JP2928864B2 - 写真装置 - Google Patents

写真装置

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JP2928864B2
JP2928864B2 JP9199135A JP19913597A JP2928864B2 JP 2928864 B2 JP2928864 B2 JP 2928864B2 JP 9199135 A JP9199135 A JP 9199135A JP 19913597 A JP19913597 A JP 19913597A JP 2928864 B2 JP2928864 B2 JP 2928864B2
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廣 石井
立之 関
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KASHIO KEISANKI KK
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の技術分野】この発明は、写真装置に関する。 【発明の背景】近年、ハロゲン化銀(銀塩)フィルムを
用いたカメラの他、固体撮像素子と呼ばれるイメージセ
ンサを用いた電子カメラが開発されており、イメージセ
ンサとしてはMOSあるいはCCD(Charge Coupled D
evice)等が用いられている。然して、電子カメラにお
いては1画面内の全画素数としては現在40万画素のも
のが実用化されているが、これではTV等に写して見る
ビデオカメラ用としては良いが、スチールの電子カメラ
には、銀塩フィルムカメラのように鮮明な写真を得るこ
とはできない。即ち、例え、半導体技術が進歩してイメ
ージセンサの全画素数が数倍〜10倍以上となったとし
ても、銀塩フィルムカメラの画素(ハロゲン化銀粒子)
数である20000万〜24000万といったものを実
現するまでには至らず、将来の大きな課題となってい
た。これに対して銀塩フィルムカメラにあっては、上述
した如く、良質な画像を得ることができるが、感光性を
持つためにその取扱いが面倒であり、また消耗品である
が故にコストが高く、さらに撮影後にあっては現像およ
び印画紙ヘプリントしなければ撮影内容を確認すること
ができなかった。したがって、撮影を失敗した写真まで
もプリントされると、なお一層コスト高となり、また少
なくとも現像しなければ、写し具合が分からないので、
例えば、失敗が許されない撮影を行う時には、絞り、シ
ャッター速度といったシャッター条件を変えて同じ被写
体を何枚も撮らなければならないという難点があった。 【0002】 【発明の目的】この発明は、上述した事情を背景になさ
れたもので、その目的とするところは、撮影内容を確認
後、撮影を行なうことができる写真装置を提供すること
にある。 【0003】 【発明の要点】この発明は、上述した目的を達成するた
めに、シャッタースイッチの第1のスイッチ操作によっ
、固体撮像素子に写し込まれた被写体像に対応する1
画面分の画像を表示素子に表示させ、シャッタースイッ
チの第2のスイッチ操作によって被写体像を感光フィル
ムに写し込むようにしたことを要旨とするものである。 【0004】 【第1実施例】以下、この発明の第1実施例を図1〜図
5を参照して具体的に説明する。本実施例は一眼レフカ
メラに適用したもので、図1はその外観斜視図である。
図中1は写真機本体、2は撮影レンズ、3は距離リン
グ、4は絞りリング、5はセルフタイマーレバー、6は
シャッタースイッチ、7は巻上げレバー、8はシャッタ
ー速度ダイヤル、9はフィルム巻戻しノブ、10はフィ
ルム感度ダイヤルで、これらは通常の写真機と同様の構
成となっている。また、図2は写真機の裏面部を示し、
図中11はファインダ、12はフィルム枚数表示窓、1
3は裏蓋を示している。この場合、本実施例においては
裏蓋13上に液晶表示装置14、キーボード15が取付
けられている。液晶表示装置14は例えば120×16
0のドットマトリックス表示方式で駆動されるもので、
電子カメラの再生機能として用いられ、1画面分の撮像
を表示可能となっている。また、キーボード15上には
電子カメラの記録媒体に写し込まれた例えば36画面分
の画像データを適宜に指定して液晶表示装置14に表示
させるための各種のキー、即ち、表示すべき画像ナンバ
を入力するテンキーK1、これによって入力された画像
ナンバに対応する画像を表示させる表示キーK2、次の
画像シーケンシャル表示させるプラスキーK3、前の画
像をシーケンシャル表示させるマイナスキーK4の他、
液晶表示装置14に画像を表示させるか否かを指定する
ための表示ONキーK5、OFFキーK6が設けられてい
る。 【0005】図3は図1A−A線断面図を示している。
この写真機の内部構造としては、被写体からの光が光路
Lに沿うように撮影レンズ2を通って45゜の角度をも
って設置された反射ミラー16で反射され、ペンタプリ
ズム17を通ってファインダ11に送られる他、シャッ
ター幕STの解放動作に連動して反射ミラー16が自動
的にはね上がって銀塩フィルム18に送られる一眼レフ
構造となっている。また、裏蓋13上にはフレキシブル
回路基板19が形成されており、この回路基板19上に
はインタコネクタ20を介して液晶表示装置14が電気
的に接続されていると共に、上記キーボード15が電気
的に接続されいる。なお、図中21は液晶表示装置14
及びキーボード15が装着されるフレームである。ま
た、ペンタプリズム17とファインダ11との光路上に
は分光プリズム22が設けられている。この分光プリズ
ム22は反射ミラー16からピントグラス22、ペンタ
プリズム17を通ってファインダ11の中心に向う光を
振り分け、図4に示す如く、ファインダ11の入射光に
対して同一平面内の直交する一方向へ分光させ、焦点レ
ンズ24を介してイメージセンサ25に送るものであ
る。ここで、ファインダ11に送られる光量が全体の8
0%であれば、イメージセンサ25には20%程度の光
量が入射される。したがって通常の写真機よりもその分
ファインダが暗くなるが、後述する自動絞り調整を施す
ことによりそれを解消するようになっている。 【0006】イメージセンサ25は固体撮像素子を構成
するもので、撮像素子として本実施例にあってはCCD
を使用し、このCCDをマトリックス状に多数配設し、
例えば全画素数が40万画素となるように構成すること
によって解像力を高めている。そして、このイメージセ
ンサ25には1画面分の被写体像が写し込まれ、この被
写体像の濃淡の分布を検出することによってそれに結像
した画像が電気信号に変換されるようになっている。な
お、イメージセンサ25から信号を取り出す場合の処理
としてCCDセンサではフレームトランスファ型、イン
ターライン型が知られているがその何れを採用するもの
であってもよい。しかして、このイメージセンサ25は
フィルム配線基板26上に形成され、そしてこのフィル
ム配線基板26上にはLSI(大規模集積回路)を構成
する半導体チップ27が搭載されており、フィルム配線
基板26を介してイメージセンサ25と半導体チップ2
7とが電気的に接続される。 【0007】図5はこの写真機のブロック回路図を示
し、ワンチップマイクロコンピュータを中核とする構成
となっている。図中31は予め記憶されているマイクロ
プログラムにしたがって各種の動作を制御する制御部
で、シャッタースイッチ6、シャッタ速度ダイヤル8、
フィルム感度ダイヤル10の操作に応じた信号が入力さ
れており、これに応じて制御信号a0、b0、c0、d0
出力する。ここで、制御信号a0は光学系制御機構32
に送られ、絞り機構を駆動させて絞りを所定量開放させ
る信号である。また制御信号b0は電子カメラ駆動信号
で、電子カメラ用制御回路33に送られる。この場合、
制御回路33は撮影レンズ2、反射ミラー16、焦点レ
ンズ24を通ってイメージセンサ25に受光された被写
体像に対応するデータを1画面分の撮像データとして順
次読み込み、撮像記録媒体としての半導体メモリ34に
書き込むと共に、表示制御部35を介して液晶表示装置
14に表示させるようになっている。半導体メモリ34
はRAM(ランダムアクセスメモリ)によって構成さ
れ、36画面分の撮像データを記憶可能なもので、制御
回路33の制御下でその書き込み、読み出し動作が実行
される。なお、制御回路33にはキーボード15上の操
作キーに対応してキー入力部36から出力されるキー入
力信号が供給され、これに応じて制御回路33は液晶表
示装置14に対する表示動作、半導体メモリ34に対す
る書き込み、読み出し動作を制御する。また、制御回路
33からは信号e0が出力され、制御部31に与えて制
御部31から上記制御信号c0、d0を順次出力させる。
この信号c0はミラー制御部37に送られ、反射ミラー
16のはね上がり動作を制御する信号である。また、信
号d0はシャッター制御部38に送られ、シャッター幕
STの開放動作を制御する信号である。 【0008】次に、上記実施例の動作を説明する。撮影
に際して撮影レンズ2を被写体に向けると、被写体像が
撮影レンズ2、反射ミラー16、ペンタプリズム17、
分光プリズム22を通ってファインダ11に結像される
ので、距離リング3で焦点、絞りリング4で絞りを合せ
込む。このようにして焦点、絞りをマニュアル操作で合
せ込んだ後、シャッタースイッチ6が押されると、その
操作信号が制御部31に送られる。これによって制御部
31は先ず最初に信号a0を出力して光学系制御機構3
2に与える。すると、光学系制御機構32が動作し、上
述のようにマニュアル操作で合せ込んだ絞り量を更に所
定量だけ自動的に開放させる。この場合、ペンタプリズ
ムからファインダ11に送られる光は、分光プリズム2
2で分光され、焦点レンズ24を通ってイメージセンサ
25に送られるので、シャッタ操作に連動して絞りが開
放される開放量は、分光プリズム22の分光量、イメー
ジセンサ25の感度によって決定され、ファインダを暗
くせず、しかもイメージセンサ25に十分光が照射され
るようにしている。このように絞りが所定量開放される
と、次に制御部31から信号b0が出力されて電子カメ
ラ用制御回路33に与えられる。この場合、分光プリズ
ム22で分光された光は焦点レンズ24を通ってイメー
ジセンサ25に送られているので、制御回路33はイメ
ージセンサ25で受光されている被写体像に対応する1
画面分の画像データを順次読み取って半導体メモリ34
に送ると共に、表示制御部35に送る。このため、イメ
ージセンサ25から読み取られた1画面分の画像データ
は、半導体メモリ34に書き込まれると共に表示制御部
35で表示駆動信号に変換されたのち、液晶表示装置1
4に表示される。このようにして1画面分の画像データ
の読み取りが終ると、制御回路33から信号e0が出力
されて制御部31に送られる。これによって光学系制御
機構32が動作して絞りがシャッターを押す前の元の状
態に戻される。そして、制御部31から信号c0が出力
され、ミラー制御部37は反射ミラー16をはね上げ、
続いて制御部31から信号d0が出力され、シャッター
制御部38はシャッター幕STを開放させる。このた
め、撮影レンズ2からの被写体像がシャッター幕STの
開放と共に銀塩フィルム18に送られて写し込まれる。 【0009】このように、撮影に際してシャッターが押
されると、被写体像がイメージセンサ25に写し込まれ
て半導体メモリ34に記録されたのち、銀塩フィルム1
8に写し込まれる。この場合、シャッターが押される毎
に上述の動作が繰り返されるので、半導体メモリ34に
は36画面分の画像データが写した順序にしたがって順
次記録されることになる。 【00010】しかして、撮影内容は液晶表示装置14
に表示されるので、いま撮った被写体が良好に撮影する
ことができたかをその表示を見れば確認することがで
き、もし撮影に失敗した場合には同一被写体を再び撮れ
ばよい。また、36画面分の撮影が終る前にあるいは終
った後に、既に撮影した内容を確認する場合には、キー
ボード15上のテンキーK1で画像ナンバー、例えば1
0枚目の画像を確認したければ画像ナンバーとして「1
0」を入力したのち、表示キーK2を操作する。これに
よって半導体メモリ34がアドレス指定され、10枚目
の画像データが読み出されて液晶表示装置14に表示さ
れる。ここで、次の11枚目の画像を確認する場合に
は、プラスキーK3を1回操作すれば、半導体メモリ3
4から11枚目の画像データが読み出されて表示され、
更に1回操作すると、12枚目の画像データが読み出さ
れて表示される。このようにプラスキーK3が操作され
る毎に次の画像を順次表示させることができる。他方、
例えば10枚目の画像が表示されている状態において、
マイナスキーK4が1回操作されると、半導体メモリ3
4からは9枚目の画像データが読み出されて表示され、
更に1回操作すると、8枚目の画像データが読み出され
て表示される。このようにマイナスキーK4が操作され
る毎に前の画像を順次表示させることができる。 【0010】 【第2実施例】次に、この発明の第2実施例を図6およ
び図7を参照して説明する。上記第1実施例においては
ペンタプリズムとファインダ間に分光プリズムを設けた
構成であるが、この第2実施例にあっては、図6に示す
如く、ペンタプリズム17とファインダ11間に可動ミ
ラー41を配設し、この可動ミラー41で反射された光
を焦点レンズ24を介してイメージセンサ25に送るよ
うになっている。この可動ミラー41はその駆動機構4
2によって駆動され、ファインダ11への入射光路Lに
対して水平な位置(図中実線位置)から45゜傾いた位
置(図中破線位置)にセットされる。 【0011】図7はこの回路構成を示し、第1実施例で
示した図5と同様の構成となっているが、この第2実施
例ではシャッター操作に応じて制御部31から出力され
る信号b1が制御回路33に入力される他、可動ミラー
41を駆動させるミラー制御部43に入力される。この
ミラー制御部43は信号b1にしたがって可動ミラー4
1を駆動させ、可動ミラー41を図中破線位置にセット
させたり、実線位置にセットさせたりしてその位置を制
御するものである。なお、制御回路33に入力される信
号b1は上記第1実施例で示した信号b0と同様の機能を
実行させるための信号である。 【0012】しかして、シャッターが操作される前にあ
っては、可動ミラー41は図6実線位置にセットされて
いる。したがって、ペンタプリズム17からの光はその
ままファインダ11に入射されている。この状態でシャ
ッターが押されると、制御部31からは最初に信号b1
が出力され、ミラー制御部43および制御回路33に入
力される。これによって、可動ミラー41はペンタプリ
ズム17とファインダ11間に入り込み、光路Lに対し
て45゜傾いた位置、即ち図中破線位置にセットされ
る。このため、シャッターが押されたと同時にペンタプ
リズム17からの光が全て反射され、その進路が90゜
変更されて焦点プリズム24を介してイメージセンサ2
5に入射される。一方、信号b1の入力によって制御回
路33はイメージセンサ25から画像データを読み取っ
て半導体メモリ34に記録させると共に液晶表示装置1
4に表示させることは上記第1実施例と同様である。 【0013】このように第2実施例にあってはシャッタ
ー操作に連動する可動ミラー41をペンタプリズム17
とファインダ11間に設けたから、ペンタプリズム17
からの光はシャッターが押される前ではファインダ11
にその全てを入射させ、シャッターが押された後ではフ
ァインダ11には送らず、可動ミラー41で反射させて
イメージセンサ25に入射させることができる。この結
果、本実施例にあっては、上記第1実施例のようにシャ
ッター操作後、絞りを所定量開放させたり、復帰させた
りする絞り制御が不要となる。その他は、第1実施例と
同様に構成されているので、第1実施例と同様の効果を
得ることができる。 【0014】 【第3実施例】次に、この発明の第3実施例を図8を参
照して説明する。この第3実施例は第2実施例の変形例
を示したもので、シャッタースイッチ51を二段式スイ
ッチで構成した点にある。即ち、シャッタースイッチ5
1は二段押し構造で、押ボタン52と、この内部に収納
されたコイルバネ53と、押ボタン52の下端部に固定
されたスイッチ接片54と、このスイッチ接片54を介
して押ボタン52に挿入され、上記コイルバネ53に当
接する操作軸55と、この操作軸55の下端部に固定さ
れたスイッチ接片56等を有する構成となっている。そ
して、スイッチ接片56はスイッチ接点57、またスイ
ッチ接片54はスイッチ接点58に接触し、対応するス
イッチS1、S2から信号a、bを出力させて制御部31
に与える。この場合、制御部31は信号aが入力される
とこれに応じて信号a1を出力し、制御回路33および
ミラー制御部43に夫々与え、また信号bが入力される
と信号bx、byを出力して対応するアンドゲート5
9、60に与える。なお、アンドゲート59、60には
制御回路33から信号e0が夫々入力されており、そし
てアンドゲート59の出力はシャッタ制御部38、アン
ドゲート60の出力はミラー制御部37に入力される動
作信号である。その他は上記第2実施例の図7と同様に
構成されている。 【0015】しかして、通常、シャッタースイッチ51
は図中破線位置にあり、上下何れのスイッチS1、S2
OFFされているこの状態において、1段押し込むと、
下段スイッチS1のみがONされて信号aが制御部31
に入力される。これによって制御部31から信号a1
出力され、可動ミラー41が破線位置にセットされると
共に、イメージセンサ25から画像データが読み取られ
て半導体メモリ34に写し込まれる。この状態で更に押
し込めば、下段スイッチS1がONされたままで上段ス
イッチS2がONされ、信号bが制御部31に入力され
る。これにより、制御部31からは信号bx、byが出
力されて対応するアンドゲート59、60を介してシャ
ッター制御部58、ミラー制御部57に入力されるの
で、反射ミラー16が上げられてシャッター幕STが開
放される。なお、この状態で指を離せば図中破線位置に
自動的に復帰するようになる。したがって、本実施例に
おいては、イメージセンサ25への写し込みと、銀塩フ
ィルム18への写し込みをスイッチ操作で時間的にずら
して行うことができるので、液晶表示装置14に表示さ
れている撮影内容を確認したのち、それをフィルム18
へ写し込むこともできる。その他は、上記第1および第
2実施例と同様の効果が得られる。 【0016】 【第4実施例】次に、この発明の第4実施例を図9〜図
12を参照して説明する。この第4実施例は赤外線ビー
ムを使ったアクティブ型オートフォーカス機能を備えた
一眼レフカメラに適用したものである。図9はその外観
斜視図で、写真機本体1の前面部にはオートフォーカス
用窓61、62が設けられ、その内部には赤外線発光ダ
イオード、赤外線センサが設けられている。また、本実
施例にあっては、写真機本体1の上面部に液晶表示装置
14、プラスキーK3、マイナスキーK4、ONキーK5
を設けた構成となっている。また、シャッタースイッチ
51は図8で示した二段構造となっている。 【0017】図10は図9A−A線断面図を示し、図中
64はTTL方式の自動露出用サブミラーで、このサブ
ミラー64で反射された測光は、CCD65に入射され
る。また、本実施例にあっては、シャッター幕STと銀
塩フィルム18との間に分光プリズム66が配設されて
いる。この分光プリズム66は実際には正方形であり、
図11に示すようにシャッターの開放動作に伴って入射
される光を銀塩フィルム18に導入する他、その一部を
それと直交する方向に分光し、反射プリズム67に導入
する。そしてこの反射プリズム67は分光プリズム66
からの光を直角に反射させて銀塩フィルム18への入射
光路とは逆の方向へ導き、焦点レンズ24を介してイメ
ージセンサ25に送るものである。なお、図中68はフ
ィルム巻取軸、69はスプロケットである。 【0018】図12はこの回路構成を示し、制御部31
はシャッタースイッチ51から信号aが入力されると、
信号a1を出力してオートフォーカス機能68に与え、
被写体からの光がオートフォーカス機能68を介して信
号a2として入力され、これに応じて信号a3、a4を出
力して対応する焦点合せ制御部69、絞り制御部70に
与える。なお、焦点合せ制御部69は光学系(撮影レン
ズ)2を制御して焦点合せを行ない、また、絞り制御部
70は絞り71を合せ込む。また、シャッタースイッチ
51からの信号bに応じて制御部31は信号b1、b2
出力してミラー制御部37、シャッター制御部38に与
える。また、制御部31からの信号b2は制御回路33
にも与えられ、イメージセンサ25から画像の読み取り
動作を実行する。なお、サブミラー64からの反射光に
応じてCCD65から出力される信号は、絞り制御部7
0に送られる。 【0019】しかして、上述のように構成された本実施
例においては、シャッタースイッチ51の一段押しで出
力される信号aが制御部31に入力されると、オートフ
ォーカス機能68が働き、焦点合せが自動的に行なわれ
る。次に、絞り制御部70がTTL用CCD65の照度
に基づき動作し、自動露出が行なわれる。この場合、本
実施例にあっては分光プリズム66によって光を銀塩フ
ィルム18の他、イメージセンサ25に分けられるの
で、その分開放を大きくする。例えば、分光プリズム6
6から銀塩フィルム18に送られる光量が全体の80%
であるとすれば、25%光量をアップさせる為に絞りを
開放させる。次に、シャッタースイッチ51の二段押し
で出力される信号bが制御部31に入力されると、反射
ミラー16が上がり、そしてシャッター幕STが開放さ
れる。このシャッター開放と同時に被写体像が銀塩フィ
ルム18およびイメージセンサ25に写し込まれる。こ
のように本実施例にあっては、銀塩フィルム18とイメ
ージセンサ25に被写体像が同時に写し込まれるので、
全く同様の画像が得られる。その他、第1実施例と同様
の効果が得られる。 【0020】 【第5実施例】次に、この発明の第5実施例を図13お
よび図14を参照して説明する。本実施例は銀塩フィル
ムカメラの光学系と電子カメラの光学系とを夫々別体に
設けた構成で、図13はその外観斜視図を示している。
図中71は銀塩フィルムカメラの光学系、72はその距
離リング、73はその絞りリングである。また、74は
電子カメラの光学系、75はその距離リング、76はそ
の絞りリングである。そして距離リング72、76は横
方向に並設され、その外周部には軸に平行な歯が形成さ
れており、それらが噛み合って距離リング72の回転が
距離リング75に伝送されるようになっている。また、
写真機本体1の上面部には銀塩フィルムカメラの光学系
71に対応する位置にファインダ11が設けられてい
る。したがって、電子カメラの光学系74はファインダ
11から横にずれた位置に設けられている。また、写真
機本体1の上面部には液晶表示装置14が設けられてお
り、この液晶表示装置14には銀塩フィルムカメラの撮
影範囲を示す破線77が印刷形成されている。なお、電
子カメラの撮影範囲は銀塩フィルムカメラの範囲を含む
範囲となる。 【0021】図14は図13B−B線断面図で、銀塩フ
ィルムカメラはTTL自動露出機能を備えた一眼レフカ
メラで、反射ミラー16、サブミラー64、シャッター
幕ST、銀塩フィルム18等を備えた通常の構成となっ
ている。一方、電子カメラは、イメージセンサ25をそ
の中心が光学系74の光軸に一致するように配設し、そ
してイメージセンサ25はフィルム配線基板26を介し
て半導体チップ27に電気的に接続されている。また、
本実施例にあっては、銀塩フィルムカメラと電子カメラ
との裏蓋78、79とが夫々別体に設けられおり、電子
カメラの裏蓋79側の写真機本体1の後部にはマビパッ
クと呼ばれる磁気ディスク80が着脱自在に設けられて
いる。この磁気ディスク80は電子カメラの記録媒体
で、これを取り外して例えばCRT画面に表示させるこ
とができるようになっている。 【0022】しかして、上述の如く構成された本実施例
によれば、銀塩フィルムカメラの距離リング72を操作
して焦点合せを行うと、これに連動して電子カメラの距
離リング75が回転し、電子カメラの焦点も自動的に合
せられる。そして、シャッタースチッチ6を押すと、被
写体像が銀塩フィルム18およびイメージセンサ25に
同時に写し込まれる。また、光学系71、74を別体に
設けたので、銀塩フィルムカメラ、電子カメラに応じた
光学系を使用することができる他、上記第1実施例と同
様の効果を有する。 【0023】なお、上記実施例では固体撮像素子のイメ
ージセンサとしてCCDを用いたが、この他にMOS型
あるいはMOSとCCDを組み合せた形のCCD等であ
ってもよい。また、電子カメラの記録媒体としては半導
体メモリ、磁気ディスクについて説明したが、不揮発性
の固体メモリとして磁気バブルメモリを使用してもよ
い。また、電子カメラとしてはカラーカメラであっても
よく、この場合にあってはたとえば3原色がモザイク状
に散りばめてあるモザイクフィルタと呼ばれるカラーフ
ィルタをイメージセンサの直前に配置すれば実現可能と
なる。 【0024】 【発明の効果】この発明は以上詳細に説明したように、
シャッタースイッチの第1のスイッチ操作によって、固
体撮像素子に写し込まれた被写体像に対応する1画面分
の画像を表示素子に表示させ、シャッタースイッチの第
2のスイッチ操作によって被写体像を感光フィルムに写
し込むようにしたから、撮影内容を確認後、撮影を行な
うことができるので、撮影の失敗を防止することがで
き、無駄な撮影、フィルム現像およびプリントを無くす
ことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明を適用した一眼レフカメラの外観斜視
図。 【図2】同裏面図。 【図3】図1A−A線断面図。 【図4】同要部断面図。 【図5】同ブロック回路図。 【図6】この発明の第2実施例の要部断面図。 【図7】同ブロック回路図。 【図8】この発明の第3実施例を示したブロック回路
図。 【図9】この発明の第4実施例を示した外観斜視図。 【図10】図9A−A線断面図。 【図11】図9B−B線断面図。 【図12】同ブロック回路図。 【図13】この発明の第5実施例を示した外観斜視図。 【図14】図13B−B線断面図。 【符号の説明】 6 シャッタースイッチ 18 銀塩フィルム 25 イメージセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中沢 英二 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシ オ計算機株式会社羽村技術センター内 (市政実施による住居表示の変更) (56)参考文献 特開 昭58−35522(JP,A) 特開 昭57−78281(JP,A) 実開 昭59−180565(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 17/48 G03B 19/06 H04N 5/225

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.シャッタースイッチと 被写体 像が写し込まれる固体撮像素子と、前記シャッタースイッチの第1のスイッチ操作によっ
    て、前記固体撮像素子に写し込まれた被写体像に対応す
    る1画面分の画像が表示される表示素子と、 前記シャッタースイッチの第2のスイッチ操作によって
    被写体像が写し込まれる感光フィルムとを具備したこと
    を特徴とする写真装置。 2.前記シャッタースイッチは、2段押しが可能なスイ
    ッチであることを特徴とする請求項1記載の写真装置。
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