JPH11305354A - 画像入力装置 - Google Patents

画像入力装置

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JPH11305354A
JPH11305354A JP10113451A JP11345198A JPH11305354A JP H11305354 A JPH11305354 A JP H11305354A JP 10113451 A JP10113451 A JP 10113451A JP 11345198 A JP11345198 A JP 11345198A JP H11305354 A JPH11305354 A JP H11305354A
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JP
Japan
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film
adapter
input device
main body
type
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JP10113451A
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Masatoshi Inoue
将利 井上
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】異なるタイプのフィルムが挿入されても操作性
が悪化せずに各タイプのフィルムの画像を読み取ること
ができる画像入力装置を提供すること。 【解決手段】画像入力装置に於いて、第1のアダプタと
して135スリーブフィルムアダプタ3bは135スリ
ーブフィルム11を挿入して支持可能とし、第2のアダ
プタは135スリーブフィルム11とは異なる第2タイ
プのフィルムを挿入して支持可能とする。画像入力装置
本体1に設けられたフィルムガイド切り換えガイド部3
1aにより、装着された135スリーブフィルアダプタ
3bに挿入されたフィルム11が給送移動する際にガイ
ドされる。そして、1つのアダプタが画像入力装置本体
1に装着されることに応じて、フィルムガイド切り換え
ガイド部31aの状態が挿入されるタイプのフィルムに
適合するように調整される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は画像入力装置に関
し、より詳細には、撮影及び現像済みの写真フィルムに
露光された画像を、CCD等の撮像素子を利用して撮像
し、電気的な画像情報を得る画像入力装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラ等の写真撮影装置、詳しく
は撮影及び現像済みフィルムに露光された画像をCCD
等の撮像素子を利用して撮像し、電気的な画像情報を得
るための画像入力装置がすでに知られている。一方、特
開平8−65469号公報には、135スリーブフィル
ム、135マウントフィルム、IX240フィルムの何
れのフィルムの画像も入力できる画像入力装置が記載さ
れている。
【0003】上記特開平8−65469号公報に記載さ
れた画像入力装置は、135マウントフィルムはそのま
まの形態で画像入力装置本体に挿入可能としている。そ
して、135スリーブフィルムの場合は、該フィルムを
一度135フィルムホルダに挟持して、この135フィ
ルムホルダを画像入力装置に挿入している。
【0004】更に、IX240フィルムを入力する場合
は、IX240フィルムカートリッジをIX240フィ
ルム用のアダプタに挿入し、該アダプタを画像入力装置
に挿入して画像を入力している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平8−65469号公報に記載の画像入力装置で
は、特に135スリーブフィルムでスリーブフィルムを
何枚も(6駒スリーブを1枚とする)画像入力する場
合、一度135フィルムホルダを開けて135フィルム
を外し、別のスリーブフィルムを挟持するといったよう
な動作をしなければならないものである。
【0006】つまり、何枚ものスリーブフィルムを扱っ
た場合には、その都度、135フィルムホルダを開け閉
めしなければならないうえ、135フィルムホルダを画
像入力装置に挿入するといった動作をするので、使い勝
手が悪いものであった。
【0007】この発明は上記課題に鑑みてなされたもの
であり、異なるタイプのフィルムが挿入されても操作性
が悪化せずに各タイプのフィルムの画像を読み取ること
ができる画像入力装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、透
過原稿フィルムを挿入し支持するアダプタと、該アダプ
タを着脱可能であって、該透過原稿フィルム上の画像を
読み取り、電気的な画像情報を得る入力装置本体とを有
する画像入力装置に於いて、第1タイプのフィルムを挿
入し支持可能な第1のアダプタと、上記第1タイプのフ
ィルムとは異なる形式の第2タイプのフィルムを挿入し
支持可能な第2のアダプタと、上記第1のアダプタと上
記第2のアダプタのうち選択した一方を、上記入力装置
本体に着脱自在にする着脱手段と、上記入力装置本体に
設けられ、装着された上記第1若しくは第2のアダプタ
に挿入されたフィルムを給送移動する際にガイドするガ
イド手段と、上記各アダプタのうちから1つのアダプタ
を上記入力装置本体に装着することに応じて、上記ガイ
ド手段の状態をそのアダプタに挿入されるタイプのフィ
ルムに適合するように調整するフィルムガイド調整手段
とを具備することを特徴とする。
【0009】またこの発明は、透過原稿フィルムを挿入
し支持するアダプタと、該アダプタを着脱可能であっ
て、該透過原稿フィルム上の画像を読み取り、電気的な
画像情報を得る入力装置本体とを有する画像入力装置に
於いて、第1タイプのフィルムを挿入し支持可能な第1
のアダプタと、上記第1タイプのフィルムとは異なる形
式の第2タイプのフィルムを挿入し支持可能な第2のア
ダプタと、上記第1のアダプタと上記第2のアダプタの
うち選択した一方を、上記入力装置本体に着脱自在にす
る着脱手段と、上記入力装置本体に設けられ、装着され
る上記第1のアダプタに挿入される第1タイプのフィル
ムに対応する第1状態と、装着される上記第2のアダプ
タに挿入される第2タイプのフィルムに対応する第2状
態とに変位可能であり、該フィルムを給送移動する際に
ガイドするガイド部材と、上記アダプタの装着の装着に
応じて、該アダプタと上記ガイド部材とが係合すること
により、上記ガイド部材を上記各アダプタに応じた状態
に変位させる変位手段とを具備することを特徴とする。
【0010】この発明は、透過原稿フィルムを挿入し支
持するアダプタと、該アダプタを着脱可能であって、該
透過原稿フィルム上の画像を読み取り、電気的な画像情
報を得る入力装置本体とを有する画像入力装置に於い
て、第1のアダプタは第1タイプのフィルムを挿入して
支持可能とし、第2のアダプタは上記第1タイプのフィ
ルムとは異なる形式の第2タイプのフィルムを挿入して
支持可能としている。そして、上記第1のアダプタと上
記第2のアダプタのうち選択された一方が、着脱手段に
よって上記入力装置本体に着脱自在にされる。また、上
記入力装置本体に設けられたガイド手段により、装着さ
れた上記第1若しくは第2のアダプタに挿入されたフィ
ルムが給送移動する際にガイドされる。そして、上記各
アダプタのうちから1つのアダプタが上記入力装置本体
に装着されることに応じて、上記ガイド手段の状態がそ
のアダプタに挿入されるタイプのフィルムに適合するよ
うにフィルムガイド調整手段によって調整される。
【0011】またこの発明は、透過原稿フィルムを挿入
し支持するアダプタと、該アダプタを着脱可能であっ
て、該透過原稿フィルム上の画像を読み取り、電気的な
画像情報を得る入力装置本体とを有する画像入力装置に
於いて、第1のアダプタは第1タイプのフィルムを挿入
して支持可能とし、第2のアダプタは上記第1タイプの
フィルムとは異なる形式の第2タイプのフィルムを挿入
して支持可能とする。そして、上記第1のアダプタと上
記第2のアダプタのうち選択された一方が、着脱手段に
よって上記入力装置本体に着脱自在にされる。上記入力
装置本体にはガイド部材が設けられ、装着される上記第
1のアダプタに挿入される第1タイプのフィルムに対応
する第1状態と、装着される上記第2のアダプタに挿入
される第2タイプのフィルムに対応する第2状態とに変
位可能で、該フィルムは給送移動される際にガイドされ
る。そして、上記アダプタの装着に応じて、該アダプタ
と上記ガイド部材とが係合することにより、上記ガイド
部材は変位手段によって上記各アダプタに応じた状態に
変位される。
【0012】上記構成の画像入力装置によれば、IX2
40フィルム、135マウントフィルム、135スリー
ブフィルムの画像の取り込みが可能となると共に、特に
複数枚の135スリーブフィルム画像を入力する場合に
操作性が向上する。また、フィルムを給送、副走査駆動
する際駆動ローラと押圧する従動ローラの小型化とな
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
一実施の形態を説明する。図2は、この発明の画像入力
装置の構成を示す外観斜視図である。図2に於いて、画
像入力装置本体1は略直方体形状をなしている。この画
像入力装置本体1の一側面には装置本体の電源スイッチ
2が設けられている。そして、この電源スイッチ2の上
方には、滑り台形状のフィルムアダプタ3が着脱自在に
装着される。
【0014】尚、ここでは単にフィルムアダプタ3とし
て示しているが、後述するように、各種フィルム等を挿
入して保持可能なIX240フィルムアダプタ、135
スリーブフィルムアダプタ、135マウントフィルムア
ダプタ等が含まれる。図2では、135スリーブフィル
ムアダプタが装着された状態を例として示している。
【0015】図3はIX240フィルム用のIX240
フィルムアダプタの外観斜視図であり、(a)はフィル
ムカートリッジ装填部側から見た外観斜視図、(b)は
フィルムアダプタの装着面方向から見た外観斜視図であ
る。
【0016】図3(a)に示されるように、IX240
フィルム4は、IX240フィルムアダプタ3aのフィ
ルムカートリッジ装填部5内に装填されるようになって
いる。尚、6はIX240フィルムアダプタ3aに設け
られたフィルムカートリッジ装填用の開閉蓋である。
【0017】図3(b)は、同図(a)に示されたIX
フィルムアダプタ3aを反対側から見た外観斜視図であ
る。このIX240フィルムアダプタ3aの、画像入力
装置本体1と相対する装着面側には、IXフィルム4を
画像入力装置本体1内に給送するためのガイド切り換え
フック7が設けられている。このガイド切り換えフック
7は、後述するフィルムガイドを切り換え、及び該フィ
ルムガイドを付勢して且つ装着するガイド切り換えフッ
クである。
【0018】上記ガイド切り換えフック7の間は、IX
240フィルム4を図1の画像入力装置本体1に給送す
るためのフィルム排出口8が設けられる。また、上記ガ
イド切り換えフック7の近傍には、画像入力装置本体1
に対して位置決めを行うためのボス9a及び9bと、画
像入力装置本体1からの電源を供給する接点を兼用して
該アダプタを補助的に支持するボス9c及び9dが設け
られている。
【0019】また、IX240フィルムアダプタ3a内
には、図示されないがIX240フィルム4を画像入力
装置本体1内に給送するためのIX240フィルム給送
モータが内蔵されている。
【0020】図4は135スリーブフィルム用の135
スリーブフィルムアダプタの外観斜視図であり、(a)
は135スリーブフィルムの挿入側から見た外観斜視
図、(b)はフィルムアダプタの装着面方向から見た外
観斜視図である。
【0021】図4(a)に示されるように、135スリ
ーブフィルム11は、135スリーブフィルムアダプタ
3bに対して、図示矢印方向に挿入することができる。
135スリーブフィルムアダプタ3bには、画像入力装
置本体1に装着した際に該135スリーブフィルムをガ
イドするガイド部12が、その挿入方向に対して側面側
に設けられている。そして、135スリーブフィルム1
1を挿入する部分には、該135スリーブフィルム11
を挿入しやすいように挿入部13としての切欠きが形成
されている。
【0022】また、図4(b)に示されるように、この
135スリーブフィルムアダプタ3bの、画像入力装置
本体1と相対する装着面側には、135スリーブフィル
ム11を画像入力装置本体1内に給送するためのガイド
切り換えフック14が設けられている。このガイド切り
換えフック14は、後述するフィルムガイドを切り換
え、及び該フィルムガイドを付勢して且つ装着するガイ
ド切り換えフックである。
【0023】上記ガイド切り換えフック14の近傍に
は、画像入力装置本体1に対して位置決めを行うための
ボス15a及び15bと、該アダプタを補助的に支持す
るボス15c及び15dが設けられている。
【0024】図5は135マウントフィルム用の135
マウントフィルムアダプタの外観斜視図であり、(a)
は135マウントフィルムの挿入側から見た外観斜視
図、(b)はフィルムアダプタの装着面方向から見た外
観斜視図である。
【0025】図5(a)に示されるように、135マウ
ントフィルム21は、135マウントフィルムアダプタ
3cに対して、図示矢印方向に挿入することができる。
135マウントフィルムアダプタ3cには、画像入力装
置本体1に装着した際に該135マウントフィルムをガ
イドするガイド部22が、その挿入方向に対して側面側
に設けられている。そして、135マウントフィルム2
1を挿入する部分には、該135マウントフィルム21
を挿入しやすいように挿入部23としての切欠きが形成
されている。
【0026】また、図5(b)に示されるように、この
135マウントフィルムアダプタ3cの、画像入力装置
本体1と相対する装着面側には、135マウントフィル
ム21を画像入力装置本体1内に給送するためのガイド
切り換えフック24が設けられている。このガイド切り
換えフック24は、後述するフィルムガイドを切り換
え、及び該フィルムガイドを付勢して且つ装着するガイ
ド切り換えフックである。
【0027】上記ガイド切り換えフック24の近傍に
は、画像入力装置本体1に対して位置決めを行うための
ボス25a及び25bと、該アダプタを補助的に支持す
るボス25c及び25dが設けられている。
【0028】図6は、上述したフィルムアダプタ3a〜
3cを脱着した状態の画像入力装置本体1の外観斜視図
である。図6に於いて、フィルムアダプタ挿入開口部3
0には、上述した各フィルムアダプタのガイド切換フッ
ク部7、14または24が挿入されて、該フック部と係
合するフィルムガイド切り換えガイド部31a及び31
bが設けられている。また、フィルムアダプタ挿入開口
部30の周囲近傍には、各フィルムアダプタのボス9a
〜9d、15a〜15d、25a〜25dを装着するた
めの嵌合部32a〜32dが形成されている。
【0029】図7はこの画像入力装置本体1の内部構成
を示したもので、上述した各フィルムアダプタが装着さ
れていない状態のフィルムガイド切換部を詳細に見た斜
視図である。
【0030】図7に於いて、各フィルムのガイド幅を切
り換え可能なフィルムガイド切り換えガイド部31a及
び31bは、基準シャフト35及びガイドシャフト36
に支持されている。上記フィルムガイド切り換えガイド
部31a及び31bの内側には、フィルムガイド幅を切
り換え可能なフィルムガイド部37a及び37bが、そ
れぞれフィルムガイド切り換えガイド部31a及び31
bの内側に配置される。そして、これらフィルムガイド
部37a及び37bも、基準シャフト35及びガイドシ
ャフト36に支持されている。
【0031】上記基準シャフト35とガイドシャフト3
6は、コの字状に形成されたシャーシ39に固定されて
支持されている。また、フィルムガイド部37a及び3
7bには、図示されないフィルムを給送したり、副走査
駆動させるフィルム駆動ローラ40a1、40a2及び
40b1、40b2(図示せず)と、が設けられてい
る。これらフィルム駆動ローラ40a1、40a2、4
0b1、40b2(図示せず)の表面は、全てゴム状の
材質で構成されている。
【0032】更に、フィルム駆動ローラ40a1及び4
0b1は、駆動シャフト41に支持されており、キー溝
部42a1及び42b1(図示せず)で圧入されてい
る。上記駆動シャフト41は、圧入等により一体に固定
されたギヤ43と共に、フィルム給送及び副走査駆動用
モータ44と同軸上に設けられている。
【0033】上記ギヤ43は鎖歯状に形成されており、
このギヤ43とシャフト45に固定されたギヤ46との
間には、歯付きベルト47が巻き付けられている。そし
て、フィルム駆動ローラ40a2及び40b2(図示せ
ず)に、キー溝部42a2及び42b2(図示せず)に
より上記シャフト45が支持されている。
【0034】フィルム駆動ローラ40a1、40a2、
40b1、40b2の上方には、上述した各種フィルム
の給送に使用される従動ローラ50a1、50a2、5
0b1、50b2(図示せず)が設けられている。
【0035】ここで、図8乃至図10を参照して、従動
ローラの構成について詳細に説明する。尚、ここでは従
動ローラ50a1についてのみ説明するが、他の従動ロ
ーラについても構成は同じであるため、従動ローラ50
a2、50b1、50b2についての構成の説明は省略
する。
【0036】図8に示されるように、従動ローラ50a
1は、フィルム駆動ローラ40a1の上方に配置され
て、軸51で支持されてフィルムガイド部37aに取り
付けられている。
【0037】従動ローラ50a1は、図9及び図10に
示されるように、軸51と6個のバネ52により支持さ
れたローラ部53により構成されている。上記軸51
は、フィルムガイド部37aに対して回動自在に支持さ
れている。また、6個のバネ52は、従動ローラ50a
1及び軸51に固定されて支持されている。
【0038】そして、駆動シャフト41の回転に従って
フィルム駆動ローラ40a1が所定方向に回転駆動する
と、フィルム駆動ローラ40a1の表面に接触している
従動ローラ50a1が該フィルム駆動ローラ40a1の
回転方向とは逆方向に回転するようになっている。
【0039】このような構成の従動ローラ50a1によ
り、厚さの異なる各タイプのフィルムが挿入された場
合、そのフイルムの厚さに応じて、フィルム駆動ローラ
40a1に対して従動ローラ50a1はローラ部53を
軸51に対して偏らせながら従動回転するので、フィル
ムの挿入が容易に可能となる。
【0040】図7に戻り、フィルム給送及び副走査駆動
モータ44の駆動力は駆動シャフト41に伝達されると
共に、ギヤ43、歯付きベルト47、ギヤ46を介して
シャフト45に伝達される。これにより、フィルム駆動
ローラ40a1、40b1と共にフィルム駆動ローラ4
0a2及び40b2(図示せず)が所定方向に回転駆動
される。一方、従動ローラ50a1、50a2、50b
1、50b2(図示せず)は、それぞれフィルム駆動ロ
ーラ40a1、40a2、40b1、40b2(図示せ
ず)に押圧された状態である。
【0041】尚、ここでは、2組のフィルム駆動ローラ
と従動ローラで説明したが、本実施の形態で説明してい
るように、撮像素子をラインセンサで考えた場合、2組
のフィルム駆動ローラ及び従動ローラでないと構成でき
ない。また、撮像素子がエリアセンサの場合は1組の駆
動従動ローラで構成することもできるが、ここでは説明
を省略する。
【0042】また、基準シャフト35にはバネ55a及
び55bが、そしてガイドシャフト36にはバネ56a
及び56bが、それぞれ巻回されている。これらのバネ
55a、55b、56a、56bは、フィルムガイド切
り換えガイド部31a及び31bを内側に付勢するよう
に力が作用する。
【0043】更に、図7には示されないが、図14に示
されるように、基準シャフト35及びガイドシャフト3
6には、バネ55a1、55b1及びバネ56a1、5
6b1が巻回されている。これらのバネ55a1、55
b1及びバネ56a1、56b1の端部は、それぞれフ
ィルムガイド切り換えガイド部31a及び31bとフィ
ルムガイド部37a及び37bに取り付けられている。
すなわち、バネ55a1及び56a1によってフィルム
ガイド切り換えガイド部31aとフィルムガイド部37
a、バネ55b1及び56b1によってフィルムガイド
切り換えガイド部31bとフィルムガイド部37bと
が、互いに引き合う方向に付勢力が作用される。
【0044】また、シャーシ39の内側には、後述する
バネ接点58a及び58bが設けられている。図1は、
この画像入力装置本体1に135スリーブフィルムアダ
プタ3aが装着された状態を示す側断面図である。
【0045】図1に於いて、フィルム駆動ローラ40a
1及び従動ローラ50a1よりもアダプタ3b側寄り
に、フィルムの位置検出を行う発光素子60と受光素子
61が、図示の如く装置本体に挿入されるフィルムと直
交するように配置されている。そして、フィルムガイド
切り換えガイド部31aの略中間には、光源である蛍光
灯62と撮像レンズ63及び撮像素子(ラインCCD)
64が配置されている。これら蛍光灯62、撮像レンズ
63及び撮像素子64の中心線は、図示されるように、
原稿である135スリーブフィルムと直交するように構
成されている。
【0046】つまり、蛍光灯62により照射された光が
135スリーブフィルム11を透過し、その透過光が撮
像レンズ63を通して撮像素子(ラインCCD)64に
結像される。
【0047】フィルム経路66及び67は、図示される
ように逆“く”の字形状に構成されている。そして、該
フィルム経路66、67の切り換え部分には、IX24
0フィルム及び135スリーブフィルムのフィルム経路
を変更する切り換え爪68がフィルム経路内へ挿入/退
避可能に設けられている。この切り換え爪68に切り換
え状態によって、135スリーブフィルム11の場合は
経路66から経路67に送られ、一方、IX240フィ
ルムの場合は専用のスプール室69に、IX240巻き
取りモータ70によって巻き取られる。
【0048】また、図1には示されないが、各フィルム
タイプのフィルム面の焦点を合わせるために、撮像レン
ズ63及び撮像素子64を駆動させる機構も構成されて
いる。
【0049】図11乃至図13は、図2に示される画像
入力装置本体及びフィルムアダプタ3を、フィルム面で
切った断面図である。図11は、IX240フィルムア
ダプタ3aが画像入力装置本体1に装着された状態を示
した図である。
【0050】図11に於いて、5aは、IX240フィ
ルムの給送経路部である。また、フィルムガイド切り換
えガイド部31aの外側面には、上述したバネ接点58
a及び58bと接触してスイッチを構成する金属接点7
1が、図示の如く設けられている。この金属接点71
が、バネ接点58a及び58bと接触してフィルムのタ
イプ情報を、後述するRISCマイコンに送る接点であ
る。
【0051】図11に示されるように、IX240フィ
ルムアダプタ3aが画像入力装置本体1に装着される
と、金属接点71には上記バネ接点58a及び58bの
何れも接触していない。言い換えれば、金属接点71が
バネ接点58a及び58bの何れも接触していない状態
が、IX240フィルムアダプタ3aが画像入力装置本
体1に装着されたことを表す。
【0052】図12は、図11と同様にフィルム面で切
った断面図であるが、ここでは、135スリーブフィル
ムアダプタ3bが画像入力装置本体1に装着された状態
を示している。
【0053】この場合、135スリーブフィルムアダプ
タ3bが画像入力装置本体1に装着されると、金属接点
71には上記バネ接点58bのみが接触している。言い
換えれば、金属接点71がバネ接点58bのみと接触し
ている状態が、135スリーブフィルムアダプタ3bが
画像入力装置本体1に装着されたことを表す。
【0054】更に、図13は、図11と同様にフィルム
面で切った断面図であるが、ここでは、135マウント
フィルムアダプタ3cが画像入力装置本体1に装着され
た状態を示している。
【0055】この場合、135マウントフィルムアダプ
タ3cが画像入力装置本体1に装着されると、金属接点
71には上記バネ接点58a及び58bの何れも接触し
ている。言い換えれば、金属接点71がバネ接点58a
及び58bの両者と接触している状態が、135マウン
トフィルムアダプタ3cが画像入力装置本体1に装着さ
れたことを表す。
【0056】次に、各フィルムタイプのアダプタ3a〜
3cが画像入力装置本体1に装着された場合のフィルム
ガイド切り換えガイド部31a及び31bと、フィルム
ガイド部37a及び37bの動作の詳細について、図1
4を参照して説明する。
【0057】図14(a)は、IX240フィルムアダ
プタ3aが画像入力装置本体1に装着された状態のフィ
ルムガイド切り換えガイド部31a及び31bとフィル
ムガイド部37a及び37bを示した図である。
【0058】IX240フィルムアダプタ3aの位置決
めボス9a、9bが、画像入力装置本体1のも嵌合部3
2a、32bに嵌合される。そして、IX240フィル
ムアダプタ3aが装着された場合、フィルムガイド押圧
用のガイド切り換えフック7は、フィルムガイド切り換
えガイド部31a、31b部を押圧せず、接触しない状
態となる。
【0059】この場合、フィルムガイド切り換えガイド
部31a及び31bは、バネ55a、55b、56a、
56bによって、内側に付勢される。同時に、フィルム
ガイド部37a及び37bも内側に付勢される。
【0060】フィルムガイド部37a及び37bの下部
には、所定のフィルムガイド幅を決定するためのフック
75a及び75が形成されている。これらフック75a
及び75bが、図14(a)に於いて、シャーシ39に
形成された孔76aの右端及び孔76bの左端に当接さ
れる。そして、この当接された位置で、フィルムガイド
部37a及び37bの位置が決定される。
【0061】フィルムガイド切り換えガイド部31aと
フィルムガイド部37aの隙間77a及びフィルムガイ
ド切り換えガイド部31bとフィルムガイド部37bの
隙間77bは、フィルム4aのカーリングをとるために
必要十分なフィルムトンネル量を確保している。
【0062】次に、135スリーブフィルムアダプタ3
bが画像入力装置本体1に装着された場合について、図
14(b)を参照して説明する。図14(b)は、13
5スリーブフィルムアダプタ3bが画像入力装置本体1
に装着された状態のフィルムガイド切り換えガイド部3
1a及び31bとフィルムガイド部37a及び37bを
示した図である。
【0063】135スリーブフィルムアダプタ3bが画
像入力装置本体1に装着される場合、フィルムガイド押
圧用のガイド切り換えフック14によって、フィルムガ
イド切り換えガイド部31a及び31bが外側に開かれ
る方向に押圧され、ガイド切り換えフック14の凸部が
フィルムガイド切り換えガイド部31a及び31bに形
成された凸部に嵌合される。それと同時に、フィルムガ
イド切り換えガイド部31a及び31bは外側に押圧さ
れて移動する。
【0064】加えて、フィルムガイド切り換えガイド部
31aフィルムガイド部37a、及びフィルムガイド切
り換えガイド部31bとフィルムガイド部37bは、バ
ネ55a1、56a1及びバネ55b1、56b1によ
って互いに引き合うため、フィルムガイド部37a及び
37bも、所定位置まで移動する。
【0065】ここで、図12に示されるように、電気接
点71とバネ接点58bとが接触するため、接触された
と同時に信号が画像入力装置本体1内の図示されないR
ISCマイコンに、フィルムタイプがスリーブであると
いう信号が送られる。
【0066】更に、上述したIX240フィルムの場合
と同様に、フィルムガイド切り換えガイド部31aとフ
ィルムガイド部37aの隙間77aと、フィルムガイド
切り換えガイド部31bとフィルムガイド部37bの隙
間77bは、フィルム11のカーリングをとるために必
要十分なフィルムトンネル量を確保している。
【0067】次に、135マウントフィルムアダプタ3
cが画像入力装置本体1に装着された場合について、図
14(c)を参照して説明する。135マウントフィル
ムアダプタ3cが画像入力装置本体1に装着されると同
時に、135マウントフィルムアダプタ3cのフィルム
ガイド押圧用のガイド切り換えフック24によって、フ
ィルムガイド切り換えガイド部31a及び31bが外側
に開かれる方向に押圧される。すると、ガイド切り換え
フック24に形成された凸部がフィルム該と切り換えガ
イド部31a及び31bに形成された凹部に嵌合され
る。それと同時に、フィルム該と切り換えガイド部31
a及び31bが外側に押圧されて移動される。
【0068】ここで、フィルムガイド部37a及び37
bの下部に形成されたフック75a及び75bが、シャ
ーシ39に形成された孔76aの左端及び孔76bの右
端に当接される。そして、この当接された所定の位置以
上には、上記フイルムガイド部37a及び37bは移動
されない。また、バネ55a1、56a1及びバネ55
b1及び56b1は引き伸ばされた状態となる。
【0069】ここで、図13に示されるように、電気接
点71と接点バネ58a、58bは図示されるように接
触し、それと同時に信号が画像入力装置本体内1のRI
SCマイコンに信号が送られ、フィルムタイプがマウン
トであるという信号が送られる。
【0070】更に、画像入力装置本体1内に電気接点7
1と接点バネ58a、58bが設けられた理由は、ゴミ
や汚れ、サビから接点を守るためである。外部に接点が
あっても構成可能だが、ゴミやサビには弱い。また、フ
ィルムガイドが切り換わらなければ各フィルムタイプの
フィルムを挿入できないので、間違ったフィルムを挿入
することもなく、フィルムが傷付けられることもない。
【0071】この状態で、マウントフィルム21が層入
部23より挿入されると、フィルム該と切り換えガイド
部31a及び31bのエッジ部78a及び78bでマウ
ントのガイド位置が決定されるようになっている。
【0072】図15は、上述した画像入力装置に於ける
制御系の基本構成を示すブロック図である。図15に於
いて、この画像入力装置は、その制御中枢としてRIS
Cマイコン(マイクロコンピュータ)81を有してお
り、画像信号の制御、各機構の動作制御が行われる。
【0073】画像入力装置本体1は、RISCマイコン
81の他に、フィルム画像を撮像する撮像素子(ライン
CCD)64を駆動するラインCCD駆動回路82と、
該撮像素子(ラインCCD)64での光電変換により得
られるアナロク画像信号をデジタル画像信号に変換する
画像処理回路83と、デジタル画像信号を一括格納する
画像メモリ84と、デジタル画像信号をパーソナルコン
ピュータ(PC)93へ送信する際に適した転送レート
に置き換えるインターフェース回路85と、撮像素子6
4とフィルム面の焦点を合わせるために、撮像レンズ6
3及び撮像素子64をAF駆動させるためのAF駆動回
路86と、135スリーブフィルムアダプタ3bを画像
入力装置本体1に装着することによって、フィルムタイ
プを検出する135スリーブ検出スイッチ(SW)87
と、135マウントフィルムアダプタ3cを画像入力装
置本体1に装着することによって、フィルムタイプを検
出する135マウントフィルム検出スイッチ(SW)8
8と、IX240フィルムの場合にIX240フィルム
アダプタ3aからフィルムを給送するIX240フィル
ム給送モータ89と、フィルム経路を切り換えるフィル
ム経路切換爪駆動モータ90と、IX240フィルムを
スプール室69に巻き取るために駆動されるIX240
フィルム巻き取りモータ70と、フィルムを給送及び副
走査駆動するフィルム駆動用モータ91と、蛍光灯62
の照射を行う蛍光駆動回路92とを備えている。
【0074】尚、IX240フィルム検出用のスイッチ
が設けられていないのは、IX240フィルムアダプタ
3aが画像入力装置本体1に装着された場合は、上述し
たように、電気接点71とバネ接点58a、58bとの
接点スイッチはオフになる。したがって、135スリー
ブ検出SW87及び135マウントフィルム検出SW8
8が何れもオフの時が、IX240フィルムと判断する
からである。
【0075】また、画像入力装置本体1側の動作に関す
る司令は、基本的には全てパーソナルコンピュータ93
側から発せられる所定コマンド信号で行われるシステム
構成になっている。
【0076】次に、このように構成された画像入力装置
本体1の動作について、図16に示されるフローチャー
トを参照して説明する。先ず、ステップS1に於いて、
画像入力装置本体1の電源スイッチ2の状態が検出され
る。ここで、電源スイッチ2がオンであれば、続くステ
ップS2に於いて、画像入力装置本体1に装着されるア
ダプタが135スリーブフィルムアダプタ3bであるか
否かが検出される。ここで、135スリーブフィルムア
ダプタ3bの場合はステップS3へ移行し、そうでない
場合はステップS12に移行して135マウントフィル
ムアダプタ3cであるか否かが検出される。
【0077】尚、上記ステップS2及びS12に於ける
フィルムタイプの検出は、電気接点71と、バネ接点5
8a、58bの接触状態により行われる。上記ステップ
2にて、電気接点71と接点バネ58bとが接触された
場合、フィルムタイプが135スリーブフィルムである
と判断される。また、上記ステップS12にて、電気接
点71と接点バネ58a及び58bが接触されていた場
合は、フィルムタイプが135マウントフィルムである
と判断される。更に、上記ステップS2及びS12に
て、電気接点71が何れのバネ接点58a、58bとも
接触しない場合は、IX240フィルムであると判断さ
れて、後述するステップS19に移行する。
【0078】上記ステップS2で135スリーブフィル
ムアダプタ3bが装着されたと判断されると、次にステ
ップS3にてフィルム経路切り換え爪駆動モータ90に
より、切り換え爪68が駆動される。これにより、フィ
ルム経路が経路67へ切り換えられる。
【0079】そして、ステップS4に於いて、フィルム
が挿入されているか否かが検出される。このフィルム検
出は、発光素子60と受光素子61で構成される位置検
出センサが用いられる。次いで、ステップS5にて、フ
ィルム給送及び副走査駆動モータ44が駆動される。こ
のフィルム給送及び副走査駆動モータ44が駆動される
と、ギヤ43、歯付きベルト44、ギヤ46を介して、
フィルム駆動ローラ40a1、40b1、40a2、4
0b2が駆動されて、フィルムが給送される。
【0080】ステップ6では、給送された135スリー
ブフィルム11がスキャンされるべく所定の位置に存在
しているかどうかが判断される。この判断は、撮像素子
64等によりフィルムのスキャン所定位置が検出され
る。
【0081】そして、上記フィルムの所定位置が検出さ
れたならば、ステップS7にて、フィルム給送を停止さ
せるために、フィルム給送及び副走査駆動モータ44が
停止される。次いで、ステップS8では、所定の駒のス
キャン処理が行われて、画像が入力される。
【0082】このステップS8のスキャン処理では、操
作者のパーソナルコンピュータ93からの命令に基づい
て、RISCマイコン81から蛍光灯62を点灯させる
命令が蛍光灯駆動回路92に送られて蛍光灯62が点灯
される。次に、AF駆動回路86にAF命令が送られ、
AF処理が行われる。そして、1ライン分の画像を入力
するためにCCD駆動回路82に撮像命令が送られ、ラ
インCCD64よりアナログ画像信号が得られる。
【0083】そして、画像処理回路83によってアナロ
ク画像信号がデジタル画像信号に変換され、画像メモリ
84に1ライン分のデータが一時格納される。それと同
時に、2ライン目の画像を取り込むために、フィルム給
送及び副走査駆動モータ44に1ライン分の駆動命令が
送られ、フィルムの位置が1ライン分駆動される。それ
によって、同じく、2ライン目の画像が入力される。
【0084】このように、所定のライン分の画像を入力
が終わると、画像メモリ84内の画像データがインター
フェース回路85にて、パーソナルコンピュータ93に
適した通信に置き換えられて、パーソナルコンピュータ
93側に送信される。
【0085】そして、ステップS9に於いて、次駒スキ
ャンの有無が確認される。ここで、スキャンする場合は
上記ステップ5へ移行して、フィルムが給送される。次
いで、ステップS6でフィルムがスキャン所定位置まで
送られて、ステップS7でフィルム給送及び副走査駆動
モータ44が停止されて、スキャンが開始される。
【0086】一方、上記ステップS9で次駒スキャンが
ない場合はステップS10に移行して、スキャン終了か
否かが判断される。スキャン終了の場合は、ステップS
11に移行して、フィルム給送及び副走査駆動モータ4
4が逆回転されて、フィルムが挿入口へ排出される。
【0087】上記ステップS12にて、135マウント
フィルムアダプタ3cが検出された場合は、ステップS
13にて、上記ステップS4と同様に、135マウント
フィルム有りか否かについて検出される。ここで、検出
されると、ステップS14〜S17にて、上述したステ
ップS5〜S8と同様の動作が行われる。
【0088】そして、ステップS18では、スキャンを
終了するかどうかの判断が行われる。ここで、スキャン
終了と判断された場合はステップS11へ移行する。更
に、上記ステップS12で135マウントフィルムアダ
プタ3cが検出されない場合は、ステップ19に移行し
て、フィルムタイプがIX240フィルムと検出され
る。つまり、電気接点71はバネ接点58a及び58b
と接触せず、RISCマイコン81ではフィルムタイプ
はIX240フィルムであると判断される。
【0089】ステップS20では、フィルム経路切り換
え爪68がIX240フィルム用に切り換えられる。こ
こで、フィルム経路切り換え爪68は、フィルム経路切
り換え爪駆動モータ90で駆動されて、IX240フィ
ルム用の経路、すなわちスプール室69側に切り換えら
れる。
【0090】続くステップS21では、IX240フィ
ルムカートリッジ5がIX240フィルムアダプタ3a
内に装填されているか否かが検出される。ここで、IX
240フィルムカートリッジ5が検出された場合は、ス
テップS22に移行して、IX240フィルム給送モー
タ89が正回転されてフィルムが画像入力装置本体1内
に挿入開始される。また、同時にフィルム給送及び副走
査駆動モータ44、IX240巻き取りモータ70も駆
動される。
【0091】ここで、IX240フィルムが詰まらない
ように、IX240フィルム給送によって送り出される
フィルム速度とフィルム給送及び副走査駆動ローラとが
シンクロされて駆動されるように、IX240フィルム
給送モータ89とフィルム給送及び副走査駆動モータ4
4との回転速度はRISCマイクロコンピュータ81に
よって制御される。
【0092】尚、IX240フィルムが画像入力装置本
体1内に給送されるまでの動作の説明は省略する。次い
で、ステップS23にてフィルムが挿入されているか否
かが検出され、続いてステップS24にて、フィルム給
送及び副走査駆動モータ44が駆動される。そして、ス
テップS25に於いて、給送されたIX240フィルム
がスキャンされるべく所定の位置にいるか否かが判断さ
れる。この判断は、撮像素子(ラインCCD)64等で
フィルムのスキャン所定位置が検出される。
【0093】ステップ26では、IX240フィルム給
送モータ89と、フィルム給送及び副走査駆動モータ4
4が停止される。この後、ステップS27で上述したス
テップ8及びS17と同様なスキャン処理動作が行われ
る。
【0094】次いで、ステップS28に於いて、上述し
たステップS9と同様に、次駒スキャンの有無が判断さ
れる。ここで、次駒スキャン有りの場合は上記ステップ
S22に移行し、そうでない場合はステップS29に移
行する。
【0095】ステップS29では、上記ステップS10
と同様に、スキャン終了か否かが判断される。ここで、
スキャンが終了と判断された場合は、ステップS30に
移行して、IX240フィルム給送モータ89とフィル
ム給送及び副走査駆動モータ44が逆回転され、IX2
40フィルムがフィルムカートリッジ5内に巻き取られ
る。
【0096】上述した実施の形態によれば、IX240
フィルム、135マウントフィルム、135スリーブフ
ィルムの画像を取り込むことが可能になると共に、特に
135スリーブフィルムで複数枚の画像を取り込む場
合、操作性の良い画像入力装置を提供することができ
る。
【0097】また、フィルムを給送及び副走査するフィ
ルム駆動ローラに押圧する従動ローラの軸をバネで支持
することにより、従動ローラを小型化することができ
る。更に、画像入力装置本体にフィルムアダプタ装着す
ると切り換える接点スイッチによって、各フィルムタイ
プのアダプタを装着すれば、画像入力時にすでに各フィ
ルムタイプのフィルムアスペクト比に変更されるので使
い勝手が向上する。
【0098】尚、この発明の上記実施態様によれば、以
下の如く構成を得ることができる。 (1) 写真フィルムを挿入し支持するアダプタと、該
アダプタを着脱可能であって、該写真フィルム上の画像
を読み取り、電気的な画像情報を得る入力装置本体とを
有する画像入力装置に於いて、写真フィルムを照明する
照明手段と、上記写真フィルムの画像を結像させる撮像
光学系とこの画像を撮像して電気信号に変換する撮像素
子とを含む撮像手段と、第1タイプのフィルムを挿入し
支持可能な第1のアダプタと、第2タイプのフィルムを
挿入し支持可能な第2のアダプタと、第3タイプのフィ
ルムを挿入し保持可能な第3のアダプタと、挿入された
フィルムを給送移動可能にガイドするガイド手段と、上
記各アダアタのうちから1つのアダプタを装着すること
に応じて、上記ガイド手段のフィルムガイド幅を変更し
て調整するフィルムガイド幅調整機構と、を具備するこ
とを特徴とする画像入力装置。
【0099】(2) 上記(1)に記載の画像入力装置
に於いて、上記第1タイプのフィルムはスリーブフィル
ムであり、上記第2タイプのフィルムはマウントフィル
ムであり、上記第3タイプのフィルムはカートリッジに
収納されたフィルムであることを特徴とする画像入力装
置。
【0100】(3) 上記(1)若しくは(2)に記載
の画像入力装置に於いて、上記フィルムを給送駆動及び
走査移動駆動する1組以上の駆動及び従動ローラを備え
ることを特徴とする画像入力装置。
【0101】(4) 上記(1)若しくは(2)に記載
の画像入力装置に於いて、上記フィルムガイド幅調整機
構は、上記アダプタと当接することにより該アダプタの
種類に応じた第1の移動変位を行う第1変位ガイド部材
と、上記第1変位ガイド部材とは別に移動変位可能な第
2変位ガイド部材とを有していることを特徴とする画像
入力装置。
【0102】(5) 上記(1)若しくは(2)に記載
の画像入力装置に於いて、少なくとも上記第1のアダプ
タ及び上記第2のアダプタは、そのフィルム挿入口の方
向が上記画像入力装置の本体に対して下方向斜面となっ
ていることを特徴とする画像入力装置。
【0103】(6) 上記(3)に記載の画像入力装置
に於いて、上記従動ローラはローラ部とこのローラ部を
支持する軸部とを具備し、該ローラ部は該軸部とバネ部
材で連結されていて、これにより該軸部に対して該ロー
ラ部を軸に垂直方向に変位自在に支持していることを特
徴とする画像入力装置。
【0104】(7) 上記(1)若しくは(2)に記載
の画像入力装置に於いて、上記第1のアダプタ、上記第
2のアダプタ及び上記第3のアダプタをそれぞれ判別す
る判別信号を出力する判別手段と、上記判別手段からの
判別信号によって、各フィルムタイプの画像のアスペク
ト比に応じた範囲のフィルム上の画像を読み取り入力す
るように、自動設定する画像読取範囲変更手段と、を更
に具備することを特徴とする画像入力装置。
【0105】(8) 透過原稿フィルムを挿入し支持す
るアダプタと、該アダプタを着脱可能であって、該透過
原稿フィルム上の画像を読み取り、電気的な両像情報を
得る入力装置本体とを有する画像入力装置に於いて、第
1タイプのフィルムを挿入し支持可能な第1のアダプタ
と、上記第1タイプのフィルムとは異なる形式の第2タ
イプのフィルムを挿入し支持可能な第2のアダプタと、
上記第1のアダプタと上記第2のアダプタのうち選択し
た一方を、上記入力装置本体に着脱自在にする着脱手段
と、上記入力装置本体に設けられ、上記透過原稿フィル
ムを照明する照明手段と、上記入力装置本体に設けら
れ、上記透過原稿フィルム上の画像を結像させる撮像光
学系と該画像を撮像して電気信号に変換する撮像素子と
を含む撮像手段と、上記入力装置本体に設けられ、装着
された上記第1若しくは第2のアダプタに挿入されたフ
ィルムを給送移動する際にガイドするガイド手段と、上
記各アダプタのうちから1つのアダプタを上記入力装置
本体に装着することに応じて、上記ガイド手段の状態を
そのアダプタに挿入されるタイプのフィルムに適合する
ように調整するフィルムガイド調整手段と、を具備する
ことを特徴とする画像入力装置。
【0106】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、異なる
タイプのフィルムが挿入されても操作性が悪化せずに各
タイプのフィルムの画像を読み取ることができる画像入
力装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の画像入力装置本体に135スリーブ
フィルムアダプタが装着された状態を示す側断面図であ
る。
【図2】この発明の画像入力装置の構成を示す外観斜視
図である。
【図3】IX240フィルム用のIX240フィルムア
ダプタの外観斜視図であり、(a)はフィルムカートリ
ッジ装填部側から見た外観斜視図、(b)はフィルムア
ダプタの装着面方向から見た外観斜視図である。
【図4】135スリーブフィルム用の135スリーブフ
ィルムアダプタの外観斜視図であり、(a)は135ス
リーブフィルムの挿入側から見た外観斜視図、(b)は
フィルムアダプタの装着面方向から見た外観斜視図であ
る。
【図5】135マウントフィルム用の135マウントフ
ィルムアダプタの外観斜視図であり、(a)は135マ
ウントフィルムの挿入側から見た外観斜視図、(b)は
フィルムアダプタの装着面方向から見た外観斜視図であ
る。
【図6】フィルムアダプタを脱着した状態の画像入力装
置本体の外観斜視図である。
【図7】画像入力装置本体の内部構成を示したもので、
フィルムアダプタが装着されていない状態のフィルムガ
イド切換部を詳細に見た斜視図である。
【図8】従動ローラの構成について説明する外観斜視図
である。
【図9】従動ローラの内部構成を示す断面図である。
【図10】従動ローラの内部構成を示す側断面図であ
る。
【図11】図2に示される画像入力装置本体及びフィル
ムアダプタ3を、フィルム面で切った断面図であり、I
X240フィルムアダプタ3aが画像入力装置本体1に
装着された状態を示した図である。
【図12】図2に示される画像入力装置本体及びフィル
ムアダプタ3を、フィルム面で切った断面図であり、1
35スリーブフィルムアダプタ3bが画像入力装置本体
1に装着された状態を示した図である。
【図13】図2に示される画像入力装置本体及びフィル
ムアダプタ3を、フィルム面で切った断面図であり、1
35マウントフィルムアダプタ3cが画像入力装置本体
1に装着された状態を示した図である。
【図14】(a)はIX240フィルムアダプタ3aが
画像入力装置本体1に装着された状態のフィルムガイド
切り換えガイド部31a及び31bとフィルムガイド部
37a及び37bを示した図、(b)は135スリーブ
フィルムアダプタ3bが画像入力装置本体1に装着され
た状態のフィルムガイド切り換えガイド部31a及び3
1bとフィルムガイド部37a及び37bを示した図、
(c)は135マウントフィルムアダプタ3cが画像入
力装置本体1に装着された状態のフィルムガイド切り換
えガイド部31a及び31bとフィルムガイド部37a
及び37bを示した図である。
【図15】画像入力装置に於ける制御系の基本構成を示
すブロック図である。
【図16】画像入力装置本体1の動作について説明する
フローチャートである。
【符号の説明】
1 画像入力装置本体、 2 電源スイッチ、 3 フィルムアダプタ、 3a IX240フィルムアダプタ、 3b 135スリーブフィルムアダプタ、 3c 135マウントフィルムアダプタ、 5 フィルムカートリッジ装填部、 7、14、24 ガイド切り換えフック、 9a〜9d、15a〜15d、25a〜25d ボス、 11 135スリーブフィルム、 12、22 ガイド部、 21 135マウントフィルム、 30 フィルムアダプタ挿入開口部、 32a〜32d 嵌合部、 31a、31b フィルムガイド切り換えガイド部、 35 基準シャフト、 36 ガイドシャフト、 37a、37b フィルムガイド部、 39 シャーシ、 40a1、40a2、40b1、40b2 フィルム駆
動ローラ、 41 駆動シャフト、 43、46 ギヤ、 44 フィルム給送及び副走査駆動用モータ、 45 シャフト、 47 歯付きベルト、 50a1、50a2、50b1、50b2 従動ロー
ラ、 51 軸、 52、55a、55b、55a1、55b1、56a、
56b、56a1、56b1 バネ、 53 ローラ部、 58a、58b バネ接点、 60 発光素子、 61 受光素子、 62 蛍光灯、 63 撮像レンズ、 64 撮像素子(ラインCCD)、 66、67 フィルム経路、 68 切り換え爪、 69 スプール室、 70 IX240巻き取りモータ、 71 金属接点、 75a、75b フック、 76a、76b 孔、 77a、77b 隙間、 81 RISCマイコン(マイクロコンピュータ)、 82 ラインCCD駆動回路、 83 画像処理回路、 84 画像メモリ、 85 インターフェース回路、 86 AF駆動回路、 87 135スリーブ検出スイッチ(SW)、 88 135マウントフィルム検出スイッチ(SW)、 89 IX240フィルム給送モータ、 90 フィルム経路切換爪駆動モータ、 91 フィルム駆動用モータ、 92 蛍光駆動回路、 93 パーソナルコンピュータ(PC)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透過原稿フィルムを挿入し支持するアダ
    プタと、該アダプタを着脱可能であって、該透過原稿フ
    ィルム上の画像を読み取り、電気的な画像情報を得る入
    力装置本体とを有する画像入力装置に於いて、 第1タイプのフィルムを挿入し支持可能な第1のアダプ
    タと、 上記第1タイプのフィルムとは異なる形式の第2タイプ
    のフィルムを挿入し支持可能な第2のアダプタと、 上記第1のアダプタと上記第2のアダプタのうち選択し
    た一方を、上記入力装置本体に着脱自在にする着脱手段
    と、 上記入力装置本体に設けられ、装着された上記第1若し
    くは第2のアダプタに挿入されたフィルムを給送移動す
    る際にガイドするガイド手段と、 上記各アダプタのうちから1つのアダプタを上記入力装
    置本体に装着することに応じて、上記ガイド手段の状態
    をそのアダプタに挿入されるタイプのフィルムに適合す
    るように調整するフィルムガイド調整手段と、 を具備することを特徴とする画像入力装置。
  2. 【請求項2】 上記第1タイプのフィルムと第2タイプ
    のフィルムとはフィルムの幅が異なり、 上記フィルムガイド調整手段は、上記アダプタの上記入
    力装置への装着に連動されることにより該アダプタの種
    類に応じた第1の移動変位を行う第1変位ガイド部材
    と、上記第1変位ガイド部材とは別に移動変位可能な第
    2変位ガイド部材とで構成されていて、該両ガイド部材
    により上記フィルムの幅部と当接して幅方向をガイドす
    ると共にフィルム面位置を規制することを特徴とする請
    求項1に記載の画像入力装置。
  3. 【請求項3】 透過原稿フィルムを挿入し支持するアダ
    プタと、該アダプタを着脱可能であって、該透過原稿フ
    ィルム上の画像を読み取り、電気的な画像情報を得る入
    力装置本体とを有する画像入力装置に於いて、 第1タイプのフィルムを挿入し支持可能な第1のアダプ
    タと、 上記第1タイプのフィルムとは異なる形式の第2タイプ
    のフィルムを挿入し支持可能な第2のアダプタと、 上記第1のアダプタと上記第2のアダプタのうち選択し
    た一方を、上記入力装置本体に着脱自在にする着脱手段
    と、 上記入力装置本体に設けられ、装着される上記第1のア
    ダプタに挿入される第1タイプのフィルムに対応する第
    1状態と、装着される上記第2のアダプタに挿入される
    第2タイプのフィルムに対応する第2状態とに変位可能
    であり、該フィルムを給送移動する際にガイドするガイ
    ド部材と、 上記アダプタの装着の装着に応じて、該アダプタと上記
    ガイド部材とが係合することにより、上記ガイド部材を
    上記各アダプタに応じた状態に変位させる変位手段と、 を具備することを特徴とする画像入力装置。
JP10113451A 1998-04-23 1998-04-23 画像入力装置 Withdrawn JPH11305354A (ja)

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