とになる。このように各LED素子56には、所定の電
圧以上印加されないことになり、LED素子56の保護
を図ることができる。
【0033】以上のようなLED素子56と駆動回路5
7が組み込まれた配線基板55は、図9に示すように、
収納部47に収納される。すなわち、リング状に形成さ
れた配線基板55は、内周端と外周端とが支持部53,
54に支持され、接着剤等の固定手段により支持部5
3,54に固定される。そして、配線基板55が配設さ
れたリング部材46の係合段部52には、発光素子56
より発光された光を拡散するため、拡散板51が取り付
けられる。拡散板51は、リング状に形成され、内周端
と外周端とがリング部材49の開口端に設けられた係合
段部52に係合され、接着剤等により固定される。これ
により、照明機構13は、LED素子56より出射され
た光を拡散板51により拡散することができ、均一に被
写体を照射することができる。
【0034】以上のようなリング部材46は、次のよう
に鏡筒12の先端部に取り付けられる。すなわち、図1
4及び図15に示すように、リング部材46の先端面と
対向する裏面よりリング部材46の中央に形成された挿
通孔46aに向かって斜めにねじ穴62bが形成されて
いる。一方、鏡筒12のレンズ保持部材37の外周面に
は、ねじ穴62に挿通された止めねじ64先端部が係止
される係止部63が形成されている。そして、リング部
材46は、挿通孔46aに鏡筒12を構成するレンズ保
持部材37が嵌合される。そして、リング部材46は、
ねじ穴62に止めねじ64がねじ込まれ、止めねじ64
の先端部がレンズ保持部材37の外周面に形成された係
止部63に係止されることにより、鏡筒12の先端部に
取り付けられる。また、リング部材46は、この止めね
じ64をねじ穴62より外すことで必要に応じて取り外
すことができる。
【0035】このように取り付けられたリング部材46
は、筐体12の先端部に一体的に取り付けられているこ
とから、確実に被写体を照射することができる。また、
照明機構13は、リング部材46が鏡筒12に一体的に
取り付けられることで、フォーカス調整等を行うため鏡
筒12を回動操作するとき、鏡筒12の外周面より突出
したリング部材46を把持して回動操作することがで
き、カメラ装置2の操作性の向上を図ることができる。
さらに、照明機構13は、簡単な構成の取付け機構によ
り鏡筒12に取り付けることができる。
【0036】なお、リング部材46は、図16に示すよ
うに、鏡筒12に対し着脱可能となるようにしてもよ
い。なお、上述したリング部材46と同一の部分につい
ては、同一の符号を付して詳細は省略する。すなわち、
図16に示すように、リング部材65は、先端面と対向
する裏面側で、挿通孔65aの周囲に、レンズ保持部材
の先端部に嵌合される環状リブ66が設けられ、この外
周面に外周ねじ66aが形成されてなる。一方、鏡筒1
2を構成するレンズ保持部材37の先端側内周面には、
内周ねじ66bが形成されている。このようなリング部
材65は、環状リブ66を外周ねじ66aと内周ねじ6
6bとを噛合させねじ込むことによって、鏡筒12に取
り付けられる。このようなリング部材65は、ねじの作
用で鏡筒12に対して着脱可能とされることで、操作性
の向上が図られる。
【0037】また、リング部材46は、図17に示すよ
うに形成してもよい。すなわち、このリング部材68
は、内部にLED素子56を収納する収納部67が形成
されている。この収納部67は、リング部材68の外周
壁69と内周壁70と底板71とから構成され、リング
部材68は、中央部に被写体を撮像するための内周壁7
0により構成される挿通孔72が形成されている。この
挿通孔72は、底板71側が鏡筒12の先端部が嵌合で
きるように鏡筒と略同じ径を有した同径部72aと、同
径部72aと連続して挿通孔72の中途部より先端側に
拡径して形成された拡径部72bとが設けられている。
このようなリング部材68は、上述した図14及び図1
5に示すように、挿通孔72に鏡筒12を構成するレン
ズ保持部材37が嵌合され、この後、ねじ穴62に止め
ねじ64がねじ込まれ、止めねじ64の先端部をレンズ
保持部材37の外周面に形成された係止部63に係止さ
せることにより、鏡筒12の先端部に取り付けられる。
勿論、上述した図16に示すように、リング部材68
は、挿通孔72の周囲に環状リブを設け、レンズ保持部
材37にねじ込むようにして取り付けるようにしてもよ
い。
【0038】そして、照明機構13を構成するリング部
材46からは、図18に示すように、LED素子56に
駆動電源を供給する接続線74が導出されている。この
接続線74は、リング部材46と筐体14の後端部とを
繋ぐことが可能な長さを有し、一端が駆動回路57が組
み込まれた端子に電気的に接続され、他端にプラグ75
が取り付けられている。このプラグ75は、筐体14の
外周面に配設されたコネクタ76に電気的に電気的に接
続される。このコネクタ76は、詳細は省略するが、ケ
ーブル4に内蔵された電源線が筐体14内で電気的に接
続されており、プラグ75が差し込まれたとき、LED
素子56に電源を供給できるように構成されている。す
なわち、プラグ75は、鏡筒12よりリング部材46を
取り外すときに、コネクタ76より取り外される。
【0039】なお、リング部材46へのLED素子56
への駆動電源の供給は、図19に示すように行ってもよ
い。すなわち、図19に示すように、リング部材46か
らは、配線基板55に電気的に接続された第1の接続線
77が導出され、筐体14の後端部からは、ケーブル4
内の電源線に電気的に接続された第2の接続線78が導
出されている。そして、第1の接続線77と第2の接続
線78のそれぞれの先端には、第1のコネクタ79と第
2のコネクタ80とが取り付けられている。そして、そ
してLED素子56には、第1のコネクタ79と第2の
コネクタ80とが電気的に接続されることで、LED素
子56の駆動電源が供給される。すなわち、図19で
は、鏡筒21に照明機構13を構成するリング部材46
が取り付けられ、第1のコネクタ79と第2のコネクタ
80とが接続されているときに限って、駆動回路57に
駆動電源を供給し、鏡筒12よりリング部材46が取り
外されたときには、第1のコネクタ79と第2のコネク
タ80とを分離することができるようにされている。
【0040】以上のようなカメラ装置2は、図1に示す
ように、ケーブル4を介してCCU3と接続される。こ
のケーブル4は、ケーブル本体81のカメラ装置2との
接続端側に第1の接続プラグ82が設けられ、CCU3
との接続端側に第2の接続プラグ83が設けられてい
る。このケーブル本体81は、カメラ装置2とCCU3
との映像信号の送受信を行うための信号線と、照明機構
14に駆動電源を供給するための電源線等が内蔵されて
いる。また、第1の接続プラグ83は、カメラ装置2の
ケーブルコネクタ32に電気的に接続され、第2の接続
プラグ83は、CCU3に設けられたCCUコネクタ8
4に電気的に接続される。カメラ装置2は、使用時に、
第1の接続プラグ82をカメラ装置2のケーブルコネク
タ32に電気的に接続し、第2の接続プラグ83をCC
U3のCCUコネクタ84に電気的に接続することで、
使用可能な状態となる。このようにカメラ装置2では、
CCU3とを接続する1本のケーブル4で、撮像信号の
授受と照明機構13の電源を供給することができ、操作
性の向上を図ることができる。
【0041】以上のようなカメラ装置2では、図7に示
すように、被写体を撮像する際、鏡筒12を回動操作す
ることにより、撮像レンズ群36が光軸方向に、CCD
イメージセンサ25に対して近接離間する方向に移動さ
れることにより、フォーカス調整が行われる。このと
き、鏡筒12は、弾性体44が外周フランジ部19と取
付け部材41の開口端に挟まれ、収縮した状態にあるこ
とから、弾性体44の弾性力によって、合焦点位置が確
実に保持される。また、カメラ装置2では、鏡筒12を
構成する絞り調整部材39を回動操作することで、絞り
機構38が調整され、入射光量の調節を行うことができ
る。利用者は、これらの調整を表示装置の表示画面に映
し出された被写体を見ながら行うことができる。
【0042】また、このカメラ装置2において、照明機
構13を用いる場合には、図14及び図15に示すよう
に、リング部材46の挿通孔46aに鏡筒12を構成す
るレンズ保持部材37を嵌合させ、ねじ穴62に止めね
じ64をねじ込み、止めねじ64の先端部をレンズ保持
部材37の係止部63に係止させることにより、鏡筒1
2の先端部に取り付けられる。そして、図18に示すよ
うに、リング部材46より導出された接続線74を筐体
14の外周面に設けられたプラグ75に接続することに
より、照明機構13に照明機構13の駆動電源が供給さ
れる。このようにカメラ装置2は、照明機構13が鏡筒
12の先端部に取り付けられることから、効率よく被写
体を照射することができる。また、照明機構13は、鏡
筒12に取り付けられ、鏡筒12の外周面より突出して
いることから、フォーカス調整操作を容易に行うことが
できる。さらに、カメラ装置2は、照明機構13の着脱
を簡単な操作で行うことができる。
【0043】なお、以上、照明機構13が鏡筒12の先
端部、すなわちレンズ保持部材37に取り付けられた場
合について説明したが、これに限定されるものではな
く、例えば照明機構13は、絞り調整部材39と一体的
に回動するように、絞り調整部材39に、上述した図1
4及び図15に示すような方法で取り付けるようにして
もよい。この場合、照明機構13は、絞り調整部材39
に対応する領域は、リング部材44が絞り調整部材39
に取り付けられることで、鏡筒12の先端部や基端部の
外周面より突出することになることから、絞りの調整作
業を容易に行うことができる。すなわち、フォーカス調
整を行う際に把持する領域と、絞り調整を行う際に把持
する領域とに段差を設けることで、利用者は、フォーカ
ス調整を行う領域と絞り調整とを行う領域とを容易に区
別できるようになる。
【0044】ところで、以上のようなカメラ装置2は、
図1に示すように、ケーブル4を介して、撮像信号の信
号処理を行うとともに、カメラ装置2の駆動を制御する
CCU3に接続されている。このCCU3は、図20に
示すように、カメラ装置2で得られた撮像信号がケーブ
ル4が接続されたCCUコネクタ84を介して撮像信号
が供給されるようになっており、CCDイメージセンサ
25を駆動するCCDドライバ101と、ランダム雑音
の除去等を行う相関二重サンプリング/自動利得制御
(Correlated Double sampling/Automatic Gain Contro
l、以下、CDS/AGCという。)回路102と、ア
ナログ/ディジタル(以下、A/Dという。)コンバー
タ103と、ディジタル信号処理回路(Digital Signal
Processor、以下、DSPという。)104と、信号処
理により画像の特定部分を拡大する電子ズーム回路10
5と、エンコーダであるビデオ信号出力回路106と、
表示装置やパーソナルコンピュータ等の外部機器からの
ケーブルと接続される入出力コネクタ107とを備え
る。
【0045】ケーブル4を介してCCU3に供給される
撮像信号は、CCUコネクタ84を介してCDS/AG
C回路102に供給される。また、CCDドライバ10
1からの駆動パルスは、CCUコネクタ84を介して、
CCDイメージセンサ25を駆動する。CCDドライバ
101は、DSP104からの同期信号に基づいて、水
平・垂直転送パルス、信号電荷リセット用パルス等の駆
動パルスを生成し、この駆動パルスをCCUコネクタ8
4、カメラ装置2側の筐体14に収納された配線基板5
5に組み込まれたCCDイメージセンサ25の駆動回路
を介してCCDイメージセンサ25に供給して、CCD
イメージセンサ25を駆動する。
【0046】CDS/AGC回路102は、DSP10
4からSHDパルス(Sample Holdof Data Pulse)とS
HPパルス(Sample Hold of Pre-charge Pulse)が供
給される。CDS/AGC回路102は、CCUコネク
タ84を介して供給される撮像信号のプリチャージレベ
ルとデータレベルをサンプルホールドし、その差分を検
出して正確な信号レベルを検出するとともに、ランダム
雑音を除去し、さらに、撮像信号の強弱に応じてCDS
/AGC回路102自体の利得を自動的に制御して、常
に信号レベルの安定した撮像信号を出力する。
【0047】A/Dコンバータ103は、DSP104
からのサンプリングパルスに基づいて駆動され、CDS
/AGC回路102からの撮像信号をディジタル化して
得られた撮像データをDSP104に供給する。DSP
104は、タイミングジェネレータ104aを有し、タ
イミングジェネレータ104aは、上述した同期信号及
びサンプリングパルスを発生するとともに、上述したS
HDパルス及びSHPパルスを生成する。そして、DS
P104は、このサンプリングパルスに同期して、カラ
ーマトリクス調整,逆光補正,ガンマ補正,ネガ/ポジ
変換等のディジタル信号処理を行う。例えばDSP10
4は、カラーマトリクス調整によって基準となる白色を
変えることなく色相を調整し、また、逆光補正によって
飽和領域、光量不足領域を検知して、最適部分に測光位
置をずらすことができる。
【0048】電子ズーム回路105は、DSP104か
らの撮像データに基づいて所定のエリアを1〜3倍に拡
大して、拡大した撮像データを再びDSP104に供給
する。ビデオ信号出力回路106は、DSP104から
の撮像データをNTSC(National Television System
Committee)方式又はPAL(Phase Alternation byLi
ne)方式のビデオ信号に変換して、このビデオ信号を入
出力コネクタ107を介して表示装置等の外部機器に送
信する。
【0049】また、CCU3は、微弱な信号を所定レベ
ルにまで上げる電子ボリューム回路108と、外部同期
をかけて信号処理を行うための外部同期回路109と、
外部機器のプログラムが書き込まされるフラッシュメモ
リ111と、例えばメニュー表示のための文字・記号等
の色信号を出力するオン・スクリーン・ディスプレイ
(以下、OSDという。)回路112と、カラーバーを
生成するカラーバー回路113と、パーソナルコンピュ
ータ等の外部機器とのインタフェースであるRS232
Cドライブ114と、長時間モード用の信号を出力する
ライト・イネーブル(以下、WENという。)出力回路
115と、DC/DCコンバータ116と、装置全体を
制御するマイコン117を備える。
【0050】電子ボリューム回路108は、外部同期回
路109で分離される同期信号等のうち、例えば信号レ
ベルが小さいものの信号レベルを上げるように、マイコ
ン117により調整される。外部同期回路109は、入
出力コネクタ107を介して例えば外部のパーソナル・
コンピュータ等の外部機器から信号が供給され、この信
号から同期信号やサブキャリア等を分離して、DSP1
04内の同期信号等との位相の比較を行う。そして、外
部同期回路109は、この位相比較の結果に基づいて、
DSP104内の同期信号等が外部からの同期信号等に
同期するように、タイミングジェネレータ104aの駆
動を制御する。
【0051】フラッシュメモリ111は、RS232C
ドライブ114、マイコン117を介して外部のパーソ
ナル・コンピュータからプログラムが書き込まれる。す
なわち、マイコン117は、このフラッシュメモリ11
1に記録されたプログラムに基づいて装置全体を制御す
る外部メモリモードになったり、フラッシュメモリ11
1に記録されたプログラムを内部メモリにコピーして、
この内部メモリに記録されたプログラムに基づいて装置
全体を制御する内部メモリモードになったりする。した
がって、マイコン117は、内部メモリ又はフラッシュ
メモリ111のプログラムが破壊された場合において
も、外部のパーソナルコンピュータ等で何れかのメモリ
にプログラムを書き込むことにより、このプログラムに
基づいて装置全体を制御することができる。
【0052】OSD回路112は、マイコン117の制
御に基づき、表示装置に表示されるメニュー表示のため
のキャラクタを表す赤(R)、緑(G)、青(B)の各
色信号を生成し、これら色信号をカラーバー回路113
に供給する。カラーバー回路113は、マイコン117
の制御に基づいて、1垂直走査周期毎に所定の色信号を
出力することにより、例えば7色のカラーバーを表すカ
ラーバー信号を生成し、このカラーバー信号にOSD回
路112からの色信号を重畳してDSP104に供給す
る。なお、カラーバー回路113は、カラーバー信号を
出力しないときは、OSD回路112から供給される色
信号をそのままDSP104に供給する。ここで、DS
P104は、ディジタル信号処理された撮像データ又は
カラーバー回路113からのカラーバー信号を選択的に
出力することができる。具体的には、DSP104は、
カラーバー回路113からのカラーバー信号が供給され
ているときはそのままカラーバー信号をビデオ出力回路
106に供給し、カラーバー信号が供給されていないと
きはディジタル信号処理が施された撮像データを供給す
る。
【0053】RS232Cドライブ114は、パーソナ
ルコンピュータ等の外部機器とのインターフェースであ
り、入出力コネクタ107を介して例えばパーソナルコ
ンピュータからの制御信号が供給され、この制御信号を
所定の信号に変換してマイコン117に供給する。すな
わち、利用者は、パーソナルコンピュータ等によって画
質や色合い等を制御できる。
【0054】WEN出力回路115は、マイコン117
によって、CCDイメージセンサ25の電荷蓄積期間が
数フィールドに設定されて、DSP104が長時間モー
ドに設定されると、長時間モード用の同期信号を出力し
て、例えば外部のパーソナルコンピュータからこの長時
間モードに応じた信号が供給されるようにする。
【0055】DC/DCコンバータ116は、DSP1
04や電子ズーム回路105等のLSIやICに電圧変
動の少ない多種類の低電圧を供給するため、所定の電圧
に変換して供給する。また、DC/DCコンバータ11
6は、ケーブル4を介してカメラ装置2の照明機構13
を構成する駆動回路57に、所定の電圧、例えば12.
7V以上の電圧を供給する。なお、駆動回路57に供給
される駆動電圧には、CCU3内のLSIやICに供給
するための多種類の低電圧のうち、いずれか1つの電圧
が用いられる。したがって、DC/DCコンバータ11
6は、既存のものを用いることができる。
【0056】以上のように構成されたCCU3におい
て、マイコン117は、タイミングジェネレータ104
aに、同期信号及びサンプリングパルスを生成させると
ともに、SHPパルス及びSHDパルスを生成させる。
CCDドライバ101は、タイミングジェネレータ10
4aからの同期信号に基づいて駆動パルスを生成し、こ
の駆動パルスをケーブル4を介してCCDイメージセン
サ25に供給する。CCDイメージセンサ25は、この
駆動パルスに基づいて駆動され、被写体の撮像信号をケ
ーブル4を介してCDS/AGC回路102に供給す
る。
【0057】CDS/AGC回路102には、撮像信号
がCCDイメージセンサ25から供給されるとともに、
タイミングジェネレータ104aからSHDパルスとS
HPパルスとが供給される。したがって、CDS/AG
C回路102により、このSHDパルス及びSHPパル
スに基づいて、撮像信号のデータレベルとプリチャージ
レベルをそれぞれサンプルホールドして相関二重サンプ
リング処理を行うことができ、リセット雑音を除去し
て、適正な撮像信号を得ることができる。
【0058】そして、A/Dコンバータ103は、タイ
ミングジェネレータ104aからのサンプリングパルス
に基づいて、CDS/AGC回路102から供給される
撮像信号をディジタル化して、撮像データをDSP10
4に供給する。DSP104は、A/Dコンバータ10
3から供給された撮像データに対してサンプリングパル
スに同期してディジタル信号処理を施し、この撮像デー
タをビデオ出力回路106等を介して例えば表示装置に
送信する。表示装置には、カメラ装置2で撮影された被
写体の映像が表示される。
【0059】以上のようにカメラ装置2とCCU3を備
えた撮像システム1では、被写体を撮像するとき、図1
に示すように、先ず、第1の接続プラグ82がカメラ装
置2のケーブルコネクタ32に電気的に接続され、第2
の接続プラグ83がCCU3のCCUコネクタ84に電
気的に接続されることで、使用可能な状態になる。そし
て、撮像システム1では、図7に示すように、カメラ装
置2の鏡筒12を回動操作し、撮像レンズ群36を光軸
方向に、CCDイメージセンサ25に対して近接離間す
る方向に移動させることにより、カメラ装置2のフォー
カス調整が行われる。このとき、鏡筒12は、弾性体4
4が外周フランジ部19と取付け部材41の開口端に挟
まれ、収縮した状態にあることから、弾性体44の弾性
力によって、合焦点位置が確実に保持される。また、撮
像システム1では、カメラ装置2の鏡筒12を構成する
絞り調整部材39を回動操作することで、絞り機構38
が調整され、入射光量の調節が行われる。利用者は、こ
れらの調整を表示装置の表示画面に映し出された被写体
を見ながら行うことができる。
【0060】そして、被写体を撮像する際、照明機構1
3を用いる場合、図14及び図15に示すように、リン
グ部材46の挿通孔46aに鏡筒12を構成するレンズ
保持部材37を嵌合させ、ねじ穴62に止めねじ64を
ねじ込み、止めねじ64の先端部をレンズ保持部材37
の係止部63に係止させることにより、鏡筒12の先端
部に取り付けられる。そして、図18に示すように、リ
ング部材46より導出された接続線74を筐体14の外
周面に設けられたプラグ75に接続することにより、照
明機構13に照明機構13の駆動電源が供給される。こ
のようにカメラ装置2は、照明機構13が鏡筒12の先
端部に取り付けられることから、効率よく被写体を照射
することができる。また、照明機構13は、図7に示す
ように、リング部材46が鏡筒12に一体的に取り付け
られることで、フォーカス調整等を行うため鏡筒12を
回動操作するとき、鏡筒12の外周面より突出したリン
グ部材46を把持して回動操作することができ、カメラ
装置2の操作性の向上を図ることができる。
【0061】このとき、照明機構13の駆動回路57
は、図13に示すように、トランジスタ59のベース電
圧に、図20に示すDC/DCコンバータ116よりケ
ーブル4を介して駆動電圧が供給される。この駆動回路
57は、トランジスタ59のベースに12.7V以上の
電圧が供給された場合においても、エミッタ電圧を12
Vに固定することができる。したがって、DC/DCコ
ンバータ116は、照明機構13のための所定の電圧を
新たに設定するように構成する必要がなく、所定の電圧
以上であればCCU3内のLSIやICに供給するため
の多種類の低電圧のうち、いずれか1つの電圧を用いる
ことができる。そして、駆動回路57では、常にLED
素子56を駆動するための所定の電圧が供給されること
から、所定電圧以上の電圧がLED素子56に印加さ
れ、LED素子56が破壊されことを防止できる。
【0062】以上のようにカメラ装置2により被写体を
撮像するとき、CCU3では、図20に示すように、マ
イコン117がタイミングジェネレータ104aに、同
期信号及びサンプリングパルスを生成させるとともに、
SHPパルス及びSHDパルスを生成させる。CCDド
ライバ101は、タイミングジェネレータ104aから
の同期信号に基づいて駆動パルスを生成し、この駆動パ
ルスをケーブル4を介してCCDイメージセンサ25に
供給する。CCDイメージセンサ25は、この駆動パル
スに基づいて駆動され、被写体の撮像信号をケーブル4
を介してCDS/AGC回路102に供給する。
【0063】CDS/AGC回路102には、撮像信号
がCCDイメージセンサ25から供給されるとともに、
タイミングジェネレータ104aからSHDパルスとS
HPパルスとが供給される。したがって、CDS/AG
C回路102により、このSHDパルス及びSHPパル
スに基づいて、撮像信号のデータレベルとプリチャージ
レベルをそれぞれサンプルホールドして相関二重サンプ
リング処理を行うことができ、リセット雑音を除去し
て、適正な撮像信号を得ることができる。そして、A/
Dコンバータ103は、タイミングジェネレータ104
aからのサンプリングパルスに基づいて、CDS/AG
C回路102から供給される撮像信号をディジタル化し
て、撮像データをDSP104に供給する。DSP10
4は、A/Dコンバータ103から供給された撮像デー
タに対してサンプリングパルスに同期してディジタル信
号処理を施し、この撮像データをビデオ出力回路106
等を介して例えば表示装置に送信する。表示装置には、
カメラ装置2で撮影された被写体の映像が表示される。
【0064】なお、以上、本発明が適用されたカメラ装
置について説明したが、本発明は、これに限定されるも
のではない。例えば、カメラ装置2の鏡筒12に取り付
けられる照明機構12は、使用時に限って鏡筒12に取
り付けることができるように取り外し可能にしてもよ
く、また、鏡筒の周囲に固定するようにしてもよい。鏡
筒12の周囲に固定する場合には、照明機構13の電源
のON・OFFは、CCU3側で行うようにすればよ
い。また、照明機構13の光源は、LED素子に限定さ
れるものではない。
【0065】
【発明の効果】本発明に係るカメラ装置によれば、撮像
時、被写体を確実に照射することができ、また、一体的
に鏡筒に取り付けられることで、リング部材を把持し
て、鏡筒を回動操作し、レンズ調整機構を操作し、例え
ばフォーカス調整や絞り調整、ズーム調整等レンズ調整
を行うことができ、操作性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】撮像システムの構成を示す図である。
【図2】本発明が適用されたカメラ装置の斜視図であ
る。
【図3】上記カメラ装置の一部切り欠き側面図である。
【図4】上記カメラ装置の全体の構成を説明する断面図
である。
【図5】カメラ本体と鏡筒とを分離した状態を示す上記
カメラ装置の断面図である。
【図6】カメラ本体と鏡筒とを組み合わせた状態を示す
上記カメラ装置の断面図である。
【図7】カメラ本体に対して鏡筒をねじ込んでフォーカ
ス調整を行った状態を示す上記カメラ装置の断面図であ
る。
【図8】鏡筒と照明機構とを分離した状態を示す斜視図
である。
【図9】照明機構を構成するリング部材の断面図であ
る。
【図10】発光素子が放射状に配設された配線基板の平
面図である。
【図11】発光素子を配線基板の所定位置に取り付ける
状態を示す斜視図である。
【図12】発光素子の取付け位置に反射板が配設された
配線基板に発光素子を取り付ける状態を示す斜視図であ
る。
【図13】発光素子の駆動回路を説明するための回路図
である。
【図14】鏡筒の先端部に照明機構を取り付ける状態を
示す斜視図である。
【図15】鏡筒の先端部に照明機構を取り付けた状態を
示す断面図である。
【図16】鏡筒の先端部に照明機構を取り付ける他の例
を示す斜視図である。
【図17】照明機構を構成するリング部材の他の例を示
す断面図である。
【図18】照明機構とカメラ本体との電気的な接続を説
明するための斜視図である。
【図19】照明機構とカメラ本体との電気的な接続の他
の例を説明するための斜視図である。
【図20】CCUのブロック図である。
【符号の説明】
1 撮像システム、2 カメラ装置、3 CCU、4
ケーブル、11 カメラ本体、12 鏡筒、13 照明
機構、14 筐体、15 部品収納部、25 CCDイ
メージセンサ、36 撮像レンズ群、37 レンズ保持
部材、38 絞り機構、39 絞り調整部材、46 リ
ング部材、51 拡散板、55 配線基板、56 LE
D素子、57 駆動回路、58 入力端子、59 トラ
ンジスタ、60 抵抗、61 ツェナダイオード、62
ねじ穴、63 係止部、101CCDドライバ、10
4 DSP、116 DC/DCコンバータ、117
マイコン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮像する撮像素子が内蔵された
    カメラ本体と、 撮像レンズが支持されるとともに、上記撮像レンズの調
    整を行うレンズ調整機構が設けられ、上記カメラ本体に
    対し回動可能な状態で上記カメラ本体に一体的に取り付
    けられ、回動操作することにより上記レンズ調整機構の
    調整を行う鏡筒と、 発光素子が内蔵されたリング部材を有し、このリング部
    材が上記鏡筒の先端側の周囲に一体的に取り付けられ、
    上記カメラ本体により被写体を撮像するとき、上記被写
    体を照射する照明機構とを備えるカメラ装置。
  2. 【請求項2】 上記照明機構は、上記鏡筒の先端部に取
    り付けられることを特徴とする請求項1記載のカメラ装
    置。
  3. 【請求項3】 上記レンズ調整機構は、鏡筒に対し回動
    可能に取り付けられる回動部材を有し、この回動部材が
    回動操作されることで上記撮像レンズが調整され、上記
    リング部材は、上記回動部材の周囲に一体的に取り付け
    られることを特徴とすることを特徴とする請求項1記載
    のカメラ装置。
  4. 【請求項4】 上記照明機構は、上記リング部材に上記
    外周側から中心へ向かって斜めに傾斜してねじ穴が形成
    され、このねじ穴に止めねじを螺合させ、該止めねじの
    先端部が上記鏡筒に係止されて、上記鏡筒に取り付けら
    れることを特徴とする請求項1記載のカメラ装置。
  5. 【請求項5】 上記照明機構のリング部材は、中央部に
    設けられた開口部が先端側に向かって拡径するように形
    成されることを特徴とする請求項1記載のカメラ装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003295270A (ja) * 2002-04-05 2003-10-15 Tocad Energy Co Ltd 撮影機器用照明装置
JP2004233714A (ja) * 2003-01-31 2004-08-19 Fuji Photo Film Co Ltd Led照明装置
JP2018082397A (ja) * 2016-11-18 2018-05-24 アイホン株式会社 インターホン機器
WO2024048701A1 (ja) * 2022-09-02 2024-03-07 興和株式会社 カメラユニット

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