JP2001174903A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2001174903A
JP2001174903A JP35623699A JP35623699A JP2001174903A JP 2001174903 A JP2001174903 A JP 2001174903A JP 35623699 A JP35623699 A JP 35623699A JP 35623699 A JP35623699 A JP 35623699A JP 2001174903 A JP2001174903 A JP 2001174903A
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JP
Japan
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image
camera
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photosensitive member
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Pending
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JP35623699A
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English (en)
Inventor
Masao Mizumaki
雅夫 水牧
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Cameras In General (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルムを使用するカメラにおいて、電子ビ
ューファインダで撮影結果を確認できても、デジタルカ
メラのように不必要な画像を消去することまでできない
とフィルムが無駄になる。 【解決手段】 電子的に撮影された画像を表示する画像
表示手段4を有するとともに、感光部材8による画像撮
影が可能なカメラにおいて、画像表示手段に表示されて
いる画像のカメラ外部からの観察を行わせる第1の状態
(a)と、画像表示手段に表示されている画像を感光部
材に投影してこの感光部材による画像撮影を行わせる第
2の状態(b)とを選択的に設定可能とする

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルム等の感光
部材への撮影および電子撮像の双方が可能なカメラに関
するものであり、特に、表示された電子画像を感光部材
に露光させることができるカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子撮像素子を用いるデジタルカメラ
は、一般的に、撮影しようとする画像をLCD等を用い
た画像表示装置に表示できるようになっており、撮影者
はこの表示画像を見ながらフレーミングを行って撮影を
行う。そして、撮影結果も画像表示装置に再生表示させ
て確認することが可能であり、気に入らない画像や撮影
を失敗した画像はその場で消去することができる。
【0003】このように撮影後にその場ですぐに撮影結
果を確認できる機能は、一般的な銀塩カメラにはない大
きな利点である。
【0004】ところで、このような利点を持つ銀塩カメ
ラもある。例えば、特公平6−60987号公報には、
フィルムを用いる銀塩カメラに、画像表示装置を組み込
んだ電子ビューファインダを設けたカメラが開示されて
いる。
【0005】この公報開示のカメラでは、電子ビューフ
ァインダを、少なくとも被写体方向とは逆の方向を向く
状態と被写体方向と同方向を向く状態とに設定できるよ
うになっており、しかも上記いずれの状態に設定された
ときでも、実際の被写体の移動方向と電子ビューファイ
ンダ上に映し出された被写体像の移動方向とが一致する
ようになっている。具体的には、被写体像をハーフミラ
ーを介してフィルムとCCDエリアセンサとに同時に結
像させる構成となっている。
【0006】一方、画像表示装置を備えた銀塩カメラの
別の例として、光学的な被写体像と電気的なイメージ画
像とを同時に写し込み可能な画像合成撮影用カメラが特
開平7−104373号公報にて提案されている。この
公報提案のカメラでは、液晶表示装置をカメラのハウジ
ング内部に設け、フィルムの1コマ分の領域を2つに分
けて、一方の領域に光学的な被写体像を写し込み、他方
の領域に液晶表示装置に表示されたイメージ画像を写し
込むようにしたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
公平6−60987号公報にて開示のカメラでは、撮影
後にその場ですぐに撮影結果を電子ビューファインダで
確認できるため、撮影結果が気に入らない場合や失敗写
真を撮り直すことは可能であるが、通常のデジタルカメ
ラのように不必要な写真を消去することまではできな
い。このため、撮り直し時にフィルムの無駄を省くこと
はできない。
【0008】一方、上記特開平7−104373号公報
にて提案のカメラでは、液晶表示装置は電気的なイメー
ジ画像の合成撮影専用のものであり、カメラのハウジン
グ内部に設けられているため、液晶表示装置で撮影結果
の確認を行うことはできない。
【0009】本発明は、撮った結果をすぐ確認できる、
気に入らない写真や失敗写真を消去できる、撮影画像を
加工することができるといったデジタルカメラの長所を
いわゆる銀塩カメラに融合させた新しいカメラを提供す
ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、電子的に撮影された画像を表示する
画像表示手段を有するとともに、感光部材による画像撮
影が可能なカメラにおいて、画像表示手段に表示されて
いる画像のカメラ外部からの観察を行わせる第1の状態
と、画像表示手段に表示されている画像を感光部材に投
影してこの感光部材による画像撮影を行わせる第2の状
態とを選択的に設定可能としている。
【0011】すなわち、1つの画像表示手段に、電子的
に撮像した画像を観察させる機能と、電子的に撮像した
画像をフィルム等の感光部材に撮影させる機能とを併せ
持たせている。
【0012】これにより、例えば、本カメラの撮影光学
系を通して電子的に撮像記憶した画像や他のデジタルカ
メラで撮像した画像(着脱可能な記憶手段に記憶された
画像)やカメラ外部から取り込んだ画像を画像表示手段
に表示させて確認し、気に入れば表示画像を感光部材に
撮影することが可能となる。また、本カメラで電子的に
撮像した画像については、気に入らなければ感光部材に
撮影する前に画像データを消去することが可能になる。
したがって、感光部材に気に入った画像のみを撮影する
ことができるとともに、失敗写真等が撮影されてしまう
ことを防止でき、感光部材を無駄なく使用することが可
能となる。なお、感光部材に撮影する必要がない場合
に、電子的に撮影された画像を記憶手段に電気的に記憶
させるようにして、一般的なデジタルカメラとして使用
してもよい。
【0013】また、画像表示手段に表示させる画像に対
して画像処理を行う画像処理手段を設けて、この画像処
理後の表示画像を感光部材に撮影させるようにすれば、
通常の銀塩カメラとは違ったデジタル的な感光写真を得
ることも可能となる。
【0014】そして、以上のような機能を持たせるため
の具体的構成としては、画像表示手段を、カメラ本体に
対して、この画像表示手段に表示されている画像の感光
部材への投影を可能とする投影位置と、画像表示手段に
表示されている画像のカメラ外部からの観察を可能とす
る観察位置とに移動可能としたり、画像表示手段に表示
されている画像をカメラ外部から観察させるファインダ
ーを設けた上で、画像表示手段に表示された画像をファ
インダー側に導く観察位置と感光部材側に導く投影位置
とに移動可能な切換手段を設けたりすればよい。
【0015】これらの場合、撮影光学系により形成され
た画像を一方の面で反射して電子撮像手段に導き、画像
表示手段に表示された画像を他方の面で反射して感光部
材に導く両面反射部材を設けることにより、カメラ内で
動かす部材を少なくして、カメラ内の機構の簡略化やカ
メラの小型化を図ることが可能となる。
【0016】なお、上記第1の状態と第2の状態とに加
えて、撮影光学系により形成された画像を感光部材に
(直接)撮影させる第3の状態の設定も可能とすれば、
より広い使い道を有するカメラとすることが可能にな
る。
【0017】この場合、例えば、上記のような両面反射
部材を、撮影光学系の光路内であってこの撮影光学系に
より形成された画像および画像表示手段に表示されてい
る画像をそれぞれ一方および他方の面で反射する反射位
置と、上記光路外に退避して撮影光学系により形成され
た画像の前記感光部材による撮影を許容する退避位置と
に移動可能とすればよい。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1には、本発
明の第1実施形態であるカメラの構成を示している。な
お、同図(a)は電子的な画像の撮影時および再生時の
状態(第1の状態)を示しており、同図(b)は画像の
複写(フィルム露光)時の状態(第2の状態)を示して
いる。
【0019】これらの図において、1は撮影レンズ系
(撮影光学系)、2は撮影レンズ系1の撮影光路内に斜
設された全反射ミラー(両面反射部材)である。
【0020】3は撮影レンズ系1により形成された画
像、すなわち光学像を電気画像信号に変換する電子撮像
素子(電子撮像手段)である。撮影レンズ系1を通った
光学像は全反射ミラー2により図中下方に反射して電子
撮像素子3上に結像する。
【0021】4は電子画像表示用の液晶モニタ(画像表
示手段)であり、この液晶モニタ4は、液晶部4aと、
この液晶部4aを背後から照明するバックライト部4b
と、カメラ本体への支持部を構成する回転軸4cとを有
して構成され、回転軸4cを中心として、カメラ本体に
対し、図1(a)に示す位置(観察位置)および図1
(b)に示す投影位置に回動可能となっている。
【0022】電子撮影時には、図1(a)のように該液
晶モニタ4を観察位置に立ち上げて、電子撮像素子3上
に結像する被写体像を液晶モニタ4にて確認しながらフ
レーミングを行い、撮影を行う。
【0023】また、画像再生時にも、図1(a)のよう
に該液晶モニタ4を観察位置に立ち上げて、液晶モニタ
4に再生表示される画像を観察する。
【0024】5は液晶モニタ4の回動に連動して開閉す
る遮光マスク(遮光部材)である。図1(a)のように
液晶モニタ4を観察位置に移動させた状態では、遮光マ
スク5は閉じ、外部からの光やほこり等がカメラ内部に
侵入するのを防いでいる。また、図1(b)のように液
晶モニタ4を投影位置に移動させた状態では、遮光マス
ク5は開く。
【0025】6は複写レンズであり、図1(b)のよう
に液晶モニタ4が投影位置にセットされ、遮光マスク5
が開いた状態で、液晶モニタ4の液晶部4aに表示され
てい画像を、全反射ミラー2を介してフィルム8側に投
影する。7はシャッタ、8はフィルム(感光部材)であ
る。シャッタ7が開閉動作することにより、フィルム8
に投影された画像は、フィルム8上に露光される。
【0026】図2には、本実施形態のカメラの電気的構
成を示している。この図において、21はマイクロコン
ピュータを含む制御回路(制御手段)、22はレリーズ
スイッチである。
【0027】23はモード選択スイッチである。このモ
ード選択スイッチ23は、電子撮影モードスイッチ23
a、再生モードスイッチ23bおよび複写モードスイッ
チ23cからなり、いずれかのスイッチをON操作する
ことで対応する動作モードが選択的に設定可能となって
いる。
【0028】26は液晶モニタ4の位置を検出する、す
なわち観察位置にあるか投影位置にあるかを検出する液
晶モニタ位置検出装置である。
【0029】27は電子撮像素子3から得られる焦点検
出情報に基づいて撮影レンズ系1に含まれるフォーカス
レンズを光軸方向に駆動し、電子撮像素子3上に結像さ
れる被写体への合焦を得るフォーカスレンズ駆動装置で
ある。
【0030】28はシャッタ7を駆動してフィルム8へ
の露光を制御するシャッタ駆動装置、29はモータ等に
よりフィルム8を次のコマまで送ったり、全コマ撮影終
了時にフィルム8を巻き戻したりするフィルム給送装置
である。
【0031】30は撮像レンズ系1により電子撮像素子
3上に結像される画像のデータを記憶する記憶装置(記
憶手段)、31は電子撮像素子3によって撮影された画
像に各種の飾り枠を付けたり、所定の絵や文字を挿入し
たり、色合いをセピア調に変更したり、部分拡大した
り、複数の画像を同時に表示したりするための画像処理
を行う画像処理装置(画像処理手段)である。
【0032】次に、上記のように構成されたカメラの動
作の一部を、図3〜図5に示すフローチャートを用いて
説明する。なお、これらの図において、同じ丸囲み英文
字が付されている部分は相互につながっていることを示
す。
【0033】はじめにステップ#101において、液晶
モニタ位置検出装置26により液晶モニタ4の位置を検
出し、液晶モニタ3が観察位置(図1(a)に示す位
置)であれば、ステップ#102へと移行してカメラの
主電源をONする。すなわち、カメラの主電源スイッチ
は液晶モニタ3が観察位置にセットされることでONさ
れる。
【0034】次のステップ#103では、モード選択ス
イッチ23により選択されているカメラの動作モードを
判定し、電子撮影モードスイッチ23aがONであれば
ステップ#104へと進み、再生モードスイッチ23b
がONであれば図4のステップ#112へと進み、複写
モードスイッチ23cがONであれば図5のステップ#
119へと進む。
【0035】<電子撮影モード>ステップ#104にお
いては、電子撮像素子3の状態を確認し、まだ起動して
いない場合は電子撮像素子3を起動させて被写体の撮像
を開始する。続くステップ#105では、電子撮像素子
3の情報を基に、不図示の絞りを駆動させて明るさの調
節を行い、フォーカスレンズ駆動装置27を駆動させて
ピント調節を行う。また、制御回路21によりホワイト
バランスの調節を行う。
【0036】そして、次のステップ#106にて明るさ
・ピント・ホワイトバランスが調節された画像を液晶モ
ニタ4に表示する。
【0037】次に、ステップ#107においては、レリ
ーズスイッチ22の状態を判別し、レリーズスイッチ2
2がOFFであれば上記ステップ#103へと戻って上
記動作を繰り返す。
【0038】一方、上記ステップ#107においてレリ
ーズスイッチ22がONであれば、ステップ#108へ
と進んで記憶装置30に画像を静止画として記録した
後、ステップ#109においてステップ#108で記録
された画像を液晶モニタ4に所定時間表示する。
【0039】次に、ステップ#110においては、液晶
モニタ位置検出装置26により液晶モニタ4の位置を検
出し、液晶モニタ4が投影位置(図1(b)に示す位
置)であれば、ステップ#111へと移行してカメラの
主電源をOFFする。
【0040】一方、上記ステップ#110において液晶
モニタ4が投影位置になければ上記ステップ#103へ
と戻る。すなわち、液晶モニタ4が投影位置にセットさ
れてカメラの主電源をOFFにするか、モード選択スイ
ッチ23が電子撮影モードから切り換えられるまで、上
記ステップ#104からの動作を繰り返す。
【0041】<再生モード>上記ステップ#103にお
いて再生モードスイッチ23bがONであれば図4のス
テップ#112へと進む。ここではすでに撮影記録され
た画像を撮影者が任意に選択することで、選択された画
像を液晶モニタ4に表示する。また、撮影済み画像が1
つの場合はこれを優先的に表示し、撮影済み画像がない
場合は表示しない。
【0042】次に、ステップ#113においては、画像
処理操作が行われたか否かを判定し、画像処理操作が行
われたときは、ステップ#114にて、画像処理装置3
1により任意操作に基づく画像処理を行って、処理後の
画像を液晶モニタ4に表示し、ステップ#115へと進
む。
【0043】なお、上記ステップ#113において画像
処理操作が行われていない場合は、そのままステップ#
115へと進む。
【0044】ステップ#115においては、レリーズス
イッチ22の状態を判別し、レリーズスイッチ22がO
Nであれば、ステップ#116へと進んで液晶モニタ4
に表示されている画像を記憶装置30に記録した後、ス
テップ#117へと進む。
【0045】なお、上記ステップ#115においてレリ
ーズスイッチ22がOFFであれば、そのままステップ
#117へと進む。
【0046】ステップ#117では、液晶モニタ位置検
出装置26により液晶モニタ4の位置を検出し、液晶モ
ニタ4が投影位置であれば、ステップ#118へと移行
してカメラの主電源をOFFする。
【0047】一方、上記ステップ#117において液晶
モニタ4が投影位置になければ図3のステップ#103
へと戻る。すなわち、液晶モニタ4が投影位置にセット
されてカメラの主電源をOFFにするか、モード選択ス
イッチ23が再生モードから切り換えられるまで、上記
ステップ#112からの動作を繰り返す。
【0048】<複写モード>上記ステップ#103にお
いて複写モードスイッチ23cがONであれば図5のス
テップ#119へと進む。ここではすでに撮影記録され
た画像を撮影者が任意選択することで、選択された画像
を液晶モニタ4に表示する。また、撮影済み画像が1つ
の場合はこれを優先的に表示し、撮影済み画像がない場
合は表示しない。
【0049】次に、ステップ#120においては、画像
処理操作が行われたか否かを判定し、画像処理操作が行
われたときは、ステップ#121にて画像処理装置31
により任意操作に基づく画像処理を行って、処理後の画
像を液晶モニタ4に表示し、ステップ#122へと進
む。
【0050】なお、上記ステップ#120において画像
処理操作が行われていない場合は、そのままステップ#
122へと進む。
【0051】ステップ#122においては、液晶モニタ
位置検出装置26により液晶モニタ4の位置を検出し、
液晶モニタ4が投影位置であれば、ステップ#123へ
と移行する。上記ステップ#122において液晶モニタ
4が投影位置になければ図3のステップ#103へと戻
る。すなわち、液晶モニタ4が投影位置にセットされる
か、モード選択スイッチ23が複写モードから切り換え
られるまで、上記ステップ#119からの動作を繰り返
す。
【0052】ステップ#123においては、レリーズス
イッチ22の状態を判別し、レリーズスイッチ22がO
Nであれば、ステップ#124へと進んでシャッタ駆動
装置28によりシャッタ7を開閉する。これにより、液
晶モニタ4に表示されている画像がフィルム8に露光さ
れる。
【0053】続くステップ#125では、フィルム給送
装置29により次のコマまでフィルム8を巻き上げた
後、ステップ#126にてカメラの主電源をOFFにす
る。
【0054】一方、上記ステップ#123において、レ
リーズスイッチ22がOFFであれば、ステップ#12
7へと進んで所定の時間経過を計り、所定の時間が経過
するまでは上記ステップ#123からの操作を繰り返
し、所定の時間が経過したときはステップ#126へと
進んでカメラの主電源をOFFにする。
【0055】すなわち、液晶モニタ4を投影位置にセッ
トした後、所定時間以内にレリーズスイッチ22がON
れることで、液晶モニタ4に表示されている画像をフィ
ルム8に複写することができる。また、複写せずにカメ
ラの主電源をOFFにするには、液晶モニタ4を投影位
置にセットした後、所定時間の経過を待てばよい。
【0056】以上のように、本実施形態のカメラの液晶
モニタ4は、電子撮影時および再生時に電子撮像素子3
により撮像した画像を撮影者に観察させる機能と、複写
時に撮影画像をフィルム8に複写させる機能とを併せ持
つ。よって、撮影画像を確認した後でフィルム8に露光
複写することが可能となり、必要な画像だけをフィルム
8に収めることができる。つまり、撮影失敗画像等、不
要な画像はフィルム8に収める前に記憶装置30から消
去することも可能であるため、フィルム8を有効に使用
することができる。
【0057】また、本実施形態では、液晶モニタ4の回
動に連動して遮光マスク5が開閉し、液晶モニタ4が観
察位置にセットされている状態では遮光マスク5は閉じ
られているので、カメラ内に外部からの光やほこり等が
侵入することを防止できる。そして、液晶モニタ4が投
影位置にセットされている状態では遮光マスク5は開か
れているので、画像のフィルム8への複写が可能とな
る。
【0058】また、本実施形態では、電子撮影時には全
反射ミラー2の一方の面で撮影光路を折り曲げる一方、
複写時には全反射ミラー2の他方の面で複写光路を折り
曲げる構成となっているため、比較的大きな全反射ミラ
ー2をカメラ内部で駆動する必要がなく、カメラ内の機
構の簡略化やカメラの小型化に有効である。
【0059】また、本実施形態のカメラは、電子撮影さ
れた画像データを記録(記憶)できる記憶装置30を備
えているので、通常のデジタルカメラとして使うことも
できる。
【0060】さらに、本実施形態のカメラは、電子撮影
された画像に画像処理を行う画像処理装置31を備えて
いるので、画像処理を行った後の画像をフィルム8に複
写したり、記憶装置30に記録したりすることができ
る。このため、通常の銀塩カメラとは違ったデジタルカ
メラ的な感光写真を簡単に得ることができる。
【0061】(第2実施形態)図6には、本発明の第2
実施形態であるカメラの構成を示している。なお、同図
(a)は電子的な画像の撮影時および再生時の状態(第
1の状態)を示しており、同図(b)は画像の複写(フ
ィルム露光)時の状態(第2の状態)を示している。
【0062】本実施形態において、第1実施形態と共通
する構成要素には第1実施形態と同符号を付して説明に
代える。
【0063】9は電子画像表示用の液晶モニタ(画像表
示手段)である。この液晶モニタ9は液晶部9aと、こ
の液晶部9aを背後から照明するバックライト9bとか
らで構成される。
【0064】10は液晶モニタ9を所定の倍率に拡大表
示させる接眼レンズ(ファインダー)であり、撮影者は
接眼レンズ10を外部から覗くことにより、カメラ内部
に配置された液晶モニタ9に表示される画像を観察する
ことができる。
【0065】11は全反射ミラー(切換部材)であり、
この全反射ミラー11は回転軸11cを中心に図6
(a)に示す観察位置および図6(b)に示す投影位置
に回動可能となっている。
【0066】電子画像の撮影時および再生時には、図6
(a)のように全反射ミラー11は画像観察光路から退
避するように観察位置に移動する。この状態で液晶モニ
タ9の液晶部9aに表示されている画像を、接眼レンズ
10を通して観察することができる。
【0067】画像の複写時には、図6(b)のように全
反射ミラー11は約45度の傾きになる投影位置に移動
し、この状態で液晶モニタ9の液晶部9aに表示されて
いる画像は、全反射ミラー11により図中下方向に反射
して複写レンズ6を通った後、全反射ミラー(両面反射
部材)2により図中右方向に反射して、フィルム8側に
投影される。そして、シャッタ7が開閉動作することに
より、投影された画像がフィルム8に結像し、露光され
る。
【0068】なお、本実施形態では、第1実施形態のよ
うに液晶モニタをカメラ本体に対して開閉させる構成で
はなく、カメラ本体内に配置されているため、第1実施
形態に設けられた遮光マスク5は不要である。
【0069】図7には、上記カメラの電気的構成を示し
ている。なお、この図においても、第1実施形態と共通
のものには同符号を付して説明に代える。
【0070】図7において、33はカメラの動作モード
が複写モード(複写モードスイッチ23cがON)の時
に、レリーズスイッチ22のON動作に応じて、全反射
ミラー11を図6(a)の観察位置から図6(b)の投
影位置へと所定の時間だけ回動させる反射鏡駆動装置で
ある。
【0071】次に、上記のように構成されたカメラの動
作の一部を、図8〜図10に示すフローチャートを用い
て説明する。なお、これらの図において、同じ丸囲み英
文字が付されている部分は相互につながっていることを
示す。
【0072】不図示のメインスイッチがONされると、
まずステップ#201において、モード選択スイッチ2
3により選択されているカメラの動作モードが判定され
る。電子撮影モードスイッチ23aがONであればステ
ップ#202へと進み、再生モードスイッチ23bがO
Nであれば図9のステップ#208へと進み、複写モー
ドスイッチ23cがONであれば図10のステップ#2
13へと進む。
【0073】<電子撮影モード>ステップ#202にお
いては、電子撮像素子3の状態を確認し、まだ起動して
いない場合は電子撮像素子3を起動させて被写体の撮像
を開始する。続くステップ#203では電子撮像素子3
の情報を基に、不図示の絞りを駆動させて明るさの調節
を行い、フォーカスレンズ駆動装置27を駆動させてピ
ント調節を行い、制御回路21によりホワイトバランス
の調節を行う。そして次のステップ#204にて明るさ
・ピント・ホワイトバランスが調節された画像を液晶モ
ニタ9に表示する。
【0074】次に、ステップ#205においては、レリ
ーズスイッチ22の状態を判別し、レリーズスイッチ2
2がOFFであれば上記ステップ#201へと戻って上
記動作を繰り返す。
【0075】一方、上記ステップ#205においてレリ
ーズスイッチ22がONであれば、ステップ#206へ
と進んで記憶装置30に画像を静止画として記録した
後、ステップ#207においてステップ#206で記録
された画像を液晶モニタ9に表示する。
【0076】<再生モード>上記ステップ#201にお
いて再生モードスイッチ23bがONであれば、図9の
ステップ#208へと進む。ここではすでに撮影記録さ
れた画像を撮影者が任意選択することで、選択された画
像を液晶モニタ9に表示する。また、撮影済み画像が1
つの場合はこれを優先的に表示し、撮影済み画像がない
場合は表示しない。
【0077】次に、ステップ#209においては、画像
処理操作が行われたか否かを判定し、画像処理操作が行
われたときは、ステップ#210にて画像処理装置31
により任意操作に基づく画像処理を行って、処理後の画
像を液晶モニタ9に表示し、ステップ#211へと進
む。
【0078】なお、上記ステップ#209において画像
処理操作が行われていない場合は、そのままステップ#
211へと進む。
【0079】ステップ#211においては、レリーズス
イッチ22の状態を判別し、レリーズスイッチ22がO
Nであれば、ステップ#212へと進んで液晶モニタ9
に表示されている画像を記憶装置30に記録する。
【0080】なお、上記ステップ#211においてレリ
ーズスイッチ22がOFFであれば、図8のステップ#
201へと戻る。
【0081】<複写モード>上記ステップ#201にお
いて、複写モードスイッチ23cがONであれば図10
のステップ#213へと進む。ここではすでに撮影記録
された画像を撮影者が任意選択することで、選択された
画像を液晶モニタ9に表示する。また、撮影済み画像が
1つの場合はこれを優先的に表示し、撮影済み画像がな
い場合は表示しない。
【0082】次に、ステップ#214においては、画像
処理操作が行われたか否かを判定し、画像処理操作が行
われたときは、ステップ#215にて画像処理装置31
により任意操作に基づく画像処理を行って、処理後の画
像を液晶モニタ9に表示し、ステップ#216へと進
む。
【0083】なお、上記ステップ#214において画像
処理操作が行われていない場合は、そのままステップ#
216へと進む。
【0084】ステップ#216においては、レリーズス
イッチ22の状態を判別し、レリーズスイッチ22がO
Nであれば、ステップ#217へと進んで反射鏡駆動装
置33により全反射ミラー11を観察位置から投影位置
へと回動させる。
【0085】そして、次のステップ#218で、シャッ
タ駆動装置28によりシャッタ7を開閉し、液晶モニタ
9に表示されている画像をフィルム8に露光する。
【0086】続くステップ#219では、反射鏡駆動装
置33により全反射ミラー11を投影位置から観察位置
へと回動させ、次のステップ#220にてフィルム給送
装置29により次のコマまでフィルム8を巻き上げる。
【0087】なお、上記ステップ#216においてレリ
ーズスイッチ22がOFFであれば、図8のステップ#
201へと戻る。
【0088】以上のように、本実施形態のカメラの液晶
モニタ9は、電子撮影時および再生時に電子撮像素子3
により撮像した画像を撮影者に観察させる機能と、複写
時に撮影画像をフィルム8に複写させる機能とを併せ持
つ。よって、撮影画像を確認した後でフィルム8に露光
複写することが可能となり、必要な画像だけをフィルム
8に収めることができる。つまり、撮影失敗画像等、不
要な画像はフィルム8に収める前に記憶装置30から消
去することも可能であるため、フィルム8を有効に使用
することができる。
【0089】また、本実施形態では、比較的小型の全反
射ミラー11を回動させることで、液晶モニタ9に表示
される画像を、撮影者に観察させたりフィルム8上に複
写したりすることができるので、反射鏡駆動装置33も
比較的簡単かつコンパクトな構成とすることができ、カ
メラの複雑化や大型化につながり難い。
【0090】また、本実施形態では、電子撮影時には全
反射ミラー2の一方の面で撮影光路を折り曲げる一方、
複写時には、全反射ミラー2の他方の面で複写光路を折
り曲げる構成となっているため、比較的大きな全反射ミ
ラー2をカメラ内部で駆動する必要がなく、カメラ内の
機構の簡略化やカメラの小型化に有効である。
【0091】また、本実施形態のカメラは、電子撮影さ
れた画像データを記録(記憶)できる記憶装置30を備
えているので、通常のデジタルカメラとして使うことも
できる。
【0092】さらに、本実施形態のカメラは、電子撮影
された画像に画像処理を行う画像処理装置31を備えて
いるので、画像処理を行った後の画像をフィルム8に複
写したり、記憶装置30に記録したりすることができ
る。このため、通常の銀塩カメラとは違ったデジタルカ
メラ的な感光写真を簡単に得ることができる。
【0093】(第3実施形態)図11および図12に
は、本発明の第3実施形態であるカメラの構成を示して
いる。なお、図11(a)は電子的な画像の撮影時およ
び再生時の状態(第1の状態)を示しており、図11
(b)は画像の複写(フィルム露光)時の状態(第2の
状態)を示している。さらに、図12には、光学画像の
フィルムへの直接撮影時の状態(第3の状態)を示して
いる。
【0094】本実施形態において、第1実施形態と共通
する構成要素には第1実施形態と同符号を付して説明に
代える。
【0095】12は全反射ミラー(両面反射部材)であ
る。この全反射ミラー12は、回転軸12aを中心に、
図11(a)および図11(b)に示す反射位置と、図
12に示す退避位置とに回動可能となっている。
【0096】電子撮影時、再生時および複写時には、図
11(a)および図11(b)に示すように、全反射ミ
ラー12は撮影レンズ系1の撮影光路内にて約45度傾
いた反射位置で静止している。一方、フィルム撮影時に
は、図11(c)に示すように、全反射ミラー12は、
撮影レンズ系1を通った被写体像がフィルム8に直接結
像するまでの光路を遮らないように、図中下方に退避す
る。
【0097】図13には、上記カメラの電気的構成を示
している。なお、この図において、第1実施形態と共通
のものには同符号を付して説明に代える。
【0098】同図において、34はモード選択スイッチ
である。このモード選択スイッチ34は、電子撮影モー
ドスイッチ34a、再生モードスイッチ34b、複写モ
ードスイッチ34c、フィルム撮影モードスイッチ34
dからなり、いずれかのスイッチをON操作することで
対応する動作モードが選択的に設定可能となっている。
【0099】35はカメラの動作モードがフィルム撮影
モード(フィルム撮影モードスイッチ34dがON)の
ときに、レリーズスイッチ22のON動作に応じて、全
反射ミラー12を図11(a)の反射位置から図12の
退避位置へと所定の時間だけ回動させる反射鏡駆動装置
である。
【0100】次に、上記のように構成されたカメラの動
作の一部を、図14〜図17に示すフローチャートを用
いて説明する。なお、これらの図において、同じ丸囲み
英文字が付されている部分は相互につながっていること
を示す。
【0101】はじめに、ステップ#301において、液
晶モニタ位置検出装置26により液晶モニタ4の位置を
検出し、液晶モニタ4が観察位置(図11(a)に示す
状態)であれば、ステップ#302へと移行してカメラ
の主電源をONする。すなわち、カメラの主電源スイッ
チは液晶モニタ4が観察位置にセットされることでON
される。
【0102】次のステップ#303およびステップ#3
04では、モード選択スイッチ34により選択されてい
るカメラの動作モードが判定され、電子撮影モードスイ
ッチ34aがONであればステップ#305へと進み、
再生モード34bがONであれば図15のステップ#3
13へと進み、複写モードスイッチ34cがONであれ
ば図16のステップ#320へと進み、フィルム撮影モ
ードスイッチ34dがONであれば図17のステップ#
329へと進む。
【0103】<電子撮影モード>ステップ#305から
ステップ#312までの動作の内容は、第1実施形態の
図3で説明したステップ#104からステップ#111
までの動作の内容と基本的に同じである。
【0104】<再生モード>上記ステップ#303およ
びステップ#304において、再生モードスイッチ34
bがONであれば図15のステップ#313へと進む。
このステップ#313からステップ#319までの動作
の内容は、第1実施形態の図4で説明したステップ#1
12からステップ#118までの動作の内容と基本的に
同じである。
【0105】<複写モード>上記ステップ#303およ
びステップ#304において、複写モードスイッチ34
cがONであれば図16のステップ#320へと進む。
このステップ#320からステップ#328までの動作
の内容は、第1実施形態の図5で説明したステップ#1
19からステップ#127までの動作の内容と基本的に
同じである。
【0106】<フィルム撮影モード>上記ステップ#3
03およびステップ#304において、フィルム撮影モ
ードスイッチ34dがONであれば図17のステップ#
329へと進む。ここでは電子撮像素子3の状態を確認
し、まだ起動していない場合は電子撮像素子3を起動さ
せて被写体の撮像を開始する。
【0107】続くステップ#330では、電子撮像素子
3の情報を基に、不図示の絞りを駆動させて明るさの調
節を行い、フォーカスレンズ駆動装置27を駆動させて
ピント調節を行い、制御回路21によりホワイトバラン
スの調節を行う。
【0108】そして次のステップ#331にて明るさ・
ピント・ホワイトバランスが調節された画像を液晶モニ
タ4に表示する。
【0109】次に、ステップ#332においては、レリ
ーズスイッチ22の状態を判別し、レリーズスイッチ2
2がOFFであれば図14のステップ#303へと戻
る。
【0110】一方、上記ステップ#332においてレリ
ーズスイッチ22がONされたときは、ステップ#33
3へと進んで、反射鏡駆動装置35により全反射ミラー
12を反射位置から退避位置へと回動させる。
【0111】そして、次のステップ#334でシャッタ
駆動装置28によりシャッタ7を開閉することで、撮影
レンズ系1を通った被写体像をフィルム8に露光する。
【0112】続くステップ#335では、反射鏡駆動装
置35により全反射ミラー12を退避位置から反射位置
へと回動させ、次のステップ#336にてフィルム給送
装置29により次のコマまでフィルム8を巻き上げる。
【0113】次のステップ#337においては、液晶モ
ニタ位置検出装置26により液晶モニタ4の位置を検出
し、液晶モニタ4が投影位置(図11(b)に示す状
態)であれば、ステップ#338へと移行してカメラの
主電源をOFFする。
【0114】なお、上記ステップ#337において液晶
モニタ4が投影位置になければ図14のステップ#30
3へと戻る。すなわち、液晶モニタ4が投影位置にセッ
トされてカメラの主電源がOFFになるか、モード選択
スイッチ34をフィルム撮影モードから切り換えるま
で、上記ステップ#329からの動作を繰り返す。
【0115】以上のように、本実施形態のカメラの液晶
モニタ4は、電子撮影時および再生時に電子撮像素子3
により撮像した画像を撮影者に観察させる機能と、複写
時に撮影画像をフィルム8に複写させる機能とを併せ持
つ。よって、撮影画像を確認した後でフィルム8に露光
複写することが可能となり、必要な画像だけをフィルム
8に収めることができる。つまり、撮影失敗画像等、不
要な画像はフィルム8に収める前に記憶装置30から消
去することも可能であるため、フィルム8を有効に使用
することができる。
【0116】また、本実施形態では、液晶モニタ4の回
動に連動して遮光マスク5が開閉し、液晶モニタ4が観
察位置にセットされている状態では遮光マスク5は閉じ
られているので、カメラ内に外部からの光やほこり等が
侵入することを防止できる。そして、液晶モニタ4が投
影位置にセットされている状態では遮光マスク5は開か
れているので、画像のフィルム8への複写が可能とな
る。
【0117】また、本実施形態では、全反射ミラー2を
反射位置で静止させた状態で、電子撮影、再生および複
写が可能となる一方、全反射ミラー2を退避位置に移動
させるだけでフィルム撮影を行うことができるため、簡
単な構成で、電子撮影、再生、複写およびフィルム撮影
が可能な使い道の広いカメラを実現することができる。
【0118】また、本実施形態のカメラは、電子撮影さ
れた画像データを記録(記憶)できる記憶装置30を備
えているので、通常のデジタルカメラとして使うことも
できる。
【0119】さらに、本実施形態のカメラは、電子撮影
された画像に画像処理を行う画像処理装置31を備えて
いるので、画像処理を行った後の画像をフィルム8に複
写したり、記憶装置30に記録したりすることができ
る。このため、通常の銀塩カメラとは違ったデジタルカ
メラ的な感光写真を簡単に得ることができる。
【0120】なお、上記各実施形態では、画像表示手段
として液晶モニタを用いた場合について説明したが、本
発明では、例えばELやFED等のように電気的に画像
を表示させる他の画像表示手段を用いてもよい。
【0121】また、上記各実施形態では、そのカメラに
よって撮影され、カメラ内の記憶装置に記録された画像
を液晶モニタに表示して観察および複写を行う場合につ
いて説明したが、他のデジタルカメラによって画像を撮
影して着脱可能なメモリに記憶させておいた上で、その
メモリを本発明のカメラに装着して画像を読み出し表示
させて観察および複写を行えるようにしてもよい。さら
に、パソコン等から画像データを取り込んで表示させ、
観察および複写を行えるようにしてもよい。
【0122】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
1つの画像表示手段に、電子的に撮像した画像を観察さ
せる第1の状態に対応する機能と、電子的に撮像した画
像をフィルム等の感光部材に撮影させる第2の状態に対
応する機能とを併せ持たせているので、例えば、本カメ
ラの撮影光学系を通して電子的に撮像記憶した画像や他
のデジタルカメラで撮像した画像(着脱可能な記憶手段
に記憶された画像)やカメラ外部から取り込んだ画像を
画像表示手段に表示させて確認し、気に入れば表示画像
を感光部材に撮影することができる。また、本カメラで
電子的に撮像した画像については、気に入らなければ感
光部材に撮影する前に画像データを消去することができ
る。これにより、感光部材に気に入った画像のみを撮影
することができるとともに、失敗写真等が撮影されてし
まうことを防止でき、感光部材を無駄なく使用すること
ができる。
【0123】そして、感光部材に撮影する必要がない場
合に、電子的に撮影された画像を記憶手段に電気的に記
憶させておくようにすれば、一般的なデジタルカメラと
して使用することもできる。
【0124】なお、画像表示手段に表示させる画像に対
して画像処理を行う画像処理手段を設けて、この画像処
理後の表示画像を感光部材に撮影させるようにすれば、
通常の銀塩カメラとは違ったデジタル的な感光写真を得
ることができる。
【0125】そして、撮影光学系により形成された画像
を一方の面で反射して電子撮像手段に導き、画像表示手
段に表示された画像を他方の面で反射して感光部材に導
く両面反射部材を用いれば、カメラ内で動かす部材を少
なくして、カメラ内の機構の簡略化やカメラの小型化を
図ることができる。
【0126】また、電子的に撮影された画像により画像
処理を行ってから画像表示手段に表示し、感光部材上に
撮影できるようにすれば、通常の銀塩カメラとは違った
デジタル的な感光写真を簡単に得ることができる。
【0127】さらに、上記第1の状態と第2の状態とに
加えて、撮影光学系により形成された画像を感光部材に
(直接)撮影させる第3の状態の設定も可能とすれば、
より広い使い道を有するカメラを実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態であるカメラの構成を示
す縦断面図である。
【図2】上記カメラの電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図3】上記カメラの動作の一部を示すフローチャート
である。
【図4】上記カメラの動作の一部を示すフローチャート
である。
【図5】上記カメラの動作の一部を示すフローチャート
である。
【図6】本発明の第2実施形態であるカメラの構成を示
す縦断面図である。
【図7】上記第2実施形態のカメラの電気的構成を示す
ブロック図である。
【図8】上記第2実施形態のカメラの動作の一部を示す
フローチャートである。
【図9】上記第2実施形態のカメラの動作の一部を示す
フローチャートである。
【図10】上記第2実施形態のカメラの動作の一部を示
すフローチャートである。
【図11】本発明の第3実施形態であるカメラの構成を
示す縦断面図である。
【図12】上記第3実施形態であるカメラの構成を示す
縦断面図である。
【図13】上記第3実施形態のカメラの電気的構成を示
すブロック図である。
【図14】上記第3実施形態のカメラの動作の一部を示
すフローチャートである。
【図15】上記第3実施形態のカメラの動作の一部を示
すフローチャートである。
【図16】上記第3実施形態のカメラの動作の一部を示
すフローチャートである。
【図17】上記第3実施形態のカメラの動作の一部を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 撮影レンズ系 2,11,12 全反射ミラー 3 電子撮像素子 4,9 液晶モニタ 5 遮光マスク 6 複写レンズ 7 シャッタ 8 フィルム 10接眼レンズ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子的に撮影された画像を表示する画像
    表示手段を有するとともに、感光部材による画像撮影が
    可能なカメラにおいて、 前記画像表示手段に表示されている画像のカメラ外部か
    らの観察を行わせる第1の状態と、 前記画像表示手段に表示されている画像を前記感光部材
    に投影してこの感光部材による画像撮影を行わせる第2
    の状態とを選択的に設定可能としたことを特徴とするカ
    メラ。
  2. 【請求項2】 撮影光学系により形成された画像を電子
    的に撮像する電子撮像手段と、この電子撮像手段により
    撮影されている画像を前記画像表示手段に表示させる制
    御手段とを有することを特徴とする請求項1に記載のカ
    メラ。
  3. 【請求項3】 撮影光学系により形成された画像を電子
    的に撮像する電子撮像手段と、この電子撮像手段により
    撮影された画像を電子的に記憶する記憶手段と、この記
    憶手段に記憶された画像を前記画像表示手段に表示させ
    る制御手段とを有することを特徴とする請求項1に記載
    のカメラ。
  4. 【請求項4】 電子的に撮影された画像を電子的に記憶
    する記憶手段の着脱が可能であり、 装着された前記記憶手段に記憶された画像を前記画像表
    示手段に表示させる制御手段を有することを特徴とする
    請求項1に記載のカメラ。
  5. 【請求項5】 カメラ外部からの電子的な撮影画像の取
    り込みが可能であり、この取り込み画像を前記画像表示
    手段に表示させる制御手段を有することを特徴とする請
    求項1に記載のカメラ。
  6. 【請求項6】 前記画像表示手段に表示させる画像に対
    して画像処理を行う画像処理手段を有することを特徴と
    する請求項1から5のいずれかに記載のカメラ。
  7. 【請求項7】 前記画像表示手段が、カメラ本体に対し
    て、この画像表示手段に表示されている画像の前記感光
    部材への投影を可能とする投影位置と、前記画像表示手
    段に表示されている画像のカメラ外部からの観察を可能
    とする観察位置とに移動可能としたことを特徴とする請
    求項1から6のいずれかに記載のカメラ。
  8. 【請求項8】 前記画像表示手段が前記観察位置にある
    ときにカメラ本体内への外光侵入を遮断し、前記画像表
    示手段が投影位置にあるときに前記画像表示手段に表示
    されている画像の前記感光部材への投影を許容する遮光
    部材を有することを特徴とする請求項7に記載のカメ
    ラ。
  9. 【請求項9】 前記画像表示手段に表示されている画像
    をカメラ外部から観察させるファインダーを有してお
    り、 前記画像表示手段に表示されている画像を、前記ファイ
    ンダー側に導く観察位置と前記感光部材側に導く投影位
    置とに移動可能な切換手段を有することを特徴とする請
    求項1から8のいずれかに記載のカメラ。
  10. 【請求項10】 撮影光学系により形成された画像を電
    子的に撮像する電子撮像手段を有しており、 撮影光学系により形成された画像を一方の面で反射して
    前記電子撮像手段に導き、前記画像表示手段に表示され
    た画像を他方の面で反射して前記感光部材に導く両面反
    射部材を有することを特徴とする請求項1から9のいず
    れかに記載のカメラ。
  11. 【請求項11】 前記第1の状態と前記第2の状態とを
    設定可能であるとともに、 撮影光学系により形成された画像を前記感光部材に撮影
    させる第3の状態の設定も可能であることを特徴とする
    請求項1に記載のカメラ。
  12. 【請求項12】 撮影光学系により形成された画像を電
    子的に撮像する電子撮像手段と、撮影光学系により形成
    された画像を一方の面で反射して前記電子撮像手段に導
    き、前記画像表示手段に表示された画像を他方の面で反
    射して前記感光部材に導く両面反射部材とを有してお
    り、 前記両面反射部材は、撮影光学系の光路内であってこの
    撮影光学系により形成された画像および前記画像表示手
    段に表示されている画像をそれぞれ一方および他方の面
    で反射する反射位置と、前記光路外に退避して撮影光学
    系により形成された画像の前記感光部材による撮影を許
    容する退避位置とに移動可能であることを特徴とする請
    求項11に記載のカメラ。
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