JP3147503B2 - 電子内視鏡の撮像手段ドライブ用アダプタ - Google Patents

電子内視鏡の撮像手段ドライブ用アダプタ

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JP3147503B2
JP3147503B2 JP17782292A JP17782292A JP3147503B2 JP 3147503 B2 JP3147503 B2 JP 3147503B2 JP 17782292 A JP17782292 A JP 17782292A JP 17782292 A JP17782292 A JP 17782292A JP 3147503 B2 JP3147503 B2 JP 3147503B2
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茂 西村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子内視鏡装置におい
て、固体撮像素子駆動回路を内蔵した制御装置に着脱可
能に接続されて、この制御装置に内蔵した固体撮像素子
駆動回路とは異なる駆動パルスで駆動される固体撮像素
子を備えた電子内視鏡が接続されたときに、この固体撮
像素子を駆動して信号の読み出しを可能ならしめるため
の電子内視鏡の撮像手段ドライブ用アダプタに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】電子内視鏡は、体腔等の内部を観察,検
査するに当って、CCD等の固体撮像素子を用い、この
固体撮像素子からの映像信号に基づいてモニタ画面に表
示するようにしたものである。即ち、体腔内等への挿入
部に観察対象部を照明するための光ファイバーバンドル
からなるライトガイドを挿通させて、その照明光出射端
を挿入先端部に装着した照明光拡散用の照明レンズに対
面させて設け、またこの挿入先端部に対物レンズを設け
て、この対物レンズの結像位置に固体撮像素子を配設
し、ライトガイドを介しての照明下で被写体となる体腔
内部等の撮影が行われる。
【0003】挿入部の細径化を図るために、映像信号を
処理する機構は挿入部内には設けられてはおらず、映像
信号処理回路を備えた制御装置を内視鏡とは別個に設
け、この制御装置にケーブルを接続して、このケーブル
を介して映像信号処理回路に固体撮像素子からの出力信
号を伝送し、この映像信号処理回路により所定の信号処
理を行って映像信号を作り出してモニタ装置に表示する
構成としている。また、固体撮像素子から信号電荷を読
み出すには、固体撮像素子に駆動パルスを供給する必要
があるが、駆動パルスを出力する固体撮像素子駆動回路
も制御装置内に設け、この固体撮像素子駆動回路からの
信号をケーブルを介して固体撮像素子に供給する。
【0004】ここで、近年においては、固体撮像素子の
高集積化が可能となり、小型で画素数の多い素子が開発
されている。このように画素数の多い固体撮像素子を用
いれば画像の解像度が向上することから、電子内視鏡に
も多画素の固体撮像素子を装着されるようになってきて
いる。画素数の異なる固体撮像素子であっても、出力信
号を処理する映像信号処理回路は大部分が共通の回路構
成とすることができる。ただし、例えば、固体撮像素子
に供給する駆動パルス等は画素数に依存する等の理由か
ら、共通化を図れないものもある。
【0005】以上のことから、制御装置に複数の固体撮
像素子駆動回路を設けて、画素数の異なる固体撮像素子
が接続されたときには、それぞれ最適な固体撮像素子駆
動回路を選択して、そのドライブに必要な信号を供給し
て信号の読み出す構成としたものは従来から知られてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うに、種類の異なる固体撮像素子に対応する固体撮像素
子駆動回路を制御装置内に予め組み込むと、接続される
固体撮像素子の種類に応じた数の固体撮像素子駆動回路
が必要となり、かつこの制御装置に電子内視鏡を接続し
たときに、その種類を認識するための手段と、この種類
を認識した後に、その電子内視鏡にマッチングする固体
撮像素子駆動手段を選択する切換手段を設けなければな
らない。このために、制御装置の構成が著しく複雑にな
り、かつ大型化するという問題点がある。また、実際
上、制御装置に内蔵できる固体撮像素子駆動回路の数に
は限度もあり、せいぜい2種類乃至3種類程度しか組み
込めず、制御装置に汎用性を持たせるのには限度があ
る。しかも、制御装置に内視鏡を接続したときには、複
数ある固体撮像素子駆動回路のうちの1つの回路だけが
作動すればよいのにも拘らず、全ての駆動回路が作動状
態となることから、消費電力に無駄が生じ、また回路が
増えた分だけ制御装置の信頼性が低下するという欠点も
ある。
【0007】一方、制御装置に他の種類の固体撮像素子
駆動回路を増設できるように構成したものも知られてい
るが、制御装置には、この増設された固体撮像素子駆動
回路を接続するためのコネクタを別途設ける必要があ
り、また接続される電子内視鏡の種類を認識する手段も
必要があることから、制御装置の構成が複雑になるとい
う問題点を解消できず、しかも固体撮像素子駆動回路は
通常は1個しか増設できないのが普通であり、さらに別
のタイプの固体撮像素子を持った電子内視鏡を接続する
場合には、増設固体撮像素子駆動回路を交換しなければ
ならず、このような交換作業は極めて面倒である等とい
った問題点がある。
【0008】本発明は、以上のような従来技術の欠点や
問題点を解決するためになされたものであって、その目
的とするところは、制御装置の構成を格別複雑化した
り、大型化させたりすることなく、多種類の内視鏡を制
御装置に接続可能ならしめることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、電子内視鏡の電気コネクタが接続さ
れ、この電子内視鏡に設けた固体撮像素子をドライブす
る駆動パルスを出力する固体撮像素子駆動回路と、前記
固体撮像素子から得た撮像信号を処理する信号処理回路
を設けた制御装置に装着されるアダプタ本体を有し、前
記制御装置内に設けた固体撮像素子駆動回路を制御装置
内固体撮像素子駆動回路とし、この制御装置内固体撮像
素子駆動回路で駆動される固体撮像素子を備えた電子内
視鏡を第1の電子内視鏡としたときに、前記アダプタ本
体には、その内部に前記制御装置内固体撮像素子駆動回
路とは異なる駆動パルスを出力する第2の固体撮像素子
駆動回路を内蔵すると共に、その一側が前記制御装置に
着脱可能に接続される制御装置側接続部で、他側が前記
電子内視鏡の電気コネクタが着脱可能に接続される電子
内視鏡側接続部として、この電子内視鏡側接続部には、
前記第1の電子内視鏡に代えて、前記第2の固体撮像素
子駆動回路で駆動される固体撮像素子を装着した第2の
電子内視鏡を接続可能としたアダプタであって、前記制
御装置側接続部には前記制御装置側の各端子に接続され
る所定数の端子を設け、また前記電子内視鏡側接続部に
は、前記第1,第2の電子内視鏡の電気コネクタに設け
た所定の端子に接続される端子のうち、前記電子内視鏡
側接続部側の端子と直接信号ラインにより接続される共
通信号用端子と、前記制御装置内固体撮像素子駆動回路
からの信号ラインと、前記第2の固体撮像素子駆動回路
からの信号ラインとを切換部により切り換え可能に接続
される非共通用端子とを設け、前記非共通用端子は、前
記2種類の電子内視鏡のいずれかが接続された時に、切
換制御手段により前記切換部を切り換えて、前記制御装
置内固体撮像素子駆動回路からの信号ラインと、前記第
2の固体撮像素子駆動回路からの信号ラインとのいずれ
かを前記非共通用端子と接続する構成としたことをその
特徴とするものである。
【0010】
【作用】このような構成を採用することによって、制御
装置にアダプタを接続しておき、このアダプタにおける
アダプタ本体に、制御装置に内蔵されている固体撮像素
子駆動回路と異なる駆動パルスで固体撮像素子を駆動で
きる固体撮像素子駆動回路を内蔵させておく。これによ
って、アダプタには、制御装置に内蔵した固体撮像素子
駆動回路により駆動される固体撮像素子を装着した電子
内視鏡と、アダプタ本体内蔵の固体撮像素子駆動回路に
より駆動される固体撮像素子を装着した電子内視鏡との
いずれかを選択的に装着できる。そして、いずれかの電
子内視鏡が接続されたときには、切換制御手段によって
切換部を切り換えることによって、非共通信号用端子に
は、当該の電子内視鏡の固体撮像素子を駆動するのに必
要な駆動パルスが供給される。このために、複数種類の
電子内視鏡を接続する際に、アダプタを着脱する必要が
なく、かつ同じ接続位置に接続すれば良いことから、接
続操作も便利である。
【0011】信号ラインのうち、種類の異なる固体撮像
素子であっても、それらに共通な信号ラインは制御装置
内に設けた回路と接続し、共用できない回路だけをアダ
プタ本体に設けるようにしているから、アダプタ本体に
設けられる回路の種類は極めて限定されるので、アダプ
タの構成が簡略化,小型化される。従って、このアダプ
タ本体には複数種類の固体撮像素子を駆動できる回路構
成を配設することも可能であり、しかも複数種類のアダ
プタを用意しておけば、多種類の固体撮像素子の駆動が
可能となる。ここで、固体撮像素子の画素数が異なる場
合だけでなく、例えばフレーム転送タイプの固体撮像素
子とインターライン転送タイプの固体撮像素子というよ
うに、転送方式の異なる固体撮像素子にあっても、それ
ぞれ必要な駆動パルスは異なることから、全ての種類の
電子内視鏡が接続できる制御装置を構成するのは、実質
的に不可能であり、また無駄でもある。そこで、使用さ
れる頻度の最も高い電子内視鏡に装着されている固体撮
像素子をドライブするのに最適な固体撮像素子駆動回路
を制御装置に内蔵させ、この制御装置に接続される電子
内視鏡に装着される他の種類の固体撮像素子に必要な信
号を供給できる固体撮像素子駆動回路を内蔵したアダプ
タを複数種類用意し、これらを使用する際には、それぞ
れに適切なアダプタを装着すれば良い。そして、いずれ
のアダプタを装着しても、高い頻度で使用される電子内
視鏡をアダプタの内視鏡側接続部に接続可能であるの
で、アダプタの交換頻度は極めて少なくなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。まず、図1に電子内視鏡の撮像システム全
体の構成を示す。同図から明らかなように、電子内視鏡
の撮像システムは、電子内視鏡1,光源装置2,制御装
置3及びモニタ装置4から大略構成される。電子内視鏡
1は、本体操作部10に体腔内等に挿入される挿入部1
1と、光源装置2及び制御装置3に着脱可能に接続され
る可撓性コード12を有し、内部には観察すべき部位に
向けて照明光を照射するためのライトガイド13が挿通
されている。
【0013】ライトガイド13は可撓性コード12から
本体操作部10を経て挿入部11の先端部にまで延在さ
れており、その入射端13aは、光源装置2内に臨み、
この光源装置2に内蔵した光源ランプ20から出射され
る照明光は光量絞り部材21,コンデンサレンズ22及
び回転カラーフィルタ23を経てこのライトガイド13
の入射端13aに入射される。ライトガイド13は挿入
部11の先端部にまで延在されて、出射端13bがこの
先端部に装着した照明用レンズ14に臨んでいる。従っ
て、この光源ランプ20からの照明光は、光量絞り部材
21によって光量の調整が行われ、回転カラーフィルタ
23によってR,G,Bの各波長光の順次照明光として
ライトガイド13の入射端13aに入射されて、このラ
イトガイド13の出射端13bから出射されて、照明用
レンズ14により所定の角度範囲に拡散されて、被写体
に照射される。挿入部11の先端部には、また、対物レ
ンズ15が設けられており、この対物レンズ15の結像
位置にCCD等からなる固体撮像素子16が設置されて
いる。そして、この固体撮像素子16には、ケーブル1
7が接続されており、このケーブル17は挿入部11,
本体操作部10及び可撓性コード12を順次介して制御
装置3に接続される。従って、可撓性コード13の先端
部分は2又に分岐して、一方が光源装置2の光源コネク
タ2aに接続される光源コネクタ18となり、また他方
は制御装置3のコネクタ部3aに接続される電気コネク
タ19となっている。
【0014】制御装置3は、固体撮像素子駆動部30
と、信号処理部31とから構成される。固体撮像素子駆
動部30としては、マスタークロック回路32を有し、
このマスタークロック回路32によって、HD(水平同
期信号)及びVD(垂直同期信号)からなる同期信号が
出力される。そして、このマスタークロック回路32か
らの信号に基づいて、固体撮像素子駆動回路33で固体
撮像素子16をドライブするのに必要な駆動パルス等が
作り出される。そして、この固体撮像素子駆動回路33
から出力される信号は、ケーブル17を介して固体撮像
素子16に供給される。
【0015】固体撮像素子16から読み出された信号
は、ケーブル17を介して制御装置3における信号処理
部31に伝送されて、所定の信号処理が行われる。この
信号処理部31には、エミッタフォロワ回路34が設け
られている。固体撮像素子16から出力される信号が同
軸ケーブルで制御装置3の信号処理部31の入力端に送
られ、一度整合インピーダンスで接地された後、エミッ
タフォロワ回路34に入力される。そして、このエミッ
タフォロワ回路34の出力側には、ローパスフィルタ3
5が設けられており、また相関二重サンプリング(D
S)処理が行われる場合は、ノイズ除去フィルタとなる
ローパスフィルタ35により高周波成分が除かれて、ア
ナログ連続信号に変換される。このローパスフィルタ3
5の出力信号は、プロセッサ36に送り込まれて、周知
の映像信号の処理が行われ、A/D変換器37R,37
G,37Bによってデジタル信号に変換されて、フィー
ルドメモリ38R,38G,38Bに記憶され、これら
各フィールドメモリ38R,38G,38Bに記憶され
た各色の画像信号は同時に読み出されて、D/A変換器
39R,39G,39Bによってアナログ信号に戻さ
れ、カラーエンコーダ40によって同時式のカラー映像
信号として出力される。なお、これらプロセッサ36,
フィールドメモリ38R,38G,38Bの書き込み及
び読み出し制御を行うためのメモリ駆動回路41等はマ
スタークロック回路32における同期信号に基づいて駆
動される。
【0016】いま、電子内視鏡1に設けられる固体撮像
素子16がフレーム転送方式のものであって、所定の画
素数を備えているものとしたときに、この固体撮像素子
16をドライブするために供給される信号としては、φ
V1〜φV4からなる4相の垂直転送パルスと、φS1〜φS4
からなる4相の蓄積部垂直転送パルスと、φH1,φH2
らなる2相の水平転送パルス及びリセットパルスφR
と、出力ゲート電圧OGとが必要であり、また所定の直
流電圧DCVを印加しなければならない(図3参照)。
これら以外にも、R,G,Bの各ゲイン信号RGBGA
IN、R,G,Bのペデスタル信号RGBPED、映像
のマスク領域を決めるために必要なID用信号IDが必
要となる。さらに、電源ラインDC及び接地ラインGN
Dも必要となる。以上の信号を固体撮像素子16に加え
ると、この固体撮像素子16から映像信号VIDEOが
出力されるが、この映像信号は映像信号出力ラインを介
して制御装置3に伝送されるが、これと共に接地ライン
GNDが設けられる。
【0017】ところで、前述した垂直転送パルスφV1
φV4、蓄積部垂直転送パルスφS1〜φS4、水平転送パル
スφH1,φH2、リセットパルスφR 及び出力ゲート電圧
OGは、固体撮像素子の画素数によってパルス幅等が異
なってくる。従って、制御装置3に画素数の異なる固体
撮像素子を備えた内視鏡を接続したときには、この固体
撮像素子から信号の読み出しを行うことができないだけ
でなく、固体撮像素子の損傷に至らしめるおそれもあ
る。ただし、異なる画素数の固体撮像素子であっても、
制御装置3の全体構成から見れば、大半の構成要素は共
用可能である。即ち、マスタークロック回路32は共用
でき、また信号処理部31のうち、プロセッサ36及び
その後段側の諸回路は映像表示系に依存し、画素数の異
なる固体撮像素子で撮影したものであっても、同じ処理
が行われることから、これらも共用は可能である。しか
しながら、固体撮像素子駆動回路33は固体撮像素子を
ドライブするために、垂直転送パルスφV1〜φV4、蓄積
部垂直転送パルスφS1〜φS4、水平転送パルスφH1,φ
H2、リセットパルスφR 及びゲートパルスOG等を作り
出すものであり、これらの諸パルスは固体撮像素子の画
素数に応じてパルス周期等波形が異なる。また、固体撮
像素子の出力インピーダンスもその種類により異なるこ
とから、インピーダンスを変換するためのエミッタフォ
ロワ回路34も共用できない場合があり、さらには、ロ
ーパスフィルタ35のカットオフ周波数は固体撮像素子
の画素数によって差が生じるので、やはり画素数の異な
る固体撮像素子間に共用できない。なお、共用できない
信号処理回路としては、前述したエミッタフォロワ回路
34,ローパスフィルタ35だけでなく、回路構成によ
っては、サンプルホールド処理回路等他の信号処理回路
もある。
【0018】そこで、本発明においては、図2及び図3
に示したように、アダプタ50を用い、このアダプタ5
0によって異なる画素数の固体撮像素子(図示は省略す
るが以下の説明において、符号16′を用いる)を有す
る電子内視鏡1´を第2の電子内視鏡として、その画素
数の固体撮像素子16を持った第1の電子内視鏡として
電子内視鏡1が接続される制御装置3に接続可能なら
しめるように構成している。而して、制御装置3には、
制御装置内固体撮像素子駆動回路として、最も使用頻度
の高い電子内視鏡1の固体撮像素子16を駆動するのに
必要な固体撮像素子駆動回路33(以下においては、主
固体撮像素子駆動回路33という)を内蔵させておき、
この電子内視鏡1におけるとは異なる種類の固体撮像素
子を備えた第2の電子内視鏡1′用の第2の固体撮像素
子駆動回路33′(この第2の固体撮像素子駆動回路3
3′は1種類のものに限定されない)を1または複数種
類のアダプタ50に内蔵させておくようにする。
【0019】アダプタ50は、マスタークロック回路3
2からの同期信号HD,VDに基づいて電子内視鏡1´
の固体撮像素子16′に必要な垂直転送パルスφV1〜φ
V4、蓄積部垂直転送パルスφS1〜φS4、水平転送パルス
φH1,φH2、リセットパルスφR 及びゲートパルスOG
を生成するための第2の固体撮像素子駆動回路33´を
有し(ただし、電子内視鏡1′に装着されている固体撮
像素子16′は、水平転送パルスφH1,φH2の一方のパ
ルスをリセットパルスとして用い、独立のリセットパル
スφR を用いない構造としたものとする)、またこれ以
外の非共用回路であるエミッタフォロワ回路34´及び
ローパスフィルタ35´を装着したアダプタ本体51
に、制御装置3のコネクタ部3aに着脱可能に接続され
る制御装置側接続コネクタ52と、電子内視鏡1´の電
気コネクタ19´に着脱可能に接続される内視鏡側接続
コネクタ53とを設ける構成となっている。また、アダ
プタ50に設けた固体撮像素子駆動回路33´,エミッ
タフォロワ回路34´及びローパスフィルタ35´に電
源を供給するために、これらには電源出力ラインDC
(これら各回路を駆動するためには、4つのレベルの異
なる電圧が必要なため、4本の端子が必要となる)と接
地ラインGNDが接続される。
【0020】図3から明らかなように、制御装置側接続
コネクタ52には、制御装置3からの各信号ラインが接
続される複数の端子PTが設けられている。RGBGA
IN,RGBPED,RGBGND,ID,DC及びG
NDの各信号ラインは電子内視鏡1及び電子内視鏡1′
の固体撮像素子16,16′を駆動する上で共通となる
共通信号ラインCSLであって、これら各共通信号ライ
ンCSLは、それぞれ端子PTを介してアダプタ本体5
1内の共通信号ラインCSLに接続される。一方、φV1
〜φV4、φS1〜φS4、φH1,φH2、φR 及びOGを伝送
する信号ラインは電子内視鏡1の固体撮像素子16を駆
動するたのに適した主固体撮像素子駆動回路33から供
給される信号であり、電子内視鏡1′の固体撮像素子1
6′の駆動用とは異なる。従って、これらの信号ライン
は端子PTを介してアダプタ本体51内の非共通信号ラ
インDSL1に接続される。また、これ以外にも、アダ
プタ本体51に設けた第2の固体撮像素子駆動回路3
3′を作動させるために必要なHD,VD,DC,GN
Dは制御装置3側から得られることから、第2の固体撮
像素子駆動回路33′には回路作動用信号ラインPSL
が接続されており、これら各回路作動用信号ラインPS
Lも端子PTを介して制御装置3に接続されて、それぞ
れマスタークロック回路32や電源回路等と接続されて
いる。
【0021】アダプタ本体51内には、電子内視鏡1′
の固体撮像素子19′を駆動するφV1〜φV4、φS1〜φ
S4、φH1,φH2、φR 及びOGを伝送するために、第2
の固体撮像素子駆動回路33′に信号ラインが引き出さ
れるが、この信号ラインはこの第2の固体撮像素子駆動
回路33′に専用の非共通信号ラインDSL2であっ
て、この非共通信号ラインDSL2は、スイッチSWに
より主固体撮像素子駆動回路33に専用の非共通信号ラ
インDSL1と選択信号ラインSSLに切り換え可能に
接続されている。また、映像信号の伝送系においては、
第2の固体撮像素子駆動回路33′により固体撮像素子
16′を駆動する場合には、エミッタフォロワ回路34
´及びローパスフィルタ35´を介して信号を伝送しな
ければならないことから、VIDEO信号を伝送する信
号ラインも非共通信号ラインDSL1とDSL2とを有
し、これらもスイッチSWにより選択信号ラインSSL
に切り換え可能に接続されている。
【0022】アダプタ本体51の内視鏡側接続コネクタ
53には、電子内視鏡1の電気コネクタ19または電子
内視鏡1´の電気コネクタ19´が装着された時に、こ
の電気コネクタ19,19′側の端子に接続される複数
の端子が設けられており、これら各端子は共通信号用端
子CSTと、非共通信号用端子DSTとに分けられる。
共通信号用端子CSTには、制御装置3に通じる各共通
信号ラインCSLが接続されており、また非共通信号用
端子DSTには選択信号ラインSSLが接続されて、ス
イッチSWによって非共通信号ラインDSL1またはD
SL2のいずれかが選択される。そして、このスイッチ
SWの切り換えはアダプタ本体50に設けた切換制御手
段54の手動操作により行われるようになっており、ア
ダプタ50の内視鏡側接続コネクタ53に電子内視鏡1
の電気コネクタ19が接続された時には、切換制御手段
54によって選択信号ラインSSLと非共通信号ライン
DSL1とを接続させる。これによって、この電子内視
鏡1に装着した固体撮像素子16をドライブして、映像
信号を読み出す動作に適した信号の授受が行われる。ま
た、この電子内視鏡1に代えて、電子内視鏡1′の電気
コネクタ19′をアダプタ50に接続し、切換制御手段
54によって選択信号ラインSSLと非共通信号ライン
DSL2とを接続させると、この電子内視鏡1′に装着
した固体撮像素子16′をドライブできる。
【0023】このように、アダプタ50を用いることに
よって、単一の制御装置3を用い、この制御装置3の構
成を殆ど複雑化させることなく、複数の内視鏡を接続さ
せることができる。しかも、電子内視鏡1を用いる場合
でも、また電子内視鏡1′を用いる場合でも、それらの
電気コネクタ19,19′をアダプタ50に接続させ
て、切換制御手段54を操作すれば、電子内視鏡1の固
体撮像素子16を駆動するのに必要な信号が得られ、ま
た電子内視鏡1′の固体撮像素子16′を駆動するのに
必要な信号が得られる。従って、制御装置自体に複数の
固体撮像素子駆動回路を内蔵させる場合のように、いた
ずらに装置構成を複雑化,大型化させることはない。ま
た、異なる固体撮像素子駆動回路が必要となるのは、固
体撮像素子の画素数の違いだけでなく、画素数は同じで
も、転送方式その他、構造の異なる固体撮像素子を有す
る電子内視鏡もあることから、複数のアダプタを制御装
置3に交換して装着するように構成すれば、構成が簡単
で、小型の制御装置3とアダプタ50とによって、極め
て多種類の電子内視鏡を接続できるようになる。そし
て、最も使用頻度の高い電子内視鏡1を接続する場合に
は、いずれの種類のアダプタが制御装置3に接続されて
いても、その固体撮像素子16は切換制御手段54の切
り換えのみによりこの制御装置3に内蔵されている主固
体撮像素子駆動回路33によりドライブできるので、ア
ダプタ50を頻繁に交換する必要がなく、電子内視鏡と
制御装置との間の交換接続作業が容易になる。さらに、
電子内視鏡に装着される固体撮像素子は、映像の画質向
上等の見地から逐次改良される傾向にあり、従って新た
な種類の固体撮像素子を内蔵した電子内視鏡が開発され
た時には、この固体撮像素子を駆動するのに必要な固体
撮像素子駆動回路を備えたアダプタを使用すれば、この
新型の電子内視鏡に専用の制御装置を用いることなく、
また制御装置の内部構成を変えることなく、この新型の
電子内視鏡を従来型の電子内視鏡と共に制御装置3に接
続可能となる。
【0024】なお、前述した実施例では、アダプタ50
には第2の固体撮像素子駆動回路33′を1個のみ設け
る構成としたが、それぞれ異なる信号を出力する複数の
固体撮像素子駆動回路を設けるようにしても良い。ま
た、主固体撮像素子駆動回路33と第2の固体撮像素子
駆動回路33′とを選択する手段としては、前述のもの
以外でも、例えば電子内視鏡の電気コネクタにID用の
ピン等を設けておき、アダプタ本体に電気コネクタが接
続された時に、このID用のピンを検出して、自動的に
スイッチの切り換えを行うように構成することもでき
る。さらに、エミッタフォロワ回路及びローパスフィル
タを、電子内視鏡に中継基板を設け、この中継基板にこ
れらを装着する構成等となっておれば、アダプタにこれ
らを設ける必要はない。さらにまた、異なる固体撮像素
子を有する電子内視鏡に共用できない信号処理回路とし
ては、前述したエミッタフォロワ回路及びローパスフィ
ルタだけでなく、回路構成によっては、サンプルホール
ド処理回路等他の信号処理回路もあり、従って第2の固
体撮像素子駆動回路と共にアダプタに内蔵される回路と
しては、これらに限定されるものではなく、共用できな
い全ての回路構成を対象とすることができる。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、制
御装置にアダプタを接続しておき、相互に異なる固体撮
像素子駆動回路によりドライブされる異なる種類の電子
内視鏡、つまり第1の電子内視鏡と第2の電子内視鏡と
を交換して制御装置に接続するに当って、アダプタ本体
を常に制御装置に接続させておき、第1の電子内視鏡を
接続する際にも、また第2の電子内視鏡を接続する場合
にも、このアダプタ本体における電子内視鏡側接続部に
接続すれば良いので、アダプタ本体を制御装置から取り
外す必要がなくなり、しかも切換制御手段により切換部
の切り換え操作を行うことによって、第1の電子内視鏡
は制御装置内固体撮像素子駆動回路に接続され、また第
2の電子内視鏡は第2の固体撮像素子駆動回路に接続で
きる等の諸効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子内視鏡の撮像システムの概略構成図であ
る。
【図2】本発明の一実施例を示すアダプタの外観図であ
る。
【図3】アダプタの回路構成図である。
【符号の説明】
1,1´ 電子内視鏡 3 制御装置 3a コネクタ部 19,19´ 電気コネクタ 30 固体撮像素子駆動部 31 信号処理部 32 マスタークロック回路 33 固体撮像素子駆動回路 33´ 第2の固体撮像素子駆動回路 34 エミッタフォロワ回路 35 ローパスフィルタ 50 アダプタ 51 アダプタ本体 52 制御装置側接続コネクタ 53 内視鏡側接続コネクタ 54 切換制御手段 CST 共通信号用端子 DST 非共通信号用端子 CSL 共通信号ライン DSL1,DSL2 非共通信号ライン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子内視鏡の電気コネクタが接続され、
    この電子内視鏡に設けた固体撮像素子をドライブする駆
    動パルスを出力する固体撮像素子駆動回路と、前記固体
    撮像素子から得た撮像信号を処理する信号処理回路を設
    けた制御装置に装着されるアダプタ本体を有し、前記制
    御装置内に設けた固体撮像素子駆動回路を制御装置内固
    体撮像素子駆動回路とし、この制御装置内固体撮像素子
    駆動回路で駆動される固体撮像素子を備えた電子内視鏡
    を第1の電子内視鏡としたときに、前記アダプタ本体に
    は、その内部に前記制御装置内固体撮像素子駆動回路と
    は異なる駆動パルスを出力する第2の固体撮像素子駆動
    回路を内蔵すると共に、その一側が前記制御装置に着脱
    可能に接続される制御装置側接続部で、他側が前記電子
    内視鏡の電気コネクタが着脱可能に接続される電子内視
    鏡側接続部として、この電子内視鏡側接続部には、前記
    第1の電子内視鏡に代えて、前記第2の固体撮像素子駆
    動回路で駆動される固体撮像素子を装着した第2の電子
    内視鏡を接続可能としたアダプタにおいて、 前記制御装置側接続部には前記制御装置側の各端子に接
    続される所定数の端子を設け、 また前記電子内視鏡側接続部には、前記第1,第2の電
    子内視鏡の電気コネクタに設けた所定の端子に接続され
    る端子のうち、前記電子内視鏡側接続部側の端子と直接
    信号ラインにより接続される共通信号用端子と、前記制
    御装置内固体撮像素子駆動回路からの信号ラインと、前
    記第2の固体撮像素子駆動回路からの信号ラインとを切
    換部により切り換え可能に接続される非共通用端子とを
    設け、 前記非共通用端子は、前記2種類の電子内視鏡のいずれ
    かが接続された時に、切換制御手段により前記切換部を
    切り換えて、前記制御装置内固体撮像素子駆動回路から
    の信号ラインと、前記第2の固体撮像素子駆動回路から
    の信号ラインとのいずれかを前記非共通用端子と接続す
    構成としたことを特徴とする電子内視鏡の撮像手段ド
    ライブ用アダプタ。
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