JP2002051259A - 画像出力装置およびカメラ - Google Patents

画像出力装置およびカメラ

Info

Publication number
JP2002051259A
JP2002051259A JP2001146643A JP2001146643A JP2002051259A JP 2002051259 A JP2002051259 A JP 2002051259A JP 2001146643 A JP2001146643 A JP 2001146643A JP 2001146643 A JP2001146643 A JP 2001146643A JP 2002051259 A JP2002051259 A JP 2002051259A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
film
camera
light source
cartridge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001146643A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002051259A5 (ja
Inventor
Naoyoshi Chino
直義 千野
Yasunori Tanaka
康則 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2001146643A priority Critical patent/JP2002051259A/ja
Publication of JP2002051259A publication Critical patent/JP2002051259A/ja
Publication of JP2002051259A5 publication Critical patent/JP2002051259A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)
  • Projection-Type Copiers In General (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】画像出力装置およびカメラをさらに改良し、低
価格で実現可能で、かつ小型化が容易であり、画像読取
を効率的に行うことが可能で、実用性が高い画像出力機
能を持つ画像出力装置および複合機能型のカメラを提供
する。 【解決手段】装填された現像済みフィルム内蔵カートリ
ッジから引き出されたフィルム上の画像を照明する光源
と、その画像情報を光電変換により読み取る画像読取ユ
ニットと、この画像情報を表示する画像表示ユニットへ
の画像情報出力ユニットとを有し、画像読取ユニット
が、フィルム上の画像エリアと略同等ないしそれ以上の
大きさを有し、フィルムに近接して配置され、フィルム
を透過した画像情報を担持する光を受光する二次元光電
変換デバイス、またはフィルムを透過し、結像レンズ系
を通して結像した画像情報を担持する光を受光する二次
元光電変換デバイスであることにより、上記課題を解決
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像出力装置および
カメラに関し、より詳細には、現像済みの撮影フィルム
の画像情報を表示可能な画像出力機能を持つ画像出力装
置、および、この画像出力機能を組み込んだ複合機能型
のカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】最近の新規格の、磁気記録領域を有する
銀塩フィルムを用いるシステム(APS:Advanced P
hoto System )では、この新規格のフィルムを用いて
撮影を行い、露光済みのフィルムを現像業者に依頼した
場合、現像済みのフィルムは、インデックスプリントと
呼ばれる、フィルム上の全画像が一覧可能なプリントと
ともに、カートリッジに収納された形で返却される。こ
のため、撮影者は、もしも、上述のインデックスプリン
トを紛失してしまった場合、現像したフィルムの撮影内
容を確認できないという事態になる。
【0003】このような不都合を回避するために利用で
きる技術としては、本出願人が、先に、特開平5−75
922号公報( 特願平3−190127号「フィルム画
像入力装置」)において提案した、フィルムカートリッ
ジをそのまま装填可能で、このフィルムカートリッジに
収容されているフィルム上の画像をビデオモニタ上に再
生する装置をあげることができる。この装置は、現像済
みフィルムを収納した前記カートリッジを装填し、この
カートリッジから引き出したフィルム上の画像をビデオ
モニタ上に再生するというものである。
【0004】この装置は、名前の通り、フィルムカート
リッジに収容されているフィルム上の画像をビデオモニ
タ上に再生するための専用の装置である。また、この装
置における画像の再生機構は、装填されたフィルムカー
トリッジから引き出したフィルム上の画像を、レンズ系
を用いてCCDなどの画像読取手段に投影結像させ、こ
の画像読取手段による光電変換結果を画像信号として前
記ビデオモニタに出力するというものである。
【0005】また、本出願人は、これとは別に、特開平
10−301198号公報(特願平9−111404号
「カメラ」)において、撮影画像読取手段が内蔵され
た、現像済みフィルムの撮影内容が容易に確認可能なカ
メラを提案している。このカメラは、通常の撮影機能に
加えて、装填されたフィルムが現像済みフィルムである
場合には、この現像済みフィルム上の画像情報を光電変
換により読み取る撮影画像読取手段と、この撮影画像読
取手段により出力される信号に基づき画像表示を行う画
像表示手段とを備えたものである。
【0006】上記出願に係るカメラは、カメラが本来的
に有する、フィルムの送り出し,巻取りさらには1駒ず
つの送りを行うなどのフイルム搬送機構を有効に利用し
ており、これに新たに、装填されたフィルムの状態、す
なわち、未使用,使用途中,撮影済み(未現像),現像
済みの4状態をフィルムカートリッジの表示から判定す
る機能と、現像済みフィルムの光電的読取手段並びに読
取情報の表示手段、およびこれらを自動的に動作させる
制御機能などを付加したものである。
【0007】すなわち、上記出願に係るカメラによれ
ば、前述の新規格のフィルムが装填された場合、前記判
定機能によりフィルムの状態を判定して、未使用状態の
フィルムであれば通常のカメラとして機能させるが、現
像済みのフィルムである場合にはカメラとしてではなく
画像出力装置として機能させることができ、この画像出
力装置としての機能により、前記現像済みフィルム上の
画像を前記画像表示手段に出力することが可能である。
なお、フィルムが使用途中の場合、あるいは撮影済みの
場合は、処理を終了するように構成されている。
【0008】上記出願に係るカメラは、本来のカメラと
しての機能に加えて、画像表示装置(画像出力装置)と
しても機能させることができるので、前述のような、イ
ンデックスプリントを紛失したような場合に限らず、フ
ィルムカートリッジだけを持参している場合にも、その
内容を確認したり、他人に見せたりというように、新た
な、効果的な利用方法をもたらすものであった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の前者、
すなわち、特開平5−75922号公報において提案し
たフィルム画像入力装置は、フィルムカートリッジに収
容されているフィルム上の画像をビデオモニタ上に再生
するための専用の装置である。しかしながら、一般の消
費者が、フィルム上の画像を見るだけのために、このよ
うな決して安価ではない装置を購入するとは考えにく
い。また、このフィルム画像入力装置では、フィルム上
の画像を、レンズ系を用いてCCDなどの画像読取手段
に投影結像させるようにしているため、レンズ系が必要
となる他に、フィルムからCCDなどの画像読取手段ま
での距離をある程度確保しなければならず、装置の大型
化が避けられないという点に問題があった。この問題
は、例えば、このようなフィルム画像入力装置を、低価
格で製造して一般ユーザに広く普及させようとする場合
には、大きな障害となる。
【0010】これに対して、上記従来技術の後者、すな
わち、特開平10−301198号公報において提案し
たカメラでは、フィルム上の画像を、直接、ラインCC
DまたはエリアCCDを用いて読み取るようにしている
ため、上述のような問題はない。しかしながら、通常の
カメラを画像出力装置として機能させるためには、フィ
ルム上の画像読取の際における照明に必要な光量が不足
するという別の問題があった。
【0011】本発明は、上記従来技術の事情に鑑みてな
されたもので、その第1の目的とするところは、上述の
画像出力装置およびカメラをさらに改良し、低価格で実
現可能で、かつ小型化が容易であり、実用性が高い画像
出力機能を持つ画像出力装置を提供することにある。ま
た、本発明の第2および第3の目的は、上述の画像出力
機能を組み込んだ複合機能型のカメラを提供することに
ある。
【0012】より具体的には、本発明の第1の目的は、
レンズ系を必要とせず、フィルムからCCDなどの画像
読取手段までの距離をごく小さくして、装置を極限まで
小型化することが可能であり、かつ、画像読取を効率的
に行うことが可能で実用性が高い画像出力装置を提供す
ることにある。また、本発明の第2の目的は、上記画像
出力機能を組み込んだ複合機能型のカメラを提供するこ
とにある。また、本発明の第3の目的は、光源を組み込
むことにより、画像読取を効率的に行うことが可能で、
実用性が高い画像出力機能を組み込んだ複合機能型のカ
メラを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は、特
開平10−301198号公報において提案したカメラ
を、さらに改良することを検討し、上記第1、第2およ
び第3の目的を達成するために、鋭意研究した結果、本
発明に到ったものである。
【0014】すなわち、より詳細には、上記第1の目的
を達成するため、本発明の第1の態様に係る画像出力装
置は、装填された現像済みフィルム内蔵カートリッジか
ら現像済みフィルムを引き出し、所定の位置で停止さ
せ、その後、前記現像済みフィルムを前記カートリッジ
内に巻き戻すフィルム搬送手段と、前記現像済みフィル
ム上の画像を照明する光源と、前記現像済みフィルム上
の画像の情報を光電変換により読み取る、前記現像済み
フィルムの搬送路に近接して配置された画像読取手段
と、前記画像の情報を表示するための画像表示手段への
画像情報出力手段とを有する画像出力装置であって、前
記画像読取手段が、前記現像済みフィルム上の画像エリ
アの大きさと略同等ないしそれ以上の大きさを有する二
次元光電変換手段であり、前記光源から出射した光が、
前記現像済みフィルムを透過して前記画像読取手段に直
接受光され、光電変換されて、画像情報として前記画像
情報出力手段に出力されることを特徴とする。
【0015】本発明の第1の態様に係る画像出力装置に
おいては、前記光源が、前記現像済みフィルムに関して
前記画像読取手段とは反対側に配置された平行光光源で
あることが好ましい。なお、本発明でいう平行光光源と
は、完全な平行光を出射する光源に限るものではなく、
後述するような略平行な光を出射する光源をも含むもの
である。また、本態様に係る画像出力装置においては、
前記光源が、前記現像済みフィルムに関して、前記画像
読取手段とは反対側に配置された点状光源であってもよ
い。ここで、前記点状光源は、非点状の光源とピンホー
ルから構成されるものであることが好ましい。
【0016】また、本態様に係る画像出力装置において
は、前記光源と前記画像読取手段との間に、ローパスフ
ィルタを配置することが好ましい。さらに、本態様に係
る画像出力装置においては、前記画像表示手段が家庭用
のテレビ(CRT)モニタ、もしくは、液晶モニタであ
ることが好ましい。
【0017】一方、上記第2の目的を達成するため、本
発明の第2の態様に係るカメラは、装填された未露光フ
ィルムまたは現像済みフィルム内蔵カートリッジから未
露光フィルムまたは現像済みフィルムを引き出し、所定
の位置で停止させ、その後、前記未露光フィルムまたは
現像済みフィルムを、前記カートリッジ内に巻き戻すフ
ィルム搬送手段と、この引き出しまたは巻き戻し途中の
未露光フィルムに1駒ずつ撮影を行う画像露光手段と、
前記現像済みフィルム上の画像を照明する光源と、前記
現像済みフィルムについては、その上の画像の情報を光
電変換により読み取る、前記フィルムの搬送路に近接し
て配置された画像読取手段と、前記画像の情報を表示す
るための画像表示手段への画像情報出力手段とを有し、
かつ、前記画像読取手段が、前記現像済みフィルム上の
画像エリアの大きさと略同等ないしそれ以上の大きさを
有する二次元光電変換手段であり、前記光源から出射し
た光が、前記現像済みフィルムを透過して前記画像読取
手段に直接受光され、光電変換されて、画像情報として
前記画像情報出力手段に出力されることを特徴とするも
のである。
【0018】本発明の第2の態様に係るカメラにおいて
は、前記光源が、前記現像済みフィルムに関して前記画
像読取手段とは反対側に配置された平行光光源であるこ
とが好ましい。ここで、平行光光源とは、前述のよう
に、完全な平行光を出射する光源に限るものではなく、
後述するような略平行な光を出射する光源をも含むもの
である。また、本態様に係るカメラにおいては、前記光
源が、前記現像済みフィルムに関して前記画像読取手段
とは反対側に配置された点状光源であってもよい。ここ
で、前記点状光源は、非点状の光源とピンホールから構
成されるものであることが好ましい。なお、前記点状光
源は、微細な光伝達手段を介して、カメラ外部から光を
導入するものであってもよい。
【0019】また、本態様に係るカメラにおいては、さ
らに、前記光源と前記画像読取手段との間に配置される
ローパスフィルタを有することが好ましい。さらに、本
態様に係るカメラにおいては、前記画像表示手段が、家
庭用のテレビモニタ、CRTモニタ、もしくは、液晶モ
ニタであることが好ましい。
【0020】また、上記第3の目的を達成するため、本
発明の第3の態様に係るカメラは、装填された未露光フ
ィルムまたは現像済みフィルム内蔵カートリッジから未
露光フィルムまたは現像済みフィルムを引き出し、所定
の位置で停止させ、その後、前記未露光フィルムまたは
現像済みフィルムを、前記カートリッジ内に巻き戻すフ
ィルム搬送手段と、この引き出しまたは巻き戻し途中の
未露光フィルムに1駒ずつ撮影を行う画像露光手段と、
前記現像済みフィルム上の画像を照明する光源と、前記
現像済みフィルムについては、その上の画像の情報を光
電変換により読み取る、前記フィルムの搬送路に近接し
て配置された画像読取手段と、前記画像の情報を表示す
るための画像表示手段への画像情報出力手段とを有し、
かつ、前記画像読取手段が二次元光電変換手段であり、
前記光源から出射した光が、前記現像済みフィルムを透
過し結像レンズ系を通して前記画像読取手段に受光さ
れ、光電変換されて画像情報として前記画像情報出力手
段に出力されることを特徴とする。
【0021】本発明の第3の態様に係るカメラにおいて
は、前記光源が、前記現像済みフィルムに関して前記画
像読取手段とは反対側に配置された平行光光源であるこ
とが好ましい。なお、本発明で言う平行光光源とは、完
全な平行光を出射する光源に限るものではなく、後述す
るような略平行な光を出射する光源をも含むものであ
る。また、本態様に係るカメラにおいては、前記光源
が、前記現像済みフィルムに関して前記画像読取手段と
は反対側に配置された点状光源であってもよい。ここ
で、前記点状光源は、非点状の光源とピンホールから構
成されるものであることが好ましい。なお、前記点状光
源は、微細な光伝達手段を介して、カメラ外部から光を
導入するものであってもよい。
【0022】また、本態様に係るカメラにおいては、さ
らに、前記光源と前記画像読取手段との間に配置される
ローパスフィルタを有することが好ましい。さらに、本
発明に係るカメラにおいては、前記画像表示手段が家庭
用のテレビモニタ、CRTモニタ、もしくは、液晶モニ
タであることが好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明に係る画像出力装置および
カメラを添付の図面に示す好適実施例に基づいて以下に
詳細に説明する。
【0024】図1は、本発明の第1の態様の第1の実施
例に係る画像出力装置1の外観図であり、図2は、その
内部構成の一実施例の概略を示すブロック図である。図
1において、12はフィルムカートリッジを収納するた
めのカートリッジ収納開口であり、このカートリッジ収
納開口12の形状は、収納対象であるフィルムカートリ
ッジ(ここでは、前記新規格APSフィルムカートリッ
ジ)に略等しい形状となっているので、誤って種類の異
なるフィルムカートリッジを装填することは起こり得な
いように構成されている。
【0025】また、14はフィルムカートリッジが前記
カートリッジ収納開口12に挿入され、このカートリッ
ジ収納開口12が閉じられたことにより、フィルムカー
トリッジの装填が完了したことを検知する装填完了検知
手段、15はカートリッジ収納部、17はこのカートリ
ッジ収納部15が誤って開かれることのないようにロッ
クするロック手段を示している。
【0026】上記カートリッジ収納部15には、図2に
示すように、光学マーク読取手段16が設けられてい
て、カートリッジ収納部15に収納されるフィルムが現
像済みであることと、フィルムの種類の識別を行ってい
る。後述するように、この光学マーク読取手段16によ
り識別したフィルムの種類によって、ビデオモニタ18
への画像信号処理回路19をこのフィルムの種類に合わ
せて切り替えるように構成されている。
【0027】図2において、1は上記画像出力装置であ
り、また、6はフィルムカートリッジ、7はフィルムカ
ートリッジ6のフィルム引出し開口、2はこのフィルム
引出し開口7を通ってフィルムカートリッジ6から引き
出されたフィルム、22はフィルム供給手段13によっ
てフィルムカートリッジ6から送り出されるフィルム2
を、一時的に規定の位置に停止させ画面枠を形成する手
段としての開口枠を示している。この開口枠22は、フ
ィルム供給手段13とフィルム巻取り手段21の動きに
同期してフィルム2を押圧保持・開放(前進後退)動作
する。
【0028】すなわち、上記フィルム供給手段13とフ
ィルム巻取り手段21とが両方とも駆動を停止した場合
にのみ、開口枠22は、フィルム2を後述するイメージ
センサ26に接触させるように位置付けられるが、他の
場合には、フィルム2の通過を妨げない間隔をおいて、
開状態になる。これは、フィルム2の読取時には、イメ
ージセンサ26との間の距離を小さくして、画質を向上
させるとともに、移動の際の擦り傷などを付けないよう
にするための配慮である。
【0029】また、図2において、25は平行光を出射
する平行光光源である。この平行光光源25としては、
多数の発光素子とこれに対応する数のコリメータレンズ
とを組み合わせたもの、面状光源とマイクロ格子または
マイクロ多孔板とを組み合わせたものなどが用い得る
が、本発明はこれに限定されるものではなく、外部で生
成した平行光を導入するような構成を用いてもよい。
【0030】図3(a)〜図3(d)に、上述したマイ
クロ格子またはマイクロ多孔板の構成例を示す。図3
(a)は平行光光源25の全体構成を示す図であり、2
5aは面状光源、25bはマイクロ多孔板を示してい
る。また、図3(b)はマイクロ多孔板25bの具体的
構成例を示す図、図3(c)および図3(d)は、それ
ぞれ他の具体例を示す図である。なお、図3(b)中の
符号pはマイクロ多孔板25bの孔の大きさ(円であれ
ば直径)を、qは孔間の壁の厚みを示している。ここ
で、上記pの値としては、例えば、0.2mm〜1.5
mm、より好ましくは0.3mm〜1.0mm、qの値
としては、例えば、0.1mm〜0.5mm程度が好ま
しい。
【0031】さらに、29はローパスフィルタであり、
読取画像の鮮明度を向上させるために挿入されているも
のである。また、23はフィルム2の巻取り側のスプー
ル、20はフィルムの有無を光学的に検出するためのフ
ィルム有無検出手段、19は画像信号処理回路、18は
CRTなどのビデオモニタ、28は画像記録回路を示し
ている。なお、これらの種々の構成要素については、後
に動作説明中で詳述する。
【0032】以下、本実施例に係る画像出力装置の動作
の概要を説明する。現像済みのフィルムが前記カートリ
ッジ収納開口12からカートリッジ収納部15に挿入さ
れ、カートリッジ収納開口12が閉じられることによ
り、フィルムカートリッジの装填が完了すると、ロック
手段17がカートリッジ収納開口12を、誤って開かれ
ることのないようにロックする。次いで、光学マーク読
取手段16が装填されたフィルムの種類や前記状態を識
別し、この結果に基づいて、画像信号処理回路19をこ
のフィルムの種類に合わせて切り替える。
【0033】なお、この光学マーク読取手段16による
識別において、カートリッジに現像済みであることを示
すマークが表示されていなかったり、現像済みであるこ
とを示すマーク以外のマークが表示されていたりした場
合には、画像出力装置1は、その旨の警告表示をして待
機状態になる。また、警告表示をするとともに、閉じら
れたカートリッジ収納開口12をアンロックして自動的
に開き、フィルムカートリッジを取り出し可能とするよ
うに構成することもできる。
【0034】また、前記フィルムの種類に基づいて、画
像信号処理回路19をこのフィルムの種類に合わせて切
り替えるという処理は、例えば、フィルム2がネガフィ
ルムである場合には、画像を反転させてポジ画像として
表示するが、フィルム2がポジフィルムである場合に
は、画像を反転させることなしに、そのままポジ画像と
して表示することになるので、この間の使用回路の切り
替えを行うということである。
【0035】以下の説明では、フィルム2がネガフィル
ムであり、このフィルム2上の画像を読み取って反転さ
せて画像表示装置に表示するものとして説明を続ける。
【0036】画像出力装置1を駆動状態、つまり各処理
部を起動し、平行光光源25を発光させた状態で、前述
のように、フィルムカートリッジが装填されると、装填
されたフィルムカートリッジから引き出されたフィルム
2(以下、ネガフィルム2という)は、フィルム供給手
段13,フィルム巻取り手段21により所定の距離搬送
され、1駒目の画像駒が読取位置に位置付けられる。
【0037】ここで、ネガフィルム2上の画像駒を所定
の位置に停止させた場合には、前述のように、開口枠2
2により、ネガフィルム2をイメージセンサ26方向に
押圧して保持する。なお、上述の位置決めは、新規格の
フィルムの場合、画像駒の位置と精度よく対応したパー
フォレーションを検出することによって容易に実現する
ことができる。
【0038】読取位置に位置付けられたネガフィルム2
の画像駒は、平行光光源25から発せられる平行光によ
り照明され、その透過光、すなわち上記画像駒上の画像
情報を担持した光が、イメージセンサ26に入力され
る。イメージセンサ26では、上記画像駒上の各位置に
対応する光電変換された情報が、所定の順序で読み出さ
れて、画像信号処理回路19に送られる。
【0039】画像信号処理回路19では、入力されたネ
ガ画像に対応する画像信号を、予め定められている階調
変換,濃度調整,ホワイトバランス調製などを行って補
正した後、ビデオモニタ18にポジ画像として表示す
る。一定時間後、または本装置のオペレータによる操作
ボタン27(図2参照)からの指示により、前記開口枠
22が開状態になり、引き続いてフィルム供給手段13
が回転を再開する。そして、次の画像駒のパーフォレー
ションの検出,フィルムの停止などを先の場合と同様に
行って、次の画像駒を読取位置に位置付ける。
【0040】なお、上述のフィルム移動時間の間は、先
に表示した画像駒の画像を、表示し続けるようにするこ
とが好ましい。この場合には、先に画像信号処理回路1
9で作成した表示画像のデータを、画像記憶回路28に
記憶しておき、それを用いて表示を行えばよい。これに
より、本装置のオペレータに、視覚的に不快感を与える
ことがなく、スムーズな場面(画面)転換を実現でき
る。
【0041】以下、上記実施例に用いたイメージセンサ
26について説明する。前述の通り、本実施例に係る画
像出力装置において、イメージセンサ26は、ネガフィ
ルム2上の画像エリアの大きさ(前述したAPSフィル
ムの場合であれば、17mm×30mm)と略同等ない
しそれ以上の大きさを有するエリアCCDであり、画素
数としては、ビデオモニタ18に視認に十分な画像を表
示するために必要な画素数、例えば、30万画素〜15
0万画素、好ましくは50万画素〜100万画素程度で
あればよい。
【0042】上記エリアCCDは、画素数がそれほど多
くないこと、また、全体のサイズがかなり大きいことか
ら、画素1個当たりの面積を大きくできる。これによ
り、受光量が多くなり、従って、弱い光でも、明るく鮮
明な画像が得やすいというメリットを有するものであ
る。
【0043】なお、本実施例に係る画像出力装置に用い
るイメージセンサ26に必要とされる点は、上述のよう
に、画素数はそれほど多くなくてよいが、エリアCCD
を構成している各素子の上に形成されている保護層(ガ
ラス層)を含めて、CCD全体の厚さをできるだけ薄く
することにある。すなわち、本実施例に係る画像出力装
置においては、前述のように、ネガフィルム2上の画像
を、略平行光を用いてイメージセンサ26上に直接投影
するため、両者間の距離をできるだけ小さくすることが
好ましい。
【0044】上記イメージセンサ26の厚さは、CCD
本体の厚さと保護層(ガラス層)の厚さおよびこれらの
間の空間の距離の合計となるが、これら全体での厚さ
を、例えば2mm以下、より好ましくは1mm以下とす
ることで、実用上観察に耐え得る画像を表示させること
が可能である。ここで、上記保護層(ガラス層)の厚さ
は、0.5mm以下とすることが好ましい。
【0045】また、イメージセンサ26の感度は、平行
光光源25として明るさの低いものを使用できるという
関係において高い方が好ましいが、CCDの電荷蓄積時
間の変更で広範囲に対処可能なので、大きな問題ではな
い。
【0046】上記の実施例によれば、フィルム上の画像
の読取に際してレンズ系を必要とせず、フィルムと画像
読取装置との間の距離をごく小さくできるので、画像出
力装置全体を小型化することが可能になるという効果が
得られる。なお、上記実施例においては、画像表示装置
として、家庭用のビデオモニタ、例えば、CRTモニタ
を用いる例を示したが、画像表示装置としては、液晶モ
ニタなど、他の装置を用いることも可能である。また、
画像表示装置は、画像出力装置内に内蔵されていても良
いし、画像出力装置に外付けで接続されていても良い。
【0047】次に、本発明の第1の態様の第2の実施例
の画像出力装置を示す。本実施例は、先に説明した実施
例とは異なり、ネガフィルムを照明する光源として、点
光源30を用いる点に特徴を有するものである。具体的
には、図4に示す画像出力装置1aのように、光源ラン
プLとネガフィルム2との間にピンホール31を有する
遮光板32を配置して、このピンホール31を通して入
射する光を用いてネガフィルム2上の画像をイメージセ
ンサ(CCD)26に投影するものである。
【0048】上述のピンホール31の大きさ(円形の孔
の直径)は、例えば、0.3mm〜2mm、より好まし
くは0.5mm〜1.5mm程度とするのがよい。この
ピンホール光源の場合にも、ネガフィルム2とイメージ
センサ(CCD)26との間の距離を十分小さくすれ
ば、ビデオモニタ18上に、実用上観察に耐え得る画像
を表示させることが可能である。本実施例に係る画像出
力装置では、先に示した実施例に比較して、光源の構成
を簡単にすることができるという利点がある。
【0049】本実施例によれば、フィルム上の画像の読
取に際してレンズ系を必要とせず、フィルムと画像読取
装置との間の距離をごく小さくできるので、画像出力装
置全体を小型化することが可能になるという効果が得ら
れる。本実施例においても、種々のタイプの画像表示装
置を用いることが可能であることは、前述の通りであ
る。
【0050】次に、本発明の第2の態様のカメラの一実
施例を示す。以下に説明する実施例は、画像読取手段が
内蔵された、現像済みフィルムの撮影内容が容易に確認
可能なカメラであり、本発明の第1の態様の画像出力装
置の画像出力機能を組み込んだ複合機能型のカメラであ
る。ここで、本実施例に係るカメラでは、前述のような
画像読取系、つまり、CCD(イメージセンサ)をフィ
ルムに近接させて配置するとともに、フィルムを照明す
る光源をコンパクトに配置したものである。その結果と
して、新たな機能を付加するにもかかわらず、カメラの
大きさをほとんど増加させることのない、撮影機能およ
び画像出力機能を併せ持つ多機能なカメラを実現するこ
とが可能になっている。
【0051】図5に、本実施例に係るカメラの外観斜視
図を示す。図5において、カメラ40の本体42前面の
略中央には、撮影レンズ43が取り付けられている。ま
た、撮影レンズ43の右上方には、ストロボ窓44が設
けられており、このストロボ窓44の左側には、ファイ
ンダ対物窓45が設けられている。本体42の上面に
は、シャッタボタン48および枚数表示窓49が設けら
れている。
【0052】また、図示されていないが、本体42の後
面には、複数のスイッチなどを具備した操作パネル,広
角・望遠の撮影状態を調節するためのズームレバーが設
けられている。上記操作パネルには、例えば、日付を指
定するキー,プリント枚数を指定するキー等が設けられ
ている。これらのキーにより指定された各種情報は、フ
ィルムに写し込まれると同時に、新規格のフィルムの特
徴である磁気記録領域に記録される。
【0053】図6に、裏蓋46を開いた状態での、本実
施例に係るカメラの内部構造の概略を示す。図6に示す
ように、カメラ本体42の内側には、画像読取手段であ
るイメージセンサ(CCDエリアセンサ)26が配設さ
れている。このイメージセンサ26は、本実施例に係る
カメラ40の本体42に装填されたカートリッジ6から
引き出された現像済みフィルム2の撮影画像(2a,2
b,……)を読み取るためのものである。
【0054】イメージセンサ26は、フィルム2の表面
に近接して設けられており、給送されるフィルム2上の
画像エリアを直接読み込むものである。フィルム2上の
画像エリアを周囲の明るさなどに影響されずに安定的に
読み込むためには、フィルム2をイメージセンサ26と
は反対の側から照明する必要がある。このため、本実施
例では、後述するように、カメラ本体42内に別途発光
光源を配置するように構成している。
【0055】すなわち、カメラ本体42内に好適に配置
される光源としては、先に示した実施例に係る図2,図
4に例示されている平行光光源25、または点光源30
が挙げられる。これらの光源を用いる場合、撮影機能を
使用するときにはその妨げとならないように、適宜、例
えば、フィルム搬送方向に平行に移動させるように構成
しておくのがよい。
【0056】また、点光源としては、光ファイバによ
り、カメラの外部に設けられた光源からの光を、カメラ
内の所定位置に案内するようにしたものも用い得る。こ
の場合には、例えば、図5に示したカメラ40の出力端
子55のような形の光ソケットをカメラ外部に設け、ま
た、ここから上記所定位置まで光ファイバによる光案内
通路を設けて、例えばカメラ上部に設けた光源からの光
をカメラ内に導く。光ファイバとしては、直径0.5m
m〜1.0mmで、開口率60度以上のものが好まし
い。
【0057】なお、上記イメージセンサ26の出力は、
図2,図4に示したと同様の画像信号処理回路19に接
続されており、この画像信号処理回路19において前述
のように処理される。そして、処理後の画像信号処理回
路19の出力は、カメラ本体42の側面に設けられてい
る出力端子55を介して、外部のビデオモニタに接続さ
れることにより、そのビデオモニタによって画像として
表示される。
【0058】なお、図5および図6に示す本実施例に係
るカメラ40は、図2または図4に示す画像出力装置1
の種々の構成要素を備え、その画像出力機能を有するも
のであるが、カートリッジ収納部15、フィルム供給手
段13、フィルム巻取り手段21、フィルム2の巻取り
側のスプール23などの構成要素は、本来撮影のため
に、カメラ40に備えられているものを用いれば良い。
ここでは、カメラ40に用いられる図2または図4に示
す画像出力装置1の種々の構成要素の内、主たる構成要
素については説明しているが、その他の構成要素につい
ての説明は省略する。
【0059】図7は、上記実施例におけるフィルム2の
画像読取時におけるイメージセンサ26とフィルム2,
平行光光源25およびレンズ43との位置関係を説明す
る図である。図7からも明らかなように、この場合にお
いては、レンズ43は全く使用されず、また、平行光光
源25とフィルム2とイメージセンサ26とは、可能な
範囲で近づけられることが好ましい。これは、前述の通
り、読取画像の鮮明度を高めるため、および光量ロスを
減少させるためである。
【0060】一方、本実施例に係るカメラを本来の用途
である撮影に供する場合には、図8に示すように、フィ
ルム(撮影用のフィルムである)2とイメージセンサ2
6とはある程度の距離を置いた配置とすることが好まし
い。これは、外部から入射した光のうち、フィルム2を
透過した成分がイメージセンサ26の表面で反射して再
度フィルム2に入射することを防ぐためであり、できれ
ば、本実施例にかかるカメラを本来の用途である撮影に
供する場合には、フィルム2とイメージセンサ26との
間に光を吸収する部材を挿入することが好ましい。
【0061】上述のように、フィルム2とイメージセン
サ26との間の距離を可変にするために、例えば、図6
に示すように、カメラ40の裏蓋46に配置したイメー
ジセンサ26の周囲に、図8にその詳細を示すようなフ
ィルム押さえリブ47を設けて、本実施例にかかるカメ
ラを本来の用途である撮影に供する場合には、図8に示
すように、イメージセンサ26を裏蓋46側に引き込ん
で、フィルム2とイメージセンサ26との間の距離を大
きめにし、また、画像読取装置として使用する際には、
イメージセンサ26を上記フィルム押さえリブ47の表
面近傍まで浮上させる方式を用いることが可能である。
【0062】上記実施例によれば、1台のカメラを撮影
用に用いたり、現像済みフィルムの画像表示の補助手段
として用いたりすることが可能となり、簡単な構成なが
ら、実用上観察に耐え得る画像を表示させることが可能
である。もちろん、本実施例に係るカメラ本体42に、
LCDなどの画像表示手段を予め備えるようにして、実
質的にカメラ単体で画像出力が可能なように構成するこ
とも可能である。
【0063】図9は、前述のイメージセンサ26の出力
処理を説明する図である。図9に示すように、イメージ
センサ26の出力は画像信号処理回路19に入力され、
ここで、入力されたネガ画像に対応する画像信号を、予
め定められている階調変換,濃度調整,ホワイトバラン
ス調製などを行って補正した後、ビデオモニタ18にポ
ジ画像として表示する。また、出力先がLCDモニタで
ある場合や、パソコン(パーソナルコンピュータ)のモ
ニタである場合には、イメージセンサ26の出力信号
を、A/D(アナログ/デジタル)変換した後、画像記
憶回路28に記憶し、これを順次読み出してLCDモニ
タに表示する。
【0064】また、図10,図11は、上記実施例に係
るカメラにおける、動作を示すフローチャートであり、
図10は撮影モード、すなわち未露光フィルムへの撮影
の場合の動作を、図11は読取モード、すなわち現像済
みフィルム上の画像を読み取る場合の動作を、それぞれ
示すものである。
【0065】図10に示す動作は、通常のカメラ(ただ
し、前記新規格のフィルムを用いるカメラである)によ
る撮影モードそのものである。すなわち、装填されたカ
ートリッジの前記表示が「1」(未使用)であることを
検出したら、フィルムを送り出して、1駒目を撮影位置
に停止させる。シャッタボタンが押されると、シャッタ
を開く、フィルムに露光を行い、2駒目を撮影位置に停
止させる。以下、これを繰り返して、すべての駒を撮影
したら、フィルムをカートリッジ内に巻取り、カートリ
ッジの前記表示を「3」に変更する。
【0066】なお、何らかの理由で、カートリッジ内の
全駒の撮影完了以前に、フィルムが取り出される場合に
は、カートリッジの前記表示を「2」に変更される。こ
こまでの処理が完了したフィルムは、カメラから取り出
すことができる。なお、カートリッジの前記表示が
「2」であるフィルムは、このカメラで、再装填して撮
影を再開することができる。
【0067】一方、図11に示す動作は、本実施例に係
るカメラを、読取モード、すなわち現像済みフィルムの
画像読取を行うモードで使用する場合の動作である。な
お、ここでは、画像の表示出力先をビデオモニタとす
る。カートリッジの前記表示が「4」(現像済み)であ
ることを検出すると、カメラは、フィルムがネガかポジ
かを判定して、画像読取に必要な回路を起動するととも
に、不要な回路はこれをオフする。
【0068】そして、1駒目の画像を所定の読取位置に
停止させ、光源により照明される画像を読み取る。読み
取られた画像の情報は前述のように、画像信号処理回路
19で処理され、ポジ画像としてビデオモニタに表示さ
れる。また、この表示の前後にシャッタボタン(これ
は、一例であるが)が押されると、フイルムが搬送され
て、次の駒が読み取られる。画像読取が終了すると、フ
ィルムはカートリッジ内に巻き込まれ、処理が終了す
る。
【0069】本実施例によれば、フィルム上の画像の読
取に際してレンズ系を必要とせず、フィルムと画像読取
装置との間の距離をごく小さくできるので、カメラ全体
を小型化することが可能になるという効果が得られる。
本実施例においても、種々のタイプの画像表示装置を用
いることが可能であることは、前述の通りである。
【0070】なお、上記各実施例はいずれも本発明の一
例を示したものであり、本発明はこれらに限定されるべ
きものではないことは言うまでもない。例えば、画像処
理回路19を外付けのアダプタタイプとして、モニタと
の間に挿入する用に構成することも可能である。また、
日本におけるフィルム消費量の実績から、本発明にかか
るカメラにおいて表示する画像は、ネガフィルムを反転
させた画像とするのを標準とし、ポジフィルム(いわゆ
る、スライド)からの表示は外付けのアダプタとして別
途用意するのがよい。
【0071】また、上記実施例に係るカメラを画像読取
用に用いる場合、エリアCCDの感度の十分高いものが
利用できる場合には、前述のようにシャッタ(図8中の
50)を開口させる際に、図示されていない絞りを小さ
な値に絞り(F8以上、より好ましくはF16以上であ
ること)、外部からの入射光を直接点光源として利用す
ることも可能である。この場合には、光量が減少する
が、読取画像の鮮明度は実用上利用可能な程度にはな
る。
【0072】次に、本発明の第3の態様に係るカメラに
ついて説明する。本発明の第3の態様のカメラは、本発
明の第2の態様のカメラと同様に、画像読取手段が内蔵
された、現像済みフィルムの撮影内容が容易に確認可能
なカメラであり、本発明の第1の態様の画像出力装置の
画像出力機能を組み込んだ複合機能型のカメラあるが、
本発明の第2の態様のカメラと、現像済みフィルムとエ
リアCCDセンサ等のイメージセンサ(画像読取手段)
との間に結像レンズが設けらており、イメージセンサの
受光面が現像済みフィルム上の画像エリアの大きさに依
存しない、例えば、小さくて良い点のみで異なるもので
ある。すなわち、本発明の第3の態様のカメラでは、光
源から射出され、現像済みフィルムを透過した光が、結
像レンズ系を通してエリアCCDセンサ等のイメージセ
ンサに結像され、イメージセンサによって受光され、光
電変換されて画像情報として画像情報出力手段に出力さ
れる。なお、本発明の第3の態様の一実施例に係るカメ
ラ41(41a)(図12参照)は、図5の外観斜視図
に示す本発明の第2の態様の一実施例に係るカメラ40
と同じ外観構成を有する。
【0073】図12に、カメラ41(41a)の裏蓋4
6を開いた状態での本実施例に係るカメラの内部構造の
概略を示す。なお、図12に示すカメラ41(41a)
の内部構造は、図6に示すカメラ40の内部構造と、結
像レンズ33およびイメージセンサ(CCDエリアセン
サ)26より小さい受光エリアサイズのイメージセンサ
34を有している点を除いて、同一であるので、同一の
構成要素には同一の番号を付し、その詳細な説明を省略
する。図12に示すように、裏蓋46内には、結像レン
ズ33を介して現像済みフィルム2の撮影画像を読み取
るイメージセンサ34が配設されている。このイメージ
センサ34は、本実施例に係るカメラ41(41a)の
本体42に装填されたカートリッジ6から引き出された
現像済みフィルム2の撮影画像(2a,2b,……)
を、上記結像レンズ33を介して読み取るためのもので
ある。
【0074】後述するように、イメージセンサ34はフ
ィルム2との間に結像レンズ33を挟んで設けられてお
り、給送されるフィルム2上の画像エリアを上記結像レ
ンズ33を介して読み込むものであり、フィルム2上の
画像エリアの大きさよりも小さ目のものを用いることが
できる。
【0075】図13は、本発明の第3の態様の第1実施
例に係るカメラの内部構成である。ここで、図13に示
すカメラ41の内部構成は、図2に示す画像出力装置1
の内部構成と、操作ボタン27、ビデオモニタ18、結
像レンズ33およびイメージセンサ34の点で異なる以
外は、同一であるので、同一の構成要素には同一の番号
を付し、その詳細な説明を省略する。
【0076】図13に示すカメラ41においても、平行
光を出射する平行光光源25としては、多数の発光素子
とこれに対応する数のコリメータレンズとを組み合わせ
たもの、図3(a)〜図3(d)に示すような面状光源
とマイクロ格子またはマイクロ多孔板とを組み合わせた
ものなどが用い得るが、本発明はこれらに限定されるも
のではなく、外部で生成した平行光を導入するような構
成を用いてもよい。なお、この平行光光源25は、図1
3中に矢印Aで示されるように、一点鎖線の位置25a
に退去可能に構成されている。
【0077】この平行光光源25から出射され、ローパ
スフィルタ29,フィルム2上の画像領域を通過した光
は、結像レンズ33により、上記イメージセンサ34の
表面に結像される。ここで、結像レンズ33としては、
フィルム2の画像エリアサイズより小さいサイズのイメ
ージセンサ34の受光エリアに結像させるものであるの
で、縮小レンズが用いられるが、本態様はこれに限定さ
れるわけではなく、場合によっては、例えば、等倍レン
ズでも、拡大レンズでも良い。但し、結像レンズ33が
等倍レンズであれば、イメージセンサ34の受光エリア
はフィルム2の画像エリアサイズと略同等またはそれよ
り大きいサイズであり、結像レンズ33が拡大レンズで
あれば、イメージセンサ34の受光エリアは、フィルム
2の画像エリアサイズより大きいサイズである必要があ
るのはいうまでもない。なお、結像レンズ33は、でき
るだけ薄く構成することが望ましく、特に広角レンズが
好適に用い得る。
【0078】また、23はフィルム2の巻取り側のスプ
ール、20はフィルムの有無を光学的に検出するための
フィルム有無検出手段、19は画像信号処理回路,28
は画像記録回路を示している。上記イメージセンサ26
の出力は画像信号処理回路19に接続されており、この
画像信号処理回路19において、本発明の第2の態様と
同様に、図9に示すように処理される。そして、処理後
の画像信号処理回路19の出力は、カメラ本体42の側
面に設けられている出力端子55を介して、外部のビデ
オモニタに接続されることにより、そのビデオモニタに
よって画像として表示される。
【0079】図14は、本態様の第2の実施例に係るカ
メラ41aの内部構成であり、図13に示した実施例に
係るカメラ41との差異は光源にある。すなわち、図1
3に示した実施例においては、平行光光源25を用いて
いるのに対して、図14に示した実施例においては、点
光源30を用いている点が相違点である。図14に示し
た実施例における点光源30は、ランプLを内蔵した光
源ボックスの前方に、ピンホール31を有する遮光板3
2を配したものである。なお、この点光源30も、図中
に矢印Bで示されるように、一点鎖線の位置30aに退
去可能に構成されている。
【0080】図15は、図13に示した実施例における
フィルム2の画像読取時におけるイメージセンサ34と
結像レンズ33,フィルム2,平行光光源25,撮影レ
ンズ43の位置関係を説明する図である。図15からも
明らかなように、この場合においては、撮影レンズ43
は全く使用されず、また、平行光光源25とフィルム2
とイメージセンサ34とは、結像レンズ33を挟んで可
能な範囲で近づけられることが好ましい。
【0081】一方、本実施例にかかるカメラ41(41
a)を本来の用途である撮影に供する場合には、図16
に示すように、フィルム(撮影用のフィルムである)2
と結像レンズ33,イメージセンサ34との間は、ある
程度以上の距離を置いた配置とすることが好ましい。こ
れは、外部から入射した光のうち、フィルム2を透過し
た成分が結像レンズ33またはイメージセンサ34の表
面で反射して、再度フィルム2に入射することを防ぐた
めであり、できれば、本実施例に係るカメラ41(41
a)を本来の用途である撮影に供する場合には、フィル
ム2と結像レンズ33,イメージセンサ34との間に光
を吸収する部材を挿入することが好ましい。
【0082】上述のように、フィルム2とイメージセン
サ34との間の距離を可変にするため、例えば、図12
に示すように、カメラ41(41a)の裏蓋46に配置
した結像レンズ33,イメージセンサ34の周囲に、図
12および図16にその詳細を示すようなフィルム押さ
えリブ47を設けて、本実施例に係るカメラを本来の用
途である撮影に供する場合には、図16に示すように、
結像レンズ33,イメージセンサ34を裏蓋46側に引
き込んで(収納)、フィルム2とイメージセンサ34と
の間の距離を大きめにし、また、画像読取装置として使
用する際には、結像レンズ33,イメージセンサ34を
上記フィルム押さえリブ47の表面近傍まで浮上させる
方式を用いることが可能である。
【0083】本態様の各実施例によれば、1台のカメラ
を撮影用に用いたり、現像済みフィルムの画像表示の補
助手段として用いたりすることが可能となり、簡単な構
成ながら、実用上観察に耐え得る画像を表示させること
が可能である。もちろん、これらの実施例に係るカメラ
本体42に、LCDなどの画像表示手段を予め備えるよ
うにして、実質的にカメラ単体で画像出力が可能なよう
に構成することも可能である。
【0084】なお、本発明の第3の態様に用いられる、
図12〜図16に示すイメージセンサ34においても、
上述した本発明の第1および第2の態様に用いられるイ
メージセンサ26(図2〜図4、図6〜図8参照)と同
様に、図9に示すような出力処理を行うことができる。
また、本発明の第3の態様のカメラ41および41a
(図12〜図14参照)も、また、本発明の第2の態様
のカメラ40(図6参照)と同様に、図9に示す撮影モ
ード(未露光フィルムへの撮影動作)と、図10に示す
読取モード(現像済みフィルムの画像読取動作)とを実
施することができる。
【0085】上記実施例によれば、カメラ内に照明用光
源を備えたことにより、画像読取を効率的に行うことが
可能で実用性が高い、画像出力機能を組み込んだ複合機
能型のカメラを実現できるという効果が得られる。本実
施例においては、種々のタイプの画像表示装置を用いる
ことが可能であることは、前述の通りである。
【0086】以下、本態様の第1の実施例に係るカメラ
の動作の概要を説明する。現像済みのフィルム2がカメ
ラ41に装填されると、光学マーク読取手段16が装填
されたフィルムの種類や前記状態を識別し、この結果に
基づいて、本発明の第1の態様の実施例と同様に、画像
信号処理回路19をこのフィルムの種類に合わせて切り
替える。なお、上記光学マーク読取手段16による識別
で、カートリッジに現像済みであることを示すマークが
表示されていなかったり、現像済みであることを示すマ
ーク以外のマークが表示されていたりした場合には、カ
メラ41は、その旨の警告表示をして待機状態になる。
【0087】以下の本実施例の説明においても、第1の
態様の実施例と同様に、フィルム2がネガフィルムであ
り、このネガフィルム2上の画像を読み取って反転させ
て画像表示装置に表示するものとして説明を続ける。
【0088】カメラ41の各処理部を起動し、平行光光
源25を発光させた状態で、前述のように、フィルムカ
ートリッジ装填されると、装填されたフィルムカートリ
ッジから引き出されたネガフィルム2は、フィルム供給
手段13,フィルム巻取り手段21により所定の距離搬
送されて、1駒目の画像駒が読取位置に位置付けられ
る。
【0089】ここで、ネガフィルム2上の画像駒を所定
の位置に停止させた場合には、前述のように、開口枠2
2により、ネガフィルム2を結像レンズ33,イメージ
センサ34方向に押圧して保持する。なお、上述の位置
決めは、新規格のフィルムの場合、画像駒の位置にキチ
ンと対応したパーフォレーションを検出することによっ
て容易に実現することができる。
【0090】読取位置に位置付けられたネガフィルム2
の画像駒は、平行光光源25から発せられる平行光によ
り照明され、その透過光、すなわち、上記画像駒上の画
像情報を担持した光が、結像レンズ33を介してイメー
ジセンサ34に入力される。イメージセンサ34では、
上記画像駒上の各位置に対応する光電変換された情報
が、所定の順序で読み出されて、画像信号処理回路19
に送られる。
【0091】画像信号処理回路19では、入力されたネ
ガ画像に対応する画像信号を、予め定められている階調
変換,濃度調整,ホワイトバランス調製などを行って補
正した後、ビデオモニタ18にポジ画像として表示す
る。一定時間後(またはカメラ41のオペレータによる
ボタン操作により)、前記開口枠22が開状態になり、
引き続いてフィルム供給手段13が回転を再開する。そ
して、次の画像駒のパーフォレーションの検出,フィル
ムの停止などを先の場合と同様に行って、次の画像駒を
読取位置に位置付ける。
【0092】なお、上述のフィルム移動時間の間は、先
に表示した画像駒の画像を、表示し続けるようにするの
がよい。この場合には、先に画像信号処理回路19で作
成した表示画像のデータを、画像記憶回路28に記憶し
ておき、それを用いて表示を行えばよい。これにより、
本実施例に係るカメラ41のオペレータに、視覚的に不
快感を与えることがなく、スムーズな場面(画面)転換
を実現できる。
【0093】以下、本態様の実施例に用いるイメージセ
ンサ34について説明する。前述の通り、ここでは、イ
メージセンサ34は、上述した第1および第2の態様の
実施例に用いるイメージセンサ26のネガフィルム2上
の画像エリアの大きさ(画像エリアサイズ、前述のAP
Sフィルムの場合であれば、17mm×30mm)より
小さい受光エリアサイズのエリアCCDを用いることが
できる。すなわち、本態様の実施例においては、結像レ
ンズ33として縮小レンズが用いることができるので、
イメージセンサ34は、上述した第1および第2の態様
の実施例に用いるイメージセンサ26より小さい受光エ
リアサイズのエリアCCDを用いることができる。な
お、本態様においては、イメージセンサ34は、結像レ
ンズ33として等倍レンズまたは縮小レンズをが用いる
ことにより、ネガフィルム2上の画像エリアサイズと略
同等またはそれ以上、すなわちイメージセンサ26と略
同等またはそれ以上の受光エリアサイズを持つエリアC
CDを用いることもできる。
【0094】なお、イメージセンサ34は、受光エリア
サイズを除いて、イメージセンサ26と同様なものを用
いれば良く、画素密度は当然異なるが、画素数や感度等
についても、同等のものを用いれば良いし、エリアCC
Dを構成している各素子の上に形成されている保護層
(ガラス層)の厚み等も同等のものを用いれば良い。
【0095】上記実施例によれば、フィルム上の画像の
読取に際して、光源を組み込むことにより、また、結像
レンズを用いることにより、サイズの小さいイメージセ
ンサを用いても、画像読取を効率的に行うことが可能
で、実用性が高い画像出力機能を組み込んだ複合機能型
のカメラを実現できるという効果が得られる。なお、上
記実施例においては、画像表示装置としてビデオモニタ
を用いた例を示したが、画像表示装置としては、液晶モ
ニタなど、他の装置を用いることも可能である。
【0096】次に、本態様の第2の実施例を示す。本実
施例は、先に説明した第1の実施例とは異なり、ネガフ
ィルムを照明する光源として、点光源30を用いる点に
特徴を有するものである。具体的には、図14に示すカ
メラ41aのように、光源ランプLとネガフィルム2と
の間にピンホール31を有する遮光板32を配置して、
このピンホール31を通して入射する光を用いてネガフ
ィルム2上の画像を結像レンズ33を介してイメージセ
ンサ34に投影するものである。
【0097】なお、図14に示す点光源30としては、
上述した図4に示す点光源30と同じものを用いれば良
い。本実施例に係るカメラでは、先に示した実施例に比
較して、光源の構成を簡単にすることができるという利
点がある。
【0098】また、上記実施例に係るカメラを画像読取
用に用いる場合、エリアCCDの感度の十分高いものが
利用できる場合には、前述のようにシャッタ(図16中
の50)開口を介しての、外部からの入射光を直接点光
源として利用することも可能である。この場合には、光
量が減少するが、読取画像の鮮明度は実用上利用可能な
程度にすることができる。
【0099】なお、上記各実施例はいずれも本発明の一
例を示したものであり、本発明はこれらに限定されるべ
きものではないことは言うまでもない。
【0100】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
第1および第2の態様によれば、レンズ系を必要とせ
ず、フィルムからCCDなどの画像読取手段までの距離
をごく小さくし、また、光源を内蔵して、装置を極限ま
で小型化することが可能な画像出力装置を提供すること
が可能であり、また、このような機能を組み込んだカメ
ラを提供することが可能である。
【0101】より具体的には、平行光光源または点光源
を内蔵させ、これとエリアCCDのような二次元画像読
取装置とを効果的に組み合わせたことにより、フィルム
上の画像を、実用上観察に耐え得る形で出力することが
可能になり、実用的な効果がきわめて大きい。
【0102】以上、詳細に説明したように、本発明の第
3の態様によれば、光源を内蔵させることにより、ま
た、結像レンズを用いることにより、サイズの小さいイ
メージセンサを用いても、画像読取を効率的に行うこと
が可能で、実用性が高い画像出力機能を組み込んだカメ
ラを提供することが可能である。より具体的には、平行
光光源または点光源を内蔵させたことにより、結像レン
ズを用い、サイズの小さいイメージセンサを用いても、
フィルム上の画像を、実用上観察に耐え得る形で出力す
ることが可能になり、実用的な効果が極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像出力装置の一実施例の外観
図である。
【図2】 図1に示す画像出力装置の内部構成の一実施
例の概略を示すブロック図である。
【図3】 (a)は、並行光光源の一実施例の詳細な構
成を説明する図、(b)はマイクロ多孔板の一実施例を
示す斜視図、(c)および(d)は、それぞれマイクロ
多孔板の他の構成例を説明する図である。
【図4】 本発明に係る画像出力装置の内部構成の他の
実施例の概略を示すブロック図である。
【図5】 本発明に係るカメラの一実施例の外観斜視図
である。
【図6】 図5に示すカメラの裏蓋を開いた状態での内
部構造の一実施例の概略を示す図である。
【図7】 本発明に係るカメラにおいて画像読取時にお
けるレンズとフィルムとイメージセンサとの位置関係を
説明する図である。
【図8】 本発明に係るカメラを本来の用途である撮影
に供する場合におけるフィルムとイメージセンサとの位
置関係を説明する図である。
【図9】 画像信号処理回路の動作説明図である。
【図10】 本発明に係るカメラの動作を説明する図
(その1)である。
【図11】 本発明に係るカメラの動作を説明する図
(その2)である。
【図12】 図5に示すカメラの裏蓋を開いた状態での
内部構造の他の実施例の概略を示す図である。
【図13】 図12に示すカメラの内部構成の一実施例
の概略を示すブロック図である。
【図14】 図12に示すカメラの内部構成の他の実施
例の概略を示すブロック図である。
【図15】 本発明に係るカメラを画像読取に用いたと
きにおける撮影レンズとフィルム,結像レンズ,イメー
ジセンサとの位置関係を説明する図である。
【図16】 本発明に係るカメラを本来の用途である撮
影に供する場合におけるフィルムと結像レンズ,イメー
ジセンサとの位置関係を説明する図である。
【符号の説明】
1,1a 画像出力装置 2 (ネガ)フィルム 6 カートリッジ 12 カートリッジ収納開口 13 フィルム供給手段 14 カートリッジ装填完了検知手段 15 カートリッジ収納部 16 カートリッジ光学マーク読取手段 17 ロック手段 18 ビデオモニタ 19 画像信号処理回路 20 フィルム有無検出手段 21 フィルム巻取り手段 22 開口枠 25 平行光光源 25a 平面光源 25b マイクロ多孔板 26,34 イメージセンサ 27 操作ボタン 28 画像記録回路 29 ローパスフィルタ 30 点光源 33 結像レンズ 40,41,41a カメラ 42 カメラの本体 43 撮影レンズ 46 裏蓋 47 フィルム押さえリブ 48 シャッタボタン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装填された現像済みフィルム内蔵カートリ
    ッジから現像済みフィルムを引き出し、所定の位置で停
    止させ、その後、前記現像済みフィルムを前記カートリ
    ッジ内に巻き戻すフィルム搬送手段と、 前記現像済み
    フィルム上の画像を照明する光源と、 前記現像済みフィルム上の画像の情報を光電変換により
    読み取る、前記現像済みフィルムの搬送路に近接して配
    置された画像読取手段と、 前記画像の情報を表示するための画像表示手段への画像
    情報出力手段とを有する画像出力装置であって、 前記画像読取手段が、前記現像済みフィルム上の画像エ
    リアの大きさと略同等ないしそれ以上の大きさを有する
    二次元光電変換手段であり、 前記光源から出射した光が、前記現像済みフィルムを透
    過して前記画像読取手段に直接受光され、光電変換され
    て、画像情報として前記画像情報出力手段に出力される
    ことを特徴とする画像出力装置。
  2. 【請求項2】装填された未露光フィルムまたは現像済み
    フィルム内蔵カートリッジから未露光フィルムまたは現
    像済みフィルムを引き出し、所定の位置で停止させ、そ
    の後、前記未露光フィルムまたは現像済みフィルムを前
    記カートリッジ内に巻き戻すフィルム搬送手段と、 この引き出しまたは巻き戻し途中の未露光フィルムに1
    駒ずつ撮影を行う画像露光手段と、 前記現像済みフィルム上の画像を照明する光源と、 前記現像済みフィルムについては、その上の画像の情報
    を光電変換により読み取る、前記フィルムの搬送路に近
    接して配置された画像読取手段と、 前記画像の情報を表示するための画像表示手段への画像
    情報出力手段とを有し、かつ、 前記画像読取手段が、二次元光電変換手段であり、 前記光源から出射した光が、前記現像済みフィルムを透
    過して前記画像読取手段に受光され、光電変換されて、
    画像情報として前記画像情報出力手段に出力されること
    を特徴とするカメラ。
JP2001146643A 2000-05-17 2001-05-16 画像出力装置およびカメラ Pending JP2002051259A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001146643A JP2002051259A (ja) 2000-05-17 2001-05-16 画像出力装置およびカメラ

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000-145060 2000-05-17
JP2000145060 2000-05-17
JP2000144370 2000-05-17
JP2000-144370 2000-05-17
JP2001146643A JP2002051259A (ja) 2000-05-17 2001-05-16 画像出力装置およびカメラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002051259A true JP2002051259A (ja) 2002-02-15
JP2002051259A5 JP2002051259A5 (ja) 2006-03-16

Family

ID=27343395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001146643A Pending JP2002051259A (ja) 2000-05-17 2001-05-16 画像出力装置およびカメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002051259A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016072735A (ja) * 2014-09-29 2016-05-09 三菱電機株式会社 照明ユニット、画像読取装置及び画像読取方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016072735A (ja) * 2014-09-29 2016-05-09 三菱電機株式会社 照明ユニット、画像読取装置及び画像読取方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0851274B1 (en) Still camera
US5950031A (en) Combined film and digital camera having display
WO1999053374A1 (fr) Imprimante instantanee, procede d'impression utilisant celle-ci, combinaison imprimante/systeme d'appareil photographique electronique
JP2004029792A (ja) 自動媒体識別機能を備える撮像装置、フィルムに電子的に画像を記録するカメラ及び撮像装置において媒体を自動識別する方法
US6496658B2 (en) Image output apparatus and camera
JP2002051259A (ja) 画像出力装置およびカメラ
US7098941B2 (en) Digital camera having a built-in printer
KR100209902B1 (ko) 스틸카메라일체형비데오카메라
JPH1039408A (ja) カメラ
US5758220A (en) Camera
JP2852224B2 (ja) スチルカメラ一体型ビデオカメラ
KR100209906B1 (ko) 스틸카메라일체형비데오카메라
JPH10319488A (ja) 液晶ファインダー付きカメラ
JPH10104736A (ja) 銀塩撮影および電子撮像兼用カメラ
JP2950751B2 (ja) スチルカメラ一体型ビデオカメラ
JP2852223B2 (ja) スチルカメラ一体型ビデオカメラ
KR100209905B1 (ko) 스틸카메라일체형비데오카메라
KR100209907B1 (ko) 스틸카메라일체형비데오카메라
JP2001042415A (ja) 写真カメラ
JP2005348377A (ja) 撮像装置、撮像装置の制御方法、制御プログラム及び記憶媒体
JPH10301198A (ja) カメラ
JPH0933985A (ja) 複合カメラ
JP2001228525A (ja) デジタル・銀塩一体型カメラ
JPH10257368A (ja) ビデオ・スチル両用型カメラ
JP2000039651A (ja) カメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060125

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060125

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20061213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080708

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080807

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081111