JP2004317679A - 画像入出力装置 - Google Patents

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泰 荻野
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Abstract

【課題】画像の入力と出力との両方を容易に行うことができる画像入出力装置を提供すること。
【解決手段】画像入出力の対象が、現像済みフィルムか未露光フィルムかを識別する識別部と、識別部により対象が現像済みフィルムであると識別されると、現像済みフィルムから画像の読み取りを行う画像入力部と、識別部により対象が未露光フィルムであると識別されると、未露光フィルムに対する画像の露光を行う画像出力部とを備える。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、銀塩フィルムを画像入出力の対象とする画像入出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、現像済みフィルムに記録されている画像を、ディジタル画像データとして取り込むフィルムスキャナが知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなフィルムスキャナでは、LED(Light Emitting Diode)などの照明によって、現像済みフィルムを裏面から照明し、透過光を投影光学系を用いて結像し、撮像素子により撮像が行われる。
【0003】
また、ディジタル画像データを未露光フィルムに対して露光するフィルムレコーダが知られている(例えば、特許文献2参照)。このようなフィルムレコーダでは、CRT(Cathode−ray Tube)などの表示素子に表示されたディジタル画像データを、投影光学系を用いて結像し、未露光フィルムに対する露光が行われる。
【特許文献1】
特開2001−144896号公報
【特許文献2】
特開2001−22005号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述したフィルムスキャナは現像済みフィルムからの画像の入力専用の機器であり、また、前述したフィルムレコーダは、未露光フィルムへの画像の出力専用の機器である。そのため、画像の入出力を行うには両方用意しなくてはならなかった。
【0005】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、画像の入力と出力との両方を容易に行うことができる画像入出力装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の画像入出力装置は、画像入出力の対象が、現像済みフィルムか未露光フィルムかを識別する識別部と、前記識別部により前記対象が前記現像済みフィルムであると識別されると、前記現像済みフィルムから画像の読み取りを行う画像入力部と、前記識別部により前記対象が前記未露光フィルムであると識別されると、前記未露光フィルムに対する画像の露光を行う画像出力部とを備えたことを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の画像入出力装置は、請求項1に記載の画像入出力装置において、前記画像入出力装置は、前記現像済みフィルムを保持するホルダと前記未露光フィルムを保持するホルダとのいずれかを本体に着脱可能であり、前記識別部は、いずれのホルダが本体に装着されているかを判断することにより前記識別を行うことを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の画像入出力装置は、請求項1または請求項2に記載の画像入出力装置において、前記画像入力部は、撮像素子を備え、前記画像出力部は、表示素子を備え、前記画像入力部および画像出力部は、前記対象から前記撮像素子および前記表示素子までの間に共通の光学系を含み、前記撮像素子と前記表示素子とのいずれかを、前記光学系を介して、前記対象と共役な位置に設定する切換部を備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の画像入出力装置は、請求項3に記載の画像入出力装置において、前記撮像素子と前記表示素子とは、同一の基板上に配置され、前記切換部は、前記基板を移動して前記設定を行うことを特徴とする。
請求項5に記載の画像入出力装置は、請求項3に記載の画像入出力装置において、前記共通の光学系は、前記対象からの光路を、前記撮像素子と前記表示素子とのいずれかに導く光路切換素子を含み、前記切換部は、前記光路切換素子を移動して前記設定を行うことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本実施形態の画像入出力装置1の使用形態を示す図である。
画像入出力装置1は、図1に示すように、接続ケーブル3を介して、コンピュータ2と相互に接続される。画像入出力装置1における画像入出力の対象は、銀塩フィルムであり、未露光フィルムを画像出力の対象とし、現像済みフィルムを画像入力の対象とする。
【0011】
画像入出力装置1は、画像出力時には、コンピュータ2から送られるディジタル画像データを受け取って未露光フィルムに露光する。また、画像入力時には、現像済みフィルムから読み取ったディジタル画像データを、コンピュータ2に転送する。
画像入出力装置1は、図2に示す本体10と、図3に示す未露光フィルム用ホルダ30と、図4に示す現像済みフィルム用ホルダ50とで構成される。
【0012】
未露光フィルム用ホルダ30および現像済みフィルム用ホルダ50は、本体10に対して着脱可能であり、本体10のスロット部11に差し込まれることにより本体10に装着される。
まず、本体10について説明する。本体10内には、図2に示すように、光学ユニット12、光学ユニット走査機構13、制御部15、本体側接続接点16が設けられている。
【0013】
制御部15は、光学ユニット走査機構13、本体側接続接点16、光学ユニット12内の照明光源17および素子基板23(詳細は後述する)に接続される。また、本体10は、コンピュータ2と本体10を接続するためのドライバ(例えばSCSIインターフェイス)機能を備える外部接点25を有する。
【0014】
光学ユニット12は、上記したスロット部11の上方に配置された照明光源17および屈曲ミラー18と、スロット部11の下方に配置された屈曲ミラー19、投影レンズ20、撮像素子21、表示素子22、素子基板23、切換機構24とで構成されている。
照明光源17は、LED(発光ダイオード)で構成され、制御部15からの指示(後述する)に応じて点灯あるいは消灯される。
【0015】
撮像素子21および表示素子22は、同一の素子基板23上に設けられる。素子基板23は、切換機構24により、図2の上下方向(投影レンズ20の光軸に垂直な方向)に移動可能である。切換機構24は、制御部15から素子基板23への指示にしたがって、素子基板23を上下方向に移動する(詳細は後述する)。このように、素子基板23を上下方向に移動することにより、投影レンズ20の光軸上に撮像素子21と表示素子22とのいずれかが配置される。図2では、素子基板23は上方に移動され、撮像素子21が、投影レンズ20の光軸上に配置されている。
【0016】
撮像素子21が、投影レンズ20の光軸上に配置されている場合、撮像素子21は、投影レンズ20を介して、画像入出力の対象と共役な位置に設定されることになる。一方、表示素子22が、投影レンズ20の光軸上に配置されている場合、表示素子22は、投影レンズ20を介して、画像入出力の対象と共役な位置に設定されることになる。
【0017】
図5Aは、撮像素子21、表示素子22、素子基板23の拡大図である。表示素子22は反射型の表示素子であり、図5Aに示すように、表示素子用照明光源26および表示素子照明光学系27と共に、表示素子パッケージ28内に設けられる。
表示素子22は、撮像素子21よりも、長さdだけ投影レンズ20に近づいて配置される。この長さdは、表示素子照明光学系27の構成(厚み、屈折率など)に応じて決定され、表示素子22が投影レンズ20の光軸上に配置される場合に、表示素子22が、画像入出力の対象と共役な位置に設定されるように決定される。
【0018】
このように長さdを持たせることにより、表示素子22が投影レンズ20の光軸上に配置された場合の画像入出力の対象から表示素子22までの光路長と、撮像素子21が投影レンズ20の光軸上に配置された場合の画像入出力の対象から撮像素子21までの光路長とは等しくなる。すなわち、撮像素子21および表示素子22は、画像入出力の対象に対して光学的に等価な位置に配置されることになる。
【0019】
図5Bは、撮像素子21、表示素子22、素子基板23を、図5Aの矢印aの方向から見た図である。前述した表示素子用照明光源26、表示素子照明光学系27、表示素子パッケージ28は、図示省略してある。撮像素子21および表示素子22は、図5Bに示すように、画素が一次元に配列された素子であり、画素領域の幅Lはほぼ等しい。幅Lが等しい場合、投影レンズ20に変倍機構などを設けなくても、画像入力時における現像済みフィルムの読み取り範囲と同じ部分に、画像出力時における未露光フィルムの露光範囲を設定することができる。
【0020】
以上説明した光学ユニット12は、光学ユニット走査機構13により投影レンズ20の光軸方向に、所定距離ずつ移動される。光学ユニット走査機構13は、制御部15からの指示にしたがって不図示の走査モータを駆動して、光学ユニット12を移動する。
また、本体側接続接点16は、スロット部11に差し込まれるホルダと電気的に接続可能な接点である(詳細は後述する)。
【0021】
次に、未露光フィルム用ホルダ30について説明する。未露光フィルム用ホルダ30は、画像出力時に本体10に装着して用いられるホルダであり、画像出力の対象である未露光フィルムを内部に保持する。
【0022】
未露光フィルム用ホルダ30は、図3に示すように、裏蓋31、給送機構33、巻き上げスプール34、アパーチャ35、シャッタ機構36、未露光フィルム用ホルダ制御部37、駆動用電池38を内部に備えると共に、本体10の本体側接続接点16と電気的に接続可能なホルダ側接続接点39を備える。
裏蓋31を開放することにより未露光フィルムが納められたフィルムパトローネ32を、未露光フィルム用ホルダ30内に装填可能である。また、給送機構33および巻き上げスプール34は、フィルムパトローネ32に納められた未露光フィルムを給送可能である。画像の露光対象のコマの開口部であるアパーチャ35は、シャッタ機構36により開閉可能であり、シャッタ機構36は、裏蓋31と共に暗箱を形成し、未露光フィルムへの不要な露光を防止する。
【0023】
未露光フィルム用ホルダ制御部37は、給送機構33およびホルダ側接続接点39に接続され、ホルダ側接続接点39を介した本体10の制御部15の指示にしたがって、給送機構33を制御する。また、駆動用電池38は、フィルムパトローネ32が装填された際に初期動作(フィルムのローディングなど)を行うための電源である。
【0024】
次に、現像済みフィルム用ホルダ50について説明する。現像済みフィルム用ホルダ50は、画像入力時に本体10に装着して用いられるホルダであり、画像入力の対象である現像済みフィルムを内部に保持する。
現像済みフィルム用ホルダ50は、図4に示すように、フィルム開口部51、給送機構52、現像済みフィルム用ホルダ制御部53を内部に備えると共に、本体10の本体側接続接点16と電気的に接続可能なホルダ側接続接点54を備える。
【0025】
フィルム開口部51は、現像済みフィルムを挿入する口であり、給送機構52は、フィルム開口部51に挿入された現像済みフィルムを給送する。また、現像済みフィルム用ホルダ制御部53は、給送機構52およびホルダ側接続接点54に接続され、ホルダ側接続接点54を介した本体10の制御部15からの指示にしたがって、給送機構52を制御する。
【0026】
なお、制御部15、本体側接続接点16は、請求項の「識別部」に対応し、光学ユニット12、光学ユニット走査機構13、制御部15、本体側接続接点16、外部接点25および現像済みフィルム用ホルダ50は、請求項の「画像入力部」に対応する。また、光学ユニット12、光学ユニット走査機構13、制御部15、本体側接続接点16、外部接点25および未露光フィルム用ホルダ30は、請求項の「画像出力部」に対応し、制御部15、素子基板23、切換機構24は、請求項の「切換部」に対応する。
【0027】
以上説明したような構成の画像入出力装置1の動作について図6を用いて説明する。
不図示の電源がONされると、ステップS1において、制御部15は、本体10のスロット部11にホルダが装着されたか否かを判定する。制御部15は、本体側接続接点16に、何らかの端子(未露光フィルム用ホルダ30のホルダ側接続接点39または現像済みフィルム用ホルダ50のホルダ側接続接点54)が接続されたか否かを判断することによりホルダが装着されたか否かを判定し、ホルダが装着されたと判定されると、ステップS2に進む。
【0028】
ステップS2において、制御部15は、装着されたホルダへの電源供給を開始する。制御部15は、不図示の電源から外部接点25を介して供給される電源を、本体側接続接点16を介して、ホルダに供給する。
ステップS3において、制御部15は、装着されたホルダの種類を判定する。つまり、未露光フィルム用ホルダ30と現像済みフィルム用ホルダ50のいずれのホルダが本体10に装着されているかを判断する。
【0029】
具体的に言うと、制御部15は、図7のように、本体側接続接点16に未露光フィルム用ホルダ30のホルダ側接続接点39が接続されている場合には、未露光フィルム用ホルダ30が装着されたと判断する。一方、図8のように、本体側接続接点16に現像済みフィルム用ホルダ50のホルダ側接続接点54が接続されている場合には、制御部15は、現像済みフィルム用ホルダ50が装着されたと判断する。すなわち、制御部15は、本体側接続接点16に接続されている接点の種類に基づいて、本体10に装着されているホルダの種類を判断することにより、画像入出力の対象が、現像済みフィルムか未露光フィルムかを識別する。
【0030】
なお、本体10に未露光フィルム用ホルダ30が装着される場合には、装着前にフィルムパトローネ32が予めホルダ内に装填されているものとする。また、本体10に現像済みフィルム用ホルダ50が装着される場合には、装着後に現像済みフィルムが装填されるものとする。
そして、前述したような識別を行った後、制御部15は、本体10に装着されたホルダが未露光フィルム用ホルダ30である場合には、ステップS4に進み、現像済みフィルム用ホルダ50である場合には、ステップS13に進む。
【0031】
以降、ステップS4〜ステップS11では、画像入出力の対象が未露光フィルムである場合、すなわち、画像出力を行う場合について説明し、ステップS13〜ステップS21では、画像入出力の対象が現像済みフィルムである場合、すなわち、画像入力を行う場合について説明する。
まず、画像出力時の動作について説明する。
【0032】
ステップS3において、本体10に装着されたホルダが未露光フィルム用ホルダ30であると判定される(画像入出力の対象が未露光フィルムであると識別される)と、ステップS4において、制御部15は、表示素子22を投影レンズ20の光軸上に配置する(図7の状態)。制御部15は、切換機構24に、素子基板23を下方に移動するよう指示を出す。なお、素子基板23が既に下方に移動されている場合(表示素子22が投影レンズ20の光軸上に配置されている場合)、制御部15は、そのままステップS5に進む。
【0033】
ステップS5において、制御部15は、条件設定を行う。制御部15は、露光時間、表示素子22の表示素子用照明光源26の光量などを決定し、各部に指示を出す。なお、条件設定の詳細な方法は、公知技術と同様に行うことができるため、説明を省略する。
ステップS6において、制御部15は、本体側接続接点16およびホルダ側接続接点39を介して、未露光フィルム用ホルダ制御部37にシャッタを開放するよう指示を出す。未露光フィルム用ホルダ制御部17は、制御部15からの指示にしたがって、シャッタ機構36を制御し、シャッタを開放する。
【0034】
ステップS7において、制御部15は、ステップS5で設定した光量で、表示素子22に画像を表示する。図7において、表示素子22に表示された画像は、投影レンズ20および屈曲ミラー19を介して、未露光フィルム用ホルダ30に保持された未露光フィルム上に結像される。
ここで、画像とは、未露光フィルムに対して露光される画像であり、コンピュータ2から、接続ケーブル3および画像入出力装置1の外部接点25を介して、1ラインずつ入力されるものとする。なお、画像入出力装置1内にバッファメモリを設け、所定量ずつまとめて入力するようにしても良い。
【0035】
制御部15は、コンピュータ2から入力される画像を、表示素子22に表示する。このような画像の表示は、ステップS6で説明したシャッタの開放と同時に開始される。そして、ステップS5で設定した露光時間の間、表示を行うことにより、未露光フィルムに対する画像の露光を行うと、制御部15は、ステップS8に進む。
【0036】
ステップS8において、制御部15は、画像全体の表示が終了したか否かを判定する。制御部15は、コンピュータ2からの画像の入力が終了したか否かを判定し、終了していないと判定した場合には、ステップS9に進み、終了していると判定した場合には、ステップS10に進む。
【0037】
ステップS9において、制御部15は、光学ユニット走査機構13を制御して、光学ユニット12を次の露光ラインまで移動する。なお、次の露光ラインまでの移動距離は予め定められている。そして、光学ユニット12を移動すると、制御部15は、ステップS7に戻り、ステップS7からの処理を繰り返す。なお、ステップS7に戻った後、表示素子22に表示される画像は、コンピュータ2から入力される次のラインの画像である。
【0038】
画像全体の表示が終了すると、ステップS10において、制御部15は、本体側接続接点16およびホルダ側接続接点39を介して、未露光フィルム用ホルダ制御部37にシャッタを閉鎖するよう指示を出す。未露光フィルム用ホルダ制御部17は、制御部15からの指示にしたがって、シャッタ機構36を制御し、シャッタを閉鎖する。
【0039】
ステップS11において、制御部15は、本体側接続接点16およびホルダ側接続接点39を介して、未露光フィルム用ホルダ制御部37に未露光フィルムをコマ送りするよう指示を出す。未露光フィルム用ホルダ制御部37は、制御部15からの指示にしたがって、給送機構33および巻き上げスプール34を制御し、未露光フィルムを1コマ分コマ送りし、一連の処理を終了する。
【0040】
次に、画像入力時の動作について説明する。
ステップS3において、本体10に装着されたホルダが現像済みフィルム用ホルダ50であると判定される(画像入出力の対象が現像済みフィルムであると識別される)と、ステップS13において、制御部15は、撮像素子21を投影レンズ20の光軸上に配置する(図8の状態)。制御部15は、切換機構24に、素子基板23を上方に移動するよう指示を出す。なお、素子基板23が既に上方に移動されている場合(撮像素子21が投影レンズ20の光軸上に配置されている場合)、制御部15は、そのままステップS14に進む。
【0041】
ステップS14において、制御部15は、現像済みフィルム用ホルダ50に現像済みフィルムが装填されたか否かを判定する。制御部15は、本体側接続接点16およびホルダ側接続接点54を介して、フィルム開口部51から読み取り対象である現像済みフィルムが装填されたか否かを判定する。
そして、現像済みフィルムが装填されたと判定すると、制御部15は、本体側接続接点16およびホルダ側接続接点54を介して、現像済みフィルム用ホルダ制御部53に、装填された現像済みフィルムを所定の読み取り開始位置に配置するよう指示を出す。現像済みフィルム用ホルダ制御部53は、制御部15からの指示にしたがって、給送機構52を制御し、現像済みフィルムを所定の読み取り開始位置に配置する。
【0042】
ステップS15において、制御部15は、条件設定を行う。制御部15は、照明光源17の光量、撮像素子21の撮影感度などを決定し、各部に指示を出す。なお、条件設定の詳細な方法は、公知技術と同様に行うことができるため、説明を省略する。
ステップS16において、制御部15は、ステップS15で設定した光量で、照明光源17を点灯する。図8において、照明光源17による照明光は、屈曲ミラー18により現像済みフィルム用ホルダ50に保持された現像済みフィルムに導かれる。そして、現像済みフィルムを透過した透過光は、屈曲ミラー19および投影レンズ20を介して、撮像素子21上に結像される。
【0043】
ステップS17において、制御部15は、撮像素子21による撮像をステップS15で設定した撮影感度で行う。このような撮像は、ステップS16で説明した照明光源17の点灯と同時に開始される。そして、所定の時間、撮像を行うことにより、現像済みフィルムからの画像の読み取りを行うと、制御部15は、ステップS18に進む。
【0044】
ステップS18において、制御部15は、画像データをコンピュータ2に転送する。制御部15は、撮像素子21により撮像した1ライン分の画像データを、コンピュータ2に転送する。なお、画像入出力装置1内にバッファメモリを設け、所定量ずつまとめて転送するようにしても良い。
【0045】
ステップS19において、制御部15は、画像全体の撮像が終了したか否かを判定し、終了していないと判定した場合には、ステップS20に進み、終了したと判定した場合には、ステップS21に進む。
ステップS20において、制御部15は、光学ユニット12を次の撮像ラインまで移動する。なお、次の撮像ラインまでの移動距離は予め定められている。そして、光学ユニット12を移動すると、制御部15は、ステップS17に戻り、ステップS17からの処理を繰り返す。なお、ステップS17に戻った後、撮像素子21により撮像される画像は、前回撮像された現像済みフィルム上の画像の次のラインの画像である。
【0046】
画像全体の撮像が終了すると、ステップS21において、制御部15は、本体側接続接点16およびホルダ側接続接点54を介して、現像済みフィルム用ホルダ制御部53に現像済みフィルムをコマ送りするよう指示を出す。現像済みフィルム用ホルダ制御部53は、制御部15からの指示にしたがって、給送機構52を制御し、現像済みフィルムを1コマ分コマ送りし、一連の処理を終了する。
【0047】
以上説明したように、本実施形態によれば、画像入出力の対象が、現像済みフィルムか未露光フィルムかを識別して、現像済みフィルムである場合には、現像済みフィルムからの画像の読み取りを行い、未露光フィルムである場合には、未露光フィルムに対する画像の露光を行う。そのため、1つの機器で画像の入力と出力との両方を容易に行うことができる。また、画像の入出力を行う際に、フィルムスキャナとフィルムレコーダとの両方を用意する必要がなくコストダウンをはかることができる。
【0048】
また、本実施形態によれば、本体10に装着されたホルダを、本体側接続接点16を介して判断することにより画像入出力の対象の識別を行う。そのため、手動でフィルムの種類を設定する手間を省くことができる。
【0049】
また、本実施形態によれば、画像入出力の対象と、撮像素子21および表示素子22との間に共通の光学系である投影レンズ20を含み、撮像素子21と表示素子22とのいずれかが、投影レンズ20を介して画像入出力の対象と共役な位置に配置される。そのため、配置された撮像素子21または表示素子22は、画像入出力の対象に対して光学的に等価な位置に配置される。そのため、投影レンズ20に変倍機構などを設ける必要がなく、共通の投影レンズ20を、画像入力時にも画像出力時にも利用することができる。したがって、別々に投影光学系を設ける場合に比べ、装置の小型化を図ることができる。また、フィルムスキャナとフィルムレコーダとの両方を用意する場合に比べて、省スペース化も実現できる。
【0050】
また、本実施形態によれば、撮像素子21と表示素子22とは同一の素子基板23上に配置され、素子基板23を移動することにより撮像素子21と表示素子22とのいずれかが設定される。そのため、素子基板23を移動させるだけで、画像の入力と出力とを簡単に切り換えることができる。また、構成を簡単にすることができるので、装置の小型化が可能である。
【0051】
ただし、表示素子22は、反射型でなくても良い。反射型でない場合、照明光源、光学系は、表示素子22の裏面に配置されるので、図5Aにおける高低差dは0になる。
なお、本実施形態では、撮像素子21と表示素子22とが同一の素子基板23上に設けられ、本体10に装着されるホルダに応じて、この素子基板23を移動して、画像の入力と出力とを切り換える例を示したが、撮像素子と表示素子とを図9に示すように配置しても良い。
【0052】
すなわち、図9Aに示すように、投影レンズ60の光軸上に、照明光源61およびフィルム面62の中心を配置するとともに、ミラー63を配置する。ミラー63は入出力の対象からの光路を切り換える光学素子であり、請求項の「光路変換素子」に対応する。ミラー63は、軸aを中心に回転することにより、投影レンズ60の光軸上に出し入れ可能である。なお、表示素子64および撮像素子65は、投影レンズ60を介して、画像入出力の対象であるフィルム面62と共役な位置に配置されている。
【0053】
図9Bに示すように、ミラー63を投影レンズ60の光軸上から退避させると、表示素子64が投影レンズ60の光軸上に配置され、画像入出力の対象からの光路は表示素子64に導かれることになる。このような配置は、表示素子64を用いた画像出力時に行われる。
一方、図9Cに示すように、ミラー63を投影レンズ60の光軸上に挿入させると、撮像素子65が投影レンズ60の光軸上に配置され、画像入出力の対象からの光路は撮像素子65に導かれることになる。このような配置は、撮像素子65を用いた画像入力時に行われる。
【0054】
すなわち、ミラー63を移動することにより、画像入出力の対象であるフィルム面62から投影レンズ60を通過する光路を、表示素子64が配置される方向(画像出力部の方向)と、撮像素子65が配置される方向(画像入力部の方向)とのいずれかに、ミラー63を用いて切り換える。そして、このようなミラー63を切り換えることにより、表示素子64と撮像素子65とのいずれかが、画像入力の対象と共役な位置に配置される。すなわち、ミラー63を移動するだけで、画像の入力と出力とを簡単に切り換えることができる。また、構成を簡単にすることができるので、装置の小型化が可能である。
【0055】
また、本実施形態では、未露光フィルム用ホルダ30および現像済みフィルム用ホルダ50を用いて、本体10にフィルムを装填する例を示したが、本体10に未露光フィルムおよび現像済みフィルムを受け付ける受け口を設けるようにしても良い。
また、本実施形態では、画像入力の対象が現像済みフィルムで、画像出力の対象が、フィルムパトローネ32に納められた未露光フィルムである例を示したが、画像の入力および出力の対象はAPS(Advanced Photo System)フィルムであっても良い。画像入出力の対象がAPSフィルムである場合、ホルダは必要なく、本体10にAPSフィルムを装填可能な部材を設け、未露光のAPSフィルムも現像済みのAPSフィルムもセットできるようにすれば良い。なお、画像入出力対象のAPSフィルムが未露光であるか露光済みであるかは、APSフィルムのカートリッジの識別機構を用いて識別するようにすれば良い。
【0056】
また、本実施形態では、画像入出力の対象が現像済みフィルムか未露光フィルムかを識別するために、本体10に装着されたホルダを判断する例を示したが、赤外センサなどを用いても良いし、ユーザにより手動で設定可能にしても良い。
また、本実施形態で、本体10の制御部15が行った各指示を、コンピュータ2が行うようにしても良い。
【0057】
また、本実施形態では、撮像素子21および表示素子22としてラインセンサを用いる例を示したが、点センサやエリアセンサなど、どのようなセンサを用いても良い。
また、本実施形態では、光学ユニット12を移動して、光学ユニット12とフィルムとの相対的な位置関係を変更する例を示したが、フィルムを移動しても良いし、光学ユニット12とフィルムとの両方を移動しても良い。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、画像の入力と出力との両方を容易に行える画像入出力装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の画像入出力装置の使用形態を示す図である。
【図2】本実施形態の画像入出力装置の本体の構成を示す図である。
【図3】本実施形態の画像入出力装置の未露光フィルム用ホルダの構成を示す図である。
【図4】本実施形態の画像入出力装置の現像済みフィルム用ホルダの構成を示す図である。
【図5】本実施形態の画像入出力装置の撮像素子、表示素子、素子基板について説明する図である。
【図6】本実施形態の画像入出力装置の動作を示す図である。
【図7】本実施形態の画像処理装置で未露光フィルム用ホルダが本体に装着されている場合の図である。
【図8】本実施形態の画像処理装置で現像済みフィルム用ホルダが本体に装着されている場合の図である。
【図9】撮像素子および表示素子の別の配置の例を示す図である。
【符号の説明】
1 画像入出力装置
2 コンピュータ
3 接続ケーブル
10 本体
11 スロット部
12 光学ユニット
13 光学ユニット走査機構
15 制御部
16 本体側接続接点
17,61 照明光源
18,19 屈曲ミラー
20,60 投影レンズ
21,65 撮像素子
22,64 表示素子
23 素子基板
24 切換機構
25 外部接点
26 表示素子用照明光源
27 表示素子照明光学系
28 表示素子パッケージ
30 未露光フィルム用ホルダ
31 裏蓋
32 フィルムパトローネ
33,52 給送機構
34 巻き上げスプール
35 アパーチャ
36 シャッタ機構
37 未露光フィルム用ホルダ制御部
38 駆動用電池
39,54 ホルダ側接続接点
50 現像済みフィルム用ホルダ
51 フィルム開口部
53 現像済みフィルム用ホルダ制御部
62 フィルム面
63 ミラー

Claims (5)

  1. 画像入出力の対象が、現像済みフィルムか未露光フィルムかを識別する識別部と、
    前記識別部により前記対象が前記現像済みフィルムであると識別されると、前記現像済みフィルムから画像の読み取りを行う画像入力部と、
    前記識別部により前記対象が前記未露光フィルムであると識別されると、前記未露光フィルムに対する画像の露光を行う画像出力部と
    を備えたことを特徴とする画像入出力装置。
  2. 請求項1に記載の画像入出力装置において、
    前記画像入出力装置は、前記現像済みフィルムを保持するホルダと前記未露光フィルムを保持するホルダとのいずれかを本体に着脱可能であり、
    前記識別部は、いずれのホルダが本体に装着されているかを判断することにより前記識別を行う
    ことを特徴とする画像入出力装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像入出力装置において、
    前記画像入力部は、撮像素子を備え、
    前記画像出力部は、表示素子を備え、
    前記画像入力部および画像出力部は、前記対象から前記撮像素子および前記表示素子までの間に共通の光学系を含み、
    前記撮像素子と前記表示素子とのいずれかを、前記光学系を介して、前記対象と共役な位置に設定する切換部を備えた
    ことを特徴とする画像入出力装置。
  4. 請求項3に記載の画像入出力装置において、
    前記撮像素子と前記表示素子とは、同一の基板上に配置され、
    前記切換部は、前記基板を移動して前記設定を行う
    ことを特徴とする画像入出力装置。
  5. 請求項3に記載の画像入出力装置において、
    前記共通の光学系は、前記対象からの光路を、前記撮像素子と前記表示素子とのいずれかに導く光路切換素子を含み、
    前記切換部は、前記光路切換素子を移動して前記設定を行う
    ことを特徴とする画像入出力装置。
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