JP2843328B2 - 電子式内視鏡装置 - Google Patents

電子式内視鏡装置

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JP2843328B2 JP63040265A JP4026588A JP2843328B2 JP 2843328 B2 JP2843328 B2 JP 2843328B2 JP 63040265 A JP63040265 A JP 63040265A JP 4026588 A JP4026588 A JP 4026588A JP 2843328 B2 JP2843328 B2 JP 2843328B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は自動調光手段及び自動利得制御手段を備えた
電子式内視鏡装置に関する。
[従来の技術] 近年、内視鏡の先端部に固体撮像素子を内蔵した電子
内視鏡とか、イメージガイドを有する光学式内視鏡に装
着可能で、前記イメージガイドの観察像を画像信号に変
換する固体撮像素子を内蔵したビデオコンバータを取付
けたビデオコンバータ外付け方式の内視鏡(これも電子
式内視鏡の範ちゅうに入る。)が広く用いられるように
なった。
例えば、特開昭62−21140号には内視鏡の種類を判別
して、像反転の有無、マスク形成の有無等の設定を自動
的に行うようにした従来例がある。
ところで、光学式内視鏡は、目的部位に応じて、細径
のものから太径のものまで、多くの種類が使用されてお
り、従って、電子内視鏡においても画素数の異なる固体
撮像素子を有する種々のもので使用できる必要性が生じ
てきた。
[発明が解決しようとする問題点] 上記従来例では、内視鏡の種類を判別しても該内視鏡
に用いられる固体撮像素子は1種類に限定されており、
画素数の異なる内視鏡には対処できるものでなかった。
また、画素数の異なる固体撮像素子を有する種々の電
子内視鏡とか、細径のものから太径まで多種類のイメー
ジガイドを有する内視鏡に接続されるビデオコンバータ
を1台の内視鏡装置(つまり、信号処理系及び光源手
段)で使用可能になる様にした場合に測光回路に切換機
構がない為、調光レベルが固体撮像素子ごとに変化して
しまう場合があった。例えば、第16図に示すように3つ
の異なる画素数のCCD1a,1b,1cで使用できるものにおい
て、中央の画素数のCCD1bに合わせて測光範囲が定めら
れていた場合、最も少ない画素数のCCD1cでは測光範囲
の中心部にしか撮像面がないため、この撮像面の外側と
なる部分では信号が出力されなくなり、測光レベルが小
さく(低くなって)出力されてしまい、調光を正しく行
えない。また、最も画素数の多いCCD1aでは、意図せず
に、中央重点測光となってしまい、正しい調光レベルが
得られない。
この様に、調光レベルが画素数によって変化してしま
うため、適切な調光レベルに設定するためには、調光レ
ベルの補正スイッチを調整しなければならなかった。
本発明は上述した点にかんがみてなされたもので、調
光レベルの補正スイッチ等を操作することを必要としな
いで、画素数の異なる固体撮像素子を有する撮像手段の
場合でも、自動的に適切な調光レベルに設定することの
できる電子式内視鏡装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決する手段及び作用] 本発明の原理的構成を示す第1図において、固体撮像
素子(以下、SIDと略す。)11で光電変換された画像
(映像)信号は、測光範囲切換回路12に入力される。電
子内視鏡又は光学式内視鏡に外付けされるビデオコンバ
ータ内には、判別信号出力回路13を有し、該判別信号出
力回路13は信号処理装置内の判別回路14に入力され、内
視鏡判別(スコープ判別)が行われ、接続されたSID11
の種類及び測光範囲をタイミングコントロール回路15に
送信し、タイミングコントロール回路15は、SID11の種
別、測光範囲に応じた測光範囲信号を測光範囲切換回路
12に送り、測光範囲を切換える構成にしてある。
従って、画素数が異なる電子内視鏡又はビデオコンバ
ータが接続されると、その画素数が判別され、その画素
数に応じて測光範囲が切換えられ、判別された画素数の
SIDに適した調光レベルに自動的に設定する。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明を具体的に説明する。
第2図ないし第10図は本発明の第1実施例に係り、第
2図は第1実施例の電子式内視鏡装置の全体の構成図、
第3図は電子内視鏡の構成図、第4図は光源装置及び信
号処理装置の構成図、第5図は撮像手段に用いられてい
るCCDが異なる画素数であることを示す説明図、第6図
は判別信号発生回路及び判別回路を示す回路図、第7図
はタイミングコントロール回路の回路図、第8図は測光
回路の回路図、第9図及び第10図は第1実施例の動作説
明用タイミングチャート図である。
第2図に示すように第1実施例の電子式内視鏡装置21
は、撮像手段を備えた例えば3つの電子内視鏡22a,22b,
22c(22aと外形は等しいので22b,22cはコネクタ部分の
み示す。但し、挿入部の外径とかCCDの画素数は異な
る。)と、該電子内視鏡22i(i=a,b,c)に照明光を供
給する光源装置23と、前記電子式内視鏡22iに対する信
号処理を行う信号処理装置24と、この信号処理装置24か
ら出力される映像信号をカラー表示するカラーモニタ25
とから構成される。
上記各電子内視鏡22iは、体腔内等に挿入できるよう
に細長にした挿入部26を有し、挿入部26の後端には太幅
の操作部27が形成され、この操作部27に設けたアングル
ノブ28を回動することによって、挿入部26の先端近くに
形成した湾曲部29を上下方向とか左右方向に湾曲できる
ようにしてある。
上記挿入部26内には、第3図に示すようにライトガイ
ド31が挿通され、このライトガイド31は、さらに操作部
27から延出されたライトガイドケーブル32内を挿通さ
れ、このライトガイドケーブル32の端部には光源用コネ
クタ33が取付けてあり、光源装置23のコネクタ受け34に
接続できるようにしてある。この光源用コネクタ33を光
源コネクタ受け34に接続することにより、ライトガイド
31の入射端面には照明光が供給され、この照明光は伝送
され、出射端面からさらに配光レンズ35を経て拡開され
て被写体側に照射される。
上記配光レンズ35を経た照明光で照射された被写体
は、挿入部26の先端部に取付けた対物レンズ36によっ
て、その焦点面に配設されたSIDとしてのCCD37i(電子
内視鏡が2iの場合)に結像される。このCCD37iで光電変
換される。しかして、第4図に示すように信号処理装置
24内のCCDドライブ回路38より出力されるCCDドライブ信
号の印加により、画像信号として続出される。CCDドラ
イブ信号及び画像信号は、信号ケーブルにより伝送さ
れ、この信号ケーブルの端部には信号用コネクタ41iが
設けてあり、信号処理装置24に設けたコネクタ受け42に
接続できる様にしてある。
第4図に示すように、上記光源装置23は、白色光を発
生するランプ42と、このランプ42の白色光を平行光束に
して出射する凹面鏡43と、平行光束の途中に介装され、
通過光量を可変する絞り装置44と、この絞り装置44で絞
られる照明光を赤,緑,青の3原色の成分光にする回転
カラーフィルタ45と、この回転カラーフィルタ45を通し
た3原色の成分光をライトガイド31の入射端面に集光す
るコンデンサレンズ46とを有する。
上記回転カラーフィルタ45は、モータ47により回転さ
れる回転枠に、3つの扇状の開口を設け、これら開口に
は赤,緑,青の各波長の光をそれぞれ透過する色透過フ
ィルタ48R,48G,48Bが取付けてあり、色透過フィルタ48
R,48G,48Bの間の部分は遮光部材で形成されている。し
かして、各色透過フィルタ48R,48G,48Bが順次光路中に
介装され、赤,緑,青の色光で被写体は面順次に照明さ
れ、各色光の照明のもとでCCD37iで撮像される。しかし
て、遮光部材による遮光期間に、CCDドライブ信号が印
加され、それぞれ撮像され、電荷として蓄積された画像
信号が読出され、これら各色光の照明のもとで撮像した
画像信号を信号処理することにより面順次方式のカラー
撮像を行えるようにしている。
ところで、上記絞り装置44は、スリットを形成した絞
り羽根51と、この絞り羽根51の基端側が取付けられ、光
軸と垂直方向に回動させて、通過光量を減少させる絞り
モータ52とから構成され、この絞りモータ52の回動は絞
り制御回路53からの駆動信号により制御され、この回動
量(回転角)により光量制御を行えるようにしてある。
ところで、上記CCD37iから読出された画像信号は、プ
リプロセス回路55に入力され、キャリアの除去等の前処
理が行われた後、AGC回路56に入力される。AGC回路56の
出力信号は、A/Dコンバータ57に入力され、ディジタル
信号に変換される。このディジタル信号は、マルチプレ
クサ58及び切換スイッチ59A,59B,59Cを経てそれぞれ、
1対のR用,G用,B用のフレームメモリ61R,62R;61G,62G;
61B,62Bに順次記憶される。例えば、赤の照明光のもと
で撮像した画像信号は、R用の第1及び第2フレームメ
モリ61R,62Rの一方、例えば61Rに記憶され、他方のフレ
ームメモリ62Rは読出しモードに設定され、切換スイッ
チ63Aを経てD/Aコンバータ64Aに入力され、アナログ量
のR信号に変換して出力される。他のG用フレームメモ
リ61G,62G及びB用フレームメモリ61B,62Bについても同
様である。
このように各色フィールドでの画像データの記憶用に
それぞれ1対のフレームメモリ61I,62I(I=R,G,B)を
設けてあり、一方のフレームメモリ61Iが画像データの
記憶に用いられている場合、他方のフレームメモリ62I
は独立的に読出し可能であり、これらは同時に読み出さ
れ(つまりフレームメモリ62R,62G,62Bの画像データは
同時に読み出され)、切換スイッチ63J(J=A,B,C)を
経てD/Aコンバータ64Jに入力され、D/A変換されてR,G,B
3原色信号となりRGB出力端65からモニタ側に出力される
と共に、マトリクス回路66に入力される。
上記マトリクス回路66によって輝度信号Yと、色差信
号R−Y,B−Yに変換され、さらにNTSCエンコーダ67に
入力され、NTSC方式のコンポジットビデオ信号に変換さ
れ、コンポジット出力端68から出力される。
ところで、第1実施例では、3つの電子内視鏡22a,22
b,22cで使用可能であり、これら電子内視鏡22a,22b,22c
は第5図に示すようにそれぞれの画素数が異なるCCD37
a,37b,37cで撮像手段が構成されている。つまり、最も
多い画素数のCCD37aを用いたもの(その寸法が例えばL1
×L1)では太径の挿入部を有する電子内視鏡22aに用い
られ、中くらいの画素数のCCD37b(その寸法が例えばL2
×L2)は中くらいの太さの挿入部の電子内視鏡22bに用
いられ、最も少い画素数のCCD37c(その寸法が例えばL3
×L3)は最も細径の挿入部の電子内視鏡22cに用いられ
る。
上記各電子内視鏡22a,22b,22cの信号用コネクタ41iは
信号処理装置24のコネクタ受け42に接続可能であり、こ
れら画素数の異なる電子内視鏡22a,22b,22cを判別し
て、適切な信号処理を行えるようにしている。
つまり、第6図に示すように電子内視鏡22i(この場
合i=a)の例えば信号用コネクタ41aに判別信号発生
回路71aが設けてあり、一方信号処理装置24側にはこれ
を判別する判別回路72が設けてある。
上記判別信号発生回路71aは、例えば3つのスイッチS
1,S2,S3の各一方の接点が共通にして1つのコネクタピ
ンP0に接続され、他方の各接点はそれぞれ3つのコネク
タピンP1,P2,P3に接続されている。
一方、判別回路72は、上記3つのピンP1,P2,P3が接続
されるピン受けはそれぞれ抵抗Rを介して電源に接続さ
れ、また共通のピンP0が接続されるピン受けは接地され
ている。
しかして、上記3つのスイッチS1,S2,S3のオン,オフ
の組合わせは、CCD37iの画素数に対応づけて設定され
る。例えばCCD37a,37b,37cに応じ、それぞれスイッチS
1;S1,S2;S1,S2,S3がオンされ、残りのスイッチがオフに
設定されている。従って、これらスイッチS1,S2,S3と抵
抗Rに接続されたラインL1,L2,L3の信号が“H"又は“L"
レベルとなり、この3つの2値信号がCCD37iの画素数に
対応した判別信号となる。上記信号ラインL1,L2,L3の判
別信号は、タイミングコントロール回路73に入力され、
検出された画素数に対応したCCD37iの読出しシーケンス
を行う。
第7図に判別信号に応動するタイミングコントロール
信号のブロック図を示す。判別回路72の出力の判別信号
は垂直ROM76、水平ROM77の上位アドレスA10〜A12に入力
される。垂直カウンタ78はライトスタートパルス79(以
下WSPと略す)によりR露光期間(第9図参照)の初め
にクリアされ、それ以降HDをクロックとして、アドレス
を1フレーム(1周期)間インクリメントしつづけ、該
垂直カウンタ78の出力は垂直ROM76の下位アドレスA0〜A
9に入力される。垂直ROM76の出力は、1ライン(HD)ご
との制御信号に用いられ、後述する積分リセット信号8
1、R,G,B各色フィールドのサンプルホールド信号82A,82
B,82Cとか、その他の信号を出力する。水平カウンタ83
はHDにより水平走査の初めにクリアされ、それ以降CCD
読出しクロックをカウンタクロックとして1クロックご
とに出力をインクリメントしつづけ(1HD期間)水平ROM
77の下位アドレスA0〜A9に入力される。しかして、この
水平ROM77から後述する水平方向の測光範囲の切換を行
うことに相当する(水平)測光範囲切換信号84(CCD37i
の水平方向の画素数に対応した映像信号期間、積分動作
を行わせるもの)等を出力する。
このようにして、判別回路72の出力により、水平,垂
直ROM76,77の上位アドレスを切換えることにより、多種
類のCCD37iの各々に対応した測光範囲の切換えを行う。
第8図は、第4図においてプリプロセス回路55の出力
信号が入力される測光回路91の具体的構成を示す。
CCD37iの映像信号は、プリプロセス回路55を経てクラ
ンプ回路92に入力され、直流分が再生され、アナログス
イッチ93に入力される。このアナログスイッチ93は、水
平方向の測光のON/OFFスイッチであり、第10図に示すよ
うにCCD37aの場合は84a、CCD37bの場合には84b、CCD37c
の場合には84cに示す期間導通し、抵抗95、コンデンサ9
6からなる積分回路への映像信号の入力を制御する。こ
のアナログスイッチ93は、前述した水平ROM77の測光範
囲切換信号84によりオン,オフが制御される。
上記積分回路は、アナログスイッチ93が開く直前の積
分値を次の読出し期間まで保持する。
以上により、水平方向の測光範囲の切換が行なわれ
る。アナログスイッチ97は、各色フィールドの読出し期
間の直前のタイミングのリセット信号81(第9図で示す
ように)で導通し、コンデンサ96に蓄積された電荷を空
にする。このコンデンサ96の積分値はバッファ用オペレ
ーションアンプ(以下オペアンプと略記)98を経て次段
側に出力される。しかして、各色フィールドの読出し終
了の直後に、各色ごとにサンプルホールドされる。例え
ば、Rフィールド読出し終了の直後に、アナログスイッ
チ101Aが第9図の符号82Aで示すタイミングのサンプル
ホールド信号で導通し、コンデンサ102A、オペアンプ10
3Aからなる回路でサンプルホールドする。同様に、Gフ
ィールドではアナログスイッチ101Bが導通し、コンデン
サ102B、オペアンプ103Bによりサンプルホールドされ
る。Bフィールドでは、アナログスイッチ101Cが導通
し、コンデンサ102C、オペアンプ103Cにより、サンプル
ホールドされる。
以上により、垂直方向の測光範囲の切換が行なわれ
る。
上記サンプルホールドされた各色フィールドの調光信
号は、重み付け用抵抗104A〜104Cを経て、オペアンプ10
5及び抵抗106による増幅器で重み付けされて混合され、
1フレームとしての調光信号が生成され、第4図に示す
絞り制御回路53に入力される。
上記抵抗104A,104B,104Cは調光信号のR,G,B成分比がN
TSC信号の輝度信号Yの成分比R:G:B=0.3:0.6:0.1に大
体なる様に設定されている。この様にして、画素数の異
なるCCD37iに対しても、良好な調光レベルを保つことが
できるようにしている。
また、この第1実施例では、AGC回路56はこのAGC回路
56を通した信号を測光回路105に入力し、この測光回路1
05の出力をさらにAGC制御回路106を通したAGC制御信号
により、そのAGC回路56のゲインを制御する様にしてあ
る。
上記測光回路105は、第8図に示す測光回路91と同様
の構成であり、AGC制御回路106は、このAGC回路56のゲ
インを制御することにより、このAGC回路56を経てA/Dコ
ンバータ57に入力される映像信号のレベルが、画素数の
異なるCCD37iに対しても適正な値となるように制御して
いる。この場合、このAGC回路56は、輝度信号に比例し
たレベルによりAGCゲインが制御される。従って、内視
鏡診断に適した明るさを保持できるようにしてある。
尚、タイミングコントロール回路73(又は、判別回路7
2)はドライブ回路38を制御し、接続された電子内視鏡2
2iのCCD37iの画素数を読出すことのできるドライブ信号
を出力させる。
このように構成された第1実施例の動作を第9図に及
び第10図を参照して以下に説明する。
第9図に示すように垂直同期信号VDに同期して、回転
カラーフィルタ45は回転する。しかして、回転カラーフ
ィルタ45の各色フィールドの露光期間の初めにタイミン
グコントロール回路73は、ライトスタートパルスWSP79
を出力し、垂直カウンタ78をリセットし、その後水平同
期信号HDをクロックとしてアドレスを1フレームの間イ
ンクリメントする。各色フィールドの露光期間の終了と
共に、ドライブ回路38からCCD37iに読出し用のドライブ
信号が印加され、CCD37iから映像信号が出力される。こ
の場合CCD37iへのドライブ信号の印加の直前に、タイミ
ングコントロール回路73は、積分値リセット信号81を出
力し、第8図に示すアナログスイッチ97をオンし、コン
デンサ94に蓄積された電荷を空にする。各CCD37iから出
力される映像信号は、その画素数に応じて映像信号出力
期間が異なる。即ち、最も多い画素数のCCD37aの場合の
映像信号はCCD37b,37cの期間の映像信号より出力期間が
長くなる。
しかして、各色フィールドの読出しの直後に、各色フ
ィールドごとの映像信号は、サンプルホールド回路103
A,103B,103Cで順次サンプルホールドされる。つまり判
別回路72により、信号処理装置24に接続された電子内視
鏡22iに用いられるCCD37iが判別され、この判別に応じ
て垂直ROM76は各色フィールドでの読出し後にサンプル
ホールド信号82A,82B,82Cを出力し、アナログスイッチ1
01A,101B,101Cを順次ONし、サンプルホールドする。こ
れら色フィールドごとにサンプルホールドされたR,G,B
色信号は、抵抗104A,104B,104Cと、オペアンプ105と抵
抗106により、輝度信号Yに比例した調光信号が生成さ
れ、絞り制御回路53に入力される。
尚、第10図に示すように、CCD37iにおける水平方向の
読出しについても、例えば水平同期信号HDと同期したク
ロックにてCCD37iからの読出しが行われる。この場合、
CCD37iの(水平方向の)画素数に応じてCCD37iから出力
される映像信号期間は異なるが、判別回路72の出力信号
により、水平ROM77は、測光範囲切換信号84を出力し、
第8図に示すスイッチ93のオン期間を、第10図に示すよ
うに映像信号期間に対応した期間オンし、その他の期間
オフする。
上記調光信号により、絞り制御回路52は、絞りモータ
52の回転角を制御し、絞り羽根51により照明光の通過光
量が自動的に適正なレベルに設定される。つまり自動調
光を行うことになる。
また、AGC回路56によって、CCD37iの映像信号はCCD37
iの画素数が異なる場合にも自動的に適正なレベルに保
持される。この場合、AGC回路56のゲイン制御は、1フ
レーム期間での輝度レベルに比例した値で制御されるた
め、各色フィールドごとにR,G,Bの映像信号が入力され
る面順次式の信号処理系でもホワイトバランスとか色調
の変化によらずCCD37iの画素数が異なる場合であっても
望ましい映像信号レベルに保持して次段側に出力する。
従って、カラーモニタ25には、CCD37iの画素数が異なる
場合にも、適正な明るさでカラー表示されることにな
る。
第11図は本発明の第2実施例の電子式内視鏡装置111
を示す。
この電子式内視鏡装置111は、上記電子内視鏡22iの代
りに(又は電子内視鏡22iと共に)ファイバスコープ112
iの接眼部113にビデオコンバータ114iを外付け(装着)
したビデオコンバータ外付けスコープ115iを使用できる
ようにしたものである(第11図では1つのみ示してあ
る。つまりi=a)。
電子式内視鏡としてのビデオコンバータ外付けスコー
プ115aの構成を第12図に示す。
上記ファイバスコープ112aは、操作部116からライト
ガイドケーブル117が延出され、このライトガイドケー
ブル117の先端にはライトガイドコネクタ118が設けてあ
り、光源装置23のコネクタ受け34に接続可能である。第
11図に示すファイバスコープ112aは、第3図に示す電子
内視鏡22aにおいて、CCD37iの代りにイメージガイド121
を有し、このイメージガイド121で伝送した光学像は、
接眼レンズ122を介して接眼部113から肉眼観察すること
ができるようにしてある。その他、上記電子スコープ22
aと同一構成要素には同符号が付けてある。
上記ビデオコンバータ114aは、第11図に示すように、
結像レンズ124と、この結像レンズで結像される位置に
配置したSIDとしてのCCD125iとからなる映像手段を内蔵
している。上記ビデオコンバータ114aは、CCD125aによ
り光電変換した映像信号を信号ケーブル126を介し、こ
の信号ケーブル126の端部に取付けた信号用コネクタ127
aを信号処理装置24′の信号用コネクタ受け42′に接続
できるようにしてある。尚、この信号用コネクタ127aに
は、例えば第13図に示す判別信号発生回路128aを有し、
一方信号処理回路24′には、この図に示す判別回路129
が設けてある。
判別信号発生回路128aは、例えば2つのコネクタピン
P1,P2とに判別用抵抗Raが接続されている。一方、信号
処理装置24′の判別回路129は、コネクタピンP1,P2が接
続されるピン受けは、定電流回路131の出力端及びアー
スにそれぞれ接続されている。この定電流回路131から
出力される定電流Iは、抵抗Raを流れ、この抵抗Raの電
圧RaIは、例えば3つのコンパレータ131A,131B,131Cの
一方の各入力端に印加され、他方の各入力端に印加され
る一定の電圧E1,E2,E3と比較される。これら一定の電圧
E1,E2,E3は、例えばE1>E2>E3なる関係に設定され、一
方、CCD125iに対応して設定される抵抗Ri(i=a,b,
…)は、例えばE1>RaI>E2,E2>RbI>E3,E3>RcIとな
るように設定してある。
従って、CCD125iとして、例えば第5図に示すCCD22i
と等しいものとすると、画素数が最も多いCCD125aでは
コンパレータ131A,131B,131Cの出力は、H,L,L、中くら
いの画素数のCCD125bではH,H,L、最も少い画素数のCCD1
25cではH,H,Hとなるように設定してある。従って、これ
らコンパレータ131A〜131Cの出力にてCCD125iの画素数
を判別できる。
この第2実施例は、その他は第1実施例と同様の構成
であり、その作用効果も同様である。
第14図は本発明の第3実施例の主要部となる測光回路
91′を示す。
第4図に示す第1実施例ではタイミングコントロール
回路73は、測光回路91,105に対し、判別回路72による判
別信号に基づいて、第8図に示すアナログスイッチ93,9
7,101A〜101Cの切換のタイミングを制御しているが、こ
の第3実施例では前記測光回路91として第14図に示す測
光回路91′を用いている。この測光回路91′は第8図に
示す測光回路91において、オペアンプ105のゲイン設定
用抵抗106を、CCD37i又は125iに応じて切換えられるマ
ルチプレクサ131及び、このマルチプレクサ131で選択さ
れる抵抗106a,106b,…にしている。
上記マルチプレクサ131は、判別回路(例えば72)の
出力信号でその切換が制御される。
この第3実施例によれば、光電変換特性(感度)等特
性が等しいもので画素数が異なるCCD37i又は125iを構成
したものに限らず、特性が異なるものでCCD37i又は125i
を構成した場合にも、そのCCD37i又は125iに対応して設
けた抵抗106a,106b,…を選択すれば、単に画素数に限ら
ず、CCD固有の特性の差異を補償して、そのCCDに適した
調光信号を生成できるようにしている。
尚、本発明は、各CCDの撮像面全体で調光するものに
限らず、第15図に示すように、全撮像面141の内の一部
例えば中央部分を測光範囲142とした中央部重点測光の
場合にも適用できる。この場合には、例えば第14図に示
す測光回路91′において、アナログスイッチ93,101A〜1
01Cを上記測光範囲142に対応する映像期間のみオンさせ
るようにすれば良い。
尚、本発明は面順次方式のカラー撮像手段を備えた電
子内視鏡又はビデオコンバータの場合に限らず、白色照
明のもとで色分離用カラーフィルタを備えたカラー撮像
手段で撮像する(同時方式のカラー撮像手段の)場合に
も適用できる。
また、本発明は電子内視鏡又はビデオコンバータ側に
判別信号の発生手段を設けるものに限らず、信号処理系
側で接続されたCCDの画素数を自動的に検出する画素数
検出手段を設け、この手段の出力信号にて測光範囲の切
換を行うようにしても良い。(この画素数自動検出手段
は、特願昭62−266059号にて出願されている。) 尚、上述の説明では、固体撮像素子の画素数及びその
感度等の固体撮像素子固有の特性に応じて調光信号を生
成しているが、さらに撮像手段を形成する対物レンズ系
又は結像レンズ系のFナンバ等も考慮して調光レベルの
設定を行うようにしても良い。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、画素数が異なる複
数の固体撮像素子を用いた撮像手段に対し、その撮像手
段の特性に応じて測光範囲の切換等を行って、調光信号
を生成するようにしているので、画素数が異なる場合に
も自動的に適切な調光を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の概念的構成図、第2図ないし第10図は
本発明の第1実施例に係り、第2図は第1実施例の電子
式内視鏡装置の全体の構成図、第3図は電子内視鏡の構
成図、第4図は光源装置及び信号処理装置の構成図、第
5図は撮像手段に用いられているCCDが異なる画素数で
あることを示す説明図、第6図は判別信号発生回路及び
判別回路を示す回路図、第7図はタイミングコントロー
ル回路の回路図、第8図は測光回路の回路図、第9図及
び第10図は第1実施例の動作説明用タイミングチャート
図、第11図は本発明の第2実施例の全体を示す構成図、
第12図はファイバスコープ及びビデオコンバータの構成
図、第13図は第2実施例における判別信号発生回路及び
判別回路を示す回路図、第14図は本発明の第3実施例に
おける測光回路の回路図、第15図は中央部重点測光を行
う場合の測光範囲を示す説明図、第16図は画素数の異な
る固体撮像素子を示す説明図である。 11……固体撮像素子(SID) 12……測光範囲切換回路 13……判別信号出力回路 14……判別回路 15……タイミングコントロール回路 21……電子式内視鏡装置 22a……電子内視鏡、23……光源装置 24……信号処理装置、25……カラーモニタ 37a……CCD、56……AGC回路 71a……判別信号発生回路 72……判別回路 91,105……測光回路 106……AGC制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内久保 明伸 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 菅野 正秀 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 佐々木 雅彦 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 山下 真司 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 斉藤 克行 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−271217(JP,A) 特開 昭60−157387(JP,A) 特開 昭63−13013(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 23/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体像を照明する照明光を発生する照明
    用光源と、前記被写体像を撮像する固体撮像素子を有す
    る撮像手段と、前記固体撮像素子の出力信号を処理する
    信号処理手段とを備えた電子式内視鏡装置において、 前記信号処理手段に接続される前記固体撮像素子の画素
    数情報を判別する判別手段と、 この判別手段で判別された画素数情報に基づき、前記固
    体撮像素子の画素数に対応した駆動信号を出力する撮像
    素子駆動手段と、 前記判別手段の出力信号に基づき、前記固体撮像素子に
    応じた測光範囲を指定する測光範囲信号を出力する測光
    範囲信号生成手段と、 この測光範囲信号生成手段から出力された測光範囲指定
    信号に基づき、前記固体撮像素子から出力される信号を
    処理して調光信号を生成する調光信号生成手段と、 この調光信号生成手段から出力された調光信号に基づ
    き、前記照明用光源から出力される照明光の光量を自動
    的に調整する自動調光手段と、 前記固体撮像素子の出力信号に基づき、映像信号を生成
    する映像信号生成手段と、 を具備したことを特徴とする電子式内視鏡装置。
  2. 【請求項2】被写体像を照明する照明光を発生する照明
    用光源と、前記被写体像を撮像する固体撮像素子を有す
    る撮像手段と、前記固体撮像素子の出力信号を処理する
    信号処理手段とを備えた電子式内視鏡装置において、 前記信号処理手段に接続される前記固体撮像素子の画素
    数情報を判別する判別手段と、 この判別手段で判別された画素数情報に基づき、前記固
    体撮像素子の画素数に対応した駆動信号を出力する撮像
    素子駆動手段と、 前記判別手段の出力信号に基づき、前記固体撮像素子に
    応じた測光範囲を指定する測光範囲信号を出力する測光
    範囲信号生成手段と、 この測光範囲信号生成手段から出力された測光範囲指定
    信号に基づき、前記固体撮像素子から出力された信号を
    自動利得制御する自動利得制御手段と、 この自動利得制御手段の出力信号に基づき、映像信号を
    生成する映像信号生成手段と、 を具備したことを特徴とする電子式内視鏡装置。
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